憧「脱出ゲーム……」咲「論理パズル?」淡「ナニソレー?」 (267)

――――

憧「ん……?」

憧(あれ……ここは……?)

淡「あ、起きたー」

咲「大丈夫ですか新子さん?」

怜「これで全員目覚めたみたいやな」

憧「え……?」

憧「宮永さんに、大星さんに、園城寺さん?」

憧「これってどういう状況?! てかっ、なにこれ、首輪?!!」

憧「しかも鎖がついてるしっ!?」ジャラジャラ

怜「難しいと思うけど、一旦落ち着いた方がいいでー」

淡「うんうん」

咲「私も起きた時は、テンパちゃったけど……」

……

怜「――――」

憧「なるほど……だいたい状況はわかった」

咲「なんか新子さん、妙に落ち着いてますね」

憧「や、これでもかなりパニクってるよ」

憧「でも、取り乱したって仕方ないし、まずは状況を把握することが大事だと思ったから」

淡「おおー、すごーい」

憧「あと、私らタメなんだから憧でいいよ」

咲「じゃあ、憧ちゃんよろしくね」

淡「私のことは淡って呼んでねー」

憧「よろしく、咲、淡」

淡「よろしくねー、アコー」

怜「私は園城寺怜、少し病弱やけど、好きに呼んでくれていいでー」

憧「うん、よろしく、怜」

咲(呼び捨て!?)

咲(あれでも淡ちゃんも、呼び捨てにしてたし、私がおかしいのかな?)

憧「で、状況を確認するけど」

憧「私たち全員、目覚めると、この部屋にいて、首輪をつけられていた」

憧「首輪には鎖がついてて、コンクリートの丸い柱に繋がってる」

怜「そうやなー」

憧(部屋はけっこう広い。丸い柱が四本あって、みんなそれぞれに繋がれてる)

憧(ドアはあるけど、鎖に繋がれてそこまで届かない)

咲「これからどうすればいいんでしょう……」

淡「早くかえりたいよー」

怜「なんかこれと似た状況、なんかの映画であったなあ」

憧「あたしもそれ知ってるかも、なんか変なヤツが『ゲームをしよう』とか言うやつでしょ?」

淡「あー、それ私も知ってる!」

淡「なんか血がどばーって出て、人がいっぱい死ぬやつでしょ」

咲「え? え?」

怜「なんや、咲は知らんのか?」

憧「まあ結構昔の映画だからねー」

淡「あれ? そうだっけ?」

怜「でも、似たような映画はいっぱいあるからなあ」

憧「あー、そういうシチュエーションスリラーみたいの、一時期かなり流行ってたねえ」

淡「じゃあみんな別々の映画思い浮かべてる可能性もあるんだ」

憧「その可能性はあるかも」

咲(全然話についていけないよう……)

?「みんな起きたようね」

憧咲淡怜「っ!!」

?「突然だけど問題でーーす」

憧「あっちのスピーカーから流れてる……」

スピーカー「円周1メートルの円柱に、長さ1メートルの鎖で猿が繋がれています」

スピーカー「この猿が、この円柱の周りを、同じ方向に連続で2周するには、どうすればいいでしょうか?」

スピーカー「じゃあ頑張ってねー」

憧「……」

咲「……」

怜「……」

淡「……」

咲「……なに、今の……」

咲「なんか怖いよう……」

怜「映画とかやと、試練が与えられて、それをクリアしていくんやけど……」

憧「つまりさっきのが最初の試練ってわけ?」

淡「じゃあ、みんなで考えてちゃっちゃと解いちゃおうよ!」

憧「そうだね……それ以外にこの状況を打開できる方法を思いつかないし」

怜「みんな考えるでー」

怜「絵描いてみたわー」

怜「図で考えた方がわかりやすいと思ってなー」

○ー猿

淡「うわー、下手クソな絵ー」

怜「こ、この際上手い下手はどうでもええやん……」

憧「なんでシャーペン持ってるの?」

怜「運がいいことに、ポケットに入れっぱなしやったわ」

咲「うーん、普通に考えたら、円周が1メートルで、鎖の長さが1メートルなんだから、頑張っても一周しかできませんよね?」

怜「そうやなー」

淡「あ、私、わかったかも!」

怜「ほう、言うてみ」

淡「鎖をぶっちぎればいいんだよ!」

怜「……」

咲「……」

憧「多分違うと思う」

淡「えーー」

怜「あ、私わかったかもしれん!」

淡「おー」

怜「円周が1メートルなんやろ? やったら、円の周りの長さが、1メートルとは限らないん違うん?」

咲「え?」

怜「ほら、習ったやろ? 2πrなんたらーみたいなの?」

咲「……」

憧「ごめん、何を言ってるのか全然わからないんだけど、円の周りの長さのことを円周って言うんだけど」

怜「あ……」

怜「……そうやったな……」

淡「あの……園城寺先輩って高校三年生ですよね?」

憧「きっと、園城寺先輩はこんな状況で少し混乱してるんだよ。そうですよね?」

怜「あんたら二人、さっきまでタメ口だったのになんで急に敬語になるん!?」

咲「じゃあこんなのはどうかな?」

咲「その鎖はゴムでできてて、2倍以上に伸びるんだよ」

咲「これなら2週することができるよね」

淡「おお! 咲あったまいい!」

怜「文字通り柔軟な発想やな」

憧「や、多分違うと思う」

淡「えー、なんでー」

憧「この問題って、今のあたしらの状況と似てない?」

咲「確かに……」

怜「鎖で円柱に繋がれてるところとか、まんまやな」

憧「この鎖は1メートルもないし、円柱の円周も1メートルはないけど」ジャラジャラ

憧「でも、この鎖の長さって円柱の長さと丁度同じくらいじゃない?」

憧「つまりさ、この問題の回答は、あたしらの行動で実際に示すことができるんだよ」

怜「ほうほう」

憧「この鎖がちぎれると思う?」

怜「無理やなー」

憧「この鎖がゴムで出来てると思う?」

淡「思いっきり鉄だねー」

咲「だから私の答えと淡ちゃんの答えは不正解なんだね……」

淡「ついでにトキーの答えも」

怜「……」

怜「そういう憧は何か思いついたん?」

憧「うん多分、ね」

淡「おお、やるねー」

怜「これで間違いやったら、思いっきり笑ったるわー」

憧「そんな拗ねないでよ」

怜「べ、別に拗ねてへん……」

咲「あはは……」

……

淡「それでそれで、どうやんのどうやんの?」キラキラ

憧「まずどこ周りでもいいけど……じゃあ時計周りに柱の周りをまわるでしょ」

咲「でもそれだと、一周しか……」

憧「うん、こっからがスタート」

淡「?」

憧「一度鎖を円柱に巻き付けた状態から初めて、逆向きにまわりはじめる」

憧「一周して、鎖がほどけて」

憧「もう一周して、逆向きに鎖を巻き付ける」

憧「これで二週」

淡「おおー!」

咲「すごい!」

怜「や、やるやん」

憧「あ、鎖が外れた」

憧「どうやら正解だったみたいね」

淡「じゃあ私も私も」

淡「一回右向きにまわって、そこから左向きに二回連続でまわって!」

淡「おー、外れたー」

……


怜「みんな鎖を外したみたいやな」

咲「これで自由に動けるね」

淡「でもわかってみれば、簡単な問題だったね」

怜「そうやなー、大したことなかったわー」

憧「……」

咲「あはは……」

憧(でも、簡単な問題だったってのは本当だと思う)

憧(映画でも大抵、最初の問題は簡単だし)

