P「スーパーはるかっかタイム?」 (24)

 
 
(呼称間違えてないといいなぁ)

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―――事務所―――

カッカー

P「ん?なんだこの音?」

亜美「この音は……まずいぞ真美隊員!」ババッ

真美「ああ、退避だ亜美隊員!」ババッ

P「急にどうした。机の下なんかに隠れて」

亜美「兄ちゃんも早くー!」

真美「あいつが……あいつが来ちまうぜ……」ガクガク

P「いや意味がわからんのだが」

亜美「見てればわかるから!早く隠れて!」

P「お、おう……?」スッ

真美「わっ、兄ちゃん狭い~!」

P「仕方ないだろ……いくらこの机が広いからって男一人と女二人じゃ……」

亜美「あ、じゃあ出て行ってもらっていいですかね」

P「あっさり敬語で退場命令!?」

真美「しかし亜美隊員!盾くらいにはなるのでは?!」

P「プロデューサーを盾扱い?!ってか何が起きるんだよ!」

亜美「馬鹿やってないで真面目に隠れて!もうすぐはるるんが来ちゃうから!」

P「馬鹿やらせたのは誰だよ……っていうか春香が来るのに隠れる必要があるのか?」

真美「兄ちゃんはSHTを知らないからそう言えるんだよ……!」

P「SHT?」

亜美「S(セロリ)H(ホント)T(食べたくない)」

P「いやお前の好き嫌いの話は今してないだろ明らかに」

真美「S(そんなことより)H(ホルモン)T(食べたい)」

P「焼肉はこの前行っただろ……それで本当のところは?」

亜美「スーパーはるかっかタイムの略だよ兄ちゃん」

P「なんだそりゃ」

真美「嫌な……事件だったね……」

亜美「うん……あの事件のせいで千早お姉ちゃんは……」

P「いや千早健在だからな?」

真美「やよいっちダイスキーに……!」

P「それは割と出会った頃からだよ」

亜美「それもそれで問題だよ兄ちゃん」

真美「そう、あれは5年前……」

P「5年前はこのプロダクションもできてねぇよ」

春香「……」ガチャ

亜美「げっ、はるるん来ちゃった!」

真美「これからは絶対に静かにしなくちゃ駄目だからね!絶対だかんね!」

亜美「それはフリか真美隊員!」

真美「フリじゃないよ亜美隊員!」

P「いや……そのダチョウ倶○部ネタはいいけど、なんであいつマントなんて羽織ってるの?しかもLIVE衣装なの?」

亜美&真美『スーパーはるかっかタイムだから』

P「いやさも当たり前でしょうみたいに言われても困るんだが。というかあいつあの格好で電車に乗ってここまで来たの?頭大丈夫なの?」

亜美「あー……多分」

真美「あ、ツイッターにはるるん流れてる。なんか電車にコスプレみたいな人がいるって」

P「マジかよ……」

春香「……ふぅ」ドカッ

P「すげぇ偉そうな座り方したな。足まで組んで。本当に春香なのかあれ?リボンつけたそこらへんの女の子じゃないのか?」

亜美「はるるんの存在価値がリボンみたいな言い方はやめてあげて」

真美「とにかく兄ちゃん、はるるんが出ていくまで隠れてるんだよ!」

P「お、おう……」

響「おはよー。……あれ?春香だけ?」

亜美「げっ、ひびきん」

春香「……様」

響「え?何か言ったか?」

春香「春香様と呼びなさい」

響「……なんか変な物食べた?」

春香「そこに跪いて!私の事は春香様とお呼びなさい!!」

響「……いや春香、病院に行った方が―――」

響「あ、あれ、体が勝手に」グググ


orz < なんくるないさああああああああ


P「なんか響が春香に向かって土下座し始めたぞ。というかなんくるあるぞ」

真美「あちゃー……被害者が出ちゃったか」

P「どういう事だ?」

亜美「あのね、スーパーはるかっかタイム中のはるるんの命令には絶対に従わなくちゃいけないの」

P「はぁ?」

真美「真美達もよくわからないんだけど、何故か従っちゃうの」

P「無意識のうちに春香の命令に従ってしまうと」

亜美「その証拠に、ほら」


orz < 春香様あああああああああああああ


春香「よしよし。それじゃあお茶を持ってきて頂戴」

響「た、ただいまっ!」ダダダッ

P「なんだありゃ……響がコマ使いみたいに……っていつもの事か」

亜美「そんなワケ……いつもの事だね」

