弟「ｸｩ…ｸｩ…」

姉「……」

姉「女顔なのは知っていたが、こうしているとそれが余計に際立つな……」

姉「どれ」

ぷにっ

弟「うっ……」

姉「……餅肌だな。羨ましい」

弟「……ｽｩ」

姉「頬をつついても起きないか……」

姉「……」

つん、つんつん

弟「……」

姉「微動だにしない辺り、大物の匂いがぷんぷんだな……」

姉「……」

姉「……どれ、少し悪戯してやるか」

つつーっ

弟「うっ……」

姉「ふふ、外から帰ってきたばかりだから冷たいだろう。さすがにこうすれば……」

弟「……ﾑﾆｬﾑﾆｬ」

姉「……まだ起きないか。弟は鈍感なんだな」

姉「……」

姉「……どこまですれば、目を覚ますだろう」

姉「……おーい、弟ー」

弟「……」

姉「こんなに顔が近くにあるのに起きない……」

姉「弟は私の吐息を感じないのか……？」

姉「……まぁいい。では」

がばっ

姉「少し大胆に行かせてもらうか」

弟「ｽｩ…ｽｩ…」

姉「……覆い被さっても起きない、だと？　こいつ、本当に男なのか？」

姉「まさか、本当は起きてるんじゃあるまいな……」

弟「……ｸｶｰ」

姉「……雰囲気は寝てるふうにしか見えないが」

姉「……」

ふぅっ

弟「……んっ」ﾋﾞｸｯ

姉「この距離で息を吹きかけてようやく反応する程度……」

姉「こいつは地震がきてもきっとぐっすり寝ているな」

弟「……ｽﾋﾟｰ」

弟「……ｽｩ、ｽｩ」

姉「憎たらしいくらい幸せそうに寝てるな」

姉「せっかく美人の姉がのっかっているというのに、もったいない」

弟「……」

姉「……弟、早く起きろ。でないとお前の唇を奪ってしまうぞ」

弟「…ｸｰ…」

姉「返答なしの場合はイエスと取るが、いいんだな？」

弟「……ｽｩ」

姉「……肯定したとみなす」

姉「……ん」

姉「……唇は勘弁してやる。しかしお前のデコチューの初めてはいただいたぞ」

弟「ｸｩ……」

姉「……私は何をしているんだ」

姉「弟に覆い被さり、あまつさえ額にキスなどと……」

姉「……」

姉「……しかし、もうどうにも止まらない」

姉「起きるまで色々模索してみるか」

姉「とりあえず……」

むにっ

姉「次は胸を浅く当ててみよう」

弟「う、うーん……」

姉（お、これはさすがに起きるか……？）

弟「……ｸﾞｶｰ」

姉「…いっそう寝息が高くなったとは、鈍感を通り越してもはや鉄壁」

姉「しかし……」

むにむに

弟「う、うあぁ……」

姉「私の胸で弟がうなされる様は面白くもある」

弟「うぐぐ……」

姉「……弟、今どんな夢を見てるんだろう」

弟「うー……」

姉「……」

姉「ヤバいな、どんどん弟が可愛く見えてくる」

姉「……もっとイチャイチャしても、大丈夫だろうか」

ぎゅっ

姉「弟……好きだぞ、弟……」

弟「んぐあっ……あれ、姉ちゃん……？」

姉「ッッ！？」

ババッ

弟「……今、何してたの？」

姉「な、なんでもない」

弟「……そう？」

姉「そ、そうだ」

弟「……」

姉（なぜ何も言わない……）

弟「……」

姉（……気まずい、とても気まずい）

弟「……」

姉（……頼むから何かしゃべってくれ）

弟「……」

姉「（とりあえず話題を逸らすか）あ、あのな弟……」

弟「……う」

姉「え？」

コテン

弟「うぅ……ｽｰｽｰ」

姉「……まさか、今までの全部寝ぼけてただけだったのか？」

姉「た、助かった……」

弟「……ｸｰ」

姉「弟は抱擁すると目を覚ますことが分かった」

姉「……分かったからとてどうしようもないが」

姉「……しかし、かといってこのままここで終わるのも物足りない」

姉「……」

姉「せっかくだからやはり唇へのファーストキスももらっておこう」

駄目だ頼む一時間だけ寝かせてくれ
ごめんよ

起きた

弟「……ｽﾋﾟｭ-」

姉「弟、寝ているよな……？」

姉「わかっていてもドキドキするものだな……」

姉「では」

ぺろっ……

姉「……唇を舐めても起きないか」

姉「……」

ちゅ、ちゅ

姉「……計三回、ごちそうさまです」

姉「うっす」

姉「しかし、ここまでして起きないとは、不安になるほどのレベルだな……」

姉「大丈夫か、弟？」

ぺしぺし

弟「ふぁっ……」

姉「……これでも起きないか。もはやこれは何をしても良いというサインなのではないか」

姉「……よし、決めた。今日私は弟を襲う」

姉「起きない弟が悪いんだ、きっとそうだ」

弟「……ｸﾞｰ」

弟「ｽﾔ…ｽﾔ…」

姉「……いざ襲うと決めたら、無防備な顔に罪悪感をひしひしと感じるな」

姉「……いや、考えるのはよそう。まずは愛撫からしてみるか」

姉「……愛撫って、どうやるんだ？」

姉「……困った、わからん」

弟「ｽｩｽｩ……」

弟「すやすや」

姉「まさかここへ来て性知識のなさを露呈さすことになるとは……」

姉「……」

姉「……とりあえず、起きない程度に抱きしめておくか」

ふわっ

弟「ん……」

姉「ごめんな弟、本当はお前の初めての人になりたかったんだが」

姉「今はこれで我慢してくれ」

　　　　　　　　　　 /,　　　　ヽ ＼
　　 　 　 　 　 　 ,'.,　　　　 　 `、ヽ,
　　　　　　　　　//-─'''''''─-､,!.　 ', _,,,..-‐''''",二ﾆ‐-､
　　　　 ＿,,,.-''"　　 .＿　　　　　　`ヽ!,,.-‐'''"　 　 　 ,','
　　　　|,.　　＿　　i'"::::::L,,,!::`i__,,i''''ヽ, ヽ、　　　　　 ,ｒ'
　　　く　　 (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_＼ 　 　 ,r'
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,..--─--､;::`i:::::;::!　　`ヽ　　　 ,.-==,く`ｿ:::::;':::i`''"
　　　　　　 `|:::::;::|　　　　　　　!;;oｿﾉ ./＼:::/ﾘ
　　　　　 　 |::::::;::|　　 !ｰ､_,'　 `''" ／:';:::::`!　　　　　非常に興味深いスレですね
　　 　 　 　 |:::::::;::|.　　'ｰ　　 　 .／:;;:-''"｀＼
　　　　　　 .|::::::;;:::|ヽ､,,,,...... -‐''i:::;r'"　`'''`ヽ,ヽ
　　　　　,.-┴''"ヽ｀`,`'､　 !.,'　 '/　　　/`ﾆ=_,ﾉ!
　　　 .,ｒ'　　　ヽ、`i　!ノ　 ',' 　 i'　　　　_,フ'-:'":、
　　　/　　'" `i　i .ﾉノ-' ',　!　　i　　　 ｢　 ';::::::::::::`､

