狩宿巴「神代の暇人」 (687)

・細かい事は気にしないスタンスで行ける
・遅筆
・京太郎成分多し
・というか京太郎主人公
・キャラ崩壊
・クオリティ低し
・あと安価
・重い話も入るかも?
・番外編や本編とは関係ない小ネタ集も出すと思います

これら上記を許容出来る方はぜひお付き合い下さい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378378872

エラー起きたから立ってないと思ってたのに立ってた何言ってんのか分からないと思うけどそんな感じ
気が向いたらちょくちょく書きますんで


↓の続き物です


京太郎「神代の守人」
京太郎「神代の守人」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357370912/)
京太郎「神代の守人」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1357370912/)

小蒔「神代の戻人」
小蒔「神代の戻人」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364639284/)
小蒔「神代の戻人」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1364639284/)

滝見春「神代の浄人」
滝見春「神代の浄人」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1367145111/)
滝見春「神代の浄人」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1367145111/)

戒能良子「神代の病人」
戒能良子「神代の病人」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372490739/)

薄墨初美「神代の狩人」

宮永咲「神代の想人」
宮永咲「神代の想人」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377083882/)

石戸霞「神代の良人」
石戸霞「神代の良人」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378028076/)
石戸霞「神代の良人」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1378037358/)
石戸霞「神代の良人」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1378028076/)
石戸霞「神代の良人」 - SSまとめ速報
(http://www.logsoku.com/r/news4vip/1378037358/)

滅多に安価出すつもり無かったからsage進行でもいいかなとか思ってたが上げたほうがいい?


島根のとある神社内をぱたぱたと足音を立ててやってくる女の子が一人。

こちらに来て質問をしてきた。


「京太郎君、今日のお夕飯どうしましょうか?」

「何でもいいとかダメですよ?」


「うーん……小蒔ちゃんの作ったものなら何でも美味しいからなー。」

「……魚とかでいいんじゃないかな?」


「ではそれにしますね。」


小蒔ちゃんと暮らす生活、幸せである。

だが時々思うことがある。

今の生活に不満を覚えることはないが、『もし、本家と何の確執もなかったのなら。』と。

そんな風に思うことがある。


【もしもほのぼの路線だったら。】


大蛇「まずは一人目♪」パク

初美「ぎゃー!?」

霞「大変!? 初美ちゃんが飲み込まれちゃったわ!」

大蛇「二人目♪」パク

巴「きゃー!?」

霞「今度は巴ちゃんまで!」

京太郎「アー大変だー……」ボー

春「大変……」ポリポリ

霞「何呑気に構えてるの!?」

大蛇「それじゃ三人目♪」アーン

小蒔「あーれー」

京太郎「今助けに行きます!」キリッ

春「手伝う。」キリッ

<グエー! ギャー!

<ヒメサマー

<キョータロークン ハルチャン タスカリマシター

霞「……何なのかしら、あのやる気の差は。」

初美「うう……もうだめかと思ったのですよー……」

巴「もっと早くに助けてよー……」

霞「それにしても二人とも大蛇の体液で臭うわね……」

春「臭い……」

小蒔「お風呂に入りましょう。」

初美「私頑張ったのにひどいのですよー!」

巴「なんでいつもこんな役割ばっかなの……」

京太郎「二人とも色物担当ですから。」

初美・巴「「納得行かない(ですよー)!」」


『当然の報い』


京太郎「掃除が終わらない……」

初美「罰当番とか聞いてないのですよー……」

京太郎「初美さんが霞さんに悪戯するからですよ。」

初美「そんなこと言ったら京太郎だってのりのりだったのですよー。」

霞「あら、口より手を動かしたらどうかしら。」

京太郎・初美「……はい。」

京太郎「それにしても窓ガラスが綺麗にならないな……」

初美「こっちは畳なのですよー。」

霞「濡れた新聞紙やお茶の出涸らしを使うといいわよ。」

霞「細かい埃とか取ってくれるわ。」

京太郎「よく知ってますね。」

初美「お婆ちゃんの知恵袋なのですよー。」

京太郎「さすが霞さん、年の功だな。」

霞「殴るわよ。」バシバシン

京太郎「殴ってから言わないでくださいよ……」ヒリヒリ

初美「暴力反対ですよー……」ヒリヒリ


『各々の御祓いの仕方』


良子「ハロー。」

京太郎「あ、良子さんお久しぶりです。」

良子「たまには顔を出さないとね。」

良子「それよりも京太郎、トレーニングしないか?」

京太郎「良子さんと組み手やっても俺じゃ物足りないでしょ。」

良子「そこは京太郎のゴッドを使って補えばいい。」

京太郎「いやいや、降ろした後の方が大変ですって。」

小蒔「……そういえば気になったんですが、皆はどうやって御祓いしてるんですか?」

霞「そうねぇ、拍手を打てば雑霊は追い払えるからそれで問題ないかしら。」

京太郎「あー、拍手は邪気を祓うって言いますもんね。」

巴「私は幣とかでお祓いかなー?」

霞「私のときはそれよね。」

初美「私は悪霊とかより怖い神様を呼んで追っ払うのですよー。」

巴「そういうのもあるよね。」

初美「はるるはどうなんですかー?」

春「縛る。」

巴「縄で?」

春「ん、特別製。」

霞「京太郎君達は?」

京太郎「まぁ、そりゃもちろん……」

良子「オフコース。」

京太郎・良子「「霊力を上げて物理で殴る。」」

霞・巴「「これだから脳筋組(三隅流)は……」」


『幸せ者の京太郎。』



俺が高校2年時。


「京太郎君、この簪一生の宝物にしますね。」


小蒔ちゃんマジ天使。

結婚したい。



俺が高校3年時。


「京太郎君が守ってくれるって言ったとき、凄く嬉しかったんです……」


小蒔ちゃんマジ女神。

結婚しよ。



俺が大学1回生時。


「京太郎君、今日は腕によりをかけてお料理してみました!」


小蒔ちゃんマジ俺の嫁。

結婚した。


『連想ゲーム』


霞「ということで今日は皆の印象を紙に書いてもらうわ。」

霞「無記名投票でやるわ、誰が書いたかわからないから好きに書いていいわよ。」

霞「では最初はこれ。」


≪薄墨初美≫

「元気。」

「服をちゃんと着ない子。」

「いたずらっ子。」

「わりこっぼ。」

「悪友。」


京太郎「無難ですね。」

初美「それはそうですよー、何たって私は皆に愛されてるのですよー。」フフン

巴「そうかなー?」

霞「次行くわよー。」


≪狩宿巴≫


「やさしい。」

「意外とお姉さん。」

「メガネ。」

「色物担当の弄られ役。」

「悪戯のターゲット。」


巴「ひどくない!?」

京太郎「妥当ですね、巴さんは弄られて輝くタイプですよ。」

初美「この間も落とし穴に嵌ってたのですよー。」

春(メガネしか思いつかなかった……)


≪神代小蒔≫


「頑張り屋さん。」

「一生懸命。」

「放っておけないタイプ。」

「かわいい、お嫁さんにしたい。」

「皆の姫様。」


小蒔「お嫁さん?」

初美「そんなこと書く人間一人しかいないのですよー。」

霞「放っておけないってのはわかるわね。」


≪滝見春≫


「黒糖。」

「黒糖。」

「黒糖と縄。」

「黒糖、あと妹。」

「黒糖とドリルテール。」


春「…………え?」ポリポリ

霞「これは仕方ないわね。」

巴「正直一番に思いつくのが黒糖だよね……」

京太郎「ドリルテールって……」

小蒔「ドリルテール?」

初美「ドリルテールもしくは巻き毛テールですよー。」


≪須賀京太郎≫


「守ってくれる人。」

「おっぱい好き、あと小蒔ちゃん好き。」

「やんちゃないたずらっ子。」

「金髪、あと弟。」

「悪戯の相方。」


京太郎「俺そんなにおっぱい好きなのか?」

霞「結構視線がわかるわよ。」

霞「まぁあなたは昔からおっぱい好きだったけど。」

京太郎「うっそーん……」

霞「あなたここに来たとき皆のお母様方や良子さんにもおっぱいをガン見してたわよ。」

京太郎「覚えてねー。」

霞「ここ最近はそういうのないし、身内だけだからいいけど外に行ったときとか気をつけなさい。」

京太郎「気をつけまーす。」

巴「あんまり理解してない気がするなぁ……」

京太郎(正直身内のおっぱいとか微妙だし。)

小蒔「エッチなのはいけないと思います!」

京太郎「はい! 分かりました!」

霞「小蒔ちゃん相手だと返事はいいのよねぇ……」


≪石戸霞≫


「皆のお姉さん役。」

「皆のまとめ役。」

「しっかり者。」

「人妻の風格、かすみさんじゅうななさい。」

「おっぱいお化けのBBA。」


霞「さてと……京太郎君と初美ちゃんはこっちで私とお話しましょうか。」

京太郎「俺は悪くねぇ! 俺は悪くねぇ! 初美さんが書けって言うから!」ズルズル

初美「私も悪くないですよー! 京太郎が書けって言ったんですよー!」ズルズル

巴「何で二人ともあんなこと書くかなぁ……」

春「雉も鳴かずば撃たれないのに……」

小蒔「何で霞ちゃんは二人だってわかったんでしょう?」


<オホホホホー

<ヤメローシニタクナーイ

<オシオキオバサンヤメチクリー


『完全に色物担当の巴さん。』


京太郎「今日のターゲットもやはり巴さんですよね。」

京太郎「前回は毛虫爆弾で今回は落とし穴と。」

初美「今回は落とし穴だけじゃないのですよー。」

京太郎「あ、来ましたよ。」

巴「♪」テクテク

初美「わくわくしますよー。」

ズボッ

巴「きゃー!?」

初美「物の見事にかかったのですよー。」ケラケラ

京太郎「ここまで悉く引っ掛かると仕掛け甲斐もあるってもんですよ。」

巴「二人ともそんなとこで見てないで助けてよー!?」

初美「穴にはオプションが着いてるから気をつけるのですよー。」

巴「え?」

触手「……」ウネウネ

巴「きゃー!? 何か絡んでる!? 何か服の中に入ってきてる!」

京太郎「ああ、どんどん巴さんが色物に……」

初美「まるでエロゲのヒロインキャラなのですよー。」

巴「いいから早く助けてよー!? あ、ちょっと! そんなところ触っちゃダメだってばー!?」

触手「♪」ウネウネ

今日はここまで

京太郎と菫の行動理念が理解できないと読んでる人にとっては不快なのかもしれないね
人間自分に理解できないことが気持ち悪いものだし
理解させられなかったのは筆者である私の腕の無さだけど

・なぜ京太郎がそこまで焦っていたのか
・初美が気付いていた京太郎が何か吹き込まれていたこと
・なぜ菫が追い出すに追い出せなかったのか(は一応書いてたけど描写が足りなかったかも)
・京太郎が宥と赤土晴絵から電話で伝えられた内容とは
あと台って蹴ったっけ……


『シキネットともえ』


巴「今回ご紹介させていただきますのはこれ!」

巴「式神《犬》でございます!」

巴「普段はこのように紙なんですが一度召喚すればなんと!」

巴「このようにわんちゃんが出てくるんですねぇ!」

巴「呼び出した人によく懐いて吠えない!」

巴「これならばお家の事情でペットを飼えない方でも安心して飼えるんですね!」

巴「しかもなんと! 餌が不要! トイレもしないので衛生的で手間も掛かりません!」

巴「お母さん! ペットを飼ってみたいというお子さんのためにどうですか?」

巴「今なら出血大サービスで私が丹精こめて作った式神《犬》付属して様々な式神も付いてまいります!」

巴「これだけ揃えてなんと送料込みで……4980円でございます!」

巴「お問い合わせはこちらの番号に……」


ピッポッパ

初美「あ、シキネットともえさんですかー? 式神《触手》ってあるですかー?」

初美「じゃあそれと式神《土竜》もセットでくださいですよー。」

『おんぶマシンと化した京太郎。』


初美「京太郎号発進ですよー!」

京太郎「はいよー。」テクテク

春「…………」ジーッ

初美「どうしたんですかー? はるるー?」

春「面白そう。」ポリポリ

春「次、私。」

京太郎「乗る気か。」

春「うん。」

春「ダメ?」

京太郎「いやいいけどさ。」

春「ん。」

初美「名残惜しいですけどはっちゃんはお姉さんだから交代なのですよー。」

京太郎「ほい。」スッ

春「ん、悪くない。」

京太郎「そうかい。」テクテク

小蒔「…………」ジーッ

春「……乗ってく?」

小蒔「良いんですか!?」

春「当たり前。」スタッ

京太郎「お前が許可出すのかよ。」

小蒔「だめ、ですか?」

京太郎「いえ! むしろ喜んで!」スッ

小蒔「では失礼しますね……よいしょ。」

京太郎「どうですか?」テクテク

小蒔「とても快適です。」

京太郎(小蒔ちゃんがご満悦そうでなによりです。)


巴「…………」ジーッ

小蒔「巴ちゃんも乗りたいですか?」

巴「いえいえ、姫様のお楽しみを邪魔しちゃ悪いですし。」

小蒔「そうですか……京太郎君の背中はとても素晴らしいのに……」

巴「見てるだけでも十分楽しいですよ。」ニヤニヤ

京太郎(むしろ俺が小蒔ちゃんを降ろしたくない。)テクテク

霞「…………」ジーッ

小蒔「このくらいにしておきます。」スタッ

京太郎「ああん、そんなー……」

小蒔「またしてくださいね。」スタスタ

霞「…………」ジーッ

京太郎「……霞さん、乗っていきます?」

霞「……いいわよ、別に。」

霞「私のキャラじゃないし……」

京太郎「誰も見ていないから良いんじゃないですか?」

霞「……いいのかしら。」

京太郎「そんな事言って本当は乗りたいくせにー。」

霞「そんなことないわよ! でもね、小蒔ちゃんが怪我したりしたら大変だから試しによ、試しに乗ってみるだけなんですからね!」

京太郎「はいはい。」スッ

霞「ちょっとだけ乗ってあげるわよ! 仕方なくだからね!?」

京太郎(このお姉さんは本当素直じゃないな……)

霞「何よ、そのにやけ面は?」

京太郎「いーえ、何でもないですよー。」テクテク

霞「貴方もどーせ私のキャラじゃないって思ってるんでしょ?」

京太郎「とんでもない、いつも頑張ってるお姉さんにもたまには甘え方を学ぶべきですよ。」

霞「そうかしら?」

霞「……重くないかしら?」

京太郎「…………」テクテク

霞「……何よ、何か言いなさいよ。」

京太郎「……怒りませんか?」

霞「……言い方にもよるわ。」


京太郎「……他の人より重いのは多分胸部装甲のせいですね。」

霞「……」グリグリ

京太郎「あいだだだだだだ!?」

京太郎「怒らないって言ったじゃないですか!?」

霞「これは当然の報いよ。」

霞(ダイエットするべきかしら……ダイエットは胸から痩せるって言うし。)

霞(こんな胸、大きいだけで良い事無いわ。)

霞(重いし、邪魔だし、肩凝るしで……)

京太郎「……あ。」

霞「なによ?」

初美「……」ニヤニヤ

霞「……」ダラダラ

初美「大スクープなのですよー。」タッタッタ

京太郎「あーあ……」

霞「……部屋に戻るわね。」

京太郎「あー……はい。」


――霞の部屋――


霞「私のイメージがー!」ゴロゴロ

巴(悶えてるなぁ……)

多分、分かり辛い描写とかあると思うんで疑問・質問は後々受けようと思います
小休憩


『奈良への旅行。』(浮かれ具合)


良子「思った以上にマネーに羽が生えた……」

京太郎「俺達はいいけど良子さんは自腹ですもんね。」

巴「すみません、ご飯とか奢って頂いて……」

良子「子供が気にする必要は無い。」

春「そうする。」

良子「……はぁ。」

霞(出費が思ったより堪えているのね。)

京太郎(麻雀プロって実はそんなに稼いでなかったり?)

小蒔「ここに神武天皇が御眠りに……」

初美「思いっきり遊ぶですよー!」

霞「もう、初めてのちゃんとした県外旅行だからってはしゃぎすぎよ。」

京太郎「皆浮かれているんだなぁ……」

霞「サングラスにアロハシャツを着た貴方には言われたくないとは思うわね。」

京太郎「最初は半被着て行こうかと思ったんですけどね。」

霞「やめて……本当に……」


『奈良への旅行。』(おもちスカウター)


良子「ただ遊びに来たわけじゃないから皆節度を持ってエンジョイするように。」

京太郎「え、良子さんがまるでしっかりした大人のようだ……!」

良子「失敬な。」ポコン

京太郎「いたた……というよりも遊びに来たわけじゃないってどういうことですか?」

良子「阿知賀女子からお誘いを受けた。」

京太郎「つまり永水は合宿で俺はおまけ?」

良子「イエス。」

霞「そんなことよりもうすぐ宿泊先に着くわよ。」

小蒔「確か、松実館でしたね。」


――松実館――


玄「いらっしゃいませ、ようこそ松実館へ。」

良子「予約していた永水ですが……」

玄「!?」

玄(戒能プロ……生で見るとなんというおもち……!)

小蒔(なぜあんなに驚かれているのでしょう……)

春(黒糖無くなりそう……)

玄(なかなかのおもち……おねえちゃんクラスのおもち……しかしそれだけではないですね……)

京太郎「……!」

京太郎(この人……なかなかに出来る……)

巴(何考えてるんだろう京太郎君は……)

初美(何か邪な気配を感じるのですよー。)

玄(おもちりょく……たったの5か……ゴミめ……)

霞「部屋割りとかってどうなっているのかしら?」

玄(……おもちりょく……10万……20万……30万……まだ上がる……!)

玄(おもちりょく40万……53万……!)

玄「これが……全国レベル……!」

京太郎「なかなかのもんでしょう?」ボソッ

玄(気付かれていた!?)

玄(でも正直……)

玄「羨ましいです……」

良子「? それより部屋への案内を……」

玄「失礼しました……こちらへどうぞ。」

霞(一体二人は何を話していたのかしら……)



『奈良への旅行。』(部屋割りの不安)


霞「部屋割りってどうなっているのかしら?」

巴「えっと……私と霞さんと姫様が同じ部屋で。」

良子「私とハルが同じ部屋。」

京太郎「んじゃ俺と初美さんが同じ部屋ですか。」

霞「……不安だわ。」

良子「男女が同じ部屋で寝ることが?」

玄「恋人かなんかですか?」(ぐへへ……おもちおもち……)

京太郎・初美「あははは、ないない。」

霞「そんなこと心配してないわよ、むしろ二人が結託して悪さしないか心配だわ。」

京太郎・初美「あははは……」

霞「そこは否定しなさいよ!」


『奈良への旅行。』(おもち談義)


玄「あんな規格外のおもち初めて見ました。」

京太郎「あれはすごいですよね、身内の俺が言うのもなんですが。」

玄「一度でいいからあの人たちのおもちを揉んでみたいです……」

京太郎「あー、俺一人だけ揉んだことありますね。」

玄「!? 誰のですか!?」

京太郎「良子さんのを。」

京太郎「昔雨で増水した川に行ってお袋にしこたま怒られたんですよ。」

京太郎「んで、凹んだ俺に何を思ったのか良子さんが『揉んどけ』って……」

京太郎「あの時思いましたね、『ああ、この人には一生勝てないな。』って。」

玄「私も揉んでみたい……!」

京太郎(ホント、あのときの良子さんはかっこよかった。)

京太郎(良子さん、あんた漢だよ……)

京太郎「そういえば北海道のほうに乳神神社っていう神社があるの知ってますか?」

玄「なんですかそれ!?」ガタッ

京太郎「そこの祭神は乳授姫大神(ちちさずけひめのおおかみ)というんですが何でも御神木とされるナラの木の瘤がおっぱいの形だそうで。」

京太郎「今はもう御神木は災害で倒れちゃったらしいんですが乳石というおっぱいの形をした石が……」


おもち談義が止まらない……


『奈良への旅行。』(阿知賀麻雀クラブ)


晴絵「今日はよろしく!」

良子「こちらこそよろしくお願いします。」

晴絵「最初誰が行く?」

玄「はい! はいはい!」

晴絵「おー玄やる気満々だね。」

玄(ぬふふ……おもちを思う存分楽しむのです。)

晴絵「こっち側もう一人どうする?」

穏乃「私が行きます!」

晴絵「おし、こっちは決まり!」

良子「こっちのメンバーはどうする?」

初美「私が行くのですよー。」

玄「!?」

巴「それじゃ私も。」

玄「!?!?」

玄「そんな……あんまりにあんまりです……」

穏乃「?」

玄「もうだめだ……おしまいだぁ……」

穏乃「大丈夫ですよ玄さん! まだ始まってないですから点差はフラットです!」

玄「うん……そうだね……フラットだね(胸が)……」

京太郎(これが俗に言う物欲センサーか……)


『奈良への旅行。』(阿知賀麻雀クラブ2)


京太郎「俺ちょっと買い出し行ってきます。」

晴絵「悪いね、そのあと出来ればうちの子供たちの相手してくれる?」

京太郎「わっかりましたー。」ピュー


霞「それじゃあ私たちも卓に入りましょうか。」

小蒔「はい!」

宥「よろしくおねがいします。」

憧「よろしく。」


玄(ぐぬぬ……憧ちゃん今すぐ私と換わってほしいのです……)チラチラ

穏乃「? 玄さんのツモ番ですよ?」

玄「あ……ごめんなさい。」スッ タンッ

初美「その牌当たりですよー、7700ですよー。」

玄「う……おもちさえ……おもちさえこの場にあれば……」

巴(あ、多分この人残念な人だ。)


灼「…………」

春「…………」

灼「…………」

春「…………」

灼「…………」

春「…………」

晴絵(あの二人何か喋ればいいのに……)

良子(なんとサイレントな……)


『奈良への旅行。』(阿知賀麻雀クラブ3)


京太郎「戻りましたー。」

桜子「ぎょうぢゃあああだあああ!」

京太郎「おっとと、そんなに情熱的に来られると困るぜ。」

晴絵「君馴染むね。」

京太郎「そうっすかー?」

春「ん。」

京太郎「分かってるって、あいよ黒糖。」

春「ありがとう。」テクテク

京太郎「あ、霞さんには糖分とカロリー高目なの用意して置きました。」

霞「……貴方わざとでしょう?」

京太郎「いやいや、頭使うと甘いものほしくなるでしょう?」

霞「くぅ……甘い物が体に沁みるわ……」ムシャムシャ

霞(ダイエットしなくちゃ……じゃないと体重が増えてしまうわ……)ムシャムシャ

京太郎(とか霞さん考えてるんだろうな……全部胸に集めるくせに。)

初美(ふっふっふ、もっと肥え太るといいのですよー……)

巴(こっちはこっちで……)

今日はここまで、京小蒔のつもりだったのに比率がおかしい

質問受けます、答えるのは明日以降になると思いますが

>>64
これは設定を少し受け継いだパラレルIFってことでいいの?
蛇退治してそのまま鹿児島に残った(転校した)みたいな

>>70
大体そんな感じです本家との確執もありませんし霧島の人は良い人しか居ません
ただし京太郎の父親は肛門裂傷を拗らせて亡くなりました(適当)


『奈良への旅行。』(楽しい楽しいディナータイム)


晴絵「今日はここまでにしようか、皆お疲れー。」

全員「「「「おつかれさまでしたー」」」」

玄「うう……あんまりだよ……石戸さんと打てなかった……」

霞「……大丈夫かしら彼女?」

宥「気にしないでね……玄ちゃんはちょっと残念なだけだから……」

霞「そう、残念枠ならうちにもいるから大丈夫ね。」

京太郎「えー? だれっすかそれー?」

霞「あなたのことよ、京太郎君。」

京太郎「そんなばかな。」

霞「少し黙っててくれるかしらコマキチ君は。」

京太郎「何ですかその名前!?」

霞「小蒔ちゃんキチの京太郎君、略して『コマキチ君』の意味よ。」

京太郎「まぁそれは否定しないですけれど。」

巴(否定しないんだ。)

良子「何してるんだ? そろそろディナーの時間だから帰るよ?」

京太郎「はいはい。」

霞「ぐ……また戦いの時間が来るのね……」

京太郎「個人的には美味しい山菜の天ぷらとか揚げ物がいいなー。」

霞「やめてよ! やめてよ!」

初美「この人はお夕飯相手に必死ですよー。」

霞「私の悩みなんか貴方たち太らない組にはわからないのよ!」

霞「決して美味しいご飯なんかに負けないわ!」


霞「ご馳走様でした。」ケプッ

京太郎「案の定勝てませんでしたね。」

霞「大丈夫よ……明日からダイエット頑張るもの……」プルプル

初美「それ脂肪フラグですよー。」

霞「なんもかんもおいしいご飯がいけないのよ……」シクシク


『奈良への旅行。』(自分に厳しく(理想) 自分に甘く(現実))


霞「ふっ……ふっ……」

小蒔「何してるんですか霞ちゃん?」

霞「腹筋よ、少しでもカロリーを消費しないと……」

霞「ふっ……ふぅ……」

京太郎「汗かいて喉が渇いたでしょう、はいこれ。」スッ

霞「ありがとう。」ゴクゴク

京太郎「美味しいですか? コーラ。」

霞「ええ、炭酸が体に沁みるわね……」

巴(コーラとか飲んだら腹筋の意味無いんじゃ……)

初美(そもそも腹筋五回とかダイエットを嘗めてるとしか思えないのですよー。)

春(意志が弱い……)


『奈良への旅行。』(お風呂)


小蒔「汗掻いちゃいましたし、お風呂に行きましょう。」

京太郎「!」ガタッ

霞「あら、京太郎君はだめよ。」

京太郎「何でですか!? 一人ぼっちは寂しいですよ! あと小蒔ちゃんの裸がみたい!」

霞「黙りなさいコマキチ。」

巴「あはは、京太郎君はコマキチ君だね。」

春「コマキチ。」

初美「京太郎はまじでコマキチですよー。」

良子「京太郎イズコマキチ。」

小蒔「コマキチ?」キョトン

京太郎「コマキチを定着させようとしている!?」

霞「今更私たちの裸を京太郎君に見られようと構わないけど小蒔ちゃんは別。」

京太郎「俺だって身内の裸に興味は無いですよ、小蒔ちゃんは別として。」

霞「そうね、貴方との混浴に問題ないわ、小蒔ちゃんは別として。」

小蒔「あの! 私を除け者にしないでください!」プンスカ

霞「そういうことじゃないのよ小蒔ちゃん。」

京太郎(怒っている小蒔ちゃんもかわいい、結婚したい。)

霞「男女が一緒にお風呂に入るのはよくないことよ。」

初美「でもうちではよく一緒にお風呂に入っていたですよー。」

霞「それは小さい頃の話じゃない。」

霞「……あの頃は頭とか体を洗ってあげたわね……京太郎君は小さくてかわいかったし。」

京太郎「ちっちゃくねぇよ! かわいくねぇよ!」

初美「何でそんなに必死なんですかー?」

霞「でも今はもうダメよ、頭はあの頃のままでも体は大きくなってしまっているから。」

初美「体は大きくなっても一部はあの頃のままな気がするですよー。」

京太郎「ちゃんとおおきくなったし! ビッグサイズだし!」

初美「見栄を張ってるですよー。」

良子「見栄張るな。」

巴「次の名前は見栄張り君にしようか?」

京太郎「いじめ良くない……」シクシク

京太郎「ウサギは寂しいと死んじゃうんですよ……」シクシク

霞「はぁ……わかったわ、だったらこうしましょう。」

『奈良への旅行。』(混浴)


京太郎(今俺は混浴で目隠しされてるわけだが……)

京太郎(この目隠しの先には小蒔ちゃんの裸が!)

京太郎「うおおおおおおおお! 小蒔ちゃん! うおおおおおおおおお!」ギュッ

??「京太郎……アイマスクを取って見ろ。」

京太郎「うん、わかってました。」

京太郎「どうせ皆居ないんだろうってわかってました。」

良子「感想はどう?」

京太郎「騙されてるってわかってても縋っちゃうもんですね……」

良子「傍から見たらピエロのようだった。」

京太郎「で、みんなは女湯かぁ……」

良子「寂しい?」

京太郎「いやまぁ寂しいといえば寂しいですけど、皆も大きくなったから仕方ないといえば仕方ないですよね。」

良子「そっか……チャイルドだった京太郎をお風呂に入れてあげたのが懐かしいね。」

京太郎「良子さんには昔からお世話になりっぱなしだな……」

京太郎「いつかお返ししないと申し訳無いっす。」

良子「ノーウェイ、そんなものはいらない。」

良子「よし、久しぶりに京太郎のボディを洗ってやる。」

京太郎「もうそんな年じゃないですよ……」

良子「遠慮するな、むしろ恩を感じるなら洗わせろ。」

良子「そして成長したということをお姉さんに実感させてくれ。」

京太郎「……分かりました、それではお願いします。」

良子「うん、人間素直が一番だ。」

ちょっと早いけど今日はここまで


『奈良への旅行。』(修学旅行気分)


初美「夜ですよー。」

京太郎「そっすね、早めに寝ますか。」

初美「夜なのですよー。」

京太郎「寝ましょうよ。」

初美「折角の旅先の夜だから語り合うのですよー。」

京太郎「いつも一緒だから今更語り合うこともないでしょうよ。」

初美「……え、えっと、じゃあ……恋バナとか……は無しで神様のこと……も無しで……麻雀の話でもするですよー。」

京太郎「無理矢理捻り出した話題が麻雀って……」

初美「今更する話なんてなかったですよー……」

京太郎「だから言ったのに……ほら寝ますよ。」

初美「……興奮して寝付けないのですよー。」

京太郎「寝ましょうよ……」

初美「夜は長いのですよー。」

京太郎「霞さんと換わってもらおうかな……」

初美「さぁ寝るのですよー、明日も早いのですよー。」

京太郎(変わり身早い。)


『奈良への旅行。』(奈良だ! 神社だ! 巫女さんだ!)


