銀弾~封鎖された江戸で~(15)
ターミナル 央国星行き宇宙船 貨物室
ハタ皇子「じぃや~まだ済まぬのか?」
ジジイ「ええ……何か爆弾あるんじゃないかって子奴らが言っておりまして」
「モウスグオワルノデ、チョットマッテクダサイ」
ハタ皇子「おぉ~それは御苦労なこと……」
バン!バタッ
『』ジュボッ!ス~フー
じぃや「なななな何してんだ、貴様!!ありがたいけどワシもやる気……」
バン!
カチカチカチッ
『アダムス大尉殿、例のモノ発見しました……はい、はいはい~分かりました直ぐにやります~』ピッ
『ヘヘヘヘ~派手にやるとするか~』
スナックお登勢
『速報!バカ皇子暗殺?!貨物倉庫に発見された二つの天人死骸が意味することは一体……』
ペラッ
リク「意外に物騒だな、ここは」
銀時「まぁ~殺人事件なんてどこでも起きんだろーが別に大した事じゃねぇよ」
宮城リク「それもそうだなー本当……どこに移住しようか~」ペラッ
パトリック・コーラサワー「じゃあ、俺の世界に……」
リク「無いな~確実に無い。死んでもないだろうな」
星野鉄郎「ご愁傷様」ポンポン
パトリック「……」
銀時「ありゃ?新八とダブルフォーティン見当たらねぇがあいつらどこ行った?」
ガシャーン!!
ゴロゴロゴロゴロガタン!!
お登勢「なんだい騒が……」
乱入者「うがああああああああああああああああ」
銀時「ばーさん!!」
バリン!
―――――
――――
――
三十分後、スナックお登勢
キィィィン!!ガチャッガチャッガチャッ
新八「遅かったか!」
レイン「お登勢さんが……」
お登勢の亡骸「」
神楽「獣に食い荒らされた後みたいアル」
レイン「さっきの連中が来たみたいだねホラ、カウンター下に一体いる」
新八「」MGC GM12(メガネカスタム) ヂャッキ!
乱入者「」
新八「」フミフミ
レイン「どう?」H&K USPコンパクト(レインカスタム)ヂャッキ!
新八「大丈夫だ、動かない」
レイン「良かった……」
「うぎゃあああ!!」
「ああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”~」
神楽「奴らが迫ってきているアル……」
新八「アシャン!数は!」
レイン(アシャン)「300人ちょっとぐらい」
新八「クソ………ん?」
『ターミナルに向かうナリby鉄郎』(血文字)
新八「アシャン、車にエンジンをかけろ。神楽ちゃんも車へ」
レイン「どこに行くの?」
新八「ターミナルへ」
レイン「了解」ギュルルッブーン
神楽「新八!」
レイン「リョウパーパも……」
新八「時間を稼ぐから先に行ってくれ」
レイン「………」
神楽「早く出すアル!」
新八「心配するな………だから行け!!」
「うがあああああああ」
新八「おーいおーい、こっちだぞ~」タッタッタッタッタッ
レイン「……ッ」ブーン!!
新八「」ドン!ドン!ドン!ドン!
「うっ………」バタッバタッバタッ
新八「結構、走るスピードが速いな」ドン!ドン!ドン!ドン!
「うがっ」バタッ
新八「まあ……真っ直ぐ突っ込んで来るただの的でしか無いんだけどね」
「おい……いったい貴様等の目的はなんだ?」
新八「生存者か」
相原ケンスケ「いやはや~縛り付けられた挙げ句、親友を目の前で殺された奴がそう簡単に喋るとも?」
「確かにな。だが」
「ガルルルルル」
「隣で縛られているこいつがお前を噛み付くかそれとも迫り来る奴等が俺達を見つけるのは時間の問題だぞ」
ケンスケ「逆に聞くが……君達CIAの目的は?」
CIA工作員「お前が知る必要はない」
ケンスケ「どの道殺されるんだからそれくらい教えてくれてもいいだろうに」
CIA工作員「フン……」
ケンスケ「分かった分かった~まずは俺達がココにいる理由を教えるよ」
「手っ取り早く言うと人命救助だ」
CIA工作員「本当か?」
ケンスケ「嘘じゃないさ。信じられないなら背後に君が射殺したトウジに聞いてみてくれ」
CIA工作員「なっ……!?」
工作員の後ろを振り返る動作よりも速く復活した鈴原トウジのマグナムハンターによって喉笛を切り裂かれ、噴出した鮮血はケンスケの顔に飛び散った。
トウジ「ホンマ、久しぶりに撃たれたな~しかも後ろからずっどん!やで」
ケンスケ「それは良かったな。そんな事よりも紐を外してくれ隣のヤツがそろそろ暴れ出しそうなんだ」
隣のヤツ「うがあああああああ」
トウジ「おう、任しとけ」
「があああああああ」ブチン!
ケンスケ「マズい……」
トウジ「オラ!かかってこいやゴラ!!」
「ア”ア”ア”ア”」ドン!バタッ
トウジ「おわっ?!」
ケンスケ「どこから撃ってきた?」
新八「後ろからだよ」
トウジ「ん……アンタ誰や?」
新八「お前こそ誰だよ」
ケンスケ「あなたは……もしや冴羽撩?」
新八「何で、前世の名を知ってるんだ」
トウジ「まじかよ……」
ケンスケ「俺達はあなたのかつての相棒だった碇シンジの部下です」
新八「アイツも出世したんだな」ブチン!
ケンスケ「すみませんが……ご協力御願いできませんか?」
トウジ「おいおい~引退したオッサンに協力頼むかい」
ケンスケ「こんな状況になったらもう俺達の手におえないだろうが」
トウジ「しゃぁないな~オッサン!すまんけどワシから頼むわ」
新八「協力もクソも何をすればいいんだ?」
ケンスケ「とりあえず、移動しましょう。それからコトの詳細を説明しますので」
新八「じゃあ……吉原に移動しよう」
トウジ「当てがあるんかい?」
新八「ああ……昔の旧友が」
第一章 完
UH-60JA 多用途ヘリコプター内
花神旺里「え~今回は知っての通り少数部隊でしかも全員不死者であるわけで……」
落合洸太「誰が指揮を執るのか?という問題が浮上していると」
オーリ「その通りだ。という事なので多数決めようと思う」
シュウ「異議なし」
小磯健二「同じく」
岸谷弘基「俺も異議はありません」
レントン・サーストン「俺も同じく」
エレン・イェーガー「じゃあ、俺も……」
沢木直保「ほぼ……決まったも同然なのに多数決やる必要あるんッスか?」
このSSまとめへのコメント
緋村剣心 「すまぬが、ここはどこでござるか」