姉「らぶれたー、だと?くだらん」(861)

妹「やったじゃん!」

姉「まったくくだらんな」

妹「くだらないって言うわりに捨てないの?」

姉「一応、確認しておくだけだ。別に気になるとかじゃない」

姉「そうだ、教室に忘れ物をしてしまったな。お前は先に帰っていいぞ」

妹「え、一緒に帰ろうって言ったの姉さんじゃ」

姉「友達と一緒に帰ってくれ、すまない」

妹「……もう」

姉「………」

姉「ま、確認だからな確認」ガサガサ

姉「ふむふむ……」

姉「………またか」

姉「本当に妹と仲良くなりたいのなら私を介するんじゃない、どいつもこいつも…」

妹「おかえりー。ずいぶん遅かったね。ご飯食べる?」

姉「いや…いい…」

妹「もう!後で食べたいって言っても……姉さん?」

妹「…何かあったの?」

姉「べ、別に何も…」

妹「うそ!姉さん目が赤くなってる…泣いてたんでしょ!」

姉「む…、だからどうだと言うんだ。それでお前に迷惑がかかってるわけじゃあるまい」

妹「私は心配なの!」

姉「………」

妹「…もしかして、あのラブレターが関係あるの?」

姉「…るさい」

妹「え?なに」

姉「うるさいぞ、私に構うな。心の底じゃ笑ってるんだろ」

姉「滅多にないラブレターをドキドキして読んだらお前を紹介してくれ、という内容ばかりだ。笑えるだろ?」

妹「そ、そんな私…」

姉「…もういい。寝る」

ガチャ

妹「……姉さん」

姉「(…何を八つ当たりしてるんだ私は)」

姉「(あいつは私のことを心配してくれてたのに…私という奴は…)」

コンコン

妹「…姉さん?」

姉「………」

妹「ごめん、私の言い方が悪かったんだね」

妹「許してくれなくていいよ…けど」

妹「たった二人の家族なんだから。私は仲良く暮らしたいな」

姉「………」

妹「…っと。言い過ぎたかな」

妹「夕飯、ここに置いとくね」

姉「…うまい」モギュモギュ

姉「後で…謝ろう」
ガチャ

姉「あ」

妹「姉さん…」

姉「……」

妹「……」

姉「……すまん」

妹「!」

妹「い、いいよいいよ!私だって悪かったんだし…それより姉さんと仲直りできて私…嬉しい」

姉「ふふっ…大げさだな妹は」

妹「大げさじゃないよ…。そだ、仲直りのしるしに今晩一緒に寝よ?」

姉「む」

妹「…イヤ?」

1 断る
2 一緒に寝る
3 やっぱりお前嫌い

>>25

姉「ま、今日くらいいいか」

妹「やったぁ!」

姉「ちゃんと自分の部屋から布団持ってくるんだぞ」

妹「…へ?」

姉「いや、当然だろ」

妹「…同じ布団」

姉「……」

妹「一つの布団で寝たいの」

姉「(気持ち悪いなこいつ)」

妹「わー、姉さんの部屋入るの久しぶりかも」

姉「(…結局同じ布団で寝ることを許してしまった。今日のことで負い目を感じたからか)」

姉「…私は風呂入ってくるから」

妹「お布団暖めておきます!」

姉「ふう…さっぱりした」

姉「ん?」

んっ…んっ…あっ、あ…

姉「…何だか変な声が聞こえるな」

ガチャ

姉「……」

妹「あ、おかえり」

姉「何やってたんだ」

妹「寝る前に少し筋トレするとぐっすり眠れるんだよ、姉さんもやってみたら?」

姉「私は遠慮しておく」

妹「簡単なストレッチでも良いんだよ、ほら」

姉「いだだだだだ」

はいはい腹筋腹筋
どこも同じ流れでツマンネー

妹「…姉さん、ごめん」

姉「……別に怒ってない」

妹「なら、こっち向いてよ」

姉「別にどっち向いて寝ようが関係あるまい」

妹「………」ギュッ

姉「おい、離せ」

妹「…イヤ」

姉「…いい加減にしてくれ」

妹「私のこと、嫌いなの?」

1 嫌い
2 好きだぞ、家族愛的な意味で
3 ほっといてくれ

>>41

4 「性的な意味でもガマンの限界だ」(照れながら逆にハグ)

4 「性的な意味でもガマンの限界だ」(照れながら逆にハグ)

4 「性的な意味でもガマンの限界だ」(照れながら逆にハグ)

4 「性的な意味でもガマンの限界だ」(照れながら逆にハグ)

