綾里真宵「しりつきぼーがみねがくえん?」 (75)

真宵(あたしは超高校級の霊媒師として私立希望ヶ峰学園の生徒に選ばれた)

真宵(しかしこの学園は希望の学園ではなく絶望の学園だった)

真宵(この学園からでるには誰にもばれずに人を殺さないといけない)

真宵(学園内を探索してもどこにも逃げられそうな場所はなかったし・・・)

真宵(なるほどくん・・・はみちゃん・・・みんな無事でいるかな)

※校則は最初から12まで書き記されているという設定です
※ゲームはやってないのでアニメの設定遵守で
※安価はありません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1378015076

――5日目 朝~

モノクマ「おまえら、おはようございます。朝です。7時になりました。」

モノクマ「起床時間ですよ。さて、今日もはりきっていきましょう」

真宵「朝か…」

真宵「朝食はみんな一緒という約束だし起きないと…」

→食堂

朝日奈「あっ真宵ちゃんだ」

石丸「やっおはよう綾里さん」

真宵「おはよう、まだ5人しか来てないんだね」

大神「綾里真宵よ」

真宵「なにかな?さくらちゃん」

大神「お主は超高校級の霊媒師と聞いたが本当に霊を呼び出すことができるのか?」

不二咲「うん、本当だよ。一昨日僕と苗木君、セレスさんに江ノ島さん、それから舞園さんと一緒に霊媒を見せてもらったんだ」

苗木「たしかセレスさんの要望でマリー・アントワネットの霊を呼び出したんだよ。いきなりフランス語喋りだすんだからびっくりしちゃったよ」

大神「むう、なんと」

真宵「いやーあたしなんてまだまだ修行中の身で半人前だよ」

真宵「さくらちゃんは超高校級の格闘家なんだよね?さくらちゃんからもサインもらっちゃおうかな」

苗木「あっそろそろみんな集まってくる頃だね」

ゾロゾロゾロゾロ


石丸「ん?まだ13人しか来てないな。16人全員そろってないな。」

朝日奈「舞園ちゃんと十神がきてないね。あと…あっ十神」

大和田「おめー舞園見なかったか?」

十神「俺が知るわけないだろう。今自分の部屋からここに来たところだ」

山田「舞園さやか殿が遅れるなんてめずらしいですな」

朝日奈「具合でも悪いのかな?」

苗木「…僕ちょっと様子を見てくる」

真宵「そういえばもう1人きてないね」

石丸「遅刻とはけしからん!僕が様子を見てこy」

ウウワアアアアアアアアアアア!!!!

真宵「え!?今のは苗木君の悲鳴!?」

葉隠「なにかあったべか!?」

霧切「……!」ダッ

大神「我等も行こう」ダッ

→苗木ルーム

石丸「どうした苗木君!?っ!!うわぁ!!」

大神「こ、これは」

霧切「すでに亡くなっているようね」

霧切(…!このダイイングメッセージは…)

モノクマ『ピンポンパンポーン! 死体が発見されました。一定の自由時間の後学級裁判を開きます。』


・・・・・・・・・・・・・

→体育館

苗木「ここ、どこ?」

不二咲「体育館だよ」

朝日奈「苗木、部屋で気を失ってたんだよ」

不二咲「大神さんが運んでくれたんだ」

苗木「舞園さんはっ!?」

不二咲「………」

セレス「舞園さんは…」

セレス「行方不明ですわ。おそらくどこかの部屋に隠れているか…、監禁でもされているのかもしれませんわね」

苗木「行方不明?じゃあこんなとこにいないで探しに行かないと!」

霧切「待って苗木君。舞園さんの部屋には鍵がかかっていたわ。部屋の中にいるだけかもしれないわ」

不二咲「でも部屋の外から呼びかけてもまったく返事がなかったよね…。もしかしたら舞園さんも…」

苗木「いや、舞園さんの部屋はb」

十神「今は舞園さやかのことなんぞどうでもいいだろ」

十神「それよりも今は殺された…」

十神「桑田怜恩だ」

苗木「…桑田君。桑田君はあいつに殺されたんだ。モノクマにっ!」

モノクマ「違うよ、僕はそんなことしないよ。それだけは信じて」ジャジャン

不二咲「じゃあほかに誰が」

モノクマ「おまえらだってわかってるくせに。桑田怜恩を殺したのはお前らの中の誰かじゃん。お前らの誰かが卒業するため桑田怜恩を殺しただけだよ!」

不二咲「そんな」

真宵「嘘だよ」

苗木「嘘に決まってる!」

モノクマ「いいや、殺したのはおまえらの中の誰かだよ」

十神「俺たちの中に殺人者がいるのだとするとその犯人はここから卒業できるんだな」

モノクマ「うぷぷ、そんなのあまあまだよ。むしろ本番はこれからじゃん」

モノクマ「自分がクロだと他の生徒には知られてはならない。それを査定する為に殺人が起きた一定時間後に必ず学級裁判を開くこことします」

モノクマ「学級裁判ではクロが誰かを議論してもらいます。そこでおまえらが導き出した答えが正解だった場合には秩序を乱したクロが、不正解だった場合にはシロ全員がオシオキされます」

大和田「学級裁判をしろだぁ?てめぇの悪ふざけは度が過ぎんぞ。」

モノクマ「悪ふざけ?それって君の髪型の事?」

大和田「っんだとぉ?ラジコンだかぬいぐるみだかしらねぇがバイクで引きずりまわしてバターにしてやんぞぉ!!」

モノクマ「学園長への暴力は校則違反だよ!」

霧切「っ!危ない投げて!」

大和田「チィ!」

モノクマ「」ドグオオンッ!

