銀時「モンハンでもすっかな」(261)

銀時「くっそ、なんで倒れねんだよコイツは、なに食ったらこんなデカくなんだよ!」

新八「銀さん、寝転びながらゲームしちゃ目が悪くなりますよ。というより仕事はいいんですか?」

銀時「そう思ってんなら、なんかドカンとおっきい依頼とってきてくれや」

新八「まったく、そんなことばっかり言って。ところでさっきから何やってるんです?」

銀時「あぁ、これか。モンハンだよ、モンハン」

新八「モンハン……?なんです、それ」

銀時「まぁいまさら詳しく説明するのもあれだ。皆知ってるモンハンだ、分かんだろ」

新八「皆って誰ですか…、いいですよ説明書読みますから」

銀時「しっかしこいつマジでつえーわ。このマッチョなガタイを持ってしてもどうにもなんねぇ」

新八「うわ、すごい体格ですね。まぁあれだけの猛獣を狩るんですから当然なのかな」

銀時「それを考慮してもコイツはないわぁ。マジキツいって」

新八「武器によって色々戦略があるみたいですよ。銀さんの武器と戦略はなんなんですか」

銀時「俺の戦略はあれだ、オトモニャイルーの背後で延々狩猟笛よ」

新八「戦えぇぇ!なに愛くるしい小動物に全部押し付けて高見の見物してんですか!?役割まったく逆でしょうが!」

銀時「いやいや、あいつらああ見えて以外と頑丈だから大丈夫だって。いくら倒しても起き上がるから全然はぎ取れねぇんだぜ」

新八「剥ぎとんな!あんたアイルーをなんだと思ってんですか!?」

神楽「そうアル、やり過ぎると色々うるさいアル、ズラとか」

新八「笛吹いてるだけじゃ、そのガタイ狩りにまったく意味ないじゃないですか」

銀時「それはあれよ。夜の狩場で活躍すんだよ」

新八「うっさい、もういい、黙ってろよ。……しかたないから僕が戦術とか考えてあげますから」
神楽「わたしも考えるある、赤のカチューシャを付けてる女は高い確率でヤレアル」

新八「そっちの戦術じゃねーよ!!」

新八「まずは武器から見直しましょうか。色々あるみたいですが、最初は持ってるお金も少ないですし、なにか一つ決めて強化していくのが得策ですね」

神楽「これだけあると迷うアルな。なにがオススメアルか?」

新八「やっぱり初心者は片手剣かな。一撃は地味だけど確実にダメージを蓄積して与えていけるよ」

神楽「なんか新八みたいな武器アルな」

新八「悪かったね…地味で。でもまぁ銀さんの性格なら派手な大剣かな。ねぇ、銀さ…」

銀時「おっしゃー!全財産注ぎ込んだら狩猟笛強化できたぜ」

新八「って、おおぉぉぉい!?なにやってんだよ、あんたはぁ!!!」

銀時「ギャーギャーうるせぇんだよお前は。ちゃんと笛強化するまえに買っといたって」

神楽「そうだったアルか。さすが銀ちゃんアル」

銀時「俺の目に敵うのが、なかなか見つからなくってよ。そりゃあもう必死にさがしたぜ」

新八「もぅビックリさせないでくださいよ。銀さんも人が悪いなぁ。なにを選んだんですか、ハンマー?それとも意表をついてボウガンとか?」


シンパチ(オトモ)「コンゴトモヨロシク」

銀時「おぅよ。頼むぜぱっつぁんよ」

新八「オトモのほうかぁぁぁぁぁ!?なに必死になって僕の名前のヤツ探してるんすか!つーかそれなんかアイルーじゃねぇよ!!」

銀時「わーった、わかったよ、シンパチなんて役立たずなオトモに頼ろうとした俺が悪かったわ」

神楽「そうアルよ。シンパチなんて雪山じゃ眼鏡が曇ってまったく役立たずのクズアル」

新八「いや…そのアイルー眼鏡なんか無いし。あんた達遠回しに僕をバカにしてません……?」

銀時「しかしまいったな、これじゃまったく先に進めないぜ」

神楽「このゲーム最大四人までなら出来るって書いてアルよ。わたしも協力してやるアル」

新八「それは僕も真っ先に思ったけど、PSPが銀さんの一つじゃ無理なんだよね」

神楽「大丈夫アル。わたしは十字キーで銀ちゃんはボタン、新八は土下座で問題ないアル」

新八「なにそれ、余計やりにくいよ。てか僕なんで土下座なんだよ、それになんの意味があんの」

神楽「どいつか30分以内にPSP貢いでくれるヤツいないアルか」

新八「いないよそんな無茶な注文聞いてくれる人なんて」

銀時「あぁ、そういや、一人いるじゃねーか」

新八「えっ、誰ですか?」

銀時「お前の姉ちゃんに電話掛けてみな」

新八「姉上……ですか?」

…………
……


配達員「ここにハンコお願いします」

銀時「はいよ。お勤めご苦労さん」

神楽「すごいアル!本当に30分以内に届いたアル」

新八「なんか受話器越しに近藤さんの泣き声が聞こえてた気がするんですが……」

銀時「それは幻聴だ、きれいさっぱり忘れてねぇと次あいつの顔みたとき気まずいぜ」

新八「だったらそれ幻聴じゃないじゃん!」

神楽「いいから、さっさと始めるアルよ」

シンパチ初心者なのに武器に詳しいのはなんで?

