やよい「............チッ」 (149)

P「!?」

やよい「どうしたんですか?プロデューサー」

P「......い、いや(気のせいか?)」

やよい「それじゃあ今日も頑張りましょう!」

P「あ、ああ!じゃあいつものやるか!」

やよい「あ、今日は大丈夫です」

P「えっ?でもいつもハイタッチ......」

やよい「......好きでやってると思ってたのかよ」ボソッ

P「!?い、いま何か」

やよい「なんでもないでーす!今日も元気一杯でーす!」

長介「今日ももやしかよ」ボソッ

やよい「あ?」

事務所

小鳥「おはようやよいちゃん」

やよい「おはようごさいまーす!」

伊織「おはよう、やよい」

やよい「おはよう伊織ちゃん!」

小鳥「今日はふたりともお仕事は午後からよね?」

伊織「ええ、そうだけど」

小鳥「じゃあお願いがあるんだけど......」

初期の頃
やよいを初めて見た時
もっとギャルな感じだと思ってた

やよい「お願いですか?小鳥さんのお願いなら何でも大丈夫ですよ!」

小鳥「その......ボールペンが切れちゃって、コンビニに買いにいきたいのよ」

伊織「それくらい事務所に買い置きしときなさいよ......」

小鳥「ごめんなさい......それで、少しの間二人にお留守番を頼めないかしら?」

やよい「.........へぇ」

小鳥「!?」

やよい「はーい!大丈夫でーす!」

小鳥「あ、じゃ、じゃあお願いしようかしら」

伊織「?どうしたの小鳥」

小鳥「い、いや大丈夫よ(伊織ちゃんには聞こえていないみたいだし気のせいかしら......)」

>>8
髪の毛とあの衣装じゃな
無理もない
かわいい

やよい「・・・・・・・・・膣」

>>11
P「顔と膣内、どっちに出して欲しい?」

やよい「………膣……///」

とか想像しちまっただろこのアホんだら

やよい「いってらっしゃーい!」

小鳥「えぇ、行ってくるわね」

バタン

やよい「.............」

カチッ

伊織「あら、すぐに戻るって言ってたからカギは閉めなくても大丈夫じゃない?」

やよい「伊織ちゃん!今は物騒な時代だからキチンとしないと!」

伊織「まあ、それもそうね......」

伊織「この事務所に盗むものなんてあるか分からないけど」

やよい「あはは、伊織ちゃんは可愛いから誰かに盗まれちゃうかも!」

伊織「もう、笑えない冗談ね」

やよい「.........冗談、ね」ボソッ

伊織「えっ?」

やよい「ん?どうしたの?」

伊織「い、いえなんでもないわ」

伊織「あ、そういえばやよい」

やよい「?」

伊織「ケーキでも食べない?」

やよい「うわぁ!いいの?」

伊織「元々やよいにあげるために持ってきたのよ」

伊織「ま、安物だから私の口には合わなかったけど」

やよい「は?」

伊織「えっ?」

やよい「それじゃあ伊織ちゃんは私に安物がお似合いって言いたいわけ?」

伊織「い、いやそういう意味で言ったワケじゃないの」

やよい「じゃあどんな意味で言ったの?」

伊織「そ、それは.......」

やよい「それは?」

伊織「えーと......その......」

やよい「.........」バンッ!

