P「駄目だ許せん!また動物にかまけて撮影を中断させて!」
響「だって可愛いねこがいたんだぞ!」
P「だってじゃない!もっとプロ意識を持ちなさい!だから罰!お尻ペンペン!」
響「やだー!プロデューサーのお尻ペンペン痛いー!」
P「つべこべ言うと回数増やすぞ!ほら、四つんばいになるか俺の脚に寝転がるかしなさい!」
響「うー…四つんばいはひざも痛くなるからプロデューサーに寝転がるぞ…」ぼふん
P「じゃあ5回行くからな!はいいーち!」パーン
響「ひゃうっ!」
P「はいにー!」パーン
響「んんっ…」
P「はいさーん!」パーン
響「うう~っ…」
P「はいよんごー!」パンッパーン
響「ひぎゃっ!?れ、連続はずるいぞ~…」
P「はい終わり~。次からは気をつけろよな響」
響「うぅ~…まだお尻がヒリヒリするぞ…」さすさす
やよい「あ!響さん、またプロデューサーにお尻ペンペンされたんですかー?」
響「やよい~!そうなんだ、ちょっと2、30分ねこを追いかけてただけで5回もお尻を叩かれたんだぞ!」
やよい「大丈夫ですか~?」
響「あと1時間はお尻が痛いと思う」
やよい「…いいなー」
響「へ?」
やよい「あ、その…私はプロデューサーにお尻を叩かれたことがないからうらやましいなーって」
響「何言ってるんだやよい!?これは罰ゲームなんだぞ!?すごく痛いんだぞ!?」
やよい「でもプロデューサーにならお尻を叩かれてみたいです~」
響「アワワ…や、やよいが変になっちゃったぞ!大変だ!誰か助けを呼んでくるさー!」
やよい「あ!響さーん!?…行っちゃいました…」
響「うわーん!やよいがー!」だばだばだばだば
律子「こら響!廊下は走らない!」
響「あ!律子!いいところにいたぞ、助けて!」
律子「はぁ?何なのよ今回は」
響「やよいが!やよいが!」
律子「やよい!?やよいがどうしたの!?怪我でもしたの!?」
響「やよいがプロデューサーにお尻を叩かれたいとか言い出しちゃったんだぞ!」
律子「…とりあえず怪我とかじゃなさそうね。…お尻を叩かれたい?」
響「やよいはプロデューサーにお尻ペンペンされたことがないからって…」
律子「ふむ…あぁ、なるほど。響、あんた、また仕事中に何かしたのね?」
響「!?ま、まさか律子まで自分のお尻をペンペンする気なのか!?鬼!」
律子「しないわよ、もうプロデューサーが十分にやったんでしょうから」
響「うん、5回もペンペンされた。それでやよいに話したらうらやましいなーって」
律子「そういうことか…まあ…やよいも難しい子だからねぇ」
響「?どういうことだぞ?」
律子「ほら、やよいはあの歳にして一家を支えるお姉ちゃんでしょう?」
響「うん」
律子「多分、周りから叱られるっていう経験があまりないのよ」
響「そう…なのか?」
律子「失敗することは多いけど、周囲が気を遣って優しくしてくれるからね」
響「うん、なるほどだぞ」
律子「むしろ弟や妹を叱ることの方がずっと多いから、たまには自分が叱られる側に回ってみたい、そう思ったんじゃないかしら」
響「うーん…よくわかるようなわからないような感じだぞ」
律子「まあ、別にやよいがおかしくなったってことじゃないと思うわ。安心なさいな」
響「そっかー、律子がそう言うならそうするぞ!なんくるないさー!ありがとう律子!」だばだばだばだば
律子「だから走るんじゃないってば!…お尻ペンペン、か…」
P「2万1っ!2万2っ!」ヒュボッ
律子「プロデューサー…何してるんですか?」
P「見ての、とおり、素振り、だっ!」ヒュボッ
律子「…お尻ペンペンの?」
P「お尻!ペンペン!のっ!」ヒュボッ
律子「はぁ…まあいいわ…少しお話したいことがあるので、その面妖な素振りやめてください」
P「ふぅー、いい汗をかいた。それで何だ、話って?」
律子「そのお尻ペンペンのことなんですが」
P「…まさか…お、お尻ペンペンをやめろ…とか言わないよな…?」ガタガタ
律子「…そんなに好きなんですかお尻ペンペン」
P「俺はアイドルの尻を叩くためにプロデューサーになった男だぞ?」
律子「業界から去れ!」
P「ひいいっ!!」
律子「はぁ…まあそのことはまたいずれ決着つけるとして…プロデューサーにお願いがあるんです」
P「お願い」
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