新八「それじゃまずはキャラを作成してから集会所に集まりましょう」

銀時「俺はもう作ってあるから先にいっとくぜ」

神楽「なんにするか迷うアルな。どうせなら死肉に飢えた荒れ狂う瞳のようなキャラがいいネ」

新八「いや、それ思いっきり狩られる側じゃん。そんな瞳してたら即お縄だよ」

銀時「いーんだよ、適当に作っとけば。……どうせすぐに、アイルーを見殺しにした後悔の念に苛まれた瞳に……なるんだからよ……」

新八「そんな瞳になんのはあんただけだろがぁ!てか後悔すんなら最初からするな!!」

>>20
きっと説明書を熟読したんだよ


新八「とりあえず、キャラは作りましたね。それじゃ集会所っと」

銀時「お、いたいた。相変わらずお前はスタンダードだねぇ。片手剣かよ」

新八「いいじゃないですか別に…。それより銀さんこそどうなんですか狩猟笛は」

銀時「うーむ、なんかイマイチ使いにくいんだよな。笛の効果すぐ切れちまうし」

面白い
支援

新八「だから言ったでしょ、考えてあげるって。狩猟笛はどちらかといえば玄人向けの武器なんですから」

銀時「マジかよ。だったら先に言ってくれよな」

新八「銀さんが勝手に始めてたんでしょ。とりあえず神楽ちゃんと合流したらお金貯めて他の武器を買いましょう」

銀時「ちっ、しゃあねぇな。面倒くせぇ」

ダッダッダッダッ

「銀ちゃ~ん、新八~」

新八「おっ、噂をすれば早速ですね。神楽ちゃんこっちだよー」


神楽(狩猟笛)「ごめんネ。おまたせアル~」

新八「って、お前も狩猟笛かよぉぉぉ!?バランス考えろよ!バランスを!!」

神楽は笛持っても吹かないだろうな

神楽「狩猟笛違うアル、『アイルーに贈るレクイエム製造笛』アル!」

新八「なんだよそのネーミング!つか、てめぇもアイルー見殺しにする気かよ!いい加減苦情くるわ!」

銀時「まぁそうカリカリすんなよ、ぱっつぁん。いいかポジティブに考えるんだよ」

新八「ポジティブですか…?」

神楽「そうアル。新八にはわたしと銀ちゃんのサポートが二つもついてるアル」

銀時「そうだぜ、ソロで狩るよりかは格段に楽になるはずだって」

新八「そ…そうですね、ハナッからこの人達を戦力と考えていた僕が馬鹿だったのか……」

神楽「そうアル、やっと気付いたアルか」

新八「いや…それ自分の首も絞めてるよ」

銀時「一番のバカはこいつってことさ」

神楽「なにアルか、なんか不愉快な感じアル」

新八「まぁ、でも狩猟笛には自分を強化する以外にも他のプレイヤーも強化するという最大の特徴がありますからね。期待してますよ銀さん!」

銀時「……………え、そんなことできんの?」

新八「できんの。じゃないですよ!?銀さん冒頭でアイルーに笛吹いてたって言ってたじゃないですか!」

銀時「あぁ、ありゃてっきりスピーカーから流れる音色で他のプレイヤーの士気をあげる武器だとばっかり」

新八「そんな気休め程度の武器があるかぁぁ!中の人鼓舞してどうすんの!?音色を揃えたらデータ上で他のキャラクター能力が上昇するんですよ」

銀時「な…なんてこった…俺ゃ、みすみすニャイルーを見殺しに……」

新八「いや、遠くで狩猟笛吹いてる時点でもう見殺しですから……」

神楽「結構一番のバカはこいつだったアルな」

新八「まったく、ちゃんと楽譜覚えてくださいよ」

神楽「なんか面倒アルな、頭がパンクするアル」

銀時「俺は決まった型にはハマらねぇぜ。俺は俺の弾きたい曲を弾くぜ!」

神楽「おーなんか銀ちゃんカッコいいアル。ロックアル」

新八「さてそろそろクエスト受けますよ。まだ一つも進んでないのか…」

神楽「わたしデッカイ、ドラゴンみたいなやつと戦いたいアル!」

銀時「おぉ、よくCMとかでやってるやつか。どうせやるならそうのだよな。新八、竜王かハーごんあたりで頼むわ」

新八「それ違うゲームじゃないですか…。いいですかモンハンはまずハンターランクっていうのを上げないと強敵とは戦えないんですよ」

銀時「面倒くせぇな、そりゃ江戸で流行っても天人達の間じゃ流行らないわけだぜ」

神楽「アメリカンキッズは気が短いね。アイツらすぐ派手な戦闘がないと投げ出すアル。我慢が足りないアル」

新八「いちいち突っ込んでたら終らないんで、採集クエいきますよ。時間もないんだし」

神楽「採集クエ?なにをするアルか」

新八「フィールド上のどこかに落ちてる雪山草っていうアイテムを何個か集めればクリアーだよ」

銀時「なんか退屈そうだが、まぁ肩慣らしにゃちょうどいいか。よしお前らいくぜ!」

新八・神楽「お~う!」

―雪山―

神楽「すごい景色アルな。辺り一面銀世界アル」

