霧切「苗木君を無視し続けたらどうなるのかしら」 (139)
霧切「フフフ…私に無視されて泣きそうになっている苗木君…最高だわ」
霧切「そうと決まれば明日から決行しましょう。善は急げ、ね」
次の日
苗木「ふぁ~…皆おはよう…」
桑田「おう、苗木」
石丸「苗木君ッ!今の欠伸、もしや昨日夜更かししていたのではあるまいな!?」
苗木「あはは…ちょっとね」
十神「朝からうるさいぞ愚民ども」
ワイワイ
霧切「…」ソワソワ
苗木「霧切さん、おはよう」
霧切(来た!)ドキドキ
霧切「…」ツーン
苗木「霧切さん?何か考え事?」
霧切(なんだか凄いドキドキしてきたわ…)ドキドキ
霧切「…」ツーン
苗木「霧切さん?聞こえてないのかな?」
霧切(ごめんなさい苗木君…でも私凄くワクワクしているの)ドキドキ
霧切「…」ツーン
苗木「霧切さん…聞こえてない訳ないよね?」
霧切「…」ドキドキ
苗木「あはは…もしかして今僕無視されてる?」
霧切「…」ドキドキ
苗木「霧切さん何かいってよ…僕何か悪いことしたかな…?」
霧切「…」ドキドキ
苗木「…」
舞薗「苗木君、お早うございます」
苗木「あ、あぁ、お早う」
霧切「…」
舞薗「霧切さんと何を話してたんですか?」
苗木「い、いや、大したことじゃないよ」
舞薗「ふぅん…じゃあ苗木君!今日は私とお散歩でもしませんか?」
苗木「うん…じゃあ、霧切さんまたね…」
霧切「…!」
霧切「ふぅ…行ったわね」
霧切「苗木君…寂しそうな顔をしてたわね…ウフフ」
霧切「今日はこの程度どしょうけど、まだ私の計画は始まったばかりよ」
霧切「…でも舞薗さんと苗木君が仲よくしているのは面白くないわね」
霧切「まぁ明日か明後日には苗木君は私に泣きついてくるでしょうけど…」
霧切「霧切さん!僕霧切さんに嫌われたら生きていけないよ!」(裏声)
霧切「霧切さん…なにか怒ってるなら何でもするから何か言ってよぉ…」(裏声)
霧切「霧切さんっ…なんでもって言ったけどそんなこと…あっ///」(裏声)
霧切「…みたいな事になるに決まってるわ」
霧切「ウフフフフフ…」
葉隠「うおっ!霧切っちがなんか危ない感じになってっぞ!?」
次の日
苗木「霧切さん…なにか僕悪いことしたかな?」
苗木「流石にこんなことされたら僕だって悲しいよ…」
霧切「…」
霧切(苗木君っ…最高に可愛いわ!///)
苗木「ハァ…何か言ってよ…」
セレス「苗木君、お早うございます」
舞薗「苗木君!お早うございます!」
苗木「二人ともおはよう…」ハァ
セレス「何だか元気が有りませんね、苗木君のくせに」
舞薗「確かに、いつも元気なのが苗木君ですよね。何かあったんですか?」
苗木「いや…なんでも無いんだ、大丈夫だよ」
霧切「…」
セレス「私にそんな見え見えの嘘が通じると思いまして?」
舞薗「私にだって苗木君が何か隠してることくらいわかりますよ」
霧切(チッ…お邪魔虫が2匹に増えたわね)
苗木「二人に言うような事じゃないよ、きっと僕が悪いんだし…」
セレス「そうですか?では気晴らしに私と一つポーカーでも…」
舞薗「ちょっと!苗木君に変な事教えないで下さい!ギャンブルなんて!」
セレス「苗木君は貴方の物ではありませんわ。苗木君が決めることです」
苗木「はは、じゃあ今日はセレスさんと遊ぼうかな」
舞薗「苗木君!?駄目ですよ!どうしてもと言うなら私もついて行きますから!」
セレス「…邪魔な女」ボソッ
舞薗「何か言いました?」ニッコリ
苗木「じゃ、じゃあ娯楽室に行こうか!だから二人とも落ち着いて!」
ワイワイ
霧切「…」
霧切「ふぅ…行ったわね」
霧切「それにしてもセレスさんと舞薗さん…私の苗木君に近づくなんて許せないわね」
霧切「苗木君が迷惑そうにしていたのに気づかないのかしら?まったく…」
霧切「苗木君…今日は少し不機嫌そうだったわね…」
霧切「霧切さん…何か言ってよ…そうじゃないと僕…」(裏声)
霧切「霧切さんのこと…襲っちゃうかもよ?」(裏声)
霧切「フフフ…そうすれば霧切さんもきっといい声で哭いてくれるよね…?」(裏声)
霧切「…なんてね」
霧切「ウフフフフ…フフフフ、フフハハハハゲホッゴホッヴゥッゴホゴホ」
葉隠「霧切っち…なんだかもう手遅れって感じだべ」
次の日
苗木「霧切さん…今日も何も言ってくれないの…?」
霧切「…」
霧切(苗木君になら無理矢理でも無問題よ)
苗木「霧切さんってば!」
霧切「…」
霧切(今日は襲われてもいいように可愛い下着つけてきたし…)
苗木「…」
霧切「…」
苗木「…チッ」
霧切「…!?」
霧切(な、苗木君の舌打ち!?まさか本気で怒らせちゃった!?)
