P「いおりん可愛すぎ警報が発令されました!付近の方は今すぐ避難してください!」
伊織「な、何よ、何なのよ!?」
P「みんな危険だ下がれぇええ!!」
春香「は、はいっ!」
P「勢力の範囲はいおりんを中心とした、いおりんを視認できる範囲!!!」
P「超巨大な勢力を保って事務所内を蹂躙しています!!」
伊織「もー…何なのよぉ…」プクー
P「立っているのもやっとという状態ですっ…!」クラクラ
伊織「バッカみたい…オレンジジュース飲もう…」スタスタ
P「いおりん765号ですが、給湯室に向かったようです!」
小鳥「こちらスタジオ(社長室)です。現地の様子はどうでしょうか?」
P「あそこには分断され孤立した雪歩が取り残されています!」
P「早速様子をレポートして参りたいと思います!待ってろ雪歩!」
伊織「うるさいったらありゃしないわ…あ、オレンジジュースがないじゃない」
雪歩「あはは、お茶淹れようか?」
伊織「お願いするわ」
P「雪歩ーーーーーーーーー!!うわぁ給湯室は豪雨、強風に見舞われています!!にひひっの嵐!!」ガチャッ!
伊織「!?」
雪歩「ひゃああああああああ!!」カシャーン!!
P「熱ううううううううううううう!!!??」
雪歩「ご、ごめんなさいぃ…火傷させてしまって」フーフー
P「あはは…俺が急に飛び出したせいだから、気にしないで雪歩」
P「くっ…それにしても最大勢力を思い知ったぜ!いおりんに近づくことさえ困難だとは!」
雪歩「?」フーフー
P「あ、雪歩もっとフーフーして、もっと」ハァハァ
社長室
小鳥「今年に入って765回目の事務所上陸となりました」
P「発生するたびに最大勢力を増しています…プロデューサーに対する被害は甚大です」
P「いおりんにメロメロな状態から復興出来る気がしません」
小鳥「(メロメロ感情の)氾濫の恐れもありますよね?」
P「濁流が全てを押し流そうとしています。決壊、そして氾濫も時間の問題でしょうね」
小鳥「プロデューサーさんは何とか持ちこたえているようですが…」
小鳥「各地では既に氾濫したとの情報もあるようです」
P「すぐに取材に行っていまいります!」
美希「むにゃ…むにゃ」zzz
伊織「全く、ずっとソファで寝ちゃって…秋口で寒くなってるんだから風邪ひくわよ!」
美希「ふぁーい…なの」
伊織「しゃきっとしなさいよ!しゃきっと!」
美希「確かに、ちょっと寒いの…ミキ暖かいものが欲しいなー」ブルッ
伊織「あーもう!震えちゃってるじゃない!待ってなさい、今雪歩に暖かいお茶もらってくるから!」タッタッタ
P「ここが現場か!」
美希「あ、ハニー!どうしたの?」
P「すまん、しばらく俺はこのソファの後ろに隠れている!美希、お前のことを見守っておくからな!」
美希「よく分からないけど、嬉しいの!美希の背中は任せたの!」
伊織「ほら、美希!これ飲んで暖かくしなさい!」
美希「デコちゃん優しいの!ついでにミキの隣に座ってぴとってして欲しいなー」
伊織「な、何言ってんのよ…!」
美希「?デコちゃん暖かそうだから、くっつきたいなーって思ったの」
伊織「し、仕方ないわね。あまりくっつきすぎないでよね!お茶をこぼしたら大変なんだから!」ストン
美希「えへへ」ピトー
美希「デコちゃんは落ち着く暖かさなの!気持ちいいの!」
伊織「ば、バカぁ…///」
美希「ほっぺたもモチモチなの!」
伊織「ちょ、ちょっとやめなさいよ」
美希「もっと柔らかいところはー」
伊織「あ、ちょっと、コラやめなさ」
美希「あふぅ」
P「あふぅ」
P「以上、現場でした」
小鳥「お疲れ様です、引き続き警戒を怠らないようにしてください」
P「小鳥さんへの報告終わり!…ふぅ、一仕事ついたぜ」
春香「あ、あのー、プロデューサーさん」
P「お、なんだ春香。ここは危険なんだぞ?いおりん可愛すぎ警報が発令されてるんだ」
春香「いや、あのですね…その」
