リヴァイ「調査兵団アイドル舞台」(163)
・はじめてのスレ立て
・ももクロネタ(知らなくてもそこまで支障ないです多分)
・男も容赦なくアイドルになる
・都合の悪い事実や設定が往々にして捻じ曲げられる
それでもいいよ!という人はどうぞ
エレン(突然ハンジさんから呼び出しを受けた)
エレン(どうやら今後の調査兵団に関わる、重大な作戦があるらしい。
ここは力の見せどころだ! 頑張らねーとな!)
エレン(確かこの部屋で待てって言われてたな。やべー緊張する。
深呼吸してから入ろっと)ドアガチャ
アルミン「あ、エレン! 君もハンジさんからの呼び出し?」
エレン「なんだ、お前らもいたのか。オレだけかと思ったぜ」
クリスタ「私も特殊な作戦があるからって呼ばれたの」
ミカサ「エレン。寝癖が直ってない」
エレン「おい、勝手に頭触んなよ、ミカサ」
サシャ「お腹すきましたねー」
ハンジ「やぁ君たち、待たせたね!」ズカズカ
ハンジ「あー楽にしてくれていいよ。説明するから適当に座って座って」
ワラワラ 一同着席
ハンジ「今日君たちに集まってもらったのはね、実はとある作戦を実行してもらうためなんだ」
ハンジ「これは調査兵団の今後に関わる、非常に重要かつ繊細なものだ」
アルミン「お話中すみません、一つ質問が」
ハンジ「いいよ。なんだい、アルミン」
アルミン「どうして僕たちだけなんですか?
確かにここにいる皆も成績上位者ですが、なんだか男が少ないような……」
ハンジ「いい質問だアルミン! 今から説明しよう。まずこのデータを見てくれ」
クリスタ「これは……」
アルミン「ひょっとして、世論調査ですか?」
ハンジ「察しがいいねぇ。
その通り、これは先々月行われた兵団に関する意識調査だ。
現在のところ各兵団に対する市民感情はこういう感じになっている」
ミカサ「ウォール・ローゼ、ウォール・シーナ共に、駐屯兵団が一番人気」
アルミン「いざという時、市民を守ってくれるという期待があるからだろうね」
クリスタ「二番目が憲兵団なのね」
エレン「待てよ、調査兵団が人気最下位ってどういうことなんだ」
アルミン「調査兵団は資金を食う割に、わかりやすい成果を出しにくい。
残念だけど仕方ない部分もあると思うよ」
サシャ(晩ごはんまだかなー。まだかなー。
いつなったらパァン食べれるんやろなー)
アルミン「元々うっすらわかってはいたことさ。少しは落ち込むけどね」
クリスタ「ちょっとさみしいけど、私たちが人類のために頑張るしかないよね」
エレン「そ、そうだよな……。市民の応援があろうとなかろうと、オレ達がやることは変わらない」
ミカサ「エレンの言うとおり。気にしていては始まらない」
サシャ「私は食事さえあれば」
ハンジ「その心意気や良し!
と言いたいところなんだけどねー、これはそう簡単な問題じゃないんだ」
エレン「でも、3つしかない内の一番下ですよ。そんな心配することもないんじゃ」
アルミン「エレン、ここの数字見て見なよ」
エレン「どれどれ。……16%? 9%? 何なんだよ、これ」
アルミン「ウォール・ローゼとウォール・シーナの調査兵団支持率って書いてある。
トロスト区の件でちょっと人気は出たみたいだけど、それでもこの程度だ」
アルミン「やっぱり大半の人は、壁外への好奇心より、自分達の身の安全の方に関心があるってことなのかな」
ハンジ「そう、その数字の低さが問題なんだ。
多くの市民から見放されてしまうと、商人や有力者からの信頼も得づらくなってしまう」
ハンジ「彼らからの貴重な資金援助が減れば、我々は壁外調査を行う事すらままならない。
これは調査兵団の未来に関わる、深刻な問題なんだ」
エレン「そ、そんな!
資金援助もなしに、オレ達はどうやって調査を続ければ……!」
ハンジ「そこで今回の作戦なんだよ。
リヴァイ、カモン!」
リヴァイ「…………」ツカツカ、ジロ
リヴァイ「よく聞け」
一同(ざわ・・・ざわ・・・)
リヴァイ「今回の作戦の為、お前ら5人を俺が直々に一から叩きなおすこととなった」
エレン(兵長直々に?)
アルミン(というかなんでこのメンツ?)
ミカサ(またエレンを叩きのめすつもりか……近い内、奴に裁きを……!)
リヴァイ「いいか。今日からお前らは――」
リヴァイ「調査兵団アイドル部隊配属だ」
エレン「?」
ミカサ「……?」
クリスタ「え?!」
アルミン「ブファッ?!」
サシャ(ご飯まだかなー……って、え?)
ハンジ「いやー、驚かせたかな?
調査兵団のイメージアップ作戦のため、君たちにはアイドルグループを結成してもらう」
ハンジ「チーム名はそう、『くちくいろクローバーZ』!」
アルミン(激しくどこかで聞き覚えのある響き!!!)
ハンジ「くちくいろクローバーZ、略してくちクロとは!
104期生入団者5名による兵団ヒロインであーる!
今日も内地のお友達、開拓地のお友達のため、立体機動に汗を流す!」
サシャ(なんでこの人、こんなテンション高いんやろ)
ハンジ「そういうワケだから、君達には兵団の未来のため頑張ってもらうよ。
私がプロデューサーでリヴァイがマネージャー、これからは業界っぽくLマネと呼ぶのがいい」
ハンジ「そしてダンスレッスンを担当するのも君たちのよく知る人物だよ。
あ、入ってきて」
ユミル「…………よぉ」メガウツロ
ハンジ「今日から君達の振付師となる石川ユミル先生だ」
エレン(石川って何)
ハンジ「実は彼女、訓練兵になる前はストリートパフォーマーとして生計を立てていたんだ。
若いながらその才能はピカイチ。世界のユミルと呼んでもいい」
アルミン(設定が無理やりどころか支離滅裂だ)
クリスタ(うそ、ユミルってダンス得意だったの?! 全然知らなかった!すごーい!)
ハンジ「ユミル先生、今日から彼らのダンスをビシバシ鍛えてやってね」
ユミル(帰りてぇ)
ハンジ「ちなみに楽曲はミケが担当する。
彼の独特な感性でね、既にパンチの利いたヤツが一曲、出来上がってるんだよ」
ハンジ「さぁ説明も終わったことだし、早速訓練に入ってもらおうか!」
リヴァイ「特別な訓練室がある。さっさと来い」
一同「「「「「はっ!」」」」」
俺はッ!書き込み続けるッ!
たとえ誰も見ていなかったとしてもッ!!
ユミル「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブ、エイ」
ユミル「アルミン右手下がってる。ミカサもっと腰低く落とせ」
アルミン、ミカサ「はい」
ユミル「クリスタ若干テンポ遅れてんぞ。リズムしっかり掴めよ」
クリスタ「はいっ」
ユミル「あと8×4カウント目の最初、勘違いしてる奴が多いが振りはこうだ。
左右でステップ踏んで、1、2、3。一度やってみろ」
一同「はい」
ユミル「じゃあイントロの部分、通してやってみるぞ。蓄音機、用意」
アシスタント兵「了解ッス」
ユミル「正確さよりリズム感を意識しろよ。では開始!」
ジャージャッジャジャジャジャージャジャージャー!
>>9
私は見てる、ので書き続けて
ユミル(案外、芋女の出来が一番だな。キレがある。感覚派だからか?)
ユミル(まぁ腐っても兵士の集まりだ、身体能力がウリのグループにするか)
ダッダーダッダーダッダーダダダダーダーダ!
アルミン(踊りなんてロクにやったこともないのに、初っ端からやたらハードな練習だ)
アルミン(そもそもこのピリピリした空気)
アルミン(普段の感じだったら……
サシャ「ちょっとユミル、最初から厳しすぎません?」
ユミル「うるせーな、あたしだって好きでやってるワケじゃねーんだからよ」
クリスタ「ごめん、私もちょっと疲れちゃったかも。ね、ちょっとだけ休憩挟まない?」
ユミル「クリスタが言うんなら仕方ねーな。お前ら、5分だけだぞ」
エレン「慣れないことやったら疲れるなー!」
ワイワイガヤガヤ
みたいになるはずだ。うんいつもだったら)
アルミン(ただ――――)
リヴァイ「…………」ギロ
アルミン(リヴァイ兵長の目力が強烈すぎて、誰一人集中を乱せない……!)
アルミン(あのユミルでさえ表情こそ嫌々ながらも、真剣に指導している)
アルミン(兵長がマネージャーに就任した理由がやっとわかったよ、うぐぐぐ!)