銀時「はぁ、最近の携帯ゲーム機はここまできてんのか」

新八「さて、それじゃ早速分かれて採集しましょうか。三人いればすぐ終わるでしょう」

神楽「わかったアル、行ってくるアル!」

銀時「じゃあな、ぱっつぁん、拾い食いとかすんじゃねぇぞ」

ダッダッダッダッ


新八「ふぅ、二人とも行ったか。まぁ採集クエストなら凶暴なモンスターもでないし大丈夫かな」

そろそろ限界だ、残ってたら明日書こうかな。

もしかして千尋の人か?

ほしぃ

>>54
千尋は書いたことないんで違いますよ


朝早く起きて書くつもりだったのに寝過ごした…
次書けるの夜になるんで落ちたらまた立てます
保守感謝!

笛って殴るのにも使えるんだよね?

>>59
笛は殴るものって言う人もいるよ

ほす

面白い

笛って強いの?

>>71
使い手によるけど武器としては使いにくい方

>>72
ハンマーも使いにくくない?

>>73
ハンマーは慣れが必要だけど強い
俺は使えないけど

専門学校不登校です(笑)

10歳でVIPか


ハハッ、マジキチ


お父さんとお母さんがセックスしたから生まれたんだよ

明日学校で聞いてみようね(笑)

ドライバーをやってます(涙)

保守
こいつ     ∩_
 最高にアホ ((( ヽ
       〈⊃ j
  ∩___∩ | |
  |ノ   ヽ| |
  / ●  ● | /
 |  (_●_)ミ/
 彡、  |∪| /
`/ __ ヽノ /
(___)  /

残ってたか、ありがてぇ


新八「たりゃぁ!」

ズシャ!

ポポ「ギャォーン…」ドサ…

新八「いくらハンターとはいえ、無抵抗な動物を狩るのは気がひけるなぁ…」

銀時「なーに甘い事言ってんだよゲームなんだぜこれは。んなもんやってる内に慣れてくんだよ」

神楽「そうアル、銀ちゃんの言う通りアル。一人では犯罪者、でも百人なら英雄アル!」

新八「なんだよその例。なんか微妙に間違ってるよ」

銀時「さーて、結構登ってはきたが、どこにあんだ、その雪山草ってやつぁ」

新八「フィールドをよく見渡してください。どこかに草むらがあるはずですからそこでボタンを押せば採集できますよ」

神楽「わかったアル、草むらアルな」

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!

新八「さて……僕も探すとするか。いままでの経験からいってあの二人をアテにするのは危険だ。僕一人でノルマを達成する意気込みでいかなきゃ」

神楽「またコゲ肉アル、どうやったら上手に焼けるアルか?」

銀時「ばっかだな、オメェは。肉は焦げてるくらいが一番いいんだよ」

神楽「コゲたの喰ったら逆にスタミナ減ったよ」
銀時「その博打性がいいんじゃねーか。それに比べて生焼け肉、ありゃ駄目だ」

神楽「毒にも薬にもならないアルな、新八くらい毒にも薬にもならないアルな」

新八「ほっといてよ!万年トリカブトクラスの毒ばら蒔いてるアンタらよりマシだわっ!!いいからさっさと探してくださいよ!」

………
……


新八「よし、これで四本目、もう少しでノルマ達成だな。…それにしても銀さん達大丈夫かな、随分奥の方まで行ったみたいだけど」


キュピーーンΣ
新八「…はっ!?銀さん達の気が大きく乱れて減っていく!一体なにが」

神楽「こいつ、右上に表示されてるわたし達の体力ゲージ見て何ブツブツ言ってるアル」

銀時「なんだ、クライマックスUCハブられたくせにニュータイプ気取りですか、おい」

新八「い、いいじゃないですか…、一回言ってみたかったんです。それよりどうしたんですか!?」

銀時「けっ、ぱっつぁんよ、なにが凶暴なモンスターはでないだ。…おい神楽気合い入れろよ!」

神楽「わかったアル、銀ちゃんこそ抜かるなアルよ!」

新八「し…しまった、この採集クエストはティガレックスも出現するってここに書いてます!」

神楽「ティガレックス?なにあるかそれ」

新八「凶暴な性格と鋭い爪を持ち、駿足の動きで駆け回る…このモンスターで挫折したプレイヤーも数多い強敵だよ!」

銀時「なんで、んなヤツがいきなり出てくんだよ。バランス調整おかしいんじゃねぇか」

神楽「作ったヤツアホアルな、ロンダルキアの洞窟作ったヤツくらいアホアルな」

新八「初期装備の銀さん達じゃひとたまりもないですよ、早く逃げてください!」

銀時「逃げるだぁ、馬鹿言っちゃいけねぇよ。侍ってのはいくら相手が強大でも……いや強大だからこそ向かっていかなくちゃなんねぇんだよ。だから俺は行く、俺の…いや、侍の命……この刀に誓ってな!」

