こたつのある日常 (30)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
初投稿……というか、別所で投稿したものを加筆修正したものになります。
書き溜めてあるのと、こちらでははじめてなもので、さくさく投下していきたいと思います。
短いお話ですがよろしくお願いします。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386346587

P「はぁ~。やっぱこたつっていいよなあ」

楓「なんといいましょうか、こー、立つのが億劫ですね」フフッ

P「楓さんはブレませんね」

みく「みくは猫だからこたつで丸くなるにゃ」

P「みくはこういう時だけブレないよなあ」

みく「え、ひどくない?」

P「あーみかん欲しいみかん。戸棚の中なんだよなあ。遠いよなあ」

楓「みかんがなきゃいかん」

P「みくー、みかん取ってきてー」

楓「スルーとかひどくないですか?」

P「ひどくないですね。いいからみくは早くみかん取ってこいよー」

みく「みくだっておこたから出たくないにゃ! アイドルを癒して疲れを取るのもPちゃんのお仕事にゃ! 」フンス

P「えー、めんどくさい」

??「ただいまー」

P「お、誰か帰ってきた。ついでにみかん取ってもらおうぜ」

みく「それは名案だにゃ」

柚「えへへ、寄り道してたら遅くなっちゃった♪ ……って、あれー、三人だけ?」

P「おー柚だったか。お帰り」

楓「柚ちゃんおかえりなさい」

P「ちひろさんは年少組を送りに行ったよ。他はもうみんな帰った」

みく「みくは今日はお休みだけど遊びに来たのにゃ」

柚「へぇ~。楓サンは?」

楓「私は今日はもうお仕事が終わって休憩かしらね」

柚「で、Pサンは絶賛サボり中」

P「違うけどな?」

楓「違うんですか?」

P「え、違いますよ。今日の俺の仕事はひと通りさっき終わったんで」

柚「さすが敏腕プロデューサー!」

P「おー、柚はよく分かってて良い子だなー」ナデナデ

柚「えっへへ♪」

みく「Pチャンはみかんを取りにいくのをサボってるのにゃ」

P「確かに」

柚「みかん?」

P「あー、そうそう。柚ー、給湯室の戸棚に入ってるみかん取ってくれー」

柚「めんどくさーい! アタシも早くぬくぬくしたいもん!」オコタニズサー

P「あーあ……一回入っっちゃったら出れなくなるじゃん……誰がみかん取りに行くんだよ……」

柚「みかんじゃないけど柚ならここに!」ペカー

楓「ふふっ」

みく「柚ちゃんは食べられないにゃ」

P「しゃーない、みかんは我慢するか……」

みく「えー」

柚「ところでなんで急におこた出したの? 今日出る前はなかったよ?」

P「気がついたらあった」

楓「プロデューサーさんが出したんじゃないんですか?」

P「いや、俺が打ち合わせから帰ってきたらありましたよ。みくは知ってるか? ずっといたよな?」

みく「知ってるよ! ちひろさんが用意してくれたの!」

P「サンキューチッヒ」

みく「『こたつで暖まれば喉が乾きますし、ドリンクが売れるのが楽しみです♪』って言ってたにゃ」

P「ファッキューチッヒ」

みく「『こたつでぬくぬくすればアイドルたちはプロデューサーさんと一緒にのんびり時間を過ごせますしね』とも言ってたにゃ」

楓「サンキューチッヒ♪」

柚「ちひろサンもいい仕事するねー♪」

みく「Pチャンはドリンクを買わされるけど、みくたちアイドルにとっては優しい事務員さんにゃー」

P「まあ事務員としては無くてはならない存在なんだけどなあ……あーあ、守銭奴でさえなければ最高なのになー」

楓「言いつけちゃいますよ?」

P「すいませんでした」

みく「口止め料としてみかんを取ってくるにゃ」

P「えーめんどくさい」

柚「PサンPサン、アタシみかん食べたいな~♪」

P「ったく……仕方ないなあ……」モゾモゾ

みく「柚ちゃんだと行くの!? やっぱりみくの扱いひどくない!?」

P「うおー、さむさむ……。まあいいや。ついでにお茶でも淹れるか?」

みく「そして安定のスルー……」

柚「お、さすがPサン、気が利くー!」

P「どういたしまして」

P「あー寒かった……。っべー、こたつあったけー」

楓「ひゃん」

P「あ、すいません楓さん。今足当たっちゃいました?」

楓「はい……冷たくてびっくりしました」

みく「Pチャン……冷え性なの?」

P「違うわ。こたつから出てたからだろ」

柚「えいっ」

P「いてっ」

柚「えへへ♪」

P「こら、こたつの中狭いんだから蹴るなって」

柚「えー、女子高生に蹴られるなんてレアだよ?」

P「俺にはそんな性癖ねえよ」

柚「Pサン的には女子高生よりオトナな女性?」

楓「えいっ♪」

P「ちょ、楓さんまでっ」

楓「ふふっ。オトナな女性のキックはいかがですか?」

P「大人の女性はそんなことしません」

楓「(´・ω・`)」

P(可愛い)

柚(可愛い)

みく(可愛いにゃ)

