ハルヒ「キョン!!」(820)

ハルヒ「今からFFⅩやるわよ。あんたゲームオタクなんだから教えなさいよ」

キョン「ちょっと待て、俺はゲームオタクじゃないぞ。そもそも俺の部屋にゲーム機すらないんだぞ?」

ハルヒ「だったらパソコンでサイト探しながら教えなさい」

キョン「はいはいわかったよ」


古泉「珍しく素直ですねぇ」

キョン「まぁ他に断る理由もないしな」

古泉「それだけでしょうか?」

キョン「それだけだ!」

ハルヒ「ちょっと!ゴチャゴチャ言ってないで早くナビしなさいよ!!」

キョンの部屋にゲーム機あります

キョン「まぁいい、そんで今どこまで進んでるんだ?」

ハルヒ「えっと…ブリッツボールで優勝した後のミヘン街道ね」

キョン「だったらまずはミヘン街道を抜けろ。そんなの聞かないでもわかるだろ」

ハルヒ「うるさいわねぇ」

キョン「…あ、長門ちょっといいか?」

長門「…何?」

キョン「このゲームを一気にクリアってできるか?」

長門「…できる」

キョン「ほ、本当か!?じゃあちょっと待っててくれ!」

キョンの部屋にゲーム機あります

キョン「ハルヒ、ちょっといいか?」

ハルヒ「何?今キマリが弱すぎてイライラしてるんだから早くして!!」

キョン「あの…裏技で一気にクリアすればいいんじゃないか?」

ハルヒ「そんなのあんの!?早くいいなさいよ!で、どうやんの?早くしなさい!!!」

キョン「…長門頼んだぞ」

長門「…………できた」


ハルヒ「凄いじゃない有希!!!もうラスボスよ!!キョンなんかより有希に聞けばよかったわ」

キョン「おい」

古泉「まぁいいじゃないですか。それより涼宮さんの退屈しのぎがなくなってしまうことになりましたがよろしいんですか?」

キョン「また違うゲームを与えればいいだろう」

古泉「しかしこのメンバーはゲームに無頓着ですよ?」

キョン「だったらコンピ研の奴らに借りればいい」

古泉「お?なかなか頭の回転が速いですね。特に涼宮さんが関わると」

キョン「うるさい!」

>>2 >>4
知ってるけどないことにしちゃった(汗)
大目にみてくださいm(_ _)m

ハルヒ「終わったわ!それにしてもあっけないものね。最終的にルールーとワッカなんていなくていいようなもんだし」

キョン「インチキしといてよく言うぜ」

ハルヒ「キョン!なんか言った!?」

キョン「いいえ何も言ってません」

ハルヒ「よろしい!!」


プツン

キョン「な、なんだ!?」

古泉「停電…のようですね」

キョン「停電というよりももう消灯なんじゃないか?」

みくる「もう23時ですしね」

長門「……」

キョン「見回りの先生すら来ないなんて…」

ハルヒ「もう!どうする!?真っ暗じゃ何も出来ないわよ」

キョン「とりあえずローソクでもつけるか」


みくる「なんか幻想的ですねぇ」

古泉「とりあえず眠くなるまでトランプでもしましょうか」

ハルヒ「そうね」

キョン(……おまえら泊まるつもりか?)

キョン「朝比奈さんババ抜きしか知らないですよね?」

ハルヒ「じゃあババ抜きね。あたしから時計回りよ」

キョン「また勝手に」

ハルヒ「そういえばこんな話したことなかったけどみんな彼氏とか彼女っているの?」

古泉「はい、いますよ」

キョン「え、まじでぇ!?」

ハルヒ「どんな人?」

古泉「まぁ自分で言うのもなんですが可愛いですよ。身長は涼宮さんより少し低いくらいで、体型は……鶴屋さんですかね」

みくる「髪型はどんなですかぁ?」

古泉「長門さんみたいな感じで黒髪ですね」

キョン「な、なかなかだな…」

ハルヒ「はい、じゃあ他には?」

キョン「…」

みくる「…」

長門「…」

ハルヒ「ちょっとちょっとぉ!!青春真っ盛りな高校生が男女5人集まって恋人持ちが1人ってどういうこと?」

キョン「そういうお前はどうなんだ」

ハルヒ「はい、じゃあ有希の負けね」

長門「…」

みくる「トランプで初めて勝ちましたぁ」

キョン「全く自分に都合が悪いとすぐこれだ」

古泉「んっふふ」

キョン「こら古泉、いろいろな意味で勝ち誇ったような顔をするな!」

古泉「大丈夫ですよ。嘘ですから」

キョン「え?」

古泉「いや、皆さん恋人くらいいるだろうと思い少し見栄を張ったんですよ」

キョン「お前の嘘は長門の次にわかりにくいから今後一切嘘はつくな」

古泉「これは失礼」

ハルヒ「まだ23時半ねぇ」

みくる「やっぱりお泊まりですか?」

キョン「そうでしょうねぇ。でなかったらとっくに解散してますよ」

みくる「ですよねぇ…あ!長門さんに空間移動してもらうのはどうでしょう?」

キョン「ハルヒの前で宇宙人的行動は避けた方がいいんじゃないですかね」

みくる「そうですよねぇ、、、じゃあやっぱりお泊まりですねぇ」


ハルヒ「キョン!ついてきなさい!」

キョン「いきなり何だ!?」

ハルヒ「職員室に行ってブレーカーあげてくるのよ!」

キョン「……じゃあ長門もついて来てくれ。ハルヒがいるといろいろ無茶しそうだし」

長門「わかった」

ハルヒ「あれ開かないわね。ここまでして個人情報が大切なのかしら」

キョン「当たり前だろ」

ハルヒ「よし、じゃあ窓割るわよ」

キョン「ちょちょっとまて!お前ちゃんとドアのカギ調べたか?」

ハルヒ「当たり前じゃない!!」

キョン「本当か!?長門ちょっと調べてみてくれ。」

長門「…開いた」

キョン「ほら」

ハルヒ「あれぇ?おかしいわねぇ、まぁいいわ入るわよ」

ハルヒ「えーっと…ブレーカーはどこかしら?」

キョン「あったぞ。これをあげたから部室では電気がついてるだろう」

ハルヒ「よし、さてと…」

キョン「どうした?もう目的は果たしたんだからやることないだろう」

ハルヒ「バカねぇ、せっかく無人の職員室に入れたのよ。なんか戦利品でも持って帰りたいじゃない」

キョン「全く…(古泉達が言っている能力がハルヒになかったらハルヒはとっくに退学だろうな…)」
ハルヒ「とりあえずプールのカギは拝借しときましょう」

キョン「プールか…ちょっといいかもな。先週プール開きしたばかりなのに雨で全然入れてないしな」

ハルヒ「でしょう?あとは…おやつに飲み物ね。有希は何か欲しいものある?」

長門「…座布団」

キョン「なんでだ?」

長門「正座して読書するときに必要」

キョン「お前朝まで読む気か?」

長門「…明日は開校記念日」

キョン「なっ…そ、そうだったな」

ハルヒ「ゴチャゴチャうるさいわねぇ。あ、そうだ礼法室行きましょ」

キョン「なんでだ?」

ハルヒ「あんたルーキーズ読まなかったの?布団取りに行くのよ」

キョン「はいはいわかったよ。そこなら座布団もあるだろうしな」

キョン「(おい長門、ハルヒより先にドア開けろよ)」

長門「わかった」

ハルヒ「礼法室はここね。あ、開いてるわ」

キョン「取り越し苦労か…ていうかずさんだな」

ハルヒ「この布団良いわねぇ。何部が使ってるのかしら?生意気だわ」

キョン「いいだろ何部でも。どうせお前のことだから返さないんだし」

ハルヒ「人を泥棒みたいな感じで言わないでくれる?まぁとにかく運ぶわよ。あたしはあたしの分運んで、有希も自分の分運びなさい。あとはキョンね」

ハルヒ「お待たせー」

古泉「お疲れ様です」

みくる「あれぇ?キョン君はどうしたんですかぁ?」

ハルヒ「なんか途中でへばってたわ。全く、だらしないわね」

ガチャ

キョン「こら!3人分の布団担がせといて偉そうなこと言うな」

ハルヒ「あら意外においついてたのね。じゃあ敷くわよ」

みくる「寝るんですかぁ?」

ハルヒ「違うわよぉ。SOS団プチ合宿よ!!!」

古泉「合宿だそうですよ」

キョン「疲れてつっこむ気にもなれん」

みくる「お疲れ様ですぅ。冷たいお茶飲みますか?」

ハルヒ「みくるちゃん!甘やかしちゃだめよ!これから面白いことするんだから」

キョン「何をするんだ?」

ハルヒ「ウイニングイレブン大会よ!」

キョン「な、なにぃ?」

みくる「ウイニングイレブンって何ですか?」

キョン「サッカーゲームのことですよ」

ハルヒ「やったことある人いる?」

一同「…」

ハルヒ「何よ!つまんないわね。じゃあ…みくるちゃんがわかるゲームでいいわ!みくるちゃん!何がいい?」

みくる「えっとぉ…マリオカートなら…」

キョン「PS2しかないぞ?」

ハルヒ「隣のコンピ研から持ってきなさい!」

キョン「全く…長門ついてきてくれ」

長門「わかった」

ガチャ

キョン「当たり前だがパソコンが多いなぁ」

長門「…ねぇ」

キョン「どうした?」

長門「彼女いないの?」

キョン「募集中ってやつだ。もっとも、ハルヒとその仲間達っていうレッテルが貼られてるから誰からも申し込みはないがな…(長門の口からこんな質問されるとは思わなかったな)」

長門「そう…恋愛対象は地球上の人類だけ?」

キョン「え?何だって?」

長門「いや何でもない」

ガチャ!

ハルヒ「ちょっと遅いわよ!ゲーム機取ってくるくらいさっさとしなさいよ!」

キョン「はいはい、DSでいいのか?」

ハルヒ「なんでもいいから早くして!」

ハルヒ「さぁ始めるわよぉ。やったことないっていう人はいないわね。じゃああたしヨッシー」

キョン「ヨッシーとられた!じゃあ俺はノコノコだ」

みくる「あたしはピーチ姫にします」

古泉「僕はクッパで」

ハルヒ「有希はマリオね。じゃあコースはレインボーロードで始めるわよ!」

みくる「やりましたぁ1番ですぅ」

ハルヒ「あたしが3位なんて…みくるちゃんも有希もなかなかやるわねぇ。それにしても男子たるんでるんじゃない?キョンに至っては周回遅れよ!」

キョン「お前がアイテムで俺ばかり狙うからだろ!」

古泉「長門さんにコンピューターゲームで勝つなんて朝比奈さん凄いですねぇ」

キョン「冷静に分析するな。ていうか古泉もスターで俺を引いていったろ!」

古泉「流石ですね。やはり気づいてましたか。」

キョン「当たり前だ!!」

ハルヒ「キョン!安心しなさい。さっきのレースはこち亀で言うところの寺井よ!!」

キョン「全く意味がわからんのだが」

ハルヒ「わかんないのぉ?さっきのはエキシビションでこれからが本番って意味!!じゃあ行くわよ」

キョン「待て!」

ハルヒ「何!?イライラするわねぇ」

キョン「ヨッシー使いたいんだが…」

ハルヒ「あたしも使いたいのに…じゃあ次のレースで順位があたしより上だったらいいわよ」

キョン「ハルヒにしては珍しく比較的理不尽じゃないな」

ハルヒ「うるさいわねぇ。じゃあいくわよ!」

ハルヒ「び、ビリですってぇ!?なんでよ~」

みくる「1位なんてキョン君すごぉい」

キョン「はは…まぐれですよ」

ハルヒ「ちょっと有希!キョンのノコノコかばってなかった!?」

長門「…気のせい」

キョン「ハルヒ、負けを認めろ」

ハルヒ「わ、わかったわよ。じゃああんたがヨッシーね…ってちょっと!どこ行くのよ!?」

キョン「トイレだ」

古泉「幽霊に気をつけてください」

キョン「冷静な顔で言うと怖いからやめろ!」

ハルヒ「あれ?有希までどこ行くのよ?」

長門「…トイレ」

みくる「まだ1時にもなってないですねぇ」

ハルヒ「2人が帰って来たらプール行きましょ!」

みくる「水着がないですよ」

ハルヒ「あたしは昨日のプールが雨で潰れたから水着あるしみくるちゃんと有希はバニーガールの衣装でいいでしょ?」

みくる「ふぇ…」

ハルヒ「決まりね。古泉君は水着ある?」

古泉「ありませんが体育のハーフパンツでよろしければ」

ハルヒ「上等ね!じゃあ着替えるから古泉君は後ろ向いてて」

古泉「はい分かりました」

ジャー

キョン「スッキリしたぁ」

長門「…」

キョン「長門、女子にしては早いな、というより宇宙人に排泄行為なんてあるのか?」

長門「…」

キョン「睡眠はどうなんだ?」

長門「…ない」

キョン「だろうなぁ。家にいてもずっと正座してそうだし」

長門「…」

キョン「あ、さっきコンピ研の中で俺に質問したよな?あれなんだったんだ?」

長門「…」

ハルヒ「キョン!有希!早くしなさい!!水着に着替えてプールに行くわよ!」

キョン「みんな着替えたんだな…古泉、お前ハーフパンツかよ」

古泉「海パン感覚ですよ」

キョン「朝比奈さんはハイレグみたいですね…」

みくる「ハイレグみたいだけどビキニに比べて恥ずかしくないから逆にいいです」

キョン「はは、そうですねってハルヒ!長門もバニーガールなのか!?」

ハルヒ「そうよ!」

キョン「ちょっと待て!長門、お前水着あるだろ?」

長門「…ある、教室に」

キョン「よし、じゃあ取りに行け」

長門「わかった」

キョン「よし、じゃあ長門が来るまで待機だな(ふぅ…長門の裸は見たことないが万一地球人らしからぬ肉体だったら…と思うと危ないところだった)」

古泉「素晴らしい機転と判断ですね」

キョン「まぁな」

読んでくれてる人いるかは分かりませんが今日はもうねますm(_ _)m

大分書き溜めてありますので明日の夜辺りからまた更新したいと思います。

キョン「ところでハルヒ」

ハルヒ「何?」

キョン「さっきのマリオカートで勝ったんだからなにかないのか?」

ハルヒ「ちっちゃい男ねぇ何もないわよ」

キョン「まぁそうだろうな。お前に何かを期待するなら、富樫が続き書くことか戸塚がこち亀の表紙を飾るのを期待した方が有意義だしな」

古泉「戸塚をご存知なんですか?実は私こち亀大好きでして…」

キョン「待て!こち亀で話を広げるなら質問させてもらうぞ」

古泉「どうぞ」

キョン「大原部長の誕生日を言ってみろ」

古泉「大原部長の誕生日は決まってませんよ」

キョン「正解だ。じゃあ本田の誕生日はいつだ?」

古泉「2月29日ですよ」

キョン「おぉ…正解だ」

ガチャ

ハルヒ「あ、有希帰ってきたわね。じゃあ行くわよ」

古泉「プールの鍵は職員室から持って来たんですか?」

キョン「そうだ。ハルヒがな」

ハルヒ「言っとくけど遊びじゃないわよ。競泳で勝負よ!」

キョン「個人戦か?」

ハルヒ「そんなことしたらみくるちゃんが圧倒的ビリじゃない!チーム戦よ!」

キョン「チーム分けはどうするんだ?」

ハルヒ「どうしようかしら…キョンと古泉くんってどっちが速いの?」

キョン「同じくらいじゃないか?」

古泉「だと思います」

ハルヒ「じゃああたしとキョンチームね」

古泉「じゃあ僕は残りの3人チームですね」

ハルヒ「じゃあルールね!女子は自由形男子は平泳ぎで250泳ぎ切ったチームが勝ちよ!」

古泉「このプールは50Mプールですから僕と長門さんが100M、朝比奈さんが50Mでいいですね?」

みくる「はい!」

ハルヒ「キョンが100Mあたしが残りでいいわね?」

キョン「なんでもいいよ」

ハルヒ「やる気出しなさいよ!今日の結果が明日の企画に響くんだからの!」

キョン「明日の企画だと…!?」

ハルヒ「SOS団プチ合宿って言ったでしょ!」

古泉「1番手ですか?」

キョン「まぁな、そっちのチームは朝比奈さんか?」

古泉「よくわかりましたね。その通りですよ」

ハルヒ「そろそろ始めるわよー位置について…よーい、どん!!」

ハルヒ「ハァ…ハァ…ハァ…やったわキョン!勝ったわよ!」

キョン「おう、お疲れ。頑張ったな」

古泉「流石最強ペアですね」

キョン「そこ、言葉に気をつけろ」

ハルヒ「じゃあシャワー浴びて戻るわよー」

みくる「シャンプーとかってあったりしますかぁ?」

ハルヒ「もちろんかっぱらってきたわよ!はい、キョン。あんたと古泉君の分も」

キョン「おぉ、サンキュー」

ハルヒ「じゃあみくるちゃん。シャワー室で楽しみましょうねぇ」

みくる「ふ、ふぇえ…?」

キョン「スッキリしたなぁ」

古泉「ええ、シャワー浴びて布団まで用意してまるで本当の合宿ですね」

キョン「でもハルヒが来たら寝させてくれないんだろうな。もう2時過ぎなのに」

ハルヒ「お待たせぃ!」

キョン「来た…」

ちょびちょび書いてった方がいい?

ハルヒ「あんた達このまま寝れると思ったら大間違いよ!」

キョン「わかってるよ。次は何やるんだ?」

ハルヒ「ふふん。みくるちゃん持ってきなさい!」

みくる「は、は~い」

キョン「な、何だ?」

ハルヒ「お酒よ!」

キョン「いくら無人だからって学校で酒かよ!?」

ハルヒ「何?ビビってるの?」

キョン「ビビってるはないが学校で酒なんて抵抗ないのか?それに未成年だろ!」

ハルヒ「キョン、あんた意外に古臭いわねぇ。ここまで成長しといて歳なんか関係ないでしょ。まだ成長するとでも思ってんの?」

キョン「ま、まぁいいか」

古泉「みたところビールばかりのようですしね」

キョン「酒には変わりないだろ!ていうかハルヒ!どこから持ってきたんだ!?」

ハルヒ「細かいことはいいの!!あんまりゴチャゴチャ言ってると全部アンタに一気させるわよ!」

ハルヒ「はい、じゃあUNOやるわよー。みくるちゃん、さっき教えたルール忘れてないわよね!?」

みくる「ふぁ、ふぁい大丈夫れす」

ハルヒ「よろしく!じゃあ勝った人はビール一本、負けた人は一気飲みよ!10本あるから5回は出来るわね!」

古泉「一気飲みとは面白いですね」

キョン「他人事のように言うな!」

ハルヒ「じゃああたしのターン、ドロー!!」

ハルヒ「よし終わったわね。1位はあたしよ!みくるちゃん生一丁!!」

キョン「お前がビリとはな…ていうか酒大丈夫なのか?」

長門「…多分」

ハルヒ「じゃあ有希飲みなさい!」

長門「ゴク…ゴク…ゴク…ゴク…」

ハルヒ「どうだったぁ?気持ち悪くなったらコンピ研の部室行って吐きなさい!布団もあるしね」

みくる「だ、大丈夫ですかぁ?」

長門「…」

ハルヒ「じゃあ次行くわよ!」

キョン「待て!インターバルはないのか!?」

ハルヒ「何の話よ?」

キョン「長門は飲んだばかりだぞ!?」

ハルヒ「バカねぇ、サドンデス方式よ!じゃあいくわよ!」

ハルヒ「古泉君の負けー!」

古泉「あはは、負けちゃいましたね」

キョン「朝比奈さん1位なんて凄いじゃないですか」

みくる「えへへ。でもお酒飲まないんでキョン君いかがです?」

キョン「いや、俺よりハルヒにやった方が喜びますよ」

ハルヒ「そうよ!わかってるじゃない!!じゃあ頂く前に…古泉君!いきなさい!」

古泉「では…ゴク…ゴク…ゴク…ゴク…ゴク…ふんもっふぅ。では後が怖いので寝させていただきます」

キョン「堅実なやつだな」

ハルヒ「じゃあ残り3人ね!始めるわよ!!」

ハルヒ「あ、あたしがビリですってぇ!?キョン!あんたウノって言った?」

キョン「言ったぞ。ハルヒはもう3本目なんだから一気じゃなくてもいいぞ」

ハルヒ「キョン!ナメてんの!?あたしは情けをかけられるほど弱くないわよ!それっ!グビ…グビ…ぷはぁ」

キョン「お前…性別は女だよな?」

ハルヒ「あんたの分も飲んでやるわよ!よこしなさい!グビ…グビ…ぷはぁ」


ガチャッ

キョン「ちょ、どこ行くんだ!?」

ハルヒ「オシッコ!!!」

キョン「!」

みくる「涼宮さん大丈夫ですかねぇ」

キョン「まぁハルヒのあの威勢が本当なら心配ないですが…どうでしょう」

みくる「……ふぁ~あ。すいません、あくび出ちゃいました」

キョン「仕方ないですよもう4時前ですし。ハルヒの面倒は俺が見るんで、寝ちゃっていいですよ」

みくる「本当?じゃあお言葉に甘えてお先に休ませていただきます」

キョン「はい、おやすみなさい」

みくる「おやすみなさい」

ガチャッ

ハルヒ「今帰ったわよキョン!てかまだ起きてたの!?」

キョン「あぁ酒が入ってるハルヒには監視役が必要だからな」

ハルヒ「あんた、あたしがあんな量で酔っ払うと思ってんの?」

キョン「お前の威勢がただの強がりかもしれないから心配するに越したことはないだろ」

ハルヒ「まぁいいわ。明日の夜はビールなんて生易しい水じゃないから覚悟しときなさい」

キョン「はぁ…」

ハルヒ「ちょっと、あたしのバックの中のスウェット取ってくれる?」

キョン「ほらよ。ていうかお前は突然のこの合宿をまるで予想してたかのようだな」

ハルヒ「そんな予想するわけないでしょ。さっきプールの帰りに鶴屋さんのロッカーから持ってきたのよ」

キョン「いまさらこんなこと言うまでじゃないが傍若無人だな」

ハルヒ「うるさい!早く寝るわよ!」

キョン「その前にトイレ行ってくる」

ハルヒ「早く済ませなさいよ!」

キョン「はいはい」

ガチャッ

ハルヒ「遅い!!何してたのよ!?」

キョン「トイレだって言ったろ。遅いったって5分くらいだ」

ハルヒ「男なら3分で済ませなさいよ!全く…」

キョン「もういいだろ…寝るぞ」

ハルヒ「ねぇ」

キョン「何だ?」

ハルヒ「…手…つないで」

キョン「は?」

キョン「怖いから手つないでほしいのか?」

ハルヒ「そんなんじゃないけど…いいからつなぎなさいよ」

キョン「わかってたよ。ほら」

ハルヒ「…フン」

ジリリリリリ

キョン「な、何だ?誰だ目覚ましかけたやつは。まだ7時じゃないか」

長門「…来て」

キョン「お前か?目覚ましかけたのは」

長門「そう」

キョン「はぁ…で何なんだ?」

長門「…これば分かる」

キョン「ここはどこだ?」

長門「古泉いつきの言う異空間とは別の異空間」

キョン「ということはハルヒの異空間ではなく、別の誰かの異空間なんだな?」

長門「簡単に言うと、そう」

キョン「じゃあこれは誰の異空間なんだ?」

長門「現在地球上に存在している者の異空間ではない」

キョン「ということは…長門達の仲間である宇宙人の異空間か?」

長門「…そう。ただ情報統合思念体の異空間ではない」

キョン「じゃあ長門達とは別の宇宙人の異空間なんだな…で、こんな場所に連れて来て何の用だ?」

続きは夜書きます!携帯だと辛い…

訂正
>>80のキョンのセリフ
わかってたよ→わかったよ

失礼しました

長門「来週の月曜日のこと」

キョン「その日に何かあるのか?」

長門「…あなたにわかりやすく伝えるための言語化ができない。ちょっと待ってて、古泉いつきを連れてくる。」

キョン「あぁその方がスムーズに聞けそうだ」

古泉「お待たせしました。僕も後から話そうと思ってたのでちょうどよかったです。ではさっそく…」

キョン「その前にちょっといいか?」

古泉「何でしょう?」

キョン「長門は古泉みたいな超能力者じゃないのに、何故異空間に入れたんだ?」

古泉「おそらく…宇宙人であったり呪文のようなもので入れたのではないでしょうか?」

キョン「まぁ…それぐらいしか考えられないよな」

古泉「それでは話を本題へ」

キョン「よし」

古泉「今日は開校記念日、明日は祝日、そして明後日から土日」

キョン「そういえばそうだったなぁ。はぁ、休みの無駄遣いだ…」

古泉「昨晩の出来事では少なからず涼宮さんの声は周辺住民に迷惑をかけているはずです。」

キョン「まぁそうだな」

古泉「そこで今日、普通なら苦情の電話が来るはずです」

キョン「それで?」

古泉「それで今日、先生から注意を受けるかどうかなんです。」

キョン「それで何がわかるんだ?」

古泉「この世界が涼宮ハルヒが新しく創った世界かどうかです。」

キョン「またか…でも何でだ?」

古泉「涼宮さんはこの突然決まった合宿を楽しんでいます。そして日程的にも絶好の機会です。しかし休日ではありますが昨日のような迷惑行為が起れば苦情が来ます。それに他の部活の顧問の先生が来る気配もありません。」