伊織「ひっ!」

やよい「伊織ちゃん」

やよい「ちゃんと答えてよ」

伊織「ご、ごめんなさい」

やよい「誰も謝って欲しいなんて言ってないよ?」

やよい「意味を聞いてるだけなんとけど」

ID変わるからトリップ
×なんとけど○なんだけど

伊織「......ご、ごめんなさい」

やよい「.........ハァ」

やよい「伊織ちゃん」

やよい「正直に言いなよ」

伊織「えっ......?」

やよい「どうせ私の事貧乏くさいとか思ってるんでしょ?」

やよい「そのクセいつもバカみたいに明るくてなにやってんだって」

伊織「そ、そんなことない!」

やよい「じゃあキチンと説明しろよ!!!」

伊織「!!!」

やよい「私が貧乏だからそのケーキがお似合いだって思ったのか!?」

やよい「ふざけるな!!!」

伊織「や、やよいあなた......」

やよい「.......ハァ、もう疲れた」

やよい「いっつもいっつもバカのフリ......」

伊織「やよい......今日のあなたおかしいわよ......」

やよい「おかしい?」

やよい「こんなに頑張ってるのに全然お家は楽にならない」

やよい「千早さんには毎日抱きつかれて匂いを嗅がれるし」

やよい「そんなのが毎日続けば誰だってこうなるよ?」

伊織「や、やよい......」

やよい「......コホン」

やよい「......伊織ちゃん!」

やよい「でも私は伊織ちゃんのこと大好きだよー!」

やよい「伊織ちゃんも、私の事好きだよね?」

伊織「あ、ああ......」

やよい「ねぇ、伊織ちゃん?」

やよい「大好きだよね?」

伊織「わ、私は......」

やよい「ねぇ」ジリッ

やよい「どうなの?」ジリッ

伊織「お、お願いだからなにもしないで......」

やよい「じゃあ答えてよ」

やよい「私のことどう思ってるの?」

伊織「そ、それは......」

ガチャッ

やよい「!」

小鳥「ごめんなさい、遅くなっちゃったかしら?」

やよい「......チッ」

やよい「伊織ちゃん、次はないよ」ボソッ

伊織「あ、ああ......」チョロッ

やよい「小鳥さんお帰りなさい!」

小鳥「ただいま、でもどうしてカギが掛かってたのかしら」

小鳥「私が居ない間に何かあった?」

やよい「いいえ!何もないですよー!」

やよい「防犯が大事ですから!」

やよい「ねっ、伊織ちゃん?」

伊織「え、ええ......何もなかったわ」

小鳥「あら、なら良かったわ」

小鳥「それにしてもやよいちゃんは賢いわね~」

やよい「えへへ~」

伊織「......」

やよい「あ、そろそろお仕事の時間ですー!」

小鳥「あらそうね、直接行くのかしら?」

やよい「はい!そろそろプロデューサーが迎えに来るので先に外で待ってます!」

小鳥「分かったわ、いってらっしゃい」

やよい「いってきまーす!」

伊織「......」

やよい「......伊織ちゃん、私が仕事に行くって言ってるんだけど」

伊織「い......いってらっしゃい」

やよい「.....うん!いってきまーす!」

バタン

伊織「......小鳥」

小鳥「伊織ちゃん、どうしたの?」

伊織「......おかしいわ」

ζ*'-')ζ

小鳥「おかしい?」

伊織「やよいの様子よ......分からなかった......?」

小鳥「確かに......さっきお留守番を頼むときに一瞬雰囲気が違ったけど......それ以外は特に」

伊織「........小鳥」

小鳥「?」

伊織「やよいの次の仕事......何かしら」

小鳥「えーと......」

小鳥「料理番組で、千早ちゃんと一緒ね」

伊織「千早......」

小鳥「......伊織ちゃん、今日はもうお家で休んだら?」

小鳥「顔色が悪いわよ」

伊織「.....ええ、そうさせてもらうわ」

千早「こんにちは、高槻さん」

やよい「千早さん!よろしくお願いしまーす!」

P「じゃあ俺は、事務所に戻らないといけないから」

やよい「えっ?どうしたんですかプロデューサー」

P「音無さんから連絡があって、伊織の体調が悪いらしい」

P「伊織を家まで送っていくよ」

やよい「分かりました!気をつけてくださいね!」

P「あぁ、じゃあ俺は行くけど頑張ってくれ。千早もな」

千早「はい、大丈夫です」

千早「......高槻さん」

やよい「どうしたんですか?」

千早「その......1回だけ抱き締めてもいいかしら」

やよい「..........」

千早「あ、ごめんなさい嫌なら別に」

やよい「いいですよ?」

やよい「私は千早さんの事、大好きですから!」

千早「うっ......(かわいい)」

千早「じゃ、じゃあ失礼します......」ギュッ

やよい「......」

千早「ど、どうかしら?」

やよい「......暖かいですね」

千早「あ、ありがとう......」