P「あー、そういえば柚。今日の仕事はどうだったんだ?」

柚「楽しかった!」ペカー

楓「柚ちゃんは確か料理番組の?」

柚「そうだよー。うん、美味しかった!」

P「柚らしい感想だなあ」

みく「お仕事で美味しいものが食べれるってやっぱり最高にゃー。変わって~」

柚「魚料理だったけど?」

みく「あ、やっぱりいいです」

P「んで、ちゃんとやれたのか?」

柚「うん! たぶんバッチリ♪」

P「たぶんか」

柚「バッチリ!」

楓「バッチリ……ばっちり……うーん……」

P「どうしました?」

楓「思いつきませんでした」

P「さいですか」

楓「てへぺろ?」

P(可愛い)

柚(可愛い)

みく(可愛いにゃ)

楓「こないだ柚ちゃんがやってたのの真似っ子です」テレ

柚「てへぺろ☆」

P(可愛い)

みく(可愛いにゃ)

楓(可愛い……)

みく「えへへー、じゃあみくもてへp」

P「あ、みくにゃんはいいです」

みく「ひどくない!?」

P「てへp」

みく「あ、おっさんはいいです」

P「ひどくない!?」

みく「いくらなんでも男がやっていいものじゃないにゃ」

P「分かるわ」

楓「ふふっ」

P「さて、うちの事務所でペロといえば」

柚「うーん……あっ、雪美チャン?」

P「ゆきみんぺろぺろしたい」

柚「早苗サーン」

P「冗談は置いといて」

みく「冗談に聞こえないから怖いにゃ」

P「今日はあとは雪美が事務所に帰ってくるはずなんだけど」

柚「そうなんだ?」

P「仕事終わって帰ってきてるって、さっき連絡があってなー。今日は雪美とご飯の約束をしてるんだよ」

柚「えー、いいなーご飯いいなー」

みく「みくもご飯食べたい! おーにーくー!」

柚「おーにーくー!」

楓「おーにーくー♪」

P(やっぱり可愛い)

柚(敵わない可愛い)

みく(なんでこう可愛いのかにゃあ)

P「まあ俺はいいんだけど……約束は約束だし雪美次第な」

柚「やたー!」

雪美「なんだか……すごく…………にぎやか……?」

P「おー、お帰り雪美ー!」

雪美「ただいま……P…………みんなも……………」

P「んー。あー、ちょうど時間もよさそうか」

雪美「……ごはん…………?」

P「そうだな。んで雪美。今日のご飯なんだけど、みんなも一緒に行ってもいいか?」

雪美「………………」

P「だめか?」

雪美「ううん………みんなと……いっしょだと…………たのしいから………………」

P「つまりオッケー?」

雪美「うん………みんなで……………ごはん……♪」ニコッ

柚「やたー!」

みく「お肉にゃー!」

P「ってことで決定! 今日はみんなで焼き肉だー!!」

「「わーい!」」

P「俺の奢りだー!!」

「「いえーい!」」

P「あ、楓さん、今日はお酒はなしですよ。車ですし、他は未成年ばかりですからね」

楓「酒は避けるんですね…………しょぼーん……」

P(可愛い)

柚(可愛い)

みく(可愛いにゃあ)

雪美(かわいい…………)

P「まあまあ。お酒はまた今度ゆっくり呑みに行きましょう」

楓「はい、約束ですよ♪」ニコニコ

P「ええ、約束です」

みく「あー、ずるいにゃー! みくともごはんの約束するにゃ!」

柚「アタシもー!」

P「分かった分かった。そのうちな」

みく「やったね柚チャン!」パチッ

柚「やったねみくチャン!」パチッ

P「ハイタッチしてないで。ほらさっさと行くぞ」

みく「うっ……っていうことはこたつから出なきゃいけないのかにゃ……」

P「焼き肉とこたつ、どっちが大事なんだ!」

みく「焼き肉にゃー!」

P「こたつならこの冬の間は出てるだろうし、また明日だな」

みく「仕方無いにゃ」モゾモゾ

柚「仕方ないねー」モゾモゾ

P「それじゃあご飯行ったあとそのまま全員家まで送っていくから、荷物あったらもってけよー」

「「はーい」」

P「それじゃあしゅっぱーつ!」

ワイワイガヤガヤキャッキャウフフ…………

……………………

………………

…………

……

ちひろ「うふふ。こたつがあればきっとみんな事務所でまったりしてくれてますよね」

ちひろ「帰って誰かがいるのって、なんだか嬉しいですもんね♪」

ちひろ「我ながら名案でした~」

ちひろ「なんだか事務所がお家みたい。となると……アイドルたちとは家族?」

ちひろ「それだと……プロデューサーさんは旦那さん……かな///」

ちひろ「なーんて。えへへ、自分で考えててちょっと恥ずかしかったです」

ちひろ「ただいま戻りましたー……ってあれ、電気が点いてない」

ちひろ「あれ? 誰もいないんですか……? Pさーん……?」

ちひろ「あれ、こたつ机に……これは書き置きかしら……?」

『みんなで焼き肉食いに行ってきます。 P』

ちひろ「……ぐすん(´;ω;`)」

…………というオチで、以上です!
初投稿だったので、投稿の仕方はこれでよかったのかな? と多少疑問ですが
一応ちゃんと全部投稿できたのでオッケーってことでひとつ

乙。
ほっこりした。
あえて言うならスレ名にモバPとか欲しかった。

>>25
確かにこのタイトルだけじゃ分かりにくかったですね
次回はタイトルで分かりやすいように考えてみます

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