美琴「あの……当麻くん、って呼んでもいいですか……?」(239)


上条「今朝もお待ちかねの上条さんブレイクファストですよ」

イン「今日はあんまり食べたくないかも……」

上条「おいおい、どっか具合でも悪いのか?」

イン「そういうわけじゃないんだけど……」モグモグ

上条「?」

イン「もういらないんだよ……残りはとうまに食べてほしいんだよ……」

上条「おい、マジで大丈夫か?」

イン「大丈夫なんだよ……」

上条「ほんとにだいじょ」

イン「いってらっしゃい……」バタン

上条「……もう学校いくからな。ホントに気分悪くなったら俺か小萌先生に連絡取れよ!」

イン「分かったんだよ……」

上条「ったく、大丈夫かよ……」

授業中

小萌「課題忘れただぁ!?ぶっ殺されてえのかぁ!!」

上条「ひぃいいい!!!ど、どうしたんですか!?」

小萌「あ゛ぁ? てめえ、なんか文句あんのか?」

上条「あ、ありません!」

小萌「チッ、いいか? てめぇら、”私をイラつかせるな”。これが私の授業のルールだ!   忘れてんじゃねえぞ!」

全員「「「はい!」」」

小萌「席に戻れ、上条ちゃん。ただし放課後覚えとけや」

上条「は、はい……。 コソコソ(おい、小萌先生いったいどうしたんだよ!?」

青ピ「はぁ~、今日も一段とワイルドで素敵や~」

上条「何言ってんだおまえ? 今日はなぜか頭黄色いし……」

土御門「にゃー。ロリ巨乳っていいよにゃー」

上条「こいつはこいつで変なコラ画像見て悦ってるし……どうなってんだよ……」

放課後

上条「つ、疲れた……。なんか学校の奴らのキャラが微妙に違うし、何なんだ?
   インデックスの様子もおかしかったし、さっさと帰るか……」

一方通行「……あン?」

上条「……」

一方「……」

上条(な、なんでこんなところに!? や、やばい!)

一方「……」スタスタ

上条(近寄ってきたぁあ!)

一方「……」

上条「こ、こんにちわー、なんつって、あはは、失礼いたしま」

一方「こンにちわ、上条さン。お久しぶりですね」ニコッ

上条「いえいえこちらこそお久しぶりですねって、うぇ!?」

一方「今日はいい天気ですねェ。上条さンは下校中ですか?お疲れ様です」ニコッ

上条(なんだなんだなんだ?もしかしてそっくりさん?ってでも俺のこと知ってるし
   見間違えるわけないだろなんだ罠か絶賛釣り針に引っかかるの待機中か??)

一方「あれ?どうかしたンですか?もしかして気分でも……」

上条「そそそ、そんなことはありませんよ。上条さんはとっても元気でもう今すぐにでも
   走って帰りたい気分ですよ!」

一方「あははっ、やっぱり上条さンは面白い人ですね」

上条(なにこの爽やかな人気分が悪かったらそのまま息の根止めてやンよォ!
   とかそういう意味ですか!?)

打ち止め「ビクビクって、ミサカはミサカはアクセラレータの後ろに隠れて様子を
     伺ってみたり…」

一方「こらこら、ちゃンと挨拶しないとダメだよ?ラストオーダー」ニコッ

上条「」

打止「こ、こんにちわ……、ってミサカはミサカは戸惑いつつもハニカミながら
   挨拶をしてみたり……」

上条「こ、こんにちわ」

一方「うン、よくできたね。えらいえらい」

打止「もう、子供扱いしないで欲しいの、ってミサカはミサカは反論しつつ褒められて
   頬を染めてみたり……」

一方「ははは。じゃあ上条さン、僕らはこれから買い物があるので失礼致します」

上条「え、あ、はい」

一方「じゃあ、行こうか?今日のご飯は何が食べたい?」

打止「ミサカはあなたの作るものならなんでもいいの、って夫婦みたいな会話に
   また頬を赤らめてみたり……」

一方「ははは、それじゃあ今日はハンバーグだよ、若奥様」ニコッ

上条「( ゚д゚)」

打止「やだもう……ってミサカはミサカはあなたの優しさに身悶えてみたり……」

一方「あはははは」

打止「うふふふふ」

上条「( ゚д゚ )」

なんかあまりの人の来なさがつらい
そういうもんなのか

夜中だしねぇ~
フラゲ組にネタバレされるかもしれんし

上条「( ゚д゚)」

上条「( ゚д゚)<帰るか……」


自宅

上条「さっきのは何だったんだ、いったい……。
   ただいまっと、インデックス? どこだ?」

イン「……」

上条「インデックス!? おい、どうしたんだ!?」

イン「……」

上条「そんな、どうしてこんなガリガリに……ひでえ、いったい何が……」

イン「と、う、ま……」

上条「気がついたのか!? 何があったんだ!?」

イン「ご、はん……たべ、たくない…だよ……」

上条「もしかしてあれから何も食べてないのか? 昼飯も……どうしてだよ!?」

イン「たべ、……たくない……いらな……」

上条「そんなこと言ってもお前……お前っ……!」

半分くらい書いてるけど続きを現在書き中なので遅くなる

>>9
曜日のアレならともかく11時って一番いい時間帯じゃないの?

