上条「なっ!?おい、ちょーっと失礼じゃないですかぁ?流石の俺も傷つくぞ!!……ま、暇だけどな…はは…は…はぁ…」
美琴「ほらっ、やっぱり暇なんじゃない♪」
上条「……なんでお前は嬉しそうなんだよ…」
美琴「ね、ね、暇ならクリスマスイブ…その…買い物にでも付き合って欲しいんだけど…」ゴニョゴニョ
上条「はぁっ!?俺が?お前と!?……ふ、不幸だ……」
美琴「なっ!?あ、あんたこそ失礼じゃないっ!!あんたが暇だって言うからせっかく私が誘ってあげたんじゃない!!」ピリピリ
上条「わかった、わかったから!!街中で電撃止めろ!!」
美琴「そうそう、始めから素直になればいいのよ」
上条「……やっぱり…不幸だ…」
美琴「…なんか言った?」
上条「……なんでもないです……はぁ…」
美琴「じ、じゃあ駅前に2時っ!!遅れたら殺すからっ!!」
上条「…はいよ……」
ーーーーーーーーー
上条「はぁ……(とは言ったものの…インデックスはどうしたものか…)」
上条「おーい、インデックス!」
禁書「なになに?」
上条「クリスマスの日留守番頼めるか?出掛けにゃならなくなった」
禁書「えっ!!き、聞いて無いんだよ!?」
上条「今言ったしなぁ…急用ができたんだよ…うん、ホントに急用」
禁書「そ、そんなの知らないんだよ!?……トーマ、どーせ他の女の子と出掛けるんでしょ」ジトーッ
上条「ち、違うわっ!!(鋭い!!)」
禁書「………ご飯はどうなるの…?」
上条「…そうだなぁ……多分晩メシは食ってくるかと…」
禁書「……」プチン
禁書「…トーマは楽しい思いして美味しいものも食べるんだ?…幸せだね?私を置いて一人でっ!!私を見捨ててっ!!」バンッバンッ
上条「……はは…ま、まぁ落ち着いて…(……やっぱりこうなるか…)」
禁書「むーっ!!お腹空いて死んじゃうよっ!!トーマ、私死んじゃうよっ!?」
上条「そ、そうだ!小萌先生の所に行って…な?それなら晩飯食えるぞ!?なんなら泊まって…俺が先生にお願いしてみるからっ!」
上条「ほらっ、このとーり!!」
禁書「う~っ!!!…いいもんっ!!私は大人だからそれで許してあげるもんっ!!」プイッ
上条「は…はは…アリガトウゴザイマス…」
ーーーーーーーーー
上条(さて、当日になったわけですが………とあるシスターがふてくされてたが…何とか先生にもOKもらえたしな……)
上条「雪降ってら…待ち合わせは…2時だったよな……おし、10分前だ………ん?」
美琴「おっそい!!」
上条「……げ…」
美琴「はぁ…待ち合わせで女の子待たせるなんて、あんたどういう神経してんのよ?」
上条「ちょっ、ちゃんと2時前だろっ!!お前何分前に来てんだよ!?」
美琴「え…それは……あ~っ、もうっ!!うっさいわね、ほらっ、さっさといくわよ!!」
上条「………ふむ…」
美琴「…なによ?」
上条「いや…何か新鮮だな~って…ほら、いつも制服しか見てないだろ?」
美琴「…え…あ、あぁ…そういえばそうね…」
上条「似合ってんじゃん」
御坂「は、はぁっ!?な、何言って、バ、バッカじゃないの!?っていうかあんたはもう少し服に気を使いなさいよねっ!今日はクリスマスよ!?クリスマス!!」ドキドキ
上条「は、はい……すんませんでした……(…俺は何で褒めたのに謝ってんだ…?…わからん)」
美琴(……コイツといるとホント調子狂うわね…)ドキドキ
ーーーーーーーーー
上条「……で、服見て雑貨見て…次は何処行くんですかぁ?」
美琴「そうね…少し休憩しよっか、近くの喫茶店でも……」
上条「りょーかい」
美琴「……あっ…」
初春「……あ…」
佐天「あぁっ!!御坂さんじゃないですかっ!!」
バッタリ
初春「偶然ですね~、こんな所で会うなんて」
美琴「そ、そうね…二人は買い物か何か?(……マズい…見られちゃった…)」
佐天「そうなんですよ~!!私達独り身ですから、クリスマスなんて…ね……ところで…」ニヤニヤ
美琴「うっ…」
佐天「その人は彼氏さんですかぁ?流石御坂さん、隅に置けないですね」ニヤニヤ
美琴「ち、違っ…!!」アセアセ
初春「御坂さん、彼氏さんがいたんですね!!紹介して下さいよ~」
美琴「~~~っ!!!違うからっ!!!だっ、誰がこんな奴と付き合うもんですかっ!!!見るからに頭悪そうでっ…っていうか馬鹿!!そうっ、コイツ馬鹿だしっ!!!こんな奴願い下げだっつーのっ!!!!」
佐天「…へ…?」
初春「…えっ……え…?」
上条(…ほ、本人の目の前でここまで言いますか…?……普通に傷つくんですけど…)
美琴「はーっ…はーっ…と、とにかく違うからっ!!」
佐天「…でも…クリスマスに男女二人で歩いてたら普通カップルにしか見えませんって…ねぇ?」
初春「そ、そうですよ…」
美琴「な、ななっ、わ、私とコイツが…カ、カ、カップ…」チラッ
美琴「」ボンッ
上条(……助け船出してあげますか…)
上条「あ~、そうそう、俺ら全然付き合ってないから…今日はコイツの買い物の付き添い…タダの友達ですよ、はい」
美琴「っ!!」
佐天「そうなんですか…ちぇー、残念だなぁ」
初春「まぁまぁ、あ、時間が…それではこの辺で失礼しますね……さ、行きますよ、佐天さん」
佐天「あっ、初春待って…じゃあ失礼します!!」ペコ
上条「ほっ……助かったぞ、おーい…」
美琴「……」
上条「…?」
美琴「…ていっ!!」ドゴッ
上条「ぐはっ!!ちょっ、待て待て待て!!!」
美琴「はーっ……ん、スッキリした」
上条「え…ちょ…上条さんはあまりの理不尽さに混乱を隠せないのですが」
美琴「いいからっ!!次、行くわよ!!」
ーーーーーーーーー
上条「ぷはー、食った食った…」
美琴「はぁ…あんたねぇ……クリスマスにファミレスってどうなのよ……もうちょっとお洒落なお店とかさぁ…」
