モバP「焼き肉を焼きに行く」 (58)
ダダダ
バンッ
P「?」
美玲「…はー……はあ」ゼェ
http://i.imgur.com/ccuytqn.jpg
P「…」…カタ
P「ど、どうした美玲。血相を変えてというか、まあよっぽど急いで戻って来たのかフードが顔にかかって血相は窺えないが――」
美玲「んぅ、この、…にゃああぁ」バタバタ
P「落ち着け」
*「フツウの日常」というシリーズでやってます。シリーズと言いつつ毎回短編完結ですので、未読の方でもお気軽に
*ゆるい
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379262147
パサ
美玲「はふ」
P「落ち着いたか?」
美玲「お、オウ…」ペタペタ
美玲「ま、まだ遅れてないか?大丈夫か?ウチらが最後じゃないよな?」キョロキョロ
P「ああ、それで急いで戻って来たのか」
P「大丈夫だよ。美玲が一番乗りだ」
美玲「…そ、そか」ホッ…
P「うん」
P「、で…仁奈が一緒じゃなかったっけ?」
美玲「?なに言ってんだ。仁奈ならそこに――」
美玲「……あっいない」
P「そうだな」
ガチャ…
仁奈「……」ヨロ
http://i.imgur.com/Lci0ZNm.jpg
仁奈「…み、…みれ…おねーさん……ま、待ってくだせぇ…」ゼハー
P(ゾンビみたいになっとる)
美玲「あ、に、仁奈…大丈夫か?」
P「仁奈を置いて来ちゃだめだろ」
美玲「べ、べつにわざとじゃ……」
仁奈「電池切れの気持ちになるですよ」パタフ
美玲「仁奈ァ!」
P「水でも飲ませてやれ」
美玲「う、ウン。えと、水、水」バシャー
P「落ち着け」
ゴキュゴキュ
仁奈「ぷは」ハフ
仁奈「お水がうめーです!美玲おねーさんのおかげで助かりました!」ニパッ
美玲「お、オウ……なら、よか、った…」
美玲「…はあ」ショボン
P(わざとじゃないなら、あんまり気にすることもないと思うが。…意外と律儀だよなぁ。悪いことじゃないが)
仁奈「もふもふ。元気になったところで…美玲おねーさん遊んでくだせぇ!」ポフ
美玲「わわ…。お、オマエは、一旦のんびり休憩しろッ。……それなら付き合ってやる」
仁奈「らじゃーでごぜーます!」モフシャキーン
P「そうだな。みんな戻るまでまだかかるだろうし、のんびりしててくれ」
美玲「オウ」
仁奈「はいです!」
・・・・・
美玲「このツメなんかは仁奈に似合うと思うぞ」ゴロゴロ
仁奈「つめでごぜーますか。もふもふでやがりますか?」コロコロ
美玲「ぷにぷにだな」
仁奈「ぷにぷにですかー」
P(なんの話だ)クス
美玲「ウン。時代はぷにぷにだぞ、ぷにぷに」プニ
仁奈「ぷにふあー」
ガチャ
比奈「戻りましたぁ」
http://i.imgur.com/6yo4Odo.jpg
輝子「た、ただいま…」
http://i.imgur.com/9D1peAg.jpg
P「おう。おかえり」
美玲「おかえり」
仁奈「おかえりごぜーます!」
P「それ、なんかおかしくないか?」
仁奈「こまけぇこたあ言いっこなしですよ!」
比奈「ふふ」
輝子「フ…ヒヒ」
比奈「まだみんなそろってないみたいでスね」キョロ
P「うん。お前たちが二番だな」
輝子「そ、そか。…じゃあのんびり、待とっか…比奈さん」モゾ
比奈「でスねー」モゾ
P「言いながら当たり前のように俺の机の下にもぐり込もうとするのはやめてくれないか」
輝子「フヒ?」
比奈「まあまあ。かたいことは言いっこなしでスよぅ」ニヘ
P「はあ」
輝子「おお…今日もじめじめ……実に快適…」フヒヒ
比奈「あー……いいっスねー…最近天気のいい日が続いてまスし…」ハフ
