モバP「フツウの冬」 (22)
ウィーン
「ありがとうございましたー」
P「…」フゥ
P「?」
P「…」
P「……冬だなぁ」ガサ
柚「冬だねー」
P「はい」
柚「はい」
・シリーズものです
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P「おっす」ス
柚「おっす!」パシン
P「偶然だな。柚もちょうど事務所に行くところか」
柚「ところです!」ペカー
P「そっか」
P「じゃあ、一緒に行こうか」
柚「そうしよっかー」
柚「お昼ごはんカナ?」ガサガサ
P「人の買い物を勝手に漁るなよ」
柚「なっにが出るかなー♪」
P「人の買い物で勝手に遊ぶなよ」
柚「遊ぶよっ」
P「勢いはいい」
柚「ほめられた!」ペカー
P「ほめてない」ペチ
柚「ふにっ」
柚「じゃあ、えと、」
柚「へへ、これ食べてもいい?」
P「うん」
柚「へへーありがとっ」ニパー
柚「ふぁっきなにみへふにゅだっていっふぁの?」モゴモゴ
P「食べながら喋らないの」ポン
柚「ふにゅ♪」
P(ふにゅ?)
柚「もごもご」
楓「私が当ててみましょうか」ニュ
P「うお、楓さん」
柚「もごぐ」
楓「ええ。おはよう」ニコ
P「なんで通じてるんです?」
楓「ふふ…プロデューサーさんがコンビニを出て、冬を感じたその理由……」
P「だからなんで柚の台詞が分かるんです?」
柚「もごぐ!(仲良しだからかなっ)」
P「勢いはいい。けど分からん」ペチ <フニー
楓「それはですね…」
楓「?…あ…ふふっ」
P「?」
楓「冬を感じたその理由…。」
楓「これってまるで、川柳のようなリズム感ですねー。ふふ」ニコ
P「そうですね」
柚「もぐもご」コクコク
楓「でも字余り……字余りなんてあんまりです…ふふ…」フフフフ…
P(楽しそうだ)
柚「ごっくん♪」
柚「えとー、だったら“Pサンが”にすればぴったりじゃないかなっ」ニパ
P「柚はかしこいなぁ」ナデナデ
柚「へへー♪」
楓「おぉ」ナルホド…
楓「?…あっ」
P「?」
楓「……でも…それだと、私はプロデューサーさんの名前を…?」ゴニョ
楓「…」…チラ
P「??」
楓「…わぅ」
P(…なぜか楓さんが小さくなってしまった)
楓「ま、まだ私には、早かったですね」//
P「??川柳がですか?」ナデナデ
柚「♪」ナデラレー
P「…それにしても」
楓「?」//ハフ…
P「当ててみせましょうかーって。きまぐれですか?」
楓「…あ、いえ。それもあるんですけど…」ポフポフ
楓「この前の撮影のとき、こんな風に、いただきますのポーズをしたんですが」マスー
P(そもそもそれをいただきますのポーズと表現しますか)
楓「そういえば、なんだか占い師さんのようでもあるかなって」
P「ああ、それはなんとなく分かるような」
柚「楓サンの神秘さが火を吹くねっ」
P「占い師が火を吹いてどうする」
楓「…………こうしているとお腹が空いてきました…」グー
P(そっちの方がしっくり来ちゃいましたか)
P「…」ガサ
P「さむいですけど、せっかく外で会ったんだし、ちょっとなにか食べて行きましょうか。」
柚「へへっいいねー♪」
楓「いいですね。では体が冷えないように熱燗を…」
P「まずお酒を温める手段がないような」
楓「あ、じゃあ…お湯は頂けばいいので、焼酎のお湯割りに…」
P「店員さんもまさかポットのお湯をそんな風に使われるとは思ってもみなかったでしょうね」
楓「ふふー…」//テレテレ
P「ほめてません」
柚「ほめてほめてっ」
P「かわいい」
柚「わーい!」
P(かわいい)
