キョン「もう…消失の長門でいいや」(541)

キョン「おはよーっす」

谷口「キョン!相変わらずテンション低いな」

キョン「うるせえ、ほっとけ」

谷口「それより今日の体育は持久走らしいぜ」

キョン「最悪じゃねえか…なんでお前はそんなにテンション高いんだよ」

谷口「バカ!俺だって走るのは嫌だよ。でも…なんと今日だけは女子と合同なんだ」

キョン「…それが何だっていうんだ」

谷口「お前はホントのバカか!喘ぎながら乳を揺らして懸命に走る女子…最高じゃないか!」

キョン「お前そればっかりだな」

谷口「うるせえ!今日の体育は朝倉に目線をロックオンだ!」

キョン「ガンダムかよ、しかも00だな」

谷口「狙い撃つぜ!」

キョン「完璧にガンダムじゃねえか」



キョン「…おい…朝倉って朝倉涼子か?」

谷口「はぁ?それ以外にいねえだろ」

また消失かよ!!

――体育の授業

岡部「ほらー!もっときちんと走らんか!」

キョン「はぁはぁ…こっちは帰宅部だってのに…普段運動してないやつに5キロなんて地獄だぜ」

谷口「ふぅ…」

朝倉「キョンくん頑張ってー」

キョン「声援はありがたいが…そのボディは反則だぜ!」

谷口「ふぅ…」

キョン「あー疲れた…」

朝倉「お疲れ様、はいタオル」

キョン「お前運動部のマネージャーみたいなことするんだな」

朝倉「いらないの?」

キョン「いや、ありがとう」

キョン(はぁ…朝倉のにおい…クンカクンカ)

朝倉「ちょっと」

キョン「なんだ?」

朝倉「におい嗅いでないで汗拭いたら?」

キョン「あぁ…すまん」


キョン「ふぅ…」

谷口「おい」

キョン「お、谷口。朝倉のボディは狙い撃てたか?」

谷口「お前さっき朝倉にタオル借りてたろ!匂いかがせろ!」

キョン「バカ!俺の服の匂い嗅いでももう汗の匂いしかせんわ!」

谷口「それでもいい!!クンカクンカクンカァァァ!」

キョン「死ね!地獄に堕ちろぉぉ!!」

俺の体操着の匂いを嗅ごうと必死な谷口を振り払うと2階の教室の女子がこちらを見ているのに気がつく

あれは…長門か?

キョン「おい」

谷口「クンカクンカクンカァァァ!!!スーハースーハースーハァァッァァァァ!!!」

キョン「やめんかぁぁ!!」

キョン「谷口、あの教室の窓際に座ってるやつ知ってるか?」

谷口「あ?あぁ、あれは1年3組の長門有希だな。ランク的にはA-だ」

キョン「ランクまでは聞いてない」

谷口「顔は最高なんだが胸と性格がな。休み時間にいつも教室で本読んでる根暗女だよ」

キョン「そうか…」

谷口「なんだよ気になるのか?手振ってみたらどうだ?」

谷口に言われて2階の教室の長門に手を振ってみる。

すると長門は少し恥ずかしそうに手を振り返してくれた。

谷口「なんだよ。お前あの長門有希が好きなのか?」

キョン「いや、少し気になっただけだ」

谷口「あいつ確か文芸部員だぜ、部員あいつだけらしい」

知ってる。お前より何倍も知ってる

そして昼休み、俺は文芸部の部室へと足を向けた。

ノックをするとか弱い「どうぞ」という声がしてドアを開ける。

長門「あっ…さっきの…」

前の時と同じメガネ長門がそこにいた。

キョン「あの…今一人か?」

長門「ずっと…一人」

キョン「そうか…」

長門「何か…用ですか?」

キョン「涼宮ハルヒを知らないか?」

少し間が空いて答えが返ってくる

長門「知らないです…」

やはり…まぁ知らないだろうな、前回と一緒だ

相変わらずどこを探してもこの高校にはハルヒはいなかった。

キョン「そうか」

返事を聞くと長門はまた本を読みだす。チラチラとこちらを確認しているが…

前回はここで部室の本を調べだしたが…どうせまた5人集めりゃいいんだ。焦ることはない

キーンコーンカーンコーン

昼休み終了の鐘がなる。長門は席を立ち、教室に向かおうとする。

俺も自分の教室に戻ろうとする。

前と状況は少し違うが大体ここらへんで入部届けを渡されるはずだ。

長門「あの…」

キョン「ん?」

長門「よかったら…これ」

そういうと長門は俺に白紙の入部届けを俺に渡してきた。

キョン「あーこのまま3年間帰宅部で過ごすのもあれだしな。わかった。俺文芸部に入るよ」

そういうと俺は長門に渡されたボールペンで入部届けを書き始める。

キョン「1年5組……と。これでいいか?」

住所、氏名、学年と組を書いて長門に渡す。

長門「承った…」

まぁいいだろ、別に入部しても。5人集めりゃいいんだから

長門「放課後ここに来て」

そういうと長門はいそいそと自分の教室に帰っていった

そして、放課後

部室に入るとそこには長門がいた

長門「ようこそ文芸部へ…私は部長の長門有希…です」

知ってる。俺のことは…キョンでいいや

長門「キョン…わかった」

文芸部はどんな活動をするんだ?

長門「基本的に活動はしていない…」

…それは部として成り立ってるのか?

長門「部員が入部しなければ廃部だった…あなたが入部したことでそれは免れた」

正月からSS書いてる俺は負け組なのか…?

そうか…でも活動内容がなにもないんじゃなぁ

長門「活動は…本を読むこと」

そういうと長門は俺に本を渡してきた

長門「お勧めだからぜひ読んで」

その本は今流行りの作家が書いた話題の小説だった

その本にしおりが挟まってないか念入りに確認する。

舞台は消失世界で長門の性格やら口調やらは元の世界と同じままなのか

>>37
二回目なのでごっちゃになってる
という後付け

しおりが最後のページに挟まっていたが特別おかしなものではない

長門「何をしてるの?」

キョン「いやなんでもないんだ。気にしないでくれ」

長門「おかしな人…」

キョン「あっ…笑った」

キョン「笑った方が可愛いぞ。人は笑顔が一番だからな」

なぜか変なエンジンが入り臭いセリフを連発してみる。

長門「え…あの…」

顔を真っ赤にして下を向く長門。

惚れた。大親友の彼女のツレでもおいしいパスタも作ってもらってないけど俺はこいつに惚れた。

その後は俺が話すのを長門が笑いながらうなづいているだけだったが長門は楽しそうだった。

おそらく初めて人とまともに笑いあったのだろう

部活の生徒も下校を始める時間になり、文芸部員も帰路につく。

もう話のネタも尽きて無言になってしまったがあまり気まずくなかった。

本来長門はこういうやつなのだから。

キョン「じゃあ俺こっちだから」

長門「うん…」

軽く手を振って別れを告げる

長門「あの!……」

キョン「ん?」

長門「ありがとう…」

そういうと足早に走っていった。

なんだこの女!惚れてまうやないか!っていうかもう惚れてんねん!!

