一夏「台風で海外組が大騒ぎしてうるさい」 (14)

セシリア「なっ、なんですのこの風は!!いい加減にしてください!」
一夏「いや俺に言われても」

シャル「うわっ!ねえ今の見たラウラ、木の枝が折れて飛んでったよ!」

ラウラ「ふ、ふん。ドイツ軍人はこの程度のことで動揺などしない」

鈴「声震えてるわよ」

セシリア「世界の終わりですわーーっ!」

一夏「終わらないよ」

鈴「ビビってるくせに」
ラウラ「ドイツ軍人は恐れない!!」

鈴「ならちょっと外出てみなさいよ」

ラウラ「!?」

シャル「だっ、ダメだよラウラ!死んじゃうよ!」
セシリア「生きて帰れませんわ!」

ラウラ「なっ、舐めるな!これくらいの死線、何度も超えてきたんだ!」ダダッ

シャル「ラウラーーーーっ!」

一夏「うるさい・・・」



ラウラ「うわあああーーーーーーーーーーーーっ!!!」ピューッ

シャル「ラウラーーっ!!」




ガチャッ

ラウラ「戻ったぞ・・・」グッショリ
シャル「タオル貸して・・・」グッショリ

一夏「おわっ!びっしょびしょじゃないか!シャルまでなにやってんだ」

シャル「ラウラが風に飛ばされて思わず飛び出しちゃって・・・」

ラウラ「シャルロット・・・お前はかけがえのない戦友だ」

鈴「友情確かめ合ってないでシャワー浴びなさいよ。廊下もこんなびっしょびしょにして、千冬さんに怒られるわね」

ラウラ「きょ、教官に!?」

シャル「僕は飛び出したラウラを助けただけだから悪くないよね」

ラウラ「裏切るのかシャルロット!!」

一夏「廊下は俺が拭いとくから二人は早くシャワー浴びて、風邪ひくぞ」

シャル「ごめんね一夏」

鈴「あたしは二人の着替え取ってくるわ」

シャル「僕は一夏のシャツ貸して貰えればいいかなって」

鈴「うっさい早く入れ」




セシリア「・・・はっ!?ひ、一人になってしまいましたわ!」

ゴォォォォォォォガタガタガタ

セシリア「ひぃぃぃぃ!」

箒「一人じゃないぞ」

セシリア「箒さん!?いつの間に!」

箒「ずっといた」

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