ライナー「なんだ?」
ユミル「今日二人で出かけない……………」
ユミル(うわぁ!クリスタかと思ったらライナーだと!後ろ姿で間違えた………)
ライナー「おう別に良いぞ!」
ユミル「おい待て私はクリスタと
ライナー「じゃあ早く行こうぜ」グイッ
ユミル「掴むな!ちょっと話、待っ……」ズイズイ
こんな感じの誰か書いてください
ライナー「どこに行くんだ?」
ユミル「いや、だから…
ライナー「なんだ?まだどこに行くか決めてないのか?」
ユミル「ちょ、人の話を聞きやが…
ライナー「まぁ、行くあてもなくブラブラする旅ってのも、いいがな」
ユミル「おい!!いい加減にしろぉぉ!!」ズルズル……
こんな感じですか?
ライナー「……いきなり大声出すなよな」グワングワン……
ユミル「お前が人の話を最後まで聞かないからだろ……」
ライナー「はぁ……で?話って何なんだ?」
ユミル「私はお前と出かける気なんて毛頭ない」
ライナー「…………え?」
ユミル「私はクリスタと出かけたいんだ……」
ライナー「…………は?」
とりあえず今日は寝ます
かなり更新遅いかもです
ライナー「じゃあなんで俺に声を……?」
ユミル「それは……私のミスだ」
ライナー「え……?」
ユミル「そういうことだ………」
ライナー(………女と縁が無くなって、ようやく春が来た来たと思ったらこの仕打ち)
ライナー(正直天使ではなくユミルでも嬉しかったが……)
ライナー(………妥協した俺がバカなのか?)
ライナー(そもそもミスってなんだ!何をどう間違えた!?)
ユミル「じゃ」スタスタ
ライナー「」ポツーン
ライナー「……………」
ライナー「ベルトルトォォォォォ!!!」ダッダッダッ!
ベルトルト「な、何だいいきなり?」
ライナー「俺は………一生女に恵まれねぇのか!?」
ベルトルト「さ、さぁね……でも、あんまりみんなと仲良くしちゃ……」
ライナー「……あぁ、そうか…………」
クリスタ「何してるのベルトルト?」
クリスタ「早く行こ!」
ライナー「……!!!」
ベルトルト「ライナー、ごめん………」
ベルトルト「じゃあ、今日はどこ行く?」
クリスタ「ベルトルトと一緒ならどこでもいいよ!」
ライナー「」
ライナー(ベルトルト………お前………!!)
ライナー「何なんだこれは………」
ライナー「悪い夢なら覚めてくれ……」
アルミン「どうしたのライナー?」
ライナー「女神………」
アルミン「………え?」
ライナー「あ、いや……何でもない」
アルミン「何かあるなら相談に乗るよ?」
ライナー(アルミン………こいつは女………か?)
ライナー(クリスタと同じオーラが出てるんだが………)チラッ
アルミン「???」
ライナー(………アルミンって、かわいいな)
ライナー(あれ?でもアルミンって男じゃなかったかな………)
ライナー(いや、でも可愛い………)
ライナー(…………これでチ○コが付いてなけりゃ、完璧なんだが)
ライナー(…………いや、アルミンにチ○コは付いてなかったな)
※勝手な妄想
ライナー(あぁ、そうだ……こいつは女だ!)
アルミン「何かあったの?さっきから顔色悪いよ?」
ライナー「………!!!」
ライナー「あぁ……そうだった……」
ライナー(危ねえ危ねえ……もう少しでアルミンを女の子だと思っちまうとこだった……)
ライナー(今は、天使がベルトルトと出かけたという事実を伝えなければ……)
ライナー「ここじゃなんだし、部屋行かねぇか?」
アルミン「いいよ」
途切れます
ちょっと再開
ーーー
ーーーー
ーー部屋ーー
アルミン「へぇ……それで……」
ライナー「ユミルとはいえ嬉しかったんだぞ!?なのに………!!」
ライナー「周りの奴らはみんな付き合ってるんだぜ!?俺にも一人くらい……!!」
アルミン「まぁ……気持ちは分かるよ」
ライナー「分かるよって……お前、フリーなのか!?」ガタッ
アルミン「まぁ、僕と付き合う物好きはそうはいないよ……」
ライナー「そうか………」
アルミン「本当、みんな誰かと付き合ってるよね……」
ライナー「あぁ、フランツとハンナはともかくとして……」
アルミン「エレンとミカサも分かるよ、あとサシャとコニーも」
ライナー「まぁ、まだ分かるな……」
アルミン「どういう事!?ベルトルトとクリスタってどういう事!?」バンッ!
