キョン「ハルヒがマグロだから別れる」(415)

キョン「別れる」

古泉「え?」

キョン「だから別れる」

古泉「すいません。何が言いたいのか分からないのですが」

キョン「つまり俺とハルヒを付き合う前の状態に戻すということだ」

古泉「いやいやそうではなくて、その別れるという言葉の前に何を言いました?」

キョン「ハルヒがマグロだった」

古泉「すいません。あなたのおっしゃっている意味がよく分からないのですが」

キョン「何だ?マグロという意味が分からないのか?」

古泉「いや、そういう意味じゃなくて……」

キョン「俺が言ってるのはどこぞのふざけた帽子を被った男の好きな
ものじゃないぞ」

古泉「いや、それは分かりますが……」

キョン「ぎょっぎょーこの女マグロです!」(裏声)

古泉「しばくぞ」

キョン「何だ意味が分かってるじゃないか」

古泉「そりゃあ意味ぐらいは分かりますよ。性交のときにあまり
男性の愛撫に反応されない女性の蔑称でしょう」

キョン「何かこうマジマジと言われるとお前が変態に見えてくるから
不思議だよな」

古泉「あなたからふってきたんでしょ!」

キョン「まあそういうわけだ。別れていいかな?」

古泉「いやいや、だから意味が分かりませんって」

キョン「なぜだ?」

古泉「なぜとおっしゃられても、普通恋人同士の別れる理由でそれはないのでは
ないでしょうか」

キョン「お前童貞だったっけ?」

古泉「い、いきなり何をおっしゃるんですかあなたは!?」

キョン「カップルの別れる理由の90パーセントが性の不一致なんだよ」

古泉「マジですか!?」

キョン「マジだ」

古泉「じゃ、じゃあ良くある気持ちのすれ違いがどうのこうのという理由は……」

キョン「嘘だ。ただお互いのセックスに飽きたんだ」

古泉「そんな馬鹿なことがあるわけないでしょう」

キョン「良いか古泉。カップルというのは何のためにできると思う?」

古泉「え?それは映画館に行ったり喫茶店でお互いのことを話して気持ちを
埋めていくものでは……」

キョン「ならば友達の関係でもそれは出来るよな。なのにわざわざ恋人という
関係になろうとする。ということはだ、理由は一つしかないよな」

古泉「それがあなたのおっしゃる……」

キョン「ああ、セックスのためだ」

古泉「馬鹿馬鹿しいそんなことがあるわけないでしょう」

キョン「じゃあ逆に聞けばお前はセックスがしたくないのか?」

古泉「う…、そりゃあ僕自身も健全な男子高校生ですからしたくないと
いえばウソになりますが……」

キョン「そうか、俺はしたい」

古泉「何をあなたはおっしゃるのです。一応僕しかいないとはいえここは
公共の場ですよ。少しは反省したらどうですか」

キョン「何か俺はおかしいことを言ったのか?」

古泉「当たり前でしょう。そのようなことは公に言っていいことじゃないことなんて
幼稚園児でも分かりますよ」

キョン「じゃあ腹が減ったとき、お前は腹が減ったとは言わないんだな?」

古泉「今の話と関係ないじゃないですか」

>>17もちろんだ
決して作品がつまんなさすぎなわけではない
朝だからだ

キョン「いや、関係ある。食欲、睡眠欲、性欲
