エレン(9)「ままごとしようぜ!」(58)

―844年シガンシナ区・エレン宅―

エレン「アルミン、ミカサ。ままごとしようぜ。」

アルミン「ままごと?」

ミカサ「………」

エレン「ああ。」

アルミン「え、何でいきなり。」

ミカサ「………」

エレン「俺、前からままごとやってみたかったんだよ。」

アルミン「そうなんだ。」

ミカサ「………」

エレン「ああ。でも今までアルミンしか友達いなかったから出来なかったんだ。」

アルミン「まあ確かに。」

ミカサ「………」

エレン「でも今はミカサも増えたし。やっとままごとができる!」

アルミン「まあ、やりたいなら僕は良いけど、ミカサは?」チラッ

ミカサ「……別に……かまわない。」

エレン「決まりだな!」

アルミン「…うん。」

ミカサ「………」

エレン「じゃあ俺、ままごと用の荷物持ってくるから待ってろよ。」ダダッ

アルミン「………」

ミカサ「………」

アルミン「………」

ミカサ「………」

アルミン(気まずい。)

エレン「お待たせっ!」ダダッ

アルミン「あ、うん。」

ミカサ「………」

エレン「よし、じゃあ薪が落ちてる原っぱでままごとやろうぜ!」

アルミン「うん。」

ミカサ「……うん。」

エレン「じゃあ出発だ!」ダッ

―薪が落ちてる原っぱ―

エレン「よし、じゃあこの木の根っこのところが俺たちの家な。」スチャッ

アルミン「うん。」

ミカサ「………」

エレン「で、俺がママでアルミンがパパだ。」

アルミン「うん……。……え?」

エレン「ミカサが子どもな。」

アルミン「え、ちょっと。待ってよエレン。」

エレン「え?何だよ。」

アルミン「君がママなの?」

エレン「え、そうだけど?アルミンもママが良いのか?」

アルミン「いや、そうじゃなくて普通、ミカサがママでしょ。」

エレン「何でだよ。」

アルミン「だって女の子だし。」

エレン「でも、ミカサは俺の妹分だぞ。」

アルミン「え?そうなの?」チラッ

ミカサ「………」

エレン「そうだよ。まあ、年は一緒だけどな。なっミカサ?」チラッ

ミカサ「……そうなの?」

エレン「え、そうだろ。だってお前…誕生日いつだよ。アルミンは11月だよな?」

アルミン「うん。」

エレン「ミカサは?」

ミカサ「2月…」

エレン「えっお前俺より誕生日早いのかよ。」

アルミン(超早生まれのくせして何言ってんだよ。)

ミカサ「エレンは何月?」

エレン「…3月だよ。」

ミカサ「…そう。」

エレン「まあでも、お前はこの原っぱ歴が一番短いからな。お前が子どもだ。」

ミカサ「わかった。」

アルミン「まあ、ミカサが良いなら良いけど。」

エレン「よし、じゃあ決まりだな!」

エレン「じゃあ今から二人とも俺のことはママって呼べよ。アルミンはパパだからな。」

ミカサ「私は?」

エレン「お前は子どもなんだからミカサだよ。」

ミカサ「うん、わかった。」

エレン「じゃあまずは朝ごはんからだ。」ゴソゴソ……

エレン「ほら、クッキー一枚ずつな。」スッ

アルミン「あ、うん。ありがとう。」

ミカサ「ありがとう。」

エレン「じゃあみんなで、せーの!」

エレアルミカ「「「いただきます!」」」

エレン「………」モグモグ…

アルミン「………」モグモグ…

ミカサ「………」モグ…

エレン「もう食べ終わっちまった。」

アルミン「うん。」

ミカサ「………」

アルミン「あの、エレン…」

エレン「ママだ。で何だ?パパ。」

アルミン「あ、うん、ママ、そのタオルケットに他に何くるんできたの?」

エレン「お、見たいか?見せてやるよ!」ゴソゴソ…

アルミン「うん。……ありがとう。」ミカサチラッ

ミカサ「………」

エレン「ほら!水筒と、皿と聴診器だよ。」ドヤッ

アルミン「え!?水筒は良いとして、お皿と聴診器はばれたら怒られない?」

エレン「聴診器は父さんがもういらないってくれたんだよ。皿は内緒だからな。」

エレン「良いか、ミカサ。母さんにばらすなよ。俺が勝手に皿持ち出したこと。」

ミカサ「…うん。」

エレン「お、ミカサは良い子だな。御褒美にこれをやろう。」スッ

つ石

ミカサ「石?」

エレン「ああ。その石スベスベして気持ちいいだろ?」

ミカサ「……うん。ありがとう。……ママ。」

アルミン(何か…変な光景だな…。)