姉「性的な意味でも我慢の限界だ(な、なんだ…自分の意思では無いのに)」ガバッ

妹「わっ…」

姉「おかしいか?(私、やめてくれ)」

妹「……ううん、私も…」

姉「!!」

姉「(こいつに彼氏がいない理由が分かったぞ)」

妹「ん…」

姉「(目を閉じた…だと?)」

姉「………」ベシッ

妹「へうっ!」

姉「冗談に決まってるだろ」

妹「ふ、ふーん…分かってたけどね!」

姉「くだらん、さっさと寝るぞ」

妹「………うん」

―翌朝―

姉「む…朝か」

妹「むにゃ」

姉「起きろ、朝だぞ」バシバシ

妹「ねーむーい…」

姉「くだらん」

―学校―

姉「(…友人がいない私にとって学校は退屈だな)」

姉「(妹ほどの人気者になれたなら少しは楽しいと感じるんだろうが)」

男「あの…」

姉「(はぁ…一度で良いから私も男の人から愛の告白を受けてみたいものだ)」

男「あの」

姉「む、私か(おっと、ついボーっとしてしまった)」

姉「君は…男君だな確か」

男「すいません、呼び出してしまって」

姉「む、別に構わないぞ。それで…用は何だ(どうせ妹との仲を取り持って欲しいとかだろ)」

男「あ…その…」

姉「(早くしてくれ)」

男「姉さん、付き合って下さい」

姉「………」

姉「は?」

姉「(妹のことではないのか…?しかし何だこの気持ちは、ムズムズするぞ)」

男「ずっと見てました」

姉「あ、あうあう…」

姉「…す、少し待ってくれないか?わわ私たち、まだお互いをよく知らないんだから…」

妹ヤンデレ化か

男「なら、お友達からですか?」

姉「…そういうことになるな(私、顔赤くないか?)」

男「…良かった、まだ希望はありますね」ニコッ

姉「~~!」

妹「…え、一緒に帰らないの?」

姉「あ、ああ…今日は友人と帰ることになってな」

妹「……ふーん」

妹「なんか姉さん、良いことあった?」

姉「なぜだ」

妹「いつもよりテンション高いもん。姉さん、何かあったでしょ」

姉「あ…あったとしてもお前に関係ない」

妹「……」

姉「む」

男「あれ?姉さん」

姉「き、今日…一緒に帰らないか」

男「……」ポカーン

姉「が、ガラじゃないのは分かってる」

男「ははっ…喜んで」

姉「…くだらん」

男「へー、二人暮らしなんですか。大変ですね」

姉「ま、まあ慣れるとそんな大変じゃない。…それより」

姉「なんか他人行儀じゃないか、その喋り方」

男「そうですか?」

姉「嫌なら良いんだが。もっと…フ、フレンドリーでもいいぞ」

男「じゃあ、こんなフランクな感じでいいの?俺はこれだと楽だけど」

姉「あぁ、私もそっちの方が気が楽だ。それに…」

姉「もっと仲良くなれると思わないか」

男「……」ポケー

男「……姉さん、可愛い」

姉「なっ…くだらん」

姉「ただいま」

妹「…おかえりなさい」

姉「む、なんか落ち込んでるな。どうした」

妹「…大丈夫だよ、それより今日は誰と帰ったの?」

姉「だ、だから友人だと」

妹「男の人?」

姉「…なぜそんなこと訊くんだ」

妹「べっつに~」

妹「ね、また一緒に寝ない?」

姉「イヤだ(自分の貞操は自分で守らなくては)」

妹「いじわる」

姉「昨日のはお詫びのつもりだったんだ。今日は理由がないしあったとしても嫌だ」

―翌日―

妹「ふわ…ねむ…」

姉「お前は本当に朝弱いな」

男「姉さん、おはよっ」ポンッ

姉「む、おはよう」

妹「…お、おはようございます」

男「お、妹さん?」

姉「ああ、私に似ず可愛くて人気者だ」

男「そんな…姉さんも相当可愛いって」

姉「く、くだらん」

妹「ノロケもほどほどに、ね」

妹「姉さん、昨日あの人と帰ったの?」

姉「む、まあな」

妹「そっか…おめでと!」

妹「ついに姉さんに彼氏が出来たんだ!」

姉「か、彼氏ではない」

妹「彼氏じゃないなら私、アタックしよっかな~」

姉「くだらん」

姉「あの人はお前がアタックしても…た、多分振り向かないと思うぞ」

妹「何でそんなハッキリ言えるの?まさか…」

姉「つ、つつつ突き合ってるわけじゃないが…」

妹「姉さん大丈夫?」

妹「私は姉さんが決めた人なら大丈夫だと思う…自信持って!」

姉「む、お前に励まされると何だかムズムズするな」

妹「また照れちゃって」

姉「…すまないが今日も一緒には帰ることが出来ない」

妹「姉さんには何よりも大好きな人がいますもんね、別に構いませんよーだ」

姉「大好きなんて…」

妹「姉さんもすっかり毒気を抜かれたなぁ」

男「…じゃあ俺はチーズケーキとアイスコーヒーで。姉さんはどうする?」

姉「…ちょ、ちょこれーとぱふぇが…食べたい…」

男「意外だなー、姉さん甘いもの好きなんだ」

姉「む…私のイメージって何なんだ」

姉「一口食べたいならいつでも言うんだぞ」

男「…さっきからそればっかり。どうしたの?」

姉「いや、君が食べたいんじゃないかと…な?」

男「……ん、なら一口もらおうかな」

姉「!!そ、そうか。なら…」

姉「は、はい、あーん…」

男「ん」パクッ

男「姉さんひょっとしてこれがやりたかったりして?」

姉「バ、バカ!そういうのでなくて…」

男「なら俺からも」

男「はい、あーん」

姉「むぐ」

姉「…うまい」

妹「最近姉さんとあまりお話出来ないなあ…」

妹「明るくなった姉さんもそれはそれで可愛いけど…何だか私のシックスセンスがビンビンしてるよ」

姉「む、ネコ」

男「ホントだ…ってこのネコだけ一匹離れてら」

ネコ「みーみー」

姉「うりうり」ナデナデ

ネコ「むぅー」

男「はは、姉さんとそのネコ似てるなあ」

姉「似てる…か。そうだな、私も今まで一人だった」

男「そ、そんなわけじゃ」

姉「違うんだ、怒ってるつもりではない。…感謝しているんだ」

姉「今まで人気者の妹をうらやむだけの暗い人生だったのが君のおかげで暖かい光が差した」

男「………」

姉「そ、その…あ、あい…あ…あい…」

姉「……ありがとう」

姉「(くっ、私というヤツは)」

男「………」

姉「だから、お前もみんなと仲良くなるんだぞ」

ネコ「むぅー」ゴロゴロ

妹「…あれ?姉さん今日はあの人と帰らないんだ」

姉「友人と帰るらしい。ま、こんな日もあるさ」

妹「なんだか寂しそうだね」

姉「む、別にどうということはない」

妹「また強がって」

姉「くだらん」

姉「む、あれは」

妹「絡まれたら嫌だな…向こうからいこ?」

DQN1「ギャハハ」

DQN2「それにしても男もよくやるぜ」

姉「…む?」

DQN1「だな、姉みたいな変人を落とそうとするんだからよ。出来っこねえよ」

