ユミル「つんつんつんつん」
ベルトルト「どうしたの」
ユミル「クリスタがいねーんだよ、当番で」ツンツンツン
ベルトルト「だからってなんで僕をつつくの?」
ユミル「知らね」チョークスリーパー
ベルトルト「ひいい!!」ギリギリギリ
ライナー「ユミル、理由もなくベルトルトを締めるのはやめろ」
ユミル「……」パッ
ベルトルト「げほげほっ…」
ユミル「悪かった」
ベルトルト「謝るくらいならしないでよ…」
ユミル「…………」こしょこしょこしょ
ベルトルト「ひゃぁっ!? ひひひひはははははっ」
ライナー「ユミル!」
ベルトルト「あははははっ、はぁっ……はああっ……」
ユミル「悪い、つい…」
ライナー「何がつい、だ」
ユミル「クリスタが今この場に居ないという大きな心の穴が…」
ユミル「私にこんな行動をとらせるのかもしれない…」
ライナー「気持ちはわかるぞ… 俺もこの世から光が消えたような思いだ」
ベルトルト「えっ」
ライナー「しかしだな、何も関係のないベルトルトを代用品にしちゃいかんだろう」
ユミル「そうだな… なぜこんなデカブツを… 私もどうかしてたんだな…」
ライナー「クリスタとベルトルトじゃ似ても似つかないぞ」
ユミル「ああ、クリスタは訓練後でも髪から甘い匂いがするが、こいつは普通に汗臭かった」
ベルトルト(えっ、なんか理不尽にディスられてる)
ライナー(甘い匂いがするのか……)
ライナー「それよりも大きさだろう… クリスタは小さい…だからこそ可愛い」
ユミル「まあな、腕の中にすっぽりと収まるもんな…」
ライナー「腕に…… 羨ましいぞユミル…」
ユミル「てめーにクリスタはやらねーよ」
ライナー「お前が決めることじゃないだろう」
ユミル「まあ宿舎に戻るわ… 同室だからな…」
ライナー「お前はクリスタ党員としては非常に恵まれた立場に居るんだぞ」
ユミル「そうだな、お前を見てたら優越感に浸れて癒されたよ」
ライナー「性格の悪い奴だ」
ユミル「知ってる。じゃあな」
ライナー「ああ」
ベルトルト「ねえ、なんか僕、当事者なのに置いてけぼりだったんだけど」
対人格闘
ユミル「ベルトルさん、組もうぜ」
ベルトルト「ええ~……」
ユミル「あからさまに嫌な顔すんなよ、傷つくだろ」
ベルトルト「一ミリも傷ついた顔してないけどね」
ユミル「クリスタが……ミーナと組むって言うんだよ……」
ベルトルト「どうせ何かしたんでしょ」
ユミル「どさくさに紛れて乳を揉んだ」
ベルトルト「おい」
ユミル「そしたら、ユミルはふさけてるから訓練にならない!いいもん!ミーナと組むもん!って」
ユミル「行っちまったよ……はは……」
ベルトルト「当たり前だよ」
ユミル「慰めてくれないんだな」
ベルトルト「いや、ユミルの言ってることは明らかにおかしいから」
ユミル「お前もクリスタ党員だったのか! くそ! やらねーぞクリスタは!」
ベルトルト「違うよ! なんだよ党員って!」
ユミル「ならいい… やるぞ。相手の乳を先に揉んだ方が勝利だ」
ベルトルト「そんなルールじゃないよ!?」
食堂
ベルトルト「ライナー、次の対人こそは僕と組んでくれよ」
ライナー「どうしてだ」
ベルトルト「ユミルが怖い。貞操の危機を感じる」
ライナー「はははははっ!! ベルトルトお前、冗談も言うようになったんだな!」
ベルトルト「僕は真剣だ!」
ライナー「しかしな、お前とやっても意味が無いだろう、手の内は知り尽くしているんだから」
ベルトルト「……そもそも成長する必要ないだろ、点数にも関係ないし」
ライナー「そう言うな、一流の兵士はどんな訓練も手を抜かないものだ」
ベルトルト「………」
ライナー「おっ、クリスタが来た!」
ユミル「あーん」
クリスタ「や、やめてよ… みんな見てるのに…」
ユミル「関係ねーだろ?」
クリスタ「え、ええ……?」
ユミル「ほら口あけろって」グイ
クリスタ「んあっ、あーん…///」
サシャ「公衆の面前でイチャイチャしないでくださいよ」モグモグ
ミカサ「ユミルは自由すぎる」
ユミル「そこがいいんだろ? なぁクリスタ?」ワシワシ
クリスタ「ん……ううん…?///」モグモグ
ライナー「なあベルトルト」
ベルトルト「何?」モグモグ
ライナー「あのユミルと代われたら……俺はもう一生故郷に帰れなかったとしても……」
ベルトルト「ちょっと」
ライナー「ああ、すまん……あまりの光景に、な……」
ベルトルト「頼むよ本当に」
ライナー「くそ……おかしくなりそうだ……」
ベルトルト(とっくにおかしいよ……)
ユミル「なあ」トントン
コニー「あ?」クルッ
ほっぺたムニュ
コニー「…お前何回やりゃ気が済むんだよ」
ユミル「お前は何回ひっかかったら気が済むんだろうな」
コニー「クソ女…」
ユミル「恨むなら自分の触り心地の良さを恨めよ」ムニムニ
サシャ「またコニーがユミルに捕まってます」
コニー「見てないで助けろ」
ユミル「ミーナ、コニーの頭触ってみるか?」
ミーナ「えっ? う、うん…」ドキドキ
ミーナ「おぉ……!」サワ…
ミーナ「なんとも言えない感触」サワサワ
ユミル「だろ」
コニー「俺はモノじゃねぇぞ…」
アニ「実際おいしいんじゃないのあのポジション」
サシャ「ジャン辺りなら喜びそうですね」
アニ「コニーが捕まるってことはクリスタが居ないんだね」
サシャ「また当番らしいですよ。これまで二人はいつも同じ当番でしたけど、
ユミルが何かやって教官に目つけられて、わざと離されてるみたいです」
コニー「ざまぁ」
ユミル「てめえ」こしょこしょこしょ
コニー「ぎゃあっはっはっはっはっ!!! やめっ、ひいいっ!!!!!」
ユミル「人の不幸を笑うんじゃねー」こしょこしょこしょ
コニー「いいっひっひっひっひっひふふふふくそー!!」がばっ
ユミル「うおっ」
コニー「くっ…! ぐ…! 手が届かねぇ…!!」
ユミル「チビってのは腕も短くて大変だな」ニヤ
コニー「ちくしょう…!」
ユミル「ははは」こしょこしょこしょ
コニー「ぎゃはははっ、ひひひひっ、だああーーっ、やめろぉーっふふふくくく」
サシャ「年頃の男女がくんずほぐれつしているというのに」
ミーナ「姉と弟にしか見えないね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
コニー「はぁ……」
クリスタ「コニー? どうしたの、珍しくため息なんかついて」
コニー「お前のせいだよ」
クリスタ「えっ!? 私!?」
コニー「お前がユミルと居ないせいで、最近ユミルのちょっかいがひどくなってんだよ」
クリスタ「そうなんだ…」
コニー「ユミルって背高いしよー、悔しいけど俺じゃ全然敵わねー」
クリスタ「うんうん、私も」
コニー「くすぐりとか」
クリスタ「うんうん」
コニー「捕まると抜けらんねー」
クリスタ「そう! いつもやられっぱなしになっちゃう」
コニー「お前もそうだったんだな」
クリスタ「くやしいよね……」
コニー「なんかこう、ぎゃふんと言わせてやりたいよな、あいつ」
クリスタ「うん、私たちやられっぱなしだもんね」
コニー「俺ら二人がかりならいけるんじゃねえか?」
クリスタ「うん、そうかもしれないけど……」
クリスタ「絶対にユミルに勝つためには…仲間にしておきたい人がいるんだ」
コニー「マジかよ」
クリスタ「あの人の力を借りられれば……わたしたち、きっと思う存分ユミルをくすぐれる!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ミーナ「んみゅ……ゆみゅる、やぁめて」ムギュ
ユミル「それは出来ない相談だな…」ムニムニ
ミーナ「うぅ…」ムニムニ
ユミル「やっぱ女は丸顔だよな」ムニムニ
ミーナ「気にしてるんだから言わないでよっ!」ばっ
ユミル「なんだよ、褒めてんじゃねーか」
アニ「今日はミーナ? あんたも飽きないよね」
ユミル「まあな、ライフワークみたいなもんだからな」
ミーナ「でもサシャは不思議といじられないよね。結構一緒に居るのに」
ユミル「こいつには何一つそそられねーんだよ」
サシャ「ひどい!いや、そそられても困りますが!」
クリスタ「ユミルー!」
ユミル「おっ!やっと来たか私のクリスタ!」
クリスタ「ちょっと手伝って欲しいことがあるんだ」
ユミル「クリスタの頼みとなると聞かないわけにはいかないな!」
アニ「調子のいい奴……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
クリスタ「私一人じゃ運びきれない量で、困っちゃってるんだ」
ユミル「教官が? クリスタにそれだけの仕事振ったのか?」
クリスタ「(ドキ)うん…無理な分は誰かに手伝ってもらえって」
ユミル「回りくどいことするなら最初から男共に頼めってんだよなぁ?」
クリスタ「でも教官に気に入られて悪いことはないでしょ?」
ユミル「まぁそうだな。クリスタは憲兵団に行かないといけないし」
クリスタ「それは無理だって……あ、ついた。ここだよ」
ユミル「……本当にここか? 随分と使われてなさそうな倉庫だが」
クリスタ「ここのはずなんだけどな」
ユミル「あのハゲ間違えたんじゃ、っんう!!???」ガシッ
ベルトルト「…捕まえた」ニヤ
ユミル「んーっ!!?んーーーっ!!!」
クリスタ「騙してごめんね、ユミル……」クスクス
コニー「反撃の始まりだぜ!」
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