苗木「霧切さんさぁ…そういう態度、よくないと思うよ」
苗木「僕だったから良かったけど、ほかの人にそういうことしたらいじめにでも遭っちゃうかもしれない」
霧切(つ、つまり『僕は君のことが好きだから何をされても怒らない』ってことよね!?)
苗木「…霧切さんがこんな人だとは思わなかったよ」
苗木「もう二度と話すことは無いと思うけど、少し人との接し方を考えた方が良いかもね」
苗木「そんなだから僕以外に友達が出来ないんだよ」
霧切「」
苗木「どうしたの?まさか僕がこんなに怒るなんて思わなかったって顔だね」
苗木「全く人を舐めた態度だよね…最低だよ」
霧切「あっ、な、苗木君、これは、ち、違うの」
苗木「やっと答えてくれたね。でももう僕行かなきゃ、今日は皆とプールで遊ぶ約束してたんだ」
山田「苗木誠殿ー!遅いですぞ!」
十神「もう全員準備万端だ…苗木待ちだぞ」
苗木「あはは、ごめんごめん!」
苗木「待ってよ皆ー!」タッタッタッ…
霧切「行っちゃった…苗木君…」
霧切「うっ…私はぁ…こんなつもりじゃなかったのにぃ…うぅ…」
霧切「少しだけ…少しだけからかってみただけなのに…ひっく、グスッ」
霧切「うぅ…うっうっ…グスッズルズル、うぅ…うぁ…ひっくひっく」
モノクマ「おっと~?どうかしたんですか霧切さん!ってうわ汚っ!」
霧切「放っておいて…うぅ、貴方には関係ないことよ…うっ」
モノクマ「うぷぷ…良い絶望具合ですなぁ~!」
モノクマ「霧切さんって友達少ないよね?というか苗木君に嫌われたからもう友達いないよね?」
モノクマ「うぷぷぷ、皆が楽しくプールで遊んでいる間君だけ泣いているなんて悲しいねぇ!絶望だねぇ!」
霧切「うぅぅ…うわああああああああああああん!!」
モノクマ「うぷぷぷ~悪いこと言っちゃったかな?じゃ、僕はこれでドロンさせて頂きますね!」
一方その頃
山田「ところで、霧切響子殿は誘わなくてよかったんですか?」
苗木「うん、霧切さんはひとりぼっちで悲しんでる時こそその魅力を発揮するからね」
山田「まぁ苗木殿がそういうなら別にいいんですが…というか喧嘩しているように見えたんですが?」
苗木「あはは、そんな訳ないじゃないか!霧切さんがもっと可愛くなるように、少し虐めただけだよ」
山田「苗木誠殿がこんなドSだとは僕以外誰も知らないでしょうな…」
苗木「Sだなんて、僕は霧切さんが可愛いからやってるだけだよ」
舞薗「苗木く~ん!こっちでビーチバレーしませんかー?」
苗木「あぁ!やるやる!」
セレス「うふふ…負けませんわよ」
大神「全員そろってプールで遊ぶ…存外楽しい物だな」
ワイワイ
次の日
霧切「あ、あの…苗木君」
苗木「…」
霧切「苗木君…無視しないで…」ウルウル
苗木(うわああああああ霧切さん可愛いいいいいいい)ゾクゾク
苗木「…」
霧切「うぅ…何か言って…お願いだからぁ…」
苗木「あっ!朝日奈さんおはよう!」
朝日奈「おはよー苗木!昨日は楽しかったね~!」
苗木「でも遊び過ぎて僕は筋肉痛気味だけどね…」
大和田「お前はひょろすぎだ…こんど俺が鍛えてやんよ!」
ワイワイガヤガヤ
霧切「…」グスッ
次の日
苗木「皆おはよう!」
霧切「あ、あの…苗木君…」ビクビク
苗木「…」
霧切「ほ、本当に御免なさい…少し苗木君を困らせたくなっただけなの…」ウルウル
苗木「チッ…なんで素直に謝れないのかなぁ?そんな言い訳、通用する訳ないでしょ?」
霧切「っ…ごめんなさい…ごめんなさい…」ウルウル
苗木「やめてよ土下座なんてさぁ…本当迷惑だなぁ」
苗木「でも、君の誠意は伝わったよ。特別に今回の事は許してあげる」ニコ
霧切「ほっ本当!?良かった…苗木君に嫌われたら私…」パァァ
苗木「じゃ、今日は大和田君と筋トレする約束があるんだ」
霧切「あっ…そ、そう…また明日…」
苗木「…」
大和田「おう苗木!遅かったじゃねぇか!」
苗木「ごめんごめん、ちょっと色々あってさ」
大和田「なんだニヤニヤしやがって…なんか良いことでもあったのかぁ?」
