女「援交、しよ」 (17)
女「私をめちゃくちゃにして…」
男「ガキが、何言ってんだ馬鹿。」
女「…」ゴソゴソ
男「何黙って服脱いでんだ馬鹿!」スパーン!
女「痛い…」
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女「だって、ここホテル…あなたはついて来た」
男「それは、俺がほっといたらお前違う奴に声かけるだろーが!」
女「うん。」
男「お前さぁ、もっと体大事にしろよ。まだ高校生だろ?こんな所で馬鹿な事してる暇あったら勉強しろよ。」
女「テスト、いつも1番…だからいいの。」
男「…そーかよ。」
女「?男の人は女にお金払う。女は男の人に体を払う。ビジネス、でしょ?」
男「なにそのビジネス!?犯罪だよ馬鹿!」
男「なに、そんなにお金欲しい訳?」
女 「…」コクン
男「あー!しゃーねーな!ほらよっ」
女「?」
男「給料日前だから少ねぇけど、これやるから早く帰れ。」
女「シないの?」
男「するか!俺は年下に興味はない。」
女「変だよ、お金だけくれるの?」
男「仕方ないだろ、金あればこんな馬鹿みたいな真似しないんだろ?」
女「うん…」
男「なら早く帰れ、そんで二度と援交とか考えんな。」
女「…ありがと。」
数日後
女「また、会えた…」
男「…なんでここに?」
女「ここにいたらまた会えると思ったから。」
男「あのさ、ここ結構物騒なとこなんだよね?そんなとこに夜中に一人で来るとか何考えてんだ馬鹿!」
女「ごめん、なさい…でもまたあなたに会いたかったから。」
男「会ってどーすんの?言っとくけど金はやんねーぞ。」
女「お金じゃない。ただあなたに会いたかっただけ。」
男「は?」
女「私を、あなたのお嫁さんにして?」
男「」
女「?どうしたの…?」
男「何の冗談?」
女「本気…」
男「いやいや、無理無理!」
女「なんで?」
男「俺、別にお前の事好きじゃないし。」
女「私はあなたが好き…」
男「いやそれってただの一方通行だから。」
女「?」
男「こいつ、何かが欠落してる…」
女「…」
男「ま、いいや…送ってってやるから家の近くまで案内しろ。」
女「うん…」
男「俺、別にお前の事好きじゃないし。」
女「私はあなたが好き…」
男「いやそれってただの一方通行だから。」
女「?」
男「こいつ、何かが欠落してる…」
女「…」
男「ま、いいや…送ってってやるから家の近くまで案内しろ。」
女「うん…」
男「ってここ公園じゃねーか!
女「ここで、いつも寝てる。」
男「は、家ないのか?」
女「ここが、家だよ…?」
男「(家出か?)」
女「ありがとう、送って、くれて…嬉しかった。」
男「…ああ、別に…」
女「また、会いに行きたい。」
男「もう来るな、危ないだろーが」
女「…」シュン…
男「(見ないふり見ないふり…)
男「じゃ、帰るから…」
女「うん…」
男「…(そういや最近この辺りにレイプ魔が出るって聞いたな…)」
男「(あいつ、顔は可愛いし危機感ゼロだし…危ないんじゃ…)」
男「くそっ、面倒くさい女めっ!」
男「心配して戻ってみたら案の定、犯されかけてるっ!」
女「あ…」
レイプ魔「なんだよ、お前!!」
男「てめーがなんだよ!この犯罪者!」
レイプ魔「チッ…」
男「はやくそいつから離れろ、変態。」
レイプ魔「うるせーよ、シネ!」
男「お前がシネ!このボケっ!」
男「あー、弱いっ!突っかかってくる癖に弱いとか馬鹿か!」
女「…あり、がと。」
男「…お前もお前だよ、馬鹿。危機感なさすぎ。家出なら犯される前に帰れよ」
女「帰る?どこに。」
男「はぁ?家にだよ!家!」
女「私の家、ここしかない。」
男「…まじかよ。」
男「お前、俺の家くるか?」
女「…?」
男「ここにいるよりかはマシだろ。とりあえず、だけどな。」
女「私をお嫁さんにしてくれるの?」
男「チョーシにのるな、馬鹿。」
女「私、あなたとならどこにでも行く。」
男「なんか怖いんだけど…」
女「ここが、あなたのおうち?」
男「おー。そうだよ。」
女「不束者ですが、よろしくお願いいたします。」
男「冗談に聞こえないからマジでやめてくれ…」
女「…私、どこで寝たらいい?」
男「ベッド使え、俺はソファで寝るから。」
女「一緒に…」
男「寝ないからな。」
女「…」
男「明日も学校あんだろ。はやく寝ちまえ。」
女「うん。おやすみ、なさい…」
男「…あ、もう、朝か…
男「ん、なんか良い匂いがする…?」
女「あ、おはようございます…」
男「何してんの?」
女「朝ごはん。作った。」
男「あ、そ…」
女「冷蔵庫、勝手に開けてごめんなさい…けど、お礼、したくて。」
男「ガキが変な気を遣うな、馬鹿。」
女「…」
男「ま、でも美味そうじゃん。ありがとな。」
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