新八「ぎ、銀さん……………それ狩猟笛」

………
……


新八「ハァハァハァ……どこだ銀さん達は……」

銀時「お……おい新八、こっちだ、こっち」

神楽「も…もう一歩も動けないアル……さすがのわたしも死ぬかと思ったアル…」

ダッダッダッダッ

新八「銀さん!神楽ちゃん!こんなに血だらけになって…。でも無事に逃げられたんですね良かった」

銀時「へっ…言っただろ、侍は逃げねぇってな……」

新八「えっ、二人ともまさか!?」

神楽「そのまさかアル…、わたしたち万屋に不可能は無いアル」

新八「す…凄い、いつも常識で考えられない事をする人達だけど、初期装備でティガレックスを倒すなんて…流石だよ!」

銀時「ほらよ……捕獲してきてやったぜ、ティガレックスをな!」



山菜爺「お………ぉ…こ…んな…所に…ハンターなど…珍し……」

新八「って、それ違うわぁぁぁぁぁ!!つか、なんでお前らヨボヨボの爺さん相手に血だらけになってるんだよっ!?」

神楽「最初はアイテムくれたり好印象だったのに急に手のひら返してきたアル、このティガレックス」

新八「だから違うってんだろ!んなモンスターみたいな名前の爺さんいるかっ!!どーするんですか、これじゃもうアイテムとか交換出来ないじゃないですか」

神楽「ティガレックスじゃないアルか……んじゃ、とりあえず埋めとくアルか」

銀時「そうだな、山菜翁ってくらいだから春になりゃ、上から山菜生えてくんだろ」

新八「証拠湮滅しようとすんな!!生えてこねぇよ山菜なんか!」

新八「だいたい追い払われたくらいで襲いかからないでくださいよ。ほんと常識じゃ考えられない人達だ…」

銀時「おいおい、それくらいで爺さんに、こんな事するわけねぇだろ。俺たちは、いわば世界の危機を救ったんだよ」

新八「世界の…危機?なんすかそれ」

神楽「話せば長いアルが、こんな事があったアルよ」

――――――――――――――――

―雪山洞窟内―

神楽「銀ちゃん、なんかあんなとこに人がいるアルよ!」

銀時「何してんだ、あんなとこで?まぁいいか、RPGの基本は情報収集だ。とりあえず話しかけんぞ」

山菜翁「なんじゃ、こんなとこにハンターが来るなど珍しい。ほらこれをもっていくがよい」

神楽「ほんとアルか!気前がいいアルな」

銀時「あ、てめぇだけズルぃぞ、爺さん俺にもなんかくれよ!」

山菜翁「なんじゃ、こんなとこにハンターが来るなど珍しい。ほらこれをもっていくがよい」

神楽「…なんかこいつ同じ事しか言わないアルな」

銀時「しょせんゲームの駒だからな。まぁいい、こいつぁ使えるぜ、神楽話しかけまくるぜ!」

神楽「わかったアル!」

銀魂っぽさがよく出てるな
こいつ空知じゃね?

山菜翁「そうじゃおぬしらネンチャク草をとってきてくれんか?」

銀時「それならさっきそこで拾ったぜ、ほら」

山菜翁「ありがたい、かわりにおぬしにこれをやろう」

銀時「なぁにいいって事よ、こういう時は持ちつ持たれつだ」

神楽「このジイさん意外といい奴アル。きっとこんなとこに一人でいるのもきっと訳がアルに違いないアル」

山菜翁「ハンターたるもの他人に頼んじゃない、さっさといかんか!」

神楽「なんか急に怒り出してたアル」

銀時「お前が急にデリケートな話題に触れるからだ。いいかこういうのはまず他愛もない話から入ってくんだよ」

神楽「わかったアル、それじゃまた話しかけまくるアル!」

山菜翁「ハンターたるもの他人に頼るんじゃない、さっさといかんか!(息子の嫁からは毎日のように嫌がらせされるわ、孫はワシの財布から小銭を盗むわ…)」

神楽「なんてひどい鬼嫁アル!助けもしない夫も最低あるな、親の顔がみたいアル」

山菜翁「ハンターたるもの他人に頼るんじゃない、(そんな生活に嫌気がさしてここで自給自足の生活をしとるんじゃよ)」

銀時「爺さん……あんたも大変だったんだな。でも安心してくれ…俺たちのこと、これから家族だと思っていいからさ」

神楽「そうアル、わたしたちいま三人だからジイさんも合わせれば丁度四人アルね!」

山菜翁「ハンターたるもの他人に(すまんの…おぬしらのお陰で人の心の温もりをまた思い出してわ…)」

神楽「それじゃ、早速…」

銀時「いや…違うぜ神楽。爺さんが行くのは俺たちの所にじゃねぇ。あんたの帰りを待ってる家族の元にだ」

山菜翁「ハンターた(しかしワシなど帰ったらところで居場所など…)」
銀時「思い出したんだろ……人の心残り温もりってやつをさ。ならもう一度だけ信じてやろうじゃねぇか……この世の中たった一つしかねぇ、家族ってのをさ」