苗木「フフフ…じゃ、始めよっか」
大和田「お、おう…」
苗木「~♪」
次の日
霧切「な、苗木君!」
苗木「チッ朝からうるさいなぁ…何?」
霧切「ひっ、ご、ごめんなさい…怒らないで…」ブルブル
苗木「いいから…何の用?」
霧切「きょ、今日は私と…一緒に…お、お話でもと思って」
苗木「う~ん…良いよ。暇だし」
霧切「そ、そう、それで…今日は大事な話があるの」
苗木「何?」
霧切「わ、私は…な、苗木君の事が、す、すす、す…」
苗木「さっさと言えよ!」ダンッ
霧切「ご、ごめんなさい!殴らないで…」ビクビク
霧切「私は苗木君のことが…好きなのぉ!!」
苗木「ふぅ~ん…」
霧切「ど、どう…かしら」
苗木「どうって…ねぇ?だから?」
霧切「苗木君は、ど、どうなのかしら…私の事…す、好き?」
苗木「…好きなわけないでしょ?三日間も無視された相手をさぁ」
霧切「そ、それは謝ったわ!苗木君も許してくれるって!」
苗木「何開き直ってんの?霧切さんの癖に」ギロッ
霧切「うぅ…ご、ごめんなさい…」
苗木「ほんと霧切さんは…で?大事な話って今の事?」
霧切「うっうっ…そうです…ひっぐ、グスン」
苗木「まぁ嫌いじゃないけどね」
霧切「グスグス…え?」
苗木「霧切さんの泣いてる顔、僕は好きだよ」ニコ
霧切「な、苗木君!?///きゅ、急に…」
苗木「なんてね、嘘に決まってるよ」
霧切「そ、そうよね…私なんか…」ショボン
苗木「あははは!凄い落ち込みようだね」ゾクゾク
苗木(霧切さん…なんでこんなに可愛いんだ!最高だよ!!)
霧切「な、苗木君は、私の事嫌いなのね…」グスグス
苗木「は?」
霧切「ひっ」ビクッ
苗木「なんでそんな事決めつけるの?霧切さんなんかに僕の何がわかるのさ」
霧切「ご、ごめんなさい…」ビクビク
苗木「フフフ…ねぇ霧切さん」
霧切「な、何?苗木君…」ビクビク
苗木「ヤらせてよ」
霧切「え?え?やるって…やるって何を?」
苗木「分かってるくせに…僕の部屋に行こうか、霧切さんに見せたいものがあるんだ」
苗木「はい、上がって上がって」ガチャ
霧切「こ、これって…」
舞薗「///」
セレス「///」
霧切「何でこの二人が…苗木君の部屋で目隠しをして縛られているの!?」
苗木「二人も霧切さんと同じで僕に告白してきたからさぁ…少し遊んであげてたんだ」
苗木「霧切さんとも…遊んであげるよ」シュルシュル
霧切「苗木君っ…あっ///見ないでぇ///」
苗木「何もしてないのにもうこんなに濡らして…さっき罵られて感じてたの?」
苗木「いやらしいメスブタだなぁ…」
霧切「い、いやああ!ダメよ苗木君っ!///」
苗木「うるさいなぁ…そうだ!これつけてよ霧切さん」ガシッ
霧切「んぁ…こ、これは…鼻フック?///」
苗木「あああああ!!!最ッッッ高だよ!霧切さん!!さぁ!次は鞭だ!」
霧切「っ!?駄目!本当に駄目なの!」
苗木「豚が人間の言葉で話しちゃ駄目だよ!」バチィン!!
霧切「ああああぁっ!!い、痛いっ!!///」
苗木「聞こえなかったの?豚はブーブー鳴くものでしょ!?」ゾクゾク
霧切「ぶ、ぶひぃぃ!気持ちいいぶひぃ!!///」
苗木「あははははは!!叩かれてこんなにお漏らしして!本当可愛いなぁ霧切さん!!」ゾクゾク
霧切「か、可愛い…!?////」
苗木「ほら、喋っちゃだめだよっ!!」バチィン!!
霧切「んあああああああああ!!!///」
セレス「苗木様…私にもぉ…お仕置きしてくださいぃ…///」
舞園「苗木君…私ももう…うぅ///」
苗木「ふふふ…仕様がないなぁ…」ゾクゾク
霧切「…///」
苗木「…どうしたの?霧切さん…?」ニヤ
霧切「私にも…もっと、もっとたくさんお仕置きして下さい!!///」
苗木「ははははは!!本当にどうしようもないメスブタ共だなぁ!」
霧切「苗木君…///」
セレス「苗木様…///」
舞園「苗木君…///」
そろそろ風呂入るからこれで終わり
最後適当になってすまんな
このSSまとめへのコメント
苗木wwwwwwwwwww