ライナー「マルコとミーナとかならまだ我慢できるが……」
ライナー「なんでベルトルト何だよ!!」
アルミン「もっといただろ!!他にいただろ!!」
ライナー「俺を選んでくれとは言わないが、何故あいつに行く!?」
ライナー「ジャンとかいるだろ!!」
アルミン「あ、ジャンはアニとだから無理だよ」
ライナー「」
ライナー「………れ?」
ライナー「てことはもう誰も余ってないんじゃ……」
アルミン「そうなるね………」
ライナー「マジかよ…………」
ライナー「よく考えたら、今の成績トップ10位で付き合ってないの俺だけじゃねぇか……」
アルミン「はぁ……もう僕らはお先真っ暗だ……」
ユミル「くそ~、クリスタがベルトルトに取られた……」ツカツカ
ライナー「……!!」ガタッ
アルミン「……!!」バッ
ライアル((ユミルがいるじゃん!!))
ライナー「………」
アルミン「………」
ライナー「………」ギロッ
アルミン「………」キッ
………その日から、アルミンとライナーは全てにおいて競い始めた……
ーー夜ーー
アルミン(こうなれば、ライナーとどちらが先にユミルを振り向かせる事ができるか勝負だ!)
アルミン(まずは、訓練の成績を上げる)
アルミン(こうすれば間違いなく少しくらいは注目される)
アルミン(また、ユミル本人でなくとも、周りの人間が寄って来れば、それで人間関係も向上する)
アルミン(そして、ようやく土俵に立てる……)
アルミン(まず僕は体力関係がまずいから……筋トレは必須だな)
アルミン(後、アニに対人格闘も教えてもらうかな……)
アルミン(アニ曰く力は要らないらしいし……)
アルミン「………まずはすぐに出来る筋トレからだ!」
アルミン「………腕立て伏せ!!」
アルミン「ふっ……ふっ……ふっ……!」
ーーまた違う部屋ーー
ライナー(……ユミルは俺が振り向かす!)
ライナー(最後まで彼女いないなんて事になってたまるか!)
ライナー(もちろんアルミンも狙ってるから……)
ライナー(………とりあえず実力がはっきり分かる、訓練で差をだな……)
ライナー(だが相手は座学トップ……)
ライナー(今暫定10位に入ってないとしても侮れない)
ライナー(体力は今まで自主的にやってきたから……)
ライナー(……勉強も自主的に頑張るか!)
ライナー「そうとなればすぐとりかからねぇと……」
ライナー「………………」カリカリカリ
ーー翌日ーー
キース「本日は対人格闘だ!」
キース「始め!!」
アルミン「アニ!!」
アニ「なんだい?あんたから声掛けてくるなんて珍しいね」
アルミン「アニに対人格闘を教えて欲しくてさ……」
アニ「確かに力は要らない技ばかりだけど、基礎体力ぐらいは必要だよ?」
アニ「早い話、ついてこれる?」
アルミン「何が何でもついていく!!」
アニ「…………分かった」
アニ「まずは私を倒してみな」
アルミン「……!!」
アルミン(怖気付いちゃだめだ!)
アルミン(とにかく、相手を転ばせる事を考えるんだ!)
アルミン(少ない体力でも転ばせれる方法を!!)
アルミン(考えろアルレルト!!座学トップの頭は、こういう時にこそ力を発揮すべきだ!!)
アルミン(僕の体重を55キロ、身長を163センチとして……)
アルミン(アニを155センチ、50キロとする)
アルミン(地面との抵抗が………この時にかかる力は………)
アルミン(√50+120y(xa+÷468ng)+zc+240π………)
アルミン(………!!!)