神楽「ぎ……銀ちゃん」

山菜翁「(そうじゃの信じてみたい…いや信じてみたかったの……。だがもう時間が無いんじゃ)」

銀時「時間が無い一体どういうことだ?」

山菜翁「(この雪山の地下にワシが生み出した『バイオ殺戮兵器ヴァルータツィータ』がもうじき目を覚ます……。すればこの大地は瞬く間に焼け野原と化すじゃろう)」
神楽「そんな!?一体どうすれば止めれるアルか!」

山菜翁「(方法は一つしかない、ワシの生体反応が消えればヤツも灰と化す。それが出来るのはあんたらだけじゃ)」

銀時「爺さん…あんた……」

山菜翁「(ワシは家族を信じることはできんかった……でも守る事ならできる!)」

神楽「そんな悲し過ぎるアル!銀ちゃんなにか他に方法を探すアル!」

銀時「侍ってのは……。マジでぶつけられた想いは、己の全てで応えなくちゃならねぇんだよ!!」

山菜翁「(さあ、こいぎんとき!これがさいごのたたかいだ!)」

銀時・神楽「うぉぉぉぉおぉ!!」

―――――――――――――――

神楽「…ということがあったアル」

新八「長いわぁぁぁぁぁぁぁ!!!なに括弧でセリフ捏造してんの!後半括弧としか会話してないじゃん!なんだよヴァルータツィータって!?もうモンハンでもなんでもないよっ!」

銀時「まぁ、いいじゃねぇか、ほら俺の雪山草と合わせてノルマ達成だ」

新八「良くないですよ…一体クエスト一つ終わらすのにどんだけ時間かけてるんですか」

また限界がきた……
次も明日の夜くらいになりそうですが、よろしければ保守おねがいしやす

最近銀魂のSSスレよく見かけるんだけど同じ人?