アルミン「でも、どうして聴診器も持ってきたの?」

エレン「俺はお医者さんなんだよ。」

アルミン「でも君、ママじゃなかったっけ?」

エレン「ママでお医者さんなんだよ。うちの父さんだって俺の父さんでお医者さんだろ?」

アルミン「ああ、まあ、そうだね。」

エレン「だから、お前ら朝の診察してやるよ。ほら、パパ、服めくれよ。」グイッピト…

アルミン「うわっつめたっ。」

エレン「おお、すげえ。心臓の音だ。」

アルミン「え?ほんと?僕も聞いてみたい。」

エレン「良いぜ、じゃあパパはミカサの聞けよ。」

アルミン「え、良いの?ミカサ…?」

ミカサ「……うん。」

エレン「じゃあミカサ、服めくれよ。」グイッ

ミカサ「!………っ」ドカッ

エレン「うわっ」ドサッ

アルミン「!!」ビクッ

エレン「おい、何すんだよ。殴るなよ。」

ミカサ「だって、私、今日ワンピースだから、めくるとパンツが見えちゃう。」

エレン「ああ、そうか。じゃあパパ服の上から聞いてみろよ。」

アルミン「え、ああ。じゃあミカサ、良い?」オソルオソル…

ミカサ「…うん。」ズイッ

アルミン「………」ピトッ

アルミン「!!」

アルミン「うわあ!すごい!!本当に心臓の音が聞こえる!!」

エレン「だろ?」

エレン「ちょっと、俺にも聞かせてくれよ。」

アルミン「うん。はい。」スチャッ

エレン「おお!聞こえる!!」

アルミン(…エレン、二回目なのにリアクションでかいなあ…)

エレン「ん!?これは!!!?」

アルミン「?」

エレン「大変だ!パパ。ミカサが病気だ!」

アルミン「え?ミカサ調子悪いの?」

ミカサ「ううん。」フルフル

エレン「馬鹿、お前ら、今ままごとやってんだぞ。あわせろよ。」プンスカ

アルミン「ああ。うん。」

エレン「な、ミカサ。お前のどが痛いんだよな?」

ミカサ「うん…。」

エレン「じゃあ、俺が薬作ってやるよ。その間ミカサは昼寝だ。」ゴソゴソ

エレン「ほら、タオルケット。」

ミカサ「うん。」

エレン「じゃあ、おとなしく寝てろよ。」

アルミン(…何だこれ。)

エレン「パパは早く仕事行かなくて良いのかよ?遅刻しちゃうだろ。」

アルミン「え、ああ。僕って何の仕事してるの?」

エレン「そんなことも忘れちゃったのかよ。パパはサルビアの蜜を取ってくる仕事だろ?」

アルミン「え?サルビアの蜜?」

エレン「そうだよ。今夜の晩ごはんサルビアの蜜だからな。」

アルミン「でも、サルビアって、あの赤い屋根の家の花壇くらいしか咲いてないじゃないか。」

エレン「だから、そこから三人分のサルビアちぎって来るんだよ。」

アルミン「そんなこと出来ないよ!!」

エレン「えー。そこを何とか頑張るんだよ。パパだろ?」

アルミン「いや、駄目だって。」

エレン「でも、パパの家の花壇のサルビアの蜜もう吸いつくしたしな…」

アルミン「うん…。この前全部むしっちゃったよね。」

エレン「んー…、じゃあパパはドングリ拾ってこいよ。出来るだけでかいやつな。」

アルミン「ドングリって、もしかして食べる気?」

エレン「いちおう、それが今日の晩ごはんだ。食べるフリだけする。」

アルミン(良かった。本当に食べるって言い出さなくて…)

