リヴァイ「たまには…な。明日は休暇をとっているし・・・俺は今は戦力外だ」
ハンジ「…そうか」
ハンジ「…私も明日はお休みだから飲んじゃおーっと!
なんだか今は飲んでいろいろ忘れたい気分なのよっ!」
コポコポコポ....
リヴァイ「おいっ勝手に注いでんじゃねぇ…っ」
ハンジ「いーじゃなーい」
ハンジ「で、さっきから気になってたんだけどそちらさんは?」
ハンネス「はっ。駐屯部隊長ハンネスと申します。」
バッ(敬礼)
リヴァイ「エレン達の保護者みたいなもんらしい」
ハンジ「へーっあの三人の?あっいいのいいの楽にして。敬語もいいから。
どうせプライベートな飲みなんでしょ。隣いいかな?」
ハンネス「どうも…」頭カリカリ
ハンジ「なになに?もしかしてあの三人の昔の恥ずかしーい
過去話でも引きだしてんの!?聞きたい聞きたーい!」
申し遅れまして。1です。
人生初SSです。勇気を出して書き込んでみました!
ご指摘等ありましたらお手柔らかにお願いいたします。
あと、ネタばれ注意です。
原作7巻後くらいを想定して書いております。
ハンネス「いや、まあ ははは。そんな所でさぁ」
リヴァイ「……なかなか面白いぞ」
ハンジ「マジで!聞きたい!聞きた―い!」
ハンネス「そうだなぁ。じゃあ次は……」
ハンネス「エレンとアルミンが5歳の時―――」
ハンネスさんとリヴァイとか珍しいな
期待
――10年前 シガンシナ区 エレンの生家―――
―――
エレン「母さん母さん!」
カルラ「なあに、エレン。家の中では走らないのよ」
エレン「あのね、母さん。俺、兄ちゃんがほしい!」
エレン「大きくて喧嘩が強いの!お願い!兄ちゃん産んでよ!」ウルウル
カルラ「エ、エレン…お兄ちゃんは後からは産めないのよ…」オロオロ
>>5
ありがとうございます、励みになります!
カルラさん可愛いなwwww
エレン「やだやだ!兄ちゃんが欲しい!!」
アルミン「ねえ、エレン」
アルミン「僕、エレンよりお誕生日が早いんだよ。だから」
アルミン「僕がエレンのお兄ちゃんになってあげるよ!」
カルラ(か・・・可愛い///)
エレン「違うっ違うっ!兄ちゃんは!俺より大きくて!強いんだ!」
エレン「アルミンは俺より小さいから兄ちゃんじゃないっ!俺の方がアルミンより兄ちゃんだ!」
アルミン「え…?えーと…えーと…」オロオロ
グリシャ「……ぷっw」
カルラ「ちょっとあなたっ!笑ってる場合じゃないわっエレンに説明してあげて!」
グリシャ「……くくっww」クスクスッ
カルラ「……もうっ!」プリプリ
>>8
どうもありがとうございます!
あと、今更ですが進撃キャラの誕生日を調べてみたのですが
公開されていないようなので捏造、もとい願望を含んでおります。
実はエレンの方がお兄さんだったりするかもしれませんね(^^;)
そこらへんは大目に見て頂けるとありがたいです。
―――現在――
ハンネス「……っていう出来事を、普段は物静かなイェーガー先生が」
ハンネス「うちの子ヤバイwマジヤバイwwwってすんごい親馬鹿しながら話してくれた事があったっけなあ…」
リヴァイ「…ッww」
ハンジ「wwふつうにww可愛いww」
ハンネス(これは後でぜってーエレンに怒られるな…)
ハンジ「他にはっ?他にはっ?」ワクワク
リヴァイ「……もっと飲め」コポコポ
ハンネス「おっと!どうも…そうだなあ」
ハンネス「ミカサがエレンの家に引き取られて暫くしてからの話なんだが…」
――6年前 シガンシナ区 ハンネスさん門兵のお仕事中――
―――
ミカサ「ハンネスさん……」
ハンネス「おっなんだ ミカサ」
ミカサ「あの…あの…」
ハンネス「ん?」
ミカサ「子供は……どうやったらできるの?」
ハンネス「」
ミカサ「私…エレンの赤ちゃんが欲しいの///」モジモジッ
ハンネス「そ、そそそうか……。」アセッ
ハンネス「あっ!そうだ!イェーガー先生に聞いたら分かるんじゃないか?」
ミカサ「先生はコウノトリが連れてくるって言ったの・・・」
ミカサ「でも、アルミンがそれは大人が吐く詭弁だよって・・・」
ハンネス(アルミン!アイツ!また爺さんの本勝手に読んだな!!)