>>11
ありがとう、うなじを差し出したいくらいには嬉しい
直接で申し訳ございません。
これを思い出した。
http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=36132424
〜〜訓練後、夕食にて〜〜
サシャ「パァン!! パァン!!!」ギラギラジュルル
クリスタ「サ、サシャ落ち着いて?! それエレンのパンよ!」アセアセ
ユミル「コイツはもう駄目だクリスタ、飢えた獣と化してやがる」
エレン「しっかし、今日はヘンな一日だったなー。
呼び出されたと思ったら日が暮れるまで変な踊りの練習だぜ?」
エレン「何の役にも立たないってのに、兵長がすごい睨んでるから手も抜けないしよ」
ミカサ「同感。あれがなんの役に立つのか、全然わからない」
アルミン「…………えーと、二人ともひょっとして、作戦の内容わかってない?」
エレン「ああ。あの説明じゃわかんねーだろ」
ミカサ「民間での、調査兵団の支持率を上げる必要があるのは、理解できた。
ただ、あのダンスにどういう意味があるのかは、ピンと来ない」
アルミン(意味もわからずに3時間もレッスンを受けてたのか)
>>16
いえいえ投稿忘れて読んでしまった、癒された、サシャかわいい、アニもかわいい
ピクシブでは何度か見かけたことあるけど、やっぱり公式でやられたら考えざるを得ないと思うんだ
というわけで何番煎じかわからんけど、よかったら見てやってください
クリスタ「エレン、ミカサ、ひょっとしてアイドルって言葉、知らない?」
エレン「兵長も言ってたよな。なんなんだそれ」
ミカサ「聞いた事がない」
クリスタ「アイドルっていうのはね、可愛い女の子が歌ったり踊ったりするの。
たくさんの人がいる場所で、コンサートを開いたりするのよ!」キラキラ
アルミン「もともとは壁が出来る前にあった文化らしくて、最近内地で再び流行し始めてるらしいんだ。
文化復興ってやつかな? まだほんの一部だけど、好きな人は好きみたい」
ユミル「分隊長はお前らに芸を仕込んで、一般市民向けにパフォーマンスさせるつもりなんだ」
ユミル「普段物騒な装備で身を固めてる連中が歌だの踊りだのやる様なんて、笑っちまうだろ?
分隊長はお前らに、客寄せピエロとして人気集めをしろって言ってんだよ」
クリスタ「ひどーいユミル! せっかく私たち、アイドルデビューできるのに!」
サシャ「そうですよユミル、死ぬまで走らされたりする訓練よりはマシじゃあないですか。
確かに兵長が怖いですし、ちょっと気が疲れましたけど、それだけです」
ミカサ「サシャ、それは私の魚フライ」
サシャ「す、すいません! お腹が減って、つい!」
エレン「ん? つまり俺たちは、調査兵団の人気のために歌ったり踊ったりするのか?」
ユミル「何をトチ狂ったか、そういうことらしいぜ」
アルミン「まぁサシャの言うとおり、訓練自体はいつものよりマシだけどさ。
そもそも根本的なところがおかしいよね、この作戦」
ユミル「何だよアルミン」
アルミン「クリスタやミカサ、それにサシャがアイドルっていうのはわかる」
アルミン「でも! なんで男の僕やエレンがアイドルしなきゃいけないんだよぉぉぉぉ!!!」
ユミル(今さらそこかよ)
アルミン(兵長が怖くて、とてもじゃないけど言いだせなかったんだ……)
サシャ(今日の魚フライは最高やわぁ、スープとの相性も抜群やでぇーウヘヘ)
エレン「ん、男だと問題があるのか?」
アルミン「あるよ! 問題大ありだよ!」
クリスタ「でもアルミン、きっと可愛いと思うよ?」
アルミン「き、気持ちは嬉しいけど、問題はそこじゃないんだ!
これは男の沽券に関わるっていうか、流石にサラッと流すわけにはいかない!」
ミカサ「何をそんなに気にしているの? アルミン」
アルミン「え、ミカサ?」
ミカサ「エレンもアルミンも今日、頑張って踊っていた。それは駄目なこと?」
アルミン「えっと、いや、問題はそこじゃないっていうか……あの、その……」
ミカサ「2人とも、何もおかしいことはない。家族の私が言っている、ので、安心して」
サシャ「ハムハム、そうですよ、ゴクッ。よくわかんないけど、みんなで頑張りましょうよ!ムシャムシャ」
アルミン(え、おかしいよね? 男が女の子に混じってアイドルなんておかしいよね?
でも僕、アイドルなんてよく知らないし、本や新聞で読んだだけだし……普通、なのか?)
ハンジ「やぁみんな、お疲れ! 今日の訓練はどうだったかな?」
エレン「えっと、慣れないことで最初は戸惑いましたけど、何とかやっていけそうです」
クリスタ「ダンスレッスン、先生は厳しいけど、普段の訓練よりも楽しいです!」
アルミン「ハンジさん! ちょっといいですか!!」
ハンジ「おや、どうしたんだいアルミン」
アルミン「男でアイドルって! おかしくないでしょうか?!!」クワッ
ハンジ「あーそれね! うんうん!」
ハンジ「安心してくれていい、昔は男性アイドルがたくさんいてね、すごくポピュラーな存在だったんだ」
ハンジ「今回はまぁデコ要員がエレンしか思いつかなかったのとね、あとアルミンに関してはね」
ハンジ「まぁ、お察し下さいってヤツだよね!」アハハー
アルミン「つまり……男のアイドルは異常ではない、ということで、いいんですよね……?」
ハンジ「君たちは何も心配することない、大丈夫!むしろ説明なんて無い方がいい」
ハンジ「どの道、次の壁外調査の資金が集まるか否かは全て、君たち次第なんだ。
くちクロとして頑張る以外の選択肢はもう用意されてないよ!」
アルミン「そ、そうですか」(ちょっと待て、この兵団そこまで金欠なのか)
ミカサ「大丈夫。アルミンもエレンも、特にエレンは、絶対にかわいいアイドルになれる」グッ
エレン「そうだぜ。お前が一番、振り付け覚えるの早かったじゃねーか」
アルミン「ねぇ今かわいいって言わなかった?! 言ったよね?!」アセアセ
エレン「そうカッカすんなよ。まぁオレはカッコイイ感じを目指すけどな!」ニカッ
アルミン(わかってない、君は根本的な問題をわかってないよエレンーー!!)
そんなこんなで電撃的に設立された調査兵団アイドル部隊、もとい『くちくいろクローバーZ』。
メンバー5人中2人が男と言うアレさの中、市民の人気を獲得することはできるのか?!
次回へ続く!
ちょっと休憩して再開します
読んでくれてる人ありがとう
次からLマネがようやく仕事をはじめる
>>26
乙です!
次も楽しみにしてます!!
男混ざっていた方が老若男女問わず人気とれそうだよな
エレン(新しい部隊での生活が始まって1週間が経った)
エレン(幸い訓練は順調に進んでる。このまま行けばきっと上手くいく)
エレン(調査資金さえ集まれば巨人を殺しまくれる……。
早く奴らを駆逐するためにも、頑張んねーとな!)
ユミル「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、そこでターン!」
ユミル「みーぎ、ひだり、ファイブ、シックス、セブ、エイ!」
ユミル「あー、お前らもようやく形になってきたみたいだな。
今日は兵ちょ、いや、Lマネから大事な話がある」
クリスタ「リヴァ、Lマネから大事な話?」
ミカサ(あのチビ……今まで壁で突っ立っているだけだったのに)ギリ
サシャ「一体、何なんでしょう」
ざわ……ざわ……
リヴァイ「訓練開始から今日で一週間が経つ」
リヴァイ「新曲のダンス訓練は一応、これで一通り済んだ形になる。
といってもまだまだだが……最初のド素人の足踏みに比べちゃ、まだマシな方か」
リヴァイ「お前らの最終目的はプロのアイドルだ。アイドルとは歌いながら踊る奴のことをいう。
口パクで踊ってライブと言い張る素人まがいどもを、俺はアイドルとは認めねえ」
アルミン(さすが兵長、一部から大変顰蹙を買いそうな発言をサラッと)
リヴァイ「今日からダンス訓練と並行して、歌唱訓練を始める。くちクロの記念すべき第1曲目だ」
リヴァイ「完璧に歌いながら、完璧に踊れるように、血反吐を吐くまで訓練しろ。
それがお前らの至上命題だ」
一同「「「「「はっ!」」」」」ビシッ
リヴァイ「歌唱訓練は同室で行い、ペトラ・ラルが指導に当たる」
ペトラ「みんなー、よろしくね!」ニコニコ
リヴァイ「こいつは兵団に入る前、教会の聖歌隊に所属していた。今でも休日はコーラスに行くらしい」
アルミン(ユミルの時よりはマシなものの、なんというご都合設定)
リヴァイ「ペトラ、発声の仕方から徹底的に叩き込め。声が枯れる寸前までな」
ペトラ「もう兵長、アイドルにそんな訓練させられませんよ」アハハ
エレン(兵長が言うと冗談に聞こえない)
ペトラ「じゃあみんな、まず私が通しで歌ってみるから、しっかり聞いててね。
もうバックの演奏は何回も聞いてるから、あとは歌だけだよ!」
ペトラ「あ、その前に歌詞を配っとかなきゃね。アシさん、お願い」
アシスタント兵「了解ッス!」テキパキ
ペトラ「じゃあ歌います。アシさん、蓄音機もお願い」
アシスタント兵「お任せッス!」ギー
ペトラ「くちくいろクローバーZ!」
ジャージャッジャジャジャジャージャジャージャー!
