クリスタ「アイスおいしー♪」ペロペロ
ユミル「ん?何を期待して開いたんだ?」
ユミル「今日は午後から急に暑くなった上に、教官の頭で屈折した太陽光をモロに浴びてたからな」
ユミル「お嬢様には、かなり堪えたと思うわ」
ユミル「まぁ、だからこそ訓練後のコレは格別なんだろうがよ」
ユミル「ちなみに私はただの付添いだ。甘い物は苦手なんでね」
ユミル「お前達は暑苦しいから、クリスタの目の届かないとこで腹筋でもしてろよな」
クリスタ(あれ?何か文字が書いてあるよ?)ペロペロ
クリスタ(もしかして!)ペロペロ
クリスタ「ア・・・・・・」ペロペロ
クリスタ「・・・タ・・・」ペロペロ
クリスタ「アタック・オン・タイタン・・・・・・(´・ω・`)」
クリスタ「ゆみるううううううううううう!」バッ
ユミル「おう!?どうした!」ドキドキ
クリスタ「このアイス酷いんだよぉ!!」カクカクシカジカ
ユミル「マルコトジャンジャンということか…。分かった。私が文句言ってきてやる!」
クリスタ「できればもう1個買ってほしい」
ユミル「それはダメだ。1日1個って決めただろ」
クリスタ「しょぼーん」
†24時間年中無休のサークルGサンクス†
ユミル「ほう、アルバイト募集してんのか。」
ユミル「一応考えておこう。・・・さて、店員さんは居るかいなっと」ウィーン
ライナー「いらっしゃいませー!」スマイル
ユミル「!?」
ライナー「!?」
クリスタ「らいなーーーーーー!!!!」ダッ
ライナー「クリスタ!?」ビクッ
クリスタ「よくも私の純粋な心を弄んでくれたな!」ポカポカ
ライナー「一体なんのことだ!」(特に理由の無い至福が俺を襲っている!?)
クリスタ「とぼけないで!期待させて裏切ったのは螺伊奈ーだよ!!」
ユミル「あー、なんつーか、これだよ」っ棒
ライナー「俺にはもう何を言ってるのか分からん…」
ライナー「なるほど、こいつは酷いな」
ユミル「だろ?とりあえず、この進撃アイス作ってる製造元にクレーム入れてくれよな」
ライナー「いや、実は昨日からバイト始めたもんだから勝手が分からないんだ。」
ユミル「おうおう成績上位者さんは良い御身分だよな。訓練がフレックスタイム制なんだからよ」
クリスタ「ちなみに私も成績上位者さんだよ!」ドヤッ
ライナー「とりあえず店長呼んでくるか?」
ユミル「おう。それまでテキトーに店内回ってるわ」
クリスタ「ユミル!私このお菓子食べたい!」
ユミル「ダメだ。今食べたら夕飯が喰えなくなるだろ」
クリスタ「サシャにあげるもん!」
ユミル「あれに餌を与えたらダメだ」
クリスタ「むぅー」プクー
ユミル「それに御菓子ばかり食ってるから大きくならないんだぞ。」
クリスタ「むむむ」
ライナー「えーっと、緊急事態は黒の糸電話だから、こっちの赤の方だったな。」
ライナー「てんちょー!!」
???「あぁ?俺は今日は非番のハズだが?」
ライナー「(しまった!)すいません、間違えました」ガチャッ
ライナー「赤は他のバイトさんと繋がってるんだった」アセアセ
エルヴィン「ん?電話だったんじゃないのかリヴァイ」
リヴァイ「いや、間違い電話だったわ。」
ライナー「店長直通は緑色の糸電話だったか…」トボトボ
ユミル「お、戻ったのかライナー」
ライナー「あぁ。すぐにこっちに来るってよ。」
ユミル「へぇ、中々真面目な店長さんじゃねーか。これクリスタが袋開けちまったから代金な」チャリーン
クリスタ「しあわせ味だー」ポワワー
しばらく経って
グリシャ「待たせて済まない。私が店長のグリシャです。」
ユミル「あ、いえいえ。御忙しい中有難うございます」
ライナー「ユミルって、あんな礼儀正しいキャラだったか?」
グリシャ「話はライナー君から伺っております。」
グリシャ「この当たりつきアイスですが、本来ならば”ハズレ”は無地で”アタリ”の場合のみ印字されるようになっております。」
グリシャ「ですので、”ハズレ”以外は当たった物とさせて頂きますので、その棒と本品を引き換えさせてください。」
クリスタ「やったねユミル!」
ユミル「おまえ、まだ食うつもりかよ・・・」
グリシャ「今回はお二人に大変ご迷惑おかけしました。貴女もどうぞ。」
ユミル「え、良いんですか?アタリは一本しか無いんですよ?」
グリシャ「勿論です。これからも是非ご贔屓にして頂ければ」
ユミル「いやはや、これはかたじけない」
ナナバ「こんばんはー、ナナバ運送ですー」ガラガラ
ライナー「あ、はい今行きます!」スタスタ
クリスタ「今度はアニやエレン達も誘って来ようね!」ペロペロ
ユミル「んー、そうだなー。」シャクシャク
グリシャ「…エレン?」ピクッ
ライナー「ウホッ!良いバナナ」
ナナバ「頼まれた品物はこれで全部です。サインお願いしますねー」
ライナー「確かに受け取りました」カキカキ
グリシャ「失礼ですが貴女方は?」
クリスタ「第104期訓練兵団所属!クリスタ・レンズ10番です!」バッ
グリシャ(ばかな・・・良いとこの嬢さんと、その母親じゃなかったのか!?)