エレン「明日はドングリで笛と独楽作ろうぜ。」

アルミン「うん。わかった。じゃあ、いってくるね。」バイバイ

エレン「おう。いってらっしゃい。ほら、ミカサも。」

ミカサ「私、寝てなくて良いの?」

エレン「ちょっとだけ起きて良いから。」グイッ

ミカサ「うん。」ムクッ

エレミカ「「パパ、いってらっしゃーい。」」

―雑木林―

ガサガサ…

アルミン(ドングリ、ドングリ…と)

アルミン「!あった!」

アルミン(よし、拾おう。)ヒョイヒョイ…

アルミン(何個くらいあればいいのかな…。出来るだけ大きいのを選んで…)ヒョイヒョイ

アルミン(エレン、ミカサと今なにしてんのかな。)ヒョイヒョイ

アルミン(何かミカサあんまり楽しそうに見えなかったんだけど…。)ヒョイ

アルミン(…このドングリは…いいや。小さい。)ポイッ

アルミン(そういえば……)ヒョイッ

アルミン(ミカサのお父さんとお母さんってつい最近亡くなったんじゃなかったっけ…?)

アルミン(…………)

アルミン(それなのにままごとなんて……)

アルミン(どうしよう。ミカサ、絶対かなしいよ……。)

アルミン(………)

罪悪感「呼んだ?」ヒョイッ

―ままごとのエレン宅―

エレン「よし、ミカサ、熱はかるぞ。」

ミカサ「ママ、体温計持ってるの?」

エレン「おう。ほら。」

つ木の棒

ミカサ「…うん。」

エレン「しっかり脇にはさめよ。」

ミカサ「うん…。」

エレン「………」ゴソゴソ…

ミカサ「………」

エレン「もう良いかな。体温計見せろよ。」

ミカサ「ん。」

つ木の棒

エレン「40度あるぞ。高熱だ。」

ミカサ「うん。」

エレン「ミカサは薬飲んでからお昼寝だな。」ゴソゴソ…

ミカサ「うん。」

エレン「ほら、薬だ飲めよ。」スッ

つ水筒

ミカサ「うん。」


水筒の蓋
     {キュポッ
水筒

ミカサ「………」ゴク…

ミカサ「!!」

エレン「ふっ。どうだ薬の味は?」

ミカサ「甘い!」

エレン「母さんに内緒でお湯に蜂蜜とかしたんだ。」ドヤッ

ミカサ「そうなんだ…。」

エレン「母さんにばらすなよ。ほら飲めよ。」

ミカサ「うん。」ゴク…

エレン「次、俺も飲む。」

ミカサ「うん。」

―雑木林―

アルミン(やっぱり、ままごとなんてやめたほうが良いよ。)ガサガサ…

アルミン(もう戻って、他の遊びしようってエレンに言おう…。)

アルミン(…ん?)

アルミン「グミの実がなってる!!」

アルミン(ちょっともいでいこう。)

アルミン「よいしょっと…」ヨジヨジキノボリ…

―ままごとのエレン宅―

エレン「………」ゴクッ

エレン「お、うまい。な、うまかっただろ?ミカサ。」

ミカサ「うんママ。おいしかった。」

エレン「よし、残りはアルm…パパの分だからな。」

ミカサ「うん。」

エレン「よし、ミカサは昼寝だ。」

ミカサ「うん。」スッ

エレン「なんだ?ミカサ。一人じゃ眠れないのか?」

ミカサ「え?」

―雑木林―

アルミン「ん…しょっと。」

グミの実「モギッ」

アルミン「えいっ」モギモギ…

アルミン(結構もげたな…。三人分には十分か。)

アルミン(……木登りって、視界が広がって楽しいよね。)

アルミン(大人になったらこのくらい背が伸びるかなあ……。)

アルミン(…ん?あそこにあるのは…)

―ままごとのエレン宅―

エレン「しょうがねえな。ママが寝かせてやるよ。」ポンポン

ミカサ「え?別に…」

エレン「よし、何か面白い話してやるよ。何の話が聞きたい?」ゴロッ

ミカサ「………」

エレン「じゃあ、この前の俺とアルミンの話聞かせてやるよ。」

ミカサ「うん…。」

エレン「お前が来るちょっと前の話なんだけどアルm…」

ミカサ「ママ。」

エレン「え?」

ミカサ「アルミンじゃなくてパパでしょ?」

エレン「ああ、そうだった。パパがな…」

もしかして新婚の人?