キョン「わかった!理由としては十分だ。要するに部活の声が新世界の証拠に関わるんだな?」

古泉「ええ」

キョン「なんか朝から疲れたな……帰ろう」

古泉「はい、そうしましょう。」

ガチャ

キョン「まだ寝てるな。まだ8時半か。あと一睡できるな。」

古泉「いいんですか?涼宮さんに叩き起こされる可能性もありますよ。」

キョン「睡魔には勝てん。ハルヒが目覚ましだと思えばいい。」

古泉「なるほど。」

キョン「じゃあおやすみ。」

ハルヒ「こら!キョン!起きなさい!」

キョン「何時だ?」

ハルヒ「11時よ!あたしに起こしてもらうなんて10年早いわよ!!」

キョン「で、今日は何をやるんだ?」

古泉「とりあえず昼食を作るために調理室へ行くようですよ。」

キョン「なんだ?だれが作るんだ?(できれば朝比奈さんの手料理を食べたい!それか長門の正確無比な料理!いずれにせよハルヒのだけは絶対に…)」

ハルヒ「甘いわよキョン!調理実習よ!!どんな状況でも生きていくためよ!」

キョン「俺みたいな一般高校生がそんな状況に出くわさない!」

ハルヒ「あんた人生を甘く見ない方がいいわよ。さぁみんな移動して!」

古泉「さっきの人生甘く見るなって発言気になりますね。」

キョン「そうか?」

古泉「考えてみてください。この世界がなくなってしまえば人生そのもの以前の問題なんですよ。」

キョン「だったらハルヒが超能力者に興味なくなることで古泉の人生も終わるのか?」

古泉「そうでしょうね。いずれにせよ最悪の場合ですが。」

キョン「いつものことながらハルヒが世界を握っていると考えると、なんだか…やりきれないなぁ。」

ハルヒ「着いたわ!みんな席に着きなさい!いい?今日は一番作りやすい野菜炒めと卵焼きよ!時間は30分!始めなさい!」

キョン「おいおい…なんか展開早くないか?」

古泉「お腹が空いてるんでしょう。おそらく。」

ハルヒ「言い忘れてたけど、せっかくみんなで作ってるんだから各自2人前作りなさいよ!」

ハルヒ「時間よ!じゃあまずは有希のから!」

キョン「お、美味いな!」

ハルヒ「なかなかやるじゃない。次は古泉君!」

みくる「美味しいですぅ」

ハルヒ「少し味が濃いけどまぁいいわ。次はみくるちゃんよ!」

キョン「う…(…美味しくない…どう言えばいいんだ)」

みくる「…どうでしょう?」

ハルヒ「まずいわ!!次キョン!」

みくる「ふぇぇえ…」

古泉「なかなか美味しいですね。」

ハルヒ「キョンにしてはまあまあね。」

キョン「じゃあ次はハルヒのだな。」

ハルヒ「作ってないわよ」

キョン「堂々と言うな!」

ハルヒ「団長なんだから部下のあんた達が作るのは当然でしょ!」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「じゃあみくるちゃんが作った料理以外の余ったのをあたしに差し出しなさい!」

みくる「私の料理はどうするんですかぁ?」

ハルヒ「そんなまずい料理自分で処分しなさい!!」

みくる「ふぇえ…こんなに食べれないですぅ」

キョン「…(触らぬ神に祟り無しだ。自然にいておこう)」

みくる「キョン君食べてくれますかぁ?」

キョン「!!!」

キョン「(う、可愛い……これはどうしたものか…)」

みくる「まずいから食べれませんかぁ?」

キョン「い、いやそんなことないですよ。お腹空いてますし喜んでいただきますよ。」

みくる「よかったぁ」 

ハルヒ「ふぅ。お腹いっぱいねぇ。部室に戻りましょ」

みくる「美味しかったですかぁ?」

キョン「は、はい。」

みくる「よかったぁ。」

古泉「お疲れ様です。」

キョン「ほんとに疲れたよ。」

古泉「はは。」

キョン「お前も少しぐらい食べてくれてもよかったんじゃないか?」

古泉「いえいえとんでもない。美味しそうに食べてたじゃないですか。」

キョン「仕方なくだ!」

ハルヒ「さぁ1時半よ!今日は何する?」

キョン「合宿って決めたくせにノープランか」

ハルヒ「うるさいわね。団長としてみんなの意見を聞いてあげてるんでしょ!」

みくる「あのー」

ハルヒ「何?」

みくる「今日の晩御飯はどうするんですかぁ?」

ハルヒ「心配いらないわ!職員室に忍び込んでコップ麺とってくるし、食堂にも何かしらあるでしょ!はい、他には!?」

一同「…」

ハルヒ「何よ、みんなして何もないの!?じゃあ副団長の古泉君!」

古泉「はい、では…体育館で汗を流しませんか?」

ハルヒ「決定!着替えて体育館行くわよ!!」

ハルヒ「よし、体育館よ!じゃあバトミントンね!みくるちゃんは審判しなさい!」

キョン「…」

ハルヒ「ルールはシングルスにする?ダブルスにする?」

古泉「僕はどちらでも。」

キョン「まぁダブルスだとハルヒと組んだやつが可哀想だからシングルスがいいな。」

ハルヒ「何よそれ!まぁいいわキョン、その言葉忘れないわよ!覚悟してなさい!」

古泉「んっふ凄いことになりそうですね。」

キョン「うるさい!」

コップ麺→カップ麺ですw失礼しました

ハルヒ「有希凄いじゃない!あたしを抑えて1位よ!!それに比べてキョンは最下位…情けないわね。」

古泉「勝ってしまってすみません。」

キョン「謝られると逆に惨めになるからそっとしといてくれ…」

みくる「キョン君元気出してください。」

キョン「はは、大丈夫ですよ。」

ハルヒ「ふん!当然よ!!団長に向かってあんな口のきき方するからよ!」

ハルヒ「じゃあ戻るわよ!ビリのキョンはあたしをおぶりなさい!」

キョン「じゃあ古泉は長門をおぶるのか?」

古泉「僕は良いですが…」

長門「別にいい…1人で歩ける。」

ハルヒ「じゃあキョンおぶりなさい!帰るわよ!」

ハルヒ「着いたわ!キョンご苦労!」

キョン「はぁ…」

みくる「お疲れ様ですぅ。」

ハルヒ「古泉君、今何時かしら?」

古泉「午後の4時ですね。」

ハルヒ「食料を確保しに行くわよ!」

キョン「鍵はあるのか?」

ハルヒ「当たり前じゃない!何事には準備はぬからないわ」

キョン「そういう細かいことはしっかりしてるんだな。」

ハルヒ「うるさいわね!さっさといくわよ!!」

キョン「2人だけか?」

ハルヒ「何人もゾロゾロと行くほどのことでないでしょ!早く行くわよ!!」

キョン「はぁ…」

古泉「ごゆっくり」

キョン「ふん!」

ガチャ

キョン「ここが食堂か…普段は弁当だから少し新鮮だな。」

ハルヒ「ねぇ。」

キョン「何だ?」

ハルヒ「あんた、昨日何回か有希と2人きりになったでしょ?」

キョン「あぁ」

ハルヒ「何してたの?」

キョン「お前がコンピ研にゲーム機取りにいけって言ったからだろ。」

ハルヒ「じゃあなんで有希と一緒に行ったのよ!?1人でできることでしょ?」

キョン「そ、それは…もしコンピ研の奴らがパソコンで防犯していたら長門に任せればいいからな。長門はパソコンに詳しいし。」

ハルヒ「ふーん…」

キョン「(この反応は何だ…?苦しい言い訳だったからな…)」

ハルヒ「まぁいいわ。でもそのあとトイレ行ったわよね?」

キョン「あぁ」

ハルヒ「その時有希もトイレ行ったじゃない?あの時は何だったのよ!?」

飯食ったり、風呂入ったり、モンハンしたりしてからまた更新します。

キョン「何もない!ほぼ同じタイミングでトイレに行っただけだろ。」

ハルヒ「本当かしら?最初に職員室に行った時も有希を連れ出したし…」

キョン「あれはお前が何するかわからないから連れ出したんだ!バランスをとった感じだ。」

ハルヒ「はぁ?何言ってんのよ!?余計に嘘っぽく聞こえるわ。」

キョン「何もないって言ってるだろ。少しは素直に信じろよ。それとも何か?ヤキモチでも妬いたのか?」

ハルヒ「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!もう食料取りに行くわよ!!」

ハルヒ「よし、こんなもんでいいわね。キョン行くわよ。」

キョン「おう。」



ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「あのさ…」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「本当に彼女いないの?」

キョン「まぁな。お前の仲間っていうレッテルもあるしな。」

ハルヒ「悪かったわね!」

キョン「お前はどうなんだ?」

ハルヒ「前にも言ったけどつまんない人間ばかりでそんな気にもならないわ。」

キョン「気になる人はいるのか?」

ハルヒ「…」

キョン「自分から質問しといて無視か?」

ハルヒ「あ、あんたはどうなのよ!?」

キョン「まぁ…いないな。」

ハルヒ「そう、フフ」

キョン「笑ってんじゃない!」

ハルヒ「はいはい。さぁ職員室よ。」

キョン「2回目とはいえ無人の、職員室に入るのは少し気が引けるな…」

ハルヒ「キョン、見て!あの教師の机の中から凄いの出てきたわよ!」

キョン「な、なんだそれ?」

ハルヒ「あんたこれ知らないの?それでもほんとに高校生?」

キョン「で、なんだよそれは。」

ハルヒ「ガキ使DVD全巻よ!」

キョン「あぁそれか。番組名言えば分かるぞ。」

ハルヒ「じゃあお菓子も持ったしジュースも持った。キョン、他に何か必要かしら?」

キョン「いや、大丈夫だろう。」

ハルヒ「じゃあ戻るわよ。」

ハルヒ「おまたせー」

みくる「お疲れ様ですぅ」

古泉「ずいぶん持ってきましたねぇ」

キョン「あぁ。ガスコンロまで食堂から持ってきたからな。」

ハルヒ「今日はすき焼きよ!!」

長門「…すき焼き…?」

キョン「すき焼きというのはだな…なんて言えばいいんだ…」

長門「…」

キョン「長門にとってパソコンはテンションが上がる物だろ?」

長門「…」

キョン「それと同じで日本人にとって、すき焼きはテンションが上がる食べ物なんだ。」
テンションが上がる食べ物なんだ。」

ハルヒ「下手くそな説明ね。」

キョン「うるさい!」

ハルヒ「有希!とにかく食べてみなさい!きっと驚くわよぉ!!」

長門「…わかった。」

ハルヒ「古泉君!今の時間は!?」

古泉「5時前ですね。」

ハルヒ「じゃあ早速準備に取りかかるわよ!!」

ハルヒ「あたしと古泉君は下ごしらえで、キョンは米担当ね!」

キョン「まさか炊飯器まで持ってきたのか?」

ハルヒ「そうよ、そこにあるじゃない。」

みくる「あのー私と長門さんは何をすれば…」

ハルヒ「有希は初すき焼きを楽しみに待ってなさい!みくるちゃんは…マリオカートでもやってなさい!」

みくる「は、はい…」

キョン「ところで何合炊けばいいんだ?」

ハルヒ「うーん…男2人で6合、あたしが2合…みくるちゃん、有希!何合?」

みくる「1合でお願いします。」

有希「…2」

ハルヒ「じゃあキョン!合計11合よ!!業務用炊飯器だから足りるわよね!?」

キョン「あぁ」

キョン「研ぎ終わったけどもう炊き始めていいのか?」

ハルヒ「じゃあ8時にタイマーセットしなさい!」

キョン「は、8時!?まだ5時半だぞ?」

ハルヒ「お腹を空かせに空かせないとね。」

キョン「下ごしらえは終わったのか?」

ハルヒ「野菜切るだけだもん。終わったわよ。」

キョン「じゃあ飯まで何するんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…」

古泉「お腹を空かせるなら運動はどうでしょう?」

ハルヒ「決まりね!プール行くわよ!」

キョン「ちょっと待て!水着がないだろう!」

ハルヒ「あるわよ!みくるちゃんに洗濯してもらったし。」

キョン「いつの間に…」

ハルヒ「プールに着いたわ!!」

キョン「何やるんだ?」

ハルヒ「お腹空くように適当に動きなさい。」

キョン「なっ…!」

古泉「あの」

キョン「何だ」

古泉「勝負しませんか?個人メドレーで。」

キョン「まあいいだろう。4×100Mでいいよな?」

古泉「いや、僕はバタフライが出来ないので3×200Mでどうでしょう?」

キョン「200だと…」

ハルヒ「こらあんたたち!2人だけで勝手に楽しそうなことやってんじゃないわよ。あたしも混ぜなさい!」

古泉「いいですよ。」

ハルヒ「じゃあ始めるわよ!よーい…」

キョン「ちょちょっとタンマ!あそこに鶴屋さんいないか?」

ハルヒ「あ、本当だ。鶴屋さーん!」

鶴屋「おぉ、ハルにゃんじゃないか!それにみんなも!何?何してんの?」

ハルヒ「合宿よ!!」

鶴屋「おぉ!せっかくの休みなのにご苦労だねぇ」

ハルヒ「鶴屋さんは何してたの?」

鶴屋「スウェット忘れちゃったから取りに来たんだ。」

ハルヒ「もしかしてロッカーに忘れた?」

鶴屋「そうそう!なんでハルにゃん知ってるのさ?」

ハルヒ「昨日借りたのよ。」

鶴屋「なぁんだ。そうだったのかぁ。」

ハルヒ「みんなぁ部室に戻るわよ!」

キョン「古泉、今何時だ?」

古泉「6時半です。(ちっ、みんな時計くらい持ってきてくださいよ…)」

キョン「飯まであと1時間半かぁ…」

鶴屋「なになに!?もしかして夕食の用意されてるとか?」

ハルヒ「そうよ!なんとすき焼きよ!!」

鶴屋「おぉ!!すっごい豪勢じゃないかーでも鍋とはいえみくるには作らせちゃだめだよ~」

ハルヒ「大丈夫よ!みくるちゃんには時間までマリオカートするように言ってるから!」

鶴屋「さすがハルにゃん!!それなら大丈夫だぁ。」

ガチャ

鶴屋「ここが部室なのかぁ。実際、入るのは初めて…だったっけ?」

キョン「たぶんそうですね。」

鶴屋「てゆーか布団まで用意されてるじゃん!!」

ハルヒ「キョン!!布団足りないから礼法室行きなさい!」

キョン「はいはい」

鶴屋「キョン君悪いねぇ。」

キョン「いえいえ。」

ガチャ

キョン「持ってきたぞーってあれ?」

鶴屋「キョン君おつかれぃ。わざわざ済まないねぇ。」

キョン「あの…他のみんなは?」

鶴屋「あたしもわからないんだよねー。トイレ行って帰ってきたわみんないなくなってたさぁ。」

キョン「はぁ」

鶴屋「まぁ、ご飯炊けるまでまだ時間あるからゲームやろうよー。鉄拳鉄拳♪」





キョン「…」

鶴屋「10勝0敗っさ!」

キョン「強すぎですよ…」

ガチャ

ハルヒ「団長のお帰りよ!!」

キョン「何してたんだ?」

古泉「野菜を調達していました。そしてたまには一般人だけの世界を、と思いましてね。」

キョン「そうかい。わざわざご苦労。」

ハルヒ「キョン、炊けるまであと何分?」

キョン「あと30分だ。」

長門「…限界」

ハルヒ「待ってなさい有希!すき焼きはもうすぐよ!」

鶴屋「長門ちゃんすき焼き大好物なのぉ?」

ハルヒ「大好物というかすき焼き食べたことないらしいわよ。」

鶴屋「そっかぁ…まぁみくるのすき焼きが初すき焼きにならなくてよかったねぇ。」

ハルヒ「キョン!!あと何分!?」

キョン「あと25分だ。少し落ち着け!」

ハルヒ「絶妙な時間ねぇ…」

わかんなかったから適当にやっちまった…まぁもう呼ぶ機会はないと思う

ハルヒ「時間まで校内探検してくるわ!!」

鶴屋「私も行くっさぁ」

ハルヒ「じゃあ鶴屋さん行きましょ!」

ガチャ

キョン「古泉…」

古泉「はい?」

キョン「今日の朝、この世界はハルヒが作った世界とか言ってたよな?」

古泉「はい、まだ推測ですが。」

キョン「だが、鶴屋さんが現れたってことはその推測が外れたんじゃないか?」

古泉「いや、まだわかりませんよ。涼宮さんが望んだ結果かもしれません。」

キョン「そうか…」

古泉「それに部活も行われてません。まぁ偶然が重なった結果かも知れませんがね。」

キョン「まだわからないということか…」

トコトコ

ハルヒ「…鶴屋さん。」

鶴屋「ん?ハルにゃんどうしたぁ?」

ハルヒ「鶴屋さんから見て………キョンはどう?」

鶴屋「うーん…まぁ、普通かな?」

ハルヒ「そう…」

鶴屋「ハルにゃんもしかして…」

ハルヒ「な、何?」

鶴屋「いや、なんでもない!にゃははは」

キョン「8時5分前か。あとはハルヒたちを待つだけだな。」

みくる「ねぇキョン君。」

キョン「ん?どうしました?」

みくる「鶴屋さんの事…どう思う?」

キョン「うーん…元気だなぁとか明るい先輩だなぁとかですかね。」

みくる「そう…」

キョン「何か…?」

みくる「い、いやなんでもないです!」

古泉「(すき焼きすき焼きすき焼きすき焼き…)」

ガチャ

ハルヒ「待たせたわね!さぁ、すき焼き開始よ!!肉と野菜ぶち込んでみんながっついちゃいなさい!!」

鶴屋「ご飯まで盛られて準備万端じゃないか!ご飯多!!」

ハルヒ「よぉし。待ってられないわ!煮えたのから食べちゃうわよ!」

古泉「!!!!!」

古泉「(涼宮さん!どうして蓋をして3分間待たないのですか!!あなたは神の時間の大切さをわかっていない!)」

ハルヒ「お肉頂きー!!」

古泉「!!!(涼宮さん!!最初に肉ですか!しかも今のでフィールドの肉の3分の1は無くなった!信じられない人だ!!)」

キョン「古泉。卵だ。」

古泉「ありがとうございます。(なぜあなたはそんなに卵を泡立てた!!かき混ぜる回数は9回半。計画的に1個分使い切ることはすき焼き界の常識です!!)」

みくる「あの古泉君…私卵いらないのでよかったらどうぞ。」

古泉「!!(朝比奈さんあなたまで!すき焼きに卵を使わないなんて邪道だ!!いったいこの人たちは何を考えてるんだ!)」

ハルヒ「どうしたの古泉君?どんどん食べましょ!!」

古泉「はい。それでは、いただきます。」

ハルヒ「ふぅ、お腹いっぱい。」

鶴屋「みんなありがとう。凄い美味しかったよ。」

古泉「…」

ハルヒ「有希!初すき焼きはどうだった?」

長門「美味」

キョン「よかったな。長門。」

みくる「皆さん満腹で動けないようなので私が洗い物しますね。」

キョン「すいません。」

みくる「いえ。」

ハルヒ「鶴屋さん!ゲーム得意って聞いたわよ。パワメジャやりましょ!」

鶴屋「いいねぇ。じゃあ私はオリオールズでいいよ。」

ハルヒ「そんな弱小球団でいいのかしら?あたしは情け無用でレッドソックスよ!」

古泉「上原VS松坂ですか…必見ですね。」

キョン「ゲームだぞ」

みくる「洗い物終わりましたよ…あれ?涼宮さんどうしたんですかぁ?」

キョン「さっき鶴屋さんにゲームで負けてふて寝してるんですよ。」

鶴屋「10-0の3回コールドだよ~!」

古泉「凄いですねぇ。上原さん。」

キョン「あの人ゲームにかけては天才的だな。」





古泉「もう12時過ぎですねぇ。」

キョン「ハルヒも寝ちゃったし…俺たちも寝るか。」

鶴屋「そうはさせないよ!」

キョン「え?」

鶴屋「さっき冷蔵庫の中見たさぁ!お酒どうするの?」

キョン「多分ハルヒが夜中起きて、俺達を叩き起こして飲まされると思いますよ!」

鶴屋「そう!じゃあ早く寝るよ!!みくる!電気消して!!」

みくる「う、うん。」

今は合宿2日目の夜で木曜日です。水曜(合宿開始)、木曜(開校記念日)、金曜(祝日)

合宿3日目(金曜)

キョン「ん…もう9時か…」

古泉「おはようございます。」

キョン「起きてたのか。」

古泉「今日は雨のようですね。」

キョン「そうだな。天気悪いから今日はずっと室内だな。」

古泉「どうなるんでしょうね。」

キョン「しらん!どうせハルヒの事だから良い方向に行く訳がないんだからな。」

古泉「これは失礼。」

鶴屋「おはよー!」

キョン「おはようございます。」

鶴屋「ハルにゃん結局起こさなかったじゃないかぁ。せっかくお酒飲めると思ったのにぃ。」

キョン「あいつは何考えてるか分かんないですからね。」

長門「…」

キョン「おぉ長門。おはよう。」

ムギュ!!

みくる「痛!な、なんなんですかぁ!?」

キョン「大丈夫ですか朝比奈さん!?」

鶴屋「みくるごめんごめん気付かないで踏んじゃったよ。」

みくる「ひどいですよ鶴屋さん…」

キョン「ま、まぁとにかくみんな起きたんで、ハルヒが起きるまでなんかしてましょう。」

古泉「そうですね。」

ハルヒ「キョン!」

キョン「うわ!びっくりした。なんだ?今起きたのか?」

ハルヒ「そうよ!寝込み襲おうとしたってそうはいかないわよ!」

キョン「誰も襲わん。」

ハルヒ「失礼ね。」

鶴屋「まあハルにゃん朝食できてるよ。」

ハルヒ「気がきくわね。だれが作ったの?」

古泉「長門さんですよ。」

ハルヒ「ありがとう。有希!」

キョン「美味しかったな。」

みくる「長門さんのお料理の腕前羨ましいですぅ。」

鶴屋「みくるは羨むだけにしときなさいねぇ。」

ハルヒ「ごちそうさま!古泉君今何時?」

古泉「10時過ぎですね。(どうせ時計係ですよ。)」

ハルヒ「今日は雨ね…何しようかしら?」

鶴屋「ハルにやんあたしにリベンジしなくていいのぉ?」

ハルヒ「そうね!キョン!PS2の電源入れなさい!」

>>1です。PCで連投規制かかっちゃったんで携帯から失礼します。

長門「…ちょっと」

キョン「ん?」

ハルヒ「ちょっとあんた達どこに行くの!?あたし達の試合見てなさい!」

キョン「だそうだ。」

長門「…」

みくる「あの…」

キョン「なんですか?」

みくる「鶴屋さん達がやってるのって野球のゲームですかぁ?」

キョン「そうですよ。」

みくる「へぇ~外人さんも野球するんですねぇ。」

古泉「あ、終わりましたね。」

鶴屋さん「ハルにゃん少しうまくなったねぇ。」

ハルヒ「ふん!キョン!あんたあたしの相手しなさい!」

キョン「またパワメジャか。」

ハルヒ「当たり前でしょ!」

キョン「なぁハルヒ。この合宿はいつまで続くんだ?」

ハルヒ「日曜の夕方までよ。」

キョン「ということは明後日までか…」

ハルヒ「何?嫌なの?」

キョン「別に苦ではないがな。とりあえず日程を聞いてみただけだ。」

保守してくれる方ありがとうございます。この話は6月の設定なのですが、実は合宿後の7、8月についても構想は既に練っています。
長い作品になるとは思いますが、末永く付き合っていただけると嬉しいです。