これらは人間が生きていくうえでかかせないものだ」

古泉「性欲と食欲を同一次元で考える時点で屁理屈ですよ」

キョン「だが、欲というものは誰にでもあるわけだろう」

古泉「TPOをわきまえればそのような発言をすることの是非が
指摘されないまでも分かるでしょう」

キョン「俺はお前を友人と思って相談したんだ。
友人の前で偽りの自分を見せても仕方ないだろ。だから俺はお前に正直に話したんだ」

古泉「……そうだったんですか……。すいません下手に邪推するような言葉を吐いて」

キョン「はは、気にしなくていいさ。俺とおまえは友人なんだぜ
これくらいで関係が崩れるほどちんけなものじゃないだろ」

古泉「ありがとうございます」

キョン「というわけで別れて良いかな?」

古泉「結局そこに戻るんですか!?」

>>27
口を慎みたまえ

キョン「ああ、もう限界なんだ。いくらこっちが頑張っても
ハルヒはまったく無反応だし。やってても楽しくない」

古泉「それこそカップル同士の問題であって、僕にこのようなこと
を言うのは筋違いでは?」

キョン「何度も話し合いをしてみたさ。だが、ハルヒ自身もよく分からない
とかふざけたことを言っておった」

古泉「まあ感覚を説明するのは難しいですからね」

キョン「こんなことがあった」

古泉「何でしょうか?」

キョン「俺が頑張って腰を振っていたらだ」

古泉「妙に生々しいですね」

キョン「ハルヒのやつがあくびをしてこう言ったんだ」

古泉「何でしょう?」

キョン「ハルヒ「まだ逝かないの?疲れたから早く逝ってよ」とな」

古泉「うわあ」

キョン「しかもおまけに手拍子まで入れてくれてわざわざ俺が逝くのを応援してくれた」

古泉「はは……、それは涼宮さんなりの優しさというやつじゃないでしょうか?」

キョン「本当にそう思うのか?」

古泉「すいません。嘘をつきました」

キョン「しかも、最近はHしてる最中でも普通に携帯をいじってるからな
前見たらテトリスをしてた」

古泉「普通にそれは仲が良くないだけでは?」

キョン「いや、少しでも離れてるといつもメールと電話が来るし、
あったらいつも俺にペタペタくっついてくる」

古泉「じゃあ仲が良いじゃないですか。なのになぜそのような事態が」

キョン「分かったらわざわざこんなことを言わないさ。
別れる以外に選択肢があったら教えてくれよ」

古泉「そうですね……倦怠期のカップルは刺激が必要と聞きます」

キョン「ほう。それで?」

古泉「普段と違う形でしてみれば意外と涼宮さんもマグロじゃなくなるかもしれません」

キョン「具体的に?」

古泉「た、たとえばお尻の穴でしてみるとか……」

キョン「これだから童貞は困る」

古泉「すいません…」

キョン「もうとっくに試した」

古泉「え?」

古泉「どうだったんですか?」

キョン「いやハルヒに頼んでみたんだ」

古泉「それで?」

キョン「ハルヒ「あんた頭おかしいんじゃない!?」と言って断られた」

古泉「まあそうでしょうね」

キョン「だから後ろのとき入れるふりをして尻の穴に入れてみたら、
金玉を蹴り飛ばされたな。あれは痛かった」

古泉「あなたも涼宮さんも馬鹿じゃないんですか?」

キョン「馬鹿野郎!!」

ファッ!