大和田「爆発しやがった」

モノクマ「今のは警告だけで許すけど校則違反者を発見した場合、今みたいなグレートな体罰を発動しちゃうからね」

モノクマ「じゃ、捜査をがんばってくださいね。では後ほど学級裁判でお会いしましょう」ピョーン

セレス「ではさっそく捜査をはじめましょうか」

山田「捜査って言われても…なにから始めればいいんですかねぇ?」

霧切「まずは現場の捜査から始めましょう」

江ノ島「そういえば現場にはダイイングメッセージが残されていたわね」

江ノ島「たしか"マヨイ"と」

一番大切な設定忘れててたけど真宵ちゃんはセーラー服で

朝日奈「まさか真宵ちゃんが…?」

真宵「ち、違うよ!私はやってないよ!」

腐川「正直に言いなさいよ、どーせあんたがやったんでしょう」

石丸「決め付けはよくないぞ。学級裁判まで待ちたまえ」

葉隠「わっなんだこれ、ページが増えてるぞ」

大和田「なんだよっ!こんなときにっ!」

山田「これは!桑田殿の死因が克明に書かれていますぞ」

モノクマファイル CASE1
被害者は桑田怜恩。
死亡時刻は午前1時半。
死体発見現場となったのは寄宿舎エリアの苗木誠の個室。
ベッド付近の床にうつぶせ状態で倒れていた。
後ろから右わき腹を刃物で刺され死亡した模様。

――――――――扉扉―――――
シャワー | |
ルーム | |
―――――― |
(模擬刀)|
――――― |
ベッド | 田 |
――――― 桑 |

―――――――――――――――

部屋の中はアニメと同じ内装で

セレス「ご覧になってください。桑田君の死亡現場は苗木誠の個室となっていますわ」

大和田「おいっ!苗木!てめーそういうことかよ!」

苗木「ちょっと待ってよ、違うんだって」

十神「何が違うんだ」

苗木「僕は一晩だけ舞園さんと部屋を交換してたんだ。彼女が怯えてたから」

大和田「部屋を交換だぁ?」

苗木「みんな僕を疑ってるの?」

十神「そうだ、お前たちを疑うのが当然だろ。違うというのなら証明してみせるんだな」


霧切「健闘を祈るわ」

石丸「僕らも捜査を開始だ」

苗木「そんな…」

真宵「うう、あたしはやってないのに」

苗木「綾里さん…。大丈夫だよ。きっと捜査をすれば僕たちがやってないことを証明できるはずだよ」

苗木「たしか綾里さんは弁護士事務所で影の所長として数々の事件を解決してきたって言ってたよね。一緒に頑張ろう!」

真宵「え?えーと、う、うん」

――捜査開始

苗木「まずは"消えた舞園さん"を探そう。僕はこっちのほうを探すから綾里さんはあっちのほうをを探してきてくれる?」

真宵「うん、わかったよ」

――――
――
苗木「…どこにもいない。残るは"桑田君の部屋"だけか」

苗木「あれ?鍵がかかってる。桑田君が持ってるのかな?」

霧切「桑田君の部屋の鍵ならなかったわよ」

苗木「うわっ、霧切さん。なかったってどういうこと?」

霧切「そのままの意味よ。犯人が持ち去ったようね」

霧切「"校則"があるから"鍵のかかった扉を壊すことはできない"わ。"ピッキング防止加工"もついてる。残念ながら中を調べることはできないわ」

苗木「もしかしたら舞園さんはこの中にいるかもしれないのに」

霧切「どうしても開けたいならオシオキ覚悟で扉を破壊するしかないわね」

苗木「そんな…」

霧切「苗木君、舞園さんと"部屋の交換"をしたと言ってたわね?"舞園さんの部屋"を調べたいから"舞園さんの部屋の鍵"を渡してもらえるかしら?」

苗木「ああ、うんわかったよ」

霧切「それじゃあ」サッ

苗木「…"消えた桑田君の部屋の鍵"か。もしかしたら犯人が持っているかもしれないな」

――――
――
苗木「あっ、綾里さん。綾里さんの方はどうだった?」

真宵「舞園さんは見つけられなかったよ。ということはそっちも?」

苗木「うん…。桑田君の部屋にいるかもしれないけど鍵がかかってて」

真宵「そっか。生きていることは間違いないと思うんだけど…」

苗木「えっ?どういうこと?」

真宵「さっきためしに舞園さんの霊を呼び出そうとしたの。でも呼び出すことができなかった」

苗木「つまり死んではいないってことだね。」

苗木("舞園さんは生きている"!無事でいるといいけど)

真宵「そろそろ事件の捜査も開始しないと」

苗木「そうだね、とりあえず現場を捜査しにいこうか」

→苗木ルーム

苗木「被害者は"桑田怜恩"。"死亡時刻"は"午前1時半頃"。死体発見現場となったのは寄宿舎エリアの"苗木誠の個室"。被害者は"後ろから右わき腹を包丁で刺されて死亡"・・・か」

真宵「うう、何度見ても死体は慣れないなぁ」

苗木「これが凶器となった包丁。あれ、この包丁…」

真宵「少し刃こぼれしてるね。被害者を刺したときに刃こぼれしたのかな?」

苗木「"刃こぼれしている包丁"か。人を一回刺しただけでこんなに刃こぼれしないとは思うんだけどな…」

真宵「"他に外傷は無い"みたいだね」






苗木「被害者の残した"ダイイングメッセージ"。"マヨイ"と書かれているね」

真宵「わ、私じゃないよ」

苗木「もし綾里さんが犯人ならこんなあからさまなダイイングメッセージを残しておくわけがない。おそらく犯人が綾里さんに罪を被せるために書いたものじゃないかな」

真宵「なんであたしの名前を…。恨みを買うようなことをした覚えはないのに」

苗木「あっでも犯人の名前以外の何かを示そうとしたのかもしれないよ」

真宵「ダイイングメッセージの意味。私の名前以外になにかあるのかな?」







真宵「あれ?これはなんだろう」

苗木「"刀掛台"だね。そういえばそこに掛けてあった模擬刀が無くなってる」

真宵「犯行に使われたのかな?」

苗木「でも桑田君にわき腹以外の外傷はなかったよね」

真宵「じゃあ桑田君がそれを使って反撃をしたとか」

苗木「反撃したなら犯人に一矢報いた可能性があるかもね」

真宵「"消えた模擬刀"。どこにいったんだろうね?」



見てる人いたんだ
そのうち裁判中に霊媒するから大丈夫



苗木「あれ?あれ?このシャワールーム鍵がかかってるのかな」

霧切「鍵じゃないわ」

苗木「うわっいつのまに」

真宵「鍵じゃないってどういうこと?」

霧切「"ドアの建て付けが悪い"ようね。ドアノブをひねりつつ上に持ち上げるようにしながら押せば開くわ」

苗木「本当だ」

ピンポーンパーンポーン

モノクマ「えー僕も待ち疲れたんでそろそろ始めちゃいますか」

モノクマ「お待ちかねの学級裁判を!」

霧切「さあ行きましょうか」

苗木「……」

霧切「怖いの?この事件の謎はあなたが突き止めるべきよ」

霧切「でないと、きっと納得しないまま終わってしまうから」





→裁判所

苗木「ここが裁判所か」

真宵「本物の裁判所とは少し違うなぁ」

モノクマ「やあやあ、やっときたね。さっそくお待ちかねの学級裁判を始めちゃいましょう」

霧切「ちょっといい?舞園さやかがこの場にいないのだけどこのまま裁判を始めるつもり?」

モノクマ「まあ今回はとある事情で舞園さやかさんは来られないので特例とすることにします、うぷぷぷ」

苗木「とある事情だってっ!?舞園さんが今どこにいるのかおまえなら知っているだろう!舞園さんをどこへやった!?」

モノクマ「うぷぷぷぷぷ。舞園さやかがどこにいるかだって?それは知ってるけど僕には関係ことだから教えられないなぁ。でも安心して苗木君」

苗木「安心だって?」


正直校則7のこと忘れてた
今回は特例で舞園さやかは裁判免除で




モノクマ「もしオシオキが決定しても舞園さやかさんを仲間はずれにはしたりしないからね!うぷぷぷ。まあ舞園さやかさんが犯人かもしれないけどね、うぷぷぷぷぷぷ」

霧切「もういいわ。裁判を始めましょう」

モノクマ「うぷぷぷ、それでは議論を開始してください!」


――学級裁判開廷!

朝日奈「議論しろっていわれても」

山田「何から話したものか」

霧切「まずは犯行に使われた凶器について検証を始めましょう」

石丸「桑田君の腹部に刺さっていた包丁。間違いないあれが凶器だ!」

大和田「そんなの見りゃわかんだろ」

苗木「いや大切なことだよ。誰かが厨房から包丁を持ち出したってことだよ」

朝日奈「じゃあ厨房に出入りしてた人が犯人ってこと?でも包丁を持ち出した人はこの中にはいないよ」

朝日奈「昨日は私ずっとさくらちゃんと食堂にいたから」






大神「我は昨夜朝日奈と紅茶を飲んでいた」

朝日奈「怖くてさ。さくらちゃんに無理言って一緒にいてもらったんだ」

腐川「あんたたちが共犯関係にあって口裏を合わせていれば何とでも言えるわね」

モノクマ「えー共犯者がいたとしても卒業できるのは実行犯であるクロ一名のみです」

十神「手帳にもそう書いてあるな」

セレス「つまり誰かを庇ってもなんの得もないということですわね」

腐川「じゃああんたたちが包丁を持ち出したんじゃないなら誰が持ち出したのよ!?」

大神「我等が食堂にいる間1人だけ厨房に訪れた人物がいる」

十神「さっきこの中に厨房に行ったヤツはいないと言わなかったか?」

朝日奈「うん、この中にはいない人だから。舞園さやかちゃん、食堂に来たのは今行方知れずになっている彼女だよ」





苗木「舞園さんが包丁を持ち出した?」

大神「そうとしか考えられん」

朝日奈「その時はあまり気にしてなかったけど」

石丸「では包丁を持ち出したのは舞園君だったのか」

苗木「それはきっと護身用にしたんだよ」

十神「だとしてもだ。実際に凶器として使われている以上殺人に関係していることは明白だ」

セレス「これはもう決定的ですわね。凶器を持ち出せたのは舞園さんだけですもの。たしか舞園さんは苗木君と部屋の交換を申し出たそうですわね。きっとそれも殺人計画の一部だったんですわ」

十神「あのダイイングメッセージも舞園さやかが書いたものに違いない。犯人を綾里真宵に仕立てあげようとしたんだろう。犯人があんな堂々と自分の名前を書かれたダイイングメッセージを残しておくわけがない」

真宵(あれ?なにもしてなくても勝手に容疑からはずれてく?)

苗木「それは違うよ!!」

真宵「えっ!?」







セレス「あら?何が違うのかしら?」

苗木「舞園さんがダイイングメッセージで綾里さんの名前を残すはずがないよ。名前を残すなら……」

苗木「僕の名前を残すはずだ」

十神「……」

不二咲「たしかに苗木君の部屋で殺人を行ったのなら苗木君の名前を残すはずだよね」

山田「むむぅ、じゃあやはりあのダイイングメッセージを書いたのは桑田殿で綾里殿が犯人なのではないですかな」

苗木「いや、凶器である包丁を手に入れる方法がない限り殺人は不可能だよ」

葉隠「じゃあなんで綾里っちの名前が書かれてるんだべ?もしかして名前を間違えたとか?」

セレス「…いっそのこと殺された桑田君本人に犯人を聞いてみるというのはどうでしょうか?」








大和田「はぁ?なに言ってんだぁてめー?」

石丸「席が用意されていても本人が死んでいるんじゃ話の聞きようがないじゃないか!」

セレス「あらお忘れですか?ここには超高校級の霊媒師がいるんですよ」

十神「ふん、馬鹿馬鹿しい。何が超高校級の霊媒師だ。霊媒なんてうさんくさいもの信じられるか。超高校級の詐欺師かなにかじゃないのか?」

苗木「いや綾里さんの力は本物だよ。それは実際に霊媒をしているところを見たことがある僕が保障するよ」

セレス「実際に見ていただければ本物であるということがわかると思いますわ。霊媒をしてみる価値はあると思いますがいかがでしょう?」

十神「ふん、やるだけやってみるがいいさ」

セレス「それでは綾里さん、桑田君の霊を呼んでもらえますか?」

真宵「うん。やってみるよ」







――桑田君降霊!

桑田(真宵)「………」

山田「こ、これは桑田殿ですか?」

石丸「ここまで変わるとは…」

大和田「桑田の顔にセーラー服、気持ち悪ぃな」

不二咲「………」

大神「………」

セレス「これで綾里さんの霊媒が本物であると信じてもらえたでしょうか?」

十神「…まだ完全に信じたわけじゃないが話を聞くだけ聞いてやろうじゃないか」

苗木「桑田君、君を殺した犯人は誰なの?」

桑田(真宵)「…アホ」







苗木「桑田君?」

桑田(真宵)「アホアアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホォォォ!!!!」

桑田(真宵)「誰が殺しただとぉ?それはお前だろうがぁ!!!苗木ぃぃ!!!」

朝日奈「苗木、やっぱりあんたが犯人なの?」

桑田(真宵)「そうだよ、おめーが舞園さやかの情報をくれるっていうから部屋に行ったら俺のことをぶっ殺しやがって!!」

セレス「舞園さんの情報を餌にメモで部屋まで呼んだということですわね」

大和田「苗木、てめぇっ!」

苗木「ち、違うよ、僕はやってないって」

霧切「ちょっと待ってちょうだい」

霧切「苗木君の部屋でこんなものを見つけたわ」

山田「これはメモ帳ですかな?」







二人きりで話したいことがあります。
僕のへやに来てください。
へやを間違えないように学生手帳
をみて確認してね。
苗木誠


霧切「苗木君、これはあなたが書いたものかしら?」

苗木「こんなメモ僕は知らないよ」

桑田(真宵)「知らねーわけねーだろーが!!俺はこのメモで呼び出されたんだぞ!!」

苗木「ちょっと待ってよ。本当に知らないんだって。それに桑田君が書いたダイイングメッセージには僕の名前が書かれていなかったじゃないか」

桑田(真宵)「ダ、ダイニングメッセージ?」

十神「それは違うぞ!!」










十神「さっきは様子見の為に黙っていたがこのダイイングメッセージにはちゃんとおまえの名前が書かれている。ダイイングメッセージの"ヨ"という字から一本線を抜いて"イ"を別の角度から見てみろ」