鶴屋「みくる、図書館に忘れ物取りに行きたいからちょっとついてきてくれない?」

みくる「あ、うん」

古泉「でしたら僕も図書館に用事があるのでご一緒してもよろしいですか?」

長門「…私も行く」

鶴屋「おぉいいよー。」

みくる「キョン君たちはどうしますかぁ?」

キョン「俺はハルヒの相手してますよ。」

ハルヒ「よろしい。」

鶴屋「じゃあ13時までには戻ってくるよ。」

キョン「わかりました。」

ハルヒ「…ねぇキョン。あんた…ドラマの恋愛ってどう思う?」

キョン「うーん…まぁドラマ自体あんま見ないがドラマの恋愛は…現実味がないな。」

ハルヒ「ふーん…」

キョン「何なんだ?」

ハルヒ「いや、別に…」

ハルヒ「…あんた揚げシューマイ好き?」

キョン「大好きだな」

ハルヒ「ほんとに!?あたしも大好きなのよ!奇遇ねぇ。」

キョン「え、何?揚げシューマイ好きなの?日本で何位?」

ハルヒ「そうねぇ…1000位くらいには入ってるかしら。」

キョン「黙っとけ!俺3位だぞ!!」

トコトコ

鶴屋「ねぇねぇ」

古泉「何でしょう?」

鶴屋「ハルにゃんって絶対キョン君のこと好きだよねー。」

古泉「まぁ他の人に比べて好感はあるでしょうね。」

鶴屋「だよねー。でもキョン君の気持ちはいまいちわからないんだよね。古泉君はどう思う?」

古泉「うーん難解ですね。」

みくる「そういえば長門さんいないですぅ。」

鶴屋「あれぇ?いつの間に。」

古泉「とりあえず探しましょうか。」

キョン「そろそろ13時だな。」

ハルヒ「そうね。図書館行ったついでに昼ごはん持ってきてくれないかしらね。」

キョン「ん?」

ハルヒ「どうしたのよ?」

キョン「あれ…長門じゃないか?」

ハルヒ「あら、ほんとね。何してるのかしら。有希ー!」

キョン「…聞こえてないみたいだな。」

ハルヒ「有希のところ行くわよ!」

みくる「あっ長門さんいましたぁ。」

古泉「ふぅ…ようやく見つけましたねぇ。」

鶴屋「ハルにゃんとキョン君も一緒だねぇ。おーい!!」

キョン「あっ鶴屋さん。」

鶴屋「突然どこに行ったかと思ったらー。でも見つかってよかったさぁ。」

長門「…」

ハルヒ「ついさっき有希が歩いてるの見つけたんだけど全然喋んないのよ。まぁもともと無口なんだけど。」

みくる「な、長門さん?」

長門「…」

キョン「もともと無口だったとはいえさすがにおかしいな。おい、長門!」

長門「…」

ハルヒ「有希!話しかけてるんだから答えなさいよ!!」

鶴屋「まぁまぁハルにゃん。とりあえず昼食にパン持ってきたから部室に戻ろうよ。」

ハルヒ「…そうね。」

また規制。しばしお待ちを

鶴屋「ご馳走さん!!」

ハルヒ「有希、ご飯はちゃんと食べるのね。」

古泉「まるで動く植物人間ですね。」

ハルヒ「古泉君!ちょっと言葉がひどいわよ!!」

古泉「すいません。」

キョン「ハルヒにしては珍しく正しい指摘だな。」

ハルヒ「当り前でしょ!キョンと違って有希は大事な団員なんだから。」

キョン「その台詞もひどくないか?」

ハルヒ「無口な有希が本当に無口になるとなんか困るわねぇ。」

古泉「涼宮さんの耳に届いてないようですね。」

キョン「いつものことだ。」

みくる「キョン君って長門さんの扱いうまいですよねぇ。」

ハルヒ「そうね。」

古泉「それでは長門さんと彼を二人きりにしてみませんか?このままでいるよりは可能性が感じられますし。」

ハルヒ「じゃあキョン頼んだわよ!!」

キョン「あぁ、まぁ期待はするなよ。」

鶴屋「じゃあ行ってくるよー。」

ガチャ

キョン「おい長門。」

長門「…」

キョン「まぁとりあえず本でも読んでろよ。」

長門「…」コクッ

キョン「お!まぁなんかあったらアクション起こしてくれ。」

キョン「もう16時か…ハルヒたちはまだ遊んでんのか。」

長門「…」

キョン「なぁ長門。雨もあがったし気分転換に散歩でもするか?」

長門「…」コクッ

キョン「入学してから結構経つけど、ハルヒに関わってるから学校の敷地の事、あんまり知らないんだよな…。長門はいつも部室で読書してるけどどうなんだ?」

長門「…記憶はしている。」

キョン「お!じゃあ俺の知らなそうな所とか案内してくれよ。」

キョン「もう17時か…そろそろ部室に戻るか。色々教えてくれてありがとな。」

長門「…別にいい。」

キョン「ところでさっきはなんでいきなり喋らなくなったんだ?」

長門「…異常が起きた。私の支配下にある、いわゆる部下が単独で行動した。」

キョン「そ、それって前の朝倉みたいな感じか?」

長門「そう。」

キョン「大丈夫なのか?」

長門「……大丈夫。」

ガチャ

ハルヒ「あんた達何してたのよ!!」

キョン「お、戻ってたか。」

ハルヒ「何してたのって聞いてるのよ!!」

キョン「気分転換に散歩だ。」

みくる「長門さんどうですかぁ?」

キョン「大丈夫だよな。長門。」

長門「…大丈夫。」

鶴屋「おぉ!さすがキョン君だねぇ!」

キョン「ど、どういう意味ですか?」

鶴屋「特に意味はないよ。さぁ今日の晩御飯食べちゃおう!ハルにゃん今日の夕食は何だっけ?」

ハルヒ「しゃぶしゃぶよ!!!!!」

キョン「声がでかい!『!』を5個も付けるな!」

鶴屋「ごちそうさま!」

ハルヒ「鍋料理も飽きたわね…」

鶴屋「じゃあ明日はあたしがカレー作ってあげるよ!」

みくる「楽しみですぅ。」

キョン「美味しいんですか?」

みくる「文化祭の時に鶴屋さんが差し入れでカレー作ってくれたんですけどすごく美味しかったんですよ。」

古泉「20時ですね。」

キョン「今夜は何するんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…。」

鶴屋「じゃあ麻雀やろうよ!最近ハマってるんだよねー」

ハルヒ「じゃあそれね!メンツはあたしとキョンと鶴屋さんと古泉君でいいわね!」

古泉「よろしくお願いします。」







古泉「終局ですね。」

ハルヒ「あたし達6人だから何かのスポーツチーム作りたいわね。」

キョン「唐突だな」

ハルヒ「よし!多数決取るから、競技名をこの紙に書きなさい!」





ハルヒ「集まったわね。1枚ずつ読み上げるわよ!」

ハルヒ「フットサル!バレー!籠球!バスケ!バレー!バレー!バスケ!」

キョン「(籠球って書いたのは長門だな…。)」

古泉「バスケとバレーの票数が並びましたがどうします?」

ハルヒ「決戦投票よ!もう1回書きなさい!」

ハルヒ「バレー!バレー!籠球!バスケ!バスケ!バスケ!バレー!…ということでバスケに決定!!」

キョン「ちょっといいか?」

ハルヒ「何?文句でもあるの?」

キョン「文句はないがなんで票数が7なんだ?」

ハルヒ「あたしは団長よ。団員と同じ票数なんて不公平じゃない。」

キョン「こういう時だけ公平を保つんだな。」

ハルヒ「うるさいわね。両方に入れたんだから別にいいでしょ!」

古泉「ところでバスケチーム結成は決まりましたが活動内容等はどうするんでしょうか?」

ハルヒ「とりあえず、リーダーはあたし。古泉君は副リーダー。みくるちゃんが補欠で残りの5人はスタメンよ!」

鶴屋「背番号はどうするのさ?」

キョン「とりあえずリーダーのハルヒは4番で古泉は5番だな。」

ハルヒ「4番なんて嫌よ!ゴリじゃないのよ!!」

キョン「それはスラムダンクの話だ。」

ハルヒ「あたしは7番よ!」

鶴屋「あたしは11番-!」

ハルヒ「みくるちゃんは16番で、古泉君は6番、有希は4番、キョンは10番ね!」

規制うぜえ。

3日目終了する次のレス終わったら今日は終わりにします。ぶっ続けだったしもう限界だ……

果たして4日目の土曜日には何が起こるのか!!

キョン「背番号に何か意味はあるのか?」

ハルヒ「もちろんあるわよ!あたしの7番は仙道で、古泉君の6番は海南の神安田じゃない!
有希の4番はゴリでもボス猿でもなく海南の牧。あんたの10番は桜木。みくるちゃんの16番は最初の陵南戦で桜木にユニフォームを奪われた佐々岡のよ!
鶴屋さんは流川の11番にしようと思ってたからちょうどよかったわ!」

キョン「やれやれ」

ハルヒ「じゃあ明日は朝から特訓よ!古泉君今何時?」

古泉「21時半です(!!!)」

ハルヒ「よし!22時までに寝るわよ!明朝6時から特訓開始よ!」

それでは寝ますので、保守の方よろしくお願いいたします。

53 ハルヒ「キョン!!」 (248)
54 ハルヒ「キョンキョンキョンキョンキョンキョンキョンキョンキョン」 (237)

うるせえええええええええええええええええええ

保守眠

保守

>>1です今日はバンド練習がある為更新は昨日くらいの時間になると思います。

保守してくれる方に感謝

合宿4日目(土曜日)

ハルヒ「朝よ!みんな起きなさい!!」

キョン「本当にやるのか?」

ハルヒ「当たり前でしょ!先に体育館行ってるからね!」

キョン「はぁ…やれやれ」

古泉「今日は土曜日ですね」

キョン「ようやく明日家に帰れるな。」

古泉「まだわかりませんよ。日曜日も泊まってそのまま学校かもしれません」

キョン「確かに…」

鶴屋「まぁいいじゃん。とりあえず体育館行こうよ!」

キョン「そうですね」

保守

バンド練習終わったので今から帰宅してちょびちょび更新します。
合宿編は頑張って今日で終わらす!

帰宅の保守

一応合宿終わったら区切り付けるけど解決しない部分もあって次に続く感じかな

ガラッ

ハルヒ「遅い!早速始めるわよ!!」

キョン「何から始めるんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…とりあえず実力を見たいから紅白試合よ!」

古泉「いわゆる3on3というものですね。」

ハルヒ「そうよ!じゃあチームは…あたしとキョンとみくるちゃん!」

古泉「では、僕は長門さんと鶴屋さんのチームですね。」

ハルヒ「5分後に始めるわよ!!」

ハルヒ「みくるちゃんはセンターラインの上にいなさい。パスカットを狙いなさいよ。」

みくる「は、はい」

キョン「(申し訳ないが正直朝比奈さんは使えないからセンターラインに置くのはいいがパスカットは高望みじゃないのか!?)」

ハルヒ「キョン!あんたはPGよ!湘北だと宮城だからね!!」

キョン「あぁわかったよ。敵陣に行ったらハルヒにパスだろ?」

ハルヒ「その通り!あ、でも途中からキョンのスタミナが無くなったらあたしが宮城になるからあんたが点取るのよ!」

キョン「なっ…勝ちに行く気か!?」

ハルヒ「当たり前でしょ!!」

古泉「長門さんはルール知ってますか?」

長門「…本で読んだことがある。」

鶴屋「じゃあポジション決めよーよ。」

古泉「そうですね。それでは僕はセンターにつきましょう。長門さんはゴールしたとかいかがでしょうか?」

鶴屋「いいっさ!じゃああたしは海南の牧よ!」

古泉「ディフェンスはどうしましょう。」

鶴屋「うーん…あたしと古泉君で守ろっか。」

古泉「そうですね。」

ハルヒ「じゃあ始めるわよ!どうせジャンプボールは競り負けるんだからみくるちゃん行きなさい。」

みくる「ふぇ」

ハルヒ「あたしがボールをあげるわよ~ってこのボールadidasじゃない!」

古泉「adidasですか…」

ハルヒ「あたしNIKEが好きなのよねー。」

古泉「僕はアンブロが好きですね。」

鶴屋「あたしはミズノかなぁ。キョン君は?」

キョン「俺もNIKEですかね。」

ハルヒ「みくるちゃんは?」

みくる「えとぉ…あたしは…PUMAですかねぇ。長門さんは何ですか?」

長門「久保田スラッガー」

キョン「てか始めようぜ。」

ハルヒ「そうね。みくるちゃん、古泉君、準備はいい?いくわよ。」

シュ、パシッ!


30分後

ハルヒ「はぁ…休憩よ!」

キョン「ふぅ…疲れたな…」

古泉「お疲れ様です。」

キョン「いい加減帰宅したいなぁ。てゆーか古泉達は嫌な顔をしてないが帰りたいとかいう気持ちはないのか?」

古泉「まぁ少なくとも僕は、その気持ちはなくもないですね。ただ、あなたに話した能力がある以上、涼宮さんの機嫌を損なうことはできないのですよ。」

キョン「じゃあ本音を言えばみんな帰りたいんだな。」

古泉「まぁ鶴屋さんはわかりませんが、そうでしょうね。」

ハルヒ「再開するわよ!」

この一言で再開されまた30分後に終了し、俺達は部室へと戻った。

キョン「ハルヒ、今日の予定は何なんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…なんだか疲れちゃったし晩御飯まで自由行動でいいわ。」

キョン「そうか…。」

古泉「じゃあ僕はもう一眠りすることにします。」

キョン「俺もそうするかな。」

二度寝をして古泉と俺が起きたのは11時。長門以外は外に出ているようだ。

そしてハルヒ達が帰ってくることなく19時が過ぎた。

キョン「今日はなんだかゆっくりとした1日だったな。」

古泉「そうですね。ただ、明日で終わりなのにゆっくり過ごせたのは少し怖い気もしますが。」

キョン「まぁハーフタイムだな。」


こうして俺は古泉と話をしながらハルヒ達を待っていたが、日付が変わってもハルヒ達は帰ってこなかった…。

合宿4日目(土曜日)終了

いったん飯食ったりしてから戻ってきます。

合宿最終日(日曜日)

古泉「携帯も繋がりませんね…」

キョン「3人ともか!?」

古泉「えぇ…」

キョン「じゃあとりあえず探しに行くか」

ガチャ

鶴屋「遅くなってごめんねぇ。」

キョン「あ、あれ?ハルヒと朝比奈さんは一緒じゃないんですか?」

鶴屋「校内で普段行かない所を色々探検してから、さっきまでプールで遊んでたんだけど、あたしがシシャワー室出たらみんないなくなっちゃってたんだよ…。」

キョン「そうですか…」

古泉「とにかく探しに行きましょう!」

キョン「そうだな。鶴屋さんは休んでていいですよ。」

鶴屋「いや、心配で寝れないしあたしも探しに行くよ。」

キョン「古泉…」

古泉「午前0時半です。」

キョン「もうそんな時間か…じゃあ二手に別れて探そう!振り分けは…ジャンケンでいいな?」



キョン「じゃあ俺は長門と、鶴屋さんは古泉とお願いします。」

鶴屋「何かあったときの連絡手段はどうする?」

キョン「鶴屋さん達は俺に連絡してください。俺達からは古泉に連絡しますんで。」

古泉「じゃあ行きましょう。」

キョン「なぁ長門、情報統合思念体とやらからハルヒの居場所の情報は送られてこないのか?」

長門「申請はしたが分からないという回答が来た。」

キョン「そうか…。じゃあ仮にハルヒを見つけれなかったら。ハルヒを監視するというお前の役目はどうなるんだ?」

長門「おそらく待機モード。もしくは、このままの生活を続け涼宮ハルヒの新しい情報を待つことになる。」

キョン「まぁ俺は後者の方がいいな。」

長門「…」

古泉「涼宮さんとはどんな所を歩き回ったんですか?」

鶴屋「普段は入らないような教室だったり、他の部室を散策したり。あとは…団長権限とか言ってキョン君の机とかロッカーとかチェックしてたよ。」

古泉「まさしく涼宮さんの行動ですね。」

鶴屋「まぁ、ネタになるような物は入ってなかったんだけどね。」

古泉「涼宮さんが消えるまでの間に何か変わったことはありましたか?」

鶴屋「うーん…どうだろう?キョン君的に言うと普段も変わってるからねぇ。」

古泉「そうでしょうね。」

鶴屋「「あ、でもプールに行く前に、ハルにゃんが体育館のトイレに行ったんだよ。で、トイレから出た後のハルにゃんの顔が良いことあったような嬉しそうな顔してたんだよね。」

古泉「…とりあえず行きましょうか。」

プルルル

キョン「もしもし!古泉か、どうした?」

古泉「急いで体育館に来てください!」

キョン「わ、わかった」

ブツッ

キョン「体育館で何かあったようだ。とりあえず行こうか」

プルルル

古泉「もしもし、着きましたか?」

キョン「あぁ、どこに行けばいいんだ?」

古泉「体育館内の1階女子トイレに来てください。」

キョン「分かった」

ブツッ

長門「…気をつけて。」

コンコン

古泉「どうぞ。」

キョン「何か分かったか?」

古泉「とりあえず奥の個室の壁を見てください。」

キョン「ん…なんだこれは!?」

古泉「確認出来ましたか?」

キョン「まぁ確認できたがこれを説明しろと言われれば未確認だ。」

古泉「とりあえず場所を変えましょう。」

キョン「で、あれは何なんだ?」

古泉「おそらく…閉鎖空間の境界かと。」

キョン「またそれか…」

古泉「いやまだ確証は持てないのですが…」

キョン「…」

古泉「そこで、涼宮さんとともに数時間閉鎖空間にいたあなたに聞きたいのですが、あの壁に似た物を見たことがありますか?」

キョン「…どうだったかな…。…もう1回見てくる。」

キョン「(たしか奥の個室だったな……この壁は…。)」

キョン「…」

ガチャ

古泉「どうでしたか?」

キョン「ハルヒといた閉鎖空間と同じ…ように見える」

古泉「ということは…あの壁の外が閉鎖空間ですね…」

キョン「いや…逆かもしれないぞ。今俺達がいる世界が閉鎖空間であって、ハルヒは飽きたがら現実世界に帰った…」

長門「…なくはない」

古泉「そうですね…。どちらにしても、参りましたね…」

キョン「まぁまだハルヒの怪獣は出てないから大丈夫だな。」

鶴屋「よく分かんないけど、とりあえずハルにゃんは私達とは別世界に行っちゃったんだよね。」

古泉「現時点では、そう考えるしかないですね。」

鶴屋「あの不思議な壁は別世界との境界なんだよね?」

古泉「はい。」

鶴屋「じゃあ、とりあえずその壁を壊してみようよ。」

古泉「え…」

古泉「どうでしょう?長門さん。」

長門「涼宮ハルヒに関しては分からないことが多い。物理的な力だとしても可能性はゼロとは言えない。」

鶴屋「じゃあやってみよう!」

キョン「この金属バットでいいな」

ガン!ガン!

キョン「まぁ簡単には砕けないよな」

10分後

キョン「はぁ…こんなもんだろ」

鶴屋「キョン君お疲れ」

キョン「どうも。…あ、壁の穴と一緒に閉鎖空間の壁も広がってるな」

古泉「本当ですね」

キョン「古泉、お前が前に見せてくれた能力で中に入れないか?」

古泉「どうでしょうか…とりあえずやってみましょう」

古泉「ではみなさん、手をつないで目をつぶってください。」

古泉「準備はよろしいようですね。それでは…。」

キョン「……どうだ?目を開けてもいいのか?」

古泉「どうぞ。成功しましたよ。」

鶴屋「こ、これが別世界ってやつかぁ…」

キョン「やはり何も変わらないようだな。体育館の外に出ただけだ」

古泉「しかし先ほどの壁を通り抜けたのですから、紛れもなく閉鎖空間ですよ」

キョン「そうだな……」

古泉「どうかしましたか?」

キョン「いや、ハルヒと2人で閉じ込められた時にお前が来ただろ?」

古泉「えぇ」

キョン「でもあの時のお前は赤い固まりのような物だっただろ?今回はその危険性は無いのか?」

古泉「無いとは言い切れません。しかし今のところ大丈夫なので心配する事はないかと」

キョン「そうか…。じゃあ、もしもの時が来たらまた言ってくれ」

鶴屋「とりあえず探そうよ」

キョン「そうですね。えっと…じゃあまた二手に…」

古泉「と言いたいところですが、ケータイの電波が…」

キョン「そ、そうだったな…。じゃあ、まとまって探すか」

鶴屋「てゆーかさ。ハルにゃんと一緒にみくるもいるんだよね?」

古泉「おそらくですがね」

鶴屋「みくる…大丈夫かなぁ」

長門「朝比奈みくるは大丈夫」

鶴屋「…え?」

長門「朝比奈みくるは大丈夫。涼宮ハルヒは分からない」

キョン「どういうことだ?」

長門「朝比奈みくるはこの状況におかれ、おそらく泣いたりしてパニックになっている。だが涼宮ハルヒはこの状況を楽しみ、今後どう動くかは分からない」

キョン「まぁ…とりあえず部室に行こうか。」

キョン「ここだな」

鶴屋「元の世界と変わらないねぇ」

古泉「電気もついてますね」

キョン「多分いると思うんだが…」

コンコン

みくる「ひぇっ!?」

ハルヒ「だ、誰かしら…。もしかして」

みくる「キョン君達だったり…」

ハルヒ「かもしれないわね。…誰?」

キョン「俺だ」

ハルヒ「よくここが分かったわね」

キョン「随分驚いた様子だな」

ハルヒ「本当に驚いたわよ。まさかこんなに早く見つかるなんて思わなかったもの」

キョン「…?どういうことだ?」

ハルヒ「分からないかしら?簡単に言うと、かくれんぼよ」

キョン「なんだと?」

ハルヒ「あら、心配した?」

キョン「当たり前だろ!!…まぁ心配だったのはハルヒなんかじゃなく朝比奈さんだがな」

ハルヒ「な、何よそれ!?」

キョン「(まぁ、色々怒っても理由の説明が難しいから泣き寝入りか…)」

ハルヒ「じゃあ帰るわよ!」

キョン「ちょっと待て!!」

ハルヒ「何よ?」

キョン「謝るべき人がいるだろう」

ハルヒ「誰によ?」

キョン「俺達だ!」

ハルヒ「何でよ?てゆーか何怒ってんのよ?」

キョン「所詮かくれんぼって訳か?」

ハルヒ「そうよ」

キョン「…わかった。でもつr」

ハルヒ「でも鶴屋さんには謝るわ!」

鶴屋「!」

ハルヒ「いきなりいなくなってごめんね。ちょっと遊び心が過ぎたわ」

鶴屋「い、いや大丈夫だよ。ハルにゃんが無事ならオールOKだよ」

キョン「(まぁ…いいか…)」

古泉「じゃあ帰りましょう」

ハルヒ「そうね」



キョン「よし、ここだったな」

ハルヒ「あれ?そういえば、アンタ達どうやってこっちに来たの?」

キョン「…(古泉、どう答えるんだ?)」

古泉「まぁ…気づいたら来てたという感じですかね」

ハルヒ「そう…あたし達と一緒ね」

キョン「(か、簡単だな… …?)」

古泉「(どうしました?)」

キョン「(壁が…無い)」

古泉「(困りましたね…
とりあえず時間を稼ぎましょう)」

ハルヒ「どうしたの?早く帰るわよ」

キョン「いや、せっかく不思議な世界に来たのに、かくれんぼで終わっていいのかと思ってさ」

ハルヒ「それもそうね…じゃあ、みんな部室で待ってて。ちょっと探検してくるわ」

キョン「わかった」

ハルヒ「キョンは一緒に来るの!団長を護衛しなさい!!」

キョン「まったく…。じゃあ古泉、頼んだぞ」

古泉「分かりました」

ハルヒ「じゃあキョン、行くわよ!」

ガチャ

鶴屋「ふぅ…疲れたねぇ」

みくる「あたしも疲れちゃいました」

鶴屋「壁無くなっちゃってたね。古泉君、どうするの?」

古泉「気づいてらしたんですか」

みくる「ど、どういうことですかあ?」

古泉「僕達が元の世界からこの世界に来た時に通った、いわゆる閉鎖空間の壁が無くなっていたんです」

みくる「ふぇ…それじゃもう…」

古泉「いや、可能性はゼロではないです」

鶴屋「と言うと?」

古泉「おそらく今回の閉鎖空間は涼宮さんがかくれんぼをしたいという願望から出来たものです。そして先程かくれんぼが終わりました。
これは願いが叶ったということになったので、後は帰るだけになります」

鶴屋「でもさ、目標達成したからあの壁も消えたってことだよね?」

古泉「えぇ」

鶴屋「じゃあ、帰れないって可能性もあるんじゃないの?」

古泉「確かにその可能性もゼロではないです。しかし今回の閉鎖空間の発生は合宿中に起きました。
おそらく合宿を終了するまで、つまり合宿でやり残したことを完了する為に帰らなければならないとなると思いますよ」

鶴屋「でもさ、目標達成したからあの壁も消えたってことだよね?」

古泉「えぇ」

鶴屋「じゃあ、帰れないって可能性もあるんじゃないの?」


よくわからない

ハルヒ「ねぇキョン…」

キョン「ん?」

ハルヒ「…あのさ…」

キョン「何だ?」

ハルヒ「あの…」

キョン「何なんだ?言いたいことがあるならハッキリ言え!!」

ハルヒ「な、何でもないわよ!バカ!!」

キョン「な…」

ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「あのさ…」

キョン「ん?」

ハルヒ「実は…ホントは…ちょっと怖かったの」

キョン「…」

ハルヒ「かくれんぼで隠れてたけど、本当は怖かったの… もしこのまま見つからずに、アンタ達に会えなくなっちゃうかもって…」

キョン「…そうか」

ハルヒ「だからさ…なんてゆーか……ありがと」

キョン「フフ」

ハルヒ「な、何よ!?」

キョン「なんか…人間らしいなと思ってさ」

ハルヒ「どーゆー意味よ!?」

キョン「ハルヒからありがとうなんて聞けると思わなかったよ」

ハルヒ「ふん!希少で貴重なありがとうよ!」

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「」

①「月曜の時間割って何だっけ?」
②「なんだかんだで合宿楽しかったな。」
③「心配したぞ。」
④「ふんもっふ!!!」

>>370

加速。安価なら下

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「なんだかんだで合宿楽しかったな。」

ハルヒ「あ、当たり前でしょ!団長直々の企画なんだから!!」

キョン「日付は変わったけど明日で終わりと思うとちょっとさびしいな。まぁ嘘だけど。」

ハルヒ「失礼ね。」

キョン「そろそろみんなのところに戻るか。」

ハルヒ「…うん。」

コンコン

みくる「はぁ~い。あ、おかえりー」

キョン「どうも」

ハルヒ「みんなお疲れぃ!さっさと戻って合宿の続きをしましょ!!今日は徹夜よ!!」

キョン「(古泉、何か考えは思いついたか?)」

古泉「(いえ…ただ元の世界で壁があった場所に行けば何かわかるかもしれません。)」

キョン「(体育館だな?よし、行くぞ!)」

体育館

ハルヒ「ちょ、ちょっと体育館に何の用なわけ!?」

キョン「まずおちつけ。」

古泉「(こちらの世界の女子トイレはやはり普通の壁のままですね。)」

キョン「(そうみたいだな。お前の超能力とやらで何とかならないか?)」

古泉「(試してみますか…)」

↑訂正
ハルヒの文→ハルヒ「ちょ、ちょっと体育館の女子トイレに何の用があるのよエロキョン!?」

ハルヒ「ちょっとキョン!!聞いてるの!?」

キョン「ちょっと手貸せ。」ギュ

ハルヒ「い、いきなり何すんのよ。」ギュ

古泉「皆さん手は繋ぎましたね?じゃあ少しだけ目をつぶってください。」

ハルヒ「しょ、しょうがないわね。」





キョン「痛ッ!」

ハルヒ「キョン!何ぼーっとしてんのよ!!今からFFⅨやるわよ。あんたゲームオタクなんだから教えなさいよ」
キョン「いきなり俺を叩くな!第一俺はゲームオタクじゃないぞ。」
ハルヒ「いいから教えなさい。」
キョン「はいはいわかったよ」
古泉「珍しく素直ですねぇ」
キョン「まぁ他に断る理由もないしな」
古泉「それだけでしょうか?」
キョン「それだけだ!」
ハルヒ「ちょっと!ゴチャゴチャ言ってないで早くしなさいよ!!敵強すぎだからエクスカリバーⅡ欲しいの!!」
キョン「…まぁいい。エクスカリバーⅡ欲しいならまずプレイ時間見せてみろ。…無理だ。」
ハルヒ「あんたばかぁ?いいから取りなさいよ」
キョン「…やれやれ。あ、長門ちょっといいか?」
長門「…何?」
キョン「このゲームを一気にクリアってできるか?」
長門「…できる」
キョン「ほ、本当か!?じゃあちょっと待っててくれ!」

キョン「ハルヒ、…裏技で一気にクリアすればいいんじゃないか?」
ハルヒ「そんなのあんの!?早くいいなさいよ!で、どうやんの?早くしなさい!!!」
キョン「…長門頼んだぞ」
長門「…………できた」
ハルヒ「凄いじゃない有希!!!もうラスボスよ!!キョンなんかより有希に聞けばよかったわ」
キョン「おい」
古泉「まぁいいじゃないですか。それより涼宮さんの退屈しのぎがなくなってしまうことになりましたがよろしいんですか?」
キョン「また違うゲームを与えればいいだろう」
古泉「しかしこのメンバーはゲームに無頓着ですよ?」
キョン「だったらコンピ研の奴らに借りればいい」
古泉「お?なかなか頭の回転が速いですね。特に涼宮さんが関わると」
キョン「うるさい!」
ハルヒ「終わったわ!オズマとかいうやつ雑魚ね!」
キョン「インチキしといてよく言うぜ」
ハルヒ「キョン!なんか言った!?」
キョン「いいえ何も言ってません」
ハルヒ「よろしい!!」
プツン
キョン「な、なんだ!?」
古泉「停電…のようですね」
キョン「停電というよりももう消灯なんじゃないか?」
みくる「もう23時ですしね」
長門「……」
キョン「見回りの先生すら来ないなんて…」
ハルヒ「もう!どうする!?真っ暗じゃ何も出来ないわよ」
キョン「とりあえずローソクでもつけるか」
みくる「なんか幻想的ですねぇ」
古泉「とりあえず眠くなるまでトランプでもしましょうか」
ハルヒ「そうね」
キョン(……おまえら泊まるつもりか?)