プルルルルル…プルルル……

上条「こんなときに……はい、もしもし……」

木山「上条君かな、久しぶりだね。木山春生と言って覚えているだろうか」

上条(知り合い、か?)
   「は、はぁ……。すいません、今ちょっと取り込んでて……」

木山「まあ、待ちなさい。君の周りで何か異変が起きていないか?」

上条「な、何か知ってるんですか!?」

木山「なるほど、君は正しく事態を認識できているようだ。流石、幻想殺しだ」

上条「いいから教えてください! こっちはかなりマズイ状況なんです!」

木山「? とりあえずそちらの状況を教えてくれないか? おそらく手助けできるだろう」

~~~~~~~~~

木山「なるほどな、そういう効果として働いたか……」

上条「あの、そろそろいいですか?」

木山「ああ、すまない。おそらく私が知っていることに関連がある」

上条「!」

木山「君の周りの人間が大なり小なり、いきなり人格が変わっているのが分かると思う」

上条「あっ……」

木山「だろうな。そして、君以外はそのことを認識していない」

上条「そ、そうです! いったい何が……?」

木山「……私が最近研究しているものがあるんだが」


木山「それは、気性の激しい犯罪者から事情聴取するための鎮静剤のようなものだ。
   気性の荒さを鎮めて、円滑に取調べを行うための薬なんだが……その試作品の一つに
   想定外の効果が出たものがある」

上条「……」

木山「気性の激しい犯罪者に投与した場合,気分が落ち着き素直に自白するといった効果が
   でるんだが……、元々おとなしい性格のものに与えると気性が荒くなり暴力的になる、
   という予想外の効果が出た」

上条「そ、それって」

木山「つまり、投与された人間の人格の一部が反転してしまう、といった効果になるわけだ」

上条「……薬の効果って大人しくなったり、気性が激しくなったりだけじゃないんですか?」

木山「ああ、人によってかなり効果が異なる。私の場合もそうだが……、正確には投与された
   人間が持つ人格の一部反転するんだ」

上条(つまりインデックスの大食いが反転して拒食症のような状態に……)
  「それが誰かに盗まれてバラまかれたってことですか?」

木山「いや、私が川に落としてしまった」


上条「それアンタが悪いんじゃねえか!!」

木山「ふ、ふぇ……だって……はるみちゃんだって、きをつけてたんだも……」

上条「うおっ、すっ、すいません!?」

木山「ハッ、すまない。薬の効果が……」

上条「……いえ、木山、さんも薬が投与されてるんですか?」

木山「ああ。 だが、その薬を直接飲んだわけじゃない」

上条「えっ、どういうことですか?」

木山「…言い損ねたが、落したのは薬の精製核のようなものだ。 
   そして……、学園都市のかなりの飲用水から薬の反応が出ている」

上条「( ゚д゚)」


上条「ど、どうしてそんなことに!?」

木山「おそらく人為的に広められたものではない。調べてみたんだが……、
   薬を落した場所の近辺に問題のある浄水設備があるようだ。
   おそらく、そこから薬が薄まった形で流れ出して飲用水に混ざっている」

上条(それって十分、人為的だろ……)
  「それが分かってるなら」

木山「それができるなら、君に連絡はしていない。君と私以外、事態を認識できている者
   はいないだろう。君と違って私は別の薬で効果を抑えているんだ……。
   おそらく、それも長くは持たない」

上条「……」

木山「くっ……」

上条「大丈夫ですか!?」

木山「…悪いが、私の言うことを忘れないで欲しい。薬には忘却と催眠効果がある。
   もし完全に薬に飲まれてしまえば周りの状況や前後の記憶を都合よく解釈して
   忘れてしまう……私がそうなればこの事実を知っているのは君ひとりだ」

上条「それで、俺は 何をすれば……?」

木山「浄水設備を破壊して欲しい。修理が好ましいが……、おそらく君だけでは難しいだろう。
   破壊されればその設備からの水の供給がストップされる。そこから24時間もあれば
   すべて元に戻るはずだ」

アクセラレータは肉体に不必要なものは自動で吸収しないようになってるというツッコミはなしでせうか


上条「公共設備を破壊かよ……」

木山「すまない。全てが終われば責任は取る」

上条(このひと、どういう人なんだ……?)
   「はいはい、分かりましたよ。しかし破壊なんてどうすれば……」

木山「問題のある施設は小型なものだ。なんとか破壊して欲しい。
   できれば高レベルの能力者に協力を……ああ、もう一つ注意して欲しいことがある」

上条「なんですか?」

木山「薬は高いレベルを持つ人間の方が効果が強く、というより効果が多くでる。
   一般人は人格の一部が反転してしまうんだが、高レベルの人間は反転する要素が
   多くなる。おそらくレベル5などはかなり別の正反対の人格になっているはずだ」

上条(つまり、さっきのアクセラレータの状態か)

木山「施設の破壊には能力者の協力が望ましいが……、おそらく元が温厚でも
   高レベルな能力者は人格がかなり変貌しているはずだ。君の知り合いのレールガン
   もどう変化してるかわからない。十分に注意してくれ」

上条「そんなこと言ったってなぁ……」


木山「……そろそろ限界かもしれん」

上条「え、ちょ!?」

木山「場所は○×地区にある浄水ユニットだ」

上条「ま、待った!」

木山「くっ……頼んだ、でちゅ」ブツッ

上条「えええっ!? クソッ、切れたか。大丈夫かよ……」

イン「……と……ま」ヒュー ヒュー

上条「……ちくしょう! 待ってろよ、必ず止めてきてやる!」




上条「とりあえず……その浄水場に行ってみるか」

美琴「あっ」

上条「あっ」

>>29
ぶっちゃけ整合性とかそこまで深く考えてない