P「いいことじゃないか」
輝子「た、大変な…ことですよ」ポコポコ
P「さり気なくスーツに茸を植え付けるな」
比奈「台風が待ち遠しいっス!」
P「勘弁して欲しいっス」
カポ
P「おぅ」
輝子「…」フヒ
P「お、おい。俺の靴がどうかしたか」
輝子「豊かな土壌」ポコポコ
P「あほか」フミフミ
輝子「あっやめっ、ちょ」フミフミ
比奈「靴下のままの足をこっちに向けないでもらえまス?」
P「脱がされたんだよ!」
比奈「汚いっス」ブス
P「いってぇ!」
輝子「フヒ……トモダチが作ってくれたこのチャンス、無駄には……あっちょ、そこ、そこは踏んじゃ、ちょ」フミフミ
・・・・・
ガチャ
柚「ただいまーっ」
http://i.imgur.com/6sYl2Hb.jpg
小梅「も、…もどりました…」
http://i.imgur.com/RoRgKyk.jpg
P「おう。おかえり」
仁奈「おかえりですよ!」コロモフ
美玲「おかえり」
比奈「おかえりっス」
輝子「お、おか…えり。フヒ」
柚「うんっ」ニパニパ
柚「??あれPサン、机から離れたところでぽつーんって椅子に座ってるけど…どうかしたの?」
P「追い出された」
輝子「フヒ……あ、雨降って、胞子根付く……的な」フヒ
P「そんなことわざはない」
比奈「臭いので」
P「ストレートな中傷が一番傷つくんだぞー」
柚「へへっ。じゃあアタシがなぐさめてあげるよっ」ナデナデー
P「ありがとう。柚は優しいなあ」
柚「へへーそれほどでもあるよっ」ニパニパッ
小梅「あ、じ、じゃあ、私も一緒に…」ナデナデ
P「ありがとう」
P「小梅の手はひんやりしてて気持ちいいな」
小梅「そ、そう…?えへ…」
小梅「…あ、…でもひんやりしてるのは、…私の手だけじゃない、かも」
P「?」
小梅「…えへ。な、なんでもない、です」ニコ…
P「……お、おう。…さいですか」
柚「??Pサン顔色がっ。な、なでなでが足りてないかも!」ナデデデデ
P「あー。髪がぼさぼさになるー」
柚「もともとじゃない?」
P「ひでぇ」
柚「てへ」ナデナデ
小梅「て、…てへ」ナデナデ
ナデナデ
P「二人はのんびりだったな」
柚「うん。お仕事場の近くにちょうどいい公園があったから…へへっ、ちょっと一羽根引っかけて来たんだー」ヘヘー
P「酒か」ペチ
柚「ふに」
小梅「ご、ごめんなさい。…まだ時間がある、かと思って……つい」
P「べつに怒ってるわけじゃないよ。楓さんたちがまだだしな」ナデナデ
小梅「…そ、ですか。なら……よかった…えへへ」
柚「むー。小梅チャンばかりずるいかも!アタシも撫でてよぅ」ハイ
P「それは?」
柚「撫でてーと頭を差し出すポーズだよ!」
P「…」ペチ
柚「ふにっ」
柚「どーしてたたくのー」モー
P「柚は悪い子だからな」
柚「わるいこ柚かー。ハロウィンのときを思い出すなー」サスサス
柚「へへっ。吸っちゃうぞ!」
P「なにをだよ」
小梅「……魂?」
P(小梅が言うと冗談じゃなくなりそうだ)
柚「吸ってもいいかな?」
P「だめだっての」ペチ
柚「ふにー」
小梅「ふ、ふにふに」
P(伝染した)
比奈「ふにふに」
輝子「フ…フニ」フニニ
P(可愛い)
仁奈「ふにですよ!」
美玲「…、なんだよ。ウチはやらないぞ」
P「えー」
美玲「えーじゃない」
柚「えー」
小梅「えー…」
比奈「えー」
輝子「…えー」
美玲「えーじゃないッ」ガオー
P(可愛い)
・・・・・
ガチャ
楓「ただいま戻りました」
http://i.imgur.com/S6hpaK9.jpg
幸子「戻りました」
http://i.imgur.com/flGxB2Z.jpg
