アルミン「チームコニーの栄光」(44)

バチスタは関係無い。


階段

アルミン「あぁ!」ガンッ

一瞬の油断

アルミン「ああああぁああああ!!!」

無限に続くかのような地獄の苦しみ

この悶絶の果てに何があるのか…

カルテ1『チームコニー』

エレン「ひ、悲鳴が聞こえる。これは…アルミン!?」タッタッタ

アルミン「あああああああああ!!!!」

エレン「アルミン!どうした?まさか…階段に足を!?」

アルミン「ああああああああ!!!」

エレン「誰かぁ!誰かぁ!医者を呼んできてくれ!」

コニー「ん?どうしたエレン?…ってアルミン!?」

エレン「コニー、医者を呼んできてくれ!アルミンが階段で足を!」

コニー「ふむ…これはヤバイ!今すぐ処置を施さないとかなり痛い青アザになる!もしかしたら…死ぬかもな」

エレン「ええ!?」

コニー「案ずるな。何せここに…」

ミカサ「チームコニーが」

クリスタ「いるのだから!」

コニー「処置、執刀は俺が行う。オペ看、湿布をもってこい。冷感のじゃダメだ。ちゃんとしたやつを」

ミカサ「はい!」

エレン「何か言ってるが…お前たち医務委員だろ?」

ミーナ「す、すごい…こんなところで…チームコニーの処置が見られるなんて!」

エレン「いや、ただの…ミーナ「違う!」

ミーナ「医務委員でも…彼等はチームコニーなのだから!」

エレン「…」

ミーナ「あの処置は凄いのよ!」

エレン「何が?」

ライナー「…」スルスル

エレン「なっ!?あんなに速くブーツを脱がせるなんて!?」

ミーナ「彼は第一助手のライナー。痛みを与えずかつ迅速に、ブーツを脱がすことができる。特に男のブーツを脱がす時は神のような力をはっきする!」

ミーナ「そして、今アルミンを膝枕している第二助手クリスタ。」

エレン「まさか…アルミンがさっきまでより痛がってない?」

ミーナ「そう!彼女の膝枕には鎮痛作用があるの!」

ミーナ「次に、麻酔医ベルトルト。彼は空気の薄さをよくわからんが利用して、クリスタに膝枕によって患者が勃起するのを防いでくれる」

エレン「…麻酔医はクリスタじゃ…」

ミーナ「さらに、精神科医のジャン!彼がいるとなんか弱いところを見せたくなくなり、強い精神を保つことができる!!」

エレン「ジャンうざいからな…」

ミーナ「さらに、オペ看のミカサ。彼女の素早い身体能力で皆を集めて、さらに湿布を電光石火のごとく持ってくる!」

エレン「ミカサ…常に湿布もっとけよ」

ミーナ「最後に、コニー・スプリンガー!執刀医にして最高の処置能力がある!!なんと…湿布のシワを作らず患部に貼ることが出来る!彼の腕に敵うものば誰一人としていない!」

エレン「執刀してねえし」

ミーナ「これがチームコニー!!」

エレン「そんなんであの地獄の苦しみから解放できるなんて…」

アルミン「エレン!嘘みたいだ!信じらんない!痛くない!治ったんだ!」

エレン「」

ミーナ「これぞ!チームコニーの実力!」

エレン「スゲェ…」

カルテ2「特に理由の無い暴力」

サシャ「」パン

唐突にもらった『平手打ち』

ライナー「!?」

サシャ「」スッ

ライナー「?」

予想外の『肘』

特に理由のない暴力がライナーを襲うーー!!

