一方通行「俺の方がァ!」百合子「強い!」 (51)


これは、とある魔術の禁書目録・とある科学の超電磁砲のssです

一方通行と百合子は、双子設定です
百合子は、レベル5の第6位っていう感じで

変な所が出てくるかもしれませんが、そこは多めに見てやって下さい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375282914



百合子「なァなァ、兄ちゃん」

一方「ンだよ、百合子」

百合子「俺と対決しろォォオ!」

一方「はァアァ?何を突然言い出したかと思えば、対決だァ?アホかテメェは」



一方「テメェが俺に勝てる訳ねェだろォがよォ」

百合子「いや、勝てるねェ!」

一方「いや、勝てねェって。だって、お前の能力[法則乱し(フィズイグノー)]だろォ?」

百合子「そうだけど、それが何かァ?問題でもォ?あるんですかァ?」

一方「その鬱陶しい喋り方やめろ」

百合子「おk」


一方「でェ、勝てるって思います根拠はどうなンですかァ?」

百合子「兄ちゃんが負けた神上っつー、無能力者に勝ったァ」

一方「いや、神上じゃなくて上条だからァ。………ってえェ?あの不死身で主人公補正掛かりまくりのアレにィ?」

百合子「そォ、そォなンですわ」

一方「ありえねェ……アイツ、実験の時ビル5階位の高さから落としても立ち上がったンだぜェ?マジ、ありえねェって」



百合子「へェー、俺の時は1分で決着ついたぜェ?兄ちゃんが弱いだけなンだろォ?ってゆう事で、対決しろォ」

一方「いや、待て。お前の話が、本当だという証拠がねェじゃねェか」

百合子「そンなに、百合子の事信じてくれないのォ?お兄ちゃんのバカァ…」

一方「いや、そンな下手くそな演技通用しねェから。」

百合子「……ッチ。連れない白髪爺ィだなァ」

一方「[ピーーー]ぞ」

百合子「冗談も通用しないとか、爆笑(笑)」

一方「てめェ、ちったァ兄貴をいたわれないのかァ?」



百合子「っとォ、話がずれましたねェ」

一方「とっとと、証拠を出せやァ」

百合子「キャラ違うってェ……」

百合子「ま、本人に聞いた方が1番良いだろォな。じゃァ、三下くンの所に行きますかァ」

一方「話が飛びすぎてて、良くわかンねェわ」




※そんなこんなで、三下くンの家


ピーんポーン

一方「5秒以内に出てこねェとドアごと吹っ飛ばすぞォ」

百合子「いィち、にィい、さァん、しィい………ごォ!」バコーン


※今、百合子ちゃんは「ごォ!」と言った瞬間に軽く指をドアに当てたよ!その瞬間にドアは吹っ飛んだよ!素晴らしきかなJapaneseSTYLE!



一方「おィ、やり過ぎだぞ」

百合子「てへっ☆」




「うわぁぁあー、何事です?って、上条は上条は焦ってみるぅう?」

「い、一体何があったのかな!とぉま!どういう事なのか説明して欲しいかも!」


百合子「見事に驚いてますなァ、一方通行氏」

一方「その鬱陶しい喋り方やめろ」

百合子「おk」


上条「うわぁー、ドアが吹っ飛ばされてる……誰だよ、この野郎!」

百合子「来たぞォ、兄ちゃん。愛しの上条君がァ」

上条「一方通行?……と、前の百合子さんでせうか?」

一方「愛しくねェし。キメェ事言うな」

百合子「はァい、はァい。ツンデレ乙」

一方「ミンチにされてェなら、ハッキリ言えやァ!」

百合子「すんまs「上条さんの事無視しないでくれませうか!」」

上条「大体ねぇ、何でイキナリドア吹っ飛ばすんだよ!修理費は、誰が出すんだよ?上条さんが出さなくてはいけないんですよ?分かってる?ビリビリじゃないんだから、止めて頂けます?」

