老人「『爺クフリート』とはワシのことじゃあぁぁーーっ!!」 (86)

老人「.....むぅ」パチッ

チュンチュン

老人「.....朝か」ムクッ

老人(ワシの一日は午前4時から始まる)

老人(高血圧は関係ないぞ)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378304736

老人「ふんっ!!せやっ!!!」ブンッ ビシッ

老人(毎日、起床から2時間は鍛錬の時間と決めておる)

老人(定年退職してからかれこれ18年間、殆ど欠かしたことはない)

スポーツマン「老人さんお早うございます!今日も張り切っていますね」

老人「うむ、おはよう」

スポーツマン「これからラジオ体操に行くところなんですが、一緒にどうです?」

老人「付き合おう」

『いっちにー、さっんしっ、ごーろっくしっちはっち』

老人「久しぶりに来たものの、若者の数がめっきり減っておるのう」

スポーツマン「そうですねぇ。今は夏休みの時期ですけど、それでも10人程度ですからね....」

主婦「やっぱり時代が変わった、ってことなのかしらねぇ?」

老人「フンっ!まったくもって気にくわん。今度うちの孫を引っぱたいて連れてこようかのう」

『両足とびの運動~!いち、に、さん、しっ』

老人「すっかり腑抜けた世の中になってしまったわい!!」ビョーン

スポーツマン「老人さん飛びすぎ飛びすぎ!!」

主婦「目測で5メートル24センチ....。この調子だとまだまだ伸びるわね」

スポーツ少年「マジパネェっす!!」

老人「帰ったぞー」ガチャッ

息子「おはよー」ファアア

嫁「お父さんおかえりなさい!今日はいつもより帰りが遅いですケド、お散歩ですか?」

老人「イヤ、少しラジオ体操にな」

嫁「まぁステキ!私も今度から始めてみようかなー、なんて」

息子「そういってできた試しが一度でもあったかい?ダイエットとか....」

嫁「何よ!もー」プンスカ

息子「大体、ママはそんなことしなくても十分綺麗でしょう」モグモグ

嫁「あ、あら!?そう?もう、パパったら..../////」

老人(やれやれ、まーた惚気はじめおったわ)

嫁「お父さん、ちょっと待っててくださいね?今、ごはん用意しますから♪」ルン

息子「じゃ、行ってきまーす」

嫁「はーいいってらっしゃーい!」ノシ

TV『またも、インターネット上での写真投稿による炎上が....』

老人「何じゃ、またか。しょーもないことで人生を棒に振るいおって」

嫁「最近の若い子たち、何だか物騒ですものねぇ」

老人「....で、ウチの若いのは」

嫁「まだ寝てます」

老人「....ごちそうさま。ちょっと起こしてきてやるわい」

嫁「お粗末さまでーす♪」

老人「孫!朝じゃぞー、はよう起きんかい」ドンドン

シーン

老人「.....いつまで寝ておるかこの腑抜けがぁーっ!!」ガチャッ

老人「呑気に眠りこきおって....!!愚か者ぉ!!」ブワッ

老人「何じゃと!?ベッドの中に身代わり....」

「ハッハァーー!!引っかかったね爺ちゃん!!」

老人「その声は孫!?どこじゃあ!!どこに隠れておる!!」

孫「何を隠そう押入れさ!」ガラッ

老人「!?」

孫「そう何度も同じ手は食わないさ。どうだい?よくできているだろうその俺の身代わり一号は!」

老人「おのれちょこざいな....」

孫「フッ、一晩ドラ〇もんの気持ちを味わった甲斐があったぜ。ねぇねぇ、今どんな気持ち??」ニヤニヤ

老人「図に乗り追ってこの青二才めがぁっ!!」

孫「ちょっ!?まっ.......」


孫「うげぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」

嫁「あらあら、今日も仲良しねぇ」

老人「まったく、夏休みのおかげでますます腑抜けておる。今度みっちり鍛え直してやらんとな」

孫「いいじゃん、休みなんだから腑抜けたって....」

ピロリロリン♪

孫「おっ?メールだ」カチカチ

孫「..........」

嫁「彼女さんからでしょ?顔に出てるわよ」

孫「うへへ?そう?」ニタァ

老人「例の娘か....。ちょっと貸してみぃ」パシッ

孫「ちょっ!?爺ちゃん!」

老人「どれどれ.....」

まさか空中から来る爺ちゃんの話か?

件名:おはよう!\(^o^)/

本文:今日もあっつくなりそうだね(´Д`*)

   ところで今日、部活午前中なんだよね??(/・ω・)/

   もし良ければ、午後から付き合ってほしいところがあるんだけど....(*´з`)

   どうですか?(/ω\)


老人「何じゃこのチャラチャラした文面はーーーっ!!」クワッ

孫「!?」

老人「顔文字とやらに頼らねば感情を表現できんのか!!なんと脆弱な!!」

孫「むちゃくちゃ言い過ぎだよ!!」

老人「ワシが代わりに返事を出してやるっ!!このこのっ....」ピッピッ

孫「何でそうなるの!!返したまえ!!いい子だからさぁ!!!」

まさか爺ちゃんの番外編か?

