京太郎「お、俺たち安価で///」咲「と、とうとうくっつきました///」【9スレ目】 (991)


※概要


・このスレの主役は京ちゃんと咲ちゃんの二人です

・京咲専用機です。清澄スレではありません

・他CPはもうありえません。でももう一波乱ぐらいほしいよなぁ?

・1週間を1ターンと見なして安価で行動していきます

・3年生の3月4週目が終わった時点での二人の関係性などに応じて、エンディングが見られます


※各ターンの行動について


・最初に京太郎と咲のどっち視点で行動するのか、またその行動方針などを選択安価で決めます

・これはあくまで行動開始時の方針であって、行動の最中に他のキャラに出会う可能性も十分あります

・その後に取った具体的な行動の数々で、主に行動者から相手への好感度や、行動者のステータスがアップします

・京咲の間以外での好感度が一定まで上がると、☆が点灯します

・☆が点灯するとエンディング後の後日談が追加される他に、いろいろいいことが


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363173257


※主なスケジュールについて

4月2週  新入生勧誘
5月3週  体育祭
5月4週  大会直前合宿
6月1週  インハイ県予選(団体)
6月2週  インハイ県予選(個人)
6月3週  前期中間考査
7月3週  合同合宿
8月1週  インターハイ(団体)
8月2週  インターハイ(個人)
9月2週  前期期末考査
10月1週 文化祭
10月3週 秋季大会
10月4週 咲誕生日
11月1週 ドラフト会議
11月4週 後期中間考査
2月1週  京太郎誕生日
2月2週  後期期末考査
3月1週  春季選抜
3月2週  卒業式


・終了は3年生3月4週です

・上記スケジュールは全て予定です。随時変更がバリバリあり得ます


※麻雀について


・各々の麻雀ステータスに応じて補正がかかります

・試合時に限り、麻雀ステータスを更に細かく区切ります

G 00〜09

F− 10〜14 F 15〜19 F+ 20〜24 
E− 25〜29 E 30〜34 E+ 35〜39 
D 40〜47 D+ 48〜54 
C 55〜62 C+ 63〜69

B 70〜77 B+ 78〜84 
A 85〜92 A+ 93〜99
S 100

・それぞれ指定した安価レスのコンマに補正値を足した値を較べ、誰が和了したか判定します

・数値の最も大きい者が上がりです。和了者の補正後数値の下一桁が3、6、9だった場合はツモ。それ以外なら最下位の者からの直撃です

・打点は別にコンマを取って算出します

00〜10 1000 300・500
11〜20 1300 400・700
21〜25 1600 400・800
26〜30 2000 500・1000
31〜40 2600 700・1300
41〜45 3200 800・1600
46〜54 3900 1000・2000
56〜65 5200 1300・2600
66〜70 6400 1600・3200
71〜75 7700 2000・3900
76〜83 満貫
84〜91 ハネ満
92〜95 倍満
96〜98 三倍満
99 役満

・補正後の和了判定で二人以上が同数値だった場合、ロンなら上家どり、ツモなら親から数えてツモ順の早いものの和了となります

・計五回とったコンマの中に、2つ以上のゾロ目があったら流局です

・流局した場合、補正後和了判定が60以上の者はテンパイ、59以下の者はノーテンとなります

・持ち点が1000を切った者は和了、打点判定ともに−5されます

・オーラス、あるいは誰かが飛ぶような場合、和了者が望む順位になれなければ判定をやりなおします

・その場合、和了者の和了判定から−10される代わりに全員の打点判定に+10されます

・ただしやり直しは2回まで、それでも決着がつかなければ強制的に流局です


※麻雀時の特殊能力について


・特殊能力には【異能】と〈スキル〉が存在し、枠によって区別されます

・総じて【異能】の方が強力ですが、一部の特殊能力によって無効化・弱体化することがあります

・〈スキル〉は京太郎、咲ともに複数習得可能です

・ただし対局前に、習得済み〈スキル〉の中から最大一つ選んで装着することになります

・対局中の付け替えはできません

・【異能】を複数習得することもあります

・【異能】は発動条件さえ満たせばいくつでも同時に使用・発動が可能です


※団体戦(予選)について


・予選、あるいは団体戦の先鋒〜副将戦までの成績は簡易的にコンマで決定します

・同卓した4人の「雀力ランク差×10」とコンマを合計した値を算出します

・能力者は値に補正がかかります

・4つの値の平均値(端数四捨五入)を算出します

・平均値よりも個人の値が高い者はプラス収支、逆ならマイナス収支です

・↑の差×1000が得点となります


※部室での練習について


・練習開始前に、誰が練習に参加しているのか範囲安価で決定します
 A:どの選択肢を選んでも、自身の麻雀の成長判定は行われます
 B:どの選択肢を選んでも、京太郎と咲を除く参加部員全員の麻雀に+1されます

�卓に混じって練習(麻雀が限界値なら後輩指導)
・自身(同席した後輩)の麻雀+1
・成長判定の結果がマイナスになっても、0に上方修正されます

�誰かとマンツーマン練習
・選択した人物の麻雀+2、相手が後輩ならさらに+2
・展開によってはその人物が特殊能力を取得したり、能力が進化したり

�後ろで雑用と牌譜の整理
・自身を除く部員全員の麻雀+1
・ランダムで〈スキル〉を習得する可能性があります

�南浦臨時コーチに指導を請う
・【異能】取得、あるいは強化のヒントを教えてもらえます
・ターンを消費せず、直後に123のどれかを選択し直すことができます
・ただしこの場合、上記ABの効力は発生しません


※牌譜研究について


・麻雀と家事ステータスの平均値(端数切り上げ)を「習得」ステータスとして扱います

・研究できる牌譜は部員のもの以外に、他校へ遊びに行くことで入手できる場合があります

・研究する相手を選択した際のコンマによって、成功か失敗かを判定します

・京太郎の場合、最初のうちは簡単にスキルを習得できますが、その分低性能です

・咲の場合スキル習得が困難ですが、その分高性能です

・京太郎も習得を重ねていくことで、より上位のスキルを習得できます

・対象の好感度に☆が点灯している場合、難易度が低下します


※京太郎の人探しについて


・1ターンに二度、いくつかの選択肢の中から行き先や調査方法を選んで、手掛かりを手に入れていきます

・新たな手掛かりが手に入ると、新たな行き先が増えたり、今まで訪ねても意味のなかった場所に手掛かりが配置されます

・見事咲の幼馴染の正体に辿りつけば終了です

・事情のわかっている清澄部員から一人につき一度まで、アドバイスを求めることができます

・この際のアドバイスは100%信用してよいものである上、ターンも消費されません

・アドバイスの回数は部活などでの接し方しだいで回復する可能性もあります


最後に前スレを貼ってテンプレ終了にございます

今回もテンプレが地味に更新されております
まあ、大したアレではありませんが
興味のある人は>>3>>4の後半、>>5の前半あたりに変更点があります

じゃあ向こうを使い切ったらこちらでお会いしましょう
新スレでもシクヨロ


はーい、それじゃこっち使っていきまーす

それにしても女片岡のかわいがられぶりは異常ですね
ここではっきりさせておきますが、前スレ>>1000は小ネタとして処理します
本編では絶対にやりません(断言)

だって……ねえ?
これ以上優希ちゃんいじめても誰も得しないよね? ね?


透華「……」スウッ

南浦「ほう」ニヤリ

九頭龍「ひっ……!」ビクッ

池田「?」

京太郎「なんだ?」

南浦(須賀くんに「察」するだけの力はないか。まあ当然かな)


透華の異能【淤加美神】発動!

【淤加美神】
・対局相手のランクが上の場合、「雀力差合計×5」の確率で局開始時に発動
・発動しなかった場合、次局の発動判定を2倍に(以降発動するまで3倍、4倍と増やす)
・対局相手全ての【異能】を無効化する
・?????????????????????


【親は九頭龍】
池田 ↓1コンマ+20
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20
打点 ↓5コンマ


判定結果『京太郎がツモ』

池田:26+20=46
九頭龍:24=24
透華:75+15〈+15〉=105
京太郎:96+20=116
打点:18=18⇒一本場で500・800


京太郎(あれ、なんか違和感が……)

九頭龍「」ガタガタ

池田「お、おい、九頭龍? お前マジで大丈夫か?」

南浦「放っておきなさい。それは彼女の越えるべき壁だ」

池田「は、はあ……」

透華「……」

京太郎「……ツモっ」


池田   23500
九頭龍 25200
透華   22500
京太郎 28800


東三局

透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動中!

【親は透華】
池田 ↓1コンマ+20
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20
打点 ↓5コンマ


判定結果『九頭龍がツモ』

池田:61+20=81
九頭龍:93=93
透華:8+15〈+15〉=38
京太郎:38+20=58
打点:4=4⇒300・500


九頭龍「……なんなんですか、あなた」ギロ

透華「……」

九頭龍「イヤだ、あなたイヤです。イヤだいやだ嫌だいやダ!!」

池田「」ポカン

京太郎「な、なに言ってんだよお前。ちょっと落ち着けって……」

九頭龍「ツモっ!!」

京太郎「!」


池田   23200
九頭龍 26300
透華   22000
京太郎 28500


東四局

池田(……ここまで華菜ちゃん、すっかり空気だし)

池田(なんかそういうのイヤだし! 気に入らないし! そろそろエンジンかけるし!)


池田のスキル〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉発動!

〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉
・このスキルは局ごとに発動するかどうかを選択できる
・和了判定−10
・打点判定+30

透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動中!

【親は京太郎】
池田 ↓1コンマ+10
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20
打点 ↓5コンマ


判定結果『透華がツモ』

池田:60+10=70
九頭龍:37=37
透華:79+15〈+15〉=109
京太郎:85+20=105
打点:77=77⇒2000・4000


透華「……ツモ」

池田「うおっ、満貫!?」

九頭龍「……」ブツブツ

京太郎(今気付いたけど、八筒が……?)


池田   21200
九頭龍 22300
透華   30000
京太郎 24500


南一局

池田のスキル〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉発動中!
透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動中!

【親は池田】
池田 ↓1コンマ+10
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20
打点 ↓5コンマ


判定結果『透華が九頭龍からロン』

池田:65+10=75
九頭龍:1=1
透華:97+15〈+15〉=127
京太郎:38+20=58
打点:16=16⇒1300


透華「……ロン」

九頭龍「〜〜〜〜〜っ!!」バン!

南浦「おいおい、卓に当たるんじゃない」

池田(……あれ、もしかして華菜ちゃん焼き鳥?)

京太郎(下手にわざと振り込んだりしても、運気落ちそうだしな……)


池田   21200
九頭龍 21000
透華   31300
京太郎 24500


南二局

池田のスキル〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉発動中!
透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動中!

【親は九頭龍】
池田 ↓1コンマ+10
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20
打点 ↓5コンマ


判定結果『透華がツモ』

池田:2+10=12
九頭龍:47=47
透華:83+15〈+15〉=113
京太郎:37+20=57
打点:54=54⇒1000・2000


透華「……ツモ」

池田(いやにツモが多いな)

九頭龍「はーっ、はー……」

京太郎「あの、コーチ。本当に九頭龍のやつ、大丈夫なんですか?」ボソ

南浦「あれはなぁ、しょうがないんだよ。天敵に出会ってしまったわけだからな」

京太郎「? 相性が悪いんですか?」

南浦「まあ……その言い方に、なにも間違ったところはない」

京太郎(また意味深なこと言って……)


池田   20200
九頭龍 19000
透華   35300
京太郎 23500


南三局

池田のスキル〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉発動中!
透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動中!

【親は透華】
池田 ↓1コンマ+10
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20
打点 ↓5コンマ


判定結果『流局』

池田:21+10=31⇒ノーテン
九頭龍:55=55⇒ノーテン
透華:3+15〈+30〉=48⇒ノーテン
京太郎:26+20=46⇒ノーテン


池田   20200
九頭龍 19000
透華   35300
京太郎 23500


京太郎「全員ノーテンとか珍しいですね」

池田「そうかぁ?」

京太郎「清澄ではめったにありませんでした」

池田「ああ、そういう……」

透華「……」ハッ

九頭龍「あ」


透華の異能【淤加美神】の効力終了!

【淤加美神】
・対局相手のランクが上の場合、「雀力差合計×5」の確率で局開始時に発動
・発動しなかった場合、次局の発動判定を2倍に(以降発動するまで3倍、4倍と増やす)
・対局相手全ての【異能】を無効化する
・発動中に流局したら効力終了、発動判定を最初からやり直し


京太郎「あれ、龍門渕さん」

池田「おお、やっとトリップ状態から帰ってきたし」

九頭龍「」ホッ

透華「……もしかして私、『冷え』ておりましたの?」

京太郎「ひえる?」キョトン

南浦「ああ。それはもう見事に、『冷え』てたよ」

透華「……穴があったら入りたい、とはこの気分ですわ」ガクッ

京太郎「む、無茶苦茶強かったじゃないですか! 今ぶっちぎりでトップでしょ、ほら!」

透華「そういう問題じゃありませんのー!」


南四局

池田のスキル〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉発動中!
京太郎の異能【八坂曲玉】発動中!
透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動判定!

↓3コンマが90以上なら発動


京太郎(なんだかんだでもうオーラスか。一応1位狙っとくかな)

池田(最低限焼き鳥回避……なんて糞ザコの考え方はいらないし! 目指せトップだし!)

透華(あら、確かにトップですわね)

九頭龍(はー、怖かったです……どうしようかな、この状況)


※全員がトップを狙います


【親は京太郎】
池田 ↓1コンマ+10
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20【+下一桁×5】
打点 ↓5コンマ


判定結果『池田が透華からロン……?』

池田:74+10=84
九頭龍:80=80
透華:17+15〈+15〉=47
京太郎:14+20【+20】=54
打点:12〈+30〉=42⇒3200


透華「切りますわよ!」タン

池田(ちっくしょ、まだお呼びじゃないんだよ!)


池田が和了を放棄!
よって判定やり直し!


【親は京太郎】
池田 ↓1コンマ
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20【+下一桁×5】
打点 ↓5コンマ+10


判定結果『流局』

池田:77=77⇒テンパイ
九頭龍:72=72⇒テンパイ
透華:53+15〈+30〉=98⇒テンパイ
京太郎:67+20【+35】=122⇒テンパイ


京太郎「今度は全員テンパイ……」

池田「あるんだな、こんなこと」

京太郎(ま、俺にしてみりゃあらゆる意味で好都合だ!)


池田   20200
九頭龍 19000
透華   35300
京太郎 23500


南四局一本場

池田のスキル〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉発動中!
京太郎の異能【八坂曲玉】発動中!
透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動判定!

↓3コンマが80以上なら発動


透華「参りますわよ!」フフン

南浦(……ま、そう上手くことが回ったりはしないか)


【親は京太郎】
池田 ↓1コンマ+10
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20【+下一桁×5】
打点 ↓5コンマ


こういう場合にどうするか決めてませんでしたが……
まあ上家どりの方式を主客逆転してそのまま持ってくるということで

判定結果『京太郎が池田からロン』

池田:31+10=41
九頭龍:85=85
透華:11+15〈+15〉=41
京太郎:94+20【+20】=134
打点:2【−20】=0⇒親の一本場で1800


京太郎(我ながらやっす!)

京太郎(ま、いいや。これで連荘だ!)


池田   18400
九頭龍 19000
透華   35300
京太郎 25300


南四局二本場

池田のスキル〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉発動中!
京太郎の異能【八坂曲玉】発動中!
透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動判定!

↓3コンマが70以上なら発動


【親は京太郎】
池田 ↓1コンマ+10
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20【+下一桁×5】
打点 ↓5コンマ


判定結果『京太郎が池田からロン』

池田:50+10=60
九頭龍:80=80
透華:52+15〈+15〉=82
京太郎:93+20【+15】=128
打点:38【−15】=23⇒親の二本場で3000


池田(でっかい手がなかなかこないし)タン

京太郎「ロン、2400の二本場は3000!」

池田「ぬぐっ」

透華「くうっ(トップなのに全然目立ててませんわ!)」

九頭龍(早く終わりませんかねー)


池田   15400
九頭龍 19000
透華   35300
京太郎 28300


南四局三本場

池田のスキル〈豪華絢爛“華菜”吹雪〉発動中!
京太郎の異能【八坂曲玉】発動中!
透華のスキル〈華麗なる透徹〉発動中!
透華の異能【淤加美神】発動判定!

↓3コンマが60以上なら発動


透華「……」

九頭龍「うわあああああ」ビク

京太郎「お、おい! 今度は暴れるなよ!」

九頭龍「わ、わかってます、わかってますけどぉ!」

池田「ったく……しょうのないヤツだし」ナデナデ

九頭龍「へぁっ」

池田「お前のことは天……衣からそれとなく頼まれてんだ。ほれ、落ち着けって」ポンポン

九頭龍「……は、はい。わかりました……」

京太郎(……俺がやったら咲と優希に殺されるな)


透華の異能【淤加美神】発動!


【親は京太郎】
池田 ↓1コンマ+10
九頭龍 ↓2コンマ
透華 ↓3コンマ+15〈+15〉
京太郎 ↓4コンマ+20
打点 ↓5コンマ

ツモ?


>>129
スキルによりさらに+15されたので……

判定結果『透華が京太郎からロン』

池田:13+10=23
九頭龍:56=56
透華:83+15〈+30〉=128
京太郎:1+20=21
打点:93=93⇒三本場で16900


京太郎「うっ!」

京太郎(ふ、複雑な気分だ……まさにゴミみたいな配牌!)

京太郎(これ、マジで振り込みかねねぇな……)タン

透華「……ロン」

京太郎「マジでか!」

透華「……」パタン

九頭龍「あ……」

池田「ば、倍満の……三本場で16900!」

京太郎「っ!!」


池田   15400【3位】
九頭龍 19000【2位】
透華   52200【1位】
京太郎 11400【4位】

【終局】


※京太郎の麻雀(A)の成長(?)判定を行います

A:(コンマのどちらか大きい方一桁の数値)−6
B:同上−5
C:同上−4
D:同上−3
E:同上−2
F:同上−1
G:同上

↓4コンマ

※4位だったので−2
※ゾロ目が出たらさらに+3


京太郎(畜生、なんて振り込みだ……これ、しばらく頭に残りそうだぜ……)


▽京太郎の麻雀が2下がりました……


透華「……あっ。ままま、またやってしまいましたの!?」

九頭龍(戻った)ホッ

池田「おう。見事な勝利だったし、龍門渕」

透華「ううう」ガクッ

京太郎「……」

池田「? おい須賀、今度はお前がどうかしたのか?」

京太郎「え? ああいや、負けちまったなぁ、と。あはは、やられちまいましたね」

京太郎「すいません。その、ちょっと外します」

透華「あら、やはりどうかしましたの?」

京太郎「言わせないでくださいよ、女子相手に。これでも気ぃ遣ってるんですから!」

池田「あっ(察し)」

透華「///」

九頭龍「あー、あーあーあー。トイレですかぁ?」ニコ

京太郎「はっきり言うんじゃねえよ! お前はわざとだな!? うちのアホと違ってわざとだな!?」

九頭龍「てへっ。迷子にならないように気を付けてくださいねー?」

京太郎「うちの元部長と同じにおいがするこいつー!」


咲(あれ、京ちゃん……? どっか行くのかな?)

衣「卓に集中しろ、咲」

咲「あっ、ごめ……ごめんなさい」アタフタ



京太郎「……」スタスタ

京太郎「……」キョロキョロ

京太郎「……」

京太郎「……」


ガン!!


京太郎「っ、そおっ!!!」

京太郎(くそっ、負けた! 完璧に負けた、くそくそくそ!)

京太郎(ちょっと前の俺からは、信じられねぇ)

京太郎(こんな、こんなに、こんなにも、負けるのって…………だったのか?)





「久々の完敗は、悔しかったか?」


京太郎「!! こ、コーチ……」

南浦「よっ」


南浦「まあ、さっきの対局は残念だったな」

京太郎「……もしかして、こうなること、わかってたり?」

南浦「うーん。負ける可能性は十分ある、とは思ったよ」

京太郎「……」

南浦「それよりも、巾着の中身を見てみなさい」

京太郎「っ、と」ガサゴソ

京太郎「! 二索が……!」

南浦「お見事。これで『剣』も起きたな」

京太郎「『剣』? っていうか、今回のアレってどういう理屈で……」

南浦「まだ理屈にこだわるのかい? 『玉』の時もそんな細かいことを気にしてたのか、君は」

京太郎「そりゃ、自分のことなんだから気にもなるでしょうよ……」ブツブツ

南浦「強いて言うなら、『剣』の持ち主との交流の成果、だな」

京太郎「それって、龍門渕さんのことですか?」

南浦「ああ。対局中、九頭龍さんが異様に怯えていたろう?」

南浦「なぜかってあれは、龍門渕さんが『治水者』だからさ」

京太郎「???」


南浦「アンドロメダ型の神話にはよく見えることでね」

南浦「この場合蛇は水流に、それを退治するものは治水者……すなわち権力者に喩えられる」

南浦「蛇が九頭龍さん。治水者が龍門渕さんだ」

京太郎「……?????」

南浦「ほら、有名な神話が日本にもあるだろう?」

南浦「君に(こじつけ半分で)渡したかった、『剣』が出てくる神話さ」

京太郎「あ……」

南浦「理解したようだね、須賀くん?」

南浦「『須佐乃袁』との縁に溢れた、珍しくもない姓の持ち主さん」


京太郎が異能【草薙剣】を習得しました!

【草薙剣】
・コンマの各桁の数字の和を打点判定に加える
・この際0は10として計算する


京太郎「あの。ところで、どうして『二索』だったんですか?」

南浦「いやー。麻雀牌並べた時、剣っぽく見えるのがそれしかなくてさー」

京太郎「……全然見えませんけど」

南浦「あはは、冗談半分だったんだけどな。まあ、上手くいってよかったよかった」

京太郎「おい!」


>>1はぶっちゃけ諦めてたんですけどね
まさかオーラスで達成するとは……
相変わらずこのスレはコンマがおかしいよ(褒め言葉)

では今夜はここまでにしておきましょう
もいっちょ↓5で歌ではない小ネタを募集しておきます
前スレ>>1000とその前にとった小ネタはもうちょっとお待ちください

それじゃ、おやすみなさい

京ちゃんでオロチにフラグでも立ててみようか
それを見守って涙する女片岡


京太郎のを出したり切ったりする話を書けばいいんですね?
よしよし、それでは>>148いってみましょー


〈オロチちゃんにフラグ〉


※本編には無関係なはずです


九頭龍「あの。あのあのあの」

池田「ん?」

九頭龍「すいません、私もお手洗い行ってきます」

透華「どうぞ、いってらっしゃいまし」

池田「迷子になるなよー」

九頭龍「なりませんー!」

池田(愛宕はなるっつってたけどなぁ)

透華(愛宕さんはもうなったと仰ってましたけど)


スタスタ


九頭龍(ふん。まったく、失礼な連中ですね)

九頭龍(……ま、まあ、『冷えた』時の龍門渕さんに免じて、許してあげますけどっ)

九頭龍(別に別に怖いわけじゃないですし。あれは本能的なものだからしょうがないですしぃ?)