ありがてぇ、保守ありがてぇ

>>152
銀魂SS書くの初めてだから違いますよ



銀時「……おい、ちゃんとノルマ数集めたのになんも起こんねぇぞ、バグか?それとも草の並べ方とか関係あんのか」

神楽「いや銀ちゃん、もしかして合言葉かもしれないアルよ?…………はっ!?」

銀時・神楽「ま、まさかあのナメック星人!!?」

新八「なんだよその緑っぽい天人は!……二人とも違いますよ、集めたアイテムは納品ボックスに入れないとクリアーにならないんです」

銀時「納品ボックスだぁ、んなもんどこにあんだよ、俺一度も見て無いぞ」

神楽「わたしもアル。これだけ動き回ったうえに、そんなもの探さなきゃならないアルか」

新八「なにいってんですか、僕たちのスタート地点のキャンプに赤い箱が置いてあったでしょ」

銀時「……わりぃなぱっつぁん。俺はてめぇと違って、常に前だけを向いて生きてく性分なんでな!」

神楽「そうアル、いつまでも過去に囚われてウジウジしてても仕方の無い事アルよ……新八、うつむいた顔をあげるアル!」

新八「…………え?なんで僕が励まされてるの。全く、素直に周り見ずに突っ走ったていえばいいでしょが」

銀時「またお前はそうやって細かいことをゴチャゴチャいってんじゃねぇよ」

新八「あんたらがアバウト過ぎるからでしょうが。赤い箱が納品ボックスで近くにある青い箱が支給品ボックスです。基本中の基本なんですから覚えてくださいよ」

神楽「支給品…?そんな物わたしたち取ってなかったあるな」

新八「本当は、雪山なら支給品のホットドリンクは必須なんだけど、僕らの初期装備で発動してるスキルで寒さは関係ないからね」

銀時「ほぅ、この毛皮にんな効果があったとわねぇ。ただ動きずらいだけかと思ってたぜ」

神楽「それにしてもここまで登ったのにまた下るアルか…、面倒アルな」

新八「モドリ玉ってアイテムがあればすぐ帰れるんだけどね、まぁ仕方ないよ」

銀時「しゃあねぇか、家に帰るまでが遠足。ベースキャンプに帰るまでがクエストだ。気ぃ抜くなよテメェら」

新八「そうですね、銀さんもたまには、まともな事言いますね……ってあれ神楽ちゃんは?」

銀時「なんだぁ、言ってるそばから迷子かよ。先が思いやられるぜ」


神楽「おーーい、銀ちゃん!新八!定春みたいに、こいつの背中に乗って帰れないアルか!?」

銀時「なんだ、ポポでも捕まえたのか?あんなんで帰るんだったら走った方が速ぇんじゃねぇか」

新八「無理だよ神楽ちゃん、モンハンにそんなシステム実装されてないんだから」

ティガレックス「………………………」

神楽「そうアルか…残念アルなポポ。さぁ山へ帰るアル、もう迷子になるんじゃないアルよ」

銀時「………なぁ神楽、それポポじゃなくね?なんかこうもっとムックみたいな顔してなくね?」
ティガレックス「ギャォーーーンッ!!!」ブワッ




ぎんときは力尽きた

かぐらは力尽きた


神楽「銀ちゃん、こいつ恩を仇で返したアル!非常識にもほどがあるアル!」

銀時「殺る気満々のクリーチャーをパーティーの所へ連れてくる奴に常識うんぬん言われたくねぇよ!!俺まで一撃で死んじまったじゃねーか!」


新八「銀さん達は瀕死の状態だったんだから当然ですよ。僕は体力満タンだったからなんとか生きてるけど……もう一撃くらったらヤバイ!」

神楽「なんだ、そういう事アルか…新八。慌てる必要はないアルよ」

銀時「あぁ、そうだぜ、こんな簡単な事だったのかよ。俺も焦って損したぜ……」



ティガレックス「ギャォーーーン!」

ダッダッダッダッ
新八「な…なに言ってるんですか、ふ、二人とも!?……そうか二人は言って見れば戦闘のプロ。いくらゲームとはいえあの一瞬で攻略法を?」

銀時「いいか、ぱっつぁん、一度しか言わねぇ…耳の穴かっぽじって良ーく聞けよ」


ダッダッダッダッ
新八「は…はい!」

銀時・神楽「その化け物に思いっきり頭部殴れたら不思議な事に、アイルーがキャンプまで運んでくれる(アル)!」

新八「それはゲームオーバーになってるんだよっ!不思議でもなんでもないわぁぁぁ!!あんたら、力尽きたって表記されてたでしょうが!」

銀時「よしっ、もうすぐでエリア移動だ!新八、テメェが死んだらまた最初っからなんだぞ、なんとしても生き延びろ!」

神楽「だ…駄目アル!あそこまでスタミナがギリギリ足りないアルよ!」

新八「ふふ……なに慌ててるんですか二人とも……」

銀時「あん?なんでお前そんな落ち着いてんだ」

神楽「なんで目を3みたいな感じにして慌ててないアルか?新八のくせになんかムカつくアル」

新八「あなた達が言ったばっかりでしょ……後ろは振り向かないって……うつむいていては駄目だって。だから僕は…僕は前だけを向くっ!!」ズサッッ!!

神楽「な、なにアルか!し、新八のキャラクターが…」

銀時「と、飛んだだと!?……これはまさか」

新八「そう、大型モンスターに発見された時だけに使える緊急回避行動…俗にいうルパンダ…」

銀時・神楽「キャサリンダイブ!!」

新八「………え?そんな呼び方もあるの……」

………
……


新八「ふぅ…やっとベースキャンプだ。ここまでくれば安全だな」

銀時「よぅ待ってたぜ、よくやった新八。俺からはこんなものしかやれねぇが受け取ってくれ」

新八「ん、応急薬ですか…?いいですよ、もうクエストクリアーなんですから。気持ちだけ受け取っておきますね」

神楽「そうアル、そんなシケたもんじゃ甘ちゃん坊やの新八は満足しないアル。ほらこれを受け取るアルかなりのレア物アルよ」

新八「携帯砥石……あんたらそこの支給品ボックスから持ってきただけでしょうが。ちなみに支給品の中にはクエストクリアーしたら返却しなきゃいけない物もあるんですよ。いま貰った二つもそれに該当しますね」


神楽「オ……オマエ今なに言ったあるか……?それは嘘偽り無く本当の事アルか!」

銀時「おい携帯肉焼器はどうだ!あれも返却すんのか!?」

新八「な……なんすか、いきなり。もちろん返却されますよ」

神楽「ぎ、………銀ちゃんと血を血で洗う凄惨な肉焼器争奪戦は全て……全て無駄だったったということアルか!!?答えるアルぅぅぅ新八ぃぃ!!」バキィ!

新八「げぶぅぅぅ!」ドサッ

銀時「残念でしたねぇ神楽ちゃぁん。いゃーあ、銀さん悔しがってなんかいなかったけどなんか気分いいわ。悔しがってなんかいなかったけどね」


新八「し………知るかぁボケェ……」


==クエストクリアー==

―集会所―

新八「やっとここに戻ってこれたか。なんだか凄い久しぶりな気がしますね」

銀時「なんだ新八、報酬金ってこれっぽちしか貰えねぇのか?装備どころか薬草一つ買えるか怪しいぜ」

新八「仕方ないですよ、報酬金はクエストの参加人数で山分けですから。それに二回も力尽きましたし」

神楽「なんで力尽きるのと報酬金が関係あるアルか?」

新八「一度力尽きると報酬金が三分の一も減っちゃうんだよ」

銀時「なんでそうなんだよ、相手から賠償金と示談金とか色々難癖つけて貰えるだろうが」

新八「示談金ってなんだよ!モンスター相手になに請求しようとしてるんですか、あんたほんとにハンターですか!?」

銀時「ふぅ、それにしても小さい画面ばっか見てたら目が疲れちまったぜ、少し休憩しようや」

神楽「そうアルな…なんか緊張の連続で小腹が空いてきたアル」

新八「そうだね……採集クエスト一回クリアーしだけなのに…。とりあえず僕、お茶と適当なお菓子持ってきますね」

…………
……


ガサガサ
新八「えーっと確かにこの辺にポテチが……あったあった。それにしても、これで銀さん達も基本的な操作は大体覚えてくれただろう。次は狩猟クエストなんかにチャレンジしてみようかな」