憧「はぁ、なんであたしが巫女のかっこして掃除なんかしてるんだろ……」

望「文句言わずに手を動かす。」

憧「わかってるわよ……」

京太郎「あー! 霞さん見てくださいあれ! 巫女さんですよ!」

霞「貴方の中で私たちはどんな風に写っているのかしらね。」

京太郎「? 家族ですよ?」

霞「……なんて返したら良いか分からないからその返答は少し困るわね。」

霞「というか京太郎君うちで毎日巫女は見ているじゃない。」

京太郎「いやーだってうち以外の巫女さん見るの初めてで。」

霞「ああ、そういうことね。」

巴「巫女さんはどこも大して変わらないと思うんだけど……」

初美「隣の芝生は~ってやつですよー。」

京太郎「他の神社の巫女さんって物珍しく感じるから有り難く感じますね。」

霞「そんな風に感じるのは貴方だけよ……」

小蒔「みてください霞ちゃん! 巫女さんです!」

霞「え?」

京太郎「……」ドヤァ

霞(京太郎君のどや顔が無性に腹が立つわね)イラッ


『奈良への旅行。』(もう一つの用事)


良子「本題に入るよ。」

京太郎「なんですか本題って?」

霞「松実姉妹のために山中に入って悪いもの祓うお仕事よ。」

京太郎「なにそれ、俺聞いてないですよ。」

小蒔「私も聞いてません……」

霞「私は巴ちゃんに言ったわよ。」

巴「私ははっちゃんに言ったよ。」

初美「私ははるるに言ったですよー。」

春「皆聞いてるものだと思ってた。」ポリポリ

京太郎「情報止めてたのはお前かい。」

霞「まぁ小蒔ちゃんはお留守番だからいいとして……」

京太郎「あ、俺もお留守番がいいな。」

霞「何言ってるの、貴方が入らないと実行班の人数が足りなくなるのよ。」

京太郎「小蒔ちゃんといちゃこらしてたいです。」

霞「妖怪となら存分にいちゃこらしていいわよ。」

京太郎「そいつは勘弁です……それでどういう班編成なんですか?」

霞「京太郎君に春ちゃんにサポートに巴ちゃんよ。」

巴「サポートはお姉さんに任せて。」

京太郎(すっげー不安。)

霞「私たちは別行動で良子さんと動くからしっかりやりなさい。」

京太郎「良子さんそっちか……楽出来そうにないな……」

巴「腐らないの。」

小蒔「あの、私にも何かできないでしょうか?」

霞「そうね……京太郎君の応援とかいいんじゃないかしら。」

小蒔「え? それだけですか?」

霞「小蒔ちゃんの応援があるだけで京太郎君は普段の何倍もやる気を出すわ、責任重大だし小蒔ちゃんにしか出来ないことよ。」

小蒔「はい! 誠心誠意応援します!」

京太郎「やる気出ねー……」

小蒔「京太郎君! 頑張ってくださいね!」

京太郎「おーし! やるぞー!」

霞(つい適当なこと言っちゃったけど合ってるからいいわよね。)


『奈良への旅行。』(霞さんダイエット、あとついでに御祓い。)


霞「ひぃ……はぁ……」

初美「遅いですよー。」

良子「少しディレイしてるね。」

霞「何で貴女達は……そんなに……体力があるのよ……」

初美「むしろなんでそんなに体力無いんですかー?」

初美「その無駄にでかい胸があるからですかー?」ニヤニヤ

霞「……」イラッ

初美「それとも動かないからそんなにぶくぶくと胸が大きくなったんですかー?」ニヤニヤ

霞「……」イライラッ

良子(ここぞとばかりに煽るねー。)

霞「初美ちゃん、そこで待ってなさい、すぐに、行くから。」スタスタ

初美「待てといわれて待つ馬鹿はいないのですよー。」テテテテ

霞「待ちなさい、初美ちゃん!」ダダダダ

初美「いやですよー!」タタタタッ

良子「ヤングっていいなー。」テクテク



『奈良への旅行。』(巴さんが唯一普通じゃないところ)


京太郎「よーし、一丁上がり!」

巴「いぇーい。」

春「いぇい……」ポリポリ

小蒔「い、いえーい。」

巴「結構楽勝だったね。」

?「がつがつ」

小蒔「三体しかいませんでしたからね。」

春「そんなに強くもなかった……」ポリポリ

京太郎「小蒔ちゃんの応援もあったし。」

?「がりがり」

巴「やっぱり京太郎君って単純だね。」

京太郎「はっはっは……ところで巴さん……」

巴「うん、なに?」

?「もぐもぐ」

京太郎「式に妖怪を処理させんのやめてください。」

京太郎「モザイク入るレベルでグロいです。」

巴「そういうのは見なければいいんだよ。」

式神《狼》「げふぅ。」


『奈良への旅行。』(タイ○ーボード石戸)


初美「うぅ……ひどいのですよー……」ボロボロ

京太郎「あーこいつはひどいなーどんな妖怪にやられたんだろうなー。」

霞「初美ちゃんが悪いのよ。」

京太郎「なんだ、やっぱり妖怪自業自得か。」

初美「ちょっとからかっただけですよー!」

霞「それよりも最後の仕上げよ。」

京太郎「ああ、火之迦具土神でしたっけ?」

霞「そうよ、京太郎君は役得ね。」

京太郎「その代わりに俺、火傷じゃないですか、いろんな意味で。」

京太郎「むしろ霞さんがやればいいじゃないですか、巌戸で炎も熱もシャットアウトできそうだし。」

霞「私は吉野石膏じゃないんだからできないわよ。」

霞「それに女の子の肌に火傷させる気?」

京太郎「女の子?」

霞「ちょっと。」ベシ

京太郎「すみません冗談です。」

今日はここまで

ちょっとだけ更新



『奈良への旅行。』(大火傷)


宥『もっと熱くなれよー!』

玄「お姉ちゃんが燃えてます! 心情的な意味じゃなく物理的に!」アタフタ

京太郎「まぁここ俺に任せてください。」

京太郎「まず水を被ります。」ザバァ

京太郎「そしてお姉さんに抱きつきます。」ギュッ

京太郎「あっちちちちち!」

小蒔「……」ジ-ッ

霞「あらあら……」ニコニコ

初美「これは大変ですよー。」ニヤニヤ

京太郎(小蒔ちゃんの視線が痛い! だからいやだったんだよ!)

京太郎(とりあえずこっちを早く終わらせないと生焼け→こんがり→コゲ肉の順に俺がなっちまう!)

宥『世間はさぁ、冷てぇよなぁ。みんな、君の思いが感じてくれねぇんだよ。 』

京太郎「あかん、本格的に神様に意識持ってかれてる……」

京太郎(とりあえずここで決め台詞!)

京太郎「バァァアニィィィング!」

初美「いかにもてきとーに思いついた台詞なのですよー。」

宥『今日からお前は富士山だ!!! 』

宥「……ふぅ……」フラッ

京太郎「何とかなったか……」ガシッ

霞「今ので成功なのかしら……」

京太郎「過程はどうあれ結果が伴えば万事オーケーなんですよ。」

初美「落ち着いたところ悪いですけど京太郎の背中が燃えてるですよー。」

京太郎「あちちちちち!?」

晴絵「あンた背中が煤けてるぜ?」

京太郎「煤どころか炭になっちまうよ!」

京太郎「んなことより水! 水!」

春「ん。」っ旦

京太郎「コップ単位じゃなくてバケツで寄こせってんだよ!」


――十分後――


晴絵「それにしても『バァァアニィィィング!』はないと思う。」

春「センス皆無。」

灼「ぶっちゃけ引くとおも……」

小蒔「安易に女の人に抱きつくのは良くないと思います。」

京太郎「はい……」シュン

京太郎(結局大火傷じゃないですか……)


『奈良への旅行。』(玄の不治の病)


霞「そろそろ帰る支度しておきなさい。」

「「はーい。」」

玄「あ、あの……」モジモジ

京太郎「はい、何ですか松実さん?」

玄「須賀君……いえ、京太郎君にお願いがあります。」

京太郎「?」



玄「石戸さんのおもちを揉ませて下さい!」

京太郎「自分で頼め。」

玄「赤の他人である私より身内である京太郎君の方が成功しやすいかと思って!」

京太郎「男である俺より女の貴女の方が成功しやすいでしょうよ。」

玄「兎に角お願いします! 聞いてくれるだけでいいですから!」

京太郎「……聞いてみるだけですからね?」

<霞さんおっぱい触らせてって松実妹さんがー……

<ゴンッ アイター!?

<ナイワー

京太郎「ダメでした……」ヒリヒリ

玄「……すみません。」

宥「家の妹が申し訳ありません……」


霞「……」

京太郎(京太郎です、妹さんに口利きしてあげようとしたら霞さんに口きいて貰えなくなりました。)

京太郎(あと、小蒔ちゃんにめっちゃ怒られました。)

京太郎「はぁ……」シュン

良子「……京太郎。」

京太郎「はい?」

良子「揉んどけ。」

京太郎「良子さん……!」ギュッ

良子「よしよし。」ナデナデ

京太郎「申し訳ない……申し訳ない……」シクシク

玄「んぎぎぎぎぎぎぎ……」

玄「戒能プロのおもちを堪能している京太郎君がうらやまです!」

宥(玄ちゃんが血涙を流してる……)


――神代ファミリーが去った後――


玄「……お姉ちゃん、私決めたよ。」

宥「ふぇ?」

玄「私、乳神神社に行って来る。」

宥(松実宥です、御祓いは終わったのに玄ちゃんは相変わらずでした……)


短いけどここまで

あとついでに言うと奈良編もここまで

ちょっとだけ投下



『きのこたけのこ戦争』


京太郎(普段仲良しの俺達だけど皆好みが違う。)

初美「あ、お菓子が切れたのですよー。」

良子「OK、次コンビニエンスに寄ろう。」

京太郎(俺は、聞かずに居られない、例え皆の絆にひびが入ろうとも……)

京太郎「……突然ですが皆は何のお菓子が好きですか?」

良子「フェイバリットはカントリーマアム。」

小蒔「コアラのマーチです。」

巴「ポッキーかな。」

霞「アルフォートよ。」

初美「パイの実ですよー。」

京太郎「争えよ!」

巴「え、何を?」

京太郎「もっとこう……あるでしょう?」

霞「京太郎君が何を求めているのかわからないわ。」

春「…………」チラッ チラッ

京太郎(春からの意味有り気な目配せ……まるで「私に聞け」と言わんが如く……)

京太郎「春……もしかしてお前……」

春「黒糖。」ムフー

京太郎「知ってた。」

初美「そういう京太郎は何ですかー?」

京太郎「トッポだよ! ちくしょー!」

京太郎「皆が戦争した後に俺が『最後までチョコたっぷりだもんな』って言うオチを言えると思ったのに!」

霞「一体何年あなたと私たちが一緒に住んでると思ってるのよ。」

京太郎「ええ知ってましたよ、みんなのお菓子の好みくらい……」

初美「お互い好みも知り尽くしてるのですよー。」

京太郎「お菓子買ってきます……」

巴「いってらっしゃい。」

春「よろしく。」フンス

京太郎「言っとくけどコンビニに黒糖は置いてないと思うぞ。」

春「!?」


『禁断症状』


春「こ、こくこくこくとう……」ブルブル

京太郎「やべぇ……春に禁断症状が出てる……」

良子「早目に対処しないとデンジャーだ。」

巴「禁断症状が悪化するとどうなるの?」

京太郎「暴れますね。」

良子「暴れるねー。」

初美「こんな狭い車内で暴れたらまずいですよー。」

良子「狭くて悪かったね。」

巴「まぁまぁ、レンタカーですから。」

霞「それにしてもこんな時どうすればいいのかしら……」

京太郎「とりあえず応急処置でかりんとう食べさせてみます。」

春「こここ、黒糖……」ブルブル

京太郎「春、かりんとうだ。」ヒョイ

春「はひはほう。」ボリボリボリボリ

春「ん……もっと……もっとちょうだい……」

京太郎「落ち着け、そんなペースで食ったら持たないぞ。」

春「もっとぉ……もっと京の(持ってるかりんとう)が欲しい……」

初美「発言と行動が危ないですよー……」

京太郎「あー……かりんとうじゃ焼け石に水だったか……」


『東京にはいろんなものがあつまる』


春「こここくとう……」

京太郎「ほら、黒糖だ。」

春「ありがとう……」

霞「それにしても東京に喜界島産の黒糖があるとは思わなかったわ。」

良子「東京は色んな物が集まるからね。」

京太郎「この分だと奈良の大仏プリンとかありそうですよね。」

巴「奈良で食べたあれ、そんなに気に入ったんだ。」

京太郎「美味かったですからね。」

小蒔「そうですね、私もまた食べたいです。」

京太郎「じゃあちょっと探してみましょうか。」

京太郎「……あ、マジであった……最後の一箱っぽいし買っていこうか。」スッ

ガシッ

?「あ。」

京太郎「え。」

?「悪いけどこれは譲ってもらう。」

京太郎「」ピク

京太郎「俺が先に手を付けたんですが。」

?「このプリンは私に食べられたがっ照。」

?「そもそも男の癖にプリンとか恥ずかしくないの?」グイグイ

京太郎「男でもプリンは好きなんですよ、それに貴女こそいい年してプリンとか恥ずかしくないんですか?」グイグイ

京太郎「宮永照さん。」

照「プリンは私の思い出であり血肉、そんな簡単には譲れない。」グイグイ

霞「……東京は本当に色んなものが集まるわね。」

小蒔「あ、争うのは良くないと思います!」


『白糸台での話』


照「ということで色々あって仲良くなった人を連れてきた。」

菫「ちょっと何言ってるのか分からないんだが……」

照「ふぅ……今の説明で分からないとは菫はおバカさんだなぁ。」ヤレヤレ

菫「バカはお前だ、このバカ。」

照「バカって言った方がバカなんですぅ!」

菫「そうだな、だからお前もバカだ!」


<ナンダトー!?

<ヤルカコノー!?


小蒔「あ、あの……」

誠子「あ、すみませんうちの先輩たちがうるさくて。」

小蒔「いえ……」

誠子「白糸台麻雀部現部長の亦野誠子です。」

小蒔「これはご丁寧にありがとうございます、練習試合を申し込んでいた永水女子の麻雀部現部長の神代小蒔です。」

誠子「ああやっぱりそうでしたか。」


<コノポンコツー!

<PADオンナニイワレタクナイ!

<PADハカンケイナイダロ! イイカゲンニシロ!


巴「練習試合大丈夫かなぁ……」



『東京でも結局……』


京太郎「まさか東京にまで来て買出しするとは思わなかった。」

菫「すまんな、照が我が儘を言い出して……」

京太郎「いや買出しは良いんですけどね……むしろ問題なのは……」

照「これも買おう。」スッ

かご「らめぇえええぇ! あふれちゃう! あふれちゃうのおぉぉ! これ以上は入らにゃいのおおぉぉ!」

京太郎「この次から次へと照さんに入れられていくお菓子の量が……」

霞「すごい量よね……」

菫「すまん……すまん……」

京太郎(良子さんから5000円貰ったけど足りない気がするな……)

京太郎(確実に足が出るよな、これ……)

京太郎「…………」チラッ

須賀財布「あったかくな~い……」

京太郎「…………」

京太郎(かりんとうで消費したからなぁ……)

照「どうしたの?」

京太郎「お菓子は一人500円までってことで。」

照「バナナはおやつに入りますか?」

京太郎「入りません、なので自費でお願いします。」

照「えー……」

菫「えーじゃないだろ、お前年下に払わせる気だったのか?」

照「だってお小遣いが……」

菫「照、お前……高校3年にもなって財布の管理も出来ないのか……」

照「ちがう、そうじゃない、今日はたまたま。」

照「いつもは……いつもは違うの……」

京太郎「…………」

京太郎「おっと? 財布にまだ結構あった……」

京太郎「お菓子もうちょい買えますよ。」

照「本当? やった!」パァー

霞「よかったの?」ボソ

京太郎「ええ、だってなんか可哀想だったんで……」ボソ

菫「すまないな、うちの照に気を使ってもらって……」ボソ

京太郎「いいんですよ、それに何故かあの人は他人の様には思えないんですよね。」

照「ねぇねぇ、どれを買えばいいと思う?」ウキウキ

京太郎「目が凄く輝いてる。」

菫「はぁ……須賀よりも二つも年上なのに……」

霞「年上という部分が余計悲惨に聞こえるわね……」


『水着に向けて』


京太郎「…………」

菫「どうした?」

京太郎「いえ、以前インターハイか何かで御見掛けした時とは印象が違うので……」

京太郎「……もしかしてスリムになりましたか?」

菫「分かるか!?」

霞「!」ピク

菫「周りの人間につられてお菓子摘まんでいたら腹回りがこう、な。」

京太郎「文化系は体動かす機会がないですからね。」

霞(そうなのよ、つい周りにお菓子を摘まんだらお腹周りがぶくぶくと……)ウンウン

菫「そうなんだ、そんな時に何か企画で水着撮影するとかで頑張ってダイエットしたんだ。」

淡「おかげで胸もスリムになっちゃったよねー。」

霞(胸も痩せた!? 羨ましいわ……)

菫「お前は逆に太っていたな、特に撮影時大変だったろうに。」

菫「何せ淡は腹に付いた肉を無理矢理胸に持って行ってたからな。」

淡「最終的に痩せて見えればいいんだよ!」

巴「胸から痩せるって言いますね。」

初美「腹から太るとも言うですよー。」

霞「そんなことより弘世さん、あとでダイエットの話を聞かせてもらってもいいかしら?」

菫「! ああ、なるほどな、私のでよかったらいくらでもするぞ。」

霞「よかったわ! 最近肩凝りが辛くて……」

菫「全くだ、照が羨ましいな。」

照「私のは私ので需要があるもん……」

照「それにこれから大きくしていけばいいし……」

菫「……照、言って置くことがある。」

菫「1つ、牛乳を飲んでも胸は大きくならない。」

菫「2つ、キャベツを食べても胸は大きくならない。」

菫「3つ、唐揚げを食べても胸は大きくならない。」

菫「4つ、マッサージしても胸は大きくならない。:

菫「そして最後に……」

菫「貧乳はステータスにならない。」

照「」

菫「と言っても無駄にでかい胸など有っても邪魔なだけだ。」

霞「そうね、肩凝りとか本当に辛いし。」

春「無い人が羨ましい……」

ブチン

照「貴様ら卓に着け! 纏めてこの場で成敗してくれる!」ギリギリ

京太郎「あーあ、やっちまったよ……」

一旦ここまで


『普通の人』


京太郎「そろそろ夕方ですね。」

誠子「それにしても雨が凄いな……」

尭深「夕立……にしてはどしゃぶり……」ズズズ……

巴(よかった……この人たちはまともそうだ。)ホッ

京太郎「東京に来るときはそんなでも無かったのに……」

巴「低気圧が近付いてるらしいよ。」

誠子「もしかしたらゲリラ豪雨かもね。」

京太郎「ああ、道理で……でもこういう時ってよく釣れるって言いますよね。」

巴「そうなの?」

誠子「そうだね、雨で魚が活性化するし、今の時間帯は丁度マヅメだから……」

誠子「……ちょっと釣ってきます……」フラァ……

尭深「私もちょっと農園が心配に……」フラァ……

菫「ちょっとまて!? 練習試合まだ終わってないぞ!?」

京太郎「今危ないですから! 特に川は!」

巴「この人たちはまともだと思っていたのに!」

淡「やっぱり一番の常識人はこの淡ちゃんだよね。」

菫「ひょっとして今のは突っ込み待ちか?」

照「胸が無くたっていいじゃない……人間だもの……」

京太郎「こっちはこっちで何があったんだよ……」


『練習試合終了』


誠子「お疲れ様でしたー!」

小蒔「お疲れ様です!」

誠子「出来ればまた来てください。」

小蒔「はい、是非。」

良子「それじゃシーユー。」


――車内――


良子「全員乗った? 忘れ物無い?」

京太郎「大丈夫です。」

霞「問題は無さそうね。」

?「お菓子はばっちり。」

良子「それじゃ長野に向かうよ。」


――長野――


小蒔「長野は初めてです。」

京太郎「久し振りの気分だな……」

霞「私もよ、ついこの間京太郎君を迎えに行ったばかりなのに。」

照「うん、私も凄く久し振り。」

小蒔「おば様元気でしょうか?」

京太郎「お袋にも顔見せにいくか。」

初美「京太郎のクラスメートの顔も拝みたいですよー。」

京太郎「あー……優希や咲、カンカンだろうなぁ……」

京太郎「何となく顔合わせづらいな。」

照「その気持ちはわかる。」ウンウン

京太郎「…………」

京太郎「何で居るんですか?」

照「一緒に乗ってきた。」

霞「何時の間に……」

初美「気付かなかったのですよー。」

京太郎「いや、誰か気付けよ!?」


――東京――


書置き「ちょっと実家に帰る。照より。」

菫「てぇぇええぇるぅううぅぅぅ!!!」


『おっかないおっかさん』


京太郎「た、ただいまー……」

浪「ふん!」ブン

京太郎「あいたー!?」

良子「お久し振りです浪さん。」

浪「久し振りね、良子ちゃん。」

浪「そして霧島のみんなも。」

巴「今なんで京太郎君は投げられたんだろう……」

浪「何となくよ。」

京太郎「あれ俺、投げられ損じゃね!?」

浪「あんたは未熟だからそれでいいのよ。」

良子「むしろこれから鍛える。」

浪「そうね、良子ちゃんと私が鍛えてあげるから覚悟してなさい。」ガシッ

京太郎「お、おたすけえぇぇ……」ズルズル

初美「京太郎、成仏するですよー……」

春「南無阿弥陀仏。」

霞「……うちって宗教どこだったかしら。」

巴「神道ですよね……」


『死神担いだ、京太郎』


浪「京太郎、良子ちゃん相手だからって手を抜くんじゃないよ。」

京太郎「死んじゃう! 俺死んじゃう!」

良子「三隅流柔術、小手返しー。」ポイッ

京太郎「うぉ!?」

良子「からのー、三隅流柔術、キャメルクラッチー。」メリメリ

京太郎「知らない! 三隅流にそんな技あるなんて聞いたこと無い!」

良子「更に三隅流柔術、寝技式アバラ折りー。」ギシギシ

京太郎「これただのコブラツイストですよね!? ただのプロレス技じゃん!」

良子「最後に三隅流柔術、ベアハッグー。」ミシミシ

京太郎「何でも三隅流って付ければいいってもんじゃない!」

京太郎「ていうかお袋! これありなのかよ!?」

浪「良子ちゃんに本気を出させないあんたが悪い。」

京太郎「理不尽この上ない!」



『熊に跨れ、お馬の稽古』


良子「マウントポジションをあっさり取られるとは全然ダメだね。」

京太郎「なんもかんも強すぎる良子さんが悪い……」ボロボロ

良子「次はこいつで行こうか。」ギュッ

京太郎「三角締めって三隅流にあったっけ!?」

浪「ないわよー。」

良子「シンプルに京太郎は弱いからこっちを使った。」

良子「……仕方ないから筋トレでもさせるべきか。」

良子「ほら、腕立て。」

京太郎「跨ったまま言わないでくださいよ!」

良子「ちょっとしたウェイト代わりにいいじゃない。」

浪「文字通り良子ちゃんの尻に敷かれてるわね。」

京太郎「ちきしょー!」

浪「ちなみに言うなら三隅流は元々女が使う護衛・護身術だから力だけあっても身に付かないわよ。」

京太郎「じゃあ何のための筋トレ!?」

浪・良子「「ただの罰ゲーム。」」

京太郎「そんなのありかよー!?」


『稽古後の柔軟』


良子「最後にストレッチでもしようか。」

京太郎「良子さんが? 俺に?」

良子「イエース、オフコース。」

京太郎「不安だ……」

良子「はい、行くよ。」グイグイッ

京太郎「押し過ぎ! 良子さん押しスギィ!」

良子「? そんなに押したつもりはないけど。」

京太郎「多分良子さんの体感以上に俺の体が押されてます。」

浪「あーそういえば、良子ちゃん前より胸大きくなったみたいね。」

良子「そうですかねー……」グニー

京太郎「だから押し過ぎですって!」ベタン

浪「というかあんたきっちり床まで体を付けられてるくせに痛がってんじゃないわよ。」

京太郎「単純に押し付けられて苦しいんだよ!」

ちょっと休憩

ちょっとだけ投下


『清澄一年』


京太郎「あーしんど……」

小蒔「京太郎君、京太郎君が通っていた高校をみたいのですが……」

京太郎「あーはい、いいですよ。」


――清澄高校旧校舎――


京太郎「こんちはー。」ガチャ

咲「京ちゃん!?」

優希「……京太郎?」

和「あ、須賀君……と永水女子の方々ですか。」

初美「どうもですよー。」

優希「おい京太郎。」

京太郎「あれ? 染谷先輩と竹井さんは?」

和「染谷部長はご実家のお手伝いで竹井先輩は受験勉強と学生議会の仕事だそうです。」

京太郎「まじか。」

霞「残念ね、挨拶しておこうと思ったのに。」

優希「京太郎……おいってば。」

春「…………あの人に黒糖を渡しておきたかった。」

京太郎「あー、そういえば春言ってたもんな。」

京太郎「まぁ竹井さんにはあとで会えるんじゃね?」

優希「話を聞けええぇぇぇぇい!」

京太郎「何だよ優希、そんなにでかい声出して?」

優希「いきなり鹿児島に行ったと思ったらふらっと何も言わずに戻ってきて、しかも何だその格好は!?」

京太郎「どう見たって白の小袖と奴袴だろ。」

霞「家では普段着よね。」

優希「そういうことを聞いてるんじゃないんだじぇ! 何で神主みたいな格好してそっち(永水)に居るのかを聞いてるんだじょ!?」

京太郎「え、実家の本職がこれだからだけど……言ってなかったっけ?」

優希「聞いてないじょ!」

咲「私はおばさんに聞いてたから知ってたよ。」

和「私も先生に聞いてたので。」

優希「じょ!?」

京太郎「何だ、知らないのは優希だけじゃねぇか。」

優希「なんだそれ!? 私だけ除け者か!?」

和「というよりも竹井先輩が説明してるとき優希は呆けてたから耳に入ってなかったんでしょうね。」

咲「あー、ビックリしたんだろうね。」

優希「…………」ボー

京太郎「あー……その優希、ドンマイ。」ポン

優希「慰めの言葉なんか要らないじぇ!」グスン


『肯定の言葉』


優希「もういいじぇ、京太郎、お前清澄に帰って来い。」

小蒔「え……?」

京太郎「俺が清澄に戻れば小蒔ちゃん達とはまた離れ離れになるな。」

優希「そうなるな、しかしそれは仕方ないことだじぇ。」

京太郎「俺は小蒔ちゃんの傍を離れるのは出来ない。」

小蒔「よかった……」ホッ

優希「『いいえ』や『NO』なんて答えは受け付けておりません!」

優希「答えはYesかJa(ヤー)かで答えろ!」

京太郎「何でドイツ語!?」

優希「そんなことはどうでもいいじょ! 答えはなんだ!?」

京太郎「や……Ja(ヤー)Да(ダー)!」

優希「のどちゃん! ダーってなんだ!?」

和「ロシア語です。」

優希「ぐぬぬ……犬の癖にロシア語使うなんて生意気だじぇ!」

優希「こうなったらタコスをたらふく食わせてタコス星人にしてやるじょ!」

京太郎「Ya guey!(おいやめろバカ!)」

優希「なんだとこのやろう!?」

和「なんでいきなりスペイン語を言ったんでしょうか。」

霞「多分その場の勢いかしらね。」

咲「というか優希ちゃんスペイン語は分かるんだ……」

優希「タコスの本場メキシコの公用語はスペイン語だからな!」

優希「そんなことより麻雀だ! 麻雀で勝負して京太郎が長野に戻るかどうか決めるじぇ!」


『勝負の行方は試合が始まる前から決まっていた』


咲「よ、よろしくおねがいします……」

和「よろしくお願いします。」ユッサユッサ

霞「よろしくお願いね。」ドップン

小蒔「よろしくお願いします。」ボヨン

咲「…………」ストン

咲(もう私の負けでいいよ……)シクシク


優希「よろしくだじぇー。」ペター

良子「よろしくー。」ボンキュッボン

春「……よろしく。」ボインボイン

京太郎「よろしく……何て言うか胸囲(脅威)の格差だな」

優希「ナチュラルに私と咲ちゃんを苛めるのはやめて差し上げろ。」

巴「というか良子さん出しちゃって良かったのかな……」

初美「あの面子に入ったら私たちが惨めなだけですよー。」



『麻雀昆虫ジャンボーグ V×V』


良子「私がウィナー。」

優希「本気とか卑怯だじぇ……」

良子「プロフェッショナルとして負けるわけには行かないので。」

優希「しかし京太郎には勝ったから問題ないじょ。」

優希「そして京太郎は長野に残ることになる。」

京太郎「いや残らないからな?」

優希「じぇじぇ!? 約束が違うじぇ!?」

京太郎「約束って言ってもお前が一方的に条件押し付けてきたんだろうが。」

京太郎「そもそも麻雀で物事を決めるなんてどうかしてるんだよ!」

優希「麻雀界ではよくある決闘方法だじょ!」

京太郎「麻雀界だけで通じるルールを世間一般の俺たちに押し付けんな! 常識知らずの麻雀馬鹿!」

京太郎「どんなに麻雀が強くたって世間の常識はくつがえらないっての! 雀士なんてみんな常識知らずじゃねぇか!」

優希「いてててて……」

咲「いたたたた……」

和「いたたたた……」

良子「いたたたた……」

初美「いたたたた……」


全国の雀士's「「「「「いてててててて……」」」」」


小蒔「なんで皆さん胸を押さえて痛がってるんでしょうか……?」

霞「皆耳が痛くて心が痛いのよ……」



『京太郎の女性を落とすテクニック』


霞「それじゃあそろそろ私たちはお暇するわね。」

和「そうですか、何も御構いもせず申し訳ありません。」

小蒔「こちらこそ急にお邪魔してすみません。」

優希「京太郎、ちょっと話あるから付いて来い。」

咲「あ、優希ちゃん、私もいい?」

優希「構わないじぇ。」

京太郎「俺は確定なのね。」


――校舎裏――


優希「ここで良いか……京太郎、本当に清澄に戻る気はないのか?」

京太郎「ああ、ねえよ。」

優希「咲ちゃんや私が戻ってきて欲しいと言ってもか?」

咲「え? ちょ!?」

京太郎「ああ、俺は小蒔ちゃんの隣にいたいからな。」

優希「そうか……こんなに良い女たちが振られちゃうとか世も末だじぇ……」

咲「ええー……私告白してもいないのに勝ってに振られちゃった……」

京太郎「モテる男は辛いなー。(棒)」

京太郎「まぁお前ら振るくらいの良い女がいるから俺も良い男になるよ。」

優希「軟派な振りしてはいるがお前はどうせ女を口説けないでヘタレだじぇ。」

京太郎「そこまで言うか、だったら見てろ、今から俺が女を落とすテクニックを見せてやる。」

咲「え?」

京太郎「えーと……! おーい巴さーん。」

巴「あ、京太郎くん、あなた何処行ってた……きゃあぁぁ!?」ドスン

巴「この落とし穴はなんなの!?」

京太郎「な?」

優希「『な?』じゃねぇ。」

咲「物理的に落としてどうするの……」

巴「穴から出してよー!」


初美「むむ……今。美味しい場面を逃した気がするのですよー。」

霞「バカな事言ってないで帰るわよ。」

少ないけど書き溜め分投下終了

ちょっとだけ投下



『がさいれ』


京太郎「あのー……なんで俺は春の縄で縛られてるんですか?」

初美「抵抗されると困るからですよー。」

京太郎「抵抗するようなことをするつもりですか!?」

初美「それじゃあ京太郎の部屋を隅々まで調べるですよー。」

霞・巴「「おー。」」

京太郎「ちょっと!? やめてくださいよ!」

巴「普段弄られてるからね。」

霞「一体どんなお宝が眠ってるのかしら?」

初美「まずは定番のベッドの下からですよー。」

京太郎「先輩方何してんすか!! やめてくださいよ本当に!」

霞「あの反応、クロね。」

京太郎「やべぇよ……やべぇよ……」

巴「ん? 何かあったよ。」

初美「何ですかー?」

霞「これは……アルバムね。」

京太郎「!?」

京太郎(なんでだ……あそこには俺のお宝本が有った筈だがなんでアルバムなんて……)

京太郎(!……もしかして……)ハッ

浪(すり替えておいたのさ!)