「……」キョロキョロ


九頭龍(あれ。あれあれあれ。えーっと、確かあの人は……須賀さんでしたっけ?)

九頭龍(そういえばあの人もお手洗い行くとか言ってましたね)

九頭龍(あはは、すっかり忘れてました。だってあんなのに興味ないんですもーん)クスクス


ガン!


九頭龍「ひっ」ビク


「っ、そおっ!!!」


九頭龍「ご、ごめんなさ……」


ガン! ガン! ガン!


九頭龍「……」

九頭龍「……」

九頭龍「ぷっ」

九頭龍(なにあれなにあれ、だっさ)

九頭龍(いい歳した男子高校生が卓上ゲームの勝ち負けごときで、なにマジになっちゃってんの、って感じ?)


九頭龍(あーあ、おっもしろ。せっかくだし、このまま隠れて観察してやりますかねー)クスクス


「久々の完敗は、悔しかったか?」

「!! こ、コーチ……」


九頭龍(おっと、コーチ登場?)

九頭龍(なんか小難しい話してますね……)

九頭龍(けん? ちすい? へび?)

九頭龍(中二病かなにか? って、私が言えた義理でもありませんね。「九頭龍」ですし)


「あはは。まあ、上手くいってよかったよかった」

「おい!」


九頭龍(なーんだなんだ、もう終わりですか。つまんないの)

九頭龍(ま、あの男の恥ずかしいシャウトはばっちり激写しておきましたしね、ムービーで)カチカチ

九頭龍(んふ、ふふふふふ。ようつべにうpしてやりましょうかねー)ニヤニヤ


「ところで、コーチ。もう一個だけ」

「ん?」


九頭龍(んん?)


「その、さっきの話をうのみにしたとして、ですけど」

「うんうん」

「俺が龍門渕さんと同じようなアレになったってことは……」


九頭龍(うんうん)


「次の練習で『剣』を試したりしたら、また九頭龍さんが怯えちまうんじゃないすか?」


九頭龍「!?」


「まあ、可能性は大だな」

「やっぱりですか」


九頭龍(え。いや、いやいや。いやいやいやいやいやいやいやいや!!)

九頭龍(ちょ、そんな、聞いてませんし! そ、そんな、そんなのって……)ガタガタ


「それじゃ九頭龍さんがかわいそうですよ。だったら今日は、試すのやめときます」

「ほう?」


九頭龍「……へっ」


「だいたい、九頭龍さん相手に『とってとられて』やっても、成功だったんですよね?」

「うん、まあね」

「それってこじつけ的に言うと、『蛇退治』ってことですよね」

「君もわかってきたじゃないか」

「……それもなんか、あの子を利用するみたいで、嫌ですよ。字面的に縁起も悪いし」

「ほう、ほう?」


九頭龍「……」


「咲から聞いたんです。あの子もある種、才能に振り回されてる側の人間なんだって」

「かもしれないな」


「俺、後輩に言ったんです。麻雀を嫌いになってほしくないって」

「かっこいいねぇ」

「茶化さないでください……あいつらは才能の有無の、『無』に当てはまるのが自分たちなんだと思いこんで、麻雀を嫌いになりかけてました」

「それは、もったいない話だ」

「でしょう? それで俺は、あの子にもこれ以上、麻雀を嫌いになってほしくないんです……まあ、本人の自由って言われたらそれまでですけど」


九頭龍「!!」


「気付いていたのかい、須賀くん」

「なんとなくは。あの子、あんまり麻雀好きそうじゃないですよね」

「ひまつぶし、だそうだ。あの子にとっての麻雀は」

「熊倉監督ですか?」

「ああ、おトシから聞いた。君はもしかして、自分で勘付いたのかな?」

「勘付いたってほどじゃあ……打ってる時の顔見て、そうなのかなぁ、って」


九頭龍「……」


「とにかく、この合宿中はあの子とは打ちませんよ。実験台にしてるみたいで罪悪感ぱないですし」

「俺は別に、君を実験台にしてることに対してなんの罪悪感も抱いてないけどなぁ」

「うーんこの大人」

「ははは。まあそういうことなら、私の方から練習形式を変えるように提案しよう」

「ありがとうございます。やっぱ、女の子が怯えた顔してるのは見てて辛いですよ」

「そう? 俺は嫌いじゃないけどな」

「……九頭龍さんも、素直に笑いさえすりゃあ、素材はいいんだからなぁ」


九頭龍「しゃっ!?」ビク


「いーけないんだいけないんだ。宮永さんに言ってやろーっと」

「ガキかアンタは! 男でもできれば人生観変わるかな、とか思っただけですよ!」

「はいはい、そういうことにしておいてやるよ。じゃあ練習に戻ろうか」スタスタ

「くそ、絶対わかったふりだけしてやがる……」スタスタ


九頭龍「……」

九頭龍「……」

九頭龍「……」ポー


京太郎「というわけで、次は牌譜研究でもしませんか?」

透華「まあ、そういう事情があるなら仕方ありませんわね」

池田「ところで九頭龍のヤツ、ずいぶん長いトイレだな?」


ガラ


九頭龍「……」

京太郎「よっ、おかえり九頭龍さん。これからの練習メニューなんだけど」

九頭龍「っ///」

九頭龍「ひっ、人に気安く話しかけないでください!! 死ねばいいのに!」

透華「!?」

池田「!?」

京太郎「はい!?」ガーン

九頭龍「ちょっと優しくされたぐらいで靡くやっすい女だと思われたらたまらないんですよ、この変態ッ!!」

京太郎「ええええええええええええ!?!?!? なにその理不尽かつ唐突なツン!?」ガビーン


優希「……」ホロリ

一「あれ、どうかしたの片岡さん」

東横「あっちの卓で『のびたの結婚前夜』でも上映してたんすか?」

未春「ボケわかりづらっ! 確かに泣けるけども!」

優希「……スタートダッシュを決めたのに負けるのと」

一「え?」

優希「スタート前から負けることがわかってるレースに出るのって」

未春「か、片岡さーん?」

優希「……どっちが、辛いんだろうな」ホロリ

東横「どういう意味っすか……?」

優希「たった今この世に生を受けた、決して報われない同志に幸あれ————そういうことだじぇ」ゴシゴシ


「「「……?」」」


カン!


なぜ当然のごとく「優希、泣く」の一文を付け足そうとするのか
こっちまで辛くなってきますよもー
でもそれが快感に変わりつつもあるんですよもー

じゃ、ちょっと休憩してから本編入ります


【合宿一日目 咲サイド】


咲「あの、えと。よろしくお願いします、みなさん」ペコ

衣「うむ。くるしゅうないぞ」

咲(そんな喋り方だったっけ、衣ちゃん)

衣「ちゃんではなく」

咲「モノローグを読まないでください!」

妹尾「宮永さん、全国でもがんばってね」ニコニコ

咲「あ、いえそんな、恐縮です……」ペコペコ

鶴賀A「」カチコチ

咲「……あの、Aくん?」

鶴賀A「はっ、はい! 僕は大丈夫です!!」

咲「あれ、大丈夫って名前だったっけ?」

鶴賀A「あっ、違います! 僕は大丈夫じゃありません!!」

咲「えっ、大変! すぐにお医者さん呼ばないと!」ワタワタ

妹尾「あ、あわわわわ! Aくん大丈夫!?」ワタワタ

鶴賀A「あっ、はい! 僕は大丈夫です!!」ワタワタ

咲「あれ? 結局Aくんなの、大丈夫くんなの?」



わーわーぎゃーぎゃー


衣「……コーチ、なんとか言ってやってくれ」

トシ「ほら、練習始めるよ」

衣(このコーチなんかそっけない)グス


どう練習する? ↓2(内容に関しては前スレ>>873参照)

�後輩指導に専念
�打ち筋の研究(対象の生徒名を明記)
�真剣勝負を挑む
�コーチ指導


咲「じゃあコーチ、お願いします」

トシ「……あたしは南浦とは違ってスパルタだからね? 覚悟しときな」ニヤ

咲「えっ」ビク

トシ「しかしあたしは南浦よりはるかに有能さ。そのあたりは安心していいよ」

咲「全然できません、安心」

トシ「まずはアンタの『力』、どれをどう鍛え上げるのか、二つ選んでもらおうかね」

咲「二つ、ですか?」

トシ「ああ。難易度は二つの組み合わせに応じて決めるよ」


【木花咲耶・三閃】
・和了判定終了後、以下から一つ選んで判定結果を変えられる

�自他問わずツモをロンに、ロンをツモに変える
�誰かの判定順位を一つ繰り上げる
�和了者が【異能】を発動していた場合、判定をやり直してトップになれば自分が和了者からロンしたことにできる
  やり直しの際和了判定には和了者の能力が作用せず、打点判定は和了者の能力が作用した最初の判定に依存する
�他人の打点を1ランク下げるか上げるかできる。自分の打点なら下げることしかできないが、任意のランクまで下げられる
  【回数制限なし】


どう指導してもらう? ↓2と↓3(重複したら安価下)

1:�を強化
2:�を制限解除
3:�を強化
4:�を制限解除
5:�を制限解除
6:�を強化

※ゾロ目が出たら成功率アップ


トシ「ふむふむ、そうきたか」

咲「……」ドキドキ

トシ「まあ、最高難易度は免れたんじゃないかな」

咲「ほっ」

トシ「特に5に関しては2回失敗してるんだっけ? これじゃあ判定を甘くせざるを得ないねぇ」

咲(ら、ラッキー!)

トシ「ほい、じゃあ一発判定いってみよう」

咲「え、一発?」

トシ「うん、一発」

咲「別々に鍛えるんじゃないですか? 判定も別だったり」

トシ「ノンノン。オールオアナッシングだよ」

咲「……」


↓3コンマ+4コンマが咲の麻雀(100)以下なら成功!
  どちらかでゾロ目が出ても成功!


咲「……」ゴッ

衣「ほぉう」

衣(大分全盛期に近づいたな)ニヤニヤ

佳織「?」

鶴賀A「??」

トシ(一般人でいる幸せってヤツだよねぇ)シミジミ


※【木花咲耶】が強化されました!


【木花咲耶・五光】
・和了判定終了後、以下から一つ選んで判定結果を変えられる

�自他問わずツモをロンに、ロンをツモに変える
�誰かの判定順位を二つ繰り上げる
�和了者が【異能】を発動していた場合、判定をやり直す

  トップになれば自分が和了者からロンしたことにできる
  やり直しの際和了判定には和了者の能力が作用しない
  打点判定は和了者の能力が作用した最初の判定に依存する
  【回数制限なし】
�他人の打点を1ランク下げるか上げるかできる

  自分の打点なら下げることしかできないが、任意のランクまで下げられる
  【回数制限なし】


まこ「よし、そこまで! 初日の練習はこれにて終了とする!」

京太郎「はー、終わったぁ」

咲「なんか、地味に疲れたぁ」


△京太郎と咲を除く合宿参加者の麻雀が1上がりました


久「ふっふふ〜ん♪ じゃあみんな、また明日ねん」

ムロ「」

B「」

右2「はぇ〜疲れました〜」

優希(なぜコイツだけピンピンしてるんだ……?)


△清澄一年生の麻雀がさらに4上がりました


【清澄上級生(女子)の部屋】


まこ「ほれ、明日に備えて早く寝た寝た!」パンパン

数絵「はい、部長」

咲「……あれ、優希ちゃんは?」

和「優希ならちょっと散歩だそうです」

まこ「む……しょうのないやっちゃのう」

数絵「まあまあ、少しぐらいいいじゃないですか」

まこ「今は合宿中じゃ。そうじゃなくても女の一人歩きは物騒だぞ」

和「……かも、しれませんね」

まこ「連れ戻した方がいい。ちょっと行ってくる」

咲「……」 ↓3


1:私が行きます!
2:……よろしくお願いします
3:和ちゃんが行った方が……


優希「〜〜♪」

優希(月の綺麗な夜だなぁ)

優希(絶好の散歩日和……日和ってのはおかしいのかな?)

優希「ま、どっちでもいいや。〜〜〜♪」


ガサゴソ


優希「? 茂みになにか……」


ガサゴソ


優希「……?」オソルオソル


「優希ちゃん!」


優希「へ?」


声は…… ↓3コンマ下一桁

奇数:後ろから聞こえた
偶数:前から聞こえた


咲「優希ちゃん!」

優希「おお、咲ちゃん。なんでこんなところに?」

咲「なんでって……優希ちゃんが、一人で出歩いてるっていうから……」

優希「おいおい、子供じゃないんだから散歩ぐらい一人で」


ガサゴソ


咲「ひあっ!?」ビク

優希「おっ、忘れてた。この茂みでガサガサいってるの、なんなんだ?」

咲「あ、危ないよ優希ちゃん! 変態さんかもしれないよ!」

優希「変態て」

咲「ぶ、部長も言ってたもん! 女の一人歩きは物騒だって!」

優希「だからってここにいるのがそれとは限らないだろー? どれどれ」

咲「あ、ああ!」


茂みにいたのは? ↓3コンマ

00〜04 本当にアレな人でした
05〜19 ん? なんだか見覚えのあるパツキンが
20〜99 小動物でしたー



ピョン


咲「ひやああああああっっ!!! こっち来ないでお願いーー!!!」

優希「……おーい、咲ちゃん」

咲「わ、私はどうなってもいいから優希ちゃんの命だけは……あ、やっぱ私の命も可能なら助けてほしいですーーーーっっ!!!」

優希「……」

咲「お願いしますなんでもしますから!」

優希「咲ちゃん、落ち着いて。だいじょぶ、ただの狸だじぇ」

咲「……へっ?」


キューキュー


優希「な?(狸がこんな声出すのかは知らんけど)」

咲「」ポカン

優希「……ぷっ」

咲「あ」

優希「ぷっ、はは、あははははははははは!! 咲ちゃん、今の顔、け、傑作だじぇ!!」

咲「わ、笑わないでよ優希ちゃんー! ホントに怖かったんだから!///」


優希「ぷっ、ぷ、ふ……いやー笑った笑った」

咲「///」

優希「しかしアレだな。こうして咲ちゃんと面と向かって話すの、あの日ぶりだな」

咲「!」ビク

優希「なんか、ごめんね? 変な気、遣わせちゃったかな」

咲「そ、そんなことないよ! 私の方こそ……」

優希「……こういうことになる気は、してたんだよな、ぶっちゃけ」

咲「え」

優希「本当は、咲ちゃんにバレないように吹っ切るつもりだったんだ」

優希「あの日。どう転んでも自分が納得できるように、私の全てを麻雀で出しきった」

優希「その結果が、アレ。あんまり見事な散り際だったもんで、つい、泣いちゃって」

優希「あんなことになれば、バレるのわかってたのにな」

優希「それで、バレたら、咲ちゃんが一番傷付くって、わかってたのにな」

優希「……本当に、ごめん」ペコ

咲「やめ、てよ、優希ちゃん……一番傷付いてるのは、優希ちゃんの方だよ……」グス

優希「そんなことない。それだけはない」

咲「っ、?」


優希「信じるか信じないかは自由だけどさ」

優希「私はもう、あの日に全部吹っ切ったんだ」

優希「泣いて、泣いて泣いて、泣いて泣いて泣き涸らして」

咲「……」

優希「今にして考えれば、京太郎にフられてからこっち、我慢しないで泣いたのはあの日が初めてだったんだ」

優希「いやーもう、泣いた。涙全部出しきった。そんでもって、スッキリした」

咲「……」

優希「その顔は信じてないなー? でも、本当なのは本当だもんね」

優希「空元気ってわけでもない。今でも時々、不意打ち気味にグスッとくるし。ちょっと今も、微妙にテンション低いし」

咲「っ」ズキ

優希「でもさ、頻度減ってきてるんだ。今じゃもう、後輩と一緒になって砂糖吐く自信があるじぇ」ニシシ

咲「そ、それって、立ち直ってるっていうのかな……?」

優希「言う言う。私基準では十分立ち直ったうちに入るよ」

咲「……」

優希「……でも、私が立ち直ったところで」

優希「咲ちゃんがそんな顔してるようじゃ、意味がないんだよなぁ」

咲「……」ションボリ

優希「ホント、その当たりは名手片岡にしては痛恨のエラーだったじぇ」ヤレヤレ


優希「結局のところ、咲ちゃん相手には、いくら口で言っても無駄なんだろうな」

咲「……」

優希「そこで私は考えた」

咲「……?」

優希「いやまあ、考えたっつーか、あの勝負を持ちかけた時から考えてたんだけど」

咲「あの勝負の時、から?」

優希「うん。覚えてるか、咲ちゃん?」

優希「あの日、対局の直前。私が勝ったらって条件で、一つペナルティを課したよね?」



『あたしが勝ったら、デート一回な』



咲「……あったね、そんなの」

優希「あれってさ、不公平だと思わない?」

咲「え?」

優希「だってさー。私が勝った時だけ咲ちゃんが損するんだじぇ?」

優希「普通に考えて。咲ちゃんが勝った時に、ご褒美がないとおかしいよなぁ?」ニヤ

咲「な、なにが言いたいの、優希ちゃん?」

優希「んふふー。さあ咲ちゃん、私に勝ったご褒美をあげよう!」





「咲ちゃん。私と、デートしよっ」





咲「……」

優希「……」

咲「……」

優希(……あれ、外した?)

咲「……」


咲の反応やいかに? ↓3コンマ

00〜09 ポカーン
10〜29 笑う
30〜49 抱きつく
50〜99 泣く 


咲「優希ちゃん……」

優希「あ、あれれ? も、もしかしてマジでドン引きされた!?」

咲「ゆう、きちゃぁん」ダキッ

優希「おわっ」

咲「ゆうき、ちゃん? さい、最初っから、その、つもり、だったのぉ?」ヒック

優希「え。なんの話だかさっぱり」

咲「勝っても負けても、京ちゃんとデートなんか、す、する気、なかったの!?」

優希「……」

咲「優希ちゃん、良い人、すぎるよぉ……!」

咲「やっぱり、優希ちゃ、ちゃんが、一番、傷付いてるよぉっ!!」

咲「一番、ひっく、優しい人が、いちば、いちばん……っ、傷付くに、決まってるんだからぁぁ!」

優希「おー、よしよし」ポンポン

咲「優希ちゃん、ゆーきちゃんゆーきちゃん……!」エグエグ

優希「……」

優希(咲ちゃんだって、十分すぎるぐらい、優しいよ)ナデナデ


優希「ね、咲ちゃん。私別に、優しくなんかないよ」ナデナデ

咲「ウソだ、ウソだよ、そんなの! 優希ちゃんより優しい人なんて、わっ、たし……私、知らない、もん!」グスッ

優希「じゃ、優しくない証拠に一つ、当てつけ気味の自慢してやるじぇ」ニシシ

咲「……?」

優希「京太郎のことで」

咲「!!」

優希(くふふ。食い付いた食い付いた)

優希「京太郎さ、最近上がるの早くなったよね」

咲「そういえば、そうだね」

優希「あれ凄いよな」

優希(そのかわり安い男になったけど)

咲「うん、凄いよね」

咲(そのかわり安い京ちゃんになったけど)

優希「あれさ……私のためだって言ったら、咲ちゃんジェラシー?」

咲「え?」


優希「前にさ、京太郎が言ってくれたんだ」

優希「私のために強くなるって。私のために、大会勝ち抜くって」

優希「まあ、咲ちゃんのおまけみたいな口ぶりではあったけどなー」

咲「……」

優希「んふふ、いい顔いい顔。溜飲が下がる思いとはこのことだじぇ」

咲「……」

優希「京太郎に最初のオカルトを与えたのは、(コーチ曰く)この片岡優希様ってことだい!」

優希「……どーだ咲ちゃん、嫉妬しただろー?」

咲「……」 ↓3


1:そ、そんなことないよ?
2:そんなことないもん(プイ
3:そんなこと、ないもん(グスッ
4:…………むう


咲「そんなこと、ないもん」グスッ

優希「おいおい、自分の気持ちに素直になりなって…………え?」

咲「そんなこと、ないもん……!」ヒック

優希「」

咲「京ちゃんの初めてが優希ちゃんでも、私泣かないもんっ……!」エグエグ

優希「えっ、ちょ、いや。思いっきり泣いてますけど」

咲「京ちゃんの初めて……初めてが優希ちゃん……」ブツブツ

優希「おーい? 宮永さーん?」

咲「…………やだ」

優希「え」

咲「や、やっぱ、やだ、よぉ」ウルウル

優希「」

咲「京ちゃんの初めて、とらないでよ、優希ちゃぁん……」ダキッ

優希「とらない! もうとらないから! だからその表現はちょっとやめて!」ワタワタ


優希「おほん」

咲「ご、ごめんね、取り乱しちゃって///」

優希(二回泣かれるのはさすがに予想外だったじぇ)

優希「と、とにかく話を本筋に戻すと……」

優希「京太郎は、私のために強くなってくれた」

咲「……」

優希「そもそもの動機の根底にあるのは、結局のところ咲ちゃんへの想いだと思うけど」

優希「でも、私はそれが、すっごく嬉しかった」

咲「優希……」

優希「だから私、決めたんだ。この合宿の間に、もっと強くなる」

咲「? ぜ、前後の繋がりがよく……」

優希「京太郎が私と咲ちゃんのために、強くなってくれたっていうんなら」



「私は、咲ちゃんと京太郎のために、強くなってみせるから」



優希の異能が【東風】から【青龍】に変化しました!