古泉「痛い!何するんですか!?」

キョン「……ハルヒを馬鹿にするのは良い……だが、俺を馬鹿にするな」

古泉「す、すいませんでした(…………あれ?何かおかしくない?)」

お仕事の時間だあ
帰ってきたら続き書く
おまんこなめたい

いつ帰るか言ってけ

>>56
夕方ごろです
待っててくださいな

古泉「しかし、今までは涼宮さんのことしか語っていませんでしたが
もしかしたら問題はあなたにもあるのではないのでしょうか?」

キョン「どういう意味だ?」

古泉「あまりこのようなことは言いたくありませんが、あなたのなさっている
行為が実は未熟かもしれないということです」

キョン「何……だと……?」

古泉「気を悪くしたのなら謝ります。しかし、こちらの可能性が第一に考えられるのでは
ないでしょうか?」

キョン「せっかく考えてもらってあれだが、それはない」

古泉「なぜ断言できるのでしょうか?」

キョン「佐々木には俺のテクニックは好評だからだ」

古泉「おい」

キョン「髪の毛は掴まないでくれ」

古泉「はっ。すいませんでした。少し我を忘れてしまって……
しかし何があってそのようなことになってしまったのですか?」

キョン「うむ……。まあハルヒとのことについて相談に行ったらつい……」

古泉「付き合った彼氏が最近冷たいと男友達に相談してそのままノリでセックスしちゃう女の人
並みにあなたは頭空っぽなんですね」

キョン「いや。これは事情があるんだ聞いてくれ」

古泉「まあ予想はつきますけど言ってください」

回想

キョン『おう、佐々木じゃないか』

佐々木『やあキョン。久しぶりだね』

キョン『しかしそれにしても久しぶりだな。最近佐々木は何をしているんだ?』

佐々木『つかの間にできた自由というやつを謳歌しているところさ。そういう
キョンは涼宮さんと付き合ってどうだい?』

キョン『なかなか付き合うというのは楽にはいかないものだと実感させられているところだ』

佐々木『くっくっく。キョンからまさかこのような言葉を聞くとは思わなかった』

キョン『それはどういう意味だ?』

佐々木『何、言葉通りの意味さ。気にしなくて良い。
それで何について悩んでいるのかい?よかったら相談に乗るよ』

キョン『うむ……まあ言いにくいことなんだが、どうやらお互いの性に関して問題があってな』

佐々木『ふむ。それは大事な話だね。詳しく教えてくれないか?』

古泉「待ってください?」

キョン「どうした?」

古泉「なぜあなたは女性にそのような相談を?」

キョン「佐々木は昔からこういう話には抵抗がないみたいで、中学の時は
よく話をしてたんだ」

古泉「なるほど……」

キョン「まあ、クラスで保健体育の授業があったときは俺に一日何回自慰行為をするのかを
尋ねてきたときはおどろいたが」

古泉「佐々木さんエロエロじゃないですか」

キョン「いや、女友達とそういう話をするのは普通だろ?」

古泉「しませんって!」

キョン「まあその話はおいといて佐々木との話を続けるが」

回想

キョン『実はなハルヒと性行為をするときだな……ハルヒはまったく反応しないんだ』

佐々木『ふむ、それは一般に言われるマグロというやつなのかい?』

キョン『ああ、どうやらそうみたいだ。おかげでハルヒとしていてもまったく
楽しくないんだ』

佐々木『確かにセックスでマグロというのは良くない。二人で楽しまないとせっかくの
ムードもなくなってしまうものだ』

キョン『ああ……ハルヒと相談してもよく分からないと言うからな。困ってるところなんだ
もしかしたら俺のテクニックというやつが下手くそなのかと思うと誰にも言えなくて悩んでしまうんだ』

佐々木『分かった。親友のためだ。キョン、僕と一緒に練習しないか?』

キョン『さ、佐々木……ありがとう』

佐々木『ふむ。ならば善は急げだ。この近くにホテルがある。何制服のままで入っても
大丈夫なところだ。ほら、キョン急ごう。幸運の女神は前髪しかついていないんだぞ』わくわく