上条「貧乏学生ナメんじゃねーぞっ……っていうか、店内でそーゆー話はしちゃいけません!……それにうまそーに特大のパフェ頬張って奴は誰ですかぁ?」
美琴「で、デザートはいいのっ!別腹だからっ!!」カアァッ
上条「…さいですか……んじゃ、そろそろ出ますか」
美琴「あ、うん…」
ウィーン
上条「寒っ!!…って雪積もってんじゃねーか!!」
美琴「うわっ、ホントだっ…クリスマスに雪が積もるなんて何年振りかしら」
上条「凍ったりしてないよなぁ……さて、と…次は何処行くんだ?」
美琴「ん~……あ、あんた何処か行きたい場所ある?」
上条「俺か?……そうだな……んじゃ一ヶ所だけいいか?」
ーーーーーーーーー
アリガトウゴザイマシター
美琴「ケーキ屋……あんたが…ねぇ…」
上条「別にいいだろ……(……噛まれたくはないからな…うん…)」
美琴「別に構わないけどさぁ……何でホールケーキなのよ…一人で食べれるの?」
上条「食う、食うぞ!(……多分インデックスならかるーく…)」
美琴「むっ……そっか…一人でね…ふーん」
上条「?」
美琴「…あっ……うわぁっ!!ね、ね、アレ見てアレ!」
上条「あー?どうした……って…うわ…すげ……」
美琴「おっきなクリスマスツリー…ライトアップされてて…雪も降って…キレー…」
上条「っ!」
美琴「?……どうしたの?」
上条「い、いやぁ…ははっ…お前もそんな顔するんだなぁってさ…眉間にシワ寄せるよりそっちのが女の子っぽいと思うぞ」
美琴「なっ!!~~~っ!!………ば、ばか……(…っていうかよく見たら周りカップルだらけだし…うぅ…何か変に意識しちゃうじゃない…)」ドキドキ
美琴「あっ、そ、そう!!あんたにコレあげる!!」ガサッ
上条「ん?何これ?」
美琴「ふふっ、私からのクリスマスプレゼント!!感謝しなさいよね~」
上条「それはそれは………へぇ、マフラーか」
美琴「ほら、あんた持って無さそーだったから実は私の服を買うときに一緒に買ってたのよ……か、勘違いしないでよ!?ついでなんだからねっ!ついで!!(…わ、渡せた!!)」
上条「サンキューな」
上条「あ、でも俺プレゼントとか何も準備してねぇぞ」
美琴「い、いいのよ…ホントについでだったから(……ちょっとだけ期待してたんだけどな…)」
上条「……そうか?」
美琴(……うわ…あのカップル…キ、キスして……他にも……すご…)ドキドキ
上条(…ふむ……とはいえ…もらったままじゃ流石に悪いよなぁ…)
上条「おし、ちょっと待っててくれ何か買って…」
美琴「ま、待って!」ガシッ
上条「?なん……」
美琴「んっ!」チュッ
上条「んぐっ!?(……はぁ!?な、何ですかぁっ!?)」
美琴「…んっ……はぁ…(あわわ…キ、キス…しちゃった……私の…初めて……)」ドキドキ
上条「あの…御坂さん?これは一体どういう…」
美琴「へっ!?あっ、いや、違うの!!周りの雰囲気に流されたとかそんなんじゃなくてっ…!!」
上条(……何なんだ……おい……)
美琴「プ、プレゼント!!そう、あんたから私へのプレゼントってことで…あっ、それも違っ…あぅ…」アタフタ
上条(……コイツってこんな…)
美琴「うぅ……い、今の無し!!やっぱ忘れてっ!!」カアァッ
上条(……可愛かったっけ…)ドクンッ
上条「なぁ、御坂…(…もう……)」
美琴「な、何っ!?」ビクッ
上条「プレゼントってのは貰って嬉しいもんなんだよな?(…どーなってもいいか……)」
美琴「そりゃ…そうなんじゃないの?」
上条「……ってことは…お前は俺にキスされると嬉しいのか…?」
美琴「は、はぁっ!?そ、そんなわけ無いじゃないっ!!一回くらいのキ、キ、キスで調子に乗るんじゃな……んぐっ!!」チュウ
美琴「~~~っ!!!ん~~~っ!!(そんな…アイツから…キスなんて…)」
上条「…ん……(…あったけー……)」ニュルッ
美琴「っ!!!?(う、うそっ!?し、舌入れっ…)」ピクンッ
上条「…んっ……」チュパッ
美琴「ん~っ!!んっ……ん……」
上条「…ぷはっ……御坂…」
美琴「はぁ…はぁ……」トローン
上条「御坂…?」
美琴「ハッ!!だだだ誰がっ!!!」
上条「?」
美琴「し、舌入れていいって言ったのよっ!!!!!」
ザワ…
上条「ばっ!!」
上条「ちょっ!!公衆の面前でっ…見てるからっ!みんなこっち見てるからっ!!」
美琴「…え…嘘っ………っ!!!!か、帰るっ!!」ダッ
上条「お、おいっ、滑って危な…」
ツルッ ドシャーン
上条(…いわんこっちゃない……盛大にコケやがって…)
書き溜め尽きますた
腹減ったしご飯も炊けていい感じなんで飯作ってくる
今日はハンバーグ
ちなみに御坂妹は欠番
ハンバーグうまうま
お前らエスパーかよ…エロ書こうとしてたんだが
まぁいいやエロ無しで
美琴「あうぅ…」グッショリ
上条「あの…御坂さん…?大丈夫で…」
美琴「うっさい馬鹿!!話しかけんなっ、この変態っ!!」
上条「…はぁ…ったくコイツは……はいはい…わかったからどっかで着替えてこいよ…ほら、さっき買った服もあんだろ?」
美琴「……コート……濡れた…」
上条「……ったく…」ヌギッ
上条「ほれ、俺のジャケット貸すからコレ羽織ってろ」
美琴「っ!!で、でもっ!!これじゃあんたがっ…」
上条「あー、気にすんなって」
美琴「でも…」
上条「いいからいいから…ほら、待っててやっから」
美琴「う、うん……す、すぐ戻るからっ!!」タッ
上条「おーう…………やっぱ…さみ……」
ーーーーーーーーー
美琴(うぅ…やっちゃった……何よ…アイツはアイツで馬鹿みたいにカッコつけちゃってさ……)ドキドキ
美琴(いやいやいやいや!!元はと言えばアイツがいきなりあんなことっ!!)