【青龍】
・東場の間のみ和了・打点判定+35

【青龍(団体戦)】
・成績判定に+35


咲「優希……ちゃん……」

優希「にへへ。ちょっとカッコつけすぎたかな。京太郎のが遷ったのかも」

咲(すごい……今、優希ちゃんから……すごく)

優希「ふふふ。ああ、なんかすっごくスッキリしたよ」ニコ

咲(すごく強い風を、感じた……!)ゴクッ



優希「あー、ところでさ、咲ちゃん?」

咲「……な、なに、優希ちゃん?」

優希「例の、デート一回の話なんだけどさ?」

咲「え? あれ、実行に移すの?」

優希「愚か者ッ!! やらいでか!」クワッ

咲「ひっ、ごめ、ごめんなさぁい!」

優希(咲ちゃんかわいー、イジメ甲斐あるなぁ)ゾクゾク

優希「それで、デートの行き先だけど」

咲「は、はい! どこに行きましょうか片岡さん!」

優希「奥さん奥さん、なんでもあの犬っころと、福引きでいいもん当てたそうじゃありやせんかぁ」ニヤニヤ

咲「え……」

優希「ペア温泉チケット。京太郎とじゃなくて、私といこっ♪」ニッコリ

咲「え、えええええええ!!!!」 ↓3


1:わ、わかりました!
2:そ、それはさすがにちょっと!


咲「そ、それはさすがにちょっと!」

優希「ええ……」ショボン

咲「うっ」ズキ

優希「ひっ、く……」エグエグ

咲「あ……」

優希「やっぱり咲ちゃんは、私より京太郎をとるんだ……」ゴシゴシ

咲「あ、ああ、ああああああ」グサグサ

優希「なーんて、冗談冗談♪」

咲「やっぱり私、優希ちゃんと……えっ」

優希「いや、さすがに冗談だからね? そこはわかってほしかったな」

咲「は、はあ」

優希「そりゃあ、京咲バカップル化を思う存分妨害してやりたい私も、心の片隅にはいるけど?」

咲「いるんだ!」ガーン

優希「まあ、それとこれとは話が別だし? 来週……は咲ちゃん補習だっけ?」

優希「だったら空いてる時にでも、どっか繰り出そうじぇ!」

咲「う、うん、わかった! 私にできることならなんでもするよ!」グッ

優希「ん?」

咲「ごめんなさいなんでもは撤回します」

優希「ちぇ」

咲「なにする気だったの!?」ガーン


優希「あはははは。どれ、そろそろ戻ろっか」

咲「そ、そうだった。あんまり遅いと、部長に怒られちゃうよ優希ちゃん」

優希「おう、そりゃおっかないじぇ」

咲「ほら、急いで帰ろ!」

優希「……咲ちゃん」

咲「?」

優希「その……」

咲「優希ちゃん? 早くしないと」

優希「う、うん。それはわかってる。でも……あと一個だけ、お願いがあるの」モジモジ

咲「……なぁに?」

優希「……私さ、のどちゃんのことは、のどちゃんって呼んでるよな?」

咲「そうだね。中学時代からそうだったの?」

優希「まあ、ね」

咲「……」

優希「……」

咲(あ、あれ? これで終わり?)


優希「……」モジモジ

咲「……」

優希「……っ」

咲「……う」

優希「///」

咲(な、なんで赤くなるの!?)

優希「だあああああっ!!」

咲「わあっ! ご、ごめんなさい!」ビク

優希「い、今の会話の流れで察してほしかったのに! ほんと咲ちゃんって鈍感だな! 長年京太郎とくっつかなかったのも納得だよ!!」

咲「」グサッ

優希「咲ちゃんっ!!///」

咲「ひゃ、はい!」

優希「さ、さ、咲ちゃんのこと! これ、これか、これから……!」

咲「……」ゴクリ



「さ、さっちゃん、って、呼んでも、いい?///」



咲「……」 ↓3

1:喜んで(ニコ
2:……ふぁ、ふぁい///
3:じゃあ私は……?


咲「……」

優希「……」ドキドキ

咲「……えへへ」

優希「!」

咲「喜んで、優希ちゃん」ニコ


【清澄上級生(女子)の部屋】


咲「優希ちゃん♪」

優希「さっちゃん♪」

咲「ふふ、優希ちゃぁん♪」

優希「なぁに、さっちゃぁん♪」

咲「へへ、呼んだだけぇ♪」


まこ「……」

数絵「……」

和「……」

まこ「なんじゃ。あの気持ち悪い光景は」ドバー

数絵「咲ちゃんって、須賀くんの彼女なんだよね……?」ハテナ

和「なぜでしょう。とても死にたくなってきました」ズーン

まこ「とりあえず京太郎に写メ撮って見せてみるか」

数絵「部長! それわりとえげつない行為ですから! いともたやすく行ってはいけない類の行為だと思います!」

和「疎外感が酷いです……」シクシク


※咲のステータスが更新されました

→優希:優希ちゃん(はぁと)

※咲→優希の好感度に☆が点灯しました

☆咲と優希の友情エンドが解放されました


【合宿1日目終了】


どこが好きだったのかと聞かれれば、きっとその優しさが好きだったのだ。


「優希」


第一印象は決してよくなかった。
和目当ての下心丸出し、おまけに麻雀初心者丸出し。

これだから男子ってやつは。
盛りの付いた犬め。
あんまり目に余るようなら、麻雀部から追い出してやる。

そんなことを本気で考えていた時期もあった。


「優希」


助平で、へらへらしてて、弱っちくて。
でもそのくせ、意外に真面目で、結構気がきいて、そして。


「優希」


びっくりするぐらい、優しい奴だった。


話が合った。
性別なんて意識せずにじゃれあえた。
そんな男に出会ったのは、生まれて初めてだった。


「京太郎」


麻雀部ではぶっちぎりで弱かったくせに、辞めようとする気配をみじんも覗かせなかった。
いなくなってほしくは、ない。
そう思って密かに観察していたけれど、なにもかもが出会った頃と変わらなかった。
須賀京太郎はなにも変わっていない、ということに気が付いた。


「京太郎」


そしてもう一つ。
彼を観察していて、気が付いたことがあった。
片岡優希の中で、なにかが変わっていたことに、気が付いた。


「京太郎」


いなくなってほしくない。
そんな風に、当たり前のように考え始めていた自分を見つけて、戸惑った。
目が離せなくなった。
声が耳から離れなくなった。
後ろ姿を見かけるだけで、心が弾むようになった。


「京太郎」


初恋の萌芽、だった。


ある日、大好物のタコスを振る舞われた。
あんまり嬉しくて、でもとても気恥かしくて、幼子の様にかぶりついて、ソースで口の端を汚した。
正直なところ、打算の上での行動だった。

おいおい、口元汚れてんぞ?
しょうがないやつだな、優希は。

そう言って、苦笑して、ハンカチを差し出して。
願わくばその大きな手のひらをいっぱいに使って、私の口を拭ってくれないかな、なんて期待していた。


「……優希」


ところが彼は、ちょっとばかり深刻な顔をして、私の名前を呼んだ。

しまった、ばれたかな?
あざとい女だって思われたかな?
まあ京太郎のことだ、この程度なら笑って許してくれるだろう。

そう思って軽い気持ちで聞き返した。


「なんだよ、京太郎?」


そしたら彼は、タコス美味しかったか、と相変わらず真剣そのものの表情で問うてきた。
私はなんだか安心してしまって、もちろん美味しかった、と無邪気に笑ってみせた。


本音だった。
本当に、いつもより美味しい気がしたのだ。
きっと彼が隣にいてくれるからだ。
本音の奥の願望は心の奥にしまって、ただ笑った。
すると彼もほっとしたように笑った。

よかった、お前が喜んでくれて。
がんばった甲斐があったよ。

そう零して、笑った。

はて、どういう意味だろう。
私が不思議そうに首を傾げていると、彼はもう一度緊張したような面持ちに戻って、告げた。


「そのタコス、俺が作ったんだ」

「え?」


私は間の抜けた声を上げた。
彼は決意を終えた男の表情で、まっすぐ私に向き直った。
とくん、と心臓が高鳴った。


「手作りなんだ。お前のために作ったんだ。お前に、喜んでほしかったんだ、優希」


気が付けば、彼の顔が目の前にあった。


「京太郎……」


彼の唇の端に、いつの間にやらソースがぽつ、と浮かんでいた。
私の唇は、甘い感触に痺れていた。


「ああ————」


私は泣いた。
彼の優しさに泣いた。
歓喜に咽び泣いた。
彼と歩む未来を想って、ただただ泣いた。
















「————ゆめ、か。これ」


この胸を襲うであろう最後の虚しさを、看取るように、泣いた。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇


朝がきた。
夢から醒める時がきた。


「んん……」


優希が寝返りをうつと、そこにはかけがえのない親友の寝顔が。
宮永咲の寝顔が。


「さっ、ちゃん」


自分の一番大事なものを、横から掻っ攫っていった女の寝顔が。


「咲……ちゃん」


手を伸ばす。
触れる。
綺麗な肌をしていた。
山肌に咲く花の色。
実物を見たこともないくせに、そんな感想を抱いた。

美しくて、儚げで、脆そうな。
手折ろうとすれば、簡単にへし折れてしまいそうな、か弱い一輪。


手を伸ばす。
触れる。
綺麗な肌だ。
綺麗すぎる。

あまりに綺麗すぎて、簡単に穢せてしまいそうだった。


「さっちゃん」


優希は、野の花のような肌色に、爪を立てた。


「えい」

「んむっ」


爪を軽く立てて、突っついた。
咲の頬から漏れたのは、潰れた蛙の声そのものだった。


「ぷっ、はは」


そのまま寝転がって、しばらく咲の————親友の、可愛らしい寝顔を眺めていた。


「さっちゃん」


愛おしかった。
嫉妬の念が沸き上がらない、わけではなかった。
ただ、そんな醜い嫉心を塗りつぶして上書きするほどに、この親友が大好きだった。
大好きになれた。
それだけの話だった。

布団を静かにめくって起き上がる。
誰も起きてはこない。
こっそりと、カーテンの側まで忍び足。
軽く隙間を作る。


「んっ」


朝の眩ゆさが優希の瞳だけを刺した。
まぶしさに涙が出た。
窓の外の朝焼けが、朝焼けに照らされた情景が、歪んで見えた。


「大丈夫」


呟いた。
私は、あの向こう側に向かって、これからも歩いていけるから。
だから、大丈夫。

明日はすぐそこまで迫っている。
しばしの間優希は、朝焼けの輝きに向かって目を細めていた。


一夜明けてそこには、咲を巡るライバルとして京太郎の前に立ちふさがる優希の姿が!

はい、というわけで優希ちゃんシリアス編もこれにてひと段落でございます
え、前スレ>>1000
なかったことにできませんかねぇ
まあ、そのうち本編とは無関係な小ネタとして処理させていただきます

では今夜はここまでどす
どうもおつかれでしたおやすみなさーい

ぐうえぐい、でもいい女に成長できる機会やったんやな

乙ですー
>>1000はやらなあかんでしょ
なあにこの神となった優希なら大丈夫大丈夫

>>281
深堀さん覚醒フラグキタコレ

能力の神は日本神話縛りかと思ってたが四神有りとなると範囲は神話ならなんでもありか?

臨海女子ならワンチャン


>>272
京太郎にはもったいない、と思えるぐらいいい女になることでしょう

>>278
ですよね、>>1000ですもんね、やらなきゃですよね
というわけでどんなエグイ展開になっても>>1は悪くないということで

>>282
もう引退なんですがそれは

>>285
中二病に統一感など必要ない(至言)

>>287
グルジアの神様とかどうすればいいんですかね……?


ある種京咲以上の愛されキャラになったタコスこと片岡優希ちゃん
なんだか>>1も愛着湧いてきちゃいましたね
このスレ始めるまではそんなこともなかったんですが
今では幸せにしてやりたい気持ちでいっぱいです

それでは優希ちゃんの未来に幸あることを願いつつ、ぼちぼち始めていきましょう


【合同合宿 二日目 朝】


京咲どっち視点から始める? ↓2

※練習相手の指名順にも影響します


咲「ふわぁ……朝ごはんの時間かぁ」

咲「食堂、あっちだっけ……?」フラフラ


がやがや


咲「うわ。もうみんな、結構早く起きてるんだなぁ」キョロキョロ

咲「どこに座ろう?」 ↓2


1:男子の群れにさりげなく近づく
2:清澄女子で固まる
3:手招きしている衣のもとへ
4:とりあえず空いてる席に


咲「……」ソローリ

衣「ふふふ、よくぞきたな咲!」

透華「なにもそんな、盗人のような足取りで来なくてもよろしいんですのよ?」

咲「い、いえ。なんだか、無駄に後ろめたいような気がして」

咲「こういうところに飛び入りとか、あんまり経験ないですし……」オドオド

純「あー。確かにお前、人見知りっぽいもんな」

一「まあ、でもこのテーブルに来たのは正解だよ」

智紀「もっとも行き届いたサービスを受けられること間違いなし……」

咲「……? どういう意味ですか?」

透華「こういうことですわ。ハギヨシ」パチン

ハギヨシ「ここに」パチン

咲「!?」ビクッ

透華「宮永さんに紅茶を」

ハギヨシ「用意してございます。どうぞ宮永様」コト

咲「あ、ありがとうございます……(今どこから……?)」

透華「まあ。さすがの手際ですわ、ハギヨシ」パチパチ

ハギヨシ「光栄の至り」ペコ

咲「……」

一「深く考えたもの負けだよ、宮永さん」

咲(どうも、そんな気がしてきた)ズズ


誰と話す? ↓2

1:透華
2:衣
3:純、一、智紀のメイド陣
4:執事さん


咲「あの、ころ……天江さん」

衣「うむ、どうした?」

咲「あの……」

衣「ふむ?」

咲「えと……」

衣「ふむふむ」

咲「……」

衣「……」

咲「……」オロオロ

衣「……歓談するのはまったくもって構わんから、内容を整えてから口火を切るといいぞ」

咲「ご、ごめんなさぁい」グス

一(かわいい)

智紀(かわいい)

純(飯がウマい。純粋にウマい)ガツガツ

透華(今日も元気で紅茶がおいしいですわ)ズズ

咲「えっと、それじゃあ……」


会話内容またはお題について、↓3自由安価


咲「どうすれば人見知りは治りますかね……」グスッ


「「「「……」」」」


純(……引きこもりに聞いていい内容か、これ?)ヒソヒソ

透華(引きこもりじゃなくて軟禁されてるだけですわ(震え声))ヒソヒソ

一(でもでも、衣って確かに人見知りとは無縁だよねぇ)ヒソヒソ

智紀(誰にでも、無遠慮。悪く言えば、失礼千万)ヒソヒソ

透華(……)

衣「ふむう、人見知りとな。それはそれは」

咲「その、私。気を許した相手ならだいじゅ、だいじょぶなんですけど」

咲「そうじゃない人がいると思うと、さっきみたいな有様でして」

衣「ふうむ。ふむふむ。どうするべきかな、ハギヨシ?」

一「まさかの丸投げ!?」

ハギヨシ「は。そうでございますね……周りの方々全員を、宮永様がおっしゃるところの『気を許した相手』だと、思いこんでみるのはいかがでしょう」

咲「思いこむ……」

衣「観客をすべてかぼちゃだと思いこんだらパンプキンパイが食べたくなった、というアレと同じ理屈だな!」

純「そんなアレ聞いたことねぇ」

咲「う、うむむ……」モンモンモン


助言を受け入れた咲の目には、周囲の人物すべてが↓3コンマに!

00〜09 清澄後輩
10〜19 清澄先輩
20〜39 清澄同級生
40〜49 父親
50〜99 愛しの彼

※ただしゾロ目が出てしまうと……?


咲「……」ミョンミョン

智紀「……なんだか、目の色が怪しい」

衣「咲、大丈夫かー?」

透華「宮永さん? 今なにが見えてますの?」

咲「……」

咲「……」



咲「た、大量の……右2ちゃんが……そこかしこに……」ガタガタ



衣「は?」


咲「た、たたたたた、大変だ……このままじゃこのがっす、合宿そのものが成り立たなくなっちゃう……!」ワナワナ

純「おいハギヨシ、人見知りうんぬんとか言ってる場合じゃない精神状態になってんだが」

ハギヨシ「周囲の人間が全員須賀くんに見えていたりしたら、大変面白いことになるかと思ったのですが」

一「やだこの執事さん腹黒い!」ガーン

咲「だめ、だめだよ右2ちゃん! そんなことしたらハギヨシさんの髪の毛がっ!!」

ハギヨシ「えっ」

一「どんなことしてるの!?」ガーン

透華「というかどんな方なのですか、その右2さんというのは……」

右2「なんだか呼ばれた気がしてやってきましたーーーっ!!!」

咲「うわあああああ!!! 右2ちゃんが増殖しちゃったああああ!!」ジタバタ

右2「ええええっ!!! どど、どこですか! どこに私の影武者が現れたんですか!?」キョロキョロ

透華「……」

智紀「……こういう子らしい」

衣「これにて一件落着!」

純「してたまるか!」

ハギヨシ「さすがは衣様」パチパチ

一「萩原さんものっからないで!」


※咲の練習相手に右2が固定されました


※合同合宿について(再掲)


・まずは同卓者を3名(京太郎なら咲、咲なら京太郎は選択不可)、コーチ(保護者)を1名選択します

・続いてどのように練習するかを選択しますが、通常練習とは微妙に内容が異なります


�普通に練習(京太郎)
・これは普段の�とまったく変わりません

�後輩への指導に専念(咲)
・普段の�と同じ効果を後輩の成長にのみ適用します
・卓に下級生がいないと選択できません

�打ち筋の研究
・同卓者から一人選択して、対応する〈スキル〉の習得判定を行います

�真剣勝負を挑む
・特定の条件下にない限り、あまり効率のいい練習ではありません
・京太郎の場合、特定の相手と対局して特定の条件を満たすと……?
・咲の場合、Aランク以上の相手と同卓した上でコーチに勝負を挑むと……?

�コーチ指導
・【異能】習得のヒント、あるいは強化チャンスをもらえます
・通常練習と異なりターンを消費します
・同卓者の【異能】が強化される可能性もあります
・南浦、久、トシをコーチにした場合のみ選択可能です

※どの選択肢を選んでも、自身の麻雀の成長判定は行われます(咲はなし)
※どの選択肢を選んでも、京太郎と咲を除く同卓者全員の麻雀に+1されます


・各コーチの特性について

南浦:�選択可能。【異能】習得時成功率アップ
久:�選択可能。後輩指導時に効率アップ&イベント発生
ハギヨシ:どの選択肢を選んでも、卓を囲んだ4人の麻雀にさらに+2
久保:�選択時、〈スキル〉の内容を予め教えてもらえる上、成功率アップ
トシ:�選択可能。【異能】習得時成長回数増加


まこ「おし。じゃあ昨日とは逆に、咲から指名してもらうかの」

咲「……」フラフラ

和「なにかあったんでしょうか、咲さん」

優希「おーい、さっちゃーん?」

数絵「須賀くんはなにか知ってる?」

京太郎「そんなことより優希のさっちゃん呼びが気になる」

数絵「……知らない方が幸せなことも、あると思うよ?」

京太郎「いったい昨日のうちになにがあったんだよ!」


誰を指名する?(右2は固定)

↓2〜3で生徒(重複、あるいは失敗しても安価下などの処理は行わず、モブが入ります)
↓5でコーチ(生徒名が被ってきたら順次安価下)

【参加者名簿(雀力)】

清澄:まこ(B+) 和(A) 優希(B) 数絵(B+)
    ムロ(C) A(?) B(D+) C(?)
龍門渕:透華(B+) 衣(S) 純(B+) 一(B) 智紀(B)
風越:池田(A) 文堂(B) 深堀(B) 未春(B+) その他モブ多数
鶴賀:睦月(C+) 佳織(D) モモ(B+) 鶴賀A(B) 女子モブ2名 男子モブ1名
寿台:愛宕(B) 九頭龍(C) 石神(D+) 美福門(D) 大江(D+) 男子モブ多数

保護者勢:南浦(?) 久(?) ハギヨシ(?) 久保(?) トシ(?)


咲「じゃあ、まずは右2ちゃん」

右2「はーい」

咲「それから、右2ちゃん」

衣「……ん?」

咲「コーチングは右2ちゃんに」

久「???」

咲「あとは、右2ちゃんにもお願いしようかな」

優希「……おい右2、お前マジでなにした?」ガシ

右2「な、なにもしてませんよう!」

優希「ウソつくな! こういう時は大抵お前が諸悪の根源なんだよ!!」グラグラ

右2「ちが、いま、ふって、ばぁぁあぁぁぁ」ユッサユッサ

優希「ちくしょう目障りなもんゆさゆさ言わせやがって! それだけでもギルティーだじぇ!」

右2「理不尽ですよー!」

透華(戦犯がウチの執事であることは黙っておきましょう)

ハギヨシ(ニッコリ)


まこ「なにやら大変なことになっとるようじゃが、京太郎の指名順じゃ」

京太郎「……なんぞあれ」


誰を指名する?

↓2〜4で生徒(重複、あるいは失敗しても安価下などの処理は行わず、モブが入ります)
↓5でコーチ(生徒名が被ってきたら順次安価下)

【参加者名簿(雀力)】

清澄:まこ(B+) 和(A) 数絵(B+)
    ムロ(C) A(?) B(D+) C(?)
龍門渕:透華(B+) 純(B+) 一(B) 智紀(B)
風越:池田(A) 文堂(B) 深堀(B) 未春(B+) その他モブ多数
鶴賀:睦月(C+) 佳織(D) モモ(B+) 鶴賀A(B) 女子モブ2名 男子モブ1名
寿台:愛宕(B) 九頭龍(C) 石神(D+) 美福門(D) 大江(D+) 男子モブ多数

保護者勢:南浦(?) ハギヨシ(?) 久保(?) トシ(?)