突っ込みどころはあるかもしれんが、自己解釈で察してくれ


上条(初っ端からレベル5じゃねえかぁああ!!! 不幸だああ!!)

美琴「……」

上条(い、いや待てよ? こいつが協力してくれれば浄水ユニットを……)

美琴「……」

上条(しかし……こいつはどう変わってるんだ? それだけでも確認できれば……)

美琴「……」

上条(……これ睨んでるよな)

美琴「……」

上条(絶対睨んでるって、これやばい、やばいよ、確実にやばい変化だってこれ、
   こいつに本気でやられたら、逃げるか、逃げちゃう? 逃げる雰囲気か!?)

美琴「……グスッ」ジワッ

上条「…え?」

美琴「うぇ……ひっく……ぐすっ……」


上条「うわあぁ!!ちょ、何泣いてるんですか!?俺が悪いんですか!?!」

美琴「ぐすっ……ご、ごめんなさい、上条さんのせいじゃないんです」

上条「あ、いや、その……と、いうと?」

美琴「ちょっと……嫌なことがあって……」

上条「そ、そうか」

美琴「だから……上条さんのせいじゃないんです……ごめんなさい」

上条「い、いや、別に……」
  (なるほど、薬の効果か……)

美琴「……」

どうでもいいかもしれんけど、記憶無くなるんだから責任取れなくね?w


上条(でも、ビリビリがこんな気弱だと調子狂うな……)

美琴「あ、あの、今日は、その、お暇……ですか?」

上条「え? って、……また勝負ですか?」

美琴「そ、そんなっ、勝負だなんて!」

上条(だよなぁ)

美琴「私はただ……その、ちょっと喫茶店でお話とか……えへへ」テレテレ

上条「は、はぁ? で、でも今日はちょっと」

美琴「だめ……ですか?」

上条「」フルフル


近くの喫茶店

美琴「え、えへへ……ありがとう、ございます」テレテレ

上条「い、いぃえぇ」

美琴「上条さんって、いつも忙しいみたいで……ばったり会ってもいつもすぐ帰っちゃうし」

上条「ああ、わ、悪いな」
  (そう解釈されてんのか? そういえば記憶を都合よく合わせちゃうとかなんとか
   木山さんも言ってたな)

美琴「で、でも……今日は久しぶりにお話できて嬉しいです……」ニコッ

上条(な、なんだこの可愛い生物。ビリビリもいつもこのくらい可愛けりゃ……)

美琴「えへへ……」テレテレ


上条(しかし……、この変化は好都合だ! だいぶ穏やかだし、この分なら協力も……!)

美琴「……」

上条「ど、どうかしたか?」

美琴「ぐすっ……」

上条「ちょ、また、な、泣くなよ」

美琴「あっ、ご、ごめんなさい……上条さんと会ったらなんだか安心しちゃって……」

上条「……」
  (いつもこのくらい可愛けりゃ……)

美琴(あれ……なんで上条さんも泣いて…?)


上条「ところで、どうして泣いてたんだ?」

美琴「あの、黒子のこと、なんですが」

上条「白井がどうかしたのか?」

美琴「今朝おはようって言ってくれなくて……」

上条「ああ、それで?」
  (白井も高能力者、どんな変化があってもおかしくないな)

美琴「えっ……その、おはようって言ってくれなかったんです……」

上条「ん?ああ、それでどうしたんだ?」

美琴「えっ」

上条「えっ」


美琴「アタシ……黒子に嫌われちゃったのかも……」

上条「ブフォッ!?」

美琴「えっ、上条さん! ど、どうかしたんですか?」

上条「ゴホッ、も、もしかしてそれだけか?」

美琴「そ、そうです……。アタシ、もし黒子に嫌われてるって考えると……。
   寮に帰るの気が進まなくって……」

上条(ど、どんだけ弱気になってんだ?レベル5ともなるとこんなに変わるのかよ。
   ……あっ)


回想一方「あははははは」
回想打止「うふふふふふ」


上条「……」


美琴「……あの、どうかなさったんですか?」

上条「ハッ、いや、それで……他に何か変わったところはなかったか?」

美琴「変わったとこ……、今朝はすぐ『たりぃ……』って言いながら
   外に出て行っちゃって……」

上条「そうか」
  (なるほど……普段のテンション高い性格が反転して暗くなってる、ってことか)

美琴「アタシ、どうしたら……」

上条「ビリビ」

美琴「……」ジワッ

上条「っととと、み、御坂さん?」

美琴「……」パアッ

上条(なにこの可愛い生物)


上条「そ、その、さ。そんなに気にすることないんじゃないか?」

美琴「そう、でしょうか」

上条「もしかしたらたまたま?そんな気分だったのかもしれない、し?」

美琴「で、でも……もし……」ジワッ

上条(ま、また……どうする?御坂に異変のことを伝えるべきか?)

美琴「……」ジワワッ

上条(しかし信じて貰えるか?というよりも今の御坂が協力してくれるのか?)

美琴「……上条さん」

上条「は、はいぃ!」

美琴「今日、このあとお暇ですか?」

上条「い、いや今日はちょ」

美琴「今日はまだ……帰りたくないな、って」

上条「」


上条(なぜ俺はこんなところを歩いているのでせうか)

美琴「……」モジモジ

上条(しかも妙に可愛くなったビリビリさんと一緒に)

美琴「……た、楽しいですね」

上条「そ、そうデスネ」

美琴「……えへ」

上条(ああ……もうこのままでいいんじゃないか)

美琴「……」ニコニコ

上条(俺、もう頑張ったよな)

美琴「あっ」

上条「ん?」



一方「あはははは」
打止「うふふふふ」


美琴「アクセラレータさんたち……」

上条「……またか」


打止「ぶー」

一方「うン? なンだい?」

打止「今日はまだ好きって言ってもらってないの、ってミサカはミサカはあなたの鈍感さ
   拗ねてみたり……」

一方「ははは、ごめんよ。大好きだよ、愛する人」


上条「( ゚д゚)」


打止「きゃっ、ミサカもだよ、ってミサカはミサカはあなたの素敵な顔を