一方「一々、煩ェンだよ。修理費位出してやらァ」

上条「そういう問題じゃない!大体、一方通行は何かを壊したくてならない症候群なんですか?馬鹿なの?アホなの?死ぬの?」

一方「あァ、うっせェうっせェ。で、大体よォドアを吹っ飛ばしたのは俺じゃなくてコイツだぜェ?」



百合子「俺、俺ェ」

上条「百合子さんがでせうか?」

一方「勘違いすンなっつゥの。ドア吹っ飛ばす→百合子、傍観→俺」

上条「ってゆうか、それ以前に貴方たち双子は、時計持ってないんですか?えぇ?」


※現在時刻は午前2時です☆


上条「せめて、吹っ飛ばすにしても昼にしろよ!寝れねぇよ!」

禁書「むぅ、とーまは超うるさいかも!」

百合子「ほらほらァ、三下くンが煩くした性でインテリジェンスが起きちゃったじゃねェかァ!」

上条「元々は、あんたらの性だろ!」

禁書「とぉま、私の名前については突っ込まないのかな!私は、インテリジェンスじゃなくてインデックスなんだよ!」



百合子「分かった、分かったァ。黙れ、黙れェ。インプレッサは、もう寝て良いぞォ」

禁書「私の名前は、インプレ(ry」

上条「はぁ……まぁ、いいけど、何故君達はここに来てしまったんですか?」

一方「百合子ォ」

百合子「はいはァい。説明しまァす。前、三下くンを俺が倒したって兄ちゃんに言ったら信じて貰えませンでしたァ。で、証明には三下くンの証言が必要でしたァ。だから、三下くンの家のドアを吹っ飛ばしましたァ」