京太郎「じゃあ、ムロ。一緒に打つか」

ムロ「! ありがとうございます!」

京太郎「気合い入ってるじゃんか。次は……愛宕さん、いいかな?」

愛宕「胸借りるつもりで行きます。よろしゅう」ペコ

京太郎「それから、部長。お願いします」

まこ「おう。今のワシで、どの程度お前さんに通じるかはわからんがな」

京太郎「そんなことないっすよ。あ、コーチはそこで暇そうにしてるお爺さんで」

南浦「なんか最近、数絵だけじゃなく君からの扱いも悪いんだよなぁ……」

京太郎「前からです。二回連続で指名してあげただけありがたく思ってください」

南浦「……もしかして君、巷で流行りのツンデレってやつなのか?」

智紀「!」ガタッ

C「!!」ガタッ

石神「!!!」ガタッ

数絵「お爺様死滅してください」ゲシッ

南浦「がふっ」

京太郎「今立ったヤツは座ってろ。沢村先輩も座ってください。っていうかどういうくくりだ今の三人」

智紀「あっ……」

C「あっ……」

石神「あっ……」

京太郎「なにごとだか知らんが察し合ってんじゃねぇよ!!」


【合宿2日目 咲サイド】


咲「……あ、あれ? 右2ちゃんが一人しかいない?」キョロキョロ

衣「おお。ようやく現世に帰還したか、咲」

右2「右2ちゃんだらけの世界とかマジ極楽ですね! どんな気分でしたか先輩!」

咲「…………天にも昇る気分、だったかな」

右2「くはーっ、大天使右2ですってー! 照れちゃいますねー!」モジモジ

優希「幸せに満ち溢れてそうだよな、お前の人生って」

久「咲」

咲「あ、竹井先輩」

久「すでにまこが説明したとは思うけど、私をコーチにつけるメリットは二つよ」

久「私もそれなりに、オカルトを伸ばす方策については学んでいること」

久「そして、この合宿中に清澄一年勢のステータスをかなり把握してること」

久「このあたりをよく考えて、練習を選んでちょうだい」

咲「……」

久「『こんな真面目な竹井先輩久しぶりだなぁ』とか思ってるでしょ」

咲「!? お、おおおおおお、思ってませんよ!?」


どう練習する? ↓3

�後輩への指導
�打ち筋の研究(対象の生徒名を併記)
�真剣勝負を挑む
�コーチ指導


咲「じゃあ、まずは一局お願いします」

衣「おお、昨日は真剣勝負ができなかったからな! 待ち遠しかったぞ……!」ウズウズ

優希(満月じゃないし、朝だし、だいじょぶだよな……?)

久「……咲。真剣勝負を挑むなら、一つ重要なお知らせがあるわ」

咲「なんですか?」

久「この面子に私を加えて対局したら、チャンスをあげる」

久「限界を越える、チャンスをね」

咲「限界を……越える……?」

久「簡単に言うと……あなたのお姉さんや、トッププロと同じステージにのぼる、そういうチャンスよ」

咲「!!」


※麻雀がSに達した状態で一定以上の実力者に勝利すると、Sランクより上を目指すことができます


久「他のコーチの方々と違って、私はまだ未熟だけど。その代わり、相手も指定させてもらうわ」

久「ごめんね、右2。今のところは、見学に回っててちょうだい」

右2「むう。宮永せんぱいにとっては、必要なことなんですか?」

久「……それは、咲次第だけれど」チラ

咲「……」 ↓3


1:うなずく
2:答えない


咲「……」コクリ

右2「……わかりました。せんぱいのために、ここは私が人肌脱ぎましょう!」

優希「いや、お前はなにもしないのが仕事だから」

久「……」

久(いい眼をするようになったわね、咲)ニコ

久「それじゃあ天江さん、優希。手加減無用でお願いね」

天江「当然至極!」

優希「ごめんなさっちゃん、マジで行くじぇ!」

久「この面子相手に、1位をとってみなさい。それ以外の条件はなしよ!」

咲「望むところ、です!」ゴッ


【合同合宿練習試合】 ※トビなし


咲:雀力S【木花咲耶・五光】
衣:雀力S【????】
優希:雀力B【青龍】
久:雀力A+【????】

親順を決めます

咲 ↓1コンマ
衣 ↓2コンマ
優希 ↓3コンマ
久 ↓4コンマ

コンマの大きい順に親が回ってきます(同数値なら雀力が高い方が先)


※失礼、トビなしじゃなくてトビありでした


東一局


衣「いざ尋常に、参る!」ゴッ

久(じ、直に相対するのは初めてね……!)ゴクリ

優希(お、おいおい……これで100%じゃないんだよな?)ゾクッ


衣の異能【月夜見・新月】発動!

【月夜見・新月】
・対局相手すべてのコンマから「上一桁×3」マイナスする
・和了判定で1位になった場合、2位との差をそのまま打点判定に加える


優希「……負けてられるかっ!!」


優希の異能【青龍】発動!

【青龍】
・東場の間のみ和了・打点判定+35


【親は衣】
衣 ↓1コンマ+20
咲 ↓2コンマ+20【−上一桁×3】
久 ↓3コンマ+15【−上一桁×3】
優希 ↓4コンマ【+35】【−上一桁×3】
打点 ↓5コンマ


判定結果『優希が咲からロン』

衣:18+20=38
咲:2+20【−0】=22
久:21+15【−6】=30
優希:96【+35】【−27】=104
打点:81【+35】=99⇒32000


【木花咲耶・五光】
・和了判定終了後、以下から一つ選んで判定結果を変えられる

�自他問わずツモをロンに、ロンをツモに変える
�誰かの判定順位を二つ繰り上げる
�和了者が【異能】を発動していた場合、判定をやり直す

  トップになれば自分が和了者からロンしたことにできる
  やり直しの際和了判定には和了者の能力が作用しない
  打点判定は和了者の能力が作用した最初の判定に依存する
  【回数制限なし】
�他人の打点を1ランク下げるか上げるかできる

  自分の打点なら下げることしかできないが、任意のランクまで下げられる
  【回数制限なし】

使う場合は番号と使い方を、使わない場合は5を選んでください

↓1


衣「むっ……!」

咲「え……!?」

優希(あれ、なんか、今までと感覚が……)ボー

咲(ま、ずいッ!!)


咲の異能【木花咲耶・五光】発動!
判定やり直し!

衣 ↓1コンマ+20
咲 ↓2コンマ+20【−上一桁×3】
久 ↓3コンマ+15【−上一桁×3】
優希 ↓4コンマ【−上一桁×3】
打点 32000で固定

咲がトップになれば成功!


衣:36+20=56
咲:73+20【−21】=72
久:21+15【−6】=30
優希:87【−24】=63
打点:81【+35】=99⇒32000


優希「」ボー

咲(いや……この感覚を、逆手にとって……!)ゴオオオオッ

久(おっ?)

衣(これは……)







衣   25000
咲   57000
久   25000
優希 −7000


【終局】


咲「はぁっ、はぁっ……ふう」

優希「あれ!? 私いつの間に振り込んでたんだじぇ!?」ガーン

久「……今なにが起こったか、天江さんはわかる?」ヒソヒソ

衣「……さあな」


※咲の雀力が限界突破できるようになりました!


【合宿2日目 京太郎サイド】


愛宕「なんや、向こうがすごいことになっとるみたいですね」

京太郎「え、そうなのか?」

愛宕「……」

まこ「ちゅーかおんし、前から聞きたいと思うとったんじゃが」

愛宕「松山フロティーラの愛宕洋榎さんなら、ウチの遠縁の親戚に当たります」

まこ「……お、おう」

愛宕「それが聞きたかったんでしょう?」

まこ「まあ、そういうことなんじゃが」

ムロ(なんだか、そのことは聞かれたくなかったみたいですね)

まこ(ワシとしたことが地雷を踏んだか……)

南浦「ほらほら、おしゃべりもいいが練習練習」

京太郎(今日はどうするかな?)

南浦「あくまでも私個人としてはだが、�か�がおススメだな」

京太郎「……」


どう練習する? ↓3

�普通に練習
�打ち筋の研究
�真剣勝負を挑む
�コーチ指導


京太郎「すいません、ちょっと後ろから見学に回りたいんですけど」

愛宕「ウチらが打ってるとこなんか見て、須賀さんほどの方が学ぶことなんぞありますかね?」

京太郎「いや、結構あるんだよなぁ、これが」

愛宕「ふうん……?」

南浦「じゃ、代わりに私が入ろう」ニッコリ

ムロ「え゛っ」

愛宕(アカン)

まこ「……お手柔らかに頼みます」

京太郎「ああそうだ」ポン

京太郎「宿の調理場借りて、なんかつまむもんでも作ってきましょうか?」

ムロ「えっ」

南浦「おっ、いいねー! 俺、あぶったイカがほしいなー」

愛宕「あ、あの、須賀さん……ウチ、できればたこ焼きが食べ……いえ、なんでもないです」フルフル

京太郎「ああいいよ、作るよ。一年に頼んだ買い出しリストに、材料と器具揃ってたし」

ムロ「えっ!?」

愛宕「なんで揃っとんねん!! 長野こわっ! なんやこの魔境ごっつこわっ!!」

まこ「すっかり主夫根性が身に付きおって……」ホロリ


南浦「んぐんぐ」タン

まこ(時々京太郎が嫁に欲しくなる)タン

愛宕「はふはふ、なんやコレめっちゃうまいわ」タン

ムロ(……普通においしい)タン

京太郎「うーん」マジマジ

京太郎(どうやらコーチからは、南浦さんと同じドラの使い方を盗めそうだな)

京太郎(しかも、当然っちゃ当然だけど一段レベルが上だ……!)

京太郎(染谷部長はやっぱり染め手。愛宕さんは守備が固いな)

京太郎(ムロは……悪い。お前の打ち方にはこれといった特徴がないんだ。ごめん)

京太郎(さて、誰に集中するかな……)


京太郎の「習得」ステータス:「麻雀+家事÷2=75」

↓3で研究する相手を選択してください

1:南浦(コンマが「習得」÷2以下なら成功)
2:まこ(コンマが「習得」以下なら成功)
3:愛宕(コンマが「習得」以下なら成功)


まこ「……」タン

京太郎「……よしっ」

南浦「なにか掴んだようだね」

愛宕「へえ……」

ムロ「お役に立てましたか、須賀先輩」

京太郎「……おう。ありがとな、ムロ」

ムロ「いえ、とんでもないです」ペコ

京太郎「いい子だよな、ムロは。右2と違って」

ムロ「……」

まこ(地味にフラグ立てとらんか、コイツ?)

ムロ「それはあまり褒められてる気がしないです」

京太郎「……だよなぁ」

まこ(……気のせいか)


※京太郎がスキル〈染め手の基礎〉を習得!

〈染め手の基礎〉
・和了判定に+10
・打点を1ランク上げる
・コンマの下一桁が6以下だった場合、和了判定から−25

※愛宕の牌譜を入手しました(部室で研究できるようになります)


ゾロ目連発ボーナスか、よかろうなのだ(ぐう聖アピール)
適当にこの場で起こすイベント考えたので、どれか一つ選んでみてください


1:ムロにオカルト習得チャンス
2:右2にオカルト習得チャンス
2:清澄後輩ズの雀力大幅アップ
3:京太郎と咲の雀力に+1
4:京咲イベント

↓4でどぞー


おおう、間違えとった……
ゾロ目ボーナスの方は安価下でお願いしつつ、ちょっと修正します

取り敢えず3


そして2が二つあるとかいう不具合
ちょっとこの>>1もうダメですね
もう一回↓4で

1:ムロにオカルト習得チャンス
2:右2にオカルト習得チャンス
3:清澄後輩ズの雀力大幅アップ
4:京太郎と咲の雀力に+1
5:京咲イベント

ほんとすいません、特に>>413の方、すいませんでした

あり?後輩の雀力アップ選択したと思うとったら……


>>416
ほんっとうにすいませんでした……

あんまり自覚はなかったんですが、どうも調子が悪いようなので今夜はここまでにしておきます
ちなみに京太郎の正しい習得スキルはこちら

〈ドラのコツ〉
・打点判定+20
・和了判定−10

シンプルイズベストを地でいくなかなか強力な能力です
全国大会はこれがあってちょうどいいぐらいの難易度になるでしょう……多分

では、最後に↓5で小ネタをもらっておきましょう
歌でも別にいいけど歌じゃなくてもいいですよっと
おやすみなさーい

なんぽっぽの朱雀覚醒イベントが見たい

乙なのよー
九頭龍さんと右2の対話

それよりもはよ剣の強化
スキルより上昇率低いってかなC

てか今更って言えば今更だけど
去年の京ちゃんが牌に触れなかった環境に多少は負い目があるはずなのにガンガンに自己強化ばっかりの咲さんは如何なものかと


>>426
部室で一緒に練習しよう!

>>429
京咲スレなのになんでこの子はこんなに人気なんですかね

>>434
相対値で判断する和了と違って、打点はポンポン上げられないんですよね
下手に上げると強くなりすぎてしまいます
今の優希とか相当なチートです

>>438-439
そのへんは半分安価の問題なので……
まあもう半分の責任はシステムを考えた>>1にあるわけですが


じゃ、早速小ネタやっていきましょう
軽く安価とるんでお願いしまーす


〈真性アホの子と腹黒アホの子〉


右2「〜〜♪」

九頭龍「……」

右2「というわけでこんしゅーも始まりました、『くずりゅうみぎみぎのぐったり30分』!」

九頭龍(……ぐったり?)

右2「まずはゲストをご紹介しましょう! ご存じ長野が誇る清澄の魔王夫妻! 須賀京太郎せんぱいと宮永咲せんぱいでーす!」

九頭龍「わー」パチパチ

咲「魔王じゃないよ!?」ガーン

京太郎「俺は魔王じゃねー!」

咲「『俺は』!? 私は!?」

京太郎「察しろ、世間の風潮で」

右2「登場3秒で夫婦漫才を披露してくれるとはさすがです! そこにシビれるゥ!」

九頭龍「別に憧れませんし」ボソ

右2「おやおや、九頭龍ちゃんはなんだか御機嫌ななめみたいですね」

九頭龍「ななめなんかじゃありませんよーだ」プイ

右2「それでは最初のトークのお題は……『↓2』!」

九頭龍(なんで私がこんな馬鹿っぽいのと……)ブツブツ


右2「春ですって、春!」

九頭龍「私たちは今現在夏に生きてるはずなんですけどー」

咲「ま、まあまあ。なんでもいいから、春について語ってみよ?」

京太郎(どんな会話するんだこいつら……ちょっと興味あるから見守ってみるか)

右2「春はあったかい!」

九頭龍「春は花見ですかね」

右2「春と言えばバカップル!」

咲「ぶっ」

京太郎「げほっ」

九頭龍「……頭の中身が年中春みたいな人もいますしね」

右2「へー。その人幸せそうだねー」ホンワカ

九頭龍「……ほんとですね」

右2「幸せなんですか、せんぱいたちは?」

京太郎「いやお前のことだから」

咲「……ち、ちなみに私は、幸せかな///」モジモジ

京太郎「お、おい、マジになって答えなくても……そんな、なぁ///」モジモジ

九頭龍「」イラッ

右2「んふふー」ニコニコ

九頭龍(なんで私がイライラしなきゃなんないんですか)イライラ


右2「それじゃあここで、春の具現結晶みたいなお二人にいちゃついてもらいたいと思います!」

九頭龍「!?」

京太郎「おぶっ」

咲「げほごほっ!」

右2「ほらほら、二人ともいちゃついてみてくださいよ! はやく、はやく、はやく!」ワクワク

九頭龍「ちょ、ちょっとあなた……」

京太郎「そんなネ実民みたいな煽りで「はいそーですか」なんていちゃつけるカップルがこの世にいてたまるか!!」

咲「///」ギュッ

京太郎「……え?」

咲「きょ、きょーちゃん、私は別に……」

京太郎「おい、咲……?」

咲「ん……」

京太郎「さ、き……」

右2(とかなんとか言いつつ少しずつ近づいていくお二人の唇! マジでキスする五秒前!)ワクワク

九頭龍「……」

九頭龍「……」

九頭龍「がはっ」ゲブッ

右2「!? え、なんで!?」


次のお題 ↓3


京太郎「///」

咲「///」

右2「はーい、バカップルなお二人となぜか吐血した九頭龍ちゃんが落ち着いたところで次のお題でーす!」

九頭龍(ぺ、ペースが握れません……こんな馬鹿っぽい子相手に……!)ワナワナ

右2「ズバリ! 『妹にするなら右2と九頭龍のどっち?』」

右2「この質問にはせんぱい方にお答えいただきましょー! ではお手元の札を挙げてください!」

京太郎『九頭龍』

咲『九頭龍』

九頭龍「へっ」

右2「なんとこれは意外な結果になりました! 『全国妹にしたい後輩ランキング』第一位のこの右2を差し置いて! まさか!」

咲「……ちなみにそのランキング、得票数は?」

右2「私が自分に投票した『1票』が最高値でした!」フンス

九頭龍「……」

咲「……」

京太郎「あとついでにだけど、俺の投票理由、『消去法』だからな」

九頭龍「……ですよねー」


咲「私は……自分が不出来な妹だったから、理想の妹像が、どうしてもその反対になっちゃうんだよね」

咲「そういう理由で、九頭龍さんを選びました」

京太郎「咲……」

九頭龍「っ///」プイ

右2「……あれ? だとすると私はまさか、宮永せんぱい的には『不出来な妹』にがいとーするんですか!?」

京太郎「……」

咲「……」

九頭龍「……」

右2「あれ!? フォローがない!?」ガーン

京太郎「余地がないからな」

九頭龍「術もありませんね」

咲「かける言葉も見つからなくて……」

右2「…………さ、最後のお題、『↓3』でいってみましょー!」


右2「『四人の恋愛模様』、ですってー」

京太郎「俺らは二人は……」

咲「まあ、今さら語ることも、ねぇ……?」

九頭龍「……」

京太郎「右2はどーよ? お前好きなヤツとかいんの?」

咲「ちょっと京ちゃん、言い方ってものがあるでしょ」

京太郎「なんだよ、他にどう聞けってんだよ……」ブツブツ

右2「私? 私はですねー、絶賛ぼしゅー中です!」

咲「恋に恋するお年頃、かぁ。右2ちゃんらしいね」

右2「願わくば、カッコよくて背が高くて性格よくて運動神経バツグンで」

右2「ついでに私のペースに合わせてくれる、そんな人がいいですねー」

咲「……う、ううん」

九頭龍「ハードル高いですね」

京太郎「特に、最後がな。ところで九頭龍さん、君はどうなの?」

九頭龍「へえっ!?」ビク

咲「……」ピク


京太郎「なんだよ、急に裏声出して」

九頭龍「わっ、わた、わたしも答えなきゃいけない流れでした、か……?」プルプル

右2「そりゃあ、お題は『四人の』恋愛模様ですし」

京太郎「アホの右2にしては正論だな」

右2「右2をアホって呼ばないでくださいー!」プンプン

京太郎「じゃあアホを右2って呼べばいいのかな?」

右2「あ、それならおっけーです!」

京太郎「……アホってホントに右2だよな。で、九頭龍さんは?」

九頭龍「わ、私、わた、私は……その……///」ワナワナ

京太郎「?」

右2「?」

九頭龍「……」チラッ

咲「……」

九頭龍「……と、特にそういうアレは、ないないないですねー、あはは」


京太郎「なーんだ」

右2「つまんないのー」

九頭龍(全然つまらなくないですー! こちとらキケンが命でバリバリバリでしたー!)

九頭龍(み、宮永先輩は……?)



咲「……」グスッ



九頭龍(なーんだ、泣いてるだけですか。ビビって損しちゃいましたー)アハハ

九頭龍「……」

九頭龍「ってなんで泣いてるんですか!?」ガーン

京太郎「え……あっ! おい咲、どうした!?」

右2「せんぱーい?」キョトン

咲「ご、ごめんねみんな……なんか、九頭龍さんを見てたら、急に怖くなってきて……」エグエグ

九頭龍「え?」

京太郎「そりゃ、どういう意味だ?」


咲「わ、わかんないの。自分でもよくわかんなくて……」ヒック

咲「なんか、なんだかわからないけど、九頭龍さんに、とられちゃうかもしれない、って思ったら」

咲「こ、こわ、怖く、て……震えてきて……」

京太郎「なんだそりゃ……とにかく、俺がいるからな。だいじょぶだからな」ギュッ

咲「うん……京ちゃぁん……」ギュー


イチャイチャ イチャイチャ


右2「んふふ、お二人ともなかつむ……つむ……つむまじくてなによりですね!」

九頭龍「……」

九頭龍(私は先輩の鋭さの方がよっぽど怖いです)ゾクッ

九頭龍(無意識のうちに、ライバルを蹴落とそうとしてるんですかね……?)ゾクゾク

右2「え、今なんか言った?」

九頭龍「あなたの地獄耳が怖いって言ったんです」

右2「よせやい、照れるぜ///」

九頭龍「……春ってほんと、幸せな季節ですね」


カン!


うーんこの無駄に長ったらしい小ネタ
正直イマイチな出来でした

今日の本編は右ちゃんオカルトイベントだけやって終わりにしてしまいましょう
少々お待ちくださいませ


京太郎「俺たちに、なにか用ですか?」

南浦「ああ。ちょっとおトシと、右2さんの指導をしていたんだがな」

咲「右2ちゃんの?」

南浦「思うところがあってね。ちょっとした『気付き』があった」

京太郎「気付くって、なにを……」

南浦「……きっかけは、あの子と私とで打ってみたことだったんだ」

南浦「それも、本気で」

咲「うわぁ……」

京太郎「一瞬で消し飛びますよね、それ」

南浦「まあね。『力』を使うまでもなく、東一局であの子は飛んだ」


「「……」」


南浦「ところが彼女、ピンピンしているじゃないか。これはおかしい、と思った」

京太郎「……」

京太郎(麻雀してて『ピンピンしてる』のって、そんなにおかしいことだったっけ……?)


南浦「聞けばあの子、そういう目には日常的に遭ってるっていうじゃないか」

咲「ああ……」

京太郎「優希と東風戦に付き合わされたり」

咲「数絵ちゃんと南風戦で楽しんだり」

京太郎「日常茶飯事ですね、ああいうの」

南浦「須賀くんだったら、耐えられるかい?」

京太郎「……あんまり、自信ないです」

咲「考えるのも恐ろしいよね……」

南浦「しかし、右2さんは折れない。なにをやっても折れない」

南浦「形状記憶メンタルとかそういう話でもないんだ。根本から折れないんだよ、あの子は」

京太郎「……ギャグ補正じゃないですかね」

咲「身も蓋もない!」ガーン

南浦「そう、まさにそれなんだよ」

咲「えっ」

南浦「真面目に麻雀やってるとこに、一人だけギャグ補正かかってる人間が紛れこんでたら、そりゃあ困ると思わないか?」

京太郎「……今俺は、相当コメントに困ってます」


南浦「まあ、さすがにそれは例え話なんだが」

京太郎「ほっ」

南浦「とにかく。あの子のついてる卓ではこのごろ、どうにも『ふざけたこと』ばかりが起こるんだ」

咲「ふざけたこと……?」

南浦「百聞は一見に如かず。君たちも卓について協力してやってくれ」

右2「なんだかよくわかってないけど、よろしくお願いします!」

南浦「特に須賀くん相手だと、より傾向が顕著に現れるかもしれないな」

京太郎「?」

咲「?」

南浦「とりあえず、一局だけ頼むよ」

京太郎「はあ……そんじゃ、まあ」


京太郎 ↓1コンマ+55【+下一桁×5】
咲 ↓2コンマ+65
南浦 ↓3コンマ+65
右2 ↓4コンマ
打点 ↓5コンマ


右2の異能【????】発動!