美琴(………私からじゃん…)
美琴(………うぅ…恥ずかしくて死にそう…)カアァッ
美琴「と、とりあえず着替えないと…」
酒飲んだらもうすでに寝そうな件
それとエロ有りでいいのか、そうか
ここまで書いて思ったのですが、自分が非常に嫌っているおはなし(小説と呼ぶ事すらおこがましい)がありまして。
えぇ、ここまで嫌悪するのは珍しいですよ。
それって言うのは、知識を吸収しておらず、ひたすら羅列しているだけに感じるからなんでしょう。
世界中の魔術や宗教観をごちゃ混ぜにした混合物を、現代の仮想空間に放り込み、
その解釈も全部無茶苦茶。書き手のご都合主義。
量はあっても中身がない。
普通なら、神教一つ取ってみても、それだけで膨大な情報が詰まってるんです。
それを表面だけなぞっているだけだから、深みも何も無い。
挙句の果てに魔術やら超能力やら変な組織やら出てくるわ、
上から目線で説教臭いわ……。
もうね、歴史マニアとしては歴史に対する冒涜としか思えないんですよね。
炒飯を何食か喰っただけで『俺は中華料理を極めたぜ』って言ってる奴がいたら滑稽じゃないですか?
で、そいつが偉そうに『中華とは何か?』とか語り始めたら……
普通ならコメカミにドリルとかでも文句は言えないですよ。本気で。
これは知識を身につけているんじゃなくて、振り回されているっていうんです。
知識を得ることは大事。
でも、知識に振り回される事は恥。
書物によってしか得られぬ知識というのは非現実的事項が多く、
時折このような罠が待ち構えている。
裸の王様にならぬよう、常に心がけないといけないと思いました。
なんて言うかさぁ。
薄っぺらいと言うか……。
自分が覚えてるだけでも、超能力、魔術、英国国教会、カトリック、ロシア正教、天草四郎、南米系シャーマン、吸血鬼ハンター、陰陽道、学園都市、変な裏組織、警備課みたいな組織、ロボット(?)……。
この一つをじっくり掘り下げるだけでも、相当量の作品になると思うんだよなぁ。
実際、1巻は割りと面白かったさ。
だからこそ、ガッカリなんです。
ただ、何て言うか、作品から見えてくる全体図が、最初からでっかい舞台があってそれを徐々に見せていくような感じじゃないのよ。
無計画に建て増しを続けた不恰好なお屋敷みたいな広がり方をしてるというか。
お湯を入れすぎたカップスープを飲まされてる気分。
人気作品だからどんどん出したいのは分かるけど、どうせだったら一つのテーマをもっとじっくり掘っていけばもっと面白くなったと思うんだよなぁ。
スピンオフを漫画で読んだら案外面白かったんで、
原作全巻&SS作品を大人買いして、それが失敗だったと分かった時の喪失感っていうのか。
しかもそれをブックオフに持っていったら既に平積み状態で、1冊100円程度にしかならなかった時の呆然とした気持ちって言うのか。
まぁ、例の本につきましては、ちょっと詳しい人ならツッコミどころ満載、とだけ。
どーでもいいけど、カトリック教徒の俺からするとあまりに不自然なんですよ。
天草四郎の十字教は、神教やら仏教を取り入れて幅が広い術式を使えるとかね。
神教や仏教がキリスト教を吸収することならありえますよ?
多神教ですからね。
でも、一神教で他の宗教の神様を悪魔にしてきたキリスト教が、他の宗教を取り入れる事は非常に稀なんです。
この辺の話は、中国のキリスト教なんかを見ても面白いと思います。
キリスト教はあくまで孤高だからこそキリスト教。
そーゆー背景を無視しちゃうところなんかが、自分は大いに苦手です。
そんなワケで、自分がコレを人にお薦めする事は出来ません。
もし、宗教やら魔術やらの参考にしたいのでしたら、PHP文庫で探した方が有意義です。
萌え目当てで読むのが正解なのでしょうし、だからこそ小難しい事を除外した外伝の方が楽しめるんじゃないかと思います。
ハハ
ヘ(゚ω゚)ヘ いいぜ
|∧
ハ,ハ / /
(゚ω゚)/ てめえが何でも
ハ,ハ /( ) 思い通りに出来るってなら
(゚ω゚) 三 / / >
\ハハ (\\ 三
(/ω゚) < \ 三
( /
幻想をお断りします
美琴の「ふにゃぁ」って何巻?