上条「どうやったら、三下くんの家のドアを吹っ飛ばす理由になるんだよ!」

一方「説教は、後で聞いてやるから(百合子がァ)本当かどォか話しやがれェ」

上条「上条さんが、百合子さんに負けた?……あぁ、あの時か。確かに負けましたよ?」

百合子「ほォらなァ?」

一方「……その時の事を詳しく話しやがれェ、三下ァ」



~~~回想~~~


上条「っとぉ、今日の上条さんは結構運が良いですよっ」

↑レジ袋4つ抱えながら、商店街歩いてる。昼。

上条「ビリビリにも会わないし、タイムセールにも間に合ったし、最高ですなぁ」ハッハッハッ

上条「が、幸福の後には不幸が付き物って言いますからねぇ……あぁ、恐ろしい…」


〈路地裏〉


百合子「家への、最短ルートはァここの路地裏を直進してェ、商店街に抜けるっとォ」

百合子「最近、兄ちゃんが早く帰ってこねェとうるせェからなァ」

百合子「急がねェと」


「チョット待ちなぁ、一方通行」

「仲間をボコボコにした恨み、忘れちゃいねぇぜ」


百合子「あァ?」

不良A「無能力者に負けたそぉじゃねぇか」

不良B「ざまぁねぇな」

百合子「ンだ、てめェら。自殺願望でもあンのかァ?」

不良B「ある訳ねぇだろ、馬鹿か。……早くやっちまおうぜ?」

不良A「ん?待てよ、コイツ一方通行じゃねぇぞ!」

百合子「あったりめェだろォ?失礼しちゃうぜェ」



不良B「別に似てるから、ストレス発散になるだろ。やっちまおうぜ!」

不良A「おぅ!」

百合子「さっきからァ、話の展開早すぎやしませンかァ?」

不良AB「うぉおぉおぉーー!」ダダダッ

百合子「話なンざ聞いちゃいねェ」ダダダッ


↑百合子ちゃんは、人を傷つけたくない良い子なので、商店街に向かって逃げていったよ☆優しいね!


不良A「愉快にケツ振りやがって誘ってんのかぁ?」

不良B「オイ、やめろ」

百合子「お前ェらには、追いつけねェよッ」シュッ

↑ボル○並の速さ



百合子「(このまま行けば、商店街…角を右に曲がれば撒ける!)」

不良A「お前、能力者だったのか?」

不良B「くっそぉぉー!」




____百合子は角を右に曲がった。だが、その先には


上条「ひでぶ!」

百合子「うわァァ!」

____運命の出会い?☆



上条「いってぇえぇー!誰やぁ!」

百合子「痛いンだよォ!誰だよォ!」

上百合「あ、お前……」


上条「一方通行か……?」
百合子「三下くンかァ……?」





百合子「やっぱり、三下くンじゃねェか!」

上条「女装した一方通行……?」

百合子「お前が兄ちゃん倒した奴かァ!対決しよォぜ!対決!」

上条「じょ、女装癖があったのか…いや、性同一性障害…?」ブツブツ

百合子「おィ、聞いてンのかァ?」


上条「あ、一方通行!」
百合子「神上!」

上条「ん?何だ?」
百合子「ン?なンだァ?」

上百合「…………」


百合子「お、お先にどゥぞォ」

上条「あ、あぁ。…え、えっと、一方通行って女装癖あったのか?」

百合子「はァ?ンなもンねェわ。っつーかァ、俺女だしィ」

上条「え、えぇえぇー?か、上条さんはあの時女性を殴ってしまっていたのでせうか?」

百合子「上条と俺は初対面だぞォ?俺は、書類で見たけどォ」

上条「は、はぁ?一方通行って、二重人格?」

上百合「………(何かが、食い違ってる……)」





百合子「い、一回整理しようぜェ?」

上条「あ、あぁ」

百合子「まず、俺ァ女だ。で、一方通行の双子の妹だ。」

上条「は、はぁ?双子?妹?え、ちょ、え?」

百合子「そこから、食い違ってるのかァ……」



〈百合子ちゃん説明中〉


上条「な、なるほど……貴方は、一方通行の双子の妹、百合子さんという訳でせうか。しかも、レベル5の第6位……DNAってすげー」

百合子「ま、そういう事だァ。三下くンの事は、暗部の書類でチラッと見たからなァ」

上条「暗部…?」

百合子「なンでもねェよ。で、テメェは三下くンなンだよなァ?」

上条「あぁ。」

百合子「じゃァ、兄貴が負けた無能力者の実力を見せてもらおうじゃねェか!対決だァ!」

上条「……不幸だ」



〈誰もいない空き地〉


百合子「対決といこうじゃねェかァ!」

上条「約束を忘れるなよ!」


※約束…上条さんが勝ったら、ぶつかって駄目になってしまった食材全てを百合子に買い直して貰う


百合子「こンなンで釣られるとわァ、貧乏学生は大変だなァ?」

上条「無能力者の上条さんは、大変なんだよ!」

百合子「大変だなァ。じゃあ、三下くンがこの対決勝ったら100万あげるわ」

上条「………は?」

百合子「手加減されちゃ困るからなァ。100万なんて有っても無くても同じようなもんだしなァ」

上条「100万…肉…禁書目録…食費…」ボソボソ

百合子「じゃァ、始めるぜェ!」

上条「金持ち…奨学金…学校…貧乏…」ボソボソ

百合子「よォーい、スタートォ!」

上条「うぉおおぉおぉー!意地でも勝ってみせるぅうぅ!」

上条「おらぁぁあぁー!」ナグリカカリ

百合子「よっと」飛び抜け

口調ですか……
すんません、これが限界です


百合子「テメェの右手には幻想殺しっつー、ウゼェ能力があるらしいからなァ……遠距離戦でいかせて貰うぜェ!」

上条「何でそれを!」

百合子「書類で見たンだよ、書類で」

上条「クソッ」

百合子「兄ちゃんも、あのチート能力だったら絶対倒せたはずなのに近距離戦選ぶとかマジ馬鹿だよなァ」バサバサ

↑翼生えて空飛んでます☆

上条「降りてこーい!根性無し!」

百合子「あァ?降りてこいって言われて降りる馬鹿が何処に居るンだよォ」

上条「(正論…)」

百合子「じゃァ、決めさせて貰うぜェ?プラズマ(小)弾・威力100分の1version!」ババババ

上条「うわわわわぁぁ!」

百合子「心配するなァ、直撃しても気絶する程度だァ」

上条「こんなの、幻想殺しじゃ対応できなyっdっjbcfjっっkっふぇwfひkhfd」┣¨┣¨┣¨┣¨

百合子「チョロいじゃねェか…」



〈1時間後〉


上条「ん…んぁ…」ベンチネムリ

百合子「よォ、起きたかァ?」

上条「…百合子さん?」

百合子「兄ちゃんがお前なンかに負けたとかマジ納得いかねェなァ」

上条「起きた側から罵倒が…」

百合子「まァ、兄ちゃんは実験を止めて欲しいから手加減を無意識の内にしてたンだろォけどォ」

上条「あ、あのぅ…」

百合子「なンだよ」

上条「一つ気になる事があるのでせうが…」

百合子「あァ?言ってみろォ」

上条「百合子さんの能力とは…?翼生えたり、プラズマ作ったり…」

百合子「確かに疑問に思うよなァきあ



百合子「確かに疑問に思うよなァきあ ×

百合子「確かに疑問に思うよなァ」 ○

すいませんorz


あ、後口調のコツとかってありますか?
よく掴めてなかったり、するので
良かったら、ご教授願います



百合子「俺の能力はァ、[法則乱し(フィズノイグー)]。その名の通り、既存の法則を乱す能力。つまり、大体なンでも出来る能力ってこったァ。ただ第2位の未元物資とは一緒にしないでくれよォ?」

上条「凄い能力だな……」

百合子「俺の能力は、チートって思うだろォ?だが、違うンだよなァ…一応制約があるンだわァ。独自の法則を設定したら変えられねェっつーな。だから、翼も変えらンねェ。」


≫26

確かに、木原戦も接近戦だったな
能力だけじゃなく、精神面も鍛えなければ駄目じゃねーか、というね…



上条「じゃあ、何でそんなに凄い能力なのに第6位なんだ?」

百合子「能力が意味不明らしいなァ。ま、俺も理解してねェ部分が大半だからなァ。どんなに凄い能力でも科学的に価値がなけりゃァ第6位になっちまうンだよォ」

上条「そうk piririririri 電話?ちょっと、ごめん」pi

上条「あー、もしもし?あー、禁書目録か………え?棚の下にあるだろ。それで我慢して下さい。……分かったよ、帰るから。じゃあな。」pi

上条「あー、すまん。帰らなきゃいけなくなったわ。」

百合子「あァ、じゃあな。…あ、禁書目録って誰だァ?目次かァ?」

上条「えーっと……居候だよ!うん。」

百合子「あァ、じゃあなァ」