ハルヒ?朝比奈みくる?そんなワガママ女と乳だけ女しらね。長門最高!!ヒャッッッッホオオオオオ!!!!

そして翌日の朝、今日も長門との部活の時間を心待ちにしながら家を出る。

そこには予想外の人物がいた。

キョン「長門…」

長門「あっ…おはよう…」

なんと長門がいたのだ。

手と顔が真っ赤だ。何時間も前から待ってたのだろうか。

キョン「でも…なんで俺の家知ってるんだ?」

長門「入部届けに…」

あー、そうだ。思い出した。入部届けに住所を書いたんだ。

キョン「ありがとう。待たせてごめんな。じゃあ行こうか」

長門「うん…」

キョン「…そういえばまだ朝の挨拶してなかったな。おはよう」

長門「おはよう…」

二人並んで歩き始める。はたから見ればカップルだ。ちょっと冴えないメガネがまたそそる。

電車に乗って学校の最寄り駅へ着く。ここに着くと北高生ばかりだ。

谷口「おーっすキョン…って…え!?」

キョン「そんなんじゃねえよ」

谷口「嘘つけ~!あとで話聞かせろよ!?じゃあごゆっくりー」

キョン「ったく…」

長門は恥ずかしそうに下を向くだけだった。

おそらくからかわれるのも初めてだったのだろう。

いいじゃないか。すべてが初物だ

>>49の前に
キョン「よぉ」

谷口「お前ら付き合ってんのか~?」

が入ります

そんなことを考えると見慣れた二人が俺の視界に入ってきた。

朝比奈さんと鶴屋さんだ。

こっちを見た後に二人で息を落としていた。

鶴屋さん「はぁ~カップルはいいね~」

みくる「鶴屋さんならすぐに彼氏できるよ」

鶴屋さん「そんなこと言っても17年間彼氏いないっさ~」

みくる「きっと見る目がないんだよ」

ざまぁみろ!鶴屋さんはこの前の消失の時に俺の腕ひねった罰ですよ。

長門「あの…」

キョン「ん?」

長門「恥ずかしいから先に学校行ってる…昼休みも部室に来て」

そういうと長門は先に走って行ってしまった。

おそらくからかわれて恥ずかしかったんだろう。

中高生ならよくある話だ。だがそれがいい。

教室に着くと谷口と国木田がニヤニヤしながら待っていた。

国木田「ビックリしたよ。出会って一日で付き合っちゃうなんて。キョンって意外と積極的なんだね」

キョン「そんなんじゃねえ。同じ部活ってだけだ。付き合ってなんていない」

国木田「お前文芸部に入ったのか!?」

キョン「あぁ」

谷口「お前…女一人落とすためだけに部活に入るような男だったのか…」

キョン「だから違うといってるだろ」

あながち間違っちゃいないが、ここは俺の立場上黙っておこう

冷やかす谷口と国木田を尻目に席に着くと後ろの席の朝倉が話かけてきた。

朝倉「キョンくん、もしかして1年5組の長門さんと付き合ってる?」

お前もか…

たしか消失ではこいつと長門は同じマンションの友達って設定なんだっけ

キョン「違う。ただの友達だ」

朝倉「そう…ならいいんだけど」

ならいい?なんだよ…こいつ長門はワシが育てたとでも思ってんのか?

みくるってたまにタメ語じゃん?

その時のみくるが好きなんで敬語は使わせなかった

ギャース!
長門は1年6組ですね…

口調は…まぁいつものやつと消失が混ざってると解釈してくれ

そして昼休み、部室に行くことを谷口、国木田に告げるとまた冷やかされた。

知るかっ、そんなことより俺は長門に会いたいんだよ

そして弁当を持って部室に入ると既に長門はそこにいた。

長門「あの…これ…作ってきた」

そういうと2つあるうちの大きめの弁当箱を渡された。

キョン「あ…俺弁当もうあるんだ」

長門「そう…」

明らかに落ち込む長門。そんな表情見せるなよ…

>>13は完全無視かよ
まあとりあえず続きを

>>68
最初1年3組って書いてたんだけど指摘されて6にしようとしたら間違って5にしちゃった

てへっ(・<)