ハンネス「えっと…そうだッ!」アセアセ
ハンネス「女の子は……三つ又のニンジンに!」
ハンネス「男の子は……二股のニンジンに!!」
ミカサ「う、うんっ!」ゴクッ
ハンネス「チューしたら赤ちゃんができるって聞いた事があったっけなあ……ははは」
ハンネス(…って無理ありすぎんだろっ!)
ハンネス(流石に騙されねぇ…って)
ミカサ「………!」キラキラキラ
ハンネス「………」(汗)
ミカサ「ありがとうっ!ハンネスさんっ!」キラキラキラ
ミカサ「私…私……エレンの赤ちゃんができたら」
ミカサ「きっと…本物の家族に……なれるよね…?」
ズッキィーン!
ハンネス(そ、そういう事だったのか)
ハンネス(ざ、罪悪感…!)ズキズキ
ミカサ「さっそく試してくる!っとその前にニンジンを探さなくては…」
ミカサ「とにかく、ありがとー!ハンネスさーん!」パタパタパタ....
……
―――現在――――
ハンジ「あのミカサにもそんな時期があったなんてw可愛いなあ―」クスクス
リヴァイ「ほう……あの筋肉娘にもそんな頃が……」
ハンジ「筋肉娘って…どーして知ってるの!?」
リヴァイ「見ればわかる……」
ハンジ「リヴァイってば女の子の体なんかジロジロ見てたの?やぁらしー」
リヴァイ「…うるせぇ…てめぇもっと飲みやがれ、潰してやる…!」コポコポ
ハンジ「リヴァイこそ!もっと飲みめー!」ゴポゴポ
ハンジ「リヴァイこそ!もっと飲みめー!」ゴポゴポ
ハンネス「…まぁ、結局三つ又の人参が見つからなくて…」
ハンネス「…ミカサはションボリしてたんだが…」
ハンネス(あの後、ミカサはエレンに二股のニンジンにキスさせてたっけなあ…)
ドタドタ
ココジャナイ?
タブンコノヘヤダヨ
コンコン
エレン「兵長、いますか?夜分にすみません」
アルミン「あの…ミカサが兵長にお話しがあるそうなんですが……」
ハンジ「おっ!噂をすればってヤツ?開けていいよー。入っておいで」
ガチャッ
ミカサ「失礼しま…! ハンネスさん?」
ハンネスさん「おうお前ら!元気か?」
ハンジ「ささっ!三人とも座って座って!」
リヴァイ「おい、ハンジ・・・・ガキはクソでもしてさっさと寝ろ」
ハンジ「いーじゃなーい、たまには!息抜き息抜き!」
リヴァイ「チッ……で、ミカサ。話とは何だ…?」
ミカサ「あの……」
リヴァイの足チラッ
リヴァイ(…ああ…怪我の事か)
ミカサ(……でも今は、そんな雰囲気じゃなさそう)
ミカサ「また、次の機会にします…。」
リヴァイ「……ああ」
ハンジ「さあさあ!三人とも飲んで飲んで!今日は無礼講だよー!」
エレン「えっいいんですか?やったあ!」
ハンネス「おいっ!おめえらは未成年だろっ!」
エレン「なーに言ってるんですか、ハンネスさん」
キュッ ポンッ コルク抜き
エレン「酔ったら俺達に晩酌付き合わせてたくせにー」
ハンネス「おっおいっ!分隊長と兵長の前でっ!なんつー事をばらしっ」アセアセッ
ハンジ「いいの今日は!他にばれなきゃいいのッ!なーリヴァイー!」
リヴァイ「・・・・フン」
エレン「兵長、注ぎますよ」
リヴァイ「面倒くせぇ…手酌でいい…」
ハンジ「そーだよエレン、無礼講って言ったろ!」
エレン「いいんですか…じゃあ、はいミカサ、アルミン」
コポコポ
アルミン「あ…じゃあお言葉に甘えて……」
ミカサ「頂きます」
カンパーイ!