~~~回想終了~~~


≫32 ≫33

あ、ナルホド
俺も書いててちょっと違和感あったわ

上条さんの口調よくわかんないから、ググッて来たら更に分からなくなったorz

誰が教えてくれ



一方「百・合・子さァん?」ニタァ

百合子「な、なンだよ」

一方「人の悪口散々言っちゃってェ『なンだよ』とか、なンなンですかァ?えェ?」

百合子「い、いやァ、だって?近距離戦選ぶとか馬鹿って言ったけど、ホントォの事じゃん?」

一方「ミンチにさ(ry」

上条「あ、あの、一方通行さん?」

一方「あァ!?」ギロッ

上条「そんなに大声で言い合いをしていらっしゃると周りの目が痛いといいますか……」

百合子「移動しよォぜ、移動」

上条「ほら、百合子さんもこう言ってることだし、な」

一方「…チッ」


≫35

わざわざありがとうございますorz
一応、研究してみます



一方「で、何処に移動すンだよ」

百合子「俺の家でよくねェ?」

上条「じゃあ、百合子さんの家にしようか」

一方「いいのかァ?男を家に上げて」

百合子「全盛期の兄ちゃんみたいに自動防御してるから大丈夫でェす」

上条「じゃあ、移動するか」



〈百合子自宅〉

百合子「どォぞ」ガチャ

上条「お邪魔します」

一方「…チッ」

上条「随分殺風景な部屋だな…」ボソ

百合子「殺風景で悪かったねェ!」

上条「き、聞こえてたんですか!?」


※一方通行と百合子は一緒に住んでません。さっきは、一方通行が百合子家に遊びに来てただけです


一方「つゥか、まだ4時位だぜ?移動して何すンだよ」

百合子「そりゃァ、さっきの続きと言やァ対決だろ?」

上条「家の中では、キツいのでは…」

百合子「大丈夫ですゥ、『法則乱し・何もない場所から空間が生まれる』」


↑そう百合子が言ったとたん、壁にトビラが現れたよ!