   まっすぐ見れなかったり……」

一方「あはははは」

打止「うふふふふ」


上条「( ゚д゚ )」


上条「( ゚д゚)」

美琴「アクセラレータさんたち……素敵」

上条「(;゚д゚)!?
   み、御坂さんはああいうのが好みですか?」

美琴「あっ!その、アクセラレータさんがどうっていうか……。
   ああいう仲のいい感じが……羨ましいな、って」

上条「う、うらやましい?」

美琴「はい……アクセラレータさんたち、いつも仲良くって羨ましい……」

上条(いつも!? 今の御坂の中ではそんな風に解釈されてんのか……。
   しかし……あれが……)


一方「あはははは」

打止「うふふふふ」


上条(うらやましいとは……)

美琴「はぁ……」

上条(ふっ、変わっちまったな、レールガン……)


上条「と、いうよりも薬の効果恐るべしというべきか……」

美琴「え?なんですか?」

上条「あ、いえいえなんでもありませんよ。御坂ならその気になりゃ
   すぐに相手ぐらいできるんじゃないか?(今のままなら)可愛いんだし」

美琴「え、かわい……そんな」

上条(ああ、可愛いなあ。いつもと違って)

美琴「上条さんだって……カッコイイ、です、よ……」

上条「え、あ? ありがとう、ございます?」

美琴「……」カァ

上条(お世辞なんて……ほんと、いい子だなあ、はぁ……)


上条「……」

美琴「……」

上条(黙っちまったな……)

美琴「……」

上条(いつもと違って、……これはこれで話しづらいな)チラッ

美琴「……えへへ」ニコッ

上条(もしかして、元のビリビリって)

美琴「……」ニコニコ

上条(俺のこと凄く嫌いなのでせうか)
  「はぁ……」


??「あーん、と・う・ま・じゃ~ん!」


上条「うお!?」

御坂妹「と、ミサカは喜びをあらわにします」

上条「み、御坂妹!?」

御妹「よっす!ってお姉さまも一緒?とミサカは複雑な気持ちです」

上条(テンション高ッ!)

美琴「こ、こらぁ…! か、上条さんのこと呼び捨てしちゃダメ……!」

御妹「もぉ~、お姉さまったら焼きもち?ごめんね~、とミサカは心にも無い
   謝罪をします」

美琴「もぅ、この子ったら……、上条さん、ごめんなさい」

上条「あ、ああ」


御妹「もーうるさいなー。とうま~、お姉さまなんか放っといて私と遊ぼうよ?、と
   ミサカはお姉さまから略奪愛を企てます」

美琴「ちょっ!」

上条「なっ、み、御坂妹も俺のことが嫌いなのか!?」

美琴「え?」

御妹「え~、私は当麻のこと大好きよ、ってミサカに何言わせんのよ~」

美琴「ちょ、ちょっと!」

上条「や、やっぱりか……」

上条さんが反転世界のキョンと同じ反応しとる


御妹「ん~? なんかよく分からないけど。アタシ、上位個体に頼まれてることあるしー、
   お姉さまがさっきからコワーイからもう行くねー、とミサカは別れを告げます」

上条「?」

美琴「そ、そんなコト」カアッ

御妹「もう行くわね、とうまっ」チュッ

美琴「!!」

上条「うぉわあ!!!」

御妹「きゃははははっ!っ、じゃあねっ!ってミサカは全力ダッシュ!」ダダダッ

上条(す、すげえキャラになったな)

美琴「……」

上条「あ、あはは、(今の)御坂と正反対だな~、なんて」

美琴「……」ウルッ

上条(おおおっ!?)

美琴「……ごめんなさい」タタタタタッ

上条「み、御坂!?」

>>82
詳しく
ハルヒで似たような話があったのか?

>>86
古泉「またバイトwwうぜぇwwおらっw」ハルヒ「はうぅ…」 - SSまとめ速報
(http://www.vipss.net/haruhi/1238166822.html)


美琴「……ひっく、ぐす……上条さんが、……あの子となんて、そんなのヤダ……」ビリッ

上条(御坂ッ……!どこ行ったんだよ!?)

美琴「ヤダよぉ……」ビリッビリビリッ

上条「くそっ、気弱になっても脚力はいつものままかよっ! ……しかし、どこまで」

美琴「うわあああああんっ!」ピシャァーン!!!

上条「!? 向こうの方に電撃が! 御坂かっ」ダダダダッ

>>87
SSか
まあまだ読まないでおく


上条「……御坂ッ!?」

美琴「あー、スッキリしたー。ってアレ?こんなとこで何やってんだろ」

上条「おい、御坂!? 一体どうしたんだよ!?」

美琴「あ、アンタ、なんでココに!?」

上条「は? なんで、もないだろっ! お前がいきなり泣いて走り出したから……」

美琴「ハァ?アタシがなんで泣くの、って、ちょっ、なんでアタシ泣いてんのよ!?」ゴシゴシ

上条「……あれ? もしかしてお前、正気に」

美琴「アンタ、さっきから何言ってんのよ……。誰がイカれてるって?」ビリッ

上条「よ、よかったぁ」

美琴「へっ……な、なにが?」

上条「って、よかったのか?」

美琴「だから何がよぉっ!!」

>>41
木山「責任?はて、何のことやら?」

上条「ふ、不幸だーーーーーーー」


美琴「なるほどね……またあの人は……」

上条「御坂はあの人の居場所とか分かるか?」

美琴「いいえ、そんなの知らないわ。でも○×区の小型浄水ユニットでしょ?
   ぶっ壊せば済むなら早いもんじゃない」

上条「あのね、一般人は簡単に施設ぶっ壊すなんてできないんです。
   そりゃお前にとっちゃ簡単かもしれないけど」

美琴「アタシがいるんじゃない」

上条「あっ、そうか」

美琴「ばーか」

上条「だってお前さっきまで使い物にならなかったし」

美琴「へぇ。さっきまでのアタシがどうだったか知らないけど? よく本人の前で
   そんなこと言えるわね……」バチバチ

上条「いやいやいや!それは言葉のあやでして! そ、そんなことよりもどうして
   いきなり正気に戻ったんだ?」