やよい「......ハァ」

やよい「あずささんなら…」ボソッ

千早「!?」

千早「高槻さん......あぁ高槻さん......」スリスリ

やよい「......」

やよい「(ちょっとイタズラしちゃおっかな)」

千早「.........っ!」ピクッ

やよい「ど、どうしました?」

千早「い、いえ何でもないわ」

千早「(今......私のお尻触らなかった?)」

やよい「千早さん......私と抱き合うの嫌でした?」

千早「い、いえ!そんなことないわ!大好きよ!」

やよい「そうですか!じゃあ私はもっと大好きですよ!」

千早「ぐっ......(かわいい)」

やよい「......千早さん」ボソッ

千早「な、なにかしら......」

やよい「私の事どう思ってます?」

千早「だ、大好きよ」

やよい「じゃあ春香さんとどっちが好きですか?」

千早「そ、それは......」

やよい「......すぐに答えられないんだ」ボソッ

千早「はうっ」ピクッ

やよい「私は千早さんの事が一番好きなのに......残念です」

千早「な、仲間を比べるのは......」

やよい「千早さん......」

やよい「千早さんにはガッカリです」ボソッ

千早「んんっ!」ビクッ

やよい「千早さん.....今ここでハッキリさせましょうよ」

千早「き、今日の高槻さん怖いわ」

千早「(で、でもこれはこれで......)」

やよい「(......とか思ってるんだろうなぁ)」

やよい「(千早さんなにやっても効果ないし......むしろ喜ぶことの方が多いしなあ)」

やよい「(やっぱり伊織ちゃんが一番かな)」

やよい「......」パッ

千早「あっ......もうおしまい?」

やよい「そろそろ収録が始まりますよ」

千早「そ、そうね......頑張りましょう高槻さん」

やよい「......はーい!頑張りましょう!」パァァ

千早「(ああ、やっぱりこっちの明るい高槻さんも良いわ......)」

やよい「......ハァ」

事務所

ガチャッ

P「ただいま戻りました」

小鳥「お疲れさまです、すみません急に頼んじゃって」

P「いえ、それで伊織は......」

小鳥「伊織ちゃんならあそこで休んでますよ」

P「あ......おーい、伊織」

伊織「うーん......」

P「伊織、おきろー」

伊織「......ひっ!ごめんなさい!」ガバッ

伊織「ごめんなさい、謝るからなにもしないで......」

P「お、おいどうしたんだ」

伊織「あ......プロデューサー......」

P「......どうやら本当に体調が悪いらしいな」

伊織「......今日はもう休むわ」

P「......そうしてくれ、何かあったらいつでも連絡するんだ」

伊織「もうあったわよ......」

P「えっ?」

伊織「......それっ」スッ

P「あっ、車のキー」

伊織「前に車に行ってるわ、休みたいの」

ガチャッ

P「伊織......大丈夫か?」

小鳥「やよいちゃんがおかしいって言ってましたけど......」

P「やよいが?そういえば......俺のときも一瞬雰囲気が変わったきがしたな」

小鳥「えっ、プロデューサーさんもですか?」

小鳥「実は私も......でも伊織ちゃんに聞いてみても『やっぱり何でもない』としか」

P「うーん......やよいに聞いてみる必要があるかもな」

×前に ○先に

小鳥「あっ、それと......」

P「どうしました?」

小鳥「さっき事務所を掃除している時に見つけたんですけど」

P「?」

小鳥「これ......」スッ

P「な、なんだこれ?カプセル?」

小鳥「誰かが落とした物だと思うんですけど......誰が落としたかは分からなくて」

P「うーん......それも預かっておいていいか?」

小鳥「あ、はいどうぞ」

P「さて、伊織も送ったし......」

P「やるべきことは2つ」

P「まずは伊織が言っていた『やよいがおかしい』について調べる事」

P「送った時に伊織に聞いてみたが『なんでもない』としか言わなかったし」

P「そして次はこのカプセルか.... 」

P「薬か何かか?それにしても少し大きいような......」

P「まあ、まずはとにかく千早とやよいの所に行こう」

千早「お帰りなさい、プロデューサー」

やよい「お帰りなさい!」

P「ただいま、収録はどうだった?」

千早「私、あまり料理が得意ではないので......高槻さんに助けられっぱなしでした」

千早「ありがとう、高槻さん」

やよい「そんなことないですよ!千早さんも上手でしたー!」

P「まあ、うまくいったのなら良かったよ」

P「さて......ふたりとも、このあと何もないなら送っていくよ」

千早「じゃあ、すみませんがお願いしてもいいですか?」

やよい「お願いしますー!」

P「ああ、それじゃあ行こうか」


そして......