ジャージャッジャジャジャジャージャジャージャー!
〜〜とある夜、某所での調査兵団会議にて〜〜
エルヴィン「ハンジ、例のアイドル部隊作戦は順調かな」
ハンジ「中々見込みがあるよ〜、あの子たち。
訓練で鍛えてるのが大きいかな、身体能力のせいかダンスはすぐ飲み込んだ」
ハンジ「歌唱訓練は最初やや手間取ったけど、みんな元の声量は結構あったんだ。
これも多分ねぇ、訓練兵時代にしごかれて、大声で叫ばされてたからだと思う。
歌も順調にモノになってきてるよ」
リヴァイ「今はダンス付きで歌う訓練に入っている。完成するのも時間の問題だな」
エルヴィン「なによりだ。ではそろそろ、ライブを実行しても問題ない頃合いか」
ハンジ「フフフ。実は既に企画書が完成済みだったりするのだよ!」
エルヴィン「おお……!随分早いな」
リヴァイ「中途半端な企画組みやがったら承知しねえからな」
エルヴィン「ああ、最初に作戦案を聴いた時は耳を疑ったが、今では私も真剣だ。
何といっても兵団の今後がかかっている」
エルヴィン「壁外調査の資金も、新兵器の開発も、全てくちクロちゃん次第……!」
エルヴィン「ハンジ、リヴァイ。くれぐれも成功させてくれ」
エルヴィン「お前たちの持てる力全てを継ぎ込んでだ……!」
リヴァイ「当たり前だ。コイツがコケれば兵団もコケる」
ハンジ「くちクロちゃんと我々はもはや運命共同体だからね。勿論、全力でいくさ!」
ハンジ「で、これが例の企画書だよ。目を通してみて」
ハンジ「腹を下して寝込んじゃってるミケにも渡してあるから」
エルヴィン「200人も入る場所を確保したのか。思い切ったな」
リヴァイ「紙吹雪なんぞ飛ばすのか、派手な演出考えやがって」
ハンジ「何といってもインパクトが大事だからね。
さぁ、詳細詰めてくよ! 作戦会議、作戦会議!」
エルヴィン「ところで、妙な噂を聞いたんだが」
リヴァイ「何だ、エルヴィン」
エルヴィン「最近、じわじわ知名度を上げているアイドルグループがあるらしい。
アマチュアだしかなりのイロモノだが、実力はずば抜けているとかな」
エルヴィン「確か名前は――――」
〜〜数日後、アイドル部隊の訓練室にて〜〜
リヴァイ「いいニュースがある」
リヴァイ「お前らの舞台衣装が出来上がった。今から試着を行う」
クリスタ「わ、わっ、すごぉーい!!」
サシャ「え、舞台衣装なんてあるんですか? 兵服で踊ると思ってました!」
ユミル「バカだなてめー。あんなムっサいヨレた服で、アイドルなんざ務まるかよ」
ハンジ「はーいくちクロちゃん、注目注目〜」
ハンジ「お待ちかねの衣装がやっと到着だよ。ジャジャーン!」バサッ
一同「「「「「おお〜〜!」」」」」
参考画像
ttp://www.amazon.co.jp/%EF%BC%BA%E4%BC%9D%E8%AA%AC%EF%BD%9E%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%8D%E9%9D%A9%E5%91%BD%EF%BD%9E-%E3%82%82%E3%82%82%E3%81%84%E3%82%8D%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%EF%BC%BA/dp/B004WYZ6TK
すまん、皆がやってるような画像のうpり方わからんかった
次はググる
クリスタ「かわいい!すっごーくかわいい!」
ミカサ(確かに、かわいい。デザインがいい。絶対、エレンによく似合う)
サシャ「ワンピースっていうんでしょうか、これ。動きやすそうだし、かわいいですね!」
サシャ「でも、ちょっと布地が少なくないですか? 脚がむき出しで恥ずかしい気が……」
ハンジ「あー細かいこと気にしない気にしない」
ハンジ「調査兵団のピンチなんだぜ? 恥ずかしいとか言ってる場合じゃあないでしょ!!」
エレン「で、ハンジさん。オレとアルミンの衣装はどこにあるんですか?」
アルミン「エ、エレン……」メガウツロ
エレン「何青い顔してんだよ、アルミン。
男の衣装があんな丈短いスカートなわけないだろ?」
エレン「これはどうみても女用だ。オレ達のは別にあるんだよきっと」キッパリ
ハンジ「何言ってるんだい? エレン。衣装はちゃんと5枚あるじゃないか」
エレン「でもまさか、オレ達がこれ着るってことはないでしょう?」
ハンジ「アハハ〜折角用意したんだから、着てくれないと困るなぁ」
ハンジ「中々かわいい仕上がりだと思わないか? ミケ分隊長デザインの自信作なんだよ」
ハンジ「それとも、何か問題でもあるのかな?」
エレン「あ、ありますよ! 大ありですよ! こ、こんなの、男が着るなんて、」
エレン「め、め、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃないですかーーーー!!!」カオマッカ
アルミン「エレン……僕だってそう、思うさ……でも……」ゲッソリ
ハンジ「エレン。かわいい服を着ないと、アイドルにはなれないだろ?」
エレン「は? アイドルって、士気高揚のために芸を披露する人のことでしょう?」
アルミン(なんか微妙に間違った知識が増長してる)
ハンジ「あはは!あははははは!今更そんなこと言いだすなんて、エレンは面白いな〜〜!!」
エレン「へ?……は?」
ハンジ「あのねー、アイドルっていうのはね」
ハンジ「かわいく歌って! かわいく踊って! かわいくパフォーマンスして!」
ハンジ「大勢のファン(主に男性)をメロメロの虜にするための存在なんだよ!!」
エレン「?!?!?!?!?!?!」
ハンジ「今までもかわいい系の歌とダンスをずっと練習してきただろ?」
エレン「たっ、たしかにヘンだなとは思いましたけど!」
ハンジ「まさか農村の収穫祭でやるような踊りと一緒だと思ってたの? エレンは純粋だな〜!!」
エレン「そ、そ、そ、そんなことってあるかよちくしょおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
アルミン(エレン……気付くのが本当に、本当に今さらすぎるよ……!)ハァ
エレン「冗談じゃねえ! オレは男だ、アイドルなんてなれるワケねーだろふざけんな!!」
アルミン(僕だって思ったさ!
兵団の財政状況と、ハンジさん達の異様な気合さえ知らなければ……!!)
エレン「大体オレたちじゃなくても、ユミルもペトラさんもいるじゃないですか。
なんでよりによって2人も男にしたんですか! おかしいでしょうが!!」
アルミン「あ、それは僕も思いました! なんでなんですか!!」
ハンジ「それは前も言ったじゃないか〜」
ハンジ「エレンはでこちゃん要員だし、
アルミンにはやっぱ『ミンミンミミミン♪ミミンミン♪アルミン!』
ってやってほしいじゃん?ソロで」
ハンジ「ユミルはゆみ先生役でどうしても必要だ。
ペトラはベテラン兵だしな……やっぱアイドルはフレッシュな方がいい」
ハンジ「作品の都合上、そうなってしまうのは仕方ないってヤツだ。すぱっと諦めてくれ」
エレン「諦められるかああ! わけわかんねーよ1ミクロンたりとも理解できねーよ!」
アルミン「なんだよミンミンミミミン♪って! せめて人の言葉で説明してくれよ!!」
リヴァイ「…………おい、そこのガキ共」ギロ
エレアル「「りっ、リヴァイ兵長」」ガクブル
巨人化して踊ろう(提案)
そっちの方が色んな意味で興味持たれそう
リヴァイ「一番最初にわざわざデータまで見せて説明したよな、この作戦について」
リヴァイ「資金が無いというのが、どういうことかわかるか? あ?」
リヴァイ「調査兵団が、月一の壁外調査に行くことすらままならねぇってことだ」
リヴァイ「ふざけてるよな、調査にも行けん調査兵団なんざ。だがこれが現実だ、金がなきゃ何もできん」
リヴァイ「もしてめぇらがピーピー喚いて作戦放棄するんなら、営巣にブチ込んでやってもいいんだぞ……」
エレアル「「す、す、すすいませんでした!」」ガクブル
リヴァイ「着るよな?踊るよな?全力のパフォーマンス、見せてくれるよな?」ギロ
エレアル「「は、は、ははいもちろんです!」」ガクブル
リヴァイ「ならいい。おい、全員とっとと試着を済ませるぞ。
男は別室だ、オレについて来い」ツカツカ
エレアル「「はっ!」」スタスタ
ハンジ「あ、そういえばライブの日程、告知するの忘れてたなー。ま、後でいっか!」
くちくいろクローバーZ、デビューライブまであと1週間。
104期卒の少年少女、そして調査兵団の運命やいかに!
