上条「…“レベル5”の転校生?」(644)
アレイスター「…『原石』が2人見つかったか。『肉体再生』の少女に『発火能力者』の少年か
年齢は共に16歳で強度は不明…」
アレイスターは報告を更に詳しく読み、驚く
アレイスター「『肉体再生』の方は他人を再生できるだと…?実に興味深い」
アレイスター「直ちに回収せねば」
―とある研究機関―
科学者A「炎の形状の変化。防御にも使っていました」
科学者B「蜃気楼による偏光能力での幻影…攻撃対象の自然発火…なんという演算能力…っ!!
それに最後のあれは何だ!?」
科学者C「…初速1000m/sec……推定温度…摂氏3000℃以上!?
これも炎で出来ているというのか?」
科学者B「こいつは紛れもない…“レベル5”だ!
これほどの能力を持ちながら学園都市の外で普通の高校生をやっていただなんて…」
科学者A「上の評価が来ました
検体名『火竜(サラマンダー)』は“レベル5”の“第九位”です」
―とある高校―
上条「…“レベル5”の転校生?嘘言え青髪ピアス
そんな高位能力者が何でうちの学校なんかに来るんだよ」
青髪「何でもそのレベル5っていうのが発火能力者らしいで?
発火能力者と言えば我らが小萌センセーの専攻
それでうちのクラスに転入してくるってわけや」
登校時間早々
クラスはレベル5の転校生の話で持ち切りだ
そんな中クラスの隅っこで姫神秋沙が呟く
姫神「…転校生?私の唯一のアイデンティティーが…」
小萌「はいはーい朝礼を始めますよー
みなさんはもう噂を聞いてるとお思いですが
今日は何と転入生が来ます!どうぞ入ってきてー」
そこに一人の少女が入ってくる
柳「今日からこの高校に転校してきた佐古下柳と言います
学園都市外から引っ越してきたので学園都市のことは何も知らないですがよろしくお願いします」
ぺこりとお辞儀するサラサラ髪の美少女
しかし学園都市外から来たのにレベル5という事実に驚愕するクラス一同
上条「あれが…レベル5の発火能力者?
イメージと違うな」
小萌「実は転入生はもう一人…って青髪ちゃん!?」
柳の美貌に興奮した青髪が柳に迫っていた
青髪「柳ちゃんカワエーなーいい匂いやなー…ってイタタタタタタっ!?」
突如見知らぬ少年が現れ青髪の間接を極めた
烈火「てめえ!馴れ馴れしく姫に触るんじゃねえ!」
小萌「ちょっと花菱ちゃん!!乱暴はダメですよ!」
柳「烈火くん!すぐ暴力したらダメじゃない!!」
烈火「ご…っごめん姫!こいつがあまりにも変態だったんでつい…」
上条(いやその反応は正しい…ってこのツンツンヤンキーは誰だ?)
小萌「気を取り直して紹介します
転入生の佐古下柳ちゃんと花菱烈火ちゃんです!」
土御門「センセー…レベル5ってのはどっちだにゃー?」
小萌「えーと…2人とも“レベル5”です
佐古下ちゃんは“肉体再生”で学園都市の“第三位”で
花菱ちゃんは“発火能力”で学園都市の“第九位”です」
レベル5が2人も来たと更に湧き上がるクラス一同
上条「えっ!?ちょっと小萌先生!第三位って常盤台の“超電磁砲”じゃ…」
小萌「佐古下ちゃんはつい先日学園都市に来てシステムスキャンを行ったので順位が更新されたんです」
小萌「さあさあ2人は席について!佐古下ちゃんは姫神ちゃんの横で花菱ちゃんは上条ちゃんの横ですよー
2人とも学園都市の外から来たので姫神ちゃんと上条ちゃんは仲良くしてあげてくださいねー」
そうやって各々の席に赴く2人
上条「俺は上条当麻。よろしくな花菱」
花菱「烈火でいいぜ!よろしくな当麻」
上条「わかった烈火!」
2人のツンツン頭はすぐに仲良くなった
―昼休み―
柳は転入生ならではの質問責めにあっていた
学園都市外から来たので尚更だ
土御門「俺って柳ちゃんと同じ“肉体再生”なんだにゃー
自分はレベル0だし俺以外の肉体再生って出会ったことが無いから
“レベル5”の柳ちゃんから能力のコツを教えてほしいぜよ」
柳「えっと…こつと言っても生まれた時から何となく使っていた能力だからわかんないや
ごめんね土御門くん。それに私ってば自分は治せないんだ」
申し訳なさそうな顔をする柳
土御門「えっ!?『自分は治せない』ってことは自分以外を治せるの!?
それはめちゃくちゃレアだにゃー」
青髪「他人を治す柳ちゃんって素敵!是非僕の治療も(ry」
姫神「…同じ転入生なのに…同じ生まれつきの能力者なのに…この人気の違いは?」
土御門ってレベル0なのか?
レベル0って無能力者だから肉体再生とかねぇんじゃねぇの?
支援するけど書きためてないん?
こんな風に質問責めにあっている柳をよそに
烈火は質問責めにあっていなかった
もともとヤンキーのような風貌な上に青髪への暴力があいまってみんな警戒している
今は当麻と2人で話している
上条「佐古下は大人気だな」
烈火「さすが我が姫!人に好かれるんだよあの危なっかしさは」
上条「そういや烈火…その『姫』って何?」
烈火「よくぞ聞いてくれた当麻!
俺は忍者であって姫は俺の守るべき主君なんだよ!
俺がいくら傷つこうと絶対にあいつは守る!そう決めたから俺はあいつを姫って呼ぶんだよ」
その発言に当麻は共感できるものを感じた
上条「…お前って面白いやつだな烈火」
>>36
土御門はレベル0
破れた血管が常人よりちょっと早く再生するって程度
>>38
すまん衝動で立ててしまった
烈火「俺から言わせればお前も変わってるよ当麻
ここに来てなりみんな『どこで能力手に入れた』だの『どんな能力だ』だの
ちょっとうんざりしてたところだ。まあ能力者だらけの学園都市じゃ気持もわからないがなー
でも当麻はそんなこと聞かないんだな」
上条「…まあ俺も烈火と似たようなもんだ」
当麻は適当にはぐらかした
上条「それにみんな悪気はないんで許してやってくれ烈火
ここのみんなは能力者だろうが無能力者だろうが気さくにつきあえる
ただ“レベル5”ってのはそれだけ特別なんだ」
姫の回復力ってどんくらいだっけ?
読んだのずっと前だから思いだせん
>>43
何十針縫うような裂傷を傷跡無く治すレベル
四肢の再生とかはできるかどうかわからん
烈火「レベル5って言われてもな…科学者たちも驚いていたんだがここではどのぐらいすごいんだ?
俺としては“第九位”ってのにも納得いかないんだが」
上条「まず絶対数が少ない
学園都市230万人に対して“レベル5”認定されているのはたったの7人…って今は9人か
お前たち以外では2人にあったがどっちも化け物みたいに強いぞ」
烈火「ほほう…俺よりも強いのかそいつらは……?」
上条「…っ!?いやまて戦うなよ烈火!
お前はあれですが?自分以上に強いやつは許せない的な少年漫画的なキャラですか!?」
>>49
『他人を治せる』ってところに焦点をおいてみた
烈火と柳の口調が思い出せん
―放課後―
2人して下校する烈火と柳
烈火「しかしまあー魔導具無しの能力者がわんさかいるってのはほんとだったんだなここは
確かにここなら姫も力を狙われずに済むかもな!」
柳「…うん。でも風子ちゃんたちと離れ離れってのは寂しいね」
烈火「あいつらも魔導具を『これはアクセサリーでーす』なんて言えばここに来れるんじゃね?
ここには風使いや水使いも珍しくないらしいぞ
何ならあいつらガチで呼んでみるか?」
柳「ううん…ここでもいっぱい友達作ればいいんだよ!
吹寄さんや姫神さんとも仲良くなったんだ!
そういや烈火くんも上条くんと仲良くなってたね
上条くんと一緒に帰らないでよかったの?」
烈火「いやーあいつは『特売の時間だぁぁぁあ』って言って先に帰ったべ」
その時
烈火は並みならぬ殺気を感じた
柳「…どうしたの烈火くん?」
烈火「下がってろ姫…そこの電柱に隠れているやつ
こそこそしてないで出てこいよ」
??「ゲっ…!?」
電柱から出てきたのは中学生ぐらいの一人の少女だった
??「なっ…中々いい勘してるじゃないの
それもあんたの能力?」
柳「おっ…女の子?」
烈火「うげっ…闘りづらい…
能力使わなくてもそんなに殺気ぷんぷんさせたら気づくっつーの
お前は森の手下か?」
??「森…?私の名前は御坂美琴よ!」
柳「 う・・・ うぐぶ・・ うぐぶぼぁあああ・・」
柳「・」
柳「・」
柳「・」
柳「ペニスキムチ360 あびゃびゃびゃびゃびゃびゃwwww」
柳「ペニスキムチ360 あびゃびゃびゃびゃびゃびゃwwww」
柳「ペニスキムチ360 あびゃびゃびゃびゃびゃびゃwwww」
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柳「ペニスキムチ360 あびゃびゃびゃびゃびゃびゃwwww」
烈火「…で?殺気ぷんぷんな御坂美琴ちゃんは何しに来たの?