新八「さて、二人ともお茶が入りましたよ、どうぞ。お菓子はポテチしかなかったですけどいいですよね?」

銀時「あぁ…どうも。そこ置いといて……」

新八「最初はどうなる事かと思ったけど、面白いですよねモンハンって。江戸中で人気があるのもわかるなぁ」

神楽「……うん……そうアルな」

銀時「わかるよね……銀さんも凄くわかるよ……」

新八「さぁ、次はどんなクエストに挑戦しましょう……ってあれ、さっきからなんでそんなテンション低いんですか…?」
神楽「……いや…別にそんなこと無いアル…」

銀時「……なに言ってんの新八くん……」

新八「いや、なんかあからさまに暗いじゃないですか!?なにこのお通夜みたいな空気……。そうかポテチがいけなかったのかな?そうだ、神楽ちゃんには酢昆布と銀さんにはパフェでも買ってきましょうか!」

神楽「……そんなテンプレみたいなセリフで簡単に物事が運ぶと思ったら大間違いアル……。別にポテチも普通に食べるアル……」パリパリパリ

銀時「あぁ…、銀さん確かに甘党だけど、うすしおポテチだって全然いけるよ、問題ないよ……お前だってその眼鏡の代わりにポテチ掛けても問題ないだろ……一緒だって」

新八「問題あるわ!つかポテチなんてどーやって掛けるんだよ!?……ほんとにどうしたんですか?」

銀時「…まだわかんねぇのかよ、ぱっつぁん……」

新八「な…なにがですか?」

銀時「俺たちがモンハンやり始めて、もう二日だ……、それも特に目的なんかなく始めちまったときたもんだ…」

新八「二日ってなんですか?まだ二時間くらいしか経ってないですよ。それにゲームをするのに目的なんかいらないじゃないですか」

神楽「……目的がなかったらどうするアルか…?一体どうやって終わるアルか。このままただゲームをクリアーするだけアルか?そんなので喜ぶのは課長がクリアーしたときだけアル……」

新八「なんかよく分からないけどゲームなんて一気にやらなくても、今日はとりあえずキリのいい所までにすればいいじゃないのかな」

神楽「それじゃ新八はこういう事態になってもいいアルか……」

新八「な、なに…。どういう事態?」

銀時「はいVTRスタート…」

VTR―――――――――――――――

―あれから九時間後―

……………………………
リオレイア「ギャォーン!」

ザシュ!!

新八「……尻尾切りました…」

銀時「……あぁ、剥ぎ取るわ…」

ガシュガシュ

神楽「……逆鱗でたアルか?」

銀時「……いや…上鱗だ」

新八「そうですか……じゃ捕獲します…」

==クエストクリアー==

銀時「あ…捕獲報酬で逆鱗でた……………と思ったら上鱗だった」

新八「…そうですか……」

銀時「……なに、お前突っ込まないの……」

新八「もう散々しましたから……今日はもういいです…」

神楽「……こんだけ尻尾ばっかり斬って斬って斬ったら、銀ちゃんに逆鱗でても悔しくもなんとも無いアル……いつ出るアルか」

新八「……これで何回目ですか」

銀時「さぁ、もう数えてねぇよ……」

神楽「でないアルな……逆鱗」

新八「……あ、僕そろそろ姉上が心配するんで帰ります」

銀時「……あぁ、それじゃ今日はこれで御開きにするか…」

………
……

新八「それじゃまた…」

銀時「あぁ……」

神楽「おやすみアル…」

新八「おやすみ…」

こうして僕たちのモンハンの挑戦は終わった、別にこれといった事もないので特に言う事はない。
江戸で人気のモンハンをやった…それ以上でもそれ以外でもない。

ただ……ゲームのやり過ぎは目が疲れる。……ただそれだけを、僕は頭上に広がる鮮やかな満月を眺めながら思った。

==モンハンでもすっかな==
終わり


募ル思リ チラリズム 君ガ触レタラ フラフラ 短シ刻ハ進マズ 体内時計…

声の出演

坂田銀時 杉田智知
志村新八 阪口大助
神楽 釘宮理恵
山菜翁 青野 武
ヴァルータツィータ 高橋美佳子

――――――――――――――

銀時「っつーよぅな終わり方で誰が納得すんだよコラ!!?」

新八「知るかあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!なにエンドロールまで捏造してんだよっ!!?声の出演なんかないわ!!」