浪(孤独な少年の為に戦う女! スパイダーマッ!)

浪(ちなみにあんたのお宝は私が預かってる。)

京太郎(ナイスお袋! チョー愛してる!)

初美「見つからなかったのですよー。」

京太郎(何にせよ助かった……)

浪(それにしてもあんた、巨乳の巫女装束とかベタ過ぎるわよ。)

京太郎(よくよく考えたらお袋に性癖バレるとか最悪じゃねぇか……)

浪(しかも小蒔ちゃん似の子の所に折り目付いてたわね。)

京太郎(バレてたことはもうわかったのでこれ以上は勘弁してください……)


『風呂の中での話』


浪「あんたたち、さっさと風呂に入ってきなさい。」

霞「まず誰から入るのかしら……?」

浪「じゃあ小蒔ちゃんと私。」

浪「その次は霞ちゃんと初美ちゃんと巴ちゃん。」

浪「で、最後に春ちゃんと良子ちゃんたち、それでいいわね。」

「「「「はーい。」」」」

京太郎「…………ん?」

浪「どうしたのよ?」

京太郎「俺ってもしかして最後の組?」

浪「当たり前でしょ、何言ってんの。」

京太郎「流石にこの年になって一緒に風呂入んのはちょっと……」

浪「今更恥ずかしがる間柄でもないでしょ。」

良子「確かに、奈良の旅館でも一緒にインしましたよ。」

浪「あんたたちが小さい頃、よく春ちゃんも含めて一緒に入れてたから気にしないわよ。」

良子「懐かしいですね。」

浪「あとそれとあんた一人のためだけにお湯が減るのは勿体無い。」

京太郎「それが本音か。」


京太郎「なんでだろう、二人ともスタイルはいいのに全く色気を感じない。」

春「今更。」ゴシゴシ

良子「京太郎、背中洗って。」

京太郎「はい……」ゴシゴシ

春「京の体、傷だらけ。」ゴシゴシ

京太郎「だろうな。」ゴシゴシ

良子「んー……打ち身と擦り傷と縄の痕?」ジロジロ

京太郎「全部あなたたち二人が付けた傷痕ですよ……」

春「ドンマイ。」ザバァ

京太郎「お前はちったぁ反省しろ。」ザバァ

良子「浪さんに付けられた傷はないの?」

京太郎「お袋はちゃんと力の加減分かってますからね、綺麗に体をひっくり返されて痕も残らないですよ。」

良子「浪さんは本当にストロング。」

良子「私でも未だに足元にも及ばない。」

京太郎「自分のお袋ながら人外ですよ、あれ。」

良子「それは同意する。」

春「私も。」


浪「クシュン……湯冷めかしら。」

これだけ

ちょっと投下


『ポンコッツ』

prrrrr ピッ

京太郎「はい、もしもし……なんだ咲か。」

京太郎「どうした?……ああ……うん……おう……Oh……」

京太郎「わかった……そこ動くなよ? それじゃ切るぞ。」ピッ

小蒔「どうかしましたか?」

京太郎「ああ、小蒔ちゃん……咲が姉を向かいに行って迷子になったらしいです。」

京太郎「それで俺に迎えに来てくれと……」

小蒔「それは一大事ですね! すぐに迎えに行かないと!」

京太郎「あ、はい……行ってきます。」

小蒔「私も行きます! 何かお役に立てるかもしれませんし!」フンス

初美(多分姫様が付いていっても邪魔になるだけだと思うのですよー。)

霞(でも行って聞くようなタイプじゃないのよね……)

京太郎「わかりました、ただし俺から離れないでくださいね?」

小蒔「はい!」

霞(なんで昔からこういうときは返事はいいのかしら……)


――――


小蒔「何処で迷っているんでしょうか……」

京太郎「咲からの話だと多分ここら辺だと思うんですけど。」

小蒔「あ、いました。」

咲「あ、京ちゃん!」

京太郎「何でお前は地元で迷子になってんだよ。」ペシ

咲「あう……だって普段使わない道で来たから……」

京太郎「そうかいそうかい……で、もう一人の行方不明者は?」

咲「お姉ちゃんの話だとおっきな屋敷の近くだって。」

京太郎「でかい屋敷……ああ……何となく分かった。」

小蒔「それで分かるんですか?」

京太郎「ここら辺ででかい屋敷って言ったら龍門渕のことでしょうね。」

咲「そうだね! じゃあ行こうよ!」テッテッテ

京太郎「咲、そっちの道じゃない。」

咲「へ?」


――龍門渕低前――


京太郎「……いねぇ。」

咲「京ちゃん……もしかしてなんだけど……」

京太郎「ああ、うん……多分俺も同じ事を考えてる。」

小蒔「?」

京太郎「もしもし、ハギヨシさんですか? あ、はい須賀です。」

京太郎「つかぬ事をお伺いしますが……あはい、そうですか、はい、分かりました今からお伺いします。」ピッ

京太郎「……当たってた。」

咲「やっぱり……」

小蒔「どうしたんですか?」

京太郎「あの人龍門渕で呑気にお菓子とお茶を頂いてました。」

咲「あ……どうしよ……私、私服で来ちゃったよ……」

京太郎「気にしなくてもいいだろ、龍門渕に気にする人はいなそうだし。」

小蒔「そうですよ、私も普段着です。」

咲「二人がそういうなら……」

京太郎「まぁ俺と小蒔ちゃんは普段着かつ正装だけどな。」

咲「京ちゃんの裏切り者~……」

京太郎「行くぞー。」


――龍門渕低――


照「美味しい……」モグモグ

咲「あ、いたいた、もうお姉ちゃん?」

照「ん、咲、遅かった。」

咲「遅かったじゃないよ! もう……お姉ちゃん呑気にお菓子なんて頂いちゃって……」

京太郎「何でここに?」

照「久し振りの地元だったから懐かしくてぶらぶらとしてたらここに着いた。」

京太郎「つまり地元に帰ったはいいものの久し振りだったので迷子になったと。」

照「……私は咲のようなポンコツじゃない。」

咲「私だってポンコツじゃないよ!」

京太郎「ちょっと何言ってるかよくわからないですね。」

ハギヨシ「宜しかったら咲様、神代様もどうぞ。」

咲「あ、はい、ありがとうございます。」

咲「……おいしい……お茶も美味しいけどお菓子も美味しい……」

咲「はっ!? そうじゃなくて! お姉ちゃん帰るよ!」

衣「何だ咲、もう帰るのか?」

照「もうちょっとここに居たい。」

咲「あんまりお邪魔しちゃ悪いよ!」

咲「って衣ちゃん!?」

衣「ちゃんではなく……何やら騒々しいので出向いてみたがサキが来ていたとはな。」

咲「お邪魔してます。」

照「お邪魔してます。」モグモグ

小蒔「神代小蒔です、お邪魔してます。」

京太郎「お邪魔してます。」

衣「ふむ、中々に面白い巡り合せだな、ハギヨシ。」

ハギヨシ「はっ、麻雀卓の用意ができました。」

咲「まだ何も言ってないのに……」

京太郎「執事ってすげぇ、改めてそう思った。」

衣「それでは打つぞ!」

京太郎「宮永姉妹に天江衣、そして神代小蒔……うわぁ……すげぇ面子……」

衣「何を他人事の様に言っておるんだ?」

京太郎「へ?」

衣「貴様も数に入っておる。」


『京太郎(人間として)の限界チャレンジ』


衣「これほど胸躍る日はなかった。」

衣「さぁ、今宵の衣は挑戦者だ。」

衣「いくらでも挑んでやる……!」


咲「相手はお姉ちゃんに衣ちゃんと京ちゃん……」

咲「手を抜ける相手じゃない……」

咲「手を抜く気なんてさらさらないけど。」

咲「全力でいくよ。」ゴッ


照「…………」

照「…………」ズズズー

照「お菓子とお茶が美味しい。」モグモグ


京太郎「出してー! ここから出してー!」

京太郎「何で俺なの!? 別に龍門渕のメンバーでもいいじゃないですか!」

衣「ガタガタとうるさい男だな。」

咲「京ちゃん、点棒は100000点持ちにしてあるからそうそうにトばないよ?」

京太郎「そういう問題じゃないんだよ!」

照「いいから座って。」ゴッ

京太郎「……はい。」トボトボ

小蒔「応援しますから頑張ってください!」

京太郎「わーい、嬉しいなぁ……」


『場の状況』


京太郎(始まっちゃったよ……)

照「…………」タンッ

衣「…………」タンッ

咲「…………」タンッ

京太郎(と言うかなんでこの面子の中で俺なんだろう……)

照「…………」トンッ

衣「…………」トッ

咲「…………」タンッ

京太郎「それにしても平場だな……」

照「……それは。」ストンッ

衣「……どういう。」ピトッ

咲「……意味かな?」ペタンッ

京太郎「て、点棒の話ですよ……」タンッ

照「ロン(物理)」
衣「ロン(精神)」
咲「ロン(内臓)」

京太郎「なんで……」ボロ

照「お姉ちゃんはがっかりした。」

衣「本当に仕方のない愚弟だな。」

咲「何か知らないけど周りに合わせた、あと少しむかついた。」

京太郎「すんません……」ガクリ

小蒔「???」


『俺は悪くねぇ! ……はず。』


京太郎「何かロン(ダメージ)で気絶して起きたら部屋の中がめちゃくちゃに……」

衣「うむ……楽しかったな。」

照「うん。」

咲「やっぱり麻雀って楽しいね。」

京太郎「しかも何か満足気だし……小蒔ちゃん、一体何があったの?」

小蒔「はい、こう……ザーってなってゴーってなってザバァンってなりました!」

京太郎「俺には良く分からない。」

咲「京ちゃんが暴れん坊将軍だったんだよ。」

京太郎「咲のその例えがよくわからない。」

照「危うく私は引き篭もる所だった。」

京太郎「どこに!?」

衣「根堅洲国(ねのかたすくに)へ行くところだったな……キョータローが。」

京太郎「俺ですか!? そんなに危なかったの!?」

小蒔「やっぱりこうグワーっとかピカピカーの方がわかりやすかったでしょうか……」

京太郎「何が!?」



『ようこそビリーズブートキャンプへ』


京太郎「……そろそろ帰りませんか?」

照「折角久し振りに姉弟水入らずで打てたのに。」

衣「そうだな……」

咲「姉弟? 姉妹じゃなくて?」

照「うん、妹じゃなくて、弟達。」

衣「次は神代とやらも入ったらどうだ?」

小蒔「はい! 誠心誠意頑張ります!」

京太郎「じゃあ俺が抜けますね……」

衣「キョータロー、お前は固定だ。」

咲「? とりあえず私が抜けるね。」

京太郎「何か面子の意味が分かったかも……」

照「気付くのが遅い。」

衣「全くだな。」

京太郎「姉兄のとんだスパルタ教育だ……」

小蒔「!『ワンモアセッ!』ってやつですね! 霞ちゃんがやってました!」

京太郎「違うと思います……ビリー隊長やってんたんだ霞さん……」


『お土産』


京太郎「きっつ……と言っても全局ほぼ寝てたけど。」

照「楽しかった。」

衣「衣も満足したぞ。」

咲「京ちゃん、すごかったね。」

京太郎「覚えてないけどな。」

小蒔「私と一緒ですね。」

京太郎「じゃあそろそろ帰りましょうか。」

照「うん。」

小蒔「はい、今日はありがとうございました。」

衣「うむ、また来るといい。」

咲「またね衣ちゃん。」

京太郎「お邪魔しました。」

衣「ちゃんではなく、また来てくれ、サキ、それにキョータロー。」

ハギヨシ「お送りいたします。」

京太郎「あ、ハギヨシさん、お菓子美味しかったです。」

ハギヨシ「腕によりを掛けさせて頂きましたが、お口に合いましたでしょうか?」

京太郎「はい、それでなんですが、貰って行ってもいいですか?」

ハギヨシ「少々お待ちください、今、包みしますので。」

京太郎「ありがとうございます。」


――須賀家――


京太郎・小蒔「ただいま戻りました。」

霞「あら、随分と寄り道してたのね?」

京太郎「龍門渕でちょっと打ってました。」

京太郎「あ、これお土産です。」

霞「美味しそうな洋菓子ね、一つ頂いてもいいかしら?」

京太郎「どうぞどうぞ。」

霞「ありがとう、おいしいわね。」モグモグ

京太郎「食べたらまたカロリー増えますね。」

霞「そうね……でもお菓子が止まらないわ……」モグモグ

京太郎「まぁ後で頑張ってくださいね、『ビリー隊長と一緒に』。」

霞「なんで知ってるのよ!?」

京太郎「多分霧島の人間は全員知ってるんじゃないでしょうか?」

霞「え?」クルッ

初美・巴・春「「「……」」」フイッ

霞「」

浪「さぁて夕飯よ……ってどうしたの?」

京太郎「お腹空いたなって話だよ。」

一旦休憩

ちょっと投下


『食後の運動』


京太郎「ご馳走様でした。」

霞「……ご馳走様でした。」

京太郎「元気ないですね、霞さん。」

浪「美味しくなかった?」

霞「いえ、美味しかったです、美味しかったですけども……」

霞「カロリーが……」

浪「気にするほどでもないじゃない。」

霞「おば様はスタイルがいいからそんな事言えるんです。」

霞「私のようにブクブクと胸が大きくなって重くなった女は……」

京太郎「重いのは体重だけじゃないような。」

初美「あー、確かに愛も重いのですよー。」

京太郎「ちなみに俺は巴さん以外の体重が分かります。」

女仙「「「!?」」」

霞「……何で分かるのかしら?」

京太郎「巴さん以外おんぶしましたから。」

京太郎「大体お袋約48kg、良子さん約52kg。」

浪「合ってるわよ。」

良子「1kg痩せたか。」

霞「!?」

京太郎「で、残りの4人は……」

霞「わー! わー!」アタフタ

初美「何でそんなに慌ててるんですかー?」ニヤニヤ

霞「慌てないほうがおかしいのよ!」

京太郎「初美さんが一番軽いですね。」

京太郎「順位で言えば霞さん>春>小蒔ちゃん>初美さんの順位です。」

霞「ひあぁぁぁ……」カタカタ

春「姫様より重くなった?」

京太郎「筋肉の差だろうな。」

京太郎「多分良子さん含めても一番重くて体脂肪率が高いのは……」

霞「もう! 私ダイエットするもん!」ジタバタ

浪「運動するといいわよ。」

浪「そっちの方がリバウンドしづらいし。」

良子「私や浪さん、京太郎やハルと一緒にトレーニングする?」

霞「……多分体が持たないから遠慮します……」

初美「運動が続かないから今の体重なのですよー。」


『むげんのおもい』


霞「やった……やったわ!」

小蒔「どうしたんですか?」

霞「ついにダイエットが成功したの!」

霞「体重は40台! みて! この腰のくびれ! 前よりも細くなったわ!」

霞「それに無駄にでかくて重かったあの胸も今では小蒔ちゃん並よ!」

小蒔「おめでとうございます!」

霞「ありがとう!」

京太郎「それじゃお祝いにご馳走作りますね。」

霞「ありがとう! 我慢してたのよ!」

初美「お菓子も一杯持ってきたのですよー。」

霞「ありがとう! 初美ちゃん!」モグモグ

京太郎「ご馳走できましたよ、まずはチーズがたっぷり乗ったピザです。」

霞「美味しい……美味しいわ……」


――――――――
――――――
――――
――

チュンチュン……

霞「夢か……」

霞「このでかいだけの胸も夢幻の如く消えたらいいのに……」シクシク



『帰省』


京太郎「それじゃお袋、そろそろ行くから。」

浪「気をつけて行ってらっしゃい。」

霞「そうだわ、霧島の皆に渡すお土産買わないと。」

京太郎「長野の名産ってなんだっけ……」

霞「何で貴方が知らないのよ……」

京太郎「鹿児島の名産は?」

霞「……何だったかしらね?」

京太郎「ね?」

初美「地元だとあまりに身近過ぎてピンと来ないのですよー。」

京太郎「蜂の子買って行きます?」

霞「お爺様方は喜びそうよね。」

京太郎「俺は高千穂に居た時でも長野に来ても蜂は無理ですね。」

霞「あれは私も無理よ……」

巴「あれは見た目上、食べる人を選ぶよね。」

京太郎「そういえばこっちじゃクロスズメバチですけど高千穂じゃオオスズメバチみたいですね……」

初美「どっちにしても虫の時点で無理ですよー……」

良子「……それさっきハルが買ってた。」

「「「「!?」」」」

春「黒糖付けにしたら美味しいかと……」

京太郎「なんつーか……」

霞「チャレンジャーよね……」

今日はここまで
ここの京太郎の将来は忍野メメみたいな感じだろうか

ちなみに何となくだけど京太郎の母親の外見どんなのイメージしてた?

ほんのちょっと投下


『もし高校麻雀の男子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』


霞「というのはどうかしら?」

京太郎「いや読みませんから、しかも俺マネージャーじゃないですし。」

霞「え? 清澄でマネージャーをやってたんじゃないのかしら?」

京太郎「違います、歴とした部員ですから。」

京太郎「例え事情があって雑用ばかりになろうと、皆の応援に回ろうとも、まるっきり打てなくとも麻雀部員ですから。」

霞「意識改革が必要なのは京太郎君本人な気がしてきたわ。」


『ハイチーズ』


京太郎「撮りますよー。」

小蒔「はい。」ニコニコ

カシャ

初美「何してるんですかー?」

京太郎「いや、この間の旅行のときに写真を送ってくれって言われてまして。」

初美「それでわざわざ撮ってるんですかー。」

京太郎「今ので小蒔ちゃんと春と霞さんの分が撮れたんですよ。」

初美「じゃあ次は私ですねー。」

初美「可愛く撮ってくださいですよー。」

京太郎「それじゃあ撮りますよー、はいチーズ。」

カシャ

初美「あとは誰ですかー?」

京太郎「巴さんだけですね。」

京太郎「あ、巴さん!」

巴「え、何々?」

京太郎「送るために写真撮ってるんですけど巴さんのも撮らせて下さい。」

巴「あんまり写真得意じゃないんだけど……まぁいいか。」

京太郎「それじゃあ撮りますよー、はいチーズ。」

カシャ

初美「うーん、あんまり良く写ってないのですよー。」

京太郎「そうだ、笑顔でピースとか良いんじゃないですかね?」

巴「こ、こうかな?」

初美「笑顔が硬いですよー……」

初美「顎を引いて上目使いとかいいじゃないですかー?」

巴「こ、こう?」ヒクヒク

京太郎「もっと上目遣いにしてもっと口開けたら良い笑顔になるんじゃないですかね?」

巴「本当にこんなのでいいの!?」

京太郎「まぁこれでいいですかね?」

初美「いいですよー。」

京太郎「それじゃあ改めて撮りますよー、はいチーズ。」

カシャ

霞「……これを送るの?」

初美「そうですよー。」

京太郎「かなり良い出来ですよ。」

霞「巴ちゃん以外のはね……」


http://i.imgur.com/NOQSDgR.jpg

はい、何を思ったのかこんなの描いてました


『婿嫁入り』


京太郎「う~む……」

霞「何をそんなに唸っているのよ。」

京太郎「将来小蒔ちゃんの嫁入りする際どういうことをおじさんに話そうかと思って。」

霞「京太郎君は何を言ってるのかしら。」

霞「姫様は貴方の所に嫁入りしないわよ。」

京太郎「……え? そんなわけないでしょう?」

霞「姫様は神代の一人娘なんだから嫁入りなんてするわけないでしょう、貴方が婿入りするのよ。」

京太郎「須我神社の跡継ぎどうするんですか?」

霞「そんなのは本来長男が継ぐべきなのよ、文句は貴方の伯父さんに言いなさい。」

京太郎「まぁ仕方ないか……」

巴「二人ともなんで姫様が結婚する前提なの……?」

霞「だって家には男(未婚)は京太郎君しかいないじゃない。」

巴「いや外からでもいいんじゃ……」

霞「他所から来た男に小蒔ちゃんを取られるのは癪だわ。」

京太郎「つまり、小蒔ちゃんの相手は俺しか居ないってことだな!」

小蒔「何の話ですか?」

京太郎「俺は小蒔ちゃんが大好きって話です。」

小蒔「はい、私も大好きです。」

京太郎「ほら、両思い。」

巴「何か温度差を感じるんだけど……」

霞「京太郎君に旦那様をとも思ったけどそうなったら時期当主が京太郎君になるのが心配なのよね……」

京太郎「何でですか?」

霞「だって貴方頼りないし。」

京太郎「え、大蛇倒したのに……」

霞「まぁ大丈夫よ、当主様が頼りなくてもフォローするわ、その為に石戸家があるわけだし。」

京太郎「やっぱり頼りになるなぁ、霞さんは……」

霞「京太郎君もやるときはやるじゃない。」

京太郎「俺は霞さんほど腹芸の類は得意じゃないんで。」

霞「ふふ、よく言うわ。」

小蒔「霞ちゃん腹芸が出来るんですか? 今度見せてください!」

初美「姫様、そっちの腹芸じゃないですよー。」

ちょっと安価
ネタ募集
↓2

はるると良子さんの京太郎との距離にやきもち妬く姫様

>>177ね、OK

ご飯食べてくるからちょっと遅くなります
あと、何処に隠れてた


『ひめさまかわいい』


良子「久し振りにトレーニングしようか。」

春「ん。」

京太郎「マジかよ……」

小蒔「……」ジー

――――――
――――
――

良子「京太郎、もうへばった?」

春「軟弱。」ハァハァ

京太郎「んなこと、ねぇって、まだまだ、いけるぜ。」ハァハァ

良子「息上がってるね。」

春「確かに。」ハァハァ

良子「ハルも、少しブレイクタイムに入ろうか。」

春「仕方ない。」

京太郎「了解っす。」

小蒔「!」

小蒔「京太郎君、タオルで汗を……」

良子「京太郎、タオル。」スッ

京太郎「ありがとうございます。」ゴシゴシ

小蒔「あ、そうだ……京太郎君、お茶持って来まし……」

春「京、飲む?」スッ

京太郎「サンキュー春。」ゴクゴク

小蒔「…………」

京太郎「あれ? 小蒔ちゃんもしかして応援に来てくれたんですか?」

小蒔「…………違います。」ムスー

春(姫様が拗ねてる。)

良子(とてもキュートですね。)

京太郎「うーん……」

京太郎「あ、もしかして俺達にやきもちをやいちゃいました?」

小蒔「そんなんじゃありません!」

京太郎「ぷりぷりと怒る小蒔ちゃんかわいい。」

小蒔「もう! そんな風に茶化さないでください!」プンスカ

春「京と姫様仲いい。」

良子「本当、仲がいい。」

小蒔「もう京太郎君なんて知りません!」プイ

京太郎「小蒔ちゃ~ん……」

さてネタが尽きてきたのでどうするか。

1安価かなにかでネタ募集
2本編でやるようなシリアス系
3おとなしくHTML化

20:00まで集計

マジで1しかないね。
ビックリです
じゃあ1で行きましょうか

ネタ安価

↓2、4

霞さんダイエット大作戦

>>198


>>199 >>201併せて

『霞さんダイエット!』


霞「ひぃ……ひぃ……」

京太郎「霞さん遅れてますよ。」

霞「そんな……こと……言ったって……」ハァハァ

良子「デスクワークばかりだから体が鈍ってるんだろうね。」

初美「だから余計にお肉が付いちゃうんですよー。」

春「鍛錬が足りない。」

霞「あなた達と……一緒に……しないでよ……」ゼェゼェ


――風呂場――


霞「かいた汗を流すのって気持ちいいわね。」

霞「そうだわ、今日は頑張って運動したしちょっと量ってみようかしら……」

霞「最近は間食も抑えてご飯も一食一膳だし……」

<XXkgデス

霞「」

霞「そ、そういえば服って結構な重さがあるって話よね……」

霞「これでちょっとは軽くなったかしら……?」

霞「…………」

<XXkgデス

霞「」

京太郎「霞さんどうでし……た……裸で何やってんすか。」

霞「うひぃ!?」

霞「ちょっと見ないでよ!」

京太郎「体を? それとも体重計を?」

霞「どっちもよ!」

京太郎「どれどれ?」

<XXkgデス

京太郎「……もうちょい頑張りましょうか。」

霞「その前にこっちを見ないでよもう!」バシバシ

京太郎「おっとと!?」グラッ

霞「きゃ!?」ボヨン

京太郎「……霞さん、霞さんのクッションってすごいっすね痩せなくてもいいんじゃないですか?」

霞「……」ブチン


<コラー!


