雪歩「くっ……右腕が疼く……」 響「ムヒ使うか?」 (22)

響「夏は蚊が出て大変だよな」

雪歩「うっ目がぁ!? 第二の目が!?」

響「目薬使うか? ドライアイはつらいからな」

雪歩「……響ちゃん」

響「ん? なんだ?」

雪歩「……」

響「どうした? またどっか痛くなったのか?」

雪歩「あ、うん、ごめん、なんでもないよ」

響「そっか、なんでもないなら良かったぞ」ニコニコ

雪歩「……」

雪歩「……あっ」

響「どうしたんだ?」

雪歩「あそこに天使が」

響「天使!? どこだどこだ!?」

雪歩「あっ、そうか……響ちゃんには見えないのk……」

響「どこにいるんだ!? なぁなぁ雪歩」

雪歩「いや、だから……」

響「うがー、自分も見てみたいぞ」

雪歩「いや、天使は私にしか見えないから!!」

響「え……」

雪歩「そう、私の前世は……」

響「そ、そっかー……自分良い子じゃないから見えないのかな」

雪歩「いや、だから話は途中で――」

響「雪歩は良い子だから見えるんだな、羨ましいぞ」

雪歩「あう……」

響「自分も雪歩みたいに良い子なんないとな」

雪歩「……」

雪歩「うわあ! 我が第二の人格が目覚める!!」

響「!?」

雪歩「……」

響「ゆ、雪歩?」

雪歩「私は雪歩ではない……大天使ミカエル」

響「え……」

雪歩「私は響ちゃ……我那覇 響が良い者だと言うことを知っています」

雪歩「今のままでも――とても良い良い子だと分かっていますよ、響」

響「そっか、ありがとうな!!」




響「でも雪歩は病院行った方がいいと思うぞ」

雪歩「な///」
終わり

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