かぶき町 万事屋銀ちゃん
ピンポーン
新八「銀さん、今手が離せないので代わりに出て下さいよ」
銀時「いたたたた……腹下しちまった」
新八「はぁ~じゃあ神楽ちゃん」
神楽「z~」
ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン
新八「仕方ないな……」
タッタッタッ
新八「はーい、何で……っ」
ガラガラ
星野鉄郎「よぉ~元気か?」
Warriors-Way of the GunⅡ-
志村新八「珍しいな……お前が来るなんて」
星野鉄郎「ちょっと依頼したいことがあってな……」
新八「殺しはやらんぞ」
鉄郎「分かってるよ~今回の依頼はレイン絡みだ」
新八「帰れ」
鉄郎「心境は分かるが、話だけでも聞いてくれ」
新八「珈琲だ」
鉄郎「あんがと……実は先日公安9課本部に雌豚からの手紙が来たんだ」ズッズッ
新八「どうせ、レイン誘拐したとか書かれているんだろ」
鉄郎「ウ~ンとな、三週間以内に誘拐するって書かれてた」
新八「話が見えてきた……つまり誘拐されないよう守れってことか?」
鉄郎「ちょっと違うな」
新八「なに?」
鉄郎「ヒントは守るんじゃないそれと逆の事をするんだ」
新八「……」
鉄郎「」ズッズッ
新八「アタマ、可笑しいじゃないのかそれ……」
鉄郎「察しがいいな相変わらず。そうだ逆の事とは誘拐される前にコッチが誘拐しちまうって魂胆だ」
新八「誰の手案だ?」
鉄郎「こんな無茶苦茶ことを考えるヤツはお前が知ってる中で一人しかいないだろうが」
新八「スティールか……」
鉄郎「そうだ。しかもシンジには知らせてない極秘戦作戦
新八「帰れ………話は聞いてやったから帰れ」
鉄郎「いいのか?」
新八「まだ、いいたりないのかよ」
鉄郎「もし……雌豚に拉致られたらレインはどうなる?」
新八「……」
鉄郎「雌豚の事だからまた無理やり売春やらすことだろうよ」
新八「ふぅ~」
鉄郎「終いには達磨にされたりして……」
新八「わかったわかった!!協力する!!ただしカネは払えよ!!」
鉄郎「スティールが下で待ってるからさっさと降りてこいよ」
新八「銀さん……すみませんが三週間程休み貰えませんか?」
銀時「う~別にいいけど」
新八「ありがとうございます」
銀時「きょうつけて行けよ~」
ガラガラタン!
銀時「死ぬなよ……新八」
かぶき町
スティール「久しぶりだな」
新八「御託はいいから作戦概要を教えろ……後左側に子供なんだ?」
エレン・イェーガー「LSD第7課所属エレンです」
スティール「レインの相棒だ。結構若いが役に立つ」
新八「そうか……よろしく」つ
エレン「ありがとうございます」つ
スティール「さぁ、車に乗ってくれ。道具を渡すから」
ガチャッガチャッガチャッ
ぶぅ~
スティール「パッケージはかぶき町高級ホテルだいやもんど・ゆかいにいる」
新八「そうか」ジャキン!
新八は慣れた手付きでインベルM1911A1のスライドを引いた。
その隣で鉄郎は6ゲージ弾をレミントンM870マリーンマグナムに込めていた。
スティール「」
スティール「エコーは二人」
エレン「碇課長の部下である衛宮士郎課長補佐と相田ケンスケ係長です」
エレンは3挺のインベルM1911A1にタクティカルリロードを行いながらタイガーマスクを被った。
鉄郎「おい、着替えとけよその格好だと動きづらいだろから」
鉄郎はインベルM1911A1ハイキャパオートの動作確認を行いながら、マルチカム迷彩パンツと
褐色のジャケットに深緑のTシャツを渡された。
スティール「もう直ぐ着くぞ。道具をしまえ」
スティールの発言と共にエレンは1挺のインベルM1911A1を渡し、自らは残りの2挺をショルダーホルスターにしまった。
鉄郎「さぁ~派手にやりますか」
ゴリラマスクを被った鉄郎はインベルM1911A1ハイキャパオートをズボンに突っ込み赤いTシャツの下にしまい、レミントンM870マリーンマグナムをポンプアクションさせた。
新八はガルコロイヤルガード
インサイド・ウェストバンドホルスターにインベルをしまった。
スティール「行くぞ」
ガチャガチャガチャガチャ
第一章 完
ホテル だいやもんど・ゆかい2F 30号室
レイン「ねぇ~士郎クン」
衛宮士郎「どうしましたか?お嬢さん」
レイン「キャッチボールしてくれないかな」つ鉄球
士郎「お嬢さん……普通の軟式ボールでは駄目ですか?」
レイン「普通のボールだとさぁ~気付いたら消滅してるんだよね。だから鉄球にしたの」
士郎「そうですか……それでも鉄球でキャッチボールは止めておいた方がいいかと」
レイン「どうして?」
士郎「鉄球でキャッチボールをおこなっててもし顔や腹部に当たれば両方共無事ではすみません」
レイン「そうなんだ……」ビュン!
士郎「……っ?!」
レインは慣れた手付きで鉄球を壁に当て、跳ね返ってきた玉を左手でキャッチした。
レイン「どうしたの?」
士郎「お上手ですね……」
レイン「暇な時に何回かやってるからね」
何故、壁が微妙に凹みがあるのか士郎は危うく身を持って味わうハメになりかけた事に肝を冷やした。
ガチャッ
相田ケンスケ「士郎。交代だ」
ケンスケ「いい子にしてたか?」
そう言うとケンスケはレインの頭を撫でた。
レイン「ねぇ……いつになったら少佐達の所に帰れるの?」
士郎「お嬢さん、残念ながらまだ何とも言えません」
レイン「そう……」
レインは憂鬱気味な表情で、窓に眼をやった。
ケンスケ「……」
何か思い付いたかのような顔でケンスケはレインの頭を撫でながら言った。
ケンスケ「なぁ~レイン。ちょっと散歩に出かけないか?」
レイン「えっ!?」
ケンスケ「遠出はムリだが、近くなら問題ない」
レイン「いいの?」
ケンスケ「ああっ問題ない。ただ、俺達がついてくるがな」
レイン「士郎クン……」
士郎「ちょっと、準備するので待っててください」
レイン「やったー!!」
士郎はリュックサックを持ってケンスケを手招きしながら外に出た。
30号室前
ケンスケ「なるべく前を歩かせよう」
士郎「カバーできるか?」ガシャン!!
ケンスケ「できるさ……俺達なら」
士郎はリュックサックから取り出したレミントンM870スキャッターガンをポンプアクションさせ背中に背負い、IMIガリルAR7.62×51mm弾対応型(改)をケンスケに渡した。
ケンスケ「弾の種類は?」
士郎「そっちは強化型7.62×51mm弾でこっちは4ゲージ弾だ。サイトはいるか?」
ケンスケ「必要ない」ジャキン!
安全装置を外して、ガリルを背負った。
ケンスケ「さぁ……散歩に行きますか」
士郎「お嬢さんを呼んでくる」
第二章 完
だいやもんど・ゆかい 1F カフェ・ミソラ付近
レイン「~♪」
士郎「」ジー
ケンスケ「」ジー
ゴリラマスクボーイ「わからないのね……残念だわ」
「あなたがとても誠実そうにみえるのは」
「胸に抱えている恐れているなんちゃらほい~」
レイン「あの人……歌詞途中までしか知らないのかな?」
ケンスケ「そうかもな……」
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