エレン「伝染病?」(188)
※多分鬱展開です。もし良ければ読んでください。
―――それは唐突だった。
-----夜・食堂
エレン「どうしたミカサ。飯に手がついてないぞ」
ミカサ「何だか体がだるくて…」
アルミン「そういえば訓練の時も辛そうにしてたね」
エレン「おい、無理はするなよ」
ミカサ「…少し寮で休んでくる」カタッ
アルミン「お大事にね」
ミカサ「うん、ありがとう」フラフラ
アルミン「(本当に大丈夫なのかな…)」
ジャン「おい、ありゃ相当来てるんじゃねえか?」
エレン「ああ、とても大丈夫そうには見えなかっ――
ドサッ
エレン「!? 」
ミカサ「はぁ、はぁ…」
エレン「ミカサ!」
ジャン「お、おいやべえぞ!」
アルミン「すぐに医務室に連れて行かないと!」
・
・
・
医者「酷い高熱ですね。きっと疲労が蓄積していたのでしょう」
エレン「そうですか…」
医者「しばらくは医務室で看病しますね」
エレン「はい、よろしくお願いします」
バタン
エレン「ミカサ……」
アルミン「(大丈夫かな…)」
-----夜・男子寮
マルコ「エレン、ミカサはどうだったの?」
エレン「ひどい熱だってよ…」
マルコ「…それは可哀そうにね」
ジャン「くそっ、心配だ…」
アルミン「大丈夫だよ!きっと良くなるから、ね!」
ライナー「それにしても最近は病気になるやつが多いな」
アルミン「確かに…ミーナ、サシャ、コニーなんかも体がだるいって言ってたね」
ベルトルト「もしかして、伝染病なのかも…」
エレン「伝染病?」
ベルトルト「人から人にうつる病気だよ。このまま色んな人にもうつっていったら…」
トーマス「こ、怖いこと言うなよ…」
アルミン「(何だろう、嫌な予感がする)」
・
・
・
-----朝・食堂
エレン「おはようみんな」
マルコ「おはよう、エレン」
エレン「今日は何だか人が少ないな」
マルコ「そうなんだ。みんな体調の不良を訴えていたからね」
エレン「そうか…」
ドタドタドタドタ、バン!
アルミン「エレン!!!」
エレン「おはようアルミン。どうしたんだそんなに慌てて」
アルミン「ミカサの容体が!」
エレン「…え?」
アルミン「早く来て!」
エレン「あ、ああ!」
ガチャッ
エレン「ミカサ!」
医者「くそっ、どうすれば良いんだ!」
ミカサ「う゛う…」ボタボタ
エレン「おい、鼻から血が!」
ミカサ「心配しないで、エレン…」
ミカサ「私は、大丈夫――
ミカサ「! お゛え゛ぇっ!」
ビチャビチャッ
アルミン「ミカサ!(吐瀉物が真っ赤だ…)」
エレン「せ、先生!」
医者「と、吐血…消化器系がやられてるのか…」
医者「万が一これが人に感染するものだったらまずい!君たちは今すぐに出ていくんだ!」
エレン「そんな、ミカサぁ!」
・
・
・
-----朝・訓練場
ジャン「…嘘だろ?」
エレン「信じたくはねえが、事実だ」
ジャン「…絶対に、死んだりなんかしねえよな?」
エレン「っ縁起でもねえこと言うんじゃねえよ!」ガシッ
アルミン「エレン、落ち着いて!」
ジャン「わ、悪い…」
エレン「クソっ!」
・
・
・
キース「全員、注目せよ!」
一同「「「ハッ!」」」
キース「貴様らに伝えなければならないことがある」
キース「さあ、どうぞこちらへ」
防護服の男「…」スッ
エレン「何であんなものを着てるんだ?」
アルミン「まさか…」
防護服の男「本日より、君たちをここに隔離する」
ドヨッ
マルコ「な…」
ジャン「何でそんな急に!」
防護服の男「ミカサ・アッカーマン訓練兵の容体については知っているな?」
ジャン「あ、ああ…」
