ハルヒ「めざせッ!ポケモンマスター!!」(412)
"ポケットモンスター"
縮めてポケモン。隣国では口袋怪物と呼ばれているらしいのだが、ご存じだろうか?
日本人なら誰もが知っている、あのドラゴンクエストやファイナルファンタジーを軽く超える世界的な人気を誇り、アニメや漫画の題材にも使われ、企業名にもなっている
えっーと確か・・・・累計1億5000万本?
と、まぁ洒落にならないほど売れているRPG式育成ゲームだ
これは我らがSOS団と、そんなポケモンとの間に起った、今年の夏の出来事である
7月10日
キョン「や・・やっと終わったぞ、期末試験」
キョン「今回はかなりしんどかったな・・・正直」
ハルヒ「そう?」
キョン「そうさ。岡部にも呼び出されたんだ。昼休みにわざわざ俺のとこまで来て言いやがった」
ハルヒ「何を」
キョン「俺の成績に文句と注文があるらしい」
キョン「期末試験の結果次第ではその文句が俺の親にまで届きそうな安パイだと」
キョン「進学を考えるなら今のうちに心を入れ替えろとか」
ハルヒ「へえ」
ハルヒ「あんた、そんなに成績あやしかったっけ?」
ハルヒ「あたしより真面目に授業聞いてるように思ってたけど・・」
キョン「聞いても解らなきゃ時間の無駄にしかならんのさ」
ハルヒ「ふーん」
ハルヒ「なんなら、あたしが勉強見てあげよっか」
ハルヒ「別にいいわよ、どうせ授業の繰り返しになるだけだろうけど、英語と現国なら授業より解りやすい教え方をする自信があるわ」
キョン「俺だって進級ぐらいは無事にしたいもんだ」
キョン「(万が一ダブるようなことになって)」
キョン『ちわっす、涼宮先輩』
ハルヒ『あ、バカキョン、即行で三色パン買ってきて。料金後払いね!』
キョン「なんていう日常会話を部室で繰り広げるのは業腹だ」
ハルヒ「なに独りごと言ってんのよ」
ハルヒ「別に今バタバタする必要もないんじゃない?」
ハルヒ「来年は受験の夏よ」
ハルヒ「やれ夏期講習だ模擬試験だ」
ハルヒ「まぁ私はやらないけどね」
キョン「優等生はいいよな、余裕があって」
ハルヒ「だからこそ!くいが残らないように今年の夏は遊び尽くすべきなのよ!!」
キョン「そうかい」
ハルヒ「でも夏のイベントってもうマンネリなのよね」
ハルヒ「海水浴、セミ捕り、盆踊りに花火、etc・・・」
キョン「いいじゃないか、それのなにが不服なんだ」
ハルヒ「キョンは夏が好きなのね」
キョン「ああ、夏の暑さとセミの喧騒をこよなく愛する男だと呼んでくれ」
谷口「おいキョン!」
キョン「なんだ谷口、お前納豆臭いぞ。近寄るな」
谷口「ポケモンやろうぜ、ポケモン!」
キョン「は?」
山根「ぶひひひ!!ついに再来月金銀のリメイクがでるんでひ!」
国木田「ハートゴールドとソウルシルバーだって。ちょっとダサいかな」
谷口「国木田や山根はもう予約しちまったらしいからな」
谷口「両方頼めば、アルセウスのフィギュアが付いてくんだってよ!俺とお前で一緒に注文しようぜ!」
キョン「あのだな、谷口・・・」
先週も立てたが、まともに投下できなくてな。まぁ広い目で見てくれたらありがたい
キョン「お前だって担任から成績について俺とだいたい似たようなことを同音異句で言われたんだろ?」
キョン「そもそもお前がのんきだから俺だって大丈夫だろうと思ってだな・・」
谷口「人のせいにすんな」
谷口「いいか、キョン」
谷口「勉強なんてもんはな、陰謀だ陰謀」
キョン「なんだそりゃ」
谷口「今から塾に通おうが無駄な努力さ。所詮あいつらただの守銭奴だからな。やらされるのはなんのためにもならねぇ問題ばかりだ」
谷口「やればやるほど知識欲が失せるだけだぞ」
谷口「涼宮や国木田を見てみろよ、こいつらすっとぼけた面して頭いいんだぜ?」
ハルヒ「はあ?」
谷口「そうだな・・・。どうせやるなら三年、それも正月が終わったあたりからだ!」
国木田「谷口、見苦しいよ。現実逃避はやめなって」
ハルヒ「なによ・・あいつ。うちの団員を勝手に持ち出すなんていい度胸ね」
キョン「たまには付き合ってやらんとな、一応あんなんでも数少ない俺の友達だ」
ハルヒ「ふん」
キョン「そういやお前は、ゲームとかやらないのか?」
>>19
ごめん間違えた。もう一回
谷口「じゃあ放課後にゲオでな!」
ハルヒ「なによ・・あいつ。うちの団員を勝手に持ち出すなんていい度胸ね」
キョン「たまには付き合ってやらんとな、一応あんなんでも数少ない俺の友達だ」
ハルヒ「ふん」
キョン「そういやお前は、ゲームとかやらないのか?」
ハルヒ「ポケモン?」
ハルヒ「あー、確かクリスタルバージョンならあったかな」
キョン「ほう」
キョン「やっぱり誰でも一度はやってるもんだな」
ハルヒ「あの頃は周りに合わせて買わされちゃったのよね」
ハルヒ「今思えば、何が面白かったのか全然わからないわ」
キョン「レベルあげとか、かったるいしな」
すずみやけ
ハカセ「うーん、わかんないよ・・・」
ハルヒ「ちゃんと読んでみて、同じ条件だからここは反復試行なの。だから・・」
ハカセ「そっかじゃあ・・・ここをこうすれば・・」カリカリ
ハルヒ「っていうかもう疲れたでしょ、休憩にしましょう」
ハカセ「はーい」
ハカセ「ハルヒお姉ちゃん、DSやってもいいですか?」
ハルヒ「いいけど、ほどほどにしなさいよー」
ハカセ「うん」テンテレン
ハルヒ「あら・・・ポケモン?」
ハカセ「うん!」
ハルヒ「昔のヤツなら私も持ってるわよ」
ハカセ「ほんと!?」
ハルヒ「うーんとね」ガサゴソ
ハルヒ「あったわ!これこれ!」
ハカセ「うわー、見せて見せて!」
ハルヒ「へへん!私のハイレベルなポケモンを見て度肝抜くんじゃないわよ!!」ピコーン
ハルハルの手持ちポケモン
ユンゲラーLv.89 プリンLv.14 ゴーリキーLv.45
メガニウムLv.93 ゴーストLv.70 ピチューLv.5
ハカセ「お姉ちゃん・・・」
ハルヒ「な、なによ。なんか文句あんの!?」
ハカセ「おじゃましましたー」
ハルヒ「何よあの蔑むような眼は・・」
ハルヒ「なんか悔しいわね」
ハルヒ「・・・・・」カタカタ
ハルヒ「・・・へぇ努力値なんてのがあるんだ。結構奥が深いのね」
ハルヒ「見てなさい!今にぎゃふんと言わせてやるわ!!」ピコーン
7月11日
ハルヒ「確か、裏技があったはずよね。レベル100まであげるやつ」
ハルヒ「え!クリスタルじゃできないの!?」
7月12日
ハルヒ「ちょっと、なんでこいつら進化しないのよ!」
ハルヒ「通信交換?知るか、そんなの」
7月13日
ハルヒ「やった・・・ついに念願のホウオウゲット」
ハルヒ「流石に三日連続で徹夜はきついわね・・・」
――――――――
――――――
――――
――
一週間後
ハカセ「・・・えっと」
ハルヒ「対戦しましょう!ハカセ君!!」
ハカセ「その・・なんていうか・・・」
ハルヒ「いざ、尋常に勝負ッ!!」
ハカセ「ゲームボーイとDSは通信できないんじゃ・・」
ハルヒ「えっ!?」
ハカセ「だからDSじゃないとできn・・・」
ハルヒ「ゲームボーイ持ってきなさい!」
ハカセ「も、持ってないですよ~」
7月17日
谷口「なぁキョン、期末テストの結果どうだった?」
キョン「情熱の赤いバラってとこだな」
谷口「そうか!へへ、じゃあ夏休みは俺とお前だけで補習だな」
キョン「マジかよ・・・」
ハルヒ(うぅ・・あんなに苦労したのに・・・)ズーン
キョン「よぉ、ハルヒ。明日から夏休みだっていうのに元気ないな」
ハルヒ(このままじゃ腹の虫がおさまらないわ・・)
キョン「おーい、ハルヒさーん」
ハルヒ「・・・ねぇキョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「あんたゲームボーイのポケモンは持ってないの?」
キョン「持ってねぇよ」
ハルヒ「なんで!?昔のポケモンもやってたんでしょ」
キョン「小学生男子のゲーム機は壊れたか盗まれたかして二年も保たないものなのさ」
キョン「ましてや昔の携帯ゲーム機を後生大事に持ってる奴なんていないだろうに」
ハルヒ「・・ふ、ふーん」
ハルヒ「じゃあ私もDSに乗り換えようかな・・」
谷口「おお!?」
キョン「なんだ、お前もやるのかよ」
ハルヒ「先週からクリスタルやっててね。なんかハマっちゃったのよ」
国木田「へー、涼宮さんもポケモンなんてやるんだ。意外だなぁ」
谷口「じゃあさ!新作買ったらさ、みんなで対戦しようぜ、対戦!!」
ハルヒ「そ、そうね・・・」ソワソワ
ガチャ
キョン「お、みんな揃ってるな」
長門「・・・・・」
古泉「どうも」
みくる「こんにちわぁ~。あれぇ?涼宮さんは一緒じゃないんですかぁ」
キョン「遅れてくるらしいですよ。なんでも新作ゲームの予約だそうで」
古泉「ゲーム・・・・ですか」
キョン「ああ、山根や国木田たちもな。ハルヒの奴、実際にクラスの男子と対話するのってこれが初めてじゃないか?いい兆候だな」
古泉(今年発売の新作ゲームといえば・・・いや、まさかね)
みくる「えっーと、あのー・・・」
みくる「ちょっといいですか」
キョン「? はい」
みくる「それはどういったゲームなんでしょうか?」
キョン「"ポケットモンスター"ですよ。古泉も知ってるだろ?」
長門「・・・・・」
みくる「ふぇ!?」
古泉「ぶっー!!!!!」
キョン「うわ!きたねぇ!!」
キョン「おい、古泉。噴出してんじゃねーよ。ちょっとかかっちまったじゃねーか!」
古泉「ゴホッ!・・・ゴホッ!!」
長門「ポケモン」
キョン「ん?」
長門「ポケモンのこと?」
キョン「ああ、自分で好きなモンスターを育成できる人気ゲームだ」
長門「・・・・・」
キョン「あ、朝比奈さんお茶のおかわりください」
古泉「ちょ、ちょっと待ってください!」
キョン「なんだよ・・きたねーな」
古泉「けしかけたんですか!!涼宮さんに!!」
キョン「なにがだ」
古泉「ポケモンをですよ!」
キョン「ああ・・・、でもあいつこの前まで興味なさげだったのにな。なんでだろ?」
古泉「なんということだ・・・」
みくる「ふぇ~ん」
キョン「一体なんだっていうんだよ・・」
長門「・・数えるほどだが、涼宮ハルヒに与えてはならない情報がいくつか存在する」
キョン「え?」
古泉「我々機関・・・いえ、他の勢力達も、極力涼宮さんにはあまり興味を示してもらいたくないものが少なからずありまして・・」
古泉「知ってのとおり、機関は今まで涼宮さんの望みを時空改変能力の先に周って解決させてきました」
古泉「謎の転校生、敵対する生徒会。殺人事件を望むのなら偽の死体を用意することだってできます」
古泉「・・・しかし、我々でも対処に難しく、彼女の常識を飛び越えて現実に影響を及ぼす可能性の高いものがあるんです」
古泉「その中でもA級レベルに危険なのが・・」
キョン「ポケモンだっていうのか?」
古泉「映画撮影時のことを思い出してください」
古泉「ビームや電子カッター、喋る猫など、涼宮さんは刺激的でエキセントリックなものを好む傾向があります」
古泉「当然、携帯ゲームの単純なコマンド形式の戦闘で満足して頂けるわけがない・・」
キョン「まぁな・・」
古泉「彼女が『ピカチュウが現実にいたらなぁ~』なんて思いたったらすぐですよ・・・」
古泉「いくら機関でも架空の生物を用意することは不可能」
古泉「仮にポケモンなどいう得体もしれない生物が世にはびこるようなことがあれば・・・それこそ世界は滅びてしまいます」
みくる「ど、どどどうしましょう・・」オロオロ
長門「ピカチュウってなに?」
キョン「すまん古泉。そこまで事を重大に考えていなかった」
古泉「いえ、すいません。これは僕の過失です。始めのうちに説明しておくべきでしたね・・・」
古泉「涼宮さんだってもう女子高生、まさかポケモンなんて幼稚なものに手は出さないだろう・・・と甘く考えてました」
長門「私にも責任がある。ごめんなさい」
キョン「長門・・古泉・・なんだかすまんな(バカバカしい、いくらなんでも考えすぎだろ)」
ハルヒ「ヤッホー!今日もSOS団頑張っていきましょー!!」バーンッ!
