喜多見柚「トリックオアごはん!」P「なんだそれ」 (26)


柚「あれ?Pサンハロウィン知らないの?」

P「知ってるよ。去年一緒にハロウィンの仕事もやったしな」

柚「へへー。覚えててくれたんだー」

P「そりゃまあ」

柚「そかそか」ニパニパ

柚「てことでーはい」

P「…その手は?」

柚「ごはんをくれなきゃイタズラするぞっ」

P「…」バタン

柚「あぁっ。だ、黙ってドアを閉めるのはひどいカモっ」



・喜多見柚(15)
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モバ抜けてた。ごめんよ。モバPです。モバマスSSです


柚「開けてよぉ」ドンドン

P「……なんなんだ、いきなり」ハア

ガチャ

柚「!うにゃ」ゴン

P「あ、悪い」

柚「…………いたい」サスサス

P「だ、大丈夫か?」

柚「……だいじょぶじゃないカモ……うー」…スリスリ

柚「…あーこれはPサンがさすってくれなきゃなおらないかなぁ―― バタンッ

柚「も、もー!だから閉めるのはひどいってばぁー」ガチャガチャ

P「近所迷惑だからお静かに」


ガチャ


P「まったく。急に押しかけて来ていったいなんの用だ――」

柚「えいっ」ダキ

P「うぐ」

柚「へへっ。これでもう閉めらんないぞー」ギュー

P「…」

P「…」グリ

柚「ふに」ベリッ

柚「うあー。む、無理やりはがさないでよぅ」ギュゥ

P「いきなり抱き着くな。びっくりするから」

柚「びっくりした!?」

P「びっくりした」

柚「そかーへへー」ニヘニヘ

P「…」

P「…」グリ

柚「ふにぃー」ギュー


ポン

柚「?わぷ」

P「それでなんだって?」ナデナデ

柚「…あ、うん…えへへ」

柚「えと、ごはんをください」

P「…そう言っていきなり家に来られても困る」

柚「ごはんをくだせー」

P「言葉遣いの問題じゃないです」

柚「じゃあイタズラしちゃうぞ!」ガオー

P「どうぞ」

柚「えっ…あっ、その……それはその、て、てへてへ」//

P「なぜ照れる」


P「ハロウィンにはまだ早いと思うけど」

柚「うん。でもいきなりごはんをよこせーってのは失礼かなーって」

P「はあ」

柚「柚なりにオブラートに包んでみたんだー」

P「包めてないです」

柚「あれっ」


柚「まぁいいやっ」

P(よくねえよ)

柚「じつは今日お父さんとお母さんが旅行でうちにいないんだー」

P「…、ああ、そうだったのか」

P「なんだ。事務所にいる間に言ってくれれば、どこか連れてってやったのに」

柚「すっかり忘れてた!」

P「しっかりしろ」ペチ

柚「ふに」


柚「てへー」

P(てへじゃねえよ)

P「…、けどまあそういうことなら」チラ

柚「ン?」

P「ちょっと遅いけど、どこか外食に行こうか。送りがてら。車出すよ」

柚「へへっ。それには及ばないカモ!」ガサ

P「…、それは?」

柚「お料理の材料。買って来たんだー」

P「…………柚って料理できるんだっけ」

柚「できないよ?」

P「…、ああ作れって」

柚「おぉっ。さすがPサンは鋭いなぁ♪」ニパー

P「ったくしょうがないなあ」グリグリ

柚「ふにゅぁ」

柚「そ、そう言いつつ、頭をぐりぐりするのはなんでかなっ……うぇええーん」


P「ったく」パッ

柚「…はふ」…サスサス

P「まあ柚らしいというかなんというか」

柚「アタシらしいかな?」

P「うん。まさか材料を買って来て飯を作れと言われるとは」

柚「アイドルに料理を作れる機会なんてめったにないよっ」

P「そうだな」

柚「しかも一緒に食べてあげるんだぞっ」

P「そうだな」

柚「嬉しいでしょ!?」

P「すごく」

柚「あっ…そ、そか。嬉しいかー…」テ、テヘー…//

P(照れるなら言わなきゃいいのに)クス


P「そういう自由なところが柚らしいなと」

柚「褒められた!」

P「褒めてない」ペチ

柚「ふに。あれっ」

P「…、いやまあ、長所ではあるか…」

柚「褒められた!」

P「調子に乗るな」ペチ

柚「ふににっ」


P「ところでなにを買って来たんだ?」ガサ

柚「今度お料理番組の収録があるでしょ?それでイタリアンを作るから――」

P「パスタか」

柚「うんっ」

P「一応、その予習ってことだな」

柚「アタシは食べる専門だけどねっ」

P「手伝えよ」ペチ

柚「うあー♪」

P(意味もなく楽しそうだな)


・・・・・


柚「けぷっ」

柚「お腹いっぱい」ポンポン

P「ご満足いただけましたか」カチャ

柚「うんっ。大満足だよー」ニパー

P「それはよかった」


柚「へへ」

柚「Pサンは優しいね」

P「なんだよ急に」

柚「だってこうして急に来ても優しくしてくれるんだもんねー」

P「答えになってないぞ。くり返しになってる」

柚「ありゃ?」

柚「てへへ♪まあいいやー」ゴロゴロ

P「そうだな」


柚「優しいから大好きだよー」

P「……なんだよ急に」

柚「なんだろー」ヘヘー

柚「てかPサン今日は『なんだよ急に』ばっかだね」

P「…そうか?」

柚「そうだよ」

柚「むむ。ひょっとして照れてるのかなっ」

P「…気のせいだ」

柚「そぉかなー?」

P「…そうだよ」

柚「へへ。そっかー」ニヘニヘ

P「……」…ハア


柚「よいしょっ」

柚「ねーPサン。お腹いっぱいになったところで、コーヒーでも飲みたくないカナ?」

P「…うん、まあ」

柚「だよねっ。よしっちょっと待ってて」ペタペタ

P「?」


柚「じゃーん」

P「ああ、それ…今度着る衣裳じゃなかったっけ」

柚「へへーそうだよ!どぉかなー似合ってるかなー」クルクル

P「似合ってる似合ってる」

柚「そかーありがとー」ヘヘー


カチャ

柚「どぞー」

P「ども」

柚「ごはんのお礼だよっ。いまだけ柚が、Pサンのメイドさんになってあげるんだー」ニパー

P「……なるほど」

P「それはどうもありがとう」

柚「うへへ。いえいえー」ニパニパ

柚「おかわりどぉ?」

P「まだ一口も飲んでないです」ペチ

柚「あう」


ポンポン


柚「ン?」

P「ありがとな」

柚「…へへっ」

柚「それはこっちの台詞だよ。えと……いろいろアリガトー」

P「いろいろってなんだよ」

柚「なんだろ。…たくさんあってよく分かんないや。てへ」

P「そっか」

柚「そうなのだー」

P「なんだそれ」

柚「なんだろー」アハハ


柚「まあその」

柚「フツツカ者ですが…これからもどうか一つ」ペコ

P「……」

柚「…、ふふ。なーんて。へへっ」

P「はは」

P「うん。こちらこそ。よろしくな」

柚「うんっ。これからも柚をよろしくねっ」ニパッ



・・・・おしまい

柚新SRおめでとう!(血涙
以上です短くて申し訳ない。いてもたってもいられず。じゃあがんばって来ます

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