P「おかえりなさい」
楓「…」キョロ
楓「ひょっとして、お待たせしてしまいましたか?」
P「…ああ、いや」
仁奈「……」プニプニ
仁奈「お、落ち着かねーですね……やっぱりつめももふもふに限りますよ」
美玲「えー…そんなことないだろ…」
柚「でもこのフードはもふもふだー」モフモフ
美玲「ふ、フードはまたべつだろ」
柚「へへっ。可愛いパーカーだねー」モフモフ
美玲「お、柚はいいセンスをしてるな。今度一緒に見に行くか?」
柚「お、いいねー」
仁奈「仁奈を置いて行ったらだめですよー」コロコロ
柚「うん。三人でいこっかー」
美玲「そうだな」
輝子「…」ペター
比奈「…」ペター
小梅「…」ペター
輝子「…」フヒ…
輝子「……ひんやり」
比奈「じめじめ」
小梅「…い、いいね…」ハフ
楓「…」
幸子「…」
P「…」
P「各々好き勝手にのんびり過ごしてますから」
楓「みたいですね」クス
幸子「…まあ…楽しくて、いい事務所ですよね。事務所は本来楽しいが最優先の場所ではありませんが」
P「お、仰る通りです」
幸子「まあ最も欠かせない“カワイイ”はボク一人でも十分まかなえていますからね。それほど問題はありませんか」
P「あれだ。話が通じてると思ったら、ところどころの単語が通じていただけで互いに全然べつの話を想定していた的な」
幸子「??なんの話です?」
P「こっちの話。というかこっちの台詞」
楓「……」クスクス
美玲「?」
美玲「あ、おかえり。幸子もどうだ?」
幸子「ただいま。なんの話ですか?」
柚「今度みんなでパーカーを見に行こうって話してたんだー」
幸子「嬉しいお誘いですね。…パーカーは…着たことないかも…」
柚「うそっ。じゃあ着ないと!」
幸子(じゃあってなんです)
柚「パーカーを着たことないなんて、人生の50割は損してるよ!」
幸子(人生五回分ですか。それは大変です)
仁奈「じゃー4人でお買い物でごぜーますね。えへへ、楽しみです」
美玲「予定決めないとな」
幸子「ふふーん。まあカワイイボクにかかれば、パーカーだって似合いますし予定だってちょちょいのちょいです」
仁奈「おおー」
柚「へへっ。そだねー」ニパー
美玲「…予定はプロデューサーと相談しないといけないと思うぞ…」
比奈「?」
比奈「あ、楓さん。お疲れさまでス」ペター
楓「うん。ただいま」
輝子「お、おかえり……フヒ」ペター
小梅「お、おかえりなさい」ペター
楓「…」
楓「楽しそうね。私もしてみようかな…」
比奈「ぜひぜひ。ひんやりしてて気持ちいいでスよ」
輝子「こ、こっちの方が、空いてる……」
P(わざわざレジャーシートを敷くバイタリティがあるなら他に活かしてくれ)
ワイワイ
P「…」
P「…平和だな」
ガチャ
ちひろ「あ、プロデューサーさん。お疲れさまです」ペコ
P「ちひろさん。お疲れさまです」
ちひろ「す、すいません。お待たせしちゃいましたよね」
P「いえいえ。見ての通り」
ワイワイ
P「…」
ちひろ「…」
P「みんな楽しくやってるので気にしないでください」
ちひろ「みたいですね」フフ
ちひろ「平和で。…うちは本当にいい事務所ですねぇ」
P「ですね。まったくです」
みく「まったくだにゃ」ウンウン
http://i.imgur.com/87pnMkF.jpg
P「…」
みく「どしたにゃPチャン呆けた顔して。あっひょっとして…みくに見惚れちゃったかにゃ!?」ニャニャーン
P「ちひろさん。ちょっと野良猫が事務所に迷い込んだみたいなんで、摘み出して来ます」ヒョイ
みく「!?み、みくは野良じゃないよ!?というかPチャン片手でみくを持ち上げるっててすごい力だにゃあ!逞しいにゃ!惚れちゃう!」