キョン「二つ食べるよ。今日は特に腹が減ってたからな」

長門「…うれしい…」

まぁ俺も育ち盛りの高校生。弁当二つくらい余裕だろ

と思っていた俺の幻想は即座にぶち殺されてしまう。

長門の弁当には唐揚げとんかつコロッケ、と夕食ででたらうれしいものベスト3にランクインしそうなものばかりが入っていた。

ただ…量が尋常ではない。俺には茶色い三連星にしか見えなかった。

もちろん栄養のバランスも考えて野菜は別のタッパ―に大量に入っていた。

長門「多い?」

キョン「ちょっとな」

長門「ごめんなさい…男の人に料理作って来るの初めてで…」

食べるよ!長門の初物頂いたんだ。全部完食するのが筋ってもんだ

俺は筋は通す男だぜ。

キョン「う…うぷ…」

なんとか唐揚げととんかつ、ガイアとマッシュは倒したがどうしてもオルテガが倒せない

長門「無理しないで…」

キョン「すまんな…」

そこでギブアップ。俺は戦死してしまった。

なんとか野菜も食べたがもちろん自分の弁当に手をつけることはできなかった

そのあと、少し悲しそうに弁当箱を片づける長門を見ると自分が情けなくて仕方なかった。

キョン「あの!」

長門「?」

キョン「こんな豪華じゃなくていい、だから毎日…毎日俺に弁当作ってくれ」

長門「頑張ってみる…」

普通に考えたらこれは告白なんじゃないだろうか、しかもプロポーズの方だ。

言ったあと恥ずかしくなりそそくさと部屋を立ち去った。

なんで俺はあんなこと言っちまったんだ…あんなの結婚してくれっていうようなもんじゃないか…

そう思いながら部屋に入ると相変わらずのニヤケ面の谷口と国木田がいた。

そして放課後、部室に行くと長門がうれしそうに料理の本を読んでいた。

可愛い…もう消失の方で一生過ごそうかなぁ…

毎日昼と放課後に二人きりで会っていたら一線を越えるのはそう難しくない

出会ってから2週間、我慢しきれなくなった俺は長門に告白して晴れて俺たちは付き合うことになった。

そして恋人としての初デート。いつもはSOS団の集合の場所に使っていた駅前で待ち合わせをすることにした。

デート…毎日二人きりで登下校していたがデートは初めてだ

ウキウキで待ち合わせ場所に向かう。

約束の時間は10時、今は9時45分だ。少し早かったかな。

そんなことを考えていると…なんと予想外の人物がそこに現れた…

ハルヒである

キョン「ハルヒ!!…」

しまった…つい声が出た。こっちの世界だと向こうは俺に面識はないはず

ハルヒ「は!?あんた誰?」

キョン「いや、なんでもない…忘れてくれ」

ハルヒ「名前呼ばれて驚かれたのに忘れられるわけないでしょ」

厄介なやつに捕まっちまった…前はこいつに会えた時は天にも昇る勢いだったのに…なんにしても間が悪い

ハルヒ「もしかしてストーカー?キモッ…」

キョン「ち、違う!誰がお前なんか…」

ハルヒ「はぁ!?なんであんたにお前なんかって言われなきゃいけないのよ!」

キョン「言葉のあやだ…深い意味はない」

ハルヒ「なんであたしのこと知ってるの?それを教えるまで帰さないわよ」

なんて説明したらいいんだ…

「あの…どうしたんですか涼宮さん」

またもや聞き覚えのある声…なんとそこには古泉がいた

ハルヒ「あ、古泉君。こいつ変態ストーカー野郎なのよ!」

キョン「バ、バカ!違うってのに!」

古泉「ストーカー…感心しませんね。人の彼女に」

彼女?こいつらこっちでは付き合ってんのか?

キョン「マジで違う!えーっと…あ、そうだ。前見かけたんだよ」

ハルヒ「どこで」

キョン「前世で…」

ハルヒ「嘘つくならもっとまともな嘘付きなさい。古泉君そいつ捕まえて!」

古泉「了解しました。おとなしくしてください。変態さん」

待て待て待て!!なんでよりによって長門との初デートの日に…

長門「あの…どうしたの?」

ハルヒ「は?あんたこの変態の知り合い?」

長門「彼女…それに…彼は変態ではない」

キョン「逃げるぞ!」

そういうと古泉の手を振り払って長門の手を持って走りだす

ハルヒ「ちょっと待ちなさい!警察呼ぶわよ!」

待ってたまるか!警察にでも突き出されたら…ってなんでなんもしてないのに警察呼ぶんだよ!話が飛躍しすぎだ!

ドンッ

長門の手を持って走っていると一人の女性にぶつかってしまった。

??「痛っ!いたいです…」

ごめんなさい!でも謝ってる暇もないんです!!

ハルヒ「ちょっと!女の子にぶつかっていって謝りもしない気!?」

謝るために止まってたらお前に捕まるだろうが!