防護服の男「実は、彼女の病気に伝染性があることが確認された」
ジャン「は?」
防護服の男「現時点では治療法は見つかっていない。このままでは被害が拡大する恐れがある」
防護服の男「これは必要な措置なんだ。理解してくれ」
キース「ということだ。これからは他人と必要以上の接触を避けるように。」
キース「そしてエレン・イェーガー、アルミン・アルレルト訓練兵。
話があるのでここに残ってほしい。以上だ」
ザワザワ
トーマス「そんな…」
ダズ「嫌だぁ…死にたくねえよ…」
クリスタ「みんな大丈夫かな…」
ユミル「はっ。こんな時まで他人の心配かよ」
クリスタ「だって!」
ライナー「アニ、顔色が悪いぞ?」
アニ「い、いや。何でもないよ」
・
・
・
アルミン「教官。話とは一体?」
エレン「何かあったんですか?」
キース「…」
キース「…心して聞いてくれ」
キース「先ほど、ミカサ・アッカーマン訓練兵が亡くなった」
続きは明日書きます。読んでくれると嬉しいです。
すみません都合が悪くて書けませんでした。今から書きます。
エレン「は?」
アルミン「え?」
キース「お前たちが出て行ってすぐのことだそうだ」
キース「医者の懸命な治療も空しく…」
アルミン「冗談、ですよね?」
キース「…これは事実だ」
エレン「嘘だ」
キース「イェーガー訓練兵。現実を見ろ」
エレン「嘘だ!!」
エレン「一昨日までは元気だったじゃねえか!有り得ないだろこんなに早く死ぬなんて!」
キース「気持ちはわかるが、少し落ち着け」
エレン「この状況で落ち着ける訳ないでしょう!」
アルミン「教官。ミカサのところに、行かせてください…」
キース「私は遠慮する事をお勧めする」
アルミン「なっ!何故ですか!」
エレン「最後に顔ぐらい見― キース「彼女は!」
キース「体中から血液があふれ出た状態で死亡していた…」
キース「私は、あのような苦痛に満ちた表情の遺体は見たことがない…」
アルミン「」
エレン「」
キース「っ」ギリリ
エレン「嫌だ、何で…」ポロポロ
エレン「うわあああああああああああ!!!」ダダダッ
アルミン「うう、クソォッ!」ダン
ダッダッダッバタン!!
・
・
・
アルミン「何で、何でだよ!」グシャグシャ
エレン「うっ…ぐすっ…」
『エレン。頬にパンくずがついてる』
『や、やめろよ!お前は俺の母ちゃんかよ!』
エレン「ううう…ぐっ」
エレン「なん゛っでっ…こんなっ時に…」
アルミン「エレン…」
エレン「アルミン、ミカっ…サはもっ…もういない…んだっよな…」ボロボロ
アルミン「…!」
エレン「俺、また…家族をっ、失っちまった…」
アルミン「ううっ」ジワァ
ジャン「お前ら!ミカサは無事だったのか?」
エレン「ジャン…」
エレン「…うあああ゛ぁああぁあ゛っあ゛っあぁああ」ボロボロ
ジャン「!」
アルミン「ぐすっ…うぐ、ううううう…」ポロポロ
ジャン「そ、そうか…」ググッ
・
・
・
-----夜・男子寮
ライナー「そうか、ミカサが…」
エレン「…」
ベルトルト「…」
ジャン「くそっ!!!」ガン
アルミン「(僕に、力があれば…)」
ガチャ
ライナー「遅かったな、マルコ」
マルコ「…」
ジャン「どうした?」
マルコ「…ミーナとサシャが死んだ」
一同「「「!」」」
マルコ「コニー、トーマス、ダズ、アニは高熱で医務室にいる」
マルコ「おそらく、ミカサたちと同じ病気だ…」
アルミン「そんな…」
その後も感染は拡大していった。
―――隔離5日目
クリスタ「っ…ぇ…ぇ…」ビチャビチャ
ユミル「はぁ、はぁ…クリスタ…」
マルコ「あれ、視界が真っ赤に?」