キョン「朝比奈さんババ抜きしか知らないですよね?」
ハルヒ「じゃあババ抜きね。あたしから反時計回りよ」
キョン「また勝手に」
ハルヒ「そういえばこんな話したことなかったけどみんな彼氏とか彼女っているの?」
古泉「はい、いますよ」
キョン「え、まじでぇ!?」
ハルヒ「どんな人?」
古泉「まぁ自分で言うのもなんですが可愛いですよ。身長は涼宮さんより少し低いくらいで、体型は……鶴屋さんですかね」
みくる「髪型はどんなですかぁ?」
古泉「長門さんみたいな感じで黒髪ですね」
キョン「な、なかなかだな…」
ハルヒ「はい、じゃあ他には?」
キョン「…」
みくる「…」
長門「…」
ハルヒ「ちょっとちょっとぉ!!青春真っ盛りな高校生が男女5人集まって恋人持ちが1人ってどういうこと?」
キョン「そういうお前はどうなんだ」
ハルヒ「はい、じゃあ有希の負けね」
長門「…」
みくる「トランプで初めて勝ちましたぁ」
キョン「全く自分に都合が悪いとすぐこれだ」
古泉「んっふふ」
キョン「こら古泉、いろいろな意味で勝ち誇ったような顔をするな!」
古泉「大丈夫ですよ。嘘ですから」
キョン「え?」
古泉「いや、皆さん恋人くらいいるだろうと思い少し見栄を張ったんですよ」
キョン「お前の嘘は長門の次にわかりにくいから今後一切嘘はつくな」
古泉「これは失礼」

ハルヒ「まだ23時半ねぇ」
みくる「やっぱりお泊まりですか?」
キョン「そうでしょうねぇ。でなかったらとっくに解散してますよ」
みくる「そうですよねぇ、、、じゃあやっぱりお泊まりですねぇ」
ハルヒ「キョン!ついてきなさい!」
キョン「いきなり何だ!?」
ハルヒ「職員室に行ってブレーカーあげてくるのよ!」
キョン「……じゃあ長門もついて来てくれ。ハルヒがいるといろいろ無茶しそうだし」
長門「わかった」
ハルヒ「よし!職員室よ!えーっと…ブレーカーはどこかしら?」
キョン「あったぞ。これをあげたから部室では電気がついてるだろう」
ハルヒ「よし、さてと…」
キョン「どうした?もう目的は果たしたんだからやることないだろう」
ハルヒ「バカねぇ、せっかく無人の職員室に入れたのよ。なんか戦利品でも持って帰りたいじゃない」
キョン「全く…(古泉達が言っている能力がハルヒになかったらハルヒはとっくに退学だろうな…)」
ハルヒ「とりあえずプールのカギは拝借しときましょう」
キョン「プールか…ちょっといいかもな。先週プール開きしたばかりなのに雨で全然入れてないしな」
ハルヒ「でしょう?あとは…おやつに飲み物ね。有希は何か欲しいものある?」

長門「…特にない」
ハルヒ「そう。じゃあ次は礼法室行きましょ」
キョン「なんでだ?」
ハルヒ「あんたルーキーズ読まなかったの?布団取りに行くのよ」
キョン「はいはいわかったよ。そこなら座布団もあるだろうしな」
ハルヒ「礼法室はここね。あ、開いてるわ」
キョン「…ていうか個々の学校はよくもこう鍵が開いているもんだ。ずさんだな」
ハルヒ「この布団良いわねぇ。何部が使ってるのかしら?生意気だわ」
キョン「いいだろ何部でも。どうせお前のことだから返さないんだし」
ハルヒ「人を泥棒みたいな感じで言わないでくれる?まぁとにかく運ぶわよ。あたしはあたしの分運んで、有希も自分の分運びなさい。あとはキョンね」
ハルヒ「お待たせー」
古泉「お疲れ様です」
みくる「あれぇ?キョン君はどうしたんですかぁ?」
ハルヒ「なんか途中でへばってたわ。全く、だらしないわね」
ガチャ
キョン「こら!3人分の布団担がせといて偉そうなこと言うな」
ハルヒ「あら意外においついてたのね。じゃあ敷くわよ」
みくる「寝るんですかぁ?」
ハルヒ「違うわよぉ。SOS団プチ合宿よ!!!」

古泉「合宿だそうですよ」
キョン「疲れてつっこむ気にもなれん」
みくる「お疲れ様ですぅ。あったかいお茶飲みますか?」
ハルヒ「みくるちゃん!甘やかしちゃだめよ!これから面白いことするんだから」
キョン「何をするんだ?」
ハルヒ「マリオカートよ!」
キョン「PS2しかないぞ?」
ハルヒ「隣のコンピ研から持ってきなさい!」
キョン「全く…長門ついてきてくれ」
長門「わかった」
ガチャ
キョン「当たり前だがパソコンが多いなぁ」
長門「…ねぇ」
キョン「どうした?」
長門「彼女いないの?」
キョン「募集中ってやつだ。もっとも、ハルヒとその仲間達っていうレッテルが貼られてるから誰からも申し込みはないがな…(長門の口からこんな質問されるとは思わなかったな)」
長門「そう…恋愛対象は地球上の人類だけ?」
キョン「え?何だって?」
長門「いや何でもない」

ガチャ!
ハルヒ「ちょっと遅いわよ!ゲーム機取ってくるくらいさっさとしなさいよ!」
キョン「はいはい、DSでいいのか?」
ハルヒ「なんでもいいから早くして!」
ハルヒ「さぁ始めるわよぉ。やったことないっていう人はいないわね。じゃああたしヨッシー」
キョン「ヨッシーとられた!じゃあ俺はノコノコだ」
みくる「あたしはピーチ姫にします」
古泉「僕はクッパで」
ハルヒ「有希はマリオね。じゃあコースはレインボーロードで始めるわよ!」
みくる「やりましたぁ1番ですぅ」
ハルヒ「あたしが3位なんて…みくるちゃんも有希もなかなかやるわねぇ。それにしても男子たるんでるんじゃない?キョンに至っては周回遅れよ!」
キョン「お前がアイテムで俺ばかり狙うからだろ!」
古泉「長門さんにコンピューターゲームで勝つなんて朝比奈さん凄いですねぇ」
キョン「冷静に分析するな。ていうか古泉もスターで俺を引いていったろ!」
古泉「流石ですね。やはり気づいてましたか。」
キョン「当たり前だ!!」

ハルヒ「キョン!安心しなさい。さっきのレースはこち亀で言うところの寺井よ!!」

キョン「全く意味がわからんのだが」

ハルヒ「わかんないのぉ?さっきのはエキシビションでこれからが本番って意味!!じゃあ行くわよ」

キョン「待て!」

ハルヒ「何!?イライラするわねぇ」

キョン「ヨッシー使いたいんだが…」

ハルヒ「あたしも使いたいのに…じゃあ次のレースで順位があたしより上だったらいいわよ」

キョン「ハルヒにしては珍しく比較的理不尽じゃないな」

ハルヒ「うるさいわねぇ。じゃあいくわよ!」

ハルヒ「び、ビリですってぇ!?なんでよ~」

みくる「1位なんてキョン君すごぉい」

キョン「はは…まぐれですよ。じゃあトイレ行ってくるわ」

古泉「幽霊に気をつけてください」

キョン「冷静な顔で言うと怖いからやめろ!」

ハルヒ「あれ?有希までどこ行くのよ?」

長門「…トイレ」

みくる「まだ1時にもなってないですねぇ」

ハルヒ「2人が帰って来たらプール行きましょ!あたしは昨日のプールが雨で潰れたから水着あるしみくるちゃんと有希はバニーガールの衣装でいいでしょ?」

みくる「ふぇ…」

ハルヒ「決まりね。古泉君は水着ある?」

古泉「ありませんが体育のハーフパンツでよろしければ」

ハルヒ「上等ね!じゃあ着替えるから古泉君は後ろ向いてて」

古泉「はい分かりました」

ジャー

キョン「スッキリしたぁ」

長門「…」

キョン「長門、女子にしては早いな、というより宇宙人に排泄行為なんてあるのか?」

長門「…」

キョン「睡眠はどうなんだ?」

長門「…ない」

キョン「だろうなぁ。家にいてもずっと正座してそうだし」

長門「…」

キョン「あ、さっきコンピ研の中で俺に質問したよな?あれなんだったんだ?」

長門「…」

ハルヒ「キョン!有希!早くしなさい!!水着に着替えてプールに行くわよ!」

現在さるです

KYSSですみません

キョン「みんな着替えたんだな…古泉、お前ハーフパンツかよ」

古泉「海パン感覚ですよ」

キョン「朝比奈さんはハイレグみたいですね…」

みくる「ハイレグみたいだけどビキニに比べて恥ずかしくないから逆にいいです」

キョン「はは、そうですねってハルヒ!長門もバニーガールなのか!?」

ハルヒ「そうよ!」

キョン「ちょっと待て!長門、お前水着あるだろ?」

長門「…ある、教室に」

キョン「よし、じゃあ取りに行け」

長門「わかった」

キョン「よし、じゃあ長門が来るまで待機だな(ふぅ…長門の裸は見たことないが万一地球人らしからぬ肉体だったら…と思うと危ないところだった)」

古泉「素晴らしい機転と判断ですね」

キョン「まぁな」

ガチャ

ハルヒ「あ、有希帰ってきたわね。じゃあ行くわよ」

古泉「プールの鍵は職員室から持って来たんですか?」

キョン「そうだ。ハルヒがな」

ハルヒ「言っとくけど遊びじゃないわよ。競泳で勝負よ!」

キョン「個人戦か?」

ハルヒ「そんなことしたらみくるちゃんが圧倒的ビリじゃない!チーム戦よ!」

キョン「チーム分けはどうするんだ?」

ハルヒ「どうしようかしら…キョンと古泉くんってどっちが速いの?」

キョン「同じくらいじゃないか?」

古泉「だと思います」

ハルヒ「じゃああたしとキョンチームね」

古泉「じゃあ僕は残りの3人チームですね」

ハルヒ「じゃあルールね!女子は自由形男子は平泳ぎで250M泳ぎ切ったチームが勝ちよ!」

古泉「おや、1番手ですか?」

キョン「まぁな、そっちのチームは朝比奈さんか?」

古泉「よくわかりましたね。その通りですよ」

ハルヒ「そろそろ始めるわよー位置について…よーい、どん!!」


ハルヒ「ハァ…ハァ…ハァ…やったわキョン!勝ったわよ!」

キョン「おう、お疲れ。頑張ったな」

古泉「流石最強ペアですね」

キョン「そこ、言葉に気をつけろ」

ハルヒ「じゃあシャワー浴びて戻るわよー」

みくる「シャンプーとかってあったりしますかぁ?」

ハルヒ「もちろんかっぱらってきたわよ!はい、キョン。あんたと古泉君の分も」

キョン「おぉ、サンキュー」

ハルヒ「じゃあみくるちゃん。シャワー室で楽しみましょうねぇ」

みくる「ふ、ふぇえ…?」

キョン「スッキリしたなぁ」

古泉「ええ、シャワー浴びて布団まで用意してまるで本当の合宿ですね」

キョン「でもハルヒが来たら寝させてくれないんだろうな。もう2時過ぎなのに」

ハルヒ「お待たせぃ!」

キョン「来た…」

ハルヒ「あんた達このまま寝れると思ったら大間違いよ!」

キョン「わかってるよ。次は何やるんだ?」

ハルヒ「お酒よ!」

キョン「いくら無人だからって学校で酒かよ!?」

ハルヒ「何?ビビってるの?」

キョン「ビビってるはないが学校で酒なんて抵抗ないのか?それに未成年だろ!」

ハルヒ「キョン、あんた意外に古臭いわねぇ。ここまで成長しといて歳なんか関係ないでしょ。まだ成長するとでも思ってんの?」

キョン「ま、まぁいいか。ていうかハルヒ!どこから持ってきたんだ!?」

ハルヒ「細かいことはいいの!!あんまりゴチャゴチャ言ってると全部アンタに一気させるわよ!」

ハルヒ「はい、じゃあUNOやるわよー。みくるちゃん、さっき教えたルール忘れてないわよね!?」

みくる「ふぁ、ふぁい大丈夫れす」

ハルヒ「よろしく!じゃあ勝った人はビール一本、負けた人は一気飲みよ!10本あるから5回は出来るわね!」

古泉「一気飲みとは面白いですね」

キョン「他人事のように言うな!」

ハルヒ「じゃああたしのターン、ドロー!!」

ハルヒ「あ、あたしがビリですってぇ!?キョン!あんたウノって言った?」

キョン「言ったぞ。ハルヒはもう3本目なんだから一気じゃなくてもいいぞ」

ハルヒ「キョン!ナメてんの!?あたしは情けをかけられるほど弱くないわよ!それっ!グビ…グビ…ぷはぁ」

キョン「お前…性別は女だよな?」

ハルヒ「あんたの分も飲んでやるわよ!よこしなさい!グビ…グビ…ぷはぁ」


ガチャッ

キョン「ちょ、どこ行くんだ!?」

ハルヒ「オシッコ!!!」

キョン「!」

みくる「涼宮さん大丈夫ですかねぇ」

キョン「まぁハルヒのあの威勢が本当なら心配ないですが…どうでしょう」

みくる「……ふぁ~あ。すいません、あくび出ちゃいました」

キョン「仕方ないですよもう4時前ですし。ハルヒの面倒は俺が見るんで、寝ちゃっていいですよ」

みくる「本当?じゃあお言葉に甘えてお先に休ませていただきます」

キョン「はい、おやすみなさい」

みくる「おやすみなさい」

ガチャッ

ハルヒ「今帰ったわよキョン!てかまだ起きてたの!?」

キョン「あぁ酒が入ってるハルヒには監視役が必要だからな」

ハルヒ「あんた、あたしがあんな量で酔っ払うと思ってんの?」

キョン「お前の威勢がただの強がりかもしれないから心配するに越したことはないだろ」

ハルヒ「まぁいいわ。明日の夜はビールなんて生易しい水じゃないから覚悟しときなさい」

キョン「はぁ…」

ハルヒ「ちょっと、あたしのバックの中のスウェット取ってくれる?」

キョン「ほらよ。ていうかお前は突然のこの合宿をまるで予想してたかのようだな」

ハルヒ「そんな予想するわけないでしょ。さっきプールの帰りに鶴屋さんのロッカーから持ってきたのよ」

キョン「いまさらこんなこと言うまでじゃないが傍若無人だな」

ハルヒ「うるさい!早く寝るわよ!」

キョン「その前にトイレ行ってくる」

ハルヒ「早く済ませなさいよ!」

キョン「はいはい」

ガチャッ

ハルヒ「遅い!!何してたのよ!?」

キョン「トイレだって言ったろ。遅いったって5分くらいだ」

ハルヒ「男なら3分で済ませなさいよ!全く…」

キョン「もういいだろ…寝るぞ」

ハルヒ「ねぇ」

キョン「何だ?」

ハルヒ「…手…つないで」

キョン「は?」

キョン「怖いから手つないでほしいのか?」

ハルヒ「そんなんじゃないけど…いいからつなぎなさいよ」

キョン「わかってたよ。ほら」

ハルヒ「…フン」

ジリリリリリ

キョン「な、何だ?誰だ目覚ましかけたやつは。まだ7時じゃないか。うっ体が重い」

長門「…来て」

キョン「お前か?目覚ましかけたのは」

長門「そう」

キョン「はぁ…で何なんだ?」

長門「…これば分かる」

トコトコ

キョン「ここはどこだ?」

長門「古泉いつきの言う異空間とは別の異空間」

キョン「ということはハルヒの異空間ではなく、別の誰かの異空間なんだな?」

長門「簡単に言うと、そう」

キョン「ということは…長門達の仲間である宇宙人の異空間か?」

長門「…そう。ただ情報統合思念体の異空間ではない」

キョン「じゃあ長門達とは別の宇宙人の異空間なんだな…で、こんな場所に連れて来て何の用だ?」

古泉「今日は開校記念日、明日は祝日、そして明後日から土日」

キョン「古泉いつの間に!!そ、そういえばそうだったなぁ。はぁ、休みの無駄遣いだ…」

古泉「昨晩の出来事では少なからず涼宮さんの声は周辺住民に迷惑をかけているはずです。」

キョン「まぁそうだな。てかどうやってここにきた」

長門「…私が呼んだ。」

キョン「まぁ深くは聞かないでおく。」

古泉「話を戻しますよ。そこで今日、普通なら苦情の電話が来るはずです」

キョン「それで?」

古泉「それで今日、先生から注意を受けるかどうかなんです。」

キョン「それで何がわかるんだ?」

古泉「この世界が涼宮ハルヒが新しく創った世界かどうかです。」

キョン「またか…でも何でだ?」

古泉「涼宮さんはこの突然決まった合宿を楽しんでいます。そして日程的にも絶好の機会です。しかし休日ではありますが昨日のような迷惑行為が起れば苦情が来ます。それに他の部活の顧問の先生が来る気配もありません。」

キョン「わかった!理由としては十分だ。要するに部活の声が新世界の証拠に関わるんだな?」

古泉「ええ」

キョン「なんだか朝から疲れてしょうがない…。部室に戻って一眠りさせてくれ。」

古泉「そうしましょうか。」



ハルヒ「こら!キョン!起きなさい!」

キョン「何時だ?」

ハルヒ「11時よ!あたしに起こしてもらうなんて10年早いわよ!!」

キョン「で、今日は何をやるんだ?」

古泉「とりあえず昼食を作るために調理室へ行くようですよ。」

キョン「なんだ?だれが作るんだ?(できれば朝比奈さんの手料理を食べたい!それか長門の正確無比な料理!いずれにせよハルヒのだけは絶対に…)」

ハルヒ「甘いわよキョン!調理実習よ!!どんな状況でも生きていくためよ!」

キョン「俺みたいな一般高校生がそんな状況に出くわさない!」

ハルヒ「あんた人生を甘く見ない方がいいわよ。さぁみんな移動して!」

ハルヒ「着いたわ!みんな席に着きなさい!いい?今日は豚肉の生姜焼きよ!時間は30分!始めなさい!」

キョン「おいおい…なんか展開早くないか?」

古泉「お腹が空いてるんでしょう。おそらく。」

ハルヒ「言い忘れてたけど、せっかくみんなで作ってるんだから各自2人前作りなさいよ!」

ハルヒ「みくるちゃん!!まずいわ!!みんなの中であなただけとびきりまずい!」

みくる「ふぇえ…」

キョン「(朝比奈さんには申し訳ないがこれは…。生姜焼きって誰が作っても美味しい料理じゃなかったの!?)」

キョン「次はハルヒのだな」

ハルヒ「作ってないわよ」

キョン「堂々と言うな!」

ハルヒ「団長なんだから部下のあんた達が作るのは当然でしょ!」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「じゃあみくるちゃんが作った料理以外の余ったのをあたしに差し出しなさい!」

みくる「私の料理はどうするんですかぁ?」

ハルヒ「そんなまずい料理自分で処分しなさい!!」

みくる「ふぇえ…こんなに食べれないですぅ」

キョン「…(触らぬ神に祟り無しだ。自然にいておこう)」

みくる「キョン君食べてくれますかぁ?」

キョン「!!!」




ハルヒ「ふぅ。お腹いっぱいねぇ。部室に戻りましょ」

みくる「美味しかったですかぁ?」

キョン「は、はい。」

みくる「よかったぁ。」

古泉「お疲れ様です。」

キョン「ほんとに疲れたよ。」

古泉「はは。」

キョン「お前も少しぐらい食べてくれてもよかったんじゃないか?」

古泉「いえいえとんでもない。美味しそうに食べてたじゃないですか。」

キョン「仕方なくだ!」

あっ>>1ですが、さるになる度にネットと接続切って書き込みしてるので、そのつどID変わります。

ハルヒ「さぁ1時半よ!今日は何する?」

キョン「合宿って決めたくせにノープランか」

ハルヒ「うるさいわね。団長としてみんなの意見を聞いてあげてるんでしょ!」

みくる「あのー」

ハルヒ「何?」

みくる「今日の晩御飯はどうするんですかぁ?」

ハルヒ「心配いらないわ!職員室に忍び込んでカップヌードルとってくるし、食堂にも何かしらあるでしょ!はい、他には!?」

一同「…」

ハルヒ「何よ、みんなして何もないの!?じゃあ副団長の古泉君!」

古泉「はい、では…体育館で汗を流しませんか?」

ハルヒ「決定!着替えて体育館行くわよ!!」

ハルヒ「よし、体育館よ!じゃあバトミントンね!みくるちゃんは審判しなさい!」

キョン「…」

ハルヒ「ルールはシングルスにする?ダブルスにする?」

古泉「僕はどちらでも。」

キョン「まぁダブルスだとハルヒと組んだやつが可哀想だからシングルスがいいな。」

ハルヒ「何よそれ!まぁいいわキョン、その言葉忘れないわよ!覚悟してなさい!」

古泉「んっふ凄いことになりそうですね。」

キョン「うるさい!」



ハルヒ「有希凄いじゃない!あたしを抑えて1位よ!!それに比べてキョンは最下位…情けないわね。」

古泉「勝ってしまってすみません。」

キョン「謝られると逆に惨めになるからそっとしといてくれ…」

みくる「キョン君元気出してください。」

キョン「はは、大丈夫ですよ。」

ハルヒ「ふん!当然よ!!団長に向かってあんな口のきき方するからよ!」

ハルヒ「じゃあ戻るわよ!ビリのキョンはあたしをおぶりなさい!」

キョン「じゃあ古泉は長門をおぶるのか?」

古泉「僕は良いですが…」

長門「別にいい…1人で歩ける。」

ハルヒ「じゃあキョンおぶりなさい!帰るわよ!」


ハルヒ「…ねぇキョン。」

キョン「な、なんだ…」

ハルヒ「おぶってくれるのはいいけど、なんで前かがみなの?」

キョン「聞くな!」

ハルヒ「着いたわ!キョンご苦労!」

キョン「はぁ…」

みくる「お疲れ様ですぅ。」

ハルヒ「古泉君、今何時かしら?」

古泉「午後の4時ですね。」

ハルヒ「食料を確保しに行くわよ!」

キョン「鍵はあるのか?」

ハルヒ「当たり前じゃない!何事には準備はぬからないわ」

キョン「そういう細かいことはしっかりしてるんだな。」

ハルヒ「うるさいわね!さっさといくわよ!!」

キョン「2人だけか?」

ハルヒ「何人もゾロゾロと行くほどのことでないでしょ!早く行くわよ!!」

キョン「はぁ…」

古泉「ごゆっくり」

キョン「ふん!」

ガチャ

キョン「ここが食堂か…普段は弁当だから少し新鮮だな。」

ハルヒ「ねぇ。」

キョン「何だ?」

ハルヒ「あんた、昨日何回か有希と2人きりになったでしょ?」

キョン「あぁ」

ハルヒ「何してたの?」

キョン「お前がコンピ研にゲーム機取りにいけって言ったからだろ。」

ハルヒ「じゃあなんで有希と一緒に行ったのよ!?1人でできることでしょ?」

キョン「そ、それは…もしコンピ研の奴らがパソコンで防犯していたら長門に任せればいいからな。長門はパソコンに詳しいし。」

ハルヒ「ふーん…」

キョン「(この反応は何だ…?苦しい言い訳だったからな…)」

ハルヒ「まぁいいわ。でもそのあとトイレ行ったわよね?」

キョン「あぁ」

ハルヒ「その時有希もトイレ行ったじゃない?あの時は何だったのよ!?」

キョン「何もない!ほぼ同じタイミングでトイレに行っただけだろ。」

ハルヒ「本当かしら?最初に職員室に行った時も有希を連れ出したし…」

キョン「あれはお前が何するかわからないから連れ出したんだ!バランスをとった感じだ。」

ハルヒ「はぁ?何言ってんのよ!?余計に嘘っぽく聞こえるわ。」

キョン「何もないって言ってるだろ。少しは素直に信じろよ。それとも何か?ヤキモチでも妬いたのか?」

ハルヒ「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!もう食料取りに行くわよ!!」

ハルヒ「よし、こんなもんでいいわね。キョン行くわよ。」

キョン「おう。」



ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「あのさ…」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「本当に彼女いないの?」

