苗木「なぜかは分からない。入学してすぐの頃は友達もいたし、コンパにも誘われてた。それなのに……一体どうして……」
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霧切「あなた、さっき食堂で苗木誠の目の前に座ったわよね?どういうつもりかしら?」
モブA「えっ?なんですか?」
霧切「しらばっくれてもムダよ、証拠は挙がっているわ。もし、次に不用意に近づいたら、あなたがバイト先でマスタード容器を尿道に突っ込んでいる写真をツイッターにアップロードするわ」スッ
モブA「………!?」ガタッ
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苗木「コンパの時に飲酒を勧めてきた先輩をロンパしちゃったのがまずかったのかなぁ……」
苗木「はぁ……今日も一人か……だいぶ慣れてきたけど、高校生活が高校生活だったからなぁ。いつも周りにはみんながいて、楽しかったなぁ」
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霧切「どうして、さっきの講義で苗木君の隣に座ったのかしら?」
モブB「えっ?いや、遅れて入ってきたらあそこしか空いてなくて」
霧切「言い訳がましいわね。もし次も同じことをしたら、あなたがアマゾンで購入したもののリストを学部掲示板に貼り付けるわよ」
モブB「ヒィ」なっ!?
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苗木「みんなはどうしてるんだろう。僕みたいに期間限定の超高校とは違って、今でも第一線で活躍してるんだろうなぁ」
苗木「……電話……してみようかな、今でもおぼえててくれればいいけど」
苗木「誰にかけようかな、>>13」
枕
苗木「舞園さんにかけてみよう。忙しいだろうから出てくれないかもしれないけど、舞園さんの声を聞けるなら……」
prrprrprrprr ガチャ
舞園 「んッッ……ハァ……///もしもしイッ?なっ苗木君ですか?お久し…ハァ…ぶりです…ウゥッ///」
苗木「うん?久しぶり前園さん。どこか具合でも悪いの?声がちょっと変だけど」
舞園「いっいえ///別にそんなことないですよ、アァ……///ダッダメデスイマハ///」
苗木「舞園さん?誰かいるの?忙しかった?」
舞園「いっいえ///いいんですよ?仕事先の……プツッ」
ツーツーツー
苗木「あれ?切れちゃった……圏外になってる。まぁ、舞園さんも忙しかったみたいだし、やっぱり僕みたいな偽物の超高校級とは違うんだなぁ」
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霧切「フゥ……もう少し通信遮断装置を作動させてなかったら、苗木君の教育に悪影響をおよぼすところだったわ」
苗木「はぁ、舞園さんとはあまり喋れなかったし、もう一人電話してみようかな>>30
きりぎり
苗木「よし、電波も戻ったし今度は霧切さんに電話してみようかな」
prrprr
ソレハチガウヨ!ソレハチガウヨ!
苗木「!?なんか僕みたいな声がどっかから聞こえたような……」
prrprrprr
苗木「出ないなぁ、やっぱり探偵だから忙しいのかな。張り込みとか尾行とかあるし」
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霧切「あっ危なかったわ。携帯をサイレントにしておかないなんて、探偵失格ね。それにしても最初に私に電話してこないなんて、苗木君のくせに生意気ね」
霧切「ベランダ、寒いわね」ポチポチ
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ポロローン
苗木「あっ霧切さんからメールだ」
苗木「『今はとても重要な案件、言うなれば人類史上最大最悪の絶望的事件を食い止めた時以上の案件ね、恐らく私の一生をかけることになる案件の最中なの、だから電話は後にして貰えるかしら?』か……悪いことしちゃったな」
苗木「結局、霧切さんと話せなかった……他の人にもかけてみよう>>45
セレスさん
苗木「セレスさんにかけてみよう、海外にいないといいな、電話代が高くなるし」
prrprr
セレス「もしもし?お久しぶりですね、苗木君」
苗木「久しぶり、セレスさん。セレスさんは今もギャンブル続けてるの?」
セレス「愚問ですわ、あなたがそんなFランクのようなことを仰るだなんてわたくし失望してしまいますわ」
苗木「ごっごめん、卒業したらみんな少しは変わっちゃってるのかなって思って」
セレス「フフフ、苗木君?人の性質なんてそう簡単には変わりませんのよ?この前も天皇陛下の目の前で勝って見せましたわ」
苗木「すごいなーセレスさんは、それなのに僕は……」
セレス「ずいぶんと情けない声をだしますわね」
苗木「……僕が大学に入ったのは知ってる?」
セレス「えぇ、勿論。理事長から直々にお誘いのあった希望ヶ峰学園への採用を断って、大学に進学したのはみんな知っていますわよ?」
苗木「僕……大学で一人ぼっちなんだ……」
このSSまとめへのコメント
苗霧厨って他の女子の扱い糞だよね、だから苗霧ってつまらないんだよ
↑わかってるね、そうだよね。やっぱ苗戦か絶望姉妹丼が最高
↑素晴らしい感性の持ち主だね尊敬と敬愛の意をしめすよ
それは違うよ!ナエギリのssを作った人全てが女子の扱いを酷くしたとはいいきれないはずだ!ナエギリが好きな人に失礼だ!