ママと呼べ
パパと呼べ
爺クフリートと呼べ
のくだりの人?

>>8
>>10
たぶんそう

孫「~ったく、朝から疲労MAXだよ...。行ってきまーす!」ガチャッ

老人「フン....!!」

嫁「ふふふっ....」ニコニコ

老人「何じゃ」

嫁「イエ、お父さん。孫くんの彼女さんに妬いてるのかなーと思って」

老人「何を馬鹿なことを!!」

嫁「だってねぇ?最近孫くんてば、彼女さんのことばっかりであんまりかまってくれないじゃないですか?」ムスゥ

老人「妬いているのはあんたのほうじゃろう」

>>11
それっす


嫁「じゃあ私もお仕事いってきますね!」ガチャッ

老人「うむ、気をつけてな」バタン

老人「.......」

老人「そういえば昼から佐々木さんと将棋を指す約束じゃったな」

老人「....少し早いが、散歩がてら向かうとするか」

老人「....暑いのぉ...。これも地球温暖化の影響か...!おのれ....」

老人「む.....?」

ネコ「フシャーっ!!」

クソガキA「うへへーー!!見ろよこのネコ足ケガしてらーー!!」ウヒャヒャ

クソガキB「いひひーーー!!マジかよちょっと遊んでやろうぜーーーーwwwww」

クソガキC「ワロスwwww」

老人「そこのガキ共。馬鹿な真似はよさんか」スッ

クソガキB「あん?何このジジイ。すっこんでろよ」

クソガキC「言っとくけどなぁー、俺たちこの近所をナワバリにしてる最強チームだかんなー!?舐めてっと痛い目みるぜー」

老人「.....教育がなっとらんな」

クソガキA「あん?うっせーよクソジジイ!消えな、水鉄砲!!」プシューッ

クソガキA「....は?」

クソガキC「オイ、あのジジイどこに消えやがった!?」

老人「消えとらんわ、ここじゃよここ」

クソガキA「上だと!?まさか!!」

クソガキC「電柱...いや、電線の上に立っていやがるゥゥゥーーーーっ!!!」

クソガキA「あ、あいつまさか!?」

クソガキB「ちょっ、どうしたんだよ?」

クソガキA「間違いねぇ!!コイツ、例のあのジジイだ!!」

クソガキC「何っ!?それじゃあ.....」

老人「ほう、知っておったか....」ニヤ

クソガキA「外見こそ普通の老人だが、その正体は世界に1000人の弟子を持つ武術の達人!!付いた呼び名が....」

老人「いかにも!我が名は.....」

クソガキ共「『絶対絶命デンジャラス爺さん』!!!」

老人「!?」

クソガキA「やべぇ!!あいつに会ったら絶対殺されるんだ!!逃げろーーーーっ!!!」

クソガキB「リアルな顔になって脅しかけてくるぞーーっ!!」ダダダダダダ

老人「こらっ、待たんかーっ!!その不名誉な二つ名は何じゃ!そんなんじゃないわーーーっ!!」シュタッ

ネコ「ニャーゴ」スリスリ

老人「ムゥ.....。まぁ良しとするか」

--公園

老人「ちょっくら休んでいくとするかの」

「ヘイヘイお嬢ちゃ~ん」

老人「.....む?」

DQN1「ちょ~っと一緒にお茶するだけだって!ね、良いでしょ?」

少女「」フルフル

DQN2「そう固いこと言わないでさぁ~っ!!」ニヤニヤ

少女「」ビクビク

老人(女子高生か....?まったく、いい歳した男がいたいけな少女相手に....)スッ

DQN1「だ・か・らぁ~....。付いて来いって言ってんだよっ!!」グイッ

少女「っ!!」

老人「その辺にしておけい」ガシッ

DQN1「あ!?何だジジイ。今いいとこ何だからジャマすんなよ」

DQN2「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られてくたばれってな!!大人しくおうちに帰って相撲中継でも観てやがれっての!!」ギャハハ

少女「.....!」

老人「....言わせておけばこのたわけ共が...」

ブンッ

DQN1「ごへぇえ!?」バキィ

DQN2「なっ!?このクソガキ...!!カバンで殴りやがった!!」

少女「っ.....!!」

老人(ほう、なかなか見どころのある)