みくる「ふええええ…いたぁい…」

ハルヒ「今度会ったら覚えてなさいよ!」

ボルトをも凌駕する勢いで俺は長門の手を引いて走った。

どれだけ走っただろうか。もうハルヒたちの姿は見えない

キョン「ごめんな…せっかくのデートなのに…」

長門「それよりも説明して…」

ここでSOS団うんぬんの話をしてもただの電波発言にしか聞こえないだろう…

俺の持ってたかばんがあの女性のお尻を触ってしまい、勘違いしたあの女性が俺を痴漢扱いした

つまりはよくある冤罪だ、こういう場合は誤解を解くより逃げた方が早かったと説明した。

満員電車でもないのに少し苦しいかと思ったが長門は「あなたの言うことはなんでも信じる」と言ってそれ以上何も言及してこなかった。

キョン「ごめんな…それより、デート。続けようぜ」

長門はコクンとうなづくと手を差し出してきた。

その手をガッチリと掴んで俺たちはデートを再開した。

翌日、いつものごとく妹が俺を起こしに部屋に入ってきた。

妹「キョンくーん、彼女また来てるよ~起きて~」

そう言われると同時に俺はベッドから体を起こす。

最近はあまりにも寝起きがいいので妹ももうダイブしてこなくなった。

朝飯を食べ終わり着替えを終え、家を出るといつも通り長門がいた。

長門「おはよう」

キョン「おはよう、今日も寒いな。ほら、手」

長門「うん…」

もう登下校中に手を繋ぐのも恥ずかしくなくなった。

最初はこれでもかというくらいクラスメイトに冷やかされたが今じゃ何も言われない。

谷口「うーっすキョン。あっ、長門さんも」

キョン「よう」

長門「……おはよう…」

谷口「いいなぁ、俺も彼女欲しいなぁ」

キョン「お前毎日それ言ってるな」

少しずつだが長門も俺の友達と打ち解けてきた。

いい傾向じゃないか、ダブルデートとかは死んでも嫌だがな

そして昼休み、いつも通り俺は文芸部室に向かう。

相変わらず長門は毎日弁当を作って来てくれる。

味も最初はいまいちだったが今では母親のそれと遜色ない。

長門「あの…今日うちに…」

キョン「ん?家に行っていいのか?」

長門「え…あの…変な意味じゃなく…」

わかってる。長門にそんなことしないさ。


そして放課後、今日は部活を早めに繰り上げて長門家にお邪魔することにした。

キョン「お邪魔します」

長門「どうぞ…散らかってるけど」

全然散らかってはいなかった。同年代の女の子の部屋に比べると。

まぁ同年代の女の子の部屋なんて行ったことないけど。

…………

沈黙が続く

最近は長門もよく話をしてくれるので沈黙が続くことはあまりなかった

長門も緊張しているのだろう

俺も何を話していいのかわからず若干気まずい空気の中、

グーーー

しまった…腹が鳴った。

長門「あの…夕飯食べてく?」

キョン「そうさせてもらう」

エプロンをつけてキッチンに行く長門。

ピーンポーン


家のチャイムが鳴る

聞きおぼえがある声の誰かと長門はしゃべっているようだ

そしてその人物が部屋に入って来る

朝倉「あぁキョンくん」

朝倉だった。

少し身構えた。こいつには消失の世界でも殺されかけてる。

まぁいきなりナイフでぶっ刺してくるようなことはないと思うが。

というか俺だって元の世界に戻す気はないんだから言わば朝倉の味方である

もちろん朝倉も俺と長門が付き合っていることを知っている。

朝倉「もしかしてお邪魔だった?」

キョン「いや、そんなことはないが」

長門「たまに…一緒に夕飯食べるの」

まぁいいだろう。今日はまだ長門とそういうことをする気はなかった。

長門はキッチンに戻って再び夕食を作り始めた。

朝倉「あの長門さんに彼氏がねえ…」

キョン「ハハハ…」

朝倉「大事にしてあげてね?」

キョン「もちろんだ」

朝倉とは教室の席が前後でたまに話す程度だった。

相変わらずクラス委員長を務めて人気者の朝倉。

統合思念体とかいうので一生を送るより生身の人間として生きていった方が朝倉も嬉しいだろう。

まぁ元の世界にもう朝倉はいないけど

長門「できた」

今日のメニューは鍋だった。

朝倉「寒い日は鍋よねぇ」

朝倉「それとこれ。家から持ってきちゃった!」

中には数本のアルコール飲料が入っていた。

長門「これは…まだ未成年だから飲んじゃいけないんじゃ…」

朝倉「固いこと言わないの!あっもう開けちゃったから飲むしかないわね。これ長門さんの分」

朝倉は意外と砕けたやつなんだな。まぁガチガチの委員長タイプではないと思っていたが。

そして3人での夕飯が始まった。

朝倉「なんでキョンくんは長門さんと付き合おうと思ったのー!?」

朝倉「いいなぁーあたしも彼氏欲しい~、キョンくんみたいなのは嫌だけど」

朝倉は普通の女子高生みたいに俺らの馴れ初めを聞いたり冷やかしたりしてきた。

しかしテンションが上がって酒が進んだのか1時間もしないうちに眠ってしまった

朝倉が眠ってしまい、またもや沈黙が続く。

その時は俺も酔っぱらっていたのだろう。脈絡もなんも関係なくこんなことを聞いた

「長門は俺のこと好きか?」


すると長門は酒に酔っているからか、これでもかと顔を赤らめて下を向いてしまった。

長門「なんで…そんなこと聞くの?」

キョン「いや、長門ってもしかしたら流されやすい性格でしかたなく付き合ったのかなーって」

すると長門はまっすぐに俺を見つめてこういった

長門「好きじゃなきゃ…こんなことしない…」

そういってキスをしてきた。

キョン「なっ…えっ?」

長門「…おやすみ」

すると横になって寝息を立て始めた。

ファーストキス…俺にとっても。おそらく長門にとっても

うれしさと、女性にさせてしまった後悔で一人悶絶してしまった。

朝、長門に顔をつつかれて俺は目を覚ました。

長門「おはよう…」

体をゆすれば簡単に起きたのだろうが、いかにも長門らしい起こし方だった。

キョン「あぁ、おはよう」

昨日のことは…現実だよな、夢じゃないよな

長門をじーっと見つめるとはずかしがって視線をそらした。

やっぱりあれは酒に酔った勢いだったのだろうか。

それは置いといて今日は休日。デートだデート。

一旦家に帰って着替えてからまた会うことにした。

家に帰ると妹がまた冷やかしてきた。


妹「キョンくーん、朝帰りですか~?」

キョン「お前朝帰りなんて言葉どこで覚えたんだ」

妹「ママが言ってたんだもーん」

キョン「はぁ…俺また出掛けるから」

妹「ママが今度家に連れてきなさいって~」

思えば長門の家に行ってうちに連れてこないってのは筋が通ってないよな

でも長門は一人暮らしだし…そういえばこの世界であいつの親御さんはどうなってるんだろう

うわっ、時間がやばい。早く着替えないと

自分の部屋に戻ろうとする

しかしそこには意外な人物が…

みくる(大)「こんにちわキョンくん」

バタンッ

思わずドアを閉めてしまった

みくる(大)「ちょっと!閉めないで!」

キョン「未来人だったら不法侵入していいんですか?」

みくる(大)「それはごめんなさい…でもキョンくんが何もアクション起こさないから」

キョン「何ですか…俺今回は戻る気ないですよ」

みくる(大)「でも鍵の5人をそろえましたよね?」

キョン「は?いや記憶にないですけど」

みくる(大)「何週間前の日曜日に駅前で5人揃いましたよね?」

キョン「え?いやマジで記憶にないです」

みくる(大)「いえ、揃ってるんです。古泉くんと涼宮さんに会ってるよね?」

キョン「はぁ…まぁ予期せぬ形でしたけど」

みくる(大)「その時に偶然この時代の私もいたんですよ!」

キョン「…それが何か?」

みくる(大)「ほら!5人揃ってる!早くエンターキー押しに行ってよ!」

キョン「いやそれは部室に5人揃えたらの話でしょ?」

みくる(大)「キョンくん…もう2回目ですよ?今回は5人揃ったらもうオッケーなの!」

キョン「なんだよそのルール!意地でも押さないからな!」

みくる(大)「早く押してよ!!!」

キョン「嫌だ!今から長門とデートなんです。帰ってくれますか」

着替えを持って下の階に降りる。

みくる(大)「ちょっと!キョンくん!」

朝比奈さんが何か言ってるがもう聞く耳は持たない。あっちの世界のハルヒなんて悲しませとけ。俺は知らん。

みくる(大)「…いいわ、いずれ懇願してでも押したくなるでしょうね」

約束は11時。もう10時45分だ。

急いで自転車に乗る。げっ…パンクしてやがる。

このままじゃ間に合わないと思い、ちょっと遅れるとメールをしようと携帯を取り出す。

to長門有希
「悪い少し遅れる。適当に時間潰しててくれ」

歩き始めると長門からメールが

「了解」

女の子らしくない短いメールだが、俺は嫌いじゃなかった

絵文字や顔文字がたくさん入った文章より好感が持てる

少しでも早く着くために小走りで待ち合わせ場所に向かった。

待ち合わせ場所に着くと誰かが口論しているのが聞こえてきた。


長門…とハルヒ!?