コニー「なんてこった…医者が怪我するなんて…」

ハンナ「くっ…第一助手が欠けて…大丈夫なの?」

ミーナ「信じよう!チームコニーを!」

エレン「でもさ、ライナーは靴脱がすだけだろ?今回の患部は顔だし、要らなくね?」

ミーナ「気にしちゃダメ」

アルミン「今回も処置が完了した。かのように見えた。ミスもなかった。しかし、ライナーが死んでしまった」

エレン「嘘だ…チームコニーは失敗して無かっただろ?」

ミーナ「うん、チームコニーにあのとき悪いところは無かった。ライナーは今回要らない人だったし」

エレン「じゃあなぜ…」

ミーナ「代わりにライナーに負けず劣らず凄腕のサシャが入ったわ。今後に支障は出ないはずだけど…コニーが少し自信を無くしてる。」

エレン「この事件には何かがある!俺が…犯人を暴いてやる!」

カルテ3「理由のあった暴力」

エレン「クソッ…何か手がかりは…」

アルミン「エレン!僕も手伝うよ。犯人を探そう!」

エレン「そう言えば、ライナーの怪我した理由はなんだったんだ?」

アルミン「患部の形状から見て平手打ち、からの肘だったみたいだね」

エレン「ううっ…可哀想に。誰か目撃証言は?」

アルミン「無いみたいだね。第一発見者のミーナも誰も居なかったって言ってたし」

エレン「クソッ!犯人め…」

アルミン「あれ?これはパン?」

エレン「かじったあと…小さいな。男の顎じゃない。」

アルミン「どうせサシャでしょ。」

エレン「サシャ?あいつがパンを残すはずないだろ?」

アルミン「じゃあ、何か大変なこととかあったんじゃない?」

エレン「なんでそんなにサシャを疑うんだ?他の女子の方が確率多いだろ?」

アルミン「あ、うん、そうだね…なんか誰でも犯人に見えて来ちゃって。」

アルミン「そのあと、コニーはダズに処置をした。今回も完璧だった。なのに、ダズは死んだ」

エレン「あのコニーが二度も失敗するなんて…」

アルミン「あり得ない。やはり何かの陰謀か?」

エレン「とりあえず、失敗させた犯人とライナーを殴った犯人は同一人物かにするか?」

アルミン「それでいいと思うよ。今回のダズの怪我もローキックされて両足にアザがあったし」

エレン「ローキック?蹴りと言えば…」

アルミン「アニだ。でも、彼女にはアリバイがある。何せ昨日は僕と医務室にいたからね。」

エレン「何でだ?」

アルミン「実は…告白されたんだ。それで、僕の思考がフリーズしてね。あ、でも、ずっとそばで返事をまっててくれたよ」

エレン「アルミンが言うなら白だな」

少し休憩する

エレン「…そうだ、サシャの歯形をとってみよう。」

アルミン「え?」

エレン「あのパンと歯形が一致したら、なんかあるってことだろ?」

アルミン「ああ、うん…」

エレン「じゃあいくか。おーい!サシャ!このパン半分わけ…」バクッ

サシャ「ありがとうごさいまふ…」モシャモシャ

エレン「はやっ!さっきのパンと…一致した!」

エレン「どういうことだ?サシャ?」

サシャ「え?そのパンがどうしたんですか?」

カクカクシカジ…

サシャ「…」ギクッ

エレン「どうして落としたんだ?」

サシャ「…」チラッ

エレン(ん?サシャさっき何を見たんだ?)