判定結果『京太郎が咲からロン』

京太郎:【70】+55【+0】=125
咲:【6】+65=71
南浦:【6】+65=71
右2:【86】=86
打点:【23】【−0】【+17】=40⇒2600


京太郎「え……?」

咲「あれっ」

南浦「宮永さんの振り込み、だな」

右2「ううむ。ぶっちゃけ右2が吹っ飛ぶような気がしてました!」

京太郎「っかしいな。マジでゴミみたいな配牌だったのに」

咲「私実は、配牌で一向聴だったんだけど」

南浦「と、いうことなんだよ」

京太郎「いや、なにが『ということ』なんですか!?」


咲「なんだか、井上さんが言うところの『流れ』を、そっくりそのまま逆回しにされたような……」

南浦「おお、言い得て妙だな。まさにそんな感じなんだよ」

右2「?」

京太郎「……とはいえ、それってそんなに強いオカルトじゃないですよね?」

南浦「だな。自分でコントロールできてないし」

右2「??」

南浦「というかそもそも、発動するかしないかがよくわからないし」

南浦「すべてが、まだ始まってすらいない能力なんだよ」

京太郎「こいつにこんな才能があったなんてなぁ……」

南浦「持ってるか持ってないかで言えば、間違いなくこの子は『持ってる』側の人間さ」

京太郎「……」

右2「???」

南浦「まあ、まだ完全な習得には至ってないみたいだから。これからの練習で磨いてやってくれ」


※部室練習の際、最初に今と同じことをやって、右2が和了すれば能力習得となります
  ターンは消費しません


まこ「えー、それでは……」


C「さ、さすが沢村先輩です!」

石神「……」コクコク

智紀「いや、それほどでもない」ドヤァ

C「それほどでもあります! まさかこんなCPの可能性があったなんて……!」

石神「目から鱗とはこのこと、です」コクコク

智紀「……ふっ」ドヤァ


まこ「……本合宿を行うにあたり、ご協力いただいた学校の皆さま方……」


右2「九頭龍ちゃーん! なんでそんなぷんすかしてるんですかー?」

九頭龍「は? 別にぷんすかぷんすかなんてしてませんし」プイ

愛宕「なんや九頭龍、ぶりっこせんでええの?」

九頭龍「そんなの元々してませんー!」

右2「んー!」

九頭龍「……なんか殴りたくなってくるんですよあなたを見てるとー!」

右2「そんな理不尽なー!」

愛宕(……こいつに学外でダチができるなんてなぁ)ホロリ


まこ「……」


「それなりにがんばったにも関わらず右2のアホに先を越されそうで」

「私たちのメンタルはすでにボロボロ」

「ふ、二人とも! 死なないで! 次週『ムロB死す!』」

「今回の合宿でも私だけ焼き鳥……」

「そんなオカルト……ありえなくもないですね」

「スミちゃん元気出すし!」

「さっちゃーん♪」

「ゆーきちゃーん♪」

「……あれ、まさかの俺がハブ?」

「脱ぎまぁす///」

「えー、毎度おなじみちり紙交換ー」

「お嬢様、紅茶が入りました」

「まあ、さすがですわハギヨシ」

(池田ァ! なんだかんだ言っても私結構さみしいぞ池田ァ!!)

「コーチ! 声に出さないと!」

「あれ、東横さんいつからいたんだっけ?」

「最初からいたっす!」


まこ「……」


数絵「……あの、部長」

まこ「……」

数絵「その、部長……色々とお疲れさまでした!」ペコ

まこ「……」

数絵「み、みんなも心の底では部長に感謝してるはずです!」

数絵「今回の合宿のまとめ役は、誰が見ても部長でしたから!」

数絵「だから……えっとぉ……」オロオロ

まこ「数絵」

数絵「ひゃい!」

まこ「ワシなぁ……」

数絵「は、はい、なんでしょう?」

まこ「早く部長職、誰かに引き継ぎたいなぁ」

数絵「……」(´;ω;`)ブワッ


【ターン終了】


ムロとBもがんばってるんだから報われないとなぁ……
とか思ってると厚遇したいキャラばっかになってイベント処理がマッハ
そろそろ躊躇してた前スレ>>1000にもとりかからにゃいけませんし

では↓5で久々に、歌とアーティスト名の募集をかけましょう
今夜はそれでおしまいです
おやすみなさーい


【2年目7月4週】

【京太郎ステータス】

麻雀:86(A) 運動:84(B) 勉強:57(C) 家事:64(C) 金運:83(B)
【八坂曲玉】【草薙剣】〈リーチの基礎〉〈ドラのコツ〉

→咲:世界で一番好きだ
〈恋愛70/100〉〈夫婦22/100〉〈悪友8/100〉〈仲間12/100〉〈宿敵13/100〉
→久:俺たちでなんとか、しましょう!
→優希☆:ありがとう
→まこ:尊敬する先輩
→和:良き友人

目標:『咲の幼馴染を見つけ出す』『全国出場【達成!】』
所持品:『三種の牌を入れた巾着』『マッサージ機』『ペア温泉旅行無料招待券』


【咲ステータス】※赤点ペナルティ×2発生中!

麻雀:100(S)【限界突破!】 運動:29(E) 勉強:45(D) 家事:63(C) 金運:65(C)
【木花咲耶・五光】

→京:世界で一番大好き
〈恋愛60/100〉〈夫婦38/100〉〈悪友9/100〉〈仲間17/100〉〈宿敵0/100〉
→和:えっ、なにこの和ちゃんは
→優希☆:優希ちゃん(はぁと)
→数絵:桃鉄って(ry
→まこ:もうダメだこの清澄

目標:『全国制覇』
所持品:『勝負下着』『照の(?)ネックレス』『マッサージ機』
【????】習得条件:一回の対局で【木花咲耶】のすべての能力を、最低一度ずつ使用する


咲「きっとわーたしが一番♪」

京太郎「……この強烈にポジってる歌詞、お前も少しは見習ったら?」

咲「うっ」

京太郎「いや、別にこういう女になれっていってるわけじゃないけどな?」

京太郎「『私を無視するとは何様か』、なんて言う咲にはなってほしくないし」

咲「そんなこと口が裂けても言えないよぉ……」

京太郎「だよな。お前ときたら無視されても自分の影の薄さを謝るレベルだし」

咲「あ、謝ったことなんかないし!」

京太郎「例えば、の話だよ。やらないとは言い切れないだろ?」

咲「うう、言い切れません」ガク

京太郎「……」フーム

咲「……京ちゃん?」

京太郎「もうちょっとだけ、ほんのちょっとだけ」ブツブツ

咲「?」

京太郎「もう少し自分に自信さえ持てば、咲は今よりずっと、可愛くなるのにな」ボソ

咲「ひゃい!? きょ、きょきょきょ京ちゃん!?///」

京太郎「ああでも、そんなことになったら他の男どもが群がってくる可能性も……」ブツブツ

咲「あうあう///」

京太郎「咲、やっぱ改造計画はなしにしよ……咲? おーい? どうかしたかー?」

咲「ぷしゅー///」


京咲どっち視点? ↓2

※咲は補習があります(勉強ステータスが少しだけ上がりやすくなります)


咲「……」

咲(よく考えてみると私、一年の夏からほとんど学力上がってないんだよね)

咲「……」

咲「っていうか下がってる!?(初期値47)」ガーン

咲(これはマズイと思い立った私は、補習教室のドアをくぐったのでありました)

咲(うう……誰か知ってる人いないかな……?)キョロキョロ


咲の知り合いは…… ↓3コンマ下一桁

0〜5 いない
6〜8 優希がいた
9    数絵がいた

※ゾロ目ならまさかの……?


「「「「……」」」」


咲(いない)グスッ


(あ、宮永だ)

(魔王だ)

(バカップルだ)

(魔王でも補習受けるんだ)

(バカだったのか……)


咲(なんだか熱い視線を感じるよぉ///)モジモジ

咲(しゅ、集中しなきゃ! 勉強勉強)


※咲の勉強(D)の成長判定を行います

A:(コンマのどちらか大きい方一桁の数値)−4
B:同上−3
C:同上−2
D:同上−1
E:同上±0
F:同上+1

↓3コンマ(ゾロ目が出たら+3)

※補習効果によりマイナスが出てもゼロに上方修正されます


△咲の勉強が4上がりました


咲(可もなく不可もなく、って感じだったなぁ)

咲(こんなんで次のテスト、大丈夫なのかな……)


【ターン終了】


↓3で歌とアーティスト名をどうぞ


【2年目8月1週】

【京太郎ステータス】

麻雀:86(A) 運動:84(B) 勉強:57(C) 家事:64(C) 金運:83(B)
【八坂曲玉】【草薙剣】〈リーチの基礎〉〈ドラのコツ〉

→咲:世界で一番好きだ
〈恋愛70/100〉〈夫婦22/100〉〈悪友8/100〉〈仲間12/100〉〈宿敵13/100〉
→久:俺たちでなんとか、しましょう!
→優希☆:ありがとう
→まこ:尊敬する先輩
→和:良き友人

目標:『咲の幼馴染を見つけ出す』『全国出場【達成!】』
所持品:『三種の牌を入れた巾着』『マッサージ機』『ペア温泉旅行無料招待券』


【咲ステータス】※赤点ペナルティ×2発生中!

麻雀:100(S)【限界突破!】 運動:29(E) 勉強:49(D) 家事:63(C) 金運:65(C)
【木花咲耶・五光】

→京:世界で一番大好き
〈恋愛60/100〉〈夫婦38/100〉〈悪友9/100〉〈仲間17/100〉〈宿敵0/100〉
→和:えっ、なにこの和ちゃんは
→優希☆:優希ちゃん(はぁと)
→数絵:桃鉄って(ry
→まこ:もうダメだこの清澄

目標:『全国制覇』
所持品:『勝負下着』『照の(?)ネックレス』『マッサージ機』
【????】習得条件:一回の対局で【木花咲耶】のすべての能力を、最低一度ずつ使用する


京太郎「だからもっと遠くまで 君を奪って逃げる♪」

咲「穏やかなメロディーラインから過激な歌詞がくるよね……」

京太郎「スピッツにはありがちなことだな」

京太郎「ラララ 千の夜を飛び越えて〜♪」

咲(意外に歌うまいよね京ちゃんって)

京太郎「可愛い君をつかまえた」ギュッ

咲「ひゃあ、京ちゃんっ!?///」

京太郎「『とっておきのウソ』らしいぜ、これ」パッ

咲「へ?」

京太郎「歌詞がいちいち意味深だよなぁ」

咲「……京ちゃん」

京太郎「ん?」

咲「耳、真っ赤」

京太郎「っ///」バッ

咲「慣れないくせにキザったらしいことするからだよ、もう」クスクス

京太郎「ううっ……言っとくけど、お前の顔も真っ赤だからな!?」

咲「……っ。自覚はあるもん///」モジモジ

京太郎(ちくしょう俺の彼女かわいい。世界一かわいい)


今週はどうする? ↓3

1:京太郎視点で二人行動
2:京太郎視点で単独行動
3:咲視点で二人行動
4:咲視点で単独行動


京太郎「こうして二人で過ごすのも、久しぶりな気がするな」

咲「うん。商店街に福引行って以来だっけ?」

京太郎(福引……そういや、とんでもないもん当てたんだっけ)ガサゴソ

咲「今週が終われば、いよいよ全国大会だね」

京太郎「ああ、そっか……今度は俺、自力で行けるんだよな」

咲「京ちゃんは本当にすごいよ。麻雀初めて一年半で全国なんて」

京太郎(なんだかんだで俺って、結構運が良かったのかなぁ)

咲「……大会の日の京ちゃん、すごくカッコよかったよ///」

京太郎「……前にも言ったけど、お前のためだからな」

咲「京ちゃん……」

京太郎「咲……」


ベタベタイチャイチャ


モブども(((往来でなにやってんだあのバカップルども……!)))


二人はどうする? ↓3

1:校内をうろつく
2:近所をぶらつく
3:ちょっと遠出してみる


京太郎「実はもう夏休みだったりするんだよな」

咲「二期制は夏休み前に終業式ないから、なんか違和感があるよね」

京太郎「部活動はそれなりに盛んだから、開放されてる施設も多いけど……」

咲「どこ行こっか……?」


二人はどこに辿りついた? ↓3自由安価
またそこで出会った人物は? ↓3コンマの下一桁

偶数 誰にも出会わず
1 和
3 優希
5 まこ
7 数絵
9 その他

※明らかに校内でないと>>1が判断したら安価下or再安価
※ゾロ目ボーナスあり


咲「あ、部長」

まこ「む。お前ら、部活サボってこんなところでなにやっとる」

京太郎「部長は図書室で部活する趣味があったんですか?」

まこ「……そこを突かれると弱いのう。ちょっと息抜きしとったんじゃ」

京太郎「息抜きですか」

まこ「正直、今になって久を尊敬できるようになったよ。無茶苦茶大変だったんじゃな、部長って」

まこ「ワシなんぞ、指導の方はコーチにほとんど丸投げしとるっちゅーのに。それ以外の仕事で手一杯じゃ」

京太郎「今年は部員も増えましたし、仕方ないですよ」

まこ「だといいんじゃが……はぁ」

咲「……」 ↓3


1:いよいよ全国大会ですね
2:私たちもいますから、一人で抱え込まないでください
3:ぶ、部長はがんばってると思います!


咲「染谷部長」

まこ「ん?」

咲「私たちもいますから、一人で抱え込まないでください」

まこ「……」

京太郎「咲の言う通りですよ、部長」

咲「私たち、右も左もわからない新入部員じゃあ、もうないんです」

京太郎「お前は右か左かをよく間違えて迷子になるけどな……」

咲「ちょっと黙ってて、京ちゃん」

京太郎「へーい」

咲「竹井先輩だって、決してひと、一人でがんばってたわけじゃなかったでしょう?」

咲「今の清澄には、副部長の和ちゃんも、京ちゃんも、優希ちゃんも数絵ちゃんも、私だっています」

咲「私たちだって、先輩になったんです。二年生なんです」

咲「先輩たちに助けてもらってばっかりだった、去年とは違います」

咲「だから……」

まこ「……おう、わかった。わかったからもういいぞ。ちょっと恥ずかしくなってきた」

咲「うっ。クサかった、ですか?///」

まこ「まあな」

京太郎「だな(俺も人のこと言えねーけど)」

咲「///」


まこ「しかしあの咲が、ここまでハッキリものを言えるようになるとはのう」

まこ「ちょっとした感激を覚えずにはいられんな」

咲「///」

京太郎(ふふ)ニヤニヤ

まこ「ありがとうな、咲。それに京太郎も」

まこ「最後の大会を前に、どうもナーバスになりすぎてたかもしれん」

京太郎「最後……」

咲「そっか、部長はこれが最後の……」

まこ「おう。個人での出場がならなかった以上、泣いても笑っても次の団体戦が、ワシの最後の部活動じゃ」

まこ「ここまで連れてきてくれてありがとう、咲。もう少しだけよろしく頼むぞ」

咲「部長……私だって、部長や竹井先輩がいなかったら……」グスッ

まこ「おいおい。まだ東京にも行っとらんのに、涙は早すぎやせんか」

咲「ご、ごめんなさい……」グス

京太郎「こいつ、最近涙腺めちゃくちゃ緩いんですよ」クツクツ

咲「誰のせいだと思ってるの、京ちゃんのバカっ」ゴシゴシ

京太郎「俺のせいなの!?」


まこ「くっくっ。見せつけてくれよるな、バカップルめ」

京太郎「ぶ、部長までそういうこと言います?」

まこ「実態を的確に述べたまでよ。まあ、部室で節度を弁えている以上、とやかくは言わんが」

咲「そ、それは一応、ケジメですから……」

まこ「ほーう、なかなか偉いのう……む、こんな時間か」

まこ「じゃ、ワシは部室に戻る。お前らもなるべく早く練習に来いよ」

咲「あ、はい」

京太郎「お疲れ様でーす」

まこ「……二人とも」

京太郎「?」

咲「?」

まこ「いい後輩を持てて、ワシは幸せもんじゃ。感謝しとるぞ」

咲「部長……」


※咲のステータスが更新されました

→まこ:私たちもいますから


京太郎「さて。軽く休憩だけしたら、俺らも後は練習あるのみだな」

咲「うんっ」


※好感度アップ判定を行います(咲の勉強(D)に依存)

00〜09 失敗
10〜49 なし
50〜99 小アップ

※ゾロ目で中アップ!

↓3コンマ


咲「あれ、この本ルビが振ってないや」

京太郎「どれ? そんな難しい字じゃねーだろ」

咲「べ、別に読めないわけじゃないですし」

京太郎「それじゃあここのこれ読んでみ、『肌理細かい』」

咲「……は、はだりさいかい」

京太郎「……」

咲「……」

京太郎「文学少女(笑)」

咲「どうせ私は国語の補習受けてるエセ文学少女ですよー!」ウワーン


□好感度に変動は起こりませんでした


【8月某日 東京 女子インターハイ会場】


優希「来たじぇ、3度目のインハイ会場!」

和「すっかり常連になったものですね、私たちも」

数絵「それだけ聞くと、なんかすごい強豪校みたいに聞こえちゃうよね」

南浦「なにしろ君らは二年連続インハイ出場だ。強豪校の自負を持つこと自体は、決して悪くないぞ」

京太郎「まあ、慢心とは程遠い連中ばっかりですからね。そのへんは心配ないでしょうよ」

咲「……お姉ちゃん、見ててね」ボソ

京太郎「……」

右2「ひゃー! すっごい人だかりですねー!」キョロキョロ

ムロ「やめとけよ右2、田舎者丸出しだぞ」

右2「なんとまあ失礼な! 私が丸出しにしてるのは……」

まこ「アホじゃのう」

京太郎「アホだけだな」

優希「アホは常に丸出しなんだよなぁ」

右2「……」イジイジ

まこ「さて。ではそろそろ、抽選会場に乗り込むぞ!」


がやがや がやがや


右2「ほえー」キョロキョロ

優希「やっぱりアホ丸出しじゃないか(呆れ)」

数絵「部長、全国の有力校の状況は……?」

まこ「おおむね、順当な結果で上がってきとる。今のところこれといったダークホースは見当たらんが……」

まこ「長野でも去年ウチと鶴賀、今年で寿台が現れておる。なんとも言えない、という現状はあるのう」

A「えーっと。事前に収集したデータでは、やっぱり大本命の白糸台ですかね」

咲「今年もチーム虎姫がレギュラーなの?」

ムロ「はい。やはり大星淡の存在が大きいみたいです」

B「西の白糸台、東の臨海という状況は今年も変わらなかったですね」

和「他の高校はどうなってますか?」

C「ん、っと。去年のベスト4は当然のごとく、全部残ってます」

京太郎「要するにそれって、清澄、白糸台、阿知賀に……」


昨年のベスト4進出校、最後の一校は? ↓3コンマ

00〜49 臨海
50〜74 有珠山
75〜99 姫松


優希「臨海女子、か」

ムロ「今年も先鋒以外はオール留学生で固めてきてますね……ぶれません、あそこは」

右2「はいはーい、質問ー!」

まこ「おう右2のアホ、どうした?」

右2「長野大会の時はウチってシードでしたけど、それってこっちでも同じなんですかー?」

和「ええ。昨年夏の決勝卓に残った4地区、などの代表は二回戦からのシードです」

数絵「ブロックは抽選だけどね」


ワーワー!!


京太郎「噂をすれば、だ。その抽選が始まったみたいぜ」

咲「……」ゴクリ


※主要校の抽選結果をコンマで決めます

まずはシード校のうち4つの位置を決定します

清澄 ↓1コンマ
白糸台 ↓2コンマ
阿知賀 ↓3コンマ
臨海 ↓4コンマ

値の小さかった順にそれぞれ、次の抽選コンマで10、30、70、90が出たものとして固定します
値が同じだった場合、上の表で名前が上にある学校の方が、大きい数値が出たものと見なします


清澄10 阿知賀30 臨海70 白糸台90 となりました
清澄と阿知賀、臨海と白糸台は準決勝で当たる可能性があります


咲「二回戦を突破さえできれば、多分」

和「準決勝は阿知賀とですね……!」

ムロ(珍しく先輩が燃えてる!)

優希「おーい一年、非シードの学校はどうなってる?」

A「あ、はい。えっと、北海道代表は有珠山高校ですね」

B「北大阪と南大阪からは、順当に千里山と姫松が勝ち上がってきました」

C「それから九州では福岡新道寺、鹿児島永水がやっぱり残ってます」

京太郎「有珠山はともかくとしても、他は聞き慣れた名前ばっかだな」

まこ「強豪は東西南北に目白押しじゃ。当たり前だが厳しさは長野の比ではないぞ」

数絵「優勝できるは、ただの一校だけですもんね」


非シードの主要校に関して抽選を行います

有珠山 ↓1コンマ
姫松 ↓2コンマ
千里山 ↓3コンマ
新道寺 ↓4コンマ
永水 ↓5コンマ

コンマ差が4以内の学校は1回戦で当たる可能性があります(シード4校を除く)
5〜19の学校同士は少なくとも2回戦まで当たりません
20〜39なら準決勝まで当たりません
40以上なら決勝まで当たりません


抽選結果

【Aブロック】
清澄10 永水11 姫松21 千里山22 新道寺29 阿知賀30

【Bブロック】
臨海70 有珠山82 白糸台90


「「「「「…………」」」」」


京太郎「……これはひどい」

咲「Aブロックが完全に死の組になってますねぇ……」

まこ「これからの組み合わせを想定すると……順当に行ったとして、こんな感じかのう?」


【一回戦(勝ち上がりは一校のみ)】
永水VSモブ 姫松VS千里山 新道寺VSモブ 有珠山VSモブ

【二回戦(二校が勝ち上がり)】
清澄VS永水 姫松or千里山VS新道寺VS阿知賀 臨海VSモブ 有珠山VS白糸台


咲「よほどのことがない限り、最初の山は永水女子だね」

京太郎「すぐ隣の山、ホント酷いことになってんな」

咲「姫松か千里山のどっちかが、絶対に初戦で消えることになるとか……」


南浦「まあ、他校のことばかり考えていても仕方ない。今日のところはやることもないし、帰ろうか」

数絵「あれ、いたんですかお爺様」

南浦「……わりと最初の方で良いこと言ったような気がするんだけどな、俺」

京太郎「あんまり思い出に残ってません」

南浦「……」イジイジ

咲(この二人、コーチをいじめてる時に限ってすごく息合ってるよね……)



まこ「ミーティングは晩飯の時に行うとしよう。それまでは各自、自由行動しとってええぞ」

右2「わーい!」

まこ「お前と咲は絶対に一人になるなよ」

右2「えー!?」

咲「私も右2ちゃんと同じくくりなんですか!?」ガーン

右2「今遠回しに宮永せんぱいにすらdisられました!」ガーン

京太郎「……」↓3


1:本当にいいんですか、部長?
2:よっしゃ、それじゃあ早速!
3:俺は宿舎に戻ろうかな……

※ゾロ目なら……?