また厄介な…

ハルヒ「なにアンタ、あの変態と待ち合わせ?」

長門「彼は変態じゃない」

ハルヒ「変態よ!きっとあたしのことつけまわして喜んでるんだわ!」

長門「…違う…彼はそんなことしない…」

ハルヒ「いいえ、してるわ!気持ち悪い!冴えないアンタとお似合いね!」

近づいて行きたいが…そんな雰囲気じゃない

長門「彼の悪口を…言わ…ない…で」

ハルヒ「はぁ?何泣いてんのよ気持ち悪い」

長門の涙を見て、俺は男として黙って見てるわけにはいかなかった

キョン「お前、いい加減にしろ」

ハルヒ「うっわ出た!ヘンターイ!」

キョン「俺のことは悪くいってもいい。でも彼女の悪口だけは言うんじゃねえ!」

俺はハルヒを平手打ちで叩いた。

ハルヒ「イタッ!はぁ!?何すんのよ!正義はこっちにあんのよ!?」

キョン「女の子泣かして、それがお前の正義か」

ハルヒ「うっ…」

キョン「名前を呼んで驚いたのはお前が変人だって噂を聞いてたからだ。
   
    それ以上でも以下でもない。それと殴ったことに関しては謝る。すまん」

深々と頭を下げる。

泣きじゃくる長門と謝る俺にハルヒは何も言えない様子だ。

ハルヒ「ふんっ…」

キョン「もういいだろ、行こう」

ハルヒ「何よ!あたしの彼氏に言ったらあんたたちなんかボコボコだからね!」

あの変態ニヤケ野郎にそんな力があるとは思えん。

ハルヒの言うことを無視し、長門の手を引っ張り歩きだす。

長門はまだ泣いている…ホントに情けない

とりあえず人目につくので俺の家に戻ることにした。

キョン「ごめんな。俺のせいで…」

長門は黙ったままだ。

キョン「バカだよな俺、何してんだろう。彼女泣かして…最低だよ」

自然と涙が流れてきた。悔し涙だ。

長門「泣かないで…私はもう大丈夫」

そういうと長門は俺を抱きしめた。

そこでキスをしようとするとクローゼットが開いて女が出てきた。

みくる(大)「あのぉ…感動ムードの中悪いんだけど…」

キョン「まだいたのかよ!台無しだ!」

みくる(大)「ねぇキョンくん…押して?お願いだから!」

キョン「しつこいですね。俺は今日この長門有希を一生守るって決めたんですよ!」

みくる(大)「そんなぁ…」

あ…長門が怯えてる。

キョン「あの…この人はいとこのみくるちゃん。今日はたまたま遊びに来てて…
 
    子供のころよくクローゼットに隠れて遊んでたんだよな」

長門「どうも…あの…長門有希です」

みくる(大)「どうも。あのねキョンくん、こんな子がウチの家計に入ったら子供たちみんな貧乳になっちゃうわよ!」

キョン「ちょっと!なんてこと言うんですか!」

長門「気にしてない、言われ慣れてる」

長門は本当に気にしていない様子だった。

そこで、俺の悪口を言われて泣いていてくれたんだと実感して改めて涙が出そうになる。

みくる(大)「キョンくんなんで泣きそうなの?」

キョン「もう帰れよ!」

長門を俺の部屋に残し、別の部屋で話し合いをすることになった。

長門に聞かれたら困る話だからな。

みくる「どうしたら押してくれるの?」

キョン「だから…何度も言いますよ。戻る気はないですって」

みくる「元の世界のみんなは悲しんでますよ?あたしも古泉君も涼宮さんも、それから…長門さんも」

キョン「いいんですよ…俺はこっちの世界を取ったんだ」

みくる「向こうの世界の長門さんだったら傷つけてもいいんですか?」

それは…一番言われたくなかった

みくる「期限は明日までです。それまでに答え、出してください」

それを言われたら気持ちが揺らぐことを朝比奈さんはわかってたんだろう、ズルい人だ

朝比奈さんを送り出して自分の部屋に戻る。

部屋に戻ると長門は疲れたのか眠っていた。

かわいい寝顔だ、この寝顔…元の世界なら絶対見られないんだろうなぁ…

無理だ、俺はこいつを絶対離したくない

だけど…

翌日――
みくる「答えは出ましたか?」

キョン「はい…俺は…」

キョン「ここに残ります」

みくる「わかりました。じゃあ文芸部室に…え?今なんて…」

キョン「ここに残るって」

みくる「は!?昨日のあたしの話聞いて気持ちが揺れ動いたんじゃないの!?」

キョン「揺れ動きましたよ、でも自分の気持ちに嘘はつけませんでした」

みくる「いやここは長門さんが寝てる間にこっそりいなくなるパターンでしょうが!」

キョン「そんなパターン知りません」

みくる「えええええ!」

そういうと朝比奈さん(大)が段々薄くなっていった。

みくる「はわわわわ…もう消えちゃいますぅ!!」

キョン「そうですか」

みくる「あたしが消えても何とも思わないんですか!!」

キョン「長門と別れるよりましです」

みくる「そんなああああああ……」

完全に朝比奈さんが消えてしまった。

ごめんなさい。そっちの世界の俺はもう生き返らないけど…ハルヒが別の普通のやつをきっと補充してくれますよ。

よっし、長門に…会いに行くか!

終わり

ナイスだキョン

懇願してでも押したくなるは無かったね

>>244
長門をヤンデレ化させて押させようかと思ったが

長門がけなげすぎるのとめんどくさいのでこのオチです

もう時間の論理とかはわかんないんでキョンが死んだ元の世界とパラレルで消失の世界があるとお考えください

続きはもうないです…

逆に誰か書いて

最初の方にヤンデレの伏線でも入れとけばよかったんだけど…
それを思いついたころにはもうどうにもならなかった

くっくっく

どうやら俺の出番のようだな

>>266
頑張れ

>>267え!?マジか森さんSSとかけもち!?