ワイワイガヤガヤグビグビ
オーオレノツイダサケガノメネーッテカ?
チョ、チョット、ハンネスサン…
アレっ?エレン?ゴチソーサマガ キコエナイww
ハ、ハンジサン・・・
コメントありがとうございます。
とっても励みになります!
初めてなのでとにかく最後まで勢いでイっちゃいたいと思います。
エレンノカワリニワタシガ!!エレンハワタシガマモル!!!
ミカサスゲー!
ヘイチョーハ ヒタスラノンデマスネ…
――二時間後―――
―――
ハンネス「いよーっ兵長!世界一~~♪」
リヴァイ「お、おお……」ヒック 顔真っ赤
ハンジ(リヴァイ、黙々と飲んでたからなー)
ハンジ(まあ、心あたりはありすぎる……)
エレン「………」トローン
ミカサ「うぇえーん、えれーん……」シクシク
アルミン(うわあ、エレンもミカサも普段見ない状態になってる…)ゴクゴク
アルミン(ハンネスさんだけじゃ、いつもこんなに飲ませないからなー)ゴクゴク
リヴァイ「なんだ、アルミン……てめぇ……ザルだったのか!」ヒック
アルミン「あ、はい。強いんです。うちの家系」
アルミン(無駄にお酒に強いと…)
アルミン(いつも後片付けと、酔っ払いの介抱役なんだよねー……)トホホ
ミカサ「えれんっ!えれんっ!」
エレンギュー
エレン「おー…なんだミカサ……」トローン
ミカサ「もうっどこにも行かないでっ!私から離れないでっ!」
グスッグスッ
リヴァイ(泣き上戸か……)
ミカサ「わ、わたし…またえれんが・し…死んだなんて聞いたら…!」
ミカサ「…多分、耐えられない…」グスッグスッ
ハンネス「いよーっご両人あっついねぇ!!ヒューヒュー♪」
アルミン「ハンネスさんッ、シーッ!!」口に人差し指
ミカサ「チ…じゃない……へ、兵長……!」
リヴァイ「…なんだ?」
リヴァイ(チ……??)
ミカサ「…ごめんなさいっ!わ、わたし…あの時!」
ミカサ「冷静じゃなかった…ですっ!」
リヴァイ「あぁ…」
ミカサ「わ、わたし…っ!もっともっと強くなります!冷静になります!えれんを守るために! 」
ミカサ「うぇえーんうぇーんっ」シクシク
エレン「あーもー泣くなって。俺は大丈夫だから……」ナデナテ
リヴァイ「…まぁ、次は気を付けろ」頭ポンポン
ミカサ「は…はいぃ…」シクシク
ハンジ「きゃーリヴァイ!未成年に手ぇ出しちゃだめだよww」ケラケラケラ
リヴァイ「うるせぇ……」ヒック
アルミン(兵長ってミカサにはなんだか甘いよね)
ミカサ「ひっく…うぇえ…ひっく…」ウト...ウト....