アルミン「よし……」
アルミン「行くぞ!!」ダッ
ーーー
ーーーー
アルミン「」
アニ「まだまだだね……」
アルミン(……誤算だった、アニが予想以上に重かった……)
アニ「ただ、あんたは何をどうすればいいのかを頭の中で組み立てられてる……」
アニ「まぁ、頑張れば強くなるんじゃない?」
アルミン「ほ、ほんと!?」
アニ「ただ、私のやってるのは頭は使わない……」
アニ「反射や勘、本能的なものでする」
アニ「まぁ、そのうちなれるよ……」
アルミン「うん、頑張ってみるよ……」
アニ「まず、基本から教えてあげる」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ーーー
ーーーーー
ライナー(………アニの所にいったか)
エレン「おい、やろうぜ」
ライナー(……俺も、身体なまってもらったら困るしな)
ライナー「エレン、本気で行かせてもらうぞ!!」
エレン「おう!!来い!!」
ライナー「フンッ!」バッダッ……!!
エレン「おわっ!?」ビターン!
ライナー「す、すまない……立てるか?」
エレン「お、おう……こんなの余裕だ余裕!」ガクッ
エレン「………」
ライナー「………立てねぇのか?」
エレン「いや……立てる!!」
ーー夜ーー
ミカサ「二人とも!どうしたの!?」
アルミン「え?何が?」ボコボコ
エレン「ん?何だ?」グチャグチャ
ミカサ「二人ともすごい怪我……」
ミカサ「誰にやられたの?」
エレン「別に、対人格闘でちょっとコケただけだ」
アルミン「強くなるためには、仕方のない事なんだ」
ミカサ「そういえばアルミンはあの女狐と組んでた……」ギリギリギリ……
アルミン「ミカサ!!スプーンスプーン!!」
アルミン「それに、僕が望んでこうなったんだ!間違ってもアニに何かしちゃダメだからね!!」
ミカサ「………エレンは誰に?」
エレン「別に言わなくてもいいだろ……」
アルミン「ごちそうさま」
エレン「お?珍しく早ぇな……」
アルミン「いや……ただ、ゆっくり食べてると時間が勿体無いだけだよ」スタスタ
アルミン(……さて、ランニング行かなきゃ!)
ミカサ「………」
エレン「あいつ、なんか変だな」
ミカサ「そう……でも、いい傾向かもしれない」
エレン「まぁ、かもな」
ーーー
ライナー「さて、俺は部屋に戻る」
ベルトルト「え?もう食べたの?」
クリスタ「さすが、ライナーは早いね……」
ライナー「まぁ、そんなに時間掛けて食べる物でもねぇしな」スタスタ
ライナー(……というより、お前らとは極力離れときたいんだよ!!)
ライナー(羨ましい!!俺もすぐにユミルと……!)
ライナー(………勉強しよ)
ーーー
ーーーー
ーーーーー
ライナー「ふぅ……」
ライナー「今日の分の勉強は終わったな」
ライナー「では、お楽しみの筋トレに♪」スタスタ
ライナー「今日はランニング30分、腕立て腹筋背筋200回ずつ……だな」
ライナー「でもなぁ……筋肉つけすぎても、立体機動じゃかえって邪魔になるかもしれねぇな……」
ライナー「……まぁ、考えても仕方ねぇか」
ライナー「あ、後ダンベルしよ」
ライナー「いざ!外へ!!」
ーーー
ーーーー
ーー外ーー
ライナー「………ん?」
アルミン「ふっ…ふっ…ふっ…」
ライナー(アルミン……!?)