P「さて......千早から先でも大丈夫か?」

やよい「はい!構いませんよー!」

千早「別にいいですけど......何かかあるんですか?」

P「いや、やよいにちょっとな......」

千早「......まさか高槻さんに何かしようとしてるんじゃ」

P「ご、誤解だ」

千早「......もし」

千早「高槻さんに手を出したら殺しますよ」

P「あ、ああ(怖いわ!)」

千早「.......それじゃ、お疲れさまです」バタン

最近やよいのキャラ無視ss連発してんのはコイツか

P「ふぅ......さて、やよい」

やよい「どうしたんですか?」

P「その......伊織の体調が悪いことについて、何か心当たりは」

やよい「ありませんよ」

P「えっ」

やよい「何もないですよ」

P「そ、そうか......」

やよい「それともなんですか、私が何かしたって言いたいんですか」

P「い、いやそういうワケじゃ」

やよい「じゃあなんで私に聞いたんですか?」

P「......伊織が『やよいがおかしい』と言っていた」

P「だから確かめたんだ」

>>79
知らない

やよい「私がおかしい?」

P「......正直」

P「俺も疑ってたが、今やよいと話しててわかったよ」

P「やよい......最近のお前は何か変だ」

やよい「......」

やよい「......私は」

やよい「私は普通ですよ、これまでも、これからも」

P「......」

やよい「ちょっと正直になっただけです」

P「......そうか、わかった」

P「時間を取って悪かったな」

P「お疲れさま、やよい」

やよい「......お疲れさまです」

バタン

P「......」

P「やよい本人は教えてくれなかったか......」

P「それなら......」

P「少し、周りのアイドル達にも効いてみるか......」

翌日

亜美「えっ、やよいっち?」

P「ああ、ここ最近何か代わったことはなかったか?」

真美「うーん......一昨日に事務所で会ったけど」

真美「特に変わったところなんてないよ」

P「そうか......」

亜美「やよいっちを驚かして怒られたくらいですな~」

P「怒られた?」

真美「うん、うしろから『わあっ!』って、驚いてましたな~」

P「怒られたって、どんな感じにだ?」

亜美「どんなって......普通に、めっ!て」

P「そうか......わかった、ありがとう」

×代わった○変わった

P「普通に怒った......か」

P「昨日みたいな、冷たい感じではなかったのか」

P「じゃあ一昨日までは普通だった......?」

P「うーん......」

P「もう少し誰かに......」

「プロデューサー!大変だー!」

P「?」

響「大変なんだぞ!」

P「ど、どうしたんだ響......」

響「い、いぬ美が......!」

P「いぬ美がどうしたんだ」

響「き、昨日からいぬ美の様子が変なんだ」

P「えっ?」

響「すぐ怒っちゃうし、なんか怖いぞ......」

P「響がエサをつまみ食いするからじゃないのか?」

響「うっ......で、でも」

P「.......」

P「.......」

P「.........待てよ」

響「?」

P「怒るし......怖い?」

響「う、うん......」

P「それ、昨日からなのか?」

響「き、昨日の朝からだぞ......」

P「昨日から......」

P「なぁ、響」

響「な、なに?」

P「その前、響は何をやってたんだ?」

響「......」

P「どうした?」

響「......い、言わなきゃダメか?」

P「......頼む」

響「実はな、一昨日からワニ子の調子が悪いんだ」

P「ワニ子の?」

響「それで、薬を飲ませようと思ってたんだけど......」

響「ワニ子、薬だけじゃ飲まないからさ」

響「それで、エサに混ぜようと思ってたんだぞ」

P「薬......(何か思い当たるような)」

響「でも、仕事があって時間が無かったから.......その......」

P「?」

響「事務所でエサを作ってたんだぞ」

P「エサって......」

響「自分特性のワニ用ハンバーグだぞ、その中に見えないように混ぜるんだ」