美琴「む、アンタにしてはもっともな意見ね。でも……そんなこと言われても、アタシは
   さっき気がついたらここにいたわけだし」

上条「ああ、いきなり泣き」

美琴「そ、それは忘れなさいよっ!」

上条「仕方ないだろ。お前がいきなり泣き出したと思ったら走り出して……、
   追っかけてたら、電撃が見えたからココまできたんだよ」

美琴「泣くのがいいってこと? でも、泣いてからしばらく時間が立ってるみたいだし」

上条「……もしかして電撃か?」

美琴「そうね。電撃っていうか能力の使用、かな。さっき気づいた時にかなり大きな力を
   使い終わった感覚がしたから、おそらくそれがキッカケで……」

上条「そうか。ん?なんでいきなり電撃ぶっ放したんだ?」

美琴「さあ?」

上条「さ、さあって……、お、おい、その辺に痴漢の黒コゲ死体とか
   転がってないだろうな……」

美琴「そんなわけないでしょっ! ……たぶん」


美琴(でもアタシ、さっきまで意識がなかったわけだし……)チラッ

上条「ん?」

美琴(コイツの話ではかなり豹変してたみたいだし……いや、まさか)

上条「お、おい。こういう話してるときにいきなり黙るなよ」

美琴「……こういう場合、心神喪失で通るのかしら?」

上条「御坂さん!?」

美琴「じょ、冗談よ! そ、それにアンタの話ではアンタがなんかしたから
   泣き出したんでしょ!? もしなんかあってもアンタも共犯っ!」

上条「いやいやいや、上条さんは何にもされてないしっ!むしろされ……」

美琴「え? アタシ、なんかしたの?」

上条「いえいえ、こっちの話です」

美琴「ちょっと、正直に……くっ……」

上条「お、おいっ! 大丈夫か!?」


美琴「薬の効果かしら……なんか頭が締め付けられるような……うぅ」

上条「御坂ッ! しっかりしろ!」ガバッ

美琴(か、肩を……)カアッ

上条「おい、顔真っ赤じゃねーか! こんなに苦しんでるのに俺には……、そうだ!」

美琴「ちょ、揺らさないで……なに?」

上条「電撃だよ!さっきみたいにもう一度電撃ぶっ放せばまたっ……!」

美琴「そ、そうよ!よーしっ!アンタ、的になって!」バチバチッ

上条「え?」

美琴「いいじゃん! できるだけ右手狙うからさっ!」バチバチバチバチッ!

上条「ちょ、ちょっと待てっ!」

美琴「行くわよ!」

上条「ふ、不幸だぁああああ!!!」


上条(び、びびった……)
   「ど、どうだ?」

美琴「ふぅ、やっぱり能力を使うのは有効みたい。でも……、さっきよりも頭が
   ボーっとするわ。もしかしたらそのうち効かなくなるかもね」

上条「そうか、……急がなきゃな」

美琴「そうね。でもいいじゃない」

上条「なにがだ?」

美琴「また薬の効果が出てきたらアンタにぶっ放すから♪」

上条「ふざけんなっ!殺す気かっ!」


美琴「なによ、いいじゃない。狙いがあった方が力出しやすいし、
   無差別にぶっ放してもいいなら別だけど?

上条「で、でもな」

美琴「アタシの力を受け止められるのなんてアンタぐらいのもんなんだし
   問題ないでしょ?」
  (……あれ?このセリフ恥ずかしくない?)

上条「はいはい、そうですか。でも今回だけだからな」

美琴(べ、べつに変なこと言ってない、よね? 言葉の流れっていうか
   あやっていうか)カアッ

上条「お前……」

美琴「え?な、なに?」

上条「日頃の恨みとかって俺を亡き者にしようなんて……」

美琴「考えてないわよっ!ほらっ、さっさと行け!」

ツンデレって使い古されたもんだと思ってたんだけどさ
それって様式美ってことなんだよな

>>107
ひとつの愛の形の完成形

一方、一方通行たち


打止「捕まえてごらんなさぁ~い、ってミサカはミサカはひらひら逃げたり……」

一方「アハハ、待てよぉ~、こいつぅ~」

打止「あっ」コケッ

一方「おっと、ふふ、つかまえた」ダキッ

打止「あん……、ってミサカはミサカは抱きとめられて嬉し恥ずかし……」カァ

一方「……」ジー

打止「やだ……、ってミサカはミサカはあなたにそんなに見つめられると溶けちゃう……」

一方「ふふ、ごめんよ……、君があまりに可愛くて、さ。それに」

打止「それに?」

一方「君が溶けてしまうというなら、僕も一緒に溶け合いたい」キリッ



御坂妹「……、とミサカぶっちゃけは素で引きます」

ミスった
書き直し


一方、一方通行たち

打止「捕まえてごらんなさぁ~い、ってミサカはミサカはひらひら逃げたり……」

一方「アハハ、待てよォ~、こいつゥ~」

打止「あっ」コケッ

一方「おっと、ふふ、つかまえた」ダキッ

打止「あん……、ってミサカはミサカは抱きとめられて嬉し恥ずかし……」カァ

一方「……」ジー

打止「やだ……、ってミサカはミサカはあなたにそんなに見つめられると溶けちゃう……」

一方「ふふ、ごめンよ……、君があまりに可愛くて、さ。それに」

打止「それに?」

一方「君が溶けてしまうというなら、僕も一緒に溶け合いたい」キリッ



御坂妹「……、とミサカはぶっちゃけ素で引きます」

浄水場前

上条「さて、やってきたわけですが」

美琴「なんで、なんとか探訪みたいなノリ、なのよ」

上条「……大丈夫か?」

美琴「大丈夫……、って、ごめん。結構ヤバいかも……」

上条「ちっ……、もう少しの辛抱だぞ、頼んだぞ、御坂」

美琴「くっ……」

上条「御坂ッ」

美琴「ゴメン、……やっちゃうね」バチバチ


上条「え、おい! 電撃はユニットを探してから……」

美琴「違うわよ……、アンタに、ね」バチバチバチ

上条「ああ、なるほど。って待て!心の準備が!」

美琴「行くわよッ!!ちょっとキツいからぁ!
   目ぇ覚ますために思いっきりッ!」バチバチバチバチ

上条「よ、よぉしッ!ばっちこい!」