まずこれ始めから読むね

>>270
後半レスがないと思ったら読んでなかったのかよwwwwwwwww

>>271てへ

>>272
8回もかいてんのかよ…
ベテランじゃねぇか

>>273全部よんだよ

大体話し方書き方性格が分かったけど


ゆっくり書かせていただきまふ

今久しぶりにハルヒちゃんとらきすたとあたしんちを一気にみてたからなんかギャグマンガ的な感じになっても文句いうなよ

>>274
しえn

キョン「ああ…寒い…」

キョン「これで良かったんだよな…」

ハルヒ「あらあら変態ストーカーじゃない」

キョン「…げ」

古泉「またあなたですか…」

お前もいたのか…しゃあねぇ


こいつらとの関係に一気にケリつけてもう絶縁するか

古泉には少し可哀想だが…

森園生「古泉、子供ができたみたいなんだ・・・」
森園生「古泉、子供ができたみたいなんだ・・・」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262326184/)
これどうすんの?

キョン「食らえ!アゴパンチ(本気)」

古泉「ぐぁ!」


古泉「」バタッ

ハルヒ「あんた何やってるのよ…」

キョン「ただの脳震盪だ」



これからの話しにこいつは邪魔だならな

何時まで書くつもりですか?

ハルヒ「あんた…マジで警察呼ぶわよ」

キョン「俺は昔お前にあった事がある」

ハルヒ「はいはい」

こいつ…本気で聞いてないな
くっくっく驚く顔が目に浮かぶぜ


キョン「七夕の夜だったかな何年前かに」


ハルヒ「!!!!」

>>283さあ…6時くらい?

キョン「ええ…と確かお前は地上絵を書いたはずだな」


ハルヒ「何を言い出すかと思えば…そんなの誰でも知ってるk」


私はここにいる


ハルヒ「あんた何で…」

ハルヒ「それは誰にも言ってないはずよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

おお…御乱心だ事

というか襟を掴むな痛いから

キョン「お前はあれは1人で書いてないだろ」

ハルヒ「…」

キョン「もう気づいているかもしれないが」


ハルヒ「あ…あわわ」


キョン「俺は」


ジョン・スミスだ


ハルヒ「ありえない…どうして…」

やっと力が抜けたか

ハルヒ「だって…だって私あの後北高調べてもジョン・スミスなんていなかったし…」

お前…バカだな…


ハルヒ「ジョンみたいな容姿の人もいなかったし…」


それもそうだろその時俺は中学生だしな

キョン「その時俺は未来からきてたから見つかるはずがないだろ」

ハルヒ「え…え…」


キョン「そうだな…俺はお前からすれば未来人で異世界人にあたるな」

ハルヒ「」

勝った


これでこいつとの関係に終止符をうつぜ


キョン「でもお前は俺を何も聞かずにストーカー扱いした」

ハルヒ「!」

キョン「お前は確か宇宙人未来人異世界人超能力者を探してたな」

ハルヒ「…」

キョン「俺にはもう近づくなよ他を当たってくれ」

ハルヒ「そんな…」

古泉「貴様…」ムクッ

キョン「アッパー!!」

古泉「」

キョン「永遠にさようなら」ペコ

勝った

ハルヒ「待ってえええ!!」

シカト

ハルヒ「そんな…居間まで探してたのに…うわああああああああん」

お前が北高に来なかったのが運の尽きだな

よしこれで気持ち良く長門の元にいくか

居間→今

能力の無いハルヒはアロエの無いアロエヨーグルトの如く

キョン「くっくっく」

やっとハルヒの呪縛から解放された…

俺はこれで晴れてただの一般人だ!!!

神も未来人も宇宙人も超能力者もいないこの世界にやっとたどり着けた…

朝倉は…宇宙人(仮)でいいか…

>>298
アロエなしのアロエヨーグルトうめーよ?

アロエ汁(?)のおかげで

長門家

キョン「よう長門この前はすまなかったな」

長門「いい…今のあなたは何処か嬉しそう」

キョン「ちょっと因縁と蹴りつけてきてな」

長門「あなたが嬉しいなら私にとっても嬉しい事…良かった」

健気で可愛い子だ…

>>300アロエがもともとないシンプルなヨーグルト

まあまあシンプルで一般受けがいいけどやっぱりアロエが欲しいそんな俺の気持ち

居間吹いたwwwwww

>>303詳しくすると

アロエ←能力

ヨーグルト←ハルヒ

能力の無い髪長いハルヒはまあ一般受けがいいかもしれないがどちらかと言うとキョンは髪を切ったトンデモ能力があるハルヒの方が好きだったって話し


解放されて良かったって言ってるけどツンデレだキョンは


表に出さないけど自分でも気付いて無いけど心のどこかであっちのハルヒに少しは会いたがってるはずと言う妄想

>>307
ハルヒ「大晦日ね」

ここも空いてるぞ

>>309さすがに厳しいわwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>310
そらそうだなwww
冬休みのやつ面白かったから期待してる