良子「まだ元気だね、この後もう一回トレーニングに付き合わせようか。」

ここの京太郎の場合(姫様か他人じゃない限り)身内相手だとラッキーでもスケベでもない不思議

安価だけ出しておきます
↓2、4


『巴ギアソリッド』


初美「……いないのですよー。」

京太郎「どうしたんですか?」

初美「新作の悪戯グッズを作ったんですが試す相手が居ないのですよー。」

京太郎「……ああ、そういうことですか。」

巴(やばいやばい……咄嗟に式で隠れなかったら危なかったよ……)

初美「私は他を当たるのですよー。」

京太郎「わかりました、姫様にはやらないでくださいよ。」

初美「やるわけないのですよー。」テクテク

京太郎「……」

巴(京太郎君早く行かないかな。)

京太郎「……巴さん、初美さんにばれなくてよかったですね。」

巴「!?」

京太郎「あ、でも初美さんに今から言えばいいのか……」

巴「ちょっとまって! ちょっとまって京太郎君!」

巴「それだけはやめて! なんでもするから!」

京太郎「ん? 今なんでもするって……」

巴「……言っちゃったね。」

京太郎「ステルスの式ってあります?」

巴「今持ってるの一枚だけ、これはあげられないよ?」

京太郎「んー……巴さんの部屋って大丈夫ですか?」

巴「大丈夫だけど……何をする気……?」

京太郎「えっとですね、巴さんに……」

巴「乱暴する気? エロ同人みたいに。」

京太郎「何を言ってるんですか……」


巴「で、着いたけどどうするの?」

京太郎「巴さんは座ってください。」

巴「はいはい。」

京太郎「正座で。」

巴「……はい。」

京太郎「失礼します。」

巴「……膝枕?」

京太郎「そうですね、あとステルスの式もお願いします。」

京太郎「こうすることで俺達は見つからない。」

巴「京太郎君も何かから逃げてきたんだ?」

京太郎「まぁ、そんなとこです。」

巴「それにしてもよく私が居るの分かったね?」

巴「今後の参考のために教えてくれない?」

京太郎「企業秘密です。」

巴「えー? 少しくらい教えてくれてもいいじゃない……」

京太郎「俺もよくわかってないですけどお袋なら分かるかも。」

京太郎「巴さんお袋に聞いてみます?」

巴「……遠慮しておこうかな。」

京太郎「あ、あとこのことは誰にも言わないでくださいね。」

巴「んもう、わかったよ。」


『しろくまたいけつ』


春「……」ジー

京太郎「? どうしたんだ春?」

春「……これ。」スッ

京太郎「しろくま? それがどうした?」

春「食べたい。」

京太郎「行けばいいじゃん。」

春「一人はやだ。」

京太郎「……あーわかったよ、付いて行ってやるよ。」

春「ありがとう。」ニコッ

京太郎(俺もこいつには甘いよな……)


――天文館むじゃき――


京太郎「で、何頼む?」

春「これ。」

京太郎「『南海の黒熊』? 何でこれを……黒糖か……」

春「うん、奄美の黒糖を使った黒蜜を自家製ミルクと合わせてマッチさせた珠玉の一品、見た目のイメージは桜島らしい。」

京太郎「語るなぁ……お前がそんなに話すとこなんて久々な気がする。」

春「黒糖についてなら二時間は堅い。」

京太郎「わかったわかった、とりあえず注文するぞ。」

京太郎「すいません、ソフト白熊と南海の黒熊一つずつ。」


京太郎「美味いけど頭いてぇ……」キンキン

春「京は一気に食べすぎ。」シャクシャク

京太郎「お前はよく平気だな……」

春「これならあと三杯は食べられる。」

京太郎「やめとけ、腹壊すぞ。」

春「ん。」ニコニコ

京太郎「あとでお土産用にテイクアウトするか。」

春「ん、私の分もよろしく。」

京太郎「もしかして南海の黒熊?」

春「もち。」

京太郎「あいよ。」

どうやっても日常系にしかならない

↓3 ネタ安価


『うっかりはつべえ』


初美(ターゲットはそろそろですかー?)

巴「…………」

霞「今日はいい天気だわ。」

霞「ウォーキングするには絶好の日和ね。」

巴「なんで私まで……」

霞「だって一人だと心が負けちゃうじゃない……」

巴「それなら私じゃなくても……」

霞「姫様に付き合わせるわけにも行かないし、初美ちゃんは私の事をからかうし、他の子達は私の体力が持たないのよ。」

巴「それで私かぁ……」

巴「ま、たまにはいっか。」

初美(もうちょい先なのですよー。)

霞「あら巴ちゃん、靴紐が解けているわよ?」

巴「あ、本当だ。」

初美「え?」

霞「それじゃあ先に行ってるわ、ね!?」

巴「あれ? 霞さんが消えた?」

初美「あちゃー、しまったのですよー……」

霞「……これ、初美ちゃんがやったのかしら?」

巴「十中八九ハッちゃんです。」

霞「初美ちゃーん!!」

初美「やっば!? やっばいですよー!?」

申し訳ない秒間1000万のクッキー焼いてました

↓2 ネタ安価

えっ?オチは?

安価は京ちゃんのお悩み相談室

>>218
私にだってオチがないときも……ある。
ほのぼの日常系だからしゃあない。


更に安価
↓2相談者

↓4相談者の悩み

ちょっと投下



『相談承ります』


霞「……何やってるのかしら?」

京太郎「京ちゃんのお悩み相談室です。」

霞「わけが分からないわ……」

京太郎「俺、相談受ける、霞さん、相談する、OK?」

霞「バカな事言ってないでさっさと宿題終わらせちゃいなさいよ。」

京太郎「残念、宿題はおわってしまった!」

霞「何でこういうときに限って……ああ、だから暇でこうしているのね……」

京太郎「悩み無いですか?」

霞「そうね、今暇人に絡まれてることが悩みかしら。」

京太郎「霞さん冷たーい。」

霞「しょうがないじゃない、私だって暇じゃないのよ。」

霞「暇を持て余した弟分に構ってあげたいのは山々だけどね。」

京太郎「ちょっとだけで良いんですよ、若くて美人な霞お姉さん!」

霞「煽てても何もでないわよ。」

霞「あ、でも悩み事なら今思い出したわ。」

京太郎「何々? 頼れる京ちゃんに何でも言っちゃって下さいよ。」

霞「最近悪戯の度が過ぎると思うのよ。」

霞「主に霧島のわりこっぼが。」

京太郎(あ、薮蛇臭い。)

霞「あまりこんなことは言いたくないんだけど二人とももう子供とは言えない年なんだからもう少し高校生らしい振る舞いをして欲しいわ。」チクチク

霞「この間なんか落とし穴に嵌められたんだから。」チクチク

霞「巴ちゃんが悩んでいるのも分かるわ。」チクチク

京太郎(地雷踏んだかもしんねぇ……)


――30分後――


霞「それに女性の体重とか弄るのも良くないわ、デリカシーがないことなのよ。」クドクド

霞「身内の私が相手だったから良いものの赤の他人に言ったら品性を疑われるわ。」クドクド

霞「だからと言って私をイジって良いと言う事じゃないわよ。」クドクド

京太郎(なんかお悩み相談室と言うか愚痴をこぼす感じじゃん……)


――更に30分後――


霞「それで小蒔ちゃんに関してだけど……」

京太郎(暇無いって言う割りに随分喋るなぁ……早く終わんねぇかな……)

ネタ安価

↓2、4

良子さんとお風呂

霞さんふとる

>>231、233 >>234
OK
但し焼き増しになるかも

>>235
結果わかってるけどな


『THE・お風呂』


良子「お風呂に入るよ。」

京太郎「そうですか、行ってらっしゃい。」

良子「何を言っているんだ京太郎、京太郎も入るんだよ。」

京太郎「はい? 何でまた急に……」

良子「久し振りに京太郎の顔を拝めたからスキンシップを取ろうと思ってねー。」

京太郎「もうそんな年でもないのになぁ……」

良子「いいからいいから。」


京太郎「なんか久し振りですね。」

良子「そう? そんなにタイムは経ってない気がするけど。」

京太郎「そうですかね……?」

良子「それじゃ私の背中をlaveしてくれ。」

京太郎「はいはい……」ゴシゴシ

京太郎(小さい頃洗ったときはあんなに大きく見えた良子さんの背中が今は小さく見える……)ゴシゴシ

京太郎(少しは俺も成長したってことなのかな……)ゴシゴシ

京太郎(今まで世話になりっぱなしだったけど今後は恩を返せるようにしていきたいな……)ゴシゴシ

京太郎「終わりましたよ。」ザバァ

良子「ん、サンキュー。」

良子「京太郎、後ろを向いて。」

良子「今度は私が洗う。」

京太郎「いいですよ別に……」

良子「いいからいいから。」

京太郎「……それじゃあおねがいします。」

良子「got it.(任せなさい。)」

良子(小さい頃この子をお風呂に入れてあげていたけど、今では随分と大きくなった。)ゴシゴシ

良子(あんなに小さかったのに今は背中や筋肉、身長なんかも私より大きくなってる。)ゴシゴシ

良子(時が経つのは早い……もうこの子を子ども扱いできないな……)ゴシゴシ

良子(ちょっとだけ寂しいかも。)ゴシゴシ

良子「ふふ……」ゴシゴシ

京太郎「? どうしたんですか?」

良子「何でもないよ、洗い終わっただけ。」ザバァ

京太郎「?……ありがとうございます。」

>>237 むしろ勝負にすらならない


『増量中』


霞「……」モグモグ

初美「……また間食ですかー?」

霞「事務仕事してるとどうにも甘い物が欲しくなるのよね……」

初美「太るですよー。」

霞「大丈夫よ、最近ちゃんと運動もしてるわ。」


――数日後――


<ひやぁぁあぁぁ!?


巴「え、何? 今の声。」

小蒔「絹を裂くような悲鳴でした……」

京太郎「というか霞さんの声ですね。」

初美「最近間食してたのですよー。」

良子「運動も少しルーズだった。」

春「……多分増えた。」

ガラガラ

霞「…………」フラァ

初美「どうでしたかー?」

霞「……」V

京太郎「ピース?」

霞「……」フルフル

良子「ビクトリー?」

霞「……」フルフル

小蒔「二本?」

霞「……」フルフル

初美「2kgですかー?」

霞「……」コクコク

初美「だから言わんこっちゃ無いですよー。」

霞「うぅ……」シクシク

京太郎(っていうか霞さんまた胸がでかくなったんじゃ……)

良子(本人は気にしてるから言っちゃだめだ。)

次行こう
ネタ安価
↓2、4

エロ本は誰に見つかったか?
↓2


『箪笥の隙間からの刺客』


霞「京太郎君、入るわよ?」

霞「あら? いないのね……それにしてもこの部屋微妙に埃とか気になるわね……」

霞(まったくもう……男の子だから多少は仕方ないとは思うけど少し部屋が散らかってるわ。)

霞(あの子が居ない間にちゃちゃっと掃除しておくべきね。)

霞「~♪」サッサッ

霞「? 箪笥の裏に何かあるわね……何かしら?」スッ

エロ本『ようこそ秘密の花園へ……』

霞「」

霞(これはどうするべきなのかしら……)

霞(京太郎君も男の子だから持ってても不思議じゃないしむしろ健全ではあるんだけど私としては反応に困るわね……)

霞(年上の女としてここは余裕を持って行動しないと……)

霞(そう、例えば机の上に綺麗に置いておくとか。)

霞(よし、それで行きましょう。)

霞(これなら『見つけちゃったけど特に気にしてないわよ。』的なメッセージが伝わるわ。)

霞(それにしてもこういう本の中身ってどんな風なものなのかしら?)

霞(ちょっとだけ……ちょ~っとだけ見させてもらおうかしらね……)

霞(別にそういうHな本とかに興味があるわけじゃないけど、知的好奇心を満たす為よ?)

霞(……一体私は誰に対して言い訳をしているのかしら。)

霞(まぁそんなことよりちょっとだけ拝見……)ペラ

霞(?……!?……!!)ペラ

霞(え!? うそ!? ここってこんなになるの!?)ペラ

霞(え!? え!? こんな格好でこんな風にいじっても大丈夫なの!?)ペラ

霞(うそ!? うそぉ!? こんなの女の人の所に入るわけ無いわよ!?)ペラ

霞(え、え、ええぇぇぇ!? 無理よ無理! うわ!? うっわ! うわぁ……)ペラ

霞(あ、でも赤ちゃんが出てくるところでもあるから入ると言えば入るのかしら……)ペラ

霞(少なくとも私には無理だわ……)ペラ

ガラ

巴「京太郎君いるー?」

霞「!?」

巴「え……霞さんここで何を……」ヒキッ

霞「違うの……これはその違うのよ……」

巴「霞さん……幾等なんでも京太郎君の部屋でそういうHな本を読むのはどうかと思います……」ヒキッ

霞「ちがうのよぉぉおぉぉ!!」


その日から数日巴さん→霞さんの印象が変態むっつりスケベになりました


『お買い物』


巴「あと必要なものって何?」

京太郎「えっと、あとはお菓子ぐらいかな……」

巴「それならすぐに終わりそうだね。」

京太郎「えっとまずコアラのマーチ、パイの実、アルフォートっと。」ヒョイヒョイ

京太郎「巴さんはポッキーでよかったでしたか?」

巴「うん、よく覚えていたね。」

京太郎「まぁ付き合い長いですから……あ、トッポみっけ。」ヒョイヒョイ

京太郎「最後に黒糖とカントリーマアムっと。」ヒョイヒョイ

巴「……」ニコニコ

京太郎「何ですか、巴さん?」

巴「うーん、なんか久し振りに京太郎君と買い物に出かけたなーって。」

京太郎「言われてみればそうですね。」

巴「出来ればまたこうして買い物に来たいね。」

京太郎「これからは幾等でも来れるでしょうよ。」

巴「そうしたら夫婦に見られたりして?」

京太郎「どうせなら小蒔ちゃんの方がいいなぁ……」

巴「もー、少しは乗ってよー。」

京太郎「それよりも早く帰りましょうか、俺達の家へ。」

巴「そうだね、皆お腹空かせてるかも知れないし。」

日常、ほのぼの、しんみり、ギャグ?をやったので今日は店仕舞い

安価だけは出しておきます
↓2、4

ちょっとだけ投下



『冬季スガリンピック』


小蒔「冬ですね。」

京太郎「冬ですねぇ。」

小蒔「京太郎君、見てください、雪が降ってます。」

京太郎「小蒔ちゃん、あれは火山灰です。」

小蒔「……そうでした。」

京太郎「……長野に行きますか? 今ならスキー場オープンしていると思いますけど。」

小蒔「! いいんですか!?」ガタッ

京太郎「ええ、霞さんから許可取れれば。」

小蒔「ちょっと聞いてきます!」スタタタタ……


――長野――


小蒔「見てください京太郎君! 本物の雪ですよ! 雪!」キラキラ

京太郎「あんまりはしゃぐと転びますよー。」

小蒔「大丈夫です! ほらあそこに氷柱が……ひゃ!?」ツルッ

京太郎「おっとと。」ガシッ

小蒔「すいません……」

京太郎「路面が凍ってるから気をつけないと……転んで亡くなる人も居ますから。」

小蒔「はい……」シュン

京太郎「そんなに気にしないでください、転ばないよう気をつければいい話ですから。」

京太郎「それじゃあスキー場に行きましょうか。」

小蒔「はい!」


小蒔「それにしてもおば様は来なくて良かったのでしょうか?」

京太郎「お袋は寒いの苦手なんで休んでるって言ってましたね。」

小蒔「車を出していただいたのに申し訳ないですね……」

京太郎「お袋はそういうの気にしないで滑って来いと言うタイプだから大丈夫ですよ。」

京太郎「じゃあ滑りましょうか。」

小蒔「はい、あの京太郎君……スキーってどうやって滑って止まるんですか?」

京太郎「まずスキー板をハの字に広げます、片方の足だけ力を込めれば曲がれますし両方に込めれば止まります。」

小蒔「ちょ、ちょっと怖いです……」

京太郎「大丈夫ですよ、俺が後ろからサポートしますから。」ギュッ

小蒔「は、放さないでくださいね!?」

京太郎「放しませんよー。」(スキーを教える為とは言え抱きつけるとは……役得役得。)

小蒔「絶対ですからね!?」

京太郎「絶対放しませんよ。」(焦る小蒔ちゃんもかわいい!)

スキー客(ゲレンデがとける前に爆発しろ。)



『(膝)まっくーら↓』


――須賀家――


浪「お風呂沸かしてくるわね。」

京太郎「疲れたー……」

小蒔「すみません、私に付きっ切りだったからですよね?」

京太郎「いえいえ、大丈夫ですよ。」

小蒔「あの、私に何か出来ることは無いでしょうか?」

京太郎「あー……そうだ、枕が欲しいです、特に小蒔ちゃんの膝枕。」

小蒔「私の膝枕なんかでいいんですか?」

京太郎「ええ、小蒔ちゃんの膝枕が良いんです。」

小蒔「そうですか……ではどうぞ。」スッ

京太郎「では失礼して……」ゴロン

小蒔「正面から……しかもうつ伏せですか?」

京太郎「ええ、こっちの方が寝やすいんですよ。」

小蒔「そうなんですか。」

京太郎(小蒔ちゃん!小蒔ちゃん!小蒔ちゃん!小蒔ちゃんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!小蒔ちゃん小蒔ちゃん小蒔ちゃんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!神代小蒔たんの太ももをクンカクンカしてるお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!太ももモフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
スキーやってる小蒔ちゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
上手く滑れて良かったね小蒔ちゃん!あぁあああああ!かわいい!小蒔ちゃん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
小 蒔 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!霧島ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!人間なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の小蒔ちゃんが俺を見てる?
表紙絵の小蒔ちゃんが俺を見てるぞ!小蒔ちゃんが俺を見てるぞ!挿絵の小蒔ちゃんが俺を見てるぞ!!
生の小蒔ちゃんが俺に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!俺には小蒔ちゃんがいる!!やったよ霞さん!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの小蒔ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあおじさぁあん!!は、初美さん!!巴さぁああああああん!!!良子さぁあああん!!
春ううっうぅうう!!俺の想いよ小蒔ちゃんへ届け!!目の前の小蒔ちゃんへ届け)


浪「悪霊退散!」ドゲシッ

京太郎「おぶぅ!?」

浪「今京太郎から並々ならぬ邪気を感じたわ。」

京太郎(流石だぜお袋……)ガクッ

生小蒔があるのになぜに京太郎は表紙なども持っているのか

↓2、4 ネタ安価


『初美服』


京太郎「買出しこんなもんですかね。」

初美「あ、ちょっと寄って行きたい所があるのですよー。」

京太郎「何ですか?」

初美「服ですよー。」

京太郎「……え?」

初美「その反応は何ですかー?」

京太郎「いや、巫女装束以外を着るのかと思って。」

初美「失敬ですよー、私だって普通の服を着るのですよー。

京太郎「で、本当のところは?」

初美「ちゃんとした服を着ろと言われたのですよー……」

京太郎「多分言ったのは霞さんですよね……じゃあ服買いに行きましょうか。」

初美「了解ですよー。」


――子供服売り場――


京太郎「何で子供服売り場……?」

初美「合うサイズがここにしかないのですよー。」

京太郎「ああ……なるほど……」

初美「最近の小学生はおしゃれなのですよー……」

初美「そのおかげで選べるものが多いのが利点ですよー。」

京太郎「へー。」

初美「そんなことはいいからちゃちゃっと服を持って来いですよー。」

京太郎「はいはい。」

京太郎「これなんかどうですか?」

初美「デニムのホットパンツにパステルカラーのフリルタンクトップですかー。」

初美「じゃんじゃん持って来いですよー。」

京太郎「んじゃ、これとこれとか。」

初美「このキャミワンピにハーフパンツとは中々ですよー。」

初美「あと一つくらい見ておきたいのですよー。」

京太郎「んー……これとかどうですか?」

初美「普通の白のワンピースですかー?」

京太郎「ここまでシンプルだったら着崩しようもないでしょう?」

初美「う~んそうですかー……」

京太郎「あとは……」

婦警「ちょっとお兄さん、話があるんだけど。」

京太郎「え?」

初美「あちゃー。」

ファンファンファンファン……


『減量中……?』


京太郎「霞さん、もしかして痩せました?」

霞「そうかしら?」

京太郎「何か前より圧迫か……体が小さく見えるので。」

霞「圧迫感については流してあげるわ、それよりも私ちょっと用があるから部屋に戻るわね。」スタスタ

巴・京太郎(部屋に戻ってウエストとか調べるつもりなんだろうなぁ……)

霞(やった……やったわ……前よりもトップが3cmも減ってる……!)

霞(この分ならウエストも……)

霞「」

霞「なんで……ウエストは変わってないのかしら……」

霞「きっと何かの間違いだわ……そうよ……体重を量れば……」

霞「」

霞「なんで……減ってないのよ……」シクシク

巴「胸から痩せるって言うけど何で体重減ってないんだろ?」

京太郎「多分筋肉が増えたんでしょうね、脂肪の三倍重いって言いますから。」

巴「うわぁ……霞さん胸だけ痩せたんだ……」

京太郎「多分その内自棄食いして胸も元に戻りますよ、形状記憶合金みたいに。」

巴「形状記憶胸筋?」

京太郎「何ですかそれ……」

巴「ごめん、流して。」

次行こう、次
↓2、4 ネタ安価



『神々の遊び』


初美「麻雀をやるのですよー。」

京太郎「いきなりだなぁ……」

初美「ほら姫様も早く卓に着くのですよー。」

小蒔「はい。」

霞(初美ちゃん……何か企んでるわね……)

霞「私も卓に入るわ。」

初美「はじめるですよー。」


東1局0本場 8巡目


京太郎「立直。」

初美「これは通りますかー?」

京太郎「残念、そいつです。」

京太郎「えっと……裏乗らないから8000点ですね。」

初美「あちゃー……やってしまったですよー……」ヌギヌギ

霞「ちょっと……なんで脱いでいるのかしら……?」

初美「なんでって、脱衣麻雀だからに決まっているのですよー。」ニヤニヤ

霞・京太郎「「!!」」

霞(なるほど、そういうことね。)

京太郎(小蒔ちゃんに当て続ければ裸が見られるのか!)

霞(京太郎君と小蒔ちゃんを入れたのも作戦の内ということかしら……)

霞「小蒔ちゃん、今日は寝ても大丈夫よ。」

小蒔「はぇ?」

京太郎・初美「「!!」」

京太郎(霞さんめ、なんという余計なことを……)

初美(気付くのが早過ぎですよー……まぁ多少のことは織り込み済みなのですよー。)


東2局0本場 3巡目

京太郎「とりあえず字牌整理っと。」

初美「その北ポンですよー。」

霞(露骨なアシストね……)

京太郎「また俺の番か……」

初美「その東もポンですよー。」

京太郎「参ったなー。」

初美「その南もですよー。」

京太郎「ありゃりゃ、一気に三副露ですか。」

霞(白々しいことこの上ないわね。)

霞(多分初美ちゃんの小四喜で西が頭の待ちは順子。)

霞(4cmで果たしてどこまでいけるかしらね?)

初美「中々来ないですよー。」タンッ

小蒔『ロン。12000よ。』

初美「え?」

京太郎「はぁ……」

霞「小蒔ちゃん、がっつり降ろしてるわね。」

京太郎「今回は何でしょうかね……」

初美「袴だけになってしまったですよー……」

東2局1本場 10巡目

霞(絶一門を掛けてるとはいえ油断なら無いわね……)

京太郎(初美さん、小蒔ちゃんが神様降ろしてから多分混一に絞ったな。)

京太郎(俺も奥の手使うか。)

京太郎「祓ひ給へ 清め給へ……」

霞(略拝詞……京太郎君も本気ね……)

初美(げっ……こっちも降ろす気ですかー……勘弁して欲しいのですよー……)

京太郎《神ながら 守り給へ 幸へ給へ。》

霞(これは一体どうするべきかしらね……)タンッ

京太郎『その牌ポンだ。』

霞(しまっ……)

初美(うわ!? まずいのですよー!?)

京太郎『ツモ……4000・8000の一本付け。』

初美「袴脱げちゃったですよー。」

霞「初美ちゃんのトビ終了ね……」

京太郎『何を言っている、まだ髪留めがあるではないか。』

霞「……え?」

初美「! そうですよー! 髪留めも衣服一部ですよー!」

初美(絶対やられっぱなしでは済ませないのですよー!)

京太郎『では次だ。』

小蒔『そうですね。』



南2局0本場 6巡目


霞(流石に神様相手に抑え続けるのはきついわね……)

霞(初美ちゃんはトび一歩前だし私は足袋一つ……)

霞(つい従っちゃったけど何で足袋だけの指定なのかしら……)

京太郎『眼福眼福。』

霞(これは多分趣味ね……)

霞(それにしても姫様が降ろした神様って一体何かしら……)

小蒔「はっ!? すみませんまた寝てました……」

京太郎「……あれ? うちの神様は?」

霞(助かった……でもなんで今になって出て行ったのかしら……)

京太郎「もう一回……!」

『今、天宇受賣命(アメノウズメ)に夢中で忙しい。』

京太郎「え!? そんなぁ……」

初美(今がチャンスですよー。)

初美「その牌ロンですよー大四喜32000ですよー。」

京太郎「げっ!? 俺ー!?」

霞「あぶなかったわ……」

初美「あぶなかったのですよー……」

巴「いや、二人ともアウトですから。」

霞・初美「「え?」」


足袋と髪留めのみの霞・初美に巴の冷たい視線が襲う!

二つ纏めたからちょっと長めでした
今日はこれで御終い
↓2、4 ネタ安価

みんなでファミレスにでも

>>276 >>278(277)了解

お疲れ様です

ちょっと投下


『○ミレス』


店員「何名様でしょうか?」

京太郎「六人です。」

店員「ではこちらへどうぞ。」

霞「貴方、極自然に下座に座ったわね。」

京太郎「一番年下なのは俺ですからね。」

京太郎「正直春に注文やらせんのも不安ですし。」

霞「それもそうね。」

春「京、黒糖がない……」

京太郎「そんなメニューファミレスにあるわけ無いだろ。」

初美「んー……私はハンバーグにしとくですよー。」

京太郎「お子様ランチじゃなくていいんですか?」

初美「馬鹿にしすぎですよー。」

小蒔「私はミートソースのパスタにします。」

巴「私はシーフードドリアで。」

春「黒糖ゼリー。」

京太郎「腹に溜まる物も頼めよ。」

春「じゃあピラフ。」

京太郎「俺はロースステーキかな、霞さんは?」

霞「そうね……オムライスカレーで」

京太郎「じゃあ頼みますねー。」

京太郎「すみませーん。」

<少々お待ちくださーい。


京太郎「しかしまさかガス管が老朽化して台所使えなくなるとは思いませんでしたよ。」

巴「結構年季が入ってるからねー。」

霞「まぁあちこちガタが来てるから仕方ないんじゃないかしら。」

京太郎「そういえば俺たちの中で台所に立つのって何人くらい居るんですかね?」

初美「姫様以外全員ですよー。」

京太郎「え、と言うことは初美さんや春も?」

春「当たり前。」

巴「皆お手伝い程度だけどね。」

初美「基本はお母さんたちがやるのですよー。」

京太郎「それなら納得。」

初美「その反応はなんですかー?」

霞「初美ちゃんは本当にお手伝い程度よね。」

京太郎「味見と称してつまみ食いしてたり?」

霞「よくわかるわね。」

京太郎「初美さんと初中(しょっちゅう)一緒にやってましたから。」

初美「あー、そういえばそんなこともあったのですよー。」

小蒔「昔から変わってないってことですよね。」

巴「確かに……」

京太郎「それにしても春が料理とは……」

霞「京太郎君は春ちゃんが作った料理食べたことあるの?」

京太郎「小さい頃に一回だけ。」


京太郎「前に親が居なくて二人だけしかいないときがあったんですけど。」

京太郎「そのとき、こいつ(春)が作るとか言い出してカレー作ったんですよ。」

春「…………」ポリポリ

霞「それで上手く行ったのかしら?」

京太郎「隠し切れない隠し味が入ってましたね。」

京太郎「幾等あのとき俺らが子供でカレーは甘口が好きって言っても限度がありました。」

春「それは小さい頃の話、今ではちゃんとしてる。」ムス

京太郎「本当かー?」

巴「まぁ、小さい頃の話だもんね。」

初美「むしろ成長してないほうがやばいのですよー。」

京太郎「…………」

初美「なんですかー?」

京太郎「俺の記憶が正しければ本家に来たとき初美さん霞さんと同じかちょっと背が高かったですよね?」

霞「そういえばそうね。」

巴「あー言われてみればそうかも。」

京太郎「ということはですよ? あのときから初美さん大して身長変わってないってことですよね?」

霞「初美ちゃんだけ時間が止まってるんじゃないかしら。」

春「納得。」

小蒔「きっと神様の御力ですね。」

初美「未だにちんちくりんで悪かったですねー。」

巴「拗ねない拗ねない。」

<お待たせしましたー



「ご馳走様でした。」パン

京太郎「しかし意外とボリュームありましたね。」

霞「そうね、カロリーを聞くのが怖いわ……」

京太郎「俺のロースステーキは……700? 意外と少ないな。」

霞「ちょっと。」

初美「手ごねハンバーグは400なのですよー。」

巴「シーフードドリア800だって。」

霞「やめてよ。」

小蒔「私が食べたのはどのくらいでしょうか?」

春「私のも。」

京太郎「パスタは大体800ぐらいでピラフ500に黒糖ゼリーが200くらいですかね。」

初美「…………」ジーッ

霞「……なによ。」

京太郎「いやここまで来たら気になりません?」

巴「気になるよね。」

小蒔「私、気になります!」

霞「私は見たくないわ……」

京太郎「でも知らないうちに太ったら嫌じゃないですか?」

霞「うぐ……」

初美「メニューに書いてあるですよー。」

霞「……わかったわよ。」

霞「…………」

霞「……!」

小蒔「霞ちゃんどうでしたか?」

霞「…………」

霞「オムライスは1000kcal……」

巴・初美・京太郎「「「うわぁ……」」」

霞(帰ったら運動しましょう……)


『こまきち』


小蒔「よいしょ、よいしょ。」サッサッ

京太郎「…………」ジーッ

春「…………」サッサッ

巴「…………」サッサッ

初美「…………」サッサッ

霞「京太郎君、手が止まってるわよ。」サッサッ

京太郎「あ、はい、すみません。」

霞「……穴が開きそうなほど姫様を見てるけど飽きないの?」

京太郎「飽きませんよ、むしろ四六時中見ていたいくらいです。」

霞「本当、京太郎君はこまきちくんね。」

京太郎「そうですかね?」

霞「姫様を語らせたらどのくらい喋るのか気になるくらいだわ。」

巴・春・初美「「「!」」」

京太郎「あ、語って良いなら語りますよ。」

霞「気晴らしにもなるかもしれないから……ってどうしたの三人とも?」

初美「京太郎に姫様のことを語らせるのは止めといた方がいいのですよー……」

霞「そんなにひどいの?」

巴「前にほんの軽い気持ちで聞いたんだけど暫く姫様のこと聞きたくなくなっちゃったよ……」

春「ダメ、ゼッタイ。」

霞「春ちゃんがそう言うなんて相当ね。」

春「前、黒糖について一時間話したら呆れられた。」

春「その代わりに京太郎が話し始めたら倍返しされた……」カタカタ

霞「その全部が姫様の話だったのね……」

春「…………」コクコク

京太郎「まず小蒔ちゃんが可愛いところはですね、少し天然だけど頑張り屋で……」

霞「何かもう既に語りだしてるわ……」

巴「私あっち掃除してきます。」スタスタ

初美「私はあっちを掃除してくるですよー。」ピュー

春「あっちの掃除……」コソコソ

霞「ちょっと置いていかないでよ!?」

京太郎「この間なんか『京太郎く~ん』って言いながらこっちに駆け寄ってきて微笑んでくれたんですよ、それがすっげー可愛くて脳内保存しまくって永久保存しましたよ。

京太郎「俺が悪戯したときなんか『悪いことしちゃメッです!』言いながら頬を膨らませて怒るんですけどやっぱりそれも可愛くて小蒔ちゃんのおじさんに思わず娘さんと結婚させてくださいって言いそうになってですね……」

京太郎「でもそうすると小蒔ちゃんとの恋人期間が無くなっちゃうから思い留まってまずは恋人になりたいですって言って……」

霞(やばいわ……本当に二時間ぐらい語りそうな雰囲気よ……)

ネタ安価

↓1,3

姫様がprpr?
姫様をprpr?

指定が無いんなら姫様をprprします


『おバカはなんとやら』


小蒔「くしゅん……」

京太郎「大丈夫ですか!? 救急車呼びますか!?」

霞「うるさいわよ。」

京太郎「だって! 姫様が!」

霞「ただの風邪だから安静にしていれば治るわ。」

京太郎「そうですか……」

霞「全く、小蒔ちゃんのことになると落ち着きがなくなるんだから……」

霞「春ちゃんを看病していたときの貴方は適切に動いていたって聞いたのに……」

京太郎「あの時は落ち着いて動けてましたけど小蒔ちゃん相手だとどうも……」

霞「ホント男って肝心なときにダメね。」

京太郎「申し訳ない……」

霞「ここに居ても風邪が移っちゃうから部屋戻っていなさい。」

京太郎「俺風邪引かないから大丈夫っす。」

霞「ああ……そういえば何とかは風邪を引かないって言うわね。」

霞「小蒔ちゃんバカの貴方なら例え小蒔ちゃんの風邪が移っても細胞レベルで喜びそうでこわいわ……」

京太郎「流石にそこまではバカじゃないですよ。」

霞「いーえ、貴方はバカよ。」

京太郎「そんなバカな。」

霞「ほら、馬鹿な事を言ってないで部屋に戻るわよ。」

京太郎「はーい……」トボトボ


『ペロッ これは……!』


小蒔「…………」ソワソワ

霞「小蒔ちゃん。」

小蒔「なんでしょうか!?」

霞「ソワソワしてもまだ時間じゃないわ。」

小蒔「そういえばそろそろ三時ですね。」ソワソワ

霞「……もう……ちょっと早いけどおやつの時間にしましょうか。」

小蒔「本当ですか!?」

小蒔「アイス♪ アイス♪」

京太郎「あ、この間買ってきた白熊。」

小蒔「はい、ずっと楽しみにしていたんです。」

小蒔「京太郎君たちが食べてきたって言ってたのでどんなのだろうと思いまして。」

ヒョイパク

小蒔「おいしいですぅ……」ポワァ

ヒョイパク ヒョイパク

京太郎「幸せそうだなぁ。」

小蒔(美味しくてついついスプーンが進んでしまいました……)

小蒔「…………」チラッ

小蒔(霞ちゃんが食べてるアイスも美味しそう……でも人の物までねだったらはしたないですよね……)

霞「……小蒔ちゃん、私の分食べてくれるかしら?」

小蒔「良いんですか?」

霞「ほら、私ダイエット中だからあんまり食べたくないのよ。」

小蒔「ありがとう霞ちゃん!」

霞「食べ過ぎてポンポン痛くしないようにね。」


京太郎「……甘いなぁ……霞さんは。」ニヤニヤ

霞「小蒔ちゃんの笑顔が見られただけで十分よ。」

京太郎「確かに。」

ヒョイパク ヒョイパク

小蒔「~♪」

京太郎「小蒔ちゃん、小蒔ちゃん。」

小蒔「はい?」

京太郎「口元にアイスついてる。」

小蒔「はぇ? どこですか?」

京太郎「ここ。」

クイッ ペロ

小蒔「ひゃ!?」

霞「甘いわねぇ……」

京太郎「え、霞さんほどでは……」

霞「そうじゃなくて……」

小蒔「はうぅ……」ボンッ

巴「あーあ、姫様まっかっかだよ。」

京太郎「あれ俺もしかしてやらかした?」

春「無自覚……」パクパク

初美「ポンポン痛いのですよー……」

次行こう
安価
↓2,4


『ダイエッター霞』


霞「これとこれを……」

初美「……なにやってるですかー?」

霞「ダイエットサプリとお腹が膨れるゼリーよ。」

霞「これで食事制限して痩せるわ。」

初美(また失敗する気がするのですよー……)

初美「……?」

霞「どうしたの?」

初美「いえ、ちょっと普通に美味しそうだったので食べてみたいのですよー。」

霞「なら一緒に食べましょう。」

初美「……これ結構美味しいですよー。」

春「……」

霞「あら、春ちゃんも食べる?」

春「…………」コクコク

霞「はいどうぞ。」

春「黒糖混ぜて食べる。」パクパク

霞「黒糖なんて混ぜると流石に太るわよ。」


――数日後――


霞「減らないわ……」

初美「私も変わってないですよー。」

霞「はぁ……結局効果なんて無かったのね……」

春「……!」

春(体重減ってる……)

春(どうしよう、二人には言えない……)


『あまりにも月が綺麗なので』


霞「こっちは出来たわよ。」

京太郎「こっちもオッケーです。」

小蒔「今夜は本当に月が綺麗ですね。」

京太郎「ええ、綺麗な満月ですね。」

巴「中秋の名月ってやつだね。」

初美「お団子貰いですよー。」

春「黒糖付けると美味しい。」

霞「こっちの二人は花より団子ね……」

京太郎「それもいいんじゃないですか? 一応月見団子も風情の楽しみ方でもありますし。」

霞「そうね……」

<カンパーイ

巴「あっちはあっちで月見酒してるね。」

小蒔「お父様たちもおじい様たちも楽しそうですね。」

霞「おじ様たちあんまり飲み過ぎなければいいけれど……」

京太郎「俺も五年後にはあそこで酒呑んでるんでしょうかね?」

霞「さぁどうかしらね……」

巴「案外京太郎君は介抱でそれ所じゃ無かったりして。」クスクス

京太郎「それありそうだなぁ……」

霞「春ちゃんや京太郎君がお酒を呑める頃には私たちは22歳ね。」

京太郎「そのとき春が何呑んでるか大体予想付きそうですね。」

巴「奄美の黒糖焼酎とかかな?」

霞「ありえそうね。」

小蒔「御屠蘇と御神酒以外頂いたことがないのでお酒はわかりません……」

霞「私たちはまだ分からなくて良い話なのよね。」

京太郎「味が分かる頃にはおじさんおばさんですかね?」

霞「いやだわ、そんな先のことを思うと鬼が笑うわよ。」

巴「それにしても月が綺麗だね。」

小蒔「はい、とっても。」

京太郎「俺は小蒔ちゃんのほうが綺麗だとおもうにょ?」

小蒔「にょ?」

霞「ふふふ……『にょ』って……」

巴「あはは、そこで噛んじゃダメだよ……」

春「さすが京、締まらない。」

初美「オチとプロポーズだけは死んでも噛むなですよー。 」

京太郎「くっそ~……」

頑張って我慢したけどシリアスなときとかしんみりするとき地の文に頼ろうとしてしまう
次の安価
↓2,4


『ちゃんーばーらーちゃんーばーらー♪』


京太郎「またですね。」

初美「またですよー。」

京太郎「罰当番何回目ですかね。」

初美「十より先は数えてないのですよー。」

京太郎「この時期落ち葉が多くて大変ですよ。」

初美「慣れですよー。」

京太郎「すっかり慣れちゃったなぁ……」

初美「……」ススス……

初美「めーん!」ヒュッ

京太郎「ドォウッ!!」スパン

初美「あだだ……完全に入ったと思ったのに……ひどいですよー……」

京太郎「すみません、からだが勝手に動きました。」

初美「というか三隅流有段者を嘗めてたですよー。」

京太郎「流石に素人相手に負ける気は無いですね。」

初美「そういえば三隅流って何を使うんですかー?」

京太郎「俺が知ってるのは柔、剣、杖、弓とかですね。」

京太郎「お袋から教わったのは柔と剣ですけど。」

春「それに縄術も……」

京太郎「おまえどっからでてきた。」

春「社務所。」

京太郎「縄術なんてあったのか。」

春「ある、京のおばさんに教わった。」

初美「それにしても三隅流っていろいろあるんですねー。」

京太郎「俺もビックリですよ、この分だとほかにもありそうですね。」

初美「何で息子の京太郎が知らないんですかー……」

京太郎「さ、最近練習していないから……」

良子「なら私とトレーニングしない?」

京太郎「箒で?」

良子「イエス、ブルームで。」

京太郎「まぁ大丈夫か。」

初美「どうぞですよー。」

良子「サンキュー。」

良子「じゃあいくよ……」ユラァ

京太郎(久し振りに剣の良子さんの動き見たけどやべぇって……)

京太郎(怪我しなければ良いんだけど……)

京太郎「ドォウッ!!」

良子「ドッォォオォォオウ!!!」


<クォテッ!

<メェエエエエンヤイヤイヤー!!!

春「良い動き。」

初美「ガチ過ぎて引くですよー……」

霞「なんか騒がしいわね。」

霞「……なんで良子さんまでチャンバラなんてやってるのかしら……」

「何かあったの?」

霞「あ、実は……」

パカン

京太郎「あ……」

良子「ブルームがブロークンしてしまった……」

浪「あんたたち何やってるのかしら?」

京太郎「げっ……」

京太郎「なんでお袋がここに……?」

浪「私が実家に帰省したり息子の心配して顔を見に来るのは可笑しい事かしら?」

良子「oops……」

良子「ひとまずエスケープ!」

京太郎「俺も!」

浪「こら!」


そのときの俺達は誰よりも早く走っていた。

多分お互い自己新記録を出していたと思う。


『春は遠いので近くなる』


京太郎「うう……寒い……」

京太郎「今夜は冷えるな……さっさと布団に入って寝るか……」

――――――
――――
――


春「寒い……」

春「布団に入っても寒い……」

春「京のとこ行こ……」

――――――
――――
――

春「京?」

京太郎「Zzzz……」

春「寝てる……」

春「仕方ない……」スッ

春「…………」ギュッ

春「あったかい。」ヌクヌク

――――――
――――
――

チュンチュン…… チチチチチ……


京太郎「ん……ふわぁ……」

京太郎「ん、なんだ?」

春「Zzzz……」

京太郎「何で春が寝てんだよ……」

京太郎「おいこら(ちょっとあなた)起きろ。」

春「ん……」ゴシゴシ

京太郎「何でお前が寝てんだよ……」

春「寒かったから……」

京太郎「人を湯たんぽ扱いすんな。」

春「前はよく一緒に寝てたのに……」

京太郎「それは小さい頃の話だろ……」

春「また寒かったら来る。」

京太郎「次は巴さんにでもやってもらえ。」

春「一番落ち着くのは京。」

京太郎「全く聞く気がねぇ……」

初美「寒いのですよー……次は私も入れて欲しいのですよー……」

京太郎「初美さんは霞さんにでも温めて貰って下さい。」

初美「京太郎が冷たいのですよー……」シクシク

春「きょうは暖かかったからよく眠れた。」

ダブルミーニングでした
次の安価出して今日は御終い
↓2,3

栗拾いやら梨狩りに行く話

巴さんの眼鏡選び

>>316 >>317 了解
明日もしかしたらこれないかもしれません
それではお疲れ様でした


『誘惑の悪魔と秋の味覚』


小蒔「秋の味覚を楽しみにしてました。」

春「黒糖が合う時期。」キリッ

京太郎「お前の場合合わない時期がないじゃねぇか。」

初美「それにしても食欲の秋ですよー。」

巴「空が高くて空気が澄んでるね。」

霞「……そうね、天高く馬肥ゆる秋ね。」

京太郎「ジャムに梨のパイに生でもいけますね。」

霞「みんなが悪魔に見えるわ……」

京太郎「むしろこの場合悪魔は秋の味覚ですよね。」

初美「栗もあるですよー。」

京太郎「頑張ってモンブラン作ってみるかなー……」

春「作れるの?」

京太郎「どうだろうな、レシピ通り作れば何とかなるんじゃね?」

巴「あ、そのときは私も手伝ってあげるよ。」

小蒔「私も手伝います。」

初美「姫様は楽していていいのですよー。」(姫様に手伝わせたら何言われるかわからないですよー。)

霞「私の味方は居ないのね……」

京太郎「皆甘いものの味方ですね。」


『めがねとか髪とか』


巴「うーん、今日はこっちがいいかな……」

巴「うん、こっちの新しいのにしよう。」


――――――
――――
――


巴「おはよう。」

小蒔「おはようございます。」

霞「おはよう。」

初美「おはようですよー。」

巴「…………」ウズウズ

霞「…………」モグモグ

小蒔「…………」ズズズ……

初美「…………」パリパリ

巴(何で誰も眼鏡に触れないの!?)

巴(変わったんだよ! 新しいお洒落な眼鏡に!)

京太郎「おはようございまーす。」

巴(! 京太郎君なら気付いてくれるはず!)

巴「おはよう、今日も良い天気だね。」

京太郎「そうですね……あれ、巴さん何か変わりました?」

巴「! やっぱりわかる!?」

京太郎「……髪切りました?」

巴「違うよ!」

霞「一体巴ちゃんの何が変わったのかしら……」

初美「さっぱりですよー……」

巴「眼鏡だよ!」

お酒呑んでるから寝落ちとか誤字したらごめんね。
ネタ安価
↓2、4

何処に旅行?
↓2

SAGA……海底都市SAGAか、SAGAのみりきを書けるか不安だが頑張ってきます


『SAGA』


良子「着いたよ。」

春「……ここがSAGA?」

京太郎「……思ったより普通だ。」

霞「貴方達の中で佐賀県はどんなイメージだったのよ……」

京太郎「いやもっとアトランティス的な何かだと……」

霞「もうそれ日本じゃないわよね?」

春「クリスタルがキラキラって……」

小蒔「天井から滝がバーって……」

霞「誰よ、その胡散臭い情報を流したの……」

初美「思ったよりネットは当てにならないのですよー。」

霞「初美ちゃんだったのね……」

巴「まぁまぁ、ここには名産品がありますから。」

霞「なにがあるのかしら?」

巴「えっと……佐賀錦(お菓子)、小城羊羹(お菓子)、白玉饅頭(お菓子)とかですね。」

霞「世界中を敵に回した気分だわ……きっと世界は私を太らせようとしているのよ……」

京太郎「どんだけですか……」


『スパルタンSUGA』


霞「ねぇ京太郎君、(ダイエットに)付き合ってくれないかしら?」

京太郎「いいですよ、俺がきっちり(稽古の)コーチしますんで。」

――――――
――――
――

霞「ねぇ!? 京太郎君丸太担いで山登りってきつくないかしら!?」

京太郎「このくらい俺がいつもやってる数分の一ですよ。」

――――――
――――
――

京太郎「ほれほれどうしました、そんなことならいつまでたっても体に染み付きませんよ?」

霞「どうして私は岩を引っ張っているのかしら……」

――――――
――――
――

京太郎「あと一分です。」

霞「あばばばばば!? 滝行の意味ってあるのかしら!?」

京太郎「精神の鍛錬です、心が挫けたらそこで終わりですよ。」

――――――
――――
――


霞「はぁはぁ……こんなので痩せるのかしら……」

京太郎「え? 三隅流の入門じゃないんですか?」

霞「え?」

京太郎「え?」

霞「話が違うわよ!?」

巴「ちゃんと会話をしないから……」

安価出して今日は御終い
↓2,4
お疲れ様でした

ちょっとずつ投下します


『浅草デート』


――東京観光――


京太郎「次は何処に行きましょうか?」

小蒔「浅草という所に行ってみたいです。」

京太郎「いいですね。」

小蒔「ありがとうございます! 所謂浅草デートというものをしてみたくて。」

京太郎「お礼を言いたいのこっちのほうですよ。」

小蒔「ふぇ?」

京太郎「こんなに素敵な小蒔ちゃんとデートさせて貰えて。」

小蒔「京太郎君……」

良子「へっきし。」

京太郎「…………」

良子「歯が浮くくらい冷え込んできましたね。」

霞「そうですね、まだ残暑が厳しいくらいなのに。」

巴「むしろまだ暑いんじゃないかな?」

初美「流石の私もこれ以上脱げないのですよー。」

京太郎「……余計な方が付いて来てますけどね。」

春「気にしない。」

霞「別に邪魔するつもりも無いから心配しないで。」

京太郎「まぁそれならいいですけど……」


――花やしき(昼)――


初美「ムキー! これでも高3なのですよー!」

係員「すみません、年齢ではなく規則で140cm以下の方は……」

霞「ほらダメよ初美ちゃん、係員さんを困らせたら……」

初美「ぐぬぬ……仕方ないから別のに乗るのですよー。」

係員「申し訳ありません、きっとお母様と一緒に乗りたかったと思うんですが規則は規則ですので。」

霞「…………」

初美「あはははははー!」ゲラゲラ

巴「…………」プルプル

京太郎「……俺達はあっちでメリーゴーランドに乗りましょうか。」

小蒔「はい。」


――スカイツリー(夕)――


初美「良い眺めですよー。」

霞「ちょっと……私高い所ダメなのよ……」

巴「あーだからさっき花やしきでは乗り物に乗ってなかったんだ……」

小蒔「夕日が綺麗ですね。」

京太郎「ええ、良いスポットですね……」

良子「京太郎、皆と一緒に先に戻ってるからちゃんとエスコートするんだぞー。」

京太郎「いいんですか?」

春「任せて。」

霞「仕方ないわね、高校生らしい付き合い方を……」

巴「はいはい、さっさと行きましょう。」

初美「流石にお邪魔しすぎですよー。」


――浅草寺(夜)――


小蒔「夜の浅草寺ってまた風情が違うんですね。」

京太郎「みたいですね、人も少なくなって思ったより静かです。」

小蒔「証明に照らされた浅草寺が綺麗です。」

京太郎「ええ、デートスポットって言うのが納得ですね。」

小蒔「……周りはカップルばかりです。」

京太郎「……手、繋ぎましょうか。」スッ

小蒔「……はい!」ギュッ

『三隅流○○術』


霞「おば様……お願いがあります……」

浪「別に必要ないと思うんだけど。」

霞「ダメでしょうか……もうこんなこと頼めるのはおば様しか……」

浪「ダメってことは無いけど三隅流の稽古結構きついわよ。」

霞「痩せるためなら。」

浪「じゃあまず型の練習ね、これを持って。」

霞「これは……トンファー?」

浪「所謂、旋棍術ってやつよ。」

――――――

京太郎「何だよお袋、急に呼び出したりして……」

浪「あんた最近鈍ってそうだから稽古に付き合ってもらおうと思って。」

京太郎「俺じゃあお袋の相手は務まらないだろ。」

浪「あんたの相手は霞ちゃんよ。」

京太郎「はぁ? 霞さんがどうして……」

霞「……ダイエットのためよ。」

京太郎「あー……」

浪「ちなみにあんたは柔と剣術禁止で。」

京太郎「それ俺に手足縛れって言ってるもんじゃん……」

浪「それじゃあはい、練習用の旋棍。」

京太郎「俺トンファーなんて使ったことねぇぞ!?」

浪「それでは……はじめ!」

霞「シッ!」シュッ

京太郎「うお!?」カンッ

霞「ハッ!」ブオン

京太郎(体重が乗ってて重い……!)ガシッ

霞「ホオ!」ビュン

京太郎「っぶね!」

霞「食らいなさい!」

京太郎(決め技か!? 右か左か……)

霞「トンファーキック!」ゲシッ

京太郎「あぶぅ!?」

浪「勝負ありね。」

霞「やったわ。」

京太郎「トンファー使えよ!」

浪「武は虚を突くもの。」

浪「それにしてもあんた、剣と柔以外一般人並ね。」

京太郎「その二つしか習ってないんだよ……」

浪「なんなら私直々に組み手で鍛えてあげるわよ?」

京太郎「実戦形式だったらお袋だけは勘弁してください……」

次の安価
↓2,4



『須賀マネージャー』


京太郎「何で俺が良子さんのマネージャーを……」

良子「まぁまぁ、お小遣いは出すから。」

京太郎「やるからにはちゃんとやりますけど。」

良子「それじゃあよろしく。」

京太郎「で、俺は何をすれば……」

良子「……書類整理?」

京太郎「なんで疑問系……そもそも書類とか牌譜くらいしか俺わかりませんよ……」

良子「ええっと、じゃあ>>+2で。」


良子「マッサージして。」

京太郎「はいはいじゃあまずは肩揉みで。」モミモミ

良子「ん……気持ちいい。」

京太郎「良子さん結構凝ってますね。」モミモミ

良子「ずっと同じ姿勢だからね。」

良子「それに肩凝りの原因はバストにもあるし。」

京太郎「あー確かに重そうですもんね。」グリグリ

良子「んん……そこそこ……すごく、いい。」

良子「すっごい効く……」

京太郎「次腰や背中やりますね。」

良子「助かる、今うつ伏せになるから。」

京太郎「よっ……どうですか?」グッグッ

良子「んっんっあ、ん……いいよ、中々に……」

京太郎「やっぱ座りっぱなしだと腰に来るんですね。」グッグッ

良子「ん……そうだねー、ふぅ……あ、もうちょい上。」

京太郎「はいはい。」グッグッ

良子「ん……京太郎、んあ……そんなにマッサージ上手かったっけ?」

京太郎「お袋や爺さん婆さん達に良くやらされてました。」グッグッ

京太郎「でそのあとお駄賃貰って皆で駄菓子屋によく行ってましたね。」グッグッ

良子「そういえば、あん……そんなこともあったねー……」

ガチャ

はやり「こんにちは良子ちゃん、遊びに来ちゃった☆」

京太郎・良子「およ?」

はやり「あ、あ、もしかしてはやりんお邪魔だったかな?」

良子「いえ、むしろ御見苦しいところを見せてしまいました。」

京太郎「俺、私は戒能良子のマネージャーの須賀京太郎と申します。」

はやり「瑞原はやりだよ☆ はやりんって呼んでね★」

京太郎「よろしくおねがいします瑞原プロ。」

はやり「もう京太郎君堅ーい☆」


――――――
――――
――


はやり「この間の男の子紹介して!」

良子「No way」


『パワーフォワード&センター霞』


霞「やばいわ……」

体重計「ディーフェンス! ディーフェンス!」

霞「体重が……増えてる……」

霞「でもまだ慌てるような時間じゃないわ……」

霞「ふっ……ふっ……」

体重計「ディーフェンス! ディーフェンス!」

霞「へ……減ってない……」

霞「ほっ……ほっ……」

小蒔「霞ちゃんそんなにしなくても……」

霞「いいからダイエットよ!」

体重計「ディーフェンス! ディーフェンス!」

霞「」

霞「それでも京太郎君なら……京太郎君ならきっとなんとかしてくれる……」

京太郎「どうしたんですか霞さん。」

霞「京太郎君。」

霞「…………」

霞「減量がしたいです……」

京太郎「諦めたら……?」

霞「そこは励ますところでしょうよ!」

京太郎「別にそこまでして痩せなくてもいいじゃないですか……」

よーし次だ次!
↓2,4


『コンバイン須賀』


春「京、ここ。」

京太郎「……珍しくお前が行きたいところがあるっていうから付いて来たが……サトウキビ農家ってお前……」

春「サトウキビ、収穫、幸せ。」

京太郎「俺は幸せじゃない。」

春「いいから、収穫。」

京太郎「はいはい……すみません。」

おじさん「おう、嬢ちゃんか、今日は収穫の手伝いしてくれるんだっけか。」

春「うん。」

おじさん「で、そっちの兄ちゃんは……」

京太郎「こいつの親戚で須賀京太郎と申します。」

おじさん「おう、今日はよろしく頼むぜ。」


――――――
――――
――


京太郎「思ったより重労働だな……」

春「……」カジカジ

京太郎「採ったサトウキビ食ってんじゃねぇ。」ペシ

春「体が求める……黒糖という糖分を……」

京太郎「お前その内糖尿病になるぞ……」

おじさん「おーい捗ってるかー?」

京太郎「こいつが邪魔してないときはなんとか……」

おじさん「ははは、嬢ちゃんそんなにおれんちのサトウキビ好きか?」

春「うん、おいしい。」

おじさん「そうかそうか……でも俺も年だしそろそろ引退考えないとなぁ……」

おじさん「跡継ぎも居ないし俺が引退したらおしまいだな……」

春「それは困る。」

おじさん「嬢ちゃんにそう言って貰えるのは嬉しいがこればっかりはなぁ……」

春「京、私のためにサトウキビ農家になって。」

春「答えはイエスか農家。」

京太郎「どっちも同じじゃねぇか!」

おじさん「はっはっは、兄ちゃんなら跡継げるかもなぁ。」

京太郎「俺は神職目指してますから!」


『ダイエットメニュー』


霞「……はぁ。」

京太郎「どうしたんですか霞さん。」

霞「最近食事制限もしてるんだけど中々減らなくて……」

京太郎「食事制限はリバウンドしやすいですし何より体に悪いですよ。」

霞「そんな事言っても減らないんだから仕方ないじゃない!」

京太郎「まぁ。事情はわかりましたし何考えてみますよ。」


――――――
――――
――


京太郎「霞さん、ダイエットメニューを作ってみました。」

霞「本当?」

京太郎「ええ、ただし……」

初美「片方は私が作った高カロリーですよー。」

霞「何で選択制なのよ……」

初美「ロシアンルーレットみたいで楽しいですよー。」

霞「私は楽しくないわよ!」

京太郎「とりあえずどっちか選んでください。」

霞「片方は健康に良さそうな栄養バランス系ね。」

霞「もう片方は……油を使った野菜炒めかしら……」

霞「……勿体無いからどっちも食べるわ。」

初美「どうしてですかー?」

霞「だって二人とも私のために作ってくれたんでしょう?」

霞「だったらどっちも食べたいわ。」

初美「……無駄に良い事言ってるのですよー。」

霞「いいじゃない別に。」

京太郎「……まぁどういう選択肢を選んでもちゃんと食べさせる気でしたけどね。」

初美「無理なダイエットは体に良くないですよー。」

霞「……二つとも食べたら太らないかしら?」

京太郎「ちゃんと栄養バランスは取れているので好き嫌いしない限り太らないですよ。」

京太郎「油も天然油使ってあるので太りにくいですし。」

霞「そう、二人ともありがとうね。」

初美・京太郎「「どういたしまして(ですよー)。」」

ちょっと用事思い出したので安価出して今日は御終い
↓2、4
お疲れ様でした

ちょっとずつ投下


『こんよく!』


京太郎「ふぅ……」ザバァ

ガララ

ペタペタ……

良子「京太郎、先に入ってたんだ。」

京太郎「ええ……ていうか今男湯の時間帯ですよ。」

春「問題ない。」

初美「こんな時間帯に入るのは京太郎くらいですよー。」

霞「私は隠してるから。」

京太郎「……霞さん、隠してるのお腹だけじゃないですか……」

京太郎「普通隠すのは胸とかしたとかじゃないんですかね?」

霞「胸は今更だけど、今お腹見られるのはまずいのよ……」

初美「ぷにぷにですよー。」

良子「完全にファミリー風呂だねー。」

京太郎「なんか色気もなんも微塵に感じない……」

春「今更。」

初美「むしろ感じられても困るのですよー。」

霞「この感じ懐かしいわね。」

京太郎「あ……そういえば……!」キョロキョロ

霞「小蒔ちゃんだったら来ないわよ。」

京太郎「何で!?」

霞「小蒔ちゃんに対して邪な視線を送りそうな不埒な輩がいるからよ。」

京太郎「俺がそんなことするような男に見えますか!? 見てくださいよこの澄んだ目を!」

霞「『小蒔ちゃんLave』って書いてあるわね。」

初美「洗う気満々ですよー。」

京太郎「なんと悲しい家族風呂だろうか……」

良子「ところでアルコールってないの?」

京太郎「あるわけがないですよ!」


『マッサージの意図』


小蒔「……よし。」

小蒔「京太郎君! 私、疲れました!」

京太郎「そいつは大変だ! 今すぐ布団を用意しますから!」

小蒔「!? 違うんです!」

京太郎「へ?」

小蒔「えっとその……! そうです!」

小蒔「京太郎君! 私、肩が凝りました!」

京太郎「やっぱり休んだほうが……」

小蒔「違うんです! そうじゃなくてですね……」

良子「京太郎、肩が凝った。」

京太郎「肩揉みますか?」

良子「京太郎のプリンセスが求めていることはそういうこと。」

京太郎「え? いいんですか?」ワキワキ

小蒔「お願いしているのはむしろこちらなんですが……」

京太郎「よーし揉むぞー!」ワキワキ

霞「手がいやらしいわよ。」

京太郎「小蒔ちゃんに頼まれたら嫌とは言えない性格なんで仕方ないですよ。」ワキワキ

霞「もし小蒔ちゃんに変な事でもしたらわかってるわよね?」

京太郎「わかってますよ。」

京太郎「それじゃあ小蒔ちゃん、横になってくれる?」

<ハイ!