P「どうもありがとう」ペイ
みく「ふにゃああああ」ポーイ
ちひろ「…あははは…」
みく「お、お世辞を言ったんだからちょっとくらいためらってくれてもいいでしょ!?」ガバッ
P「お世辞って言ったら意味がないと思うんだが」
ちひろ「みくちゃんもよかったら一緒にと思いまして。ちょうどこれで、今日来てる子は全員ですし」
P「…いや、もちろん俺も、わざわざみくを仲間外れにしようとは思いませんよ」
みく「!!さ、さすがPチャ――」
P「まあ割引券は足りないのでみくは自腹だけどな」
みく「ないにゃ!そーれはないにゃ!その扱いには断固抗議するにゃあ!」フシャー
P「冗談だって」
みく「ならいいにゃ♪」ゴロゴロー
ちひろ(変わり身早いわね…)
・・・・・
P「じゃあみんな揃ったのでそろそろ」
楓「…」チラ
P「、……」
楓「……」チラッチラッ
P「……」ハア
P「焼き肉を焼きに行くことにします」
楓「…!」パアアア
楓「ふふっ。素敵なご冗談だと思います」ニッコリ
P「…それはよかった」ハハ…
みく「しょーもないにゃ」
P「みくは黙ってろ」ガシ
みく「にゃふが」
柚「よかったねっ楓サン」ポンポン
楓「うん」ニコニコ
比奈「まあ焼き肉を焼いたら炭しか残らないっスけどね」
P「俺もそう思う」
輝子「…フヒ…き、キノコを焼けばおーるおっけー……」
P「さり気なくない茸アピールはだめだぞー」
みく「にゃごにゃご」モゴモゴ
比奈「割引券を頂いたとかなんとかでしたっけ」
P「そうそう。まあ、こういう口実がないと、なかなかみんなで飯を食いに行くこともないしな。ちょうどいいかと思って、予定を調整してみた」
柚「えらいぞー」ナデナデ
仁奈「もふもふしてあげやがりますよ」モフモフー
P「ありがとうありがとう」
輝子「……こ、こんなに大勢だと、…逆にぼっちになりそうな懸念がないでもな……」フヒ…
P「心配するな」
小梅「や、焼き肉の火で……溶けちゃう、かも」
P「心配するな。そんなことはない」
幸子「ふふーん。プロデューサーさんはボクのカワイさに溶けないように気をつけてくださいね!」
P「心配するな。そんなことはありえない」
幸子「ちょっとずつ否定がランクアップしてますね!」
P「そんなことはない」
ちひろ(プロデューサーさん、生き生きしてらっしゃるわ…)フフ
P「じゃあ行くぞー。ちひろさん、先導お願いします」
ちひろ「あ、分かりました。プロデューサーさんは?」
柚「あっ」
みく「?どうしたにゃ」
柚「ねこ。ねこがいたよっ」
みく「それはいかんにゃ。ただちに保護するにゃ」ババッ
柚「おー」パパッ
P「後ろから迷子を未然に防ぎます」ガシ
みく「ふにゃっ」
ちひろ「…ああ。了解です」クス
みく「ちょぅ、ぴ、Pチャン、激しいにゃっ…!」ニャァァー…
P「発情するな」ポイ
みく「ひっどいにゃ!そんなことないもん!」フシャー
柚「ごろごろー」ヒョイヒョイ
みく「あ、あごはだめだよっ…にゃああ~♪」
ポテポテ
美玲「…仁奈…着替えたんだな。いつの間に」
仁奈「はい。えへへ、焼き肉を焼きに行くということで」
楓「ふふっ」プルプル
P「鉄板ネタですね。焼き肉だけに」
楓「」ブフッ
幸子「これから行く焼き肉屋さんは七輪ですけどね」
P「細かいことはいいんだよ」
仁奈「汚れてもいーよう洗い易いキグルミにして来たですよ!」パッ
P「へー。仁奈は自分を曲げないなぁ」
みく「なんか言ったかにゃ」
P「いえにゃにも」
美玲「そ、そうか。ナルホド…」
美玲(…に、臭いとかつくかな。…あう…なにも考えずに来ちゃった…)オロオロ
仁奈「…」モフ…