中学生ならお母さんの乳揉んで寝てろ」
柳「中学生でもそれは無いよ烈火くん」
美琴「ちっ…乳って何言うのよアンタ///
私は“レベル5”の『“第四位”』よ!
ちなみに誰かさんが上がって来たことで降格した『元“第三位”』」
烈火「狙いは姫か?…なるほど自分の順位が下がって八つ当たりに来たってわけか」
美琴「そこらへんの三下と一緒にしないでくれる?
私は純粋に興味があるのよ。私を押しのけてまで第三位になったっていう力をね
さあ佐古下柳!私と勝負しなさい!!」
柳「この子…風子ちゃんみたいだね烈火くん!」
烈火「あーデジャビュだと思ったら風子だよこいつ
だがちょっと待った。俺がいる限り姫には指一本触れさせないぜ」
美琴「何なのよアンタ!!私は第三位に興味があるの!!
それにそのツンツン頭って誰かさんを思い出してイライラするわ」
烈火「俺…姫と一緒にここ来たんだけどアンタ達の言う“レベル5”の“第九位”らしいぜ?」
美琴「っ!?レベル5の第九位を従える第三位ってどんだけ強いの!?
ますます興味が出てきた!まずはアンタを倒せば第三位と戦えるわけね」
烈火「ますます風子だなこいつは…
だが俺以上に強いレベル5ってのは興味あるぜ」
柳「えっ…戦う気!?乱暴はダメだよ烈火くん
相手は中学生の女の子だよ?」
烈火「あーいうタイプは口じゃダメってわかるでしょ姫
風子と一緒だと考えればいーんだよ
それに姫が第三位であいつは第四位。そこまで強いわけがねーよ」
美琴「言ってくれるじゃないのアンタ…
私の能力は“電撃使い”で通称“超電磁砲”
いざ勝負!!!」
そういって美琴は電撃を放った
とっさに避けた烈火であったがアスファルトはえぐれ丸焦げになった
烈火「っいぎ!?こんなに強いの!?」
美琴「待った無しよ!!!」
そう言って美琴は雷撃の槍を放ち烈火に直撃した
巻き起こる粉塵
炎を電気に変えることはできないが
電機を炎に変えることはたやすい
つまりそういうことだ。
美琴「この程度で終わるの“第九位”?
まだあんたの能力も見てない…って何よそれ?」
粉塵の先には烈火が無傷に立っていた
烈火の周りを覆うのは亀の甲羅のような形をした赤い壁
烈火「竜之炎伍式“円”!
ったくせっかちだなアンタ。自分の能力教えてくれたのに俺が教えないのはずるいべ
俺の能力は炎!こいつは炎の結界“円”!あと6匹いるんでよろしく!」
美琴「…っパイロキネシス!?炎の壁で雷防ぐってどんな原理よ!」
そう言って再び電撃を放つ美琴
電撃は烈火を完璧に捉えた…が烈火を貫通し、そこにいたはずの烈火は消えた
美琴「…そこぉ!!」
すかさず背後に電撃を放つ美琴
慌てて電撃を回避する烈火
烈火「…“塁”の幻炎が見切られた!?」
美琴「へー炎の熱気と冷たい空気の密度差で目の錯覚を起こすってやるじゃない
こんなパイロキネシス初めて見たわ
でも私は微弱な電波を身体から出してレーダーのまねごとが出来るってわけ」
烈火「…???さっぱりわからんが塁とお前ってすごいことやってるんだな」
美琴「アンタ面白いわね!次はこんなのどう?」
そう言って美琴がとりだした瓶から砂鉄が巻き上がる
砂鉄は帯となり美琴の手に集まり超振動を起こすブレードとなった
美琴「砂鉄で作った剣よ!私は磁力も操れるわ」
烈火「…磁双刀もびっくりな能力だな!じゃあ俺も見せてやるぜ
出てこい砕羽!!!」
砕
烈火がその文字を書くと右腕の鉄甲から炎の刃が現れた
美琴「…!?炎の形を変えて刀に?アンタ何でもアリね!」
そう言って烈火に斬りかかる美琴
烈火「お前ほどじゃねーよ!」
と負けじとつばぜり合いする烈火
美琴「質量持つ炎って何なのあんた!?」
烈火(砕羽でも切れない!?それにこいつ剣術も心得てる?)
能力を出し合ってはお互いの能力に驚く2人
柳「何か烈火くんもあの娘も楽しそうだなー」
美琴「アンタってホント面白いわね!第三位もますます興味が出てきた!!
だから悪いけどここで終わらせてもらうわ!!」
そういってポケットからメダルを取りだす美琴
烈火「メダルだぁ…?今更オママゴトかよ」
美琴「私は磁力を扱えるって言ったでしょ?
つまりこんなこともできるのよ!!!!!」
ピーン
っとメダルをコイントスする美琴
そのメダルが美琴の手に落ちた時“超電磁砲”が放たれた
烈火「…っぎぇ!!!!!!!!!」
メダルから放たれるという意外さから全く反応出来なかった烈火
真横を通り過ぎる超電磁砲の衝撃に吹っ飛ばされる
まあ強さ議論な流れになるのは覚悟していたw
きょとんとする烈火
美琴「これでわかったでしょ?“第三位”と“第九位”の差ってやつ
降参しなさいよ!次は当てるわよ?」
美琴がそう言うと立ち上がった烈火は大笑いした
美琴「…?何がおかしいのよ!!」
烈火「いやー電気使いのお前に『俺と似た技』が出せると思わなかったんでつい
じゃあ俺も見せてやるよ!!」
虚
烈火「出てこい“虚空”っ!!!!」
上条「こんな子が傷ついているの、悲しんでるのに、てめぇらはそれでもまだ戦うってのなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す」
姫「上条さん、素敵」
劣化「えっ」
劣化「えっ?」
こんな感じのNTRきぼー
ボゥッ
烈火の前に1つの火の玉が現れた
美琴「…何よっ…それ…!?」
そして烈火の背後に現れた一つ目の火の竜に戦慄する美琴
烈火「『火竜』っていう俺の力の源だ
その中でも今んとこ最強の竜がこいつ。
そういや科学者からも俺の能力コードは『火竜(サラマンダー)』だったな」
そうしゃべりつつ火玉はどんどん大きくなり竜が吠える
烈火「お前ならこのぐらい避けられるだろ?
こいつは狙いがいまいち…ってアレ!?」
烈火の予想とは裏腹に美琴は足が竦んで動けなかった
烈火「おい!!!!お前しっかりしろよ!!」
美琴ははっとする
しかしそれはもう虚空を放った後であった
すみません来客が来たんでちょっとばかし遅れます
炎髪灼眼でいいと思う。
烈火「ヤバい!!」
烈火は急いで虚空の火力を下げた
しかし虚空の火力は絶大であり、火力を下げたところで軽く大型トラック1つは吹っ飛ばせる
柳ももうダメだと思い目を閉じる
がしかし
火のレーザーは美琴の目の前で消滅した
烈火「…虚空が消されただと!?」
裏舞闘殺陣で習得し
それ以降一度も防がれたことのなかった大技中の大技である虚空
その虚空がいとも簡単に消された
そこに立っていたのは
烈火「…と…当麻!?お前何でここに?」
竜炎術師
上条「それはこっちのセリフだ烈火に御坂ぁ!
ようやく特売品が変えて今夜は同居人も喜ぶと思って上機嫌だったのに
何こんなところでガチの殺し合いしてるんだよ!?」
突き出している当麻の右手首にはスーパーの袋がぶら下げてられている
熱の余波に巻き込まれてズタボロになっていた
烈火「…わ…悪い当麻。つい熱くなっちまった。それに…」
烈火は思いっきり土下座した
烈火「ホントありがとう!!
お前がいなかったら俺はこの娘に怪我どころか殺すところだった!」
痛恨のタイプミスorz
×特売品が変えて
○特売品が買えて
その言葉にはっとする美琴
美琴「なっ…何よ先に仕掛けたのは私じゃない!?