DQN2「男が落としたら俺ら一万払うんだ、出来たら困るぜ。まあ無理だろうけどな、あんな堅物」

妹「……アイツら」

姉「………」

妹「姉さん…」

妹「姉さん、さっきの…」

姉「………あ、ああ…別に気にしていないぞ」

妹「……」

姉「私みたいな変人を好きになってくれる人…いるはずないんだ。うん、私は人を好きになってはいけないんだ」

姉「…そうだな、むしろこんな女に夢を見せてくれたことを感謝…すべきなんだ…」

妹「…ウソ。本心じゃない」

姉「な、何を言ってるんだ…紛れも…ない本心だ」

姉「む、なぜ泣いているんだ私は」

妹「もっと…素直になってよ姉さん」

姉「…分かるもんか」

姉「…私の気持ちがお前に分かるもんか」

妹「………」

姉「人気者の…お前には分かるもんか…」

バシッ

姉「…っ」

妹「…ふざけないで」

妹「自分がダメになると何でもかんでも私のせいにして…」

姉「……」

妹「自分で何とかしようと考えないの?姉さん、いつも泣いて…自分の殻に閉じこもってるだけだよ」

姉「ちがう…」

妹「違う?…ウソ!姉さんは何も解決しようとしてない!」

妹「出来ない、じゃなくてやらないだけなのよ!」

姉「…だ、だって……」

姉「私なんか…私みたいな人間は」

妹「…またそうやって自分を乏しめて。そうだよね、楽だよねそうしてると」

姉「っ!」

バシッ

妹「いたっ」

姉「わ…私だってなあ、人並みに恋愛がしたいんだ!友達だって欲しい!お前が羨ましいんだ…!」

妹「姉さん…」

姉「私だって…私だって…」

妹「……姉さん」ギュッ

姉「!?」

妹「…ありがと、本音で話してくれて」

姉「……うっ…」

妹「前も言ったじゃない、たった二人の家族なんだから仲良くしよ…って」

姉「ご、ごめ゛んっ…私…」

妹「辛かったんだね、姉さん」

姉「…ごめん……」

妹「ううん…」

―翌日―

男「姉さん、おはよ」

姉「ああ、おはよう」

姉「…話があるんだ、ちょっとついてきてくれ」

男「…分かったよ」

―――――――――――――――

姉「………」

男「……なに?」

姉「私は、君に告白された時本当に嬉しかった…毎日が幸せだった」

姉「なのに」

姉「どうして…どうして私で遊ぶんだ、興味無いならほっといてくれ」

男「………」

男「そうか、知っちゃったのか」

男「………」

姉「…一言、謝ってくれたら私はもう君を責めない」

男「………ごめん…」

姉「……っ…少しの間だけだったが楽しかった、ありがとう」

男「…でも、最初は遊びだったかもしれない…けど…今は俺は本気で姉さんのことが」

姉「今更…何を言うんだ一体…くだらん」

妹「そう…振ったの」

姉「まあな…。べ、別に未練なんか無いぞ」

妹「ふふっ、はいはい」

姉「…くだらん。それより夕飯が冷めるぞ」

姉「…ありがとな」

妹「え?」

姉「む、何もない」

―翌日―

クラスメート女A「あははっ、これおもしろーい」

クラB「でしょ?これがさあ…」

スッ
姉「………」

クラB「あ、姉さんおは」

クラA「こら、姉さんはきっと一人でいるの好きなんだから…」ヒソヒソ

クラB「そ…そっか。綺麗なのに近寄りがたいもんね」ヒソヒソ

姉「お…おはよう」

A&B「!?」

A「あははっ…おはよー姉さん」

B「お、おっはよー!」

姉「……何かおかしかったか?」

A「ううん!ただ、姉さんって一人が好きだと思ってたから…」

姉「む、私だって人の子だ…一人は寂しいぞ」

B「ご、ごめんよー…」

姉「勘違いしていた罪で…わ、私の名を呼び捨てで呼ぶこと!」

A「………」

B「………」

姉「ま…まずかったか?」

A&B「……ぷっ」

A「姉ってば可愛いー!」

B「よし、なら姉には私達の名前を呼び捨てで呼ぶ刑に処すー!」

姉「……ふふ」

妹『えっ!?あの男を許すの?』

姉『あぁ…つい調子に乗ってしまっただけなんだと思う。そんなに悪い奴では無いしな』

妹『…いいの?』

姉『私の決めたことだ、後悔はしないさ』

妹『そっか。…やっぱり未練あったんだね、ふふっ』

姉『!!』

姉『……恥ずかしいな』

男「はぁ…やっぱりDQNなんかに相談しなきゃ良かった…。賭けに使うなんて…乗った俺もクズだな」

スッ

姉「む」

男「……あ」

姉「い、一緒に帰らないか」

男「………」ポカーン

男「だって…俺…」

姉「どうやら私も本気になっていたらしい。…君がいないと張りがない」

男「でも…」

姉「…む、やはり私では不満か」

男「い、いやそうじゃなくて」

姉「ならば問題は無いじゃないか、君の奢りでちょこれーとぱふぇ食べに行くぞ」

姉「Bomb A Head! Bomb A Head!」
妹「燃え出すような 熱い魂!」
姉「Bomb A Head! Bomb A Head!」
妹「無茶して知った本当の俺を」

姉妹「Bomb Bomb Bomb A Head!」
姉妹「Bomb Bomb Bomb A Head!」

男「Everytime 踊る 夢が踊る
今日というリズムで
Everynight 叫ぶ 心叫ぶ
明日を見捨てないと Let’s Go!」

姉「路地に転がるダンヤモンド 磨き続ける勇気が宝モン
汗にまみれ街に紛れ まずは今宵ダンスもいいんじゃない
やたら腰にくるリズムに身をまかし
全裸まがいの肌にも目をくれず
クレイジーと言うならそれでもかまわない
愛よりグループのMy Lift」

妹「愛してね もっと 愛してね もっと 愛してよねぇ

初めて眠れなかった今すぐに「会いたい…」
抱きしめられたぬくもりがずっとずっと消えなくて
あの日始まった恋今でも変わらない
二人だけのこの時間(とき)をただ大切にしたいから

愛してね もっと 愛してね もっと 愛してよね もっと 私だけを見て※

愛してね もっと 愛してね もっと 愛してよね もっと
もっと ただ あなたが 好き!」

そこは棗姉妹だろjk

―数日後―

姉「なあ」

男「?」

姉「この前言えなかったこと…言うぞ」

男「うん」

姉「あ…あい…あ…あいし…」

男「………」

姉「あ、あい………………くだらん」

男「あらら」



おわり

ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

そこは最後まで言わせて男に頭撫でさせろよ・・・

最後、スゲーあっさり終わってしまってすまんかった

最初は妹をいじめ抜く話を考えてたけどこれはこれで

今から飛行機で日本に帰るから、戻るまで残っててくれ・・

機内はパソコンもケータイも禁止なんだ(´;ω;`)