読んだ記憶がないんだが読み漏らしたのかまだ読んでない巻なのか・・・
一緒に支
>>108
まだ読んでないに違いない 17巻3P1だ
ふにゃーは一度呼んだら絶対忘れられないはずw
>>110
3P1→31P
呼んだら→読んだら
御坂「上条美琴かぁ・・・」上条「?」
御坂「上条美琴かぁ・・・」上条「?」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1261467694/)
美琴「いま隠したのなによ!」上条「なんの事でせうか…」
美琴「いま隠したのなによ!」上条「なんの事でせうか…」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1261378159/)
つい最近のでもちゃんと終わってるやつあるじゃないか
なんか適当に書いていいですか?
美琴「ん? あれは……お~い」
上条「……なんだ、ビリビリか」
美琴「ビリビリ言うな。どうしたのよ、しょぼくれた顔なんかして」
上条「何を言ってんですか、美琴センセー。今日も今日とて上条さんは元気いっぱい夢いっぱいですよ。は、はは……」
美琴「笑いが乾いてるんだけど……。はは~ん、さては……」
上条「な、なんだよ」
美琴「一人っきりのクリスマスが寂しくて、落ち込んでたとか……なんてね~」
上条「…………」
美琴「あ、あれ? 図星?」
上条「は、ははは……クリスマスなんて幻想ですよ……。カップル共にはそれが分からんのですよ……」
美琴「なんていうか、掛ける言葉が見つかんないわ……」
上条「きっと君は来ぉな~い~。一人っきりのクリスマスイィ~ヴ……。この幻想は……上条さん、ぶち殺せませんでしたよ……」
美琴「あ、あははは……」
上条「あいつはあいつで用事があるとかでイギリスに帰っちまうしなぁ……」
美琴「……じゃ、じゃああんた、今日は一人なんだ?」
上条「えーえー、上条さんは聖なる夜もオンリーロンリーグローリーを貫かせていただきますですよ」
美琴「そ、それならさ……」
佐天「お~い、御坂さーん」
初春「こんにちは~」
上条「御坂は友達とクリスマスパーティーかなんかか? うんうん、青春ですねぇ……。俺の分までしっかり楽しんでこいよな。じゃあ」
美琴「あ……」
初春「すいません、お邪魔でしたか?」
美琴「……ううん。二人はどうしたの? これからどっか行くとか?」
佐天「あ、はい。これからセブンスミストにプレゼントを買いに。それで初春と交換し合おうと思いまして。ねー」
初春「はい♪」
美琴「仲がいいわよねー、あなたたち」
佐天「御坂さんは彼氏にプレゼント贈るんですか?」
美琴「はぁ!? べ、べべべ別にあいつはそんなんじゃないし! さっき一緒にいたのもただの偶然だし!」
初春「別にさっきの人が彼氏かどうかは聞いてなかったんですけど……」
美琴「……!」
佐天「語るに落ちるってこういうことを言うんですねぇ。でもそれならチャンスじゃないですか」
美琴「……チャンス?」
初春「今日は聖なる夜ですよ?」
佐天「プレゼントを渡してそのまま告白! そして二人は……なんて素敵じゃないですか」
美琴「でも私は……」
初春「御坂さん」
美琴「……なぁに?」
初春「クリスマスは女の子が大胆になれる日なんですよ? 素直な想いを伝えるにはこれ以上はない日だと思います」
美琴「でもプレゼントなんて、何を贈ればいいか分かんないし……」
佐天「あ、じゃあ御坂さんも私達と一緒に行きません? 私と初春でばっちりプロデュースしちゃいますよー」
初春「そうと決まれば早速GOです!」
美琴「え、あ、ちょっとー?」
佐天「まあまあここは一つ任せてくださいって」
~セブンスミスト~
佐天「じゃ~ん! これなんてどうッスか?」
美琴「これは……サンタの衣装? その割りにはなんかいろいろと丈が短いような……」
初春「取り敢えず試着してみましょう」
美琴「いや、ちょっ……」
~試着中~
美琴「無理! なんかこれ、いろいろと無理だって!」
初春「うわあ~、可愛いです御坂さん!」
佐天「これで迫られたらどんな男の子でもいちころだね! もう寧ろ墜ちない奴は男じゃないね!」
初春「これ、白井さんが見たらどんな顔するんだろう……写メ撮ってもいいですか?」
美琴「ってもう撮ってるじゃない!?」
申し訳ありません、バイトの時間になってしまいました。
折りを見て、バイトの合間に書きます。
クリスマスの間に終わりそうにないのはご容赦を。
美琴「ほんとに無理だってぇ……。こんなの私なんかじゃ似合わないし……」
佐天「…………」
初春「…………」
美琴「な、なによぅ」
佐天「ッてえーぃ!」
美琴「あいたっ!? な、なんでいきなりチョップ……?」
初春「御坂さんは一度自分の可愛さを知るべきです!」
佐天「えぇーい! こうなったらとことんやっちゃうよ、初春!」
初春「了解です、佐天さん!」
美琴「い、いやあぁ~……!」
>>194
待ってます。
pc規制中だからもしもしから小ネタ舞夏の口調難しい
舞夏「御坂、御坂ー」
美琴「土御門、私に何か用でもあるのかしら」
舞夏「忘れたのかー、バツゲームだぞー」
美琴「うーん覚えてないわ」
舞夏「御坂がメイド服を着て上条当麻に会えばいいんだぞー」
~上条宅前~
美琴「う~……ど、どうしよう……。あの二人の勢いに負けてあいつん家まで来たけど……」
初春『御坂さんは一度自分の可愛さを知るべきです!』
美琴「あいつも……可愛いって、思ってくれる、かな……」
いつも子供扱いばかりだけど、今日ぐらいちゃんと女の子として見てくれるかな……?