十神「"マコト"。お前の名前だな、苗木」

苗木「そ、そんな」

十神「ダイイングメッセージに気がついたお前は線を一本足すことによって綾里真宵に疑いの目を向けたんだ」

十神「最初からお前が怪しいと思ってたんだ。あんなわかりやすいダイイングメッセージを残したままにしておく馬鹿なんてそうそういないだろうからな」









十神「この犯人は部屋を訪れた舞園さやかに包丁で襲われた。しかし犯人は部屋にあった模擬刀か何かで包丁を受けた。」

十神「包丁が刃こぼれしていたのはそのためだろう。そして犯人はそのまま模擬刀で反撃して舞園を気絶させた。」

十神「このまま殺してしまったら自分が疑われる可能性がある。」

十神「そこで舞園が用意した包丁を使って他の誰かを殺すことで舞園を犯人に仕立て上げることを思いついたんだ。」

十神「メモで桑田を部屋におびき寄せ、包丁で刺し殺した。」

十神「あとは証拠を舞園もろとも桑田の部屋に隠すことにした。部屋に刀掛台だけが残っていたのはその時に模擬刀を処分したからだろう。」

十神「ダイイングメッセージについてはさっき言ったとおり"マコト"を"マヨイ"に書き換えた。これは完全に失敗だったな。変に小細工をせずに消し去ってしまえばよかったものを」

十神「こうして証拠を処分した犯人は何食わぬ顔で舞園の部屋で就寝をしたのだろう。」

十神「あえて自分の部屋で殺人をしたのは舞園に部屋の交換を求められたことを言いふらすことで舞園の容疑を深めようとしたためだろう」









十神「これが事件の全貌だ」キリッ

腐川「さすが白夜様、名推理ですわ」

十神「何か反論はあるか?」

苗木「待ってよ、さっき十神君が言ったとおり舞園さんに罪を被せようと思うならダイイングメッセージを消さなかったのはやっぱり不自然だよ」

十神「そういえば第一発見者はおまえだったな。もしかしたら発見者のふりをして見に行った時にはじめてダイイングメッセージに気が付いたんじゃないか?」

十神「桑田は刺されたあとしばらく生きていたんだ。おまえが部屋を出て行ったあとにメッセージを残したのかもしれん。そこで慌てて書き換えたというわけだ。まだ何か反論はあるか?」

苗木(……駄目だ、何も思いつかない)