みくる「・・・あ」
古泉(きた!)
古泉「聞きましたよ、涼宮さん。ポケモンに興味があるようで」ニコ
ハルヒ「え?う、うん・・・」
キョン「(必死だな)」
古泉「実は僕の遠い親戚にポケモン関係の仕事をしている人がいまして・・・」
ハルヒ「え、じゃあ」
ハルヒ「ポケモンの開発元の会社に勤めていて、新作のさらに新作の議案にも携わっていてる取締役みたいな知り合いとか!?」
古泉「・・え、ええそうですとも」
キョン(顔が引きつってるぞ、古泉)
ハルヒ「じゃあ会社にお邪魔してもいいのね!!」
古泉「・・・は?」
キョン「(どこで話が食い違えればそうなるんだ、図々しい奴め)」
ハルヒ「いつ!?」
古泉「そ、それは・・・」
ハルヒ「じっーー」
古泉「いっかg・・」
ハルヒ「(´・ω・`)」シュン
古泉「うぅ・・・」
古泉「に、にしゅう・・」
ハルヒ「(´・ω・`)」
古泉「・・・来週」
ハルヒ「(゚∀゚)」
古泉「・・・それでは一週間後に」
ハルヒ「うんうん!」
ハルヒ「じゃあ今日はもう解散!」
ハルヒ「家に帰ってさっさとプラチナバージョンやりたいしね!!」
みくる「ふぇ!?」
古泉「ぷ、プラチナ・・・」
キョン「(さっそく別のポケモン買ってきたのか・・・)」
ハルヒ「~♪」
長門「・・・・・」
みくる「ふみゅぅ・・」
キョン「(いいのか?こいつのことだからこのままどんどんエスカレートしていくぞ)」
古泉「ぐっ!」バッ!
ハルヒ「え?」
みくる「ひゃあ!?」
キョン「(! あの古泉がハルヒの手から物を奪い取った)」
ハルヒ「ちょ、何すんのよ!古泉くん!!・・・え?」
みくる「こ、これは・・・」
長門「・・・・・」
キョン「ど、土下座…」
古泉「」ズーン
古泉「お願いします!このゲーム!今はまだ・・」
古泉「一週間!一週間だけ待って下さい!!」
ハルヒ「う、うん。分かったわ。楽しみはとって置かないとね!」
古泉「涼宮さん・・」
ハルヒ「そ、それじゃ私はこれで・・・」バタン
古泉「うぅ・・やってしまった。もうこんなことは・・・」
みくる「古泉くん・・・」
キョン「あ、そういえばあいつクリスタル版も持ってるぞ」
古泉「涼宮さーん!!」
古泉「ああ・・二度もやってしまった・・・。もう後にひけませんよ・・・」
みくる「大丈夫なんですかぁ、古泉くん」
キョン「いくらなんでも本物のポケモンなんて無理じゃないのか?」
キョン「というかそこまで気をくばる必要があるのかどうかが疑問だが」
古泉「くそッ・・・なんでこんなことに・・・」
キョン「古泉・・・」
長門「私も協力する」
古泉「・・・え?」
長門「まかせて。情報操作は得意」
古泉「長門さん」ジワ
みくる「わ、わたしも協力しましゅ!」
キョン「・・しかたない。いつものことか」
キョン「古泉、俺にできることならなんでも言ってくれ」
古泉「みなさん・・・ありがとうございます」ブワッ
古泉「幸い明日から夏休み」
古泉「今週、僕と長門さん団活には参加できないと・・・涼宮さんにお伝え下さい」
キョン「分かった。明日俺の口から伝える」
古泉「朝比奈さん旅行の手配は」
みくる「はい!まかせてくだしゃい!」
古泉「あなたも」
キョン「怒らせればいいだよな?二日後のこの時間に」
古泉「ええ、超特大の閉鎖空間をバシバシ出してやって下さい」
キョン「そう上手くいくかね」
古泉「簡単ですよ、あなたなら」
キョン「嫌な買い振られ方だな・・・」
古泉「ふふ」
古泉「では後日、おって連絡します」
ガチャ
古泉「もしもし、森さん!?・・・あぁ、すいません仕事中でしたか。実は・・」
バタン!
キョン「頼んだぞ古泉、長門」
古泉「はい・・はい・・・ぅう・・すいません」
古泉「わかりました。今からそちらへ向かいます」ピッ
古泉「それでは打ち合わせどおりに・・・長門さん」
長門「・・・・・」コク
古泉「くくっ・・・あなたに歯向かったのは今日が初めてですね」
古泉「待っていろよ、涼宮ハルヒ!眼に物をいわせてやる!!」
古泉「いわばこれは機関と思念体による協同の一大プロジェクトだッ!!」
長門「頑張る」
一部完
7月24日
ハルヒ「来たわよ、東京世田谷!」
キョン「うぅ・・尻が痛い。何んでゲームごときでこんなに遠出せにゃならんのかね」
ハルヒ「何よ、文句あんの!それともあんただけで帰りたい?」
キョン「馬鹿言え、旅費に万単位かかってんだぞ。タダで帰れるか」
みくる「へぇ・・この時代の東京はこんなだったのね」
ハルヒ「そしてここがゲームフリークね!」
古泉「みなさーん!こっちですよー!」
古泉「お待たせしました、どうぞこちらへ」
ハルヒ「へ、裏口から?」
古泉「そうです。ついて来てください」
キョン「おい、ちゃんとできたのかよ」
古泉「もちろんです。長門さんのおかげでね」
長門「・・・・・」
古泉「予想通りこの周辺に発生しましてね。いやはや・・・空間を一つに絞るのは大変でした」
キョン「大丈夫なのか?閉鎖空間って放っておいたらヤバいんだろ」
長門「膨張を一定の範囲内にとどめ、凍結させた。インターフェースの力があれば造作もないこと」
古泉「ははっ・・僕らの立場ありませんね」
長門「ただし長時間の放置は推奨しない。即急に手を打つ必要がある」
古泉「わかってますよ、今日だけです」
キョン「俺も苦労したんだぜ・・・」
五日前
ハルヒ「夏休み入って二日目。ポケモンの件以外なーんの予定もないわね・・」
キョン「まぁそれが普通じゃないのか。夏休みに予定ぎっしりの奴はなかなかいないだろ」
ハルヒ「古泉くんと有希は揃って団活サボってるし、クリスタルも飽きちゃったしなぁ・・・っていうか古泉くんプラチナ返せ」
みくる「はぅ」
キョン「(そろそろか・・)」
キョン「ところでハルヒ。お前、ポケモンの中で何が一番好きなヤツはなんだ?」
ハルヒ「なによ急に。でもそうねぇ・・・チコリータかしら、私のはもう進化しちゃったけどね」
キョン「どいつだ?見せてくれ」ピコーン
ハルヒ「ちょっと、私のゲームボーイ勝手にいじらないでよ!・・・・って、え!?あんた何さいしょからやってんのよ!!」
みくる「はわわ・・・」
ハルヒ「ああああああ!!何レポートしてんの!!バカキョーン!!」
ハルヒ「あ!データが!私のクリスタルが!!」
キョン「で、これがそん時の傷だ」
古泉「oh・・・」
キョン「マジで殺されかけたよ」
長門「どんまい」
ハルヒ「ねぇ古泉くん。新作見せてくれるのよね、今度のポケモンはどんなヤツなの?」
古泉「次のシリーズはそう・・・・惑星」
ハルヒ「惑星?」
古泉「ええ。色、石ときて星というわけですね」
古泉「今現在、試作中なのが"ポケットモンスタージュピター"と"ポケットモンスターサターン"ですが」
古泉「これから見せるのはそれのマイナーチェンジ版」
古泉「"ポケットモンスター アース(地球)"です」
ハルヒ「ポケットモンスターアース?」
みくる「わ、わぁー、かっこいいなぁー。面白そうだなぁー・・・」
キョン「(・・・・・)」
長門「(何かおかしい?)」
キョン「(いや、そういうわけではないのだが・・)」
長門「(私が考えた)」
キョン「(そ、そうか・・・)」
ハルヒ「うーん、名前はださいけど。まぁいいわ!」
長門「」ガーン
古泉「(だからあれほど、オバマブラックとマイケルホワイトにしようって言ったじゃないですか!)」
キョン「で、そのアースとやらはどこにあるんだ?」
古泉「ここです」
ハルヒ「ただの通路じゃない!」
古泉「はいどうぞ」
ハルヒ「・・・なによこれ」
古泉「ここからはこの目隠しをしてください、何かと企業機密でして」
ハルヒ「まぁいいけど」
古泉「申し訳ありません」
みくる「ふぇ~みなさんどこにいるんですかぁ」
ハルヒ「古泉くーん、まだなのー?」
キョン「黙って歩け」
古泉「お待たせしました。ではみなさん目隠しをはずしてください」
キョン「うぉ・・」
みくる「うわー」
ハルヒ「え、何これすごーい!!」
古泉「ここが"アース"です」
ハルヒ「さっきまで東京にいたはずなのに・・・」
キョン「ここは丘だな。海、森、谷、街・・・全て見渡せるぞ」
ハルヒ「どうなってるのよ・・・信じられないわ。でもこれって家庭用ゲームじゃないわよね?」
古泉「そうですね。後々はゲームセンターなどで導入するつもりですよ」
ハルヒ「へっー」
古泉「説明する前に、まずは最初ポケモンを貰いにいきましょう。あちらです」
ハルヒ「お決まりの研究所ね」
オーキド「ポケモンマスターを目指す諸君!ごきげんよう!」
みくる「あ、ごきげんよう・・・」
オーキド「それでは共に旅するポケモンを選ぶのじゃ!」
古泉「最初のポケモンの選び方にも色々ありましてね」
古泉「初心者用ポケモンの御三家の中から選択するか、もしくは・・・」
ハルヒ「これがいいわ!」
ハルヒ「このガチャガチャみたいなやつ、これを一人一回ずつやりましょう!」
オーキド「ポケガチャじゃなぁ?」
古泉「わかりました。誰からいきましょう?」
ハルヒ「はいはい!私から!!」
オーキド「ではいくぞぉ」ピッピカチュウ
ガチャコン
ハルヒ「ふは!!でてきたわ!」
ハルヒ「へー、これが生のモンスターボールなのね!」
オーキド「さぁて、ハルヒくんにはどんなポケモンがきたのかの~」
ハルヒ「くぅー」ワクワク!ドキドキ!