ジャン「おいしっかりしろマルコ!」
アルミン「(あれから、感染者の中で回復したのはアニだけ…)」
アルミン「(もう何人死んだんだろう?)」ボー
ライナー「何してるんだアルミン!早く手伝ってくれ!」
アルミン「っごめん…」
ガチャ
エレン「水持ってきたぞ!」
ベルトルト「よし、さあ飲んで!」
クリスタ「ありが、とう…」ゴクッ
クリスタ「…ゲホッ!ケホッケホッ」
クリスタ「うぅ、痛いよ…」ポロポロ
ユミル「くそっ、碌に水も飲めやしねえ…」
アニ「何か、手伝えることはないか?」
エレン「お前は安静にしとけ。まだ治ったか分からねえんだからよ」
アニ「…本当に情けないね。私は」
マルコ「じゃ、ジャン…」
ジャン「どうした?マルコ」
マルコ「君は…うぅえ゛っ」
マルコ「君には…生きて…」
マルコ「っ!ぐくっ!」
ジャン「お、おい!」
マルコ「ぉ…」ダラァー
ドサッ
ベルトルト「ま、マルコ!」
ライナー「何でだよ…」
ジャン「マルコ、おいマルコ!」
マルコ「――」
ジャン「返事してくれよ!なあ!」
ベルトルト「ジャン…マルコは…」
ジャン「ちくしょう…ちっくしょう…!」ボロボロ
・
・
・
ガチャ
防護服の男「失礼する。現時点で生存している者は何名だ?」
アルミン「僕を含めて…8名です…」
防護服の男「そうか、もうそんなに…」
生き残ってるのはエレンライベルアニユミルの巨人チームとアルミンジャンクリスタでおk?
>>72 さん 合ってます
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防護服の男「…先ほど、研究チームが特効薬を完成させたとの報告があった」
アルミン「!」
エレン「ほ、本当ですか!」
防護服の男「唯、その薬は副作用が強く、とても使用できるようなものではないらしい」
防護服の男「改良したものができるまでもう少し、辛抱してくれ」
アルミン「…はい」
エレン「(頼む…みんな…)」
――隔離6日目
クリスタ「スゥ…スゥ…」
ユミル「…(やけに体が軽いな)」
アルミン「僕、新しい水を汲んでくるね」カタッ
エレン「俺も行くよ」
ベルトルト「うん、お願い」
ザバーッ
エレン「これくらいでいいか」
アルミン「二人とも症状が落ち着いてきて良かったよ」
エレン「ああ。このまま治ってくれればいいんだけどな」
アルミン「…うん」
エレン「…」
エレン「…アルミン」サッ
アルミン「うう?」グニィー
アルミン「え、ええん?」
エレン「そんな暗い顔するな。笑っとけ」ニッ
アルミン「!」
エレン「母さんが言ってたんだ。『笑ってた方が体にいい』ってな」
アルミン「…」
アルミン「…」
エレン「さあ、もう行こうぜ」パッ
アルミン「うん…」
アルミン「(やっぱり、無理してるんだ…)」
ガチャ
エレン「汲んできたぞ」
ベルトルト「うん。ありがとう」
アニ「そういえばジャンは何してるんだい?」
エレン「まだ寮で寝てるんじゃないか?」
アニ「はっ。ずいぶんと呑気なもんだね」
ライナー「お前のその男勝りな蹴りで起こしてきてやったらどうだ?」
アニ「何だって?」ギロッ
ライナー「…冗談だよ」
エレン「ライナー、お前はもっと女の気持ちを考えた方がいいぞ?」
ライナー「な、あのエレンが!?」
アルミン「あはは」
ベルトルト「ははは」
アニ「ふふっ」
エレン「な、何だよお前ら…」
アニ「いや、ライナーの言うとおりだと思ってね」
エレン「俺ってそんなに鈍感か?」
アニ「ああ、あんたは女心が何にもわかっ――
ポタッ
たくさんのレス有難うございます。感激です!