美琴(この思い、アンタに届け、な、なんちゃって、って何考えてんの!)
  「いっけぇ!」バシュゥ!

上条「おおおッ! あッ、りがとうございましたぁああ!」シュゥゥ……


上条「ど、どうだ!今のはかなり……」

美琴「ふっ……くっ」

上条「! 御坂ッ!?」

美琴「ダメッ……もう、耐えられない……! なん、とか……アタシ、誘導して」

上条「お、おい!」

美琴「ちゃんと、エスコート、してよね……」ガクッ

上条「おい、御坂!しっかりしろっ! おいって!」ユサユサ

美琴「……あ、あれ? 上条さん、どうかしたんですか?」

上条「み、御坂、また……」

美琴「か、顔がちか……」カァ

上条「え、あ、悪い……」

美琴「あ、あれ? ここ、は?」


美琴「あれ、アタシ……、あっ」

上条(さて、まいったな……)

美琴「……」

上条(この御坂にユニット壊してくれなんて言って、やってくれんのか?)

美琴「……あ、あの」

上条(あ、そうだ。コイツ木山さんのこと知ってるんだから案外簡単に)

美琴「す、すいませんでした!」

上条「へ?」

書き終わった
あまりにグダグダ過ぎるがとりあえず最後まで投げる


美琴「さ、さっきはいきなり逃げちゃって……」

上条「あ、あぁ、そうでしたね」
   (上条さん完璧に忘れてました)

美琴「し、しかもあの子が、そ、その、上条さんに、キ、失礼なことを……」

上条「ん? あ……、あ、あはは、いやそんなこと別に」

美琴「……上条さんは、平気そうですね」

上条「そ、そんなことねーよ!俺だってそういうことは好きなヤツの方が!」

美琴「!?」

上条「あ、いや……そ、それに、俺がっていうか、アイツの方が
   好きでもない男とそんなことして軽々しくして、可哀相というか……」

美琴「……そ、そうですか」

上条「あ、ああ。御坂の方からごめん、って言っておいてくれよ」
   (って、なんの話してんだよ俺……)


美琴「あ、あはははっ」

上条「へ? ど、どうかしたか?」

美琴「な、なんか馬鹿みたい……アタシ」

上条「?」

美琴「なんか、スッキリしちゃいました」

上条「はあ」

美琴「でも、凄いな……上条さん」


上条「何が?」

美琴「だって……、さっきまであんなに動揺してたのに、今はスッキリおさめてくれて…」

上条「いやいやそんなことありませんよ」
   (つーかマジでなんもしてないし)

美琴「いえ……、優しくて、なんだか落ち着くし……、凄く、頼りになるっていうか…」

上条「そ、そんなことないって!」
   (み、御坂の口からそんな言葉が出るとは……)

美琴「アタシとそんなに歳が違わないのに……ホント、凄いです」

上条(ああ、この子……)



上条(ほんとに俺のこと嫌いなんだな……)


美琴「上条、さん?」

上条「え、ああ、いや、でもさ。ホントにそんな凄いわけじゃないって。
   上条さんなんてただの高校生で……、御坂とも2歳ぐらいしか変わらないし。
   同じ歳だったら御坂の方が凄いって」
  (ぶっちゃけ今の都市でも勝てる気がしないが)

美琴「そんな……、アタシなんていっつも泣いてばっかりで……」

上条「え? ああ、はい。そうです、か?」

美琴「で、でも、同じ歳だったら嬉しかった、かな。そ、そしたら、同じクラスで
   か、上条くんとか、当麻くんなんて呼んじゃったりとか……えへ」カァッ

上条「ん? 君付けぐらい普通にしていいんじゃないか?」

美琴「そ、そうでしょうか?」

上条「ああ、別に普通なんじゃないか?」
  (アンタや呼び捨てよりもよっぽどマシだし)

美琴「じゃ、じゃあ!」

上条「な、なんでせう?」

美琴「あの……当麻くん、って呼んでもいいですか……?」カァッ

上条「」


上条(なんなんだこの生き物は……)

美琴「あ、あの……」

上条「い、いいですよ? 上条さん的にはばっちこいですよ」

美琴「……よかったぁ」パァッ

上条(か、可愛い……、が)

美琴(と、とうまくん……えへへ、とーまくん)ニコニコ

上条(こいつは……、俺のこと心底嫌いなんだ)

美琴(と、とうまくーん、い、いつ呼ぼうかな)ニコニコ

上条(こいつの笑顔を見るたび、そのことを思い知らされる。
   どんな拷問だよ……)
  「まったく……」

美琴「と、当麻くん……ど、どうしたんですか?」
  (や、やった……)

上条「ああ、いや……。御坂、話したいことがあるんだ」


美琴「仕事、ですか?」

上条「ああ、実はゴクヒニンムを受けてこの浄水場の中の
   ユニットを破壊しなければいけないのです」

美琴「え、っと、その、疑うわけじゃないんですが」

上条「この目が嘘を付いてる目に見えるか?御坂っ」

美琴「キャッ……、顔が、その」

上条(余計なことは言わなくていい。こいつを心配にさせるだけだよな……)

美琴「ち、ちか……」カァー

上条「すまない。このニンムを達成するためには……俺一人の力では難しい」

美琴「は、はあ」

さる復帰確認

さるって今復帰早いんだな
最後に書いたの一年以上前だからすっかり忘れてた


上条「そこで、超電磁砲<レールガン>である御坂の力が必要なんだ……」

美琴「……」

上条「頼む……、俺に力を貸してくれ……」

美琴「わ、分かりました。アタシが、かみ、と、当麻くんのお役に立てるなら……」

上条「ありがとう、御坂……」ズキッ
  (なんか、凄い罪悪感湧くな……、元のコイツなら違ったのかな……)


美琴「これが、浄水ユニットですか?」

上条「ああ、そうみたいだ」

美琴「なんか、あっさり入ってこれましたね」

上条「ああ、別に普通の浄水場だしな。規模も小さいし」

美琴「……ホントにこれ壊す意味あるのかなぁ」
  (そもそもどこからの任務なんだろ?)

上条(こいつを壊せば、この御坂ともあと少しでお別れか……)