さて、このあとどうしよ
なんか姉にして欲しいこととかあったら教えてくれ

難しいのきたな
ちょっと考えてくる

あかん、ネタが浮かばねえ
ほしゅありがとうすみません、なんかエロ過ぎない方向で良いネタはないでしょうか…

なるほど、手指になんかはアリだな
書いてみる

弟「ｶｰ…」

姉「……可愛いな、本当に可愛い」

姉「その可愛さを、１割でもいいから私に分けてくれ」

ぎゅっ

姉「……弟の身体、あったかい」

姉「こうして指を絡めていると、恋人にでもなった気分だな」

弟「ん……ふあぁ……」

姉（！！）

弟「……」ボーッ

姉（……起きた、のか？）

弟「……」むくり

姉「お、おはよ……」

弟「……」スタスタ

姉「……おや？　ノーリアクション……？」

弟「……」スタスタ

姉（なんだ、自分の部屋へ帰るのか）

姉（どうもまだ半分寝ぼけているようだな……）

姉（……私もこっそり着いていくか）

弟「……」フラフラ

バタン

弟「……ｸﾞｩ」

姉「結局自分の部屋でまた寝るのか。いぎたない奴だ」

姉「どれ、またちょっかいでも出してやるか」

そろーっ

姉「……失礼します」

弟「……」

姉「……客観的に見ると、弟は本当は起きてて、部屋まで誘導された様な感があるな」

姉「……まあ、いいか」

姉「ここなら、ソファーと違って横に添い寝もできる」

姉「どれ……弟、ちょっとお邪魔するぞ」

ばふっ

弟「……ｽｩ」

姉「起きたらきっとビックリするだろうな」

弟「ｸｰ…ｸｰ…ﾌｶﾞｯ」

姉「おやおや……息までつまらせて、ふふ」

弟「…ｽｩｰ…ｽｩｰ」

姉「……」

姉「なんだか、もう何をしても起きないような気がしてきた」

姉「……例えば、こんなこととか」

れろっ

弟「んぅ……」

姉「さっき指を絡めた時に思いついた手への愛撫だ」

姉「気持ちいいかな……？」

れる、ぴちゃぴちゃ

弟「ん……んぁっ……」

姉「寝ていても感じるものは感じる辺り、弟も男なんだな」

弟「……んぅ～」ガバッ

姉「！？」

ぎゅーっ

弟「むぅん……ﾑﾆｬﾑﾆｬ」

姉「こ、こら。お前から抱きしめる奴があるか。責めるのは私の方だぞ？」

弟「ｽｶｰ……」

姉「……と、寝ている相手に言っても仕方ないな」

姉「起こして騒がれるのも嫌だし、このままにしておくか」

弟「ｸﾞｩ……」

姉「……ふふふ」

弟「ｸｩ…ｸｩ…」

姉「……」

姉「どうしたものかな、この無防備な寝顔……」

姉「あまりぐっすり寝ていると、私も獣になって食べてしまうぞ？」

弟「……ｽｰ」

姉「……可愛い」

姉「駄目だな、私の方がおかしくなりそうだ……」

姉「……」

姉「……ちょっとだけなら、いいよな……？」

すっ

姉「……んっ」

ｸﾁｭ…

姉「……弟の寝顔を見ているだけで、こんなになるものか……」

ｸﾁｭｸﾁｭ

姉「ふぁ…ふっ…うぅん……」

姉「弟の目の前で自慰など、考えもしなかったな……んっ」

弟「ｸｩ……」

姉「……今目を覚ましたら、弟は私を軽蔑するかな」

姉「……けど、もう我慢は無理だ」

ﾇﾁｭ、ｸﾁｭﾘ

姉「はぁ、ん……」

弟「ｽｰ…ｽｰ…」

姉「うぅっ……！！」

ﾋﾞｸﾝｯ

姉「……達してしまった、弟に抱きつかれながら」

姉「我ながら酷い自己嫌悪だ……」

姉「……」

ぬちゃ…

姉「……指を汚してしまったな」

姉「弟、お前の可愛さのせいで私はこんなになってしまった」

姉「責任……とってくれるよな？」

かぽっ……

弟「ぬ……」

姉「私の愛液、舐めとってくれ……」

ぬぽぬぽ……

弟「う、うぅ……」

姉「弟に自分の愛液を舐めさせる私は、相当の変態だな……」

姉「しかし、これがまた病みつきになりそうな……」

弟「んぅ……うぁ？」パチッ

姉「あ」

弟「あれ……姉ちゃん？」

姉「……今度こそ、本当に起きたのか」

弟「あれ、え、あれ？　なんで姉ちゃんが俺の部屋いんの？　てか、何してんの俺のベッドで？」

姉「……」

弟「いや、黙ってないで答えてよ姉ちゃ……」


姉「うるさい」

ガバッ

弟「ぬわーっ！？」

ちょっとジャンプ買いに出かけてくる
続きは考えてないからまた何か案があったらくれ

じゃあの

弟「ちょ、姉ちゃん何を……」

姉「何をしていたか、か？　それはな、お前の寝顔が可愛いから襲おうとしてたんだよ」

弟「はぁっ！？　ざけんな死ね！！」

姉「軽蔑するならしてくれても構わない。ただ……」

ずいっ

弟「むがっ…！？」

姉「それは、私の体の火照りを取ってからにしてくれないか」

弟（これ……顔面騎乗ってやつじゃん！！）

姉「すまない……でも私もそろそろ、我慢の限界なんだ」

ずちゅ

弟「うがっ！！」

姉「うっ……」

弟「臭っさぁ！！まじ臭っさい！！！」

ぬっちゅぬっちゅ

姉「うぅ…はぁっ…」

弟（姉ちゃん濡れてる……つか、息できねぇ！！）

姉「ふふ、気持ちいいか……？　私はとても気持ちいい……あんっ」

弟（俺の都合は無視かよ！！）

姉「もう少し……あと少しで、絶頂が迎えられる……」

弟（この糞姉貴ッ……好きにさせて……！！）

グイィッ

姉「……お？」

弟（堪るかァッ！！）

ぐるんっ

姉「おっ！？」

弟「フンガーッ！！」

―――ズドッ

姉「げふっ…」

姉「くっ……ふふ、実の姉に筋肉バスターを食らわすとは、成長したな弟」

弟「ただのブレーンバスターじゃ！！」

姉「しかし、下がスプリングの効いたベッドでなかったら首が折れていたぞ？」

弟「その前にこっちの息が詰まって死ぬとこだったんだよ！！」

姉「むぅ……もう少しでイキそうだったのに」

弟「姉ちゃん、自分が何をしたか分かってる？」

姉「む？……それは、弟に夜這い？」

弟「平然と言うことじゃねーよ！！」

弟「弟を襲うとか信じられんわ、マジで」

姉「ぶつくさ言うな、せっかくの綺麗な顔が台無しだ」

弟「あんたのせいだろうが！！」

姉「……おや？　しかし、弟の股間はそうは思ってないようだが」

弟「は？」

―――もっこり

姉「もうビンビンじゃないか」

弟「し、知るかよ！」

姉「良かったらその処理、私に任せてみないか？　悪いようにはしないが……」

弟「さわんな！」

姉「おぅ……冷たいな」

弟「当たり前だろ！？　寝てる時ならともかく平常時にまで襲われてたまるかよ！！」

姉「……至極もっともだ」

弟「もう出てけよ、俺の性処理はいいから！」

姉「……涙目で怒る弟……ﾊｧﾊｧ」

弟「息荒げんな変態死ね！」

姉「むぅ……しかし」

弟「しかしじゃねーよこっちはトラウマもんの経験したんだよ馬鹿！」

姉「……そうか」

弟「とにかく、今日のことは親父とお袋にも報告しとくからな！！　覚悟しとけよ！！」

姉「おい、ちょっと待て。それは本気か？」

弟「決まってんだろ？　俺がどんだけ嫌な思いしたか……」

姉「……そうか、両親に言う、か……」

ゆらり

弟「……え？」

姉「それならますます、口封じのため既成事実を作ってしまわねばならなくなったな」

弟「はァ！？」

飯食ってくる

姉「さぁ弟、何も恥ずかしがることはない。全てを私に委ねるんだ」

弟「ち、近づくな！　大声出すぞ！」

姉「その反応、まるで強姦魔に襲われた女の子だな」

弟「心境としちゃ大して変わんねーよ！！」

姉「何も取って食おうなどと言う訳でもあるまいに」

弟「近寄ったらみぞおち蹴るぞ！」

姉「む……それは勘弁」

弟「指一本でも触れたら、ぶん殴るからな！？」

姉「反抗的だな、可愛くないぞ」

姉「弟は寝てる方が可愛かった。今は全然可愛くない」

弟「そう簡単に手込めにされてたまるか」

姉「手込めなどと、どこでそんな言葉を覚えた？　あの可愛かった弟はもう帰ってこないのか？」

弟「そっちこそ、昨日までは普通だったじゃないか」

姉「いやまぁそれは、弟の寝顔につい催してしまってだな…」

弟「言い訳になるかァ！」

姉「そのことについては、すまなかった」

弟「謝るくらいなら最初からこんなことすんなよ……」

弟「とにかく、もう金輪際俺の側には近寄らないでくれ」

姉「近寄るなと言っても、家族なんだから限界はある」

弟「じゃあ別にいいよ、俺がシカトするだけだから」

姉「それは困る」

弟「何が」

姉「何がと言われると返答はできないが……」

弟「じゃあ困らないじゃん」

姉「口のうまいやつだ。忌々しい」

弟「姉ちゃんに対する当然の処置だよ」

姉「……わかった、私も頑固じゃない。お前の言う通り今後なるべく近寄らないようにしよう」

弟「そうだよ、弟襲おうとしておきながら同じ屋根の下にいれること自体奇跡なんだから」

姉「ただ、一つだけ条件がある」

弟「なんだよ、条件付とか反省してないんじゃないの？」

姉「そうじゃない。ただ、今生の別れのつもりで、最後に思い切り弟に近づきたいだけなんだ」

弟「姉ちゃん、またなんか妙なこと考えてない？」

姉「考えてない。弟の近くに寄るのはこれが最後だ」

弟「むぅ……それだけならまぁ、別にいいけど……」

姉「さすが弟。そうこなくては」

弟「けど、本当に明日っからは俺に近づかせないからな！」

姉「全然オッケー、今日さえやり過ごせるならば。では……」

ぐいっ

弟「んおっ！？」

むぎゅぅっ

姉「ふぅ、落ち着く……」

弟「近づくだけじゃねーのかよ！！」

姉「いいじゃないか、どうせこれが最後なんだから」

姉「やはり弟はいいな。素晴らしい抱き心地だ」

弟「てめぇ何してんのか分かってんのか！！」

姉「うるさい、今の主導権は私にある」

弟「むぐっ……」

姉「口喧しい弟は谷間で溺れていればいい」

弟（ぐあっ……姉ちゃんこんなに乳あったのか……！）

姉「うるさい口もなくなったし、弟との最後の逢瀬を楽しむとするか」

弟（その言い方だと俺も同意してるみたいじゃないかよ！）

姉「何か言いたそうな顔だな、言わせないが」

弟（畜生ッ……！）

弟（こんな谷間、突き飛ばして脱出してやる！）

姉「まぁ落ち着け弟、こうして抱きしめあっていられるのもあと一時間だ」

弟（一時間もこうしてる気かよ！）

姉「時間制限を設けなかったのはお前のミスだったな」

弟（語ればどんどん姉ちゃんの術中だ……やっぱり腕力に任すしか……）

姉「力任せに出ようとするな、本当は一時間もこうしているつもりはない」

弟（んなら早くどけろよ！）

姉「話くらい好きにさせてくれ、これが最後の約束なんだから」

弟（……あれ？　姉ちゃん、さっきまでとなんか雰囲気違う……？）

姉「なぁ、弟。聞いてくれ」

弟（……）

姉「私はもしかしたら、弟と今のような関係になりたかったのかもしれない」

弟（……どういう意味だよ）

姉「こうして、嫌がられながらも抱きしめあえるような関係ということだ」

弟（いまいちよく分からないけど……）

姉「私にもよく分からん。雰囲気で判断しろ」

弟（なんていい加減な……）

姉「しかし、どうやらその関係を壊してしまったのは私のようだな」

弟（え？）

姉「寝ている弟に欲情し、あまつさえ襲おうとするなど、肉親として恥ずべき行為だ」

姉「罰として、私は家を出ることにするよ」

すっ

弟「あ……」

姉「すまなかったな。私が理性を失ったおかげで、お前には嫌な思いをさせてしまった」

弟「家出るって姉ちゃん……どっか当てあるのかよ」

姉「なに、ちょうど良い機会だ。友人宅に住まわせてもらいながら、安い賃貸でも探すさ」

弟「何もそこまでしなくても……」

姉「ではお前は、あられもなく変態行為に及んだ私を許せるのか？」

弟「いや、そりゃあ許せないけどさ……」

姉「ならばやはり、私が出ていくしかあるまい」

ガチャッ

弟「ちょっ……」

姉「ごめんな、弟。今日のことは心から謝らせてもらう」

姉「詫びとして、弟に許してもらえる日が来るまで私はこの家の敷居は跨がない」

弟「勝手に話進めんなって……」

姉「両親には私から話しておこう。じゃあな、弟。今までありがとう」

弟「おい、ちょっ……ちょっと待てよ！！」

姉「どうした弟。私は側に置きたくないんじゃなかったのか？」

弟「そうじゃないよ！　わざわざ家出る必要はないだろって話だよ！」

姉「しかし、それでは弟の気がすむまい」

弟「もういいよ、許すよ許す！！」

姉「本当に？」

弟「本当に！」

姉「……そうか、許してくれるか」

弟「あぁ、許すって」

姉「……」ﾆﾔﾘ

姉「しかし良かった。おかげでホッとした」

弟「家出ていかなくて済んだんだから、そりゃホッとするわ」

姉「何を言っているんだ？　私が良かったと言ったのは、お前に嫌われなくて良かったという意味だ」

ぎゅっ

弟「うわウザッ！」

姉「弟、私はお前が好きだぞ。好ーきーだーぞー」

弟「俺は変態姉ちゃんなんか嫌いだよ」

姉「ふふ、それでいいさ。嫌いの反対は好きというしな」

弟「……ちぇっ」

姉「弟、今日は存分にイチャイチャさせてもらったぞ」

弟「姉ちゃんまだ反省してねーのかよ」

姉「反省はしてる。だが起こしてしまった事実は事実だ」

弟「そういうのを反省が足りないって言うんだよ」

姉「そうかもしれないが、弟が私の懐にいるということの方が大切だ」

すりすり

弟（再犯する前に父さんと母さんに言った方が無難かもな……）

いい締めが浮かばねえや

姉「弟、今日は二人で一緒に寝ような？」

ぎゅーっ

弟「なんでだよ。絶対やだからな」

姉「しかし、放っておくと私は何をしでかすか分からないぞ？」

姉「それよりは私を自分の近くにおいて、動向をつぶさに把握できるようにしておいた方がいいんじゃないか？」

弟「え？……いやいやねーよ」

姉「チッ……今度は騙されなかったか」

弟「一瞬納得しかけたわアホ」

姉「やはりお前は黙って寝ている方がいい。口を開くと憎まれ口ばかりで腹が立つ」

弟「姉ちゃん、やっぱり反省してないだろ？」

姉「いいやしてるよ。ただ反省以上にお前が愛しいだけだ」

弟「……姉ちゃん、昨日まではブラコンでも何でもないクールな女(ひと)だったじゃないか」

姉「弟の寝顔を見ていたら覚醒した。それだけのこと」

弟「とりあえずそろそろ離れろ」

姉「やだ、寒い」

弟「暖房入れろ」

姉「私を気遣ってくれてるのか？　優しいな」

弟「違っ……今のは言葉の綾で……ああああ！！」

姉「……」ｸｽｸｽ

姉「前言撤回。やっぱりお前は起きていても可愛いよ」

弟「おっおま……」

姉「えいっ」

弟「ぎゃっ」

ぼふっ

姉「こうして非力な私に押し倒されるところなど、可愛い過ぎる」

弟「押し倒すって、全く反省してねーじゃん！」

姉「エロいことはしない。しないと思う。多分しないかな？　まぁちょと覚悟はしとけ」