仁奈「にへ。美玲おねーさん。せっかくなのでおねーさんもキグルミにしやがりますか?」
美玲「??せ、せっかくって…なにがだよ」
仁奈「まあまあ。こまけーことはいーんですよ。仁奈と一緒にもふもふしやがってくだせー」モフモフ
美玲「ちょ、無理やり……あー」モフモフ
P(驚くほど手際がいいな)
美玲「……」モフモフッ
仁奈「えへへ。お似合いですよ!」ニパ
美玲「…」モフ…モフ…
美玲「…はあ…まったく……。あ、…アリガト、な」ポン
仁奈「なんの話でごぜーますか?」ニコニコ
P(仁奈はいい子だなぁ)ホッコリ
トコトコ
比奈「やー…焼き肉とか久し振りっスねぇ。肉っスかー。食べられるかなー」
P「野菜もいいけど、やっぱり肉を食べなきゃ力は出ないぞ」
比奈「一理あるっス。アイドルになってからはそうかも」
比奈「へへ…前は……アイドルになる前は、野菜だけで平気だったっスけどね」ニヘラ
P「…そっか」
輝子「フヒ……き、キノコは万能食材だよ……キノコがあればおけー」
小梅「……お肉は…ち、ちょこっとで、いいかな……お腹いっぱいになると、倒れるかも…」
P「…」
比奈「…」
P「…あの二人は例外だな」
比奈「でスね」クス
楓「…」トコトコ
楓「……星がきれいだわー…」
幸子「輝いてますね。ボクのようです」
楓「ええ。月も今日は満月に近くて、それに、大きくてきれいだね」
幸子「ええ。ふむ…そうなるとむしろ月の方がボクに近いですか。周りの星が霞むようなカワイさです」フフーン
楓「でも明日にはまた太陽が昇って来る……朝日もまた違った意味できれいよね」
幸子「違いありません。そしてあの直視できないほどの眩しさこそボクのカワイイに…――!」ハッ…
幸子「つまりボクのカワイイは世界そのものということですか…!!」
楓「おおー」
P(のあさんとヘレンの会話っぽいな。というか噛み合ってねえ。なんの話だ)
ちひろ「ここですね」
柚「着いたー」
みく「着いたにゃー」
P「やっと着いた」ゼェ
ちひろ「…、大丈夫ですか?」
P「予想以上に疲れました」
柚「だいじょぶPサン?運動不足かなっそれならバドミントンがおすすめですよっ」ニパー
P「そうだな」
みく「Pチャンはだらしないにゃぁ」
P「だれのせいだ」ガシ
みく「ふにゃぅ…な、なんでみくと柚チャンとで、こんなに扱いが違うにゃぁー…」フニャニャニャ…
ちひろ(楽しそうだわ)
輝子「ゴートゥ店内」ヒャハー
小梅「おー」
ガラッ
「いらっしゃいませー」
P「あ、すいません。予約していたPですが」
比奈(放送禁止用語っスか)
パラ
「はい。P様ですね。お待ちしておりました」
P「すいません。一人増えたんですけど…大丈夫ですかね?」
「はい。お座敷ですから…大丈夫だと思います」
P「すいません」ペコ
みく「あー…ごめんにゃ、Pチャン」
P「いやいや。謝るならお店の方にな」
みく「ごめんにゃお店の方チャン!」
P「だれだよ」ペチ
みく「ふにゃ」
「ははは。いえいえ。ではご案内しますので」
柚「お座敷だー」ポフポフ
比奈「そして七輪っスね」カタカタ
仁奈「大人数で楽しいですねー」ニヘー
美玲「こら。ちゃんと靴を揃えてあがるんだぞ」
幸子「輝子さん輝子さん。隅に座らず真ん中の方へ行ったらどうです」
輝子「た、……た、耐え切れるかな……ひ、人が多いと、…け、消し炭になる可能性が……」フヒ…
楓「隅を避けると炭になる……ふふ……」
ちひろ「か、楓さん。怖いこと言わないでくださいよ」
小梅「……で、でも、暑くて炭になる、かも……私は端に行こう…」パタパタ…
P(賑やかだな)
みく「みくはPチャンの隣にしようかにゃー」スリスリ