DQN1「クソッ....!!このチビがぁ!!」

老人「じゃからやめろと言うておる」ザッ

DQN1「うっせぇ!!邪魔すんならテメーから.....」


ボンッ

DQN2「......え」

老人「最近、すっかり耳が遠くなってしまってなぁ。邪魔するなら、何じゃって?」ギロリ

DQN1「な.....何じゃこりゃぁあああああああああ!!!??」

DQN2「か、顔から下が、地面に埋まったぁあああああ!!!」

少女「」

老人「言っても分からぬバカ者は、恐怖と痛みで躾けるのが一番じゃからな」

DQN1「こ、この力....!!まさか!?」

DQN2「な、何だってんだよ!?オイ!!」

DQN1「間違いねぇ....。このジジイこそ、あの伝説の老師だ!」

老人「ホウ、貴様らのような間抜け共でもそのくらいは知っておったか」

DQN1「退職してから18年間、セカンドライフで数々の伝説を作り上げた人類最強の老人!!付いた呼び名が....」

老人「....いかにも」

老人「『爺クフリート』とはワシのことじゃあぁぁーーっ!!」ドン

DQN2「な、なんだってーーー!!!」

老人「さて.....」ザッ

DQN2「い、イヤ!!やめて!!ごめんなさい!!マジ、ホントすいまっせーーーん!!」ペコペコ

老人「ごめんで済んだらFBIはいらん」ドゴォ

DQN2「レタス!!」ズボォ

老人「という訳で貴様ら。人の良い誰かに収穫してもらうまで、大人しくそこで光合成していると良い」

DQN1「待って!!置いていかないで!!」

DQN2「引っこ抜いて!!あなただけに付いていく!!」

老人「聞く耳持たぬ。お前さん、ケガは無かったかい?」

少女「」コクン

少女「......ありがとう、ございます」ペコッ

老人「うむ、素直でよろしい。変な輩に絡まれることのないよう以後気を付けるんじゃぞ」ザッザッ

ガシッ

老人「ん??」

少女「......」

老人「.....何じゃ、ワシの服の袖を引っ張りおって」

少女「......お礼を、させてください」

老人「あぁ、ありがとうな。気持ちだけもらっておくわい」ザッザッ

ガシッ

老人「........」

少女「......」ジトー

老人「....やれやれ、見かけによらず頑固じゃのう」

一旦ここまで

続きはお日さまが昇ってからで

一旦ここまで

続きはお日さまが昇ってからで

カランカラン

マスター「やぁ、いらっしゃい老人さん。佐々木さんとの約束にはまだ早いですけど.....おや?」

老人「.......」

少女「」ペコッ

マスター「おやおや、そんな美しいレディーと逢引きとはスミにおけませんね」ニヤニヤ

老人「やかましいわ!!」

少女「......///」

前作とかあるの?
読みたいんだが……

マスター「...なるほど、それで『お茶を一杯奢る』ということに落ち着いたワケですか」

少女「」コクン

マスター「では、ご注文を」

少女「......アイスティーを」

マスター「かしこまりました。老人さんは.....」

老人「いつもの」

マスター「ですよね。少々お待ちを...」



マスター「お待たせ致しました。アイスティーです」コトッ

少女「」ペコッ

マスター「それから....」

マスター「ストレートプロテイン抹茶味(ジョッキ入り)です」ドンッ

老人「うむ」

少女「!?」

マスター「...なるほど、それで『お茶を一杯奢る』ということに落ち着いたワケですか」

少女「」コクン

マスター「では、ご注文を」

少女「......アイスティーを」

マスター「かしこまりました。老人さんは.....」

老人「いつもの」

マスター「ですよね。少々お待ちを...」



マスター「お待たせ致しました。アイスティーです」コトッ

少女「」ペコッ

マスター「それから....」

マスター「ストレートプロテイン抹茶味(ジョッキ入り)です」ドンッ

老人「うむ」

少女「!?」

>>28
男「女ー!一緒に帰ろうぜ!」女「」コクン - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369911681/)
男「女ァ!貴様俺のパンツ盗っただろ!!」女「」コクン - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377264590/)

暇つぶしにでも



老人「」グビグビ

老人「ぷはーっ、生き返るわい」

少女「」コクコク

少女「......」ジー

老人「?どうかしたか」

少女「」フルフル

老人「しかしお前さん、とことん無口じゃのう。最近じゃああんたみたいな娘は珍しいわい」

少女「......」

老人「あぁいや、別に悪いという訳ではないぞ?むしろワシはそっちの方が好みじゃな。大和撫子という感じで」

少女「...//////」テレテレ

客A「いや~んマスター!老人さんが女の子を口説いてるぅ~!!」

客B「天下の爺クフリートもおにゃのこには適わないってかー!?」

マスター「ここはデートスポットにするにはちと小汚いと思うんですけどねぇ」

老人「はったおすぞ貴様ら」

老人「.....そしてその時じゃ!!海中からワシが.....」

少女「」ワクワク

マスター「老人さん、話に熱が入るのも結構ですが時間も少しは気にしてはどうです?」

老人「時間....?あぁ、こりゃあうっかり!!ついつい一時間も話し込んでしまったわい」

老人「スマンな、老人の与太話に付き合わせてしもうて」

少女「」フルフル

少女「....とっても、楽しかったです」

老人「そ、そうか?そりゃあ良かったわい」

客A「爺クフリートに春到来かしら!?」

客B「そりゃあ凄いなあ!常夏から一気に春たぁね」

マスター「毛根の方は相変わらず厳しい寒さとなっています」

老人「貴様らこれから枕を高くして眠れると思うなよ」

老人「いやはや、お前さんがあまりにも聞き上手なものでな。よくできた子じゃよ本当」

少女「....../////」カァアア

老人「将来はきっといいお嫁さんになるじゃろうて!!」

少女「本当ですか!?」ガタッ

老人「」ビクッ

少女「わ、わたし....。いいお嫁さんになれますか?」

老人「お、おうとも。『爺クフリート』の名に誓ってワシが保障しよう」

少女「......♪」ニヘラァ

老人(...不思議な娘じゃのう)

