亜美「ひびきん、何言ってんの?」
真美「暑さで頭がおかしくなっちゃったの?」
響「違うっ! おかしくなっちゃったのは伊織の方だって!」
伊織「これは オレンジジュース です か?」
亜美「ホ、ホントだ」
真美「いつものいおりんじゃない」
さっき、川原でやった六尺兄貴凄かったです!ガチムチの色黒兄貴がオッス連呼で
張型ケツにぶちこまれ腰振ってました。俺もくわえさせられて浣腸食らい無様に
排便さらしました。バリカン出されたときは一瞬引いたけど、兄貴の「いやなら
止めていいんだぜ!」の一言で覚悟決め、生まれて初めて丸刈りになりました。そ
の後、脇・チンゲも刈られてビンビンのマラ、思いっきりしごかれ派手にガチムチ兄貴の顔に飛ばしました。
スッゲー男らしく気持ちよかったです。また行くとき
カキコして下さい!帰ってから丸刈りの頭見て、また感じまくってます!
小鳥「響ちゃんの言うとおり、喋り方が英語の教科書の直訳みたいね」
伊織「これは オレンジジュース です か?」
亜美「どうしてこうなっちゃったの?」
響「わかんない……。一緒にボイトレしてたら、急にこんな風になっちゃったんだ」グスン
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシン
真美「うーん、これは難事件ですなぁ」
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシンバシン
小鳥「伊織ちゃん、今日は午後からドラマの撮影なのにどうしましょう?」
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシンバシンバシン
亜美「ていうかひびきん、さっきからお尻を蹴られっぱなしだけど」
響「ああ。質問に答えないと、こうやってずっとお尻を蹴ってくるんだ」
小鳥「まぁ大変」
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシンバシンバシンバシン
響「だからみんな、早く質問に答えてあげてよ」
真美「これは兄ちゃんだよ」
P「」
伊織「……」ピタッ
響「ふぅ、やっとおさまった」
亜美「自分でさっさと教えてあげればよかったのに」
響「いや、実はひとつ問題があってな」
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシン
真美「いだっ!」
響「質問に答えると、標的が答えた人に変わっちゃうんだ」
小鳥「なるほど」
真美「そういうことは早く言ってよっ!」
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシンバシン
真美「ねぇ、早く誰か答えてあげてくれないかな?」
亜美「ごめんね真美。亜美、これからゲームするから」
小鳥「私もネットサーフィンがあるから」
真美「ハクジョーものー!」
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシンバシンバシン
響「なぁ、とりあえずみんなで順番に答えていくってのはどうだ?」
小鳥「それはいい考えね」
亜美「じゃあ言いだしっぺのひびきんからよろしくね」
響「なんでだよ! 順番的に、亜美かピヨ子だろっ!」
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシンバシンバシンバシン
真美「なんでもいいから早くしてくれない?」
小鳥「伊織ちゃん、これは社長よ」
社長「」
伊織「……」ピタッ
真美「やっと止まった……。あやうくお尻がお姫ちんみたいになるところだったよ」
小鳥「まぁステキ」