>>302

キョン「なあ…」

長門「なに?」

キョン「えーと前の人はもう大丈夫だから」

長門「前の人?」

キョン「あの髪の長い人をストーカー扱いした女」

長門「そう…良かった」

長門「あの女…あなたをストーカー扱いした時正直殴ってやろうかと思った」

キョン「そうだろそれが普通の人の思考だ」


長門「本当にもう大丈夫なの?」

キョン「ああ」

長門「良かった」ギュー

キョン「…」ギュー

長門「前の続き…」

キョン「キスか?」

キョン「」チュッ

長門「ん…ふ…ん」

キョン「はぁはぁ…」

長門「はぁはぁ…」

長門「」ガバッ

キョン「ちょっ…長門さん…」

長門「」チュー

キョン「」

……………
…………
………
……

キョン「あの…長門さん積極的ですね」

長門「恥ずかしくて顔から火がでそう」

キョン「わっはっはっは」ナデナデ

長門「///」

http://blog-imgs-35-origin.fc2.com/p/u/n/punpunpun/org200824.jpg

この流れなんだが、去年の十二月の後半からずっとだぞ
今年すでに二回目とかいい加減にしろよ

>>324何の話し?ごめんねなんか

あの…誰か少し続き書いて…何か…具合が…わるく…なって…きた…

3つ位かいてくれればあと書くから

頼みます

無理なようなら自分でやるんで…

寝ろよ
んで後で書けよ

>>327寝たら起きるの遅いから迷惑かける…

起きてるから…

はらいでえ

森さんの方に行ったのか・・・。
とりあえず保守は頼んだぞ

>>331あっちもかいてねぇ

森さんのほうは保守してきたぞ

はらいでえぎゃああぬかやのらやなまたやなかやなやにかややなやなやなかかな

はらいでえぎゃああぬかやのらやなまたやなかやなやにかややなやなやなかか

はらいでえぎゃああぬかやのらやなまたやなかやなやにかややなやなやなか

はらいでえぎゃああぬかやのらやなまたやなかやなやにかややなやなやな

はらいでえぎゃああぬかやのらやなまたやなかやなやにかややなやなや

はらいでえぎゃああぬかやのらやなまたやなかやなやにかややなやな

はらいでえぎゃああぬかやのらやなまたやなかやなやにかややなや

べべべwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

べべべwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

べべべwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

べべべwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ぴぱやなたまやなやららららぱままいだwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ぴぱやなたららららぱままいだwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ぴぱやなたららららぱままいだwwwwwwwwwwwwwwwwwww

wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ガー

速攻でストーキング及んだり弁当を作ってきたりするのにもの凄い違和感を感じる

>>359
頭で脳内補完して補うんだ

>>360
保守任せていい?

余裕

>>363
ごめん任せるわ

練れない

途中からの>>1の壊れっぷりが夢に出てきて汗びっしょりで目が覚めた
風邪引いたみたいだからお詫びに続き書いてもらわないと困る

>>359
ストーカーと弁当もヤンデレの伏線にしようと思ったんですけどねえ
うまく生かせずただの良妻賢母になっちゃいましたね

>>386>>1じゃないんだけどねwwwwwwwww

おはようもう大丈夫

今起きたばっかりだからもう少ししたら始めるね

キョンがラーメン屋になって鶏がらでスープをとる展開はまだですか?

>>400
もういいからどっかいけ

長門「…」ギュー

キョン「…」ギュー

長門「…………膝に座りたい…」

キョン「膝?」

長門「だめ?」

キョン「ああ、いいぞ」

そうしてちょこんとおれの膝に座る長門。
かぁいいぞ!長門!

長門「こうして本を読みたかった…」ペラッ

キョン「なんていう本なんだ?」





長門「保守」

よ…ヨーグルト食べ過ぎて腹がぁ…

ああああ…

一応保守

夜…夜までまってくり

森さんのとこは違う人がかくらしいから俺が書くのはここだけだな

次回予告

グサッ
長門「あなた…どうして」

ハルヒ「あんたが悪いのよ全部…」

キョン「おい何してんだてめぇ!!!長門…血が…」

長門「へ…平気だから…」

キョン「ハルヒてめええええええええええ!」

ハルヒ「ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははこれで邪魔物は消えたわ!!!」

朝倉「…」グサッ

ハルヒ「…何あんた…血…血がでてるううううわああああああああああ助けてええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」

朝倉「あなたは長門さんを連れて逃げて…」





まあ嘘予告なんだけどね
ほのぼのしたかんじの書くね
朝倉も頑張ってだすね

キョン「やばいもう朝だ!」

長門「あわわわわわわわ服!服!」

キョン「ああすまんすまん」

キョン「(ははは昨日の積極的なのは夢か?)」

長門「ふう…///」

キョン「そういうお前も裸Yシャツってのも」

長門「わああああ…」ドタドタ

キョン「わっはっは」

長門「////」

キョン「外寒いなー」

長門「うん」

キョン「学校面倒くさいな…」

長門「別にそうは思わない…」

キョン「なんでだ?」

長門「学校行けば部活があるから」

キョン「健気で可愛い子だ…」

キョン「じゃあ教室こっちだから」

長門「ばいばい…」ギュー

キョン「おう…(そんな顔されたらこっちも悲しくなるな…)」

次回予告


岡部「転校生がきたぞー」

キョン「珍しいなこんな時期に」

岡部「入れ」

ハルヒ「涼宮ハルヒですよろしく」

な…なんだと…


ハルヒ「あんたに会いにきたのよ」

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい


谷口「なんだキョン涼宮まで虜にしたのか」




うるさい…これは緊急事態だ…


緊急事態だ

逃げたか

>>436用事あんどふろ

この時間帯忙しいからいつも朝の12時とか1時とかにかいてんだよ

保守

親戚の子供(6歳)に若いのによく働くねって誉められた////

どうでもいいけど大晦日のスレって放置?

>>441わかんないお前かけば?wwww

エンターキー押しちゃった場合の話を考えてるんだけど…

書き終わったら別スレ立てて投下していい?