少女「....じゃあわたし、これから学校に行くので」

老人「うむ、しっかり勉学に励むんじゃぞ」

少女「」ペコッ

マスター「ありがとうございましたー....」

老人「......」

マスター「素敵なお嬢さんでしたね?」

老人「うむ。ワシの孫の嫁に貰いたいくらいじゃわい」

客A「老人さんが嫁に貰いたいの間違いじゃなくてー!?」

客B「オイオイ浮気は良くないぜ!!」

マスター「『爺クフリート』が聞いて呆れますね。名前負けもいいところです」

老人「貴様ら今すぐそこに直れい」

佐々木さん「王手」ビシッ

老人「ぐぬぅ!?」

佐々木さん「待った!は、無しですぞ?」ニコニコ

老人「.....くぅーっ、参ったわ!!」

佐々木さん「ほっほっほ。また私の勝ちですな」

マスター「これで佐々木さんの1024勝997敗...。25連勝目ですね」

老人「何故じゃ!?何故勝てんのじゃーーっ!!」

佐々木さん「のう、マスター。天下の爺クフリートをこれだけ苦しめていることだし、わしにも何か二つ名をつけてくれんか?」

マスター「ふーむ、そうですねぇ.....」

マスター「では、『機動武闘人 爺ガンダム』というのはいかがでしょう?」

佐々木さん「さぁ老人さん、もう一局打ちますか?」

老人「望むところじゃ!!勝つまでやったる」

マスター「華麗にスルーですか」

孫「ただいまー」

嫁「お帰りなさーい」

老人「おう、帰ったか。日が暮れるまで遊び呆けおって」

孫「くっそー、いちいち難癖つけやがって」

老人「まったく、お主も少しはあの娘を見習うべきじゃわい!!」

孫「誰、それ」

嫁「今日お散歩してるときに会った、とっても気の利く女の子なんですって!」

孫「ふーん」

--数日後

老人「おい孫よ。今日は部活動が休みなんじゃってな」

孫「うん」

老人「ワシはこれから佐々木さんと将棋の約束なのだが、どうじゃ?久々に付き合わんか」

孫「あーっ、ゴメン。既に用事が入ってるんだよね」

老人「....また、例の彼女か」

孫「ハイ」

老人「.......」ムスッ

孫「そんな拗ねないでさぁ!また今度付き合ってやるから」

老人「フン!二度と誘ってやらんわいこのバカタレが!!」

孫「」イラッ

孫「へーそーいうこと言っちゃうんだ!へー!せっかく人が気ぃ利かしてやったのに、へー!!」

老人「ぬかせ!小さな親切大きなお世話じゃ!」

孫「フンっ!!」

老人「ヘンっ!!」

嫁「二人ともー、気をつけていってらっしゃーい」

老人・孫「「行ってきます!!!」」

老人「.......」

孫「.......」

老人「ワシの後を付いてくるなこの不届きもんが!!」

孫「付いてきてんのはそっちでしょーが!腹いせに俺たちのデートを邪魔する気ですかコノヤロー!!」

老人「ワシはそんなにヒマしとらんわい!!」

孫「ヒマしてるから佐々木さんと将棋指しに行くんじゃねーか!!」

老人「.......」

孫「.......」

老人「ワシの後を付いてくるなこの不届きもんが!!」

孫「付いてきてんのはそっちでしょーが!腹いせに俺たちのデートを邪魔する気ですかコノヤロー!!」

老人「ワシはそんなにヒマしとらんわい!!」

孫「ヒマしてるから佐々木さんと将棋指しに行くんじゃねーか!!」

孫「あー、なんか話してたら喉乾いたし!あそこのコンビニに寄ってこーじゃあねサヨウナラ!!」

老人「残念じゃったなぁコンビニにはワシが寄る!!貴様がサヨウナラ!!」

孫「ハァ!?何つまんねーことで意地張ってんの!?アホかあんたは!!」スタスタ

老人「その言葉そっくりそのまま返したるわい!!」スタスタ

孫「俺が先だぁーー!!」ダダダダ

老人「いいやワシじゃああー!!」ダダダダ

ウィーン ピロリンピロリン♪


強盗「大人しく金を出せぇ!!」

店員「もう帰ってくださいよ!」

老人「」

孫「」

強盗「!?ちっ、客か...!てめぇら動くんじゃねぇ!!」スチャッ

老人「アサルトライフルじゃと....!!」

孫「あの人強盗する場所間違えてね!?」

強盗「オイ店員!客とてめーの命が惜しけりゃさっさと金を出しやがれ!」

店員「俺のポケットマネーでいいっすか」

強盗「なわきゃねーだろマジぶっ殺すぞ!!」

孫(勝機!)