京太郎「本当にいいんですか、部長?」

まこ「いいのか、とは?」

京太郎「せめてコーチに引率してもらって、全員で固まった方がいいんじゃないですか? なにかあった時のために」

京太郎「ほら、あんなのでも一応大人ですし」

南浦「……」←あんなの

和「私も須賀くんの意見に賛成です。特に一年生は初めて東京に来る子も多いでしょうし……」

まこ「和。和和」

和「はい?」

京太郎(字面だけ見ると謎の会話だな)

まこ「察しろ」

和「はい……?」

和「……」

和「……」

和「あっ」

まこ「な?」

京太郎「?」


優希「東京ウマいもん巡りしたいヤツこの指とーまれ!」

右2「はーい! はいはいはーい!」ピョンピョン

ムロ「先輩はそんなに東京に精通してるんですか……?」

優希「まあ二回来てるし? さっちゃーん!」

咲「え?」

優希「私は一年どもを引き連れて食べ歩きしてくるから、デートはまた今度なー!」

咲「ぶっ」

京太郎「でっ、ででででで、デートぉ!? おい優希、そりゃどういう意味で」

優希「出発しんこー!」

右2「おー!」


ダダダダダダ


京太郎「……なんだ、アレ?」

和「ちなみに私は唐突にネカフェに行きたくなったので探してきますね」

数絵「あ、えっと、じゃあ私も原村さんと……」

咲(こ、このパターンはどこかで……)


京太郎「ぶ、部長はどうするんですか?」

まこ「久が応援に来るそうなんじゃが、あいつ駅まで迎えに来いとかぬかしよる」

まこ「というわけで、あばよー」

咲「な、南浦コーチは……」

南浦「これから顧問会議があるんでね」

京太郎「ちくしょう珍しくまともな理由だ!」

南浦「君は俺をなんだと思ってるんだい?」

南浦「まあとにかく、そういうわけだから。じゃあな」

京太郎「……」

咲「……」


シーーーーーーン


京太郎「そして誰もいなくなった、か」

咲「……やっぱりこうなった」


京太郎「……」

咲「……」

京太郎「……しょうがないな。二人でどっかいくか、咲」

咲「そ、そだね。あんまり部活動中に、分別のないことしたくないけど」

京太郎「他の連中がいないんじゃ、しょうがないわな」

咲「うん、しょうがないよね」

京太郎「しょうがないしょうがない」

咲「しょうがないしょうがない」

京太郎「……」

咲「……」

京太郎「手、握るか?」

咲「ま、迷子になんかならないし」

京太郎「迷子になんてさせるかよ」

咲「……」


ギュッ


京太郎「……ぜ、絶対離さねーもん///」

咲「……えへへ///」モジモジ

京太郎「おほん。じゃ、行くか!」

咲「うん。行こっ、京ちゃん!」


東京デート編のはじまりはじまり
といったところで今夜は終了とさせていただきます

東京デートはいつかやった小ネタラッシュのように、数量無制限でデートプランを募集します
アップする好感度は採用された内容に、アップする回数は採用された数に、それぞれ依存するということで
なお内容によっては>>1の独断で採用を見送ることがあるのでご了承ください
見送りの基準としては、東京だと不可能なプランだったり、本編の時間軸から逸脱したネタだったり、まあ色々です

時間制限は一応、明日の午後六時までということで
ではよろしかったら協力してやってくださいな
おやすみなさーい

乙なのよー
昼飯は藪そばやで!

所でこれって何回提案してもええんかな?


>>609
1IDにつき1回まで、としましょう
それ以上のことは>>1もとやかくいいません
日付変わったりなんやかんやでID変わってれば、それはセーフです


たくさんのご応募ありがとーごぜーました
基本はネタ一つにつき2レス程度で処理していきます
間に選択安価も挟むのでよろしゅうよろしゅう

では始めていきましょう


京太郎「唸るほどあるな、デートプラン」

咲「え、へへ……じ、実はすごく楽しみにしてまして、はい」

咲「だって、付き合ってからデートらしいデート、まだしてなかったんだもん」

京太郎「……」ポンポン

咲「はにゃあ」ポワポワ

京太郎「楽しもうな、咲。清澄の出番までは後四日もあるんだから」

京太郎「夜は真面目に調整と研究して、昼は羽休めだ」

咲「うん……」ギュッ

京太郎「すっきりリフレッシュして、最高のコンディションで大会に送り出してやるよ」

京太郎「全部俺に任せとけってんだ」

咲「……そういうの、抜きでいいよ。私は純粋に、京ちゃんと一緒がいいんだもん」

京太郎「……そっ、か。なら、俺もそのつもりで」

咲「うん」

京太郎「よし、行くか」

咲「うんっ」


〈お昼は藪そば〉


京太郎「どれ、まずは腹ごしらえするか」

咲「見て見て京ちゃん、『かんだやぶそば』だよ!」

京太郎「ふうん、有名なの?」

咲「かの池波正太郎も愛したと言われる、創業100年を優に超える老舗ですよ、お客さん!」

京太郎「ああ。何年か前に、火事に遭ったってニュースになってたような」

咲「営業は……ちゃんとしてる! 京ちゃん、入ろ、入ろっ」ピョンピョン

京太郎「わかったから跳ねるなって……ごめんくださーい」ガラッ



京太郎「へえ……のりかけなめこにとろろ、鴨に天ぷら、月見も」

咲「結構品揃えあるね」ウキウキ

京太郎(ちょっとお高くつくけど、まあ東京ならこんなもんだろ……)

咲「なに食べよっかなー」


二人は…… ↓3

1:お揃いの品を頼む
2:別々の品を頼む

※ゾロ目が出たらやったぜ。


京太郎「すいません、せいろうそば一つ」

京太郎(これが一番安いんだもん)

店員「はい、せいろうそばお一つですね。お連れ様は?」

咲「じゃあ私も同じので」

店員「せいろうそばお二つですね? 以上でご注文よろしいでしょうか」

咲「はーい」

店員「では少々お待ち下さい」スタスタ

京太郎「……よかったのかよ、咲。こんな飾りっ気のないそばで」

咲「京ちゃん、お財布の中身気にしてたでしょ」

京太郎「うっ!? なぜそれを!?」

咲「はっはっは、わからいでか。何年京ちゃんと腐れ縁やってると思ってるのかな」

京太郎「……一応言っとくけど、別に足りないわけじゃないからな?」

京太郎(なにせ東京来る前に、貯金全部下ろしてきたからな)

咲「わかってるよ。この後のデートのためにも、節約しときたいんでしょ?」

京太郎「全部お見通し、かよ」ガク

咲「ふふ……ねえ京ちゃん。私はね、デートのお値段なんてどうでもいいんだからね?」

咲「こうやって、京ちゃんとお揃いのもの食べられると思うと……なんか、あったかくなるし」ホワホワ

京太郎「っ」ワシャワシャ

咲「ひゃあっ」

京太郎「チクショウ、ホントにいい嫁さんだよ、お前はっ」ワシャワシャ

咲「……へへ///」


△互いの夫婦度が1ずつ上がりました


〈土産と言えば芋羊羹?〉


咲「東京のお土産、なにがいいかな?」

京太郎「ちょっと早くね? 個人戦も入れれば軽く2週間はこっちにいるんだぞ?」

咲「まあまあいいからいいから」

京太郎「ったく……せめて日持ちするもんにしとけよ」

咲「芋ようかん発見!」

京太郎「言ってるそばからさっぱりもたねーもん選ぶんじゃねー!」

咲「長野に宅配で送ってもらうからいいもーん。これ、お父さんの好物なんだ」

京太郎「咲の親父さん……か」

咲「どうかした?」

京太郎「……」 ↓3


1:俺からも一箱送っとくかな
2:親父さんは、俺らのこと知ってるんだっけ?

※じゃあいつゾロ目出すのか?

コンマごと安価下にするべきなのかもしれませんが……
しゃーないからコンマだけは↓3、内容は↓4を採用しましょう


京太郎「俺からも一箱送っとくかな」

咲「え、なんで? 京ちゃんとお父さん、仲良かったっけ?」キョトン

京太郎「そんなことないけど」

咲「じゃあ余計に、なんで?」

京太郎「……ごますりだよ、言わせんな」

咲「ごますりぃ?」

京太郎「その……俺は、将来的に考え、て」

京太郎「親父さんには、でき、できれば……気に入ってもらう必要が、あるというか……」

咲「……」

咲「…………」

咲「………………」

咲「そ、そそそそそそ、それ、それって……ぴゃあっ!?///」モジモジ

京太郎「///」


△互いの夫婦度が2ずつ上がりました!


〈レッツ皇居ウォーキング〉


京太郎「皇居は一周5キロをお手軽な距離で、かつコースには信号がない」

咲「……」

京太郎「ランニングコースとして大変人気だそうな」

咲「……」

京太郎「歩道に埋め込まれてる花が、ちょうど100メートル間隔なんだってさ」

京太郎「おっ、ほんとにあったぞ。へー」

咲「……」

京太郎「高低差は30メートルほど。これまた程好い感じなわけですが」

京太郎「そんな皇居ランニングコースを、ウォーキングしてみた感想はいかかですか、姫?」

咲「ぜぇ……ぜぇ……」

京太郎「……ただ歩いてるだけだぞ?」

咲「だ、だって京ちゃん、ノンストップなん、だもん……」ゼーゼー

京太郎「やれやれ……」 ↓3


1:しょうがねーな、おんぶしてやるよ
2:しょうがねーな、だっこしてやるよ

※ゾロ目ボーナス待ったなし!


京太郎「よっこらせ」

京太郎(……やっぱ軽いな、コイツ)

咲「ごめんね、京ちゃん……?」

京太郎「ま、ある程度予測はついてたからな」

咲「うう」ガク

京太郎「……懐かしいな。中学の頃はよくこうしてたっけ」

咲「ああ。図書委員一緒にやってた時だね」

京太郎「お前背ぇ低いし、背のびもジャンプもてんでダメでさぁ」

京太郎「よく、高いところの本はこうして、おんぶしてたよな」クツクツ

咲(……今考えると、すごく大胆なことしてるな、私///)

京太郎「けっこうきつかったんだぜ、あれ」

咲「お、重いって言いたいの!?」

京太郎「いいや。お前は昔っから、バカみたいに軽いよ」

京太郎「どっか行っちまうんじゃないかって、俺が不安になるぐらいだ」

咲「きょ、京ちゃん……」ギュッ

京太郎「それにナイチチが背に当たる感覚ってのも、精神的にきつくてなぁ」シミジミ

咲「……」ギュググ

京太郎「ぐへっ!? ばっおま、クビ、首締まって、頸動脈入ってりゅぅぅぅ!!」

咲「ふんだ」プイ


△互いの悪友度が1ずつ上がりました


〈天照のお膝元〉


京太郎「げほげほ。ひでぇ目にあった」

咲「そんな強く締めてませんー」プイ

咲「ねえ京ちゃん。私それより、皇居の中も見てみたいな」

京太郎「けほ……こういうのって、事前の申し込みとかいるんじゃねーの?」

咲「確かね、手続きなしで入れる場所があるんだよ」

京太郎「どれ? ああ、この東御苑ってとこか。無料っぽいな」

咲「じゃ、ちょっといってみよっか」

京太郎「若い男女のデートコースとしてはどうなのかねぇ」

咲「文句言わないの」

京太郎「へいへい」

咲「もう……」


咲は京太郎と…… ↓3

1:手を繋いで密着する
2:ほどよい距離を保つ

※ゾロ目いいよ! こいよ!


ギュッ


京太郎「……」

咲「……」

京太郎「お、思ってたよりいい場所だな」

咲「う、うん」

京太郎「あれって、江戸城なんだっけ?」

咲「うん。旧江戸城の本丸と、二の丸と、三の丸を整備したんだって」

京太郎「……平城にはあんまりロマンを感じないよなぁ」

咲「男の子って無駄にお城好きな人いるよね」

京太郎「でっかいことはいいことだからな!」

咲「……胸も?」

京太郎「……の、ノーコメントで」

咲「京ちゃんってさ、小さいもので好きなのってないんだよね、きっと」

京太郎「ん、んなことねぇよ」


咲「どうだか。だったら具体例を一つどーぞ」

京太郎「……」

咲「ほら、言えないじゃ」

京太郎「い、今」

咲「ん?」

京太郎「今握ってる、お前のちっちゃい、手のひら、とか」

咲「……」

京太郎「……」ギュッ

咲「ん……」ギュッ

京太郎「咲の小さい手が好きだ、俺」

咲「私、私は……京ちゃんの、おっきい手が好き」

京太郎「そ、そっか///」ポリポリ

咲「うん、大好き……///」モジモジ


ギュッ


京太郎「……♪」ベタベタ

咲「……♪」イチャイチャ


△互いの恋愛度が1ずつ上がりました


〈魔王夫妻全国区進出なるか〉


京太郎「……」

咲「……」

京太郎(な、なんか熱病にかかったみたいにいちゃついちまった……)

咲(ひ、人気の少ないところだから良かったようなものの……)

京太郎(いや、人気がないからこそやばかったのか……?)

咲(もうちょっと節度弁えなきゃ……)

京太郎(清澄のみんなに迷惑かかるかも、だしな……)

咲「…………あれ?」

京太郎「どうかしたか?」

咲「あそこの制服の人たち、見覚えが」


咲が見つけた制服はどこのもの?

↓3で高校名をどうぞ
明らかに全国に出ていない学校だと>>1が判断したら安価下です

※ゾロ目さんいらっしゃい


穏乃「あーっ、咲だ!」

憧「へ? あ、ほんとだ!」

咲「穏乃ちゃん。それに、新子さんも」

京太郎(阿知賀の中堅と大将か。大将の子は去年凄かったよなぁ)マジマジ

穏乃「今年も全国で会えたねー!」

憧「和は元気にしてる? あと憧でいいわよ、私も咲って呼ぶから」

咲「あ、う、うん」

京太郎(中堅の子は新子憧さんだっけ? コミュ力あって都会っぽくて、咲とは正反対だな)

穏乃「あれ、そっちの人は?」

咲「ひゅっ」

穏乃「なんでそんな縮こまった声が」

憧「学ランってことは、清澄の人かしら」

京太郎「ああ、俺は……」 ↓3


1:ま、そのへんは察してください
2:清澄麻雀部の須賀です
3:こいつをいずれ嫁にする男です


京太郎「こいつをいずれ嫁にする男です」キリッ

咲「ホントにやった!? なんか嫌な予感したけどホントにやったよこの人!?」

穏乃「へー、彼氏いたんだ。すごいね咲、大人だね!」

憧「ヒューッ! なかなか甲斐性のある男じゃないのよ咲ー! ひゅーひゅー!」

穏乃「(なんかよくわかんないけど)ひゅーひゅー!」

咲「うっ……うう///」

京太郎「悔いはない。なんか晴々しい気分だぜ」

咲「私は全然晴々しくないよ! すっごく恥ずかしいんだけど!」

憧「ねえ馴れ初めは? 告白はどっちから? 今デート中よね? そうに決まってるわよね?」

咲「え、ちょ、ちょっと待って憧ちゃ」

憧「付き合って何カ月? キスした? その……も、もうアレとか済ませた!?///」

咲「ひゃあああああっっ!!! あ、アレってなんのことだかわらひには全然わかりませぇぇぇぇん!!///」

穏乃「憧はああいう話大好きだからなー」

京太郎「やっぱモテるのか、新子さん?」

穏乃「うん、阿知賀では宥さんの次ぐらいに」

穏乃「でも絶対に彼氏作んないんだよねー。なんでだろ?」ハテナ

京太郎「そりゃあ不思議だな……(和みたいなヤツだ)」


△互いの恋愛度が2ずつ上がりました!


〈東京ばなーな(意味深)〉


咲「あ、あれから根掘り葉掘り尋問された……」フラフラ

京太郎「すごいエネルギーだったな、新子さん」

咲「私もエネルギー消耗したよぉ……」フラフラ

京太郎「そば食ってから結構時間経ったし、なんか食うか」

咲「んー。そこの駅の売店で買えば、そのへんで座って食べられるかも」

京太郎「買い食いいいねぇ。大いによろしい。観光の醍醐味だよな」

咲「というわけで、東京ばな奈二つ!」

店員「あいよー」

京太郎「はえーよ」

咲「はい京ちゃん、お一つどうぞ」

京太郎(……なんだかんだで、俺もかなり腹減ってるな)ガブッ

京太郎「んー、こういうのは偶に食うと美味いよな」モグモグ

咲「いつだって美味しいじゃん。スイーツは女の子の必須栄養素だもんね」ング

京太郎「いつ聞いても女子の別腹理論って理解に苦しむわ」モグモグ

咲「……」クスクス

京太郎「なんだよ、なに笑ってんだ?」

咲「京ちゃんってば、ほっぺにカスタードついてるよ」

咲「ほら、動かないで……」

京太郎「えっ」


咲はおもむろに京太郎に近づき、カスタードを…… ↓3

1:指でとる
2:舐めとる
3:ティッシュで拭く

※ゾロ目ボーナスほしい? ん?


チュッ ペロ


咲「ん、おいしー」

京太郎「……」

咲「はい、とれたよ京ちゃん」

京太郎「……」

咲「京ちゃん?」

京太郎「とりあえず行くぞ、咲」

咲「へ。行くってどこに?」

京太郎「どこでもいいから」

咲「きょ、京ちゃんったら。急にどうしたの?」

京太郎「……周りから、すごい見られてる」

咲「……へ?」


ざわざわ ざわざわ ざわざわ


京太郎「特に一部男子の怨嗟の視線がキツイ。下手すると死ぬから、な?」

咲「………………ひゃ、わわわわわわ///」


京太郎「自分がなにしでかしたのか自覚なかったなお前?」

咲「ご、ごめん! だ、だって、京ちゃんのほっぺ甘そうで、おいしそうで」


ざわっ!


咲「ちちっち、違います! 京ちゃんのほっぺにくっついたクリームの間違いでした!」

咲「……そりゃあ、京ちゃんのほっぺは、ところかまわずちゅーしたくなるぐらいの感触だったけど」ボソボソ


ざわざわっ!


咲「あれ!? 声に出てた!?」

京太郎「なあお前もう喋んな、どんどん墓穴掘ってる」

咲「一部男子だけじゃなく一部女子の視線もきつくなってきました……」シクシク

京太郎「……なにがあっても、お前は俺が守るから。だから心配するなって」


ざわざわざわっ!


咲(クサイけど、悔しいことにかっこいい///)ポー

京太郎(……もしかしてこれ、俺も大概か?)


△互いの恋愛度が1ずつ上がりました


〈文学少女(笑)〉


京太郎「逃げに逃げてたらこんなとこまで来ちまった……」

咲「国会図書館だ!」キラキラ

京太郎「お前の文学少女設定、まだ生きてたの?」

咲「設定とか言わないで!?」

京太郎「国語赤点」ボソ

咲「ぐっ」

京太郎「さぁて、中入ってみるか」



咲「わぁ……」

京太郎「見渡す限りの本、本、本だな」

咲「いいにおーい」

京太郎(いや、それはどうだろう)

咲「個人じゃ本は借りられないんだよね……どれ、まずはあのあたりから」ゴトッ


咲が手に取った本のタイトルは?

↓3自由安価

※ゾロ目ボーナスの時間だああああああ


咲「『わが闘争』……?」

京太郎「ヒトラーの自伝だっけ?」

咲「うん……でも、このタイトルで和訳されてたっけなぁ?」ペラ

京太郎「結局読むのかよ。すっげーつまんなそうだけど」

咲「つまらない本なんてこの世にないんだよ、京ちゃん」ペラ

京太郎「ふうん……」


【一時間後】


咲「やっぱりドイツ軍がナンバーワン!」

京太郎「オブイェークト! T-72を崇めよ!」

咲「大正義T-72はルーデル閣下に何百対ゼロで勝ちましたか?」

京太郎「ぐぬぬ」

咲「ふふん」

京太郎「ちくしょう覚えてろてめえこの野郎」


△互いの宿敵度が1ずつ上がりました


〈井の頭公園でボートに〉


京太郎「この流れでボートに乗ってる俺らってなんなんだろうな」キーコキーコ

咲「仲が良いってことでよろしいじゃありませんか」

京太郎「自分で言うか」

咲「思ってたより綺麗な景色だねー」

京太郎「東京の池なんざ諏訪湖に較べりゃなんぼのもんじゃい、とか思ってたけど」

京太郎「なかなかどうして、風情があるなぁ」

咲「あっ、鳥がいる!」

京太郎「渡り鳥……はこの季節そんなにいないよな」

京太郎「普通にこのへんに生息してるのかな?」

咲「カモさんだねー、かわいいねー」ポワポワ

京太郎「あんまり身ぃ乗り出すなよ?」

咲「もう、子供じゃないんだから。ほら……」 ↓3


1:大人しくしてればいいんでしょ?
2:もっと乗り出したって、だいじょーぶだいじょーぶ

※やっぱりゾロ目がナンバーワン!


咲「大人しくしてればいいんでしょ?」ツン

京太郎「今さらお澄まししたって遅いっての」キーコキーコ

咲「……だって、ほんとにかわいかったんだもん」

京太郎「気持ちはわかるけどな、今俺はオール握ってるんだ」

咲「それがどうかした?」

京太郎「もしもって時に、ワンテンポ遅れちまうだろ、行動が」

咲「行動、って」

京太郎「お前が落ちでもしたら、すぐに池に飛び込まなきゃ、だからな。この運動音痴め」

咲「うっ」

京太郎「……あんまり、心配かけさすなよな?」

咲「……ごめんなさい」

京太郎「わかればよろしい」

咲「……」ニコ

京太郎「おい、顔がにやついてるぞ」

咲「へっ!? あ、いや、これはその///」

京太郎「これはその、なんだよ?」

咲「……きょ、京ちゃんが隣にいてくれる喜びというか、そういうものを噛みしめてました、はい///」

京太郎「……お、ま。よくもまあ、そんなこと恥ずかしげもなく……///」

咲「お互い様ですよーだ///」


△互いの夫婦度が1ずつ上がりました


〈砂糖はドバーで〉


京太郎「ふう……」

咲「はあ……」

京太郎(なんか気疲れしてきたな……)

咲(明日は私服で出てこよっかな……?)

京太郎(さっきの駅みたいなことになったら、面倒だしな……)

咲(それでなくても穏乃ちゃんと憧ちゃんにバレてるし……)

京太郎(ちょっと浮かれすぎてるかも、俺ら)

咲(あくまで私たち、麻雀競技の大会に来てるんだもんね)

京太郎「咲」

咲「京ちゃん」

京太郎「……」

咲「……」

京太郎「ちょっと自重するか。みんなにも、特に優希とかに、悪い気がしてきた」

咲「うん、自重しよう。私たちは清澄の代表でもあるんだから、ね?」

京太郎「お、おう! 今いいこと言ったなお前!」

咲「い、いやーそれほどでも……それじゃあ自重しつつ、次はどこ行こっか?」

京太郎「そうだなぁ……」


京太郎「……」

咲「……」

京太郎「お、おっ! あっちのあれとか面白そうじゃね?」

咲「う、うん! だいぶ人出あるけど、見に行ってみよっか」フラッ

京太郎「……人ごみ、だいじょぶか? 酔ったりしてないか?」ピトッ

咲「別に私は大丈夫……って、京ちゃん」

京太郎「あ」パッ

咲「そ、そういうのって、あんまりよくないと思うな」

咲「せ、せ、節度を弁えないと、ね?」

京太郎「……」シュン

咲「しっ、心配してくれたことは、すごく嬉しかったんだからね!?」

京太郎「そりゃ、俺はお前の彼氏なんだから、心配もするさ」

咲「京ちゃん……」キュン

京太郎「……」

咲「……」

京太郎「……」ソワソワ

咲「……」ソワソワ


咲「……京ちゃん」クイ

京太郎「ん?」

咲「や、やっぱり、人ごみに酔ったかも……」フラフラ

咲「あ、あ……あっちの、人気のないほうに、行こ?」

京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「わかった、行こうか」


シーーーーーン


京太郎「……誰もいないな」

咲「っ、京ちゃぁん」ダキッ

京太郎「咲……」ギュ

咲「ごめん、ごめんねぇ」

京太郎「わかってる。わかってるから」

咲「我慢、しようって言ったのに。我慢しよう、と、思ったのに」ギュー

咲「できない」

咲「できないよぉ」

咲「京ちゃん、京ちゃんと、もっと、ぎゅーってしてたいよぉ」

京太郎「……」ギューッ

咲「はぅ……///」スリスリ

(´・ω・`)   n
⌒`γ´⌒`ヽ( E)   壁殴り代行スタンバイokです

( .人 .人 γ /    
=(こ/こ/ `^´     
)に/こ(


京太郎「……」ポンポン

咲「んー……京ちゃんの匂い……」スリスリ

京太郎「……」ナデナデ

咲「じゅーでん。これっていわゆる、じゅーでんってやつなのかなぁ?」

京太郎「俺はお前専用の充電器か。悪くないな」

咲「他の子に接続しちゃ、ダメなんだからねぇ……?」ムギュ

京太郎「するかよ。お前こそ、俺以外の男に、充電させるなよ」

咲「しませぇん」

京太郎「……ほんとだな?」

咲「絶対絶対絶対、しません」ギュッ

京太郎「……そっか。安心した。そんなヤツが実在したら、正気でいられる自信がないからな」

咲「京ちゃん……?」

京太郎「咲……もっと効率のいい充電、したくないか?」

咲「…………どっから、するのぉ?」


京太郎「言わせんな恥ずかしい。わかってるくせに」

咲「……ん」

京太郎「要領よくなったじゃんか、咲。自分から目ぇつむるなんて」

咲「京ちゃん」

京太郎「ん?」

咲「はやく」

京太郎「なにを?」

咲「じゅーでん」

京太郎「……ん」





チュッ


「ん、む、んん。ひょ……ひゃあん」

「むっ、ぷ、ん……」

「もっ、ほぉ。もっと、ひょーひゃん……」

「……んん、むっ」

「ん……ちゅっ……ちゅ…………んん……」

「さき、さきぃ……ん、じゅっ! ぶ、んんぅ」

「んっ!」

「んはっ……はぁ……はぁ…………んくっ。はぁ……」

「んんーっ、ちゅ……んじゅるっ、ちゅる……む……んちゅ……」

「おま、ん……さ、き…………ふう」

「きょちゃ、ん、んむ……ぷはっ。きょうちゃん、きょうちゃんきょうちゃんきょうちゃぁん」

「まだ、充電、終わってない、か?」

「まだぁ。まだぜんぜん、まだだよぉ」

「……わかったよ。じゃ、次は……ここだな」

「ひ、んむっ!?」


【1時間後】


京太郎「……」

咲「……」

和「あら、須賀くんに咲さん」

数絵「お帰り、二人とも」

優希「楽しかったか、東京デートは?」ニヤニヤ

京太郎「……ああ、うん、まあ」

咲「……そ、そこそこは、楽しかったよ、ね?」

久「ふうん。そこそこねぇ」ニヤニヤ

南浦「……若さだよなぁ」シミジミ

ムロ「自分、砂糖いいすか?」

右2「遠慮するな今までの分吐け……」

優希「おいやめろ」

ABC「「「」」」ドバー

                  /  /     /
                /   .       /
              .     ./       .
                 /       / 壁殴り代行だったよ

              ______ 
 ゙"  "''"  "゙"  ゙"/::ヽ_____ ヾ"   あらゆる壁を
 ゙" ゙"  "  ゙"'' ゙" |ヽ/::         ヾ''"   殴るすごい奴だったよ
゙"  ゙'"  "゙"   ゙" .|:: |::: Kabe-naguri | ゙ "
  ゙" ゙  ゙"  ゙"''  |:: l:  Dai-Koh   |    
  ゙" ゙  ゙"  ゙"''  |:: l:          |    
 ゙"  ゙"   "゙" ゙"|: :|: Death by   |  ''゙"

゙"  ゙"  ゙""'"Wv,_|:: l:   overwork |、w"゙"

゙" ゙"''"  ".wWWlヽ::'ヽ|::::::_::_______:::.|\W/ ゙"゙''"
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京太郎「お、お前らなんなんだよその反応!」

咲「わ、私たちは糖分過多になるようなふる、振る舞いは絶賛自重中でありますー!」

京太郎「そうなんですー!」

まこ「ほう。胸を張って言えるか」

咲「言えるます!」

京太郎「ます!」

まこ「……」チラ


ギュー ベタベタ


まこ「だったらその手のつなぎ方と、身体のべたつき具合について、なんぞ釈明してみい」

京太郎「あっ」バッ

咲「ああっ!?」バッ

まこ「……まあ、ワシは別に構いやせんのだが」

まこ「ホテルまで延々それで帰ってきておいて、『私たち自重してます』っちゅーのは」

まこ「ちょーっとその危険牌は、通らないんじゃないかのう?」ニヤニヤ

京太郎「/////////」

咲「/////////」


※選択肢がなかったのでここでゾロ目ボーナス判定!
 1:20:00までにゾロ目が出たら恋愛度が3ずつアップのチャンス!
 ただし同一IDは初回で出していなければ無効です


京太郎「くそ、散々からかわれたな……」

咲「部長にまでニヤニヤされてたね……」

京太郎「あの場で俺らの味方は南浦さんぐらいだったよな……」

咲「数絵ちゃんマジ天使。和ちゃんより天使」

京太郎「……結局、自重できなかったな」

咲「……意志薄弱なのかな、私たち」

京太郎「……でも、後悔はしてないだろ?」

咲「……うん」

京太郎「咲」

咲「京ちゃん」

京太郎「……」

咲「……」




京太郎「なるべく人目につかないように、いちゃつこうなー///」ギュー

咲「うんっ、もっともっとイチャイチャしよーねー///」ギュー




通りすがりの誰かさんたち「「「「「「」」」」」」ドバー


△互いの恋愛度が3ずつ上がりました!


ついにバカップルどもが開き直りはじめたようですドバー
ちなみにですが、優希ちゃんの精神はすでに神の域に達しているのでノーダメージです
ニュー優希は伊達じゃない!

では今夜はここまでとしましょう
お付き合いいただきありがとうございましたドバー


こんばんはー
東京デートイベントはまだ半分以上残っております
が、それはトーナメントがもうちょっと進んでからということで
本日は大会の方を進めていきましょうかね

では始めまーす


咲「いよいよ1回戦開始だね」

京太郎「最初の目玉は当面の強敵、永水女子だな」

優希「システム的に、決勝まで3連戦になる可能性もあるもんなー」

まこ「それだけじゃあない。隣の山も要注目じゃぞ」

数絵「姫松対千里山……一回戦からまさかの大阪対決だね」

ムロ「前評判では千里山がわずかに優勢、みたいな空気っぽいです」

右2「それからそれから、えーすいとか、しんどーじとか、う、う……」

A「うすざん」

右2「そう、うすざん! このあたりは勝って当然みたいな感じなんですか?」

和「麻雀はなにが起こるかわかりません。無名の第三者の勝ち上がりも、当然ありえますよ」

まこ「とはいえそこらへんは、実力的には1回戦で消えるレベルじゃあないな」

まこ「どう転ぶにせよ、じゃ。試合の経過はよぉく見とけよ、お前ら!」


「「「はい!」」」


一回戦第二試合:永水(↓1コンマ)『5以上なら永水勝ち抜け』
一回戦第四試合:姫松(↓2コンマ)VS千里山(↓3コンマ+5)『数値が大きい方が勝ち抜け(同値なら両方敗退)』
一回戦第五試合:新道寺(↓4コンマ)『5以上なら新道寺勝ち抜け』
一回戦第十試合:有珠山(↓5コンマ)『16以上なら有珠山勝ち抜け』


『一回戦全試合しゅーりょー!』


京太郎「永水危なかったなオイ!」

咲「神代さんが一回も『寝』なかったね……多分、そのせいだと思う」

京太郎「っていうか、神代さん」

優希「大将、だったな」

咲「……」ゴクリ

まこ「……神代の素の実力の方は、確実に上がってるな。そして」

数絵「全国有数の名門千里山、一回戦で散る、かぁ」

優希「こういうことが起こり得るのが、トーナメント戦の怖さだじぇ……」

和「ええ。しかし新道寺と有珠山は、順当に勝ち上がったみたいです」

まこ「これで当面の敵は決まった。まずは永水と他二校のデータを、もう一度洗い直すぞ」


二回戦対戦校の強さを決めます

永水:学校基礎値=55
モブA:学校基礎値=33+「↓2コンマ÷3(端数四捨五入)」
モブB:学校基礎値=33+「↓3コンマ÷3(端数四捨五入)」

※計算の結果基礎値がゾロ目になった学校は、大将に「魔物」が配置されます


永水:学校基礎値=55【魔物】
モブA:学校基礎値=65
モブB:学校基礎値=34


まこ「永水の強さは、今さら語るまでもないが」

優希「ここにもう一つ来ちまったじぇ、名門中の名門校が!」

和「昨年のインハイでは優勝候補の一角と謳われながら、二回戦で新道寺と白糸台の前に涙をのんだ……」

京太郎「南神奈川の名門、栢山学院! 俺でも聞いたことあるぜ」

咲「ええと、もう一校は……?」

数絵「香川の琴南だって」

優希「……あんま聞いたことないな。一応二年連続出場らしいけど」

まこ「こら、相手を見くびるな! 戦力の分析に入るけぇの」


永水(基礎値55)オーダー

春:雀力B+〈????〉
水次:雀力=55+「↓2コンマ÷3(端数四捨五入)」
水中:雀力=55+「↓3コンマ÷3(端数四捨五入)」
水副:雀力=55+「↓4コンマ÷3(端数四捨五入)」
小蒔:雀力B【????】


南浦「ここの特徴は、とにかくオカルト持ちの比率が高いことだな」

京太郎(いたのか……)


※計算結果の下一桁が3以上なら【異能】持ちです


永水(基礎値55)オーダー

春:雀力B+〈????〉
水次:雀力C+【????】
水中:雀力C【????】
水副:雀力B【????】
小蒔:雀力B【????】


咲「『??』のラッシュが怖すぎる……」

京太郎「素の能力だけでも普通に強いしな……」

まこ「次は栢山学院じゃ」


栢山学院(基礎値65)オーダー

栢先:雀力=65+「↓1コンマ÷3(端数四捨五入)」
栢次:雀力=65+「↓2コンマ÷3(端数四捨五入)」
栢中:雀力=65+「↓3コンマ÷3(端数四捨五入)」
栢副:雀力=65+「↓4コンマ÷3(端数四捨五入)」
栢大:雀力=65+「↓5コンマ÷3(端数四捨五入)」


南浦「栢山はなぁ……実力はあるが、素直な打ち手が多いからな」


※計算結果が奇数のゾロ目になったら【異能】持ち
  偶数のゾロ目になったら〈スキル〉持ちです


栢山学院(基礎値65)オーダー

栢先:雀力B
栢次:雀力C+
栢中:雀力A
栢副:雀力B+
栢大:雀力B+


京太郎「うへぇ……」

咲「つ、強い……」

まこ「……まあ、全国区ともなればこのぐらいは覚悟せんとな」

和「あとは琴南ですね」


琴南(基礎値34)オーダー

琴先:雀力=34+「↓1コンマ÷3(端数四捨五入)」
琴次:雀力=34+「↓2コンマ÷3(端数四捨五入)」
琴中:雀力=34+「↓3コンマ÷3(端数四捨五入)」
琴副:雀力=34+「↓4コンマ÷3(端数四捨五入)」
琴大:雀力=34+「↓5コンマ÷3(端数四捨五入)」


南浦「油断して足下をすくわれないようにな?」


※計算結果の下一桁が3以下なら〈スキル〉持ち
  ゾロ目なら【異能】持ちです


咲「うーん……」

京太郎「まあ、こんなもん? って感じだな」

優希「まとめるとこうだじぇ!」


清澄オーダー

優希:雀力B+【青龍】
数絵:雀力B+【南風】
和:雀力A〈のどっち〉
まこ:雀力B+〈藍染〉
咲:雀力S【木花咲耶・五光】


永水オーダー

春:雀力B+〈????〉
水次:雀力C+【????】
水中:雀力C【????】
水副:雀力B【????】
小蒔:雀力B【????】


栢山学院オーダー

栢先:雀力B
栢次:雀力C+
栢中:雀力A
栢副:雀力B+
栢大:雀力B+


琴南オーダー

琴先:雀力C
琴次:雀力C+
琴中:雀力C〈????〉
琴副:雀力D
琴大:雀力E+


A(……あらためて考えてみると)

B(清澄って、ホントひどいなぁ)

C(見える……大将戦まで回せずに副将あたりで飛ぶ琴南の姿が!)


優希「さあて。それじゃあ先陣、任されてくるじぇ!」

咲「がんばって、優希ちゃん!」

京太郎「思いっきりぶっ飛ばしてこい!」

優希「……おうっ!」グッ


※団体戦のルールについては>>4でどうぞ


【インターハイ女子団体 二回戦第一試合 先鋒戦】


優希「よろしくお願いします、だじぇ!」

春「……」コクリ

優希(こいつ、去年竹井先輩とやったヤツだっけ)

優希(永水女子一年、滝見春。永水で二年連続レギュラーの実力者)

優希(……それがどうした。この一年生対決、受けて立つ!)

優希(そして、私が勝つ!)ゴッ

春「……」ポリポリ

優希(あっ、黒糖うまそ)ジュルリ


清澄(長野)    優希:雀力B+【青龍】
永水(鹿児島)   春:雀力B+〈????〉
栢山(南神奈川) 栢先:雀力B
琴南(香川)    琴先:雀力C


優希「さあ、ニュー優希ちゃんのお披露目だっ!」


優希の異能【青龍】発動!

【青龍(団体戦)】
・成績判定+35


春「……私だって、負けられない」


春のスキル〈春風駘蕩〉発動!

〈春風駘蕩(団体戦)〉
・成績判定+10
・コンマで最下位になった場合のみ、1位の者と同じ数値が出たものと見なす


優希の成績判定 ↓1コンマ
春の成績判定 ↓2コンマ
栢先の成績判定 ↓3コンマ
琴先の成績判定 ↓4コンマ


優希のコンマ31+30【+35】=96
春のコンマ70+30〈+10〉=110
栢先のコンマ95+20=115
琴先のコンマ70=70

平均値:98
優希:96→−2
春:110→+12
栢先:115→+17
琴先:70→−27

※ズレが生じた場合は四人合わせて±0になるよう、>>1が手動で修正しています


〈先鋒戦結果〉

清澄(長野)     98000
永水(鹿児島)   112000
栢山(南神奈川) 117000
琴南(香川)     73000


優希「ぐっ……」ギリッ

春(清澄にばかり、気を取られすぎた……)ポリポリ


優希「……ごめん。大口叩いときながら」ションボリ

京太郎「お疲れ、優希。タコスあるぜ」

咲「だいじょうぶ、まだまだこれからだよっ」

和「このお返しは私たちが、二倍にも三倍にもして送りつけておきますから」

優希「……ふふ。ありがとな、三人とも」グス

数絵「」ブルッ

まこ「数絵? どうかしたか?」

数絵「いえ……それでは、行ってきます」

南浦「……ふふ」

数絵(優希ちゃん、泣いてた。悔しそうだった)

数絵(これから私は優希ちゃんの、仲間のために闘える)ブルッ

数絵(それがこんな、こんなにも、喜ばしいことだったなんて!)

数絵(負けない……負けたくない!)メラメラ


【インターハイ女子団体 二回戦第一試合 次鋒戦】


清澄(長野)    数絵:雀力B+【南風】
永水(鹿児島)   水次:雀力C+【????】
栢山(南神奈川) 栢次:雀力C+
琴南(香川)    琴次:雀力C+


数絵(行きますっ!)


数絵の異能【南風】発動!

【南風(団体戦)】
・成績判定に+20


水次(……うまくできると、いいけど)


永水次鋒の異能が発動!


・成績判定に「全員のコンマの平均値÷3(端数切り捨て)」をプラス


数絵の成績判定 ↓1コンマ
水次の成績判定 ↓2コンマ
栢次の成績判定 ↓3コンマ
琴次の成績判定 ↓4コンマ


数絵のコンマ63+10【+20】=93
水次のコンマ9【+13】=22
栢次のコンマ61=61
琴次のコンマ25=25

平均値:50
数絵:93→+42
水次:22→−28
栢次:61→+11
琴次:25→−25

※ズレが生じた場合は四人合わせて±0になるよう、>>1が手動で修正しています


〈次鋒戦結果〉

清澄(長野)    140000
永水(鹿児島)    84000
栢山(南神奈川) 128000
琴南(香川)     48000


数絵「……」グッ

水次(やっぱり、先輩たちみたいには……)

数絵「ありがとう、ございました!」ペコッ


数絵「ただいま戻り……」

優希「いぇーい! 数絵ちゃんいぇーい!」ダキッ

数絵「わわわっ!?」

優希「いぇーい!!」

数絵「い、いぇーい……?」

和「」クスッ

和「それでは、次は私が行ってきます」

南浦「原村さん、十分に気をつけなさい」

和「?」

南浦「永水の中堅は、あの石戸霞さんの愛弟子だそうだ」

和「……ご忠告ありがとうございます。しかし、相手が誰であろうと自分の麻雀を貫くのみです」

南浦「そうかい」


【インターハイ女子団体 二回戦第一試合 中堅戦】


清澄(長野)    和:和:雀力A〈のどっち〉
永水(鹿児島)   水中:雀力C【????】
栢山(南神奈川) 栢中:雀力A
琴南(香川)    琴中:雀力C〈????〉


和「よろしくお願いします」ペコ

和(……確かに、強敵揃いのようですね)


和(ですが、私のなすべきことは、もとよりただ一つと決まっている……)

和(穏乃たちの待つ舞台まで……今年も、辿りついてみせます!)


和のスキル〈のどっち〉発動!

〈のどっち(団体戦)〉
・コンマが20以下なら20に、80以上なら80になる
・ただし対局相手に【異能】持ちがいる場合、人数×8だけマイナス


水中「……」ゴゴゴ

和(あら。この人、あまり卓に集中していませんね)

水中「……」ゴゴゴゴゴゴ


永水中堅の異能【天石戸・未完】発動!

【天石戸・未完(団体戦)】
・コンマの上限が85になる
・他者の成績判定からすべて−30


琴南中堅のスキル発動!

・計算終了後、1位の相手から「コンマ下一桁×1000」点奪う


和の成績判定 ↓1コンマ
水中の成績判定 ↓2コンマ
栢中の成績判定 ↓3コンマ
琴中の成績判定 ↓4コンマ


和のコンマ〈20〉+40【−30】【−8】=22
水次のコンマ75=75
栢次のコンマ89+40【−30】=99
琴次のコンマ49【−30】=19

平均値:54
数絵:22→−32
水次:75→+21
栢次:99→+45
琴次:19→−34

※ズレが生じた場合は四人合わせて±0になるよう、>>1が手動で修正しています

※琴南中堅のスキルにより琴南+9000、栢山−9000


〈中堅戦結果〉

清澄(長野)    108000
永水(鹿児島)   105000
栢山(南神奈川) 164000
琴南(香川)     23000


和「………………ありがとうございました」

大将まで回らない可能性の方が高いんだよなあ……


和「……」

京太郎「和、元気出せ。こういうことも起こるのが麻雀なんだろ?」

和「はい……」

咲「和ちゃん。まだなにも終わってなんかないよ。だから」

和「はい……」

咲「泣か、ないで……」ナデナデ

和「は、い゛っ……!」グスッ

まこ「……」

まこ「どれ、行ってくるか」

優希「部長……!」

数絵「頼みます、部長!」

まこ「任せとけ」ニヤ


【インターハイ女子団体 二回戦第一試合 副将戦】


清澄(長野)    まこ:雀力B+〈藍染〉
永水(鹿児島)   水副:雀力B【????】
栢山(南神奈川) 栢副:雀力B+
琴南(香川)    琴副:雀力D


まこ(……仇はとっちゃるけぇの!)