ボンッ!
メタモン「ぷるるん!ぷるるん!」
ハルヒ「・・・・・」
ガチャコン
コイキング「ぼっ!ぼっ!」
みくる「わ~、元気な鯛さんですねぇ」
ガチャコン
ケーシィ「・・・・・」
古泉「ふむ・・まずまずですね」
ガチャコン
キャタピー「ぴーきゃん!」
キョン「・・・・・」
オーキド「ではいくぞぉ」
長門「いい。自分でやる」
オーキド「ほ?そうか」
長門「緊張の一瞬」ピッピカチュウ
ガチャコン
ボンッ!
ピカチュウ「ぴっかちゅう!」
長門「わーい」
キョン「おい」
キョン「ちょっと待て!古泉!」
古泉「はい、なんでしょう」
キョン「いくらなんでもしょっぱなからハードすぎるだろ。コイキングやキャタピーでどうしろというんだ」
古泉「ご心配なく、このゲームは普通のポケモンとは違います」
古泉「大丈夫です。それなりに頑張ればどんなポケモンでも勝てますよ」
キョン「いや、頑張ればって・・・」
キョン「というか長門、お前さっきズルしたよな?」
長門「なんのことやら」
オーキド「ポケモンも手に入れたならもう立派なトレーナーじゃ!」
オーキド「これを使うといい」
ハルヒ「何これ?」
古泉「携帯電話です。ポケモンずかんも搭載されています。通称ポケフォン」
古泉「ここではトレーナー同士連絡が不可欠ですからね」
ハルヒ「ふーん」
みくる「わかりましたぁ~貰っておきますね」
キョン「一応持っとくか」
ハルヒ「私はいいわ。ずかんも電話もどうせ使わないし」
古泉「さて、始める前に少しだけ補足しておきましょうか」
古泉「これは決して電脳ネット上のゲームではありません。いうなれば独立したバーチャルエリア、つまり仮想空間と考えてもらってよろしいです」
古泉「技の制限はありません。その代わりポケモンとの戦闘、捕獲のさいにはこと細かな作戦が求められます」
古泉「レベルや固体値、努力値の設定もありますが重要なのは"戦略"だということを肝に命じてください」
古泉「ちなみにポケモンの数は200匹弱で、ご都合上、151匹+α(金銀)だけ、後ポケモンを回復させる装置はないのでこれは要注意ですね」
古泉「では始めましょうか」
ハルヒ「・・え、それだけ?」
古泉「ええ・・・何か?」
ハルヒ「制限ルールは?」
古泉「いえ、これといった決まりごとはありません。好きにしていただいて結構です」
ハルヒ「勝ち負けが決められないじゃない!」
古泉「ああ、それは涼宮さんのご自由に」
ハルヒ「私思ってたのよねー。持ち運べるのが六匹なんて多すぎよ!」
ハルヒ「いい!?手持ちポケモンは三匹まで!その内の二匹は自分で捕まえること!」
ハルヒ「外の日が暮れるまでに一番珍しいポケモンを捕まえていた人の勝ちとします!」
ハルヒ「各自、協力してゲームを進めることは認めません!栄光は自分の力でつかみ取りなさい!」
ハルヒ「以上!解散ッ!!」
二部終了・・・と言いたいとこだけど
「一部完」っていうのは一回目の言い訳だから別にいいか
長門「・・・ピカチュウ」
ピカチュウ「ぴかちゅう?」
長門「長門有希」スッ
ピカチュウ「ぴかぴ」
長門「サトシじゃない」
ピカチュウ「ぴっかー!」
長門「よろしく」ダッコ
古泉「いいですか」スッ
古泉「このスプーンをよ~く見てて下さい」
ケーシィ「・・・・・」
古泉「いきますよ」
古泉「せーの・・・」
古泉「マッガーレ!!」
ベキン!
ケーシィ「!」
古泉「さぁあなたも」
ケーシィ「!?」
古泉「ドゥ」
ケーシィ「・・・・・」
ケーシィ「・・・・・」グッ
ケーシィ「ふんっ!」
ケーシィ「はぁッ!!」
ケーシィ「はああぁぁぁぁ」
古泉「ノンノン」
ケーシィ「にぎぎぎぎ・・・」
古泉「もっとこう、トゥルンッとね」
ケーシィ「でぇ!」
ケーシィ「でぃぇ!」
ユンゲラー「じぇりゃああああああ!!」
バッキン!
古泉「エクセレンッ」
メタモン「ぷるるん!」
ハルヒ「はぁ・・・普通にチコリータ選んでりゃよかったわ」
メタモン「ぷるるん!」
ハルヒ「あんたはメタモンでしょ。へんしんできるやつ・・」
ハルヒ「そうだわ!あんた、みくるちゃんになりなさい!」
ハルヒ「みくるちゃんのエロエロフェロモンで伝説のポケモンを呼び寄せるのよ!」
メタモン「ぷるるん!」
みくる(メ)「ふぇーん、恥かしいですよぉ・・・」
ハルヒ「ほらほら!ちゃっちゃと喘ぎなさいっ!!」
みくる(メ)「・・・い、いや~ん」
みくる(メ)「うっふ~ん」
ガサッ・・ガサガサ!
ハルヒ(きた!?)
ミュウ「ゲヘヘヘヘヘヘヘ」
ミュウ「ん・・ぷはぁ・・・」ペロペロ
みくる(メ)「あぁん・・・そんなぁ///」
ハルヒ「股下に隠れてよく見えないけど・・・」
ハルヒ「これはチャンスね!」チャキ!
ミュウ「ハァハァ・・・んぶちゅ!」グチョグチョ
みくる(メ)「ああぁぁぁぁん!らめぇぇぇぇぇ!!」
ハルヒ「とりゃあ!!」ブン!
ミュウ「!?」
ボンッ!
ハルヒ「やったわ!!初のポケモンゲットよッ!!」
ミュウ「みゅぅ?」
ハルヒ「って、あんたいつまでその格好してんのよ」
みくる(メ)「うぅ・・・まだ途中だったのに、酷いですぅ・・・」
ハルヒ「いいから戻りなさい!」
みくる(メ)「ふぇ~」ウズウズ
みくる「ふぇ~。暗い森にでちゃいましたぁ」
みくる「というかどこに行けばいいんですかぁ・・・」
みくる「そうだ!携帯電話!!」
みくる「これで現在地を・・・」
ガサッ・・・ガサガサガサガサ!
みくる「ふぇ!?」
コラッタ「じゃッ!」
みくる「はわわ・・・ついに野生のポケモンが・・」
コラッタ「しゃー!」
みくる「あ、あっ・・・ちょっと待ってぇ!」
みくる「えっーとえーと・・・あった!」
みくる「みえーい」ポイッ
ボンッ!
コイキング「ぼっ!ぼっ!」
みくる「頑張って!コイキングのミライちゃん!」
コイキングの たいあたり!
コイキング「ぼぅっ」
コラッタ「がぁッ!!」バチコーン!!
みくる「ふぇ!?」
コラッタ「か・・はっ・・・」
バタッ
コラッタ「」キュー
みくる「わーん」
みくる「ねずみさんが可哀相ですぅ」
コイキング「ぼっ!ぼっ!」
みくる「鷹は飢えても穂を摘まず」
みくる「たとえ自分の力が強いからといって・・・」
みくる「暴力はいけませんよ」
ぽとっ
みくる「だからこの流れる川で泳ぎましょう」
コロコロ・・・
みくる「そして強くなるのですよ、ミライちゃん!」
ぼっちゃん!
みくる「あっ!」
みくる「あわわわわ!!ボールが川に」
みくる「大変です!あれだけしかモンスターボールはありません!!」
コイキング「ぼぅっ!」バチャ
スイスイ・・
みくる「ミライちゃん?」
ジャバ!
コイキング「ぼ!」
みくる「あ・・・ボール」
コイキング「ぼっ!ぼっ!」
みくる「取ってきてくれたんですかぁ・・・?」
みくる「あ、ありがとうミライちゃん!」
みくる「ん?ボールが重い・・・」
ボンッ!
コイキングB「ぼっ!ぼっ!」
コイキングC「ぼっ!ぼっ!」
みくる「えーん」
ニドラン「にど!」
キョン「(きたぞきたぞ・・・)」
キョン「(よーし!いまだキャタピー!)」
キャタピーの いとをはく!