P「おにぎりは柚に一つ食べられたから…ええと」ガサ
P「あと、肉まんとかあるので、まあ好きなように食べてください」
楓「ありがとうございます。では…」パクン
柚「ありがとー♪」パクー
P「うん」
P「…で、俺は余ったのを…」パク
楓「……」モグ、モグ
柚「……」モグモグ
P「……」モグモグ
仁奈「…」モフモフ
P「ダウト」
仁奈「なうぁ」
仁奈「ど、どぉしてばれやがったですー…」ガク
柚「わー仁奈チャンだー。もふもふだぁ♪」モフモフー
P「ははは。プロデューサーを舐めるなよ」
楓「すごいです。プロデューサー」パチパチ
仁奈「くぅ、一昨日もふりやがれです!」
P「もふらねえよ」
・・ふわ
P「?」
仁奈「あー」
比奈「ふふ。どもーっス、プロデューサー」
P「おう。比奈もいたんだな」
比奈「はいっス」ニコ
比奈「へへー、仁奈ちゃーん。勝負は私の勝ちっスねー」ニヘー
仁奈「うぅ負けちまったですよ…」
P「??なんのはなしだ?」
比奈「プロデューサーが寒そうなので、どっちがマフラーを巻いてあげられるか競争してみたんでス」
P「なんだそれ」
比奈「暖かいでス?」ニコ
P「……、うん」
P「うん。それはまあ…。」
P「…なんというか、…どうもありがとう」
比奈「いえいえ」
仁奈「礼にはおよばねーですよ!」
比奈「巻いてあげたのは私っスよー」フフー
仁奈「おねーさんが照れちゃうので勝負というタテマエをてーあんしたのは仁奈でごぜーます!」モフンス
比奈「なんでスとー」
柚「仁奈チャン大人だっ」ワハー
楓「大人だー…」ホワー
仁奈「ホンネとタテマエの気持ちになるですよ!」ハァー
柚「おおっ」
楓「おおー」
P(意味はたぶん分かってないな)クス
仁奈「では、今日はおねーさん二人に、かんたんなタテマエの立て方を教えやがります!これはシャカイジンの気持ちになるとき便利でごぜーますので」
柚「はーい♪」
楓「はーい」
P「教えなくていいから」
仁奈「まずきぐるみを用意するです」
P「ぜったい関係ないだろ」
柚「せんせぇ、きぐるみがないのでパーカーのフードで代用できますか!?」
楓「はい先生、きぐるみがないので、ブロッコリーでも大丈夫でしょうか」
P(なんでブロッコリー!?)
楓「あ、サラダに付いていたので…もふもふですし……てへ。ほら」ヒョイ
P(よく分からんけどかわいい)
わいわい
P(…なにしてんだか)クス
比奈「なにしてたんでス?」
P「ん?」
比奈「…さむいのに。風邪引いちゃいまスよ?」
P「ああ、うん。まあな」
P「……その」ハー…
P「せっかく冬なんだし…さむいのを満喫するのも、冬らしくていいかなって」
比奈「…はあ」
比奈「…あ、まあ、あれでスね、くもり続きなのは悪くないっスよね!」
P「いや悪いだろ」
比奈「乾燥するのはいただけないっスけどねー…こう、全体的にくらい感じなのは、いいっスよねぇ…」フフフフ…
P「…お、おう。まあ比奈がいいなら、いいけど…」
P「……」
柚「…」モフモフ
柚「ち、ちょーっと恥ずかしいけど……へへ、あったかいし、いっか!」
楓「もふもふ」
楓「…髪の毛もあるから、いっそうもふもふに……ふふ、でも、暖かいね」
仁奈「あったけーです。もふもふでごぜーますので」ハイ
P「…」ハー…
P「もう冬だなぁ」
比奈「冬でスねぇ」
終わりです
相変わらずオチは行方不明です
とりあえずニナチャーンがいたのでポジるよ。お疲れさまでした
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