美琴「……っくしゅん! う~、いつまでもここでこうしてるわけにもいかないし……えい!」
胸の高鳴りを押さえ、勇気を出して呼び鈴を押す。
上条「はいは~い、なんでせうか~? 今、上条さんは機嫌が悪いので、何かの勧誘なら容赦しませんよ~、と……」
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「め、メリークリスマス……」
上条「…………」
美琴「……な、何か言いなさいよ……」
上条「これは……」
美琴「きゃっ!?」
上条「右手で触っても消えない……!? 幻想じゃないのか!?」
美琴「あ、あの……」
上条「あ、あぁ、わりぃ。御坂、だよな? 一瞬誰かと思った」
美琴「どういう意味よ」
上条「いや、いつもより可愛かったから、ちょっと分からんかった」
美琴「んなッ!?」
美琴「な、なな……」
上条「つーかお前、すごい指先冷えてんじゃねえか。もしかしてその格好でここまで来たのか?」
美琴「う、うん……」
上条「はぁ、何やってんだよ。風邪ひいちまうだろ」
美琴「う……」
上条「とにかく上がれ。今、何か温かいもん用意すっから」
美琴「あ、ありがと……」
上条「ほら、ホットココア。熱いから気をつけろよ」
美琴「あ、ありがと……ふー……」
上条「で?」
美琴「うん?」
上条「どうしたんだよ、急に?」
美琴「え、え~と……」
美琴(ど、どうしよう。佐天は……)
佐天『こう前屈みになってですね、上目使いでじっと相手を見つめてですね……』
美琴(えっと前屈みになって……)
上条「どうした? 腹でも痛いのか?」
美琴(上目使いで……)
上条「な、なんで上条さん、睨まれてるのでしょーか?」
美琴(全然駄目だよ、佐天さーん!)
美琴(くっ、くじけるもんですか。え~と最後は……)
佐天『プレゼントはわ・た・しって甘く耳元で囁いてとどめです。ベタかもしれませんが、ここまでされて嬉しくない男の子はいないと思いますよ』
美琴「ぷ、プレ、わた、あた……」
上条「顔真っ赤だぞ。熱でもあるんじゃないか? どれ……」
美琴「ッ!! あたぁッ!」
上条「いたッ!? ……なんでおでこをど突かれるのでせうか。熱を計ろうとしただけなのに……」
美琴「ほ、北斗の拳の真似」
上条「指先一つであの世行き!? クリスマスになんてもん、プレゼントしてくれやがりますか!?」
美琴「う、うぅ~……。やっぱり無理ー!」
上条「あ、おい、御坂!?」
美琴かわいい
美琴「はぁ……」
きらびやかにライトアップされた街の中を、とぼとぼと歩く。
街は聖夜を楽しむカップルで溢れ、浮かれた格好をした自分がいたたまれなくなり、逃げるようにいつもの公園へと足を向けた。
閑散とした公園のベンチに腰掛け、一人、物思いに沈む。
美琴「なんで素直になれないんだろう……せっかくのクリスマスなのに……」
女の子にとって特別な日。
そんな日までこんな調子だと、あいつに自分の素直な気持ちを伝えるなんて夢のまた夢だ。
美琴(あ、やばい。泣きそう……)
涙を零さぬよう、星空を仰ぐ。
空は恋人達を祝福するかのように綺麗だった。
美琴「はぁ、さむ……」
玉入れの最中に竿を欲しがるとは・・・
>>261
「入れるのは棒でなくサオだろう」 Byどこぞの生徒会長
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/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::: ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
/;ィ:::..::..:/lハ:::::::::|ヽ:::::::::::::::::::::::::::::!
/' /::::::::/ニト、ヽ::::|-‐l:ハ::::::::::::::::::::::|
il l:::::::::l〈 lr':l ヽ:| i! ';::::::r、::::::::l
i! !::::::::l ,,ゞ' `ー=r |:::::| l::::::::l 入れるのは玉ではなくサオだろう
l l::::::::l! '' |:::::レ:::::::|
', |::ハ:l lヽ r-、 !::::|:::::::::::|
r、 / l (_ 彡 .l:l i! l::::\ ー' ィ!::::l::::::::::::ト、 )
\\ 〈 | (_, ヽ |:::::/:::`ーr ´ i:::::|::::::::::::l `ー'
,ヘ `ー!. ヽ _j:::::l-‐/トー‐ '´l:::::lヽ、::::::::l
|ヽ、j! / 〉 / i::::;'r-‐「i`ヽ l:::::l / \:::',
ヽj_〉 / l /:::/ i.:.:ィ>i.:..:.:il::::// `ヽ、
\ l l/:://://:i:|//:::// /´/l、
ヽ ゝ、 /::/-、;//.:.:i:! i::::/ | / / .|:::ヽ、
,.ィレ'/ヽ /:::l ! | ー、;;j! l:::/二7 i / l::::l`ヽ
ノー ' ヽ /:::::l. | l / !::l=ュ | | l:::| i!
ヽ | /::::::l ! |/ / l::::if7 | } ヽ! |
ヘ Y:::::::| ヽ l/ |::::|ノ ! / \ ヽ ノ
l |:::::::l ヽ| |::::|‐┘ /:::::::::ヽ ヽ
ヽ .!::::ハ! O j l::::l /:::/!::::::::ヽ_ノ ',
\ ヽi / l:トヽ、 l::::/ l::::::::::l!ヽ、___ !
`ー‐' | / l! |:/ l::::// |
| l ヽ、 l::// /
上条「そんな格好してたら寒いのは当たり前だっての」
美琴「え……?」
そんな言葉と共に、上着が肩に掛けられた。
美琴「あんた……どうして……?」
上条「心配だから追っかけてきた」
美琴「心配って、私が?」
上条「お前以外に誰がいるんだよ」
美琴「そ、そっか。……えへへ」
美琴(なんでだろ、さっきまで落ち込んでたのに……)
あいつの何気ない一言を聞いただけで心が軽くなる。
遅筆だろうとなんだろうと
読めればいいと思ってる自分が悔しい・・・ビクンビクン
上条「はっくしょい!」
美琴「ってあんた震えてるじゃない。自分の上着はどうしたのよ?」
上条「急いでたんで、それ一枚しか持ってこなかった。なぁに、問題なしですよ。上条さんは普段から鍛えて……ふあっくしょい!」
美琴「……ん」
上条「ッ!? あの~、御坂さん? 何故急に抱き着いてきたりされたのでせうか?」
美琴「こ、こうやってくっついてれば少しは温かいでしょ」
上条「いやしかしですね」
美琴「う、うるさいわね。これであんたに風邪でもひかれたら、後味悪いでしょ。だから……そう! 仕方なくってやつよ!」
上条「…………」
美琴「…………」
美琴「……何か喋ってよ。黙られると、その……恥ずかしい、じゃない」
上条「あ~……そういえばさっき言いそびれたんだけど」
美琴「なぁに?」
上条(ちょっ、この体勢からの上目使いはまずいって!)