キャタピー「ピーッ!」シュバー
ニドラン「!?」
キョン「よし捕らえた!」
キョン「キャタピー!そのまま連続で体当たりだ!!」
キャタピー「ピー!」
ぼこぼけぼこぼこっ!
ニドラン「ぴぎゃあああ!!」
ニドラン「・・ぐぅぅ」
バタッ
ニドランは たおれた!
キョン「はぁ・・・我ながらやることが汚いな」
てってってんれ、てーん
てってってんれ、てーん
トランセル「ぶぃー・・・どぅぱーん・・・」
キョン「はやっ!もう進化かよ!」
?「くっくっく・・・」
キョン「!」
?「我が縄張りを荒らすとは・・・とんだ命知らずがいたものだ・・・」
バサッバサッ
キョン「誰だ!?何処にいやがる!」
?「私はこの森の長・・・そんなところだ」
キョン「(言葉を話している・・・まさかいきなり伝説級か?)」
?「いいか・・・人間よ・・・」
シュタ
ポッポ「引き返すなら今のうちだ!私には三百匹の部下がいる!!」
キョン「・・・ポッポ?」
ポッポ「そう!吾が輩はポッポ!ただし某政党の売国奴ではないぞ!そこんとこ宜しく!!」
キョン「なんだよ、脅かしやがって」
ポッポ「立ち去れ」カッ
ポッポ「今なら許してやらんこともないんだぞぉ!?」
キョン「ポッポか・・・序盤にでてくる弱小ポケモンだよな?」
キョン「まぁいいや。たしか鳥ポケモンって好きな場所に飛んでいける便利な奴だよな?持ってて損はないだろう」
キョン「いっけえぇぇぇ!!トランセル!」ブォン!
トランセル「イヤンセル」
ゴン!
ポッポ「ぐはっ!」
キョン「いまだ!ふんっ!」ブン!
ボンッ!
プテラ「ぶああああああい!!」
プテラの げんしのちから!
ハルヒ「ミュウ!バリアー!」
ミュウ「みゅぅ!」
パキィン
ハルヒ「メタモン!つばさでうつ!!」
プテラ(メ)「ぶああああああ!」ザシュ
プテラ「くわああああああ!!!」
ズシャアアン!
ハルヒ「ふぅ・・・なかなか手強い敵だったわね」
ハルヒ「たぶん伝説じゃないかしら、こいつ」
メタモン「ぷるるん!ぷるるん!」
ハルヒ「このままゲットしちゃいましょ」
・・・むく
プテラ「がぁ!!」
ハルヒ「!!?」
ザシュ!!
ハルヒ「きゃあ!!」
ミュウ「みゅう!?」
メタモン「!!」
プテラ「ぶああああああ!!!」
ハルヒ「た、助けて・・・」
ミュウ「みゅう!」コォォッ
ミュウの ふぶき!
プテラ「」ガッキーン
ハルヒ「はぁ・・はぁ・・・」
ハルヒ「――痛ッ!!」
メタモン「ぷ、ぷるるん!!」
ハルヒ「痛い・・・?なんでゲームで怪我すんのよ」
サイホーン「ブルル」ザッザッ
ピカチュウ「ヂュゥゥ・・・」バチバチ
長門「落ち着いて。あのポケモンには電撃が通じない」
長門「スキをみてあの技を使うべき」
サイホーン「むぉほッ!!」
サイホーンの とっしん!
さるさんくらったからスローペースでいくよ
長門「きた。ピカチュウ」
ピカチュウ「ぴか!」
ピカチュウの こうそくいどう!
ピカチュウ「ぴっか!ぴっか!」バッバッ
サイホーン「ブルゥ!ブルゥ!」ズンズン
長門「!」
ズシイイイイイン!!
ピカチュウ「ぴか!?」
長門「…」ギリギリ
ピカチュウ「ぴかちゅぴ!!」
サイホーン「ヴゥルル…」
長門「(…ポケモンが私に向かって攻撃をくわえた?)」
サイホーン「…ぅルルル」
長門「無駄。その程度の力では私は倒せない」ミシミシ
長門「今が好機。ピカチュウ、とどめを」
ピカチュウ「び~が、ぢゅうっ!!」
ピカチュウの アイアンテール!
サイホーン「」バキィィン!
サイホーンは たおれた
ピカチュウ「ぴかちゅう~・・」タッタッ
長門「平気。でも確かめたいことがある」
長門「少し寄り道してもいい?」
ピカチュウ「ぴっかー!」
みくる「えっと・・・赤いリボンがミライちゃんで」
コイキングA「ぼっ!ぼっ!」
みくる「青いリボンが、フューチャーくん」
コイキングB「ぼっ!ぼっ!」
みくる「そしてきいろのリボンが、デカルトさん」
コイキングC「ぼぅっ!」
みくる「ふぇ・・これでなんとか見分けられますね」
長門はキャタピーが似合うな
オニスズメ「かぁーっ!」
キョン「ゆけ、バタフリー!」
バタフリー「ふりぃ!!」
バタフリーの かぜおこし!
オニスズメ「くわぁー」
オニスズメの なきごえ!
ポッポ「……」
ホワンホワンホワ~ン
ポッポ♂『うへへへ・・・気持ちよかろう・・・気持ちよかろう・・・』
ポッポ♀『いやああ、あんっ!///誰か助けてぇ!!』
ポッポ『待てぃ!』
ポッポ♂『なんだ、貴様は・・』
ポッポ『変ッ!態ッ!』
ぺかーっ
ピジョン『ハッハッハ』
ポッポ♂『なに、進化しただと!?』
ピジョン『くらえ!ゴッドバード!!』
ポッポ♂『ぎゃああああああ!!』
ピジョン『君、大丈夫だったかい?』
ポッポ♀『・・・あ、ありがとう///』ポッ
ポッポ「ははは、いや大したことではないさ・・・」
キョン「おい!そっちに行ったぞ!!」
ポッポ「私は紳士として当然の・・・・ん?」
オニスズメ「ギャース!」
ポッポ「うわああああああ!」
キョン「ポッポ!」
オニスズメ「かあぁっ!」ツンツンツンツン!!
ポッポ「痛い痛い痛い!痛いよ!!」
キョン「バタフリー!サイケこうせんだッ!」
バタフリー「ふりー」
ふるるる
オニスズメ「くぇっ」
バタッ
ポッポ「・・・・・」
キョン「危なかったな。次はしっかりしてくれよ、ったく」
ポッポ「(フッ・・・言えねぇな)」
ポッポ「(まさか、すなかけしかできないとは言えねぇなぁ!)」
古泉「サイコキネシス!」
ゴローン「ぶは」
バタッ
古泉「サイコキネシス!」
ゴーリキー「ぐぇ」
バタッ
古泉「んふ、やはりエスパーは最強ですね」
古泉「さて…この祭壇を登れば、ついにあの伝説のポケモンが待っています」
古泉「行きますよ、フーディン」
フーディン「ふーでぃん!」
古泉「しかしまぁ・・・ここに来るまでも色々ありましよね」
フーディン「ふーでぃん・・・」
古泉「ルージュラに追いかけられた時は生きた心地がしませんでしたよ」
フーディン「」ブルブル
古泉「あれは怖かった」
長門「うずまき島・・・」
ピカチュウ「ぴかちゅう」
長門「そう。ここにはあのポケモンがいる」
長門「とても危険、でもここまでやるしかない。覚悟をきめる」
ピカチュウ「・・・ぴ、ぴっかー!!」
長門「・・・?」
バサッバサッ!
長門「!?」
ルギア「これはこれは・・・お客さまとは珍しい・・」
長門「こんにちは」ペコ
ピカチュウ「ぴっかちゅう」ペコ
ルギア「はは、こんにちは。お嬢さんたち」
ルギア「あそこまでだな?」
長門「ありがとう。助かる」
ルギア「なーに、お安いご用さ」
長門「・・・ひとつ聞いてもいい?」
ルギア「なんだい」
長門「あなたはいつからこの空間に存在していたか」
ルギア「空間?いや私は生まれてこのかた百数年だが・・・」
長門「・・・・・」
ルギア「ここだな」
長門「そう」
ルギア「で、なんなんだこの機械は」
長門「この空間の核。"ポケットモンスター アース"の本体」
ルギア「アース?」
長門「・・・・・」
長門「(システムに異常はない。やはり問題があるのはポケモンの方?)」
長門「ここに誰かこなかった?私たちの他に」
ルギア「いや、私は知らんな。だが・・・・」
ルギア「あそこの塔に私の古い友人がいてな。ここら辺のことなら私よりあいつの方が詳しいぞ」
ルギア「行ってみるか?」
長門「・・・・・」コク
ルギア「この屋根の先だ。ほら、虹色のポケモンがいるだろ?あいつだ」
長門「聞いてくる」タッタッタ
バサッ・・
長門「あの」
バサッ!
長門「最近ここいらで」
キラキラキラキラ・・・
長門「(・・・きれい)」
ホウオウ「びゃーwwwwwww」
長門「・・・・・」
ホウオウ「よっしゃwwwww今日も街でパンツ狩りじゃあwwwwいww」
長門「・・・・・」
ホウオウ「ん?wwwwおっほぅ!wwwww」
長門「!!」
ホウオウ「幼ww女ww発ww見www」
長門「いや」タッタッタ
ホウオウ「あらあらwww待て待て~wwww」
長門「ついてこないで」
ルギア「どうだった?」
長門「どうだったも何も非常になれなれしい」
ルギア「ハッハ!気さくな奴だろ」
長門「気持ち悪かった。はやく帰ろう。急いで帰ろう」
ホウオウ「おっwwwww」
長門「!?・・・来やがった」
ルギア「久しいな友よ」
ホウオウ「ちょりっすwwギアッチョwww根掘り葉掘りwww」
ルギア「なぁお前、怪しい奴を見掛けなかったか?」
ホウオウ「おれwwwwww」
ルギア「はっはっは」
ホウオウ「デュクシwwwwデュクシwwww」
ルギア「うーん、そうだなぁ」
ホウオウ「(^q^)ピャーwwwwww」
ルギア「いや・・・これはちょっとおかしいな・・・」
ルギア「おい!一体どうしたんだ!?」
ホウオウ「wwwwwwww」
ピカチュウ「ぢゅぅぅ!」バチバチ
長門「・・・やはり誰かが本体に近付いた」
ルギア「そうか・・・じゃあこいつはそいつにやられたのか」
ホウオウ「うぇーいwwwwwww」
ルギア「ああ、なんということだ・・・友よ」
?「けっけっけ・・・ざまぁみやがれですぅ」
長門「誰!?」
朝倉「どうも☆」
長門「やっぱりお前か」
朝倉「んふふ・・・ご無沙汰ね、長門さん」
長門「はぁ・・・」
ルギア「知り合いか?」
ホウオウ「尻と尻を合わせてwおwwしwwりwwあwwいwwってかw」
長門「知らない。こんなまゆげポケモン」
朝倉「失礼ね、私のチャームポイントなのよ」
朝倉「こんなに早く気付かれるとは思わなかったわ、流石は長門さんね」
長門「この空間の制御は完ぺきのはず。なにをもって侵入した?」
朝倉「情報統合思念体のサプライズってとこかしら」
朝倉「それだけ言っておくわ♪」
長門「ふざけないで」
朝倉「ねぇ長門さん、私たちは涼宮さんさえいればいいのよ。他の人間なんでゴミクズ以下、今度はキョンくんだけじゃなくてあなたや他の二人も殺しにきたわ」
朝倉「もうすでに何体かのポケモンは洗脳済みよ。あなたたちSOS団が全滅するのも時間の問題ね」
ルギア「洗脳・・・か、なるほどな」
ホウオウ「おひょひょwww」
ホウオウ「へいへいへ~いwwこぶりな彼女ww俺の背中に乗ってみないかいww」
長門「黙ってろ」
ホウオウ「それは高校の征服かいwwww小学生みたいな体系っすねww」
長門「言葉が足りない・・・?」
ホウオウ「ようじょようじょよじょよよーじょようじょwww」
長門「口の中に足を突っ込んで、顎をちぎりおとすぞ。バカヤロウ」
ホウオウ「ひょーwwwwww」
長門「もう許さん」
長門「ピカチュウやっちまえ」
ピカチュウ「ぴーかぢゅぅぅぅ!!」バリバリ!
