シンジ「へ?」
アスカ「なにが『へ』よすっとぼけて! あんたがその女の名前寝言で呟いてるの、2回も聞いたんだから!」
シンジ「待ってよアスカ。カヲル君って、男だよ……僕の友達で」
アスカ「あんたの友達って2バカだけでしょ。なんでそうすぐバレるウソつくわけ?」
シンジ「そっちこそ、なんで怒ってるんだよ。もしカヲル君が女だったとしても、アスカには関係ないじゃないか」
アスカ「……自惚れて、嫉妬されてるなんて思ってんじゃないでしょうね」
シンジ「そんな勘違いしないよ。もういいだろ?この話」
アスカ「ダメ。あんたなんて好きでもなんでもないけど、暇つぶしにこの私とヤらせてやってるのは事実なんだから。私とした後に、他の女の夢見てるなんてぜっっっったい許せないわ」
シンジ「だから……」
アスカ「いい? これはプライドの問題よ!」
シンジ「……分かったよ。じゃあカヲル君に直接会わせるから、それでいいだろ?」
シンジ「見て。携帯のアドレス、名前書いてあるから」
アスカ「『渚カヲル』……ふぅん、渚ねえ」
シンジ「かけるよ」ピッ
シンジ「……あ、もしもし。碇です。カヲル君、大したことじゃないけど―――」
アスカ(こいつは身も心も私のモノなんだから。たぶらかすやつは全員排除してやる……っ)
カヲル「やあ。こんにちは」
アスカ「!!!??」
シンジ「ね? ちゃんと男だっただろ」
カヲル「君が惣流さんだね。初めまして」ニコ
アスカ「ひぅっ」
シンジ「これで納得した? 僕だって、トウジ達以外に友達くらいいるって」
アスカ「え、あ、う」
シンジ「ちなみにカヲル君は、綾波と付き合ってるんだ」
カヲル「はは。まぁ、そういうことになるね」
アスカ「………………ソウ」
シンジ「―――アスカ」コンコン
シンジ「ミサトさんもう寝たよ」
アスカ『そう』
シンジ「……入ってもいい?」
アスカ『……今日はなんか疲れちゃったから、このまま私も寝るわ』
シンジ「そ、そっか。ごめん。ゆっくり休んでて。おやすみアスカ」
アスカ『……』
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