このスレ使っちゃえば

まだ用事あるから書いて

>>447
もうお前いいよ

>>448はいはい

長々とつまらないSSを書いてごめんねそれじゃあ消えます

時系列的には>>217の続きですね
それでは始めます

長門を俺の部屋に残し、別の部屋で話し合いをすることになった。

長門に聞かれたら困る話だからな。

みくる「大変なことになりました。もうやばいです」

なんですか…一応聞きますけど

みくる「向こうの涼宮さんが限界なんです!」

キョン「それが関係あるんですか?」

みくる「こっちと向こうの世界は言わばパラレルワールドなんですよ」

キョン「はい」

みくる「閉鎖空間が拡大して…みんな死んじゃったらこっちの世界の住人も死んじゃうんですよ」

キョン「つまり…向こうの世界のAさんが死んだらこっちの世界のAさんも死ぬっていうことですか?」

みくる「簡単に言うと映画のリアル鬼ごっこと同じ世界なんです」

みくる「元の世界の長門さんが死んだらこっちの世界の長門さんも死にます…」

キョン「ええ!俺は…俺はどうなるんですか!?」

みくる「キョンくんは…特別なんです」

キョン「というかなんで朝比奈さんもこっちに来れてるんですか?」

みくる「それは…禁則事項です」

キョン「ずるいですよ、それ」

みくる「いいの!とにかく!もうこれは私たち5人だけの問題じゃないんですよ!」

キョン「…わかりました。少し時間をください」

みくる「期限は、明日までです」


みくる「このまま押さなかったらいずれどちらの世界も破滅します。それだけは覚えておいて」

朝比奈さんを送り出して自分の部屋に戻る。

部屋に戻ると長門は体育座りをして待っていた。

そういえば俺の家に来るの初めてなんだっけ。

長門「もう用事はすんだの?」

キョン「あぁ。もう帰ったよ」

あのさ…といいかけて口を紡ぐ。

こんなことこっちの長門に言ったって解決しようがない

逆に混乱させるだけだ。

この笑顔…もう見ることができないのか

俺がいなくなったって今の長門だったら友達だってできるし、いずれ彼氏もできる

何も言わずに…このまま消えよう


翌日、俺は朝比奈さんと文芸部室のコンピュータの前に来ていた。

みくる「長門さんにお別れは言ってきたんですか?」

キョン「いえ…何も言わずに来ました」

みくる「いいんですか?」

キョン「いいんです…長門の悲しむ顔は見たくないんで」

みくる「何も言わないでいなくなった方が悲しみます…」

キョン「いや、俺の方が泣いちゃいますから。ハハハハハ…」

みくる「(キョンくん…こんな時はあたしが…)」

キョン「あっ、代わりに慰めてくれるとかはいらないですからね」

みくる「もうっ!」

ピポ

パソコンを起動する

yuki.n>ready?

早っ!もうショートカットしまくりだな

みくる「キョンくん」

わかってます…押さなきゃ、押さなきゃいけないのは、わかってるけど…

キョン「…長門…なが…と…」

ダメだ、押せない

みくる「落ち着いてください…」

そういうと朝比奈さんに抱きしめられた。

キョン「やめてください…俺は長門が…」

みくる「そんなこと言ってるうちは…いつまでも押せません」

みくる「まだ時間はあります。少し落ち着いて」

キョン「すいません、ちょっと一人にしてもらえますか」

みくる「時間はあと30分です」

部屋を出ていく朝比奈さん。

部屋に一人で呆然としている俺。

思えばこっちの世界に来て一ヶ月か、早かったな

向こうの長門もこっちの長門も一緒だよな、ちょっと無愛想だけど

…馬鹿野郎、俺が命を賭けてでも守りたいと思ったのはこっちの長門有希だ

向こうの長門はそれを押しつけられても困るだろうしそんなんじゃ俺も自分自身を許せない

ふと本棚にある一冊の本に目がいく

この本…俺が入部したときに長門が貸してくれた本じゃないか

そういえばまだ読んでなかったな

ペラペラとページをめくると何か、紙きれのようなものが落ちる。

栞ではなく小さな紙切れだった。

そこには綺麗な字で簡潔にこう書かれていた。



楽しかった
       
         長門有希

長門の字だ。

あいつ、全部知ったのか

そりゃそうだ、こっちも二回目なんだからあいつも二回目。既視感や違和感があってもおかしくない

もし行かないでってあいつが言ったら俺は絶対行かなかった

でも、それじゃダメなんだよな。

全部知ってて…それでも何も言わないで…

最後までかっこいいことなんもできなかった

ごめんな、長門

涙が、止まらない

こっちに来てからあいつには泣かされたのは二回目だ

だけどこれが最後、もう絶対泣かない

コンコン

朝比奈さんだ。涙をふかなきゃ…

みくる「決心つきましたか?」

キョン「はい」

yuki.n>ready?

緊張しながらエンターキーに手をかける。

さよなら…長門

カチッ

気になって調べたけど

YUKI.N> READY?

じゃね?

ttp://www.lantis.jp/
ここで消失の画像クリックしたらわかるぞ

>>493
SORRY

なんだこの感覚…

前とは明らかに違う…まったく苦しくない夢のような感覚

まるで天国に行ったみたいだ

そこでハッと目を覚ます

ここは…どこだ?

俺はどうやら眠っていたようだ。自分の部屋ではない

ここは長門の部屋のベットだ。

隣には長門が横たわっていた。

小刻みに震えながら俺をきつく抱きしめている

全部…夢…だったのか?

キョン「悪い、もしかして寝言とかうるさかったか?

    怖い夢を見たんだ…俺とお前が離れ離れになる、悲しい夢」

長門「大丈夫…?」

キョン「でももうどこへも行かないよ、俺はお前を離さない」

長門「ありがとう、でも…さよならを、言わないと…」

キョン「何…言ってるんだ。あれは夢で…」

長門「夢じゃない」

キョン「夢だ!全部夢なんだ!もうお前を離さないって…

    もう泣かせないって…決めたんだ…決めたんだよぉ…」

俺はもう涙でグチャグチャだ。だけどそんなの構わない

段々目が霞んでいき、意識が薄くなっていく

長門「最後にあなたと話せてよかった」

キョン「最後なんて…最後なんて言うな!俺はお前がいなきゃダメなんだ!

     お前と離れるくらいなら…一緒に消えたって構わない!」

最後の力で長門をきつく抱きしめる。

長門「ありがとう…さようなら」

長門!!長門!なが…と……な…が…

そこで俺の意識はなくなる。

明るい…光が眩しい…
ポタポタ
なんだ…雨か?

ピッピッピッ
…………!!!!

機械音と叫び声が聞こえる…
そこで目が覚める

キョォォォォン!!!!!!

そこには顔をぐちゃぐちゃにして泣いているハルヒがいた

ハルヒ「よがっだ…キョンが…いぎがえっだああああ…」

みくる「ギョンぐうううううん」

古泉「おはようございます」

戻ってきたのか…ここに

ハルヒと朝比奈さんは涙と鼻水で何が何だかわからなくなってる

古泉も…相変わらずの笑顔だが目が真っ赤だ

どうやら見えないところで相当泣いていたのだろう

キョン「ハルヒ、朝比奈さん、古泉…ありがとう」

キョン「長門…そうだ長門は!?」

長門「ここにいる」

キョン「な…長門…長門ぉ!」

長門「?」

涙が込み上げてきたがグッとこらえる

自分で決めた約束、一回は破っちまったが二度目はない。

キョン「長門…ありがとうって…伝えておいてくれ」

長門は困った顔をしながらも「わかった」と返事をした。

たぶん何を言ってるかはわかってないけど、心で感じてくれたんだろう。

ありがとう。お前のおかげで俺は一回りも二回りも成長できた。

そっちでも…頑張ってくれよ。

俺はお前らに迷惑かけないように今後もハルヒの機嫌損ねないよう頑張るよ。

じゃあな…長門有希

終わり

終わりです

途中キョンじゃなくて祐一みたいなところが多々ありますね
よくある駄泣きゲーみたいになってすまんこ

じゃあおやすみなしあ

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