P「俺下手したら肉より魚介類を頼むけど」
みく「Pチャンとはもうやって行けそうにないにゃ」サッ
P「それは残念」
P「とりあえず飲み物を頼もうか」
楓「お酒はありですか?」
P「…ほどほどにして頂ければ。酒を頼むなら、大人は大人で固まりましょうか。隅の方に。ほら輝子は真ん中の方へ行ってらっしゃい」
輝子「あ、…そんな殺生な……」フ、フヒ…
P「比奈とちひろさんは?」
ちひろ「楓さんとプロデューサーさんが飲まれるなら」
比奈「じゃあ私もちょびっとだけ」
P「了解。あとのみんなはジュースかお茶か」
幸子「ボクはウーロン茶にします」
柚「アタシもー」
小梅「お、同じく…」
輝子「は、はい」フヒ
美玲「……」
P「べつにジュースでもいいぞ」
美玲「う、うるさい」プニ
P「いて」
仁奈「仁奈は美玲おねーさんと同じのにしやがります!」パッ
美玲「…、じ、じゃあ」
美玲「に、仁奈は、ジュースの方がいいだろッ…お、オレンジジュースで」
P「了解」
美玲「にやにやすんなッ」プニプニ
P「してないって」イテイテ
P「肉もついでに頼んじゃうか」
輝子「きっ…キノコ。キノコをお忘れなく……」フ、フヒヒ
P「じゃあ茸の盛り合わせを」
比奈「そんなんあるんスか」
P「あるもんだな」
輝子「ふ、二皿…お願いします……キノコはあっても困らない…」フヒ
P「いや余ったら困るだろ」
柚「タン塩くださーい」
ちひろ「カルビと焼き野菜と」
楓「それとせんまいを…」
P(急に渋いな)
比奈「このサラダもお願いしまス」
P「あとこれとこれと…全部三人前ずつ。あ、せんまいは二人前でいいです」
幸子「せんまい??」
楓「おいしいのよ?えっと、なんだか不思議な食感で」
P「くせになりますよね」
楓「はい♪」
「お待たせしましたー。お先にお飲み物失礼しまーす」ゴトゴト
P「では今日も一日お疲れさまでした。乾杯」カキン
比奈「すごくフツウの音頭っスね」
P「どんなのを期待してたんだ」ゴク
楓「んくっ……――ぷはー」ハフー
ちひろ「やっぱり仕事終わりのお酒は格別ですねぇ」プハー
楓「ですねー」ハー
仁奈「焼きやがります!」
美玲「焼いたれー」
みく「仁奈チャンはトング捌きが様になってるにゃぁ」
仁奈「えへへ。前にPに教えてもらったですよ」ジュー…
みく「へー」
柚「比奈サンサラダ来たよー。取り分けるね」ヒョイヒョイ
比奈「あ、どもっス。柚はいいお嫁さんになるっスよ」
柚「えっへへー♪」
P「二十歳の台詞とは思えないな」ジュー
比奈「てへ」
P「てへじゃねえよ。あ、楓さん焼けましたよ」ヒョイ
楓「わーい。ありがとうございます」
ちひろ(プロデューサーさん、それ二十五歳の女性の扱いじゃないですよ)グビ
幸子「……ふむ。たしかに不思議な食感……少なくとも焼き肉だと案内されてイメージする感じとは、少し違いますね」モキュモキュ
P「な」
P「比奈は野菜以外も食べてるか?」
比奈「はい。キノコ食べてまス!」エヘヘ
P「いい笑顔だしかし肉を食え」ヒョイヒョイ
比奈「あー」
柚「Pサン!アタシにも肉ー」
P「はいよ」ヒョイ
柚「へへっ。ありがとー」
仁奈「ソーセージも焼きやがりますよ」カチカチ
美玲「焼いてばかりじゃなくて自分も食えよ。ほら、貸して」
仁奈「あう」
仁奈「…えへへ。ありがとですよ。じゃーお願いしやがります」
美玲「オウ」
P「…」ニヤニヤ
美玲「オマエを焼いてやろうか」
P「おいしくないって」モグモグ
みく「Pチャン!みくにも肉を寄越すにゃぁ!」
P「はいはい」ヒョイ
みく「……これは?」
P「エビの殻」
みく「エビですらないにゃ!?」
P「…」チラ
P「」ビクッ
輝子「?」フヒ?