弟「ぶち殺すぞ」

いまいちネタの出が悪いからもっかいネタとか募ってみる
出来ればエロ過ぎない方向で
ｇｄｇｄになってすまんこ

ごめんぬ、仕事いってきます
残ってたら嬉しいけど無理強いはせんよ
じゃあの

すんません、携帯おかしくてしばらく書き込めなかった

保守感謝
しかし相変わらずどう展開さすか思いつかん

あ、やっぱり鯖落ちてたのか

姉「しかし、今日はよい一日だった。弟と遊んだのなんか久しぶりだ」

弟「顔面騎乗は姉ちゃんの中で遊びなのか？」

姉「大人の遊び的な」

弟「的な、じゃないし。それにそろそろ離せよ、ウザい」

姉「嫌だと言っているのに」

弟「こっちはこっちで嫌なんだよ！」

マジでネタが浮かばねえ
ちょっと考えて書きためしてくる

うわああまだ残ってたあああ
保守させてごめんなさい
続きを書かせていただきます

弟「もういいからマジでやめてよこういうこと」

姉「むぅ、弟は身持ちが固いんだな。普通そこは姉に流されつつも最終的にはお姉ちゃん大好きという……」

弟「そういうのいいから」

姉「む……？」

弟「あのさ姉ちゃん。あんまり言いたくないけど、姉ちゃんが俺に手を出すまでは

　　俺、姉ちゃんのこと嫌いじゃなかったんだぜ？」

姉「ぬ……それは、どういう意味でだ」

弟「普通の意味でだよ。姉ちゃんは綺麗だし、仕事も頑張ってるし、すげぇなってずっと思ってたんだ」

姉「ならなぜそう言ってくれなかった？」

弟「そういうこと、あんまり家族の間で言わないじゃん。けど、今日の一連の姉ちゃんの行動で正直幻滅したよ」

姉「むぐ……」

弟「尊敬してた人に襲われる気持ち、分かる？　けっこうキツいもんがあるんだから」

姉「それは……そうだろうな」

弟「だろ？　姉ちゃんはある意味、俺を裏切ったんだよ」

姉「そう言われると、なんだか弟に悪いことをした気がする」

弟「気づくの遅いよ。姉ちゃんは俺の中で、自慢の姉貴から最低な姉貴に自分からランクダウンしたんだよ」

姉「手厳しいな……しかし、一つわかったこともある」

弟「あ？　まだなんか言いたいことあんの？」

姉「もちろん。それは、私が事を起こさなければ弟と両思いになれたということだ」

弟「はぁっ！？」

弟「ざけんな俺がいつ姉ちゃんのことを好きだなんて……」

姉「今言ったぞ、姉ちゃんを尊敬してたと」

姉「それはつまりイコール姉が好きという意味に他ならないだろう」

弟「自分に都合よく解釈し過ぎだろ！」

姉「しかし、嫌いな人間を尊敬したりはすまい」

弟「だから俺は、姉ちゃんの行動のせいで嫌いになったって……あれ？」

姉「ほれ見ろ、やはりお前は私が好きだったんじゃないか」

弟「……あれ？」

姉「そうかそうか、弟が私のことをそんな風に思っていてくれたとは嬉しいな」

弟「……なんか上手く丸め込まれたような気がする」

姉「弟。そんなに意固地にならなくても、もう自分に嘘をつく必要はないんだぞ？」

弟「だから違うってば……」

姉「素直じゃないな。では、仕方ないから私へ向けて一言好きと囁けば許してやることにしよう」

弟「言わねーよ！」

姉「どうかな？　ふふふ……」

弟「！？」

姉「お前がどれだけ意地を張っても、お前にはもう好きと言う道しか残されていない」

弟「死んでも言わねー」

姉「私には弟に好きと言わす百八通りの手段がある」

弟「じゃあ、その手段とやらを駆使して言わせてもらおうじゃないか」

姉「……百八通りは言い過ぎだったかな」

弟「知るかよ」

弟「とにかく、俺は姉ちゃんにそんなこと言わないからな！」

姉「そんなこと？　そんなこととは？」

弟「だーかーらっ、姉ちゃんを好きだなんて言わないって！」

姉「今、言ったが」

弟「あっ」

姉「……」

弟「……」

姉「……」ﾆﾔﾘ

弟「……」ﾋﾞｸｯ

姉「言ったな、間違いなく言ったな」

弟「うおあああああああああああああ！！！」

姉「弟に好きと言わせる私のミッション、コンプリート」

弟「ちょっ、待て待て今のはノーカンで……！！」

姉「駄目だ、一度口から出たものを引っ込めることは出来ない」

弟「ち、チクショウ！！」

姉「……ふふ」

弟「何笑ってんだよ！！」

姉「いや、こうして語ってみると弟はやはり可愛いなと思って」

弟「俺は全然嬉しくない！」

姉「そういう物言いも含めて可愛いしな……あぁ駄目だ、もう私は我慢できそうにない」

弟「！？」

姉「弟……弟。私はお前が好きだ、大好きだ」

弟「お、おい……何馬鹿なことを言って……」

姉「これが本心なのは、今までの私を見ていれば分かるだろう？」

弟「駄目だこの姉……本格的にイカれてる」

姉「そうだ、私は弟にイカれている。それほどまでにお前を愛しているんだ」

弟「止めろよ、恥ずいだろ」

姉「いいや、止めてやらない。お前がのぼせ上がるまで、何度も何度も言ってやるさ」

弟「……馬鹿やろ」

弟「……恥ずかしすぎて付き合ってらんねーよ」

姉「こら、私がそんなに簡単に逃がすと思うか」

弟「……チッ」

姉「そこまで恥ずかしがるということは、自分から両思いを肯定してることになるぞ？」

弟「違う、絶対違う。俺は姉ちゃんのことなんか好きじゃない」

姉「今の私には、それすら照れ隠しに聞こえる」

弟「……マジで頭どうかしてんじゃないの？」

姉「確かに、どうにかなりそうなくらい愛が溢れてくるな」

姉「どうしてだろうな、昨日まではこんな気持ちになることはなかったのに」

弟「潜在的に変態だったんじゃね？」

姉「変態じゃない、純愛だ」

弟「おいこら顔面騎乗のどこが純愛だおい」

姉「まだ気にしているのか。あんなものはただのスキンシップだ」

弟「スキンシップの域越えとるわ！！」

姉「それとも、またしてほしいとか？」

弟「したら目ン玉に親指突っ込んで殴り抜けてやる」

姉「私はまたしたいがな」

弟「やっぱり変態じゃねーかよ……」

姉「なんなら、私の愛の証を見せてやってもいいぞ？」

弟「嫌な予感しかしない」

姉「さぁ弟、私のこの食べ頃の肢体を好きにするがいい」

弟「また肉欲かよ！」

姉「それがいっとう分かりやすいかと思って」

弟「姉ちゃんの場合、自分がしてほしいだけだろ？」

姉「弟はしたくないのか？　今ならどんなプレイでも私は受け入れるぞ？」

弟「じゃあ放置プレイで部屋の外に」

姉「……出来ればお前の側にいたいんだが」

弟「選択の幅せまっ」

弟とイチャイチャさせたいのにいまいちいいのが浮かばない
なんかないか？

なる、色々どうも
参考にするわ

姉「なら、ならだ弟」

弟「何」

姉「膝枕はどうだ？　それなら性的な意味合いはないし、私も弟に密着できるから満足だし」

弟「え～……？」

姉「妥協に妥協を重ねたんだ、納得してくれなきゃ困る」

弟「上から目線すぎて腹立つな……けどまぁ、膝枕くらいなら別に」

姉「その言葉に二言はないな？　とうっ」

ぼふっ

弟「姉ちゃんが膝枕されるのかよ！？」

姉「誰も私がするとは言ってない」

弟「……まぁいいけどさ」

姉「弟の太もも、固い」

弟「当たり前じゃん。俺男の子だぞ？」

姉「私より華奢なくせして……憎たらしい」

弟「いいじゃん姉ちゃん、美人なんだし」

姉「弟の方が美人だ」

弟「何の張り合いだよ！」

姉「……何の張り合いだっけ？」

弟「知るかよ！」

姉「……」

弟「……おい、急に黙るなよ怖いだろ」

姉「いや、嬉しくてちょっとな……」

弟「ちょっと、何だよ」

姉「濡れた」

弟「また下ネタ！？　いい加減にしろ！」

姉「冗談だ。けど、弟の膝枕が気持ちいいのは事実」

弟「……あっそ」

姉「弟の体温……弟の鼓動……人肌の温もりというのは素敵だな」

弟「……」

姉「ついでに、頭でも撫でてくれるとありがたい」

弟「……うん、いいよ」

姉「おや？　断れると思ったがな」

弟「いやらしいことしなきゃ、別にって感じ」

姉「……そうか」

なでなで

姉「なんだか私は今、幸せかもしれない」

弟「なんだよ、まだ不確定なのかよ」

姉「そうだ、やはり弟の真意を知るまでは枕を高くして眠れない」

弟「そんなこと言っても、俺は姉ちゃんのこと好きだなんて言わないからな」

姉「嘘でもいいから聞いてみたいな」

弟「嘘を聞いても意味ないだろ？」

姉「いや、とりあえずの安心を得るためにはそれでいい」

弟「駄目」

姉「じゃあ、言葉使いを優しくしてくれるだけでもいいぞ」

弟「例えば？」

姉「例えば、今の『駄目』は『駄目だよ』に変えるとか」

弟「……なんか恥ずいな」

姉「男は度胸、何でもやってみるもんさ」

弟「……駄目だよ、姉ちゃん」

姉「……素晴らしい」

姉「ブラボー……おぉ、ブラボー。私は今、最高に『ハイ』という気分だ」

弟「あー死にたい、恥ずかしくて死にたい」

姉「そんな言い方は駄目だ。今のは『恥ずかしくて死にそうだよぅ……』と、こうだ」

弟「姉ちゃん、なんか変な方向に目覚めてない？」

姉「弟あったればこそだ、他の人間にこんなことは要求しない」

弟「そりゃ他人にこんな要求しても困るけど……」

姉「さぁ弟、私をさらなる歓喜へ誘うのだ。さぁ早く」

弟「……俺、思ったんだけどさ」

弟「どうも俺、姉ちゃんに無理やり迫られるの好きじゃないみたいだ」

姉「なんだと？」

弟「だって顔面騎乗のトラウマがあるし、グイグイ来られると何されるか分かんないっていうか……」

姉「……そうか。性癖うんぬんの前に性格を治さなければ駄目だったのか」

弟「うなだれるほどのことか？」

姉「非が自分にあるのを知れば誰でもこうなる」

弟（……へこんでる姉ちゃんはちょっと可愛いな）

姉「……」

弟（姉ちゃんも黙ってればいい姉ちゃんなんだけどなぁ……）

姉「……」

弟（……へこましちゃったままだと気分悪いし、いちおご機嫌伺っとくか）

なでなで

姉「……もっと撫でろ」

弟「はいはい」

姉「もっと、もっとだ」

弟「はいはい」

姉「……ちょっと落ち着いてきた」

弟「早いな、もう持ち直したのか」

姉「弟がいれば私は元気百倍だ」

弟「俺はアンパンマンの代えの顔か」

姉「……今、うまいこと言ったと思ったろ」

弟「……ちょっとね」

姉「……」ｸｽｯ

弟「笑うなよ、俺が馬鹿みたいじゃん」

姉「いいや、今のはそういう意味じゃない。初めて弟の本音を聞いたような気がして、可笑しかっただけだ」

弟「そうかもね。ごり押しさえされなきゃ、冗談くらい言うよ」

姉「……」

姉「…なぁ弟？　改めて言うが、私はお前が好きだ」

弟「うん、で？」

姉「弟も私のことを好きになれとは言わないから、せめて一度私を抱きしめてくれないか」

弟「何でまたそんなストレートに」

姉「今までは小細工を弄し過ぎた。私が素直になれば弟もそれなりに応じてくれることがわかったからな」

弟「そうだよ。ちゃんと俺のことを考えてくれたら、こんなにツンツンせずに普通に接するよ」

姉「つまりは私に常日頃から自分のことを考えていて欲しかったということか」

弟「考えてる意味は違うだろうけど、まぁそんな感じ」

姉「でだ、お前は私を抱きしめてくれるのかくれないのか」

弟「……一回だけだからな？」

姉「おぉ、やってくれるか」

弟「不本意ながらな。ほら、早く座れよ」

姉「うむ。ぎゅっと頼むぞぎゅっと」

弟「うん……こう？」

むぎゅ

姉「あぁ……」

弟「姉ちゃんとろけそうな顔してる」

姉「うむ、これはいい」

姉「いいぞもっとやれ弟」

弟「調子のんな」

姉「なんなら抱きしめる以上のことをしてくれてもいいんだぞ？」

弟「やだよ、なんで姉ちゃんの言うこと聞かなきゃいけないんだよ」

姉「こうして抱きしめてくれたから、まだ先までいけるんじゃないかなと」

弟「期待し過ぎ」

姉「むぅ……残念だ」

姉「しかし、弟のこの薄い胸板も、その可愛らしい顔も、いずれ私のものじゃなくなるんだな」

弟「今でも別に姉ちゃんのものじゃない」

姉「分かってる。いかに愛を持って接しても、弟が潔癖である以上恋人のようにはなれない」

姉「私だってそのくらい、理解してるんだぞ？」

弟「じゃあ、なんでこんなことすんのさ」

姉「だって、何もせずに終わるのは寂しいじゃないか。いつか誰かのものに

　　なるにしても、それまでお前には私の可愛い弟でいてほしいんだよ」

弟「ワガママだなぁ……」

姉「女というのは、得てしてそういうものだ」

姉「なぁ、ワガママついでに言ってしまうが、明日暇なら一緒にデートしないか？」

弟「うぇっ！？　なに口走ってんだよアホか！？」

姉「いいじゃないか。どうせ弟は私の気持ちに応える気はないんだろ？」

姉「だったら、せめて疑似でもいいから弟と恋人気分を味わいたいんだ」

弟「でも俺、明日学校だし……」

姉「私も仕事だ。だから、仕事帰りに一時間ほど街を練り歩くだけでいいんだ」

弟「そのくらいなら、まぁいいけど……」

姉「よし、約束だぞ？」

弟「オッケー」

姉「明日は六時ごろに仕事が終わる。駅前の噴水で待っていてくれ」

弟「なんだかなぁ……」

姉「なんだ、まだ不満か？」

弟「初デートが姉ちゃんとって、どうなのよ」

姉「私だって初めてだ。あまり深く考えるな」

弟「う～ん……」

姉「では、私は明日に備えて寝るとしよう。弟も夜更かしして寝過ごすんじゃないぞ」

弟「こんな時間まで起きてたのは誰のせいだよ」

姉「では、お休み」

弟「って、ここで寝んのかよ！」

姉「……Zzz」

弟「うわ、マジで寝やがったよ……人のベッド占拠しやがって」

弟「……」

弟「……ほんと、黙ってりゃ理想の姉貴なんだけどなー」

弟「……いかん、何考えてんだ俺」

弟「……リビングで寝直そ。今日は日が悪いや」

スタスタ

姉「……」

姉「……チッ、また弟の寝顔が拝めると思ったのに、あのヘタレめ……」

翌日

弟「結局あんまり寝らんなかったや……」

姉「やぁ、おはよう弟。今日もいい朝だな」ﾂﾔﾂﾔ

弟「げ、姉ちゃん……なんでそんなツヤツヤしてんの？」

姉「それはもう、弟スメルのこもった布団と枕のおかげでぐっすり眠れたからな」

弟「よござんすねぇ……こっちは誰かさんのせいで部屋を追いやられたってのに」

姉「一緒に寝れば良かったのに」

弟「誰が寝るか！」

姉「ふふん」

姉「それはそうと、今日の約束はきちんと守れよ？」

弟「はぁ……まぁ誠に不本意ですが、一度約束したものは仕方ないよね」

姉「楽しみにしてる。仕事も手につかないくらい楽しみにしてる」

弟「そこは疎かにするなよ」

姉「悪いな。私も初めてのデートで気持ちが浮わついてるんだ」

弟「バッ……デートって単語使うなよ！　母ちゃんたちに聞こえるだろ！？」ﾋｿﾋｿ