キョン「まぁな。お前の仲間っていうレッテルもあるしな。」

ハルヒ「悪かったわね!」

キョン「お前はどうなんだ?」

ハルヒ「前にも言ったけどつまんない人間ばかりでそんな気にもならないわ。」

キョン「気になる人はいるのか?」

ハルヒ「はいはい。さぁ職員室よ。」

キョン「自分から質問しといて無視かぁ!」

ハルヒ「おまたせー」

みくる「お疲れ様ですぅ」

古泉「ずいぶん持ってきましたねぇ」

キョン「あぁ。ガスコンロまで食堂から持ってきたからな。」

ハルヒ「今日はすき焼きよ!!」

長門「…すき焼き…?」

キョン「すき焼きというのはだな…なんて言えばいいんだ…」

長門「…」

キョン「長門にとってパソコンはテンションが上がる物だろ?」

長門「…」

キョン「それと同じで日本人にとって、すき焼きはテンションが上がる食べ物なんだ。」
テンションが上がる食べ物なんだ。」

ハルヒ「下手くそな説明ね。」

キョン「うるさい!」

ハルヒ「有希!とにかく食べてみなさい!きっと驚くわよぉ!!」

長門「…わかった。」

ハルヒ「古泉君!今の時間は!?」

古泉「5時前ですね。」

ハルヒ「じゃあ早速準備に取りかかるわよ!!」

ハルヒ「あたしと古泉君は下ごしらえで、キョンは米担当ね!」

キョン「まさか炊飯器まで持ってきたのか?」

ハルヒ「そうよ、そこにあるじゃない。」

みくる「あのー私と長門さんは何をすれば…」

ハルヒ「有希は初すき焼きを楽しみに待ってなさい!みくるちゃんは…マリオカートでもやってなさい!」

みくる「は、はい…」

キョン「ところで何合炊けばいいんだ?」

ハルヒ「うーん…男2人で6合、あたしが2合…みくるちゃん、有希!何合?」

みくる「1合でお願いします。」

有希「…2」

キョン「俺はそんなに食欲ないから少なくていいぞ。体がだるい。」

ハルヒ「じゃあ合計11合よ!!」

キョン「話聞いてたか?」

キョン「研ぎ終わったけどもう炊き始めていいのか?」

ハルヒ「じゃあ8時にタイマーセットしなさい!」

キョン「は、8時!?まだ5時半だぞ?」

ハルヒ「お腹を空かせに空かせないとね。」

キョン「下ごしらえは終わったのか?」

ハルヒ「野菜切るだけだもん。終わったわよ。」

キョン「じゃあ飯まで何するんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…」

古泉「お腹を空かせるなら運動はどうでしょう?」

ハルヒ「決まりね!プール行くわよ!」

キョン「ちょっと待て!水着がないだろう!」

ハルヒ「あるわよ!みくるちゃんに洗濯してもらったし。」

キョン「いつの間に…」

ハルヒ「プールに着いたわ!!」

キョン「何やるんだ?」

ハルヒ「お腹空くように適当に動きなさい。」

キョン「なっ…!」

古泉「あの」

キョン「何だ」

古泉「勝負しませんか?個人メドレーで。」

キョン「まあいいだろう。4×100Mでいいよな?」

古泉「いや、僕はバタフライが出来ないので3×200Mでどうでしょう?」

ハルヒ「1600M自由形よ!!」

キョン「おい!」

古泉「おやおや」

ハルヒ「じゃあ始めるわよ!よーい…」

キョン「ちょちょっとタンマ!あそこに鶴屋さんいないか?」

ハルヒ「あ、本当だ。鶴屋さーん!」

鶴屋「おぉ、ハルにゃんじゃないか!それにみんなも!何?何してんの?」

ハルヒ「合宿よ!!」

鶴屋「おぉ!せっかくの休みなのにご苦労だねぇ」

ハルヒ「鶴屋さんは何してたの?」

鶴屋「スウェット忘れちゃったから取りに来たんだ。」

ハルヒ「もしかしてロッカーに忘れた?」

鶴屋「そうそう!なんでハルにゃん知ってるのさ?」

ハルヒ「昨日借りたのよ。」

鶴屋「なぁんだ。そうだったのかぁ。」

ハルヒ「みんなぁ部室に戻るわよ!」

キョン「(プールにまだ入ってないんだが・・・)」

ハルヒ「古泉君今何時?」

古泉「6時半です。(ちっ、みんな時計くらい持ってきてくださいよ…)」

キョン「飯まであと1時間半かぁ…」

鶴屋「なになに!?もしかして夕食の用意されてるとか?」

ハルヒ「そうよ!なんとすき焼きよ!!」

鶴屋「おぉ!!すっごい豪勢じゃないかーでも鍋とはいえみくるには作らせちゃだめだよ~」

ハルヒ「大丈夫よ!みくるちゃんには時間までマリオカートするように言ってるから!」

鶴屋「さすがハルにゃん!!それなら大丈夫だぁ。」

ガチャ

鶴屋「ここが部室なのかぁ。実際、入るのは初めて…だったっけ?」

キョン「たぶんそうですね。」

鶴屋「てゆーか布団まで用意されてるじゃん!!」

ハルヒ「キョン!!布団足りないから礼法室行きなさい!」

キョン「はいはい」

鶴屋「キョン君悪いねぇ。」

キョン「いえいえ。」

ハルヒ「いよいよすき焼きまで30分よ!」

長門「…限界」

ハルヒ「待ってなさい有希!すき焼きはもうすぐよ!」

鶴屋「長門ちゃんすき焼き大好物なのぉ?」

ハルヒ「大好物というかすき焼き食べたことないらしいわよ。」

鶴屋「そっかぁ…まぁみくるのすき焼きが初すき焼きにならなくてよかったねぇ。」

ハルヒ「キョン!!あと何分!?」

キョン「あと25分だ。少し落ち着け!」

ハルヒ「絶妙な時間ねぇ…」

ハルヒ「時間まで校内探検してくるわ!!」

鶴屋「私も行くっさぁ」

ハルヒ「じゃあ鶴屋さん行きましょ!」

ガチャ

キョン「古泉…」

古泉「はい?」

キョン「今日の朝、この世界はハルヒが作った世界とか言ってたよな?」

古泉「はい、まだ推測ですが。」

キョン「だが、鶴屋さんが現れたってことはその推測が外れたんじゃないか?」

古泉「いや、まだわかりませんよ。涼宮さんが望んだ結果かもしれません。」

キョン「そうか…」

古泉「それに部活も行われてません。まぁ偶然が重なった結果かも知れませんがね。」

キョン「まだわからないということか…」

トコトコ

ハルヒ「…鶴屋さん。」

鶴屋「ん?ハルにゃんどうしたぁ?」

ハルヒ「鶴屋さんから見て………キョンはどう?」

鶴屋「うーん…まぁ、普通かな?」

ハルヒ「そう…」

鶴屋「ハルにゃんもしかして…」

ハルヒ「な、何?」

鶴屋「いや、なんでもない!にゃははは」

キョン「8時5分前か。あとはハルヒたちを待つだけだな。」

みくる「ねぇキョン君。」

キョン「ん?どうしました?」

みくる「鶴屋さんの事…どう思う?」

キョン「うーん…元気だなぁとか明るい先輩だなぁとかですかね。」

みくる「そう…」

キョン「何か…?」

みくる「い、いやなんでもないです!」

古泉「(すき焼きすき焼きすき焼きすき焼き…)」

ガチャ

ハルヒ「待たせたわね!さぁ、すき焼き開始よ!!肉と野菜ぶち込んでみんながっついちゃいなさい!!」

鶴屋「ご飯まで盛られて準備万端じゃないか!ご飯多!!」

ハルヒ「よぉし。待ってられないわ!煮えたのから食べちゃうわよ!」

古泉「!!!!!」

古泉「(涼宮さん!どうして蓋をして3分間待たないのですか!!あなたは神の時間の大切さをわかっていない!)」

ハルヒ「お肉頂きー!!」

古泉「!!!(涼宮さん!!最初に肉ですか!しかも今のでフィールドの肉の3分の1は無くなった!信じられない人だ!!)」

キョン「古泉。卵だ。」

古泉「ありがとうございます。(なぜあなたはそんなに卵を泡立てた!!かき混ぜる回数は9回半。計画的に1個分使い切ることはすき焼き界の常識です!!)」

みくる「あの古泉君…私卵いらないのでよかったらどうぞ。」

古泉「!!(朝比奈さんあなたまで!すき焼きに卵を使わないなんて邪道だ!!いったいこの人たちは何を考えてるんだ!)」

ハルヒ「どうしたの古泉君?どんどん食べましょ!!」

古泉「はい。それでは、いただきます。」

ハルヒ「ふぅ、お腹いっぱい。」

鶴屋「みんなありがとう。凄い美味しかったよ。」

古泉「みなさんすき焼きのシメのアレは…」

ハルヒ「有希!初すき焼きはどうだった?」

長門「美味」

キョン「よかったな。長門。」

みくる「皆さん満腹で動けないようなので私が洗い物しますね。」

キョン「すいません。」

みくる「いえ。」

古泉「…」





古泉「もう12時過ぎですねぇ。」

キョン「ハルヒも寝ちゃったし…俺たちも寝るか。」

鶴屋「そうはさせないよ!」

キョン「え?」

鶴屋「さっき冷蔵庫の中見たさぁ!お酒どうするの?」

キョン「多分ハルヒが夜中起きて、俺達を叩き起こして飲まされると思いますよ!」

鶴屋「そう!じゃあ早く寝るよ!!みくる!電気消して!!」

みくる「う、うん。」

合宿3日目(金曜)

キョン「ん…もう9時か…」

古泉「おはようございます。」

キョン「起きてたのか。」

古泉「今日は雨のようですね。」

キョン「そうだな。天気悪いから今日はずっと室内だな。」

古泉「どうなるんでしょうね。」

キョン「しらん!どうせハルヒの事だから良い方向に行く訳がないんだからな。」

古泉「これは失礼。」

鶴屋「おはよー!」

キョン「おはようございます。」

鶴屋「ハルにゃん結局起こさなかったじゃないかぁ。せっかくお酒飲めると思ったのにぃ。」

キョン「あいつは何考えてるか分かんないですからね。」

長門「…」

キョン「おぉ長門。おはよう。」

ムギュ!!

みくる「痛!な、なんなんですかぁ!?」

キョン「大丈夫ですか朝比奈さん!?」

鶴屋「みくるごめんごめん気付かないで踏んじゃったよ。」

みくる「ひどいですよ鶴屋さん…」

キョン「ま、まぁとにかくみんな起きたんで、ハルヒが起きるまでなんかしてましょう。」

古泉「そうですね。」

ハルヒ「キョン!」

キョン「うわ!びっくりした。なんだ?今起きたのか?」

ハルヒ「そうよ!寝込み襲おうとしたってそうはいかないわよ!」

キョン「誰も襲わん。」

ハルヒ「失礼ね。」

鶴屋「まあハルにゃん朝食できてるよ。」

ハルヒ「気がきくわね。だれが作ったの?」

古泉「長門さんですよ。」

ハルヒ「ありがとう。有希!」

キョン「美味しかったな。」

みくる「長門さんのお料理の腕前羨ましいですぅ。」

鶴屋「みくるは羨むだけにしときなさいねぇ。」

ハルヒ「ごちそうさま!古泉君今何時?」

古泉「10時過ぎですね。(どうせ時計係ですよ。)」

ハルヒ「今日は雨ね…何しようかしら?」

キョン「ところでハルヒ。この合宿はいつまで続くんだ?」

ハルヒ「日曜の夕方までよ。」

キョン「ということは明後日までか…」

ハルヒ「何?嫌なの?」

キョン「別に苦ではないがあんま体調が優れなくてな。とりあえず日程を聞いてみただけだ。」

鶴屋「みくる、図書館に忘れ物取りに行きたいからちょっとついてきてくれない?」

みくる「あ、うん」

古泉「でしたら僕も図書館に用事があるのでご一緒してもよろしいですか?」

長門「…私も行く」

鶴屋「おぉいいよー。」

みくる「キョン君たちはどうしますかぁ?」

キョン「俺はちょっと休んでます。」

ハルヒ「私は団長としてキョンを見張っておくわ。」

鶴屋「じゃあ13時までには戻ってくるよ。」

キョン「わかりました。」

ハルヒ「…ねぇキョン。あんた…ドラマの恋愛ってどう思う?」

キョン「うーん…まぁドラマ自体あんま見ないがドラマの恋愛は…現実味がないな。」

ハルヒ「ふーん…」

キョン「何なんだ?」

ハルヒ「いや、別に…」

ハルヒ「…あんた揚げシューマイ好き?」

キョン「大好きだな」

ハルヒ「ほんとに!?あたしも大好きなのよ!奇遇ねぇ。」

キョン「え、何?揚げシューマイ好きなの?日本で何位?」

ハルヒ「そうねぇ…1000位くらいには入ってるかしら。」

キョン「黙っとけ!俺3位だぞ!!」

トコトコ

鶴屋「ねぇねぇ」

古泉「何でしょう?」

鶴屋「ハルにゃんって絶対キョン君のこと好きだよねー。」

古泉「まぁ他の人に比べて好感はあるでしょうね。」

鶴屋「だよねー。でもキョン君の気持ちはいまいちわからないんだよね。古泉君はどう思う?」

古泉「うーん難解ですね。」

みくる「そういえば長門さんいないですぅ。」

鶴屋「あれぇ?いつの間に。」

古泉「とりあえず探しましょうか。」

キョン「そろそろ13時だな。」

ハルヒ「そうね。図書館行ったついでに昼ごはん持ってきてくれないかしらね。」

キョン「ん?」

ハルヒ「どうしたのよ?」

キョン「あれ…長門じゃないか?」

ハルヒ「あら、ほんとね。何してるのかしら。有希ー!」

キョン「…聞こえてないみたいだな。」

ハルヒ「有希のところ行くわよ!」

みくる「あっ長門さんいましたぁ。」

古泉「ふぅ…ようやく見つけましたねぇ。」

鶴屋「ハルにゃんとキョン君も一緒だねぇ。おーい!!」

キョン「あっ鶴屋さん。」

鶴屋「突然どこに行ったかと思ったらー。でも見つかってよかったさぁ。」

長門「…」

ハルヒ「ついさっき有希が歩いてるの見つけたんだけど全然喋んないのよ。まぁもともと無口なんだけど。」

みくる「な、長門さん?」

長門「…」

キョン「もともと無口だったとはいえさすがにおかしいな。おい、長門!」

長門「…」

ハルヒ「有希!話しかけてるんだから答えなさいよ!!」

鶴屋「まぁまぁハルにゃん。とりあえず昼食にパン持ってきたから部室に戻ろうよ。」

ハルヒ「…そうね。」

鶴屋「ご馳走さん!!」

ハルヒ「有希、ご飯はちゃんと食べるのね。」

古泉「まるで動く植物人間ですね。」

ハルヒ「古泉君!ちょっと言葉がひどいわよ!!」

古泉「すいません。」

キョン「ハルヒにしては珍しく正しい指摘だな。」

ハルヒ「当り前でしょ!キョンと違って有希は大事な団員なんだから。」

キョン「その台詞もひどくないか?」

ハルヒ「無口な有希が本当に無口になるとなんか困るわねぇ。」

古泉「涼宮さんの耳に届いてないようですね。」

キョン「いつものことだ。」

みくる「キョン君って長門さんの扱いうまいですよねぇ。」

ハルヒ「そうね。」

古泉「それでは長門さんと彼を二人きりにしてみませんか?このままでいるよりは可能性が感じられますし。」

ハルヒ「じゃあキョン頼んだわよ!!」

キョン「あぁ、まぁ期待はするなよ。」

鶴屋「じゃあ行ってくるよー。」

ガチャ

キョン「おい長門。」

長門「…」

キョン「まぁとりあえず本でも読んでろよ。」

長門「…」コクッ

キョン「お!まぁなんかあったらアクション起こしてくれ。」

キョン「もう16時か…ハルヒたちはまだ遊んでんのか。」

長門「…」

キョン「なぁ長門。雨もあがったし気分転換に散歩でもするか?」

長門「…」コクッ

キョン「入学してから結構経つけど、ハルヒに関わってるから学校の敷地の事、あんまり知らないんだよな…。長門はいつも部室で読書してるけどどうなんだ?」

長門「…記憶はしている。」

キョン「お!じゃあ俺の知らなそうな所とか案内してくれよ。」

キョン「もう17時か…そろそろ部室に戻るか。色々教えてくれてありがとな。」

長門「…別にいい。」

キョン「ところでさっきはなんでいきなり喋らなくなったんだ?」

長門「…この合宿は2回目。」

キョン「お前も疲れてるんだな…。大丈夫か?俺もなんだか体が重いよ。」

長門「……大丈夫。」

ガチャ

ハルヒ「あんた達何してたのよ!!」

キョン「お、戻ってたか。」

ハルヒ「何してたのって聞いてるのよ!!」

キョン「気分転換に散歩だ。」

みくる「長門さんどうですかぁ?」

キョン「大丈夫だよな。長門。」

長門「…大丈夫。」

鶴屋「おぉ!さすがキョン君だねぇ!」

キョン「ど、どういう意味ですか?」

鶴屋「特に意味はないよ。さぁ今日の晩御飯食べちゃおう!ハルにゃん今日の夕食は何だっけ?」

ハルヒ「しゃぶしゃぶよ!!!!!」

キョン「声がでかい!『!』を5個も付けるな!」

鶴屋「ごちそうさま!」

ハルヒ「鍋料理も飽きたわね…」

鶴屋「じゃあ明日はあたしがカレー作ってあげるよ!」

みくる「楽しみですぅ。」

キョン「美味しいんですか?」

みくる「文化祭の時に鶴屋さんが差し入れでカレー作ってくれたんですけどすごく美味しかったんですよ。」

古泉「20時ですね。」

キョン「今夜は何するんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…。」

鶴屋「じゃあ麻雀やろうよ!最近ハマってるんだよねー」

ハルヒ「じゃあそれね!メンツはあたしとキョンと鶴屋さんと古泉君でいいわね!」

古泉「よろしくお願いします。」







古泉「終局ですね。」

ハルヒ「あたし達6人だから何かのスポーツチーム作りたいわね。」

キョン「唐突だな」

ハルヒ「よし!多数決取るから、競技名をこの紙に書きなさい!」



ハルヒ「集まったわね。1枚ずつ読み上げるわよ!」

ハルヒ「フットサル!バレー!籠球!バスケ!バレー!バレー!バスケ!」

キョン「(籠球って書いたのは長門だな…。)」

ハルヒ「バスケとバレーが同数だから決戦投票よ!もう1回書きなさい!」

ハルヒ「バレー!バレー!籠球!バスケ!バスケ!バスケ!バレー!…ということでバスケに決定!!」

キョン「ちょっといいか?」

ハルヒ「何?文句でもあるの?」

キョン「文句はないがなんで票数が7なんだ?」

ハルヒ「あたしは団長よ。団員と同じ票数なんて不公平じゃない。」

キョン「こういう時だけ公平を保つんだな。」

ハルヒ「うるさいわね。両方に入れたんだから別にいいでしょ!」

古泉「ところでバスケチーム結成は決まりましたが活動内容等はどうするんでしょうか?」

ハルヒ「とりあえず、リーダーはあたし。古泉君は副リーダー。みくるちゃんが補欠で残りの5人はスタメンよ!」

鶴屋「背番号はどうするのさ?」

キョン「とりあえずリーダーのハルヒは4番で古泉は5番だな。」

ハルヒ「4番なんて嫌よ!ゴリじゃないのよ!!」

キョン「それはスラムダンクの話だ。」

ハルヒ「あたしは7番よ!」

鶴屋「あたしは11番-!」

ハルヒ「みくるちゃんは16番で、古泉君は6番、有希は4番、キョンは10番ね!」

キョン「背番号に何か意味はあるのか?」

ハルヒ「もちろんあるわよ!あたしの7番は仙道で、古泉君の6番は海南の神安田じゃない!
有希の4番はゴリでもボス猿でもなく海南の牧。あんたの10番は桜木。みくるちゃんの16番は最初の陵南戦で桜木にユニフォームを奪われた佐々岡のよ!
鶴屋さんは流川の11番にしようと思ってたからちょうどよかったわ!」

キョン「やれやれ」

ハルヒ「じゃあ明日は朝から特訓よ!古泉君今何時?」

古泉「21時半です(!!!)」

ハルヒ「よし!22時までに寝るわよ!明朝6時から特訓開始よ!」

合宿4日目(土曜日)

ハルヒ「朝よ!みんな起きなさい!!」

キョン「本当にやるのか?」

ハルヒ「当たり前でしょ!先に体育館行ってるからね!」

キョン「はぁ…やれやれ」

古泉「今日は土曜日ですね」

キョン「ようやく明日家に帰れるな。」

古泉「まだわかりませんよ。日曜日も泊まってそのまま学校かもしれません」

キョン「確かに…」

鶴屋「まぁいいじゃん。とりあえず体育館行こうよ!」

キョン「そうですね」

ガラッ

ハルヒ「遅い!早速始めるわよ!!」

キョン「何から始めるんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…とりあえず実力を見たいから紅白試合よ!」

古泉「いわゆる3on3というものですね。」

ハルヒ「そうよ!じゃあチームは…あたしとキョンとみくるちゃん!」

古泉「では、僕は長門さんと鶴屋さんのチームですね。」

ハルヒ「5分後に始めるわよ!!」

キョン「体がうごかない…」

古泉「お疲れ様です。」

早朝の練習を終えた俺達は部室へと戻っていた。

キョン「ハルヒ、今日の予定は何なんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…なんだか疲れちゃったし晩御飯まで自由行動でいいわ。」

キョン「そうか…。」

古泉「じゃあ僕はもう一眠りすることにします。」

キョン「俺もそうするかな。」

二度寝をして古泉と俺が起きたのは11時。長門以外は外に出ているようだ。

そしてハルヒ達が帰ってくることなく19時が過ぎた。

キョン「いい加減帰宅したいなぁ。てゆーか古泉達は嫌な顔をしてないが帰りたいとかいう気持ちはないのか?」

古泉「まぁ少なくとも僕は、その気持ちはなくもないですね。ただ、あなたに話した能力がある以上、涼宮さんの機嫌を損なうことはできないのですよ。」

キョン「じゃあ本音を言えばみんな帰りたいんだな。」

古泉「まぁ鶴屋さんはわかりませんが、そうでしょうね。」

キョン「それにしても今日はなんだかゆっくりとした1日だったな。」

古泉「そうですね。ただ、明日で終わりなのにゆっくり過ごせたのは少し怖い気もしますが。」

キョン「まぁハーフタイムだな。」


こうして俺は古泉と話をしながらハルヒ達を待っていたが、日付が変わってもハルヒ達は帰ってこなかった…。

合宿4日目(土曜日)終了

合宿最終日(日曜日)

古泉「携帯も繋がりませんね…」

キョン「3人ともか!?」

古泉「えぇ…」

キョン「じゃあとりあえず探しに行くか」

ガチャ

鶴屋「遅くなってごめんねぇ。」

キョン「あ、あれ?ハルヒと朝比奈さんは一緒じゃないんですか?」

鶴屋「校内で普段行かない所を色々探検してから、さっきまでプールで遊んでたんだけど、あたしがシシャワー室出たらみんないなくなっちゃってたんだよ…。」

キョン「そうですか…」

古泉「とにかく探しに行きましょう!」

キョン「そうだな。鶴屋さんは休んでていいですよ。」

鶴屋「いや、心配で寝れないしあたしも探しに行くよ。」

キョン「古泉…」

古泉「午前0時半です。」

キョン「もうそんな時間か…じゃあ二手に別れて探そう!振り分けは…ジャンケンでいいな?」



キョン「じゃあ俺は長門と、鶴屋さんは古泉とお願いします。」

鶴屋「何かあったときの連絡手段はどうする?」

キョン「鶴屋さん達は俺に連絡してください。俺達からは古泉に連絡しますんで。」

古泉「じゃあ行きましょう。」

キョン「なぁ長門、情報統合思念体とやらからハルヒの居場所の情報は送られてこないのか?」

長門「申請はしたが分からないという回答が来た。」

キョン「そうか…。じゃあ仮にハルヒを見つけれなかったら。ハルヒを監視するというお前の役目はどうなるんだ?」

長門「おそらく待機モード。もしくは、このままの生活を続け涼宮ハルヒの新しい情報を待つことになる。」

キョン「まぁ俺は後者の方がいいな。」

長門「…」

古泉「涼宮さんとはどんな所を歩き回ったんですか?」

鶴屋「普段は入らないような教室だったり、他の部室を散策したり。あとは…団長権限とか言ってキョン君の机とかロッカーとかチェックしてたよ。」

古泉「まさしく涼宮さんの行動ですね。」

鶴屋「まぁ、ネタになるような物は入ってなかったんだけどね。」

古泉「涼宮さんが消えるまでの間に何か変わったことはありましたか?」

鶴屋「うーん…どうだろう?キョン君的に言うと普段も変わってるからねぇ。」

古泉「そうでしょうね。」

鶴屋「「あ、でもプールに行く前に、ハルにゃんが体育館のトイレに行ったんだよ。で、トイレから出た後のハルにゃんの顔が良いことあったような嬉しそうな顔してたんだよね。」

古泉「…とりあえず行きましょうか。」

プルルル

キョン「もしもし!古泉か、どうした?」

古泉「急いで体育館に来てください!」

キョン「わ、わかった」

ブツッ

キョン「体育館で何かあったようだ。とりあえず行こうか」

プルルル

古泉「もしもし、着きましたか?」

キョン「あぁ、どこに行けばいいんだ?」

古泉「体育館内の1階女子トイレに来てください。」

キョン「分かった」

ブツッ

長門「…気をつけて。」

コンコン

古泉「どうぞ。」

キョン「何か分かったか?」

古泉「とりあえず奥の個室の壁を見てください。」

キョン「ん…なんだこれは!?」

古泉「確認出来ましたか?」

キョン「まぁ確認できたがこれを説明しろと言われれば未確認だ。」

古泉「おそらく…閉鎖空間の境界かと。」

キョン「またそれか…」

古泉「いやまだ確証は持てないのですが…」

キョン「…」

古泉「そこで、涼宮さんとともに数時間閉鎖空間にいたあなたに聞きたいのですが、この壁に似た物を見たことありませんか?」

キョン「ハルヒといた閉鎖空間と同じ…ように見える」

古泉「ということは…あの壁の外が閉鎖空間ですね…」

キョン「いや…逆かもしれないぞ。今俺達がいる世界が閉鎖空間であって、ハルヒは飽きたがら現実世界に帰った…」

長門「…なくはない」

古泉「そうですね…。どちらにしても、参りましたね…」

キョン「まぁまだハルヒの怪獣は出てないから大丈夫だな。」

鶴屋「よく分かんないけど、とりあえずハルにゃんは私達とは別世界に行っちゃったんだよね。」

古泉「現時点では、そう考えるしかないですね。」

鶴屋「あの不思議な壁は別世界との境界なんだよね?」

古泉「はい。」

鶴屋「じゃあ、とりあえずその壁を壊してみようよ。」

古泉「え…」

古泉「どうでしょう?長門さん。」

長門「涼宮ハルヒに関しては分からないことが多い。物理的な力だとしても可能性はゼロとは言えない。」

鶴屋「じゃあやってみよう!」

キョン「この金属バットでいいな」

ガン!ガン!