孫「喰らいやがれロンギヌスの槍!!」ブンッ

強盗「いてぇ!!」ゴツン

店員「入り口の置き忘れ傘を...!!」

老人「フン、及第点はくれてやろう」ダッ

強盗「このっ....てめぇ!!」スチャッ

老人(ナイフ!)

強盗「死ねやぁあああ!!」ドスッ

老人「っ!!」

孫「爺ちゃん!?」

強盗「ひゃはははは!!自業自得だぜ.....」

老人「.....やれやれ、とんだナマクラじゃな」

強盗「......あ?」

老人「先っぽが少しチクッとした程度。ワシの腹筋の敵ではないな」

強盗「は...はぁああああ!?」

孫「本当、同じ人間とは思えないよね」

強盗「ならこれはどうだ!?」スチャッ

店員「拳銃!?」

強盗「くたばれぇ!!!」バキュゥウン

老人「止まって見えるわい」ニヤッ

強盗「」

店員「だ、弾丸を歯で咥えて受け止めた!?どこの念能力者だよ!!何なんスかあなた!!」

孫「ぼくのおじいちゃんです」

強盗「や、やめろ....!来るな...!!」

老人「さて、どうしてやろうかの」

店員「冷凍庫にぶち込むのだけはやめてください」

老人「案ずるな、んな馬鹿な真似はせんよ」

孫「ふんすっ!」メキャッ

強盗「んほぉ!」ドサッ

老人「....オイ孫。いきなり何を」

孫「いや、金が欲しいみたいだったからさ。とりあえず金的をくれてやった」

店員「全然上手くないっすよ」

老人「さて、ワシらこれから約束があるでな。後始末は任せるぞい」

孫「よろしくお願いしまーっす」

店員「ちょ、待ってください!?今から警察呼んで色々と....」

老人「お主の手柄ということにしてくれて構わん!サラバじゃ!」ダッ

孫「面倒くさいのは大っ嫌いなんですよ俺も爺ちゃんも!!」ダッ

店員「えー......」



孫「ねぇ爺ちゃん、お腹大丈夫?」

老人「お主に心配されるまでもないわ。なんたってわしは『爺クフリート』じゃからな」

孫「.....あっそ!」

孫「ふぅ、何とか待ち合わせに間に合ったな」

老人「フン!せいぜい長く続くよう努力するんじゃな!!」

孫「ハイハイ。....おっ、来た来た!じゃあね爺ちゃん」タタタ....

老人「....どれ、ちょっと例の娘の面を拝ませて貰おうかの」ジー

老人(?あの娘どこかで.....って)