妹「そういえばもうすぐクリスマスだけど姉さんどうするの?」

姉「む、多分…家で…寝てる…」

妹「………」

姉「……なんだ」

妹「彼氏さんは…」

姉「む、まだ彼氏とは決まってないが……彼はクリスマスの話題を出してこない…」

妹「……それってどうなの?」

姉「ま、まあ彼は彼なりに忙しいんだろう。うん、そうだそうだ」

妹「またそんなこと言って…後悔しないでよ」

妹「(今年も姉さんと過ごせるぞ!やったあ!)」

姉「む」

―三日後―

姉「(彼はなぜかはぐらかすし…私は嫌われたのか)」

姉「な、なあ」

A「?」

姉「その…わ、私の話ではないんだが」

A「…どしたの」

姉「好き合ってる男女が…く、クリスマスを共に過ごさないというのは…どう思う?」

B「あーそりゃ愛が無いね」

姉「なん…だと?」

B「どっちかが愛想尽かしちゃったんだよそれ。クリスマスはカポーにとって色々勝負するイベントだから」

姉「……そうか…」

A「あれ…姉落ち込んでるよ?」ヒソヒソ

B「ん分かってないなぁAは」ヒソヒソ

A「分かってないって何が?」

B「きっとあの話は姉の友達の話さ!じゃなきゃあんなに落ち込まないよ」

A「な、なるほど」

クラスメート「(いや察しろよ…)」

―クリスマスイヴ前日―

姉「む」

男「な、なに?」

姉「明日…」

男「あ゛ーーーーっ!教室に忘れ物した、早く取りに行かないと!」

姉「………」

―――
――


姉「…くだらん」

妹「もう、そんな拗ねないでご飯食べよ?」

妹「やっぱりあの程度の男だったんだよ!姉さんは悪くない!」

妹「(これで確実にクリスマスは姉さんと…むふふ)」

―クリスマスイヴ―

妹「姉さん、はいプレゼント」

姉「む…ああ。お前のは確か…」ガサゴソ

姉「ん」

妹「ありがとう!開けて良い?」

姉「いいぞ」

妹「姉さんも開けてみてよ!」ガサガサ

姉「わかった」

妹「わぁ……ってまた目覚まし時計!?何年目覚まし時計なのー…?」

姉「うむ、朝の弱いお前には最適だと思ってな。特にそれは去年までのと一線を画してうんぬん…」

妹「も、良いから!あ、ありがとう姉さん」

姉「む」

妹「それより私のプレゼント…開けた?」

姉「今から開けるぞ」

姉「口紅…」

妹「へっへー」

妹「姉さんそんな化粧しないでしょ?今のままで充分キレイだけど…」

妹「たまにはこういう色っぽさ出すのも良いと思うよ?」

姉「…私には似合わんさ」

妹「やってみなくちゃ分かんなーい!」

姉「むっ…!こ、こら…」

妹「……よしっ、できた」

姉「うう…」

妹「おお」

妹「想像以上に…これは…なかなか…」ゴクリ

姉「む…」

ピンポーン

姉「お」

妹「頼んでたピザじゃないかな」

姉「む、頼むぞ」

妹「もう…コタツに潜らないでよ」

妹「はいはーい、今開けますよ」

ガチャ

妹「…って」

男「や、やあ…」

妹「……何しに来たんですか?」

男「えと、さ…渡したいものがあって」

妹「姉さんは…」

妹「あなたの事が大好きで…だからこの前の事も許した」

妹「…私は納得してませんけど。それで今回も姉さんはあなたとクリスマスを過ごしたいと思ってたはずなのにはぐらかされてたみたいで」

男「それは…」

妹「これ以上姉さんを振り回さないで」

男「………」

妹「悪いけど…今日は帰って下さい」

男「ごめん…けど、これだけ言わせてくれ」

男「俺は、姉さんが本気で好きだ。姉さんのいない生活は考えられないほど」

妹「口じゃいくらでも言えますよね」

男「…そうだよね。これ、お二人に。じゃ」

トテトテ

姉「…ピザまだか。」

男「あ…」

姉「…あ」

妹「ね、姉さん…」

姉「い、一体こんな日にどうしたんだ」

男「…クリスマスだからね。プレゼントを、と思って」

姉「君は…忙しいのではなかったのか」

男「それに手間取っててさ」

姉「…プレゼント?」

姉「む、開けるぞ」

妹「…わぁ」

姉「マフラー…手編みか」

男「俺さ、女の子は何が喜ぶんだろうと思って考えたんだけど…」

男「これくらいしか得意なものが無くって…女っぽいよな」

姉「…そんなに悩まなくても」

男「…え?」

姉「君のくれるものは何でも嬉しいに決まってる」

男「……良かった」

男「じゃ、俺はこれで…」

妹「………」

姉「…ま、待ってくれ」

男「…」

姉「その…あの…」

姉「君が…もし、もし良かったなら、上がっていってくれないか?」

男「え…」

妹「……クスッ」

妹「あーあ、姉さんがそう言うんじゃしょーがないなー」

妹「今回も姉さんに免じて許してあげますっ」

男「妹さん…」

妹「…それと、私にもマフラーくれましたからね。ふふっ」

姉「何はともあれ、寒いだろう?中へどうぞ」

こうして、クリスマスのよるはしずかにふけていくのでした


おわり

姉「…もしもし、今なんと言った」

男「だ、だから…明日プール行かない?友達からチケット格安で譲ってもらったんだ」

姉「君と…プールか…」

男「プール、嫌だった?」

姉「む、そうでは無くてだな…」

姉「行こう」

男「お!じゃあ明日迎えに行くね。んじゃ」

姉「ああ」ガチャン

姉「…楽しみだな」

妹「ええっ?こんな寒いのにプールぅ!?」

姉「いや、結構人気のある大きな室内の温水プールで冬場も足が途絶えないそうだ」

妹「ふーん…」

姉「…問題はそこでは無いんだ」

妹「なにか問題があるの?」

姉「その…私は、か、可愛い水着を…持ってない…」

姉「学校指定の水着しか…無いんだ」

妹「なら…」

姉「?」

妹「今から買いに行かない?今だったら○○でバーゲンセールがあったはずだし」

姉「む、よし行こう」

姉「…む、結構色んな種類があるんだな」

妹「姉さんくらいだよ?スクール水着しか持ってない女のコなんて」

姉「そんな機会無かったからな」

妹「だからこそ!ここで可愛い水着選んじゃお?」

姉「む」

妹「これなんかどう?」ピラッ

姉「ビキニだと?」

妹「色は黒や赤、白が姉さんに合うんじゃ無いかな」

姉「す、少し大胆すぎやしないか?と、特にヒップの辺りが…」

妹「何言ってんの!姉さんはスタイル悪くないんだしこれくらいの着ないと勿体無いよ!」

姉「…とりあえず試着してみる」

ガサゴソ

妹「……」ワクワク

姉「ど、どうだ…」

妹「……良いもん見せてもらいました」

妹「良いの買えてよかったね、姉さん」

姉「む」

妹「…でも姉さんの水着姿が他の人に見られるのイヤだなあ」

姉「くだらん」

―翌日―

男「迎えに来たよー」

姉「む、やっと来たな」

男「おはよ…って目、赤っ」

妹「おはようございます、男さん」

妹「ふふ、姉さんったら今日が楽しみだったみたいでなかなか寝付けなかったみたいですよ」

姉「こら、余計なことを」

男「んじゃ着替えたらあそこに来てね」

姉「把握した」


―――――――――――


男「ど…どんな水着なんだろ…どうしても期待してしまう」

姉「ま、待たせたな」

男「姉さん…」クルッ

男「!!」

姉「へ、変じゃないか…?」

姉「……っ…そんなジッと見るな…」

男「………」ジーッ

姉「恥ずかしい…だろっ…」

男「その儚げな白い柔肌に吸い付くような黒いビキニがとても映えるッッ」

男「その少し平均より大きなバストとキュッと引き締まったヒップでご飯三杯はいけるゥ!!」

姉「………バカ」

男「あ、波のあるプールだって。これ面白そう」

姉「だ、駄目だこれは」

男「へ?何で?」

姉「よくあるだろう?波が過ぎたあとビキニが流されるということが」

男「いやいや、漫画だけだってそんなこと。それに」

姉「む?」

男「もし流されても俺が周りの男共から守るから」

姉「…なんだか納得出来ないな」

ザッパーン

姉「…!」

男「うおっ、結構波が激しい」

姉「やっぱり…ビキニが」

男「大丈夫だいじょーぶ!」

姉「!でかいのが来るぞ」

男「ホントだ!うわぁっ!」




姉「ふぅ……激しいプールだなここは。君はだいじょ……」

男「あ、姉さんビキニ大丈夫だったみたいだね。やっぱり心配無かったじゃないか、はははっ」

姉「………そ、その…仁王立ちはやめてくれ」

男「…ん?」

男「ぬわぁぁぁぁぁ!!!無い!無いぞ海パンが無い!」

姉「……まったく」チラチラ

―――
――


男「ふう」

姉「…少し泳ぎすぎて疲れたな」

男「色々回ったもんね、そりゃ疲れるよ」

?「あっ、男君じゃない?」

男「…ん?」

女「やっぱりそうだー!男君変わらないねっ」

男「女か、久しぶりだね」

姉「…む」

男「一人で来てたのか?」

女「ううん…友達と来てたんだけどはぐれちゃって…」

男「そうか、大変だなあ。…あ、姉さん、この人は女って言って昔の友達なんだ」

姉「……どうも」コクリ

女「わ、綺麗な人っ。こんにちわー、私女って言います」

女「男の幼なじみ兼元カノでーす」

男「う、ウソつくなよ!姉さん、こいつ嘘つきでさ…」

姉「なん…だと?」

男「女、姉さんは」

姉「“現”彼女だ」

女「……そーなんだ」

女「それより、みんなとはぐれて心細いの!…友達が見つかるまでで良いから一緒に居ていい?」

男「まあ…しょうがないな。ごめんね、姉さん」

姉「……べ、別に構わないぞ(余裕を持て、持つんだ)」

女「わっ…とと」ポス

男「おい、大丈夫か」

女「うん…ちょっと目眩がして、ごめんね?」

男「歩けるのか?」