響「ていうか、どうして社長もプロデューサーもピクリとも動かないんだ?」
亜美「りっちゃんにオシオキされたんだよ」
真美「二人して、パソコンの辞書登録で遊んでたんだ」
響「あっ、ホントだ。『りつこ』って打つと『勉三』って変換されるぞ」
小鳥「まったく、仕事もしないで何やってるのかしら」
響「いや、ピヨ子が言うなよ……」
オレのゲイ体験
3日間だけのバイトの最終日。
おつかれ~すと帰ろうとするオレ(21)に、仕事のリーダーだった当時28くらいの人が
「君、○○線だろ?オレもなんだ」と声を掛けてきた。雑談しながら駅へ向かい電車に乗った。
「あ、オレ次の駅なんで」と言うと、その人が「そこに旨い居酒屋があるんだ、おごるぜ」と誘ってきた。
別に暇なんで「マジっすか?すんません」と一緒に飲むことに。
少し酔った後、駅へ二人で歩いていったんだが、高架下沿いの暗い道入ったしばらく、
突然、腕を捕まれて路地へ引き込まれた。するとその人が「好きなんだ」と言い、キスしようと
してきた。オレはその人を押し返して拒んだ。するとじっとこちらを見てくる。どうしていいか分からず、
「オレ・・・・まだ童貞なんです。女の子としたことないんです・・・」と言ったら、その人が少し笑いながら、
「そ、そうか・・・、まだ直球すら投げられないなら、変化球は早いな・・・」と意味不明な事を呟いて
じゃぁな、ごめんよと去っていった。
伊織「これは オレンジジュース です か?」バシンバシンバシンバシン
小鳥「そうこうしているうちに、私のお尻が貴音ちゃんみたいになりそうなんだけど」
亜美「せくちーだよ、ピヨちゃん」
真美「そのお尻なら、婚期を取り戻せるかもね」
小鳥「取り戻すも何も、まだ逃してないわよっ!」
響「いいから早く答えてやれよ」
亜美「はーい。えっと……」
ハム蔵「ヂュイ」
亜美「いおりん、それはオレンジジュースだよ」
ハム蔵「ヂュイ!?」
小鳥「あ、亜美ちゃん?」
亜美「ほら、もしかしたらちょっと変化があるかもしれないなって」
伊織「……」ピタッ
響「……」ドキドキ
伊織「……」ガシッ
ハム蔵「ヂュ!?」
真美「いおりん?」
伊織「……」かぷっ
ハム蔵「ギェェェェェ!」
響「ハ、ハム蔵ぉぉぉぉぉ!?」
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
伊織「……」ヂュウウウ
ハム蔵「モ゙ッド↑トオ゙クヘ↓オヨイ゙デェェェェェ↓ミタヒィィィィィ↑」ギュォォォォォ
亜美「すごいすごい!」キャッキャ
真美「いおりんがすごい勢いで、ハム蔵の顔の皮を吸い込んでる!」キャッキャ
小鳥「ハム蔵ちゃんったら、春香ちゃんの歌みたいな声で叫んでるわ!」キャッキャ
響「や、やめろ伊織ぃー!」
伊織「……」
響「よ、4人がかりでようやく止められた……」
小鳥「伊織ちゃんったら、こんなに力持ちだったかしら」
亜美「ハム蔵の顔、皮がダルンダルンになっちゃったね」
真美「いっかい太ってから痩せた人のお腹みたい」
ハム蔵「ヂュォォォ……」グッタリ
伊織「……」キョロキョロ
亜美「あ、いおりんがまた動き出した!」
真美「いいかげん休ませてほしいんだけど」
小鳥「……!」ピコーン
小鳥「ねぇねぇ、伊織ちゃん」
伊織「……?」クルッ
小鳥「私がオレンジジュースよ」
響「!?」
亜美「ピヨちゃん?」
小鳥「だって、こういえば伊織ちゃんにキスしてもらえるのよ?」
響「さっきのをキスと表現していいなら、そういうことになるな」
真美「しょうがないよひびきん、ピヨちゃんはまだキスしたことないんだから」
亜美「キスがどういうものなのか、知らないんだね」
小鳥「したことくらいあるもんっ!」
真美「じゃあ、キスってどんな味がするの?」
小鳥「はじめてのキスは、インクの味がしたわ」