姉「むぅ、そんなに心配しなくても……母さん」

母「はい？」

姉「今日は帰りに弟とデートしてくるので、晩御飯はいらない」

弟「なっ……！？」

母「デートぉ？」

姉「うむ、仕事が終わったら駅前で待ち合わせてそのまま出かけるつもりだから」

母「……あっそう。じゃあ二人ともいらないのね」

姉（な？親の反応なんてこんなものさ）

弟（寿命縮むかと思ったわ！！）

姉「じゃあな弟、デート心から楽しみにしてるぞ」

弟「お、おぉ……」

姉「～♪」

弟「姉ちゃんのあんな楽しそうな顔初めて見た」

弟「デートかぁ……はぁ」

そして夕方

弟「……」

弟「……結局来ちまった。俺何流されてんだろ」

弟「にしても遅いな姉ちゃん。仕事終わってないのかな……」

姉「…だーれだ」ガバッ

弟「うおっ！！」

姉「……そんなに驚かなくても」

弟「何してんだよ姉ちゃん！！」

姉「せっかくのデートなんだし、濃厚な恋人気分を味わいたくて」

弟「今時誰だなんてやるカップルいるかよ」

姉「むぅ……せっかく十分ほど機会を伺ってたのに」

弟「それで遅れたのかよ……しなきゃ定時に来れてたんじゃん」

姉「気にするな。さぁ、行くぞ」

弟「すごく……幸先不安です……」

姉「デート、デート、弟とデート」

弟「……あのさ、今朝も言ったけどあんまりデートとか口にするなよ。

　　知り合いにあう可能性もないではないんだから」

姉「見せつけてやればいい。むしろ見せろ」

弟「羞恥プレイなんてレベルじゃねーぞそれ」

姉「ふふ、なんなら腕でも組むか？」

ぎゅっ

弟「ちょっ……胸当たってるっつの」

姉「当ててるんだ」

弟「ぐっ……このアホ姉……」

姉（外だと他人の目があるから素直なんだな……これはチャンスかもしれない）

姉「さて、それではどこへ行こうかな、弟くん」

弟「『くん』付けして恋人みたいな雰囲気出してんじゃねーよ……つか、どっか行きたい場所ないの？」

姉「特に」

弟「えー？　自分から提案したんだからデートプランくらい練ってこいよー」

姉「普通そういうのは男がやるものだ。それに私は、弟とブラブラ出来ればそれでいい」

弟「……んじゃあ、なんかやりたいこと見つかるまで歩きますか」

姉「意外とまんざらでもなさそうだな」

弟「うるせえ」

姉「……」ﾃｸﾃｸ

弟「……」ｽﾀｽﾀ

姉「……おい」

弟「あ？」

姉「歩調を合わせないか馬鹿たれ」

弟「だって横並びになったら腕組んでくるじゃん」

姉「女の子に気を使えない男は私でなくても心底嫌われるぞ？」

弟「じゃあゆっくり歩いてやるけど、絶対腕組んだり手ぇ繋いだりとかすんなよ」

姉「ダチョウ倶楽部的なあれか、やるな弟」

弟「ちっげーよ馬鹿！」

姉「まぁまぁいいじゃないか」

弟「あっ……結局腕組みやがるし」

姉「♪」

姉「弟」

弟「あ？」

姉「クレープ屋さんだ」

弟「そうだな、見れば分かる」

姉「……」ｸﾞｩｩ

弟「腹減ってんのか？」

姉「弟と食事をするまで、我慢するつもりだったが……」

弟「……ま、仕事で疲れてるだろうしな。これくらいサービスしてやる」

姉「本当か！？」

弟「おう、ちょっと待ってろ」

弟「おまたへ」

姉「待ってない、全然待ってない」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

弟「待ちくたびれた犬みたいだな。相当腹減ってんだろ？」

姉「……実は、忙しすぎて昼ご飯食べ損ねた」

弟「マジで？　デートとかするコンディションじゃないじゃん」

姉「そうかもしれん」

弟「ありがたく食えよ、これは奢りじゃ」

姉「うむ、では」

あーん

弟「何やってんの？」

姉「む、ここはあーんして食べさせる流れじゃないのか」

弟「やるから自分で食え。ほら」

姉「あーん」

弟「クソッ、こいつてこでも動かないつもりか……仕方ない」

姉「あーん」

弟「あ、あーん」

ぱくん

姉「ﾑｸﾞﾑｸﾞ……ごくん」

―ｸｽｸｽ
―うわーすごーい

弟「う、周りの目が生暖けぇ……」

姉「うまいぞ弟、お前も食え」

弟「……今食欲ない」

姉「そうか、じゃあ引き続き私に食べさせる作業を続けてくれ」

弟「……」

姉「どうした、なぜそっぽを向く？　それに顔が耳まで真っ赤だぞ」

姉「ごちそうさま、美味しかった」

弟「ごちそうさま、恥ずかしかった」

姉「願わくはもう少しクリームが甘くても良かったな」

弟「味なんかわかんなかったっす……」

姉「そうか？」

弟「頼むから、これ以上の恥はかかせないでくれ……」

姉「何を言ってる。デートはまだまだ序盤だぞ？」

姉「腹もいっぱいになったし、また少し歩こうか」

弟「帰りたい…すごく帰りたい…」

姉「あ」

弟「今度は何」

姉「アクセサリーショップ、だそうだ」

弟「本当だ」

姉「ちょっと覗いていくか？」

弟「また危険な地雷の臭いが……」

姉「デートなんだか普通だろう」

弟「デートならね」

姉「弟はまだ認識が甘いと見える。女のワガママは聞いてやるものだぞ」

弟「へいへい、行くよ行きますよ」

姉「自棄になるな。クレープのダメージが相当大きかったようだな」

弟「そりゃね……」

ｳｨｰﾝ

店員「いらっしゃいませ」

姉「ほおぉ……外から見るのとではまた違う印象だな」

弟「あんまキョロキョロするなよ、恥ずかしいだろ」

姉「物珍しくてついな」

弟「ガキかよ、ったく……」

姉「弟くん、見ろ。ペアイヤリングだと。二人で買ってお揃いにしよう」

弟「(他人のいる前では一応くん付けなんだ……)嫌だよ、恥ずかしい」

姉「じゃあこっちは？」

弟「ペアネックレスとか大して変わんないだろ」

姉「むぅ……じゃあ私に似合いそうなのをお前が選んでくれ」

弟「そうだな、これとかどうよ」

姉「指輪か……つまりそれはプロポ」

弟「死ね」

弟「俺ガ、指輪ヲ、選ンダノハ、単ニ、一番、安カッタカラデス」

姉「なんというケチ臭い。もっと太っ腹でいかないか」

弟「じゃあ指輪も止めた。出るぞ」

姉「待て、くれるというなら私もやぶさかではない」

弟「ちゃんと素直に欲しいって言ったら、買ってやるよ」

姉「……欲しい。弟くんからのプレゼント、すごく欲しい」

弟「よーし、いい子だ。すみません、これ見せてもらえます？」

店員「はい、かしこまりました」

ｳｨｰﾝ

姉「……」ﾆｺﾆｺ

弟「えらい機嫌いいな」

姉「それはな。初めて弟からプレゼントもらったし」

弟「財布的には避けたい痛手だったけど、まぁいいや」

姉「さっそく着けてみてもいいか？」

弟「好きにすれば？」

姉「では……」

ｶｻｶｻ

姉「おぉ……素晴らしい。この指輪は今の私にはどんな希少な装飾品より価値がある」

弟「そうかい」

姉「ありがとう、大事にするからな」

弟「あ……うん（ヤベ、今ちょっと姉ちゃんが可愛く見えた…）」

姉「さて、じゃあそろそろ夕飯にするか」

弟「言っとくけど、俺はおしゃれな飯屋とか知らないからな」

姉「私だって知らない」

弟「じゃあどうすんだよ」

姉「少し距離はあるが、美味いラーメン屋を知ってるんだ。そこで済まそう」

弟「なんかあれだな、おっさんみたいだな」

姉「お前がコジャレた店でも知ってれば良かったんだがな」

弟「期待するだけ無駄」

姉「分かってる、早く行こう」

ｶﾞﾗｯ

店員「いらっしゃい」

弟「けっこう駅前から歩いたな」

姉「隠れた名店だからな」

弟「へぇ……」

姉「親父、豚骨ラーメンネギメンマ多めで。あと炒飯と餃子」

店員「あいよ。今日もよく食うねぇ」

弟「……注文、滅茶苦茶手慣れてんな」

姉「常連だからな、お前も早く決めるといい」

弟「えーと、じゃあ俺は醤油ラーメン。あと餃子をセットで」

店員「あいよっ」

姉「少食だな」

弟「さっきクレープ食ったじゃん。むしろ姉ちゃんこそどこにあれだけ入るんだよ」

店員「あい、醤油と豚骨お待ち」

姉「ありがとう」

弟「お、美味そう」

姉「美味そうじゃない、美味いんだ」

店員「ははは、姉さんうちのラーメンのファンだからね」

姉「味はどうだ、弟？」

弟「……うん、抜群」

姉「そうか、お前も気に入ってくれたなら良かった」

店員「彼氏さんもうちの常連になってくれればいいんだけどねぇ」

弟「ぶっ……！！」

姉「汚いな、吹き出すとは何事だ」

弟「違います、彼氏じゃなくて弟です」

店員「あれ、違うの？　仲良さそうにしてたからてっきり」

姉「いいじゃないか彼氏で。私は一向に構わん」

弟「あんま変なこと言うな！」

すみませんが職場へ行く用事があるので行ってきます
再開は三時前後かと
では

後9時間ぐらいか？

すまん、仕事場の手伝いして家事してたらこんな時間になっちゃった
続き書くね

>>385
三日ルールはなくなったみたいだよ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

姉「ふぅ、満腹満腹」

弟「美味かったけど、もう二度とこの店には来られないな……」

姉「何故だ？」

弟「恋人と間違われたから」

姉「そんな小さいことで悩んでたのか。尻の穴がなくなって便秘で死ぬぞ」

弟「でもやっぱり、端から見たら俺らっておかしいんじゃ……」

姉「私がなんの覚悟もなしに弟に恋人宣言なんかすると思うか？」

弟「それに俺を巻き込むのは間違いなく間違ってると思う」

姉「周囲の目なんか気にするな。それより最後に行きたい場所があるんだが、いいか？」

弟「え？　まだ歩くの？」

姉「もう一度駅前まで歩くんだ」

弟「また引き返すのかよ！」

姉「腹ごなし腹ごなし。さぁ」

弟「本当、今日の姉ちゃんはワガママだ……」

再び、駅前……

姉「着いた着いた」

弟「姉ちゃん、歩くの早すぎ。俺追いつけないって」

姉「すまんな、少し気が急いて歩調が早くなった」

弟「で？　行きたい場所ってどこなの？」

姉「まぁ待て、もう少しだ」

弟「……？」

姉「……ほら」

弟「うおっ！」

――パァッ

弟「すげぇ……今こんなことやってたんだ……」

姉「駅前の噴水は、十二月になると七時からイルミネーションで飾られるんだ」

弟「知らんかった……」

姉「無粋な弟のことだ、だろうと思っていたよ」

弟「すげぇ綺麗。なんか夢みたいだ」

姉「夢なものか。現に今、隣に私がいるじゃないか」

弟「……悪夢かな、これ」

姉「減らず口の多い奴だ」

ぺたり

弟「おい、しなだれかかるなよ。これじゃ本当のカップルみたいじゃん」

姉「周りにはそうにしか見えていないだろうがな」

弟「えっ？……あれ、いつの間にこんなに人が」

姉「ここは七時を過ぎると格好のデートスポットになるんだ」

弟「マジかよ……」

姉「……」

弟（あぁ、ヤベェ……姉ちゃん絶対この状況楽しんでる）

姉「……なぁ」

弟「は、はい？」

姉「あそこのカップルを見てみろ」

弟「……チューしてますね」

姉「いい雰囲気だからな」

弟「……で？」

姉「察しろ馬鹿、私もキスしたいという意味に決まってるだろうが」

弟「俺は嫌です」

姉「だが断る……ん」

弟（こ、こいつ……目ぇ瞑って強制的にキスしなきゃいけない空気にしやがった）

姉「弟……早く……」

弟「うぅ……クソっ！！」

ちゅ

姉「……おい、この期に及んで額にしかキス出来ないとは、貴様ヘタレか」

弟「うっせーばーか！　誰が姉ちゃ……お前となんかキス出来るか！！」

姉「むぅ……弟がここまで根性なしだとは思わなかった」

弟「おら、帰るぞ！！」

姉「周囲の目の冷ややかなこと……それにすら気づかないお前は最悪だ」

弟「えっ……」

―うわぁマジ最低

―彼女どなるとかあり得んし

姉「今ここでは、私たちはカップルとしか見られないんだぞ？　おまけにお前は額にキスまでしてる」

弟「あ……」

姉「姉弟だとバレても事、キスをせずに帰っても事。さてどうする？」

弟「……謀ったな策士め」

姉「分かったら早くキスを」

弟「くっ……」

姉「今度はちゃんと、口にだぞ？」

弟「うるっせーよ分かったよ！」

姉「聞き分けのいい子は大好きだぞ……では」

弟「くそっ……なんとか姉ちゃんに一泡吹かす方法はないか」

姉「何をぶつくさと、早く腹をくくれ」

弟「……やむを得ん」

姉「！？」

弟「姉ちゃん、覚悟しろよ」

姉「な、何を……」

むちゅっ

姉「んむぅっ……！！」

弟「……これでどうよ？」

姉「ディ、ディープキスとは考えなかった……」

弟「俺だってやる時はやるんだよ」

帰路……

弟「……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

姉「～♪」

弟「……姉ちゃん、元気な」

姉「そういう弟は萎れてるな」

弟「はずみとはいえ姉にディープキスなんかして自己嫌悪中だよ……」

姉「周りのカップルから拍手が湧いてたな」

弟「……はぁ」

姉「そんなに落ち込まれると、私まで気分が悪くなる」

弟「だって……」

姉「うじうじするな、男だろうが」

姉「それとも弟は、私じゃ不満か？」

弟「不満っていうか……」

姉「私が恋人じゃ、駄目か？」

弟「そういう訳じゃ……」

姉「私がお前を好きになったら嫌か？」

弟「あぁもう！　嫌いな人間にキスするはずないだろ！？」

姉「やっとはっちゃけたな、弟」

弟「だから嫌なんだよ、姉ちゃん生き生きするし……」

姉「ふふふ…」

姉「なんなら今夜も、一緒に寝てやろうか？」

弟「誰が寝てほしいなんていったよ」

姉「好きな相手と一緒に寝るのを拒めるものか」

弟「嫌だよ」

姉「そんなあっさりと……まぁまた寝込みを襲えばいいだけか」

弟「マジでやるなよ、それ」

姉「どうかな」

弟「やめろ」

姉「そうだ、どうせなら私のベッドを弟の部屋に持ち込めば……」

弟「こ・ろ・す・ぞ」

姉「おぅ、弟から殺意の波動が……」

弟「たく……そんなことしなくても、寝るとか意外ならしてやるから」

姉「む？　何故だ弟、昨日までのお前ならそこは断固断るところだが……」

弟「まぁ俺も、姉ちゃんの馬鹿馬鹿しさに付き合えるくらいには大人になったってことかな」

姉「そうか……」

ぎゅうっ

弟「なんだよ、家近いんだから止めろよ」

姉「弟、それならお前はもっともっと大人になれ。そしてもっともっと私にゾッコンになればいいんだ」

弟「誰がなるかよばーか」

姉「ふふ……」

これで姉弟デート編は終わりですー
ダラダラ続けてしまってすまん、明日仕事早いので今日はこの辺で
なんか要望あればまた書くし、ｇｄｇｄだと思ったら切りよく落としてくれ