江ノ島「反論はないみたいね」

大和田「やっぱりおめぇが犯人だったのか」

不二咲「苗木君…どうして…?」

セレス「決まっていますわ。ここから脱出するためでしょうね」

十神「もう決まりだな。おい、モノクマ投票をはじめるぞ」

桑田(真宵)「俺も投票していいのか?」

モノクマ「ぷぷぷぷ、議論の結果がでたみたいですね。ではそろそろ投票タイムといきましょうk」








霧切「まって、苗木君を犯人と決め付けるのは早いんじゃないのかしら?苗木君が犯人じゃないという根拠はあるのよ」

苗木「霧切さん」

大神「聞かせてくれ」

霧切「桑田君、あのダイイングメッセージは本当にあなたが書いたものなの?」

桑田(真宵)「ああ、そりゃそうだろ。おまえに刺されて意識が朦朧としてたけどよ。しっかりとてめぇの名前"ナエギ"と書いたぜ!」

苗木「それは違うよ!!」

苗木「桑田君。現場に残っていた言葉は"マコト"だったんだ。」

霧切「ええ、そのとおりよ。桑田君が苗木君の名前を残すつもりなら、“ナエギ"って書くはずなのよ」

葉隠「え?現場に残されてたのは綾里っちの名前だべ?」

セレス「馬鹿は黙っててください」

十神「ふん、桑田は意識が朦朧とした中で書いたと言っている。たまたま"マコト"という名前が思い浮かんだだけだろう」

霧切「根拠はほかにもあるわ」






十神「なんだと?」

霧切「苗木君、綾里さんの霊媒が本物だってことは知っていたのよね」

苗木「うん。僕と舞園さん、不二咲さん、セレスさん、江ノ島さんは実際に霊媒をしているところを見たことがあるからね」

霧切「そう、じゃあなんで霊媒のことを知っていた苗木君がわざわざ自分の名前を使って自分の部屋に桑田君を呼んだのかしら」

霧切「桑田君を降霊される可能性を考えたら舞園さんのふりをして舞園さんの部屋に呼ぶはずよ」

十神「……」

腐川「じゃ、じゃあ苗木は犯人じゃないってこと?」

桑田(真宵)「おいおい、ちょっと待てよ。俺が苗木のことを犯人だって言ってるんだから苗木が犯人に決まってんだろ」

霧切「桑田君、あなたは刺されたときに苗木君の姿でも見たのかしら?」

桑田(真宵)「そうだよ、俺が部屋に入ったとき…。そう、たしか部屋の奥におまえがいたんだよ!おまえに近づいたらいきなり刺しやがったんだ!」

苗木「それは違うよ!!」





桑田(真宵)「何が違うってんだよ!?アホアアホアホアホアホアアホアホアホ!」

苗木「桑田君、君は後ろから腹部を刺されて致命傷を負ったんだ」

桑田(真宵)「じゃあ前から刺したあとにとどめに後ろから刺したんだろうが!!アホアアホアホアホアホアアホアホアホ!」

苗木「それは違うよ!!」

苗木「後ろから刺された傷以外に外傷はなかったんだ」

霧切「桑田君。さっきからあなたの言っていることは矛盾しているわ。書いてもいないダイイングメッセージ、後ろから刺されたのに前方には人がいたと言ったり」

桑田(真宵)「いや、確かにダイニングメッセージは書いていなかったかもしんねぇけどよ。だけど俺が刺されたとき確かに前に誰かいたんだって。これは絶対だって」

桑田(真宵)「それにあのメモ帳。苗木のサインが入ったメモで呼び出されたことは間違いねぇぜ。犯人は苗木に決まりだろうが!!」

苗木「それは違うよ!!」




苗木「桑田君は舞園さんの情報をくれるっていうから僕の部屋に来たんだよね?」

桑田(真宵)「そうだよメモにそうかいていたじゃねーか!?アホアアホアホアホアホアホアアホアホアホ!」

苗木「桑田君、このメモをもっかい見てくれるかな。このメモには舞園さんのことはどこにも書いていないんだ!そもそも僕が知っている情報なんて舞園さんが桑田君に性的な目で見られて気持ち悪がっていたということぐらいなんだ」

桑田(真宵)「…………アポ?」

霧切「桑田君、あなたの証言はまったく当てにならないわ。そろそろ本当のことを…」

真宵「……」バタッ

大神「むっ!」ガバッ

朝日奈「真宵ちゃん元に戻ったの!?大丈夫!?」

真宵「うん…、大丈夫。霊媒して少し疲れちゃっただけだから」

大神「少し休むといい」

真宵「ありがとう、さくらちゃん」




セレス「どうやら桑田君は帰ったようですわね」

葉隠「もう一度呼ぶのは無理そうだべな」

腐川「け、結局犯人が誰か分からないままじゃないの!?」

石丸「よし!とりあえず多数決を取ろう」

江ノ島「この状況ちょっとヤバくない?誰かなんか気づいたこととかないわけ?」

十神「今の桑田の証言で明らかになったことがあるぞ」

不二咲「えっ?それっていったいなんなの?」

十神「霊媒なんてものは微塵も役に立たないということだ。桑田の証言はあまりにも支離滅裂であてにならん。霊媒が役に立たないとすると…」

十神「苗木、おまえの霊媒の力を知っていたから犯人ではないという根拠が薄れるな」




苗木「そんな、綾里さんの霊媒は本物だよ」

十神「桑田の証言が役に立たないことはおまえ自身が証明しただろうが」

真宵「…私そんなにめちゃくちゃな発言してたの?」

朝日奈「真宵ちゃん霊媒してたときのこと覚えてないの?」

真宵「うん、霊媒中は意識がなくなるから…」

朝日奈「桑田のやつダイイングメッセージを書いたとか書いてないとか、後ろから刺されているのに前から刺されたとか、メモには書かれていなかったことを書いてあったとか」

朝日奈「わけのわからない発言してたんだよ」

真宵「メモ?」

霧切「これよ」サッ

真宵「え?苗木君がこのメモを?あれ?でもこの字は…」

真宵「さやかちゃんの字だよ」




十神「なんだとっ!?」

苗木「舞園さんがっ!?」

霧切「それは本当なの?」

真宵「うん、さやかちゃんにサインをもらったんだけどその字と同じだよ」

真宵「えーと、これだよ」サッ

舞園さやか
綾里真宵ちゃんへ

霧切「これは…。字数が少ないから断定はできないけど舞園さんが書いたとみて間違い無さそうね」

江ノ島「犯人はやっぱり舞園さやかだったってこと?」

セレス「包丁にメモに部屋の交換、間違い無さそうですわね。突然いなくなったのは自分の罪に耐えきれなくなったからといったところでしょうか」

十神「今度こそ決定的だな。桑田を呼び出したメモを書いたのが舞園である以上他に犯人は考えられん」

――――
――

モノクマ「さて、そろそろ犯人が判明するころですかな」ウプププ




苗木(本当に舞園さんが殺したのか?)

苗木(桑田君の証言、本当にでたらめなのか?)

苗木(舞園さんが殺人のために包丁を持ち出した)

苗木(これは間違いないかもしれない)

苗木(部屋の交換)

苗木(これは僕に罪を被せるためだったのも間違いないだろう)

苗木(舞園さんの書いたメモ)

苗木(これは本当に桑田君を呼び出すためだったのか?桑田君の証言を信じるなら桑田君を呼び出したメモは別にある?)

苗木(じゃあもしかして舞園さんのメモは別の人間を呼び出すためのもの?)

苗木(そういえばあの人のあの発言、なにかおかしいところがなかったか?)

苗木(…!そうか!これならすべての辻褄が合うぞ!)