P「.......」

響「で、作ったけど、あのあとすぐ仕事だったから」

響「そのまま置いて仕事に行ったんだぞ」

P「......どうして隠そうとしたんだ?」

響「その......プロデューサーに黙ってハンバーグ作ったなんて言ったら怒るだろ?」

P「......は?」

響「俺にも食わせろーとか言って......」

響「ワニ用でもお構いなしで食べそうだし......」

P「言うか!俺をワニと一緒にしないでくれ!」

P「......って待てよ」

P「.......」

P「.......」

P「.......!!!」

響「ど、どうしたんだプロデューサー」

P「い、いや......」

P「まさか......いや、でも......」

P「.......もしかして」

P「響、その時事務所には誰が居たんだ?」

響「確かぴよ子が何か買いにいくとか言って出ていって......」

響「確か自分とやよいだけだぞ」

P「やよい......」

響「で、仕事に行くときに外で......」

P「亜美と真美とすれ違ったのか」

響「え、どうして知ってるんだ?」

P「......わかったぞ」

P「響、お前がハンバーグを作ってるのをやよいは知ってるのか?」

響「知ってるぞ、おいしそうって褒めてくれたからな!」

響「まあ、ワニ用なんだけどな」

P「それ、やよいには言ったのか?」

響「いや、多分知らないと思うぞ」

P「(......やよいにはわずかだが一人になる時間があった)」

P「(......響が仕事に行くために事務所を出て、亜美と真美が戻るまでの間だ)」

P「なあ、響......ワニの薬のことだが」

P「もしかして、これのことか?」スッ

響「あっ!そうだぞ!」

響「......って、なんでプロデューサーが持ってるんだ?」

P「小鳥さんが拾って俺に渡してくれた 」

P「人間の薬にしては少し大きいと思ったんだ......」

P「まさかワニ用とはな」

響「ワニ子、最近眠ることが多くて」

響「ワニはたくさん眠りすぎると体の機能がだんだん落ちていくんだ」

響「だから、この薬で少し心を活性化させるんだぞ」

P「......その薬、ワニ以外が飲んだらどうなるんだ?」

響「だ、ダメだぞ!ワニは栄養が体を回りにくいから普通の動物用の薬より効き目が強いんだ!」

響「それこそ、急に怒りだしたり......」

響「.........あれ?」

P「.........なあ、いぬ美は......」

響「あっ.......」

響「多分、ハンバーグの........」

P「.........」

P「.........次からはハンバーグ、ちゃんと管理しろよ」

響「........うん」

P「その薬、効果はどれくらいだ?」

響「ワニ子は1回で1日だから、いぬ美なら3日くらいかな」

P「な、長いな」

響「うん、ワニ用の薬は本当に強いから」

P「それ、人間が飲んだらどうなるんだ?」

響「えっ......よく分かんないけど、いぬ美と一緒で3日くらいじゃないか?」

P「そうか........」

P「(ここまで聞いた話を元に、あくまでも予想だが頭の中で状況を再現してみるか......)」

一昨日

響「よいしょっ......」

やよい「響さん、おいしそうですね!」

響「だろー?自分特性のハンバーグだぞ!」

やよい「いい匂いですー!」

響「さてと......自分はそろそろ行かなくちゃ」

やよい「お仕事ですか?」

響「ああ、時間がないから急がないと!じゃあ行ってくるぞ!」

やよい「いってらっしゃ~い!」フリフリ

バタン

やよい「........ふぅ」

やよい「........」クゥゥッ

やよい「あっ、お腹鳴っちゃった.......」

やよい「........」

やよい「響さんのハンバーグ.......おいしそうだな」

やよい「........ダメダメ!」

やよい「つまみ食いなんてダメだよ!」

やよい「でも........」

やよい「もしかしたら、事務所の皆の為に作ってくれたのかも.......」

やよい「........」キョロキョロ

やよい「一口だけ.......」

やよい「お母さん、お父さんごめんなさい」