ハム蔵「ヂュェェェ」ケラケラ
響「こらハム蔵、かわいそうだからそういうこと言うなよ」
伊織「……」スタスタ
亜美「あっ、いおりんがきた!」
小鳥「伊織ちゃん、こっちよ!」
伊織「……」ジー
亜美「……」ドキドキ
真美「……」ドキドキ
響「……」ドキドキ
小鳥「……」ドキドキ
伊織「」ペッ
小鳥「ありがとうございますっ!」バターン
亜美「ああっ、いおりんが唾を!」
真美「ピヨちゃんがお礼を言いながらブッ倒れたよ!」
ハム蔵「さすがにこれはボクもドン引きです」
響「そうだな」
伊織「これは オレンジジュース です か?」
亜美「ああ、またはじまった」
真美「ねぇ。もしかしていおりん、オレンジジュースが欲しいんじゃない?」
響「あー。伊織はオレンジジュースが好きだからなぁ」
亜美「とゆーわけで、ピヨちゃんの飲みかけのジュースをあげよう」
真美「よかったねピヨちゃん、念願の間接キスだよ」
小鳥「」
伊織「……」ゴクゴク
伊織「……」コトッ
亜美「飲み終わったみたいだね」
真美「これでいつものいおりんに戻るかな?」
伊織「私は ショッピングが 好き です」
響「あっ、セリフが変わった!」
伊織「私は ショッピングが 好き です」バシン
亜美「いだっ!」
真美「また元に戻っちゃったね」
真美「さて、どうしよっか」
亜美「疑問文じゃないから、亜美たち答えようがないよ」
伊織「私は ショッピングが 好き です」バシンバシン
響「英語の教科書だと、こういう会話のときは自分の好きなことを答えてるぞ」
真美「えっと、真美はゲームが好きだよ」
亜美「亜美はエコが好きだよ」
響「えっ?」
亜美「エコ」
真美「えっ?」
亜美「エコ」
ハム蔵「えっ?」
亜美「」ギュウウウ
ハム蔵「痛いですやめてください皮の伸びたところを引っ張らないでください」
伊織「私は ショッピングが 好き です」バシンバシンバシン
亜美「ぜんぜん止まらないんだけど」
真美「じゃあ今度は、『私も○○が好きです』って返してみようよ」
響「なるほど」
亜美「それも英語の教科書でよくあるやつだね」
響「伊織、自分もショッピングが好きだぞ」
伊織「……」ピタッ
真美「止まった」
亜美「あー、痛かった」
伊織「私は ショッピングが 好き です」バシン
響「うぎゃっ!」
亜美「標的がひびきんに変わった」
真美「めでたしめでたしだね」
亜美「じゃあ、亜美たちはこれで」
真美「ハム蔵、ばいばーい」
ハム蔵「ヂュイ~」
響「ま、待って! さすがにヒドくない!?」
伊織「私は ショッピングが 好き です」バシンバシン
亜美「ヤダなぁ、ジョーダンだよー」
響「目が笑ってなかったけどな」
真美「それはそれとして、いおりんを買い物に連れてってみるのはどうかな?」
亜美「ふむふむ」
響「さっきと同じで、これは『ショッピングに行きたい』という意思表示なわけだな」
亜美「ショッピングに行きたいなら、素直にそう言えばいいのに」
真美「いおりんは根っからのツンデレさんですなぁ」
伊織「私は ショッピングが 好き です」ドシンドシンドシン
響「なんかキックの威力があがった気がする」
亜美「いおりんは素直じゃないなぁ」
真美「根っからのツンデレさんですなぁ」
ハム蔵「ヂュェェェヂュェェェ」
伊織「私は ショッピングが 好き です」ゴスッゴスッゴスッ
響「伊織を焚きつけるのをやめろっ!」
━コンビニ━
亜美「とゆーわけで、コンビニにやってきました」
伊織「……」
響「なぁ、伊織の言う『ショッピング』って、洋服とかアクセサリーのことじゃないのか?」
真美「大丈夫だよ、多分」
亜美「さっき飲ませたのも、ピヨちゃんの飲みかけのファンタオレンジだったし」
響「そういうもんかなぁ」
愛「皆さんこんにちはー!!」