上条「うわっ、何じゃこりゃ」

百合子「俺の能力で生み出した空間…なずけてェ…百合空間!」

一方「ネーミングセンス0だなァ…」

百合子「う、うるせェ!いいンだよ!」

上条「あ、あの、百合子さん?このトビラの中身はどうなっているのですか?」

百合子「あァ、丁度兄ちゃんに不利なように設定しといたぜェ。見た目は、完全に絶対能力進化計画の第1実験場だなァ。トラウマ復活てかァ?」

一上「!?」



百合子「じゃァ移動すンぜェ」ガチャ


上条side

眩しい光が見えたかと思うと、いつの間にか研究員が実験を観察していたであろうモニター室に立っていた
モニター室にあるモニターを除くと一方通行は居なく、そこには……妹達の1人であろう人物が立っていた
手には拳銃を持っていた

ウィーン
実験場であろう場所の自動ドアが開いた
そこには、今より少し灰色が掛かり長い前髪の一方通行がいた
かなり驚いているようだった


『はい、よろしくお願いします、とミサカは返答します』


妹達が1人で呟いた
対して一方通行は何も言葉を発しずただ立ちつくしていた

少しの沈黙の後、妹達がまた1人で話し出した


『チェックは万全です、とミサカは初の実践に対する意気込みをアピールします』

『ところで、貴方への発砲許可がおりているのですが、本当にいいのでしょうか』


どんどん一方通行の顔は青ざめていくのが分かる







未だ一方通行は、入口から一歩も動いていない
ブザーが鳴った後、何処からか声が聞こえてきた


『では、第1次実験を開始してくれ』


アナウンスで話しているようだった


『それでは、先手必勝です、とミサカは攻撃を開始します』


妹達が誰も居ない空間を見つめ1人で呟いた
そして、誰も居ない空間に向かって発砲を開始した
何発も打ったが、何かに弾かれている
そこには、誰も居ないはずなのに

『弾道が逸らされているのですか、とミサカは一度距離を取り分析を…』







妹達は、走り回って拳銃で攻撃するのを止め、目に見えないナニカから距離を取った
暫くの沈黙の後、妹達は驚いたように顔を強張らせた
すると、次の瞬間に妹達は圧倒的な力によって吹っ飛ばされた
モチロンそこには、誰も居ない

15秒程の沈黙の後、また放送が聞こえた


『オリジナルとのスペック差には目を瞑ってくれ。だが、クローンはネットワークを通じて記憶を共有している。二万通りの戦闘の間に学習し、進化していく。最後の方は君でも苦戦するかもしれんよ?』



また、沈黙が続いた
だが、沈黙は例のアナウンスによって切られた

『あぁ、だが、第1次実験はまだ終わっていない。後ろの実験体を処理するまではね。』

『武装したクローン二万体を処理する事によって、この実験は成就する。目標はまだ活動を停止していない。戦闘を続けてくれ。』

この言葉を言い終わった後にすぐ、倒れていた妹達が弱弱しく言葉を紡ぎはじめた

『了解…しました。実験を…続行します、とミサカは命令に従います。』

妹達はまたナニカに向かって拳銃を向けた
そこには、誰も居ない
誰も居ないが、その少し後ろに青ざめた顔の一方通行が立っている

「一方通行!」

上条当麻は、叫んだ
モニター越しにそんな叫びは聞こえるはずもなく…
弾丸は発射された

ドン、キィーン、パシュッ

三つの音が立て続けに鳴った
一つ目は、ナニカに向かって弾丸が発射された音
二つ目は、弾丸がナニカに弾かれた音
三つ目は、 弾かれた弾丸が妹達の腹に捻じ込まれる音

だった



百合子「俺の能力はァ、[法則乱し(フィズノイグー)]。その名の通り、既存の法則を乱す能力。つまり、大体なンでも出来る能力ってこったァ。ただ第2位の未元物資とは一緒にしないでくれよォ?」 ×

百合子「俺の能力はァ、[法則乱し(フィズノイグー)]。その名の通り、既存の法則を乱す能力。つまり、大体なンでも出来る能力ってこったァ。ただ第2位の未元物質とは一緒にしないでくれよォ?」 ○