輝子「あ、…プロデューサーも、いる?……選り取り見取り、お、お好きなキノコを、どぞ」フヒヒ
P「なにも網一面に茸を敷き詰めなくても」
比奈「キノコうめーっス」モキュモキュ
P「おいしいけどさ」
小梅「……お腹、い、いっぱい……つ、つめたいデザート…なににしようかな」パタ
P「気が早いよ。小梅はもうちょっと食べような」
小梅「あう……は、は…はぃ…」
ちひろ(プロデューサーさんは親状態ですね)グビ …カラッ
楓「ちひろさんはおかわりですか?それともなにかべつのお酒に?」
ちひろ「あ、すいません…どうしようかな…」
輝子「キノコ見てたらテンションあがって来た」フヒハハハ
P「周りのお客さんに迷惑だから静かに」
輝子「あ、はい」フヒ…
美玲「焼けたぞ」ヒョイ
仁奈「ありがとですよ!」パクー
仁奈「えへ。うめーです!」ニパー
美玲「そっか」
楓「…」
楓「小梅ちゃん。いまの仁奈ちゃんの台詞を言ってみてくれないかしら」
小梅「え…?」
P「言わなくていいぞ」モグモグ
楓「ぶー」
小梅「??」
比奈「キャベツうめーっス」モサモサ
P「焼いて食えよ」
比奈「そのままでもいけまスよ?」
P「虫か」
比奈「ひど」
みく「ホルモンも悪くないにゃ」モキュモキュ
ちひろ「お酒に合うのよねぇ」プハー
みく「みくにはお酒は早いにゃぁ」クピクピ
P「大人になったらな」ゴク
みく「うっにゃ~。Pチャン大人になったみくにお酒を飲ませて…どうするつもりかにゃ?♪」
P「どうもしないです」モグモグ
みく「普通に返されるのが一番しんどいにゃ」モキュモキュ
柚「うはー……たくさん食べた…もう食べらんないよぅ……」
P「お腹まるーくなってるな」ポンポン
柚「あう」
柚「ちょ、ぴ、Pサン……お、女の子のお腹を気安く触っちゃだめなんだうぷ」
P「女の子がうぷとか言っちゃだめなんだぞ」
美玲「口調が気持ち悪いぞ」
柚「もー//」
P(そう言いつつちょっと嬉しそうなのはなんでかな)
比奈「それはきっとプロデューサーの妄想っス」モグモグ
P「うるせぇ」
柚「うへへ//」テレテレ サスサス
P「アイスでも頼むか」
比奈「いいっスねー」
小梅「ぜ、ぜひ……」ハイ
柚「柚子味はあるかなー」
P「あるな」
柚「うそっ」
幸子「さっぱりしてておいしそうですね」
楓「私もそれを…」
P(楓さんだけチョイスした理由が違いそうだ)
柚「へへ…な、なんだか照れるなあ」//
P「なんでだよ」
みく「…う。キーンって来た……キーンって来たにゃ…」バタバタ
P「ゆっくり食えよ」パク
楓「このアイスクリーム、叫びたくなるほどおいしいです」パク
幸子「最大級の賛辞ですね」
楓「…うん、まあ…」ショボン
幸子「??あ、あれ…」
小梅「え、と……い、いまのは、アイ“スクリーム”と、さ、さ、叫び声をあげる……という意味の、英単語、スクリームと、が、かかっています……」
小梅「で、ですが、scream、には……恐怖や、苦痛による……叫び声という、にゅ、ニュアンスがありますので……ご、ご注意、です…」
P「小梅先生のダジャレ解説あんどホラー用語講座でした」パクパク
柚「へー」パクー
幸子「ためになります」パクー
楓「ふふっ。じゃあアイスクリームの表面にガイコツさんでも描けばいいかしら」