真美「あっ、愛ぴょんだ」
絵理「皆さん、お揃いでどうしたんですか?」
亜美「えっとね、いおりんが英語の教科書みたいになっちゃったから、ハム蔵の顔の皮を伸ばして
ピヨちゃんのジュースに間接キスした後、コンビニにショッピングにきたんだよ」
愛「ごめんね、亜美ちゃんの日本語はよく分からないよ」
亜美「愛ぴょんにそういう風に言われるとカチンとくるなぁ」
愛「じゃあコチンとくるのはどういうときですか?」
響「この前いぬ美たちとかくれんぼしてて、冷凍庫に隠れたときはコチンときたぞ」
愛「じゃあコチンコチンコとくるのはどういうチンコでチンコ?」チンコー
真美「ごめんね、愛ぴょんの日本語はよく分からないよ」
絵理「よくあることだから気にしないで?」
伊織「あれは プリン です か?」
響「あっ、またはじまったぞ」
絵理「伊織さん?」
亜美「ああやって英語の教科書の直訳みたいに喋りながら、亜美たちのお尻を蹴ってくるんだ」
愛「すごいです、ママみたい!」
伊織「あれは プリン です か?」バシン
響「うぎゃっ! また自分!?」
真美「誰かが質問に答えるまで、ずっとあのままなんだ」
亜美「というわけで、誰か答えてあげてよ」
絵理「伊織さん、あれは涼さんですよ」
涼「」
伊織「……」ピタッ
愛「ホントだ、止まりました!」
真美「ところで、涼ちんはどうしてコンビニの壁に埋まってるの?」
愛「律子さんにオシオキされたんだよ」
絵理「秋月さんと2chのキャラクターを合体させたAAを作ってネットで配布していたの」
響「ああ、あれならウチでも問題になったぞ」
亜美「社長と兄ちゃんがさっそく壁紙にしてたもんね」
真美「犯人は涼ちんだったんだね」
愛「社長さんとプロデューサーさんは大丈夫だったんですか?」
亜美「心配しなくても、りっちゃんがちゃんと床に埋めてたよ」
真美「雪ぴょんが事務所に穴掘ったばっかりだったから、ちょうどよかったよね」
絵理「亜美ちゃんと真美ちゃんの日本語がよく分からない」
響「よくあることだぞ」
伊織「あれは プリン です か?」バシン
絵理「ひぅっ!」
響「言い忘れたけど、質問に答えると標的が答えた人に変わっちゃうんだ」
愛「ママとは違いますね」
亜美「愛ぴょんのママはいったい何者なの?」
伊織「あれは プリン です か?」バシンバシン
絵理「なんでもいいから早く止めて?」
真美「次は愛ぴょんの番だね」
愛「伊織さん、あれはプリンですっっ!!」
貴音「?」
絵理「愛ちゃん、あの人は貴音さんだよ?」
愛「でも、貴音さんのお尻はぷりんってしてます!」
亜美「なるほど」
響「なるほどじゃないだろ」
伊織「……」テクテク
貴音「どうしたのですか、伊織?」
伊織「……」かぷっ
貴音「ひゃうんっ!?」
真美「大変、お姫ちんのお尻ちんが!」
伊織「……」ガジガジ
貴音「こ、これは一体?」
響「貴音、大丈夫か!?」
貴音「でも、これはこれで犬の尻尾のようで面白いですね」フリフリ
響「た、貴音?」
絵理「大丈夫みたいですね」
亜美「亜美にはそうは見えないよ」
真美「きっとお姫ちんの脳みそはお尻にあるに違いない」
愛「ママと一緒? 一緒じゃない? ママの脳みそはマママママ」プスプス
絵理「いけない、愛ちゃんが」
響「とりあえず、いったん事務所に戻ろう」
━765プロ━
ガチャ
亜美「ただいまー」
P「おー、おかえり」
春香「876プロのみんなもいらっしゃい」
愛「春香さん、こんにちは!」
真美「あれ、兄ちゃん起きてたんだ」
P「ああ、気づいたらちょっと眠ってたみたいだ」
響「何も覚えてないのか?」
P「何が?」
亜美「勉三」
P「ヒィィィィィ!」ブルブル
真美「恐怖は刻み込まれてるみたいだね」
貴音「面妖な」
伊織「……」ガジガジ
P「ところで、どうして伊織は貴音のお尻に噛みついてるんだ?」
亜美「いおりんが英語の教科書みたいになっちゃったから、ハム蔵の顔の皮を伸ばして
ピヨちゃんのジュースに間接キスした後、コンビニにショッピングにきたら
涼ちんが壁に埋まってて、お姫ちんのお尻がプリンで脳みそがつまってたんだよ」
P「ごめん、もう一度頼む」
亜美「いおりんが英語の教科書みたいになっちゃったから、ハム蔵の顔の皮を伸ばして
ピヨちゃんのジュースに間接キスした後、コンビニにショッピングにきたら
涼ちんが壁に埋まってて、お姫ちんのお尻がプリンで脳みそがつまってたんだよ」
P「ごめん、もう一度頼む」
真美「勉三」
P「ヒィィィィィ!」ブルブル
ハム蔵「ヂュケケケ」ケラケラ
響「こらハム蔵、言い過ぎだぞ」
P「まぁ大体分かったよ」
絵理「すごいですね」
亜美「そんで、これからどうしよっか?」
貴音「ふふ、私にいい考えがあります」
伊織「……」ガジガジ
響「いい考え?」
貴音「おそらく伊織は、何らかの呪いにかかってしまったのでしょう」
愛「呪いってなんですか?」
P「すごく簡単に言うと、人を不幸にする魔法みたいなものだ」
真美「ねぇひびきん、今日のボイトレってはるるんも一緒じゃなかった?」
春香「真美はいったい何が言いたいのかな?」
絵理「伊織さんの奇行が呪いのせいだとして、何がいい考えなんですか?」
貴音「乙女の呪いを解く鍵は、愛する殿方の口づけと相場が決まっています」
春香「!」
響「く、口づけって!」アタフタ
P「だけど、伊織が誰のことを好きかなんて分からないぞ」
亜美「兄ちゃん、何言ってんの?」
真美「暑さで頭がおかしくなっちゃったの?」
ハム蔵「ヂュェェェ!」
愛「ヂュェェェ!」
P「み、みんなどうしたんだ急に」
貴音「あなた様、説明が面倒なのでとりあえず伊織に口づけを」
春香「……」
響「春香。伊織の呪いを解くためだから、な?」
P「まぁ、そういうことなら仕方ないな」
伊織「……」
P「……」ドキドキ
亜美「……」ドキドキ
真美「……」ドキドキ
絵理「『敏腕プロデューサー、中学生アイドルと昼下がりの情事!?』……と」カタカタ
ハム蔵「ヂュイヂュイ」
愛「うん、そうだね。プロテインだね」
伊織「……」
P「……」スッ
ガチャ
伊織「ただいまー」
響「えっ?」
P「」チュッ
伊織「……って何してんのよアンタァァァァァァァァ!」ドゲシッ
P「ありがとうございますっ!」ドゴーン
亜美「ああっ、いおりんのキックが兄ちゃんの兄ちゃんにっ!」
真美「お礼を言いながら聖闘士星矢みたいに吹っ飛んでいったよ!」
絵理「さっきまでと、キックの威力が段違い?」
ハム蔵「ヂュピピッ」
愛「なになに? プロテインを鼻から吸うと頭がよくなる?」
春香「えっ、どういうこと? 伊織が二人?」
伊織「何バカなこと言ってんのよっ! 伊織は私だけよ!」
伊織(?)「……」
貴音「伊織、今までどこに行っていたのですか?」
伊織「ドラマの撮影よ。午前はオフだったから、現地に直行してたのよ」
響「あれ? 午前中は自分たちと一緒にボイトレしてたよな?」
伊織「えっ? ボイトレは夕方からに変更になったって、律子から昨日聞いてたんだけど」
亜美「どういうこと?」
真美「頭がこんがらがってきたよ」
ハム蔵「ヂュェェェ」
愛「すごいすごい! わたしいま、すごくあたまがよくなってます!」コォォォォ
伊織「それより、あのバカは何やってんのよ!」
亜美「何って、呪いを解こうとしたんだよ」
伊織「意味わかんないこと言ってんじゃないわよ! 私そっくりの人形なんか作ったりして気持ちわ……」
伊織(?)「私の名前は 水瀬伊織 といいます」
伊織「!? しゃべった!?」
真美「真美たち、こっちのいおりんが本物のいおりんだとずっと思ってたんだよ」