>>28
ありがとう!
最後まで書き溜めてないけど、なんとか完結させる予定
どうぞよろしくお願いします
>>29
女装アイドルはアレかと迷ったが、バランス的に幼馴染三人組を入れたかった
前向きなご意見を励みに、今後も容赦なく男にアイドルやってもらいます
>>45
巨人化しちゃったらもう間違いなく目立つね!ナンバーワンになれるね!
ぶっちゃけ最後までざっくりしか展開考えてなかったので、最後は巨人化させて終わろうかなぁ(適当
女装二人とかなんて贅沢なんだっ
アルミんはともかくエレンは…顔はかーちゃん似だし同じ身長のミカサより華奢だから大丈夫か
〜〜夜、兵舎の廊下にて〜〜
エレン「なぁ……。オレ達、どうするんだよ。アルミン」
アルミン「どうするって、どうしたんだいエレン」
エレン「冗談じゃないぜ、あんなミニ丈のワンピースで踊るなんて」
エレン「しかも大勢の市民の前でだろ? なんて罰ゲームだよ!」
アルミン「むしろそれに今まで気づかなかったエレンに、僕はびっくりしたんだけど」トオイメ
エレン「つーか、何で今までアルミンは大人しく訓練に励んでたんだよ?」
アルミン「そりゃあ僕だって、男でアイドルなんておかしいと思ったし、そう言ってたさ!」
エレン「そうだっけ?」
アルミン「そうだよ! 初日の食堂で思いっきり叫んだよ!」
アルミン「でも仕方ないんだ。リヴァイ兵長も言ってたでしょ? もう後がないんだって」
アルミン「こういう組織って外から見るより、内情は意外とシビアなんだ。
お金がないと何も買えないし、貧弱な装備で壁外に行っても、ロクな成果が出せない」
エレン「そうは言っても、なにも男のオレ達がやることじゃないだろ」
アルミン「どっちにしろ、プロデューサーのハンジさんの決定に逆らえる身分じゃないよ、僕らは。
これはれっきとした命令なんだ]
アルミン「上官命令に背けば、営巣にブチ込まれても文句言えないさ」ハァ
エレン「もう、どうしようもないのかよ……畜生……」ギリッ
サシャ「あれ、エレンにアルミンじゃないですか。どうしたんです? こんなところで」ヒョイ
エレン「どーもこーもねぇよ。なんで男があんな衣装着ないとダメなんだ」
アルミン「まぁ、僕はもう諦めてるけどね。
決まったことだし、文句言える立場でもないし」
サシャ「うーん、なんだか二人とも暗いですね」
エレン「当たり前だろ」
サシャ「そんなに嫌なんですか? 女の子の恰好することが」
エレン「嫌に決まってんだろーが!」
アルミン「いいわけないだろ!」
サシャ「そうなんですか」
サシャ「せっかく今まで一緒にがんばってきたのに、エレンとアルミンが嫌々ライブをするだなんて」
サシャ「ちょっと、さみしい気がします」
エレン「そりゃお前は女なんだから、いいじゃねぇか」
サシャ「私だってあの衣装、結構恥ずかしいんですよ!」
サシャ「人前で腕と足を、あんなにむき出しにするなんて……わ、私だって、女の子なんですから」
アルミン「そうだったんだね……気付かなくて、ごめん」
エレン(こいつにも恥じらいと感情があったんだな)
サシャ「でも、私は楽しかったですよ。この、一ヶ月」
サシャ「アイドル部隊のみんなと一緒に訓練して、一緒に怒られて」
サシャ「大好きな仲間とちょっとづつ、色んなことが出来るようになっていくのが」
サシャ「私は、すごくすごく、楽しかったです」
サシャ「エレンもアルミンも、訓練楽しかったでしょ? 私たち、あんなに頑張ったじゃないですか」
サシャ「あれは全部ウソになっちゃうんですか?」
サシャ「本当に……アイドルやるのが、嫌になっちゃったんですか……?」
エレン「サシャ……」
アルミン「訓練が………嫌だったわけじゃないんだ」
アルミン「そうだね。資金援助のためとか、兵団の命令だから仕方ないとか」
アルミン「そういう気持ちで歌って踊っても、誰かを楽しませられるワケがない」
アルミン「そんなことも、忘れてたよ」
エレン「ペトラさん、いっつも言ってたよな。楽しい気持ちで歌ったら、見てる人も楽しんでくれるって」
エレン「技術も大事だけど、心から楽しんで歌うのが一番大事だってさ」
ミカサ「エレンとアルミンの言うとおり」スッ
エレアル「ミ、ミカサ?!」
ミカサ「そんなに驚かないで。さっきからいた」
ミカサ「私はエレンと、アルミンと、一緒にアイドルをやれて、すごく嬉しいし楽しい」
ミカサ「ので、2人が衣装でがっかりしていて、心配した」
ミカサ「大事な家族と、大事な仲間と一緒に、最高の舞台にしたい」
ミカサ「それが今、私の中で、一番強い気持ち」
クリスタ「私もいるよー!」ピョンピョン
エレン(ミカサの陰に隠れて気付かなかった)
アルミン(ちっちゃすぎて気づかなかった、クリスタマジ天使)
クリスタ「サシャが部屋をコソッと抜け出したから、ミカサと追いかけて来たの」
ミカサ「サシャは食料庫に忍び込むつもり。雰囲気でわかる」
サシャ「えっ、ええ、あのっ、いやっ、全然そんなことないですよ?! ただの散歩ですよ?!!」アセアセ
クリスタ「もー、ダメだよ?サシャ。食料庫の食べ物はみんなで食べるんだから!」
サシャ「す、すいませんでした!」ナミダメ
エレン「全く、サシャはいつも食い意地張ってるよなー」
アルミン「あはは! すっかり場もなごんじゃったね」
あっ 改行ミスった
やばい、しかもスレタイ誤変換してた
「調査兵団アイドル部隊」でした
しかし今さら悔いても遅いのであった まぁいいやある意味間違っちゃいない
どうせ舞台で踊るんですし
クリスタ「あ、そうだ、大変なことがあるの! さっき偶然聞いちゃったんだけど」
ミカサ「一週間後に、初ライブをやるらしい」
一同「「「ええええ?!」」」
ミカサ「ハンジ分隊長と、あのチビ……Lマネが話していたのが聞こえて」
サシャ「いいい一週間後って、すすすぐじゃないですか!」
アルミン「まだ知らされてないってどーなってんの?!」
クリスタ「み、みんな、いったん落ち着こう!」
サシャ「でもクリスタ、もう時間が全然ないんですよ?!」
クリスタ「大丈夫だよ、まだ一週間あるもん。きっとなんとかなるよ!」
エレン「そうだな。まだ時間があるんだ、慌ててる場合じゃねーよ」
アルミン「エレン!」
エレン「オレはもう迷わずにアイドルを続ける。こんだけみんなで練習したんだ」
エレン「お前ら、絶対にライブを成功させるぞ」
エレン「資金とか支持率とか関係なしに、俺たち調査兵団アイドル部隊の力を見せつけてやろうぜ!」
一同「「「「おおー!!」」」」
ミカサ(エレンはきっと、心を決めると思っていた。絶対に、成功させる)グッ
参考画像を上げなおします
http://i.imgur.com/EchKL2i.jpg?1
これであってるかな?
まじ初心者ですまん
脳内でこの衣装を着せておいてください
>>50
これは贅沢だったのか……よかった!
嫌がるエレンとアルミンを無理やり女装させてよかった!
>>51
ももクロの赤の子が熱血系だから、エレンを赤にしとけば雰囲気的に誤魔化せると思った
そうなんだよね、ミカサより軽いんだよね。ミカサさんまじ女子力(物理)高い
>>53
これはあの有名な……うん可愛い不思議と
参考画像提供ありがとうございます
〜〜訓練室〜〜
リヴァイ「デビューライブが明日に迫っている」
リヴァイ「リハーサルの前に、お前らが今何者なのか、1人づつ宣言していけ」
リヴァイ「エレン。まずはお前からだ」
エレン「はっ」
エレン「つり目は巨人への殺意、茶畑のシガンシナ!」
エレン「くちクロのリーダー、レッドのエレン・イェーガー、15歳です」
リヴァイ「次」
サシャ「はっ」
サシャ「山育ちで食い意地張ってる、みんなの野生児!」
サシャ「イエローのサシャりんことサシャ・ブラウス、16歳です」
リヴァイ「次」
アルミン「はっ」
アルミン「ちょっぴりビビりでクレバーな、くちクロの頭脳!」
アルミン「ピンクでMC担当のアルミン・アルレルト、15歳です」
リヴァイ「次」
クリスタ「はっ」
クリスタ「ちょっぴり気弱な小さな女神!」
クリスタ「グリーンのクリスタ・レンズ、15歳です」
クリスタ(自分で女神だなんて恥ずかしいけど、インパクト勝負って言われたし……頑張らなきゃ!)