やよい「響ちゃんのハンバーグ......ちょっとだけ、とってもちょっとだけ.......頂きます」

×響ちゃん○響さん
やよい「......あむっ」

やよい「あっ、美味しい......」モグモグ

カリッ

やよい「!!!」

やよい「(な、なにかがハンバーグの中に)」

やよい「く、口から出さなきゃ.........」


『わあっ!!!』


やよい「!!!」ゴクッ

亜美「んっふっふ~!」

真美「やよいっち!びっくりしたでしょ!」

やよい「.........(す、すごく怒りたいけど)」

やよい「(つまみ食いしちゃったし)」

やよい「(ここはいつも通りに.........)」

やよい「こらっ!こんなことしちゃ、めっ!でしょ!」

P「そして、次第に体に薬が回っていき.........」

P「あのやよいになった、と」

響「そ、そんな.........自分のハンバーグのせいで、やよいが」

P「まあ........ワニ用であることは言うべきだったな」

響「うん、謝るよ........」

P「3日で効果は切れるんだろう?」

響「うん、そうだぞ」

P「じゃあ明日には元通りさ、ところで」

P「あの薬.......あくまでもその人の本心を強くするのか?」

響「まあ、ちょっと熱くなりすぎることもあるけど、本人がどこかで思っていることだぞ」

P「........そ、そうか(よし、これからは本気でやよいを怒らせない方が良い)」

×本人がどこかで○本人が心のどこかで
そして翌日

やよい「おっはよーございまーす!」

伊織「!」ビクゥッ

やよい「伊織ちゃん!おはよう!」

伊織「お、おはよう......ございます」

やよい「えっ?どうしたの伊織ちゃん」

伊織「や、やよい......昨日はごめんなさい」

やよい「昨日?」

伊織「だ、だって昨日は......」

やよい「うーん.....実は」

やよい「ここ2,3日の事があんまり思い出せないんだ」

伊織「えっ?そ、そうなの?」

やよい「う~ん、何か皆に悪いことをしちゃったような......」

やよい「とりあえず謝っておくよ!ごめんね伊織ちゃん!」

伊織「い、いつものやよいなのね?」

やよい「うん!私は私だよ!」

伊織「やよい......やよいっ!!!」ギュッ

やよい「ちょっ、伊織ちゃん苦しいよ~」

伊織「やよい.......」

やよい「もうっ......ふふっ」ナデナデ

響「やよい!」

やよい「あっ、響さんおはようございます!」

響「やよい!大丈夫か?身体に悪いところは無いか?」

やよい「だ、大丈夫ですよ?どうしたんですか?」

響「じ、実はな......」

~~~~~~~~~~

やよい「そ、そうだったんですか......あのハンバーグが」

響「ホントにゴメン!自分が言わなかったせいで」

やよい「いえ!私がつまみ食いしちゃったのがダメなんです!すみません!」

伊織「じゃあ、あのやよいは......今のやよいとは違うのね?」

やよい「う、うん......多分そうなんじゃないかな」

伊織「良かった......」

やよい「その日の夜位からあまり覚えてないんだ......」

やよい「皆には迷惑かけちゃったね」

やよい「ごめんなさい」


あれから私は自分自身を反省して、
みんなに謝りにいきました

皆、笑って許してくれて本当に優しい人たちです!

それからはほとんどがいつも通りに戻ったんですが......

ただ......

伊織「や、やよい......」

やよい「どうしたの?」

伊織「その......『あれ』お願いしてもいいかしら?」

やよい「ま、また?今の私じゃ出来ないよ~」

伊織「お、お願い......」

やよい「じゃ、じゃあ......コホン」

やよい「伊織ちゃん......」ボソッ

伊織「ああっ.......」ピクッ

やよい「伊織ちゃん、私の事好き?」

伊織「え、ええ......好きよ」

やよい「.........嘘つき」ボソッ

伊織「はんっ!」ビクッ

やよい「い、伊織ちゃん!もう恥ずかしいよ~」

伊織「い、良いわコレ......」

最近は伊織ちゃんが怖いです......

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