良ければ続きも読んでください。
ペースが遅くて本当に申し訳ないです。
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アニ「…あれ?」ツー
エレン「え?」
アニ「な、何…で?」
アルミン「治って、なかった…?」
アニ「がはっ!」ビシャァ
アニ「え゛…う゛えぇ」
ベルトルト「あ、アニ」
アニ「っ、っ!」ゴボゴボ
アニ「あ゛…」バタッ
ライナー「何で…」
アニ「か…ぅ……」
アニ「…」ピクッピクッ
エレン「そんなのって、ありかよ…」
ガチャ
ジャン「…おは――
ジャン「は?」
ジャン「おい、何があった…?」
エレン「アニが…はは」
エレン「どうしたらいいんだろうな…ミカサ」
ジャン「おい」
エレン「もう、もう…」
エレン「もう嫌だ…」
ジャン「…おい!」グイッ
エレン「え?」
ジャン「うろたえてんじゃねえよ!」バキッ
エレン「っ!」ドサッ
ジャン「まだ死んだとは限ってねえだろうが…」
ジャン「…取りあえずこいつをベッドに運んでくる」
アルミン「だ、駄目だよジャン!」
ベルトルト「教官やお医者さんだってそれで感染したんじゃないか!」
ジャン「…俺は」
ジャン「目の前で苦しんでる仲間を見殺しにできるほど根性腐ってねえよ」
一同「!」
ジャン「第一、マルコたちに合わせる顔が無くなっちまうしな」
アルミン「…」
ベルトルト「…」
ライナー「ジャン。俺にも手伝わせてくれ」
ジャン「ああ、助かる」
エレン「…待てよ。俺も手伝う」
ジャン「へっ、流石は死に急ぎ野郎だな」
エレン「…」
ジャン「で、お前らはどうするんだ?」
アルミン「…」
ベルトルト「…」
ジャン「あ?」
二人「「…そんなの、決まってるだろ…!」」
防護服の男「…あとは彼女の生命力に賭けるしかない」
エレン「…ありがとうございました」
防護服の男「本当に、君たちには感服したよ」
防護服の男「…絶対に、死ぬんじゃないぞ」
一同「はい!」
―――しかし。
――隔離10日目
エレン「っ…」ビチャビチャ
ベルトルト「ふー、ふー」
ライナー「これは、辛いな…」
アルミン「……」ボタボタ
ジャン「はあ、はあ…全くだ…」
防護服の男「力になれなくて…申し訳ない」
ジャン「いえ…う゛う゛えっ!」
ライナー「でも、結局…」
エレン「よせよ、ライナー」
防護服の男「すまない」
防護服の男「私の力が及ばなかったせいで、あの三人は…」
エレン「…」ググッ
アルミン「…吐血と喀血を繰り返しながら、最後まで苦しんで…」
ジャン「あんなに、頑張ったのにな」
ライナー「…すまなかった。もうこの話はやめよう」
アルミン「ううう」ポロポロ
ジャン「…」
エレン「絶対に、あいつらの分も生きよう――
ベルトルト「…ゴホッ!」バチャッ
一同「!」
防護服の男「大丈夫か!」
ベルトルト「ううっ…ぐううう」ボタタタ
ライナー「ベルトルト!」
ベルトルト「うう、く、くそぉ…!」
ジャン「おい、しっかりしろ!」
ベルトルト「死んで、堪るもんか」ハァ、ハァ
ライナー「負けるんじゃねえ!アニの、みんなの為にも…!」
ベルトルト「ああ、分かって…ゲボォッ!!」ドバッ
アルミン「!」
ベルトルト「…ぁ」
ガクッ
ベルトルト「…――」ドロォー
ライナー「」
アルミン「ああ、ああ!」
防護服の男「だぁー、くそっ!」ガン
エレン「もう、やめてくれ…」ジワァ
ジャン「俺のせいだ…俺が、あの時…」
ライナー「そうだ」ボソッ
ライナー「お前の、お前のせいで!!!」ガシッ
ジャン「わ、悪い」
ライナー「謝って済むのかよ!」ドカッ
ジャン「うっ」
防護服の男「や、やめるんだ!」
ライナー「殺す…お前を殺してやる」グググッ
ジャン「っ…」
エレン「ライナー!!!」
ライナー「」ビク
エレン「何をやってんだお前は…!」グスッ
アルミン「仲間に手をかけるなんて…一体どうしちゃったんだよ!」
ライナー「」ハッ
ジャン「…うっ」
ライナー「…す、すまない。俺はなんてことを…」
ジャン「…うお゛えぇっ!」
防護服の男「!」
エレン「じゃ、ジャン!」
ライナー「」チラッ
ジャン「…ぉ…」ビチャビチャ
ライナー「…」ガサゴソ
スッ