ミカサ「………すぅ…すぅ…」
エレン「…あれっ?」
アルミン「…ミカサ、寝ちゃった?」
エレン「みたいだな。そこのソファに寝かせるか……ぃよいしょぉっっと!!」
お姫様抱っこ―
エレン「お…重い…っ!!」ズシッ
アルミン「言わないの」
アルミン(っていうかエレン、千鳥足…大丈夫かな?)
ソファにミカサごろん
エレン「こいつ、あんまり飲むと嫌な事思い出すタイプなんだな…」
上着ヌギヌギ
エレン「次から悪酔いさせないように注意しよ…」
ミカサに上着ファサッ
アルミン(あーゆー事…)
ハンジ(自然にやっちゃうからエレンはなー……)
リヴァイ(クソガキ)
ハンネス「よーエレンッ!すっかり男の子前になっちゃってww」
アルミン「まだ男前ではないんですね」
ハンネス「そーだ!紅一点は寝ちゃったから男だけで恋バナしねーかw」
ハンジ(……あれ?)
アルミン「恋バナって…だいぶ無理してますよ。ハンネスさん」
ハンジ(……あれれっ?)
リヴァイ「……w」プッ
ハンジ(……イラッ)ゴポゴポゴポッ
リヴァイ「てめぇ!ちゃんぽんすんじゃねー!台無しじゃねえか……」
ハンジ「ふーんだっ!思い知れっ!」
ハンネス「よーしっまずはエレンだ!飲めッ!そして正直に吐けッ!」
ハンネス「今までに惚れた女はいるかっ!ただしミカサは除くッ」コポコポ
エレン「えー?んー…」チビチビ
エレン「ん――とくにないのでパス……」トローン
ハンネス「駄目だ!吐くまで飲ませるからな!」ヒックヒック
ゴポゴポゴポ
エレン「…あーもうっ…わかった!わかりましたってばっ!」
ガっ
立ちあがってグラスをとる
グビッグビッ プハーッ
ハンネス 「いいぞー!それでこそ男だ、行けーっ♪」
エレン「惚れたっていうか…憧れの人なら…」
エレン「……」椅子にストンッ
エレン「います。…いや、いました。」チビチヒ
リヴァイ「ほぅ……?」
ハンジ「うっそ!エレンが!?このエレンが!?アルミン知ってた?」
アルミン「僕も初めて知りました!エレン…どんな人?」
エレン「…綺麗な髪で…」
エレン「…肩まで伸ばしたブロンドで……」
ハンジ「………wまwさwかww」
リヴァイ「……」
ハンネス「…まさか…!」ハッ
ハンジ・ハンネス「アルミンのことかっ!!!」
エレン「ないですからッ!!」ドンっ
アルミン「もしかして…クリスタ?」
リヴァイ「誰だ?それは」
アルミン「僕たちの同期で…その…えっと…」
アルミン「…一番可愛い子…」カァァッ////
ハンジ(ふーん…アルミンはその娘に憧れてるんだ…)ニヤニヤ
エレン「いや…違うんです……」
エレン「……ペトラさんっていう…同じ班だった人…」
ハンジ「!?」
アルミン「!?」
リヴァイ「……」チッ
ハンネス「っえ?誰だ?どんな人?」
エレン「えーと…わりと、年上だったんですけど」チビチビ
エレン「優しくて…綺麗で可愛くて…ちょっと抜けてて……」チビチビ
エレン「…でも、とても強くて…その、好きとか惚れたとかではないですけど」チビチビ
エレン「……とても、憧れでした…」チビチビ
アルミン「…」
リヴァイ「……」スッ
ドサッ
エレンの隣に座る
リヴァイ「エレン…てめぇ、ガキのくせして…」
エレン「…はい……」
リヴァイ「…悪くねぇ趣味してんじゃねぇか……」
エレン「…ははは…」
リヴァイ「…」
コポコポ
酒注ぎ…
エレン「あーでも…やですよー兵長と好みが一緒だなんて…」
リヴァイ「…あ?」ギロ
エレン「だって兵長には勝てませんよ。絶対俺、敵いません」
エレン「…ペトラさんだって…」
リヴァイ「…」
エレン「…すいません…なんでもないです……」
ハンネス(ペトラって誰なんだ?アルミン?)ボソッ
アルミン(えっと…前の壁外調査で…エレンの護衛についてて)ボソッ
アルミン(…亡くなった人…)ボソッ
ハンネス(…!)