ライナー「言ってなかったスか?こいつら俺と同期ですよ?よいしょっと。」ズドン!
グリシャ「なに?ライナー君が訓練兵団所属だということも聞いていないぞ!?・・・君はクビだ!」
ライナー「ええ!?」ガーン
ライナー「兵士でも良いって言ってたじゃないですか!やだー!」
グリシャ「まさか君が卒業前の子だとは思わなかったよ…最近は労働基準法が厳しくてね(嘘)」
ライナー「お、俺は他の同期より2歳上なんで年齢は問題ないっすよ!」
グリシャ「済まないね。もう決めたことなんだ。」
グリシャ(エレンに私が此処に居ると知られたらマズイのだ。分かってくれ・・・)
ライナー「」
グリシャ(あー期待の新人だったんだが仕方ないな。…てっきり28歳ぐらいだと思ってたのに。)
ユミル「いけね。そろそろ兵舎に戻らないとな。…おじさん、また来ます!」
クリスタ「来ます!」フリフリ
グリシャ「あ、あぁ…」フリフリ
ユミル「ライナー置いてくぞー」
クリスタ「てくぞー☆」
ライナー「KMT(クリスタマジ天使)」
グリシャ「……なんとかせねばなるまい。」
グリシャ「明日の店番はアルバイト君に任せるとして・・・」
グリシャ「だが、エレンが感の良いミカサと一緒に来るとまずいな」ウーン
グリシャ「仕方がない。彼の力を借りるとしよう」っ黒の糸電話
グリシャ「あ、キースさんですか?お久しぶりです。グリシャです。えぇ、実はですね…」
男子の居ぬ食堂
クリスタ「でねー、そのお店の御菓子とってもおいしかったの!」
サシャ「ほんふぉれすか!?・・・ングッ・・・私も行ってみたいですね!」モグモグ
ミーナ「いいなー、私も行きたいなー」
クリスタ「明日、皆で行こうよ!」
ミカサ「私はエレンとアルミンを置いては行けない、ので、せっかくのお誘いだがすまない・・・」
ユミル「なぁ、男子の奴らどうしたんだ?」
アニ「明日の掃除の分担でも決めてるんでしょ」
ユミル「はぁ?明日ってたまの休日だろ?」
アニ「男子の無断アルバイトが発覚して、その連帯責任だとさ」
ユミル「そりゃぁ気の毒だな(ライナーェ・・・)」
クリスタ「ミカサは仕方ないね…。アニはどう?」
アニ「あたしもパスだね。」
クリスタ「えー」
ミーナ「えー」
夜の更けた女子寮
クリスタ「と、いうわけで第1回アニを説得しようの会を始めたいと思います!」
クリスタ「なお、説得に成功した方には他のメンバーから一品ずつ、お菓子を奢ってもらえちゃいます☆」
サシャ「頑張ります!」
ミーナ「必ず説得して見せます!」
ユミル「なんであたしまで混ざらされてるんかねぇ」
アニ「…アホくさ」
クリスタ「では不肖クリスタ、一番手を務めさせて頂きます!」
ミーナ「大将頑張って!」
アニ「悪いけど、私寝たいから。おやすみ」
クリスタ「そんなこと言うのはこれを食べてからにしてよ!」
アニ「これはなんだい?」
クリスタ「ましゅまろだよ!」ドンッ
誰かクリスタがハンバーガーショップで働く話を書いてください。描いてくれてもいいです。
アニ「案外イケるね、ご馳走様。歯、磨いてくるよ」テクテク
クリスタ「アニ1個しか食べてなかった・・・」
ミーナ「サシャがほとんど独占してたからね…」
サシャ「いやー、つい」テヘヘ
クリスタ「もう!それで、次は誰が行くの?」
ミーナ「私が行くよ。親友だもん、必ず説得して見せる!」
take2
ミーナ「アニ、待ってたよ!」
アニ「部屋の外で御出迎えとは痛み入るね」
ミーナ「ねぇ、私とアニは親友だよね?」
アニ「あぁ、そうだね」
ミーナ「だったら・・・!」
アニ「だったら親友の頼みは聞いてくれるよね?部屋に入りたいから、そこどいてよ」
ミーナ「あ、はい・・・」
ミーナ「ってダメダメ!ここを通りたければ私とジャンケンして勝ってからにしてよね」
アニ「ん」スッ
ミーナ「お、やる気になったね。言っとくけど私すっごく強いよ?だって私、幼い頃タイヤ飛びジャンケンで7連勝し(ry」
クリスタ「で、負けたんだ」
ミーナ「負けました」
クリスタ「これで最初の『お願い』、『物で釣る』、『賭け』・・・全部失敗かぁ。」
ミーナ「面目ないです」
クリスタ「次はサシャの番だけど、何か良い作戦はあるの?」
サシャ「勿論です!私が誘惑すれば一撃でコロリってもんですよ!」
ミーナ「ゆ、誘惑!?」
サシャ「はい。こういう時はですね・・・、一度分からせてしまえば良いのです」
サシャ「最初の方は嫌がるかもしれませんが、次第に欲しくて堪らなくなるハズですよ」
サシャ「事が終わった頃には、もうそれ無しでは生きられない体に・・・流石に言い過ぎですかね?」
サシャ「あぁ、人によって上手い下手がありますが御心配なく!私はプロですのでね…」ヘッヘッヘ・・・
クリスタ「ちょ、ちょっとサシャ・・・//」
サシャ「じゃ、早速いってきますね!」
take3
サシャ、御菓子の歴史を語る・・・20分
サシャ、御菓子がいかに素晴らしいかを自身のエピソードを沿えて語る・・・20分
サシャ、独自の見解を交えてもう一度解説・・・30分
サシャ「っと、こんなもんですかね。あ、質問なら受け付けますよ。」
アニ「き・・・」
サシャ「き?」
アニ「・・・きゅう」バタッ
サシャ「あれ、どうしたんですか!?」ユッサユッサ
アニ「」プラーン
>>38 訂正
サシャ「はい。こういう時はですね・・・、一度(お菓子の良さを)分からせてしまえば良いのです」
サシャ「最初の方は嫌がるかもしれませんが、次第に(お菓子が)欲しくて堪らなくなるハズですよ」
サシャ「事が終わった頃には、もうそれ無しでは生きられない体に・・・流石に言い過ぎですかね?」
サシャ「あぁ、人によって(演説の)上手い下手がありますが御心配なく!私はプロですのでね…」ヘッヘッヘ・・・
ミーナ「あ、サシャ終わった?」ゴシゴシ
クリスタ「・・・・・・」スヤスヤ
サシャ「それより大変なんです!アニが圧迫されたり責め立てられたりした時に発する苦しみの声(広辞苑)を!」
ミーナ「えっアニ!?大丈夫!?」」ユッサユッサ
サシャ「アニ―――――!」ユサササササササ
ユミル「いやお前ら、それトドメさしにかかってるだろ」
アニ「」グッタリ
サシャ「それで・・・アニの容態は?」
ユミル「呼吸してるし、脈も正常の一息四脈だな。単に疲れただけだろうから、もうこのまま寝させてやれ」
ミーナ「そう」
サシャ「じゃじゃ、御開きですね。」あ、ちょっとお花摘みにいってきます」ダッ
ミーナ「ところで、さっきからユミルは何を唸ってるの?」
ユミル「ん?あぁ、クリスタをベッドまでオンブして運ぶか横抱きにして運ぶか迷ってな。」
サイキンハトイレガチカクテイカンナ・・・ン?キサマハナニモノダ!?
キョ、キョウカンドノ!?ブフゥ・・・ホシガラノパジャマッテwww ・・・キサマァ、アスハダンシトモドモソウジダ! ハグゥッ!!!
ミカサ「サシャが囮になったので見つからずに部屋に戻れた」フゥ・・・
翌日・食堂
クリスタ「昨日は途中で寝ちゃってごめんね」
ユミル「しょうがないよ。私も危なかったもん。」
クリスタ「ユミルもごめんね…ユミルがベッドまで運んでくれたって聞いたよ」
ユミル「ご馳走様です」ツヤツヤ
クリスタ「?まだスープ残ってるよ?」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません