雪藤「ここが美滝原市か…」 (12)

雪藤「神父さまからの情報によるとここに竜牙会のアジトがあるらしいです」

松田「俺達の出番ってワケか。早速行こうぜ」

雪藤「ええ。ですがその前に軽く腹ごしらえをしていきましょう」

松田「そうだな。そこのコンビニでパンでも買って簡単に済ませるか」

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松田「おい、見ろよ雪藤」

雪藤「なんです松田さん?」

杏子「へへっ、これとこれと……これもいただき!」

ゆま「わたしこれがいい!」

松田「こんな時間に学校にも行かずに万引きかよ。この街の治安は相当荒んでやがるぜ」

雪藤「……」

無言で杏子に背後から近づく雪藤。その手には彼の武器である自転車のスポークが握られている。

松田「おい、何してる。お前まさか……」

雪藤「地獄へおちろ〜〜!!」

ズン!

次の瞬間、杏子のこめかみには雪藤のスポークが深く突き刺さっていた!
抵抗する間も無く佐倉杏子は絶命したのだった……。

ゆま「え、キョーコ!?」

松田「やりすぎだ雪藤!何考えてやがる!こんな子供の前で……」

雪藤「子供が見ていようが関係ない。外道は[ピーーー]!」

ゆま「うわーん、キョーコを返せ!」

仲間を殺された怒りと悲しみが千歳ゆまを動かした。自分より強い相手に危険を顧みず向かっていく。

ポカポカポカ!

松田「うわっ、やめろ!殺したのは俺じゃねえよ!」

ゆま「うわーん!うわーん!」

ポカポカポカ!

松田「やめろって!」

ゆま「うわーんうわーん!」

松田「や、やめろ!やめ……」

松田「地獄へおちろ!!」

ズン!

松田の手刀が千歳ゆまのどてっ腹に突き刺さった!

雪藤「ははっ、松田さんも人の事言えませんね」

松田「いンだよこまけえ事は。それよりさっさと飯食おうぜ」

雪藤「そうですね」

食事を買って公園のベンチで食べる二人。
そこに上条恭介と志筑仁美が現れた。

仁美「お慕いしていました。付き合ってください」

恭介「僕でよければ」

松田「ヒューッ、熱いねえ」

雪藤「あんまり見たら悪いですよ」

しかしそこへ竜牙会の刺客が通りかかり、仁美をレイプしてしまった!

刺客「ぐへへ」パコパコ

仁美「キャーッ、助けてください上条くん!」

上条「う、うわあ……怖くて動けないよお……」

松田「野郎……許せねえ!」

松田「おい、男ならなんでてめえのオンナを命張ってでも守らねえ!」

上条「だってあのレイプ魔強そうだし……」

松田「だったら地獄へ行け!」

ドカ! 松田の手刀が上条の脳天を叩き割った。

雪藤「柱の影で女の子が見ていたので地獄へ落としておきました。目撃者は消すのが掟なので……」

少女の死体が上条の死体の傍に投げ捨てられる。美樹さやかだった。

雪藤「今日は4人も殺したしもう帰りましょうか」

松田「そうだな」

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