サシャ「そうです。私がライナーをやりました」

サシャ「じつは、私も靴を脱がす事に関してはライナーに負けてないって自負してるんです」

エレン「聞いたよ」

サシャ「それでも、チームコニーに入れなかった。ライナーが…ホモのせいで…」

エレン「んっ!?」

サシャ「ライナーは、男の靴を脱がすことが特に長けてました。それは…性的対象が男の子だからです」

エレン「だから、男に対する技術がライナーの方がうえだったため、チームコニーに入れなかったと。」

サシャ「はい。今度あったら殴ってやろうと考えてて、パンを食べているときに、周りに人が居ないところにライナーがいたので…殴りました」

エレン「じゃあ、お前はどういうトリックで手術を失敗させたんだ?」

サシャ「それは…私じゃありません」

エレン「!?」

サシャ「誰とは言えませんが、それの犯行に及んだのは私じゃ無いんです」

キース「話は聞かせてもらったサシャを独房にぶち込め」ギィー

エレン「!?待って下さい!まだ真犯人を掴めて居ません!」

キース「こいつが誰かをかばっているのはわかる。しかし、これ以上言及して自殺とかされたら敵わん。ここは引いてくれ」

エレン「んなっ…はい…」

こうしてサシャは独房に入れられた。
この時から、アルミンが何かの研究を始めた

カルテ4『真犯人』

アルミン「次はジャンとベルトルトが…コニーの処置も虚しく、…また失敗か。コニーはチームが三人も欠けて救えなかったって落ち込んでるよ」

エレン「犯人はだれだよ…」

アルミン「二人とも…どうして怪我したかが解らないんだ」

エレン「なんで?」

アルミン「アザが数ヵ所…全部階段でこけたようなかたちなんだ。でも、たおれてた場所はなんにもない廊下だった。」

エレン「そういえば、二人は勃起しなかったのか?」

アルミン「さあ…」

エレン「今のところ、一番怪しいのはアニかな」

アルミン「何で?」

エレン「だって、アニ以外あいつらを同時にぼこぼこになんて数十人は居ないと無理だろ?」

アルミン「うん…」

エレン「対人格闘で俺が組んでみるよ」

アルミン「怪我しないでね…」

対人格闘

エレン「ぐぅああああああああ!!!!!!!」

アニ「わ、悪い…やり過ぎた!」アタフタ

コニー「クソッ!俺が!」

処置中…

ミーナ「エレンは助かった。処置中、元医務委員をやっていたキース教官が処置を見張ってたが、問題無かったらしい」

エレン「何で俺は助かってあいつらは…」

アルミン「…わかんない」

アニ「本当に悪かったよ」

ミーナ「エレン、勃起しなかったの?」

エレン「ああ、キース教官がベルトルトとジャンの役目を果たしていた。聞いて見れば、ベルトルトとジャンの処置も女の教官がみはってたらしい。」

ミーナ「それって余計勃起しそうだけど」

ミカサ「大丈夫。何故か勃起して無かった」

エレン「何でだ?」

エレン「まあいい。俺のアザをダズのものと…一致した。アニ。お前が真犯人だな!?」

アニ「そう…私がジャン、ダズ、ベルトルトをやった」

エレン「動機は?処置を失敗させたトリックは?」

アニ「悪いが…両方言えない。あとの方は、私はやってない」

エレン「答えろよ!!!」

キース「イエーガー!!」

エレン「クソッ!また真犯人がわからず終いかよ…」

エレン(あれ?そういえば…)

エレン「ミカサ、お前いつも自分で湿布を取りに行ってるんだよな?」

ミカサ「うん」

エレン「じゃあミカサ、その湿布、誰かから受け取ったのか?」

ミカサ「ええ、同じ医務委員のアルミンから…まさかアルミンを疑うの?」

エレン(やはりそうか!)

