夜:男子寮

エレン「何すんだ？ それ」

アルミン「うん、何でもトロスト区復興をする資金集めのイベントなんだって」

エレン「へぇー、でもマラソンて事は誰かが走らなきゃいけないんだろ？ 」

アルミン「そうなんだよ、今回は訓練兵からランナーを決めるんだって」

エレン「俺はやりたく無いなー」

アルミン「僕も嫌かな」

エレン「選ばれない事を祈っていよう……」

アルミン「うん、そうだね」

エレン「しかし、どれくらいの距離を走るんだろうな」

アルミン「確か、ウオール・ローゼを一周だったかな？ 」

エレン「アルミン……それ本当か？かなりの距離があるぞ」

ベルトルト「そもそも人の足の速度で24時間で走りきれるかな」

そうかな？　じゃあ正確な描写は省いて、だいたいの妄想でいい？
とにかくマラソンするだけのお話なら、妄想出来ると思うけど。

アルミン「あ、でもあくまで厳密に一周分って訳じゃないらしいよ。途中で私有地ともかもあるし、道が悪い部分は迂回したりもするから、予定では、だいたい３００キロくらいで走れるところを走るらしい」

エレン「んーつまり、ローゼの内側の壁に沿ってだいたい走っていくことになるんか？」

アルミン「今回のコースはそうらしいね」

エレン「普段は馬で駆けるところを人の足でいくのか……」

ベルトルト「単純計算で、１時間で１２．５キロのペースで進まないといけないのか」

ライナー「実際は途中で便所休憩や、食事の時間もいるだろう」

アルミン「休憩所は一応、設置されるとあるけど、でも睡眠の時間はないね。徹夜で走れって事だよ」

エレン「うう～ん、兵站行進とはまた違った辛さだな」

アルミン「荷物は背負わなくていい分、楽だけど、距離が距離だしね……」

エレン「せめてリレーだったらいいのになあ」

アルミン「そうだね。リレーならまだ気持ち的に楽だね」

コニー「成績が優秀な奴が出る事になるんかな？」

アルミン「うーん……キース教官からの発表がない事には何とも……」

アルミン（もしそうだとしたら、もう出場選手決まったも同然だけど……）





ミカサ「へっくしゅん！」

ミカサ「いけない。風邪をひいたかしら？　（グズ…）」

こんな感じで続き勝手に書いてもいいか？