老人「お主、この間の!!」

少女「?あっ.....!!」

孫「うん?え?何?何なの?」

カランカラン

マスター「いらっしゃーい...。おや?」

老人「.....」

孫「.....」

少女「.....」

マスター「.....祖父と孫が一人の女を取り合うとは....。新しい」

老人・孫「「違うわ!!」」

老人「おのれ孫!!貴様如きがこんないい娘と付き合っているなどと!」

孫「嫉妬か?嫉妬なのか?見苦しいぜ!」

少女「」アタフタ

佐々木さん「ほっほっほ、気にせんでええよお嬢さん。仲が良い証拠じゃ」

マスター「そういう事です。お待たせしました、アイスティー、ストレートプロテイン以下略、コーラ味のコーヒーです」

少女「!?」

孫「しかし少女、まさかここをデートスポットに選ぶとは.....」

少女「....ごっ、ゴメンね?孫くんと老人さんが家族って知らなくて.....。二人を会わせたいと思っただけで」

孫「あぁイヤ、別に責めてるワケじゃないんだ。なんつーか、世界は狭いなーと...」

少女「....あっ、でもね?何となく二人が似てるなぁってことは感じてたの」

老人「似てる?どこがじゃ」

少女「.....とっても楽しくて、すごく優しいところ/////」ポッ

孫「優しい?爺ちゃんが?ないない」

老人「楽しい?孫が?ありえん」

孫「.........」ゴゴゴゴゴ

老人「.........」ゴゴゴゴゴ

少女「」ビクビク

客B「おうおう!天下の爺クフリートとその孫をここまで意地にさせるたぁ、やるねぇ嬢ちゃん!」

客A「可愛い顔して素質あるじゃない?」

マスター「魔性の女ですね」

少女「!!??」

孫「また負けたぁ!!おのーれぇぇぇ!!」

佐々木さん「ほっほっほ。今なら将棋で誰にも負ける気がせんよ」

老人「まったく、何てザマじゃ。ワシの孫ともあろうものが」

孫「無様に10連敗した人に言われたくないね」

少女「.....あっ、あの。ケンカは....」

マスター「心配無用ですよお嬢さん。二人は昔からああですから」

少女「?」

佐々木さん「そうそう。なんたって、『爺クフリート』の名付け親は他でもない孫くんじゃからのう」

マスター「かれこれ10年近く、律儀にその二つ名を使い続けてるってことはつまりそういうことなんです」

少女「......」

老人「じゃあ、そろそろお開きといこうかの」

マスター「孫くん、久々に顔が見られて良かったよ。少女さんも、機会があればまた来てください」

孫「どうも」ペコッ

佐々木さん「少女さんや、またわしと将棋を指しとくれ。少なくともそっちの二人より手ごたえがあるからのう」

少女「」ペコッ

孫「じゃあ俺、少女を家まで送ってから帰るよ。最近変な輩に絡まれたっていうからさ」

老人「命に代えても守るんじゃぞ」

孫「無茶言うな」

孫「......」

孫「あのさ爺ちゃん」

老人「何じゃ」

孫「この間、少女を助けてくれたのって爺ちゃんなんだよね。なんつーか、その」

孫「....ありがと」

老人「....!!」

少女「♪」ニコニコ

孫「あー、あと!今日も結構楽しかったよ。そう遠くないうちにまた遊びたいなぁー、なんて....」

老人「....フンっ!!勝手にせい」プイッ

孫「....ったく。さ、行こうか少女」

少女「」コクンッ

--翌日

孫「.....ただいまー」ゲッソリ

母「おかえり!どうだった?ツチノコ探しは」

老人「ウム、やはり心躍るものじゃな。じゃが、今日も決着までには至らなんだ」

孫「正直信じられないよ....。ツチノコが更に3回も変身を残していたなんて」

老人「あやつめ....。しばらく顔を合わせんうちに進化しておったわい」

孫「何より信じられないのはツチノコ相手に地中戦を挑むアンタだよ」

プルルルル.....

母「あら、電話....。ハイ」

母「....えっ?」

母「.....!!」

母「....お、お父さん」

老人「どうした?顔が真っ青じゃぞ」

母「....落ち着いて聞いてください」

母「佐々木さんが、亡くなられたって....」



飯食うので一旦切ります



孫「もしもし、少女?珍しいね、電話なんて」

少女『....孫くんの声が、聞きたくなって』

孫「....そっか。この間はありがとな、佐々木さんの葬式に来てくれて」

少女『.......』

孫「やっぱ信じらんないよ。あんなに元気だったのに、寿命でポックリなんてさ」

少女『......お爺さんは?』

孫「.....うわの空、って感じ」

孫「当然だよな。ガキの頃からの付き合いだった人が死んじまったんだから」

孫「生きてきた時間が違うんだ。悔しいけど、掛ける言葉なんて見つからない」

少女『.......』

孫「ちなみに爺ちゃん、今日は婆ちゃんのところに会いに行ってるよ」

少女『....?』

--墓地

老人「.....」パシャ

老人「盆にはちと早いが会いに来てやったぞ、婆さん」

老人「....佐々木さんもそっちに逝ってしまったよ」

老人「あの老いぼれ、女子との約束を放って逝きおって.....。男の風上にも置けんわい」

老人「...その上、この爺クフリートに対して勝ち逃げを決め込む始末じゃよ」

老人「みんなどんどんいなくなってしまって、自分一人が置いてけぼりを喰らっている気がしてならんわ」

老人「.......最近な、よく考えるんじゃ。ワシはいま何の為に生きているのか」

老人「そろそろ、決めるべきなんじゃろうなぁ。てめぇの死にかたというやつを」


TV『さぁー、いよいよ9回裏!!高校野球はここからが本番です!!』

老人「.....」パチッ... パチッ....

マスター「おかわりをお持ち致しました」ドンッ

老人「うむ」グビッ

老人「....やはり将棋は一人でやってもまったく面白くないわい」

マスター「私で良ければお相手しますが?」

老人「いいから働けい」

TV『突然ですが、ニュースをお知らせ致します!!』

客B「あぁっ!?んだよ畜生いいとこなのに!!」

TV『国際宇宙ステーションが先ほど、大気圏に突入する隕石を観測しました!!』

客A「あらあら、面白いことがあるものねぇ」

TV『そしてステーションの職員が計算した結果、隕石の落下予測地点は......』

老人「なん....じゃと....!?」

教師「生徒たちは校庭の隅へ!できるだけ校舎から離れて!!」

校長「よもや我が高校の校舎への直撃コースとは....」

教頭「夏休み中で人が少なかったのは幸いでしたね」

孫「なんか大変なことになっちまったな....。しかし、一体どんだけ速い隕石なんだ」

少女「」ギュウ

孫「大丈夫だよ、少女。きっとみんな助かるさ」

生徒「オイ、学校の上!!校舎のてっぺんに誰かいないか!?」

教師「何だと!?校舎内にまだ生徒が....!?」

孫「......まさか」

天文部「隕石落下の瞬間を目撃し、『星を見る者(スターゲイザー)』の称号を手にするのだぁーーっ!!」

孫「ちょっと!その双眼鏡貸して」スッ

天文部「何をする貴様ぁ!!」

少女(....天文部なのになぜ双眼鏡?)