リヴァイ「最後」
ミカサ「はっ」
ミカサ「くちクロの腹筋少女にして、主席卒ヒロイン」
ミカサ「パープルのみかりんことミカサ・アッカーマン、15歳です」
リヴァイ「そろそろ板についてきたか」
リヴァイ「では設定の最終確認だ。いいか、よく聞け」
リヴァイ「お前らは訓練兵時代、共に厳しい試練を耐え抜き、アイドルデビューを約束した仲だった」
くちクロ(((((そんな約束をした記憶はない)))))
リヴァイ「だがお前らには本来もう1人、仲間がいた」
リヴァイ「同じ104生のミーナ・カロライナだ」
エレン(ミーナ……お前のことは決して忘れない)
リヴァイ「本来ならミーナもくちクロのブルーとしてアイドルデビューする筈だった」
リヴァイ「しかしトロスト区陥落時、巨人の猛攻に敗れて殉死してしまった」
アルミン(死して生前を勝手に捏造されるミーナ……僕たちを許してくれ)
リヴァイ「だがお前らは決して忘れはしない。かつて仲間と誓った夢を」
リヴァイ「壁内一、人類一のトップアイドルになるという夢をだ」
くちクロ(((((そこまで上を目指す予定だったのか)))))
リヴァイ「ざっとこういう風な物語をそれとなくファンの間に流し、同情と感動を誘う」
リヴァイ「アイドルの過去を知り共感を覚えることで、豚共はアイドルによりのめり込む」
リヴァイ「身も心もくちくいろクローバーになり切って、豚共を騙しとおせ」
アルミン(マネージャーがファンに対しここまでの暴言を吐いて許されるものなのだろうか)
リヴァイ「という予定なんだがな……現時点で、お前らのファンはまだ1人もいない」
リヴァイ「全ては明日次第だ。死ぬ気でやれ」
リヴァイ「だがお前ら自身が楽しみ、観客を楽しませることが第一だ」
リヴァイ「デビューライブ、俺も楽しみにさせれもらうぞ」ギロ
リヴァイ「敬礼!」
くちクロちゃん「「「「「はっ!!」」」」」バッ
ミカサ(今日、衣装を着て踊ってたエレン、すごくかわいかった。明日は楽しみ)フンス
クリスタ(ドキドキするなぁ、くちクロちゃんのデビューライブ! 今晩寝れないかも!)ワクワク
アルミン(まだ恥ずかしい気持ちは残ってるけど、それよりもやる気の方が俄然上だ!)グッ
サシャ(くちクロが売れれば食事も豪華になるかもしれへんしな。こりゃーがんばらな!)ポワーン
エレン(今までやれることは全部やってきた。あとは仲間を信じてベストを尽くすだけ……!)ゴゴゴゴゴゴ
とうとうデビュー寸前までたどり着いたくちくいろクローバーZ。
共に汗を流し、友情をはぐくみ、女装アイドル野郎という葛藤も乗り越え、今や5人の心は一つとなった。
果たしてくちクロはデビューライブを成功させることができるのか?!
次回!「初めてのライブでドッキドキ!でも・・・あの筋肉はいったい!キャッ、すごい肩幅!」編
今日はここまでで。次回更新は明日か明後日の晩に、たぶん。
皆さん、こんなしょーもないネタssをここまで読んでくれてありがとう。
レスすごく嬉しいです。
最後までお付き合いいただけるとさいわいです。
皆さん乙ありがとうございます!>>1です
明日再開とかいって遅くなりました、非常に申し訳ない
また書き溜めたんで投下します
もともとアホみたいな話なのが、今日から更にアレになるのでご注意ください
〜〜ライブ当日、カラカス区野外ステージにて〜〜
エルヴィン「会場にお集まりの皆さん」
エルヴィン「本日は調査兵団の民間交流イベントにご参加いただき、ありがとうございます」
ワー パチパチパチパチパチ!
コニー「エレン達がナントカ?部隊に行っちまってもう一ヶ月か」
コニー「部屋の中でずっと踊ってりゃいいんだろ? まったくよー、うらやましいぜ」
ジャン「バカお前、今日はあいつらの発表見に来たんだろーが(ミカサ以外どうでもいいけどな)」
コニー「は? そうなのか?」
ジャン「調査兵団は今金欠で、あいつらは資金集め目的の人気取りに駆り出されてるって噂だ」
ジャン「何仕込まれてんのか知らねーが、ったく、アホみてぇな戦略だな。呆れて涙が出るぜ」
コニー「つーことは、あいつらが今から踊んのか? あっちの舞台で?」
ジャン「バカてめーありゃ別の団体が使うやつだよ、調査兵団のステージはあっちだあっち」
エルヴィン「では、本日のメインイベントに入らせていただきます」
エルヴィン「皆さんに当兵団をもっと身近に感じていただくため創設された、調査兵団アイドル部隊」
エルヴィン「兵団ヒロイン・くちくいろクローバーZの記念すべきファーストライブです」
エルヴィン「ではご覧ください」
リヴァイ(調査楽団、演奏用意)
調査楽団一同(了解ッス)
エルド「くちくいろクローバーZ」
ジャッジャーーーン!!
コニー「うぉっ?!」
ジャン(?!?!?!ミカサの衣装かわいすぎるだろ?!!!!)
参考動画:ももいろクローバー「Z伝説〜終わりなき革命〜」
公式の販促動画
ちょっと画質悪いけど勘弁、これが一番わかりやすい気がして色々
http://www.youtube.com/watch?v=cgvWkn8f_ME
音楽を流しながら歌詞を読みつつ、随所脳内で保管してください
エルド「幾多の困難を乗り越え調査兵団に入った104期生5名」
エルド「突然配属されたアイドル部隊に 少年少女は何を思う」
エルド「第四話『駆逐伝説〜終わりなき戦い〜』」
コニー「あれ、なんかカッコよくね?」
ジャン「いや待てあんなのただの余興だ、ただの余興!」
ダッダーダッダーダッダーダダダ
ジャージャージャージャン!
オルオ「RED!!」
エレン「はーちはち でーこでーこっぱち」
エレン「つーりつーり目は巨人への殺意」
観客「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ! エレン〜↑↑」
オルオ「YELLOW!!」
サシャ「腹の虫 山育ち 食いしん坊」
サシャ「みんなの野生児ですっ!!」
観客「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ! サシャりん!」
オルオ「PINK!!」
アルミン「アルミン☆ YES!!アールミン☆」
アルミン「くちクロちゃんの頭脳なーのーだ」
観客「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ! アルミン!」
オルオ「GREEN!!」
クリスタ「チビだからってなめんな!」
クリスタ「馬術だけは誰にも負けないぜ いぇーいいぇ〜」
観客「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ! クリスタ!」
オルオ「PURPLE!!」
ミカサ「エレンエレンエレンエレエレン」
ミカサ「エレンエレンエレンは私がいないと早死にする」
チャーラーラーラー タッタッタラララー
ジャン「みかりん!!!!!」サイリウムブンブン
サシャ「わたしたち」
アルミン「喰われてる人に」
クリスタ「なにができるだろう」
ミカサ「それは」
くちクロ「力いっぱい巨人の肉削ぐこと」
エレン「よっしゃやんぜー!」
くちクロ「我らはアイドル 兵団ヒロインくちクロ!!」
くちクロ「エモノ握れ 敵を駆逐するぜ」
エレン「人類は終わらない 兵士を信じて」
サシャ「強く」
アルミン「気高く」
クリスタ「ずぶとく」
ミカサ「たくましく」
くちクロ「戦い続けよう!!」
ミカサ「負けはしない!」
クリスタ「立ち上がれ!」
アルミン「大丈夫!」
サシャ「パァンください!」
エレン「絶対ぶちころす We are!!」
くちクロ「くちくいろクローバー」
オルオ「ゼェェェェット!!!」
エルド「説明しよう。くちくいろクローバーZとは」
エルド「エレン・イェーガー、サシャ・ブラウス、アルミン・アルレルト」
エルド「クリスタ・レンズ、ミカサ・アッカーマンの5人による兵団ヒロインであーる」
エルド「今日も内地のお友達、開拓地のお友達のため立体機動に汗を流す」
エルド「急げくちくいろクローバーZ 2番が始まるぞ!」
ジャッジャーーーーーーン!