ライナー(確かあいつが食堂出て行ったのって、もう三時間前くらいなはず……)
ライナー(………いや、ずっとトレーニングしてたわけじゃないかもしれねぇしな……)
ライナー(……………)
ライナー(やっぱり、腕立て腹筋背筋300ずつにすっかな……)
ーーー
ーーーー
ーーそんなこんなで、一ヶ月後ーー
キース「ただいまより!!今月の成績トップ10を発表する!!」
1位 ミカサ・アッカーマン
2位 ライナー・ブラウン
3位 ベルトルト・フーバー
4位 アニ・レオンハート
5位 エレン・イェーガー
6位 ジャン・キルシュタイン
7位 マルコ・ポット
8位 アルミン・アルレルト
9位 コニー・スプリンガー
10位 サシャ・ブラウス
キース「以上だ!!」
コニー「うそだろ………」
サシャ「アルミンに負けました……」
エレン「お前すげぇじゃん!!」
アルミン「いや……まだまだだよ」チラッ
ユミル「どうする?このままじゃお前……」
クリスタ「いいよ、私は憲兵団なんて入りたくないし……」
ユミル「だが、一番安全で楽な兵団だぞ?」
クリスタ「ユミル!私は楽しにここに来たわけじゃないよ!」
ユミル「そ、そうか……」
ライナー(………アルミン、やるな)
多分今日はここまでです
暇があったら書きます
読んでくれてる人ありがとう!
再開します
ーー
ーーーー
ーーある日ーー
キース「本日は馬術を行ってもらう!」
キース「なお、今回はただの馬術ではない!!」
キース「実戦では、巨人から逃げるため高速で移動しなければならないが……」
キース「途中で障害物がないとも限らん!!」
キース「そこで、今回はこのコースをどれだけ早く回れるかを競ってもらう!!」
キース「十周回って誰が一番に戻って来れるかを競い合え!!」
キース「以上!!準備にかかれ!!」
エレン「今までの馬術とは勝手が違うな……」
クリスタ「普通の馬術ならともかく、早さを競うのは……」
ユミル「まぁ、慣れねぇと無理だな」
ジャン「お前はできそうなのか?」
アニ「やってみなきゃ分からないけど……得意にはなれそうにないね」
マルコ「とにかく、一周一周を丁寧に走ればいいんじゃないかな?」
ミーナ「うん、ありがとう!」
ライナー「…………」ギラッ
アルミン「…………」ギロッ
キース「全員スタート位置に着け!!」
メガネ教官「スタート10秒前!」
メガネ教官「…9!…8!…7!…6!」
アルミン「………」ギュッ…
メガネ教官「…5!…4!…3!」
ライナー「………」グッ…
メガネ教官「…2!…1!…GO!!」
馬たち「「ヒヒーン!!」」ザッ…ドドッドドッドドッ!!
ーードドドドド…………
教官補佐「……行きましたね」
メガネ教官「今回はだれが勝つと思います?」
キース「……分からんな、今期始めての訓練だからな……」
ーーー
ーーーー
ーーーーー
ライナー(よし!アルミンの前に出れたぜ!)ドドッドドッ
ライナー(…だがすぐに第一コーナーだ!!)ドドッドドッ
ライナー(確かここは出口でキツくなってたはず……!)グイッ…
ライナー(……何とかクリアしたが、立ち上がりでもたついてるな……)
ライナー(しかし、すごいコースだな……)
ライナー(もうS字かよ!)バッ…
ライナー(………しかし、アルミンはどこで仕掛けてくるか……)ドドッドドッ
ライナー(このまま収まってる……わけねぇよな)ドドッドドッ
ライナー(要注意だな……)ドドッドドッ
ーーー
ーーーー
アルミン(……後ろに着くとよく分かる……)ドドッドドッ
アルミン(ライナーは……おそらく突っ込み重視だ!)ドドッドドッ
アルミン(一瞬だけど、減速するポイントを探しながら行ってる!)ドドッドドッ
アルミン(多分どこまで攻めれるか……ギリギリのラインを探してるんだろうね……)ドドッドドッ
アルミン(でも……立ち上がりの方が重要だよライナー!!)ドドッドドッ
アルミン(例えば……この次のヘアピン)
アルミン(ほんの少し早めに減速して、コーナーの終わりに体勢を合わせておく……)グッ…
アルミン(そして………)
アルミン(………今だ!)パンッ
馬「!?」ダダッダダッダダッ!!!
ライナー「うおっ!?」
ライナー「早ぇ……何だ!?」
ライナー「立ち上がりであんなに差がつく!」
ライナー「クソッ……!」グッ
ライナー「………」ダダッダダッダダッ!!!