孫「.....やっぱり!!」

--屋上

老人「.......」ビュォオオオオ

孫「っおい!!何やってんだ爺ちゃん!!」ガチャッ

老人「孫....!!何をしておる。はよ避難せい」

孫「バカヤロォ!!そんな呑気なことしてる場合じゃねぇんだよ!!」

少女「......!!」ハァハア

教師「こら貴様らーーっ!!」タタタタ....

少女「!!」バタンッ カチッ

教師「オイ!鍵を開けなさい!!」ドンドンドン

孫「ナイス」

少女「」ドヤッ

孫「爺ちゃん!あんた死のうとしてるんだろ!?佐々木さんのことがあったからって、センチになりすぎだよ!!」

老人「黙れ!ワシの命、どう扱おうがワシの勝手じゃ!!」

老人「....安心せい。お前の学び舎はワシが命に代えて守ってやる」

孫「っ.....!!」

老人「...オイ、何をしている!?」

孫「ふぅっ、ハシゴが付いてて良かった。よいしょっと」ヨジッ

孫「何って、決まってんだろ。爺ちゃんと一緒に隕石を止める!」

老人「なっ!?何を馬鹿な....」

孫「バカはどっちだ!?自分の命の重さも量れない人に言われたくないね」

老人「貴様....!!」

孫「だってそうだろ!?爺ちゃんが死んだら、いったいどれだけ多くの人が悲しむと思う!?」

孫「俺たち家族や喫茶店のみんな!少女や近所の人たち、それに今まで爺ちゃんに助けられた人たちだって!!」

孫「みんなを傷つけるようなマネを自分からするなんて、俺は絶対認めない!!」

孫「俺の知ってる爺ちゃんは、そんな他人を悲しませるようなことはしない!!俺の.....」

孫「俺が憧れてる『爺クフリート』は、そんなんじゃないんだよ!!!」

老人「........!!!」

少女「......」ピョコッ

孫「少女!」

少女「.....怖いけど、わたしも一緒です!」ギュッ

ガァン

孫「なっ、何だぁ!?ドアが吹っ飛んだ!!」

マスター「水臭いですよ老人さん」

スポーツマン「たかが石ころ一つ、私たちで押し出してやりましょう!」

客B「あんたばっかりに良い格好はさせねーぜ!やってみる価値はあるさ」

客A「貸し一つ、後で極上のお酒を奢って頂戴?もしくはそこのドアの弁償か」

主婦「エクササイズの成果、見せる時が来たようね!!」

ネコ「ニャーーーッ!!」

教頭「イヤ、あなたたち!いいから早く避難してくださいよ!!」

校長「教頭、キミは生徒たちを頼む」

教頭「....校長?」

校長「私も彼らと共に戦うことにした!学校の長たる私が、ここで退く訳にはいかぬっ!!」

教師「フッ、お供しますよ校長」

教頭「いい歳した大人がその場のテンションに流されてんじゃねーよぉ!!」

老人「お主ら.....」

老人「....まったく、救いようのないバカタレどもじゃな」ガシッ

孫「えっ」

老人「孫、それに少女さんも下がっておれ」ポイッ

孫「おわぁああ!?」

少女「っ!?」

客A「おーらいっ!」ガシッ

孫「な、ナイスキャッチ」

客B「お姫様はこっちだぜ」ガシッ

少女「」ペコッ

孫「爺ちゃん!何で....」

老人「勘違いするな。本気でやる以上、傍にいられるとかえって気が散ってしまうからこうしたまでじゃ」

老人「代わりに、お主らからちーとばかし力を借りるぞ」ギュイイイイン

マスター「うっ....!」ガクッ

校長「....何だ、体から力が抜けて....」ブチブチッ

教師「校長!!髪の毛も抜けてます!!」

少女「.....!」フラッ

孫「少女、しっかり!」ガシッ

少女「孫くん....。これって....?」

孫「あぁ....。これは、周囲の人間から生命エネルギーを吸い取って己の糧とする技!」

孫「その名も、『エナ爺ドレイン』!!」

教頭「全然上手くないからね!?」

老人「はぁああああ.......!!」ズシィィィン

スポーツマン「!!老人さんの周り、何か強い力が掛かっている....!?」

主婦「えぇ。見たところ、老人さんの周囲に10倍の爺が発生しているわ」

教頭「爺じゃなくてG!!さっきから何なの本当!!」

客B「10倍って....!もう人間じゃねえだろ!?本当、クレイ爺な人だぜ!!」

客A「すさま爺気迫ね...!!おかげでお気に入りの爺ンズがホコリまみれよ」

マスター「爺クフリートの本気はレアですよ?それはもう、バン爺ジャンプをするチンパン爺並みに」

教頭「てめーら爺爺爺爺うるせぇーーーーーっっっ!!!」