<腰揉みますよー。

霞「でもなんでマッサージなんて……」

良子「いやこの間京太郎にやってもらったって言ったら妙に関心を持っちゃって。」

巴「ああ、それで……」

安価↓2、4


『海へゴー』


初美「夏ですよー!」

京太郎「海だー!」

霞「あまりはしゃいじゃだめよ。」


――――――
――――
――


霞「初美ちゃん。」

初美「なんですかー?」

霞「何で私埋められてるのかしら。」

初美「何となくですよー。」

霞「…………」

霞「京太郎君。」

京太郎「なんですか?」

霞「埋めた私の体の上で何を作っているのかしら?」

京太郎「砂で体を。」

霞「無駄に胸が大きい様に見えるんだけど……」

京太郎「胸もお腹も盛ってみました。」

霞「やめて、マジで。」


春「…………」プカプカ

良子「…………」プカプカ

春「…………」プカプカ

良子「…………」プカプカ

春「……気持ちいい。」プカプカ

良子「浮き輪で浮かぶのグッド……」プカプカ


小蒔「出来ました!」

巴「砂のお城……」

小蒔「あ、波が……」

ザバァァァン

小蒔「お城が……」

巴「まさに砂上の城……」


「へい彼女☆俺とお茶しないかい?」

巴「間に合ってます。」


京太郎「巴さん無表情に断ったな。」

小蒔「あ、京太郎君あっち!」


「俺と付き合ってくれない?」

良子「組み手ならOK。」

春「隣に同じく。」

「組み手? まぁいいやあっちいこうよ。」


小蒔「(二人とも)大丈夫でしょうか……」

京太郎「(相手が)心配だなぁ……」


一太「御嬢さん! 僕と一緒に遊ばないかい!」ハァハァ

初美「私高校三年ですよー。」

一太「ちっ、高3とかBBAだな。」スタスタ

初美「納得行かないですよー。」


京太郎「何やってんだよあの人……」

小蒔「知り合いですか?」

京太郎「いえ、他人の空似だったようです。」


「お姉さん俺と一緒に……」

霞「あらごめんなさいね……」

「失礼ですがおいくつですか?」

霞「17よ。」

「なんだ……30代だと思ったのに……」

霞「なんですって!?」


京太郎「あーあ。」

小蒔「軟派な方が多いんですね。」

京太郎「そういうわけでもないんでしょうが……」

「ねぇねぇ君、俺達と砂浜で焼いてかない?」

京太郎「あー見てわかんないですか?」グイッ

小蒔「…………」ギュッ

「先輩まずいですって! 彼女持ちですよ!」

「用があるのはむしろ君のほうなんだよなぁ……」

京太郎(……もしかしてそっちのかた?)

京太郎「……小蒔ちゃん逃げよう!」

小蒔「! はい!」

「逃げんなよ! 一目お前の体を見たときから好きだったんだよ!(迫真)」

京太郎「追ってくんじゃねぇぇぇ!?」



『お腹のエマージェーシー』


プニプニ

霞「…………やめなさいよ。」

初美「あとちょっとだけですよー。」


プニプニプニプニ


霞「なんで私のお腹を触るのよ。」

京太郎「腹筋調査です。」

霞「どうせ腹筋ないわよ……」


プニプニプニプニプニプニプニプニ


霞「なんで増えるのよ……」

巴「楽しそうだったから……」

小蒔「皆がしていたので……」


プニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニ


霞「もう勘弁してください……」

良子「これはトレーニングが必要だね……」

浪「稽古なら付き合ってあげるわよ。」

春「…………たのしい。」

最近安価しかやってないね……
↓2,4


『暑さ寒さも彼岸まで』


霞「御萩、出来たわよー。」

京太郎「っどれだ……! 小蒔ちゃんが作ったのはどれだ……!」

巴「とりあえず落ち着こうか。」

初美「皆で頑張って作ったですよー。」

小蒔「種類は餡子に黄粉に胡麻に鶯です。」

春「黒糖は私の……」

京太郎「お前以外作ってたらビックリだしお前以外が食ったらビックリだよ。」

春「おいしいのに……」

小蒔「はい、京太郎君。」スッ

京太郎「これ小蒔ちゃんが作ったやつですか?」

小蒔「はい。」

京太郎「家宝にして飾っちゃダメかな……」

巴「いや食べようよ。」

京太郎「ん……おいしい。」モグモグ

霞「お茶あるわよ。」

京太郎「ありがとうございます。」

京太郎「やっぱり小蒔ちゃんの作ってくれた御萩は美味しいな。」

小蒔「ありがとうございます!」ニコニコ

霞「お彼岸は過ぎたのに暑さはまだ続きそうね。」


『バレンタイン』


京太郎「チョコがほしい……」

霞「そういえばバレンタインだったわね。」

京太郎「チョコが欲しい!」

霞「家は神道だからキリストの風習なんてやってないわ。」

京太郎「キリスト教が羨ましいです!」

霞「神職の息子とは思えない発言ね。」

京太郎「だって生まれてこの方チョコ貰ったことないですもん……」

霞「あら以外ね。」

京太郎「ギブミーチョコレート! ギブミーチョコレート!」

初美「全く京太郎は仕方ない子ですよー。」

京太郎「モテ無い男の気持ちなんてわかんないんですよ……」

初美「これあげるですよー。」

京太郎「若干溶けてる五円チョコ……」

初美「3倍にして返してくださいよー。」

京太郎「3倍にしても15円じゃないですか……」

春「ん。」

京太郎「黒糖じゃん……食べるけどさ。」

春「違う、黒糖チョコ。」

京太郎「サンキュー春。」

春「お礼は黒糖で。」

京太郎「だと思ったよ。」

巴「しょうがないから京太郎君にあげるよ。」

巴「秘蔵のチョコ。」

初美「私にも寄越すですよー!」

巴「これは本来私が一人で食べるようなんだからはっちゃんにはあげないよ!」

初美「けちですよー! 差別ですよー!」


浪「京太郎、これあげる。」

ドザァ

京太郎「なんだよこの大量のは……」

浪「いやぁ、近所の人とか教室の生徒とかいろんな人に貰っちゃって。」

浪「私じゃ食べ切れないからあんた達に御裾分け。」

霞「そういえばおば様って男女問わずにモテたわよね……」

京太郎「それにしても多過ぎでしょう……」

霞「この内の何個が本命なのかしらね……」

京太郎「息子としては考えたくないですね……」

良子「グッモーニン。」

ドザァ

良子「御裾分け。」

京太郎「良子さんもか……」

良子「社会人になると大変だね……」

霞「ファンレターとか付いてるわね……」

良子「あと同業者からも来てる。」

京太郎「すごいな……」

――――――
――――
――



京太郎「……結局今年も家族からしか貰えなかったなぁ。」

霞「あら良いじゃない、貰えるだけでも幸せでしょう?」

京太郎「ええまぁ……それにしても本命はいつ来るのか……」

霞「気長に待てばいいんじゃないかしら?」

京太郎「来年は欲しいなぁ……」

霞「……あらあら……! 私は用事思い出したからそろそろ行くわね。」

京太郎「いってらっしゃーい。」

霞「案外早目にチョコ貰えるかも知れないわよ?」

京太郎「そうだといいなー……」

霞(これ以上はお邪魔になるもの、さっさと退散させてもらうわ。)

小蒔「…………」モジモジ

霞「頑張ってね。」

小蒔「はい……」

霞(小蒔ちゃんが頑張ってチョコレート作ってたの知らないのは京太郎君くらいのものよ。)

小蒔「……あの、京太郎君。」

京太郎「はい?」

小蒔「あの……これ……」

バレンタインFO形式
後は想像にお任せします
↓2、4

思ったより長くなった



『三隅式鬼ごっこ』


浪「今日は私から逃げ切りなさい。」

良子「勝てる気がしない。」

春「私も。」

京太郎「二人に同じく。」

巴「何で私まで……」

浪「あんたたち情けないわね、私から一時間逃げ切れたら五万円贈呈してあげるから頑張りなさい。」

京太郎「五万も!?」

春「黒糖が買える……」

巴「一時間五万円かぁ……」

良子「五万は安い……」

京太郎「え。」
春「え。」
巴「え。」

良子「え?」

浪「大人になると金銭感覚変わるわよね。」

浪「何はともあれ、範囲は森の中まで。」

浪「私が動くのは始まってから五分後。」

浪「何か質問は?」

浪「無いなら始めるわよ。」

――――――
――――
――



巴(そろそろ五分経ったかな……)

巴(とりあえずステルスの式を使って木陰に隠れていれば見つからないよね……)

巴(式を使うのはちょっとずるい感じもするけど……一時間動かないのは退屈だよね……)

巴(それにしても五万円かぁ……何買おうかな……)

浪「巴ちゃん見つけた。」ガシッ

巴「え……?」


経過時間5分30秒、巴OUT


良子「! 多分浪さんが動いた。」

京太郎「マジかよ……多分巴さん捕まったって考えたほうがいいよな。」

春「恐らく。」

春「それじゃあ私はあっち行く。」シュッ

ビュン シュルル……

良子「ロープでフックショットのように……」

京太郎「縄術ってあんなことも出来るのか……」

良子「呑気に構えてられない……本気でエスケープしないとまずい。」

京太郎「俺はこっちに行きます。」

良子「生きてたらまた会おう。」

京太郎「御武運を。」


――――――
――――
――



春「…………!」

浪「……春ちゃんみっけ。」

春「……」シュッ

浪「甘いわよ、樹上を縄で移動するなんてのはまだまだ二流のすること。」ビュッ

春(! 投石!?)

春「しま……!?」

巴(石で縄を掛けてた枝が折れた!)

巴(このままだと落ちちゃう!)

浪「こんな風に縄の方向を読まれて投げられたら終わり。」ガシッ

春「助かった……」

浪「受身と縄以外の移動方法も覚えないといけないわね。」

春「はい……」ショボン

巴(次元が違い過ぎて付いていけない……)


経過時間10分20秒、春OUT



良子「…………まさかここまで早いとは。」

浪「そう?」

良子(この人とまともにやり合っても勝ち目なんてナッシング。)

良子(だったらここは……)

良子「エスケープ!」ピョン

浪「やっぱり従姉妹ね、樹上が好きなんて。」

良子「私がハルと同じなんて思わないでください。」ダンッ

浪「お手並み拝見ね。」タタタ……

良子「木の幹を縦に走るとは中々にクレイジー……」

巴(跳躍で木の上に跳んだ良子さんも大概だと思うけど……)

浪「ほらほら、追いついちゃうわよ。」

良子「ならば……!」ガンッ

バサァ……

春「木の葉で……」

浪「葉を落として視界を奪おうって魂胆ね。」

浪「でもね……」フッ

良子「消えた!?」

浪「まだ甘い。」

良子「後ろ!?」

浪「はっ!」ダンッ

良子「ぐっ……」バタン

浪「まだやれる?」

良子「サレンダーです……」

巴(あの人たち忍者か何か……?)



経過時間17分00秒、良子OUT



京太郎(お袋相手に何処まで通用するか……)

浪「…………」

巴「……京太郎君何処にもいないような。」

春「気配が無い……」

良子「うーん……」

浪「ここね多分。」

京太郎(……!)

巴「え……でもどこにも……」

浪「この中ね。」ズンッ

春「地面の中……!」

良子「普通考えない。」

京太郎「あっぶね!? 今殺る気で打っただろ!?」

浪「あんたなら死なないわよ。」

巴(え~……土の中とか……入ってる京太郎君も凄いけど見つけるおばさんもおかしい……)

京太郎「悪いけどトンズラさせてもらうぜ。」

浪「何秒持つかしら。」

京太郎「俺の逃走先は……ここだ!」

良子「川!?」

浪「…………」

浪「あいつ話し聞いてたのかしら……」

浪「範囲は森の中って言ってたのに……」

京太郎「うお!? 足攣った!?」

巴「確実に森を出ちゃいますね。」

春「あほ……」

良子「相変わらず詰めが甘い。」

京太郎「おぼぼぼ!?」



経過時間25分30秒、京太郎エリアオーバーによりOUT


浪「なんとも情けないわね……」

京太郎「前提でまず勝てるわけ無い。」

春「確かに。」

浪「京太郎は良い線行ってたわよ。」

良子「でもどうやってサーチ出来たのかがわからない。」

巴「そういえばどうしてだろう……」

浪「言っても信じるかどうかわからないだろうし企業秘密だから言わないでおくわ。」

京太郎「ヒントぐらいくれよ。」

浪「うーん、そうね……ヒントは私のあだ名かしら。」

春「わからない……」

良子「ウワバミ……蛇……」

京太郎「いや……まさかなぁ……」

巴「……?」


『巴・霞の逆襲』


霞「こらー! 初美ちゃん!」

初美「すたこらさっさですよー。」

霞「まったくもう……」

巴「どうしたの?」

霞「また初美ちゃんが悪戯したのよ。」

巴「ああ……」

霞「そろそろお灸をすえないといけないわね。」

巴「でもどうやって……」

霞「うーん……ワトソン君に頼んでみましょう。」

巴「え?」


京太郎「で、俺ですか。」

霞「何か良い案は無いかしら?」

京太郎「そうですね……ならこうしたらどうですか?」


――――――
――――
――


<キャー!?

初美「また誰か掛かったですよー♪」

巴「ダレカダシテー!」

初美「案の定また獲物が……うわわ!?」ズルッ

ドスン

初美「なんでこんな所に落とし穴があるんですかー!?」

霞「獲物が掛かったと思って油断したところに罠を掛ける。」

霞「京太郎君の情報通りね。」

巴「まさかこんなに上手く行くとは……」

初美「出して下さいですよー!?」

霞「そこでゆっくり反省なさい。」

巴「ハッちゃんはちょっとやりすぎちゃったんだよね……」

初美「悪かったですよー! 謝るですよー!」

霞「暫くそこで自分の罪を数えなさい。」

初美「ぎゃー!? もううしないですよー!」

今日はここまで

人居るなら安価
居ないなら適当

ならば↓2

何で対決?↓1

どういうことなの……

そういえばモモのサイドストーリーってどうなったの?



『おもち勝負……?』


京太郎「で……俺が呼ばれた理由は?」

初美「おもちのことについて雌雄を決するのですよー。」

京太郎「意味がわかんないです。」

霞「要は私と初美ちゃんのおっぱいどっちが良いかという話よ。」

京太郎「ますます俺が呼ばれた意味が分からないです。」

霞「ほら、あなた小さい頃からおっぱいが好きだったじゃない。」

初美「男受けいいのはどっちの胸か決めて欲しいのですよー。」

京太郎(正直勝負にすらなって無い気がする……)

初美「今勝負にならないと思ったですかー?」

霞「そうよねーその通りだと思うわー。」

初美「将来垂れる無駄にでかい乳より垂れない綺麗なおっぱいの方がいいのですよー。」

霞「あら、垂れるとは限らないわ、何せおば様の下で毎日鍛えているもの。」

霞「初美ちゃんのような胸とも呼べないトレース台では男なんて靡かないんじゃないかしら?」

初美「頭の中までおっぱいの脂肪になったのですかー? その奇乳サイズまで行くと逆に男は引くのですよー。」

初美「さっさと負けを認めてこのアイスを寄越すのですよー。」

霞「私に負ける要素なんてないわ、だから初美ちゃんこそアイスから手を引きなさい。」

京太郎「ああ、アイスが原因なのか。」

初美「で。」

霞「どっちがいいと思う?」

京太郎「そうですね、霞さんのでかいおっぱいでも初美さんのすべすべちっぱいでもいいんですけど……」

京太郎「でも僕は、小蒔ちゃんのおっぱい!」

霞「…………」

初美「…………」

小蒔「あのー……アイス食べないんですか?」

京太郎「小蒔ちゃんが食べればいいんじゃないかな。」

小蒔「え! 本当ですか!?」

霞「ちょっと!?」

初美「それは私たちのですよー!?」

>>421
モモのサイドストーリーは今のスレの雰囲気に合ってないし求められてないならいいかなーって思ってさわりだけしか書いてない

ということでネタ安価
↓2、4



『おっぱい爆弾』


霞「荷物もちに付き合わせていつも悪いわね。」

京太郎「いやいいですよ、日課みたいなもんですから。」

霞「それにしてもこの境内までの階段、雨上がりで滑って危ないわね……」

京太郎「小蒔ちゃんには通らないようにさせないと。」

霞「そうね、過保護かもしれないけど危ないし……」

京太郎「俺や春だったら問題ないかもしれませんけど小蒔ちゃんは……」

霞「そうよねぇ……きゃ!?」ズルッ

京太郎「! 危ねぇ!」

京太郎(やべぇ……支えるのはいいけど凄い勢いで霞さんのでかいおっぱいが迫ってくる……!)

京太郎(大……!胸……避……無理! 受け止める……無事で!? できる!?否……死)

<ギャー!?

ゴロゴロゴロ……

霞「あたたた……京太郎君大丈夫!?」

京太郎「」

霞「京太郎君!」


――――――
――――
――

霞「大丈夫かしら……」

春「京は大丈夫。」

霞「でも階段から落ちたのよ?」

春「そんな程度でどうにかなるほどやわな鍛え方はしていない。」

霞「そう……ならいいけど……」

京太郎「うぅ……いってててて……」

春「ほら。」

霞「京太郎君大丈夫?」

京太郎「なんとか。」

霞「そう、よかったわ……」

霞「でも頭にたんこぶできているわね……」スッ

京太郎「!」ババァ

霞「……どうしていきなり離れたのかしら?」

京太郎「いや、何か名状しがたいフラッシュバックが……」


春「?…………!」

春「……揉む?」グイッ

京太郎「イ・ラ・ネー!」

春「……やっぱり。」

霞「一体どういうことかしら?」

春「多分京は……」

初美「京太郎起きたですかー?」

京太郎「初美さん!」ガバァ

初美「おっとと、京太郎はどうしたのですかー?」

春「……多分京は大きい胸が怖くなってる。」

霞「まさか……」

初美「京太郎、暑苦しいから離れるのですよー。」

京太郎「そんなー……」

小蒔「京太郎君大丈夫ですか?」ヒョコ

京太郎「こ……まきちゃん……」フラフラ

初美「ほら、京太郎の大好きな姫様が来たですよー。」

京太郎「小蒔ちゃん……でもおっぱい……小蒔ちゃん……でも大きいおっぱい……」ブツブツ

霞「……明日は雪でも降るのかしら。」


『月が綺麗だから』


小蒔「月が綺麗ですね。」

京太郎「ええ、綺麗ですね。」

小蒔「月にいる兎が見えそうなくらい綺麗です。」

京太郎「餅でも食べながら月を眺めるのは悪くないですね。」

小蒔「お餅なら月の兎が撞いたお餅を食べて京太郎君と一緒に長くお話して居たいですね。」

京太郎「蟾蜍(せんじょ)の団欒餅ですか。」

京太郎「俺そんなに長生きできるかなぁ……」

小蒔「大丈夫です、京太郎君は長生きします。」

京太郎「明日には蛙のように蛇に食べられてるかも知れませんよ?」

小蒔「それでも京太郎君は長生きします。」

小蒔「だって京太郎君は私をずっと、守ってくれるんですよね?」

京太郎「……これは出来るだけ長生きしないといけないなぁ。」

小蒔「私は100まで生きます。」

京太郎「じゃあ俺は99まで生きようかな。」

小蒔「ふふふ……少なくとも私より先に死んじゃダメですよ?」

京太郎「頑張ります。」

んじゃ安価
↓2、3


『黒糖……沖縄旅行』


春「京、サトウキビ。」

京太郎「そうだな……」

春「周りは全部サトウキビ。」

京太郎「おう、そりゃそうだな、ここはサトウキビ畑のど真ん中だからなぁ。」

春「天国……」ウットリ

京太郎「悦に浸ってるところ悪いが俺は何でお前に付き合って沖縄まで来てるんだろうな。」

春「? 京が農家を……」

京太郎「だから、俺はサトウキビ農家にはならないって言っただろ……そこ『何おかしな事言ってるの?』って顔をしない、おかしいのはお前だ。」

おじさん「外からのお客さんかい?」ヒョコ

京太郎「え、鹿児島からですけど。」

京太郎「ていうかおじさんどうしてここに? 鹿児島で農家してるんじゃ?」

おじさん「鹿児島? あーそれは俺のにぃにぃさぁ。」

おじさん「俺のにぃにぃは沖縄出るっていってぇ出たけど鹿児島に居付いてたんだよぉ。」

春「てっきりおじさんかと思った。」

おじさん「俺とにぃにぃは昔からそっくりだって言われてたから間違うのも無理ないさぁ。」

おじさん「こんなとこまで来たんだからあんたもサトウキビ好きかい?」

春「うん、特に黒糖が好き。」

おじさん「ならうちのサトウキビ持って行って。」

おじさん「俺のにぃにぃにあったらよろしく言っておいてくれ。」

春「うん。」

京太郎「……縁ってわかんないな。」


『びっくりどっきりはちゅみさん』


霞「……うぅ。」シクシク

初美「どうしたんですかー?」

巴「……あのねハッちゃん……京太郎君と姫様が……」

初美「……何かあったんですかー?」

霞「あのね……初美ちゃん二人はもう居ないのよ……」

初美「……どういうことですかー?」

巴「今朝……二人が……ここを出て行ってそしたら階段で姫様が足を滑らせて……」

春「…………」

巴「京太郎君も姫様を抱きかかえたまま……」

初美「……うそですよー。」

初美「ちょっと境内でも探せばみつかるのですよー……」

初美「京太郎ー? 姫様ー? どこいるんですかー?」

霞「……だから言ったでしょう……もう居ないって……」

初美「…………」

初美「うそですよー……」

初美「二人が死んだなんて……そんなの認めないですよー……」ジワァ

巴「……認めたくないのは分かるよ……私だって認めたくないもん……」

ガラララ

京太郎・小蒔「もどりましたー。」

初美「…………え?」

京太郎「どうしたんですか?」

初美「え……え……え?」

初美「だって二人は階段から落ちて……」

京太郎「ああ、今朝は危なかったなぁ。」

京太郎「親父の実家に行く前に怪我したら事でしたし。」

初美「……え?」

巴「嘘は言ってないよ。」

霞「私ももう居ないとは言ったけど死んだなんて一言も言ってないわ。」

初美「二人とも騙したですかー!?」

霞「あら、初美ちゃんが勝手に勘違いしただけじゃない。」

巴「そうだね。」

初美「もー! もー!! 本気で心配したんですよー!!!」

京太郎「あー……込み入ってるところすみませんが話があります。」

霞「あらなにかしら、今いいところなのに……」


小蒔「では私から話しますね。」

小蒔「須我神社に嫁入りします。」

霞「…………」
巴「…………」
春「…………」
初美「…………」

「「「「!?」」」」

京太郎「冗談です。」

小蒔「正しくは将来的にです。」

霞「あ、そう……もう、びっくりしたわ……いえいえいえいえ!? 嫁入りって!?」

小蒔「京太郎君が大学卒業するまで私はみんなとこっちにいますよ?」

霞「将来的にでもまずいのよ!」

初美「騙されたことがどうでもよくなるくらいビックリニュースですよー……」

次の安価今日はこれでおしまい
安価内容は
モモとかのサイドストーリーでも可(ただし長くなる可能性大)
キャラは御佐口さんでもハギヨシでもOK
↓2、4


『外国人から見た日本人』


初美「これから何処行くですかー?」

京太郎「色々ありますから何処周りましょうかね……」

メグ「みてくだサいサトハ! ゲイシャガールデス!」

智葉「はしゃぐんじゃない、そもそも芸者がじゃないだろうに。」

智葉「すまんな、うちの者が失礼を……」

京太郎「あ、いえ、お気になさらないでください。」

メグ「ゲーシャガールじゃない……ではなんでショう?」

智葉「ああ強いて言うなら……痴女だな。」

メグ「チジョ?」

京太郎「やべぇ否定できねぇ……」

智葉「痴女と言うのはだな……」

初美「扱いに納得行かないのですよー。」

京太郎「正直自業自得です。」



『おもちの報酬』

>>432の関連

京太郎「おっぱい怖い……おっぱい怖い……」カタカタ

巴「参ったね……」

良子「助っ人を呼んできた。」

玄「呼ばれて飛び出て松実玄です!」ジャーン!

玄「同士がおもち恐怖症になったと聞いたのでやってまいりました!」

京太郎「おっぱい……怖い……」

玄「京太郎君……」

京太郎「はい……」

玄「おもちは友達! 怖くないよ!」プルン

京太郎「と、ともだち……?」

玄「そうだよ……ほら……」

春「…………」ブルン

霞「…………」ドッスン

良子「…………」ユッサユッサ

小蒔「どきどき……」ポヨン

京太郎「そうだ……小蒔ちゃんを恐れることは無い……」

霞(あら……私たちは無視なのかしら?)