今気がついたorz
未元物資って、何だよorz




『暗い…深い…水の底に沈む…ような…これが…死ですか…と…ミサ…カ…は…』


そう言って妹達は動かなくなった
血が、辺りに広がっていく

また、ブザーが鳴った
実験終了を知らせる合図だ

また、アナウンスが聞こえた


『うーん、お疲れ様。これにて、第1次実験を終了する。最初は、退屈かもしれんが次期に強くなるからガンガン処理してくれ。なぁに、遠慮はいらんよ。相手は、薬品とタンパク質で合成された…ただの人形なのだから。』




百合子side


眩しい光が見えたかと思うと、いつの間にかドアの前に立っていた。


「どこだァ、ここは…」


百合子は疑問に思った
先ほど駆使した能力は、対決用に作った空間だったはずだ
なのに、あの実験場は何処にいった…
演算式は、完璧だったはず…
百合子の疑問は尽きなかった

ふと百合子は、自分の体の異変に気づいた
普段あるものが無くて、普段無いものがあったのだ
その他にも、前髪が長くなっていたり髪が完全に白では無かったりと…

この現象を踏まえて百合子は考察を叩き出した
それは、


他能力者による能力干渉による、入れ替わりと過去の再現

今、自分がなっているのは完全に過去の一方通行の体だ
自分が入れ替わっているという事は、2人も入れ替わっているというオチだろう

ここは、観察に徹しよう……
と、百合子は冷静に判断した

ウィーン

突然目の前のドアが開いた

観察に徹する事に決めた百合子は大人しくドアの中に入って行った



そこには、妹達であろう1人が立っていた
暫く頭がフリーズして、動けないでいると妹達がしゃべり出した


『はい、よろしくお願いします、とミサカは返答します』


妹達は虚空を見つめながら言っていたので、百合子は頭がパンクしそうだった

そこには、見えない誰かがいるのか?
それが百合子の疑問だった

話の内容を考慮すると、その答えしか思いつかなかった

次の言葉を聞いたとたん、仮定は確信に変わった


『チェックは万全です、とミサカは初の実践に対する意気込みをアピールします』

『ところで、貴方への発砲許可がおりているのですが、本当にいいのでしょうか』


やはり、自分の前にはナニカがいる
そして、そのナニカというのは過去の一方通行

妹達は、拳銃を所持していた
そこを見ると、一方通行との実験…絶対能力進化計画だとしか思えなかった



『では、第1次実験を開始してくれ』


何処からかアナウンスが聞こえた

どうやら、ここは過去の第1次実験の再現らしい
ここまで、出来るとなるとレベル5はくだらない
最早、レベル6レベルだ
そう思うと、どんどん顔が青ざめていった

早く2人と合流しなければ……
そう思ったが、レベル6程の相手に対して恐怖を抱いてしまい足を動かせなかった


『それでは、先手必勝です、とミサカは攻撃を開始します』

『弾道が逸らされているのですか、とミサカは一度距離を取り分析を…』

『オリジナルとのスペック差には目を瞑ってくれ。だが、クローンはネットワークを通じて記憶を共有している。二万通りの戦闘の間に学習し、進化していく。最後の方は君でも苦戦するかもしれんよ?』

『あぁ、だが、第1次実験はまだ終わっていない。後ろの実験体を処理するまではね。』

『武装したクローン二万体を処理する事によって、この実験は成就する。目標はまだ活動を停止していない。戦闘を続けてくれ。』

『了解…しました。実験を…続行します、とミサカは命令に従います。』

『暗い…深い…水の底に沈む…ような…これが…死ですか…と…ミサ…カ…は…』

『うーん、お疲れ様。これにて、第1次実験を終了する。最初は、退屈かもしれんが次期に強くなるからガンガン処理してくれ。なぁに、遠慮はいらんよ。相手は、薬品とタンパク質で合成された…ただの人形なのだから。』

恐怖が頭の中を支配し、何もかもを聞き流す事しか出来なかった





ブザーが鳴り、ナニカが出て行く
ここで、出なければ2人と合流出来なくなってしまう、とかんがえた百合子は震える足を懸命に動かしてドアの外に出た


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月06日 (水) 19:09:52   ID: bD--te4f

読みにくいし、口調も定まってない、最後まで読もうとも思えない。

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