ピカチュウの 10まんボルト!
ホウオウ「あばばばばば!!」ビリビリ!
ホウオウ「なんつってw」
ピカチュウ「ぴか!?」
ホウオウ「おらっwww」ドカッ
長門「!」
ピカチュウ「ぴーかぴぃぃかぁぁぁぁ…」ヒュー
長門「ピカチュウ!」
ルギア「くっ…しっかり掴まっていろ!!」
保存してるから
ちゃんと終わらせろよ
ゴォー
長門「ピカチュぅぅぅぅぅ」
ピカチュウ「ぴかー!」
長門「はやく、こっちへ」
ルギア「まだか!下までもう距離がないぞ!!」
ピカチュウ「ぴかぴ!」ダッキ
長門「大丈夫。もう大丈夫」ギュ
朝倉「今よホウオウ!」
ホウオウ「へいw」
ルギア「!?」
ホウオウの ソーラービーム!
シュオオオオオ!!!
ルギア「ぐぁああ!!」
長門「!」
バキバキバキ!
ドーンッ!!
ルギア「ぬぅぅ・・・」
長門「・・・大丈夫?」
ルギア「なぁ・・・に・・・まだまだ・・」
ルギア「うっ!」ズキン
長門「・・・・・」
長門「七か所の裂傷と左翼部位の骨折を確認」
長門「瀕死状態。ボールに入って」チャキ
ルギア「くっ・・・すまんな・・」
長門「いい」
朝倉「うふふっ落ちたわね」
朝倉「さぁ、長門さんは私が直々にいたぶってあげるわ」
朝倉「じゃあね」バッ!
ホウオウ「ちょwww俺はwww?」
朝倉「確かあっちにおっぱい大きいの未来人さんがいるはずよ。行きなさい」ヒュー
ホウオウ「うひょwwwあいあいさーwwwww」
古泉「さぁ・・・着きましたよっと、」
古泉「おや」
ミュウツー「・・・・・」
ミュウツー「なんだきさまは」
古泉「はじめまして、古泉一樹です」
ミュウツー「私はだれだ。何故ここにいる」
古泉「あなたはポケモンです、人間に利用されるためだけに生み出されたただの道具・・・」
ミュウツー「」ギン!
古泉「(本当にシナリオどおりやって大丈夫なんでしょうね)」
古泉「・・・というのは愚かな人間の戯言ですが、」
ミュウツー「・・・・・」
古泉「そうこれは交渉。人間の僕とポケモンのあなたとの間の」
ミュウツー「交渉?私になんの得があるというのだ」
古泉「あなたが望むのなら、なんなりとお申付け下さい」
古泉「どうですか?僕のポケモンとパートナーになってみては」
>>202
間違えた。もっかい!
古泉「・・・というのは愚かな人間の戯言ですが、」
ミュウツー「・・・・・」
古泉「そうこれは交渉。人間の僕とポケモンのあなたとの間の」
ミュウツー「交渉?私になんの得があるというのだ」
古泉「あなたが望むのなら、なんなりとお申付け下さい」
古泉「どうでしょうか?僕のポケモンとしてパートナーになってみては」
1からよんだけど
追い越しちゃった
早くもみたいは
ミュウツー「・・フン」パシュゥ
古泉「!?」フワ
ミュウツー「私は人間によって作り出された」グッ
古泉「ねんりき・・・ですか・・っつ・・!」
ミュウツー「だが人間でも・・・・作られた私は、ポケモンですらない!!」パシュゥン
古泉「がぁっ!!」ギュゥゥゥ
古泉「・・・んっふ!人間は人間でも僕は超能力者でしてね。ポケモンぐらいの攻撃なら自分でなんとかできるんですよ」
ミュウツー「ほぉ、やってみろ」
古泉「いきますよ・・・」
古泉「!」
古泉「(なっ!発動しない!!?何故!!)」
ミュウツー「馬鹿が」
古泉「うぅっ!ちょ・・・待って!」
ミュウツー「・・・・・」パシュゥン
古泉「があああああ!!フーディン!!」
フーディン「ふ、ふーでぃん!」パシュゥン
フーディンの ねんりき!
古泉「くはっ!」ドサッ
ミュウツー「!」
古泉「ぜー・・ぜー・・なんとか、外せましたか」
ミュウツー「・・・なかなかやるようだな、おもしろい」
フーディン「ふー!でぃん!!」
古泉(これはおかしいですね・・・こんなことはプログラムされていないはず)
10月支援金
ポッポ「や、やぁこうもりくん」
ゴルバット「・・・・・」
ポッポ「私たちは同じポケモン同士。きっと分かり合えるはずだ、ここは一つお話しで解決・・・」
ゴルバット「・・・・・」
ポッポ「・・・・・」
ゴルバット「・・・zz」
ポッポ「ふん!」ザサッ
ゴルバット「ゴァッ!?」BAD!
ポッポ「言われたとおり敵の目を眩ましたぞ。さぁやれぃ」
バタフリー「ふりー!」フルルル
ハルヒ「ついになれたわ!!マスターに」
キョン「グラッツェ」
小泉「これでいいんです」
長門「死んだ森はあとで生き返らす」
こうして仮想空間でハルヒはマスターになり満足げな顔で空へと旅立った
そう、終わりが近いのだ
長門は寂しげにこう言う
長門「もう会うこともない」
キョン「寂しいがしかたないな。まぁ心には生き続けるよ」
長門「関わった全ての情報が失われる」
キョン「記憶もなくなるってことか‥‥」
みくる「私も涼宮さんがいなくなった今、未来に帰らなければなりません」
キョン「あ、朝比奈さん‥‥」
長門「私は最後に行く」
古泉「では、私から」
マッガーレ
古泉は消えた
古泉への思いいれが何もない俺は朝比奈さんとの別れを惜しんだ
キョン「朝比奈さんの記憶はどうなる」
長門「勿論涼宮ハルヒに関わった全ての記憶が私の消滅と共に消え失せる」
キョン「そうなのか‥」
朝比奈「それでは、私は未来に帰らなければなりません」
キョン「あ、あー朝比奈さん〃」
朝比奈「はい?」
俺は力を振り絞った
キョン「す‥‥す、す‥‥好きで」
その時長門が早口で何かいっている
長門「消滅」
強い光があたりを照らす
キョン「ハッ!!」
何か長い間眠っていたような感じが体を覆う
だが何かがあったという記憶は一切ない
目を開けたまましばらくいると少しずつ頭痛がよくなってきた
キョン「ここは‥‥」
鉄格子‥‥‥牢屋の中だ。
そうか、思い出した
俺は世界を滅ぼしたテロリストだった
━完━
キョン「これぐらいの相手なら難なくこなせるようになったな。すげぇよバタフリー」
バタフリー「ふりー///」
ポッポ「ふふふ・・・私の手柄だな」
キョン「ああ、よくやったさ」
ポッポ「(ふぅ・・いつまで誤魔化せることやら)」
prrrrrr!
pi!
古泉『古泉です』
キョン「どうした」
古泉『すいません。ちょっとマズいことになりました。緊急事態です』
キョン「あ?」
古泉『原因は僕にも分かりません。おそらく思念体絡みでしょうね』
古泉『とにかく・・・死にたくなかったら今は野生ポケモンにはむやみに近付かないで下さい』
キョン「おいおい・・・洒落になってないぞ。これはお前と長門の保証付きゲームじゃなかったのか」
古泉『すいません。でも今は逃げ切ることだけを考えて行動してください』
キョン「ここからどう動けというんだ」
古泉『あなたのポケモンは?』
キョン「バタフリーとポッポだけだ」
古泉『相当きびしいですね・・・』
長門『状況の報告を求む』
キョン「長門か」
長門『うかつだった。我々がこの空間に突入する以前に外部から入り込んでいる者がいた』
古泉『誰ですかそれは』
長門『朝倉涼子』
キョン「また朝倉か」
学校始まる。午後四時までは帰ってこれないよ
頼む、残しておいてくれ
ほしゅ
ほしゅ
温かい目で俺は言った…
>>1…
学校休めやゴルァァァァ!!!
保守ありがとう
もう少ししたら書き始めますね
長門『おそらく彼女はこの空間を改竄することのできる機能を取り入れている。いわゆるチートデバイス』
長門『もうすでに殆どの電子型有機端末にはこれが施されている』
古泉『どおりで。野生のポケモンたちの様子がおかしかったのはそのためでしたか・・・』
キョン「・・・・・」
ポッポ「すなかけ!すなかけ!ポッポのすなかけ!!」
長門『それだけではない』
長門『朝倉涼子と遭遇した時点で思念体との連絡が途絶えられた。私の情報操作能力が急激に弱まってきている。アースの制御もままならない』
古泉『そんな!じゃあこの閉鎖空間が!!』
ポッポ「すなかけ!すなかけ!」
長門『先程から凍結が解除され、拡大し始めた』
古泉『ではこのままだと閉鎖空間が破裂して世界が・・・』
キョン「あまり考えたくはないな」
長門『もって数時間。この事態を脱するには朝倉涼子を討伐する以外方法はない』
長門『しかし、我々への直接的な妨害に集中しているせいか。ポケモンに対する操作能力は未だ微力』
古泉『なるほど・・・僕の力や長門さんの情報操作への干渉で精一杯というわけですね』
長門『そう。そこが狙い目』
長門『朝倉涼子が操れるポケモンの個体数はまだ少ない。観測できたかぎり2体だけ』
キョン「おいポッポ!!さっきからうるさいぞ!」
ポッポ「ポッポのすなかけぇぇぇぇ!!」
長門のすなかけ
長門「にゃん!にゃん!」
長門はうんこをした
長門「くぅ~」プリッ…プリプリッ
キョンはうんこを素手で受け止め食べた!食べた!