京太郎「小蒔ちゃん……」

小蒔「京太郎君、恐怖症克服まであと少しですよ!」

京太郎「小蒔ちゃん……!」

玄「あんよが上手! あんよが上手!」

京太郎「小蒔ちゃん!」ギュッ

小蒔「よく頑張りましたね! 京太郎君!」

京太郎「おれ……克服したぞ! おっぱいを克服したぞ!」

玄「何とかなったようですね……では……」チラッ

霞「あら、そういえばお願いしたときに報酬を渡す予定だったわね。」

玄「!」

霞「この子の胸を揉んでいいわよ。」

初美「……え?」

玄「話が違うのです! 石戸さんのおもちを揉めると思ったのに話が違うのです!」

霞「別に誰の胸を揉ませるとは言ってないのだけど……」

霞「そんなにいやなら京太郎君の胸でも揉んでなさい。」

玄「詐欺だよこんなの……」グスグス

正直ネリー衣あたりはだらしないで済むけど
私服和・一・初美はそれでは済まない気がします(キッパリ)

そういえば伊勢神宮で遷宮があったね
あとガイトさんはツン9のデレ1ぐらいがちょうどいいと思ってます

安価出すの忘れていた

↓2、4

千里山サイド
現スレ準拠?
それとも原スレ準拠?
↓2



『怜と狐』


竜華「怜、その狐なんなん?」

怜「この子か? うちの守り神や。」

怜「かわええやろー?」

狐「コン。」

竜華「いやまぁかわええけどね、なんでそんなに怜に懐いてんのかと思ったんやわ。」

怜「うちが小さい頃助けてあげた、それからこの子うちに懐いてくれて。」

狐「くー。」

怜「もううちにメロメロなんやでー。」

竜華「へー……名前はなんて言うん?」

怜「ゴンちゃんや。」

狐「…………」ピク

竜華「安易やなぁ……」

京太郎「良子さん、ここら辺に用事ってなんですか?」

良子「んー、ここにフォックスが出没していてね……」

良子「その憑いてる相手の調査を……」

京太郎「?……居ましたね、狐。」

狐「コン!」ダダダダ……

怜「ゴンちゃん!? 一体何処へ行くんや!? うちの事見捨てるんか!?」

京太郎「うお!? 何だこの狐!? すげーじゃれついてくる!?」

良子「すごい懐かれてるというか媚売られてるね。」

怜「ゴンちゃんカムバーック!!」

竜華「これがNTRってやつか……!」

セーラ「いや違うやろ。」


『空想上の生き物』


霞「ついにこの季節が来たわね……」

京太郎「何かあるんですか?」

巴「ああ、うん……クリスマスじゃない?」

巴「姫様は家は神道だからサンタは来ないと思ってたんだけど当時の祭主様が変装して姫様にプレゼントをあげちゃったんだよ。」

京太郎「……いい話じゃないですか?」

霞「それがね、それから小蒔ちゃんがサンタは実在するって思ってて……」

春「毎年誰がサンタをやるか決めてる……」

初美「サンタ役は辛いのですよー……」

霞「そろそろサンタは実在しないって言うべきなのかしらね……」

京太郎「流石に歴史上の人物が未だに歩いて居たら怖いですね。」

初美「……え?」

京太郎「え、サンタは実在しますよ?」

巴「……え?」

京太郎「いやいや、キリスト教の聖(セント)ニコラウスのことでしょう?」

霞「あれ元ネタの人居たのね……」

京太郎「トナカイに乗ったわけでもありませんけどね。」

霞「そうよね。」

初美「トナカイなんて想像上の生物いるわけないのですよー。」

京太郎「……え?」

初美「え」
巴「え」
霞「え」

霞「トナカイって竜やドラゴンみたいな架空の生物なんじゃないの?」

京太郎「え、トナカイは普通に居ますよ……?」

京太郎「流石に空は飛びませんけど。」

霞「…………」

京太郎「…………え?」

巴「…………」

京太郎「もしかして皆知らな……」

霞「さぁ、今年のトナカイ役は誰がいいかしら。」

初美「京太郎がいいですよー。」

春「京で。」

巴「京太郎君で。」

京太郎「え……」

もうちょい先になると思うけど最後は本編のサイドストーリー(多少はシリアスなやつ)書いてHTML依頼します

書く話は
・モモのサイドストーリー
・「神代の想人」の小蒔の視点

それまでは安価でほのぼの

それでは安価
↓2、4


『愛読書』


京太郎「…………」スッスッ

初美「何やってるですかー?」

京太郎「勉強ですよ。」

初美「神代(かみよ)文字の練習ですかー。」

初美「そんなことより罠大全があったので買って来たですよー。」

京太郎「初美さんも懲りないですね。」

初美「三度の飯より悪戯ですよー。」

京太郎「そういえば普段皆が何読んでるんだろう?」


京太郎「ではオープン。」

春「サトウキビ畑でつかまえて。」

京太郎「なんだそのパチモン臭いタイトル……」

春「結構面白い。」

初美「わたしはこれですよー。」

京太郎「悪戯大全……」

初美「私のバイブルなのですよー。」

京太郎「巫女さんがバイブル(聖書)とはこれ如何に……」

巴「私はこれ、お洒落眼鏡の掛け方。」

京太郎「なんか普通。」

巴「普通って言わないでよ!」

霞「私はこれよ……」

京太郎「ダイエット本……」

霞「読書の秋、食欲の秋とくればスポーツの秋よ。」

小蒔「私はこれです。」

京太郎「…………古事記。」

小蒔「はい!」

京太郎「神職の人間としてはある意味正しいのかも知れないけど……」

霞「そういうあなたはどうなのよ?」

京太郎「えっと……俺はこれです。」

霞「執事のなり方……」

霞「あなたは何を目指しているのかしら……」

京太郎「いや、その……部活の役に立つかなってハギヨシさんから頂いたんです……」

霞「もっと早くに迎えに行くべきだったわね……」


『花嫁修業』


小蒔「霞ちゃん、私お料理がしてみたいです。」

霞「そう、まずは煮物を作りましょうか。」

霞「具材を切るのだけど……」

小蒔「はい、これを切ればいいんですね?」

霞「小蒔ちゃんは刃物持っちゃダメよ、京太郎君が切って。」

京太郎「……おれ?」トントン

霞「案外上手いわね。」

京太郎「まぁ多少は。」

霞「次に鍋の方だけど、おしょうゆをこれくらいのお酒これくらいの……」

小蒔「私もやります!」

霞「火の元は危ないから小蒔ちゃんは下がっていて。」

霞「じゃあ京太郎君、味付けお願い。」

京太郎「はぁ……」チョロチョロ

京太郎(何で俺は呼ばれたんだ……?)

初美(姫様に料理をさせる気なんて微塵も感じないですよー。)ヒョコ

小蒔「あの……私のお料理修行は……?」

霞「小蒔ちゃんは嫁にはあげないわ、むしろ婿が来ればいいのよ。」

京太郎「あんたの本音はそれか。」

初美「ある意味ラスボスですよー……」

さぁ安価だ
↓1~5の中でコンマが高いやつ二つ

水曜どうでしょう見てきますので今日は御終い
お疲れ様でした

ちょっと投下


『超えてはいけない一線』


初美(ぬふふふふ、この間の借りを返してやるですよー。)

初美(お、誰かは分からないけど来たですよー。)

小蒔「京太郎君、早くお買い物に行きましょう。」

京太郎「そんなに急ぐと転んじゃいますよ。」

初美「……あ。」

小蒔「きゃあ!?」ドスン

京太郎「……大丈夫ですか?」

小蒔「はい……なんとか……」

小蒔「あ、でも服がちょっと汚れちゃいました……これじゃあ買い物に行けませんね……」シュン

ブチン

京太郎「……」ピッピッペ

京太郎「あ、霞さん、"狐狩り"に人貸してくれますか?」

京太郎「ええ、うちの子ウサギちゃんがどうやら悪い狐の罠に嵌められたみたいで。」

京太郎「はい、ありがとうございます、ええ、悪い狐はきっちりしめておくんで。」

初美「あわわわわ……こ、こく、国外に高飛びしないと……」ガタガタガタガタ


『多重影分身?』


小蒔「立直です!」トンッ

巴「あちゃー……先制かぁ……」トンッ

春「……」トンッ

初美「これ通るですかー?」トンッ

巴「残念、私に引っ掛かった、3900。」

初美「んげー……」

霞「暇ね。」

京太郎「俺たちも打てればいいんですけど……」

京太郎「あ、そうだ。」

霞「何かあるのかしら?」

京太郎「ふっ!!」

京太郎ABC「増えてみました。」

霞「どういう理屈かしら……」

京太郎A「ハギヨシさんに教えてもらった方法で……」

霞「その執事さんも大概よね。」

――――――
――――
――

京太郎ABC「くそ~勝てねぇ……」

京太郎A「三人がかりで勝てないってどういうことだよ……」

霞「貴方が弱すぎるのよ……実力も三分の一になってるじゃない……」

京太郎B「いや、それでもおかしい……霞さんって本当に只者じゃないですよね。」

霞「……私は今貴方の人間性を疑っているわ。」

安価↓2、4

さて二回目のエロ本ネタ
お宝本の内容↓2

???「やっぱり小蒔ちゃんは正義」

書いてきます



『京太郎の性癖』


霞「…………」

初美「…………」

春「…………」ポリポリ

京太郎「…………」

小蒔「見てください霞ちゃん! 女の人の裸が写ってます!」

霞「小蒔ちゃん、とりあえずそれは置いておいてね。」

巴「あはは……」

霞「京太郎君……男の子だからそういうものを持ってるのは仕方ないとは思うけどね……」

霞「流石に趣味が露骨過ぎるんじゃないかしら。」

京太郎「何だこの公開処刑は……」

小蒔「それにしてもこれ誰かに似てますね……一体誰でしょう……?」

巴(鏡見れば分かると思うなー。)

霞「小蒔ちゃんの目に触れたのがまずかったわね。」

霞「ということでこれは私が預かっておきます。」

京太郎「それは勘弁してください!!」ガシッ

京太郎「それ絶版物なんです! それ一つしか持ってないんです!! やっと見つけた俺好みのお宝本なんです!!」ズルズル

霞「いいえ、私が預かっておきます!」

巴(二人とも必死すぎる……)


『テイルズオブサキ』


京太郎「俺は……俺は小蒔ちゃんの英雄だから……」

京太郎「だから俺が小蒔ちゃんを守る!」

――――
――

京太郎「よし行くぜ!」

京太郎「はっ!てっ!てっ! 散葉塵! まだだ! 岩斬滅砕陣!」

京太郎「飛翔せよ、疾空の刃! 奥義! 翔王!絶憐衝!!」

――――
――

京太郎「見たか!」

優希「みてないじょ!」

京太郎「見てろよ!」


咲「きゅ、きゅぴーん!」

咲「行くぞ相棒!」

咲「レッツラゴー!!」

咲「テッテレー! ドリームストライk……う、っわー!!」


ドーン!


咲「あいたたた……」

京太郎「ださ~。」

咲「もう! 京ちゃん!」



久「安心して……気持ち良~く逝かせてあげる……ただし行き先は……地獄の底よッ!!」

久「ネプテューヌレイジ!!」

――――
――

京太郎「無駄にエロいな部長。」

久「あら、妄想しちゃった?」



優希「癒しの神よ……立ち上がりし者達に祝福を……邪悪を退け、正義の力を与えたまえ……」

優希「レイディアント・ロアー!!」

――――
――

京太郎「きっつ~……」

優希「アイテム係お疲れ様だじぇ。」

京太郎「はあぁ!?」


まこ「行くぞ!せいっ! 贄を喰らえ!焔の顎(あぎと)!! いい火加減だったじゃろう?」

――――
――

京太郎「染谷先輩マジいぶし銀!」

まこ「おまえさんはどういう焼き加減がええんじゃ?」

京太郎「出来れば生で……」


――おまけ――


咏「歯ぁ食いしばれ!龍牙点穴穿!!」


玄「解放します!」

玄「勝負を決める!風とともに、駆け抜ける!」

玄「秘技!シャドウ・モーメント!!」



照「行きます!」

照「邪と交わりし、悪しき魂に清き聖断を……」

照「セイクリッドブレイム!!」


華菜「万象を生し得る根源たる力……太古に刻まれしその記憶、我が呼び声に応え、今ここに蘇れ!」

華菜「エンシェントカタストロフィ!!」

華菜「これが華菜ちゃんの研究成果だし!」


淡「来ませ、運命の友! ふんふふ~ん♪」

ドベッ

淡「す、すみれ!?」

菫「邪魔な奴らにはゲンコツだ! 燃え上がれ!ファイナルブロー!」

淡「いったーい!?」


TOD2
京太郎=カイル

TOS R
優希=マルタ

TOI
咏=エルマーナ

TOL
まこ=ジェイ

TOH
久=イネス

TOG
玄=ソフィ

咲=パスカル

TOV
照=エステル

池田=リタ

淡=パティ

TOP なりきりX
菫=ディオ

安価自体ネタ切れ・マンネリ感が出てきたのでアンケート

1このまま安価続行
2本編のサイドストーリーを書く(非安価)
3全く関係ない小ネタ(蟲師)

シェイクスプリットスラッシュウインドクラッシュパニッシュディバイドエンド(締め切り)
2が多かったみたいねでは非安価のサイドストーリーを書いていきます
今日はお疲れ様でした

少しずつ投下


『モモの話』


小蒔ちゃんとの挙式の前の話だ。

ちょっとその時に起こった事件を話そうと思う。


俺は竹井さんや染谷先輩と別れてからどこかへ行く宛てがあるでもなくブラブラとほっつき歩いていた。

お袋に「邪魔だから遊びにでも行って来い。」と言われ、出てきたはいいものの何をするでもなく。

結局のところ俺は挙式の前日までは暇である。

ブラブラと時間潰しをしていると道の前のほうから妙な人影が。

その人影は何かゆらゆらと踊りながらこちらの方にやってくる。

どんどんと、どんどんとこちらに近づいてくる。

顔は何となく朧気だが美少女と言って申し分なく、スタイルもかなり良い、言ってしまえば小蒔ちゃんクラスだ。

だが如何に美少女とはいえ人の往来がある道を踊りながらやってくる奇天烈な方とはお知り合いになりたくない。

なので目が合った瞬間、ふっと顔を逸らした。

逸らしたが怜、いや時既に遅し。

俺の目線に気付いた残念な美少女が俺の方に向かって近づいてくる、しかも踊りながら。

俺は関係ないと言わんばかりにすたすたと歩くが残念な美少女は俺の隣にぴったりと付いて来た、やっぱり踊りながら。

変なのに絡まれたなと思いつつ、ちらりと横目で顔を覗く。

さっきまでは顔を良く見えなかったがよくよく見れば県予選の決勝で和と当たった東横という人だった。

その東横さんが笑みを浮かべながら踊りつつ口を開いた。


「お兄さん、私の事が見えてるっすね?」


「う……」


グッと息を飲んでやり過ごそうとしたが声が息と共に出てしまった。

完全に絡まれた。

とりあえずは軽く話してその場を去ろうと考える。


「あの、俺に何か用ですか?」


「探してたんっすよ。」

「貴方みたいな人。」


「はぁ……」


「実は私、目立つ行為をしていないと人に認識してもらえ無いっす。」

「歌ったり踊ったりしない限りまず普通の人には気付いてもらえ無いっす。」


東横さんの言うことは余り要領を得ない。

が、俺としては厄介事がやってきた様な気がする。


「で、その……貴女は俺に何を求めてるんですか?」


「う~ん……そうっすね~……」


俺に用があったであろう相手が腕を組んで悩みだした。

俺としては簡単な助力ならしてもいいが相手が何かして欲しいと明確に言ってくれなければこっちはどうしようもない。

それから間が空くも相手は相変わらず唸ったままだ。

痺れを切らして口を開いた。


「あの……用が無いんだったら俺行ってもいいですか?」


「え、いやちょっと待ってほしいっす!」


「でも俺に用があるってわけじゃないんですよね?」


「いやいや、用はあるっす、ちゃんと明確に。」

「でも、今までこんなこと人に頼んだことが無かったっすから何て言ったらいいか……」


「要点だけ言うだけ言ってみては?」


「……そうっすね。」

「では……私と友達になってほしいっす!」


「……はぁ、まぁいいですけど。」


「やったっす!」


何かやたらと喜んでる。

どうやら見えない体質とやらで友人が出来なくて困っていたようだが……

好奇心から少し話を聞いてみることにした。


「ところで何で友達を作ろうと思ってたんですか?」


「ああ、さっきも言ったっすけど私影が薄いんっすよ。」

「だから話しかけても気付かれないことが多くて。」

「そのまま高校に入って一人寂しくネトマをやってたんっすよ。」

「そんなとき先輩にが私の事を見つけ出してくれて……」

「でも、先輩は三年で引退してしまって、最近は前ほど会えて無いっす……」

「しかも前より影が薄くなったみたいで……」

「前は話しかければ先輩でも気付いてくれたっすけど……」

「今はもう学内では私に気付く人はいないっす。」

「だから、学外に出て私の事に気付いてくれる人を探して友達になってもらおうと思って色々やってたっす。」


何となく話は分かったが一つ言っておきたいことがあった。


「それにしても踊りながらやってきたときはおかしな人が来たと思いましたよ。」


「仕方無いっす、踊っても気付かれないレベルまで影薄いっすから。」

「それにしても貴方は……そういえば友達になるって言ったのに名前聞いてなかったっすね。」

「私は鶴賀学園1年の東横桃子っす。」

「貴方は?」


「須賀です、須賀京太郎。」

「年は東横さんと同じです。」


「そうっすか、よろしくっす、須賀君!」

「あ、もっと砕けた話し方でもいいっすよ?」


「そうか、じゃあよろしく、東横。」


それから質問や会話を折り重ねていく。

なんで見えなくなったのか。

誰から見えないのか。

何故俺は見えたのか。

主に質問の軸はそこに固まっていた。


「う~ん、お父さんやお母さんにも見えてないんっすよねー。」


「辛くないのか?」


「辛くないってことは無いけど慣れてしまったんで……」

「でもそんなとき先輩に見つけてもらったんでおかしくならなかったっすよ。」


「その先輩とは運命の出会いだったんだな。」


「そうっすねー。」

「それと割と最近っすけど、私に気付いてくれる人もいたっす。」

「私が通ってる所っすけどそこの先生が私に気付いてくれるっす。」


「へぇ、どんな先生なんだ?」


「先生はっすね、先輩に負けず劣らず格好良くて美人で強くて優しいっす。」


話の感じからその先輩と先生を尊敬してるのは分かった。

何せ目を輝かせながら語るのだから。



「あ、あとおっぱいさんも私の事に気付いてくれるっすね。」


「おっぱいさん?」


何だその奇妙な名前は?

どんな漢字を当て嵌めればそんな名前になるのか想像もつかない。


「あ、おっぱいさんって言うのはっすね……」


そういいながら東横は携帯を取り出し操作をすると中に入っている画像を俺に見せてくる。

そこには見覚えのある人間が二人。

東横が「おっぱいさん」なんてけったいな名前をつけていた理由が分かった。


「和……」


「なんすか? 須賀君おっぱいさんを知っているっすか?」


「知ってるも何も元クラスメイトだよ。」


「え! そうなんすか!?」


そういえばお袋と和がそんな話をしていたなと思いつつ、その時一緒にいた御佐口さんの言葉を思い出す。

本当に縁とは複雑で何処に繋がっているのか分からないもんだ。

世間は思ったより狭いとも言える。


となると、先ほどから東横がべた褒めしている先生とやらは間違いなくお袋のことだろう。

だが今更「その先生実は俺のお袋なんだよねー」なんて事を言える雰囲気でもない。

別にそのことを知らなくても友達ではいれる訳だし。

しかし気になることがあるから聞いてみる。


「なぁ東横、もっと友達欲しいか?」


「え? まぁ欲しいといえば欲しいっすけど……」

「でも私のこと見える人はそんなにいないっすよ?」


「いやまぁ、それだけ聞ければ十分だ。」


「?」

「どういうことっすか?」


「もしかしたら東横の体質、何とかなるかもしれないってことだ。」


「うっそだ~、今までこの体質何とかしようと思ったけどどうにもならなかったっすよ?」


「何とかならなかったらその時はその時だ。」

「やれるだけの事してみようぜ。」


「まぁそういうなら仕方無いっすね。」

「友達とのレクリエーションだと思ってやってみるっす。」


東横から了承を受けて家に戻る。

そこにはお袋たちがせっせと準備をしていた。


「あら京太郎、どうしたの?」


俺に気付いたお袋がやってきた。

そして何か気付いたかと思うと一瞬間をおいて声をかけてきた。


「いらっしゃい桃子ちゃん。」


「!? 三隅先生こんにちはっす!」


「それよりも聞きたいことがあるんだ。」


俺がお袋を尋ねたことか、それともお袋がいつもと違った服を着ている事についてなのか。

何かに驚いている東横はよそにおいて話を進める。


「ここに居る東横のことに関してなんだけど。」

「体質について何か分かることあるか?」


「そうね……私から言わせると桃子ちゃんの姿や音は認知できないけど温度や匂いは感じられるってことね。」

「多分長野に関係しているものもあるから詳しいことは地元の人に聞きなさい。」

「それじゃあ私は忙しいから……桃子ちゃんごめんね、余り相手できなくて。」


「いえ、こちらこそいきなりお邪魔しちゃってごめんなさいっす。」


「用があったらまた来なさい。」


そう言うとお袋はまた慌しく準備をし始めた。

俺達は一度家を出て歩き出す。

少しすると先ほどから聞きたいことがあったであろう東横が口を開く。



「須賀君、先生とはどういう関係っすか?」


やはりというか何というか聞かれた。

別に隠すことではないが何か小恥ずかしいので素直にはいえない。

何せ東横がお袋をべた褒めしていたから余計に言い難い。

なので少し冗談ぶって言ってみた。


「そうだな……あの人は地球の神様であり大魔王で……俺はマジュニアって所かな。」


「ピッコロじゃないっすか!?」


期待通りの突っ込みで嬉しい。

もし通じないで頭にはてなマークが浮かんでいたらどうしようかと思った。



「え、ていうか三隅先生須賀君のお母さんなんすか?」


「まぁ、そんな感じ。」


「え~……え~……なんすかそれー……」


東横が俺の横で変に気が抜けて居るのを余所目に神社へ向かう。

ここへ出向いたのは情報を集めるためだ。

まずは長野や東横に関係しそうな身を隠す神について当たる。

だが空振り、それらしい文献などは無かった。

次に長野特有の怪異について調べる。

それらしいものは幾つか有ったが決定的なものは見当たらない。

仕方ないので最終手段を使うことにする。

およそ式当日にお世話になるであろう方に聞くことにした。


「すみません、こんなことわざわざ聞きに来たりして。」


「いいのよ~、京太郎ちゃんの頼みだから聞いてあげる~。」


「お願いするっす!」


東横が頭を下げて頼み込む。

御佐口さんが目を細めて値踏みするように東横を見つめる。

少しすると御佐口さんが口を開く。


「そっちの子に関係しそうな天狗や天邪鬼に関しての話だったわね~。」

「あるわよ~、多分当たりだと思うわ~。」


御佐口さんの話はこうだ。

長野の山には飯綱三郎天狗という有名な天狗が住んでいる。

何でも十数年前だかに人家に落ちてから隠居し始めたらしいのだが。

だが隠居はしたものの、その天狗は今でもその時落とした天狗の隠れ蓑を探しているらしい。

そこまで話を聞ければ十分だった。


「ありがとうございます、御佐口さん。」


「ありがとうございますっす!」


「い~え~、こんなことならお安い御用よ~。」


「あ、そうだ……御佐口さん、お願いばっかりで申し訳ないんですけど……」

「今度式を挙げるので同席していただいてもいいですか?」


「私が行ってもいいなら幾等でも行っちゃうわ~。」

「京太郎ちゃんの挙式が今から楽しみね~。」


俺達はお礼を言って神社を後にした。


俺のあとをついてきた東横が聞いてくる。


「挙式ってなんすか?」


「ああ、うん、俺、この事件が終わったら好きな人と祝言をあげるんだ。」


「須賀君、それ巷で言う死亡フラグっす。」

「あと須賀君、男の人は16では結婚できないっす。」


「形だけなんだけど一応お袋の前で祝言を挙げておきたいんだ。」

「極々身内だけの祝言なんだけどちゃんと世話になった人にお礼も兼ねてな。」


「結構お母さん想いなんすね、須賀君。」


「だろ~? 俺ってちょーいいやつだからー。」


「……そういうとこ、ふざけなければ須賀君はいい人だと思うっすけど。」

「あ、もしかして照れ隠しっすか?」


どうやらバレバレだったようだ。

東横がまるで鬼の首を取ったかのように笑いながら茶化してきた。


「やっぱり照れ隠しっすね! あはは……」


「……ほら、いくぞ。」


「拗ねないでっすよ! 『京太郎ちゃん』!」

一応今日はここまで
京太郎の御祭神が若干マザコン気味だから京太郎もその影響を受けてもおかしくないよね!

ちょっとずつ投下



『長野での小蒔の心情』


東京から長野に移り、京太郎君の家に向かうと京太郎君は投げ飛ばされていました。

久し振りにお会いした浪おば様が一言漏らし、京太郎君たちも返します。


「生きていたか、親不孝者。」


「開口一番にそれかよ……お袋……」


「げっ……浪おばさん……」


京太郎君が心配でもありますがおば様のことですから手加減しているのでしょう。

宮永さんがおば様に近寄り挨拶をしていました、私もされに負けじとおば様に挨拶します。


「こんにちは京ちゃんのお母さん。」

「お久しぶりですおば様!」


「咲ちゃんに小蒔ちゃんじゃない。」

「久しぶりね小蒔ちゃん。」

「元気にしてたかしら?」


「はい、おば様も御変わり無いですね。」


おば様は私たちににこやかに返してくれました。

昔からおば様は私たちに対して温和な方です。

息子である京太郎君には厳しくも優しく当たっておりましたが私に対しては慈愛に満ちた眼差しを向けてくれていました。



「こんなところで立ち話もなんだし、皆家に上がっていきなさい。」

「ほら、咲ちゃんも。」


「はい。」


「あ、あと私を見て「げっ」とか言っちゃった初美ちゃんはあとでお話しましょうね。」


「ひいぃぃぃ!?」


初美ちゃんが悲鳴を上げていましたがそういえば昔から京太郎君と一緒になって悪戯していたので怒られていましたね。

京太郎君の家の中にあげていただくとおば様が京太郎君に問いかけました。


「京太郎、あんたその腕どうしたの?」


「ん? ああ……ちょっと……」

京太郎君は口を濁しましたが私にはわかっていました。

京太郎君の怪我は私を守る為に怪我をしたということを。

そしてそれは多分おば様にも。


「お茶とコーヒーどっちがいい?」


「あ、おばさん、お構いなく。」

「おば様、お気遣い無く。」


「あ、俺コーヒー。」

「私はお茶ですよー。」


「あんたたちも少しは小蒔ちゃんや咲ちゃんを見習って遠慮しなさい。」


「えー、何でですかー。」

「我が家でお袋相手に何を遠慮するんだよ。」


京太郎君と初美ちゃんが抗議をしていましたがおば様はそれを流して私と宮永さんに聞いてきます。


「それで何を飲む? 咲ちゃんと小蒔ちゃんは遠慮しなくていいのよ。」


「えっと、それじゃお茶で。」

「私も同じもので。」


「わかったわ。」


「すみませんおば様、いきなり押しかけた上にお茶まで……」


「いいのよ、淹れるのはこれだから。」


「俺かよ。」


それから京太郎君が飲み物を用意してくれました。

私も手伝うと言ったのですが初美ちゃんや京太郎君にやんわりと止められてしまいました。

そのあとおば様が淹れられたコーヒーをみて京太郎君に言いました。


「京太郎、ミルクは?」


「そんなもんねぇよ。」


「じゃあ買ってきて。」


「……はぁ、わかったよ」


京太郎君が少し考えたあと、溜息を吐いて承諾しました。


「俺がいない間に変な事吹き込まないでくれよ。」


「わかってるわよ、何かあったら携帯に電話するわ。」


「連絡は出来るだけ早くしてくれ。」


京太郎君はそう言うと着替えずに出掛けて行ってしまいました。

それから少ししておば様が口を開きました。


「ところで聞いておきたいのだけれど……」

「貴女達は京太郎のことどう思っているのかしら?」


おば様が不意に聞いてきた質問。

おば様は続けます。


「京太郎が家に帰ってきたから敢えて聞くのだけれど……」

「あの子が長野に残りたいというのならば戻る手伝いをするし、鹿児島に行くというのなら私は見送るつもりよ。」

「でもあの子は迷うと思うの。」

「咲ちゃん達と共に長野で過ごすか、小蒔ちゃんたちと鹿児島で過ごすかで。」

「京太郎がここに残るかどうかは貴女達次第だと思ってるわ。」


京太郎君とここでお別れ……?