キョン「まぁ簡単には砕けないよな」

10分後

キョン「はぁ…こんなもんだろ」

鶴屋「キョン君お疲れ」

キョン「どうも。…あ、壁の穴と一緒に閉鎖空間の壁も広がってるな」

古泉「本当ですね」

キョン「古泉、お前が前に見せてくれた能力で中に入れないか?」

古泉「どうでしょうか…とりあえずやってみましょう」

古泉「ではみなさん、手をつないで目をつぶってください。」

古泉「準備はよろしいようですね。それでは…。」

キョン「……どうだ?目を開けてもいいのか?」

古泉「どうぞ。成功しましたよ。」

鶴屋「こ、これが別世界ってやつかぁ…」

キョン「やはり何も変わらないようだな。体育館の外に出ただけだ」

古泉「しかし先ほどの壁を通り抜けたのですから、紛れもなく閉鎖空間ですよ」

キョン「そうだな……」

鶴屋「とりあえず探そうよ」

キョン「そうですね。えっと…じゃあまた二手に…」

古泉「と言いたいところですが、ケータイの電波が…」

キョン「そ、そうだったな…。じゃあ、まとまって探すか」

鶴屋「てゆーかさ。ハルにゃんと一緒にみくるもいるんだよね?」

古泉「おそらくですがね」

鶴屋「みくる…大丈夫かなぁ」

長門「朝比奈みくるは大丈夫」

鶴屋「…え?」

長門「朝比奈みくるは大丈夫。涼宮ハルヒは分からない」

キョン「どういうことだ?」

長門「朝比奈みくるはこの状況におかれ、おそらく泣いたりしてパニックになっている。だが涼宮ハルヒはこの状況を楽しみ、今後どう動くかは分からない」

キョン「まぁ…とりあえず部室に行こうか。」

キョン「ここだな」

鶴屋「元の世界と変わらないねぇ」

古泉「電気もついてますね」

キョン「多分いると思うんだが…」

コンコン

みくる「ひぇっ!?」

ハルヒ「だ、誰かしら…。もしかして」

みくる「キョン君達だったり…」

ハルヒ「かもしれないわね。…誰?」

キョン「俺だ」

ハルヒ「よくここが分かったわね」

キョン「随分驚いた様子だな」

ハルヒ「本当に驚いたわよ。まさかこんなに早く見つかるなんて思わなかったもの」

キョン「…?どういうことだ?」

ハルヒ「分からないかしら?簡単に言うと、かくれんぼよ」

キョン「なんだと?」

ハルヒ「あら、心配した?」

キョン「当たり前だろ!!…まぁ心配だったのはハルヒなんかじゃなく朝比奈さんだがな」

ハルヒ「な、何よそれ!?」

キョン「(まぁ、色々怒っても理由の説明が難しいから泣き寝入りか…)」

ハルヒ「じゃあ帰るわよ!」

キョン「ちょっと待て!!」

ハルヒ「何よ?」

キョン「謝るべき人がいるだろう」

ハルヒ「誰によ?」

キョン「俺達だ!」

ハルヒ「何でよ?てゆーか何怒ってんのよ?」

キョン「所詮かくれんぼって訳か?」

ハルヒ「そうよ」

キョン「…わかった。でもつr」

ハルヒ「でも鶴屋さんには謝るわ!」

鶴屋「!」

ハルヒ「いきなりいなくなってごめんね。ちょっと遊び心が過ぎたわ」

鶴屋「い、いや大丈夫だよ。ハルにゃんが無事ならオールOKだよ」

キョン「(まぁ…いいか…)」

古泉「じゃあ帰りましょう」

ハルヒ「そうね」



キョン「よし、ここだったな」

ハルヒ「あれ?そういえば、アンタ達どうやってこっちに来たの?」

キョン「…(古泉、どう答えるんだ?)」

古泉「まぁ…気づいたら来てたという感じですかね」

ハルヒ「そう…あたし達と一緒ね」

キョン「(か、簡単だな… …?)」

古泉「(どうしました?)」

キョン「(壁が…無い)」

古泉「(困りましたね…。とりあえず時間を稼ぎましょう)」

ハルヒ「どうしたの?早く帰るわよ」

キョン「いや、せっかく不思議な世界に来たのに、かくれんぼで終わっていいのかと思ってさ」

ハルヒ「それもそうね…じゃあ、みんな部室で待ってて。ちょっと探検してくるわ」

キョン「わかった」

ハルヒ「キョンは一緒に来るの!団長を護衛しなさい!!」

キョン「まったく…。じゃあ古泉、頼んだぞ」

古泉「分かりました」

ハルヒ「じゃあキョン、行くわよ!」

ガチャ

鶴屋「ふぅ…疲れたねぇ」

みくる「あたしも疲れちゃいました」

鶴屋「壁無くなっちゃってたね。古泉君、どうするの?」

古泉「気づいてらしたんですか」

みくる「ど、どういうことですかあ?」

古泉「僕達が元の世界からこの世界に来た時に通った、いわゆる閉鎖空間の壁が無くなっていたんです」

みくる「ふぇ…それじゃもう…」

古泉「いや、可能性はゼロではないです」

鶴屋「と言うと?」

古泉「おそらく今回の閉鎖空間は涼宮さんがかくれんぼをしたいという願望から出来たものです。そして先程かくれんぼが終わりました。
これは願いが叶ったということになったので、後は帰るだけになります」

鶴屋「でもさ、目標達成したからあの壁も消えたってことだよね?」

古泉「えぇ」

鶴屋「じゃあ、帰れないって可能性もあるんじゃないの?」

古泉「確かにその可能性もゼロではないです。しかし今回の閉鎖空間の発生は合宿中に起きました。
おそらく合宿を終了するまで、つまり合宿でやり残したことを完了する為に帰らなければならないとなると思いますよ」

ハルヒ「ねぇキョン…」

キョン「ん?」

ハルヒ「…あのさ…」

キョン「何だ?」

ハルヒ「あの…」

キョン「何なんだ?言いたいことがあるならハッキリ言え!!」

ハルヒ「な、何でもないわよ!バカ!!」

キョン「な…」

ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「あのさ…」

キョン「ん?」

ハルヒ「実は…ホントは…ちょっと怖かったの」

キョン「…」

ハルヒ「かくれんぼで隠れてたけど、本当は怖かったの… もしこのまま見つからずに、アンタ達に会えなくなっちゃうかもって…」

キョン「…そうか」

ハルヒ「だからさ…なんてゆーか……ありがと」

キョン「フフ」

ハルヒ「な、何よ!?」

キョン「なんか…人間らしいなと思ってさ」

ハルヒ「どーゆー意味よ!?」

キョン「ハルヒからありがとうなんて聞けると思わなかったよ」

ハルヒ「ふん!希少で貴重なありがとうよ!」

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「」

①「月曜の時間割って何だっけ?」
②「なんだかんだで合宿楽しかったな。」
③「心配したぞ。」
④「ふんもっふ!!!!!!!!!!」

>>510

ksk

1

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「月曜日の時間割ってなんだっけ?」

ハルヒ「はぁ?あんたちょっとは空気読みなさいよ馬鹿キョン!!」

キョン「おい!いいすぎだぞ!」

ハルヒ「うるさい!ほんとKYONと書いてKY ONね!!」


キョン「やれやれ。」

ハルヒ「しょーがないから教えてあげるけど、連休課題あるわよ!」

キョン「!!!忘れてた。」

ハルヒ「あんたまだやってないの?ほんとだめねぇ。」

キョン「ダメも何もお前が突然合宿なんか始めるからだろ!」

ハルヒ「自由時間にやればよかったじゃない。木曜日からそのまま合宿だったから課題は鞄に入ってるでしょ!」

キョン「ぬっ!」

ハルヒ「言っとくけどもう自由時間はあれっきりだからね!」

ご め ん な さ い

コンコン

みくる「はぁ~い。あ、おかえりー」

キョン「どうも」

ハルヒ「みんなお疲れぃ!さっさと戻って合宿の続きをしましょ!!今日は徹夜よ!!」

キョン「(古泉、何か考えは思いついたか?)」

古泉「(一応…ただ可能性としてですが。)」

キョン「(聞かせてくれ。)」

古泉「(超能力で空間に攻撃するんです。僕も先ほどいろいろ探索したのですがどうやらこの世界には現実と閉鎖空間の境目というものが存在しないようです。)」

キョン「(平行世界みたいなもんってことか?)」

古泉「(そんな感じですね。そこで空間に何かしらの衝撃を加えれば現実世界への道が開けるのではと。)」

キョン「(まぁやってみるか。ただハルヒがいるけどどうするんだ?)」

長門「…私が後で情報操作する。」

ハルヒ「有希なんかいったー?」

長門「…何も言ってない。」

そういう訳で俺達はグラウンドに集まった!

ハルヒ「ちょ、ちょっと体育館に何の用なわけ!?」

キョン「まずおちつけ。」

古泉「(ではやってみますね。)」

キョン「(ちょっと待て。)長門、鶴屋さんも情報操作頼む。馴染みすぎてて忘れてた?」

長門「…大丈夫。最初からそのつもり。」

鶴屋「?」

古泉「それでは、みなさん少し伏せていただけますか?」

さっ

古泉「ありがとうございます。ふぅー…ふんもっふ!!!」

ドーン!!!!!!!



キョン「痛ててて。」

ハルヒ「ちょっとキョン!何ぼーっとしてんのよ!!」

訂正
体育館→グラウンド

今日はここまでにします。みてくれてる人に感謝!

それではおやすみなさい

ID変わったのは携帯だからです。駄作に付き合って下さりありがとうございます。
それでは今度こそ失礼します

またまた登場
能力はしらないよ。だからキョン達の会話は()とかにしてます。鶴屋さんはおおらかだからいろいろと受け止めちゃうんじゃないかなぁと思って。

他にも矛盾とかわけわかんないところたくさんありますが許して下さいm(_ _)m(序盤の異世界とか後悔orz)

ハルヒ「今からFFⅩやるわよ。あんたゲームオタクなんだから教えなさいよ」

キョン「ちょっと待て、俺はゲームオタクじゃないぞ。そもそも俺の部屋にゲーム機すらないんだぞ」

ハルヒ「だったらパソコンでサイト探しながら教えなさい」

キョン「はいはいわかったよ」

古泉「珍しく素直ですねぇ」

キョン「まぁ他に断る理由もないしな」

古泉「それだけでしょうか?」

キョン「それだけだ!」

ハルヒ「ちょっと!ゴチャゴチャ言ってないで早くしなさいよ!!」

キョン「まぁいい、そんで今どこまで進んでるんだ?」

ハルヒ「えっと…ブリッツボールで優勝した後のミヘン街道ね」

キョン「だったらまずはミヘン街道を抜けろ。そんなの聞かないでもわかるだろ」

ハルヒ「うるさいわねぇ」

キョン「…あ、長門ちょっといいか?」

長門「…何?」

キョン「このゲームを一気にクリアってできるか?」

長門「…できる」

キョン「ほ、本当か!?じゃあちょっと待っててくれ!」

キョン「ハルヒ、ちょっといいか?」

ハルヒ「何?今キマリが弱すぎてイライラしてるんだから早くして!!」

キョン「あの…裏技で一気にクリアすればいいんじゃないか?」

ハルヒ「そんなのあんの!?早くいいなさいよ!で、どうやんの?早くしなさい!!!」

キョン「…長門頼んだぞ」

長門「…………できた」


ハルヒ「凄いじゃない有希!!!もうラスボスよ!!キョンなんかより有希に聞けばよかったわ」

キョン「おい」

古泉「まぁいいじゃないですか。それより涼宮さんの退屈しのぎがなくなってしまうことになりましたがよろしいんですか?」

キョン「また違うゲームを与えればいいだろう」

古泉「しかしこのメンバーはゲームに無頓着ですよ?」

キョン「だったらコンピ研の奴らに借りればいい」

古泉「お?なかなか頭の回転が速いですね。特に涼宮さんが関わると」

キョン「うるさい!」

ハルヒ「終わったわ!それにしても糞ゲーだったわね!ストーリーも意味不明よ!」

キョン「インチキしたからだろうが。」

ハルヒ「キョン!なんか言った!?」

キョン「いいえ何も言ってません」

ハルヒ「よろしい!!」


プツン

キョン「な、なんだ!?」

古泉「停電…のようですね」

キョン「停電というよりももう消灯なんじゃないか?」

みくる「もう23時ですしね」

長門「……」

キョン「見回りの先生すら来ないなんて…」

ハルヒ「もう!どうする!?真っ暗じゃ何も出来ないわよ」

キョン「とりあえずローソクでもつけるか」


みくる「なんか幻想的ですねぇ」

古泉「とりあえず眠くなるまでトランプでもしましょうか」

ハルヒ「そうね」

キョン(……おまえら泊まるつもりか?)

キョン「朝比奈さんババ抜きしか知らないですよね?」

ハルヒ「じゃあババ抜きね。あたしから時計回りよ」

キョン「また勝手に」

ハルヒ「そういえばこんな話したことなかったけどみんな彼氏とか彼女っているの?」

古泉「はい、いますよ」

キョン「え、まじでぇ!?」

ハルヒ「どんな人?」

古泉「まぁ自分で言うのもなんですが可愛いですよ。身長は涼宮さんより少し低いくらいで、体型は……鶴屋さんですかね」

みくる「髪型はどんなですかぁ?」

古泉「長門さんみたいな感じで黒髪ですね」

キョン「な、なかなかだな…」

ハルヒ「はい、じゃあ他には?」

キョン「…」

みくる「…」

長門「…」

ハルヒ「ちょっとちょっとぉ!!青春真っ盛りな高校生が男女5人集まって恋人持ちが1人ってどういうこと?」

キョン「そういうお前はどうなんだ」

ハルヒ「はい、じゃあ有希の負けね」

長門「…」

みくる「トランプで初めて勝ちましたぁ」

キョン「全く自分に都合が悪いとすぐこれだ」

古泉「んっふふ」

キョン「こら古泉、いろいろな意味で勝ち誇ったような顔をするな!」

古泉「大丈夫ですよ。嘘ですから」

キョン「え?」

古泉「いや、皆さん恋人くらいいるだろうと思い少し見栄を張ったんですよ」

キョン「お前の嘘は長門の次にわかりにくいから今後一切嘘はつくな」

古泉「これは失礼」

ハルヒ「まだ23時半ねぇ」

みくる「やっぱりお泊まりですか?」

キョン「そうでしょうねぇ。でなかったらとっくに解散してますよ」

みくる「ですよねぇ…あ!長門さんに空間移動してもらうのはどうでしょう?」

キョン「ハルヒの前で宇宙人的行動は避けた方がいいんじゃないですかね」

みくる「そうですよねぇ、、、じゃあやっぱりお泊まりですねぇ」


ハルヒ「キョン!ついてきなさい!」

キョン「いきなり何だ!?」

ハルヒ「職員室に行ってブレーカーあげてくるのよ!」

キョン「……じゃあ長門もついて来てくれ。ハルヒがいるといろいろ無茶しそうだし」

長門「…」コクッ

ハルヒ「あれ開かないわね。ここまでして個人情報が大切なのかしら」

キョン「当たり前だろ」

ハルヒ「よし、じゃあ窓割るわよ」

キョン「ちょちょっとまて!お前ちゃんとドアのカギ調べたか?」

ハルヒ「当たり前じゃない!!」

キョン「本当か!?長門ちょっと調べてみてくれ。」

長門「…」ガチャ

キョン「ほら」

ハルヒ「あれぇ?おかしいわねぇ、まぁいいわ入るわよ」

ハルヒ「えーっと…ブレーカーはどこかしら?」

キョン「あったぞ。これをあげたから部室では電気がついてるだろう」

ハルヒ「よし、さてと…」

キョン「どうした?もう目的は果たしたんだからやることないだろう」

ハルヒ「バカねぇ、せっかく無人の職員室に入れたのよ。なんか戦利品でも持って帰りたいじゃない」

キョン「全く…(古泉達が言っている能力がハルヒになかったらハルヒはとっくに退学だろうな…)」

ハルヒ「とりあえずプールのカギは拝借しときましょう」

キョン「プールか…ちょっといいかもな。先週プール開きしたばかりなのに雨で全然入れてないしな」

ハルヒ「でしょう?あとは…おやつに飲み物ね。有希は何か欲しいものある?」

長門「……ない。」

ハルヒ「そう。あ、そうだ礼法室行きましょ」

キョン「なんでだ?」

ハルヒ「あんたルーキーズ読まなかったの?布団取りに行くのよ」

キョン「はいはいわかったよ。そこなら座布団もあるだろうしな」

トコトコ

キョン「(おい長門、ハルヒより先にドア開けろよ)」

長門「…」コクッ

ハルヒ「礼法室はここね。あ、開いてるわ」

キョン「取り越し苦労か…ていうかずさんだな」

ハルヒ「この布団良いわねぇ。何部が使ってるのかしら?生意気だわ」

キョン「いいだろ何部でも。どうせお前のことだから返さないんだし」

ハルヒ「人を泥棒みたいな感じで言わないでくれる?まぁとにかく運ぶわよ。あたしはあたしの分運んで、有希も自分の分運びなさい。あとはキョンね」

ハルヒ「お待たせー」

古泉「お疲れ様です」

みくる「あれぇ?キョン君はどうしたんですかぁ?」

ハルヒ「なんか途中でへばってたわ。全く、だらしないわね」

ガチャ

キョン「こら!3人分の布団担がせといて偉そうなこと言うな」

ハルヒ「あら意外においついてたのね。じゃあ敷くわよ」

みくる「寝るんですかぁ?」

ハルヒ「違うわよぉ。SOS団プチ合宿よ!!!」

古泉「合宿だそうですよ」

キョン「疲れてつっこむ気にもなれん。んでまずは何をするんだ?」

ハルヒ「ウイニングイレブン大会よ!」

キョン「な、なにぃ?」
みくる「ウイニングイレブンって何ですか?」

キョン「サッカーゲームのことですよ」

ハルヒ「やったことある人いる?」

一同「…」

ハルヒ「何よ!つまんないわね。じゃあ…みくるちゃんがわかるゲームでいいわ!みくるちゃん!何がいい?」

みくる「えっとぉ…マリオカートなら…」

キョン「PS2しかないぞ?」

ハルヒ「隣のコンピ研から持ってきなさい!」

キョン「全く…長門ついてきてくれ」

長門「……わかった」

ガチャ

キョン「当たり前だがパソコンが多いなぁ」

長門「…」

キョン「どうした?」

長門「…何が。」

キョン「いや、なんとなくだ。」

長門「……そう。」

ガチャ!

ハルヒ「ちょっと遅いわよ!ゲーム機取ってくるくらいさっさとしなさいよ!」

キョン「はいはい、DSでいいのか?」

ハルヒ「なんでもいいから早くして!」

ゴソガチャガチャ

ハルヒ「さぁ始めるわよぉ。やったことないっていう人はいないわね。じゃああたしヨッシー」

キョン「ヨッシーとられた!じゃあ俺はノコノコだ」

みくる「あたしはピーチ姫にします」

古泉「僕はクッパで」

ハルヒ「有希はマリオね。じゃあコースはレインボーロードで始めるわよ!」

みくる「やりましたぁ1番ですぅ」

ハルヒ「あたしが3位なんて…みくるちゃんも有希もなかなかやるわねぇ。それにしても男子たるんでるんじゃない?キョンに至っては周回遅れよ!」

キョン「お前がアイテムで俺ばかり狙うからだろ!」

古泉「長門さんにコンピューターゲームで勝つなんて朝比奈さん凄いですねぇ」

キョン「冷静に分析するな。ていうか古泉はスターで俺を引いていったろ!」

古泉「流石ですね。やはり気づいてましたか。」

キョン「当たり前だ!!」

ハルヒ「キョン!安心しなさい。さっきのレースはこち亀で言うところの寺井よ!!」

キョン「全く意味がわからんのだが」

ハルヒ「わかんないのぉ?さっきのはエキシビションでこれからが本番って意味!!じゃあ行くわよ」

キョン「待て!」

ハルヒ「何!?イライラするわねぇ」

キョン「ヨッシー使いたいんだが…」

ハルヒ「あたしも使いたいのに…じゃあ次のレースで順位があたしより上だったらいいわよ」

キョン「ハルヒにしては珍しく比較的理不尽じゃないな」

ハルヒ「うるさいわねぇ。じゃあいくわよ!」

ハルヒ「び、ビリですってぇ!?なんでよ~」

みくる「1位なんてキョン君すごぉい」

キョン「はは…まぐれですよ」

ハルヒ「ちょっと有希!キョンのノコノコかばってなかった!?」

長門「…気のせい」

キョン「ハルヒ、負けを認めろ」

ハルヒ「わ、わかったわよ。じゃああんたがヨッシーね…ってちょっと!どこ行くのよ!?」

キョン「トイレだ」

古泉「幽霊に気をつけてください」

キョン「冷静な顔で言うと怖いからやめろ!」

ハルヒ「あれ?有希までどこ行くのよ?」

長門「…トイレ」

みくる「まだ1時にもなってないですねぇ」

ハルヒ「2人が帰って来たらプール行きましょ!」

みくる「水着がないですよ」

ハルヒ「あたしは昨日のプールが雨で潰れたから水着あるしみくるちゃんと有希はバニーガールの衣装でいいでしょ?」

みくる「ふぇ…」

ハルヒ「決まりね。古泉君は水着ある?」

古泉「ありませんが体育のハーフパンツでよろしければ」

ハルヒ「上等ね!じゃあ着替えるから古泉君は後ろ向いてて」

古泉「はい分かりました」

ジャー

キョン「スッキリしたぁ」

長門「…」

キョン「長門、女子にしては早いな、というより宇宙人に排泄行為なんてあるのか?」

長門「…」

キョン「睡眠はどうなんだ?」

長門「…」

キョン「まぁいいよ。」

長門「………あなたには伝えなければならないことがある。」

ハルヒ「キョン!有希!早くしなさい!!水着に着替えてプールに行くわよ!」

キョン「みんな着替えたんだな…古泉、お前ハーフパンツかよ」

古泉「海パン感覚ですよ」

キョン「朝比奈さんはハイレグみたいですね…」

みくる「ハイレグみたいだけどビキニに比べて恥ずかしくないから逆にいいです」

キョン「はは、そうですねってハルヒ!長門もバニーガールなのか!?」

ハルヒ「そうよ!」

キョン「ちょっと待て!長門、お前水着あるだろ?」

長門「…ある、教室に」

キョン「よし、じゃあ取りに行け」

長門「……わかった」

キョン「よし、じゃあ長門が来るまで待機だな(てか話って何だったんだ?)」

古泉「素晴らしい機転と判断ですね」

キョン「まぁな」

キョン「ところでハルヒ」

ハルヒ「何?」

キョン「さっきのマリオカートで勝ったんだからなにかないのか?」

ハルヒ「ちっちゃい男ねぇ何もないわよ」

キョン「まぁそうだろうな。お前に何かを期待するなら、富樫が続き書くことか戸塚がこち亀の表紙を飾るのを期待した方が有意義だしな」

古泉「戸塚をご存知なんですか?実は私こち亀大好きでして…」

キョン「待て!こち亀で話を広げるなら質問させてもらうぞ」

古泉「どうぞ」

キョン「大原部長の誕生日を言ってみろ」

古泉「大原部長の誕生日は決まってませんよ」

キョン「正解だ。じゃあ本田の誕生日はいつだ?」

古泉「2月29日ですよ」

ガチャ

ハルヒ「あ、有希帰ってきたわね。じゃあ行くわよ」

古泉「プールの鍵は職員室から持って来たんですか?」

キョン「そうだ。ハルヒがな」

ハルヒ「言っとくけど遊びじゃないわよ。競泳で勝負よ!」

キョン「個人戦か?」

ハルヒ「そんなことしたらみくるちゃんが圧倒的ビリじゃない!チーム戦よ!」

キョン「チーム分けはどうするんだ?」

ハルヒ「どうしようかしら…キョンと古泉くんってどっちが速いの?」

キョン「同じくらいじゃないか?」

古泉「だと思います」

ハルヒ「じゃああたしとキョンチームね」

古泉「じゃあ僕は残りの3人チームですね」

ハルヒ「じゃあルールね!女子は自由形男子は平泳ぎで250M泳ぎ切ったチームが勝ちよ!」

古泉「おや、1番手ですか?」

キョン「まぁな、そっちのチームは朝比奈さんか?」

古泉「よくわかりましたね。その通りですよ」

ハルヒ「そろそろ始めるわよー位置について…よーい、どん!!」

ハルヒ「ハァ…ハァ…ハァ…やったわキョン!勝ったわよ!」

キョン「おう、お疲れ。頑張ったな」

古泉「流石最強ペアですね」

キョン「そこ、言葉に気をつけろ」

ハルヒ「じゃあシャワー浴びて戻るわよー」

みくる「シャンプーとかってあったりしますかぁ?」

ハルヒ「もちろんかっぱらってきたわよ!はい、キョン。あんたと古泉君の分も」

キョン「おぉ、サンキュー」

ハルヒ「じゃあみくるちゃん。シャワー室で楽しみましょうねぇ」

みくる「ふ、ふぇえ…?」

キョン「スッキリしたなぁ」

古泉「ええ、シャワー浴びて布団まで用意してまるで本当の合宿ですね」

キョン「でもハルヒが来たら寝させてくれないんだろうな。もう2時過ぎなのに」

ハルヒ「お待たせぃ!」

キョン「来た…」

ハルヒ「あんた達このまま寝れると思ったら大間違いよ!」

キョン「わかってるよ。次は何やるんだ?」

ハルヒ「お酒よ!」

キョン「いくら無人だからって学校で酒かよ!?」

ハルヒ「何?ビビってるの?」

キョン「ビビってるはないが学校で酒なんて抵抗ないのか?それに未成年だろ!」

ハルヒ「キョン、あんた意外に古臭いわねぇ。ここまで成長しといて歳なんか関係ないでしょ。まだ成長するとでも思ってんの?」

キョン「ま、まぁいいか。ていうかハルヒ!どこから持ってきたんだ!?」

ハルヒ「細かいことはいいの!!あんまりゴチャゴチャ言ってると全部アンタに一気させるわよ!」

ハルヒ「はい、じゃあUNOやるわよー。みくるちゃん、さっき教えたルール忘れてないわよね!?」

みくる「ふぁ、ふぁい大丈夫れす」

ハルヒ「よろしく!じゃあ勝った人はビール一本、負けた人は一気飲みよ!10本あるから5回は出来るわね!」

古泉「一気飲みとは面白いですね」

キョン「他人事のように言うな!」

ハルヒ「じゃああたしのターン、ドロー!!」





ハルヒ「あ、あたしがビリですってぇ!?キョン!あんたウノって言った?」

キョン「言ったぞ。ハルヒはもう3本目なんだから一気じゃなくてもいいぞ」

ハルヒ「キョン!ナメてんの!?あたしは情けをかけられるほど弱くないわよ!それっ!グビ…グビ…ぷはぁ」

キョン「お前…性別は女だよな?」

ハルヒ「あんたの分も飲んでやるわよ!よこしなさい!グビ…グビ…ぷはぁ」


ガチャッ

キョン「ちょ、どこ行くんだ!?」

ハルヒ「オシッコ!!!」

キョン「!」

みくる「涼宮さん大丈夫ですかねぇ」

キョン「まぁハルヒのあの威勢が本当なら心配ないですが…どうでしょう」

みくる「……ふぁ~あ。すいません、あくび出ちゃいました」

キョン「仕方ないですよもう4時前ですし。ハルヒの面倒は俺が見るんで、寝ちゃっていいですよ」

みくる「本当?じゃあお言葉に甘えてお先に休ませていただきます」

キョン「はい、おやすみなさい」

みくる「おやすみなさい」

ガチャッ

ハルヒ「今帰ったわよキョン!てかまだ起きてたの!?」

キョン「あぁ酒が入ってるハルヒには監視役が必要だからな」

ハルヒ「あんた、あたしがあんな量で酔っ払うと思ってんの?」

キョン「お前の威勢がただの強がりかもしれないから心配するに越したことはないだろ」

ハルヒ「まぁいいわ。明日の夜はビールなんて生易しい水じゃないから覚悟しときなさい」

キョン「はぁ…」

ハルヒ「ちょっと、あたしのバックの中のスウェット取ってくれる?」

キョン「ほらよ。ていうかお前は突然のこの合宿をまるで予想してたかのようだな」

ハルヒ「そんな予想するわけないでしょ。さっきプールの帰りに鶴屋さんのロッカーから持ってきたのよ」

キョン「いまさらこんなこと言うまでじゃないが傍若無人だな」

ハルヒ「うるさい!早く寝るわよ!」

キョン「その前にトイレ行ってくる」

ハルヒ「早く済ませなさいよ!」

キョン「はいはい」

ガチャッ

ハルヒ「遅い!!何してたのよ!?」

キョン「トイレだって言ったろ。遅いったって5分くらいだ」

ハルヒ「男なら3分で済ませなさいよ!全く…」

キョン「もういいだろ…寝るぞ」

ハルヒ「ねぇ」

キョン「何だ?」

ハルヒ「…手…つないで」

キョン「は?」

キョン「怖いから手つないでほしいのか?」

ハルヒ「そんなんじゃないけど…いいからつなぎなさいよ」

キョン「わかってたよ。ほら」

ハルヒ「…フン」

ジリリリリリ

キョン「な、何だ?誰だ目覚ましかけたやつは。まだ7時じゃないか。うっ体が重い」

長門「…来て」

キョン「お前か?目覚ましかけたのは」

長門「そう」

キョン「はぁ…で何なんだ?」

長門「…これば分かる」

トコトコ

キョン「ここはどこだ?」

長門「古泉いつきの言う異空間とは別の異空間」

キョン「ということはハルヒの異空間ではなく、別の誰かの異空間なんだな?」

長門「簡単に言うと、そう」

キョン「ということは…長門達の仲間である宇宙人の異空間か?」

長門「…そう。ただ情報統合思念体の異空間ではない」

キョン「じゃあ長門達とは別の宇宙人の異空間なんだな…で、こんな場所に連れて来て何の用だ?」

古泉「今日は開校記念日、明日は祝日、そして明後日から土日」

キョン「古泉いつの間に!!そ、そういえばそうだったなぁ。はぁ、休みの無駄遣いだ…」

古泉「昨晩の出来事では少なからず涼宮さんの声は周辺住民に迷惑をかけているはずです。」

キョン「まぁそうだな。てかどうやってここにきた」

長門「…私が呼んだ。」

キョン「まぁ深くは聞かないでおく。」

古泉「話を戻しますよ。そこで今日、普通なら苦情の電話が来るはずです」

キョン「それで?」

古泉「それで今日、先生から注意を受けるかどうかなんです。」

キョン「それで何がわかるんだ?」

古泉「この世界が涼宮ハルヒが新しく創った世界かどうかです。」

キョン「またか…でも何でだ?」

古泉「涼宮さんはこの突然決まった合宿を楽しんでいます。そして日程的にも絶好の機会です。しかし休日ではありますが昨日のような迷惑行為が起れば苦情が来ます。それに他の部活の顧問の先生が来る気配もありません。」

