霧切「殺し合い生活」 (9)

霧切「ふぅ……まさか私が超高校級の探偵としてこの学園に入学することになるなんて…」フゥ

霧切「別に嫌って訳ではないわ。寧ろ一人の探偵として誇らし限りよ」

霧切「ただ一つ気に入らないのは、あの人が学園長の時期に選ばれてしまったのかしら……はぁ…」

霧切「ま…考えても時間の無駄ね。早く教室に行こうかしら」テクテク
………………………
…………………
……………

霧切「ん……」ムク

霧切「ここは…教室?」

霧切「私は…いつの間に教室に来たのかしら?」

霧切(それに、今私寝てた…?)

霧切「というより…ここは教室なのかしら…」キョロキョロ

霧切「教室にしては不気味ね…」

霧切「希望ヶ峰学園の教室は全てこうなのかしら…」

霧切(それにしても、何故私しか教室にいないのかしら…ん?)

霧切「これは…手紙?」ピラッ

霧切(………)

霧切「成る程…他の生徒は皆体育館に集まってるのね」

霧切「寝てた私一人が皆に置いて行かれただけみたいね…」

霧切「誰かしらお越してくれてもよかったのに…」

霧切「とりあえず体育館に行かないといけないわね」スタスタ

廊下
霧切「まさか教室だけでは無く、廊下も不気味だったなんて…流石にこれは気持ち悪いわね…」スタスタ

霧切(そういえば…この学園には希望の象徴…超高校級と呼ばれる高校生達しかいないのよね)スタスタ

霧切(いったい皆はどんな超高校級なのか…しら……?)ピタッ

霧切(……私はどんな超高校級だったのかしら…可笑しいわ…思い出せない…何故?)

霧切(とりあえず…体育館に行って確認することにするしかないようね…)

体育館

霧切(私を含めた14人が今体育館に集まっている…)

霧切(どうやら皆教室で寝ていたらしい…いや、この場合は気絶していた、の方がしっくりくるわ)

霧切(だとしたら何故、私達は皆気を失ったのか…そこが謎ね)

霧切(それに、自分がどんな能力で選ばれたのか分からない人は話を聞く限り…私だけ)

霧切(こんな意味の分からない事をして…あの人は何をしたいの?)

霧切(いや…そもそもこれはあの人がした事なのかしら…)

ガラッ

苗木「あっ…えっと、苗木です。寝てたら遅れちゃって」

霧切(どうやらまだ、人がいたようね…そしてあの苗木って人も気を失っていた…)

霧切(…彼は自分の能力を知っているのかしら…)

霧切「…!…何?」

苗木「あっ…いや…」

霧切(……何なの…今の彼)

ガッー……ガッ……『マイクテス…マイクテス…聴こえてる?』

霧切(何?嫌な声ね…)

モノクマ「おはよう!お前ら!」ドーン

霧切(⁉あれは…ぬいぐるみ?いや…ぬいぐるみが話したり動いたりしないわ…ラジコン…?)

~殺し合い生活説明中~

霧切(…狂ってるわね…)

霧切(まだ、信じてない人がいるようだけど…恐らくあのぬいぐるみ…モノクマは本気ね…)

大和田「わけのわからねぇこと言ってっとブッ殺すぞ!!」

モノクマ「学園長への暴力は校則違反だよぉ」

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