陽子「綾ー、お金貸してくれ」綾「また?」 (10)
陽子「頼むよ!この通り!」パンッ
綾「そんな事言って、この間貸したお金もまだ返してないくせに」
陽子「ご、ごめん…」シュンッ
綾「……」チラッ
陽子「……」ショボショボ
綾「はぁ~…しょうがないわね」
陽子「か、貸してくれるの?」
綾「ほんっとに今度は今回だけよ?」
陽子「ありがとう!綾!やっぱりお前いい奴だな!!」パァ
綾「そ、そんな事!」ドキッ
綾「ない…わよ…」カァァ
陽子「それでな、10万、貸してほしい」
綾「え?」
陽子「10万、いいだろ?」
綾「……」
陽子「んー?」ニコニコ
綾「わ、わかったわ、明日用意してくるからそれまで待ってて」
陽子「ありがとー!!」ニコニコ
綾「……」
~綾の家~
綾「十万円って、私の貯金ほぼ全額じゃない」
綾「小学生の頃から頑張って貯めたのに…」
綾「で、でも、陽子が喜ぶんだったら…」ポヤヤヤーン
綾「……」カァァ
綾「しょ、しょうがないわよ…」カァァ
~次の日~
陽子「でさー綾が金くれるんだよー」
カレン「アヤヤー太っ腹でーす!」
アリス「綾は凄いんだね!」
忍「綾ちゃん流石です」
陽子「あ、でもこの話は綾には内緒な?」
カレン「えー?どうしてですかー?」
陽子「まぁまぁみんなにパフェ奢るから」
カレン「了解です」ビシッ
アリス「もうカレンったらー」
忍「パフェもいいですね」
ガラガラ
綾「おはよう、みんな」
陽子「あ、おはよう」
カレン「金が来たデース」ボソッ
アリス「カレン!!そんな事言っちゃダメ!!」
忍「おはようございます綾ちゃん」
綾「あ、うん」
綾「よ、陽子」チョイチョイ
陽子「ん?」
綾「これ、約束のお金」スッ
陽子「うわーありがとー」パァ
綾「こ、これでいいでしょ?」
陽子「うん!いい!とってもいいよ!ありがとな!!」ニコニコ
綾「え、ええ、どういたしまして」カァァ
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