ハンネス(ハアァァ……!)ヤッチマッタ…
ハンジ「だ…だけど、全く気付かなかったなあ!」アセッ
ハンジ「エレン、そんな素振りも見せなかったし!なあリヴァイ!」アセアセッ
リヴァイ「……」グビグビ
シーン…
カチャカチャ…
ハンネス(ど…、どうしよう…なんて言えば…)
エレン「…はは…」
エレン「ハンネスさん、ハンジさん、兵長…あっさり騙されましたね。」
エレン「今の…全部嘘ですから。俺、こう見えても…昔っから」
エレン「…けっこう演技派なんですよー…」ニ・ニコッ
リヴァイ・ハンジ・ハンネス「……」
アルミン「―――ッ!」
エレン「なーんて…ははっつまんないですよね…すみませんでし・・・!?」
ボカッ
アルミン「ばかっ!…このっばかエレンっ!!」ポカポカッ
エレン「…いてっ!痛いってアルミン!」
アルミン「ばかっ!ばかっ!!ばかっ!!!」グズグズ
エレン「はは…何泣いてんだよアルミン…ははっ痛え…」
エレン「……」グスンッ
ハンネス「……」
ハンネス「ま、まあ、飲みな。エレン!」アセアセッ
コポコポコポッ
エレン「…どうもっ…」グビグビッ
エレン(もう、こうなったら潰れるまで飲んでやる…!)
エレン「……」ふにゃふにゃ
ハンジ「……ところで、エレン」
ハンジ「もーこの際だから敢えて聞いてもいい?答えたくなかったら答えなくてもいいけどさ」
ハンジ「聞く機会…滅多になさそうだからね」
エレン「いいですよーなんですか?ー」トローン
ハンジ「……ミカサの事はどう思ってるの?」
アルミン「…」
リヴァイ「…」
ハンネス(それは敢えて避けたんだが…)
エレン「ミカサは…」チラッ
ミカサ「すー…すー…」
「んー」モゾモゾ
「……」スヤスヤ
エレン「大切な、大切な…家族ですよ…今は」
ハンネス「……今は?」
エレン「今は、それ以上は言いたくないです……」フニャフニャ
エレン「言ったら…なんか、なんか…不安で…」
テーブルに凭れかかる
エレン「すみません……」トローン
エレン「すみま…せ…ん、なんか急に眠い…」トローン
エレン「……」ドサッ
エレン「すー……すー……」
アルミン「エレン……寝ちゃったの…?」
シーン.......