キョン「わかった!理由としては十分だ。要するに部活の声が新世界の証拠に関わるんだな?」

古泉「ええ」

長門「それと……涼宮ハルヒへの言動には気をつけて…」

キョン「どういうことだ?」

長門「…」

キョン「まぁ長門が言うんならそう心がけるよ。なんだか朝から疲れてしょうがない…。部室に戻って一眠りさせてくれ。」

古泉「そうしましょうか。」



ハルヒ「こら!キョン!起きなさい!」

キョン「何時だ?」

ハルヒ「11時よ!あたしに起こしてもらうなんて10年早いわよ!!」

キョン「で、今日は何をやるんだ?」

古泉「とりあえず昼食を作るために調理室へ行くようですよ。」

キョン「なんだ?だれが作るんだ?(できれば朝比奈さんの手料理を食べたい!それか長門の正確無比な料理!いずれにせよハルヒのだけは絶対に…)」

ハルヒ「甘いわよキョン!調理実習よ!!どんな状況でも生きていくためよ!」

キョン「俺みたいな一般高校生がそんな状況に出くわさない!」

ハルヒ「あんた人生を甘く見ない方がいいわよ。さぁみんな移動して!」

ハルヒ「着いたわ!みんな席に着きなさい!いい?今日は豚肉の生姜焼きよ!時間は30分!始めなさい!」

キョン「おいおい…なんか展開早くないか?」

古泉「お腹が空いてるんでしょう。おそらく。」

ハルヒ「言い忘れてたけど、せっかくみんなで作ってるんだから各自2人前作りなさいよ!」

ハルヒ「みくるちゃん!!まずいわ!!みんなの中であなただけとびきりまずい!」

みくる「ふぇえ…」

キョン「(朝比奈さんには申し訳ないがこれは…。生姜焼きって誰が作っても美味しい料理じゃなかったの!?)」

キョン「次はハルヒのだな」

ハルヒ「作ってないわよ」

キョン「堂々と言うな!」

ハルヒ「団長なんだから部下のあんた達が作るのは当然でしょ!」

キョン「やれやれ…」

ハルヒ「じゃあみくるちゃんが作った料理以外の余ったのをあたしに差し出しなさい!」

みくる「私の料理はどうするんですかぁ?」

ハルヒ「そんなまずい料理自分で処分しなさい!!」

みくる「ふぇえ…こんなに食べれないですぅ」

キョン「…(触らぬ神に祟り無しだ。自然にいておこう)」

みくる「キョン君食べてくれますかぁ?」

キョン「!!!」




ハルヒ「ふぅ。お腹いっぱいねぇ。部室に戻りましょ」

みくる「美味しかったですかぁ?」

キョン「は、はい。」

みくる「よかったぁ。」

古泉「お疲れ様です。」

キョン「ほんとに疲れたよ。」

古泉「はは。」

キョン「お前も少しぐらい食べてくれてもよかったんじゃないか?」

古泉「いえいえとんでもない。美味しそうに食べてたじゃないですか。」

キョン「仕方なくだ!」

ハルヒ「さぁ1時半よ!今日は何する?」

キョン「合宿って決めたくせにノープランか」

ハルヒ「うるさいわね。団長としてみんなの意見を聞いてあげてるんでしょ!」

みくる「あのー」

ハルヒ「何?」

みくる「今日の晩御飯はどうするんですかぁ?」

ハルヒ「心配いらないわ!職員室に忍び込んでカップヌードルとってくるし、食堂にも何かしらあるでしょ!はい、他には!?」

一同「…」

ハルヒ「何よ、みんなして何もないの!?じゃあ副団長の古泉君!」

古泉「はい、では…体育館で汗を流しませんか?」

ハルヒ「決定!着替えて体育館行くわよ!!」

ハルヒ「よし、体育館よ!じゃあバトミントンね!みくるちゃんは審判しなさい!」

キョン「…」

ハルヒ「ルールはシングルスにする?ダブルスにする?」

古泉「僕はどちらでも。」

キョン「まぁダブルスだとハルヒと組んだやつが可哀想だからシングルスがいいな。」

ハルヒ「何よそれ!まぁいいわキョン、その言葉忘れないわよ!覚悟してなさい!」

古泉「んっふ凄いことになりそうですね。」

キョン「うるさい!」



ハルヒ「有希凄いじゃない!あたしを抑えて1位よ!!それに比べてキョンは最下位…情けないわね。」

古泉「勝ってしまってすみません。」

キョン「謝られると逆に惨めになるからそっとしといてくれ…」

みくる「キョン君元気出してください。」

キョン「はは、大丈夫ですよ。」

ハルヒ「ふん!当然よ!!団長に向かってあんな口のきき方するからよ!」

ハルヒ「じゃあ戻るわよ!ビリのキョンはあたしをおぶりなさい!」

キョン「じゃあ古泉は長門をおぶるのか?」

古泉「僕は良いですが…」

長門「…」

古泉「…」

ハルヒ「じゃあキョンおぶりなさい!帰るわよ!」

ハルヒ「着いたわ!キョンご苦労!」

キョン「はぁ…」

みくる「お疲れ様ですぅ。」

ハルヒ「古泉君、今何時かしら?」

古泉「午後の4時ですね。」

ハルヒ「食料を確保しに行くわよ!」

キョン「鍵はあるのか?」

ハルヒ「当たり前じゃない!何事には準備はぬからないわ」

キョン「そういう細かいことはしっかりしてるんだな。」

ハルヒ「うるさいわね!さっさといくわよ!!」

キョン「2人だけか?」

ハルヒ「何人もゾロゾロと行くほどのことでないでしょ!早く行くわよ!!」

キョン「はぁ…」

古泉「ごゆっくり」

キョン「ふん!」

ガチャ

キョン「ここが食堂か…普段は弁当だから少し新鮮だな。」

ハルヒ「ねぇ。」

キョン「何だ?」

ハルヒ「あんた、昨日何回か有希と2人きりになったでしょ?」

キョン「あぁ」

ハルヒ「何してたの?」

キョン「お前がコンピ研にゲーム機取りにいけって言ったからだろ。」

ハルヒ「じゃあなんで有希と一緒に行ったのよ!?1人でできることでしょ?」

キョン「そ、それは…もしコンピ研の奴らがパソコンで防犯していたら長門に任せればいいからな。長門はパソコンに詳しいし。」

ハルヒ「ふーん…」

キョン「(この反応は何だ…?苦しい言い訳だったからな…)」

ハルヒ「まぁいいわ。でもそのあとトイレ行ったわよね?」

キョン「あぁ」

ハルヒ「その時有希もトイレ行ったじゃない?あの時は何だったのよ!?」

キョン「何もない!ほぼ同じタイミングでトイレに行っただけだろ。」

ハルヒ「本当かしら?最初に職員室に行った時も有希を連れ出したし…」

キョン「あれはお前が何するかわからないから連れ出したんだ!バランスをとった感じだ。」

ハルヒ「はぁ?何言ってんのよ!?余計に嘘っぽく聞こえるわ。」

キョン「何もないって言ってるだろ。少しは素直に信じろよ。それとも何か?ヤキモチでも妬いたのか?」

ハルヒ「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ!もう食料取りに行くわよ!!」

ハルヒ「よし、こんなもんでいいわね。キョン行くわよ。」

キョン「おう。」



ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「あのさ…」

キョン「なんだ?」

ハルヒ「本当に彼女いないの?」

キョン「まぁな。お前の仲間っていうレッテルもあるしな。」

ハルヒ「悪かったわね!」

キョン「お前はどうなんだ?」

ハルヒ「前にも言ったけどつまんない人間ばかりでそんな気にもならないわ。」

キョン「気になる人はいるのか?」

ハルヒ「はいはい。さぁ職員室よ。」

キョン「自分から質問しといて無視かぁ!」

ハルヒ「おまたせー」

みくる「お疲れ様ですぅ」

古泉「ずいぶん持ってきましたねぇ」

キョン「あぁ。ガスコンロまで食堂から持ってきたからな。」

ハルヒ「今日はすき焼きよ!!」

長門「…」

キョン「すき焼きというのはだな…なんて言えばいいんだ…」

長門「…」

キョン「長門にとってパソコンはテンションが上がる物だろ?」

長門「…」

キョン「それと同じで日本人にとって、すき焼きはテンションが上がる食べ物なんだ。」
テンションが上がる食べ物なんだ。」

長門「…知ってる。」

ハルヒ「下手くそな説明ね。」

キョン「うるさい!」

ハルヒ「古泉君!今の時間は!?」

古泉「5時前ですね。」

ハルヒ「じゃあ早速準備に取りかかるわよ!!」

ハルヒ「あたしと古泉君は下ごしらえで、キョンは米担当ね!」

キョン「まさか炊飯器まで持ってきたのか?」

ハルヒ「そうよ、そこにあるじゃない。」

みくる「あのー私と長門さんは何をすれば…」

ハルヒ「有希は初すき焼きを楽しみに待ってなさい!みくるちゃんは…マリオカートでもやってなさい!」

みくる「は、はい…」

キョン「ところで何合炊けばいいんだ?」

ハルヒ「うーん…男2人で6合、あたしが2合…みくるちゃん、有希!何合?」

みくる「1合でお願いします。」

有希「…2」

ハルヒ「じゃあ合計11合ね!!」

キョン「研ぎ終わったけどもう炊き始めていいのか?」

ハルヒ「じゃあ8時にタイマーセットしなさい!」

キョン「は、8時!?まだ5時半だぞ?」

ハルヒ「お腹を空かせに空かせないとね。」

キョン「下ごしらえは終わったのか?」

ハルヒ「野菜切るだけだもん。終わったわよ。」

キョン「じゃあ飯まで何するんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…」

古泉「お腹を空かせるなら運動はどうでしょう?」

ハルヒ「決まりね!プール行くわよ!」

キョン「ちょっと待て!水着がないだろう!」

ハルヒ「あるわよ!みくるちゃんに洗濯してもらったし。」

キョン「いつの間に…」

ハルヒ「プールに着いたわ!!」

キョン「何やるんだ?」

ハルヒ「お腹空くように適当に動きなさい。」

キョン「なっ…!」

古泉「あの」

キョン「何だ」

古泉「勝負しませんか?個人メドレーで。」

キョン「まあいいだろう。4×100Mでいいよな?」

古泉「いや、僕はバタフライが出来ないので3×200Mでどうでしょう?」

ハルヒ「あんた達元気ねぇ。」

キョン「おい!」

古泉「おやおや」

ハルヒ「じゃあ合図してあげるわ!よーい…」

キョン「ちょちょっとタンマ!あそこに鶴屋さんいないか?」

ハルヒ「あ、本当だ。鶴屋さーん!」

鶴屋「おぉ、ハルにゃんじゃないか!それにみんなも!何?何してんの?」

ハルヒ「合宿よ!!」

鶴屋「おぉ!せっかくの休みなのにご苦労だねぇ」

ハルヒ「鶴屋さんは何してたの?」

鶴屋「スウェット忘れちゃったから取りに来たんだ。」

ハルヒ「もしかしてロッカーに忘れた?」

鶴屋「そうそう!なんでハルにゃん知ってるのさ?」

ハルヒ「昨日借りたのよ。」

鶴屋「なぁんだ。そうだったのかぁ。」

ハルヒ「みんなぁ部室に戻るわよ!」

キョン「(プールにまだ入ってないんだが・・・)」

ハルヒ「古泉君今何時?」

古泉「6時半です。(ちっ、みんな時計くらい持ってきてくださいよ…)」

キョン「飯まであと1時間半かぁ…」

鶴屋「なになに!?もしかして夕食の用意されてるとか?」

ハルヒ「そうよ!なんとすき焼きよ!!」

鶴屋「おぉ!!すっごい豪勢じゃないかーでも鍋とはいえみくるには作らせちゃだめだよ~」

ハルヒ「大丈夫よ!みくるちゃんには時間までマリオカートするように言ってるから!」

鶴屋「さすがハルにゃん!!それなら大丈夫だぁ。」

ガチャ

鶴屋「ここが部室なのかぁ。実際、入るのは初めて…だったっけ?」

キョン「たぶんそうですね。」

鶴屋「てゆーか布団まで用意されてるじゃん!!」

ハルヒ「キョン!!布団足りないから礼法室行きなさい!」

キョン「はいはい」

鶴屋「キョン君悪いねぇ。」

キョン「いえいえ。」

ハルヒ「いよいよすき焼きまで30分よ!」

長門「…」

ハルヒ「有希!すき焼きはもうすぐよ!」

鶴屋「長門っちすき焼き大好物なのぉ?」

ハルヒ「大好物というかすき焼き食べたことないらしいわよ。」

長門「…」

鶴屋「そっかぁ…まぁみくるのすき焼きが初すき焼きにならなくてよかったねぇ。」

ハルヒ「キョン!!あと何分!?」

キョン「あと25分だ。少し落ち着け!」

ハルヒ「絶妙な時間ねぇ…」

ハルヒ「時間まで校内探検してくるわ!!」

鶴屋「私も行くっさぁ」

ハルヒ「じゃあ鶴屋さん行きましょ!」

ガチャ

キョン「古泉…」

古泉「はい?」

キョン「今日の朝、この世界はハルヒが作った世界とか言ってたよな?」

古泉「はい、まだ推測ですが。」

キョン「だが、鶴屋さんが現れたってことはその推測が外れたんじゃないか?」

古泉「いや、まだわかりませんよ。涼宮さんが望んだ結果かもしれません。」

キョン「そうか…」

古泉「それに部活も行われてません。まぁ偶然が重なった結果かも知れませんがね。」

キョン「まだわからないということか…」

トコトコ

ハルヒ「…鶴屋さん。」

鶴屋「ん?ハルにゃんどうしたぁ?」

ハルヒ「鶴屋さんから見て………キョンはどう?」

鶴屋「うーん…まぁ、普通かな?」

ハルヒ「そう…」

鶴屋「ハルにゃんもしかして…」

ハルヒ「な、何?」

鶴屋「いや、なんでもない!にゃははは」

キョン「8時5分前か。あとはハルヒたちを待つだけだな。」

みくる「ねぇキョン君。」

キョン「ん?どうしました?」

みくる「鶴屋さんの事…どう思う?」

キョン「うーん…元気だなぁとか明るい先輩だなぁとかですかね。」

みくる「そう…」

キョン「何か…?」

みくる「い、いやなんでもないです!」

古泉「(すき焼きすき焼きすき焼きすき焼き…)」

ガチャ

ハルヒ「待たせたわね!さぁ、すき焼き開始よ!!肉と野菜ぶち込んでみんながっついちゃいなさい!!」

鶴屋「ご飯まで盛られて準備万端じゃないか!ご飯多!!」

ハルヒ「よぉし。待ってられないわ!煮えたのから食べちゃうわよ!」

古泉「!!!!!」

ハルヒ「ふぅ、お腹いっぱい。」

鶴屋「みんなありがとう。凄い美味しかったよ。」

古泉「みなさんすき焼きのシメのアレは…」

ハルヒ「有希!初すき焼きはどうだった?」

長門「…美味」

キョン「よかったな。長門。」

みくる「皆さん満腹で動けないようなので私が洗い物しますね。」

キョン「すいません。」

みくる「いえ。」

古泉「…」





古泉「もう12時過ぎですねぇ。」

キョン「ハルヒも寝ちゃったし…俺たちも寝るか。」

鶴屋「そうはさせないよ!」

キョン「え?」

鶴屋「さっき冷蔵庫の中見たさぁ!お酒どうするの?」

キョン「多分ハルヒが夜中起きて、俺達を叩き起こして飲まされると思いますよ!」

鶴屋「そう!じゃあ早く寝るよ!!みくる!電気消して!!」

みくる「う、うん。」

合宿3日目(金曜)

キョン「ん…もう9時か…」

古泉「おはようございます。」

キョン「起きてたのか。」

古泉「今日は雨のようですね。」

キョン「そうだな。天気悪いから今日はずっと室内だな。」

古泉「どうなるんでしょうね。」

キョン「しらん!どうせハルヒの事だから良い方向に行く訳がないんだからな。」

古泉「これは失礼。」

鶴屋「おはよー!」

キョン「おはようございます。」

鶴屋「ハルにゃん結局起こさなかったじゃないかぁ。せっかくお酒飲めると思ったのにぃ。」

キョン「あいつは何考えてるか分かんないですからね。」

長門「…」

キョン「おぉ長門。おはよう。」

ムギュ!!

みくる「痛!な、なんなんですかぁ!?」

キョン「大丈夫ですか朝比奈さん!?」

鶴屋「みくるごめんごめん気付かないで踏んじゃったよ。」

みくる「ひどいですよ鶴屋さん…」

キョン「ま、まぁとにかくみんな起きたんで、ハルヒが起きるまでなんかしてましょう。」

古泉「そうですね。」

ハルヒ「キョン!」

キョン「うわ!びっくりした。なんだ?今起きたのか?」

ハルヒ「そうよ!寝込み襲おうとしたってそうはいかないわよ!」

キョン「誰も襲わん。」

ハルヒ「失礼ね。」

鶴屋「まあハルにゃん朝食できてるよ。」

ハルヒ「気がきくわね。だれが作ったの?」

古泉「長門さんですよ。」

ハルヒ「ありがとう。有希!」

キョン「美味しかったな。」

みくる「長門さんのお料理の腕前羨ましいですぅ。」

鶴屋「みくるは羨むだけにしときなさいねぇ。」

ハルヒ「ごちそうさま!古泉君今何時?」

古泉「10時過ぎですね。(どうせ時計係ですよ。)」

ハルヒ「今日は雨ね…何しようかしら?」

キョン「ところでハルヒ。この合宿はいつまで続くんだ?」

ハルヒ「日曜の夕方までよ。」

キョン「ということは明後日までか…」

ハルヒ「何?嫌なの?」

キョン「別に苦ではないがあんま体調が優れなくてな。とりあえず日程を聞いてみただけだ。」

鶴屋「みくる、図書館に忘れ物取りに行きたいからちょっとついてきてくれない?」

みくる「あ、うん」

古泉「でしたら僕も図書館に用事があるのでご一緒してもよろしいですか?」

長門「…私も行く」

鶴屋「おぉいいよー。」

みくる「キョン君たちはどうしますかぁ?」

キョン「俺はちょっと休んでます。」

ハルヒ「私は団長としてキョンを見張っておくわ。」

鶴屋「じゃあ13時までには戻ってくるよ。」

キョン「わかりました。」

ハルヒ「…ねぇキョン。あんた…ドラマの恋愛ってどう思う?」

キョン「うーん…まぁドラマ自体あんま見ないがドラマの恋愛は…現実味がないな。」

ハルヒ「ふーん…」

キョン「何なんだ?」

ハルヒ「いや、別に…」

ハルヒ「…あんた揚げシューマイ好き?」

キョン「大好きだな」

ハルヒ「ほんとに!?あたしも大好きなのよ!奇遇ねぇ。」

キョン「え、何?揚げシューマイ好きなの?日本で何位?」

ハルヒ「そうねぇ…1000位くらいには入ってるかしら。」

キョン「黙っとけ!俺3位だぞ!!」

トコトコ

鶴屋「ねぇねぇ」

古泉「何でしょう?」

鶴屋「ハルにゃんって絶対キョン君のこと好きだよねー。」

古泉「まぁ他の人に比べて好感はあるでしょうね。」

鶴屋「だよねー。でもキョン君の気持ちはいまいちわからないんだよね。古泉君はどう思う?」

古泉「うーん難解ですね。」

みくる「そういえば長門さんいないですぅ。」

鶴屋「あれぇ?いつの間に。」

古泉「とりあえず探しましょうか。」

キョン「そろそろ13時だな。」

ハルヒ「そうね。図書館行ったついでに昼ごはん持ってきてくれないかしらね。」

キョン「ん?」

ハルヒ「どうしたのよ?」

キョン「あれ…長門じゃないか?」

ハルヒ「あら、ほんとね。何してるのかしら。有希ー!」

キョン「…聞こえてないみたいだな。」

ハルヒ「有希のところ行くわよ!」

みくる「あっ長門さんいましたぁ。」

古泉「ふぅ…ようやく見つけましたねぇ。」

鶴屋「ハルにゃんとキョン君も一緒だねぇ。おーい!!」

キョン「あっ鶴屋さん。」

鶴屋「突然どこに行ったかと思ったらー。でも見つかってよかったさぁ。」

長門「…」

ハルヒ「ついさっき有希が歩いてるの見つけたんだけど全然喋んないのよ。まぁもともと無口なんだけど。」

みくる「な、長門さん?」

長門「…」

キョン「もともと無口だったとはいえさすがにおかしいな。おい、長門!」

長門「…」

ハルヒ「有希!話しかけてるんだから答えなさいよ!!」

鶴屋「まぁまぁハルにゃん。とりあえず昼食にパン持ってきたから部室に戻ろうよ。」

ハルヒ「…そうね。」

鶴屋「ご馳走さん!!」

ハルヒ「有希、ご飯はちゃんと食べるのね。」

古泉「まるで動く植物人間ですね。」

ハルヒ「古泉君!ちょっと言葉がひどいわよ!!」

古泉「すいません。」

キョン「ハルヒにしては珍しく正しい指摘だな。」

ハルヒ「当り前でしょ!キョンと違って有希は大事な団員なんだから。」

キョン「その台詞もひどくないか?」

ハルヒ「無口な有希が本当に無口になるとなんか困るわねぇ。」

古泉「涼宮さんの耳に届いてないようですね。」

キョン「いつものことだ。」

みくる「キョン君って長門さんの扱いうまいですよねぇ。」

ハルヒ「そうね。」

古泉「それでは長門さんと彼を二人きりにしてみませんか?このままでいるよりは可能性が感じられますし。」

ハルヒ「じゃあキョン頼んだわよ!!」

キョン「あぁ、まぁ期待はするなよ。」

鶴屋「じゃあ行ってくるよー。」

ガチャ

キョン「おい長門。」

長門「…」

キョン「まぁとりあえず本でも読んでろよ。」

長門「…」

キョン「まぁなんかあったらアクション起こしてくれ。」

キョン「もう16時か…ハルヒたちはまだ遊んでんのか。」

長門「…」

キョン「なぁ長門。雨もあがったし気分転換に散歩でもするか?」

長門「…」コクッ

キョン「入学してから結構経つけど、ハルヒに関わってるから学校の敷地の事、あんまり知らないんだよな…。長門はいつも部室で読書してるけどどうなんだ?」

長門「…少し。」

キョン「お!じゃあ俺の知らなそうな所とか案内してくれよ。」

キョン「もう17時か…そろそろ部室に戻るか。色々教えてくれてありがとな。」

長門「…別にいい。」

キョン「ところでさっきはなんでいきなり喋らなくなったんだ?」

長門「…」

キョン「お前も疲れてるんだな…。大丈夫か?俺もなんだか体が重いよ。」

長門「…」

キョン「やれやれ」

ガチャ

ハルヒ「あんた達何してたのよ!!」

キョン「お、戻ってたか。」

ハルヒ「何してたのって聞いてるのよ!!」

キョン「気分転換に散歩だ。」

みくる「長門さんどうですかぁ?」

キョン「大丈夫だよな。長門。」

長門「……大丈夫。」

鶴屋「おぉ!さすがキョン君だねぇ!」

キョン「ど、どういう意味ですか?」

鶴屋「特に意味はないよ。さぁ今日の晩御飯食べちゃおう!ハルにゃん今日の夕食は何だっけ?」

ハルヒ「しゃぶしゃぶよ!!!!!」

キョン「声がでかい!『!』を5個も付けるな!」

鶴屋「ごちそうさま!」

ハルヒ「鍋料理も飽きたわね…」

鶴屋「じゃあ明日はあたしがカレー作ってあげるよ!」

みくる「楽しみですぅ。」

キョン「美味しいんですか?」

みくる「文化祭の時に鶴屋さんが差し入れでカレー作ってくれたんですけどすごく美味しかったんですよ。」

古泉「20時ですね。」

キョン「今夜は何するんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…。」

鶴屋「じゃあ麻雀やろうよ!最近ハマってるんだよねー」

ハルヒ「じゃあそれね!メンツはあたしとキョンと鶴屋さんと古泉君でいいわね!」

古泉「よろしくお願いします。」







古泉「終局ですね。」

ハルヒ「あたし達6人だから何かのスポーツチーム作りたいわね。」

キョン「唐突だな」

ハルヒ「よし!多数決取るから、競技名をこの紙に書きなさい!」



ハルヒ「集まったわね。1枚ずつ読み上げるわよ!」

ハルヒ「フットサル!バレー!籠球!バスケ!バレー!バレー!バスケ!」

キョン「(籠球って書いたのは長門だな…。)」

ハルヒ「バスケとバレーが同数だから決戦投票よ!もう1回書きなさい!」

ハルヒ「バレー!バレー!籠球!バスケ!バスケ!バスケ!バレー!…ということでバスケに決定!!」

キョン「ちょっといいか?」

ハルヒ「何?文句でもあるの?」

キョン「文句はないがなんで票数が7なんだ?」

ハルヒ「あたしは団長よ。団員と同じ票数なんて不公平じゃない。」

キョン「こういう時だけ公平を保つんだな。」

ハルヒ「うるさいわね。両方に入れたんだから別にいいでしょ!」

古泉「ところでバスケチーム結成は決まりましたが活動内容等はどうするんでしょうか?」

ハルヒ「とりあえず、リーダーはあたし。古泉君は副リーダー。みくるちゃんが補欠で残りの5人はスタメンよ!」

鶴屋「背番号はどうするのさ?」

キョン「とりあえずリーダーのハルヒは4番で古泉は5番だな。」

ハルヒ「4番なんて嫌よ!ゴリじゃないのよ!!」

キョン「それはスラムダンクの話だ。」

ハルヒ「あたしは7番よ!」

鶴屋「あたしは11番-!」

ハルヒ「みくるちゃんは16番で、古泉君は6番、有希は4番、キョンは10番ね!」

キョン「背番号に何か意味はあるのか?」

ハルヒ「もちろんあるわよ!あたしの7番は仙道で、古泉君の6番は海南の神安田じゃない!
有希の4番はゴリでもボス猿でもなく海南の牧。あんたの10番は桜木。みくるちゃんの16番は最初の陵南戦で桜木にユニフォームを奪われた佐々岡のよ!
鶴屋さんは流川の11番にしようと思ってたからちょうどよかったわ!」

