アニ「……」(17)

アニ「……」ジョロロロ……

アニ「……」ジョロロロ……

アニ「……」ジョロロ……チョロッ……

アニ「……っふぅ」


アニ「やっぱり野ションは最高だね」

ライナー「しかしその時!」バッ

アニ「っ!!」ビックゥゥ

ライナー「彼女の友人、ライナー・ブラウンが現れこうつげた」

アニ「あ、あ、あんた……いつから……」

ライナー「『おいおいアニ、ここはトイレじゃないぜ?まったく……』と」

アニ「み、見てたの!?ねえ!」

ライナー「彼の登場に驚きを隠せないアニ。慌てた彼女は勢い余って尻餅をつく」

アニ「聞いてんの!?いい?もし誰かに言ったりしたら……」

ライナー「……」ドンッ

アニ「キャッ!!」ベシャ

ライナー「『おいおい、自分の小便の上に転んでどうするんだよ』彼は言った」

アニ「あ、あんたが突き飛ばしたんだろ……」

ライナー「彼は続けてこう言った『見ろ、ズボンがビチャビチャじゃないか……どれ、脱ぐのを手伝ってやるよ』と」

アニ「……え?」

ライナー「……」

アニ「く、来るな!嫌!」

ライナー「……」ガシッ

アニ「や……や……」


ベルトルト「その時だった」

アニ「ベルトルト!」

ベルトルト「今度は彼女の別の友人、ベルトルト・フーバーが現れた」

ライナー「『な、なんだお前は!』驚き手を止めるライナー。その隙を突き彼女はライナーの手から抜け出す」

アニ「……」

ライナー「……ハヨイケヤ」

アニ「! あ、ああ……」ダッ

ベルトルト「『大丈夫かい?アニ』彼は優しくアニに語りかけた」

アニ「ああ……助かったよ……でもあんたたちのしゃべり方…『しかしライナー』

ベルトルト「彼は彼女の言葉を遮った。そして続ける」

ベルトルト「『僕が来るまで待つって約束したろ?せっかちなんだから』」

アニ「……へ?」

ライナー「『へへっ、すまねえな』ライナーは下卑た声で答える」

アニ「ベルトルト……なに言って……」

ベルトルト「『まあまだ手は出してないようだからいいけどね、さて楽しもうか』なんと彼らはグルだったのだ」

アニ「そんな……」

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