ライナー「…本当にどうかしてたみたいだ」
アルミン「ライナー、その銃を…何に使うっていうの?」
ライナー「すまない。俺は先に行く」チャキ
アルミン「! 待っ――
パン
どっから持ってきたんだその銃…
ライナー「」バタッ
ジャン「…」ゴボッ
防護服の男「おい、おい!」
ジャン「…かふっ……」
ジャン「…――」
アルミン「…うわあああああああああああああ!!!」
防護服の男「す、少し風に当たらせてくれ…」ワナワナ
エレン「……」
ガンッ
・
・
・
アルミン「ひぐっ…えぐっ、うわあああっあっあっあああ」グスッグスッ
エレン「(もう、俺とアルミンだけ…)」
エレン「俺と、アルミンだけ」ボソッ
アルミン「…!」
エレン「なあアルミン。俺はこれから、どうすりゃいいんだ?」
アルミン「分から、ないよ…うぐっ…」グスッ
エレン「」チラッ
ライナー「――」
スッ
エレン「俺は、これから」
エレン「……」
アルミン「…う゛」ボタタタ
エレン「!」
アルミン「えぇっ…」バシャッ
エレン「アルミン!」
アルミン「はあっ、はぁっ…」
エレン「くそっ!あの人を呼んでこないと」
アルミン「……」
アルミン「…え、エレン」
エレン「ど、どうした?」
アルミン「その銃で、僕の頭を撃ってほしい」
エレン「…は?」
アルミン「このまま苦しんで死ぬくらいなら」
アルミン「僕は君に殺される方がいい」
エレン「やめろ、そんなこと言うな!アルミンまで死んだら俺は…」
アルミン「でも、もう駄目なんだよ…」ボタッボタッ
エレン「諦めんな!あと少しで薬が届くんだぞ!」
アルミン「そんなに、持たないよ」
アルミン「…ううっう゛っ」ビチャビチャ
アルミン「」カクッ
エレン「あ、ああ!」
アルミン「うう…苦、しい…」ツー
アルミン「苦しいよ…」
エレン「…!」
エレン「……ああ、くそぉっ!」ググッ
アルミン「ふぅ、ふぅ」
エレン「…分かったよ、やれば…いいんだろ…!」
アルミン「……」
チャキッ
アルミン「ごめんね…」
エレン「…うああああああああああああ!!!」
パン
>>142 さん すみませんが部屋に置いてあるということにしてくださいm(_ _)m
続きは今日の夜に書きます。宜しければ読んでください!
アルミン「」ドサッ
エレン「アルミン……」ジワァ
エレン「…っ」キッ
グシグシ
エレン「俺はみんなの分も生きて、絶対に外の世界を探検するからな」
アルミン「――」
エレン「約束するよ」
バタンッ
防護服の男「何があった!?」
エレン「…」
防護服の男「そ、その銃――
ガシャァン!!
エレン「」ビクッ
ハンジ「みんな無事かい!?」スタッ
防護服の男「! ハンジさん!何処から…」
ハンジ「気にしないでいいから!ほかの生存者はどうしたの!?」
防護服の男「……」
ハンジ「ま、まさか?」
エレン「…俺だけです…」
ハンジ「そ、そう…」
ハンジ「……」
ハンジ「エレン君。特効薬の話は聞いてるよね」
エレン「は、はい」
ハンジ「私は君に、いや君らに謝らないといけないことがあるんだ」
エレン「?」
ハンジ「これを言うとショックを受けるかもしれないけど、それでもいい?」
エレン「…構いません」
ハンジ「…実はね」
ハンジ「使用できる特効薬は5日前にできてたんだ」
エレン「…は?」
防護服の男「な、あの時は副作用が強いから使用できないと…」
ハンジ「いや、お偉いさんに『内地の人間が優先だ』とか言われて没収されちゃっててね」
ハンジ「やっと人数分作って持ってきたんだけど…」
エレン「な…あ…」
ハンジ「本当に、申し訳ない」
防護服の男「あんまりだ…」
エレン「」ガクッ
ハンジ「エレン君?」
エレン「じゃあ、ジャンたちは助かってたかもしれないし」
エレン「…さっき、俺が撃たなければ」
エレン「…アルミン…は…?」
アルミン「――」
『ごめんね…』
エレン「ああ、ああああああああああああああああああ!!!」
エレン「うわあああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
終わりです。ありがとうございました!
このSSまとめへのコメント
……………………………エレン………………これは悲しいな………