美琴「じゃあっ……いきますよ」ビリビリッ

上条「! ちょっ!」

美琴「え? す、すいません! まだダメなんですか?」

上条「あ……いや、悪い。……やってくれ」

美琴「は、はい。じゃあ……いきます!」ビリビリビリッ

ドシュゥッ! 

カッ!


上条「……終わったな」

美琴「は、はい」

上条「よくやったぞ、御坂」

美琴「! はいっ! ありがとうございます!」

上条「お礼を言うのはこっちだぜ。で、だ」

美琴「?」

ビーッ!ビーッ!

上条「逃げるぞ!走れ、御坂ッ!」ダダダッ

美琴「え?えっ?」


近所の公園

上条「ふぅー、ここまで来れば大丈夫だろ」

美琴「あ、あはは」

上条「どうした?」

美琴「だ、だって、ふふ、なんか悪いことして逃げてきたみたいで……」

上条(ぶっちゃけ悪事のもみ消しだしな……)

美琴「ふぅ。でも、ちょっと楽しかったです。イタズラして逃げてきたみたいで」

上条「はは、イタズラにしては過激だけどな」
  (さて、これからどうするかな。とりあえず様子見、か?)

美琴「そ、そうですね。で、でも……楽しかったのは、
   ……と、当麻くんと一緒だったからです、よ……」

上条「え?」


美琴「当麻くんといると……いつも、心が暖かなって」

上条「……」

美琴「ウキウキしてくるんです……」

上条「……」

美琴「でも、当麻くんと会えないと、なんだか……心が苦しくて」

上条「……」

美琴「だから、その……、アタシ……!」

上条「……」

美琴「ア、アタシ……と、当麻く」

上条「御坂ッ!」


美琴「は、はい!」

上条「俺は……」

美琴「……」ドキドキ

上条(くっ……!)
  「御坂、頼みがあるんだ」

美琴「え? は、はい」

上条「明日、言ってくれないか」

美琴「へ?」


上条「その、御坂もちょっと冷静になって考えて欲しいんだ」

美琴「ア、アタシは本気、で……」

上条「分かってる! ただ!」

美琴「……」

上条「俺のこと、本気で考えてくれるなら、明日また言い直してくれないか?」

美琴「……分かりました」

上条「ああ、すまん」

美琴「でも、……明日はちゃんと答えてくださいね!」

上条「……ああ」

美琴「……じゃあ、これで失礼します!また明日ッ、お願いします!」ダダダダッ!

上条「……」




上条「あー」

  「もったいなかったかなぁ」

  (でも……)

  「仕方ないよな……」 

  「……」

  「とうまくん、か、……そういや、意外とそう呼ぶヤツっていないなー」

  「あーあ」

  (じゃあな、御坂)


次の日

上条「今朝もお待ちかねの上条さんブレイクファストですよ」

イン「今日はあんまり食べたくないかも……」

上条「おいおい、どっか具合でも悪いのか?」

イン「そういうわけじゃないんだけど……」(パクパク)
  「もういらないんだよ……残りはとうまに食べてほしいんだよ……」

上条「おいおーい。まだ、こんなにあるんだ。たんと食えよ」

イン「だって……、皿の上に何ものってないんだよ?」

上条「うるせえ!お前が夜中からウチの備蓄食い尽くしたんだろうがっ!」

イン「小萌のとこ行ってくるんだよ!」バタン

上条「おい、こらっ! ったく……」

授業中

小萌「上条ちゃん! 昨日の放課後、残りませんでしたねー?」

上条「あっ」

小萌「上条ちゃんはご褒美に今日の放課後と次の土日潰して合宿授業してあげますー」

上条「うぇえ!?」

小萌「皆さんも上条ちゃんみたいになりたくなかったら私の言いつけ守るんですよー」

全員「はーい」「へーい」「望むところやー」

小萌「お馬鹿さんは寿命を縮めますよー。 はい、席に戻っていいですよ、上条ちゃん。
   放課後来ないと単位あげませんよ?」

上条「は、はい……。ふ、不幸だ……

青ピ「はぁ~、怒ってる小萌センセも素敵やでー」

上条「お前にとっちゃ天国だろうよ……」

土御門「にゃー。ロリひんにゅーっていいよにゃー」

上条「平和ですねぇ……ほんと……」


放課後

上条「はあ……すっかり、遅くなっちまった……。そりゃ俺が悪いけどさぁ……。
   もう、スーパーに行く元気も無いし帰るか……」

美琴「あっ」

上条「あっ」


上条「……よぉ、何やってんだ?」

美琴「どうやらうまくやったようね、お疲れさま」

上条「え? ああ、そういや元のお前も知ってたんだっけか」

美琴「まっ、9割方アタシの働きによるものでしょうけどね」

上条「あー、……そうだな」

美琴「な、なによ」

上条「サンキュ。……ほんとにな」

美琴「な、なんか、そう素直に礼を言われると気持ち悪いわね」

上条「いや、お前には感謝してるんだ。なんていうか、色んな意味で」

美琴「……アンタ、まさか、なんかしたんじゃ……!」

上条「いやいやいや!ほんと純粋に感謝してるだけですって!」

美琴「そ、そう? ま、まあ、いいけど」

上条「……」

美琴「……」


上条「えーと、じゃ、そういうことで……」

美琴「え、ええ、じゃあね」

上条「……じゃーな」

美琴「ちょ、ちょっと!」

上条「……なんだよ、俺帰るからさー。昨日の今日で疲れてるし。また今度な」テクテク

美琴「そ、その」

上条「……」テクテク

美琴「ま、待ってよ……」

上条「……」

美琴「当麻くんっ!」


上条「!?」

美琴「え?なんで、いや、ちが、その」カァーッ

上条「もしかして、御坂……昨日のこと覚えてるのか?」

美琴「え? き、昨日? べ、別にアンタ会って一緒に浄水場の前まで
   行ったことぐらいしか……」

上条「そ、そうか……」

美琴「あ、あの……!」

上条「……ああ、なんだ?」

美琴「じ、実は、昨日、その、言おうと思ってたんだけど……。
   アタシ……その……!」