オルオ「PURPLE!!」
ミカサ「壁が壊れた時は」
ジャン「みかりん!!!」
オルオ「GREEN!!」
クリスタ「私たちに任せてね〜」
観客「クリスタ!!!」
オルオ「BLUE!!(ミーナ)」
エレン「あ…」
オルオ「PINK!!」
アルミン「おバカなことばっかだけど」
観客「アルミン!!!」
オルオ「YELLOW!!」
サシャ「成績は優秀だよー」
観客「サシャりん!!!」
オルオ「RED!!」
エレン「駆逐してやる……駆逐してやる……」
エレン「この世から……一匹残らず……!!」
チャーラーラーラー タッタッタラララー
観客「エレン!!!」
エレン「喰われても」
ミカサ「それで終わらない」
アルミン「忘れないでいて」
クリスタ「いつも」
くちクロ「未来掴むため戦うから」
サシャ「ワチャーーーーーー!」
くちクロ「どんなに辛くて 長い戦いとしても」
くちクロ「死のその瞬間まで屈しはしない」
クリスタ「死なない巨人はいない 必ず倒せる!!」
ミカサ「自由」
エレン「信じて」
サシャ「ひたすら」
アルミン「あきらめず」
くちクロ「今を生き延びろ」
ミカサ「私は強い」
クリスタ「ほんとだよ」
アルミン「信じてよね」
サシャ「お腹へりましたー!」
エレン「もっとぶち殺せる We are!!」
くちクロ「くちくいろクローバー」
オルオ「ゼェェェェェット!!」
〜〜間奏〜〜
市民A「結構、激しい踊りだな」
市民B「おいおい緑かわいいじゃねーか」
市民C「オレはピンクだな!貧乳ボブカット娘たまんねーわ」
市民A「お、組体操はじめたぞ。異様にバランス安定してるな」
ジャン「みかりん!みかりん!!ハァハァ!みかりん!」
ジャン「世界一かわいいよみかりぃぃぃぃん!!!!!」
〜〜間奏終了〜〜
サシャ「鳥籠の屈辱 いつかは抜け出せるから」
タラララタラララ
エレン「我らは アイドル!!」
くちクロ「兵団ヒロイン くちクロ!!」
くちクロ「エモノ握れ 急所削ぎ落とすぜ」
アルミン「人類は終わらない 兵士を信じてー!」
クリスタ「強く」
アルミン「気高く」
アルミン「ずぶとく」
エレン「たくましく」
くちクロ「戦い続けよう」
サシャ「鳥籠の屈辱 いつかは抜け出せるから」
タラララタラララ
エレン「我らは アイドル!!」
くちクロ「兵団ヒロイン くちクロ!!」
くちクロ「エモノ握れ 急所削ぎ落とすぜ」
アルミン「人類は終わらない 兵士を信じてー!」
クリスタ「強く」
アルミン「気高く」
アルミン「ずぶとく」
エレン「たくましく」
くちクロ「戦い続けよう」
ミカサ「負けはしない」
クリスタ「Stand up!!」
アルミン「大丈夫!」
サシャ「パァンください!」
エレン「絶対ぶち殺す We are!!」
くちクロ「くちくいろクローバー」
オルオ「ゼェェェェェット!!」
エルド「今日もこうして壁外調査は実行された」
エルド「もっともっと壁外拠点を築くために明日も戦え!そして駆逐するのだ!」
エルド「ゆけ!くちくいろクローバーZ!」
エルド「働け!くちくいろクローバーZ!」
エルド「がんばれ! くちくいろクローバー ゼェェェェット!!」
ワアアアアアアアアアアア! パチパチパチパチパチパチ! ヒューヒュー!
クリスタ「はぁ……はぁ……っ」
ミカサ「………」ニコッ
ジャン「(ズキュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン)結婚しよ」バタッ
ニコー「おいジャン大丈夫か! しっかりしろよな!」
エレン「みんな! 今日は見に来てくれてありがとう!」
エレン「オレ達、今会えるアイドル」
エレン「兵団ヒロイン、くちくいろクローバー」
くちクロ「ゼェェェェェェット!」
くちクロ「よろしくお願いしまーす!」
ウオオオオオオオオオオオオオ!
リヴァイ(サシャ……いやサシャりんの野郎、アドリブで2回も「パンください」とか言いやがった。躾が必要だな)
リヴァイ(まぁいい。観衆の中に密かに忍ばせたサクラ(調査兵団所属)にコールを叫ばせたおかげか)
リヴァイ(客がいい具合に乗せられて盛り上がった。ひとまずは成功だな)
アルミン「皆さーん、こんにちわー!」
コンニチワァァァァァァァ!
アルミン「MC担当のアルミン・アルレルトです。よろしくー!」
市民C「アルミンたん!アルミンたん!ハァハァ!」
アルミン「今日はくちクロの初ライブってことで、すごく緊張していましたが」
アルミン「皆さんが盛り上げてくれたおかげで、楽しく力いっぱいパフォーマンスできました」
アルミン「ほんとにありがとー!!」
ウオオオオオオオオオオオオオ! ヒューヒュー! ミカリィィィィン!
アルミン「今聞いてもらった曲、『駆逐伝説〜終わりなき戦い〜』は」
アルミン「僕たちが最初に練習をはじめた、すごく思い出深い曲です」
アルミン「皆さん、気に入ってもらえましたかー?!」
ウオオオオオオオオオオオオオ!
アルミン「ありがとうございました!」
アルミン「では、続いて披露させていただきます」
アルミン「2曲目は、『行くぜっ!壁外調査』」
???「ちょっと待ったァァァァァァァァァァ!!!」
市民A「誰だ?!」
市民B「あ、あれは!」
市民C「あの、筋骨隆々した肩幅は……!!」
リヴァイ「チッ、来やがったか」
???「くちクロだかなんだか知らないが」
???「俺達を差し置いてライブとはいただけないな!!」
エレン「おっ、おっ、おおおお前……?!?!」
ライナー「盛り上がっているところですまないが、自己紹介させてもらうぞ!」
アニ・レオンハート「あ〜ちゃんです♪」
ライナー・ブラウン「なっちです♪」
ベルトルト・フーバー「べるふばです♪」
アニライベル「「「3人あわせてバキュームです♪」」」
エレン「ブファッ、いやいやいや何やってんだよお前ら!」
サシャ「ぶはははははは、ワンピース似合わないですよライナー!」
ミカサ「……正直、あれは公害」
アルミン「アニはいいんだ……アニは……アニだけだったら……」
クリスタ(普通にきもちわるい)
尚、参考画像
http://i.imgur.com/HB3Kmoc.jpg
かわいくて最近お気に入りの衣装だから、ライナーに着てもらうことにした
実際に脳内で着てもらったが、古代ギリシャ人風ワンピルックと言ってもギリギリ通せないようなレベルだった
ベルトルト「Vacuumはファンの視線をバキュームしたい、という気持ちから名づけられた」
ベルトルト「ダンスが得意な女の子ががんばるテクノポップ系のアイドルユニットです」
アニ「あんたは男だけどね」
ライナー「そういうことだ。みんな、聞いてくれ」
ライナー「バキュームのデビューソング、『ナチュラルに筋肉』」
参考動画
Perfume「ナチュラルに恋して」ライブ映像
http://www.youtube.com/watch?v=4mu5aZHeDmM
とってもキュートなダンスだったのでライナーにry
後悔は今じわじわと押し寄せているところである
ライベルアニ「ナチュラルに筋肉 ナチュラルに鍛えてよ ねぇ」
ライベルアニ「ナチュラルにマッスル このまま腹筋してたいの」
ライベルアニ「ナチュラルに筋肉 ナチュラルに肩盛り上げて」
ライベルアニ「ナチュラルにマッスル たくましい カラダがいちばんのほんもの♪」
アニ「ぜんぜん ふもとに着かない」
ベルトルト「今日は 山岳訓練」
ライナー「雪は積もり 日はどんどん暮れてく」
ベルトルト「少し寒そうにしている キミのごつい肩幅」
アニ「ちょっと この状況 生きたまま帰れるの?」
ベルトルト「君はがんばり屋だし 不安にもなるけれど」
ライナー「死にそうになるたび 執念で乗り切るの」
ライベルアニ「ナチュラルに筋肉 ナチュラルに鍛えてよ ねぇ」
ライベルアニ「ナチュラルにマッスル このまま腹筋してたいの」
ライベルアニ「ナチュラルに筋肉 ナチュラルに肩盛り上げて」
ライベルアニ「ナチュラルにマッスル たくましい カラダがいちばんのほんもの♪」
〜〜間奏〜〜
ジャン「おろろろろろろろろキメェよ!どう控え目に考えてもナシだろ!」
コニー「おろろろろろでもさ……ダンスは気持ち悪いくらい上手いよな」
ジャン「た、確かにな、あいつら身体能力はずば抜けてやがるし……」
市民B「あのガチムチとノッポ、男声で「いちばんのほんもの♪」とかキメェけどさ……」
市民C「歌自体は、上手いよな。全く音外さないし、完成度相当たけーぞ」
市民A「あ〜ちゃん可愛いな、蹴られたい、あ〜ちゃんがいれば他どうでもいい」
市民A「あ〜ちゃんにバックダンサー2人ついてると考えれば、それほど気にならないぞガチムチも」
市民D「うほっいい男」
〜〜間奏終了〜〜