上条「その、な。似合ってるぜ、その服」
美琴「……えへへ、ありがと」
上条(だからここでその笑顔はやばいって!)
美琴「……ねぇ」
上条「ん?」
美琴「メリークリスマス……と、とうま」
上条「お、おう。その、メリークリスマス……み……」
美琴「み?」
上条「……御坂」
美琴「……ふふ、今はそれで許したげる♪」
fin
サンタ服で上条さんに迫る美琴が書きたくてやった。反省はしているが、後悔はしていない。
だらだらとした書き込みで申し訳ありませんでした。
取り敢えずバイトに戻ります。
では皆さん乙!
美琴は上条さんの嫁。
>>283
ありがとう
本当にありがとう
バイトが終わったので、家に着いて寝るまで、後日談を書きたいとおもいます。
多分それまでに終わらないような気もしますが、よろしければお付き合い下さい。
上条「うだー……」
御坂サンタが家にやってきたその次の日、案の定俺は風邪をひき、一人寂しく寝込む羽目になったのだった。
上条「不幸……でもないか。御坂のサンタ姿を拝めたんだし。……可愛かったよなぁ、あいつ」
サンタの格好で抱き着く御坂の姿を思い返すが、途端に熱が上がったような気がしたので、すぐさま頭から追い払った。
上条「しかしこれはちょっとまずいような……。食うもんもないし。どうすっかなぁ……」
茹だった頭でぼんやりと考え事をしていたら、不意に呼び鈴がなった。
美琴「おーい、生きてるー? ……あー、やっぱり寝込んでた」
上条「御坂? どうしてここに?」
美琴「あんたが風邪ひいてないか、やっぱり気になってね。そしたら案の定これよ」
上条「これぐらいどってことねぇよ。元気だけが取り柄のかみ……っくしょい!」
美琴「ほらほら、やせ我慢しないで大人しく寝てなさい。ご飯は食べた?」
上条「いや、食うもん無かったんで」
美琴「じゃあちょっと待ってて。薬飲むにしてもお腹の中からっぽじゃ駄目だし」
上条「…………」
美琴「なによ、きょとんとしちゃって」
上条「いや、なんか良き母親ってかんじだなぁと思って。御坂、絶対いいお母さんになれるぞ」
美琴「ッ!! 寝言言ってないで大人しく寝てなさい! ま、まったく……」
上条「何怒ってんだ、御坂のやつ? まあいいか。ここは一つ、あいつの厚意に甘えるとしますかね」
よろしい、ならば支援ですの
美琴「はい、おじや出来たわよー」
上条「おぉ、ありがたい……」
美琴「……ちょっとあんた、ほんとに大丈夫? すごい辛そうだけど」
上条「さすがにやばいかも……。いつもの軽口トークも切れ味半減ですよ……」
美琴「今の台詞だけ聞くと平気そうにも思えるけど。……う~ん」
上条「飯食って寝れば治りますよ。というわけでいただきます」
美琴「…………」
上条「あの~、美琴センセー? そのおじや、俺に作ってくれたんじゃないのでせうか?」
美琴「そ、そうよね、相手は病人なんだし……深い意味なんて無いわよね。……うん」
上条「もしも~し?」
美琴「は、はい、あ~ん」
上条「ッ!? いやいやいや、そんなことして頂かなくとも一人で食べられますって!」
美琴「起き上がるのも辛そうにしてるやつが何言ってんのよ。ほら、あ~ん」
上条「…………」
美琴「背筋に電気を流して脊髄反射で口をこじ開けて食べさせ―――」
上条「あ、あーん!」
美琴「素直にそうしていればいーの。……はい」
上条「……ん。アチアチ!」
美琴「あ、ごめん、熱かった? ふー……ふー……」
上条「ッ!? (そわそわしちゃう。だって男の子だもん!)」
美琴「結構食べたわねー。うん、食欲があるんなら大丈夫かな」
上条「け、結構なお点前でした……」
美琴「お粗末さまでした。じゃあはい、後は薬飲んで安静にしてなさい。落ち着くまで傍にいてあげるから」
上条(いや、あなたに傍にいられると落ち着けないんですけど)
上条「で、ではお休みなさい」
美琴「おやすみ」
美琴「ふぅ……部屋の片付けも大体済んだかな。あいつは……うん、よく寝てるわね」
上条「むにゃ……その幻想をぉ、ぶち殺すぅ……」
美琴「いったいどんな夢見てんのよ……。ふわ~ぁ……なんだか私も眠たくなっちゃった。少しだけ寝よっかな……」
美琴「おやすみなさーい……」
申し訳ありません、やっぱり終わりませんでした……。
起きたら続きを書かせていただきます。
ではお休みなさい……。
もうだめだおれもねるからほしゅはまかせた
上条「……ん、ん~。あー、よく寝たぁ。……うん? 御坂?」
美琴「ん……」
付きっきりの看病に疲れたのか、御坂はベッドに突っ伏したまま、眠っていた。
上条「気持ち良さそうに眠っちゃってまあ……」
美琴「ん~……ふふふ……」
楽しい夢でも見ているのか、覗く横顔は幸せそのものといったかんじだ。
上条「ありがとな、御坂」
髪を梳くように御坂の頭を撫でる。
日だまりの中で眠っていたせいか、御坂の髪は温かくてさらさらとしていた。
美琴「……ふにゃー」
上条「あーぁ、髪、食っちゃってんじゃねえか」
くわえた髪を払ってやろうて御坂の口許に指を掛ける。
美琴「はむ」
上条「ッ!?」
ハァー―――――(*´Д`)――――――ン
上条「み、みみみ御坂サン!? なにゆえわたくしめの指をおくわえになられているのでせうか!?」
美琴「ん……む……」
寝ぼけているのか、まるで乳飲み子のように指をくわえる御坂。
上条「起きてーッ! 美琴センセー起きてーッ!! これ以上は上条さんの精神がなんかもういろいろとやばいからー!」
美琴「ん……ちゅ」
上条「ぐぬぬぬぬぬ……!」
上条(落ち着け、落ち着くんだ、紳士・上条当麻。訓練された紳士はうろたえない!)