そんじゃあの　ﾉｼ

デート後、夜……

弟「……」

弟「……駄目だ、寝たらまた姉ちゃんが来そうな気がして寝れん」

弟「もう嫌だ、顔面騎乗なんてしたくない……」

弟「……」

弟「……水でも飲むか」

弟「……あれ？　リビング電気ついてる」

姉「……」

弟「おーい、こんなとこで寝るな姉ー」

姉「うーん……」

弟「テレビも電気もつけっぱじゃん。起きろよ」

姉「ぬ……すまん、いつの間にか寝てた……」

弟「風邪ひくぞ」

姉「今日はさすがに疲れた……」

弟「あんだけ遊びゃな」

姉「……弟、部屋まで連れてってくれ」

弟「甘えんな、ほらビシッとする！」

姉「う～……」

姉「駄目だ……体に力が入らん……」

弟「おい、大丈夫か？」

姉「……抱っこ」

弟「は？」

姉「抱っこして部屋まで運べ……」

弟「嫌に決まってんだろ！？」

姉「……」

ひしっ

弟「何してんだ、離せ」

姉「だが……断る……むにゃむにゃ……」

弟「こいつ……半分寝ぼけてやがる。あぁ畜生！」

弟「これで満足かおい」

姉「ふふ……お姫しゃま抱っこか……」

弟「言えてないし、重たいし」

姉「このまま……部屋まで……」

弟「分かったよ、クソッ」

姉「……ｸｰ」

弟「のほほんと人の腕で寝やがって……こいつ本当にシメてやろうか」

弟「……あ」

弟（考えてみれば今の状況、昨日姉ちゃんが俺を襲ったのと逆のパターンなんだよな……）

弟（これはもしかしたら、顔面騎乗への復讐のチャンス！？）

姉「……」

弟（嫌駄目だ冷静になれ。ここで手を出したら多分姉ちゃんの思うがままだ）

弟「その手に乗るかよ……っ！！　俺は負けんぞ……！！」

姉「……ｽﾔｽﾔ」

弟「部屋ついたぞ」

姉「う～……ありがと、弟……」

弟「じゃあ俺はこの辺で……」

ガシッ

姉「……」

弟「……おい、俺もう寝たいんだけど」

姉「私が寝るまで……見ててくれないか……」

弟「なんで俺がそんな酔狂なことを」

姉「だって……弟は私の恋人だろ……？」

弟「俺は認めてないぞ」

姉「そうか……まぁどうせすぐ寝つくし、いいだろ……？」

弟「言いながら目がとろんとしてるしな。……まぁいいだろ、姉ちゃんが寝たら俺は即部屋帰るからな？」

姉「うん……うん……」

昼休み終了
ちょっとしか投下出来なくてすまん
続きはまた後に

ただいま帰宅
飯作る時間まで書く

弟「しかし、寝るまでっていっても何してればいいんだか」

姉「好きにしろ……だが一つだけ要望がある……」

弟「何？」

姉「……手」

弟「手？」

姉「握っててくれ……」

弟「こう？」

姉「うん、そうだ……」

弟「手、冷たいな」

姉「お前が温めてくれればいい………」

姉「あぁ、眠い……しかし寝たらせっかくの弟との逢瀬が……」

弟「無理すんな。明日も仕事だろ？」

姉「そうだが……弟が珍しく私の言うことを聞いてくれてるのにもったいないじゃないか……」

弟「聞いてねーよ。部屋まで送ったついでだ、ついで」

姉「それでも……私が眠りにつくまで付き合ってくれると言ったのは事実……」

弟「まぁ、そうだけど」

姉「私にはそれだけで満足だ……」

弟「満足したなら早く寝やがれ」

姉「……」

姉「弟が構ってくれないからもう寝る……」

弟「俺のせいかよ」

姉「うん……なんていうか……寝る……」

弟「いよいよ限界みたいだな」

姉「おやすみ……今日は楽しかった……」

弟「そうかい」

姉「手……もう少しだけ離さないでいてくれ……」

弟「……いいよ」

姉「……ありがとう」

弟「……」

姉「……ｽｩ」

弟「寝たか……」

弟「……」

姉「……ｽｩ」

弟（ヤバい、姉ちゃんの寝顔可愛すぎる……）

弟（なんで男が部屋にいるのにこんな風に寝られるんだろう……）

弟（……あぁ、姉ちゃんにとって俺は恋人なんだっけか）

弟（いい迷惑だよ……）

姉「ｽｩ…ｽｩ…」

弟「……本当に寝てんのかな。狸寝入りとか普通にしてそうだ」

弟「……お～い、姉ちゃ～ん」

ツンツン

姉「ｽｰ…ｽｰ…」

弟「寝てるっぽいな。つついても反応ないや」

弟「……」

弟「……ちょっと悪戯するくらい、いいよな？」

何させよか

弟「まずはベタだが……」

きゅ、きゅ、きゅきゅきゅ

弟「姉の顔に何故か持っていたマジックペンで落書きをば……」

姉「ｽｩ……」

弟「ぶふっ……額に肉の字とかいつの時代のセンスだよ」

姉「ｸｩ…ｸｩ…」

弟「……全然起きねぇ。よっぽど疲れたか、こいつ」

ぷに

弟「……ほっぺた柔らけぇな」

弟「……」

弟「もうちょっと……もうちょっとだけ触っていいよな……」

ぷにぷに

弟「……」

姉「ｽｩ、ｽｩ…」

弟「……相当深い眠りみたいだな」

弟「……」

つん

弟「……」

つんつん

弟「……ハッ」

弟「俺ってやつは……姉が無防備なのをいいことに胸を……」

姉「ｸｩ……う……」

弟「……！！　起きたか……！？」

姉「うぅん……」

弟「……服はだけてんじゃねーかよ。風邪ひくぞ……」

姉「ｽｩｰ…」

弟「いかん、これは目に毒だ……俺でなくても変な気分になる」

弟「……姉ちゃん」

すっ

姉「……ん」

姉「……弟、何してるんだ？」

弟「あ……いや、これは姉ちゃんが目に毒だから、ちょっとだけ起きてもらおうかと……」

姉「お前は人を起こすのに、わざわざ抱きしめるのか……？」

弟「……ごめん、なんか姉ちゃんの寝顔見てたら我慢できなくて」

姉「いや……遠慮するな、むしろそのままで……」

弟「……うん」

肉がかかれた寝顔

>>513
俺も読み返して吹き出しそうになったんだから言ってくれるな

あぁ……なんちゅうかすみません
寝落ちしてそのまま職場へＧＯしてました……
あんまり書けないけど続けます

姉「まさか、弟から積極的に打って出るとは思わなかった……」

弟「その前に姉ちゃん、顔洗ってきた方がいいと思う」

姉「ん？　何故だ」

弟「鏡、見てみ」

姉「うん……？」

弟「ほれ」

姉「！！」

姉「お前か……お前がやったのか……」

弟「追及するのはいいけど、時間経つと余計取れなくなるぜ？」

姉「む……分かった、洗ってくる」

弟「これで顔面騎乗への復讐はよしと……」

姉「おいこら弟、お前油性マジックで書いただろ。洗顔料使っても落ちなかったぞ」

弟「悪い悪い。けど、昨日姉ちゃんがしたことを考えたらそれでもまだ軽い方だ」

姉「む……それを言われるとな……」

弟「ま、許してくれよ」

姉「駄目だ、罰として今一度私を抱きしめろ」

弟「……姉ちゃん、もしかして俺に甘えたいの？」

姉「そうだ、悪いか」

弟「いいや、別に」

ぎゅっ

姉「ふぅ……やはりこの位置が私のフェイバリットポジション」

弟「あんまり落ち着かれても困る」

姉「これに免じて、顔の落書きのことは許してやるんだからありがたく思え」

弟「本当は仕事いくまでほっとく案もあった」

姉「なんという鬼畜……そんな弟にはこうだ」

むぎゅっ

弟「ちょ……姉ちゃん、抱きしめ方が強いよ」

姉「もっと困れ、そして姉を敬え」

弟（おっぱいが……おっぱいの位置がヤバい……！）

姉「ふふん、どうだ弟。これに懲りたら私に悪戯しようなどと思うな」

弟「おま……姉ちゃん、わざと乳当てんなよっ……」

姉「む？　乳とはこれのことか？」

むにゅんむにゅん

弟「だからそういうことすんなって……」

姉「無論、悪戯は悪戯でも性的な悪戯なら大歓迎だぞ？」

弟（ヤベェ……フル勃起してる……）
姉「ふふふ」

姉「どうだ弟。もののついでだ、私の胸を触ってみないか？」

弟「……ごめん、実はさっきちょっとだけ触った……」

姉「なんと。お前も私のことを言えないくらい変態だな」

弟「すみません……」

姉「よいよい。弟ならもっと大胆に触って良かったくらいだ」

弟「でも姉ちゃん、疲れてんだろ？　もう寝た方が……」

姉「弟と喋っていたら目が冴えた。私はまだまだいける」

弟「そっすか……ハァ」

昼休みオワタ
仕事戻る
帰りは昨日より遅いけど、書くのは昨日より早いはず

そんじゃの

今帰宅
しかし疲れはててどろどろっす

風呂入って一時間だけ寝かせてください

姉「しかし、弟もおっぱい好きだったんだな…」

弟「おっぱいの嫌いな男の子なんていません」

姉「なら触ればいいのに……」

弟「それは理性が許さない」

姉「巨乳だぞ、Ｄカップだぞ」

弟「嘘、そんなにあんの？」

姉「……うん、ちょっと見栄を張った」

弟「だと思ったよ。どう見てもそんなにないもん」

姉「だが、触れば間違いなく気持ちいいぞ？」

弟「……そうかな」

姉「今なら直でもいい」

弟「ぐっ……」

弟（駄目だ駄目だ駄目だ、ここで肉欲に負けて触ったら理性のタガが外れてしまう）

姉「葛藤してるようだな、弟」

ふにゅん

弟「うぉっ……」

姉「そんなに私は魅力がないか？」

弟「あ、あります、ありすぎます。だから胸を離して！」

姉「うるさいぞ、父さんと母さんが起きるじゃないか」

弟「姉ちゃん、マジでヤバいって……」

姉「それとも弟は、ギンギンになったこっちを慰めてほしいかな？」

さわっ…

弟「うおぉっ！？」

弟「姉ちゃん……ちょっと待って……」

姉「う～ん、それがな。私も一度寝て目が冴えたせいで興奮してるんだ」

弟「なんで！」

姉「悪い。昨日の今日だがもう我慢出来そうもない」

弟（ヤベェこれ目がマジだ……）

姉「初デートの後の夜に初セックスというのもアリじゃないか？」

弟「ちょっと待てって。これじゃ昨日の顔面騎乗と変わりないじゃん」

姉「変わりはある。それは弟と私が相思相愛になったということだ」

弟「相思相愛だからって、同意も無しに犯したらレイプと一緒じゃんか！」

姉「む……それは一理あるな」

弟（よっしゃ最悪のパターンは抜け出した！）

弟「正直に言うよ。俺だって姉ちゃんの胸触りたいし、もっとイチャイチャしてもいいかなとは思ってる」

弟「でも流石に、セックスはまだ時期尚早だよ。分かるよな？」

姉「む……うむ、それはまぁ、そうだな……」

弟「だろ？　だから俺が姉ちゃんのこともっと理解して、姉ちゃんのこと愛せるようになったら、その時は抱いてやるから」

姉「男らしいんだからしくないんだかよく分からない台詞だな……だが、弟の口から好意的な意見が出たのはよしとしよう」

弟（よーし、なんとか誤魔化せた！）

姉「だがな、私も気持ちが昂っているから、このままじゃ収まりそうにないんだ」

弟「……へ？」

姉「だから、せめて……」

するっ

弟「！！」

姉「素股くらいなら、オッケーを出してくれないか」

弟「姉ちゃん落ち着……」

姉「これから弟と事をするのに、落ち着けるはずがない」

弟「せめてパジャマの下着て……」

姉「どうせ暗くて見えないだろう？　私も弟の逸物は見えてない」

さわっ

弟「ふおぅっ……！！」

姉「形はなんとなくわかるが……」

さわさわ

弟「う、うぁ……ぐっ……」

ぽろり

姉「ふふふ、弟の息子は元気だな」

姉「今からこれを、太ももとアソコで挟んで、気持ちよくしてやる」

弟（ヤバいヤバいヤバいヤバい！！）

弟「ちょ、タンマタンマ……」

姉「うるさい」

ちゅうぅっ

弟「うぐっ……」

姉（唇を塞げば、文句の言い様もあるまい）

姉（あとは弟のものを私の脚で……）

ぱくっ

弟「……ッッ！！」

姉「……ッッ！！」

姉「……っはぁ、ハァ、ハァ……」

弟「……ディープキスのせいで息切れしてんじゃん」

姉「う、うるさい……それより、私の腿はどうだ……？」

弟「腿云々より、下着と擦れる感触がヤバかったです……」

姉「そ、そうか……そういうものか……」

弟「それより姉ちゃん、本当にするの……？」

姉「ここまで来たんだ。お前も只では済ませられないだろう」

弟「……はい。正直もうここまで来ちゃうと、姉ちゃんに一発抜いてほしいです……」

姉「そうか……私も初めてだから上手くないかもしれないが、頑張るよ……」

姉「じゃあ、動くぞ……」

ずっ

弟「おおぉっ…！」

姉「あ……痛かったか？」

弟「いや……今まで感じたことのない快感が背骨をかけ上った……」

姉「そうか……それなら、気持ち良かったんだな？」

弟「うん……」

姉「しかし、今の台詞だとお前が女の子みたいだな」

弟「恥ずかしいから止めて……」

姉「恥ずかしがるその様も女の子そのものだ……」

ぬりゅっ

弟「おぅ！」

姉「そんなにいいなら、もっと動いてやるから覚悟しろ」

ぬちゅ、ぬちゅっ

姉「はっ…はっ…」

ぬちゅぬちゅ

弟「ね、姉ちゃん……」

姉「何だ、まさかもう出るのか？」

弟「じゃなくて……姉ちゃんも、もしかして濡れてる……？」

姉「当たり前だ……好きな男の逸物を受け入れて、濡れない女がいるか……」

弟「メチャクチャ余裕あるな……なんか、悔しい……」

姉「ふふ……」

弟「悔しいから、俺も動く……」

ぐちゅっ

姉「ひあっ…！？」

ぐちっぐちっ