P「食べ物で遊んじゃだめですよー」
P「なにか食べ足りないものとかある人はいますか」
ちひろ「とくには」
比奈「満足したっス!」
楓「たくさん食べましたねー」
P「ですね。じゃあそろそろ帰りましょう」
仁奈「はーいですよー」モフー
ガララ
「ありがとうございましたー」
柚「むあー。お腹いっぱいだよぅ」ポムポム
美玲「きぐるみは洗って明日返すな。アリガトな」ポン
仁奈「了解ですよ。どういたしましてです!」エヘヘー
幸子「ここで解散で大丈夫ですか?」
ちひろ「タクシーを呼んでもらったから。ええと…二手に別れましょうか」
P「そうしますか」
楓「……」ウズウズ
P「?」
P「俺はいつものメンバーを送ります」
ちひろ「分かりました。方向もちょうどいいですもんね」
P「はい。よろしくお願いします」
P「じゃあそっちも気をつけて」
ちひろ「はい。そちらも、お気をつけて」
美玲「オウ」
輝子「……フヒ。ま、また明日…」
小梅「……です」
幸子「ご馳走さまでした」ペコ
みく「また明日にゃ♪」
P「おう」
柚「また明日ー♪」フリフリ
仁奈「ですよー」
比奈「気をつけて」
楓「また明日」ニコ
・・・・・
バタン
P「…あの、楓さん」
楓「?はい。なんでしょう」
P「飲み足りないですか?」
楓「ぎく」
楓「…どうしてそれを」
P「見ればなんとなく。もう短くない付き合いですからね」
楓「……あ、あはは…そ、そうですか…」パタパタ
楓「…ええ。なので家に帰って、もうちょこっと、飲もうかと…」
P「ほんの少しなら付き合いますよ」
楓「…え」
楓「ほ、本当ですか?」
P「ええ。ちょこっとなら」
楓「わあ……」
楓「…」フルフル
楓「全然、構いません。ありがとうございます」
P「こちらこそ」
P「一旦事務所に戻って、代行を呼んでから帰るつもりでしたから…」
柚「となるとっ」
仁奈「もふもふ」
比奈「私らもちょこっと付き合うっスよー」
P「――ということで。まあ、まだ時間は早いですから…遅くなるまで、ちょこっと」
楓「ちょこっと」
P「はい。五人でのんびりしましょうか」
楓「はい」ニコ
P「じゃあすいません。この住所までお願いします」
「分かりました。では出しますね」
P「お願いします」
柚「へへっ。みんなでご飯を食べたあとに、もう少しのんびりできるって、なんだか得した気分かも!」
P「そうだな」
仁奈「お腹いっぱいなのでぐったりするですよ!」
P「ずいぶん勢いのあるぐったりだな」
比奈「ぐったりするっス。はい」
P「お前はガチだな」
楓「ふふっ。ちびちびやりましょうね」
P「はい」
柚「へへー」
仁奈「えへへー」
比奈「ふふ」
楓「ふふふ」
P「はは」
P「……平和だな」
ブロロロ…
・・・・おしまい
たぶんちひろさんたちは定員オーバーだから輝子辺りが足元に転がってタクシーに乗ったんじゃないですかね(適当)
あー楽しかった。疲れた。寝ます。夜中までお付き合い感謝
またたまにはお仕事編を見たいなぁ
乙あり
>>56 ずいぶん前だけどラジオの回のことかな
あとは前回旅行なんかが見たいともレスがありました
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