ハンジ「はあぁ…なんか一気に酔いが冷めちゃった!」
ハンネス「すみません、自分が余計な事を…」
ハンジ「いいの!…気にしないで」
ハンジ「こーいう事、調査兵団なんてやってたら珍しくないんだから」
リヴァイ「……」
ハンジ「二人も寝ちゃったし、もー遅いし、今日はお開きにしよっか」
アルミン「あ……あ!はい!僕片付けますので、ハンジさんも兵長も先に休まれて下さい」
ハンジ「そお?じゃあお願いしよっかな……」
リヴァイ「……頼む」
……
ハンジ「じゃーアルミン、おやすみー!ありがとねっ」
リヴァイ「…お前も片付けが終わったらさっさと寝ろよ…」
アルミン「はーい!おやすみなさーい!」イソイソッ
オカタヅケ
アルミン「ハンネスさんは二人を寝室まで運んで下さい。僕テーブル拭いておきますから」
カチャカチャ
ハンネス「はいよ…んじゃエレンから」
ハンネス「…ふんっ!どっこいしょっと」
肩にかつぎ
ハンネス(ふー、重い…。大きくなってたんだな…こいつら…)
ハンネス(俺に騙されて…素直にニンジンにキスしてたようなガキだったのに…)
ハンネス(……いつの間にか俺も、年くってたんだなあ…)
ハンネス(あの時は…二人揃って軽々抱えられたのによ―……)
――――
――――
――――
ハンジ「ねーリヴァイ」
リヴァイ「…なんだ?」
ハンジ「リヴァイも酔い冷めちゃったんでしょー。適当な店に行って飲みなおそーよ」
リヴァイ「そうだな…」
ハンジ「いっぱい話聞いてあげるから…」
ハンジ「私の話もいっぱい聞けー」
リヴァイ「うるせー……あー…クソして―なー」
ハンジ「マ、マジでっ?お店に急ごうっ!頑張れ耐えるんだリヴァイ!」
ハンジ「そうだっ立体機動で…っ!いやいや、下手したらまき散らすかも…っ」
リヴァ「……ふっ…ははっ」
ナニワラッテンダヨー
ナンデモネーヨ……
ハハハッ・・・
――――――
ピピピ・・・
チチチ・・・・
次の日の朝……
ハンジ「エレン!アルミン!おっはよー!」
エレン「お、おはようございます…ハンジさん…いてて」
アルミン「おはようございます、ハンジさん」
ハンジ「二日酔いかい?大丈夫?アルミンは平気そうだね」
アルミン「はい、あの後水2ℓ飲んで胃の中全部吐きだしたんで」
ハンジ(す、すごい…。)
エレン「いててて…」
エレン「あ、リヴァイ兵長!おはようございます!」
リヴァイ「…よう」ジロ
リヴァイ「……」ツカツカツカツカ
リヴァイ「……」ぽんっ
エレン「……?」
リヴァイ「あーエレンよ…昨日の話なんだがな……。」
エレン「え?昨日の?話…ですか?」アセッ
エレン「えーと…その…実は」アセッアセッ
エレン「…その…ほとんど覚えてなくて…俺、何かマズイ事しました?」
リヴァイ「…はぁ…!?」
エレン 「!!」ビクッ!
ハンジ(あーあ…リヴァイがあんなに気にしてたのにー)
エレン「え?…え?」アセアセッ
リヴァイ「…てめぇ…今日中に館内のトイレ全部掃除しやがれ…!」
エレン「え?えええっ!休日なのにっですか!?」
リヴァイ「うるせーとっとと始めろ……」
ギャーアンマリデス
キノウナニガアッタンデスカー!
ハンジ(…ふーん…なるほどー)
アルミンの方チラッ
ハンジ(演技派ねー…)ボソッ
アルミン(……)
アルミン(エレンと付き合いが一番長い、僕から言わせてもらうと…)ボソッ
アルミン(以外とあざといところはありますよー…)ボソッ
アルミン(…無意識である可能性も否定しませんけど)ボソッ
チュンチュン・・・チチチ・・・
ミカサ「ん…朝?…エレンの上着?」
ミカサ「…二度寝しよ……」
(エレンが傍にいるみたい)
(なんだか幸せ……)
終わり。
これで終わりです。
一番書きたかったのはエレンに頭ナデナデされて、兵長に頭ぽんぽんされるミカサです。
ミカサかわいいよミカサ…
稚拙な文章に最後までお付き合い下さった方、ありがとうございました。
GJ
面白かった
>>74
ありがとうございます!
そう言って頂けると勇気を出したかいがありました
1です。
ひとつ、書き忘れがあったので…。
ニンジンの話の元ネタは昔読んだ銀の勇者という漫画です。
では失礼します。
銀の勇者くっそ懐かしいな
乙
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