大泉「皆さんこんばんは。水曜どうでしょうです」
大泉「さて、あのカブの旅でミスターが赤福の生き地獄を味わい、はや三年。大変お待たせいたしました。いよいよ今回から新しい旅がスタートかと思いきや、今回はまさかまさかの単発です」
大泉「そうです。シリーズ企画の穴埋めです」
大泉「え?単発ならどうせ大泉が料理して皆が悶絶して終わるだけだろって?」
大泉「それは観てのお楽しみ。さぁ、三年ぶりに帰ってきましたどうでしょう、どうぞご覧ください」
タタタタタタタ…
鈴井「ふーはははー!ふーはははー!」
大泉「だ、誰だお前は!」
鈴井「おれは、恐怖のマッドプレジデント!“隠鍵満・三須多”(インキーマン・ミスタ)だー」
大泉「何ぃ?インキーマン・ミスタだと!?なにしにきた!」
鈴井「おれのもくてきは、世界を混沌に…ぷっw」
大泉「台詞言いながら笑うんじゃないよ!あんたも役者の端くれだろ!」
藤村「wwwww」
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7月某日
午前6時15分
北海道 HTB駐車場
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藤村「おはようございます」
大泉&鈴井「おはようございます」
藤村「さて、三年ぶりになる水曜どうでしょうですが…」
大泉「いやぁ、久しぶりですからね僕も気合入ってるよ」
鈴井「本当に〜?」
大泉「やっぱりね、水曜どうでしょうの収録となるとね、身が引き締まる!」
藤村「大泉君そんなにやる気満々なんだ」
大泉「当然ですよ」
藤村「なら集合時間遅れんじゃねぇよ」
大泉「あっはっはっはwww」
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大泉 遅刻
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大泉「あれは藤村君が悪いんだからね!!」
藤村「何がだよ!」
大泉「良いですか皆さん!俺はちゃんと、HTBの会議室に集合時間の6時にいました!5分経っても皆さん来ません!」
大泉「あれ、おかしいなと藤村さんに電話をしようとした時に、まさにそのタイミングで君からの電話だよ!」
大泉「“あ、言い忘れたけど集合場所変更ね”」
藤村「wwwwww」
大泉「おかしいでしょ?僕たちは今からカラオケに行くわけでも居酒屋に行くわけでもない、ティーヴィーショウの収録なの!」
藤村「なるほどなるほど…いやぁ〜ミスターどう思う?」
鈴井「反抗的ですね〜」
大泉「なんでだよw!」
藤村「いやぁ、大泉君が東京に出てから変わっちゃったね〜」
鈴井「天狗になってますね」
大泉「変わってないよw」
鈴井「今回はね、そんな遅れて来た反抗的、大泉洋の為の企画なんですよ」
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大泉洋の為の企画
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大泉「この感覚だよこの感覚だよ」
藤村「何がだい?」
大泉「無理矢理軌道を決めようとするこの感じ」
大泉「僕はどうでしょうに帰ってきたんだなぁ…」
藤村「wwwwwwwwwww」
藤村「まぁ、今回の企画であらかじめ言っておくと海外ではありません」
大泉「ほぅ」
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海外ではない
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藤村「そして、車に乗り続けたりカブに乗ったりも…しません!!」
大泉「むむっ!!」
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車にもカブにも乗らない
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大泉「こうなって来ると、僕としちゃあ予想しにくくなるわけですが…」
鈴井「今回の企画では、大泉さんにあるものを取り戻していただきたい!」
鈴井「まぁ、フリップにまとめて見ました。ジャジャン!」
大泉さんには今回、| A |を取り戻してもらう為に、| B |で、| C |と絡んでもらいます。
大泉「なるほどぅ…」
藤村「どうだい?大泉君。これで何かわかるかい?」
大泉「一つ、頭の中に閃いたものがあります」
鈴井「おぉ!じゃあ発表してください!」
大泉「”大泉さんに『闘争心』を取り戻して貰う為に『メキシコ』で『牛』と絡んで貰います」
鈴井「あっはっはっはwwwww」
藤村「牛追い祭りはもう良いよwww」
鈴井「じゃあまずはAから剥がしていきましょう。はいっ!」
大泉「“初心”!」
鈴井「最近の大泉さんは、ドラマ、映画、舞台、果ては声優などで今にもまして絶好調でございます」
大泉「あ、ありがとうございます」
鈴井「しかし、忘れてはいませんか?自分は元々HTBの小汚いローカルタレントだって事を…」
大泉「小汚いってなんだよ!」
藤村「今だって小汚ぇじゃねえか」
カチン
大泉「良いかい!?言わせてもらうぞ!」
藤村「何だよ!」
大泉「小汚い。その台詞は全人類の中でも藤村君とリーダーには言われたくない!!」
藤村「森崎君とばっちりだよwww」
鈴井「彼の場合は小うるさいだけどね」
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二つめ
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鈴井「さて、次ですが、敢えてCの方を捲りましょう!それ!」
大泉「“素人さん”…?」
鈴井「その通り!スター街道まっしぐらな大泉さんなんかは、もう交流する人々も華やかな世界の人たちになってるんじゃないかと思います」
大泉「まぁ…業界の方が多いのは事実ですね」
鈴井「そんな大泉さんには、芸能人でも何でもない一般の方との交流を通じ、自分なんて取るに足らない人間なんだなという初心を取り戻してもらいます!」
大泉「いや、でも僕としちゃあこういう企画はありがたい!」
藤村「本当に?」
大泉「僕もね、いずれは下町みたいな場所をのんびりと歩きながら地元の方々と交流する役者的なポジションに付きたいからね」
藤村「鈴井さんどうですか?」
鈴井「いやぁ…大泉君には死ぬまで身体を張ってもらうつもりだからね〜」
大泉「やめなさいよ!!」
鈴井「さぁ、二箇所とも埋まりました!残るBはわかりますか?」
大泉「この文章的にみれば、Bには地名が入りそうだね」
藤村「おぉ!?」
鈴井「時に、ここに“すすきの”と書かれていたらどうですか?」
大泉「そりゃあ、あなた僕のホームグラウンドですよ」
鈴井「やっぱり〜」
大泉「すすきのの女で、僕が手にかけていない女の子はいないと言っても過言じゃあありませんからね」
鈴井「流石は大泉さん、遊んでますね〜…では発表です!!」
大泉「え?本当に?…よし!来い!すすきの来い!」
鈴井「えい!」
大泉「うおおおおお!!!ぉぉ…?…秋葉原ぁ?」
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秋葉原
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鈴井「そう!初心を取り戻してもらうために、大泉さんには秋葉原で素人の方々と絡んでもらいます!!」
大泉「……………………」
鈴井「大泉さん?どうかしましたか?」
大泉「いや…うん。はー秋葉原かぁ…」
藤村「そりゃあ北海道みたいな君にとってホームグラウンドでやっても面白くないじゃないか!」
大泉「だからといって…秋葉原ってまた…ねぇ…?」
藤村「それについては、理由があります」
大泉「理由??」
藤村「僕とミスターが、単純に買いたい部品が」
大泉「職権乱用っ!!!」
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How about you Wednenesday?
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水
ど 曜
う
で
し
ょ
う
ーーーーーーーーーーーーーーー
うわ、ちゃんと実際のどうでしょうっぽい縦書きにやったのに反映されてないぃぃぃ
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午前11時30分
東京都 秋葉原 某所
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鈴井「はい!ってなわけで我々は東京都とは、秋葉原にやってきました!」
大泉「秋葉原の皆さまお待たせいたしました!水曜どうでしょう!水曜どうでしょうです!!」
シーン
大泉「うん。こうも反応がないと逆に気持ちいいね」
藤村「まぁ、秋葉原とはいえ人気の少ない神社ですからね」
大泉「サイコロの時みたいに駅前でやりゃあ良いのに」
鈴井「流石にそんな事をやったら秋葉原駅も混乱しますよ」
藤村「それにね、今なんてTwitterやmixiなんかで簡単に情報伝達が出来ちゃうものだから」
大泉「“秋葉原にどうでしょうなう”みたいになっちゃうわけか」
藤村「人が集まり過ぎて企画に支障をきたさない為にも念のためです。あと、大泉さんみたいなみみっちい人間にはこういう場所がお似合いかなって」
大泉「秋葉原の皆さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!水曜どうでしょうですよ!!!」
藤村「やめなさいよwww」
大泉「でも、騒ぎになるのを避けるという事はあれかい?街を歩き回るってわけじゃあないのかい?」
鈴井「おっ!流石は大泉君鋭いね」
藤村「その通りです。今回はとある施設にお邪魔し、そこの素人さんたちと絡んでいただきます」
大泉「施設…?」
藤村「じゃあ大泉さんに伺いましょう。秋葉原と言えば?」
大泉「そりゃまぁ、オタクの街なんじゃないですか?」
ーーーーーーーーーーーーーーー
オタクの街
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藤村「そう!つまり、何が盛んな街ですか?」
大泉「何が盛んって…」
!
大泉「萌え?」
藤村「萌え!!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
萌え
ーーーーーーーーーーーーーーー
藤村「そう!いわゆる萌え”ですね」
大泉「どうでも良いけどさ」
藤村「はい?」
大泉「藤村君が萌え萌え言ってると何かリアルだね」
藤村「デブでヒゲで眼鏡で悪かったな」
大泉「そこまで言ってないよw」
藤村「しかし大泉さん!秋葉原は何もオタクや萌えだけではありません!もう一つ、秋葉原を象徴する言葉があります」
大泉「もう一つ?……電気街か何かかい?」
藤村「おぉ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
電気街
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藤村「ミスター!今日の大泉君は何か鋭いよ!」
鈴井「大泉君最近、不思議発見のレギュラーなんかも狙ってるって友達に漏らしてましたからね」
嬉野「10年早ぇw」
大泉「ようやく口を開けたと思ったら失礼だぞ嬉野君っ!」
藤村「とにかく、電気街という答えは大正解です」
大泉「まだ僕らの世代も秋葉原=電気街のイメージってのが根付いてるんじゃあないかな」
藤村「まぁ、萌え文化なんかはここ10年で伸びてきた文化ですからね。
さて、今紹介した秋葉原の象徴、“萌え”と“電気街”。今回向かう施設はですね、何とその二つを兼ね備えた施設なんですよ」
大泉「そんな場所があるのかい?」
藤村「はい。その名も、“未来ガジェット研究所”」
ーーーーーーーーーーーーーーー
未来ガジェット研究所
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「未来ガジェット研究所?」
藤村「そう!未来ガジェット研究所」
大泉「何ていうか、名前だけ聞くと、何とかウェーブ研究所とか何とか波みたいな感じの臭いがするのは気のせいかな?」
鈴井「そういう事言っちゃダメだってw」
藤村「この研究所はね、様々な発明品を産み出してるんだけど…ここだけの話、タイムマシン的な物も作ってるとか…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
タイムマシン
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大泉「タイムマシン!?」
藤村「そう!タイムマシン」
大泉「こんな秋葉原の人通り少ない場所でかい!?」
藤村「そう!こんな男の浪漫、大泉洋が黙ってるわけにはいかんでしょ!」
大泉「そりゃそうだよ。僕みたいに知的好奇心を抑えられない人間からすりゃ目から鱗だよ」
藤村「じゃあ、早速向かおうじゃあないかっ!」
大泉「よーし、未来ガジェット研究所に〜〜〜行くぞ!!」
カメラに寄って
大泉「おぉ!!!」
嬉野「……はい、おっけー」
大泉「……藤村君本当に変なウェーブにあてられたんじゃないよね?」
藤村「だからそういう事言うなってw」
ーーーーーーーーーーーーーーー
数分後
ーーーーーーーーーーーーーーー
藤村「着いたぞぉ!大泉君!ここが未来ガジェット研究所だぁ!」
大泉「おぉぉぉ!!!」
藤村「どうだい?入る前からワクワクするだろ?」
大泉「やっぱりタイムマシンみたいなものを作る機関はね、目立ってはいけないんだよ!」
藤村「そうだねっ!」
大泉「見た感じただの雑居ビルだもん!」
藤村「そうだねw」
大泉「それにこちら見てくださいよ!」
極秘裏に開発していながら、ポストに“未来ガジェット研究所”って書いちゃってます!」
藤村「ほんとだwww」
大泉「いやぁ、入る前から震えが止まりませんよ!」
藤村「そうかいw!?」
大泉「これは武者震いなのか、はたまた放送事故を怖れた危険信号なのか!」
藤村「wwwwwwww」
嬉野「カカカッwwww」
藤村「あれ?そういやぁミスターは?」
大泉「あれ?さっきまで隣にいましたけど」
鈴井「みなさん見て下さ〜い!このブラウン管工房凄いです〜」
藤村「ミスター何勝手に堪能してんのさw」
鈴井「いやぁ〜こういうレトロな感じ僕は好きだなぁ〜」
藤村「しかし、今日日こんなにブラウン管テレビしか扱ってないのも珍しいですね」
大泉「この店の中がタイムマシンみたいなオチじゃあないだろうね」
!
藤村「あ!それ何か綺麗だからオチの保険として貰って良いかいw?」
大泉「馬鹿じゃないのかいw」
鈴井「しかし、店員さんはいないんですかね?すいませーん!」
ドタバタ!
???「おっっはーーー!!」
!?
大泉「…………」
??「あ、あれ?ノリが悪いなぁ…この時代で最も人気のある挨拶なはずなのに…」
大泉「どういう事でしょうか。我々は未来ガジェット研究所に入るまでもなく今まさに…度肝を抜かれています!」
大泉「しかし、しかし何よりも私は彼女が放った言葉を山寺宏一さんに伝えたいっ!」
藤村「喜んでもらえるかねwww」
鈴井「えーと…君がこの店の店長で良いのかな?」
??「違う違う!私はただのバイトだよ。店長は娘を連れてお出掛け中」
鈴羽「私は阿万音鈴羽!おじさん達、このお店に用事?物好きだねー」
藤村「いや、僕たちはですね…」
鈴羽「ってあれ?そっちのおじさん(嬉野D)が持ってるのって…もしかしてテレビカメラ?」
大泉「そうですよ〜僕たちはこのビルの上にある未来ガジェット研究所を訪ねてき」
鈴羽「うわわわわわわっ!!しまったぁぁぁぁぁ!!!」
大泉「どうしたんだい急に!?」
鈴羽「心の準備をするために、テレビの人たちが来るのが見えたらラボに教えにいく筈だったのに…これじゃあ岡部倫太郎に怒られるぅぅ」
大泉「岡部?」
藤村「これから会いにいく研究所の所長さんの名前です」
鈴羽「おじさん達!あと10分…いや5分だけで良いからラボに入るのもう少しだけ待ってて!私は今からラボの皆に伝えに行くから!!」
大泉「あ、ちょっと!」
鈴羽「うわぁぁん!失敗した失敗した失敗したぁ!!!」
大泉「あの様子だと、あの子も未来ガジェット研究所の一員って事かい?」
藤村「そうだろうね」
大泉「つまり僕はああいう子たちが属している研究所の人たちと絡まないといけないわけだね?」
藤村「そういう事だよ」
大泉「さぁ、今更ながら胃が痛くなってきましたよ〜」
藤村「そんな大泉さんに良いニュース」
大泉「何ですか?」
藤村「どういう人かってのは具体的に聞いてませんけど、研究所の一員、いわゆるラボラトリーメンバー
全員で8人います」
大泉「あっはっはっはっはwww」
ーーーーーーーーーーーーーーー
ラボメン=8人
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「いやぁ流石は藤村さん!出演陣の体調考えてらっしゃる」
藤村「どういう事だいw?」
大泉「おかげさまでぼかぁ胃が痛いのが治りました」
藤村「本当かよwww」
大泉「かわりに頭痛がしてきました」
藤村「悪化してるよwww」
大泉「これは未来ガジェット研究所…強敵だぞぉ…ミスターもそう思うでしょ?」
鈴井「良いなぁ…」
大泉「ミスター?」
鈴井「さっきの鈴羽って子…いいなぁ…」
大泉「鈴井さん!?」
大泉「ミスター…下手したら自分の娘ぐらい歳の離れた子だよ!?」
鈴井「違う違う!下心じゃないんだよ。何かこう、父子本能をくすぐるというか…ご飯をお腹一杯食べて貰いたくなるんだよね〜」
藤村「わかる!わかるよミスター!」
大泉「藤村君!?君もかい!?」
藤村「いやさ、あんぐらいの歳の元気な子を見ると……僕にも娘がいるわけだしさ」
大泉「娘って…大学の為に関西に行った娘さんかい?」
藤村「そうそう…元気してるかなぁ…」
大泉「さっきの子を見て思い出したのかい?」
藤村「そうだねぇ…何ていうかああいう真っ直ぐな子を見るとついね…」
大泉「さぁ、大変です!様々な逆境を乗り越えて来た我らどうでしょう班!」
大泉「その半分が一人の少女によって籠絡されてしまいました!!」
藤村「籠絡って言うなよwww」
ーーーーーーーーーーーーーーー
どうでしょう班 半壊
ーーーーーーーーーーーーーーー
鈴井「うーん…何とかうちの事務所にあの子来てくれないかなぁ…」
藤村「ミスターwww本気かよwww」
鈴井「まずは、あの砕けた対応に好感を持ってもらえるように昼の帯番組なんかのコーナー辺りで…」
藤村「方針まで考えてるよww」
大泉「ミスター!お願いだから!今日のあなたはどうでしょうのミスターなの!!オフィスCUEの会長じゃないの!!」
鈴井「え〜ww」
※ミスターは昨年会長に就きました
ーーーーーーーーーーーーーー
五分後
ーーーーーーーーーーーーーー
藤村「さぁ、五分経ったという事で、我々は未来ガジェット研究所の目の前に来ております。早速乗り込もうじゃありませんか」
大泉「これドアを開けるのは僕なんだろ?」
藤村「当たり前じゃねぇか」
大泉「ミスターじゃあ駄目なのかい?」
鈴井「今僕は阿万音さんを事務所に誘う方法考えてるから駄目だよ〜」
藤村「そういう事です」
大泉「怖いなぁ。下手にドッキリを待つ時よりも怖いよ藤村君」
藤村「何でだよ」
大泉「君は目に見えた地雷原を走るのがこわくないのかい!?」
鈴井「地雷原扱いは酷いでしょw」
藤村「つべこべ言わずに行けっつってんだよこの鈴虫」
カチン
大泉「お前シーズン来たからってあんま調子乗ってるとそこいらの木々に蜂蜜塗りたくってやるからな」
大泉「そんでノコギリクワガタ持って来てお前と喧嘩させてやっからな?」
藤村「カブトムシじゃねぇよwww」
ーーーーーーーーーーーーーーー
潜入
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
大泉「じゃあ、早速入っていきましょう」
藤村「編集点の作り方雑になりましたね」
大泉「うるさいよw」
ガチャ
??「フーッハッハッハッ!!!」
大泉「…………」
ガチャ
??「あっ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
撤退
ーーーーーーーーーーーーーーー
藤村「なんでwwなんで閉めちゃったのさwww」
大泉「いや、ちょっと眩暈がしましてね。全然大丈夫ですよ?」
藤村「本当かいww」
大泉「勿論じゃないですか。じゃあ、改めてお邪魔しますよ〜」
ガチャ
??「トゥットゥルー♪まゆs」
ガチャ
藤村「だからwww何で閉めるんだよwww」
大泉「違うんだよ!違うんですよ!!」
大泉「言わせてください!一言言わせてください!あれは、どうでしょうの管轄外だ!!」
大泉「あれは西田敏行さんの方のローカル番組の管轄だ!!」
藤村「wwwwwwwwww」
ーーーーーーーーーーーーーー
再度潜入
ーーーーーーーーーーーーーー
大泉「…………」
ガチャ!!
大泉「未来ガジェット研究所の、皆様こんにちは!!水曜〜どうでしょうですっ!!!」
ラボメン一同「!!??」
藤村「こいつ先手打ちにいきやがやったww」
嬉野「大人気ねぇなw」
鈴井「素人さん相手にやる事じゃないよねw」
大泉「常に全力なんだよ僕は!!」
紅莉栖「ほ、本物だ…」ボソ
岡部「ふ、フゥーハッハッハッ!!よく来たな!!どうでしょう班の諸君、そして“ミスター・ビッグスプリング”よ!!」
大泉「み、ミスターなんだって?」
藤村「多分、大泉をそのまま英語にしただけだとw」
大泉「あ、あぁ…なるほどね」
鈴井「僕と被ってややこしいなぁ」
紅莉栖「だ、だからその呼び名はやめておけってさっきから!」
岡部「ご、ゴホン!!じ、自己紹介をしておこうっ!!このラボの設立者にして狂気のマッドサイエンティスト、それがこの俺……鳳凰院、凶真!!!」
大泉「というわけで、未来ガジェット研究所の皆さんでした」
岡部「あ、ちょっ」
藤村「終わらせるんじゃないよwww」
大泉「鳳凰院だか平等院だか知らないけどさ、会話のキャッチボールどころか会話のピッチングマシンだよこれ」
藤村「大丈夫です!!ここまで台本通りです!」
大泉「そういう事言うなってw」
藤村「いやぁ、しかし大泉くんどうだい!この未来ガジェット究所!」
大泉「やっぱりね、部屋に入った瞬間に感じましたよ。このラボの皆さんの情熱を」
藤村「本当かい?」
大泉「テレビの前の皆さんに伝えたい!まず、熱気が凄い!ほとんど部屋の中と外と変わらないんです!」
まゆり「それはラボにはエアコンも何もないからかなぁ〜」
藤村「だそうです」
大泉「テレビの前の皆さんには是非ともこの情熱を感じてもらうために冷房器具のスイッチをOFFにしてもらいたい」
藤村「wwwww」
大泉「あとは、こうやって見て見ると…」
まゆり「?」
紅莉栖「!」
萌郁「……」
るか「あっ…」
フェイリス「ニャニャ?」
鈴羽「んー?」
大泉「8人中6人が女性ですね」
藤村「確かに」
るか「あ…えっと…」ボソ
大泉「こりゃあそこら辺の吹奏楽部より男女比に偏りがあるんじゃないでしょうか」
藤村「後ほど一人一人お話ししていきましょうw」
岡部「ククク…どうだ?アクター大泉よ!未来ガジェット研究所を一目見た感想は!」
鈴井「アクターってw」
藤村「多分、岡部君なりにミスターとの差別化でわかりやすくしてくれてるのかとw」
大泉「そうだねぇ…じゃあ真っ先に思った感想をいいかい?」
岡部「よかろう!」
大泉「研究所じゃないよね」
岡部「」
藤村「大泉君wwww直球過ぎるよwwww」
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