キョン「うわっ!くさっ!まずい!」
キョンは後悔した!
長門『内一体は今私の前に、もう一体は朝比奈みくるの方へ』
キョン「な・・・朝比奈さん!」
長門『あのポケモンはとても強力。行ってあげて』
キョン「でも長門・・お前は・・・」
古泉『僕は涼宮さんを探してきます。彼女はポケフォンすら持っていない状況ですし』
キョン「・・・待てよ。古泉」
キョンは長門をレイプした!
長門はキョンをとばした!
…………………
キョンが現れた!
ハルヒ「ゴールデンボール!」
キョン「長門、朝倉が使えるポケモンはまだ少ない。だな?」
長門『そう・・・でもあと何体かは従えているようなことを彼女は言っていた』
キョン「どうせハッタリだろ。今危ないのはお前と朝比奈だけだ。ハルヒなら大丈夫さ、朝倉もむやみに手はださん」
キョン「おい古泉」
古泉『はい』
キョン「このケータイを見る限り朝比奈さんは川にいる。ここからなら近いしな、俺が助けに行く。お前は長門のとこへ向かえ」
古泉『はぁ・・・』
古泉『長門さんは一人でも上手くやってくれるでしょう。・・・というよりも僕が今ちょっと危ういんですよね』
キョン「お前の身なんざ知らん!すぐに向かえ今すぐにだッ!!」
古泉『・・・わかりました』プツ
キョン「長門」
長門『なに』
キョン「黙ってても俺には分かるぞ。助けが欲しいなら正直にいいやがれ。無理はするなよ」
長門『・・・了解した』
フーディン「・・・・ふーでぃん」ガクッ
ミュウツー「もう終わりか?」
古泉「ふんもっふ!」ブン!
ミュウツー「!?」
ボンッ!
古泉「やっt」
ボンッ!
おしい!もうすこしでつかまえられるところだったのに!
古泉「・・・・・」
ミュウツー「なんのつもりだ?」
古泉「・・・いえ、すいません。したらばこれで失礼します」
ミュウツー「待て、何処に行く」
古泉「仲間のところです。手強い相手に苦戦しているらしく」
ミュウツー「それはお前でどうにかできるような敵なのか」
古泉「いえ、相手は宇宙人です。強力なポケモンを従えているようなので、あわよくばあなたを・・・なんてね」
ミュウツー「・・・まさかあの小娘のことか」
古泉「!?・・・朝倉涼子を知っているのですか!」
ミュウツー「さっきのお前と同じような台詞を並べてな。その後は妙な攻撃を加えてきたが返り討ちにしてやった」
ミュウツー「一体なんなのだお前たちは?あんなふざけた言葉でこの私が味方につくとでも思っているのか」
古泉「・・・・・」
ミュウツー「全くもってうっとおしい」
古泉「・・・すいませんでした」
ミュウツー「まぁいい、つかまれ」
古泉「え?」
ミュウツー「で、その宇宙人はどこだ」
古泉「はい・・・西の荒野ですね」
ミュウツー「」ギリリッ
古泉「!?」
ドン!
コイキングC「ぼっ!ぼっ!」
みくる「レベル18・・・デカルトさんもついに追い付きましたね」
キョン「朝比奈さーん!」
みくる「あ、キョンくん」
キョン「よかった・・・間に合ったみたいだな・・」ゼェゼェ
みくる「どうしたんですかぁ?なにかあったみたいですけど」
キョン「とにかくここから逃げましょう!見つからないうちに!!」
みくる「え・・・」
キョン「てぇ!なんだ!あの色鮮やかな鳥は!!」
みくる「あ、きれ~い」
キョン「こっちに向かってくるぞ!」
バサッバサッ
ホウオウ「たwwwとwwwえwww草の中w草の中w草の中w」
ホウオウ「草wwwのwww中www」
ホウオウ「うぇwwwうぇwww」
みくる「うぇえええええ!!!?」
キョン「あれは・・・」
ポッポ「うわああああ!!ホウオウだああッ!!!」
ホウオウ「おっwぱwいw」
みくる「えっ!?」
ホウオウ「舐めさせてぇぇぇwwwww」バッ
みくる「きゃああああ!!」
キョン「朝比奈さん!」
キョン「くそ!」
みくる「ひゃあ!!」
サッ
ホウオウ「あべしwww」ドギャン!
ホウオウ「逃げないでよおっぱいちゃんwwwww」
キョン「くそ!幻滅した!!」
キョン「ホウオウがこんなにキモいポケモンだったなんて!」
ポッポ「あわわわ・・・どうすんだよ、あのホウオウ相手に勝てるのか?」
キョン「何言ってんだ!」
キョン「お前がやるんだよ!!」
ポッポ「えぇ!?」
キョン「なんだ、そのさも思いがけなかったような反応は!!」
キョン「バタフリーは戦い続けでこれ以上保たないんだよ。お前がやれ!」
ポッポ「いやいやいやいやいやいや!!」
キョン「早くいけって!!」
ポッポ「無理無理無理無理無理ッ!!」
キョン「お前・・・ほんとは弱いんだろ?知ってるよ」
ポッポ「そ、そそんなわけないだろ!」
キョン「なら行け!」
ポッポ「いやだ」
キョン「お前なッ!いい加減にしろよ!!」
ポッポ「うるさい!!」
ホウオウ「すぅ~ぱぁ~」
ポッポ「見てろ」
ポッポ「ちぇりゃあ!!」ザサッ
キョン「あ!?」
ポッポ「これだけなんだよ!俺にできるのは!!」
ホウオウ「ほぉ~りぃ~」
ポッポ「こんなか弱い俺を戦わせようってか!?愛護団体が黙っちゃいないぞテメぇ!!」
キョン「そんなのまともに戦わなかったお前の自業自得だろ!!」
ポッポ「うるせぇキョン!!こじかポケモンッ!!」
ホウオウ「ふぁいやあああああwwwww」
ホウオウの せいなるほのお!
ぼぉおおおおおお!!
ポッポ「え」ジュッ
ポッポ「・・・・て、熱っッッ!!ぬ゛ばぼえうがじゃらばだじゃなげぇぇ!!!」
キョン「ポッポ!」
みくる「ああ!」
ポッポ「ひひひ、火が、火が・・」ガクガク
みくる「ひぇー・・ポッポさん大丈夫ですかぁ?」
ホウオウ「ピャーwwwwピャーwwww」
ポッポ「グワババババ・・・」
ホウオウ「ピャ w w ア w w ア w w ア w w ア w w ア w w 」
ポッポ(怖えええええぇぇぇぇッ!!)
キョン「くそっ!やっぱりだめか。何か戦えるポケモンがいれば・・」
みくる「もうだめでしゅぅ・・・」
コイキングA「ぼっ!ぼっ!」バチャバチャ
みくる「ふぇ」
コイキングB「ぼっ!ぼっ!」バチャバチャ
コイキングC「―――ッ!」
みくる「み、みんなどうしたんでしゅかぁ?」
おや?コイキングたちのようすが
ホウオウ「は?」
てってんれ、てーん
てってんれ、てーん
ぺっかー
ギャラドスA「ガルルル・・・」
ギャラドスB「グルルル・・・」
ギャラドスC「ゴワァッ!」
おめでとう! コイキングたちはギャラドスにしんかした!
ホウオウ「ちょwwwwww」
ギャラドスA「グルルル・・・」
ホウオウ「・・・・・」
みくる「その赤いリボンは・・み、ミライちゃん・・・?」
ポッポ「あばばば・・あれは・・・」
キョン「ギャラドス!やった!!でかしましたよ朝比奈さん!最強のポケモンじゃないですか!」
キョン「あいつは水タイプに弱いはずだ!」
キョン「いくらホウオウとはいえ、多勢のギャラドス相手には敵わないだろ」
ギャラドスB「ガルルル・・・」
ギャラドスC「ブルルル・・・」
ホウオウ「・・・ふん」
ホウオウ「いいでしょう。かかってきなさい」クイクイ
ギャラドスB「・・・・・」
キョン「あ、あいつやる気か!?」
ポッポ「マジかよ」
ホウオウ「まとめて捻りつぶしたるわwwwボォウケがwww」
ギャラドスA「」ブチッ
ギャラドスC「ガァッ!!」
ギャラドスB「ばぁあああ!!!」
ギャラドスBの ハイドロポンプ!
バシュゥ!!
ホウオウ「ぎゃあああwwwww」
ギャラドスA「だららららぁ!!」
ギャラドスAの かみなり!
バリバリッ!!
ホウオウ「みぎゃあああwwwww」
ポッポ「(すげぇ)」
キョン「・・・さ、流石は伝説級」
みくる「そんなぁ・・・全部かわされるなんて・・」
ホウオウ「待てw待てw待てぃッwwww」
ホウオウ「やっぱりギャラドス三体はキツいってwwww」
ギャラドスC「」ヌゥ
ギャラドスCの こわいかお!
ホウオウ「うわあああああああ!!???」ビクゥ
みくる「い、いまです!」
みくる「ミライちゃん!フューチャーくん!デカルトさん!!」
みくる「み、み…」
みくる「みくるビーム!!」
ギャラドスABCの はかいこうせん!
ギャラドスA「ばあああああ!!」
ギャラドスB「ばあああああ!!」
ギャラドスC「ばあああああ!!」
カッ
ホウオウ「」
キョン「本当にいいんですか?朝比奈さん」
みくる「ええ、私はもうボールがないし・・・」
キョン「それじゃ遠慮なく、せいっ!!」ブン!
ボンッ!
キョン「ふぅ・・・一時はどうなることかと思ったぜ」
ピカチュウ「ぴかちゅぅ・・・」
長門「・・・もはやあなたも一つの命」
長門「ここから離れて」
ピカチュウ「ぴかぴ」
長門「それまでは時間を稼ぐ」
ピカチュウ「ぴかちゅ!!」
長門「一緒に闘う?・・・そう」
朝倉「あはは!!いきなさいバンギラス!」
バンギラス「ぎらッ!」
ズガアアアン!!