ライナー「……ダメだ、同じくらいのスピードで走る事はできても、あいつ以上の早さは出ねぇ……!」
アルミン「……」ググッ……
ライナー「……!!」
ライナー(なんだ?アルミンの奴随分手前から減速してるじゃねぇか……)グッ…
ライナー(すぐにケツにつけたぞ?)グイッ…
ライナー(どういうつもりだ……)ドドッドドッ
ライナー(………もしかして、アルミンは用心深すぎるんじゃ……)
ーースタート、ゴール地点ーー
教官補佐「……誰かが帰って来ます!」
キース「ほう……」
ーードドッドドッドドッドドッ………!!
教官補佐「アルレルトとブラウンですね」
メガネ教官「タイムは?」
教官補佐「……二人ともかなり早いですね……」
教官補佐「アルレルトが2分39秒82、ブラウンが2分39秒97です」
メガネ教官「初めてで30秒台はすごいな………」
メガネ教官「今年は優秀なのが多いようだ……」
教官補佐「あ、他の兵も回って来ますね……」
ーーーー
ーーー
ーー
ーーー
ーーーー
ーートップグループ、4周目ーー
ライナー(…………何となく分かったぞ……)
ライナー(アルミンは低速コーナーは抜群にうまいが、高速コーナーでは無駄な減速が多いんだ……)
ライナー(…….もうちょっと様子を見て、そして抜く!)
ライナー(高速コーナーならこっちのもんだ!)
アルミン(………ライナーもかなり早いな……)
アルミン(前半で広げた差は、必ず後半で取り返して来てる……)
アルミン(このままじゃ、まずい……かな)
アルミン(しかも………)
ミーナ「み、みんな早過ぎ……」
アルミン(集会遅れが出始めた、あまり無理はできない……)
ーースタート、ゴール地点ーー
キース「……周回遅れが出始めたか………」
メガネ教官「まぁ、仕方ないでしょう……」
メガネ「………あ、先頭が戻ってきます!」
ーードドッドドッドドッ………!!
教官補佐「……アルレルトが2分37秒53、ブラウンが2分38秒04です」
メガネ教官「始めての奴は40秒も切れないのが普通なんだが……」
教官補佐「異常ですね………」
ーーー
ーーーー
ーーそんなこんなで、先頭ラストラップーー
ライナー(そろそろ前に出ちまうか……)ドドッドドッ
アルミン(もっと差を広げないと……!)ドドッドドッ
ライナー(狙うはつぎの130R……!)ドドッドドッ
アルミン(どこで来る!?多分ライナーは僕が高速コーナーが苦手なのを知ってるはず……)ドドッドドッ
アルミン「………」ググッ…
ライナー「そこだっ!!」グイッ
アルミン「な……!!」
アルミン「無茶だ!!そんなスピードで曲がれるわけがない!!」
アルミン「馬ごと壁に突っ込むぞ!!」
ライナー(曲がる……曲がれる……!)ドドッドドッ!!
アルミン「………!!」ドドッドドッ
ライナー(行っけぇ!!)
ライナー(ユミルは……ユミルは俺がもらう!!)ドドッドドッ!
アルミン「……なっ!!抜かれた……!!」
アルミン(……まだだ!!まだシケインが残ってる!!)ドドッドドッ
アルミン(まだ負けたわけじゃない!!)ドドッドドッ…
アルミン(ライナー!!行くぞぉ!!)
ーーーー
ーーー
ーー
ーーゴール地点ーー
教官補佐「そろそろ最終コーナーを出てきます!!」
メガネ「先頭はどっちだ!?アルレルトか!?」
ライナー「……」ドドッドドッドドッ!!
アルミン「……」ダダッダダッダダッ!!
キース「……ブラウン!!」
ライナー(第一コーナーの向こうに、ユミルが!!)ダダッダダッダダッ!
アルミン(喉が……カラカラだ……!)
ーードドッドドッドドッドドッ……!!