打止「ビビビビッって、ミサカはミサカはネットワーク外から恋の電波を感じたり!」

一方「なに言ってやがンだァ? ガキはさっさと風呂入って寝ろ」

打止「たまには一緒に入ろうよっ、てミサカはミサカは新婚ホヤホヤの黒歴史みたいな
   行動に誘ってみる!」

一方「ああ? うっぜェこと言ってねェでさっさと……」

打止「ふふふ、そんなクチを聞いてもいいのかしら、とミサカはミサカは思わせぶり!」

一方「?ワケわかんねェこと言ってンじゃ……。 なンだァそりゃ?」

打止「ふふ、名付けて愛のメモリー、ってミサカはミサカは自信満々に自慢してみる!」

一方「意味わかンねェよ。つか今更VHSかよ……」


打止「じゃあはっじまっるよー、ってミサカはミサカはワクワクテカテカ!」

ガチャッ


- 愛のメモリー -

御坂妹『こんにちわ、ナレーションのミサカ10032号です、とミサカは
    今更な自己紹介をします』


一方「なンだァ……?」

打止「しっ、黙って見てるの、ってミサカはミサカはマナー違反をたしなめたり!」


御妹『さて、この映像を見ている方は気づいているでしょうか?
   ○月×日に起きた異変のことを……』

御妹『おそらくこれに気づいた方はほとんどいないでしょう。なぜならその異変は
   異変に関わった人間の記憶を消してしまう、というものだからです』


一方(○月×日ってことは昨日かァ? ……確かに、昨日オレは何してた?
   ……思い出せねェ)


御妹『喜ばしいことに異変は翌日には解決されていました……、と残念そうにミサカ
   は続けます。しかし、我々ミサカ達は異変の貴重な映像をビデオに捉えました』

御妹『それはこの映像です』

『アハハ、待てよぉ~、こいつぅ~』


一方「」


『ふふ、ごめんよ……、君があまりに可愛くて』


一方「」


『君が溶けてしまうというなら、僕も一緒に溶け合いたい』キリッ


一方「な……」


御妹『どうでしょうこの衝撃的な映像は!?とミサカは自分の撮影の腕前に
   惚れ惚れします』


一方「なンだァ!!!?この合成動画はァ!!!?」

打止「あれれー、合成じゃないよ、現実だよってミサカはミサカは幸せたっぷり!」

一方「あァ!!?」

御妹『実は異変とは、学園都市の人間の人格を変えてしまうものだったのです!と
   ミサカは異変の恐ろしさを語ります』

御妹『本来は気づくことがない異変の恐ろしさ……、しかしながらミサカたちは
   ミサカネットワークを通じることで情報交換を行い、この異変にいち早く気づき
   この貴重な映像を撮影することに成功したのです!とミサカはシスターズの
   優秀さが証明できて大満足です』

一方「」

御妹『それでは続いて映像特典です』

打止「これからノーカット10時間に渡るミサカとアナタの愛の記録よ、ってミサカは
   ミサカはすっごく楽しみ!」

一方「」

打止「それとも、先にお風呂に入る?ってミサカはミサカは昨日を思い出して
   照れてみたり!」


『君の瞳にラストオーダー』キリッ


一方「もう、やめろォおお!!!!」





fin.

おしまい

果たしてさる食らってまで投げる必要があったのか激しく疑問
つーかノリで書き出すもんじゃないな
タイトルだけ思いついて、それ言わすためだけに書いたからひどい出来になった
オチもヤマもイミもねえ


上条さんと美琴はどうなったんだよww気になって寝れねえよ!

なんとなく脳内設定を晒すと上条さんは激しいギャップのきれいなビリビリさんに淡い恋心を抱いたわけです
しかしながらきれいなビリビリさんは消えてしまう運命
でもきれいなビリビリさんはビリビリさんの中にちょっとだけ残ってたわけです
これはもう恋の始まりだろjk

>>201
いちゃレー

乙でした
ファンディスク的な後日談が欲しい

あれだろ美琴だけ正気に戻った時間事件後も人格が残っていて告白
上条YES美琴消滅もしくは昇天
本物の美琴もなんとなく状況がわかってあいつが好きなのは別のわたしと苦悩
記憶を失った上条さんのインデックスに対する感情のようになる

一方さんはしぬ

>>206
元々がファンディスクでもないようなヤオイSSなのにもう書くことねえよ

>>207
ぶっちゃけツンしてなかったらビリビリさんは割と素直なのでいい感じに素直になると思っている
もうそのへんからいちゃレーですよ
一通さんは特典映像の10ループ目辺りになった辺りで考えるのをやめた
そして打ち止めの犬になる


とりあえず悪かったところ指摘してくれよ
だいたい把握できてるとは思うが

あーでもいちゃレーってとうまくんって呼ばないな
どうしよう
ビリビリさんがとーまくんって呼ぶ繋がり方が思いつかない

ぶっちゃけ禁書もレールガンもアニメも小説も漫画も読んでないんだけど
どうしたらいいの俺?
禁書スレとビリビリMADの知識しかないんだがどこから入ればいいの?

ぶっちゃけ素のビリビリさんにくん付け強要するのもいいよね
興奮してきた

アニメしか見てないけど
美琴は、黒子の評価がかなり的確で、
立ち居振る舞い言動含め基本が出来てる真性お嬢様であることには間違いないと思う
だから、一般的に男子と接する時は~君または~さんて呼ぶのは普通だと思う
当麻とのファーストコンタクトをやり直すようなシチュであればいけるのではなかろうか

というわけで寝る

今度書くなら別の作品の話かもしれないので
何の作品の話かリクエストがあったら言ってくれ
考えてみるから
特にスレタイ考えてくれたら頑張って書くかも

おやすみ

>>228
黒子から美琴の評価がってこと?

おっとちなみに禁書関連のスレタイでもいっこうに構わん
妄想の膨らむスレタイを誰か頼む

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