スピーカー「おめでとう」

憧咲淡怜「っ!!」

スピーカー「最初の問題を突破出来たみたいね」

スピーカー「そして、勘のいい、貴方達なら気付いてると思うけど」

スピーカー「これはゲームでーす」

スピーカー「みんな麻雀やってるし、頭使うことは得意でしょ、あははは」

スピーカー「これから出される問題を解いていけば、いずれ外に出られるから、頑張ってねー」

憧咲淡怜「……」

咲「とりあえず、この部屋を出ましょうか?」

怜「そうやな」

……



怜「あれは……天秤?」

淡「おお、なんか麻雀牌もあるよ!」

咲「全部、白ですね」

憧「なにをするのかわかるまでは、あまり触らない方がいいんじゃない?」

咲「あ、そうだね!」

スピーカー「はいはいー、次の問題ー」

憧咲淡怜「……」

スピーカー「さっきの問題は少し簡単すぎたから、今度は難しいの出すわね」

淡「確かにさっきの問題はらくしょーだったね」

怜「ああ、ぬるい問題やったな」

淡「ゆとり仕様ってやつだね」

憧「……」

スピーカー「これが解けたら多分、IQ120以上はあるわね」

憧(うわあ、すごく嘘っぽい……)

憧(これが解けたらIQなんたらってよく聞くけど、全部胡散臭いんだよね)

淡「私のIQは100万だよ!」

怜「私は53兆や」

憧(なんてIQが低そうな発言……)

スピーカー「じゃあいくわよ」

スピーカー「白の牌が13枚あります。しかし1枚だけ偽物が混じっています」

スピーカー「本物の牌は全部同じ重さです。偽物は本物の白とは少しだけ重さが違いますが、重いか軽いかはわかりません」

スピーカー「天秤を三回だけ使って、偽物を見つけてください」

スピーカー「じゃあ頑張ってねー」

憧「これは、ホントに難しいかも」

憧(最初の問題が簡単だったから、ちょっと舐めてたなあ……)

咲「天秤って、重さを比べる道具だよね」

憧(それ以外に用途があるのなら、教えて欲しいわね)

怜「私、この問題に似たやつ、やったことあるわー」

咲「本当ですか!?」

淡「さっすがトキー!」

淡「じゃあラクショーだね!」

怜「しかも私がやったやつはもっと枚数が多かったでー」

怜「確か27枚くらいやったんやないかなー」

憧(どうせ、とんちんかんなこと言うんだろうと思ってたら、案の定やっぱりダメなパターンだった)

憧(怜がやったその問題は多分……)

淡「じゃあ13枚なんて余裕じゃん」

怜「そやでー、ここは私にまかせときー」

憧(トキだけに、ね。なーんて……)

憧(…………うん、言わないでよかった)

怜「まず最初に6、6ではかって」

怜「偽物があるほうの6枚を今度は3、3ではかる」

怜「そして最後に偽物がある方の3枚を、1、1ではかれば完璧や!」

怜「釣り合えば残りの1枚が偽物で、傾けば傾いた方が偽物なんや!」

淡「すんごい! 完璧じゃん」

咲「園城寺さん頭いいです」

怜「そやろそやろ?」

憧「残念だけど、できてないよ」

怜「え? そんなことないやろ?」

憧「ホントにわかってないの?」

憧「偽物は重いのか軽いのかわからないんだよ?」

憧「どっちかに傾いたとしても、どっちに偽物が入ってるかは、わからないじゃん」

怜「あっ……そうやな……」

怜「……」

咲「…………でも惜しかったですよ、園城寺さん!」

淡「そうだよ、たぶんあと一歩だった!」

怜「……どうせ私は病弱やし……」

憧「や、病弱関係ないから」

憧(なんか悪いことしちゃったかなー)

憧(……でも他の三人があまりアテにならない以上、とにかくあたしが考えないと)

憧(多分最初、4、4ではかるのは確定よね)

憧(うん、ここまでは多分あってると思う)

憧(あってるよね……?)

憧(でもこっからが難しいなあ……)

咲「偽物の白の牌が、本物より重いのか軽いのかわからないってのが難しいですね」

怜「そやろ? それがなかったら簡単やったんやけどなあ」

……

淡「あー、もう無理ー」

咲「うう……難しすぎるよう……」

怜「わかったでー、この問題は、欠陥品なんや!」

淡「なんだってー!」

怜「最初から、答えのない問題なんや!」

怜「問題作成者の勘違いで、絶対に解けない問題ができてしまったんや、多分」

淡「なるほどー、この問題を作った人は、頭がポンコツなんだね」

咲「あはは……そうなのかなあ……」

咲「あの、憧ちゃんはどう思う?」

憧「……」

憧「多分、できたかも」

怜「なんやて……」

淡「うっそー?」

憧「――――」かくかくしかじか

咲「すごい……こんなの思いつかないよ……」

淡「おおー!」

怜「や、やるやないか!」

憧「じゃあさっそく、本物で実践してみるね」

……


スピーカー「大正解!」

スピーカー「どう考えて導き出したか、簡単に説明できる?」

憧「――――」

スピーカー「うん、考え方も完璧ね」

スピーカー「この問題難しくて、普通に解くだけでもすごいんだけど、まさかこんな短時間で解かれるなんてね……大多数の人が一時間以上かかっても解けないのよ」

スピーカー「ちなみに解法は三つあるんだけど」

憧「そっか……二つしか見つけられなかった」

スピーカー「これ10分以内に三つの解法全部見つけきれたら本物の天才だと思うわ」

スピーカー「まあそんな人いるのかわからないけど、あはは」

スピーカー「じゃあ次の部屋に進んでねー」

憧(このレベルの問題がたくさん来たらキツいなー)

結局、答えは何だったんだよ



咲「あれ、部屋に何もない」

淡「でも新しいドアは二つあるよ」

スピーカー「はいはいー」

スピーカー「さっそく問題だすわね」

スピーカー「今回のはさっきよりは簡単だから大丈夫よ」

スピーカー「正解がわかったら、左のドアに入ってね」

スピーカー「では問題!」

スピーカー「あなたは部屋Aにいます。部屋Aには三つのスイッチがあります」

スピーカー「隣の部屋Bには、三つの白熱電球があります」

スピーカー「部屋Aの三つのスイッチはそれぞれ、部屋Bの白熱電球のどれかにつながっています」

スピーカー「部屋Aからは、部屋Bの様子は見ることができず、部屋Aと部屋Bを結ぶドアを一度でも開けると、スイッチを操作することはできなくなります」

スピーカー「さて、どのスイッチがどの電球に対応しているのかは、どうすればわかるでしょう?」

スピーカー「じゃあ、頑張ってねー」

>>33
一応、一部の問題は、最後にまとめて答え合わせするつもり
自力で解きたかったのに、答えバラすなって人もいるだろうから

憧「多分できた」

淡「はやっ!」

怜「待って、私も考えるからまだ答え言わんといて」

憧(え? そんな暢気なことで大丈夫なの?)

憧(まあ、制限時間とかないみたいだし、いいよね)

怜「まず電球とスイッチに、番号かアルファベットつけて、識別できるようにしたほうがええやろうな」

怜「電球A、電球B……スイッチ1、スイッチ2……みたいに」

憧「それは中々良い考えね」

淡「トキーがまともなこと言ってる……?」

怜「なんやその言い方やと、私がいつもアホなこと言ってるように聞こえるでー」

咲「あはは……」

怜「それから……」

怜「……」

淡「それから?」

怜「……なんも思いつかへん」

淡「だめじゃん」

怜「いや、考えた方の方向性はいいと思うんや」

怜「うーん」

淡「あ、私わかった」

淡「ごめんね、トキー、先こしちゃった」

怜「どうせアレやと思うけど、とりあえず言うてみ」

淡「壁をぶち破ればいいだよ!」

淡「それなら、どのスイッチ押せば、どの電球がつくか確認できるでしょ?」

怜「あー、やっぱアレやったかー」

こんこん

憧「この壁、コンクリートで出来てるみたいだけど、ぶち抜けると思う?」

淡「…………」

淡「……そこは根性で!」

憧「そもそも、この壁を破れるなら、問題とか解く必要とかなくて、ここから出られるよね」

淡「ううう……じゃあ違ったのかあ……」

怜「まあ、残念やったな」ぽんぽん

怜「失敗は誰にもでもあるんやから、そんな落ち込まんでもええんやでー」フッ

淡「なーんか、その顔むかつく……」

淡「まーいいけど」


……

咲「……」うとうと

憧「ねえ、あたしもう解いちゃってもいい?」

怜「ちょっと、あと5分待ってや」

淡「私もあと5分あれば解けそうな気がする」

……

怜「あと5分」

……

怜「あとご――」

憧「はいー、もう時間切れー」

怜「うーん、しゃーないなあ」

怜「もう正解がこう、喉のとこまで出かかってるんやけど……」

怜「時間切れならしゃーないわー」

咲「それじゃあ憧ちゃんお願い」

憧「うん」

……

スピーカー「正解!」

スピーカー「まあさっきの問題が解けた貴方達なら、これくらいの問題は余裕だったかしら?」

淡「白熱電球ってのがポイントだったんだね」

怜「私はうすうす気付いとったけどな」

……



スピーカー「ボーナス問題よ」

スピーカー「まあ、正解しても何もないんだけどね」

怜「なんやそれ」

咲「ひどいよぅ……」

スピーカー「丁度一時間で燃え尽きるリーチ棒がある。このリーチ棒を二本使って45分を計るにはどうすればいいか」

憧「できた」

怜「ちょっと早過ぎるでー」

咲「リーチ棒、燃やしちゃだめだよ……」

怜「そうや、リーチ棒は燃やすものじゃなくて、立てるもんや」

憧「それも違うから……」

……

次の部屋

咲「なんか、人形があるね」

憧「この人形、誰かに似てるような……」

スピーカー「はいはい、さっそく問題よ」

スピーカー「テル、サキ、クボ、イケダ、ミハル、トシ、クルミ、シロの8人が旅をしていると、川にさしかかりました」

スピーカー「向こう岸に渡りたいのですが、船は一隻しかありません」

スピーカー「船には同時に二人しか乗ることができず、船をこぐことができるのは、テル、クボ、トシの三人だけです」

スピーカー「しかし、クボはトシがいないと、クルミとシロを殺してしまいます」

スピーカー「またトシは、クボがいないと、イケダとミハルを殺してしまいます」

スピーカー「さらに、テルがいないとサキは、テル以外の全員を猟奇的な方法で殺してしまいます」

スピーカー「全員が無事に向こう岸に渡るには、どうすればいいでしょうか?」

スピーカー「それじゃ、頑張ってねー」

天秤ずっと考えてやっと解けたけどこれどう説明するつもりなんだ
何通りもの場合を説明しなきゃならんぞ

淡「サキって、サキーのことかな?」

咲「私そんなに凶暴じゃないよう……」

さっ

咲「え? なんでみんな距離とって……」

咲「ぅぅ……」

怜「冗談や冗談! 冗談やから、そんな涙目にならんでも……」

淡「ごめんね咲」

憧「ジョークにしても少し意地悪だったね、ちょっと反省」

咲「うん、良かった……」

淡「それじゃあ、さっそく問題を考えよう」

憧「できた」

淡「だから早いって!」

怜「さすがやなー」

咲「憧ちゃんほんとすごいね」

憧「たまたまよ」

憧「それに川渡りパズルってけっこうベタだし」

淡「はいはいー、私もわかっちゃったかもー」

憧「……」

怜「一応言うてみ」

淡「お――」

怜「泳いで渡る禁止な」

淡「――よいでわた、ってなんでー!」

淡「むー、トキーのいじわるー」

咲「きっとみんな泳げないって設定なんだよ」

怜「しっかしこの問題も難しいなあ」

怜「特に、サキがテル以外のみんなを、出来る限りの残虐な方法で殺してしまうのが偉い迷惑やわ」

咲「うう……なんかごめんなさい」

淡「そだねー、サキーがいなければ簡単なのに」

咲「ぅぅぅ」

淡「ていうか、テルが見てないと全員をむごたらしく皆殺しにするって、どういう教育受けてきたの!? 凶暴ってレベルじゃないよ!」

怜「きっと精神に異常抱えてるんやでー」

咲「ぅぅぅぅ」

憧「あんたら、咲をいじめすぎでしょ」

憧「咲も、ただ名前が同じってだけなんだから、気にしなくていいよ」

咲「うん……憧ちゃんありがとう」

リーチ棒って蝋燭みたいに先っちょから燃え尽きていくタイプでいいよね?
紙を燃やすときのように周り全面から火の玉みたいに燃えるんじゃなくて

怜「うーん、三つのグループに分けて考えたほうがええよな」

怜「テルとサキグループ、クボとイケダとミハルグループ、トシとクルミとシログループ」

怜「……どっちしろ、サキがやっかいやなあ」

淡「やっぱ泳いで――」

怜「却下」

淡「ええー」

……


咲「憧ちゃん、お願い」

怜「頼むでー」

淡「がんばれアコー」

憧「はいはい」

>>55
場合わけって割とポピュラーじゃね? まあ説明面倒くさいけど……

>>60
うん、そうです
ごめんね、普通に線香にすれば良かった

憧「――――」

スピーカー「正解」

淡「さっすが!」

怜「今回は、私も冗談抜きでいいところまで行ったんやけどなあ……」

咲「確かに園城寺さん、途中までは当たってましたね」

淡「私もけっこう惜しかったね」

怜「あんたは『みんなで泳いで渡る』しか言ってなかった気がするんやけど」

咲「…………」

咲「あの……」

咲「……これってもし問題に間違ったらどうなるんでしょうか?」

怜「あー、映画やと、間違ったら死ぬってのがお約束やけど、どうなんやろうな」

咲「え? 死ぬ……?」

淡「うん! 首がちょん切れたり、ワイヤーで体がサイコロステーキなったり、硫酸がどばーってかかって皮膚がとけたり」

淡「感電死したり、爆弾で頭が―ー」

咲「ぁぁぁ」

咲「ぅぅっ、うわああああああああああああああああああああーん!」ひっく

淡「えっ……?」

憧「あんたら、なに咲を泣かしてんのよ」ジトー

淡「あわわわこれは……」

咲「あああああ……私、死にたくないよ……ひっく」ぐすっ

淡「どーしよどーしよ」おろおろ

淡「ごめんねごめんね」

怜「大丈夫や!」

怜「大丈夫やでー咲ちゃん」

咲「ぅぅ……園城寺さん?」

怜「私が必ず、ここから連れ出したるっ」

怜「私病弱やけど、咲ちゃんを守るくらい、よゆーやでー」

咲「園城寺さん……」ぐすっ

怜「それに四人で力を合わせれば、ここから出ることなんて、らくしょーや……私病弱やけど」

淡「うんうん、そうだよー、今までだって、みんなで協力してここまできたじゃん!」

憧「そうだね」

淡「だから、この先だって、みんなで協力すればみんな無事にここから出られるよ!」

咲「みなさん……」ぐすっ

咲「そうですよね、みんなで力を合わせれば、ここから必ず無事に出られますよね!」

怜「そやでー」

淡「うんうん!」

淡「みんな、力を合わせてがんばろう! おー!」

怜「おー」

咲「おー」

憧「おー」

……

淡「というかさ、問題が悪いよね」

怜「それはあるなあ」

淡「やたら難しいし、出題者はセンスないよ」

淡「だって私らってみんな麻雀やってるじゃん?」

淡「それなのに麻雀関係ない問題ばっかりだし」

怜「そやそや」

咲「そ、そうだね」

淡「もっと麻雀に関係のある問題出してよって話」

淡「あ、でも何きる?とか牌効率の問題とか出されても、正直わかんないんだけどねー」

怜「私も知識とかはほぼ三軍レベルやから、多分無理やなー」

咲「私も……」

淡「私らって能力に頼った打ち方してるから、麻雀の理論とかあまりわかんないよね」

淡怜咲「HAHAHAHAHA!!」

憧(ダメだコイツら、早くなんとかしないと……)


……



スピーカー「はいはい問題」

スピーカー「ある麻雀部の部員の90%は萬子を食べます」

スピーカー「また80%は筒子を食べます」

スピーカー「また70%は索子を食べます」

スピーカー「さらに60%は字牌を食べます」

スピーカー「ただしこれら4種類の牌全部を食べる部員はいません。では、この麻雀部の何%の部員が牌を食べるでしょうか?」

怜「なんか色んな意味で頭が痛くなる問題やなー」

咲「牌を……食べる?」

淡「筒子とか美味しそうだよね? 見た目的に」

怜「牌の形したお菓子とかあったら売れるかもしれんなあ……もうあるかもしれんけど」

淡「牌チョコとか美味しそう」

咲「赤い牌はいちご味かな?」

憧(何言ってるのこいつら……)

憧(牌の形したお菓子なんて食べる気なくすでしょ普通)

憧(まあでもここは適当に話し合わせとくか)

憧「いーそうとか甘くて美味しそうだよね」

怜「え?」

淡「え?」

咲「え?」

憧「え?」

怜「麻雀牌が美味しそうとか……あんた何ゆっとんの?」

怜「マジキチやなー」

淡「どうしたのアコ? なんか悩みでもあるの?」

淡「話くらいなら聞くよ」

咲「牌なんて食べたらお腹壊しちゃうよ」

憧「いやいやいやいやいやいやいや」

憧「おかしーでしょ、なにこの手のひら返し」

咲「おかしだけに……?」ボソッ

憧「あんたたち、つい数秒前まで、どの牌が美味しそうとか、牌の形したお菓子とか楽しそうに話してたじゃん!」

淡「いや、だって……冷静になってみると、牌の形したお菓子って、食欲なくすよね?」

淡「テルーでも食べないよそんなの」

怜「絶対売れへんな」

咲「なんか、想像しただけでお腹痛くなってきたよ」

憧「さっきと言ってることが真逆なんですがっ!」

憧「なんで人をからかう時だけ無駄にチームワーク発揮すんのよ!」

咲「あはは……」


……

憧「…………」

淡「アコー機嫌なおしてよー」

怜「ちょっとした冗談やん」

淡「ねー」

憧「……」

咲「あの……ごめんなさい」

憧「……」

憧「はあ……そうだね」

憧「あたしもあんなことで腹を立てて大人げなかった」

憧「あと咲は悪くないから謝らないでいいから」

淡「じゃあこれで仲直りだね」

憧「そーね」

怜「お詫びに膝枕したるわ―ー」

憧「そんこと別に――」

怜「―ー淡が」

憧「って人にさせんな! せめてそこは自分でやろうよっ! いやっ、やらなくていいけど」

怜「どっちやねん」

怜「いや、だってな」

怜「淡のほうが膝枕に適した太ももやと……そう膝枕ソムリエの勘が告げているんや」

淡「これって私褒められてる?」

怜「最大級の賛辞やでー」

淡「やったー」

怜「淡は自分の太もも、誇りに思ってええでー」

淡「えへへ」

淡「……」ぽふっ

憧「ん? 急に女の子座りしてどうしたの?」

淡「ばっちこい」ぽんぽん

憧「いやいや、やらないから、ぽんぽんじゃないから」

淡「えー、私の膝枕は高校100年生級だよー」

怜「うちが保証するでー」

淡「ほら、トキーもこう言ってるし、恥ずかしがらずにおいでよ」ぽんぽん

憧「遠慮しとく」

怜「なんや憧は意外と、シャイなんやなー」

淡「ふふっ、恥ずかしがり屋さんなんだね」

憧「う、うっさい!」

怜「……」

怜「ふう……」

怜「なんかいっぱい喋ったから、少し疲れたわー……」

憧「完全に自業自得なんですがそれは……」

怜「私病弱やし……」

淡「ふんふんっ!」ぽんぽん

怜「おっ、じゃあ遠慮なく」ぽふっ

怜「……」

怜「ふむっ……竜華には負けるけど、中々いい太ももやなー」

淡「むーっ」ムスー

怜「なんや、竜華に負けるって言われたのが気に食わんみたいやな?」

憧(膝枕してもらってるのに態度でかいなー、この人)

怜「淡の太ももはかなりええで、うん。トップクラスや! 私の見立てに間違いはなかった」

怜「けどな、上には上がいるんや」

怜「竜華は膝枕界の宮永照みたいなもんやからな」

怜「さすがの淡も、宮永照には勝てんやろ?」

淡「うーーー、それならしょうがないかも……」

憧(あれ……あたしがバカなのかな?)

憧(この人達の会話が、全然理解できないんだけど……)

憧(むしろ理解したくないっていうか……)

……

怜「休憩終了やー」

咲「気を取り直して、問題がんばるよ」

淡「おー」

怜「そういや、問題でてたのすっかり忘れとったわ」

淡「私なんて、閉じ込められてることすら忘れてたからね」

憧「忘れちゃダメそれっ!」

咲「あはは……」

怜「確か、おいしく麻雀牌を食べる問題やったな」

憧「まああながち間違ってないけどさ……」

怜「そして私は答えがわかったで」

淡「私もー」

憧「……」

憧「一応聞こうか」

怜「常識的に考えて、牌なんて食べられないんやから、答えは0%や!」

淡「おお、同じ結論だ!」

怜「この問題は常識力を問うやつやったんや」

憧「……」

憧「問題の条件無視してるからそれ……」

憧(もう正解するつもりすらないみたいね……)

咲「あの……」

咲「もしかして憧ちゃんはもう、解けてたりしちゃうのかな?」

憧「うん、まあね」

淡「さっすが!」

怜「予想通り過ぎて逆につまらんなあ」

憧「色々解き方はあると思うけど」

憧「まず萬子を食べるのが90%で筒子を食べるのが80%でしょ?」

憧「つまり両方を食べるのが、最低でも70%はいるわけ」

憧「そして索子を食べるのが70%だから、その三種類を食べるのが、最低でも40%はいる」

咲「70%と70%だから、最低でも40%は重なっちゃうわけだね」

憧「で、四種類の牌全部を食べる部員はいないから、残りの60%が字牌を食べる部員ってことになる」

咲「あ、ってことは」

憧「そう、麻雀牌を食べない部員は一人もいないことになる」

憧「つまり麻雀牌を食べる部員は100%」

怜「うんうん、私と全く同じ答えや」

淡「私もー」

怜「考え方まで全く同じだったわ」

淡「ねー」

怜「」ジー

淡「」ジー

憧(うーわー、すごくつっこんで欲しそうな目でこっちを見てる……)

憧(つっこみたくない、つっこみたくないけど……つっこまないと余計面倒くさそうだし……)

憧「いやいや、あんたらさっき全然違うこと言ってたじゃん!!」ビシッ

憧(あれ……なんかこれ、凄い恥ずかしいだけど……)

憧(どう考えても、人として恥ずかしいこと言ってるのはあっちなのに、なんであたしのほうが恥ずかしくなってんの?!)