メガネ教官「一着ライナー・ブラウン、二着アルミン・アルレルトです」
キース「……凄い物を見た気がする」
ーーー
ーーーー
ーーまた違う日ーー
クリスタ「そういえば、そろそろ座学のテストだよね……」
ベルトルト「覚えた?」
クリスタ「ううん、全然」
クリスタ「……そうだ!ベルトルト勉強教えて!」
ベルトルト「え?まぁいいけど……今から?」
クリスタ「うん!あ、教科書とか持ってくるね!!」タッタッタッ…
ベルトルト「………教えれるかな?」
クリスタ「ごめん!お待たせ!」
ベルトルト「全然いいよ、で?どの辺りがダメなんだい?」
クリスタ「うん、こことかこの辺りが………」
ベルトルト「あ~これはね………」
ーーーー
ーーーーー
ーー数時間後ーー
ベルトルト「……と、あらかたできたかな?」
クリスタ「ベルトルトの説明分かりやすいね!」
ベルトルト「いや、それほどでもないよ……」
クリスタ「……そうだ!こんどユミルも一緒に勉強していい?」
ベルトルト「え?流石に二人いっぺんは……」
クリスタ「ダメ……?」ウワメヅカイ
ベルトルト「分かったやろう」
ベルトルト「でも、一対二じゃ僕もキツイからあと一人呼ばせてもらうよ?」
クリスタ「いいよ、人数多い方が楽しいもん!」
ベルトルト「あまり多すぎると勉強にならないんだけど………」
クリスタ「あ、そっか」
ベルトルト「まぁ、とりあえずあと一人………誰にしようかな?」
ベルトルト「………そうだ!ライナー呼んでいいかい?」
クリスタ「うん!ライナーなら頼れるもんね」
ベルトルト「え?僕じゃ説明不足だったかい?」
クリスタ「ううん、そうじゃないよ!」
クリスタ「そういえばこの頃、ライナーとアルミン凄いよね」
ベルトルト「僕もちょっと驚いたよ……」
クリスタ「ライナーも元々頭が悪い訳じゃなかったけど、最近賢いよね」
ベルトルト「アルミンもあんなに体力なかったのに、この頃凄い勢いで体力が伸びてる」
クリスタ「何かあるのかな?」
ベルトルト「どうだろう……」
ーーー
ーーーー
ーーーーー
ベルトルト「……という事で」
ベルトルト「ライナー、今度僕と一緒に来てくれる?」
ライナー「ベルトルト!!!」
ベルトルト「え?」ビクッ
ライナー「お前は……クリスタとイチャラブしてる悪しき棒だと思ってが……」
ライナー「今見直した!!よくやってくれた!!」
ライナー「悪しき棒とか思ってしまって本当にすまん!!許してくれ!!」
ベルトルト「え、うん…いいけどさ……」
ベルトルト「結局来るの?来ないの?」
ライナー「行きます行きます!!行かせてください!!」
ライナー(これで一歩前進!アルミンより先に行ったぜ!)グッ…
ーー勉強会ーー
クリスタ「というわけで!!」
クリスタ「分からない事があったら、ライナーやベルトルトにじゃんじゃん聞いてね!!」
ユミル「ったく……私はクリスタと勉強したいって言っただけなんだが……」
クリスタ「はいはい、とにかく勉強しよ?」
ベルトルト「でもユミルって頭良さそうだから、分からない所ってなさそうだけど……」
ユミル「あ?私にも分からない事は山ほどあるぞ?」
ベルトルト「へぇ……」
ライナー(……まずい!!緊張してしゃべれねぇ……)ガチガチ
ライナー(何でだよ!一ヶ月前は普通にしゃべってたじゃねぇか!!)ガチガチ
ライナー(普通に接してりゃいいんだよ普通に……)
ライナー(……て言っても、何喋りゃいいんだ!?)
ライナー(あ~、誰か話を降ってくれ~!!)
ユミル「そういえばこの頃お前凄いよな」
ライナー「え?あ、俺?」
ライナー(ちょちょちょっと待て!まだ心の準備が……)
ライナー(だいたい、なんでよりによってユミルから話降られるんだ!?)
ライナー(しかもその話題……お前を振り向かすためですなんて言えるわけねぇだろ!!)