姉「なぁっ……おい、こら、止め……あぅん！」

弟「姉ちゃん、あんまり声大きいと母ちゃんたちにバレるって……」

姉「そ、それなら、あんっ……動くのを、ひぅっ……控えろ……！！」

弟「……って言われると動きたくなるよね」

ずっずっずっ

姉「あっ、ああんっ、このっ、卑怯者っ……」

弟「姉ちゃん……可愛いよ……」

姉「ひっ……！！」ﾋﾞｸﾝ

弟「よく考えたら素股ってさ」

姉「う……あっ……な、なんだ……？」

弟「普通、今みたいに正面から抱きあってはしないよな…？」

姉「それは……最初から抱きあっていたからな……」

弟「抱っこ、してほしい？」

姉「うん……出来れば、キスもしてくれ……」

弟「分かった…」

ぎゅっ

姉「弟……もっと……」

弟「うん……」

ちゅ

姉「うぁ……はぁ、弟……弟ぉ……」

ちゅっ、ちゅ、ちゅ

弟「立場逆転だな……けど俺もそろそろ……」

姉「出すなら……私のパンツの中にっ……」

弟「うぇっ！？」

姉「どうせ中出しなんかしてくれないんだろ……？　だったらせめて……アソコで弟のザーメンを感じたい……」

弟「姉ちゃん……うっ」ﾋﾞｸｯ

姉「もう出そうか……？」

弟「うん……もう出る……」

姉「私の下着に全部ぶちまけるんだ……」

弟「くぁっ……姉ちゃん、ごめん！！」

ズチュッ

姉「ふあぁっ！！」

ブピュッ、ビクンッ

弟「あああぁ……あ、ふう」

ふと冷静になって恥ずかしくなってしまったのでちょっと休憩します

姉「いっぱい出たな……私のパンツがどろどろだ……」

弟「ハァ…ハァ…」

姉「すごく気持ち良かった……」

弟「お、俺も……」

姉「願わくはもう少し長持ちして私もイカせて欲しかったが……」

弟「ごめん……早漏で……」

姉「まぁ、初めてで絶頂は無理だということだな……」

弟「次は頑張ります……」

姉「おやおや、抜いたばかりなのにもう次のことを考えているのか？」

弟「それは姉ちゃんも同じだろ？」

姉「まあな」

姉「よし、決めた。今日は一日このザーメンパンツを履いていく」

弟「おい、馬鹿なことはよせ」

姉「いいじゃないか。弟の臭いを少しでも多く感じていたいんだ」

弟「……バッチいなおい」

姉「弟のエキスがバッチいはずがあるか」

姉「さぁ弟、次は口か？　それとも手でして欲しいか？」

弟「ちょ、ちょっとタンマ。さすがにこれ以上は持たないよ」

姉「嘘つけ。抜いたばかりなのにもうギンギンのくせして」

弟「姉ちゃん、さっきまでは『せめて素股だけでも』って言ってたのに、約束破るの早すぎだろ」

姉「……だって、弟を気持ちよくしてやるつもりが私ばっかり気持ちよくなって、悪い気がして……」

弟「悪いことなんかあるもんかよ。それより、ここで無理して明日の仕事に支障が出る方がヤバいだろ？」

姉「う、うむ……そうだな、そう言われれば……」

弟「俺の方はまたゆっくり相手してもらえればいいからさ。これ以上やると体壊すよ？」


姉「……仕方ない。弟の優しさに免じて、今日はここまでにしておくか……」

弟（ホッ……）

毎度の保守ありがとう
エロいの書いて寝たせいか妹とセクロスする夢みた

続き書くよ

姉「しかし、弟にとっては波乱の一日だったな……」

弟「そうだな。姉に襲われた翌日にデート、でその日の夜には疑似セックスだもんなぁ」

姉「……なぁ、弟？」

弟「ん？」

姉「私は、お前が好きだぞ」

弟「なんだよ、改まって言うことないだろ」

姉「一応の確認を、と思って。弟の気持ちは知っているつもりだが、差異があってはいけないからな」

弟「うん、まぁ……俺も姉ちゃんが好きだと思う」

姉「思う、か……確定じゃないんだな」

弟「その辺はいろいろあったからだと思ってくれ」

姉「…いいだろう。しかし、そのうち絶対私抜きではいられないようにしてやるからな」

弟「ザーメンパンツで意気込まれてもな……」

姉「うるさい。そこを突っ込むな」

弟「何度も言うけど、そろそろ寝たら？」

姉「うむ、そうしようか」

弟「じゃあ、おやすみなさい」

姉「なんだ、一緒に寝るんじゃないのか？」

弟「俺が姉ちゃんの部屋から起きてくるとこ見られたらヤバいでしょ」

姉「それもそうか」

弟「パンツ一丁で寝て下半身冷やすなよ？」

姉「弟こそ、私の素股を思い出して一人で二回戦始めるなよ？」

弟「う……（実は抜こうと思ってました）」

姉「図星か、相変わらず可愛いな」

弟「うっせえよ」

弟「じゃ、また明日な」

姉「ちょっと待て……弟、最後におやすみのキスをしていけ」

弟「え？　マジ？」

姉「今さらキスで躊躇ってどうする」

弟「……う、うん」

姉「……ん」

弟「……」

ちゅっ

姉「……ふぅ、これで気持ちよく目覚められそうだ」

弟「クソッ……なんか夜中に隠れてキスすんのって恥ずかしいな」

姉「人前でキスをした人間のセリフじゃないな」

弟「うっせえ早く寝ろ馬鹿」

姉「うむ、おやすみ弟。よい夢を」

すまんこってす
友人と話してたらこんな時間に……
待たせてすみません

こんな時間で人もあんまりいないだろうけど
希望の展開でもあれば

おｋ。ただ途中で抜いちゃったらごめんね

・・・翌朝

弟「……んぅ、ふあぁ」

弟「あれ、もう朝か……」

姉「ｸｩ……」

弟「んおっ！？」

姉「ふ……うぅん……おや、おはよう弟」

弟「おはようじゃないよ、なんで俺の部屋で寝てんの！？」

姉「ん……あれ…？　そういえば、何でだろうな……」

弟「おい、まさかまた俺になんかしようと思って忍び込んだ訳じゃないだろうな」

姉「………おぉ、思い出した。昨日の夜トイレに起きて、寝ぼけて部屋を間違えたんだった」

弟「寝ぼけたにしては記憶が鮮明だな。本当かよ？」

姉「馬鹿なことを。せっかくお前と両思いになれたのに、また振り出しに戻すようなことをするものか」

弟「説得力ねぇな……」

姉「心外だ。全くもって心外だ」

弟「自業自得だろ」

弟「ところで、姉ちゃん」

姉「なんだ？」

弟「パンツ、まだ昨日のままなの？」

姉「もちろんだ。変えるはずがあるまいて」

弟「うぇ……よくやるわ」

姉「さすがにもう乾いているがな。嗅げば凄まじい男の臭いがするだろう」

弟「……変えようよ」

姉「嫌だ、これは弟と初めて繋がった証だ。出来れば真空パックして永久保存したいくらいの代物なんだぞ」

弟「俺のザーメンが永久保存……おぇっ」

姉「自分の精子で吐き気を催すとは、情けない」

弟「姉ちゃんの感性が特殊なんだよ」

弟「もういいわ、俺学校いくわ」

姉「私も、そろそろ仕事に行かねばな」

弟「せめてパンツは変えていけよ」

姉「いやいや、せめて今日一日は許可してくれないと」

弟「……ここまで来ると、好きにしろとしか言えねぇな」

姉「では、好きにさせていただく。職場でオナニーしたくなったら、パンツに残った弟の残り香を使わせてもらうぞ」

弟「もう嫌この姉」

姉「では、弟。学校でも私のことを考えているがよい」

弟「本気でパンツ変えずに出かける気だよこの人」

姉「私としては、私のことを考え過ぎて勉強も手につかず、成績を落とすくらいが理想的かな」

弟「ねーよ。つか、姉とは思えない鬼畜発言だな」

姉「じゃあ、行ってくる」

ちゅっ

弟「むおっ……！！」

姉「ふふ、行ってきますのキスだ。悪くないだろ？」

弟「家庭内でのイチャイチャはバレる元だと何度言えば……」

姉「弟からするようになれば私からはしない。じゃあな」

弟「あ……いってらっしゃい」

弟「はぁ……」

母「あんたどうしたの、溜め息なんかついて」

弟「母ちゃん、姉ちゃんって立派な姉だよな」

母「何言ってんのあんた。でも、まぁ確かに立派は立派よね」

弟「家に金も入れるし、休みの日は家事も手伝うし……」

母「あんたも少しは、姉を見習いなさい」

弟「……見習ったらこの家は駄目になるよ」

母「はぁ？」

弟「何でもない、学校行くから朝飯ちょうだい」

母「はいはい」

ちょっと三、四十分だけ保守をお願いします

そして学校

弟「……はぁ」

弟「ヤベェぞ俺……授業にも全っ然集中出来てねぇ……」

弟「これじゃ姉ちゃんの言った通りになっちまう……」

Prrr、Prrr……

弟「ん？　誰だこんな時間に……」

【受信ボックス】
From：姉ちゃん

弟「ゲッ……噂をすれば……」

弟「何の用だろ……？」

【本文】
本日火急の用有り
学校が終わり次第ただちに駅前へ集合せよ

弟「……どこの軍事指令だよ」

弟「またデートでもする気なのか？」

放課後

弟「姉ちゃん、何の用だろ……」

姉「弟～」

弟「お、来た」

姉「弟、ただいま！！」

ぼふっ

弟「うぉっ……重いよ姉ちゃん」

姉「約九時間ぶりの再開か。長かったな」

弟「仕事行って帰ってきただけだろ」

姉「弟の顔が見れなくて、これでも随分寂しい思いをしたんだぞ」

弟「そんなこと言ってるとと、これからずっと仕事帰りに待ち合わせなきゃいけなくなるじゃん……」

姉「それもありかな。では、行こうか」

弟「どこに？」

姉「来れば分かる」

姉「着いたぞ」

弟「おい、ここは……」

姉「うむ、いわゆるラブホという施設だな」

弟「まさか俺と入る気じゃないよな！？」

姉「そのまさかだ。家では気が散って本番まではしてくれないだろう？」

弟「人にバレたらどうすんだよ！」

姉「ここでこうして議論している方が、人に見つかる可能性は高いと思うが」

弟「ぐっ……」

姉「さぁ、御託はいいから早く入るんだ」

ぐいぐい

弟「ちょ、ちょっと姉ちゃん。姉ちゃん！！」

弟「つい流されるままに入っちゃった……orz」

姉「まるで不本意だとでも言わんばかりだな」

弟「むしろ何故同意が得られると思った」

姉「家でするよりは間違いなく安心だろ？　それに、私はゴムを持っていないが、ここならそれなりの準備はしてある」

弟「そりゃそうかもしれないけど……」

姉「えぇい、グズグズ言うと押し倒すぞ！　ご休憩だから時間は限られてるんだ」

ぬぎぬぎ

弟「も、もう脱いでる……」

姉「さぁ、カモン弟」

姉「さぁ来い、やれ来い、バッチ来い。弟さえその気になれば私はどんなプレイでも受け入れるぞ」

弟（い、いいのかなヤッちゃって……）

姉「まだ迷いがあるか、素股はオッケーだったのに。それとも、私にリードして欲しいのか？」

弟「それはそれで悔しいんだろうな……素股の時を思い出すと」

姉「チャンスは前髪しかないというぞ。早く掴まねば逃げてしまう」

弟「んなこと言っても、こんなムードじゃ白けちまうよ……」

姉「むぅ……」

姉「ならば、まずは私が弟をその気にさせよう」

弟「どうやって？」

姉「姉ストリップショーなぞいかがだろうか」

弟「す、ストリップ……」

姉「あぁ、私がここで扇情的に踊れば、さしもの弟も手を出さずにはいられまい」

弟「でも姉ちゃん……ストリップなんかできるの？」

姉「見よう見まねだが、要は弟の理性を壊せばいいだけのこと。これほど容易い仕事もあるまい」

弟「じゃあ、お願いします……」

姉「ストリップの基本はチラリズムにある、と思う」

するっ

姉「こうやって下着に手をかけ、見えそうで見えないくらいでまた隠す」

弟「おぅ……姉ちゃんのたわわな果実が」

姉「そうして観客が焦れたところで、ようやく下半身へ手を伸ばすのだ」

するり

弟「ぶはっ！」

姉「おい、汚いな。涎は拭いておけよ？」

弟「姉ちゃん……下の毛薄いんだ……」

姉「そうだな、いっそパイパンにでもしようかと思うくらいだ」

姉「どうだ、私の裸は。そそるか？」

弟「はい……最高です……」

姉「やっと弟も私のレベルまで近づいてきたようだな」

弟「それって、いいことなの？」

姉「私にとってはいいことづくめさ。弟が獣になって、私を滅茶苦茶にしてくれるのだから」

弟「滅茶苦茶とか、そこまでは考えてないけど……」

姉「むぅ…まだ理性は壊れないようだな。ならば……」

くぱぁ

弟「！！」

姉「私のアソコの、ご開帳だ」

弟「うぉ……姉ちゃんのまんこすげぇ綺麗」

姉「ふぁ……弟に見られてるだけで、私も気持ちよくなる……」

姉「ついでだ、私のオナニーショーも見ていけ」

ﾇﾙｯ

姉「あんっ……」

ﾇﾁｭﾇﾁｭ

弟「姉ちゃん、もう濡れてるのかよ……」

姉「そうだ……私は感じやすいんだ……んぁっ、くぅ……」

ﾁｭﾌﾟﾁｭﾌﾟ

弟「……姉ちゃん、ごめん。もう我慢できない」

弟「姉ちゃんのまんこ、舐めていい？」

姉「いちいち許可を取るな……私もここが切なくて堪らない……」

弟「……うん、姉ちゃんが気持ちよくなるように頑張るから」

弟「じゃあ……いくよ、姉ちゃん」

姉「あぁ……」

じゅるっ

姉「んん……！！」

弟「うわ……まんこってこんな味なんだ……」

姉「弟……私のそこ、変じゃないか……？」

弟「ううん、全然。ずっと舐めてたいくらいだ」

じゅるる……

姉「ふぁあっ！！」

弟（うっ……舐めてるだけで射精しそうだ……）

姉「ふあぁ……」