淡「」ニヤニヤ

怜「」ニヤニヤ

淡「いやー、アコのツッコミは、すんごいキレキレだねー」ニヤニヤ

怜「ホンマ、本場の大阪人のうちもびっくりの鋭いツッコミやわー」ニヤニヤ

憧「ぅっ」

淡「あんれー、アコー、なんか顔赤くない?」

憧「べ、別に赤くないからっ!」

怜「いやいや、顔真っ赤やでー」

怜「もしかしたら熱でもあるのかもしれんなー」

怜「ほれ、おでこくっつけて熱はかろうやー」

淡「」ニヤニヤ

怜「」ニヤニヤ

憧「…………ぅぅ」

憧「あほーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

淡「アコが壊れたー」

……



憧「はあ……」

憧「なんかすごい疲れた……」

淡「膝枕する?」

憧「いいよ、それはもう……」

怜「ツッコミにもキレがないでー」

憧「ほんと誰のせいよ……」

咲「あはは……」

スピーカー「はいはいー、前置きとかすっとばして問題」

スピーカー「白の牌がたくさん入った袋が10袋あります。白の牌の重さはどれも一枚100gです」

淡「また白ー?」

スピーカー「ですが、1袋だけ、メイドインなんとかの、パチもんが入った袋があります」

スピーカー「偽物の白の牌は本物より1g軽く、99gです」

スピーカー「本物が入った袋には全ての本物の牌が、偽物が入った袋には全て偽物の牌が入っています」

スピーカー「どの袋にも少なくとも100枚以上の牌が入ってます。はかりたい物をのせ、ボタンを押すと、重さを表示するはかりを一回だけ使って、偽物の白が入った袋をみつけるにはどうすればいいでしょう?」

淡「今度は天秤じゃなくて、量りなんだね」

怜「多分そこがポイントなんやなー」

憧「ラーメン食べたい……」

淡「あれー、アコーがアホーになっちゃった」

憧「ジャージ食べたい……」

怜「これは私らが頑張らんといけんみたいやな」

憧「いやー、一応解けたけどねー……」

淡「え、うそ」

憧「そんな難しい問題じゃないしね……」

憧「多分、気付く人なら10秒くらいで解けるんじゃないかな……」

怜「なんやってー」

淡「ぐぬぬ、多少アホになっても私と同じくらいの賢さはあるんだね」

咲「え……?」

怜「私らも一応挑戦してみるか」

淡「誰が最初に解けるか競争だね」

咲「難しそうだけど私も頑張ってみる」

憧「ちょっとあたしは休憩しとくね……」ぐてー

咲「うん」

怜「とりあえず、袋から牌を出さんといけんやろうなー」

淡「あ、そうだね」

怜「重さがわかってるんやから、それを利用すれば……」

怜「でも一回ってのがきっついなあ……問題が間違ってるんやないやろうか」

咲「でも憧ちゃんは解けたって言ってましたよ」

怜「そやなー」

……

怜「あれ? もしかするとできたかもしれん」

憧「へー」

怜「なんやその反応? 今回はガチやって」

淡「ふーん、どんな?」

怜「いや、今答え言ってもどうせ淡は、『私も同じこと考えてたー』とか言うやろ」

淡「言わないよー」むぅー

怜「だから憧に確認してもらうわ」

憧(なんか趣旨違ってない? まあいいけど)

怜「」ごにょごにょ

憧(うー、息が耳にあたってくすぐったい……)

憧「おお、正解」

怜「ふう……」

怜「…………」ドヤァ

憧(あ、すごい嬉しそう)

淡(ガチだ! ツッコミ待ちとかじゃなくて、ガチのドヤ顔だ!)

憧「まあ効率を考えるなら、あと10枚、使う牌を減らせるんだけどね」

怜「これでも千里山のエースやからなー」

憧(あ、全然話聞いてない)

怜「それで淡はできたん?」

淡「うー、まだー」

怜「咲ちゃんはどうや?」

咲「私もまだです……」

怜「まあがんばりやー」

怜「この問題は、閃けば簡単やけどなー」

怜「そう、閃くかどうかやなー」

怜「もっとこう、発想を柔軟にして――」

淡(うるせえ……)


……

淡「できないー」

咲「私もわかんないです……」

怜「しゃーないなあ、私が説明したるわ」

淡「えー、ア――」

怜「まず袋に番号つけるやん、10袋あるから、1から10な」

怜「それで、1の袋からは1枚、2の袋からは2枚……10の袋から10枚って具合で牌を取り出すんや」

咲「あ、なるほど!」

淡「えー、わかんなーい」

怜「そしてそれを量るやん、そしたら全部本物だった時の重さより偽物の枚数だけ軽くなるわけや」

怜「例えば、4の袋に偽物が入って場合、本来の重さ……えっと…………」

憧「そのやり方だと牌を55枚使うから合計で5500gね」

怜「……とにかく全部本物だった場合より4gだけ軽くなる」

怜「1の袋だったら1g、2の袋だったら2gだけ軽くなるってわけや」

咲「すごい……園城寺さんすごいです!」

淡「むー、悔しいけど、これは認めざるを得ないね」

怜「ま、まあな……」

憧(あ、今度はちょっと照れてる)

憧(素直に褒められるの苦手なのかな)

怜「この調子でどんどん行くでー」

……


……

スピーカー「はいはいはいはいー」

スピーカー「ちょっとやさしい問題出しすぎたから、今回はかなり難しいのいくわね」

スピーカー「二番目に出した、天秤で偽物の白を見つける問題と同じくらいか、それより難しいんじゃないかしら」

怜「マジかいな……」

淡「あわわ……」

咲(正直もう憧ちゃん頼りだよ……)

スピーカー「解けたらIQ130くらいはあるんじゃない?」

憧(また適当なことを……)

憧(でもあの問題と同じくらいの高難易度か……)

スピーカー「では問題」

スピーカー「三体の麻雀ロボがあり、ノーマルロボ、レズロボ、ホモロボのどれかです。どれがどのロボなのかはわかりません」

スピーカー「ホモロボはいつでも嘘の答えを返し、レズロボはいつでも本当の答えを返します」

スピーカー「ノーマルロボはランダムで嘘の答えを返したり、本当の答えを返したりします」

スピーカー「YES,NOで答えられる質問を麻雀ロボにすると、『すばらっ』か『ワハハ』と返事をします」

スピーカー「どちらかが、YESでもう片方がNOという意味ですが、どっちがどっちの意味なのかはわかりません」

スピーカー「さて、この麻雀ロボに三つだけ質問をして、どれがどのロボなのかを特定してください」

スピーカー「麻雀ロボは、YES,NOで答えられる質問以外返答することができず、質問一つにつき答えるのは一体です」

スピーカー「まあ、なかなかの難問だけど頑張ってー」

淡「うー、最初から解ける気がしないよー」

怜「なんか難し過ぎて、問題の意味すら理解できんわ」

憧「…………」

咲(憧ちゃん、もう考え込んでる)

怜「えっと三体のロボがあって、レズ、ホモ、ノーマルのどれか」

怜「三回質問をして、どれがどのロボか当てる、と」

怜「やっぱロボにアルファベットで識別できるようにしたほうがええやろうな」

怜「ロボA、ロボB、ロボC……」

怜「それから……」

怜「……」

怜「え、これ無理ちゃう?」

怜「質問しても『すばらっ』か『ワハハ』しか言わへんのやろ?」

怜「そんなん言われてもなんもわからんし、多分イラッときて、はたいてまうわ」

怜「ホントに解けるようにできてるんやろうかコレ?」

憧(…………)

憧(これってよくある正直嘘つき系の論理パズルの応用だよね)

憧(ってことはそれらの解き方がヒントになるはず……)

憧(そのパターンの簡単な問題で考えてみよう)

憧(『二つの道があって、天国と地獄繋がっている。どれがどの道に繋がっているのかはわからない』)

憧(『その分岐地点に、レズ、ホモ、ノーマルの三人が立っている』)

憧(『レズはいつでも本当の答えをいいホモはいつでも以下略』)

憧(『誰がどれかはわからない。二回だけ質問して天国への道を見つける』)

憧(うーん、この問題は自体は簡単なんだけど……)

憧(…………)

憧(っ! あ、閃いたかも)

憧(そうか、あることに気付けば、天秤の問題より簡単かも)

憧(やっぱり簡単な問題の解き方が応用できる)



憧「できた」

スピーカー「うそっ……ちょっと早すぎない?」

スピーカー「この問題ってそんな5分ちょっとで解ける問題じゃないんだけど」

スピーカー「それこそ、普通に何時間かかってもおかしくない問題だし……」

淡「ふっふっー、アコーを見くびってもらっちゃあ、困るよ」

怜「そうやでー」

憧「なんであんたらが得意気なのよ……」

憧「うん」

憧「これがあたしの答え」

憧「――――」

……

スピーカー「正解」

スピーカー「驚いたわ、本当にこんな短時間で解いて、答えもあたっているなんて」

淡「そうだね、私なんて、解答聞いても正直わかんなかったし」

怜「ふっ、私もや」

憧「だからなんで得意そうなのっ」

スピーカー「じゃあそろそろ、このゲームもお開きにしましょうか」

スピーカー「最後の問題いくわよ」

咲「最後の問題……?」

スピーカー「これが解ければこっから出られるわよ」

淡「そういや、私らこっから脱出しようとしてたんだったね」

憧「だから忘れちゃダメそれ!」

スピーカー「あはは、問題」

スピーカー「犯人は誰でしょう?」

スピーカー「…………」

怜「……」

淡「……」

咲「……」

憧「……」

淡「え? 終わり?」

憧「みたいね」

咲「じゃあ『犯人は誰?』が問題ってことかな? でもなんの犯人かわかんないよ」

憧「そこは文脈や状況から判断しろってことなんだろうね」

憧「そして、この場合、犯人ってのは」

怜「うちらをここに閉じ込めた犯人ってことやな?」

憧「多分ね」

憧(どっかの異常者が、あたしらを拉致ってこんなゲームを開催した? うううん、ありえない)

憧(映画を見て影響された模倣犯? それも考えにくい)

憧(ずっと考えていた……誰がこんなことをしたのか)

憧(そして最初から感じていたこと、この犯人にはあたしらを傷つける意思がない)

憧(文字通り、ゲームなんだ……多少悪趣味な)

憧(最初、あたしら四人の中に犯人がいるんじゃないかって考えた)

憧(でもその疑念はすぐ消え去った)

憧(だってこの三人……あまりにもアレ過ぎる)

憧「」ジー

淡「ん?」

咲「えっと……?」

怜「なんや、人の顔じろじろ見て……私に惚れたら火傷するでー」

憧(うん、ないない)

憧「うーん、共犯まではなんとなくわかるけど、主犯がわかんないや」

咲「え?」

怜「共犯はわかるってほんまかー?」

憧「多分」

憧「阿知賀、清澄、白糸台、千里山の主要メンバーは全員関わってると思う」

怜淡咲「えええ!?」

憧「だって、あたしらを眠らせて、ここまで連れて来たんだよ」

憧「知り合いじゃないとできないって」

怜「うーん……」

咲「えっとつまり、誰かが思いつきで、こんなゲームを考えて、他の高校みんなが協力したってことですか?」

憧「うん、多分」

淡「ありえないよ!」

憧「あたしもその意見には賛成する」

憧「でもあたしらがここにいることがもうありえない事態だよね」

中卒の俺が2番目の問題解いたったwwww

さるってた

待ってました
だがまだ解けてない
ヒント欲しいって言ったらくれる?

>>127
どの問題?

まず憧ちゃんが言ってるように簡単な問題が応用できるってのがヒント


そしたら次にワハハすばらが問題を難しくしてるような気になるけど実はあまり関係ない
イエスって言ってるのかノーって言ってるのかわからなくてもなんとかなっちゃう

ごめん、ヒントって難しい

憧「あらゆる可能性を考えた中で、この説が一番しっくり来るんだよね、あたし的には……まあ消去法なんだけど」

憧「どっかの異常者が私らを拉致ってここに連れて来たって考えるよりはずっと合理的じゃない? あたしらの仲間の誰かが、アホなゲームを思いついて、実行にうつした……知り合いだから、チャンスは多いし」

咲「まあそう言われると……」

憧「多分阿知賀のなかにはいないんだよね」

怜「どういうことや?」

憧「自分からはこんなこと考えそうな人がいないってこと」

憧「誘われたら協力はするかもしれないけど」

憧「きっと灼あたりは、反対しそうだけど、他のメンバーは、少し抜けてるとこあるからねえ……」

憧「例えば『四校の親睦を深めるゲームを考えた』とか言われてその気になっちゃったとか」

怜「そんなん言われて、部の仲間を眠らせてこんなとこに閉じ込めるって、頭わいてるとしか思えんわー」

憧「それ、千里山にも同じこと言えるからね」

怜「しっかし、えらい主観的な分析やなー」

憧「まあねー」

憧「で、千里山はどうなの?」

怜「うーん、フナQ辺りは、ちょっと怪しいけど、多分違うなあ」

怜「フナQは何かを作ったり企画したりするより、何かを分析するのが好きなタイプやからなー」

憧「千里山も違うと」

憧「白糸台はどうなの?」

淡「ぜったーい違うよ!」

淡「だってそもそも、こんなゲームに協力したりしないよ」

淡「テルー、たかみー、亦野先輩は100歩譲って、オッケーしたとしても」

淡「菫先輩が絶対反対するからね!」

淡「無駄にお堅いとこあるからっ、菫先輩はっ! あと微妙にノリも悪いしっ」

淡「『こんな悪趣味なゲームに協力などできん』とか言って断るに決まってる!」

淡「あ、でも……」

怜「ん、どした?」

淡「最近怒らしちゃったんだよね、菫先輩の矢を、ダイコンと入れ替える悪戯をして……あれ面白いと思ったんだけどなあ」

淡「ダイコンをシャープシュート! みたいな」

淡「あと、変なあだ名を、みんなに広めたのが私ってバレちゃって……」

怜「…………」

淡「もしかしたらそれで怒って、私にお灸をすえてやれーっみたいなのはあるかも……」

憧「でも白糸台にも主犯はいないっぽいね」

憧「残るは清澄だけど、清澄にこんな馬鹿げた企画を考えそうな人いる?」

咲「ぅぅ……一人だけ、心当たりが……」

憧「あはは、そうなんだ」

憧「じゃあ、この問題は、咲が解くべきだね」

憧「うううん、咲にしか解けない問題だよ」

憧「ほらっ、このゲームに幕を下ろしちゃってよ!」

怜「バシッと決めたってや!」

淡「ゲームクリアだよっ」

咲「はい、わかりました」

咲「……」

咲「犯人は――」

……



竜華「怜ぃー、ごめんな!」

竜華「この企画を持ちかけられた時は、なんでか知らんけど、とっても面白そうな気がしたんや」

竜華「あの時のうち、どうかしてたわ!」

船久保「いやー、でも実際面白かったですわ」

セーラ「まあ見る分には楽しかったなー」

セーラ「参加はしたくないけどナー」

泉「しっかし、園城寺先輩、ダメダメでしたねー」

怜「いや、二番目くらいには活躍してたやろ?」

竜華「でも、怜」

怜「うん?」

竜華「怜は、誰にでも、膝枕してもらうん?」ゴゴゴゴゴ

怜「え……?」

分かったような分からないような

怜「いや……あれはな……」シドロモドロ

怜(もしかして憧が、淡の膝枕をかたくなに拒んでたのって)

怜(みんなに見られとるの薄々気付いとったから?)