ライナー(アルミンと張り合ってますなんて言えば怪しまれるだろうし……)
ライナー(何かないのか!?早く返事しねぇと……)
ライナー「いや、別に俺は……」
ベルトルト「でも、前はもっとふざけてる感じだったよね」
ライナー「そうか?」
クリスタ「うん」
ユミル「まぁ、そうだな」
ライナー(マジかよ、そんな風に思われてたのか)
ユミル「でもまあ、ライナーは元々成績よかったしな」
ライナー「いや、別にそんな………」
ベルトルト(………なんかいつものライナーじゃないな)
クリスタ(いつもあんなに遠慮気味じゃないのに……)
ベルトルト(これは……)
クリスタ(……絶対何かある!!)
ユミル「まぁ、とにかく始めようぜ」
ライナー「だな、分からない所があれば聞いてくれ」
ライナー(……とりあえず、こんな感じでいいかな?)
クリスタ「ねぇねぇベルトルト、ここってどういう事?」
ベルトルト「え?あーここはね………」
ライナー「……………」カリカリ
ユミル「………………」パラパラ
ユミル(クソ…めんどくせぇな……)
ユミル(でもやめちまったらクリスタが悲しむしな……)
ライナー(クソ…会話ねぇな……)
ライナー(ベルトルトとクリスタはあんなに喋ってるのに、俺とユミルがほとんど喋ってない……)
ライユミ((俺(私)って必要あるか?))
ライナー(いや……ここは俺から話しかければ……)
ライナー「お前は分からない所とかないのか?」
ユミル「私か?私は別にないな」
ユミル「テストも、満点とるわけじゃねぇから、ある程度分かってりゃいい」
ライナー「お前は、成績10位以内に入りたいとは思わないのか?」
ユミル「別に、興味ねぇな……」
ライナー(……てことは、憲兵団は入らねぇな)
ライナー(さらっと所属兵科聞いとくか……)
ライナー「ちなみに、どこに所属するつもりだ?」
ユミル「ん……さあな」
ユミル「その時決めればいい……」
ライナー「そうか………」
ユミル「そういうお前は?憲兵団か?」
ライナー「俺か………」
ライナー(………ユミルと同じ所)
ライナー(とは言えねぇな……)
ライナー「そうだな……俺もその時次第だな」
ユミル「だよな、今から先の事なんて考えたくねぇ」
ライナー「めんどくさいからか?」
ユミル「まぁ、そんなところだ」
クリスタ「ユミル、喋ってないで勉強しなきゃダメだよ」
ユミル「はいはい、じゃあライナーここ教えてくれ」
ライナー「ん?どこだ……(よしきた!!)」
ライナー「あぁ、この辺は覚えるしかねぇな」
ライナー「ざっと言えば、ホルヘとアンヘルが『巨人倒せるじゃん!』って発見したって感じだな」
ユミル「ほぉ……」
ライナー「で、その後キュクロが『この装置でなら簡単に殺せるぜ!』って言ってできたのが」
ユミル「立体機動か」
ライナー「そうだ、で二年後に立体機動装置が正式に軍に採用される」
ユミル「確かそのとき先陣切ってたのはキュクロじゃなかったか?」
ライナー「あぁ、その通りだ」
ライナー「お前……ほとんど覚えてるじゃねぇか」
ユミル「歴史は、流れで覚えりゃすぐ覚えられる」
ライナー「まぁ、確かにそうだな……」
ユミル「まぁ歴史は置いといて、立体機動の物理入ろうぜ」
ユミル「私はこっちの方が苦手でな……」
ライナー「分かった、完璧にしてやるよ」
ライナー(……いい感じだな)
ーー数時間後ーー
ライナー「……で、出てきたこいつをこの公式に当てはめて」
ライナー「できたら数式にこいつを代入すれば……」
ユミル「………おぉ!!」
ライナー「これで、解は出て来たろ」
ユミル「すげぇな……」
ライナー(必死で勉強した甲斐があったぜ……)
ユミル「お前ってこんなにアタマ良かったか?」
ライナー「いや、今でも頭はいい方じゃない(アルミンに比べればまだまだ…!)」
ユミル「ふぅ……疲れたな」
クリスタ「そうだね、休憩する?」
ベルトルト「ちょっとしようか」
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