神楽「もうあれアル、モンハンクリアーしないとヴァルータツィータがこの銀河を焼け野原にするとかでいいアル!」

新八「だからそんな生物オマエらの頭の中にしか存在しねぇよ!!」

銀時「だったらクリアーしないとあのストーカーゴリラとお前の姉ちゃんが結婚するとかでどうだ!?」

新八「近藤さんと姉上の結婚が銀河消滅と同クラスですか!?さすがに可哀相だわっ!!」



土方「なに、やってんだテメェら……さっきから」

新八「ん、……土方さん?なんでここに」

銀時「なに勝手に人ん家上がり込んでんだよ。チャイムくらい鳴らせ、警察呼ぶぞオイ!」

土方「何十回も鳴らしただろーが。わけわかんねぇVTR見てんじゃねーぞ」

神楽「何しに来たアルかコイツ。いくらモンハンが四人用とはいえ、なんか銀ちゃんと喋り方似てるから色々とやりにくいアル」

新八「なんだよ色々って…?それより珍しいですね土方さんが来るなんて」

土方「誰が好き好んこんなとこ来るかよ。仕事にきまってんだろ」

神楽「なにアルか、わたしたち昼間っから仕事もしないでモンハンしてただけアル。自信を持って言えるアル!」

新八「いや、いいから。それはあんまり自信を持って言わなくてもいいから」

…………
………


神楽「ビルの一室に立て籠もった爆弾テロ?…なんかよく分からないアルがボンバーマンみたいなヤツアルか?」

銀時「リモコンはさすがにバランスブレイカーだと思うよありゃ」

新八「話がややこしくなるからあんたらは黙っててください。……で、人質の方は何人くらいいるんですか?」

土方「……軽く見積もって三百はいくだろうな」

銀時「はぁ、バカいってんじゃねぇよ。三百人が入れる部屋がどこにあんだよ?」

土方「言っだろう爆弾テロってな。犯人が仕掛けた爆弾はこの江戸の町全域だ」

新八「つまり…三百人の人質っていうのは…」

神楽「イナバの物置の上アルな!あの頑丈さは折り紙付きアルよ」

銀時「さすがのイナバでも三百人はキツいんじゃねぇか。百人乗っても大丈夫だか三百人はなぁ」
神楽「信じるアル!イナバの物置の底力を信じるアル!!」

新八「違うわ!イナバはいいから静かにしてろ!……つまり江戸の住民が人質に等しいということですか」

銀時「なんだそりゃ、ますます俺たちにゃ関係ない話じゃねーか。爆弾解体なんざ、どこぞのハリウッド俳優やらに任しときゃいいんだよ。あいつら一本映画撮るだけで、いくらギャラもらってると思ってんだよ」

土方「いいからテメェは黙って最後まで聞け!……そして、その爆弾の解体に必要なものはパスコードだ。一つに入力をすれば連動して全ての爆弾が停止するカラクリだ」

新八「パスコード?もしかして依頼っていうのはそのパスコードを探し出す事ですか」

神楽「そんなもんわたしたちには関係ないアル。そんなものどこぞのロン毛の飯野に任せとけばにいいアル。あいつ今どこで何やってるアルか」

新八「なんだよロン毛の飯野って!?後半もうお前の感想だろうが!」

土方「………お前らいつもこんなペースで話進めてんの?」

新八「でもいきなりパスコードを探すといっても……。何か手掛かりなんかは無いんですか?」

土方「出掛かり…というよりもパスコードを入手する方法は分かっている」サッ

神楽「なにアルか、その細長いゲーム機は?どこかで見た事アルよ」

新八「さっきまで僕たちが使ってたでしょ、PSPですよ。でもそれとパスコードと何の関係が?」

土方「重要なのは本体じゃねぇ、この中に入っているソフトだ。犯人はこのソフトになんらかの細工を施し、ヤツの提示した条件を満たせばパスコードが表示されるって寸法だ」

新八「話は分かりましたが、この依頼を受けるってことは江戸の人達の命を預かるのと同じ事じゃないですか……。少し考えてさせてもらっていいですか、ねぇ銀さ…」

銀時「お、おい…おいおい、トッシーさんよぉ、そのソフトって、まさか『モ』から始まるんじゃねぇだろうな」

神楽「もしかして、最大四人までで遊べて…ティガレックスの悲しい過去とか聞けるゲームとかじゃないアルな」

土方「名前か?モンハンとかいうゲームだ。なんか江戸で流行ってるらしいが俺ぁ興味がねぇからな。まぁ嫌なら別に無理強いはしねぇさ、なんでか涙目だった近藤さんに言われて来ただけだか……」

銀時「テメェな言っとくが、モンハンなんかで俺がお前の言う事なんざ聞くと思ったら大正解だぜ!バカヤロゥ!!」ブンッ!

バギィィ!!

土方「ごぶぇぇぇぇ!?」

神楽「しかも、江戸の人命が掛かってるなんてシリアスこっちから承りますアル!コンチクショウ!!」ブンッ!

ドゴォォ!

新八「ってお前らなにやってんのぉぉぉ!?断ってんのか承諾してんかややこしいわっ!」

―集会所―

新八(片手剣)「結局またここに戻ってきたのか。しかも今度は人の命が掛かってるなんて……、なんだか大変なことになってきたなぁ」

ガタガタガタガタ
土方(太刀)「あいつら、月の無い夜道で見掛けたらぜってぇ背後から斬りかかるからな……!」

新八「(あぁ、やっぱめちゃくちゃ怒ってるし、貧乏ゆすりハンパじゃないよ、この人。違う意味で緊張するよ……。張本人の銀さん達はまだこないし…)」

すまねぇ。保守たのんます
さすがに限界突破してたわ

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