絵理「……どういうこと?」
ガチャ
律子「あら、もうバレちゃったのね」
春香「律子さん!」
ハム蔵「ヂュイヂュイヂュイ!」
愛「ヂュイヂュイヂュイ!」
35
響「律子、バレちゃったってどういうことだ?」
律子「そっちの伊織は、私が作ったロボットよ。よくできてるでしょ?」
ロボ「私の名前は 水瀬伊織 といいます」
春香「確かによくできてますけど」
貴音「いったい何故そのようなことを?」
律子「新堂さんから依頼を受けたのよ」
亜美「新堂さんって、いおりんのひつじさんの?」
伊織「執事よ、執事」
律子「伊織はアイドルであると同時に水瀬財閥の令嬢でもあるからね。本人にはアイドル活動に
専念してもらうために、令嬢としての仕事はロボの方に任せようってことみたい。
もちろん開発資金は全額、水瀬財閥から援助いただいたわよ」
真美「すげぇ」
伊織「なんで私に黙ってそんなことやってんのよっ!」
律子「だって言ったら絶対止めるでしょ?」
愛「ヂュェェェ」
ハム蔵「うん、そうだね。プロテインだね」
春香「見た目はそっくりですけど、なんか喋り方がおかしいですね、このロボット」
ロボ「私の名前は 水瀬伊織 といいます」バシン
春香「いたいっ!」
律子「あら、おかしいわね。誰か、この子に変なショックを与えなかった?」
貴音「変なショックとは?」
律子「頭部を思い切り叩いたとか、超音波をあてたとか……思い当たることはない?」
真美「ねぇひびきん、今日のボイトレってはるるんも一緒じゃなかった?」
春香「だから真美はいったい何が言いたいのかな?」
亜美「じゃあ、はるるんは一緒じゃなかったの?」
響「いや、一緒だったぞ」
春香「のヮの」
絵理「一件落着ですね」
愛「ヂュイヂュイ」
ハム蔵「違うよ。ぼくはプロテインじゃないよ。吸っちゃダメだよ」
伊織「作っちゃったものはしょうがないけど、私の格好したロボットに変なことはさせないでよね」
律子「分かったわ。持ち帰って、耐久性を強化しないとね」
ロボ「私の名前は 水瀬伊織 といいます」バシンバシン
春香「ねぇ、どうしてこのロボット、私のお尻を蹴ってくるの?」
亜美「さぁ?」
真美「それより、さっきから兄ちゃんがピクリとも動かないんだけど」
愛「ヂュイ!」かぷっ
ハム蔵「いやだからぼくはプロテインじゃないから吸っちゃダ……ギェェェェェ!」
貴音「これは呪いですね」
響「またか」
貴音「呪いを解くには愛する乙女の口づけが必要です」
律子「あらステキ」
伊織「バ、バカ言ってんじゃないわよっ! なんで私がそんなことしなきゃ……」
亜美「えっ?」
真美「えっ?」
伊織「……あっ」
愛「ヂュェェェヂュェェェ」
ハム蔵「オトメヨ゙ォォォ↑タイシヲ↑イダ↓ケェェェェェ↑」ギュォォォォォ
響「ハ、ハム蔵ぉぉぉぉぉ!?」
律子「あら、貴音は伊織のキスが必要だなんて一言も言ってないわよ?」
伊織「いや、違っ……」
亜美「何が違うのですかねぇ?」
真美「真美たちに分かるように説明してくれませんかねぇ?」
春香「ダメだよ伊織! プロデューサーさんの呪いは私が解くんだから!」
伊織「は、春香?」
亜美「おやおや、三角関係ですよ真美さん!」
真美「兄ちゃんったら、澄ました顔してとんだプレイボーイですなぁ!」
貴音「ふふっ、皆に愛されて幸せな殿方ですね」
絵理「『ヤ○チンプロデューサー、所属アイドルと泥沼の三角関係!?』……と」カタカタ
ロボ「私の名前は 水瀬伊織 といいます」バシンバシンバシン
伊織「だ、だから……違うって言ってるでしょーっ!!」
終わり
愛「」ゴクン
響「あっ」
本当に終わり
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