怜「やったらそれ、教えてくれても良かったやん」

憧「聞かれなかったからね」キュベベベーン

竜華「怜にはちょっとお説教が必要やなー」

船久保「あと、勉強も必要ですね」

船久保「あれはいくらなんでも酷過ぎます」

竜華「帰ったらたっぷりお説教アンドお勉強や」

怜「そ、そんなぁ……私病弱やのに……」

……

菫「……」

菫「すまなかった……」

菫「『四校の親睦が深まるレクリエーション』と言われてな」

菫「素敵な企画だと思ってしまったんだ……上手い口車にのせられ、あの時私は正常な判断力を失っていた」

淡「いやー、楽しかったから別にいいですよー」

尭深「淡ちゃん心広い……」ズズー

亦野「しっかし、お前一問も答えてなかったな」

淡「だって問題が難しかったんだもん」ぶぶー

照「うん、確かに難しい問題が多かった」

亦野「でも先輩は、何問か答えてましたよね」

照「あれはたまたま」

照「菫は三問も正解してた」

菫「尭深と亦野は一問も答えられてなかったな」

亦野「……釣りの問題だったら……」

尭深「……」ズズー

誰かに「隣のコイツはノーマルですか?」と聞くと考えてて詰まってたが
要するに「隣のコイツはノーマルですか?と質問したらxって答える?」と聞けって事か?わからん



穏乃「憧! すごい大活躍だったね!」

穏乃「かっこよかったよ!」

憧「そりゃあ、どうも」

玄「あこちゃん凄かったのです」

宥「ホントにかっこよかったね」

憧「大げさ大げさ」

灼「憧……なんかごめんね」

憧「あー、どうせ灼しか反対する人がいなかったんでしょ?」

憧「しょうがないよ」

灼「いや……私も賛成しちゃった……」

憧「え? なんでよ!」

灼「だって……」

灼「映画みたいで、なんか面白そうだったから……」

憧「えー……」

憧「はあー、疲れたー」

憧「……」ぽふっ

穏乃「憧?」

憧「なんか力抜けちゃって……」

憧「シズの肩に、しばらくもたれてていい?」

穏乃「しかたないなー」

憧「……」

穏乃「憧の体温あったかいー」

憧「うっさい……」




久「おつかれー」

咲「部長!」

和「咲さん、おつかれさまでした」

和「まさに大活躍でしたね!」

まこ「え?」

優希「え?」

久「え?」

咲「え?」

和「圧倒的なリーダシップで三人をまとめあげ」

和「勇気と体力と知力を尽くして、数々の試練を突破」

和「お見事でした」

まこ(和にはわしらとは全く違うものが見えとったんじゃろうか?)

咲「それより部長! なんでこんなことをしたんですか?」

久「えっと……みんなの親睦を深めるため、かな?」

咲「絶対嘘ですよね、それ!」

久「でも咲も楽しかったでしょ?」

咲「すっごく怖かったですよ!」

久「恐怖も楽しさを引き立たせるためのスパイスよね」

咲「もうっ!」

まこ「まあぶっちゃけると、コヤツは単に映画の真似がしたかっただけなんじゃがのう」

咲「え?」

怜「は?」

淡「ああ"?」

憧「はあ?」

まこ「そういう系の映画のDVDを何本か借りて来て、それですっかりハマったみたいでのう」

まこ「『これ、いつかやってみたいわね』とは言っとったけど、まさか本当にやるとは……わしも予想外じゃったわ」

久「もうー、バラさないでよ、恥ずかしいじゃない」

久「ちなみに、問題を間違えると、パイが振って来たり、練乳シャワーとかがかかる仕掛けだったのよ、あはははは」

船久保(主な仕掛けは私が作りました)

怜「……」

淡「……」

咲「……」

憧「……」

久「あれ? みんな顔が恐いわよ?」

久「みんなだって楽しかったでしょ?」

怜「そうやな、楽しかったなー」

淡「うんうん」

怜「楽しかったから、主催者さんには、感謝しないといけんなー」

淡「お礼に、同じ楽しさを、味あわせてあげようよ」

怜「セーラ」

セーラ「はいよ」ぽきぽき

淡「亦野先輩」

亦野「うん」ごきごき

久「あの……暴力はいけないと思うわよ」

怜「そんなことしないでー」

淡「ただ、楽しんでもらうだけだから」

菫「」シャキーン

照「菫、それ弓矢じゃなくて、ダイコン」

菫「……」

淡「ダイコンも当たれば痛いと思いますはい、なのでこっちに向けないでくださいお願いします」

怜「よし、清澄の部長をみんなで捕獲や!」

淡「いっけー」

セーラ「ほら、おとなしくせい」がしっ

亦野「動かないでください」がしっ

久「ちょ、やめてよ」

和「まあ、これはフォローできませんね」

まこ「あんたは、ちっとばかし痛い目見たほうがいいかもしれん」

優希「骨は拾ってやるじぇー」

………
……

――――さん――のさん……

久「……」

久「ん? ここは?」

??「上埜さん、目が覚めましたか!」

久「……え?」

福路「私です、福路美穂子です」

福路「あの……」

福路「落ち着いて聞いてください」

福路「どうやら私たち、どこかに閉じ込められてしまったようです」

久「そう、みたいね……」

福路「でも大丈夫です、一緒にここから脱出しましょう!」ニコッ

久「………………あは…は」



カン

それだとノーマル相手にも同パターンで返されたら詰む
これ数学的思考ってのがそもそも間違いじゃね不可能な気がする

おまけ


憧「遅れてごめん」

咲「大丈夫だよ、私たちも今来たとこだから」

怜「咲ちゃん、甘やかすのはよくないでー」

淡「そうだよ、これは罰ゲーム決定だね」

憧「あんたら二人はこの前2時間近く遅刻したでしょ」

怜「そやったっけ?」

淡「記憶にございません」

憧「相変わらずね……」

咲「あはは……」

……

見当違いかもしれないが すばらはYESという意味ですか?とかいう質問はどうだろう

咲「でも、こうやって、みんなと友達になれるなんて思わなかったよ」

淡「もう何度も四人でカラオケとか色々遊んだねー」

憧「それが、あのくだらないゲームがきっかけってのはちょっと癪だけど」

怜「そこだけは清澄の部長さんに感謝しないといけんなー」

咲「親睦を深めるって建前がホントになっちゃった」

咲「私、みんなと仲良くなれてホントよかったです!」

怜「私もやでー」

淡「私も私もっ!」

憧「うんうん」

2回の質問でノーマルロボを特定して
残り1回でそれ以外に「お前はレズか?(期待)」という質問をすればいいわけだな

特定の方法はヒントに分かった人のレスで散々出てるね

憧「でもその部長さん、なんか行方不明なんでしょ?」

咲「うん、私らが用意したゲームはクリアしたみたいなんだけど、クリアした後、どっか行っちゃったみたい」

咲「多分事件とか事故に巻き込まれたわけじゃないだろうから、部員の誰も心配してないけど」

淡「本当にきまぐれな人だねー」

怜「どうせそのうちひょっこり現れるやろ」

咲「うん、私もそう思うよ」

憧「あの人なら、どこでも楽しくやっていけそうだし」

咲「突然戻って来て変なイベントを開催して、またみんなに迷惑かけそうで……そっちのほうが心配だよ」

淡「あー、それありそう」

怜「この失踪騒ぎも、その布石かもしれんな」

憧「全く、ほんとにはた迷惑な人だね」

咲憧淡怜「HAHAHAHAHAHA!」


カン!

あの眠いんで……誰か代わりに解答解説やってくれないかなぁ……なんて……

>>172
一人目のロボAがノーマルと仮定して質問でロボBにすばらっと判定したら
AかBは本当の事を喋るレズかノーマルって事になる
ワハハと言われたらAが本当にホモでBが該当しないかorAがノーマルになって余りの1体に疑いがかかる
前者の場合CにAはノーマルなんですか?と聞けばいいし後者だとBに聞けばいいんじゃないかな

これで最初にノーマル引いても詰むという事態はなくならないか?

>>184の2回の仕分けの後に>>177の質問が一応それっぽい答えだと思ったが
俺も眠いからこの辺で抜けるわ 本当おつでした

>>184
すまん、俺がアホでちょっとわからん
すばらならAかBはレズとノーマルになるってところが
まず一つ目はどんな質問をしたんだ

仕方ねぇ、おねむのスレ主に代わってもうちょっとだけ補足。

>>190
ランダムに抽出したAロボ(仮定)に
「君は[ロボBさんはノーマルですか?]と質問したらすばらっ(ココは別にワハハでもいい)と答える?」と聞く

そもそも前提条件としてこの質問は
すばらとワハハには真か偽か分からないという性質対策なんだよな
この質問だとすばらの内容が真であろうが偽であろうが
最初に質問したAロボがレズであれホモであれすばらが真なら真が返ってくるしすばらが偽なら偽が返ってくるようになってる

偽だと偽が返ってくるというのは
Bの正体がノーマルならそれに対しても嘘を付くわけだから
Bはノーマル?→本当はノーマルだけど嘘をついてNoとする
→ここでは選択したすばらが偽と仮定されている
→「Noと答える?」に大してYesと答えれば本当の事を言ったことになる
→したがってすばら・ワハハがNoでもここはNoが返ってくる

試してみると分かるが中身がYesでもYesが返ってくるわけだ

もちろん前述の通りこの返答によって次はAを精査する
多分多くの人が引っかかってるのはこの部分

続き>>190
要するに「君は[ロボBさんはノーマルですか?]と質問したらαと答える?」という質問に
設定された台詞のα!と答えたなら
"Aがノーマルでない限りBはノーマルだ"という事
α以外の答えが返ってきたなら"Aがノーマルでない限りCがノーマルだ"という事

前者ならCに「Cさんは[Aさんがノーマルですか?]と質問されたらαと答えますか?」と質問
後者ならもちろんBに質問する

前述の法則によりホモが嘘をついても正しい答えを判別できるような質問なので
最後に"残りの2つのロボがレズかホモかどっちだ?"という疑問が最後に残る

後は分かるだろうか、ちなみに俺は天秤のほうはさっぱり分からん。

偽の牌が"重い"と仮定されてるなら凄く簡単だが軽い可能性もあるのがな
最初に4・4で測って釣り合ってくれたなら残りの5枚も2・2で分ければいけるけど
傾かれたときにどうするかだよなー

1234・5678を比較→1234が重い=このどちらかに偽牌があるから9以降の牌は本物になる
本物から4牌取り出して1234と比べ重いか軽いかを判別
釣り合ったなら5678が軽いということに!こいつらの中にチョン牌がある!

勝った!と思いきやこの5678から残り測定1回で判別する手がないな・・・ぐぬぬ

>>210
2回目は123と56の5個と正しい重さの5個を比べればいい

皆さんお困りのようでwww中卒の私が答えてあげましょう
まずAグループ(1234)とBグループ(5678)を比べます
ここで釣り合った場合Cグループ(9、10、11、12、13)の中に偽物がいることになります
つぎにCグループの9、10、11と潔白(1~8)のうちの3つを比べます
ここで釣り合わなかった場合9、10、11の中に偽物がいることになります
その場合9と10を比べ
釣り合った場合11が偽物
釣り合わなかった場合9、10が偽物 どちらが偽物かはCグループと潔白を比べた際に
重ければ重いほうが偽物 軽ければ軽いほうが偽物となります

>>213
重いか軽いか確定してる時は確かにそれでもいいかもしれない
ただ3回目に釣り合ったときにしか残りの1つが確定で偽牌という事しか分からないんじゃないか?
3回目に天秤が傾いたらどっちが偽牌って分かるんかな。偽牌重いかもしれないし軽いかもしれないんだぞ?

いや、これでいいのか・・・?
俺もおねむで頭が回らなくなってきたな

>>220
2回目にどう傾くかで偽物が軽いか思いかがわかる
そうすれば1回目の測定の結果から123と56のどちらに偽物があるかわかる

3回目に測定するときには疑わしいのは3個か2個のセットしかなくなるわけ

>>222
12356が沈むか浮いてくれれば問題はその通りで解決なんだ
ただ釣り合った場合がどうしても飲み込めない
1回目の測定で1234が傾いてるから4が重いと見て7or8と比較しようとする。
だがもしかしたら4は軽くて7か8のどちらかが軽いのかもしれない。
そうなると4と万が一当たりの軽い7or8を比べて4が沈んでしまったら確実に正解するってわけじゃなくならない?


俺がどっかで判断ミスってんのかな。寝るか。

>>225
さいごは7と8を比べればいいでしょ?
5678が1回目に浮いてたなら7と8のうち浮いた方がアウト
釣り合ったら4がアウト
4と7or8を比べてもダメだよ

>>228
ああ・・・78が軽くて同条件ならそりゃそうだな・・・
一番難問っぽいものを解いてこれに引っかかる辺りがイマイチな奴だな俺は・・・

ありがとう!

Aグループ(1,2,3,4)とBグループ(5,6,7,8)を比べて釣り合わなかった場合
※この時点でCグループ(9,10,11,12)は潔白となります
※AとBを比べた際どちらが傾いたかを覚えておきましょう(今回はAが下がりBが上にいったとします)←ここ重要
次にAグループを2つずつに分けます 今回は1,2と3,4に分けます 
1,2にはBグループの(5,6,7,8)のどれかひとつ(今回は5)を入れます これからはこのグループをDとします
3,4には潔白のCグループ(9,10,11,12,13)の中のひとつ(今回は9)を入れます こちらはEとします
Dが上がった場合1,2は潔白 偽物は3,4,5のどれかになります
あとは3,4を比べ釣り合わなかった場合重かったほうが偽物となります
釣り合った場合5が偽物となります
Eが上がった場合3,4は潔白 偽物は1,2のどれかになります
あとは1,2を比べ重かったほうが偽物になります
DとEが釣り合った場合Bグループの5以外(6,7,8)のうちのどれかが偽物となります
あとは6,と7を比べ釣り合わなかった場合軽いほうが偽物となります
釣り合った場合8が偽物となります

abcd efgh ijklm
abcd と efgh を比べる
(1)abcd=efgh のとき、ijklm の中に偽者がいる。
abc と ijk を比べる
(1-1)abc=ijk のとき、lm の中に偽者がいる。
a と l を比べる
(1-1-1)a=l のとき m が偽者、そうでないとき l が偽者
(1-2)abc<ijk のとき、ijk の中に偽者がいて、それは軽い
i と j を比べる
i=j のとき k が偽者
i<j のとき j が偽者
i>j のとき i が偽者
(1-3)abc>ijk のときも同様
(2)abcd<efgh のとき、ijklm は本物
abg と cdh を比べる
(2-1)abg=cdh のとき、ef の中に偽者がいる。(1-1)と同様
(2-2)abg<cdh のとき、ab が重いか h が軽い
(2-3)abg>cdh のとき、cd が重いか g が軽い
それぞれのパターンでは重いほうの二つを比較して、下がったほうが偽者。
等しければ残りの一つが偽者

>>249
これで3つ全部解法出たな

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