アニ「キミの好きそうな技 思いっきりかけてみたけど」
アニ「ちょっと 物足りない もっと本気だしてよ」
ベルトルト「キミは頼られてるし 不安にもなるけれど」
ベルトルト「故郷 思い出すたび」
ベルライ「気力がみなぎるの」
ライベルアニ「ナチュラルに筋肉 ナチュラルに鍛えてよ ねぇ」
ライベルアニ「ナチュラルにマッスル このまま腹筋してたいの」
ライベルアニ「ナチュラルに筋肉 ナチュラルに肩盛り上げて」
ライベルアニ「ナチュラルにマッスル たくましい カラダが一番のほんもの♪」
ライナー「ナチュラルに筋肉♪」
…………パチパチ
パチパチパチ
パチパチパチパチパチ
一部市民「あ〜ちゃん!あ〜ちゃんんんん!結婚してくれェェェェェェ」
一部市民「アニたんハァハァアニたんハァハァアニたんハァハァアニたんハァハァアニたんハァハァ」
一部市民「あ〜ちゃんに蹴られたいあ〜ちゃんに蹴られたいあ〜ちゃんに蹴られたい」
市民D「なっちぃぃぃぃぃ!俺だァァァァァァ!ケツ掘らせてくれェェェェェェェェ!!」
市民E「べるふば、やっぱり脚なげーなーいい尻してんなードゥフフ」
ライナー「みんな、俺達の歌を聴いてくれてありがとう」
ライナー「温かい拍手、しかと受け取ったぞ」
ベルトルト「あの、えーと、このデビューソング、『ナチュラルに筋肉』は」
ベルトルト「バキュームで一番かわいいアイドルの中のアイドル、」
ベルトルト「なっちのために作った曲なんだ。そうだよね、あ〜ちゃん」
アニ「べるふばの言う通りだよ」
アニ「なっちは暑苦しいけど、かわいいし歌もダンスも得意で、頼りになるからね」
ベルトルト「なっち、僕らのためにいつもありがとう」
ライナー「よせ、お前ら。照れるだろうが」
ライナー「だが……まぁ、悪い気はしないな」
市民A「おかしいだろが!何がなっちだよクソ!あ〜ちゃんが人類一かわいいだろが!!」
市民B「そうだぞ何で筋肉野郎がかわいい設定になってんだよ!頭湧いてんのかこの野郎!!」
市民D「やっぱりな、なっちのケツのかわいさはメンバーにも愛されてんだな。いやーその通りすぎる」
市民E「自分も十分かわいいのに、さりげなくなっちを立てるべるふば……やっぱ理想の嫁だわ」
〜〜舞台裏〜〜
エルヴィン「まさか、くちクロのデビューライブにぶつけてくるとはな。油断していた」
リヴァイ「チッ、そもそもあの変態共は何がしてぇんだ。あのデカいの2人、あいつら調査兵団だろうが」
ハンジ「そりゃーアイドルだったら一番人気になりたいと思うのは当然さ!誰が敵であってもね」
リヴァイ「……自主的に兵士と女装アイドル掛け持ちするのが、正気の沙汰だとてめーは思うのかクソメガネ」
ハンジ「目の前の現実を受け入れるしかないんだよ我々は。現にバキュームはそこに存在する」
エルヴィン「ハンジの言う通りだ、人気を持っていかれないように早急に対策を練らなければ」
リヴァイ「なぁ、俺はまともな指摘をしている筈だよな。俺がおかしいのか?おい」
〜〜舞台上〜〜
ミカサ「待って。今、あなたが言ったセリフ」
ライナー「どうしたミカサ。俺達の人気に嫉妬したか?」ニカッ
ミカサ「ちがう、ライナーじゃなくてベルトルト」
ベルトルト「えっ僕?」
ミカサ「さっきあなたは言った」
ミカサ「『一番可愛いアイドルの中のアイドル』、それがライナーであると」
ベルトルト「そうだよ。壁内一かわいいアイドルといえば、なっちだからね」
アルミン(ないわ)
ミカサ「発言を、今すぐに撤回してほしい」
ミカサ「人類一かわいいアイドルは……エレンに決まっている!」ババーン
ジャン「いやいや〜何言ってんのww みかりんが宇宙一っしょwww(現実逃避中)」
ベルトルト「そっ、それはできないよ。一番かわいいのはなっちだから!」
ライナー(正直俺なんかよりエレンの方が全然かわいいと思うんだが)
ライナー(一応、皆で決めた設定だしな。ベルトルトが頑張っている以上俺は何も言えん)キリッ
アニ「そうだよ。くちクロなんてポッと出のアイドルが、なっちのかわいさに勝てるわけない」
アニ(正直エレンの方が遥かに可愛いけど、ここは設定に従っとかないとね)ハァ
ミカサ「これ以上ふざけた態度をとるのなら……」
ミカサ「削ぐ」
アルミン「待ってミカサ落ち着いて! アイドルがそんなことしちゃダメだろ!」アセアセ
サシャ「そうですよミカサ落ち着いてください! ほら、アニはちゃんとかわいいですし!」アタフタ
エレン「いや待てよ! なんでオレがかわいいってことになってんだよ、ミカサ!」
アルミン(まぁライナーに比べればね……)
ライナー「とりあえずお前ら、いったん落ち着いた方がいい」
ライナー「エレンと俺のどちらがかわいかろうが、刃物まで持ち出すほどのことではないだろう」
ベルトルト「いや、僕らのなっちの方がかわいいんだ。ここは譲っちゃいけない」
ベルトルト(今まで必死にアイドル活動がんばってきたんだ! くちクロに人気を譲るわけにはいかない!)アセアセ
アニ(これ、そこまで死守するような設定だっけ)
クリスタ「あっ、あの!!」
クリスタ「ら、ライナーには申し訳ないんだけど、あのねっ」
クリスタ「客観的に見たら、どう考えても、エレンの方がかわいいと思うの……っ!!」マッカ
ライナー「」(結婚しよ)
アルミン「」(結婚しよ)
ベルトルト「」(まぁそうなりますよね)
ssなど所詮自己満足、そうは思えど、今日はまだ一度もレスがついていない・・・その事実を確認するたび、>>1の胸をほのかな寂しさが揺るがすのであった
もし誰か見てたら、その、レスほしいな・・・みたいな・・・さぁみなさんボランティアだと思って
いや今のはちょっとした気の迷いだった、誰も見ていなかったとしても投稿を続けさせてもらう!
別に悪いことしてるわけじゃないしね!
リヴァイ「面倒なことになってきたな」
リヴァイ「今日のライブはここで打ち切って、改めて別日程でやり直すか」
ハンジ「待ってリヴァイ、あれ!」
リヴァイ「は? …………………………は?」
???「待て! そこの新兵諸君」
???「いったん静粛にしてもらおうか」
市民A「またこの展開かよ!」
市民B「本日2回目ですよちょっとダレるんじゃ」
市民C「うるせー>>1がこの展開しか思いつかなかったんだからしょうがねーだろ!」
エレン「ちょっと待てよあの人確か」
アルミン(なんだろこれ、ツッコんだら負けみたいなゲームでもやってんのかな)
ざわ・・・ざわ・・・
面白いので続けてください
これでいいのか?あ"?
???「静まったようだな、ならよし」
???「私は今日、れっきとした用があってここに来た」
???「まずは自己紹介させてもらおう」
市民A「あれ、そういや俺あの人しってんぞ」
市民B「あ、オレも。ってか、結構有名人なんじゃ」
市民C「おい静かにしろよ、今から名乗るとこだろが」
???「駐屯兵団アイドル部隊、CTH48のセンターを務める」
リコ「指原リコとは私のこと!!」
ウオオオオオオオオオオオオ!
リヴァイ「……おい、待て。確かあいつ駐屯兵団の精鋭兵じゃなかったか」
リヴァイ「プレツェンスカとかいう姓だった気がするが」
ハンジ「いいじゃん芸名だよ芸名!」
ハンジ「細かいこと気にする男は嫌われるぞ〜」
リヴァイ(このクソメガネ、真面目にやる気ねぇだろ)
エレン「いやいやいやいや! あの人、歳知らねーけど10代ではないだろ!」
エレン「ペトラさんが年齢を理由にアイドルになれなかったんだぞ?」
エレン「なんであの人はアリなんだよ!」
アルミン「あぁ……あの人は多分、し○まりとか、こじ○る枠なんだ」
アルミン「A○B系のグループならアリと判断されたんじゃないかと……思うんだけど」
サシャ「でも、しの○りは最近卒業したところですよ」
エレン「いやわかんねーよ!!」
サシャ「それに、あのヒラヒラフリフリの衣装は年齢的にキツいものがモガッ」
クリスタ(そういうこと言っちゃだめー!かわいかったらいいの!それでいいの!)
サシャ(すいませんでした)
リコ「先ほどの『駆逐伝説〜終わりなき戦い〜』、物陰からしっかりと見せてもらった」
リコ「あんたらは発展途上なものの、中々に見どころがあるアイドルだな」
エレン「そ、そう言われると嬉しいです」テレテレ
アルミン「エレン、多分ここは照れるところじゃないと思う」
リコ「実は現在、我々駐屯兵団はとある大きな企画を進行させている」
リコ「その名も『第一回リコ祭り〜アイドル臨時総会〜』」
リコ「トロスト区復興支援ライブとして、様々なアイドルグループに出演依頼をしている」
リコ「今日はこの『リコ祭り』に、あんたらを招待するために来たんだ」
ウオオオオオオオオオ! スゲー! オレ、イキタイ! ア、オレモ!