ピカチュウ「ぴか!?」
長門「くっ・・・・!」
朝倉「安心して、長門さん。あなたのピカチュウに危害を与えるつもりはないわ」
朝倉「直接あなたに攻撃してあげる♪」
朝倉「バンギラスッ!」
バンギラス「ざぁあい!!」
バンギラスの いわなだれ!
ガンガラガラガラッ!!
ピカチュウ「ちゃーっ!!」
シーン
朝倉「うふふ・・・え!?」
長門「・・・・・」ムク
バンギラス「!!」
長門「・・・・・」パンパン
長門「ターミネートモード」
朝倉「・・・ふ、ふーん。まさかバンギラスのいわなだれを耐えられるなんてね」
長門「(もうこれ以上の情報操作はできない・・・いや)」
長門「ピカチュウ、こうそくいどう」
ピカチュウ「ぴっか!ぴっか!」バッバッ!
朝倉「無駄なあがきよ!バンギラス!じしん!!」
長門「甘い。大技には大きなスキができる」
長門「アイアンテール」
ピカチュウ「び~が、ぢゅうっ!!!」
バキィィン!!
ゴーン
バンギラス「・・・・・」ニヤァァ
ピカチュウ「ぢゃあ!!」
長門「!?」
朝倉「あっはは!無駄よ無駄なの。私のバンギラスの防御力は255なんだから」
長門の攻撃なら特殊じゃね?
朝倉「うふ、どうするの長門さん」
長門「防御力など関係ない」
長門「私のピカチュウは」
ゴゴゴゴゴゴッ・・
朝倉「な、何よこの地鳴り・・・」
ピカチュウ「ぴっかー!」ザッパーン
長門「波を呼ぶ」
ダッパーン!!
こうかは ばつくんだ!
バンギラス「ぎゃお!」
長門「・・・・・」
朝倉「おあいにくさま、なみのりでも倒せないわ」
朝倉「だってレベルの差がありすぎだもの♪」
長門「小手調べ」
長門「(ピカチュウ。これを)」
ピカチュウ「ちゃあ?」
長門「ピカチュウ、こうそくいどう」
ピカチュウ「ぴっか!ぴっか!」バッバッ
朝倉「また?何度やっても無駄よ」
長門「(よく見てピカチュウ・・・硬いウロコに肌を露出している隙間があるはず)」
ピカチュウの ばくれつパンチ!
ピカチュウ「ぴかちゅうッ!」
ボォォンッ!
こうかは ばつくんだ!
バンギラス「――ッ!」
朝倉「無駄なの」
バンギラス「ぎらーッ!」
きゅうしょに あたった!
朝倉「なんですって!?」
バンギラス「・・・・が」ズゥゥン
バンギラスは たおれた
朝倉「なんで・・」
長門「ピントレンズ。これをポケモンに持たせればあれば高い確率で急所が狙える」キラン
朝倉「・・・あなた、残っている情報操作能力を全てそれの作成にまわしたわね」
長門「スキあり」ブン!
朝倉「! しまった!!」
ボンッ!
長門「・・・ゲット」
朝倉「ちぃっ!」
朝倉「でも私にはまだまだ・・・」
長門「あなたの手持ちはもう残っていないはず。降参して」
朝倉「・・・・・」
朝倉「・・・うん。でもね、長門」
ヒュン
長門「!」
朝倉「あんな子供騙しがなくても」
朝倉「今のあなたなら私でも簡単に殺せちゃいそう、ねッ!」
長門「あぁ!!」ギュゥゥ!
ピカチュウ「ぴかちゅう!」
古泉「あそこです!!」
ミュウツー「むん」
ミュウツーの はどうだん!
ドン!ドン!ドン!
朝倉「なっ!?」
長門「は・・・っ」
シュタ
ミュウツー「」ギン!
朝倉「あ、あなたは・・・」
ミュウツー「」パシュゥン
バッ←二人を引き離す音
朝倉「あっ!」
長門「ぐっ・・・」ゲホゲホ
古泉「長門さん。大丈夫ですか」
長門「・・・ありがとう」
古泉「いえ」
キョン「おーい!ながとー!」
みくる「大丈夫ですかぁー」
朝倉「・・・・・」
古泉「ふぅ・・・どうやら全て終わったようですね。朝倉さん」
古泉「そっちは無事でしたか」
キョン「ああ、なんとかな。はやいとこ出ちまおうぜ」
みくる「でもまだ涼宮さんが・・・」
ハルヒ「あれ、なんでみんなここにいるわけ?」
朝倉「・・・あら、もしかしてこれってチャンスじゃない?」
長門「!」
朝倉「邪ゃッ!!」
ジャッキン!
みくる「ふぇ!?」
ハルヒ「こらぁっ!集団行動は禁止って言ったはずよ!!」
長門「逃げて」ダッ!
朝倉「それ☆」ヒュォッ
キョン「ハルヒ!」
ハルヒ「へ・・・?」
古泉「いけません!!」
長門「(―――っ!間に合わない)」
ドスッ!ドスドスドスッ!!
ミュウツー「ぐぅ・・・っ」
朝倉「くすくす・・」
古泉「ミュウツー!」
ミュウツー「小娘めが・・・・っ!」
朝倉「よかった。ちゃんと守ってくれなきゃ私だって困るわ。涼宮さんはみんなの大事なお姫さまだもの♪」
ハルヒ「あんた・・・」
ミュウツー「勘違いするな・・・きさまのためではない・・・」
ミュウツー「・・・・・」
ミュウ「みゅぅ?」
ミュウツー「・・・・ミュウ・・私・・・の」
ドサッ
ハルヒ「…な、なんで」ドックン
朝倉「あはっ!!すごいわ涼宮さん。これがあなたの力!?」
朝倉「すごい情報量・・・」
朝倉「いつかの時よりかはずっと微力だけど、長門さんたちを殺すには充分なパワーね」
朝倉「うふふ・・・ちょっとだけ借りるわよ」
朝倉「SELECT・・・シリアルコード・・」
古泉「ミュウツー!しっかりしてください!!」
キョン「大丈夫か、ハルヒ!ケガはないか!?」
ポッポ「うわああああ!!ミュウツーだああああ!!」
キョン「お前は黙ってろ」バシッ
古泉「くっ・・・ひとまずボールに」
朝倉「FROM・・・データベース」
長門「!?」
朝倉「WHERE・・・コードデータ」
長門「させない」ダッ!
キョン「長門ッ!!」
長門「なに」ズザァ
キョン「お前、今は情報操作とやらは使えない生身の人間だろ!!」
キョン「朝倉にはむやみに近付くな!!」
長門「しかし・・・」
朝倉「・・ORDER BY・・・メタモルフォーゼ・・・・」
古泉「何か危機感を感じますね・・・・ここは一旦離れて」
ハルヒ「あれ・・・なんだか頭が痛い・・・」
みくる「涼宮さん、はやく・・・」
朝倉「・・・HAVING・・・・・・《アルセウス》」
アルセウス「おほほほほ!!覚悟しなさい、坊やたちっ!」
古泉「そんな・・・アルセウス
だなんて」
ハルヒ「なによあれ、神々しいけど・・・すっごく嫌なかんじ。気味が悪いわ」
長門「・・・・・」
キョン「長門・・・あれは一体なんだ」
長門「この電脳的閉鎖空間上にはまだ登録されていないが、おそらく過去に類をみない至上最強のポケモン」
アルセウス「ミュウツー亡き今、あなたたちに私を倒す術はないっ!!」
アルセウス「まずは一番弱そうな者から・・・」
みくる「ひっ!」
アルセウス「 死 ね 」
ギャラドスB「らあッ!!」
ドォン!
アルセウス「むぅっ!?」
みくる「ひゅ・・フューチャーくん!」
ギャラドスB「グルル・・・」
アルセウス「ギャラドス・・・まだこんなポケモンを持っていたのか」
ギャラドスB「バァ!!」
ギャラドスBの かみなり!
しかし アルセウスには こうかはないようだ
ギャラドスB「!?」
アルセウス「・・・岩石プレート」
ギャラドスC「ジャッ!!」
ギャラドスCの ハイドロポンプ!
こうかはいまひとつのようだ
アルセウス「くっくっく・・・いかずちプレートよ」
ギャラドスC「ぬぅ・・・」
アルセウス「はぁっ!」
アルセウスの あくうせつだん!
だん!だん!だん!
ギャラドスB「ッ!!」
ギャラドスB「」ズシィィン
みくる「フューチャーくん!」
アルセウス「こっちもだぁ!!」
アルセウスの ときのほうこう!
ブゥォン!
ギャラドスC「・・・かっ」ズゥゥン
ギャラドスCは たおれた
みくる「あぁ・・・」オロオロ
アルセウス「おっほっほっほっほ!!」
ギャラドスA「ごあ!!」ガキン!
アルセウス「んん?」
みくる「!」
ギャラドスA「ガルルル」
アルセウス「まだもう一匹いたのですか」
みくる「ミライちゃん!!」
アルセウス「うふふふ・・・どうしてもどかないつもりなのですね・・・」
ギャラドスA「ううううぅぅ・・・」
みくる「ミライちゃんやめてっ!ボールに戻ってください!私の言うことが聞けないのですか!?」
ギャラドスA「ガルルルルル!!」ガキン!ガキン!
アルセウス「さすがは水竜と呼ばれたポケモン。かみつく力は天下一品」
アルセウス「だが、その強靱な牙でさえも私の前には遥かに劣る!」
みくる「やめてッ!!」
ズシュッ!
ギャラドスAは たおれた
ギャラドスA「」
みくる「うわああああああああ!!」
キョン「朝比奈さん!」
アルセウス「さぁ今度はトレーナーにとどめを・・・」
ハルヒ「ミュウ!バリアー!」
ピシャン!
アルセウス「ちぃっ・・・!」
キョン「大丈夫ですか!朝比奈さん!!朝比奈さんッ!!」
ハルヒ「・・・ねぇ古泉くん。これって本当にゲームよね?」
古泉「ええ、もちろん・・・」
キョン「(くそっ・・・・古泉!)」
長門「・・・・・」
みくる「フューチャーくん・・・デカルトさん・・・ミライちゃぁん・・・」
古泉「みなさんもっとこちらへ寄ってください!」
ハルヒ「ほら!もう泣くんじゃないの!」
みくる「ひっく・・・ひっく・・」グス
古泉「いきますよ長門さん」
長門「・・・・・」コク
古泉「フーディン!テレポート!」
ヒュン!