古泉「ちょっと!?」

キョン「どうした?」

古泉「ある程度予想はしていましたが、これは少し斜め上すぎでしょう」

キョン「いや、よくある話と思うがな」

古泉「絶対ないですって!それでその際に佐々木さんには好評だったんですか?」

キョン「こんな感じだった」

回想

佐々木『はあ…はあ…話だけだったらキョンが下手なのかなって思ってたけど上手いじゃないか』

キョン『あ、ああそうか。それは良かった(結局6回もしてしまった)』

佐々木『うん。もっと君は自分に自信を持つべきだ』

キョン『ありがとう。お前にそう言われたら自身がつくよ』

佐々木『しかし自信とやらは一朝一夕につくものじゃない』

キョン『まあ確かにそうだな……糞、どうしたらいいんだ』

佐々木『何、心配することはない。これからは定期的に僕と練習してその自信がなくならないようにしたら
良いだけの話じゃないか』わくわくわく


古泉「ただ佐々木さんがエロいだけじゃないですか!」

キョン「いや、女友達ってこういうもの……」

古泉「絶対違います!!!!それでまだあなたは佐々木さんと会ってるんですか?」

キョン「ああ……週に3回ほど」

古泉「それ絶対佐々木さんにはめられてますよ!」

キョン「俺はハメたつもりなんだがな」

古泉「やかましいわ!」

キョン「俺はハメたつもりなんだがな」

古泉「やかましいわ!」

吹くわ

ちょっと幼児できたから離れる

い、いやここは俺に任せるんだ
うおおおおおおおおお

キョン「古泉……俺はどうしたら良いと思う?」

古泉「個人的な意見を言わせてもらえば、死ねば良いと思いますが
もしそうなった場合の涼宮さんの影響を考えると駄目でしょうね」

キョン「じゃあハルヒと別れるしかないのか」

古泉「だから何でそうなるんですか!
普段は仲が良いんでしょう?」

キョン「まあ悪くないと言えば悪くはない
さっき携帯を見たらメールが2通ほど着てた」

古泉「そこは返事してあげましょうよ」

キョン「しかし、ハルヒとのセックスがないと思ったらメールするのが
面倒に思えてきてな」

古泉「やっぱりあなたは死んだほうがよろしいのではないでしょうか」

キョン「そんなひどいことを言わないでくれよ。ほら友達じゃないか」

古泉「すいません確かに失言でしたね。つい自分の感情が思わず口から飛び出てしまって
しかし、さすがにその問題は我々では正直対処がしにくいですね」

キョン「まあこれは男女の問題だからな」

古泉「涼宮さんとあなたの仲が良くなって佐々木さんと縁を切ってもらう……
これはなかなか難問ですよ」

キョン「いや、佐々木とは今までどおりの関係で……」

古泉「こんなことのできる人間は……」

ガラっ

長門「私がいる」

キョン「長門?」

古泉「長門さん!?」

長門「話は全部聞かせてもらった」

古泉「じゃあ分かってくれましたか。彼のひどさが」

キョン「おい、誤解されるようなことは言うな」

古泉「どこが誤解ですか9割くらいあなたが悪いんですよ
すいません。それじゃ長門さん彼と佐々木さんの縁を切ってもらえないでしょうか?」

長門「それは無理」

古泉「なぜですか?佐々木さん自身にもまだ能力が残っているとか?」

長門「違う。それはあまり関係ない」

古泉「ではなぜ?」

長門「彼と彼女の関係もまた一つの愛だから引き離すことはできない」

古泉「……な、長門さん?」

古泉「長門さん何を言ってるんですか?
どう見ても愛とかまったく関係なさそうな気が……」

長門「違う。これは彼と彼女そして涼宮ハルヒの愛の問題」

古泉「(どういうことだ。普段は理路整然と物を語る長門さんが
まるで脳に精子がつまったかのようなスイーツな発想を……
ん?よく見ると長門さんが持っている本がいつもより薄っぺらくてけばけばしい色を)」

古泉「長門さん。話が変わりますがあなたの持っている本は何ですか?」

長門「恋空」

キョン「あ、前貸した奴読んでくれたんだ。偉いな長門」

ちょっとお風呂に

櫛枝実乃梨LOVE

櫛枝限定

みのりん「あひゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

佐々木「なに、気にする事はない」

佐々木「うむ。気にする事はない」

キョン「なぁ…きもちいいか?」パコパコ
ハルヒ「………えっ?あっ、うん」パコパコ
キョン「今日の夕飯どうしようか」パコパコ
ハルヒ「ハヤシライス作る」パコパコ
キョン「……………」

古泉「ちょっとあなたなに長門さんに変な本を読ませてるんですか!?」

キョン「いや長門が恋愛について興味があるって言ってたから」

古泉「よりによって恋空って!もっと他に良いのがあるでしょうが」

キョン「前、佐々木が勧めてくれたから長門にも勧めたんだ」

古泉「また佐々木さんですか!?ろくなことしませんねあのビッチは!!
……まあ恋空はどうでも良いです。涼宮さんと彼が不仲なんです
何とかして仲良くなる方法がないでしょうか?」

長門「ある」

キョン「別に不仲というわけじゃないが……」

古泉「あなたは黙っててください!あ、長門さんすいません
どのような方法で再び仲良くなれるのでしょうか」

長門「この星の愛について私は調べた。そしてその中から
得た結論がある」

古泉「ほうそれは興味深い。まさしく我々人類が探し求めていた答えですね
それは一体何でしょうか?」

長門「愛とはセックス。つまりお互いの体の相性が良ければ問題ない
なので涼宮ハルヒの感度を上昇させれば良い話」

古泉「え?


