父「ごはん出来てるからな。じゃ。」ｲｯﾃｷﾏｽ

男「母さん…」

母「鏡台の二番目の引き出しの中にあるものを持って行きなさい」

男「喋った！母さん首だけでも生きてんの？」

母「ギリギリね。愛の力よ。」

男「愛の力やべぇな。とりあえず鏡台の引き出しか…」ガラッ

男「…っ！こ、これはっ！？」

男はボビンを手に入れた

男「ミシンの下の方のやつだ…。まだ何かあるぞ…？」

男「A…PP…I？」ﾁｬﾘﾝ

男は安比高原のキーホルダーを手に入れた


母「ふふ…。男…強…く……生き…るの…よ……」ガクッ

男「母さぁぁぁぁぁん！」

妹「うるさーい！」

男「のあっ！」ﾋﾞｸｯ

妹「朝からうるさいよ！早く食べなきゃ本当に遅刻するよ！
もうっ！味噌汁冷ちゃったじゃないの！お兄ちゃん！」

男「まて！お前だれだ！俺に妹なんかいないぞ！」

妹「何言ってるのよ！これが証拠よ！」ﾁｬﾘﾝ

男「それは！APPIキーホルダー？！」

妹「母さんが死ぬ前にくれたでしょお兄ちゃん！」

男「死ぬ前？だって母さんは今さっき…」

母「あら、呼んだかしら？」

男「母さん！しかも五体満足？！」

妹「おはようお母さん！」

男「さっき死んだんじゃねぇのかよ！」

母「何言ってるのよ。死んだのはさっきでしょ？」

男「じゃぁなんで…？」

母「愛の力よ」

男「愛の力やべぇ」

男「母さん！妹だって言ってんだけどこいつ誰だよ！」

母「知らないわね。」

妹「私もこのおばさん知らない」

……

男「つうか、これ味噌汁じゃなくてボルシチだよ！全然ちがうよ！」

妹「おそロシア」

男「還れ！土に！」

妹「わかった、帰るねお兄ちゃん」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ…

男「ホント調子狂う日だな今日は！」

父「ただいまー」

男「7:45に出勤した父が7:50に帰宅してきた」

母「あらおかえりなさい。今日は早かったのね。」

父「クビなったからな。そういや庭で女の子が穴掘ってたけど知り合い？」

男「マジで知らない」

父「やっとみつけた！私の死に場所はここよ！って言いながら掘ってたぞ」

母「女の子１人じゃ大変ね。手伝ってくるわね。」

男「このうち阿呆ばっかだな」

父「じゃぁ父さんは母さんの引き出しにあった金でパチンコ行ってくる」

男「仕事やめたら見事なクズかよ！」

一方その頃…庭では……
母「妹ちゃん何ｍくらい掘るのかしら？」

妹「20ｍ！」ｻﾞｯｻﾞｯ

母「じゃぁシャベルじゃきついわね…。母さん免許とってくるわね」

妹「…あっ！ウォー○ー出てきた！」

ｳoｰﾘｰ「みつかっちまったぜ」

妹「早く逃げて！男に殺される前に！」

男「殺さねえよ！」ﾏﾄﾞｶﾞﾗｶﾞﾗ

母「免許とったわよ！」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

男「ﾄﾞﾗｯｸﾞ○ﾀｰかっこいいな！それは俺が欲しい免許だよ！」

男「数分でどうやって免許とったんだよ！」

母「愛の力よ」

○ｫｰﾘｰ「すげぇぜ…。後ろに乗せてくんない？」
母「（ﾄﾞﾔｧ）」ｳﾞｫﾝｳﾞｫﾝ!!

男「ふかしで返事すんな！その顔やめろ！」

ｳｏｰﾘｰ「そいや、一年は２ｹﾂ駄目なんすよね。」

妹「できた！」ﾊﾞｰﾝ

男「なんでそんなもん作ってんだよ！穴はどうした！」

妹「あな？」

男「しかもそれって…

床屋のｸﾙｸﾙ回ってるやつじゃねぇか！」