P「どうした?困ったことがあるなら聞くぞ」
春香「うぅ…」
春香「はるるん可愛すぎ警報は…発令されたり…とか、しないですか?///」
P「局地的豪雨発生中」
P「いいか」
春香「はっ、はい」
P「はるるんは超可愛い」
春香「…///」
P「ので、また今度じっくりレポートしてやるからな」ナデナデ
春香「えへへ…クッキー食べます?」
P「おう、いただこう」サクサク
P「甘いな、優しくて、春香らしい味だよ」
春香「…私のほうがもっと甘いかもしれませんよ?」
P「え」
春香「冗談です!…じっくりレポートしてくれること、約束ですからね!」
P「あ、あぁ!分かった!約束する」
春香「(きゃーーーー!!どれだけ大胆なこと言っちゃったの私!)」
春香「(これじゃ、私を食べて…って言ってるのとほぼ同じじゃない!///)」
春香「(あざといって言われても言い訳できないかも…)」
P「あ、あのさ春香」
春香「は、はいっ!」
P「ふ、深い意味はなかったのかもしれないけどさ!」
P「俺、春香のそういうストレートな冗談が好きだよ!」
P「いや、深い意味じゃなくてね!深い意味じゃ!」
春香「もうっ!///」
P「(ゲリラ砂糖で溺れ死にそうになった…さすが正統派)」
P「いやーウチのアイドル達はどうしてこう可愛いんだろうな」サクサク
伊織「まーたセクハラめいた発言しちゃって」
P「わっ!伊織いたのか!」
伊織「いたのか、じゃないでしょ。さっきから事務所で私に付きまとってるのはアンタでしょうが」
P「だって伊織の可愛さは危険すぎるからだ!動向を注視する必要があるんだ!」
伊織「もー…またそんな事言う!」バシバシ
P「おげふぅ」
伊織「そんなこと言われたって、ワケわかんないお調子者みたいに言われたら」
伊織「アンタが本心で言ってるのか、からかって言ってるのか分からないじゃない!」
P「本心で言われたい?」
伊織「からかって言われるよりは…」
P「本心で言ってあげようか?」ニヤニヤ
P・伊織「…」
伊織「鬱陶しい」プイッ スタスタスタ
P「あ、可愛い…」
P「伊織は行ってしまった」
真「プ、プロデューサー!!プロデューサーぁあーー!!」ドタドタ
P「ん、真か。慌ててどうした?」
真「…☆」キャピー
P「…?」
真「…♪」キャピー
P「(なんかポージングしてる)」
真「…」
真「なんでまこまこりん可愛すぎる警報が発令しないんですかぁーーーーーああ!!///」
真「今、いおりん可愛すぎる警報発令してるんでしょ!!」
P「その通りだ」
真「だったら!」
P「あれはな、自然現象なんだ」
P「真がやったみたいに意図的に発生させるものじゃないんだ」
真「えーそんなぁ…恥ずかしい思いしただけかぁ…」
P「いや、真は可愛いぞ?」
真「本当ですかー?可愛すぎる警報が発令していないボクなんかより」
真「発令してる伊織の方が可愛いんじゃないですかー?」ジト
P「…いや、真は可愛い、でも可愛い女の子から綺麗な女性になっていくと思ってる」
真「!?」
P「大人の女性になっていくにつれ、子供の可愛いからは脱却していくもんだ」
P「もちろん大人になっても可愛さを残している人もいて、それはそれでいいと思う」
P「…でも俺は、真は特に綺麗な女性になっていくと信じているよ」
真「あ…あぅ…///」
P「それは、自然発生的なことだ」
P「だから、警報はその時に発令されるだろう」
真「…へへっ!見ておいてくださいよ!」
真「必ず、プロデューサーの期待に応えてみせますから!」
P「ああ、約束だ」
真「…」
真「でも今はやっぱり頭撫でてもらってもいいですか…///」
真「子供扱いにも…得なところはありますので…」ボソボソ
P「おふぅ」
ご飯食べてなかったのとストックがなくなりそうなのでしばらく時間があきます
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