まこ(行くぞっ!)


まこのスキル〈藍染〉発動!

〈藍染(団体戦)〉
・成績判定+30
・ただし対局相手に雀力E以下がいる場合、−40


水副(す、凄い気迫……でも、負けないんだから!)


永水副将の【異能】発動!

・他三人のコンマの、下一桁の合計値を成績判定にプラス


まこの成績判定 ↓1コンマ
水副の成績判定 ↓2コンマ
栢副の成績判定 ↓3コンマ
琴副の成績判定 ↓4コンマ


まこのコンマ1+50〈+30〉=81
水次のコンマ94+30【+15】=137
栢次のコンマ96+50=146
琴次のコンマ58=58

平均値:106
数絵:81→−25
水次:137→+31
栢次:146→+40
琴次:58→−46

※ズレが生じた場合は四人合わせて±0になるよう、>>1が手動で修正しています


〈副将戦結果〉

清澄(長野)     83000【3位】
永水(鹿児島)   136000【2位】
栢山(南神奈川) 204000【1位】
琴南(香川)    −23000【4位】


【終局】

※清澄高校の敗退が決定しました


京太郎「……」

京太郎(部長の、最後の大会が……こんな、こんなにもあっけなく……)

まこ「……」


シーーーーーン


優希「……」

和「……」

数絵「……」

咲「……」

まこ「……」ガタ

京太郎「! ぶ、ぶちょ」



「すまんっ!!!!」



咲「え……?」

京太郎「部長、急になにを……?」


数絵「部長……」

和「や、めてください、部長っ!」グスッ

優希「そうだよ部長! 部長が、なにも部長が、謝る、っく、ことなん、て」

まこ「マイナスなのはワシら3人。だから3人とも悪い、か?」

和「そうです! というか、私のせいです! わた、しが、失点しすぎた、から……」

優希「違う! 私が、私が先鋒で勢いをつけられなかったからで」

まこ「よさんかッ!!!」

和「!」ビク

優希「うっ」ビク

まこ「団体戦の負けは、チームとしての負けじゃ。清澄麻雀部全体の負けじゃ」

まこ「……とは言っても、数絵や咲に非があるはずもない」

数絵「……」

咲「……」

まこ「しかしながら、お前ら二人のせいにもしたくない」

和「……」

優希「……」


まこ「部の負けは……部長の負けじゃ。ワシが負けたんじゃ」

まこ「傲慢なことを言ってるのはわかっとる。だが、後生じゃ。後生の頼みとして聞いてくれ」

まこ「この負けは、ワシ一人に背負わせてくれるか」


「「「「……」」」」


まこ「負けの重さは、身勝手にもワシ一人で背負わせてもらう」

まこ「だからお前たちは、負けの味だけ噛みしめろ」

まこ「噛んで噛んで、味がしなくなるまで味わいつくして」

まこ「そして、次の大会に繋げるんじゃ」


「「「「…………」」」」


まこ「返事が聞こえんぞ?」

京太郎「はい」

数絵「は、はいっ」

咲「はい……」

優希「……は、い」

和「……ぃ」

まこ「声が小さいッ!!」


「「「「「「はいっ!!」」」」」」


まこ「よろしい」ニコ

まこ「では、今この瞬間をもって、ワシは麻雀部を引退する」

まこ「みんな、今までありがとう」ペコ


「「「「……」」」


京太郎「……」

京太郎(ダメだこりゃ、どいつもこいつもまだ沈んてやがる)

京太郎(特に優希が落ち込むと、一気にウチのムードってダウンするんだよな)

京太郎(ここは俺が出しゃばっておくべきか……?)


京太郎はこの沈鬱な空気の中…… ↓3

1:率先して声を上げる
2:空気を読んで黙っている


京太郎「部長」

まこ「ん?」

咲(京ちゃん……?)

京太郎「今までお疲れ様でした。ありがとうございましたっ!!」


「「「「…………」」」」


まこ「おう。ありがとうな」ニコ

京太郎「……ほら、みんなもしゃんと声出せよ!」

京太郎「和、優希! お前らが胸張らないでどうすんだよ!」

京太郎「一年どもも声ちいせぇぞ、さっきのも全然聞こえてねぇぞ!」

京太郎「部長が部長でいるうちに、最後の挨拶だぞ! こんな終わり方でいいのかよ!!」

咲「あっ……!」

数絵「う、うん!」

ムロ「失礼しました!」

右2「ひっ、く……声出します! 右2全力で声出しまぁす!!」

和(ご、めんなさい、すが、くん……私が、やらなきゃいけないことなのに……!)

優希(ちくしょう、ちくしょう! お前に負けてられるか、京太郎!)

まこ「……」

まこ(ふふっ)


京太郎「おら行くぞ! 全員気を付け! 礼!」




「「「「「「染谷部長、お疲れさまでした!!」」」」」」




まこ「……うん。こっちこそありがとう、みんな」グス

南浦「良い後輩を持ったな、染谷さん」

まこ「ええ……まったく。まったく、もって……」


まこ「ど、れ……ちゃんと引き継ぎもせんといかんな」

和「……」

まこ「和」

和「っ」ビク

まこ「清澄の、次の部長はお前じゃ」

和「……」

まこ「頼むぞ、清澄を」

和「……」

まこ「……自信が、ないか?」

和「……」コクリ

まこ「そうか。副部長の指名は、どうする?」

和「……部長、お願い、します」

まこ「部長はもうお前じゃ」

和「……」

まこ「……はぁ。京太郎」

京太郎「! はいっ!」

まこ「副部長はお前に任せる。和をよく補佐してやってくれ」

和「……」

京太郎「……」 ↓3


1:わかりました、任せてください!
2:いえ、俺よりも○○の方が(人物名併記)
3:……俺が部長じゃ、ダメですか?


京太郎「わかりました、任せてください!」

まこ「うん、お前ならワシも安心じゃ。よろしく頼むぞ」

和「………………すか」

まこ「うん?」

和「……須賀くんが、部長じゃ、ダメなん、ですか?」

和「本当に、私なんかで、いいんでしょうか?」

京太郎「……」

優希「のど、ちゃん」

咲「和ちゃん……」

和「部長、答えてください、部長っ」

まこ「その質問に答える前に、もう一度言うておくぞ」

まこ「今の部長は、もうお前じゃ、和」

和「だから、私は……私なんかじゃ……」

まこ「そして質問への答えは」

まこ「『ワシは、お前にやってほしい』」

和「……」

まこ「これ以上は言わん。無理強いもせん。ただ、もう少し考えてはみてくれ」

和「…………はい」


ムロ「……」

A(先輩たちでも、負けるんだ……)

B(あんなに強い原村先輩でも、不安になるんだ)

C(私たち、私たちは、これから……)

京太郎「おい、一年ども」

右2「……すん」

京太郎「お前までまだ鼻鳴らしてんのかよ……」

右2「すっ、いません! もうダイジョーブです! もう完調です!」ビシッ

京太郎「いいか、お前らにとっての大会は、これからも続くんだ」

ムロ「え?」

京太郎「っていうか、もともとその予定だっただろうが」

京太郎「まだ個人戦が残ってるんだ。それの応援もお前らの立派な仕事だろ?」

京太郎「お前らはレギュラーメンバーが辛い時こそ、大きな声出さなきゃいけないんだぞ」

ムロ「!」

しかしあれかな次の団体はとりあえず衣の胸囲はなくなったし
咲を先鋒にして速い内に差を付けた方がいいのかな?


京太郎「自分たちが負けたわけでもないくせしてしょぼくれてんな!」

京太郎「まだまだこれからだぞ、全国大会は!!」

京太郎「わかったら声出せ!!!」

ムロ「すっ、すいませんでした!」

ABC「「「すいませんでした!」」」

右2「でした!」

京太郎「よろしい(別に謝らなくてもよかった気はするけど)」



京太郎「ふう」

咲「お疲れさま、京ちゃん」

京太郎「……ん」

咲「副部長さんの初仕事だったね」

京太郎「……ちょっとうざったいぐらいのを意識して喋ってたんだけど」

京太郎「あんなもんで、よかったと思うか?」

咲「……」 ↓3


1:うん。私はアレでよかったと思うよ
2:それはこれから次第だよ
3:ダメダメ。女の子にはもっと、優しく言ってあげなきゃ


咲「それはこれから次第だよ」

京太郎「……咲ってさ」

咲「ん?」

京太郎「こういう時、意外に安い気休め言わないよな」

咲「思ってること言っただけだよ」

京太郎「そういうところ、実をいうと好印象だったり」

咲「えへへ。今さら京ちゃんの好感度なんて稼ぎませんよーだ」

京太郎「ははは……」

咲「ふふ……」

京太郎「……とにかく、和のことはちょっと心配だな」

京太郎(もう宿舎に戻ってるみたいだけど)キョロキョロ

咲「……問題が麻雀の勝ち負けだけなら、和ちゃんは割り切れたと思うの」

咲「でも、部長となると……それ以外の、色んなものが、責任とかが、のしかかってきて」

京太郎「耐えられなくなるかもしれない、か」

咲「支えてあげようね、京ちゃん。私も、優希ちゃんも数絵ちゃんもいるから」

京太郎「おうっ」


△互いの仲間度が2上がりました

※二人のステータスが更新されました

京→和:心配だな
咲→和:支えてあげなきゃ


まこ「それじゃあお前ら、悪いが和を頼むぞ」

数絵「はいっ」

まこ「出来る限り、部屋から出さないようにしてくれ」

優希「がってんだ」

まこ「……じゃ、また明日な」

数絵「お休みなさい、染谷先輩」

優希「お休みなさいっ」


ガチャ


まこ「ふう……」

久「あら、お帰りなさいまこ」

まこ「お前なぁ……会場におらんと思ったら、まさかずっとここにおったのか?」

久「御想像にお任せするわよん」

まこ「ったく。なんちゅう不良OGじゃ」ブツブツ


久「……」

まこ「……」

久「……」

まこ「なんも言わんのか、久?」

久「うん。なんも言わないわ」

まこ「そうか」

久「そうね」

まこ「……」

久「……」

まこ「久」

久「なぁに?」

まこ「終わったよ」

久「うん」

まこ「終わった」

久「うん」

まこ「私の、最後の、夏が」

久「うん」

まこ「お、わっ……っく、ぅう、あ、あぁあ」

久「うん、うん」ポンポン


まこ「ご、め……泣くつも、り、なんてぇっ」

久「いいわよ、好きなだけ泣いて」

久「コーチとかに頼んで、この部屋には、絶対に下級生を近づけさせないようにしてあるから」

久「いいのよ、いくらでも泣いて。今のまこは、清澄の頼れる染谷先輩じゃないんだから」

久「ただの、染谷まこなんだから」

まこ「………………っ、あぁ、ああ、ぁう、あああああっ」

まこ「あんな、あん、な! みっともない、終わり方で、おわ、終わって、ぇ、あぁ!」

久「うん」

まこ「こうひゃ、は、いの前で、なか、んくっ! 泣かないの、で! せいっぱ、いでぇ」

久「うんうん」

まこ「ひ、久が、ひさがぁ! ひじゃの、きよすみの、部に、泥、ぬっ……塗って、ぇ、うっ、あぁぁ」

久「バカね、そんなこと気にしなくていいのに」

まこ「もっと、もっとぉ! もっど、うまく、やれ、やれたのにぃ、んぐ」

久「うんうん」

まこ「もっともっと、もっともっとも、っっとっ!!!」

まこ「あいつら、ぶ、ぁ、んんっ、あいつらと、まーじゃん……やり、だかったぁ!!」

久「……私も、おんなじ気持ちだったわよ」ナデナデ

まこ「うええ、うっ、えぇ」




「ほら、涸れ果てるまで泣いちゃいなさい。寝つくまでは、側にいたげるから」

「う、わあ、ああああああああああ、ああああああああああっ」



※まこが麻雀部を引退しました


いやー終わっちゃいましたねー
>>1も結構焦りました、かなりアセアセでした

ぶっちゃけ、システム不備のせいだと言えなくもない気がします
弱い学校が一つあると大将に回らない可能性が高いってのは問題ありですね
>>930の方がおっしゃるように咲を先鋒に回すのも手ではありますが
展開的に盛り上がりに欠けるので、それはちょっと最後の手段にしたいんですよね

……点数移動の時に×1000じゃなくて×500にするだけで、わりと解決するような気もします
まあどのみち、再検討の余地がありありということでした


こんな状況でも東京デート編は続くのでご安心ください
自然な流れでもってなだれこませる算段はついてますので
では今夜はここまで、お疲れさまでした
おやすみなさーい


新 ス レ 爆 誕
咲「安価で個人戦を」京太郎「ガンガン勝ち抜くぞー!」【10スレ目】
咲「安価で個人戦を」京太郎「ガンガン勝ち抜くぞー!」【10スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363869619/)

「個人戦を」なあたりがちょっとさびしいですが、メゲずに個人戦もがんばりましょー
新スレ移行はこっちをもうちょっと使ったらです
でははじめますねん


【宿舎 ロビー】


京太郎「それじゃあ、東京巡りは自粛するってことでいいな?」

咲「うん。なるべく和ちゃんの側にいてあげたいの」

京太郎「……俺ら、浮かれすぎてたのかもな」

京太郎「俺らの気の緩みが部全体に伝わったとか、そんな感じのアレも」

咲「……否定は、しきれないね」

京太郎「よく考えなくても、一週間もすりゃ個人戦が始まるんだ」

京太郎「それまではひたすら、宿舎にこもって練習して……」

まこ「んな無駄な気は遣わなくてよろしい」ペシッ

京太郎「うおっ」

咲「部……染谷先輩!」

まこ「やるべきことは直前の合宿でやったんじゃ。こっちでは調整以上のことはせんでもええ」

まこ「ヘタに根を詰めたりして、調子を崩されても困る」

咲「だ、だからって遊び呆けてるわけにも」

京太郎「そうですよ、和のことも考えれば……」


まこ「あのなぁ。お前らが仮に、自分のトビ終了でチームを敗退させたとして、じゃ」

まこ「そのあと四六時中、部の仲間に張り付かれて嬉しいか? 気が休まるか?」

京太郎「……」

まこ「なにかあっても、和の側には優希と数絵がおる。買い出しも1年がやってくれる」

まこ「だからお前らは好きなようにせい」

咲「いや……でも……」

まこ「……ほんに真面目なやっちゃな。だったら大義名分をくれてやろうか?」

京太郎「大義名分?」

まこ「これから清澄高校は、個人戦参加者3名のサポートに全力を尽くす」

まこ「つまりお前らと和のことじゃな」

まこ「和の面倒は、なるべく負担にならないような形でワシらが見ておく」

まこ「ほいたらお二人さん、お前らは自身のコンディション調整に全力を注げ」

咲「調整って、遊ぶことがですか……?」


まこ「メンタルケアも重要な調整の一つじゃ。ホテルに缶詰めじゃそれもままなるまい」

まこ「特に咲! お前さん、自分の調子の振れ幅は自覚しておろうな?」

咲「うっ」

まこ「お前は技術だけなら、すでに全国でも屈指の雀士なんじゃ」

まこ「だのにちょっと気にかかることがあると、すぐ『アレ』が出よる」

咲「……」

まこ「ゆえに京太郎!」

京太郎「はっ、はい! なんでしょう!?」

まこ「咲のメンタルケアをお前に一任する。二人揃って最高の精神状態で個人戦を迎えるように!」

京太郎「……わ、わかりました」

咲(……なんか、あらゆる屁理屈を駆使して丸めこまれたような気がする)

京太郎「あ、でも」

まこ「まだなんぞ文句があるのか。そんなにイチャつきたくないのかこの天邪鬼め」

京太郎「いや、そりゃあ状況が許せば、いくらでもイチャつきたいっすけど」

咲「ぶっ」


まこ「ほう」

咲「きょ、京ちゃんってば!///」

京太郎「あ……っ、い、いや、そのぉ///」

まこ「……まあ、そういうのは後で二人の時にやっとくれ。それで?」

京太郎「ご、ごほん! 清澄の敗退直後に、俺はともかく有名人の咲が遊び歩いてるとこなんて、万が一カメラにでもすっぱ抜かれたら……」

まこ「去年のインハイ二回戦」

京太郎「え?」

まこ「敗退直後の永水と宮守のメンバーが、海水浴でキャッキャウフフしてたことはあまりにも有名な逸話じゃ」

まこ「要は切り替えが重要ってことじゃ」

まこ(……あと、読者サービスもな)

京太郎「……」

咲「……」

まこ「もう反論はないか?」

京太郎「はい……」

咲「ありません……」

まこ「そんじゃま、バカップル二名様、思う存分イチャついてらっしゃいな」ニヤニヤ

京太郎「くそ、なんだこの敗北感」

咲「うぅ///」


〈突撃そこらのバカップル〉


京太郎「というわけだけど、どこ行く?」

咲「ううむ」

京太郎「……なるべく、人目の少ない静かなところがいいな」

咲「京ちゃんカメラがどうとか言ってたけど、私ってそんなに顔売れてるかな……?」

京太郎「お前に自覚がないだけだよ。考えてもみろ」

京太郎「去年のインハイ優勝校の大将で、センバツでも個人3位だぞ?」

京太郎「お前の実力がフロックでもなんでもないことは、ちょっと麻雀齧ったやつなら誰でも知ってるって」

京太郎「だからなるべく人目につかないようにだな……」

恒子「はーいそこの道行くお二人さーん! ちょっと時間をはいしゃーく!!」

京太郎「言ってる側からなんか見覚えあるのが来たぁぁぁぁっっ!!!!」

咲「あー! アナウンサーの福与さんだー!」

恒子「そういう君は長野が誇るスーパースター宮永咲! いやーこんなところで奇遇ですねお茶の間のみなさーん!」

京太郎「さては宿舎の前に張り込んでやがったなちくしょう!!」

恒子「で、そっちの男の子は? もしかして、宮永さんと彼は……?」ニヤニヤ

京太郎(お、おい咲、わかってるよな!? これ明らかに全国放送だぞ!)ヒソヒソ

咲「……」 ↓3


1:よ、嫁さん違いません///
2:ただの部活仲間ですっ
3:どうせ聞こえるなら聞かせてやるさ!

※大正義ゾロ目ボーナスあり
※シリアスなあれこれを考慮する必要は一切ございません


咲「そうだ! どうせ聞こえるなら聞かせてやるさ!」

京太郎「えっ」

恒子「えっ」

咲「京ちゃん! 好きだァー! 京ちゃん! 愛しているの! 京ちゃァーん!! 麻雀部に入る前から好きだったんだ(大ウソ)! 好きなんてもんじゃない! 京ちゃんの事はもっと知りたいの! 京ちゃんの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい! 京ちゃんに抱き締められたいんのォ! 潰れちゃうくらい抱き締められたーい!」

京太郎「」

恒子「」

咲「全国放送なんて心の叫びでかき消してやる! 京ちゃんッ! 好きなの! 京ちゃんーーーっ! 愛しているんだよ! 私のこの心のうちの叫びをきいてー! 京ちゃーん! クラスが同じになってから、京ちゃんを知ってから、私はあなたの虜になっちゃったの!」
  
京太郎「……」

恒子「少年よ」

京太郎「……なんすか」

恒子「なんていうか、ゴメン」グッ

京太郎「満面の笑みでほざいてんじゃねぇえぇぇえっっ!!!!」


△互いの夫婦度が1上がりました


〈か〜ら〜の〜?〉


??「……」ユラリ

咲「」ゾクゾクゾクゥッ!!!

京太郎「お、おい咲、急にフリーズしてどうした?」

??「……」

恒子「あ、すこやん」

京太郎「えっ!? す、すこやんってまさか!?」クルッ

咲「ひいっ!」ビク



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨



健夜「……」

京太郎「すげえ! 小鍛治永世七冠を生で見れるなんて! さ、サインくださ」

咲「京ちゃん! 近づいちゃダメッッ!!!」

京太郎「え?」

恒子「おや、すこやんの様子が……?」

健夜「……」ブツブツ




「————宇宙の寿命が今すぐ尽きればいいのに」




恒子「というわけで始まりましたインハイスペシャルエキシビションマッチIN小鍛治家ー!」ドンドンパフパフ

京太郎「どういうわけで!?」

晴絵「」カタカタ

咲「」カタカタ

京太郎「っつーかなんで赤土プロ!?」

晴絵「い、いやその、阿知賀の応援で東京まで来てたんだけどね……?」

健夜「……」ブツブツ

晴絵「……まあ、あとはよくわかんないや、あはは。ところどころ記憶に空白があって」

京太郎「もうやだ東京怖い! 俺もどうやってここまで来たのか覚えてねーし!」

晴絵「アタシだって怖いよ! っていうか小鍛治さんそのオーラ!」ハッ

京太郎(オーラってなんやねん)

晴絵「まさか高校生相手に『力』を使う気じゃないよね!?」

健夜「つかいますけど、それがなにか?」キョトン

晴絵「ぐうううっ……君たち、ここは私に任せて逃げなさい! 小鍛治さんは本気だ!」

京太郎「なにを本気でする気なの!?」ガーン

咲「」カタカタ


健夜「だいじょうぶ、きょうはいっこしか『ちから』つかわないから、ね?」クスクス

晴絵「うっ、うううっ!」ガタガタ

晴絵「そこの二人! 説明してる暇はないの、とにかく早く!」

京太郎「わ、わかりました。おい咲!」

健夜「…………」



【いいからさぁ、麻雀やろうよ】



京太郎「ッッ!!」ガク

晴絵「」ゾクッ

咲「あ、あ……」カタカタ

京太郎(ひ、膝が、うご、か……!?)ガクガク

健夜「くす。くすくすくす。ほらほらぁ。さっさと卓についてよぉ」

晴絵「は、腹くくるしかないのか……! せ、せめて未来あるこの二人だけは、私がっ!」

京太郎(……なんなんだ、この状況)

咲「」カタカタ


抜き差しならない事態に陥ったところでこのスレはここまで!
>>1は逃げるからあとよろしくだし!

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