リコ「あんたらアイドル部隊の知る通り、兵士の役目は敵と戦うことだけではない」
リコ「人類に安心と幸福、そして希望を与えること」
リコ「人々を笑顔にするのは我々CTH48、ひいては駐屯兵団の使命だ」
リコ「くちくいろクローバーZ、あんたらもアイドルなら、いや兵士なら参加すべきだ」
リコ「我々の主催する復興支援ライブ、『リコ祭り』に!」
エレン「望むとこムゴッ」
アルミン(待ってエレン! 舞台袖で兵長が何か言ってる)
リヴァイ(みかりん、聞こえているか)ボソ
ミカサ「……」コク
リヴァイ(いいか、今あっさり誘いを受けても今一つ盛り上がらない)ボソボソ
リヴァイ(お前が適当に相手を挑発して、いい雰囲気の展開に持っていけ)
リヴァイ(場にインパクトを残すことが最優先だ。いいな)
ミカサ(了解)ボソ
ミカサ「たしかにあなたの言うとおり。人々を笑顔にするのは、兵士の義務」
ミカサ「しかし、我々は死も恐れぬ、誇り高き調査兵団アイドル部隊」
ミカサ「あなたのような、壁外に出る度胸もない臆病者など認められない」
リコ「」ブチッ
市民A「うおおお、すごい啖呵切ったぞあの紫!権力関係的に大丈夫なのか!」
ジャン「さっすがみかりん!俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ! そこにシビれるあこがry」
ミカサ「ただ……あなたがこの場で、兵士としての器を見せられるというのなら、話は別」
ミカサ「今ここで、一曲歌う度胸……それがあるのなら、こちらも考えないことはない」
ざわ・・・ざわ・・・
リコ「そちらこそいい度胸だ、アッカーマン……褒めてやってもいいくらいだよ」
リコ「無論、受けて立つ。我がCTH48を甘く見たこと、後悔するなよ!」
リコ「駐屯兵団アイドル楽団! 演奏用意!」
リコ「指原リコ、ソロシングル、『それでも殺すよ』!!」
参考動画
指原莉乃ソロ曲「それでも好きだよ」ライブ映像
http://www.youtube.com/watch?v=5QVhhAZCW64
例のごとく曲を流しながら歌詞をryお願いします
今さらすぎるけど、さっしー1位おめでとう
チャーララ チャッチャッチャー
ターララララーー
リコ「気づいてるかな みんなに紛れて」
リコ「巨人を見つめている 私の殺意♪」
リコ「気付かなくていい もしも目が合ったら」
リコ「喰らいついてでも 削ぎ落とす♪」
リコ「兵団の中では 小柄な方」
観客「リコちゃん! リコちゃん!!」
リコ「筋力残念 身長なんかまるでないし」
観客「リコちゃん!!」
リコ「もっと強いコはいるよ」
リコ「『それでも殺すよ!』大きな声で言うね」
リコ「幸薄い私でも 使命を果たせるように…」
リコ「『それでも殺すよ!』はっきり伝えるよ」
リコ「うなじだけ じっと見つめて」
リコ「さあ もう一体 『殺すよ!』」
リコ「殺すよ!」
ウオオオオオオオオオオオオオ!!!
これは、リコさんにスキャンダルのフラグ・・・?
くちクロのZ女戦争も期待
ちゃんと読んでるぞ〜
読んでるから安心しろ〜
>>142
そうかスキャンダルというフラグが・・・
あれは過去のが発覚した型だからキャラのストックはありますね、死んだ人とでも別にry
いや今のところは予定無いですよ大丈夫
レスが嬉しかったので次回か次々回あたりにその2曲入れさせてもらいたい
リコ「同じ釜の飯をね 食っていたんだ」
リコ「いつも弱くて 敗北ばかりしてるけれど」
リコ「こんな人類が…」
リコ「人類の勝利のため、みんな死んだ甲斐が!」
観客『あったな……!!』
リコ「『それでも殺すよ!』はっきり伝えるよ」
リコ「うなじだけ じっと見つめて」
リコ「さあ もう一体 『殺すよ!』」
リコ「殺すよ!」
ワアアアアアアアアアアア! パチパチパチパチパチパチ! リコチャアアアアアアアアアアアアアン!!!!
>>143
ありがとう、安心ほっこりしました
急にやる気がわいてきたぞ俺がんばる!
リコ「市民のみなさん、ありがとう」
リコ「我々駐屯兵団はこれからも人類の防壁となり」
リコ「みなさんの平和のために尽くします!」
ウォオオオオオオオオオオオオオオ!
ミカサ「……1人でこれだけのパフォーマンス、大したもの」
クリスタ「すっごぉぉい! CTH48のリコさんって、聞いたことはあったけど」
クリスタ「こんなにすごい人だったのね! かわいいし、感動しちゃった!!」
サシャ「あんまり若くないですけどモガッ」
クリスタ(もぉ、ダメっていったでしょ)
サシャ(すいませんでした)
アルミン「僕もびっくりしたよ。彼女、たいした度胸だ……」
アルミン(僕たちはグループだ。個人だとあれだけの存在感を出せるかどうか)
エレン「とにかく、すごかったぜ。ミカサ、いや、みかりんも文句はないだろ?」
ミカサ「確かに、度胸は十二分だった。ので」
ミカサ「私たちもぜひ、リコ祭りに、参加させてほしい」
ミカサ「エレン、それでいい?」
エレン「ああ、問題なしだ」
エレン「リコさん、オレ達も盛り上げますから、よろしくお願いします!」
リコ「あぁ、こちらこそ。礼を言おう」
リコ「復興中のトロスト区を、ぜひ盛り上げてくれ」
エレン「みんな! 今日は来てくれて、すっげー嬉しかった。ありがとうな!」
エレン「もし時間が空いていたら、ぜひトロスト区のライブにも来てくれ」
エレン「約束する、絶対に退屈はさせない!!」
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
エレン、イイゾー!! カワイイゾー!!!
リヴァイ「そろそろ終了時間だな」
ハンジ「予定外のことだらけだけど、予想以上に盛り上がったね!」
エルヴィン「いい頃合いだし、私から閉幕のアナウンスをしよう」
リヴァイ「わかった」
エルヴィン「えー、市民の皆さん。本日はご来場、誠にありがとうございました」
エルヴィン「盛り上がっているところ、大変恐縮ではありますが」
エルヴィン「そろそろ、閉幕のご挨拶を述べさせていただきたいと思います」
市民B「えええー、折角盛り上がってたのによ」
市民C「そうだよ!もっとアルミンきゅんの太ももを凝視したいよ俺は!!」
エルヴィン「もちろん、今後も定期的にライブを開催させていただきます。来月のリコ祭りもです」
エルヴィン「その折には皆さん、是非とも足をお運びください」
ワアアアアアイクゾー! ゼッタイ、ツギモイクゾー! オレモダー! オレモー!!
エルヴィン「ところで、ただいまからの予定なのですが……」
エルヴィン「本日のライブで、当兵団アイドル部隊を気に入っていただいた市民の皆さんのために」
エルヴィン「ステージ裏の広場で、特別に『くちクロ』グッズを多数ご用意しております」
エルヴィン「品数に限りがありますので、ぜひこの機会にお買い求め下さいませ」
エルヴィン「では皆さん、帰り道は多少の混雑が予想されますので、気を付けてお帰り下さい」
エルヴィン「本日はご来場ありがとうございましたー」
パチパチパチパチパチパチパチパチ!
コニー「いやーワケも分からず来ちまったライブだったが、結構楽しかったぜ!」
コニー「エレンのグッズでも買ってやるかな」
コニー「女装はバカみてーだけど、あいつかっこよかったし俺、赤推しになってやってもいいかもしんねぇ」
ジャン「みかりんみかりんみかりんみかりんみかりん(おいおいコニー、いつも仲がいいサシャも推してやれよ)」
コニー「ジャン……お前マジで頭大丈夫かよ。いや大丈夫じゃねーよな?」
市民D「なっち……なっちのグッズはどこにいけば買えるんだ……」
市民F「サシャりん……サシャりんまじ天使……まじ天使……みんなの野生児まじ天使……」
外部アイドルからの度重なる乱入を食らいながらも、なんとか初ライブを成功させた調査兵団アイドル部隊、くちくいろクローバーZ。
しかし一難去ってまた一難というべきか。
ライブを終えた束の間、次の舞台、駐屯兵団主催のリコ祭りに向けての猛練習がくちクロに襲い掛かるのであった!
都合1曲しか披露していないくちクロ。果たして曲数を増やせるのか。
ソロパートとかはあるのか。
それ以上に、みんな大好きユミル先生の見せ場はやってくるのか!
申し訳ない、書き溜めてるのを完全に今日切らしたので、次の更新は数日後になるかもしれない・・・
気長にお待ちいただけると幸いです
話の内容は決まっているので多分大丈夫そう思いたい
皆さん、お付き合いありがとうございました!
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