美琴「んむ……ちゅ……」
上条「ああぁあぁ、舐めちゃだめえぇ」
再び熱が振り返し、頭の中が朦朧としてきた。
上条「相手は中学生相手は中学生相手は中学生……」
美琴「ん……とーまぁ」
上条「ぐわあぁ~……」
そこで名前ですか。そこで名前を呼んじゃうんですか。
上条(いかん、何がなんだかよく分からんくなってきた……こうなったら……こうなったらぁ……!)
上条「ふっ……ふっ……」
美琴「ん……ふわ~ぁ、よく寝たぁ。さて、あいつは……何してんの……?」
上条「よお、御坂、ふっ、いや、風邪とか煩悩を払うには、ふっ、やはり汗を流すのが、ふっ、一番だと思ってな。ふっ」
美琴「それで腹筋なんかやってるわけ?」
上条「あぁ」
美琴「あほか! 体力なんて使ったら余計熱が上がるだけでしょ!」
上条「いやしかしこうでもしないと俺の心の平穏がだな……」
美琴「あーあー、汗びっしょりじゃない。しょうがないなぁ、寝る前に身体拭いた方がいいか。すぐ準備するからちょっと待ってて」
上条「いやいやいや、そんなことして頂かなくとも、上条さんはこれこの通り元気なわけでして」
美琴「こぉら」
上条「あう」
子供を叱るかのように、こつんと頭を小突かれる。
美琴「病人は大人しくしてなさい。……これは治るまで付きっきりで見てないとだめかなぁ」
上条「……こいつ絶対、天然の小悪魔だ……」
こうして俺は風邪が治るまでの間、己の煩悩と格闘し続けることとなったのだった……。
~数日後~
美琴「っくしゅん!」
黒子「あら、お姉さま、風邪ですの?」
美琴「そうみたいね。……これはあいつのが移ったかな……」
黒子「……お姉さま、今、何と? ま、まさか……!」
美琴「ち、違うから! 黒子が考えてるようなことじゃないから!」
黒子「その反応……! きぃ――っ、あ、あ、あの類人猿んん!!」
美琴「あ、あはは……っくちゅん」
美琴「あいつの風邪、かぁ……ふふ♪」
fin
カミコトにエロはいらない、いちゃいちゃがあればそれでいい……。
すいません、エロは無理でした……。
何度も中断して申し訳ありません。
保守と支援してくださった方々、有難うございました。
誰か 続き 頼む
お―――――――(*´Д`)―――――――つ
医師「あ~これインフルエンザですね。」
黒子「!?」
美琴「そ、そうですか・・・」ゲフゲフ
黒子「(インフルエンザは飛沫感染だから・・・ああああああああああ!!!お姉様があのるるるる類人猿の体液をおおおおおああああああ!!!?)」
保守
おぉ姉ぇさぁまぁあぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!!!!!!
みことは
>>356-358
GJ
だが保守
カレー(笑)
鰈(魚)
もはやクリスマス関係ないけど、だらだらと後日談書きます。
オチとか決めてない&バイトの合間に書くので、中途半端なとこで終わるかもしれませんが、よろしければお付き合い下さい。
美琴「やっほー、来たわよー」
上条「早かったなー。まあ上がってくれ」
美琴「うん、お邪魔しまーす」
上条「そういえばお前、実家には帰らないのか? 年末年始くらい親御さんも顔、見たがってるんじゃないか?」
美琴「超能力者<レベル5>ともなると学外への外出許可を取るのが難しいのよ。そういうあんたは?」
上条「便りが無いのは元気な証拠ってやつですよ」
美琴「要するに帰るのがめんどくさい、と」
上条「そういうこと」
よろしい、ならば支援ですの
美琴「わ、こたつじゃない」
上条「ふふ~ん、それだけじゃありませんよ。もれなくみかんと猫も付いてきます」
スフィンクス「にゃ~」
美琴「分かってるじゃない、あんた♪」
上条「ふふふ、上条さんに抜かりはありませんよ」
美琴「はー……やっぱり冬はこたつでぬくぬくよねぇ」
上条「日本人に生まれてよかったと思える瞬間だよなぁ。それで何時頃出掛ける?」
美琴「まだちょっと早いし、まったりしてましょ。そういえばどこにお参りに行くの?」
上条「知り合いの巫女さんがバイトしてる神社」
美琴「……知り合いの巫女さん?」
美琴「巫女さんが知り合いってどういう交遊関係よ……。あれでしょ、またどこかで人助けして知り合ったんでしょ」
上条「よく分かったな……って、美琴センセーは何故に怒ってるのでせうか?」
美琴「別に怒ってまーせーんー。……あんたがそういうやつだってのは、よく知ってるしね」
美琴「はぁ~、それにしてもやっぱりこたつに入っちゃうと駄目ね。出られなくなっちゃうもん」
上条「こたつの魔力はあなどれねえよなぁ。あ、お茶いれたけど、緑茶でよかったか?」
美琴「ん、ありがと。……はぁ~、ぬくぬく~」
上条「そうしてるとなんか猫みたいだな」
美琴「ん~」
上条「はは、すっかり骨抜きだな。あ、みかん食うか?」
美琴「ん~、皮むくのがめんどくさい~」
上条「やれやれ、さすがの美琴センセーもこたつの魔力には勝てませんか」
美琴「勝てるやつがいたら見てみたいわ」
上条「ほれ、皮むけたぞー」
美琴「んー」
上条「……食べさせてやろうか?」
美琴「な、なにばかなこと言ってんのよ……って、うわ、白い筋全部取ってある。几帳面ねぇ」
上条「そーかー? ほれ」
美琴「だ、だから自分で食べられるってば」