苗木「そうか!わかったぞ!」

山田「そのとおり!犯人は舞園さやか殿で間違いない!あのメモで桑田殿を呼び出し殺したんですぞ!」

苗木「そうじゃないんだ。あのメモは舞園さんが真犯人を呼び出すために使ったものなんだ」

大和田「ああ?真犯人だぁ?この期に及んでまだ他に犯人がいるってのかよ?」

苗木「そうなんだ、舞園さんが書いたメモと桑田君を呼び出したメモは別に存在したんだ」

苗木「そうだとしたら桑田君が言っていたことと辻褄が合うんだ」

苗木「きっと桑田君を呼び出したメモには舞園さんのことについて書かれていた」

苗木「そういえば霧切さんがメモ帳を出す前にメモについて話をしていた人物がいたよね」

苗木「セレスさん」




セレス「…あら、桑田君本人がメモで呼び出されたと言ってたじゃないですか」

苗木「いや、その時はまだ“舞園さやかの情報をくれるっていうから部屋に行った"としか言っていないんだ」

苗木「セレスさん、どうして桑田君がメモで部屋まで呼び出されたことを知ってたの?」

セレス「…苗木君、私悲しいです。あれはちょっと憶測を交えて話をしただけですわ。いくら舞園さんを容疑から外したいからといって私を犯人に仕立て上げようとするなんてひどいです」

セレス「犯人は舞園さやかです。厨房から持ち出した包丁、桑田君を呼び出したメモ帳、部屋の交換、苗木君に罪を被せるためのダイイングメッセージ、そして自分もろとも証拠を桑田君の部屋に隠したのです」

苗木「それは違うよ!!」




苗木「もし舞園さんが桑田君の部屋に隠れているというなら凶器の包丁も隠すはずなんだ」

苗木「舞園さんは厨房に入ったところを大神さんと朝日奈さんに見られているからね」

苗木「それに舞園さんが犯人なら模擬刀を隠す理由がないはずなんだ。でも他に真犯人がいるとすると無くなった模擬刀にも説明が付く」

苗木「あれはさっき十神君が推理したとおり舞園さんが呼び出した人物が防御のために使ったんだ」

葉隠「模擬刀の先制攻撃だべ!!」

セレス「うるせーぞヤスヒロ!!馬鹿は黙ってろ言っただろ!!」

葉隠「ひぃっ」

苗木「セ、セレスさん?」




セレス「どうしても私を犯人に仕立て上げたいらしいですが…」

セレス「このダボッ!!そいつは大きな大きな間違いですわよっ!!」

苗木「でも舞園さんが呼び出した人物が桑田君じゃないとすると桑田君の言っていたことに説明がつくんだ」

セレス「お忘れですかぁ?桑田君のあの言葉をよぉ!!」

セレス「刺されたときには前方に人がいたとはっきりと言ってましたわ!」

セレス「あれはどう説明するつもりですかぁ?桑田の発言がめちゃくちゃな以上メモの発言もあてにならねぇーんだよぉ!」

セレス「まさか私が誰かと共犯関係にあって前と後ろから挟み撃ちにしたとでも言うつもりですかぁ?共犯者がいたことを証明できない以上桑田の発言に説明が付かねぇんだよぉ!!」

苗木「それは違うよ!!」




苗木「共犯者がいなくても桑田君を挟み撃ちにすることができるんだ」

苗木「おそらく桑田君が見た人物は犯人が気絶させた舞園さんだったんだ」

霧切「苗木君、どうらや見えてきたみたいね、すべての謎の答えが」

苗木「うん、これが事件の全貌だよ」キリッ

苗木「この犯人は僕の振りをした舞園さんにメモで呼び出されたんだ。」

苗木「舞園さんはその犯人を包丁で刺し殺そうとしたが模擬刀で防御されたんだ。包丁が刃こぼれしていたのはそのためだよ」

苗木「犯人はその模擬刀を使って反撃し、舞園さんを気絶させた」




苗木「犯人は綾里さんの霊媒が本物であることを知っていた。だからそのまま舞園さんを殺せば自分が犯人だとばれてしまうと考えたんだ」

苗木「そこで犯人は舞園さんと同じ計画を実行しようとしたんだ。まずは舞園さんの情報を餌に桑田君をメモで僕の部屋に呼び出した」

苗木「その時舞園さんと同じ轍を踏まないようにするため、舞園さんを部屋の奥に寝かせることで注意がそちらに向くようにしたんだ」

苗木「桑田君を刺し殺した後は模擬刀などの証拠となるものを桑田君の部屋に隠し、舞園さんもそこに監禁したんだ」

苗木「ダイイングメッセージも犯人が書いたものだった。"マヨイ"と書き残すことで綾里さんだけでなく僕や舞園さんに疑いがかかるような二重三重の罠を作ったんだ」

苗木「そうだよね?セレスさん」




霧切「どうなのセレスさん?何か反論はある?」

セレス「うっせーっ!!クソガキがぁっ!!」

セレス「さっきから犯人犯人と言ってるけど私が犯人だという決定的な証拠はねぇだろうがぁ!!」

セレス「結局のところあのクソビッチがメモで呼び出した人物が誰かなんて特定不可能だろぉっ!!」

セレス「霊媒が本物であることを知っていた人物は他にもいるしよぉ!!」

セレス「その犯人が書いたというメモも、防御に使った模擬刀も、犯人を知っている舞園さやかも、すべての証拠品があのアホの部屋に隠されている以上決定的証拠は何ひとつないんだよビチグソがぁ!!」