キョン「やれやれ」

ハルヒ「じゃあ明日は朝から特訓よ!古泉君今何時?」

古泉「21時半です(!!!)」

ハルヒ「よし!22時までに寝るわよ!明朝6時から特訓開始よ!」

こうして合宿4日目の朝はきた。

ハルヒ「朝よ!みんな起きなさい!!」

キョン「本当にやるのか?」

ハルヒ「当たり前でしょ!先に体育館行ってるからね!」

キョン「はぁ…やれやれ」

古泉「今日は土曜日ですね」

キョン「ようやく明日家に帰れるな。」

古泉「まだわかりませんよ。日曜日も泊まってそのまま学校かもしれません」

キョン「確かに…」

鶴屋「まぁいいじゃん。とりあえず体育館行こうよ!」

キョン「そうですね」

ガラッ

ハルヒ「遅い!早速始めるわよ!!」

キョン「何から始めるんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…とりあえず実力を見たいから紅白試合よ!」

古泉「いわゆる3on3というものですね。」

ハルヒ「そうよ!じゃあチームは…あたしとキョンとみくるちゃん!」

古泉「では、僕は長門さんと鶴屋さんのチームですね。」

ハルヒ「5分後に始めるわよ!!」

キョン「体がうごかない…」

古泉「お疲れ様です。」

早朝の練習を終えた俺達は部室へと戻っていた。

キョン「ハルヒ、今日の予定は何なんだ?」

ハルヒ「そうねぇ…なんだか疲れちゃったし晩御飯まで自由行動でいいわ。」

キョン「そうか…。」

古泉「じゃあ僕はもう一眠りすることにします。」

キョン「俺もそうするかな。」

二度寝をして古泉と俺が起きたのは11時。長門以外は外に出ているようだ。

そしてハルヒ達が帰ってくることなく19時が過ぎた。

キョン「いい加減帰宅したいなぁ。てゆーか古泉達は嫌な顔をしてないが帰りたいとかいう気持ちはないのか?」

古泉「まぁ少なくとも僕は、その気持ちはなくもないですね。ただ、あなたに話した能力がある以上、涼宮さんの機嫌を損なうことはできないのですよ。」

キョン「じゃあ本音を言えばみんな帰りたいんだな。」

古泉「まぁ鶴屋さんはわかりませんが、そうでしょうね。」

キョン「それにしても今日はなんだかゆっくりとした1日だったな。」

古泉「そうですね。ただ、明日で終わりなのにゆっくり過ごせたのは少し怖い気もしますが。」

キョン「まぁハーフタイムだな。」


こうして俺は古泉と話をしながらハルヒ達を待っていたが、日付が変わってもハルヒ達は帰ってこなかった…。

日付が変わって迎えた合宿最終日(日曜日)

古泉「携帯も繋がりませんね…」

キョン「3人ともか!?」

古泉「えぇ…」

キョン「じゃあとりあえず探しに行くか」

ガチャ

鶴屋「遅くなってごめんねぇ。」

キョン「あ、あれ?ハルヒと朝比奈さんは一緒じゃないんですか?」

鶴屋「校内で普段行かない所を色々探検してから、さっきまでプールで遊んでたんだけど、あたしがシャワー室出たらみんないなくなっちゃってたんだよ…。」

キョン「そうですか…」

古泉「とにかく探しに行きましょう!」

キョン「そうだな。鶴屋さんは休んでていいですよ。」

鶴屋「いや、心配で寝れないしあたしも探しに行くよ。」

キョン「古泉…」

古泉「午前0時半です。」

キョン「もうそんな時間か…じゃあ二手に別れて探そう!振り分けは…ジャンケンでいいな?」



キョン「じゃあ俺は長門と、鶴屋さんは古泉とお願いします。」

鶴屋「何かあったときの連絡手段はどうする?」

キョン「鶴屋さん達は俺に連絡してください。俺達からは古泉に連絡しますんで。」

古泉「じゃあ行きましょう。」

キョン「なぁ長門、情報統合思念体とやらからハルヒの居場所の情報は送られてこないのか?」

長門「申請はしたが分からないという回答が来た。」

キョン「そうか…。じゃあ仮にハルヒを見つけれなかったら。ハルヒを監視するというお前の役目はどうなるんだ?」

長門「おそらく待機モード。もしくは、このままの生活を続け涼宮ハルヒの新しい情報を待つことになる。」

キョン「まぁ俺は後者の方がいいな。」

長門「…」

古泉「涼宮さんとはどんな所を歩き回ったんですか?」

鶴屋「普段は入らないような教室だったり、他の部室を散策したり。あとは…団長権限とか言ってキョン君の机とかロッカーとかチェックしてたよ。」

古泉「まさしく涼宮さんの行動ですね。」

鶴屋「まぁ、ネタになるような物は入ってなかったんだけどね。」

古泉「涼宮さんが消えるまでの間に何か変わったことはありましたか?」

鶴屋「うーん…どうだろう?キョン君的に言うと普段も変わってるからねぇ。」

古泉「そうでしょうね。」

鶴屋「「あ、でもプールに行く前に、ハルにゃんが体育館のトイレに行ったんだよ。で、トイレから出た後のハルにゃんの顔が良いことあったような嬉しそうな顔してたんだよね。」

古泉「…とりあえず行きましょうか。」

プルルル

キョン「もしもし!古泉か、どうした?」

古泉「急いで体育館に来てください!」

キョン「わ、わかった」

ブツッ

キョン「体育館で何かあったようだ。とりあえず行こうか」

プルルル

古泉「もしもし、着きましたか?」

キョン「あぁ、どこに行けばいいんだ?」

古泉「体育館内の1階女子トイレに来てください。」

キョン「分かった」

ブツッ

長門「…お願い」

コンコン

古泉「どうぞ。」

キョン「何か分かったか?」

古泉「とりあえず奥の個室の壁を見てください。」

キョン「ん…なんだこれは!?」

古泉「確認出来ましたか?」

キョン「まぁ確認できたがこれを説明しろと言われれば未確認だ。」

古泉「おそらく…閉鎖空間の境界かと。」

キョン「またそれか…」

古泉「いやまだ確証は持てないのですが…」

キョン「…」

古泉「そこで、涼宮さんとともに数時間閉鎖空間にいたあなたに聞きたいのですが、この壁に似た物を見たことありませんか?」

キョン「ハルヒといた閉鎖空間と同じ…ように見える」

古泉「ということは…あの壁の外が閉鎖空間ですね…」

キョン「いや…逆かもしれないぞ。今俺達がいる世界が閉鎖空間であって、ハルヒは飽きたがら現実世界に帰った…」

長門「…なくはない」

古泉「そうですね…。どちらにしても、参りましたね…」

キョン「まぁまだハルヒの怪獣は出てないから大丈夫だな。」

鶴屋「よく分かんないけど、とりあえずハルにゃんは私達とは別世界に行っちゃったんだよね。」

古泉「現時点では、そう考えるしかないですね。」

鶴屋「あの不思議な壁は別世界との境界なんだよね?」

古泉「はい。」

鶴屋「じゃあ、とりあえずその壁を壊してみようよ。」

古泉「え…」

古泉「どうでしょう?長門さん。」

長門「涼宮ハルヒに関しては分からないことが多い。物理的な力だとしても可能性はゼロとは言えない。」

鶴屋「じゃあやってみよう!」

キョン「この金属バットでいいな」

ガン!ガン!

キョン「まぁ簡単には砕けないよな」

10分後

キョン「はぁ…こんなもんだろ」

鶴屋「キョン君お疲れ」

キョン「どうも。…あ、壁の穴と一緒に閉鎖空間の壁も広がってるな」

古泉「本当ですね」

キョン「古泉、お前が前に見せてくれた能力で中に入れないか?」

古泉「どうでしょうか…とりあえずやってみましょう」

古泉「ではみなさん、手をつないで目をつぶってください。」

古泉「準備はよろしいようですね。それでは…。」

キョン「……どうだ?目を開けてもいいのか?」

古泉「どうぞ。成功しましたよ。」

鶴屋「こ、これが別世界ってやつかぁ…」

キョン「やはり何も変わらないようだな。体育館の外に出ただけだ」

古泉「しかし先ほどの壁を通り抜けたのですから、紛れもなく閉鎖空間ですよ」

キョン「そうだな……」

鶴屋「とりあえず探そうよ」

キョン「そうですね。えっと…じゃあまた二手に…」

古泉「と言いたいところですが、ケータイの電波が…」

キョン「そ、そうだったな…。じゃあ、まとまって探すか」

鶴屋「てゆーかさ。ハルにゃんと一緒にみくるもいるんだよね?」

古泉「おそらくですがね」

鶴屋「みくる…大丈夫かなぁ」

長門「朝比奈みくるは大丈夫」

鶴屋「…え?」

長門「朝比奈みくるは大丈夫。涼宮ハルヒは分からない」

キョン「どういうことだ?」

長門「朝比奈みくるはこの状況におかれ、おそらく泣いたりしてパニックになっている。だが涼宮ハルヒはこの状況を楽しみ、場合によっては良くない事態を繰り返す。」

キョン「よ、よくない事態って何だ!?」

長門「あなた達は知らない方がいい。」

キョン「まぁ…とりあえず部室に行こうか。」

キョン「ここだな」

鶴屋「元の世界と変わらないねぇ」

古泉「電気もついてますね」

キョン「多分いると思うんだが…」

コンコン

みくる「ひぇっ!?」

ハルヒ「だ、誰かしら…。もしかして」

みくる「キョン君達だったり…」

ハルヒ「かもしれないわね。…誰?」

キョン「俺だ」

ハルヒ「よくここが分かったわね」

キョン「随分驚いた様子だな」

ハルヒ「本当に驚いたわよ。まさかこんなに早く見つかるなんて思わなかったもの」

キョン「…?どういうことだ?」

ハルヒ「分からないかしら?簡単に言うと、かくれんぼよ」

キョン「なんだと?」

ハルヒ「あら、心配した?」

キョン「当たり前だろ!!…まぁ心配だったのはハルヒなんかじゃなく朝比奈さんだがな」

ハルヒ「な、何よそれ!?」

キョン「(まぁ、色々怒っても理由の説明が難しいから泣き寝入りか…)」

ハルヒ「じゃあ帰るわよ!」

キョン「ちょっと待て!!」

ハルヒ「何よ?」

キョン「謝るべき人がいるだろう」

ハルヒ「誰によ?」

キョン「俺達だ!」

ハルヒ「何でよ?てゆーか何怒ってんのよ?」

キョン「所詮かくれんぼって訳か?」

ハルヒ「そうよ」

キョン「…わかった。でもつr」

ハルヒ「でも鶴屋さんには謝るわ!」

鶴屋「!」

ハルヒ「いきなりいなくなってごめんね。ちょっと遊び心が過ぎたわ」

鶴屋「い、いや大丈夫だよ。ハルにゃんが無事ならオールOKだよ」

キョン「(まぁ…いいか…)」

古泉「じゃあ帰りましょう」

ハルヒ「そうね」



キョン「よし、ここだったな」

ハルヒ「あれ?そういえば、アンタ達どうやってこっちに来たの?」

キョン「…(古泉、どう答えるんだ?)」

古泉「まぁ…気づいたら来てたという感じですかね」

ハルヒ「そう…あたし達と一緒ね」

キョン「(か、簡単だな… …?)」

古泉「(どうしました?)」

キョン「(壁が…無い)」

古泉「(困りましたね…。とりあえず時間を稼ぎましょう)」

ハルヒ「どうしたの?早く帰るわよ」

キョン「いや、せっかく不思議な世界に来たのに、かくれんぼで終わっていいのかと思ってさ」

ハルヒ「それもそうね…じゃあ、みんな部室で待ってて。ちょっと探検してくるわ」

キョン「わかった」

ハルヒ「キョンは一緒に来るの!団長を護衛しなさい!!」

キョン「まったく…。じゃあ古泉、頼んだぞ」

古泉「分かりました」

ハルヒ「じゃあキョン、行くわよ!」

ガチャ

鶴屋「ふぅ…疲れたねぇ」

みくる「あたしも疲れちゃいました」

鶴屋「壁無くなっちゃってたね。古泉君、どうするの?」

古泉「気づいてらしたんですか」

みくる「ど、どういうことですかあ?」

古泉「僕達が元の世界からこの世界に来た時に通った、いわゆる閉鎖空間の壁が無くなっていたんです」

みくる「ふぇ…それじゃもう…」

古泉「いや、可能性はゼロではないです」

鶴屋「と言うと?」

古泉「おそらく今回の閉鎖空間は涼宮さんがかくれんぼをしたいという願望から出来たものです。そして先程かくれんぼが終わりました。
これは願いが叶ったということになったので、後は帰るだけになります」

鶴屋「でもさ、目標達成したからあの壁も消えたってことだよね?」

古泉「えぇ」

鶴屋「じゃあ、帰れないって可能性もあるんじゃないの?」

古泉「確かにその可能性もゼロではないです。しかし今回の閉鎖空間の発生は合宿中に起きました。
おそらく合宿を終了するまで、つまり合宿でやり残したことを完了する為に帰らなければならないとなると思いますよ」

ハルヒ「ねぇキョン…」

キョン「ん?」

ハルヒ「…あのさ…」

キョン「何だ?」

ハルヒ「あの…」

キョン「何なんだ?言いたいことがあるならハッキリ言え!!」

ハルヒ「な、何でもないわよ!バカ!!」

キョン「な…」

ハルヒ「…」

キョン「…」

ハルヒ「あのさ…」

キョン「ん?」

ハルヒ「実は…ホントは…ちょっと怖かったの」

キョン「…」

ハルヒ「かくれんぼで隠れてたけど、本当は怖かったの… もしこのまま見つからずに、アンタ達に会えなくなっちゃうかもって…」

キョン「…そうか」

ハルヒ「だからさ…なんてゆーか……ありがと」

キョン「フフ」

ハルヒ「な、何よ!?」

キョン「なんか…人間らしいなと思ってさ」

ハルヒ「どーゆー意味よ!?」

キョン「ハルヒからありがとうなんて聞けると思わなかったよ」

ハルヒ「ふん!希少で貴重なありがとうよ!」

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「」

①「月曜の時間割って何だっけ?」
②「なんだかんだで合宿楽しかったな。」
③「心配したぞ。」
④「ふんもっふ!」

>>717

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「」

①「月曜の時間割って何だっけ?」
②「なんだかんだで合宿楽しかったな。」
③「心配したぞ。」
④「ふんもっふ!」×

>>725

×ってなんだよ
省略しろって言ってもしなかったんだから、そのままやれよ

2

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「なんだかんだで合宿楽しかったな。」

ハルヒ「あ、当たり前でしょ!団長直々の企画なんだから!!」

キョン「日付は変わったけど明日で終わりと思うとちょっとさびしいな。まぁ嘘だけど。」

ハルヒ「失礼ね。」

キョン「そろそろみんなのところに戻るか。」

ハルヒ「…うん。」

コンコン

みくる「はぁ~い。あ、おかえりー」

キョン「どうも」

ハルヒ「みんなお疲れぃ!さっさと戻って合宿の続きをしましょ!!今日は徹夜よ!!」

キョン「(古泉、何か考えは思いついたか?)」

古泉「(いえ…ただ元の世界で壁があった場所に行けば何かわかるかもしれません。)」

キョン「(体育館だな?よし、行くぞ!)」

体育館

ハルヒ「ちょ、ちょっと体育館に何の用なわけ!?」

キョン「まずおちつけ。」

古泉「(こちらの世界の女子トイレはやはり普通の壁のままですね。)」

キョン「(そうみたいだな。お前の超能力とやらで何とかならないか?)」

古泉「(試してみますか…)」

ハルヒ「ちょっとキョン!!聞いてるの!?」

キョン「ちょっと手貸せ。」ギュ

ハルヒ「い、いきなり何すんのよ。」ギュ

古泉「皆さん手は繋ぎましたね?じゃあ少しだけ目をつぶってください。」

ハルヒ「しょ、しょうがないわね。」





キョン「痛ッ!」

ハルヒ「キョン!何ぼーっとしてんのよ!!今からFFⅩやるわよ。あんたゲームオタクなんだから教えなさいよ」

>>724 残りレス数的にそろそろ進めたくて。だったら安価にしなきゃよかった話だよな。ゴメンなさい…

4日後…

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「」

①「月曜の時間割って何だっけ?」
②「なんだかんだで合宿楽しかったな。」
③「心配したぞ。」
④「ふんもっふ!」

>>754

>>752
>>752
>>752
>>752
>>752
>>752
>>752
>>752
>>752
>>752
>>752
>>752

で、今何週目?

ハルヒ「今からFFXやるわよ。あんたゲームオタクなんだから教えなさいよ」

4日後

>>756 実質6

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「」

①「月曜の時間割って何だっけ?」
②「なんだかんだで合宿楽しかったな。」
③「心配したぞ。」
④「ふんもっふ!」

>>761

ksk
安価↓

キョン「なぁ……ハルヒ」

ハルヒ「な、何よ…」

キョン「心配したぞ。」
ハルヒ「な、なによ!みくるちゃんしか心配じゃないって言ったじゃない」

キョン「わすれた」

ハルヒ「な、なによそれ」

キョン「そろそろ戻るか」

ハルヒ「そ、そうね…」

キョン「なんだ? 何かあるのか?」

ハルヒ「いや、帰るわよ」

キョン「もう日付が変わったけど、明日で最後だな…」

ハルヒ「そうね…」

キョン「なんだかんだ楽しかったなぁ」

ハルヒ「そうね…」

キョン「最終日はどうするんだ?」

ハルヒ「そうね…」

キョン「…? おいハルヒ!」

ハルヒ「! な、何よ!?」

キョン「お前、人の話聞いてるのか?」

ハルヒ「あ、あぁ………その前にさ…あたしの話聞いて」

まだ繰り返してたのか

VIPでエンドレ8やりたいならもっと一周短くするか変化でかくしないと今回みたいにもたないよ
俺は2周目から普通に読む気失せたから全部飛ばした

>>766 いやことごとく安価が外れただけ。

キョン「なんだ?」

ハルヒ「あのさ…」

キョン「!?」

ハルヒ「えへへ…」

キョン「なにすんだぁ!?」

ハルヒ「キ、キスよ…
迷惑…?」

キョン「い、いや…」

ハルヒ「てゆーかキョンだってあたしにキスしたじゃない!
お返しよ!!」

キョン「い、いや…あれは…
(夢だと思ってたが…)」

ハルヒ「……」

(何故だかハルヒの顔を見ると何も言えなかった…)

コンコン

みくる「はぁ~い。あ、おかえりー」

キョン「どうも」

ハルヒ「みんなお疲れぃ!もう遅いし帰るのは明日にするわ!!早く寝ましょう!」

トントン

キョン「(お、古泉。何か考えは思いついたか?)」

古泉「(その前に、涼宮さんの顔が心なしか晴れやかになった気がしますが、何かあったんですか?)」

キョン「(い、いや何もない!)」

古泉「(そうですか……? まぁいいでしょう)」

キョン「も、もう寝るぞ!」

キョン「よーし、電気消すぞー」

みくる「はーい」

鶴屋「いいよー」

プチッ

鶴屋「じゃあおやすみー」

ハルヒ「(キョン!)」

キョン「(何だ?)」

ハルヒ「(こっちで寝なさい!)」

キョン「(え…え?)」

ハルヒ「(いいからこっち来なさい!)」

キョン「(…マジでか)」

ハルヒ「(さっさと来なさい! キスの事、大々的にバラすわよ!)」

キョン「(う…)」

ハルヒ「じゃあ腕貸して」

キョン「ほらよ」

ハルヒ「ふふ」

キョン「(…なんだこれ)」

ハルヒ「じゃあキョンおやすみ」

キョン「ああ…」

キョン
「…ん、朝か」
古泉「おはようございます」

キョン「うわ!ビックリした…」

古泉「どうやら元の世界に戻ったようですよ」

キョン「ホ、ホントか!?」

古泉「えぇ、その証拠に皆さんのバッグやケータイ等が…」

キョン「言われてみればそうだな…布団もDSも全部あるな 。やはりかくれんぼが目的だったんだな」

古泉「まぁ、あなたも涼宮さんと一緒に寝ましたしね」

キョン「な…!? 勘違いするなよ? ハルヒのいつもの団長命令にいやいや従っただけだ」

古泉「ふふ…分かってますよ」

ハルヒ「ん…」

キョン「おぉ、おはよう」

古泉「おはようございます」

ハルヒ「おはよう、今何時?」

古泉「10時です」

ハルヒ「そう… じゃあ、みんな起きたら帰りの支度するから荷物まとめときなさい」

キョン「(やった…! ようやく解放宣言がでた!)」

1時間後

ハルヒ「よし、みんな起きたわね! じゃあ片付けするわよ!」

キョン「布団はどうするんだ?」

ハルヒ「帰り際に礼法室に返しに行くわ。とりあえずゴミ捨てるなり、荷物をまとめるなりしなさい」

ハルヒ「よし、終わったわね!じゃあ帰るわよ!!」

キョン「ちょっと待て! コンピ研から借りてたDSは…まさか貰ってくのか?」

ハルヒ「当たり前じゃない!パソコンに比べたら微々たるものでしょ」

キョン「(パソコンは半ば恐喝だったがな…)」

ハルヒ「何か言いたいことでもあるのかしら?」

キョン「何もない」

ハルヒ「よろしい!じゃあまず礼法室に布団返しに行くわよ!」

ハルヒ「よし、布団も返したことだし帰るわよ!」

キョン「よし!」

古泉「12時ですね」

ハルヒ「もうお昼ね… じゃあ駅前の喫茶店でご飯食べて解散よ!」

キョン「(払いは俺だろうな…)」

ハルヒ「キョン!ちゃんとお金ある!?」

キョン「(やっぱりか…)えーと…俺の分しかないぞ」

ハルヒ「何で用意しとかないのよ!会計係としての自覚を持ちなさいよ!!」

キョン「いつから俺は会計を任されたんだ?」

ハルヒ「まぁいいわ、今日は私の奢りよ!感謝しなさい」

キョン「え!? い、いや…え!?マ、マジでか!?」

ハルヒ「何よ?そんなに嫌ならアンタの分は払わないわよ」

キョン「い、いや…奇跡的というか何というか…」

ハルヒ「ここでいいわね」

店員「いらっしゃいませ。6名様ですね、あちらのテーブル席へどうぞ」

ハルヒ「じゃあ好きなの選びなさい!」

みくる「ホントに良いんですかぁ」

ハルヒ「もちろんよ!」

鶴屋「じゃあ先輩後輩関係なく選んじゃうよぉ。えーと…」

ハルヒ「有希!アンタも遠慮しちゃダメよぉ」

長門「…わかった」

キョン「(な、なんか…長門が久しぶりだなあ…気のせいか…)」

ハルヒ「次の土日は合宿の打ち上げだから!ねじゃあ、また明日ね!」

鶴屋「あたしも参加しちゃっていいの?」

ハルヒ「もちろんよ!じゃあね!!」

キョン「…ふぅ。4連休を無駄にしての月曜日か… まぁ…過ぎたことだ」

ガラッ

キョン「おう、ハルヒ」

ハルヒ「遅いわよキョン!!」

キョン「何がだ?まだ朝のホームルームまで10分もあるだろ」

ハルヒ「ふん!たまには早く来て団長を迎えようって気がないの?」

キョン「そんならお前が遅く来ればいいだろーが」

ハルヒ「まったく…口答えばかりね」

キーンコーン

ハルヒ「キョン!!お昼よ!」

キョン「そうだな」

ハルヒ「…たまには…お昼一緒に食べない?」

キョン「ん、あぁ」

ハルヒ「(ニコッ)
じゃあ弁当持って屋上行くわよ!」

ダッ

キョン「ちょ、ハルヒそんなに俺を引っ張るな!」









谷口「やれやれ」

区切りいいのでここで終わりにしました。またこれの続きのスレ立てると思いますがその時はよろしくお願い致します。
保守してくれた方や最後まで読んでくれた方ありがとう!

解説長門しか知らないような数回のループとかは意外と起きてるのではという裏設定思い描きつつ書いて見ました。

後半ぐだったのは本当に申し訳ない。

それではさようなら

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