姉「あっ……ふぁっ、ひぅっ……！！」

弟「姉ちゃんのまんこ、美味しいよ……」

ﾍﾟﾁｬﾍﾟﾁｬ

姉「いいぞ弟……もっと丁寧に、私を味わうんだ………」

弟「うん……」

ｼﾞｭｽﾞｽﾞｯ

姉「ひぁあっ！！」

……ﾁｮﾛ

弟「ん……？」

弟「姉ちゃん、今ちょっとだけおしっこ漏らした……？」

姉「い、言うな……気持ちよすぎてつい出てしまったんだ……」

弟「ふぅん…（てことは、今のところが姉ちゃんの弱いところか）」

弟（弱いところ責め続けたら一体どうなるんだろ……）

ﾁｭﾊﾟ

姉「ひっ……」ﾋﾞｸﾝ

ｼﾞｭﾙﾙﾙﾙｯ

姉「あっ、やめっ、ああああっ！！」

ﾌﾟｼｬｯ

弟「のわっ！」

姉「あぁ……だから止めろと言ったのに……」

弟「おしっこ吹いて軽くイッちゃったね」

姉「さすがの私もこれは恥ずかしい……」

弟「そんなことないよ、姉ちゃんのおしっこも美味しいよ」

ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ

姉「こ、こら……汚いだろ、あんっ！！」

弟「姉ちゃんに汚い場所なんてないよ」

ﾍﾟﾁｬﾍﾟﾁｬ

姉「あぁ、はぁっ……なぁ、弟……」

弟「うん？　何？」

姉「私のおしっこかけられて、私のアソコを舐めるのは、嫌じゃないか……？」

弟「顔面騎乗よりは全然」

姉「……お前、まだ根に持ってたのか」

弟「そりゃ根に持つよ。でも今日は、俺が姉ちゃんを気持ちよくしてやるってもう決めた」

ﾍﾟﾛﾘ

姉「ふぅん！！」

弟「だから姉ちゃんも、安心してイケよ？」

姉「あ……うん……」

なんかご希望のプレイ等あれば
姉責めでも弟責めでも

姉（弟の舌、気持ちいい……初めてとは思えない……）

姉（だが、このまま舐めてもらってばかりでは悪い気がする……）

姉「……よし、弟。こっちへ来い」

弟「え？　もう舐めるの止める？」

姉「違う……私も、弟のを舐めたい」

弟「ま、マジで？」

姉「うん……口と喉で、弟の勃起した逸物を感じたいんだ……」

弟「姉ちゃん、えろえろだな」

姉「愛しい弟のためなら、なんでもできるぞ……」

弟「じゃあ、俺もお願い」

ぽろん

姉「わかった……」

姉「弟のを明るいところで見るのは初めてだな……」

弟「なんか、すげぇ興奮する」

姉「私もフェラというのは初めてだから、よく分からないが……」

ぱくん

弟「うひゃっ！」

姉「気持ひいいか？」

弟「すごく……気持ちいいです……」

姉「しょうか……だが、口は止めりゅな。私だって気持ちよくなりたいんだ」

弟「うん……ギブアンドテイクって奴ですね」

くにゅっ

姉「はうっ……指っ……」

弟「うわぁ……姉ちゃんのまんこ柔らけぇ……」

姉「ふぅっ…ふぅっ…」じゅぽじゅぽ

弟「うあぁ……」くちゅくちゅ

姉「弟のからしょっぱい汁がれてきた……」

弟「姉ちゃんのまんこも、初めてなのにどろどろのぐちゃぐちゃだよ」

姉「弟がしてくれるからかな……ひゃっ！」

くちゅくちゅくちゅ

姉「やっ、すごいっ……弟の指、イキそう……！！」

弟「姉ちゃん、俺も出そう！」

姉「え、ちょ、まだ早い……」

ビュブッ

姉「ひゃん！」

ビクッビクンッ

弟「ふあぁ……」

姉「はぁ、はぁ……弟のザーメン、すごく濃ゆい……」

弟「……あ、姉ちゃんの顔に精子が」

姉「悪い、出る時に弟のがビクビクしてたからつい口を放してしまった……」

弟「いや、俺も我慢できれば良かったんだけど」

姉「我慢なんかしなくていい。好きな時に、私の体を使って出せばいいんだ」

弟「ありがと。ザーメンまみれの姉ちゃんもエロくて可愛いよ」

姉「ふふ……しかし、このままではこの先のプレイにも差し支えがあるな」

姉「よし、次は一緒にシャワーを浴びるぞ」

弟「オッケー」

姉「何せ時間がないからな。プレイの回転は早くしないと」

弟「おぉ……後ろから見る姉ちゃんの裸もなかなか美しい」

姉「いいから早く来い。あまり私を待たせないでくれ」

弟「あいよ」

ｼﾞｬｱｱｱ……

弟（しかし姉ちゃん、胸もすごいけど尻もいい尻してるよなー…）

さわっ

姉「あっ…！？　こら、何をしてる」

弟「姉ちゃんが顔洗ってる間に、俺は姉ちゃんのお尻で遊んどく」

姉「悪戯は止めないか……あんっ」

もみもみ

弟「姉ちゃんの尻最高……なんか俺、尻フェチに目覚めそう」

姉「お前は変態か……」

弟「開発したのは姉ちゃんだろ？」

弟「なぁ姉ちゃん」さわさわ

姉「なっ……なんだ弟」

弟「アナルに指入れてみていいかな？」

姉「え……？」

弟「俺、アナルファックもやってみたいかも」

ぐにっ

姉「やっ……そこ汚っ……痛いっ！」

弟「あっ……ごめん、痛かった？」

姉「いや……そこは弄ったことがなかったからな。弟にほぐしてもらうのもありだろう」

姉「続けてくれ」

弟「うん。でも、痛かったら無理するなよ？」

姉「弟のためなら、無理なことなどない」

ぐりぐり

弟「姉ちゃん、ここ気持ちいい？」

姉「うっ、ううん……よく、分からん」

弟「そっか。姉ちゃんはアナルに素質がないのかもね」

にゅぽっ

姉「あっ……もう止めるのか？」

弟「気持ちよくないことしても楽しくないだろ？　アナルは徐々に開発していけばいいよ」

弟「それより、ベッドに戻ってさっきの続きしようぜ」

姉「……そうだな」

弟「なんか残念そうだな」

姉「弟を気持ちよくすることが出来なかったからな……」

弟「落ち込むなよ、これから挽回すればいいだけだ」

姉「……うむ、そうだな」

弟（……あれ？　俺何を励ましてんだろ）

姉「さて、次はいよいよ弟の逸物を私のアソコで包み込む作業か……」

弟「またこの姉はムードをぶち壊すことを……」

姉「すまん、だが私もそれなりに緊張しているんだ。弟は初めてなのにドキドキしないのか？」

弟「一回出してるから、素股の時よりは長持ちすると思うけど」

姉「いや、そういう意味のドキドキではなく……」

弟「心配しなくても、お互い童貞と処女なんだから、失敗して当たり前だよ」

姉「しかし、私には弟を気持ちよくさせる使命が……」

弟「そう固くなるなよ。ほら」

ちゅっ

姉「あ……」

弟「落ち着いた？」

姉「……うん」

弟「じゃ、しよっか」

姉（く……弟にリードされてる……）

弟「びしょびしょに濡れてるから前戯はいらないよね」

姉「うん……」

弟「怖い？」

姉「……やっぱり、初めては痛いのかな？」

弟「あの姉ちゃんとは思えない発言だな」

姉「誰だって痛いのは嫌だ。けれど、私は弟のために頑張らねばならない」

弟「……痛かったらすぐ抜くから、言えよ？」

姉「うん……」

弟「っと、その前にゴム着けなきゃ」

姉「いい、今日は安全日だから生でしろ」

弟「駄目。完全な安全日なんてないんだから、ちゃんと着けないと」

姉「なんだか女の子みたいだな、お前」

弟「そうかな、姉ちゃんがおっさん気質なだけだろ」

弟「ゴム着けた」
姉「うむ……」

弟「そいじゃあ、いくよ」
姉「ちょ、ちょっと待った」

弟「何？　やっぱり怖いの？」
姉「いや、ゴムをつける時間があったせいで少しアソコが乾いたような……」

弟「どれ」ｸﾁｭｯ
姉「ひっ……」

弟「まだ結構濡れてるよ。これなら多分いける」
姉「そ、そうか……」

弟「やっぱり怖いんだ」
姉「そんなことはない！」ｶｧｯ

弟「くっ……姉ちゃん、可愛いな……」ぬちゅり

姉「あん……」

弟「こっからはゆっくり入れるね」ずずずっ

姉「ひゃあぁっ！？」

弟「うっ…はぁっ…」

姉「ふぐっ……！！」

弟「だ、大丈夫か姉ちゃん」

姉「平気だ……それより、私のアソコ気持ちいいか？」

弟「手でするのとも素股とも違う……なんか、不思議な感じ」

姉「そ、そうか……では、弟が気持ちよく感じるまで、頑張らねばな」

弟「姉ちゃん、全部入ったよ」

姉「うん……」

弟「そろそろ動いていい？」

姉「あぁ……弟の、好きにしろ……」

ずんっ

姉「あうっ……！」

姉「くっ…くぁ…」

弟「苦しかったら言えよ？　正直、今は姉ちゃんの制止がないと腰止まんないから」

姉「ひあっ…そ、それは…私とのセックスが、気持ちいいからか…？」

弟「……うん。姉ちゃんの中、最高だ！」

じゅぷっじゅぷっ

姉「あああぁっ！！」

弟「うっ……くっ、一回抜いたのにもう出るとこだった……」

姉「出していいぞっ……私は、弟の子供が、産みたいんだっ……あっ」

弟「ゴムしてるからそれは無理だよ……でも、ありがとう姉ちゃん」

姉「んっ……んんーっ！！」

ぱんっぱんっ

弟「俺も姉ちゃんとの子供欲しいよ」

姉「ほ、本当か……？」

弟「うん、でも血が繋がってる以上それは無理だ」

姉「ふぁっ、あんっ！！」

弟「なんで俺たち、他人じゃなかったんだろうな。そしたら俺も、もう少し素直になれたのに」

姉「寂しいことを、言うな……」

弟「…姉ちゃん？」

姉「私達は、姉と弟だから、ここまでこれたんだ……他の関係性なぞ、想像したくもない……」

姉「私は、弟が大好きだ……今でも、繋がれば繋がるほど……愛情が増していくような気がする……」

姉「大丈夫だ、私達はきっと、どんなカップルにも負けないくらい、愛しあえるよ……」

弟「姉ちゃん……」

姉「弟、ぎゅってしてくれ……」

弟「……うん」

弟「姉ちゃん……姉ちゃんっ！」

姉「あぁっ……弟、激しっ……！」

弟「俺も姉ちゃんが大好きだ、姉ちゃんのこと愛してる」

姉「ふぁ……本気、か？　ひあっ」

弟「本当だよ、姉ちゃんが好きで、好きで好きで仕方ないんだ！」

姉「そうか……あっあんっ……嬉しいぞ、弟……」

弟「くあっ……姉ちゃん、もう俺っ……！」

姉「あ、くあぁっ！！！」

ドクンッ

弟「ハァッ…ハァッ…」

姉「ふぅ……」

弟「……ゴムありだけど、姉ちゃんに中出ししちまった」

姉「気にするな……妊娠した時はした時だ」

弟「ごめん……もし避妊に失敗してたら、ちゃんと責任は取るから」

姉「こら」

ビシッ

弟「痛っ！」

姉「せっかくの初めてだったのに、そんな萎えるようなことを言うな」

弟「うん……」

姉「全く、弟は小心者で困る」

弟「あ……姉ちゃん、ちょっと血が出てる」

姉「ん？……ほぅ、これが私が女になった破瓜の証か」

弟「痛そうだな……」

姉「女は毎月これ以上の血を見てるんだ、どうってことはない」

弟「拭いてやるから、こっち向けよ」

姉「ん……うん」

ふきひき

姉「お前は優しいな、また濡れてきそうだ」

弟「もう勃たねーから無理だよ」

弟「もうあんま時間ないし、帰るとするか」


姉「弟、帰る前にちょっと来い」

弟「ん、何？」

姉「これをお前にやる」

ぱさり

弟「でっ！？」

姉「お前のザーメンの染み込んだパンツだ。さすがに汚いのでお前のおかずにくれてやる」

弟「自分の精子のついたパンツなんか使わないよ！いや、それよりこの寒い中ノーパンで帰るのかよ」

姉「すーすーする感覚が、妙に病みつきに」

弟「頼むから、パンツは履いてくれ」

弟「たく……姉ちゃんはふざけてんのかマジなのかわかんねーよ」

姉「私はいつでも大真面目だ。それが証拠に」

ちゅうっ

弟「ん？」

姉「こんなことも出来る」

弟「何、今の」

姉「裸になったついでに、キスマークつけといた」

弟「それのどこが真面目？」

姉「弟を他の女に取られたくないという真摯な思いの現れだ」

弟「あぁ、そう……」

姉「呆れたか？」

弟「いや？　姉ちゃんらしくていんじゃないですか？」

姉「なんだかなげやりだな」

一応これで姉弟セクロス編は終わりで
本当は姉にアナルセックスで頑張って欲しかったけど
童貞と処女ならこんなもんだよね

あと100レス余り、なんかネタを下されば書きます

そして時は流れ、三日後

弟「ふあぁ……やっと面倒な授業が終わった」

弟友「弟ー、昨日バイト代入ったから帰りカラオケ寄ろうぜー」

弟「あ、悪ぃ。今日は先約が入ってんだ」

友「なんだ、まさか女でも出来たか？」

弟「はは、まさか。姉ちゃんに仕事帰りに落ち合って、買い物付き合えって言われてんだよ」

友「相変わらず仲いいな。お前シスコンなんじゃね？」

弟「どっちかっつーと姉ちゃんがブラコンなんだろ」

友「ま、そういうことなら邪魔はしねーよ」

弟「悪ぃ、また明日でも付き合うからよ」

友「んなら、あんまり姉ちゃん待たすなよ」

弟「おう、じゃな」

弟「……さて、じゃあ友の言う通りまっすぐ帰るかな」

トントン

弟「……ん？」

女「あの……弟さん、ですよね」

弟「そうだけど……君、誰？」

女「あの、私一年の女っていうんですけど、ちょっとお話してもらってもいいですか？」

弟「お、あぁ……（なんか、嫌な予感しかしねぇ）」

数十分後……

姉「……」

弟「おーっす」

姉「おぅ、弟。お前が私を待たすなんて珍しいな」

弟「そ、そう？」

姉「そうだろ、いつも学校が終わったら私を待っていてくれてるじゃないか。何かあったか？」