>>35何故わかった…?

―雑木林―

アルミン(何だかあのあたり、キキョウの花みたいなのが見える……)

アルミン(ちょっと見てみよう…。)ヨジヨジ

アルミン(…………確かこのあたりに…)ガサガサ…

アルミン(あった!)

アルミン(一輪しか咲いてないのかな……)キョロキョロ

アルミン(あ、もう一輪発見!)

アルミン(ミカサに摘んで戻ろう。)

アルミン(女の子なんだから、きっとお花好きだよね?)

―ままごとのエレン宅―

エレン「…ということがあったんだよ。どうだ、すごいだろ。」

ミカサ「うん。」

エレン「もう、ミカサはお話好きだな。ちっともお昼寝しねえじゃねえか。」

ミカサ「え、じゃあもう寝る。おやすみなさい。」

エレン「え、寝ちゃうのかよ…。」

ミカサ「?…?…」コンワク…

エレン「もう、ミカサは子どもなんだから甘えなきゃダメだろ!?」プンスカ

ミカサ「あ、うん。」

エレン「じゃあ何か言えよ。」

ミカサ「じゃあ、私が眠るまで見てて。」

エレン「よしっわかった。まったくミカサは甘えん坊だな。」ギュッ

ミカサ「………」

―雑木林―

アルミン(探してもキキョウはこれ以上みつからなさそうだな…)キョロキョロ…

アルミン(キキョウ探してたら結構遠くまで来ちゃった。)キョロ…

アルミン(さっさとも戻ってままごとやめるように言わなきゃ。)ガサガサ…

アルミン(グミの実も持ったし、ドングリも。)

アルミン(ままごとやめて今からドングリで笛作って遊べば良いや。)

アルミン(よし、戻ろう。)ガサガサ…

―ままごとのエレン宅―

エレン「………」クカー…

ミカサ(エレン、先に寝ちゃってるじゃない。)

ミカサ(しかも本当に眠っちゃった…。)

ミカサ(エレンが抱きしめてくれてる……。)

ミカサ(……お母さん…お父さん……。)グスッ…

ミカサ(…………)ソロー…

エレン「……んー?」ムクッ

ミカサ「!!」ビクッ

エレン「ミカサ…?」

ミカサ「………」

エレン「寝てなきゃダメだろ、お前熱が40度あってのど痛いんだろ?」グイッ

ミカサ「………」…ポロッ

エレン「え、おいどうしたんだよ。ミカサ。」

ミカサ「…う…ぐすっ」ポロポロ

エレン「………」ギュッ

ミカサ「…うう…うえっ…」ギュウ

エレン「しょうがねえな…」ゴソゴソ

つクッキー

ミカサ「…ふっ…ぐすっ」グスグス

エレン「ほら隠しもってたクッキー。食えよ。お前にやるよ。」

ミカサ「ぅん…。」グスグス

エレン「ほら、あーん。」

ミカサ「あ、あーん…」

エレン「………」グイッ

ミカサ「………」モグモグ

エレン「よし、良い子はお昼寝だ。二人で寝たふりしてアルミンおどかそうぜ。」

ミカサ「うん。パパでしょ。」グス…

エレン「あ、そうだった。」

―ままごとのエレン宅付近―

アルミン(戻ってくるのに結構時間かかっちゃったな……)

アルミン(はやく戻らないと……)

アルミン(……ん?)

アルミン(なんか…二人揃って寝てる?)

―ままごとのエレン宅―

エレン「………」クカー…

ミカサ(エレン、寝たふり上手…。)

ミカサ(私はばれないだろうか…。)ドキドキ…

スタスタ…

ピタ…

ミカサ(アルミン帰ってきた…!)