女「ん…支えが無いと無理かも…」ニヤリ

姉「(こいつ…!)」

男「うーん…どうしようか」

女「おんぶが良いなっ」

姉「(…何を言い出すんだ)」

男「え?おんぶはちょっと…。ねえ、姉さん?」

姉「む、そうだな(よしよし、さすがだ)」

女「えー!?人でなし!」

男「…しょうがないなあ…」

女「ありがと~」

姉「!!」

続きが気になって眠れない…
明日は大事なプレゼンがあるのに…

>>293
寝なさい

姉「む…なんだか私も目眩がしてきたぞ」

男「二人とも気分悪いのか…ちょっと座ろうか」

女「ええ~?おんぶは?」

男「子供かお前は」

姉「む」

姉「(しかしこいつ…さっきから彼を誘惑しようとしてるのか?か、かかか彼女が側にいるというのに)」

女「……」ニヤリ

姉「あ!また笑ったな」

男「…姉さん?どうしたの?」

姉「い、いや気にしないでくれ」

男「ごめん、トイレ行ってくる」

姉「(最悪のタイミングでトイレに行くとは…。五分以上かかったら大きい方だと見なしてやる)」

姉「(しかし…ピンチをチャンスに変える!)」

姉「女さん、と言ったか…友人を探さなくていいのか?(さりげなく、さりげなく)」

女「うーん…」

女「こんな広いとこで一人で探すより知り合いと一緒にいた方が安全じゃない?」

姉「それもそうだが…。あぁ迷子センターにでも行ったらどうだ?その体型だとちゃん付けで呼ばれるかもしれないが」

女「くっ…」

姉「(とりあえず胸の大きさでは勝ちだな)」

女「姉さんってイヤミな人なんだね…男君がかわいそう」

姉「彼はこういう性格も含めて私を好きだと言ってくれるんだ(多分)」

姉「だから何も心配が無い(おそらく)」

女「ムカッ!…そ、そういえば男君ってあんまり大きな胸は好きじゃ無かったような」

姉「む、何を言うんだ。男君はここに来たとき私の胸を誉めてくれたんだ、そんなはずはない」

女「中学の時は幼児体型万歳とか言ってたけどなあ…」

姉「な、なんだと」

女「あの頃はお互い若かった…場所なんか関係なくお互いの体を求めあっていたなぁ」

姉「やめてくれ、彼はそんなことはしない。だって私達はキスもしていない…」

姉「ハッ」

女「……」ニヤァ

女「ほうほう、キスもしていないと」

姉「しまった…!」

女「高校生ならキスはもちろんキス以上のことも興味持ち始める年頃ですよね?」ニヤリ

姉「わ、私達は健全なお付き合いを前提として…」

女「…これって男君があなたに女としての魅力を感じてないのでは?」ニタニタ

姉「そ…違う…彼は、彼は」

姉「きっと私に欲情しているはずなんだ!!」

シーン

女「うわぁ…」

姉「こ、この冷たい空気は…」

ヒソヒソ…

欲情だなんて…
ホント、最近の高校生は…

姉「………」モジモジ

姉「…しまった」

女「この…痴女め~!」

姉「なんだと?お前も同じようなことを言ってたくせに」

女「うるさい…そうだ、その胸が憎たらしい!」

姉「無いものを僻むんじゃない…ふっふっふ」

女「うりゃー!」

姉「む、やる気か」

男「…おい女」

女「あっ!男君」

男「姉さんに何しようとしてんだ」

姉「(しめた…これは甘えるチャンス)」

姉「うう…女さんが突然襲いかかってきて怖かったぞ」ピト

女「なぁに男君にくっついてるのよこの痴女ー!」

男「む、むねが…当たって…」

姉「む?よく聞こえないな」

女「はーなーれーなさいよー」ガルルル

姉「断る、彼は渡さん」ムギュ

男「マズイ、落ち着け俺…エレクトしてやがる…」

女友「あーっ!こんなとこにいたの!?」

女「うがー…って」

姉「む?」


女「友!」

女友「まったく…迷子放送流してもらおうと思ったわよ」

女友「ごめんね、男。せっかく彼女さんとデートしてたのに…」

男「い、いや…気にしてないよ…」

女「まだコイツに話が終わってないわ!」

姉「胸が人並みに育ってきたら相手をしてやるぞ」

女「な、なんですっフガフガ」

女友「はいはい、帰ろうか」

女友「彼女さん…ホントごめんね?」

姉「む、貧乳は敵だ…が君は仲間のようだ」

女「~~!」

女友「あ、あはは…」

女友「それじゃあね、お二人共」

―――
――


男「やっと解放された…」

姉「嵐のような女だったな」

男「姉さん…」

姉「む」

男「あいつもそんな悪いヤツじゃないんだ、ただ構ってほしいだけだと思うんだ」

男「都合良いかもだけど…許してやってくれないか?」

姉「…これからの君の態度によるな」

男「………なるほど、飯奢るよ」

姉「…違うな」

姉「飯よりも何よりも大事なことだ」

姉「私は…君をど、独占したい」

男「……え?」

姉「君と他の女には関わってもらいたくない、わ、私だけを見てほしいんだ……」

男「……」

姉「……す、すまない。自己中心的な考えだったな」

男「……いいよ」

姉「…む?」

男「俺も…姉さんの全部を俺のものにしたい」

姉「ど、どうしたんだ」

ギュッ

姉「こ、こら…周りの人が見てるぞ」

男「周りなんか関係ない…もう気持ちが抑えきれないんだ」

姉「…む」

姉「君は結構大胆な男だったんだな」

男「…姉さんこそ」チラ

姉「今、胸を見たな」

男「えー?何のことかなあ」

姉「…君になら、見せても良いんだがな」

男「っ」

姉「半分冗談だ」

男「な、姉さん」

姉「なんだ」

男「今更になるけど…君と付き合う男がこんな奴で良かったのかな」

姉「………」

姉「…君は、最初は本気では無かったと言っていたな」

男「……ああ」

姉「あのことを私は、実は責める権利なんて無かったんだ」

姉「…恋愛に関してはズブの素人の私は告白そのものが嬉しかった」

姉「私は、君自身ではなく恋に恋をしていたんだ」

姉「…だから、お互い様だったってわけだ」

男「………そうか」

姉「そうだ」

男「じゃ、今は?」

姉「訊くまでも無いだろう」

姉「…君はどうなんだ」

男「……訊くまでも無いだろう、なーんて」

姉「む、くだらん」ギュ

男「!!(む、胸が腕に…)」

姉「何を驚いているんだ。さ、帰ろう」

男「…おうっ」



―自宅―

妹「…………遅いっ」



おわり

書くこと無くなってきた

てか3日ルール無いのな

姉「帰るか」

妹「うん」

ガタッ

姉「む」

姉「なんだこれ」

妹「ピンクの便箋…もしかしてラブレターじゃないこれ?」

姉「なんだと」

妹「あ、でも姉さんには男さんがいるからもう必要ないね」

姉「一応中身をチェックしなくては、万が一の場合があるからな」

妹「万が一って…。素直に喜んだら良いのに」

男「や、お二人さん」

姉「!」バッ

妹「ども、男さん」

男「…姉さん、今何か隠したでしょ」

姉「なにがだ」

―自宅―

妹「…そこまでラブレター読みたかったの?」

姉「これを邪険に扱うということは出してきた相手に申し訳ないからな、こちらもそれに応えるんだ。なに、私は彼一筋だから安心しろ」

妹「じゃ、読んでみよーよ」

姉「む」ペリペリ

妹「えーなになに…『父帰る 父より』…」

姉「そうか、父からか」

妹「あ、なーんだ。父さんからの手紙かー…」

妹「ってオイ!!」ベシッ

妹「突っ込んでよぉぉぉぉ!明らかにおかしい点が沢山あるってばぁぁぁ」

姉「…確かに突然帰ってこられてもな」

妹「そこ!?」

父「ただいまー」

ガチャ

妹「もう帰ってきたよ!」

父「どうだ、たった二人の暮らしは」

姉「それなりに」

父「そうかそうかー。でな、いきなりだが父さん向こうで再婚することになった」

姉「む、そうか」

父「そこで、お前らも連れて行こうと思うんだがどうだ?」

姉「…!」

妹「帰ってきて早々メチャクチャ言わないでよ!」

父「…やはり予想通りの答えか。しかしな父さん、向こうの国でしか結婚出来んのだ」

妹「勝手に結婚したら!?元々勝手に出ていったんだから!」

姉「た、確かに早急すぎるぞ」

父「だがなあ…今の少ない仕送りじゃ生活が厳しいだろ。父さんの結婚相手は大富豪だったんだ、逆タマだぞ」

父「金で相手を選んだわけじゃないが、お前らにも贅沢させられる。何より相手は子供が欲しいらしい…生めないから余計に」

妹「はぁ…この人の自己中さには呆れてものが言えないわ」

父「ま、まあ虫が良すぎるとは思うが…」

妹「私は、姉さんさえいれば貧乏でも構わないの…」ポッ

姉「(…やはりこいつらは親子だな)」ゾクッ

姉「…私は絶対にここを離れんぞ」

妹「そ、そうよ!姉さんには(不本意だけど)恋人がいるんだから、外国行きたがるわけないじゃない」

父「なん…だと…?お前恋人がいるのか、父さんの知らないとこで勝手に作りおって」

妹「どこかのおバカは勝手に結婚相手作ったけどね」

父「どれ、どんな男か見てやる」

姉「だ…駄目だ!父に見せると何されるか分からん」

父「…つまらん奴だ」

父「…で、お前達本当についてこないんだな?」

妹「うん」

父「そうか…ならさらばだ!」

ガチャリ

妹「………」

妹「いきなりきてあっさり帰ったね…」

姉「未だにあの男の遺伝子を受け継いでいるとは思えん」

妹「私も…」

姉「(お前は一部受け継いでいるぞ)」

―三日後―

姉「む、父から手紙が来たぞ」

妹「えーまたー?」

姉「なに…『こんにちは、父さんは新しい生活に嬉し恥ずかしの日々を送っています。この前はお前達の元気な姿を見て安心したよ。困ったことがあったらすぐに駆けつけるからね』……む、結婚相手とのツーショットが入ってるぞ」

妹「……」

姉「『ジョーと父』、か…。なかなか逞しいな」



おわり

なんか・・・ごめん・・

>>427
最初から匂わせてたし大丈夫

妹「好きです…姉さん」

姉《私もだ》

妹「姉さんのこと、もっと知りたいです」

姉《私もだ》

妹「嬉しい…。さあ、二人で大人の階段を…」

姉《私もだ》

妹「………はぁ」ピッ

妹「よし、もっと姉さんの声を録音して色んなシチュエーションが(妄想)出来るようにしなきゃ」

妹「って気持ち悪いよね、こんなの姉さんに知られたら口聞いてもらえないよ…」

妹「姉さん姉さーん」

姉「む」

妹「服にお茶こぼしちゃったー」

姉「こんなに濡らしてみっともない…って何故そんなことを報告するんだ」

妹「っと…ありがとう!」

タタタタ…

姉「…変なヤツ」

ガチャ

妹「…狙い通りだわ」ピッ

姉《こんなに濡らしてみっともない…》

妹「姉さん…もっといじめて下さい」

姉《こんなに濡らしてみっともない…》

妹「……ふぅ。こんなことしても虚しいだけなのに」

コンコン

姉「入るぞ」

妹「な、なに?姉さん」

姉「いや…服を濡らしていただろう。タオルを持ってきたんだが」

妹「ありがと、入って」

ガチャ

姉「む」

妹「(…なんか姉さん男さんと付き合いはじめてから優しくなったよね。嬉しいけど複雑…)」

妹「姉さん」

姉「どうした」

妹「男さんとは…もうしたの?」

姉「な、なななナニをしただと!?そそそんなか、関係じゃないぞぉ」

妹「…姉さんのえっち、キスはもうしたの?」

姉「あぁ…そっちの方か。ま、まだしてないぞ」

妹「(ちょっとホッとした…けど姉さんのことを思ったら)」

妹「だ、ダメだよ!もっと積極的にいかなきゃ(……はぁ)」

姉「き、嫌われたりしないか?」

妹「誰だって姉さんみたいなキレイな人に迫られたら何でもしちゃうよ(これは本音)」

姉「…む」

妹「(あぁもう!そうやって考えこんでる姿も可愛い!)」

妹「とりあえずシャツ着替えるね」

ズルッ

妹「キャッ!?」

姉「!!」

ドッシーン

妹「つっ……わ!」

姉「…重いぞ妹」

妹「(こんな…押し倒してるみたいな格好で…り、理性が)」

姉「む」

妹「姉さんっ」

姉「妹…」

妹「(姉さん、まだキスしてないんだよね…)」ゴクリ

姉「…甘えたいのか」

妹「えっ?」

姉「最近、お前の様子がおかしいからな。心配していたんだぞ」

妹「姉さん…」

姉「それに、私も随分励ましてもらった」

姉「存分に甘えてくれ」

妹「(私そんなに綺麗じゃないよ…。姉さんで妄想する悪い子だよ…)」

姉「…ん?どうした」

姉「…ほら」ボフ

妹「!!(ね、姉さんの胸が胸が胸が!!)」

姉「さ、何でも言え」

妹「…頭、なでなでして」

姉「こ、こうか」ナデナデ

妹「ふふっ」

妹「へへー」モミモミ

姉「こ、こら」

妹「私ももう少し大きかったら、姉さんに勝ったのになあ」

姉「む、これは姉の威厳という奴だ」

妹「ふふっ、何だそりゃ」

姉「他には…してほしいことないか?」

妹「……一緒にお風呂入りたい、一緒のお布団で寝たい」

姉「やれやれ」

なんか普通の漫画読むより面白いな

くだらん

















HOO!! SHU
保守

保守
ピース

俺が保守せず誰がやる!!

保守
主はやく…

くだらん

おいついた

姉イメージがこいつなのは俺だけなんだろうか
http://www1.atwiki.jp/toradora?cmd=upload&act=open&pageid=19&file=up49532.jpg

>>483
それ何のキャラ?自分の姉イメージにぴったりだ

姉「ちゃんと戸締まりしたか」

妹「うん」

姉「なら寝るか」

妹「うん!」

パサッ

妹「………」

姉「………」

妹「………」

姉「………」

妹「……寝た?」

姉「む、起きてるぞ」

妹「………」

姉「……?」

妹「寝た?」

姉「もうすぐな」

妹「…私、姉さんが好き。姉さんは?」

姉「お前と同じだ」

妹「それはどんな意味の?」

姉「…家族愛的な意味で」

妹「ふーん…そっかぁ…」

妹「………」

姉「………」

妹「…私もっ」

姉「そうか」



―翌日―

妹「えと、何かな?」

クラス男「……っ」スゥッ

クラス男「お前のことが…す、好きだ!付き合ってくれ」

妹「ごめんなさいっ」ペコッ

クラス男「そ、そんな…」トボトボ・・・

妹「…ふーっ」

姉「見てたぞ」

妹「わっ!姉さんっ!」

姉「今の…」

姉「なかなか良い男だったな、勿体無い」

妹「おおっ、姉さんはあーゆーのが良いんだ?男さんに言いつけちゃおっと」

姉「ま、待つんだ!」

妹「へへ、なら今日のお昼はA定食で手を打とうじゃないかー」

姉「…む、姉さんを脅す気か」

妹「わははー」

妹「(いつか私も姉さんみたいに好きな人が出来るのかな…)」

妹「でも、今はこのままで…」

姉「む、何か言ったか」

妹「なーんでもっ」



おわり


始まってた!
くだらん保守アゲ
そして続ききぼん

>>484
とらドラ!wikiより

狩野 すみれ(かのう すみれ)
声 - 甲斐田裕子
3年生。常に成績トップをキープしている女生徒会長。特待生。
さらには剣道と、合気道の有段者で、視力も測定不能な程に良いという超人ぶり。
そのあまりにも男勝りで親分肌な言動から、頼れる兄貴のような位置にあり、「兄貴」「狩野姉妹の兄のほう」と生徒等から呼ばれることも。
2つ下に「さくら」という妹がいる。実家は地元密着型のスーパーマーケット。トラウマになっているため、ヘビがとても苦手。アルコールに大変弱い。
生徒会長の任期満了とともに、宇宙飛行士になるための一歩としてアメリカへ留学した。

今アニメもやってるけど、まだ9話くらいまできて、まだ数秒しか出演してないはずw

ちなみに喋り方もかなり似てるぞ

唯一違うのは人気ってとこか

これなに?
つ保守



保守ダァー

妹「保守していい?」

姉「くだらん」

姉「………」ズルズル

妹「……」ズルズル

妹「あー美味しかった、ごちそうさまっ」

妹「姉さん」

姉「ふぁんだ」ズルズル

妹「そろそろ出よっか。人が沢山集まるし、余裕持って行きたいじゃない?」

姉「ひょっほはへ」ズルズルズルズル

きたああああああああああああああああああああああああああ

ガチャリ

妹「…うくっ」ブルッ

妹「さむっ…」

ガチャ

姉「!?」

姉「……やっぱり家に居よう」

妹「ちょちょちょ姉さーん!?」

妹「男さんも一緒に行くのに良いのー?」

姉「……」ピタリ

姉「……そうだったな、さあ行こう」

姉さんかわいい…ポニョ

姉「…くっ…」

姉「寒いが彼のことを思いながら歩けば…」

――――――――――――――

男「ひゅ~…さむ゛っ」

妹「男さん、こんばんわー」

男「あけまして…はまだ気が早いね。こんばんわ、妹さん」

姉「寒い…」

男「姉さんもこんばんわ」

姉「温めてくれー」

姉「神社まで…あとどれくらいだ」

妹「うーん…二時間かな」

姉「そ、そんなに…」

男「だいじょーぶ、みんなで喋りながら歩けばあっという間だって」

姉「うう…」

男「?」

男「そういえば、姉さんポニーテールにしたの?」

姉「ああ…ど、どうだ似合うか」

男「すっごく可愛いよ!似合ってる似合ってる」

姉「君に褒められるとう、嬉しいな…」

妹「…今日はノロケがくるの早いね」

?「待~ち~な~さいよ~」

男「…女!?どうしてここに!?」

女「はぁ…はぁ…」

姉「む」

妹「えと…どなたさま?」

男「あ、幼なじみの」

女「男君の彼女の女だよ!よろしく!」

妹「え…男さん!」ジトー

男「こいつの言うことは九割方嘘だから…ってそんな目で見ないで…」

妹「姉さんを泣かせたら…」

姉「妹、私は分かってるから安心しろ。この貧乳は彼につきまとう害悪だ」

女「貧乳ってオイ!害悪ってオイ!」

妹「…とりあえずパワフルな人ってことは分かった」

女「いやーそれほどでもー」

姉「褒めてないぞ、とツッコンで欲しいのか貧乳?だが私はツッコまないからな」

男「またややこしいことに…」

男「お前も神社に行くのか?」

女「うん、そーだよ」

女「一緒に行きたい…ってとこだけど私は友達と行くからまったね~」

姉「…次会うときは容赦せん」

妹「何を!?」

男「まあまあ」

姉「とにかく寒い…」

男「はい」

姉「何だ、なにかくれるのか」

男「…っじゃなくて手、繋がない?」

姉「む」ギュッ

姉「…温かい」

妹「………」

男「あ、妹さんも…どう?」

妹「…姉さん」

姉「む?」

妹「手を握るくらい許してね」ギュッ

男「妹さん…」

妹「べ、別に寒いからなんだから」

姉「……アウトのラインスレスレだがな、特別に許してやる」

男「(周りから見ると…結構羨ましい状況なんじゃないかこれ)」

くだらん

妹「ラムネ」

男「ネズミ」

姉「ミルク」

妹「クルミ」

男「み…ミイラ」

姉「ら…ら…」

姉「ら…らら…」

妹友「あ」

妹「おっ」

妹友「ぐ、偶然じゃーん…」

妹「そ、そーだね、なら偶然ついでに一緒に神社行かない?」

姉「…?」

妹友「そーしよー!…てなわけで妹さんもらってきますね」

妹「じゃーねー」

妹「あ、そうだ」

妹「男さん、『偶然にも』姉さんと二人っきりになったからと言って変なことしないでくださいね」ズイッ

男「り、了解っす」

姉「ら…ら…」

男「(…もしかして、俺たちに気を遣ったのかな)」

姉「ら…ら」

姉「ラモス!」

男「古ッ」

姉「む、妹がいないぞ…」

男「妹さんなら、さっき友達と神社行くって言って別れたよ」

姉「そうか」

姉「……と、いうことは二人っきりか…」ドキドキ

男「………」ドキドキ

男「(妙に気恥ずかしい…)」

姉「寒いな…」

姉「よし、姉さんが特別に何か飲み物をご馳走しよう」

男「それじゃ、お言葉に甘えようかな」

姉「おーっと、何ということだ!所持金が丁度ジュース一本買えるくらいしか無いぞぉ」

男「あ、だったら俺が出すよ」

姉「いやいや、私が言い出したのだから私の金で買わなくては…しかし一本しか買えないとなると…」チラチラ

男「……?(何が言いたいんだ?)」

姉www狙いすぎwwww

姉「……」チラチラ

男「だから俺が」

姉「待て待て、君に悪いだろうそれは」

男「む…」

姉「まぁとりあえず買ってから考えよう」

姉「おしるこを、ポチっとな」

ガタン

姉「おしるこは一本しかない…私達は二人…」

男「あ、じゃあ俺は我慢するから姉さん飲んでよ。人一倍寒そうだし」

姉「いや、もっと他に解決策がある気がするんだ」

男「解決策?」

姉「何だろうな…喉まで来てるんだが…」

男「あ、俺がもらっていいの?」

姉「違う」

男wwwww察せwwwwwwwww

姉「………」

男「……?」

姉「…ま、開けようじゃないか」キャポッ

男「なら先に姉さんが一口飲んで、それから俺に一口ちょうだい?」

姉「その言葉を待っていた」

姉「だが先に飲むのは君だ」

男「お、これうまいなー。はい、姉さん」

姉「あ、ああ…」

姉「…っ」ゴクッ

姉「いいか…飲むぞ…缶に、唇をつけるぞ…」

男「…そーいうことか」

姉「んっ」クイッ

男「み、妙に艶っぽいな」

姉「いいか…飲むぞ…缶に、唇をつけるぞ…」

ばwwwwかwwwwwwww

ぜんぜん関係ないんだが聞いてくれ
昨日俺をフッった元カノがケータイ取り上げられたんだってm9(^Д^)プギャー
    +        ____    +
      +   /⌒  ⌒\ +
   キタ━━━//・\ ./・\\━━━━!!!!
    +   /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  +

        |      トェェェイ     |
     +  \    `ー'´     /    +
     _|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_

     >                  <
   /  ─ /  /_ ──┐ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
 \/  ─ / / ̄ /   /  | ̄| ̄ 月 ヒ | |
  ノ\ __ノ   _ノ   \   / | ノ \ ノ L_い o o

>>574
え、オチは?

ごめん爆睡してた

姉「…む」

姉「やはりか」

妹「どうしたの姉さん?」

姉「いや、ちょっとな」

男「姉さん、妹さんおはよう」

妹「あ!男さんおはようございます!」

姉「おはよう」

男「ん?姉さん元気ないね」
男「どうしたの姉さん?」

姉「 保守だ 」

妹「このスレもそろそろ700件超えるだね」

姉「そうだな」

妹「あーあ、1000件になると私とお姉ちゃんの話も終わっちゃうのかな」

姉「……」

妹「せっかくお姉ちゃんも男さんと仲良くなれたのにね」

姉「……」

妹「お姉ちゃん?やっぱり寂しいの?」

姉「まぁ、それなりに…な」

姉「それにお前とも」

妹「え?」

姉「こうして話せなくなる」

妹「お姉ちゃん…」

姉「当たり前だった日常が失われるのが一番辛いことなのかもしれない」

妹「お、お姉ちゃんがそんなこと言うなんて珍しいねっ」

姉「私がここまで変われたのもお前のおかげだ」

妹「そっ、そんなことないよ!それはお姉ちゃんが」

姉「ありがとう」

妹「む…」

湯川「コーヒーでも淹れよう」

これってこの前のラブレタースレと同じ人が書いてるんだよね?

姉「ん」コクンコクン

姉「…ついに間接とは言えキスをしてしまった」

男「また大げさな」

姉「…大げさじゃないぞ、私はこういう小さなことも大切にしたいんだ」

男「(無理矢理この状況を作ったくせに…)」

姉「む、もう飲んでしまった」

男「温まったけど、やっぱり二人で一本はちょっと物足りなかったね」

姉「仕方ない、もう一本買うか」

男「コラコラコラコラ」

保守やら絵やらこんなやつのためにありがとうみんな

>>671
心当たりないな

姉「寒いな…」

男「今年は特に寒いらしいよ」

男「台風が来ない年って来る年より寒くなるんだって、知ってた?」

姉「…知らなかったな。しかし今年は君という台風が来たのに暖かくないぞ」

男「……」

姉「あぁ、心が温かくなったな」

男「うまいこと言っちゃって」

姉「あとどれくらいなんだ」

男「もうすぐみたいだよ。神社に行く人なのか歩いてる人が増えてるし」

姉「やっとか…うっ!」グキッ

男「姉さん!?」

姉「なんでこんなところにくぼみが…」

姉「いたた…あと少しだというのになんたる不覚」

男「ひねっちゃったのか……よし!」

男「姉さん、乗って」

姉「む?」

男「おんぶするよ、そんな足で歩いたらまたひどくなるって」

姉「む、すまん…」

姉「ただこれだけは言っておく。今回のはわざとじゃないぞ」

男「はいはい、分かってるって」

男「…しょっと」グッ

姉「重くないか?」

男「大丈夫、それより女の子なんておぶったこと無いからドキドキしたりして」

姉「…私もおぶられるのは初めてだ」

男「乗り心地はどう?」

姉「このままどこかに連れ去られても文句が言えないほど良いぞ」

男「なんとも言えない感想をありがとう」

男「(なんかふにゃふにゃして柔らかいな、姉さんって)」

姉「…すまん」

男「えっ、いきなり何を謝った?」

姉「コート着てるからな、胸の感触が無いだろう」

男「オッサンみたいなこと言いおって」

姉「ひゃうっ!」

男「姉さん、どうした!?」

姉「い、今誰かにお尻を攻撃された」

男「なんだと!誰だ!?」

B「うぃーす」

姉「な、なんだBか」

男「?」

B「姉ったらおんぶしてもらってラブラブだね~。熱い!熱いぜ!」

姉「まあな」

B「ではお先!ブーン!」タタタタタ

男「こ、個性的な友達だね」

姉「…まあな」

姉「む、あそこに歩いてるのは…?」

男「ん?また友達?」

A「!」

姉「そうみたいだ」

A「…!」トテトテ

A「こんばんは、姉さん。それと彼氏さん」

姉「ああ」

男「こんばんわー」

A「ここの神社って遠いんだねー。お母さんと来なかったらきっと迷ってたよ」

姉「確かにな。A一人では不安だ」

A「もぉー、姉ったら」

A「あ、お母さん待たせてるからまた後でね、バイバーイ」トテトテトテ

男「…ほんわかしてる子だね」

姉「あれがAのいつも通りだ」

男「着いたよ…っと」

姉「む」

男「…おりないの?」

姉「くっ…足が…」

男「…みんなに見られて恥ずかしくないなら良いけど」

姉「おりる」ヒョイッ

姉「だが、手は…」

男「分かってる。繋いだまま、だろ?」

姉「む」

あとごふーん!

男「お、もうすぐカウントダウンだ」

姉「なあ」

男「ん?」

姉「…今まで孤独だった私に友達が出来た…そして、き、君というかけがえのない人に出会えた。沢山の幸せをもらった」

男「………」

姉「だが、とても不安なんだ。最近よく夢を見る」

姉「目が覚めると昔の私に戻っている夢だ。君も、AもBも貧乳もいない…妹に嫉妬するだけの日々」

あとよんふーん!

男「…これからさ」

姉「む?」

男「来年は受験でバラバラの大学に行くかもしれない」

男「いや、もしかしたら明日にも姉さんか俺のどちらかが外国に引っ越すかも」

姉「……」

男「…いつまでも一緒にいられる保証なんかどこにも無いんだ」

姉「でも…」

男「だから、今が大事なんだ。姉さん…俺はここにいるよ」

姉「………」

あとさんふーん!

あとにふーん!

姉「…やられた」

男「え?」

姉「やっぱり、君を好きでいて良かった」

あといっぷーん!

姉「………」

姉「私は…」

じゅう!

きゅう!

はち!

なな!

姉「君を…」

ろく!

ご!

よん!

さーん!

にーぃ!

いーち!

姉「…あいし」

ハッピーニューイヤー!!!!

ヒュー!

ワーワー!

姉「……む」

男「…聞こえたよ」

姉「なっ…なんだと…」

男「でも、もー一回聞きたいなぁ」

姉「………」

姉「い、一回しか言わないぞ」

男「おう!」

姉「あ…」





姉「愛してるぞ、男君」









おしまい




これにて二人の物語は幕を閉じます


保守してくださり、絵を投下してくださり…そして読んでくださった皆さんに感謝します

ありがとうございました

くだらないとは言えないとも言えないが、そうも言いきれなくもないな

3日以上かかるSSはもはやSSじゃない
SSスレの書き手にとって3日ルールは都合がよかったのにね

妹「姉さん姉さん」

姉「む、なんだ」


妹「まだ私達お話し出来るみたいだよ!」

姉「そんなバカな。ついこの前大団円を迎えたはずだ」

妹「私もびっくりしちゃったー」

姉「…と言っても別に話すことなんて無いぞ」

妹「う…姉さん悲しいこと言わないでよ…」

姉「あれからの彼との関係が知りたいのか」

姉「それはもう色々と済ませたぞ」

妹「…いや、進展してないでしょ」

姉「なぁ…き、きき君が君が好きだ!」

俺「…ふん、くだらん」

姉「!ま、まて…待ってくれ・・・」

俺「なんだ何か用でもあるのか」

姉「そばに居させてくれ」

俺「消えろ二度と俺の前に現れるな」

姉「・・・」トボトボ

妹「――あ、お姉ちゃん?何やってるんだろう?」

妹「おねぇ~ちゃん!よっ。どしたの?元気ないみたいだけど」

姉「!そ、そんなことないぞ…な、何でもない」

妹「・・・(お姉ちゃん…)」

俺「ん?なんだ貴様か」

妹「なんでお姉ちゃんにあんなこと言ったのよ!!なんでよ!!」

俺「やかましい!ぶっ飛ばされなかっただけありがたく思え!!」

妹「んな!?意味分かんない!お姉ちゃんが何をしたって言うの!?」

俺「ち、くだらん」

妹 ヒュン←平手

俺 ガシッ←掴む

俺「貴様、なめてやがるのか?」

 

ブンッ!!

妹「きゃああぁ!!!??」

ドンガラガッシャーン……

妹「いったぁ~ぃ…」グスン

俺「なんという脆い生物。ゴミめ」

キラッ!
妹「(ハ…これさえあればあんなやつ…)」

妹「ま、待ってよ!もう許さないんだから!」ダッ

ドン!

妹「…」

俺「…」

妹「は…ははは…!やった!やったわ!」

俺「…ぐ…貴様!?」

妹「お、お姉ちゃんやったよ!見て!こいつこんなに血を出して…ってあれ?」

俺「残念だったな。そんな攻撃でダメージを喰らうほどやわな鍛え方はしていない」

妹「そん・・・な・・・」

俺「覚悟しろ!俺を怒らせたのが貴様の運のつきだ!」

シャ!ガシ!ドン!ビリ!ビリビリビリ!

妹「い!?いやああああああぁぁぁぁぁ」

くるくるくる!ぽい!・・・ぽちゃ…

妹「・・・ぁ…あたしの服がぁ…」

妹「…グスン・・・ヒック…うぅ…」

男A「なんだ?何これ?おわ!これ女の服と下着じゃねーか…フヒヒ…w」

俺「あの女に伝えておけ。次はないとな」

妹「…うぅ…スンスン・・・ヒック・・・スンスン」


結局まだ落ちてないのか

残ってると恥ずかしいんだぞ!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月28日 (月) 17:19:51   ID: l2SNzWxN

ラストのやつなに?

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