弟「い、いやぁ……今日は友達にカラオケ誘われてさ。断るのに時間かかったんだ」

姉「なんだ、そういうことなら連絡をくれれば先に帰っていたのに」

弟「そういう訳にはいかないっしょ。さぁ、帰ろうぜ」

姉「……？」

弟「いやーやっぱり微分積分って難しいわ」

姉「そうか？　公式に当てはめていけば簡単に解けるだろう」

弟「姉ちゃんは理系だからいいんだよ。俺は文系だからそういうの駄目なの」

姉「ふーん……」

姉（おかしい……さっきから何故か弟が目を合わせてくれない）

弟「どした？」

姉「……いや。そんなに理解不能なら、私が今度の休みに見てやろう」

弟「マジで？　ラッキー」

姉（私の思い過ごしだろうか……）

姉（何故だろう、弟への妙な猜疑心が拭えない……）

弟「ただいまー」

姉（根拠もなしに疑う私が悪いのか……）

弟「姉ちゃん、どうかした？」

姉「うん…？　いや、何でもない。それより、制服」

弟「ん、ありがと」

姉「……おや？」

カサリ

弟（あっ！！　しまったああああ何時ものクセで姉ちゃんに制服をっ！！）

姉「なんだこれは、手紙か？」

弟「あ、いや、その……」

姉「『弟さんへ』……か。ずいぶんと可愛らしい文字だなぁ」

弟（ああああヤバいヤバいヤバいヤバい！！）

姉「どうやら挙動不審の理由はこれにありそうだな。詳しく話してもらおうか」

弟「すっ……すみませんでしたーっ！！」

弟「実は、今日の放課後後輩の子から呼び出し食らってさ……」

姉「ほぅ」

弟「女ちゃんっていうんだけど、その子が俺のこと好きだって……」

姉「ふむ、で？」

弟「断ろうとしたんだよ！？　でも、返事はまだ先でいいからって言って手紙渡されてさ……」

姉「ここまでバレたんだ。素直にラブレターと呼びなさい」

弟「はい……」

姉「なるほど、事情は分かった。いいんじゃないか？　付き合っても」

弟「え？」

姉「お前が私しか女を知らないというのも、可哀想だ。私は一向に構わんぞ」

弟「あ、あれ……俺てっきり姉ちゃんは激昂するもんだと……」

姉「私を見くびるな。大人の女は、妾の一人や二人で狼狽えはしない」

弟「その理由はどうかと思うけど……良かったぁー」

姉（弟に恋人か……これは、使えるな）ﾆﾔﾘ

姉「ただし、一つ条件がある」

弟「え？　な、何でしょう」

姉「今度の休みに、何かしら理由をつけて私にその子を紹介してほしい」

弟「待った。理由もなしに俺らの関係がバレるようなことしたくないんだけど」

姉「理由なんかいいじゃないか。ただ、私も同じ男に惚れたその子を見てみたいと思っただけだ」

弟「……変なことしない？」

姉「しないしない」

弟「約束できる？」

姉「できるできる」

弟「胡散臭ぇ……やっぱり付き合うの止めようかな……」

姉「姉に翻弄されて自分の意見を曲げるとは、小さい男だ」

弟「元々断ろうとしてたんだっつーの……まぁいいか。じゃあ

　　今度の日曜に連れてくるから、姉ちゃんも予定空けとけよ？」

姉「うむ……」ﾆﾔ-ﾘ

明けて、日曜日

弟「おっす、おはよう女ちゃん」

女「あ、弟さん。おはようございます」

弟「ごめんね、うちの姉貴が女ちゃんを見てみたいって聞かなくてさ」

女「いえ、いいんです。今日はどうせ暇だったし、弟さんにオッケーをもらえたことの方が嬉しいですから」

弟「そっか、俺も女の子と付き合うの初めてだから、本当はちょっと緊張してんだよね」

女「あははっ、弟さん可愛いです」

弟「それじゃ、俺んちいこっか」

女「はい」

弟「先に断っとくけど、うちの姉貴ちょっと変わってるから」

女「あ、そうなんですか？」

弟「うん、だから奇抜な発言とかしても笑ってスルーしてくれたらありがたいな」

女「そんなに変わってるんですか……？」

弟「うーん、何ていうか……まぁ会えば分かるよ」

女「はぁ……」

弟「ただいま姉ちゃん。女ちゃん連れてきたよ」

女「こんにちは、お邪魔します」

姉「こんにちは」

女（うわっ、すごい美人……）

姉「君が女さんか。はじめまして、私が弟の姉だ」

女「お、男言葉……？」

弟「あぁ、気にしないで。それガキの頃からの姉貴のクセだから」

姉「今日はよく来てくれたな、まぁ上がりなさい」

女「は、はい！（何だろう、思ってたより大分変な人かもしれない）」

姉「ここが弟の部屋だ」

女「失礼します」

姉「上座へどうぞ。今、お茶と茶菓子を持ってくるから」にこり

女「あ、お構い無く……」

ガチャッ

女「……ふぅ」

弟「女ちゃん、うちの姉貴に面食らったでしょ」

女「あ、いえ。今の溜め息はそういう意味じゃなくて……」

弟「隠さなくてもいいよ。初対面の人は、姉貴の外見と言葉使いのギャップに大抵すごく驚くんだよね」

女「確かに、そこは少しビックリしました……」

弟「姉貴が女ちゃんに何を話すのか分かんないけど、リラックスしてたらいいよ」

女「はい」

女（弟さんって、優しい人なんだなぁ……）

女（もうちょっと、もうちょっとだけ近くに座っても大丈夫かな……）

ススッ…

姉「失礼」ガラッ

女「！！」

姉「おや？　もしやいい雰囲気のところを邪魔してしまったかな？」

弟「出てって何分も経ってないのに、いい雰囲気になんかなるかよ」

姉「それもそうだな」

女（あ、弟さんの隣に座った……）

姉「お茶どうぞ。このケーキもどうぞ召し上がれ」

女「あ、ありがとうございます……」

弟（おい、なんで姉ちゃんが俺の隣なんだよ！）

姉（来客者を上座に座らせたら、自然にそうなるだろう）

弟（こいつ、絶対わざとだろ……）

女「……」

弟「それで？　女ちゃんに話しって何なんだよ」

姉「まぁ待て。その前に私も女さんに色々聞きたいことがある」

女「はい、何でしょう」

姉「単刀直入に聞こう。君は一体、弟のどこに惚れたんだ？」

女「えっ……？　え、えぇーと……」

弟「んなこと聞いても、即答できるはずねーだろ」

姉「別に即答しなくてよい。熟考した上で答えを聞かせてくれ」

弟「ごめんね、姉ちゃんいっつもこんな感じだから……」

女「いえ……」

弟（顔引きつってるよ……可哀想に）

姉「私も姉弟だからな、弟の良いところも悪いところも全て知っているつもりだ」

姉「その上で、君が弟のどこを気に入ったのか、私に教えておくれでないか」

女「わ、私は……」

弟「無理しなくていいよ、女ちゃん」

女「……一目惚れ、だったんです」

姉「ほぅ、続けて」

女「はい……私、図書委員をやってるんですけど、弟さんはよく図書館を利用して下さって……」

姉「なるほど、なるほど」

弟「あぁ、そういう繋がりで俺を好きになったのか……」

女「他の人は利用する際も騒がしくて、注意するのも一苦労なんですけど、

　　弟さんはいつもきちんと静かに、図書館を利用して下さっていて……」

姉「ふむ、そこに惚れたということか」

弟「へぇ、知らなかったや」

女「私、本を丁寧に扱ってくれる人が好きなんです」

姉「なるほどな」

姉「あい分かった、君はなかなか見所がある娘のようだ」

弟「女ちゃん、俺のことそんな風に見てたんだ」

女「恥ずかしいから、あんまり言わないでください……」

弟「はは、顔真っ赤だよ。可愛いな」

姉「しかしこれで、君は私の眼鏡に叶う少女だということが分かった」

女「光栄です……」

姉「これなら、本題に入っても良さそうだ」

弟「本題ってなんだよ、要件があるなら早く言え」

姉「うむ、では改めて。女さん、これは私からの依頼というか、お願いなんだがな……」





姉「我々と一緒に、弟の子供を産んでくれないか？」

弟「ぶふっ……！？」

女「……へ？」

>>955
なんで2つけちゃダメなの？

>>959
荒れる率が高い
パートスレはみっともない

女「お姉さん、今なんて……？」

姉「だから、弟の子供を産んでくれる気はないかと聞いている」

弟「ちょちょちょちょっと待った！　姉ちゃん、何を口走ってやがる！！」

姉「落ち着け、弟。これはとても大切なことなんだ」

女「ちょっと言ってる意味が分かんないんですけど……」

姉「だろうな。ならば、順を追って説明するからよく聞いてくれ」

姉「実を言うと私と弟は、すでに相思相愛の仲なんだ」

女「えっ……えぇえぇえ！？」

姉「だが、我々は当然血が繋がっている。子供を作るのは非常に危険だ」

弟「女ちゃん、頼むから姉ちゃんの言葉に耳を貸さないでくれ！」

姉「うるさい！　……そこで、弟のことを好いている君に、代わりに子供を作ってもらおうと……」

女「わ、私……失礼しました！」ダッ

姉「おっと、逃がさんぞ」

ダンッ

女「ひっ……」

姉「そんなに怯えなくても。何も痛いことはしないさ」

女「酷い……騙したんですね、弟さん！」

姉「勘違いするな。これは私の独断で、弟はなんの関係もない」

弟「当たり前だ！　知ってたら全力で阻止したわ！」

姉「安心しなさい。何も明日や明後日で妊娠させようというんじゃないんだ」

姉「君と弟の二人が、きちんと責任を取れる大人になったら、その時は晴れて弟の子供を産んでくれ」

女「じゃ、じゃあ……今日は真っ直ぐ帰してくれるんですね……？」

姉「そうだな」

女「ホッ……」

姉「と言いたいところだが」

女「えっ……」

姉「弟と私の関係の口止めのために、早めに既成事実を作ってしまうのもアリだな」

女「ひぇえっ！？」

姉「なぁに、女同士は初めてだが、そんなに悪いものでもないらしい」

女「お、弟さん助けてっ！！」

弟「姉ちゃん止めろよ、こんなのレイプと変わんないだろ！？」

姉「大丈夫だ。あくまで私のテクニックで女さんをとろけさせるだけ。処女喪失は弟のために取っておくよ」

弟「こないだまで自分も処女だっただろーが！」

姉「舐めるな。私とてあれから勉強して、少しは上達したんだぞ」

女「怖いよ……お母さん……」

姉「怖がるな、私に全てを委ねるんだ……」

怖いか……
方向性間違ったかな

女「ふぇ……うぇぇん……」

姉「泣くな、これから気持ちよくしてやるから」

すっ

弟「やり過ぎだ馬鹿！」

ゴスッ

姉「ぐあっ」

弟「女ちゃん、ごめん。まさか姉貴がこんなこと考えてるなんて……」

女「ﾋｯｸ…ﾋｯｸ…」

姉「むぅ……弟が本気で殴るとは。やはりお茶に薬でも仕込んでおくべきだったか」

弟「うるせぇ！　ごめんな女ちゃん……」

女「ｴｸﾞｯ……」

弟「ちゃんと女ちゃんにごめんなさいしなさい！」

姉「むぅ。しかしこのまま帰しては私達のことが周囲にバレる可能性が……」

弟「まだ言うか」

女「いえ……もう大丈夫です……」

弟「女ちゃん」

女「なんか、ごめんなさい……私、怖くて泣いちゃいました……」

弟「いやいや、今回のことはうちの姉貴が悪いんだから。謝らなくていいよ」

女「はい……でも、今日はこのまま帰して下さい……」

弟「うん、分かった。俺が責任持って送り返すから」

姉「む、むぅ……」

女も姉とのプレイで目覚める風にしたかったんだがな

失敗した

そうかー
ハーレムエンドで大人になった三人が子供育てるラストにしたかったがなぁ

姉弟ものに第三者は余計か

　　　　　　　　　　 /,　　　　ヽ ＼
　　 　 　 　 　 　 ,'.,　　　　 　 `、ヽ,
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　　　　 ＿,,,.-''"　　 .＿　　　　　　`ヽ!,,.-‐'''"　 　 　 ,','
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　　　く　　 (::::::L,,/::;'::::;':::;:::::::;':::::::::::;':L,,,,_＼ 　 　 ,r'
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　　　　　 　 |::::::;::|　　 !ｰ､_,'　 `''" ／:';:::::`!　　　　　何はともあれ乙華麗様
　　 　 　 　 |:::::::;::|.　　'ｰ　　 　 .／:;;:-''"｀＼
　　　　　　 .|::::::;;:::|ヽ､,,,,...... -‐''i:::;r'"　`'''`ヽ,ヽ
　　　　　,.-┴''"ヽ｀`,`'､　 !.,'　 '/　　　/`ﾆ=_,ﾉ!
　　　 .,ｒ'　　　ヽ、`i　!ノ　 ',' 　 i'　　　　_,フ'-:'":、
　　　/　　'" `i　i .ﾉノ-' ',　!　　i　　　 ｢　 ';::::::::::::`､

姉「弟、もしかして私、今かなりの悪者か？」

弟「うん、相当心証悪いよ」

姉「そうか……」

弟「とにかく俺は女ちゃん送ってくるから、姉ちゃんはここで待ってろよ！」

姉「うん……」

弟「それと……」

姉「……うん？」

弟（あんま言いたくないけど、女ちゃんの口から他人にバレることも考えとけ）ボソッ

姉「分かった……今回は私が軽率だった」