ネコ「お前もうるさい」

ゴォオオオオオオオ

教師「来たっ!!隕石だ!!」

老人「はぁああああ!!ぬぅうん!」

少女「.......っ!お爺さんっ!!」

孫「いっけぇ、爺ちゃぁぁーーーん!!」

老人「爺クフリート流・秘伝!!」


老人「『爺・拳・道(ジー・クン・ドー)』!!!」ズドォォォォォン

少女「~~~~~~!!」ギュウウウウ

孫「凄い爆発っ....!!隕石、いやそれより爺ちゃんは!?」

老人「余計な心配じゃ」スタッ

孫「爺ちゃん!!」

老人「安心せい。隕石は確かにこの手で消滅させてやったわい」

孫「や、やったぁああ!!」ダキッ

少女「っ!!」ダキッ

老人「こ、コレ引っ付くな貴様ら!今すぐワシから離れい!!」

客B「ははっ!!爺クフリートの技はいつ見ても痺れるぜぇ!!」

主婦「さすが、一部の地域で『ジイヤ人の王子ベ爺タ』と呼ばれるだけのことはあるわ」

教頭「ジイヤ人って何だぁぁぁぁーーーーっっ!!」

校長「お見事でした、爺クフリート殿。本当に、ありがとう....!!」

教師「....校長。すっかり髪型が変わってしまいましたね」

校長「うん....?あっ!!髪の毛がこんなに抜けている!!私の財産が!!」

校長「おのれぇぇーーーっ!!何がもう悩み無用だリーブに爺ぅいちめぇーーーーっ!!」

教頭「無理やりすぎて苦しいわぁーーーーーっっ!!」

老人「むぅ、イカン。張り切りすぎてちと校舎にダメージを与えてしもうたな、どれ」ピカーーーッ

スポーツマン「何です!?この光は....」

客A「これは、エナ爺を治癒・再生に特化させた技!その名も『ファンタ爺・テクノロ爺』!!」

教頭「テクノロジーにファンタジーもクソもあるかァーーーーーっっっ!!!」

マスター「さて、これにて一件落着ですね」

孫「よし、少女!みんなの無事を祝って、家でゲームして遊ぼうぜ!!何が良い?」

少女「モンスターハンター2nd爺!!」

教頭「いい加減にしろーーーーーっ!!!爺って、爺って一体何だぁぁぁぁーーーーっっ!!!」

ネコ「時が来ればお前にも分かるさ」

老人「.......」

老人(婆さん、それに佐々木さん。そっちに逝くのはしばらく先になりそうじゃ)

老人(ワシにはまだまだ守るべきものが、イヤ。守りたい人がたくさんいるようじゃからな)

孫「爺ちゃん、何やってんの!」

孫「早く帰ろう!!」ニコッ

老人「.....うむ!」


老人「...オイ孫、それに少女さん。生きてるうちにひ孫の顔が見たいから、しっかり頼むぞい」

孫「えぇ!?」

少女「//////」カァアアア

客B「おうおうめでたいねぇ!」

客A「エンゲー爺リングが必要ね」

記者「来ました!あの老人です!!」ワァアアアア

主婦「あらヤダ。随分お鼻が利くこと」

老人「ぐぇっ、出おったなマスコミ!!」

教師「校長、これから大忙しですね!....校長?」

校長「....こんな頭じゃ人前に出れない...。教頭あとよろしく」ダッ

教頭「」

老人「ワシはマスコミが苦手じゃ!逃げる!!」

孫「まぁまぁ爺ちゃんそう固いこと言わず!英雄なんだから胸を張って!!」ガシッ

老人「HA☆NA☆SE!!」

少女「♪」ガシッ

老人「おのれ少女さんまで!!」

ネコ「ニャー」ベチッ

老人「ふごっ!?このネコ公までもが!!」

記者「すみません!あの隕石を消滅させたのは、あなたですか!?」

老人「.......」

老人「このカメラに映っとるんじゃな?」

カメラマン「え、ハイ。おわっ!?」グイッ

老人「テレビの前の皆さん!それから天国の婆さんと佐々木さんほかワシの愉快な仲間たち!!よーく聞くが良い!!」


老人「『爺クフリート』とはワシのことじゃあぁぁーーっ!!」





ボンッ

老人「あっ」

カメラマン「げげんちょ!?カメラが煙を吹いた!!」

孫「爺ちゃん気合い入れて叫びすぎ!!」

老人「いかんいかん、うっかりやってしまったわい」テヘペロ

少女「.....ド爺っ子....!!かわいい///////」

孫「何なのこのオチ!もう全部台無し!!」

爺・END

何気なく書いた爺クフリートがウケるとは思わなかった
前作共々、読んでくれた人サンクス

ちなみに婆さんの生前の二つ名は「婆ルキリー」

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