動けなかったのも私だし自業自得よ!」
当麻も生まれて初めてされるガチ土下座にたじたじし
上条「いやそこまでしなくても…無事だったんでよかったじゃねえか…」
烈火「いや…レベル5だろうが超なんとか砲だろうがこいつは女の子…
俺は…俺は女の子に本気を出してしまったぁぁぁぁぁぁぁああああ
かくなる上は腹を…」
そう言って徐に懐からクナイを取りだす烈火
柳「ちょっと烈火くんやりすぎだよ!!
女の子にやり過ぎたのも事実だけど上条くんが助けたんだから」
烈火「…姫…でも俺は」
柳「それに烈火くん…怪我してるよ?」
美琴とのやり取りで身体中あちこちに打撲や切り傷・擦り傷を負っている烈火
そんな烈火を柳は抱きしめた
上条・美琴「っ!?///」
ウブな2人はその光景に顔を赤くして肩身狭そうにする
しかしそこで2人は気づく
上条「傷が…」
美琴「治っていく」
あっという間に烈火は完治した
柳「君も女の子だから無茶しちゃだめだよ?」
そういって美琴にも抱きつく柳
烈火は美琴が女だからと思い極力傷をつけないよう闘ってはいたがそれでも目立つ傷がいくつかあった
美琴「あっ…ありがとう…」
柳「私の力はこれ
君には悪いけど私ってば戦いは全然ダメなんだ
だからあなたとは戦えません。ごめんなさい」
そう言って柳はペコリと頭を下げた
美琴「何よ…私の方こそごめんなさい…その…早とちりして
それに悪かったわね第九位…って言っても私負けたか…ホント駄目だな私」
そう言って珍しく涙目になる美琴
烈火「何言ってんだよ中学生
俺だって虚空使わなければ倒せない相手なんて久しぶりだったぞ
っつーか虚空を使ったこと自体、まだ2~3回しかねーんだ
それにお前が本気であれ当ててりゃ俺死んでたし」
女の涙に弱い烈火は慌てて慰める
がしかし勝者の慰めがさらに追い打ちとなって美琴はどんどん目を赤くする
>>231
さらに主人公のリバースの能力により能力が無効がされる一方通行さん
上条「だいたい事情はわかったよ
御坂…謝るのもいいが佐古下に言い忘れたことがあるんじゃないのか?」
美琴は涙目を拭いながら言う
美琴「そうね…傷…治してくれてありがとう第三…じゃなくて佐古下柳さん
…って何であんたが私の保護者ポジションなのよー!!!!」
上条「わぁぁあああいきなり電撃放つなよ俺に!!!
右手以外に当たったら死ぬ!死ぬ!」
美琴「どうせ全て打ち消すんでしょうがその右手でぇぇぇええええ」
柳「ふふふ…あの娘元気になったね烈火くん!
ああ言うのが正しい慰め方だよ?」
烈火「当麻のやつ…女の扱いに慣れてる…?」
>>234
うえきが打ち消すのって天界力じゃなかったか?
天界力でもなんでもない力に対しては無力なのでは?と、いってみたり
その後、上条は美琴を常盤台の女子寮まで送り、その後自宅へ帰った
腹を空かせたインデックスに噛まれたのは言うまでもない
そんな中、インターホンが鳴った
上条(こんな時間に誰だ?)
烈火「どうもー上の階に引っ越して来た花菱ですー
ごあいさつの品に家で作った花火なんて…って当麻!?ここお前ん家??」
上条「烈火もここだったか…驚いたが引っ越しの挨拶に花火はどうかと思うぞ
そういや佐古下もこの辺なの?」
烈火「ここって男子寮だろ?姫は隣の高級マンションに部屋取ってる」
上条「学生でマンションとは…あいつもお嬢様なんだな」
烈火「あいつ『も』?」
上条「御坂だよ…あいつは学園都市きってのお嬢様学校常盤台中学校
そうは見えないだろうがな」
違いない
と2人で笑い合ってる中、インデックスがやってきた
禁書「とうまーお腹すいたんだよー…ってこのウニ頭は誰?」
烈火「当麻…お前男子寮に女連れ込んで
電撃っ娘といい銀髪シスターといいお前って結構ロリコン?」
上条「違う!断じて違うぞ烈火!!
っつーかお前食べ物持ってないか?こっちは何も食ってないんだ」
烈火「食べ物か…俺も無いな…いや待て
ちょっと待ってろ当麻!今かーちゃんに頼んでくっから!」
上条「いやいや流石に学園都市外からの仕送りまでは待てないぞ」
烈火「いいから待ってろ」
30分後、烈火は出来たてほやほやの鍋を持って当麻の家へやってきた
そして柳も呼び4人で鍋パーティを開催した
どうやって持ってきたかは当麻は突っ込まなかった
禁書「れっかもやなぎもいい人なんだよ!」
―翌日―
当麻は烈火・柳と一緒に登校した
学校では烈火も既にクラスに溶け込み
上条・土御門・青髪ピアスに並んで『4馬鹿』と呼ばれるまでになった
上条「だからバニーは大人なお姉さんがいいって言ってるだろ!!」
土御門「違うにゃーロリなら何でも似合うんだにゃー
よってロリが最強だにゃーっ!!」
烈火「いや待てよ2人とも!
バニーはウサギという固定観念を捨てるんだ
干支バニーなんてどうだ?意外と良かったぞ?」
青髪「こっこの野郎!!それはもはやバニーですらない!」
吹寄「まっ…また馬鹿が増えた…っ!!」
土御門がどうしても土門に見えてしまうんだ。
すみません急な来客でした
ちょっとしたら投下します
その後も平和に1日を終える…筈であった
昼休み、慌てて姫神が当麻の下へやってきた
姫神「佐古下さんが…佐古下さんがさらわれた!」
上条「何だって!?烈火はどうしたんだ?」
姫神「花菱くんが私と佐古下さんのパンを買いに行ってる最中に…
今は佐古下さんをさらったやつらを追ってる」
上条「わかったありがとう姫神!!
俺もすぐに追う!!」
そう言って当麻は学校を飛び出し
烈火の携帯に電話した
上条「烈火?事情は姫神に聞いた!
今どこにいる!?」
烈火『お前は来るな当麻!
姫はもともと狙われていたんだよ!!
学園都市なら大丈夫だと思っていたがダメだった!お前は巻き込めない!』
上条「ちょっ…待てよ烈火!…っくそ切りやがった」
その時
足元のアスファルトが割れ、氷の刃が当麻を襲った
上条(くっ…能力的か!?)
即座に右手で氷の刃を砕く当麻
??「氷柱舞いを防ぐか…能力者
あいにく僕は機嫌が悪いんだ
すぐに柳さんの居場所を吐いてもらおうか」
上条「佐古下の居場所だっ!?こっちが知りたいぐらいだ
お前何者だ!?」
??「…貴様に名乗る名など無い!!」
そう言って青年はペットボトルのミネラルウォーターと短剣を取り出した
そして短剣に水を注ぐと水が固まり刀となった
即座に間合いを詰め当麻に斬りかかる青年
当麻はとっさに右手で刃を掴み、水に戻す
??「…っ何!?」
上条「水流操作系かっ!?
ちょっと待てよお前
俺は佐古下のクラスメートだ
ひょっとして俺を犯人だと勘違いしてないか?」
??「しらばっくれるんじゃないわよ!
あんたがうちの大将と殺り合ったって情報は掴んでるのよ!」
突風が当麻に襲いかかる
それも右手で打ち消す
??「これも防がれたっ!?
土門っ!!やっておしまい!!」
土門「OKふーこ様!!」
当麻の前にモヒカン男が現れ当麻に殴りかかる
当麻は右手で防御しつつも体重差で吹っ飛ばされる
風子「…ったく一人で突っ走るなみーちゃん!!
ってあいつ土門のパンチまともに食らってあの程度?」
水鏡「やつの右手…おかしいぞ」
土門「あいつの右手に触れると力が抜けやがった
あの右手は危険だぜ」
そう言って土門は手のひらサイズの魔玉から嘴王を取りだす
風子「一斉攻撃で力押しっ!」
水鏡「僕に指図するな」
土門「食らいやがれくそ野郎!!」
風玉・氷なる蛇・嘴王
三つの大技が同時に襲いかかる
がそれも全て右手が打ち消す
土門「俺の嘴王がぁぁぁぁああああああ」
粉々になった嘴王に涙する土門
風子「喚くな腐乱犬っ!!って言ってもこりゃあヤバいわね…」
水鏡「まずはあの右腕を切り落とす」
上条(くそっ何だこいつら!?
水流操作ロン毛とエアロマスター女はともかくあの無能力者モヒカンはヤバい!!)
そんなとき、大型の長刀のようなものを持った少年が割って入ってきた
小金井「ちょっと待ったぁぁぁああ兄ちゃんズ!
どうやらそいつが柳ちゃんのクラスメートってのはホントらしいよ!
それに烈火兄ちゃんの友達らしい!」
土門「俺の嘴王がぁぁぁぁぁぁああああ」
喚く土門をよそに水鏡が呆れ顔で刃を納める
水鏡「たまに真面目に諜報活動したと思ったらガセか
どうしようもないな風子…」
風子「ええっ!?でも確かに昨日烈火は戦ったって目撃情報あったよ!
証言から見ても虚空まで使ったらしいし…」
小金井「それは本当だけど相手はこの兄ちゃんじゃない!別の能力者だよ
それにただの力比べであって敵じゃない」
土門「俺の嘴王がぁぁぁぁぁ…」
『空』の『大黒』『藤丸』『南尾』『空海』は上条さんにとって鬼。
この漫画で一通さんに勝てそうなキャラって何かいたっけ
>>297
魔導具ありなら『言霊』とか『光界玉』『次元界玉』『無名と門構え』あたりかと。
上条「だから俺は言っただろ!!だいたいお前らは何なんだ!?
佐古下や烈火と同じ学園外の人間か!?」
小金井「そうだよ兄ちゃん…オイラ達は…えーっと…どこから説明すればいいか」
そう言って説明を始めた
火影忍軍・炎術師・魔導具・森光蘭
どれも眉唾ものの話だったが
魔術だのそう言った類に慣れている当麻はすんなり受け入れた
上条「つまりお前たちは烈火や佐古下のような能力者ではなく、
特別な道具で能力を使ってるってわけだな」
風子「その通り!」
小金井「物わかりいい兄ちゃんだね」
土門「俺の嘴王…」
水鏡「そんなことよりこれからどうする?
この能力者に聞いても柳さんの居場所はわからないぞ?」
―とある街中―
学校が終わり街中でぶらついていた美琴は息を切らして走っている少年を見つけた
美琴「ん?ちょ…ちょっと第九位!アンタそんなに急いで何してるのよ?」
烈火「はぁっはぁっ…電撃お嬢様か…」
美琴「ちょっと何よその呼び方!私には御坂美琴って名前があんの!」
烈火「悪い美琴…お前姫を見なかったか?」
美琴「姫って柳さん?見てないわね」
烈火「じゃあ怪しい館とか大規模な研究所とかそんな場所わかるか?」
美琴「怪しい館はともかくここは大規模な研究所だらけよ
何てったって学園都市よ?…柳さんに何かあった?」
烈火「姫はさらわれた!たぶん姫の能力を狙ってるやつらだと思う」
美琴「ちょ…大変じゃない!!私も協力するわ!
アンタにも柳さんにも借りがあるし」
烈火「…っ!?駄目だ!
中学生は家でアニメでも見てなさい」
美琴「じゃあアンタは柳さん探す当てはあるの?」
烈火「ぐっ…じゃあ美琴にはあるのかよ?」
美琴「あるわ!計画された誘拐ならデータぐらい残ってるでしょ
私が学園都市のネットワークをハッキングして手がかりを見つける」
烈火「何かよくわからんがそんなことできるのか!?」
美琴「やってみるわよ!」
数分後、美琴は手掛かりを見つけた
美琴「場所は○○研究所!」
烈火「案内してくれ!美琴!!」
小金井「うん…わかった○○研究所だね!ありがとう陽炎!」
小金井が声と書かれた魔玉での通信を切る
小金井「影界玉での探知成功!○○研究所で大規模な戦闘がおこったらしい!
たぶん烈火兄ちゃんだよ!」
風子「ビンゴ!じゃあ行きますか野郎ども!」
土門「おうよ!花菱ばかりにいい顔させてられないべ」
上条「俺も行く!敵に能力者がいたら何かと役に立つだろ?」
水鏡「…好きにしろ」
すみません一時中断します
明日、残っていれば続きを書きます
えーっと…東京アンダーグラウンドという漫画が昔あってだな…
保守あり
ちょいしたら書き始めます
―とある研究所・南口―
烈火「ここに姫が連れていかれたってワケか
ところで美琴…その格好は何?」
美琴「何って私服よ私服
常盤台の制服だと素性がバレるじゃないの」
烈火「…いやー美琴って意外と可愛い系のチョイスなんだな」
美琴「ちょっ…///何言ってんのよこんな時に///
…さあ早くこの分厚い扉ぶち壊すわよ!」
烈火「御意」
施設の壁は何メートルもの分厚い金属で出来ていたが
虚空と超電磁砲の前では紙切れ同然であった
美琴の私服ははいむらーピクシブのアレってことで
美琴「あんた…この前も気になったんだけどその字書かないと火出せないの?
虚空ってやつに至っては溜めまであるから隙がデカすぎよ」
走りながら尋ねる美琴
烈火「ん?ああ火竜のことか
全部で7匹いるんだがこの字書かないと召還出来ないんだよ
普通に火出すことも出来っけどそっちの強度は“レベル3”程度だとよ」
美琴「…7匹?召還?まるで火にそれぞれ意思があるような言い種ね」
とその時
美琴は自分の胸に違和感を覚えた
背後から胸を鷲掴みにされて揉みしだかれていたのである
美琴「…っひぃ!?」
虚空「…これはなかなか…将来的に大きくなるぱいおつじゃのう
好きな男に揉んでもらうべし」
美琴「…おっ…乙女の胸揉んで何ぬかしてんじゃぁあああ」
美琴が全身から放電するも虚空はぴょんっと跳び退く
美琴「何このセクハラじじい///!?敵??」
烈火「てめえはいつもいつも封印無視してポコポコポコポコ出やがってじじいっ!」
烈火が虚空の胸ぐらを掴んで持ち上げる
美琴「しっ…知り合い?」
虚空「どうもどうも火竜の“虚空”じゃよお嬢さん」
美琴「何言ってんのこのじじい…?」
烈火「“火竜”ってのはもともと俺の先祖で発火能力者なんだよ
成仏出来なかった先祖が8人いてそれが全部俺の中に封印されている…こんな風にな!」
烈火は右腕の鉄甲を突き出すと虚空が吸い込まれ、消えた
美琴「意志を持つAIM拡散力場の集合体ってこと…?
ってことはあんた能力の演算は外部のメモリで補ってるってことね
通りで複雑な…って8人?あんたさっき7匹とか言ってなかった?」
烈火「“8匹目”は絶対に使わねえ…絶対にな
ところで美琴。敵さんがお迎えに来たべ」
美琴「気が利くじゃないの!優しくエスコートしてよね!」
“第四位”と“第九位”は力一杯暴れ出した
数分後
―とある研究所・北口―
??「大規模な破壊を陽動に反対側からの奇襲
…セオリーすぎてバレバレよ
ったくこんな時にうちのロリコンどもは出払ってるなんて」
水鏡「くっ…」
水鏡が右肩から溢れる血を左手で抑え膝をついた
結標「今のうちに引き上げてくれないかしら?
殺せって命令は出てないからなるべく殺したくはないわ」
上条「みっ…水鏡っ!」
水鏡は右肩と両太股にコルクの栓抜きを刺されていた
人がいない/(^o^)\
禁書原作未読で結標がどんな子か知らん人は
「結標淡希」でググって姿だけでも確認してくれると幸いです
小金井「水鏡兄ちゃんを一瞬で…!?この女強い!!」
水鏡を一瞬で倒した女は結標淡希
能力は“レベル4”の座標移動だ
上条「気をつけろ!!こいつはテレポーターだ!!
その気になれば体の中に物飛ばされるぞ!!」
風子「気をつけろって言ったってどうすりゃいいのよ!?」
土門「テレポートする前にぶん殴る!!
二番手!漢!石島土門!」
水鏡「待てゴリラ…真正面から突っ込んでどうする!?」
ただまっすぐ走りながら結標に突っ込む土門
結標「あなたは能力使わないの?
それとも無能力者かしら?
どっちにしろそんな直線的な攻撃なんて飛ばずにも簡単に…」
そう言って土門の正拳突きを体を捻り避ける結標
しかし
そのとき土門の拳の親指が結標の胸に巻いているさらしにひっかかり
ポロリ
結標の豊満な胸がこぼれた
みんなROMってるんだ。人がいないわけじゃない。
さぁ続きを書くんだ。
結標「…////////○×※△☆!?」
慌てて背後にテレポートしさらしを巻きなおす結標
上条「…のわっ!?///」
風子「あいつ…風子ちゃんよりデカい?」
小金井「水鏡にーちゃん…このパターンって」
水鏡「ああ…この展開は…」
結標「…なっ…戦闘中に何するのよあなた!!
…ってあなた聞いてるの!?」
土門「…………………っぱい」
結標「えっ?」
水鏡「…土門の勝ち決定だ」
土門「おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい
おっぱいおっぱいおっぱいおっぱい」
目をぎらつかせ結標に全力疾走する土門
結標「ひぃっ!」
結標はテレポートして逃げようとしたが
あまりの恐怖と混乱に11次元計算が上手くいかない
結標(今飛んだら確実に失敗する!!)
そうしているうちにも土門は両手を突き出して走って来ている
結標「壁に埋もれなさい!!!」
軍用懐中電灯で土門を照らす
自分が飛ぶは危険だが他人は別
結標は一刻も早く土門を飛ばしたかった
がしかし
土門は飛ばない
今もなお走って来ている
結標「どうして効かないの!?」
上条「土門の肌が…黒くなった…?」
結標は自身のテレポートは苦手じゃなかった?
痛恨のタイプミス/(^o^)\
×自分が飛ぶは危険
○自分が飛ぶのは危険
水鏡「鉄丸を発動したか」
鉄
土門の額には鉄の文字が刻まれ肌は浅黒くなっている
防御系魔導具でも最高峰の力を持つ鉄丸
文字通り鉄の体を持つことで防御力を上げるものだが真骨頂は別にある
鉄丸は術者の意思に呼応し、物理的な力だけでは無く異能の力をも打ち消す
水鏡「…上条…ちょっと耳を貸せ」
上条「ん?なんだよ?」
>>376
時系列的にトラウマ克服後
つまり15巻の後ってことでよろしくお願いします
>>377
ああ、大丈夫になったんだ
14巻までしか読んでないから知らなかった
追い詰められた結標
結標「くっ…早く殺しなさい…覚悟は出来ているわ」
土門「……っぱい」
結標「……ひゃっ!」
結標は両肩を掴まれ押し倒された
死を覚悟した結標は土門の股関に目をやると更なる恐怖に陥った
…煩悩狂気
狂喜のチョモランマ……!!
『それ』は鉄丸の効力も相まって凄まじき存在となっていた
結標「っ!?……っふぁぁぁ…」
あまりもの恐怖とストレスに結標は気を失った
>>378
/(^o^)\
ネタバレスマソ
それでも土門は止まらない
土門「おっぱい!!!!」
上条「どもぉぉぉぉぉぉおおおおおおん!!!」
当麻が右腕を大きく振りかぶる
上条「おっぱい見せた女には何をしてもいい…
…まずはそのふざけた幻想をぶち殺すっ!!!!!!」
額に当麻の拳がクリティカルヒットし土門は吹っ飛んだ
気絶した土門の額から“鉄”の字は消え去っていた
―数分後―
土門「…??俺は今まで一体何を…?」
上条「なんてかっこ悪いシチュエーションで決め台詞を使ってしまったんだ…」
風子「しかしまあ…絶対防御である土門の“鉄丸”が敗れるのなんて初めて見たわよ
当麻の右手ってどうなってんの?」
上条「…これか。“幻想殺し”って言うんだが俺もよくわからん
とにかく異能の力で出来たものはこの右手で触れるだけで消えちまう」
土門「なあ…俺はいったい何をしてたんだ…?前にもこんなことがあったような」
風子「黙ってろ発情腐乱犬っ!!」
土門「ふごっ!!」
上条「しかし土門がいなければ全滅だったな俺達」
水鏡「ああ…あんなやつだがこんな時には役に立つ
僕たち新生火影忍軍のジョーカーさ」
余談だが土門って万全な状態だったらほぼ無敗だったよね
すみません一時中断します
今手元に烈火の炎の漫画がないんだが15巻って大会編が終わった後のすぐ?
あとジョーカーはでる可能性はあるよな?
出なかったら・・・・このスレを荒らす(八割型うそ)
>>394
15巻ってのは禁書の時系列
烈火の時系列で言うと封印の洞窟後~葵転入前
って時系列を意識している
ちなみに風子は風神の核持ってます
そこらへんの矛盾は許してください
>>396
作者さん・・・兄貴やジョーカーや優顔雷使い(名前忘れた)は出る可能性はありますか?
>>398
先だから言いにくいが後々出すつもり
しらけさせスマソ
―とある研究所・南口通路―
重火器で武装した兵隊を粗方始末した烈火と美琴
美琴「刀・火球・鞭・自然発火・バリア・幻影
それにレーザー…便利な能力ばかりねアンタ」
烈火「お前ほどじゃねーって
しかしまあ…何というか拍子抜けだな
学園都市なら美琴ぐらいの超能力バトルを期待したんだが」
美琴「能力者の大半は善良な子供よ
暗部の人間は精々最新鋭の武装をしてるって程度」
??「じゃあ最新鋭のロボットたちと戦ってもうらおうじゃないか!」
烈火・美琴「っ!?」
声の先には短髪でメガネをかけたひょろ男がいた
周りにはボール型のロボットを複数従えている
烈火「お前…森の側近の八神!?」
美琴「何…?知り合いなのアンタ?」
烈火「もともと姫を狙っている森って男の側近だ
やっぱりこの事件は森が黒幕か…ってアレ?お前って…?」
美琴「何?どうかしたの?」
烈火「こいつは一度…『死んだ男』だ」
天丼地獄に逆フレンダされたやつだっけ
>>408
逆フレンダクソワロタwww
そいつであってます
八神「よく覚えてくれたなぁ花菱君
俺は文字通り生き返ったんだよ!」
美琴「何言ってるのあんた?いくらなんでも死んだ人間が生き返るはずが…」
八神「“第四位”で“超電磁砲”のお嬢様に質問
“幻想御手”と“暴走能力の法則解析用誘爆実験”ってのはご存じかな?」
美琴「っ!?」
どちらの言葉にも覚えがあった
“幻想御手”とは複数の人間の脳を繋げた「一つの巨大な脳」状のネットワークを構成し
高度な演算が可能な演算装置をするものであり
“暴走能力の法則解析用誘爆実験”とは被験者のAIM拡散力場を刺激し
暴走の条件を探る実験である
どちらも木山春生という女性を通じて知ったものだ
美琴「知ってはいるけど…それが何だって言うのよ?
アンタが生き返ったってのと何が関係あるわけ?」
八神「それがあるんだよ
その暴走能力の法則解析用誘爆実験で1つの成果が出てな
“体晶”って言うんだがこれを使うと意図的に能力の暴走を誘発することができる
“幻想御手”に“体晶”…賢いお嬢さんならわかるだろ?」
美琴「っ!?アンタまさか?」
八神「そうさ!
治癒の少女佐古下柳をまず“幻想御手”でレベルアップさせ
その後“体晶”で暴走させるっ!!
それによって治癒の少女は“蘇生の少女”になったんだよぉ!!!!!
レベルアップには余計な能力は要らないから“肉体再生”5000人ぐらいは犠牲にしたかな?
全く狂ってるぜ学園都市はよぉ!!!!
後はあの少女を誘拐し森様に届けるのみ
アレイスターとの約束なんて知ったこっちゃないなぁ!!!」
美琴「…何て酷い真似を」
烈火「…ふざけやがって!!
姫をオモチャにすんのもいい加減にしろ!!!」
八神「あー…悪いがオジサンはガキの相手をしている暇は無いんだよ
後はこのV2と遊んでくれ
オジサンからお子様たちへのプレゼントだ」
そう言って八神は去り
同時に数十機のV2が襲い掛かってきた
ボール型ロボットの名前ってV2であってます?
烈火の単行本持ってないしググっても出てこない
美琴「くそっ鬱陶しいわね…ってあれ?何すんのよアンタ!!」
美琴は円の結界に閉じ込められた
烈火「危ないから下がってろ」
美琴(ッゲェ!?こいつキレてる…?)
そこで烈火は再び火竜の文字を書く
焔
崩
砕
烈火「合成火竜…焔群・崩・砕羽ぁ!!!」
烈火さん書く順番間違ってますよwwwwwwww
>>417
/(^o^)\
崩と砕羽どっちが壱式だったかいつも忘れる
一瞬の出来事だった
複数の火玉から現れた炎の鎖鎌は数十機いたV2をズタズタに引き裂き
V2が攻撃する暇すら与えなかった
V2は爆散し、破片が落ちてくるも美琴は円によって守られている
美琴(複数の竜を同時出し…それに合成も出来るなんて!?
私と戦った時は本気じゃなかったのね)
烈火「はぁ…はぁ…さすがに4匹同時召喚は疲れるぜ…
それにうち三匹は合成だとこんなに疲れるのか」
パチパチ
??「お見事!V2を一瞬で殺るとは中々だね」
八神の知名度低すぎワロタ
なぜチョイスした
声の先にはメガネで箒頭・全身黒ずくめで鋼金暗器に似た武器を持った男がいた
周りにもマフィアのような男たちが大勢いる
魔樹也「僕の名前は天才魔導具使い魔樹也
蘇った僕と魔導具のチカラ…イギャァァァァァァァアアアアア」
魔樹也の自己紹介が待ち切れず美琴が雷撃の槍を放った
マフィア「そっ…そんな!魔導具使いの魔樹也さんが一瞬で!?」
―とある研究所・北口通路―
上条「何だって…」
??「理解したか?あの娘はもう人を生き返すだけの人形なんだよ!!
そしてそれを知ったところでお前らは何もできない」
腕から鎌のような武器を二つ取り出して男は言う
??「俺によって殺されるんだからな!いいか?俺の名前は…フゴォ」
名乗る前に当麻が力いっぱいぶん殴り男は気絶した
上条「畜生…っ!佐古下を何だと思ってやがる
いくぞみんな!!」
風子「何かこいつ烈火みたいなやつだな」
水鏡「ゴチャゴチャ言ってないで急ぐぞ!」
しばし中断
小金井にも陽炎にも名乗らせてもらえなかったあいつを意識したんだが
あいつって結局名前わからないまま?
狐のやつだよな?
>>442
そいつです
>>443
名前は出てなかったんじゃないかなぁ
単行本実家に放置して数年経ってるからうろ覚えだが
>>444
サンクス
2時間ぐらいしたらまた来ます
八神さん
http://koideai.com/up/src/up37364.jpg
名前出てこない人
http://koideai.com/up/src/up37365.jpg
魔樹也さん
http://koideai.com/up/src/up37366.jpg
>>451
どうして魔樹也さんは「僕の魔導具の力見せてあげるよ」 の場面じゃないんだwwwww
まきゃさんが一番輝いていたころ
http://koideai.com/up/src/up37367.jpg
33冊の魔道書準備して支援してるさ
http://koideai.com/up/src/up37368.jpg
>>453
GJすぐるwww
しかし天才なんて言ってなかったんだな魔樹也さんorz
もうちょいしたら再開します
―とある研究所・南口-中央ブロック通路―
美琴「…ったく!!魔導具使いってのは厄介ね!!」
そう言いつつ美琴は雷撃の槍で術者を倒す
烈火「特別な訓練は要らないのが魔導具だからな
そこらへんのチンピラに持たせても一定以上の力が出ちまう」
南口通路を抜けた先は魔導具使いが大勢いた
これと言って強い術者はいなかったが数も多く
2人の“レベル5”は疲弊していた
??「アッハッハッハッハッハッハ!烈火のやつ疲れてやがる!
木蓮には悪いけどアンタここで死んでもらうよ!!」
烈火・美琴「っ…!?」
命も確か大会終わった時点で死んでるよな
>>468
原作では生きてる。アニメでは死んでる。
突如上から着物を着た大女が飛び降りてきた
烈火「その声は…命っ!?
その魔導具…魅虚斗じゃないのか?」
美琴「えっ!?私?」
命「これは魅虚斗じゃなくて大飛出っていうんだよウニぼーや!
この命操る大飛出は魅虚斗とは一味違うんだよ!魅虚斗とは!」
美琴「????」
烈火に襲いかかる大飛出
烈火は焔群の腕力強化型で応戦する
がしかし
烈火「隠し腕!?」
隠し腕によって腕を掴まれる烈火
そのままタコ殴りにされる
命「アハハハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\
ザマーミロ烈火ぁ!!大飛出はこの命操る人型魔導具でも最強なんだよ!!
死ね!内臓ぶちまけろ!!!…ぐぁぁぁあ」
烈火をタコ殴りしていた大飛出は後頭部に打撃を食らった
美琴「私を無視してミコトミコト連呼するんじゃないわよ!
アンタいつまで伸びてんの!?まだ立てるんでしょ!?」
烈火「…っもち!!」
美琴「ここは私に任せなさい!こんなヒステリー女私一人でお釣りが出るわ」
命「誰がヒステリー女だこの小娘ぇ!!
どの道2人ともここから逃がしゃしないよ!」
美琴「もう行ったわよ」
命「何っ!?あいつこんな小娘一人置いて何てやつだ!」
美琴「『一人置いて』じゃなくて『一人に任せて』よ
私の能力って本気出すと周囲を巻き込むから誰かいると迷惑なのよねー」
バチバチと帯電する美琴
命「ああ?本気でこの命様とやろうっての?」
隠し腕の関節を鳴らしながら威嚇する命
こうして2人のミコトの戦いは始まった
この勝負はみことが勝つと思う。
―とある研究所・北口-中央ブロック通路―
木蓮「おーおー小金井・水鏡・土門・風子がいて烈火はいないのかよ
ったく俺も運が悪いな…せっかく烈火を殺したくてここに来たのに」
風子「あんたはまず自分の心配したらどう?
この状況理解してる?5対1よ?」
小金井・水鏡も武器を身構える
土門も臨戦態勢だ
木蓮「5人だ?ああそこのガキも戦力に入れてるのか
火影も落ちたもんだな…高校生に頼るとは」
水鏡「あいにくだが元から学生集団だ」
小金井「木蓮…ここで決着をつけよう」
土門「そのロン毛ブ男な顔はもううんざりなんだよ」
木蓮「揃いに揃ってやる気ですってか
なあお前ら…俺の得意な戦術って知ってるか?
待ちだよ待ち…もうそろそろ異変に気づくんじゃないか?」
小金井「か…体が」
水鏡「ど…毒か!?」
木蓮「せいか~い。なーに毒で殺しゃしねーよ
そうすると悲鳴が聞けないからな」
木蓮が指をパチンと鳴らす
すると地面から木で出来た十字架が現れ5人を磔にする
木蓮「まずは誰の悲鳴から聞こうか
………って風子に決まってるんだがな
男の悲鳴なんて聞いたところで何にもならねえ」
風子「……アハハハハハ…」
木蓮「どうした?死ぬとわかっておかしくなったか?」
風子「…いやぁー…あんた当麻をなめすぎ」
木蓮「何?」
上条「風子から離れろ!!三下ぁっ!!」
木蓮の背後から当麻が叫ぶ
木蓮「ばっ…馬鹿なっ!?」
木蓮が振り向いた時にはもう遅かった
―とある研究所・南口-中央ブロック通路―
命「たっ…助けて…許して…下さい…」
黒こげの大飛出から出てきたのはくノ一装束の命
さっきまでの威勢とは裏腹に涙目で命乞いをする
命「私…人形が無いと何も出来ないの…
だから許して…命だけは…」
美琴「あっ…あんたキャラ変わりすぎ…
もういいわよ鬱陶しい」
命(しめた…さすがはお子様…
背中を見せたら毒魔針で一突きにしてやるわ)
美琴「…ったく…柳さんは今どこにいるの?」
命「ちゅ…中央ブロックに…さっき烈火が向かった先に
お願い…殺さないで」
美琴「あーはいはいわかったわかった殺さないから
場所ありがとね」
命(さあさあ早く背中を見せなさい!!)
美琴「あっそうそう」
命「ふぇ?」
高圧電流が命を襲う
美琴「一応気絶はさせるわよ
こっちは嘘だの騙しには金髪女子高生で懲りてるの」
すみませんちょっと続き遅れます
―とある研究所・中央ブロック―
烈火「はぁ…はぁ…ここか八神ぃっ!!」
八神「…!?もうここまで来たのか…!!
命や木蓮は何をしているんだ!!」
烈火「どうやら残るのはもうお前だけか…
姫はどこにいる?」
八神「蘇生の少女ならそこにいるよ」
烈火「…姫…?」
柳は椅子にぐったり座っており
生きているとは思えないほど生気がなかった
八神「凄いだろ?それでも生きているんだぜ?
幻想御手と体晶を酷使しすぎてそうなったが、意思が無い方がかえって都合がいい
学習装置で整頓された脳波は少女のリモコン一つで操れる
そいつはもう目の前の死体を復活させるだけの医療器具だよ」
烈火「姫っ!!!しっかりしろよ!!!!返事しろよ!!」
八神「アッハッハッハッハッハッハ
さすがの花菱烈火も狼狽えるかぁ!」
上条「…てめえはもう黙ってろ外道!!」
八神「っ…!?」
駆けつけてきた当麻にぶん殴られて八神は吹っ飛んだ
烈火「とっ…当麻…それにお前ら!」
上条「大丈夫か烈火!?佐古下はなんとかならないのか?」
烈火「駄目だ…話しかけても返事をしない」
風子「柳!目ぇ覚ませよ柳!」
美琴「…私が何とかするわ!!」
烈火「美琴!」
上条「御坂!?何でお前がここに!?」
美琴「あっ…あんたこそ!ええい今はどうでもいい!
さっきそいつ『学習装置で脳波を整頓』って言ってたわよね!?
それなら私が柳さんの生体電流を操って脳波を元に戻す!!」
烈火「そんなことできるのか?」
美琴「できるんじゃなくてやるの!!」
八神「そうは…そうはさせるかぁぁぁぁぁああああ」
八神の腕から炎が発せられる
小金井「炎!?それにこいつよく見たら八神!?死んだはずじゃ…」
水鏡「まさか柳さんの力で!?」
土門「生き返ったとしても炎はどういう理屈だよ!?」
八神「保険さ…“幻想御手”ってやつでな…
予め1万人分の“置き去り”の脳波リンクを形成したネットワークを先ほど頂いた…
アレイスターめ…俺にこんなものを与えて何のつもりかはわからんが使わせてもらうぞ」
美琴「何ですって!?あいつは今1万人分の能力が全て使える状態よ!!」
風子「そっ…そんな!?こっちは毒の痺れが残ってるのに」
烈火「美琴!姫の治療はどのぐらい時間がかかる?」
美琴「15分…いや10分で終わらせてみせるわ!」
烈火「おいお前ら!!3分だ!3分で回復させっからそれまで持ちこたえてくれ!!
そこから先は俺に任せろ!」
小金井「わかった!」
水鏡「3分で終わらせてやる」
美琴「脳波を解読は…クリア
後は正常な脳波に戻すだけ…
くそっ…もう力があまり残っていない」
前日の烈火との戦闘に引き続き
今日も戦闘で電撃を使いすぎたため、美琴にもう力は残っていなかった
美琴「でもみんな頑張ってる…」
当麻や風子たちは八神と戦っているが状況は芳しくない
風子ら4人は八神の能力に翻弄され、当麻も既に右手の能力が八神にばれ
徐々に対応されていっている
美琴「既に脳波の回復率は…30%
これなら10分と言わず5分でも終わる」
とその時、美琴から力が抜けた
美琴「ヤバっ…電池切れ!!」
もうダメだ
そう思ったとき、美琴は柳の横に二つのものを見つけた
1つはポータブル音楽プレイヤー
もうひとつは白い粉が入ったケース
美琴(あれは…もしかして…!!)
美琴は柳を助けるために覚悟を決めた
上条「ぐぁあ!!」
風子「当麻ぁ!」
八神「簡単なことだ…君に能力が通じないのなら拳銃を使えばいい」
八神に左肩を撃たれ倒れこむ当麻
土門「てめぇ!!」
鉄
最強の防御魔導具“鉄丸”を発動させ八神に突っ込む土門
しかし八神が手をかざしただけで土門は吹き飛んだ
土門「ぬぉぉぉおおおお」
八神「“鉄丸”の意外な弱点だな
磁力をちょっと使っただけでこうも簡単に扱えるとは」
水鏡「水成る蛇!!」
八神「君の水も水流をちょっと操作するだけで…」
水成る蛇が八神を逸れ、倒れている土門へ追い打ちをかける
水鏡「土門っ!!」
小金井「六ノ型“無”!!」
八神「君の無も相当強力な技だが」
小金井「ガハッ…」
八神が小金井の後ろにテレポートし背中を斬る
八神「捕縛出来なければなんの意味もない」
八神「こんなものか火影?では俺は自分の仕事を」
そう言って八神はテレポートした
テレポート先は柳の傍
美琴「…ハァ…ハァ…えっ…?」
八神「邪魔だぁ!常盤台の“超電磁砲”」
八神が美琴を殴り飛ばし、柳をさらおうとしたその時
烈火「3分っ!!姫から離れやがれ!!」
烈火が復活し八神を柳から引き離す
八神「花菱烈火か!しかし今の俺に勝てるかな?」
円
崩
烈火「だ・ま・れ!」
八神が結界に閉じ込められ崩を浴びる
がしかし八神は無傷
八神「ヒャハハハハハハハハハ
自慢の合成火竜も1万の能力を複合させればこの通り無効化に出来るぞ」
焔
烈火の腕に炎の帯が巻かれる
八神「何だ?結局合成火竜を連発するほど回復していなかったのか!?
そんなものテレポートで回避して…テレポート出来ないだと?」
ふと足首を掴まれていることに気づく
上条「はしゃぎ過ぎだよおっさん…おっさんはそろそろ退場してくれ」
八神「はっ…離せガキ!!」
烈火「ナイスアシストだ当麻!
食らえ八神ぃぃぃいいいいいいいい!!」
焔の拳が八神を捉え八神は数メートル吹っ飛び壁にめり込んだ
風子「やった!烈火と当麻が八神を倒した!!
柳は大丈夫なの?」
美琴「ハァ…ハァ…脳波回復率100%…完璧よ」
柳「烈火くん…烈火くん!!!」
烈火「姫っ!!姫ぇぇぇええええええ!!」
風子「やったよ柳!大丈夫!?体に変なところは無い?」
柳「大丈夫だよ風子ちゃん!」
皆に安堵の顔が広がる
水鏡「脳に問題が無いかテストです。これは誰ですか?」
柳「土門くん」
水鏡「ブー。ゴリラです」
などと他愛のない冗談を交わしている
が
美琴「…ハァ…ハァ…やっ…た…」
上条「御坂…?…おい御坂ぁ!!!」
烈火「美琴がどうかしたのか!?」
上条「御坂ぁ…ウソ…だろ?
御坂…御坂ぁぁぁぁあああああああ」
柳「そ…そんな…っ!」
美琴は電池切れという絶望の中
とある二つのものを見つけた
“幻想御手”と“体晶”
この二つを使い能力の底上げをしてまで柳の治療に挑んだ
その代償がこれであった
美琴は死んだ
書いてから気づいた
何というスイーツorz
絶望に包まれる空間にさらなる追い打ちが来る
八神「qあwせdrftgyふじこlp」
上条「っ!?」
ギィェェェェェェェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ
八神の体内から異形が現れた
柳「……胎児…」
天使のような羽と輪をつけた胎児だ
土門「何だありゃあ!?」
水鏡「攻撃してくるぞ!!」
胎児から無数の雷撃が襲いかかってきた
烈火と当麻は絶望のあまり動けなった
柳「私の治癒でも…治せない」
柳が何度も治療を続けるが美琴は息を吹き返さない
風子「三人とも逃げるわよ!!何よあの化け物!!」
烈火と当麻の沈黙を破ったのは虚空だった
虚空「烈火…“裂神”を呼べ」
烈火「っ!?…何言ってんだじじい!!」
上条「…れっ…しん…?」
虚空「烈火の8匹目の火竜じゃよ
裂神の…生前の桜火殿の炎の型は“不死鳥”」
虚空『竜之炎捌式“裂神”で美琴を烈火の炎とするのだ』
上条「ふざけるなっ!!死んだ人間を炎にして烈火の道具にしろって言うのかよ!!」
虚空「ではお前は…あの化け物をどうするつもりじゃ!!!
あれは幻想御手を使ったものの思念の集合体…今は“レベル5”の美琴の力を色濃くついでいる
お前は美琴に…この少女に一生あの姿で破壊を続けろと言うのか!?」
上条「っく!?」
烈火「お前が決めてくれ…当麻
俺には決断は出来ない…
ただお前の決断に全力で答える!!
美琴は…お前の大切な人なんだろ?」
オーケー
苦しい展開なのはわかっている
思い起こす美琴との記憶
記憶喪失以前は全く覚えていないがそれ以降の思い出だけでもたくさんある
初めての出会いは常盤台寮でのバイオリン演奏の舞台裏
ドレス姿の少女を見て「綺麗だな」と思った
次に会ったのは夏休みの中盤
妹達の運命に抗えず苦しんでいた美琴を「助けたい」と思った
夏休みの終わり
自分の命を狙う魔術師と戦い美琴を「守り続ける」と約束した
当麻から迷いが消えた
上条「烈火っ!!やってくれ!!」
烈火は文字を走らせた
焔
砕
円
刹
塁
崩
そして虚
裂神の召喚条件である“七竜同時召喚”を終え8文字目を書く
裂
烈火「出てこいオヤジぃ!!!」
烈火「当麻…今から俺は美琴を迎えに行く
お前から何か言うことは?」
当麻は言いたいことを烈火に伝えた
烈火「わかったぜ!ちょっくら迎えに行ってくる!」
薄暗い中で美琴はぼんやりしていた
美琴(あーあ…私って後悔ばっかしてるわね…)
更に暗い闇へと幻想猛獣が手招きする
美琴(もう…どうでもいいや)
??「美琴ぉぉおおおおおおおお」
美琴「えっ!?…何だあんたか…」
烈火「当麻じゃなくて悪かったな
でも当麻から伝言預かってるぜ!」
美琴「ちょっ…私は別にアイツなんか期待してるわけ…///」
烈火「まあ聞けって」
そう言って烈火は当麻の伝言を伝えた
その言葉の聞くと同時に美琴の闇が一瞬でかき消された
烈火「俺と一緒に来てくれるか?」
美琴「ええ…あの馬鹿にもう一度会って文句言ってやるわ!」
当麻は幻想猛獣から烈火に向けて放たれる雷撃を必死に防いでいた
上条「大事なエスコートを邪魔するんじゃねえ!!