真美「いやいやひびきんは……いつもの事か」

P「とにかく、今のコスプレ春香に命令されると言う事を聞かざるを得ないから隠れてるって事か」

亜美「うん。特に兄ちゃんの場合……」

P「俺の場合、なんだ?」

真美「……う、ううん。なんでもない」

P「何だよ気になるだろ」

亜美「いいの兄ちゃんは気にしないで……ってまた誰か来た!」

千早「おはよう、春香」

春香「……」

亜美「千早お姉ちゃん……」

真美「南無……」

春香「様」

千早「え?」

春香「春香様と呼びなさい」

千早「……ちょっと春香。冗談は格好だけにして」

春香「そこに跪いて!春香様とお呼びなさい!」

千早「どうしたのよ春香!私、いい病院を知ってるから―――」

千早「ん、んあっ?か、体がっ……!」グググ


orz < あああああるこおおおおおおおおおおお


P「歩けよ」

P「なんでみんな跪く時変な声出すの?」

亜美「ノリじゃない?」

真美「亜美がそれ言うの?」

春香「千早ちゃん。私、甘いものが食べたい」

千早「け、ケーキを買ってくるわね!」ダダッ

P「確かにこれは隠れてた方がよさそうだわ」

亜美「でしょ→?」

真美「真美達も大変な目に―――」

春香「そこの机に隠れてる三人、私の前に跪いて」

P「えっ」

亜美「ば、バレてるー!?」

春香「当たり前。ほら、早く」

P「ぐ、ぐおおおお」グググ

亜美「ま、真美隊員……!」グググ

真美「無事に帰れたら……真美……結婚するんだ……!」グググ

亜美「そんな死亡フラグみたいなのいらないから!」

orz < ぐああああああああああああ

orz < とかちつくちてええええええええ

orz < とかちつくちてええええええええ

P「仲いいなお前ら」

亜美「まぁ双子だし」

春香「そうね……とりあえず亜美と真美、例の白い粉、買ってきて」

亜美「は、春香様の!」ダダッ

真美「仰せのとおりにー!」ダダッ

P「白い粉ってお前、まさか」

春香「小麦粉ですけど」

P「ですよねー」

春香「いやー、最近クッキーばっかり作ってたらなくなっちゃって……えへへ」

響「お、お茶です春香様!」バッ

響「(は、春香!素に戻ってるぞ!)」

春香「えっ、あっ、ごほん!ご苦労、響。そ、それじゃあプロデューサーさんにはどうしてもらおうかなーっ」

P「(というかノリで跪いたけど正直ぜんぜん威圧感とかも何も感じてないんだよな……)」

春香「き、決めた。プロデューサーさん!」

P「……なんだ?」

春香「私の、こ、ここここ、こいっ」

千早「(頑張って春香!)」

春香「こいびっ、こびっ……やっぱ無理いいいいい!」ダッ

P「えっ、おい春香!?」

亜美「あーあー。やっちゃった」

真美「ここでヘタレるとかはるるん……」

P「え?亜美?真美?」

千早「……さて、それじゃあ私は帰ります」ガチャ

響「はー疲れた。二度とこんなのはごめんだぞ」

亜美「かいさーん!おつかれーい!」

真美「あー、ひびきん。一緒にアイス食べに行こー!」

響「お、いいぞ!美味しい店知ってるんだ!」

亜美「あーずるーい!亜美も亜美もー!」ガチャ

バタン

P「……えぇぇぇ……?」

―――翌日―――

春香「……」

P「えーっと、春香?」

春香「は、はははは、はいっ?!」

P「今日はその……マントとかつけないのか?」

春香「えっ、あー、えーっと、それは……」

P「というか大丈夫だよな?頭打ったりしてないか?」

春香「だ、大丈夫ですよ!いつもの天海春香です!」

P「それならいいんだが……何かあったら言ってくれ。春香は俺の大事なアイドルなんだから」

春香「は、はいっ。えへへ……」

亜美「(真美、これは……)」

真美「(結果オーライじゃない?亜美)」

亜美「(だけどはるるん……ごめん)」

マッコマッコリーン

P「ん?なんだこの音?」

亜美「大変だよ兄ちゃん!はるるん!」

春香「へっ?」

真美「早く机の下に隠れて!今度は!」

亜美&真美『スーパーまこまこりんタイムだよー!!』


おわり

久しぶりの本家でした。
ありがとうございました。

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