それは考えてもいなかった事でした。

久し振りに京太郎君と再会し、私を守って霧島で療養しているときも何の確信も無いのに安心していました。

もうこれで離れ離れにならないと思って。

京太郎君が大阪や奈良に旅立ったときもちょっとした旅行だと思いすぐ戻ってくるものだと何の根拠も無いのに信じていました。

だけどそれは間違いで、宮永さんが霧島に来たとき京太郎君が長野に置いて来たものを取りに戻るのではと不安になり、私は後を追いました。

そして東京で再会した時、私はまたしても安堵してしまいました。

今度こそ一緒だと。

そして私は今の今まで京太郎君と別れる事を考えていなかった。

おば様が再度問います。


「だからもう一度聞くわね。」

「貴女達は京太郎のことどう思っているのかしら?」


おば様の問いに言葉が詰まりました。

私は自分の中で京太郎君がどういう存在なのかまだはっきりしません。

とても大切だけど、掛け替えの無いものだけど、初美ちゃんや霞ちゃんに対するものとは違う。

この心のあり方は何なのか。

答えは出ていませんでした。

私が答えに困っていると初美ちゃんが先に答えます。


「私は京太郎の親友であり悪友ですよー。」

「それは今も昔も変わらずですよー。」

「ですから京太郎と一緒に居る方が楽しいですし、一緒に鹿児島に帰りたいですよー。」

「ただ、京太郎がここに残るというならそれも仕方ないと思うのですよー。」

「京太郎には色々とありましたからそこら辺は考慮するのですよー。」


「そう……初美ちゃんはそういう立場でありたいのね。」


初美ちゃんが頷きます。

初美ちゃんは初美ちゃんで答えは出ていたのでしょうか。

おば様が宮永さんと私の顔を伺っています。

まるで爬虫類のような鋭い瞳で。

宮永さんが私の方に向き直り告げます。

まっすぐな目をこちらに向け、真剣な表情で。


「神代さん。」


「……はい。」


「私ね、京ちゃんのことが好き。」


宮永さんからその一言を言われたとき、心が落ち着かなく、私はひどく居心地の悪さを感じました。

宮永さんは尚も続けます。


「例え京ちゃんにとっては、私はただの友達としか見られてないとしても。」

「私は京ちゃんが好き。」

「だから京ちゃんが長野に残ってくれように頑張るし、告白することだって躊躇わないよ。」

「例え貴女がライバルだとしても、私は引く気はないよ。」


「……はい。」


真っ直ぐな視線が私を射抜くように向かっていて。

私も何か応えないといけない気がしました。

だけど私には宮永さんほど自信が無くて俯きながら応えてしまいました。


「私は……」

「私も、京太郎君と一緒に鹿児島に帰りたいです。」

「だから……頑張ります。」


私が発した言葉を受け、宮永さんは微笑みながら返してきました。

まるでよかったと言わんばかりに。


「そっか……じゃあ今から私たちはライバルだね……」


「……はい、そうですね。」


やり取りが終わるとそれを見計らっておば様が言います。


「話は纏まったということでいいのかしら?」


「「はい。」」


「まぁいいわ。」

「京太郎が何日居るか分からないけど、今日と明日咲ちゃん先攻で京太郎にアピールしなさい。」

「そのあとは小蒔ちゃんが一緒に帰る算段を立てる。」

「というのはどうかしら?」


「あの、おば様……」

「なんで私は後攻なのでしょうか……?」


「……あの子は人の気持ちを蔑ろにすることはないけど、心は器用じゃないのよ。」

「二人一辺に来られたら困惑すると思うわ。」

「それと、小蒔ちゃんは初美ちゃんが居るから有利だと思ったから後攻よ。」


「……そうですか。」


おば様が言ったことを頭では理解しても心が飲み込んでくれませんでした。

そんなとき初美ちゃんが切り出します。


「それにしても京太郎遅いのですよー。」


「ああ、じゃあそろそろ連絡入れてみるわね。」


おば様が電話を取り出して京太郎君に連絡を入れるとこう言いました。


「多分少ししたら帰ってくるわ。」


「それなら私は京太郎が帰ってくるまで玄関で待ってるですよー。」


そういうと初美ちゃんは玄関へ行ってしまいました。

この雰囲気の中に居辛かったのでしょうか。

初美ちゃんが玄関の戸を閉めるとおば様が私たち二人に聞いて来ました。


「ねぇ、二人が見てきた京太郎のこと聞いていいかしら?」


「はい。」

「はい、わかりましたおば様。」


それから京太郎君が帰ってくる間に三人で少しお話しました。

途中おば様が良子さんの所に電話を掛けていたりもしましたが良くお話したと思います。

その時、宮永さんが私に聞いてきました。



「ねぇ神代さん。」

「神代さんのこと『小蒔さん』って呼んでもいいですか?」


「はい、いいですよ。」

「その代わりといってはなんですが宮永さんのことを名前で呼んでもいいですか?」


「うん、いいよ。」

「じゃあ、小蒔さん。」

「正々堂々、って訳には行かないかもしれないけど、京ちゃんのことに関しては真剣にやらせてもらうね。」


この人には、咲さんには負けたくないと思いますが、この人の気持ちを受けないといけない気がしました。

だから今度は真っ直ぐな目に対して私も真っ直ぐに向けて応えます。


「……はい!」


それから少しすると京太郎君が戻ってきました。

ミルクを買うだけにしては少し遅かった気もします。


「……ただいま。」


「おかえり。」
「京ちゃんおかえり。」
「京太郎君おかえりなさい。」


「京太郎、あんたやたら遅かったわね。」


「御佐口さんと会ってたからな。」


「何か言ってた?」


「酒もって伺うってさ。」


一体御佐口さんとは誰のことでしょうか……

気になりますが二人は続けます。


「なら買い物しないといけないわね。」

「あ、そうだ……京太郎、あんた咲ちゃん送っていきなさい。」


「……まぁいいけど。」


「あの、京太郎君、私も……」


「小蒔ちゃんダメよ、今は咲ちゃんに譲ってあげて。」


「うぅ……はい。」


「?」


咄嗟に京太郎君に付いて行きそうになりましたがおば様に止められてしまいました。

少し……いえかなり不安です。

京太郎君は私たちを放っておいてしまうような無責任な人ではありません、が。

私の中に咲さんに心を傾けてしまうのではないのかという焦燥感がありました。


「それじゃあちゃんと咲ちゃんを送るのよ。」

「私は小蒔ちゃんや初美ちゃんと買い物に行って来るから。」


「わかってるよ。」


私は何時の間にか京太郎君のことを目で追っていました。

そのとき京太郎君と目が合ったような気がします。

ですがそのあとおば様の車に乗せられて近くのスーパーまで向かいました。

私は車の中で考えて、そして自覚しました。

思っていたより私の中の京太郎君の存在が大きかったことを。

もし、京太郎君が今度こそ手の届かない所に行ってしまったら……

そう考えると不安で仕方ありませんでした。

一応今日はここまで、遅筆ですまん
これが書き終わったら京太郎視点と比べてみてください

投下します



やがて京太郎君から荒々しい気配が薄まり、御佐口さんが声をかけます。


「京太郎ちゃん~、二人で何を話していたかは知らないけどあんまり現を抜かされると私たち拗ねちゃうわよ~?」


「……ああ、すみません。」


やはり京太郎君も意識を失っていたのでしょうか。

何故意識を失ったのかまでは分かりませんが、京太郎君の意識が無い間、何者かが京太郎君の体を操っていたのは確かだと思います。


「ツモ~、タンピンドラで2600オールよ~。」

「今日はこれでおしまい~。」


御佐口さんの和了り止め宣言。

おば様がぽつりと呟きます


「届かなかったわね。」


「あら~一歩間違えたら浪ちゃんがトップだったかもしれないわね~。」


御佐口さんは一呼吸置いて尚も続けます。


「ん~……今日はこれくらいにしておこうかしら~?」


「そうね……蘇宗さんをこれ以上ここに居させたら何が起きるかわからないし、そろそろお暇しようかしら。」


「え? さっき来たばかりですわよ?」

「というよりもあんな闘牌見せられたら、わたくしだってお二方と打ちたいですわ!」


「透華ちゃんごめんね~、浪ちゃんに怒られるから帰るわ~。」


「ぐぬぬ……折角のリベンジがぁ……」


「まぁまぁ、ここには他にも打つ面子はいますよ、お袋と打ちたいなら家にくれば打てると思うので。」


「そういうことなら……今日は我慢しますわ……」



渋々と言う感じでしたが了承していました。

おば様と京太郎君が警戒していたのが分かります。

やはり御佐口さんとは……

おば様と御佐口さんがお帰りになったので私達は卓に着きました。

京太郎君はカウンターで誰かと話していました。


「よろしくお願いしますわ、あんな熱い闘牌を見せられた後では昂ぶって仕方ありませんもの。」


「おう! よろしくだじょ!」


「はい、よろしくお願いします。」


その方達と対局が終わると執事さんを含める三人は帰って行きました。

その後は私、初美ちゃん、咲さん、原村さんで卓を囲みました。

今京太郎君の隣には片岡さんが座っています。


「どーん!」


「だからあぶねえって。」


「連れない事言うなよダーリン!」


「誰がダーリンだ、誰が。」


少し離れたところからでも聞こえてくる軽快なやりとり。

はしたないとは思いつつも二人の会話が気になって聞き耳を立てていました。

どうやら片岡さんが京太郎君に先程した話について聞いているようです。


「なぁ京太郎、これからどうするんだじょ?」

「長野に残るのか? それとも鹿児島に行くのか?」


「ん~、まだわからん……一旦は鹿児島に戻るとは思うけどその後長野に来るかどうかは決めてねぇな。」

「でも多分だが鹿児島に戻ったら長野に来れないかもしれないな。」


「そうか、もしかしたらこれで最後かもしれないんだな……」


「そうかもな……」


私が山から牌を引くときでした。

そのとき沈黙が少しの間流れていた気がします。



「愛してるじぇ! ダーリン!」


私は袖を山に引っ掛けて崩してしまいました。

山はガシャリと音を立てて崩れていきます。


「す、すみません。」


「まだ1巡目だし大丈夫だよ、さぁ、仕切りなおそうよ小蒔さん。」


「は、はい。」


私は山を崩したことを謝り、咲さんは気にすることは無いと言ってくれました。

その間原村さんと初美ちゃんは無言のまま牌を卓に入れていました。

でも、私は京太郎君が片岡さんにどんな返事をするのかが気になって気が気ではありませんでした。


「ありがとう……それでもってごめんな、優希。」


京太郎君はそう返事をしていました。

京太郎君が返事をした時、一瞬時間が停まったようにも感じました。

そして停まった時間を再び動かしたのは片岡さんの言葉です。


「なーにマジに返してるんだじょ!?」


まるで「冗談で言ったのだから気にするな」と言わんばかりに片岡さんは言います。

京太郎君はそんな言葉を受けて返します。


「だろうと思ったぜ。」


時間がぎこちなくも動いていきました。

それと同時に原村さんの声が店内に響きました。


「ロン、11600。」

「私のトップですね。」


何時の間にかオーラスに入っていたようです。

私は溜息を吐きましたがそれは何の溜息なのかわかりませんでした。

集中していなかった自分に対しての自己嫌悪なのか、それとも安堵した溜息なのか……




「次は私も入れろー!」


「じゃあ、私が抜けるね。」


片岡さんがやってきて咲さんが抜けました。

咲さんは席から立ち上がると真っ直ぐ京太郎君のところへ向かいます。


「京ちゃん、今日はどうだった?」


「……楽しかったよ。」


「そう、よかったー。」

「昨日は京ちゃんが何をしたら喜ぶか考えたんだから。」


店の奥から染谷さんが出てきたのか片岡さんをからかって言いました。


「なんじゃあ、やけに静かじゃと思ったらいつもうるさい優希が騒いでおらんのか。」


「ひどいじょ染谷先輩! 私だってお淑やかなときだってあるじぇ!」


「おおすまんすまん。」


少し場が和んだ気がします。

きっと染谷さんは雰囲気を見てそう言ったのでしょう。

前に京太郎君がすごく気遣いをする人だと聞いたことがあります。

それでも私は咲さんと京太郎君が何を話しているのか気にはなっていますが。


「ねぇ京ちゃん、ちょっと付き合ってもらっていいかな?」


「……あいよ。」


京太郎君が染谷さんに「少し出てきます」と言うと店外へ出て行きました。

きっと咲さんは京太郎君に想いを伝えるのでしょう。

気にはなるものの、今立っている卓を放り出すわけにも行かず、かといって集中できるわけでもなく。

私は一体どうすればいいのでしょう……

私が悩んでいると片岡さんが言いました。



「神代さんだっけか……京太郎のことどう思う?」

「私は好きだじぇ、振られちゃったけどな。」


「私は……」


「あんたはっきりしないな、私が告白したとき動揺して山崩したの神代さんだろ?」

「取られると思って、気が気でなくて、一緒に居たいと思うならうじうじしてないでさっさと告白するべきだったんだじぇ。」


「…………」


私は片岡さんに言われたとき、何も言えませんでした。

原村さんが代わりに言います。


「今の状態で打っても何も意味は無いでしょう。」

「はっきり言って集中していない人と打つのは不快です。」

「さっさと卓から出て行ってください。」


「……すみません、原村さん。」


「あ、姫様待ってくださいですよー!」


私は謝って店から出ました。

後からは初美ちゃんが付いてきました。

そこから京太郎君たちを追って走っていました。



「のう、流石に言い方がきつかったんじゃなかろうか?」


「神代さんが集中していないのは目に見えてわかっていたので。」

「これ以上は無益だと思っただけです。」


「神代さんをけしかける為とはいえ、相変わらずのどちゃんはきついじぇ。」


「そんなんじゃありません。」

「そんなことより咲さんと須賀君は大丈夫でしょうか。」


「まぁ、なるようになるじゃろ、お互い付き合いが短い間柄でもないからの。」


「だからこそですよ……」

「なまじ付き合いが長い分だけ、拒絶し辛いですし拒絶したときされたとき、辛いじゃないですか……」


「と言ってもわしらに出来ることはもし咲が失恋した時、咲を慰めるのが精々くらいじゃがな。」


私は咲さんたちを追って川のある原っぱに着きました。

そこでは京太郎君と咲さんが話をしていました。

私は、思わず橋柱の影に隠れてしまいました。

遠くから微かに二人の会話が聞こえます。


「京ちゃん……長野には残らないの?」


「ああ。」


「……私が京ちゃんのこと好きだって言っても?」


咲さんが言った言葉。

私にははっきり聞こえました。

咲さんの意思が。

咲さんの気持ちが。

その後の言葉は風で掻き消えて聞こえませんでした。

胸がざわめきます。

息も上手く出来ないくらい胸が苦しいくらいでした。

心のどこかで「京太郎君を取らないで」と誰かが叫んでいます。

その場から逃げてしまいたいくらいの気持ちの悪さからしゃがんでいると背中を触られました。

気付くと後から付いてきた初美ちゃんが私の背中をさすってくれています。

少し気分が悪くなくなると咲さんの叫び声が聞こえてきました。


「……京ちゃん、もっと本音で言ってよ。」

「本気で私を振ってよ!」

「ちゃんと私を諦めさせてよ!」

「じゃないと……じゃないと私……」


その時理解しました。

咲さんは京太郎君に断られたと。

そしてはっきり言って欲しいと。

だから京太郎君は応えます。


「わかった……俺は……須賀京太郎は……」

「神代小蒔が好きです。」

「だから咲、お前とは付き合えない。」

「長野にも、残らない。」


「うん……ありがとう、京ちゃん……」



咲さんが去っていきます。

涙が私の頬を伝って行くのが分かります。

面と向かって言われた訳ではないですが、生まれて初めて異性に好きだと言われました。

悲しくは無いのに。

嬉しくないわけでもないのに。

咲さんと京太郎君に申し訳なさを感じていました。

咲さんから彼を奪った申し訳なさ。

京太郎君から長野での生活を奪った申し訳なさ。

どちらもとても重いものです……


気付いたら初美ちゃんは手を握っていてくれました。

そして京太郎君も何時の間にか隣に。

私は二人に対して申し訳なさから謝りました。

ただ一言「ごめんなさい」と……

すると京太郎君は一言言って私の手を握ってくれました。


「『一緒に帰ろうか』、小蒔ちゃん。」


私はずるい人間で、胸に抱いた感情に気付いても自分から告白できなかったのに。

それでも彼は温かい言葉で迎えてくれました。

ずるい私に優しい彼が辛くて、申し訳なくて。

帰り道に思わず子供の様に泣いてしまいました。



泣き止む頃には家の前についていました。

初美ちゃんは先に家へ入って行き、私達は二人で玄関の前に居ます。

その時に京太郎君に尋ねました。

素朴ではありますがとてもとても大切なことです。


「京太郎君はどうして……私の事を好きなんですか……」


「好きなことに理由って要りますか?」

「って言いたいけど、でもこれじゃあ小蒔ちゃんは納得しないんですよね?」


「……はい。」


「俺達が初めて会ったときの事を覚えてますか?」


「初めて皆が本家に来たときですよね。」


「そう、そのとき小蒔ちゃんに笑顔で「よろしくお願いします」って言われたとき。」

「俺は小蒔ちゃんを護りたいって思ったんです。」

「まぁ護りたいと思ったのは俺だけじゃないと思いますけど。」


「……そんな、たったそんなことで……?」


「ええ、言ってしまえば一目惚れです。」

「だから俺は神代の守人ではなく、小蒔ちゃんの守人になったんです。」


「…………」


「俺は小蒔ちゃんのことが好きです。」

「一人の女性として。」

「小蒔ちゃんはどうですか。」


「私も……私も京太郎君の事が好きです。」

「でも私には、京太郎君に好きになってもらう価値なんて……」


私の言葉を受けた京太郎君は少し悲しそうな顔をして言いました。


「例えばですが……小蒔ちゃんは……」

「小蒔ちゃんは、人の悪口を言えますか?」


私は首を振りました。

私は悪口を言うのも言われるのも好きじゃありません。


「だったら……」

「俺が好きになった人の悪口は言わないでください。」

「それと同様に俺を好きになってくれた人の悪口も。」


「!」

「……はい。」


それは『彼を好きになった私』を。

そして『私を好きになってくれた彼に悪口を言わない。』と言う意味でした。

『自分を卑下すれば自分を好きになってくれた人にも失礼だ。』と暗に彼は言ってくれました。

とてもずるい言い方だと思います。

私が抱いた申し訳無さすら彼は持っていこうとするのですから。

京太郎君が続けます。


「気にするなとは言いません。」

「でも少しでいいですから、その荷物俺にも持たせてくれませんか?」


「……良いんですか?」


「俺は好きでやるんですから。」


「では……お願いします。」



京太郎君はずるいです。

そんな事を言われたら頼らざるを得ないです……

きっと私はこれからもっと貴方のことが好きになってしまう。

そして貴方はそれを受け入れてくれると思います。

その時私は何をお返しすればいいのでしょうか。

私は家に入ると考えました。

京太郎君とちゃんとした形の関係になろうと。

咲さんとのけじめのために。

京太郎君とのけじめのために。

おば様とのけじめのために。

私はもう……

揺らがない。

迷わない。

小蒔視点はこれでおしまいです。

分からないことがあったら聞いてください

お題だぁ!
↓2

貧乳勢とは誰誰だ……
↓2~4貧乳キャラ指定


『お前がry』


一「こんにちはー。」

ネリー「こんにちはー。」

初美「はいはいこんにちはですよー。」

初美「…………」

京太郎「どうしましたか。」

美子「あ、こんにちは。」

初美「京太郎、この人たち痴女ですよー。」

美子「私は違うよ!」

一「え、痴女って僕たちのこと?」

初美「そうですよー。」

美子・京太郎(初美さん(この人)には言われたくないだろうなぁ。)

ネリー「ところでここにくれば胸が大きくなるって聞いたんだけど。」

初美「なんですかー、そんなのデマですよー。」

美子「え、そうなの!?」

京太郎「これ(初美)をみたら分かるでしょうよ。」

一・ネリー・美子「あー……」

初美「納得するなですよー!」


『何言ってるかわがんねぇ』


霞「すったいだれた……」(すごく疲れたわ……)

京太郎「おやっとさあ。」(お疲れ様です。)

霞「いおゆこったえたで、ひえくせないもした。」(魚捌いてたから生臭いわ。)

良子「……今の何語?」

初美「薩摩弁でごわすー」

薩摩方言むずいね

ネタ安価↓2


『夢幻の如くなり』


霞「はぁ……はぁ……」

霞「これだけ走れば少しは痩せたはずよね……」

<48kgデス

霞「やったわ……ついにやったのよ!」

京太郎「じゃあお祝いにry」

初美「お菓子も一杯ry」

霞「…………」

――――――――
――――――
――――
――

チュンチュン……

霞「やっぱりまた夢よね……」

霞「この胸はいつになったら減ってくれるのかしら……」シクシク

1蟲師の設定×咲キャラ
2スサノオ神の代わりにウカノミタマ神が出張する話
3神代の守人シリーズの設定話

↓4まで

満場一致で2でした
さらっと書くかがっつり書くか

さらっと書くなら時間は掛からないけど短い
がっつり書くなら書くまで時間は掛かるけど多分長め

↓3

おk
ちょっと資料買ってくる

但し買ってきたのは前から読んでみたかった漫画

お試し投下


『我が家のいなり、こんこん、ぎんぎつねさま(仮称)』


――長野――


京太郎(今俺の前に女性がいます。)

京太郎(スタイルはいいし顔もいいけど……)

京太郎(ただ……人間じゃないのが問題です。)

京太郎(そもそもなんでこんなところにいるかというと。)

うか様「ねぇねぇ、これで遊ぼうよ?」

京太郎「何で神様がゲームやってるんですか。」

うか様「暇つぶし?」

京太郎「俺が呼んだのは別の神様なんだけどなぁ……」

うか様「だから父様はバカンス中なんだってば。」

京太郎「チェェェェンジ!」

うか様「なんだと!?」

京太郎「もっかい言います。」

京太郎「チェェェェンジ!」

うか様「なんでだ!? 何が不満だ!?」

京太郎「こんなんうちのかみさまちがう。」

うか様「確かに父様とは違うが私だって神様だぞ!」

京太郎(正直、「恋愛相談したい」なんて言えるわけないだろ!)


京太郎「それにしてもどうしよう……」

うか様「なにがー?」ペラペラ

京太郎「俺のベッドの上で俺の漫画見ながら寛いでフリーダムですね。」

うか様「きにしないで。」

うか様「あ、これの続きある?」

京太郎「はいはい……じゃなくて!」

うか様「もー、どうしたの?」

京太郎「いやいや、あなたをどうするかって話ですよ。」

うか様「気にしないでいいよ?」

京太郎「こんなところお袋に見つかったらどうするんですか!」

ガチャッ

浪「あんたなに一人で騒いでんのよ……ってあら?」

京太郎「……お、お袋。」

浪「何?」

京太郎「そのだな……一人(?)家に泊めたい人(?)が居るんだけど……」

浪「……はい?」

うか様「どうも。」

浪「…………」

浪「女神様を誑し込むとか家の息子も大胆ね……」

京太郎「ばっ!? ちげーよ!」

うか様「照れない照れない。」

浪「何にも無いところですがどうぞ好きなように寛いでってください。」

うか様「やったー。」

京太郎「なんで!? お袋なんで受け止めちゃうの!?」

浪「神職の人間だから。」



うか様「それで、京太郎は父様に何をお願いするつもりだったの?」

京太郎「えっ……それはですね……」

うか様「思春期だから恋愛のこととか!」

京太郎「うえ!?」

うか様「あ、当たってた?」

京太郎「あ……その……はい。」

うか様「……そうかぁ。」

京太郎「ね、だから相談し難いことでしょう?」

うか様「うんうん、そうだよね、恋愛相談とかし難いもんね。」

京太郎「だから経験豊富そうな家の御祭神に相談を……」

うか様「確かに父様は経験豊富だ、でも大丈夫!」

うか様「私が憑いてるから!」

京太郎「なんか字が違う!」

うか様「私に掛かればちょちょいのぱっぱだ。」

京太郎「因みに恋愛経験などは……?」

うか様「好きな殿方ならいるよ!」

うか様「ただ今は紙や二次元から出て来れないだけ!」

京太郎「だめじゃん!」

うか様「大丈夫大丈夫! 私に任せなさい!」

京太郎「不安だなぁ……」

導入部分だけ書いてみた
感想よろしくおなしゃす

因みにタイトルの元ネタは
『我が家のお稲荷様』
『いなり、こんこん、恋いろは』
『ぎんぎつね』
です
『うか様』は『いなり、こんこん、恋いろは』のキャラにオリジナル(?)要素を入れた感じ


――部室――


京太郎「……」トンッ

うか様「え、それ切るの?」

京太郎「……立直」トンッ

うか様「立直するの?」

京太郎《集中できないんで口挟むのやめてもらっていいですか?》

うか様「いやでも……ねぇ?」

京太郎《あと、なんで貴女がここに居るんですか……》

うか様「いやー相手が気になったから?」

京太郎《そうですか、ではお帰りください。》

うか様「冷たい!?」

和「ロン、11600です。」

京太郎「……あいよ。」

和「須賀君、ちゃんと集中してくださいね。」

京太郎「あー……わりー。」

うか様「なるほど、好きなのはこの娘か?」

うか様「そういえばベッド下にあった本も巨乳物が……」

京太郎《いつの間に調べたんですか!?》

うか様「寝てる間に。」

京太郎《あーもう……無茶苦茶だ……》

うか様「それにしても麻雀へただね。」

京太郎《放って置いてくださいよ……》

京太郎《どうせ俺は麻雀下手ですよ……》

うか様「じゃあ今度は私の指示に従って打ってみなよ。」

うか様「そうしたらガンガン和了って好感度もガンガン上がるはず!」

京太郎《もうなんでもいいや……》


うか様「これ。」サワ……

京太郎「…………」トンッ

うか様「次はこれ。」サワサワ

京太郎《あの……》

うか様「ん? 何?」フニョン

京太郎《わざわざ俺の後ろから重なるようにして指示出さなくてもいいんじゃ……》

うか様「え? でもこっちの方がやりやすいよ。」フニョン

京太郎(さっきから胸とか当たって集中出来ないんだってば!)

うか様「? どうしたの?」

京太郎《いえ、なんでもないです……》

うか様「それじゃあこれを切って立直!」

京太郎「……立直」トンッ

京太郎「……ツモ、立直一発イッツードラドラ……裏は無しで3000・6000。」

うか様「ほらね?」

優希「犬の癖に一発だと……!」

和「でもここの切り方は不自然ですね?」

和「確率にしてもこっちを切るよりもこっちの両面待ちの方が……」

咲(私の危険牌を躱してる……)

優希「しかも直前にツモ切りしてたじぇ。」

京太郎「……えっと、その……神様のお告げ? みたいなもんだよ。」

和「神様とか……そんなオカルトありえるわけ無いじゃないですか。」ハァ

京太郎「あははは……」

うか様「どうだ、私の腕前は?」

京太郎《ええ、すごいです、でもよく麻雀を知ってましたね。》

うか様「ゲームでやったからな!」ドヤァ

うか様「真鍋君のスチールをコンプするのには骨が折れたよ……」

京太郎(ちょくちょく残念だな……この神様。)

咲(さっきから京ちゃんの周りに変な影が見えるけど……気のせいかな?)


京太郎「あはは……まぐれまぐれ。」

京太郎《とりあえず俺一人の力でやるんで口出ししないでください。》

うか様「仕方ないなぁ……」

うか様(うーん、やっぱりまだ私に心を開いてくれてないように思える……)

うか様(やっぱり神と人では溝は深いのかな……?)

うか様(こういうときどうやって近づけばいいんだろう……)

咲「京ちゃんの番だよ。」

うか様「?」

京太郎「おお、わりーわりー。」

うか様「……!」

うか様(これだ!)

うか様「きょうちゃ~ん?」

京太郎「ぶふぉ!?」

優希「どうした?」

京太郎「いや……なんでもねぇ……」

うか様「京ちゃん!」

京太郎《なんですかいきなり!?》

うか様「私は君の事を親しみをこめて『京ちゃん』と呼ぶことにした。」

京太郎《突然ですね、宇迦之御魂神様。》

うか様「露骨に距離を取ろうとしないで。」

うか様「私が京ちゃんって呼んでるんだからそっちももっと親しみをこめて!」

京太郎《え~……じゃあ『うか様』で……》

うか様「ギリギリ及第点かな……」

うか様「もっと『うかちゃん』とか『うかさん』とか、思い切って『うか』でもいいんだよ?」

京太郎《『うか様』で。》

うか様「……今はそれで我慢してあげる。」

京太郎《お許しいただきありがとうございます。》

うか様「心の声なのに心がこもってない!」

なんかわやわやですが今日はここでおわりです。

神(人)恋物語はここで終わりにして

数年後の神代の京太郎書いてHTML化していいですか?


『ウン年後も変わりなく。』


京太郎「あれ小蒔ちゃんは?」

伯父「ああ、さっき御醤油が切れたって言って買いに行ったよ?」

京太郎「へぇ~……」

伯父「それにしても君のお嫁さんはすっかり立派になったね。」

京太郎「家族の前だけだけどね。」

伯父「良き妻、良き母であろうと思ってるからだろうね。」

伯父「子供を産んでからはよりしっかりし始めたし。」

京太郎「そんなもんかな……」

伯父「あ、そういえばそろそろオムツを替えないといけない頃かな?」

京太郎「……へ?」

伯父「いやね、彼女が買い物に行くとき赤ん坊抱えたままだと大変だろうからと思って預かってたんだよ。」

京太郎「……つまり今小蒔ちゃんは一人?」

伯父「そういえばそうだね。」

伯父「でも大丈夫だろう、流石に彼女も大人だしここいらにも慣れてるだろうし。」


子供の前ではちゃんと母親→小蒔ちゃん-子供=ポンコツ


京太郎「やべぇぞこれ!?」

京太郎「伯父さん! 子供頼みます!」

伯父「はいはい。」

京太郎「うおおおおお! 小蒔ちゃん! うおおおおお!」

伯父「元気だなぁ。」



おっさん「え、京太郎君の奥さん? ああ、それなら駅の方に向かって行ったよ。」


駅員「ん? 君の奥さんかい? ああ、それなら隣町のスーパーに行くって言ってなぜか新幹線に乗ってたなぁ。」

京太郎「ファ!?」

駅員「多分長野で降りるんじゃないかな。」

京太郎「マジですか……」


こうして京太郎は旅に出ることになった。

迷子の奥さんを探すために。

きっと向かう先々で怪異や妖魔に出会うだろうけど負けるな京太郎!


――島根――


浪「あら、小蒔ちゃん迎えに来てくれたのね。」

小蒔「はい、多分そろそろお義母様が来るだろうと思いまして。」

浪「いい嫁だわ……京太郎には勿体無いくらいね。」

小蒔「私の旦那様は京太郎君だけです。」

浪「それで当の本人はどうしたのかしら?」

小蒔「きっとお仕事中ですね。」

小蒔「何せ私の守人で良人ですから。」


カン

書く予定だったものは書いたのでHTML依頼してきます
お付き合いいただきありがとうございました
多分その内過去作の続きでも書くと思います

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom