インデックス「うおおお!!力がみなぎってくるんだよ!!!」(52)

上条「…ベランダに女の子が干されてる…俺こんなの干したっけ…?」

インデックス「…おなかへった」

上条「…?」

ーーー
ーー


インデックス「おなかいっぱいおいしいご飯を食べさせてくれると嬉しいな!!」ニコッ

上条(いやいやいや!!ダメだ関わるな!!)
(いままでの経験からしてさらなる不幸の呼び水に…!!)

上条(…この腐った焼きそばパンでも食わせればけえてくれるかな…?)

つ焼きそばパン

インデックス「ありがと!君いい人だね?」

上条(ぐ…良心が…)
「え…あの…ちよっ…」

インデックス「いただきますーす」
ガプッ

インデックス「…あ"あ"あ"ああ"あ"あ"!!!」

上条「な!?どうしたんだ!?」

インデックス「なんなんだよこれええええ!!!!」

上条「や、やっぱり腐った焼きそばパンはまずかったか!?」

インデックス「体がおがじいよお"お"お"お"お"お"!!!!」

上条「うわあああ!!ごめん!!今すぐ病院に連れて行ってやるからな!!」

インデックス「うぼあ"あ"あ"あ"!!!」カッ

上条「なんだ!?女の子が光出したぞ!?」

インデックス「私の名前はインデックスっていうんだよおおおお!!!!覚えておいてねえええ!!!」

上条「こんな状況で自己紹介しなくても…」

インデックス「ぉあああああああああ!!!!!」ゴッ

上条「うわああああ!!!部屋がああああ!!!!」

インデックス「うおおお!!力がみなぎってくるんだよ!!!」

上条「…部屋が…」

インデックス「今ならなんでもできる気がするんだよ!!」

上条「…それで結局なんでお前はベランダに引っかかってたんだ?」

インデックス「…急に話を路線変更したね」

上条「こうでもしないと話がそれまくりんぐだからな」

インデックス「引っかかってたんじゃなくて…落ちたんだよ?」

「追い詰められて…隣の屋上へ飛び移ろうとした時背中を撃たれてね」

上条「…」

インデックス「私は禁書目録だから…私の持ってる十万三千冊の魔道書…それが連中の狙いだと思う」

上条「れ、連中?」

インデックス「魔術結社だよ」

上条「(⌒-⌒; )」

インデックス「?」

上条「…魔術ね…」
「ごめん無理だ」
「魔術は無理だよ」

インデックス「そんな…信じてほしいんだよ!!」

上条「魔術ってなあ…そんなこと言われたって…」

インデックス「それなら私を包丁で刺してみてよ!!」

上条「は?」

インデックス「この服は歩く教会っていって強度は法王級なんだよ?」
「銃で撃たれたって包丁で刺されたってへーきだもん!!」

上条「…この右手…"幻想殺し"つって」
「異能の力ならなんでも打ち消せるって力でな」
「つまり」
「お前の話が本当なら右手で触れればその服は木っ端微塵って訳だよな?」

インデックス「君の力が本当ならね?」

上条ほお〜〜」

上条「やってやろーじゃねーかぁーーー!!」
「くらえっ!!」

ぽち

上条「…」

インデックス「…」

シーーーン…

インデックス「うおおおお!!なんだか無性に反撃したくなったんだよ!!」バラッ

上条「は?」
「ちょっ…全裸じゃねーか!!」

インデックス「そんなもの関係ないんだよ!!これで証明されたんだよ!!」

上条「…あの?なんでインデックスさんはひかりながら近づいてくるんだ?」

インデックス「竜王の殺息!!!」ゴオッ

上条「やばっ…」

インデックス「ボアアアア!!!」

上条「うあっ…」ゴシュツ

インデックス「とうま!!」

上条「」

インデックス「とうま!!とうま!!死なないで!!」

上条「」

インデックス「今すぐ病院に連れて行ってあげるからね!!」

ステイル「やあ」

インデックス「!?」

インデックス「魔術師!?」

ステイル「さあ一緒にこい」

インデックス「い、嫌なんだよ…」

ステイル「…そうかいそれなら力尽くで連れてくるしかないね!!イノケンティウス!!」ボオッ

インデックス「!!」

上条「…ここは?」

冥土帰し「起きたかい」

上条「俺は…」

冥土帰し「シスターちゃんが運んで来てくれたんだよ」

上条「シスター?」

インデックス「あ…起きたんだねとうま」

上条「…だれ?」

インデックス「…覚えてないの?」

上条「…ごめん…」

インデックス「私…インデックスっていうんだよ?」

上条「…」

インデックス「いったん家に帰ろ?そうしたら私が私のことを教えてあげるんだよ…」

上条「…そうか…世話になりました先生」

冥土帰し「気をつけて帰るんだよ」

上条「…家とか生活の知恵とかは全仏覚えてるんだ…だけど思い出とか人とかはなんにも覚えていないんだ」

インデックス「…大丈夫だよ!!私と一緒に思い出作っていこ?」

上条「…そうだな!!」

ウィーーーン

上条「なんだ?ドラム缶が?」

ガッガッ

インデックス(…あ…)

上条「まさか家のまえで酔っ払いの親父とかがゲロとかはいてるんじゃ…」

ステイル「」ガッガッ

上条「」

上条「…人が?」

ステイル「」ガッガッ

インデックス「…」

上条「倒れてる…」

ステイル「」ガッガッ

インデックス「…」

上条「…冥土帰しのところに連れて行こう」

インデックス「…ごめん私が倒した時放りっぱなしにしてたんだよ…」

上条「…異臭を放ってるじゃないか…」

ステイル「」ガッガッ

上条「とりあえずドラム缶をどけようか」

インデックス「…そうだね」

ーーー
ーー


冥土帰し「…帰ってすぐ帰ってくるとはね…」

上条「…こいつ直してやってくれ」

ステイル「」プーン

冥土帰し「くさっ!?本当に人間かい?」

インデックス「数日間放りっぱなしだったからね…暑い中…」

上条「…しんでねえだろうな?」

冥土帰し「なんとか直すよ…」

上条「…反省しろよ?」

インデックス「うん…流石に猛反省なんだよ」

上条「…はあ…不幸だ…」

神裂「ステイルを殺ったのはあなたですか?上条当麻」

インデックス「?」

上条「?」

神裂「…あなたのようですね」

上条「いやいや上条さんじゃないですよ?」

神裂「インデックスの近くにいるあなた以外に誰がステイルを殺すのですか」

ステイル(あれ…僕死んだ扱いなの?)

冥土帰し「ん?少し意識がもどったかな?」

上条「ステイルを殺ったのはインデックスだよ」

神裂「インデックスが…?嘘をついてはいけませんよ」

インデックス「嘘はついてないんだよ!!」

上条「ああ…こいつがステイルを殺ったんだ」

神裂「…インデックスが…」

上条「うん」

インデックス「で?あなたはなにをしにきたの?」

神裂「え?もちろんあなたをも持ち帰る…」

インデックス「うボアアアアアア!!!!竜王の殺息!!!」

神裂「え?」

神裂「あああああああ!!!」

上条「ちょっ!?ちょっとやりすぎじゃないか!?」

インデックス「ぬあああああああああ!!!!!!」

上条「くっ!!」

神裂「ああああああああん!!!」

上条(なんかエロいな…)
「今助けるぞ!!幻想殺し!!」キュイイイイン

神裂「か、上条…当麻…?」

上条「…やばっ!!」

神裂「あ…」

ゴシュッ

ーーー
ーー

上条「…また病院?」

インデックス「…ごめんね当麻!!ごめんねええええ!!!」

上条「あの女は?」

インデックス「…となり」

神裂「」ポカーン

冥土帰し「…精神が安定してないんだよ…」

ステイル「」

神裂「」ポカーン

上条「…」

インデックス「…」

冥土帰し「…」

上条「…帰ろうか」

インデックス「そうだね」

上条「こいつらのことお願いしていいですか?」

冥土帰し「…うん…任されたよ」

御坂「あの馬鹿…どこにいるのかしら…」
「いたらいたでムカつくけどいざいないとなると…少しさみしいわね…//」

インデックス「とうま!!おなかへったんだよ!!なにか食べて帰ろうよ!!」

上条「上条さんにはそんな余裕ないんですよ!!入院費も馬鹿にならないんですよ!?」

御坂「あっいた!!かくれよう…」コソコソ
「そして影から超電磁砲…!!」バチバチッ

上条「うわっ!?なんだ!?」キュイイイイイン

御坂「ちっ!!止められた!!」

インデックス「うおおおおお!!!とうまになにするんだよおおおおおお!!!!!竜王の殺息!!!!」

上条「おいインデックス!!いい加減すぐにそれ使う癖直せ!!」

御坂「きゃあああああああ!!!?」

ーーー
ーー

上条「またか…」

冥土帰し「…上条君…何回ここに来れば気が済むんだい?」

上条「…すみません…」

冥土帰し「怒ってるわけじゃないんだよ?」

上条(絶対おこってるよ…)

冥土帰し「さらにもう一人入院者を増やして…」

御坂「アハハハハ…」

冥土帰し「…彼女は少し気に触れてしまったようだ」

上条「…そうですか…」

インデックス「ごめんね…みんな…わたしのせいで…」

ステイル「」

神裂「」ポカーーーン

御坂「エヘヘヘヘ」

上条「…こいつら本当に治ります?」

冥土帰し「安心して…みんないい方向に向かってるから」

上条「…そうですか…」

上条「犠牲者は増えるばかり…なんとかしないと…」

インデックス「ねーねーとうまー!!おなかへったんだよー!!」

上条「…ちょっと黙っててくれないか?」

(こいつが一人でいるとなにをやらかすかわからない…俺がつきっきりでいるしかないのか?)

(つーか疲れた…数日に一回病院の世話になってんだよ…)

御坂妹「…」テクテク

上条「あれ?御坂は気が触れてたんじゃなかったのか?」

インデックス「回復が早いんだね!!」

上条「おーい御坂ー」

御坂妹「私は御坂ではありません。妹です、とミサカは返事をします

インデックス「妹がいたんだね」



御坂妹「はい。私はお姉様の妹です、とミサカは答えます」

上条「ふーん…なんかそっくりだな」

御坂妹「そうですか?とミサカは疑問を覚えます」

今のうちに被害者の病状を詳しくかいとく

ステイル…体が一部腐っており、ひどく扱えば腐った場所がもげる勢い。
さらに、外に数日に放りっぱなしにされたため重度の熱中症を患う。
ついでにドラム缶に数日間ずっとつっかかられて打撲多数。
今は回復に向かっております。

神裂…ステイル同様竜王の殺息をもろにくらってしまい、精神が不安定。そのため常にボーッとしており、なんのモーションも見せない。時々インデックスと呟いているところをみるとまだ回復の余地はありそう。

御坂…気が触れてしまいいつも笑っている状態に。
現在発電能力もレベル0に値するほど落ちきっている。
元に戻ればレベル5に戻れそう。

御坂妹「それではそろそろ行きますね、とミサカは別れを告げます」

上条「おう、じゃあな」

インデックス「バイバイなんだよ!!」




御坂妹「それでは第10032回目の実験を開始します、とミサカは開始を宣言します」

一方通行「よォ、元気かァ?」

御坂妹「その質問に答える義務はありません、とミサカは平喘と答えます」

一方通行「つれねェなァ」

「それじゃァそろそろ…はじめるかァ」

バリバリバリバリ

一方通行「なッ!?」

御坂「アレエ?ナンデワタシコンナトコロニイルノカナア?デンキモデテルヨオ」

御坂妹「お姉様?邪魔をしないで下さい、とミサカは少し怒ります」

御坂「アハハハハハ」

一方通行「なんだァこいつ?おいこいつ殺してもいいのかァ?」

御坂妹「それはいけません、とミサカは答えます」

一方通行「チッ…」

御坂「アハハハハハ」




上条「…おいインデックス…」

インデックス「どうしたのとうま?」

上条「お前…すぐに竜王の殺息をつかう癖治してくれよ…」

インデックス「だって…とうまが…」

上条「だっても糞もない!!お前も見ただろ!!体が腐ったステイル!!精神が不安定な神裂!!気が触れた御坂!!」

インデックス「う…」

「いくら敵だとはいえやりすぎだ!!俺も記憶がない!!」

インデックス「でも!!そうしないととうまが!!」

上条「俺のことを守ってくれたりしてるのは感謝してる!!ありがとう!!」

「だけどな!!人を正直死ぬより辛い目に合わせちゃダメだ!!」

インデックス「…うう…」ダッ

上条「あっ!!インデックス!!」

御坂「ウヘヘヘヘヘ」

一方通行「…こいつは殺さなくても別に問題なさそうだなァ…」

御坂妹「…下がっていて下さいお姉様…」

御坂「ナンデエ?」

一方通行「素直にそいつのいうこと聞いとけよオリジナル」




上条「インデックス!!インデックス!!どこにいるんだ!!」

バリバリバリバリ

上条「なんだ!?雷!?」

「…御坂?」

インデックス「…とうまに嫌われちゃったかな…」

一方通行「素直にそいつのいうこと聞いとけよオリジナル」

インデックス「遠くで声が聞こえる…」

御坂妹「下がっていて下さいお姉様」

インデックス「さっきの妹さん!?いってみよう!!」

上条「誰かいるのか!?」

インデックス「誰かいるの!?」

一方通行「?」

御坂妹「…あなた方は…」

上条「インデックス!!どこいってたんだ心配したぞ!!」

インデックス「…とうま…」

一方通行「ギャハッ!!こんなところでラブコメですかァ!!」

インデックス「ちょっとうるさいんだよ!!!」

上条「にっにげろ!!!!」

一方通行「おィおィ!!誰に向かって逃げろっていってンだァ!?」

インデックス「竜王の殺息!!!!」

ゴオッ

上条「間に合うか!?」
キュイイイイイン

一方通行「どういうことだァ!!反射できねえェ!!」

上条「あああああああ!!!!」

インデックス「まずい!!このままじゃまたとうまを傷つけちゃうんだよ!!」

上条「…あれ?竜王の殺息が俺を通り過ぎて…」

一方通行「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

インデックス「やったんだよ!!何冊かの魔道書をつかって特定の人物だけ通過できるようになったんだよ!!」

上条「うわあああああ!!!!大丈夫か君!?」

一方通行「」

数日後…

上条「…あいつの体調はどうですか?」

冥土帰し「…あんな大物つれてくるなんて…それにまた病人を増やすなんて…」

上条「…本当にすみません…」

上条「それで彼は大丈夫なんですか?」

冥土帰し「…彼は幼児退行してしまったよ…」

上条「な!?」

一方通行「あそんでよお!!ねえねえ!!」

上条「…ステイルと神裂は?」

冥土帰し「…二人とも意識は回復したよ」

ステイル「…」

神裂「…」

冥土帰し「…もっとも精神的に深いダメージをおってるみたいだね…」

ステイル「…やあ君か…」

上条「…インデックスがすまなかったな…」

ステイル「はは…」

上条「…」

神裂「あはは…」

上条「…」

インデックス「…」

全員「……………」

上条「…故郷へ帰るか?インデックス」

インデックス「…え?」

上条「ステイルと神裂は元に戻ったけど、御坂は…」チラッ

御坂「ウエヘヘヘヘヘ」

インデックス「…」

上条「…だろ」

「しかもステイルは腕が腐り落ちたから義手だし神裂はときどきフラッシュバックおこるみたいだし」

上条「俺も…こんなことはしたくないんだ…だけど!!こうしないと…周りのみんなが…」

ステイル「…」

神裂「上条当麻…」

御坂「アハ?」

一方通行「ねーねー僕トイレいきたいの」

上条「一方通行少し黙っててくれ」

インデックス「…そうだよね…うん…私ってただ邪魔なだけだもんね…」

上条「邪魔とは言ってない!!だけど俺は…俺は」

インデックス「ばいばい!!とうま!!」ダッ

上条「まてインデックス!!」

支援 続き続き

支援 続き続き

>>50
>>51
またせたな

上条「インデックス!!!!」

ステイル「ハハ…」

神裂「あはは…」

御坂「…ウキュ?」

一方通行「ねーねー」

上条「…頼む!!みんなインデックスを探すの手伝ってくれ!!」

ステイル「…ハハ…」

神裂「…ん」

御坂「フヘヘヘヘヘ」

一方通行「ねーねー」

上条「ダメだ」

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