キョン「・・・逃げ切れたのか?」
アルセウス「そんな防御壁張っても無駄ぁ!!」ガンガン
ハルヒ「え・・・なんで私達があそこに」
キョン「あれは?」
長門「幻。ピカチュウのほうでんとフーディンのかげぶんしんで作りだした」
アルセウス「ぬぅ・・・」
ハルヒ「さっきから様子が変ね、あいつ。一体何属性よ」
長門「マルチタイプ。各種プレートを用いることによって発動するアルセウスの特性」
キョン「三体のギャラドス相手にもろともしなかったぞ。倒せるのかよあんなの・・・」
古泉「無謀に思われますがスキを突けばなんとかなるでしょう」
古泉「始めにも言いましたがこれは単なる力量差だけのポケモンバトルではありません。ごらんのとおりいくらでも応用が利きます」
古泉「まずは僕らの手持ちポケモンを把握した上で考慮しましょう」
古泉「僕はエスパーのみ・・・。長門さんはでんきタイプ」
ハルヒ「私がノーマルとエスパーで」
キョン「俺が虫タイプとひこうタイプか・・・」
みくる「あのぉ・・・キョンくん。ポッポさんはどこに・・・」
キョン「あれ!?」
長門「・・・fly away」
キョン「あの野郎!!逃げやがったか!!」
ポッポ「ハァ・・ハァ・・・」バサバサ
『・・・・・い』
ポッポ「くっ!」バサバサ
『おい』
ポッポ「くそ・・・ッ」
ピジョン『おい!』
ポッポ「なんだ!?」
ピジョン『また逃げるのか?』
ポッポ「どうしろってんだ!」
ピジョン『戦え。自分が真の勇者だというのなら』
ポッポ「馬鹿言ってんじゃねぇ!見ただろ!!真っ二つにされたあのギャラドスがッ!!」
ピジョン『・・・・・』
ポッポ「ミュウツーでさえあのザマだ・・・」
ポッポ「勝てるわけがない・・・逃げて当然…常識で考えれば誰だってそうするさ」
ピジョン『・・・ったく、なんでもっとこうスカッと生きられないのかね』
ポッポ「なに!」
ピジョン『お前はいつだってなりたいと思っていたはずだ。世界を救うスーパーヒーローってヤツに』
ポッポ「くっ・・・」
ピジョン『それなのに現実のお前はいつも逃げてばかり。最悪だ』
ポッポ「しかたないだろ・・・ッ!」
ポッポ「俺は・・・弱いポケモンなんだ」
ピジョン『いいか、人生とはいわば覚悟の物語なのだ』
ピジョン『自分で操を立てたモノがある。そのために闘うなら死んでもいい!・・・それこそが正に生きていく理由なのだから』
ポッポ「・・・馬鹿だ」
ピジョン『それともなんだ、一生そういう負け犬みたいな考え方で生きていくつもりか?』
ポッポ「俺は・・・ッ!」
ピジョン『お前が本物の男だというのなら、でっかく生きろよ。横道それずにまっしぐら』
"すなかけ"
あの頃と比べると
君はすっかり大人になってしまったね・・・
すなかけではなくかげぶんしんを使うようになった
もう戻れない時間、輝いていたあの頃・・・
デデンデンデデデー♪
すなかけ!すなかけ!
ポッポのすなかけ!!
すなかけ!すなかけ!
ポッポのすなかけ!!
フッ
お前の攻撃はもう俺には当たらないッ!
すなかけ!すなかけ!
ポッポのすなかけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
ポッポ「ぬおおおお・・ッ!」
ポッポ「やってやる!!」
ポッポ「世界のため!!仲間のため!!そして自分の夢のために!!!」
ピジョン『ああ!』
ポッポ「うおおおおお!」
ピジョン『お前好きだったよな。スターウォーズ、スタートレック、スーパーマン・・・憧れの英雄たちの話をさ』
ポッポ「おおおおお!!」
ピジョン『いつか人はお前の話をするのかもな・・・』
ポッポ「おおおおおおおおおぉぉぉ!!」
ピジョン『行ってこいヒーロー。今のお前、最高にかっこいいぜ!超クールだ!!』
ぺかーっ
バリィィン!
アルセウス「!?」
アルセウス「幻覚だと…こしゃくな!」
長門「」シュタシュタ!
アルセウス「そこか!」
アルセウスの あくうせつだん!
だん!だん!だん!
長門「」サッサッサッ
ハルヒ「すごいわ有希!あんな攻撃をかわしてる!」
みくる「長門さん大丈夫なんですかぁ・・・」
キョン「おいハルヒ!さっさとやるぞ!!」
ハルヒ「るっさいわねーもう、わかってるわよ」
ハルヒ「じゃあいくわよ!あんたたちッ!!」
バタフリー「ふりー!」
バタフリー(メ)「ふりー!」
バタフリー(ミ)「ふりー!」
古泉「行きますよ!」ダッ
ハルヒ「ほい!」ダッ
キョン「ぐっ!」ダッ
アルセウス「こっちもか!!」
キョン「バタフリー!ねむりごなだ!」
バタフリー「ふりぃー!」
ハルヒ「ミュウ!メタモン!しびれごなッ!!」
バタフリー(ミ)「ふりぃー!」
バタフリー(メ)「ふりぃー!」
はらはらはら・・・
アルセウス「なんだこれは!?」
アルセウス「くぅ・・・」
古泉「サイコキネシス!」
長門「かみなり」
アルセウス「ちょこざいな・・」
アルセウス「ふん」ピュッ
アルセウスの みずてっぽう!
バタフリー「ふりぃ・・」ヘナヘナ
バタフリーは たおれた!
キョン「バタフリー!」
ハルヒ「弱ッ!」
ハルヒ「バカキョン!何よ、あの貧弱ちょうちょは!!」
ハルヒ「努力値が足りないのよ!!努力値が!!」
キョン「ふざけんな!こいつが一番頑張ってんだぞ!!」
ハルヒ「いまよ行けッ!」
アルセウス(ミ)「あくうせつだん!」
だん!だん!だん!
ミュウツー(メ)「スピードスターッ!!」
シュン!シュン!シュン!
アルセウス「なっ!」
アルセウス「ちぃっ!」パシュゥン
ミュウ「みゅぅッ!」
メタモン「ぷるるん!」
ハルヒ「ミュウ!メタモン!!」
アルセウス「私の姿に化けるとは・・・妙なまねをしてくれる」
ハルヒ「くっ・・・。やっぱりだめね、自分より強いポケモンには完全になりきれないみたい・・・」
古泉「いや、ナイスですよ涼宮さん。フーディン!シャドーボール!!」
アルセウス「!?」
ブヮァァァン!
アルセウス「…っつ」
こうかは ばつぐんだ!
ハルヒ「やったわ!古泉くん!!」
アルセウス「きさまら・・・」
アルセウス「調子に乗るなあ!!」
ドォォン!
ハルヒ「きゃ!」
キョン「うわぁ!」
長門「・・・威圧」
古泉「やはりあれだけではダメージが足りていないのですね・・・一体どうすれば」
?「くっくっく・・・」
キョン「!」
アルセウス「!?」
バサッバサッ
キョン「ポッポ?・・・ポッポなのか!?」
?「そう。吾が輩はポp…いや」
ピジョット「理想を超えし者だ」
キョン「え、お前ポッポなのか!?」
アルセウス「ピジョット・・・っは!」
ピジョット「私が相手だ!」
アルセウス「黙れ小僧!阿呆に構っている暇はない」
アルセウス「きさまら全員、まとめて死ぬがいい!!」
アルセウスの さばきのつぶて!
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
古泉「まずい、今まで一番デカいのが来ますよ!!」
ハルヒ「バリアー!」
パキィン!
キョン「おい!!ポッポ!はやくこっちへこい!!」
ピジョット「そこで見ていろ」
キョン「ポッポー!」
アルセウス「死ねぃ!!」
クォン!クォン!クォン!クォン!クォン!
みくる「あぶなぁい!」
キョン「ポッポ!!」
ピジョット「」キラン
ピジョットの でんこうせっか!
ピジョット「あだだだだだだだだだだ!!」
古泉「あ、あの光球を避けている」
アルセウス「な!?」
ピジョット「そこだ!!」ザサッ
アルセウス「うわぁ!なんだこれは!!眼が!!」
ピジョット「いまだぞやれぇ!!」
キョン「バタフリー!ちょうおんぱだ!!」
バタフリー「ふりぃー!!」
ちゅいいぃぃん
アルセウス「おぉ・・・」クラ
古泉「こんらんでタイプに動きがありません!!いまです!!」
ハルヒ「ミュウ!」
長門「ピカチュウ」
アルセウス「しまっ――」
ハルヒ・長門「「10万ボルトッ!!」」
ピカチュウ「ぴーかぢゅぅぅぅぅ!!」
ミュウ「みゅぅぅ!!」
アルセウス「ぎやあああああ!!!!」バリバリ!
アルセウス「くそっ・・・が・・」プスプス・・
ハルヒ「いけぇぇ!!モンスターボール!」
ボンッ!
ハルヒ「ぶっちぎりでわたしの勝ちね!」
キョン「まさか一人で幻のポケモン二匹も捕まえちまうとはな・・・」
ハルヒ「ふふん!」
キョン「長門もすげぇよ。ルギアとバンギラスか。てか、ぺかつー強いな」
長門「そう」
古泉「どうでした涼宮さん。楽しんでいただけましたでしょうか」
ハルヒ「・・・んー、ちょっと怖かったけど凄い楽しかったわ!ありがとうね古泉くん!!」
古泉「いえいえ」
ハルヒ「だけどもうアースはやめとくわ。自分で歩くのかったるいし。やっぱりDSでサクサクやってるほうがいいわね」
古泉「そうですか(ホッ・・・)」
ハルヒ「っとそれより、み~く~る~ちゃん」
みくる「ひゃい!?」
ハルヒ「まったく・・・伝説の一匹も捕まえられないなんて」
ハルヒ「罰ゲームよ!罰!」
みくる「みぇ~」
キョン「長門・・・結局あの閉鎖空間はどうなったんだ」
長門「消滅した。神人を媒介としていた朝倉涼子が凝縮されたと同時に崩壊したものと思われる」
アルセウス「(こら!出しなさい涼宮さん!私よ!朝倉!!)」
古泉「あ、ちなみに捕まえられたポケモンはそのままDSのソフトに移行してもらっても構いませんよ」
ハルヒ「本当!?悪いわね古泉くん!」
アルセウス「(いやあああああ!!)」
みくる「え!フューチャーくんやミライちゃんもですかぁ?」
古泉「ええもちろん。みんなこの"ポケットモンスター アース"の本体にいますよ」
みくる「ふぇ~んよかったぁ」
古泉「僕もフーディンに愛着がわいてしまいました」
古泉「これを機に始めてましょうかね、ポケモン」
その時は相手になってやるさ。貧弱なバタフリーや生意気なピジョットも加えて、ちょっと弱そうなパーティだけどな
fin
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