エレン「真犯人が解った。それは、アルミンだ!!」

ミカサ「!?私達の一番頼れる人物は、アルミンのはず!そのアルミンを疑うなんて…」

アルミン「そうさ…僕がやった。死因鑑定係の僕がね!」

エレン「…」

ミカサ「あ、アルミン…」

エレン「まず、決定的な証拠は、アニと医務室にずっと居たと嘘の証言をしたこと。アニもかばうなら、ダズをやったのは私じゃない、とでも言うべきだったな。」

アルミン「そうだね。」

エレン「そして次に、動機。アルミンには無いと思え、容疑者から外されていたが…」

エレン「ライナー、ジャン、ベルトルト、ダズが関係してるんだろ?」

アルミン「うん。あいつらは、」

アルミン「皆ホモだった」

アルミン「この前の処置を受けた後、ライナーの僕を見る目が、酷くなっていた。ジャンとベルトルトも。」

アルミン「それでね。ライナーは…僕にこう言った。お前もホモになれ。俺が掘ってやる。」

アルミン「僕の頭は恐怖に支配された。怖かった。そこに、前々からサシャから『ライナーがムカつく』と相談されたことを思い出した。」

アルミン「そして僕は、サシャをたぶらかし、実行を開始した。」

ミカサ「私が受け取った湿布は…」

アルミン「そう!ただの冷感効果しかない、治療効果無しの湿布を渡した!見た目は変わらないから、そして、ミカサが僕を信頼してるから、この作戦が成功した!!」

アルミン「そして、死因鑑定係の僕が処置されて張りっぱなしの湿布をすり替えた!」

アルミン「ライナーが居なくなっても、死んだ三人の目は変わらなかった!!」

アルミン「それで医務室内で震えていたら、アニが来た。」

アルミン「アニが僕のことが好きだと僕に伝えた。そのうえで、最近怖いことがあったの?って聞かれたから、全部話した。彼女の恋心を、利用した」

アルミン「彼女は私に出来ることは?と聞いた」

アルミン「僕は、三人を何も言わずにボコボコにして欲しいと頼んだ。殺すのは、僕がやる、ってね」

アルミン「そして、ダズを。一番キモい目で見てきて、ホモの奴に『金髪少年総受け』の同人誌を提供していた彼を先に殺った。」

アルミン「そして、心の奥底で誰かに止めて欲しかったのかな。サシャに容疑があると口走ってた」

アルミン「サシャが独房に入れられ、かばってもらって僕は罪悪感でいっぱいのくせに、犯行を続けた。犯されるのが怖かった」

アルミン「実際残りの二人の目は変わらず、怯えた僕はアニに」

アルミン「あいつらを殺すつもりでぼこぼこにしてきて。止めは僕が刺す。多分君に容疑がかかると思うけど、捕まったらゴメン」

アルミン「ってお願いした」

アルミン「それでもなにを考えたのか、僕は、アニに、止めを指したのは私じゃないって言ってね。って頼んだ」

アルミン「そして、実行。」

エレン「俺が殺られなかったのは、ホモじゃないからだろ?医務室でミカサに湿布渡せないし…」

アルミン「親友だからね。」

エレン「あいつらが勃起しないのは、女神の鎮痛作用が効いても、ホモだから、だろ?」

エレン「俺は教官が居たから勃起しなかった。それは、教官が見ていて、さらに死ぬかもしれないという、極限状態にあったから」

アルミン「あいつらは、男が女神の膝枕で勃起させないのを、ベルトルトのおかげにしてた。」

アルミン「僕はわかった。あいつらがホモだから、見る目がいやらしかった。それを、ベルトルトの空気の薄さで誤魔化した。誤魔化しても嫌な気分までは消さず、女神に膝枕されている、という興奮要素を打ち消した!」

エレン「で、あいつらを殺したのは、アルミン、お前が主犯、協力したのがサシャ、アニか。」

エレン「悪かった!!」

エレン「俺が…鈍感なばかりに…アルミンが恐怖に侵されてたとに気づけなくて!でも…何で俺たちに相談しなかったんだ?」

アルミン「それは…」

キース「親友だから、か…」

エレン「!?」

アルミン「はい。僕はいつもエレンに助けられてばかりで、今回も迷惑かけたくなかった…」

エレン「…だからって追い込まれてたら話になんねえだろ…」

アルミン「ごめん」

キース「そろそろいくぞ。アルレルト」

アルミン「ま、待って下さい!あと少し!」

キース「これ以上何がある?」

アルミン「実は、考えてみたら、足を怪我してなんで死ぬんでしょうか。」

キース「それは、痛みによるショックだ。」

アルミン「違う!死因鑑定係の僕が調べたら、脳波は安定してました!心音も、呼吸も感じないほどにですが聞こえました!」

キース「!?」

アルミン「僕が研究してたのは…」

アルミン「どうやって蘇生させるか。です」

アルミン「そして、開発したこの湿布。これを使ってコニーたちに処置してもらえば…」

エレン「蘇生するのか!?」

アルミン「うん。」

キース「…わかった、ためしてみよう。お前の研究が正しければ、昔から人類がなやませ続けられた打撲という殺人外傷に終止符をうつことができる。その暁には、三人の罪を免除しよう」

アルミン「!?いいんですか?」

エレン「やった…」

ミーナ「それから、皆蘇生した。ホモの奴等はアルミンを友達として見るようになった。そして…アルミンは罪を背負い、英雄と称えられることを否定し、普通に生活できている。コニーたちは、誰かが欠けても処置出来るようにその時その時で対応するようにした」

ミーナ「ハッピーエンド…かと思いきや、事の一部始終を聞いたホモたちは…懲りなかった」

ドドドドドドドドドドドド

ライナー「俺たちが生きていられるのはお前のおかげ」ドドドド

ジャン「ハアハア」ドドドド

ベルトルト「僕たちに気があるから必死で犯人をあばいてくれたんだよね」ドドドド

ダズ「最期の時を最愛のあなたと共に過ごします!」

エレン「ちっがーーーう!!!」


ミーナ「エレンが壊れて、ノンケアピールに女子に手を出しまくるようになった。私もおしりかじられた。」

ミカサ「あいつらのおかげで私以外の人にてをだすようになった。だから、削ぐ」

ミーナ「ホモたちは去勢された。エレンは壊れ過ぎて、この事件の一部始終を忘れた。そして訪れたあの事件」

アルミン「溶けちゃったんだ」アハハ

に続く

アルミン「溶けちゃったんだ!」アハハ

の裏付け

勢いで。しかも無理矢理辻褄を合わせたらこうなった。反省している。

夏の暑さって怖いね

終わり

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