      え?」

櫛揚みのりん「あひゃぁぁぁん!!揚げないでぇぇぇぇぇ!!」

キョン「つまりハルヒの感度を上げてくれるんだな?」

長門「そう、ただしこれだとフェアではない」

古泉「さっきから長門さんは何を言ってるのですか?」

キョン「フェア?どういう意味なんだ」

長門「涼宮ハルヒにだけ性感度を上げるのはアンフェア
あなたに好意を持っている女性は他にもいる
愛とは与えられるものじゃないそう勝ち取るもの。
だから他の女性にも平等にチャンスが与えられるべき」

キョン「なるほど、つまり」

長門「そうあなたが触れる女性の性感度を上げることにする」

古泉「何言っちゃってるのこの宇宙人は!?」

キョン「なるほど、それは実にすばらしい考えだな。さすが長門頭が良いな」

長門「そこまで褒めないでほしい」

古泉「あなたたち脳のねじが取れているとしか思えませんよ」

長門「パーソナルネームキョンの触れる女性の性感度を極限まで上昇させる。許可を」

古泉「いやいや駄目ですよ。そんな許可は」

キョン「じゃあ古泉。俺がこのままハルヒと別れるほうが良いのか」

古泉「いやそりゃ駄目ですけどね。でも、こんなことが実現したらえらいことになるじゃないですか」

キョン「古泉。俺だってこんなことはしたくない。……だがなこれも全部ハルヒのためなんだ!
というわけで頼む!長門」

古泉「いや、そもそもあなたが我慢すればすべて問題ないと僕は……」

長門「遂行した」

キョン「よくやった長門!」

古泉「ここまでスルーされると僕もそろそろ怒りますよ」

キョン「しかし、とくに何も変わった覚えがないがな」

古泉「僕からしたらあなたたちの頭が最初から変わっていたと
しか思えませんがね」

長門「握ってみて」

スッ

キョン「ん?長門の手をか?わかった」ギュ

ぷしゃああああああああ!!