上条「そういう割りには両手をこたつに突っ込んだままのはどうしてなんですかー?」
美琴「…………」
上条「はい、あ~ん」
美琴「…………」
上条「あ~ん」
美琴「あ、あ~ん」
上条「ほい」
美琴「……あ、甘い」
上条「もう一切れいくか?」
美琴「……あ~ん」
上条「ほいほい」
美琴「あ~……」
上条「と見せ掛けてフェイント!」
美琴「ん!」
上条「はっはっは、まだまだですな、美琴センセー。おぉ、このみかんの甘いこと」
美琴「むぅ~」
上条「ほい、もう一切れ。ほーれほーれ」
美琴「む~……む!」
上条「はっ!」
美琴「甘い! はむっ!」
上条「ちょ……!」
美琴「むぐむぐ……ふっふ~ん、ざっとこんなもんよ」
美琴「何よ、顔真っ赤にしちゃって」
上条「いやぁ……まさか指まで食べられるとは上条さん、思ってなかったもので」
美琴「…………」
美琴「……!? ちょ、なに訳分かんないこと言ってんのよ!」
上条「上条さん、不覚にもときめいてしまいましたよ」
美琴「も、もー、いいからそのみかん寄越しなさい」
上条「はいよ」
美琴「…………」
上条「食べないのか?」
美琴「……あ、あ~ん」
上条「ッ!? いやいやいや、美琴センセー手ずから食べさせて頂くなんてそんな恐れ多い……」
美琴「やられっぱなしってのは、性に合わないの。いーから口、開けなさい。あ~ん」
上条「ちょっ、分かった。分かったから押し付けるのやめて」
美琴「あ~ん」
上条「あ~ん……うん、甘い。なんかもういろんな意味で」
美琴「ふふ~ん♪」
上条「紅白でも見るか」
美琴「これ見るとなんか大晦日ってかんじよね。あ、一一一(ひとついはじめ)だ」
上条「好きなのか? このアーティスト」
美琴「友達がね。ほら、クリスマスにちょっと会ったでしょ。長い黒髪の……」
上条「あぁ、あの可愛い子」
美琴「…………」
美琴「あんた、ほんと女の子には目敏いわよね」
上条「? お前の友達だしな」
美琴「……あんたって、その、髪の長い女の子が、タイプ、なの?」
上条「いや、俺はお前の方が好きだぞ」
美琴「ッ!? な、なな……!」
上条「……?」
上条「……あ! 髪型! 髪型の話だからな!?」
美琴「わ、分かってるわよ、そんなの! なにうろたえてんのよ、ばーかばーか!」
上条「うろたえてまーせーんー! 御坂サンこそ顔赤くしちゃってどーしちゃったんですかー!?」
スフィンクス「にゃー(小学生か、こいつら)」
美琴「あ~……騒いだらなんかお腹空いてきちゃった」
上条「年越蕎麦でも食うか。細く長く生きられますようにってね」
美琴「あんたの場合、ほんと切実な願いよね、それ。……今年何回入院したの?」
上条「数えたくもありません……」
美琴「来年は少し自重しなさいよ。……その、心配してるやつだっているだろうし、さ」
上条「前向きに善処させていただきますよ」
美琴「まあ入院したら、その、お見舞いぐらい行ってあげるわよ」
美琴「ふあ……お蕎麦食べたら、なんか眠くなってきちゃった……」
上条「寝るなー、御坂ー。今寝たら、絶対朝まで熟睡しちまうぞー……」
美琴「そういうあんたもかなり眠そうじゃない……。あーもうだめ……」
上条「こたつの魔力、恐る、べし……」
美琴「くぅ……」
上条「ぐぅ……」
/. ノ、i.|i 、、 ヽ
i | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ |
| i 、ヽ_ヽ、_i , / `__,;―'彡-i |
i ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' / .|
iイ | |' ;'(( ,;/ '~ ゛  ̄`;)" c ミ i.
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'ノ .. i )) '--、_`7 (( , 'i ノノ ヽ
ノ Y `-- " )) ノ ""i ヽ
ノヽ、 ノノ _/ i \
/ヽ ヽヽ、___,;//--'";;" ,/ヽ、 ヾヽ
美琴「くぅ……」
上条「ぐぅ……」
美琴「ん~……トイレぇ……」
・・・・・・・
・・・・・
・・・
美琴「ふー……」
上条「……そげぶ……」
美琴「さむい……」
上条「ぐおー……」
美琴「…………」
・・・・・・・
・・・・・
・・・
上条「……く、あぁ~……いけね、すっかり寝こけちま……」
美琴「すぅ……」
上条「え~と……何故に上条さんは抱き枕にされているのでせうか?」
美琴「ん~……ゲコ太ぁ」
上条「こいつ、俺をぬいぐるみか何かと間違えてやがる……ちょっ、すりすりすんな!」
美琴「ん~……ふふふふ……」
上条「はぁ……こりゃ起きたら新年一発目のビリビリだな」
美琴「くぅ……」
上条「今年も思いやられそうだ。まあ……」
美琴「ん~……」
上条「今年もよろしくな……美琴」
fin
取り敢えずキリがいいので、この辺で終わりとしておきます。
冬コミはレールガンのいちゃいちゃものが増えたらいいなぁ。
では家に帰って寝ます。
皆さん、乙!
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