姉「私のアナルがしゃべってる…」 (38)

姉「やだぁ…怖い…」

アナル「モォォォォ」

姉「何て言ってるの?」

アナル「ンモォォォォッ」

姉「お願いだから静かにして!」

姉「どうしよう…なんでアナルがしゃべるようになっちゃったんだろう」

アナル「スイヘーリーベ…」

姉「でっ…でも早く学校に行かないと!」

急いでトイレから出る姉

本日、大便をした。
どうも食べすぎでガスが溜まっているらしく、パンツを脱ぐと同時に
きばると「スフレ」と音がした。
それは音声に近かった。
大便は出ず、放屁のみに終わったのだが、わたくしは確かに聞いた。

「スフレ」

肛門が声帯の役割を果たしたのだろう。
さすがに「レ」の部分は微妙だったが、「スフ」までは確かに
人の声であった。
比較的やせ型の、30代前半の男性。
性格は温厚で、人当たりもいいが、しっかりと自分を持っていて
人前で自分の意見はしっかりと言う……そんなタイプだと思う。

この、わたくしの肛門から発せられた「スフレ」という声。
これはもう、人格が形成されていると判断し、見えざる声の主に
三田 信弘という名前をつけた。
条件さえ揃えば、、三田君は再びその美声を聞かせてくれると思う。

-電車

アナル「マイフレンド…」

クスクス クスクス

姉(もう!電車の中ではしゃべらないでよっ!)
ベシッ

アナル「アゥ」

女児「あのお姉さん お尻から声が聞こえるよ!」

マザー「見ちゃダメザマス」

クスクス クスクス

姉(恥ずかしいよぉ)
カーカッカッカァァァァ

-学校

姉「おはよう」

アナル「グッモ…」

あけみ「今日も姉は美しいなぁ」

ともえ「男も女も魅了するって すごいよね」

姉「そんなことないよ」

アナル「モォォォォッ」

姉「あっ…」

ハナコ「姉さん 今 尻から声がしただ!あだすは聞いたど」

姉「えっ?どういうこと?」

あけみ「お尻から声なんてするわけないじゃん!」

アナル「スイヘーリーベ…」

ハナコ「やっぱり しゃべっただ!!」

姉「もうっ…やだぁ…」

-トイレ

姉「もう!学校では しゃべらないでっ!」

アナル「メンゴ…」

姉「みんな…私のことカッコイイとかクールとか思いこんじゃってるから 勝手なことされると困るの!」

アナル「ボビン…」

姉「…ごめん…私もちょっと言いすぎちゃった」

アナルを優しく撫でる姉

先生「今日はテストだよ」

カリカリカリッ

姉(あれっ…ここの問題なんだったっけぇ)

姉(えーっと…えーっと…)

アナル「クリプトン…」

姉(えっ!?)

アナル「クリプトン…」

姉(ありがとう!あなたのおかげで助かったわ!!)
カリカリカリッ

-弁当の時間

ミキ「今日のテスト!元素記号のとこしか わからなかったよ」

あけみ「私も でも姉は全部わかったでしょ」

姉「ギリギリね」

姉(私は元素記号のとこがわからなかったのになぁ)

姉(やっぱりお母さんが作るからあげはおいしいなぁ)
バリバリッ

アナル「ハングリー…」

姉「!」

アナル「ハングリーハート…」

姉「ごめん!みんな!ちょっとトイレ行ってくるね!」

あけみ(もしかして生理?)

-トイレ

クパァ☆

アナル「アイムハングリー…」

姉「やっぱり!お腹が空いてたのね」

姉「ちょっと待ってね」

グイッ

からあげをとって
アナルに食べさせる

姉「おいしい?お母さんが作ったからあげなんだ!」

アナル「マイウ…」
ムシャムシャ

姉「そんなに急いで食べると お腹壊しちゃうよ」

アナル「ア…リ…ガ…アゥ」

姉「気にしないで…さっきのテストのお礼よ」

-お風呂

姉「はぁ」

姉が湯船に浸かる

アナル「ビクッ」

姉「あっ…ごめん…起こしちゃった?」

アナル「バブル…」
ブクブク

姉「水の中でしゃべると泡が出てくるの?これじゃあ 私がおならしてるみたいで嫌だなぁ…」

バシャ

姉「なんであなたは突然しゃべるようになったの?」

アナル「モォォォォッ」

姉「もう…やっぱり答えてくれない…」

-姉の部屋

アナル「ミーミー」

姉「心配しなくても ずっといっしょだから」

姉「なんでおまんこやクリトリスはしゃべらないのに あなたはしゃべれるの??」

アナル「ピーヤ」

姉「…」

姉(なにか特別な力でもあるのかな)

姉は最初 しゃべるアナルに驚いたが
どんどんアナルと打ち解けていき
アナルがしゃべるようになって
2週間が経ったある日のこと

アナル「ラスタ…」

ザワザワ

姉(もうっ…!!電車ではしゃべらない約束でしょ!)

アナル「アゥ…ラァァーッ」
ブルブル

姉(さっきからどうしたの!?)

アナル「コラップス…」

ブッ

姉「?!!」

ブリブリブリッ

ミチミチィッ

姉「?!?!?!」

なんとアナルが電車内で
ウンコを漏らしたのだ!!

姉はお腹は全く痛くなかった
これはアナルが勝手に『吐き出した』という表現が適切だろう

姉「キャッ…嫌ァァァァッ!!」

ザワザワ

『凄ェ!!』

『あんなかわいい娘がウンコ漏らしてるぜ』

姉「もう最悪!!なんてことするの!?」

アナル「アゥ…」

ダッ

姉は急いで電車を降り
駅のトイレにこもった

姉「うぅ…シクシク」
グスンッ

アナル「メンゴ…」

姉「謝って許せるわけないじゃない…ひどいよ…こんなの…ひどいよォォォォ…」

アナル「メンゴ…」

姉「嫌い!」

アナル「モォォォォ…」

姉「大嫌い!しゃべらないでッ!!」

アナル「抜いてください…」

姉「えっ」

アナル「ケツ毛をいっきに5本抜くと ワチキは消えます…」

姉「…」

姉「そう」
ブチブチブチッ

シュンッ

姉のアナルは普通のアナルに戻った

-家

姉「ただいま」
ガチャ

母「お姉ちゃん?!」

妹「お姉ちゃんッ!!!!」

母「大丈夫だった?!どこもケガはない!?」

姉「プライドはズタズタだけど ケガは…ないよ…??」

妹「あ…あのねェ…お姉ちゃんがいつも乗る電車が脱線事故起こしたんだぁ…乗客の人はみんな死んじゃったみたい…それで帰りも遅いし…」

妹「ずっと…お姉ちゃんが…死んだって思ってた…!!」

母「本当に生きててよかったわ」

姉「えっ…!?いったいどういうことなの?!」

脱線事故を起こしたのは
たしかに姉が乗っていた電車だった
あのまま次の駅まで行けば確実に姉も
事故に巻き込まれて死んでいた
しかし 姉が…いやアナルが
いきなりウンコを漏らして電車を降りたことで
姉は事故には巻き込まれなかったのだ

きっとアナルは本能で姉の危険を察知していたのだろう
だからウンコを吐いて姉を電車から降ろしたのだ

姉「そ…そんな…私はそんなことも知らないで…アナルにあんなひどいことを…」

姉「ごめんね…ごめんねアナル…あなたは私を守ってくれたんだね…!!」

姉はアナルを撫でるが
アナルがしゃべることはなかった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月19日 (日) 00:31:55   ID: 0jyJStOe

アナルの「マイフレンド」がツボになってしまった。どうしてくれる。

2 :  SS好きの774さん   2015年12月19日 (土) 19:53:42   ID: QxLY53k-

アナルアナルアナルアナルアナルアナルアナル

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