古泉「ちょっと!!??長門さん何おしっこ漏らしてるんですか!!?」

長門「違う。これは尿ではない、pH3.8-4.5の弱酸性で構成されるバルトリン腺液
つまり俗に言う潮吹き」

古泉「どっちでも良いです!というか汚い!!!」

再び幼児ができたから離れる
すまない

ハルヒ「ねぇ、キョム」

キョム「…」チリーン

ハルヒ「今週の土曜日に市内探索しようと思うけど、どう?」

キョム「…」チリーン

ハルヒ「ねぇ、聞いてる?」

キョム「…」チリーン

ハルヒ「ちょっとキョムってば!」

キョム「…」チリーン

古泉「涼宮さん、彼は虚無僧です」

ハルヒ「知っているわ、それがなに?」

古泉「察してあげてください」

キョム「…」チリーン

ハルヒ「ねぇ、キョム」

キョム「…」チリーン

ハルヒ「今週の土曜日に市内探索しようと思うけど、どう?」

キョム「…」チリーン

ハルヒ「ねぇ、聞いてる?」

キョム「…」チリーン

ハルヒ「ちょっとキョムってば!」

キョム「…」チリーン

古泉「手を握れ、と言っていますね」

ハルヒ「手を?」スッ

キョム「…」チリーン

ハルヒ「ひぎぃやぁぁぁぁぅぃぁぁぁっっっ!!」プシャァァァ

古泉「流石です」

キョム「…」チリーン

長門「今のあなたはあらゆる女性を虜にしてしまう手を持っている」プシャアアアア

キョン「これが……伝説のゴッドハンドというやつか……」

古泉「もう突っ込みませんからね」

長門「そう。これであなたの気持ちを伝えに行けば良い」プシャアアアアアアアア

古泉「ちょっと長門さん。さっきからダダ漏れで僕のズボンにもかかってるんですが。
やめてくれます?」

キョン「よし!分かった。ありがとう長門
じゃあ今から佐々木のところに行ってくる!!」

古泉「おい」

キョン「なぜ俺の髪の毛を掴む?」

古泉「良いですか、一度しか言いませんよ。
涼宮さんのところに行ってください」

キョン「しかし……今日は佐々木デーと前から決まって……」

古泉「行かないとさすがに温厚な僕でも怒りますよ」

キョン「(少しからかいすぎたか)」

長門「ユニーク」プシャアアアアアアアア

古泉「良いですか。今からあなたは涼宮さんのところに行って
仲良くする。それ以外のことをしたら僕の超能力で頭をボーンってしますよ」

キョン「それは困る」

古泉「分かったらさっさと行きましょう。長門さんはこの汚れた床を掃除してくださいね」

ガチャリ

みくる「ふええ~みなさん遅れてすいません」

キョン「朝比奈さん」

みくる「ふえ!?何ですかこの床は!?ビショビショじゃないですか!?
早くふかないと!」

古泉「また話がややこしくなる人が来た」

プシャアアアアアアアアってどうなってるの?w
長門はパンツはいてるんだよね?

>>331
下着という薄い布をはるかに凌駕するほど
潮を吹いていると想像してください

みくる「とにかく早くふかないと。雑巾、雑巾」アタフタ

すっ

キョン「あ、朝比奈さんここにありますよ」

みくる「キョン君ありがとうございます」

古泉「朝比奈さん!?今はその淫獣に触っちゃ駄目です!!!」

みくる「ふえ?」

ちょん

みくる「え、え、あ、だ、駄目。急に……急に体が……体が熱い……」

ぷしゃああああああああああああああああああ!!!

長門「パーフェクト」プシャアアアア

みくる「やあ……部室でおもらししちゃったよ……見ないでください……」

長門「違う。それは潮吹……」

モゴ

古泉「あ、朝比奈さん。後で事情を話しますので!!すいません。ほら早く行きますよ!」

キョン「ふむ、偶然とはいえとんでもない力を手に入れてしまったな」

古泉「絶対あなた分かってしてたでしょう。これ以上被害を出さないために早く涼宮さんのところに
行きましょう!」

みくる「……はあ……はあ……ひ、ひどいですぅ…」



古泉「さて涼宮さんの場所は……」

長門「教室にいるはず」プシャアアアアアアアアア

教室前

prrrrrrrrrrrrrrrrr

古泉「誰からですか?」

キョン「佐々木だ」

ピッ

古泉「ちょっと何普通に電話に出てるんですか!?」

佐々木『もしもしキョンかい。今何してるんだ?』

キョン「まだ学校にいてな……」

佐々木『駄目じゃないか!今日はバックの練習の日と前に言っただろ
早く来ないといけない』

キョン「しかし、今は取り込み中でな」

佐々木『キョン。君は前から言っていたがバックが下手なんだ。だから人より
多めに練習をしなければいけないと言っただろ。だから遅刻は許されないよ』

古泉「あなたたち普段からどんな会話してるんですか!?」

ガラリっ

朝倉「あら珍しいメンバーね。って長門さん何でおしっこ漏らしてるの!?」

長門「これはおしっこじゃない潮吹き」

朝倉「何わけの分からないこと言ってるのよ!女の子なのに
こんなことしちゃ駄目でしょ!ほら、早く情報操作して直しなさい!」

長門「さっき、周囲の人物から私の潮吹きが視認可されないようにしたから大丈夫」

朝倉「そういう問題じゃないでしょ!」

古泉「あ、取り込んでいるところすいません。涼宮さんはどこにおられますか?」

朝倉「涼宮さん?そうねえ、さっき教室から出て行ったばかりよ」

古泉「ちょっとあなたいつまで電話してるんですか、涼宮さんはこの教室には
いないみたいだから早く探しに行かないと」

キョン「古泉……悪いが今から佐々木に会ってくる」

古泉「ちょっとふざけたこと言わないでください!」

キョン「悪い朝倉!」

ギュウウ

朝倉「え?キョン君いきなり何を……い、いやあああああああああああああああああ」

朝倉「いやあああああああああ」ブッシャアアアアアアアアアアアアアアアア
古泉「ごぽごぽ」

長門「いまのうち」
キョン「おう。行って来る!」

朝倉「…だめ……だめえ……こんな刺激は初めて……」

ぷしゃああああああああああああ

キョン「すまん古泉。やっぱり佐々木のところに行ってくる」

古泉「ちょっと待ちなさい!」

ドテッ

古泉「痛い!床がぬるぬるしてる!?そうか、わざと朝倉さんを触って床を濡らすことで
我々の足をふさごうと……」

長門「これは迂闊」プシャアアアアアアア

古泉「だから何であなたは人ごとなんですか!!」

朝倉「ちょっと……長門さん……あなた何をしたのよ…」プシアアアアアアアアアアアアアア



キョン「はあ…はあ…もしもし、佐々木か。今からお前のところに行くから……」

ハルヒ「あら、何そんなに急いでるのよ」

キョン「ハルヒ!?」

ハルヒ「何よ人の顔見てびっくりして」

キョン「い、いやそんなことはないぞ。ハハ(とりあえず携帯を戻して)」

ハルヒ「まあ早く部活に行きましょ」



古泉「はあ…はあ…ようやくヌルヌル地獄から抜け出すことができました
しかし、朝倉さんを踏み台にして行かれる方法はどうかと思われましたが」

長門「問題ない。彼女は私のバックアップ」

古泉「扱いがひどすぎでしょ……あ、彼を見つけました……涼宮さんも一緒におられるみたいですね
って良く考えたらあれほどの威力のある彼の手を彼女が握って何の問題もないのでしょうか?」

長門「おそらく未知の衝撃によりストレスを感じた彼女が閉鎖空間を起こす確率は高い」

古泉「じゃあ駄目じゃないですか!」


キョン「お、おう分かった(後で適当にごまかして佐々木のところに行くか)……ん?」

ギュっ

ハルヒ「部活に行くんでしょ。あんたが逃げないように手をつないだのよ」

古泉「ああ!?また機関から叱られてしまう!?」

ハルヒ「何よ?手をつながれるの嫌?」

キョン「別に嫌じゃないが……体に変わったことはないのか?」

ハルヒ「そりゃあドキドキするわよ。だって好きな人と手をつないでいるのよ」

キョン「え?」

ハルヒ「あんたがどう思ってるかは分からないけどね。私はあんたを世界で一番愛してるのよ
だからいつも一緒にいるとドキドキするし、素直に口には出せないけどこの気持ちだけは知ってほしいの」

キョン「ハ、ハルヒ」

ハルヒ「ってこんなこと言わせないでよアホキョン!」

バシッ

キョン「痛!そんな強く叩くなよ……もしもし。悪い今日は休ませてもらうわ。え?理由?
部活があるからさ」

ハルヒ「誰に電話したのよ?」

キョン「内緒だ。ほら早く部活に行こうぜ」



古泉「これはどういうことなんですか?」

長門「この能力は私がそばにいないと発動しないように操作してある」

古泉「なるほど。しかし、彼が急に佐々木さんに会わないと決めたのは何故でしょうね」

長門「涼宮ハルヒは感情を表に出すのが下手」

古泉「つまり?」

長門「彼女が本来思ってることと逆の行動をしてしまう。彼はそこが気に食わなかった」

古泉「じゃあ、性交時に彼女の態度がうんぬんと言うのは」

長門「言い訳の一つにすぎない。彼が涼宮ハルヒから心が離れていたのは彼女が自分の感情を正直に言わないところ
だから素直に感情を表す佐々木に惹かれていた。でも、さっきの涼宮ハルヒの言葉でまた彼女に心を戻した」

古泉「ふむ。なるほど恋愛というのは中々奥が深いようですね」

長門「お互いの気持ちを正直に言うこと。これが恋愛が長く続く秘訣
性欲は恋愛のスパイスにもなるが、それだけでは成立しない」

古泉「なるほどね。じゃあ我々も部室に戻りましょうか。朝比奈さんや朝倉さんにしたことは
もとに戻してますよね」

長門「問題ない」

部室

ハルヒ「さあいつも通り部活を始めましょうか」

キョン「あいよ」

長門「……」

古泉「(まあなんだかんだ言って、やっぱりここの部活が落ち着きますね
仕事も今日はこの調子じゃなさそうだしゆっくりとさせてもらいますか……ん?)」

みくる「えへへ。キョン君お茶いりますか?」ペタペタ

キョン「ありがとうございます」

ハルヒ「ちょっとみくるちゃんさっきから何キョンにベタベタしてるのよ?」

みくる「え、あ、すいません。そんなことはしてないんですが……」ベタベタ

古泉「(朝比奈さんの調子がおかしい……まさか!?)長門さん?」

ガチャリ

朝倉「やっほーキョン君いる?」

ハルヒ「何で朝倉さんがここに来てるのよ?」

朝倉「え~。ちょっとキョン君に用があるから来ただけよ。ねえねえキョン君部活が終わったら一緒に
どこかに遊びに行かない?」べったり

キョン「お、おい朝倉ひっつかないでくれって」

古泉「長門さん。まさかあなたさっきあった記憶を消してないのですか?」

長門「記憶は消した」

古泉「じゃ、じゃあなぜ?」

長門「記憶は消したが彼女たちの潜在意識の中で、パーソナルネームキョンによって触られたこと
によって快感を得たという記憶が彼に対する好意へと変わった」

古泉「じゃ、じゃあ早くそれを消してくださいよ!」

長門「それは無理」

古泉「なぜですか!?」

長門「恋愛にルールはない。やっちゃったもの勝ち」

古泉「ちょっと!何を言ってるんですか!!」

ガチャリ

佐々木「キョン。部活が遅いから迎えに来たよ」

キョン「さ、佐々木!?」

佐々木「ほら。早く行こうか。今日はバックの練習と言ったじゃないか。
僕は一度をきめた約束を破る男は大嫌いなんだ」

ハルヒ「ちょっとキョンどういう意味なの?」

キョン「い、いやこれはだな」

佐々木「ふむ。涼宮さん。彼のテクニックはまだ未熟かもしれないが十分伸びる素質がある
だから安心してくれたまえ」

キョン「あ、馬鹿!何を言うんだ!?」

ハルヒ「ちょっと詳しく聞かせてもらいましょうか」ゴゴゴゴゴゴ

古泉「あーまたバイトの時間だ。ちくしょう!帰らせてもらいます!」

キョン「あ、そうだ長門!この状況を何とかしてくれ」

長門「自分のしたことは自分で責任を取るべし」

キョン「半分くらいお前も責任あるだろうが!」

ハルヒ「人のことを気にしてる余裕はあるのかしらキョン。言ったわよね
浮気をしたらあんたの物を切り落とすって」ジャキン

キョン「うわあああああああああ勘弁してくれ!!!」

終わり

ん~何か書いてて微妙だったな
最近便秘だからなそれとも疲れてるのかな……
まあ読んでてくれてありがとうございました
やっぱりセックスでマグロは良くないですね!
それじゃまた

朝倉「キャーーー誰か止めてーーーーーーー!!」プシャアアアアアアアアアア



感じてたけど感じてないフリしてたってこと?

>>382
感じてたけどキョンの前では恥ずかしいから
感じていない振りをしてたってのまで書こうとしたけど書けなかったんですはい
俺は何を言ってるんだ気持ち悪い

乙乙

糸冬了

だよね?

 悩みも何にもないように見えるハルヒの唯一の悩みとは、一言で言うと「世界は普通すぎる」って事である。
では、こいつの考える「普通ではないこと」てのは何なのかというと、「あたしの目の前に幽霊の一つも現れないとは何事か」などと考えていやがるのだよね。
ちなみに「幽霊」の部分は「未来人」「宇宙人」「超能力者」「坂中」とかでも置換可能だが、そんなもんが目の前をフラフラしているような世界はフィクションの世界だけであって現実にはなく、ハルヒの悩みはこの世界で暮らす限り永遠に続くことになっている。
はずだったのだが、実はそうとも言い切れないので俺も困り果てているところだ。




すいません ちょっと出かけるんで落としてくれて構いません。

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