ミカサ(エレン、アルミン帰ってきた。どうやっておどかすの?)ツンツン

エレン「………」クカー…

ミカサ(…え?)

―ままごとのエレン宅・アルミンside―

アルミン(あれ、二人とも寝ちゃってる……)

アルミン(エレンの鼻にドングリつめちゃえ…)ソロー…

ミカサ「………」ゴソゴソ…

アルミン「!!」ビクッ

アルミン(あれ、ミカサ起きてる?)

アルミン「ミカサ?起きてる…よね?」

ミカサ「………」

ミカサ「……うん。」ムクッ

アルミン「………」

ミカサ「おかえりなさい。パパ。」

アルミン「あ、うん。ただいま。」

アルミン「ミカサもエレンの鼻にドングリつめる?」

ミカサ「うん。エレンじゃなくてママでしょ?」

―ままごとのエレン宅―

アルミカ「「………」」ソロー…

ミカサ「……っふ。ふふっ。」

アルミン「え?ミカサ?ドングリつめないの?」

ミカサ「つめるけど…なんだか笑っちゃいけないって思うと……ふふふっ…」ブルブル…

アルミン(……笑ってる…。何だか少し安心した。)

エレン「……ん?」

アルミカ「「あ…。」」

エレン「え、おい。パパ帰ってるじゃん。」

ミカサ「うん。ママが起きないから……ふふっ…。」

エレン「あーあ。ミカサと二人でパパおどかそうと思ってたのによ。」

アルミン「あ、そうなんだ。」

エレン「なんでミカサ笑ってんだよ。二人で俺に何かした?」

ミカサ「何も……ふふっ」フルフル…

アルミン「何もしてないよ。ほんとに。」

エレン「あ、そう。で、どうだったんだよ。仕事は。」

アルミン「あ、うん。ドングリ拾ってきたよ。あと、グミの実と。それからミカサにキキョウ。」

エレン「おお。今日の晩ごはんはドングリとグミだな。」

ミカサ「ありがとうアルミン。」

エレン「パパだろ。」

ミカサ「あ、そうだった。」

エレン「俺の方も今日は急患が10人いて大変だったぞ。」

アルミン「あ、そうなんだ。」

ミカサ「え?」

エレン「ミカサが昼寝してた間にいっぱい来たんだよ。あわせろよ。まったく。」プンプン

ミカサ「…うん。10人来てた。」

エレン「じゃあ、今から晩ごはんだ。パパ、グミとドングリくれよ。料理してやる。」

アルミン「うん。はい。」

エレン「………」ゴソゴソ…

エレン「よし、出来たぞ。」

アルミン(お皿に盛っただけか。)

エレン「よし。せーのっ。」

エレアルミカ「「「いただきます!」」」

エレン「ドングリは本当に食うなよ。」モグモグ

ミカサ「わかってる。ママ。」ニコ…

アルミン(…ミカサも結構楽しいのかな……?ままごと。)モグモグ

エレン「あーあ。でもやっぱ俺サルビアの蜜飲みたかったなー。」

エレン「パパの家もう作んねえの?」

アルミン「今から作っても咲くのは来年でしょ。」

エレン「そっかー。」モグモグ…

ミカサ「ママ。パパにお薬あげて。」モグ…

エレン「あ、そうか。ほらママ。薬飲めよ。」

つ水筒

アルミン「え?」

エレン「お湯に蜂蜜といて持ってきたんだよ。」

アルミン「ああ。ありがと。」

アルミン「………」ゴク…

エレミカ「「………」」ジイッ

アルミン「おいしい。」

エレン「だろ?」

ミカサ「………」ニコ

エレン「そろそろ一旦帰って昼飯食うか。」

アルミン「そうだね。」

エレン「じゃあ、午後からサルビアむしりに行こうぜ?ちぎるんじゃないから良いよな?」

アルミン「……うん。多分。」

エレン「よし。じゃあミカサ、パパとママと手つないで帰るぞ。」

ミカサ「うん。」


―おわり―


ほっこりした

オチが弱かったのが残念だ

>>52だよね。書いた本人だけど同意。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月07日 (木) 14:48:04   ID: cUm3mNzW

ほのぼのした(*´∀`*)

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