俺はもう一度御坂に会うって決めたんだよ!!」
その時
烈火から激しい炎が噴き上がった
炎は不死鳥を象り美琴の体を包んでいく
そして美琴は炎の羽が生え、天使へと姿を変えた
上条「…ははっ…似合わねえな御坂ぁ!」
美琴『ちょっ…感動の再会の第一声がそれなわけ!?』
上条「それだそれ!お前はちょっと棘々しいぐらいがちょうどいいんだよ」
美琴『言ってくれるじゃない!じゃあその棘であの化け物を刺しますか』
上条「ああ!頼んだぞ烈火…それに御坂ぁ!」
烈火「わかったぜ当麻!行くぜ美琴!」
美琴は右手を突き出し親指に力を込める
“超電磁砲”
生前の必殺技をイメージし幻想猛獣へと狙いを定める
烈火「炎になってもそれなんだな」
美琴『一番イメージしやすいのよ
見てなさい!虚空よりすごいの見せてやるんだから』
美琴の手元の火玉は虚空のそれより遥かに大きくなっていく
幻想猛獣からも攻撃は止まないがそれは全て当麻が防いでくれている
美琴『あんたの右手を突き出すポーズ…もう見れないんだね』
思えばこの右手にいろいろ助けられた
当麻「…?何か言ったか御坂ぁ!?」
美琴『何でもない!行くわよ!!』
美琴の“超電磁砲”は放たれた
幻想猛獣はあらゆる能力を複合し、バリアを展開する
しかしそのバリアは何の効力も発揮せず超電磁砲は幻想猛獣を食い破った
烈火「…すっ…すげー威力だな
崩虚空よりずっと強力だ」
柳「これで…全部終わったんだね…
でも…御坂さんはどうなるの?」
烈火は黙る
美琴『ねえ…アンタに頼みがあるんだけど』
上条「…?どうしたんだ御坂?」
美琴『アンタの右手で…私に触って欲しい』
上条「…っ!?何でだ御坂!?
そんなことするとお前…消えてしまうぞ!!」
美琴『そうして欲しいって言ってるのよ私は
今の私はAIM拡散力場の塊…
何だかんだ言ってもう御坂美琴では無いのよ』
上条「だから何だって言うんだよ!?
俺にはAIM拡散力場の塊である友達は既にいるんだよ!!
今更お前がそうなったって気にするわけないだろ!?」
美琴『このままじゃ辛いって言ってるの
別にこの体になって後悔してるってわけじゃないのよ?
アンタたちのおかげで私の心が死ぬことは無かった
ただこの灼熱の体じゃ誰にも触れることも出来ない
だったらいっそのことアンタに触れて…死にたいのよ』
上条「ふざけるな御坂ぁ!
俺はそんなふざけた幻想…ふざけた幻想を…」
美琴『ぶち殺して?』
上条「っくそ!!約束したのに!
お前を守るって約束したのに」
美琴『あんたはよく守ってくれたじゃない
私はあんたのその右手にいっぱい助けられた』
美琴が右手を差し出す
しかし当麻は美琴の肩を右手で抱き寄せた
美琴『えっ…ちょっ…ちょっと///』
上条「強くなるから!お前がこんな風になっちまった原因を作ったやつ
全てぶちのめせるぐらい強くなるから!!」
美琴の羽が散っていく
美琴『そこまでしなくてもいいよ
ただあんたが無事ならね
あんたはいろいろと無茶し過ぎよ』
美琴の羽が根元まで散る
美琴『言い忘れてたけどさ…私あんたのことがね』
上条「御坂ぁ!!」
羽が全て散った
そこには普通の美琴がいた
美琴「ふぇ…ぶぇぇぇぇっくしょんっ!!!」
豪快にまき散らす鼻水
それを全て顔に食らう当麻
上条「………は?」
烈火含め全員も唖然としている
美琴「ちょっ…ちょっとどういうこと!?
私なんで生きてるの?」
烈火「俺にも何が何だか…おい親父ぃ!!どういうことだ?」
桜火『いやぁーワシにもさっぱり…
美琴ちゃんは肉体では無く精神が死んでたから大丈夫だったんじゃないか?
いやしかし、素晴らしい青春を見せてもらった。烈火お前も見習え』
美琴「ふっ…ふっ…ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁああ
あの感動は何!?何が『ぶち殺して?」よ」
上条「よかった!よかったじゃないか御坂ぁ!!
ところで最後って何言おうとしてたんだ御坂?」
美琴「…っえ!?///それはその…何というか…その…にゃー」
上条「みっ…御坂が倒れたぁぁぁあああ
救急車!!いや佐古下!!早く早く!」
―窓のないビル―
アレイスター「超能力1つで天使化だと…?
治癒の少女ばかり気にかけいろいろと実験を行ってみたが
これは思わぬ収穫が得られたようだ」
アレイスター「しかし蘇生の少女の力を得られなかったのも事実
先の戦いで瀕死になった“第二位”が完全蘇生出来なくなったのは痛い…」
アレイスター「佐古下柳に花菱烈火…磨けば磨くほど輝く『原石』…」
―数日後―
烈火以外の火影は学園都市外に帰り
烈火と柳は学園都市に残ることとなった
烈火「美琴…お前当麻に最後何て言おうとしてたんだ?」
答えを知りつつ意地悪にも聞いてみる烈火
美琴「アンタ…よっぽど痛い目みたいようね…
何ならこの間の続きやってもいいのよ…?」
烈火「この間の続き?ありゃあお前の負けだってお前も認めただろ?」
美琴「アンタの弱点はだいぶわかったわ!
今やったら私が勝つわよ!!」
烈火「言ってくれるじゃねーか美琴!
言っとくが俺はまだ隠し玉がいろいろあるんだぜ」
バチバチっと火花
比喩でもなんでもガチ火花を散らす2人
上条「だぁぁぁぁああああこんなところでガチバトルするな2人とも!!」
烈火が来たことによって当麻の気苦労が増えるのであった
上条「ふっ…不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ」
― Fin ―
刀、 , ヘ
/´ ̄`ヽ /: : : \_____/: : : : ヽ、
,. -‐┴─‐- <^ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
/: : : : : : : : : : : : : :`.ヽl____: : : : : : : : : : : : : : : : : : /
,. -──「`: : : : : : : : : :ヽ: : : : : : : : :\ `ヽ ̄ ̄ ̄ フ: : : : :/
/: :.,.-ァ: : : |: : : : : : : : : :\: : : : :: : : :ヽ \ /: : : :/
 ̄ ̄/: : : : ヽ: : : . . . . . . . . . . .、 \=--: : : :.i / /: : : : :/
/: : ∧: \: : : : : : : : : : ヽ: :\: : : 〃}/ /: : : : :/ 、
. /: : / . : : :! ヽ: : l\_\/: : : : :\: ヽ彡: : | /: : : : :/ |\
/: : ィ: : : : :.i: : | \!___/ ヽ:: : : : : : :\|:.:.:.:/:! ,': : : : / |: : \
/ / !: : : : :.ト‐|- ヽ \: : : : : l::::__:' :/ i: : : : :{ |: : : :.ヽ
l/ |: : :!: : .l: :| \: : : l´r. Y {: : : : :丶_______.ノ: : : : : :}
l: : :l: : :ト、| 、___,ィ ヽ: :| ゝ ノ '.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
|: : :ト、: |: :ヽ ___,彡 ´ ̄´ ヽl-‐' \: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ
!: :从ヽ!ヽ.ハ=≠' , ///// ///u /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
V ヽ| }/// r‐'⌒ヽ イ〉、
ヽ、______ー‐‐' ィ´ /:/:7rt‐---、 こ、これは>>1乙じゃなくて
ィ幵ノ ./:/:./:.! !: : : : :!`ヽ ポニーテールなんだから
/: : .|: :| !:.!ィ¨¨ヾ、:.:/ !: : : : l: : : : : :.\
最後の最後でタイプミスorz
×比喩でもなんでもガチ火花
○比喩でもなんでもないガチ火花
長らくお付き合い&保守していただきありがとうございました
ぶっちゃけ
美琴vs烈火 土門vs結標 美琴の天使化
この三つがやりたいだけだったのでgdgdだった始末
しかも空気キャラが多すぎる
禁書原作が進み
アレイスターの計画がだいぶ理解できるようになったらまた立てたいと思います
まだ出ない禁書&烈火の重要キャラはその時にでも
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