苗木「それは違うよ!!」

セレス「えっ、えっ、えっ…」




苗木「どうしても桑田君の部屋には隠すことができない、そしてそれが見つかると決定的な証拠となってしまうから下手に別の場所にも隠せない。そんな証拠品があるんだ。」

苗木「桑田君の部屋の鍵まだ持っているんじゃないのかな?」

セレス「……」

苗木「……」

セレス「……負けのようですわね、鍵はここにありますわ」

苗木「認めるんだね、君が犯人だってこと」

大神「ようやく認めたか」

モノクマ「うぷぷぷ、議論の結果が出たみたいですね! では、そろそろ投票タイムといきましょうか」

モノクマ「お前ら、お手元のスイッチで投票してくださーい。投票の結果、クロとなるのは誰か……」

ドルルルルルルルル

ドンッ


【ヤスヒロ】【ヤスヒロ】【ヤスヒロ】




モノクマ「ヒャッホー、大正解」

モノクマ「今回桑田怜恩を殺したのはセレスティア・ルーデンベルグこと安広多恵子さんなのでした」

苗木「安広…多恵子…」

セレス「残念です。やはりあの鍵は処分しておくべきだったのかもしれませんね」

霧切「その鍵処分しようと思えばトイレに流してしまうなり、階段前のシャッターの向こう側に捨てるなり方法はいくらでもあったはずよ。なぜ鍵を持っていたの?」

セレス「あら、もしかしたら魔女に囚われている姫君を救うためにどこぞのナイトさんが死を覚悟して扉を破壊するとも限らないじゃないですか。そうなればどっちにしろ魔女は破滅ですからね」

苗木「セレスさん…」

真宵「セレスさん、何でこんなことを?」

葉隠「そうだ、おめーはずっとここでの生活を受け入れるべきっt」

セレス「嘘にきまってんだろっ!!」

葉隠「ひぃっ」

セレス「私はなぁ!この中の誰よりもここから出たくてたまらなかったんだよぉっ!」




セレス「だって私には夢があるのです」

セレス「それは西洋のお城に住むこと。そこで一生を過ごすことこそが私の夢であり目標であり人生のノルマなのです。」

セレス「私が裏世界のギャンブルで命がけで荒稼ぎしてきたのもすべてはその夢のため」

セレス「…だったのですが残念です。夢は儚く散ってしまいました」

朝日奈「なんでそんなに落ち着いていられるの?あんたはこれから殺されるんだよ。怖くないの?」

セレス「うふふ、わたくしはウソつきとしては、かなりハイエンドな方だと自負をしております。他人だけではなく、自分の心すら騙せるのです。」

セレス「もし生まれ変わったら、きっとマリーアントワネットになりますわ。」

葉隠「そしたら、また処刑だけどな」

セレス「それではごきげんよう、また来世でお会いしましょう」




GAMEOVER
セレスさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。



Versailles style Witch Hunt Stake
ベルサイユ産火あぶり魔女狩り仕立て



メラメラ消防車ドーン!!




モノクマ「イヤッホーウ、エクストリーム」

モノクマ「アドレナリンが染みわたるぅ」

不二咲「もういやだよぉ」

モノクマ「これが嫌ならきっぱりと外の世界を断ち切ってここでの一生を受け入れるんだねぇ。おまえらにそれができたらのお話だけどねぇ」

苗木「…」

モノクマ「わかる、わかるよ苗木君」

苗木「わかるって何がだよ」

モノクマ「自分を裏切った舞園さんに絶望してるんだねぇ」

苗木「ふざけるな。全部、全部お前のせいじゃないか」

霧切「今はやめておきなさい」

モノクマ「うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ」











?????「待った!!!!」

真宵「あの声は…」

葉隠「あっ消防車の中から誰か出てきたべ」

モノクマ「んんー?なんだ!?おまえは!?」

?????「僕の名前は…」










モノクマ2「モノクマでーす、ジャジャーン、僕でしたぁ」

モノクマ「なんだぁ僕だったのかぁ」

モノクマ2「あれ?異議でもありますかぁ?うぷぷぷ」

モノクマ「もしかして誰かが助けが来たとでも思った?うぷぷぷ」

モノクマ2「はいっ!苗木くんっ!セレスさんの忘れ物、桑田くんの部屋の鍵だよ!」

モノクマ「さあ鍵は戻ってきたんだし、君のことを裏切った舞園さんを迎えにいってあげなよ、うぷぷぷ」

モノクマ2「舞園さんは最初に殺人をしようとした人だけどみんな仲良くしなきゃ駄目だよ!うぷぷぷ」

モノクマ「そういえば綾里さんの霊媒は本物だって知られちゃったねぇ、うぷぷぷ」

モノクマ2「霊媒師がいると殺人が大変そうだねぇ。綾里さん!これから真っ先に狙われるのは君だろうけど絶望なんてしちゃ駄目だよ!、うぷぷぷ」

モノクマ「いや、殺される前に卒業しちゃえばいいんだよ!うぷぷぷ」

モノクマ2「じゃあ、これからもコロシアイ生活をエンジョイしてね!うぷぷぷ」



生き残りメンバー 14人



つづかない…?

以上です
ありがとうございました
つづきはたぶん書きません

一応最終章までの構想はチラッと考えたからハッピーエンドにはしなかったけど予想以上に疲れたもう無理
読んでくれた人はありがとうございます

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